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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023071128
(43)【公開日】2023-05-22
(54)【発明の名称】戸当たり
(51)【国際特許分類】
   E05C 17/56 20060101AFI20230515BHJP
【FI】
E05C17/56
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021183786
(22)【出願日】2021-11-11
(31)【優先権主張番号】P 2021182913
(32)【優先日】2021-11-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000205476
【氏名又は名称】大阪金具株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】507201636
【氏名又は名称】南 卓司
(71)【出願人】
【識別番号】000113779
【氏名又は名称】マツ六株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141586
【弁理士】
【氏名又は名称】沖中 仁
(74)【代理人】
【識別番号】100102211
【弁理士】
【氏名又は名称】森 治
(72)【発明者】
【氏名】南 卓司
(72)【発明者】
【氏名】八木 健太
(57)【要約】
【課題】開扉時にあおり止め部の操作部を操作しやすい戸当たりを提供すること。
【解決手段】扉側に取り付け、マグネット部2及びあおり止め部3を配設した戸当たり本体1と、床面に取り付け、床面より突出するようにストッパ片5を揺動可能に配設したストッパ台座4とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネット部2の磁着作用によりストッパ片5を床面より突出させて戸当たり本体1に当接させ、それ以上の開扉を阻止するとともに、あおり止め部3をストッパ片5に選択的に係止できるように構成した戸当たりにおいて、あおり止め部3をストッパ片5に選択的に係止するようにするあおり止め部3の操作部32が、ストッパ片5が当接する戸当たり本体1の背面側に設けた揺動操作片32aを備えるようにする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
扉側に取り付け、マグネット部及びあおり止め部を配設した戸当たり本体と、床面に取り付け、床面より突出するようにストッパ片を揺動可能に配設したストッパ台座とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネット部の磁着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体に当接させ、それ以上の開扉を阻止するとともに、あおり止め部をストッパ片に選択的に係止できるように構成した戸当たりにおいて、前記あおり止め部をストッパ片に選択的に係止するようにするあおり止め部の操作部が、ストッパ片が当接する戸当たり本体の背面側に設けた揺動操作片を備えるようにしたことを特徴とする戸当たり。
【請求項2】
前記マグネット部及びあおり止め部を配設した戸当たり本体を、昇降機構を介して、扉側に取り付けるようにするとともに、昇降機構の調節ねじの操作部を、戸当たり本体の両側に設けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の戸当たり。
【請求項3】
前記マグネット部に2個のマグネット片を重ね合わせて配設するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の戸当たり。
【請求項4】
前記戸当たり本体を、扉の一方の表面に配設し、揺動操作片を、扉の他方の表面側から操作できるように設けるようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の戸当たり。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本発明は、戸当たりに関し、特に、あおり止め部により開扉状態を保持することができるようにした戸当たりに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、あおり止め部により開扉状態を保持することができるようにした戸当たりが提案され、実用化されている(例えば、特許文献1~2参照。)。
この戸当たりは、扉側に取り付け、マグネット部及びあおり止め部を配設した戸当たり本体と、床面に取り付け、床面より突出するようにストッパ片を揺動可能に配設したストッパ台座とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネット部の磁着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体に当接させ、それ以上の開扉を阻止するとともに、あおり止め部をストッパ片に選択的に係止できるように構成されている。
【0003】
ところで、従来の戸当たりは、あおり止め部の操作部を、ストッパ台座の上面部(特許文献1)や側面部(特許文献2)に設けるようにしているため、開扉時にあおり止め部の操作部を操作しにくいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-90162号公報
【特許文献2】特開2004-263377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の戸当たりが有する問題点に鑑み、開扉時にあおり止め部の操作部を操作しやすい戸当たりを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の戸当たりは、扉側に取り付け、マグネット部及びあおり止め部を配設した戸当たり本体と、床面に取り付け、床面より突出するようにストッパ片を揺動可能に配設したストッパ台座とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネット部の磁着作用によりストッパ片を床面より突出させて戸当たり本体に当接させ、それ以上の開扉を阻止するとともに、あおり止め部をストッパ片に選択的に係止できるように構成した戸当たりにおいて、前記あおり止め部をストッパ片に選択的に係止するようにするあおり止め部の操作部が、ストッパ片が当接する戸当たり本体の背面側に設けた揺動操作片を備えるようにしたことを特徴とする。
【0007】
この場合において、前記マグネット部及びあおり止め部を配設した戸当たり本体を、昇降機構を介して、扉側に取り付けるようにするとともに、昇降機構の調節ねじの操作部を、戸当たり本体の両側に設けるようにすることができる。
【0008】
また、前記マグネット部に2個のマグネット片を重ね合わせて配設するようにすることができる。
【0009】
また、前記戸当たり本体を、扉の一方の表面に配設し、揺動操作片を、扉の他方の表面側から操作できるように設けるようにすることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の戸当たりによれば、あおり止め部をストッパ片に選択的に係止するようにするあおり止め部の操作部が、ストッパ片が当接する戸当たり本体の背面側に設けた揺動操作片を備えるようにすることにより、開扉時にあおり止め部の操作部の揺動操作片を、扉のストッパ片を配設したストッパ台座の反対側に位置させることができ、あおり止め部の操作部の操作性を良好にすることができる。
【0011】
また、マグネット部及びあおり止め部を配設した戸当たり本体を、昇降機構を介して、扉側に取り付けるようにするとともに、昇降機構の調節ねじの操作部を、戸当たり本体の両側に設けるようにすることにより、マグネット部及びあおり止め部を配設した戸当たり本体の高さ位置の調節を行うことができるとともに、左開きの扉と右開きの扉の両方に適用することができる。
【0012】
また、前記マグネット部に2個のマグネット片を重ね合わせて配設するようにすることにより、マグネット片をマグネット部に容易に装着することができる。
【0013】
また、戸当たり本体を、扉の一方の表面に配設し、揺動操作片を、扉の他方の表面側から操作できるように設けるようにすることにより、戸当たり本体を扉の表面に配設した場合でも、開扉時にあおり止め部の操作部の揺動操作片を、扉のストッパ片を配設したストッパ台座の反対側に位置させることができ、あおり止め部の操作部の操作性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の戸当たりの第1実施例を示し、(a1)は戸当たり本体のあおり止め部の作用時の正面断面図、(a2)は同平面断面図、(b1)は戸当たり本体のあおり止め部の非作用時の正面断面図、(b2)は同平面断面図、(c1)はストッパ台座の正面断面図、(c2)は同平面図である。
図2】同戸当たりの構成部材を示し、(a1)はあおり止め本体の平面図、(a2)は同正面図、(a3)は同左側面図、(b)は揺動操作片の平面図である。
図3】本発明の戸当たりの第2実施例を示し、(a1)は戸当たり本体のあおり止め部の作用時の正面断面図、(a2)は同平面断面図、(b1)は戸当たり本体のあおり止め部の非作用時の正面断面図、(b2)は同平面断面図である。
図4】同戸当たりの昇降機構(戸当たり本体の下部構造省略)を示し、(a)は昇降機構の正面断面図、(b)は昇降機構の移動体の説明図、(c)及び(d)は昇降機構の動作状態を示す側面断面図である。
図5】同戸当たりの構成部材を示し、(a1)はあおり止め本体の正面図、(a2)は同底面図、(b1)はマグネット部の平面図、(b2)は同正面図、(b3)は同底面図、(b4)は同側面図、(b5)は(b2)のA-A断面図である。
図6】本発明の戸当たりの第3実施例を示し、(a)は正面断面図、(b)は側面図、(c)は戸当たり本体のあおり止め部の非作用時の平面断面図、(d)は戸当たり本体のあおり止め部の作用時の平面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の戸当たりの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例0016】
図1図2に、本発明の戸当たりの第1実施例を示す。
この戸当たりは、扉側に取り付け、マグネット部2及びあおり止め部3を配設した戸当たり本体1と、床面に取り付け、床面より突出するようにストッパ片5を揺動可能に配設
したストッパ台座4とからなり、開扉時に扉が設定された位置にきたときに、マグネット部2の磁着作用によりストッパ片5を床面より突出させて戸当たり本体1に当接させ、それ以上の開扉を阻止するとともに、あおり止め部3をストッパ片5に選択的に係止できるように構成した戸当たりにおいて、あおり止め部3をストッパ片5に選択的に係止するようにするあおり止め部3の操作部32が、ストッパ片5が当接する戸当たり本体1の背面側に設けた揺動操作片32aを備えるようにする。
【0017】
ここで、マグネット部2は、戸当たり本体1の本体部11に、軸21を介して、揺動可能に取り付けるようにしている。
【0018】
あおり止め部3は、あおり止め本体31と、操作部32と、あおり止め部3が作用するように、あおり止め本体31を下向きに付勢するばね33とからなり、あおり止め本体31に、ストッパ片5に係止する係止爪31aと、軸21に案内される案内溝31bと、揺動操作片32aの操作突起32bによって操作される被操作突起31cとを形成するようにしている。
【0019】
揺動操作片32aは、中心部に穴部32cを形成した板状部材からなり、穴部32cに、鋼球及びばねを含む軸受部材32dを配設し、揺動操作片32aを押圧操作することで揺動させ、あおり止め部3が作用する位置(図1(a1)及び(a2))と、作用しない位置(図1(b1)及び(b2))とに切り換えることができるようにしている。
【0020】
揺動操作片32aがあおり止め部3が作用する位置(図1(a1)及び(a2))にあるとき、あおり止め本体31の被操作突起31cが揺動操作片32aの操作突起32bによって操作されないため、あおり止め本体31はばね33によって下向きに付勢され、係止爪31aがマグネット部2の下面より突出し、ストッパ片5の突出部53に係止されるようにすることができる。
一方、揺動操作片32aがあおり止め部3が作用しない位置(図1(b1)及び(b2))にあるとき、あおり止め本体31の被操作突起31cが揺動操作片32aの操作突起32bによって操作され、あおり止め本体31はばね33の勢力に抗して上向きに移動し、係止爪31aがマグネット部2の下面より突出せず、ストッパ片5の突出部53に係止されないようにすることができる。
【0021】
ストッパ片5を、軸51を介して揺動可能に配設したストッパ台座4は、音が発生しないように合成樹脂材料で形成するようにしている。
【0022】
マグネット部2とストッパ片5とが当接する当接面、すなわち、マグネット部2の下面及びストッパ片5の上面に、摺動抵抗付与部22、52をそれぞれ設けるようにしている。
摺動抵抗付与部22、52は、扉を勢いよく開操作した場合等で開扉時の扉の移動速度が大きいと、跳ね返りによって、戸当たり本体1に当接したストッパ片5と戸当たり本体1に配設したマグネット部2との磁着作用による吸着状態が維持できなくなって両者が離脱することを防止するために、吸着状態のマグネット部2及びストッパ片5の当接面に摺動抵抗を付与し、跳返力を吸収することができるものであれば、その形状は特に限定されないが、本実施例においては、扉の移動方向と直交する方向に形成した凸条22と、この凸条22が嵌入する扉の移動方向と直交する方向に形成した凹溝52との組み合わせからなり、より具体的には、マグネット部2の下面に2本の凸条22を、ストッパ片5の上面に複数本(本実施例においては5本)の凹溝52を、それぞれ設けるようにしている。
なお、マグネット部2の下面に凹溝を、ストッパ片5の上面に凸条、それぞれ設けるようにすることもできる。
ここで、凸条22は、直径0.5~2.0mm程度の半円柱状とし、凹溝52は、凸条
22が入り込む半円柱状の窪みとするようにしている。
これにより、吸着状態のマグネット部2及びストッパ片5の当接面に付与される摺動抵抗の大きさが過大にならないようにすることができ、開扉状態の扉を閉操作する際に必要以上に大きな力を要することなく、ストッパ片5と戸当たり本体1に配設したマグネット部2との磁着作用による吸着状態を解除することができる。
【0023】
この戸当たりによれば、あおり止め部3をストッパ片5に選択的に係止するようにするあおり止め部3の操作部32が、ストッパ片5が当接する戸当たり本体1の背面側に設けた揺動操作片32aを備えるようにすることにより、開扉時にあおり止め部3の操作部32の揺動操作片32aを、扉のストッパ片5を配設したストッパ台座4の反対側に位置させることができ、あおり止め部3の操作部32の操作性を良好にすることができる。
【0024】
また、この戸当たりは、戸当たり本体1の形状をコンパクトにできるため、戸当たり本体1を、例えば、扉の底面に形成した凹状の格納部に填め込むようにして配設し、開扉時にあおり止め部3の操作部32の揺動操作片32aを扉の下方からストッパ片5を配設したストッパ台座4の反対の表面側に位置させることができ、あおり止め部3の操作部32の操作性を良好にすることができる。
【実施例0025】
図3図5に、本発明の戸当たりの第2実施例を示す。
この戸当たりは、マグネット部2及びあおり止め部3を配設した戸当たり本体1を、昇降機構6を介して、扉の下隅部分の木口(戸先側の端面)から底面に亘って形成した格納部に取り付けるようにしている。
【0026】
ここで、マグネット部2及びあおり止め部3のあおり止め本体31は、戸当たり本体1の本体部11に、軸21を介して、揺動可能に取り付けるようにしている。
【0027】
マグネット部2には、段差を設けた収納部23a、23bに、2個のマグネット片24a、24bを重ね合わせて配設するようにしている。
これにより、マグネット片24a、24bを、マグネット部2の段差を設けた収納部23a、23bに、マグネット片24a、24bの反発作用を利用して、容易かつ確実に装着することができる。
【0028】
揺動操作片32aは、中心部に穴部32cを形成した板状部材からなり、穴部32cに、鋼球及びばねを含む軸受部材32dを配設し、揺動操作片32aを押圧操作することで揺動させ、あおり止め部3が作用する位置(図3(a1)及び(a2))と、作用しない位置(図3(b1)及び(b2))とに切り換えることができるようにしている。
【0029】
揺動操作片32aがあおり止め部3が作用する位置(図3(a1)及び(a2))にあるとき、あおり止め本体31の被操作突起31cが揺動操作片32aの操作突起32bによって操作されないため、あおり止め本体31は自重によって先端の係止爪31aがマグネット部2の下面より突出し、ストッパ片5の突出部53に係止されるようにすることができる。
一方、揺動操作片32aがあおり止め部3が作用しない位置(図3(b1)及び(b2))にあるとき、あおり止め本体31の被操作突起31cが揺動操作片32aの操作突起32bによって操作され、あおり止め本体31は先端の係止爪31aが上向きに移動し、係止爪31aがマグネット部2の下面より突出せず、ストッパ片5の突出部53に係止されないようにすることができる。
ここで、マグネット部2の上方には、ストッパ片5を吸着していないマグネット部2が、水平状態を維持するようにする鋼棒等からなる磁性部材34を架設するようにしている
【0030】
昇降機構6は、戸当たり本体1の本体部11を昇降可能に収容する外ケース61と、調節ねじ62と、調節ねじ62に螺合し、調節ねじ62を操作することによって水平方向に移動する移動体63と、戸当たり本体1に取り付けられた、移動体63が嵌挿される傾斜溝64を備えた昇降体65とからなる。
そして、昇降機構6の調節ねじ62の操作部62a、62bを、外ケース61の両側に設けるようにすることにより、マグネット部2及びあおり止め部3を配設した戸当たり本体1の本体部11の高さ位置の調節を行うことができるとともに、左開きの扉と右開きの扉の両方に適用することができる。
調節ねじ62は、操作部62aを形成したねじと、操作部62bを形成した袋ナットとを、長さ調節用ピン62cを介して螺合し、ねじ緩み止め用接着剤で固定することにより、汎用部品を用いて構成するようにしている。
【0031】
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例の戸当たりと同様である。
【実施例0032】
図6に、本発明の戸当たりの第3実施例を示す。
この戸当たりは、マグネット部2及びあおり止め部3を配設した戸当たり本体1を、扉Dの一方の表面に配設し、操作部32の揺動操作片32aを、扉Dの他方の表面側から操作できるように設けるようにしている。
【0033】
ここで、マグネット部2及びあおり止め部3のあおり止め本体31は、戸当たり本体1の本体部11に、軸21を介して、揺動可能に取り付けるようにしている。
また、マグネット部2の上方には、ストッパ片5を吸着していないマグネット部2が、水平状態を維持するようにする鋼棒等からなる磁性部材35を突設するようにしている。
【0034】
操作部32の揺動操作片32aの操作突起32bを、扉Dの一方の表面に配設した戸当たり本体1のあおり止め部3のあおり止め本体31の被操作突起31cを操作できるように、長く形成するようにしている。
これにより、戸当たり本体1を扉Dの表面に配設した場合でも、開扉時にあおり止め部3の操作部32の揺動操作片32aを、扉Dのストッパ片5を配設したストッパ台座4の反対側に位置させることができ、あおり止め部3の操作部32の操作性を良好にすることができる。
【0035】
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例の戸当たり(あおり止め部3の構成及び作用は、上記第2実施例の戸当たり)と同様である。
【0036】
以上、本発明の戸当たりについて、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明の戸当たりは、開扉時にあおり止め部の操作部を操作しやすくできることから、戸当たりの用途に広く用いることができる。
【符号の説明】
【0038】
D 扉
1 戸当たり本体
11 本体部
2 マグネット部
21 軸
22 摺動抵抗付与部(凸条)
23a 収納部
23b 収納部
24a マグネット片
24b マグネット片
3 あおり止め部
31 あおり止め本体
31a 係止爪
31b 案内溝
31c 被操作突起
32 操作部
32a 揺動操作片
32b 操作突起
32c 穴部
32d 軸受部材
33 ばね
34 磁性部材
35 磁性部材
4 ストッパ台座
5 ストッパ片
52 摺動抵抗付与部(凹溝)
53 突出部
6 昇降機構
61 外ケース
62 調節ねじ
62a 操作部
62b 操作部
62c 長さ調節用ピン
63 移動体
64 傾斜溝
65 昇降体
図1
図2
図3
図4
図5
図6