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特開2023-70609火山周辺などの脆弱地の土木工事用特殊作業車両
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  • 特開-火山周辺などの脆弱地の土木工事用特殊作業車両 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023070609
(43)【公開日】2023-05-19
(54)【発明の名称】火山周辺などの脆弱地の土木工事用特殊作業車両
(51)【国際特許分類】
   E21C 25/60 20060101AFI20230512BHJP
   E21C 27/10 20060101ALI20230512BHJP
【FI】
E21C25/60
E21C27/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021195763
(22)【出願日】2021-11-09
(71)【出願人】
【識別番号】593143555
【氏名又は名称】原田 明久
(72)【発明者】
【氏名】原田 明久
【テーマコード(参考)】
2D065
【Fターム(参考)】
2D065CA01
2D065CA05
2D065EA22
(57)【要約】
【課題】脆弱な地質の土地や地下部分にその地質に応じ適切な作業機能を持った作業機械等を開発することである。
【解決の手段】ある程度脆弱な強度の壁面や地盤面のトンネル工事や竪穴工事においては高圧水による切断機能や、破砕粉砕機能のある装置、最後に風力や水流でも撤去排出できる装置をすべて保有している複合能力土木工事機械で効率的に工事を行うことが適切である。
その能力のある複合機を製作する。
この複合工事機械を使うことで、現場の地質状況を生かして効率的に少ない費用で目的の工事を完成できることを特徴としている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脆弱な壁面や地層の切断作業等は高圧水を噴射して行い、大きな石などは同一機械内の破砕、粉砕装置で処理し、その後は通常の運搬方法の他に風力又は水流で現場から排出撤去廃棄することも可能である。それらを1台の複合機能機械で行うことが可能な複合高性能作業機械を製作することである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は脆弱質の壁面や地盤層などにおいてトンネルや井戸を掘ったりする場合に、高圧水ノズル噴射による切断、切断済み部分の破砕や粉砕、その後の上方または後方などへの排出や移送機能をも一台で備えている土木工事用複合機械に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来は脆弱な土質の土地でも、通常のトンネル掘削装置やボーリング機器を利用して行ってきた。つまり、通常の強靭な壁面や地盤面を掘削する場合につかう掘削作業車両やボーリング機器などを使ってきた。
つまり、比較的に脆弱な壁面や、地盤面であっても、その土質、岩質に応じて、それに適した機械を使用して効率的に低コストで掘削工事などを行うことは実行されていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】なし
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまでは次のような欠点があった。
(イ)通常使われるトンネル工事用機械などは強固な壁面や地盤面の工事に適していて、脆弱な壁面や地層などには適してなくて効率的ではなかった。
(ロ)現場の状況によってはもっと小型で軽量な機械であって、カットされたものをそこで直ちに破砕粉砕して、風力や水流等で、直ちに外部に排出するほうが効率的で低コストで作業できるのでより有効である。
本発明は以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(イ)脆弱地盤や脆弱な壁面等は高圧噴射水などで切断工事を行う。
(ロ)切断したものはその場で直ちに粉砕、破砕して風力または水流等によっても工事場所から排出、除去する。
本発明は以上の構成よりなる脆弱質の地層などに対する切断、切断済み部分の破砕、その後の上方または後方などへの排出や移送機能をも持つ土木工事用複合機である。
【発明の効果】
【0006】
機器が小型化できて、現場までの作業用トンネルも小型化可能となった。
土石排出用の車両やコンベアなどもパイプ輸送などにも変更もできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】脆弱地質地の土木工事用特殊作業車両の全体図である ただし、この図は水平方向用の作業機であり下方向用は基本機能は同一であるが形状外観はこれと異なっている。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明を実施するための形態について説明する。
脆弱な壁面や、地盤面などを掘削する場合は高圧水で切断して、さらに同一機械内に設置してある破砕粉砕を行う装置を通過させて最後は風力または水流等で現場外に排出することも可能である。
本発明は以上のような構造である。
これを使用するときは複合機能を利用して、切断、破砕、粉砕、現場外への撤去作業などを同時に行うことが可能である。
【符号の説明】
【0009】
1,先端部の切削器具部分
2、風力または水流でのパイプ等による排出作業に使用される部分
図1