(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023071167
(43)【公開日】2023-05-22
(54)【発明の名称】電子装置およびその制御方法
(51)【国際特許分類】
G01C 21/34 20060101AFI20230515BHJP
G08G 1/0969 20060101ALI20230515BHJP
【FI】
G01C21/34
G08G1/0969
【審査請求】未請求
【請求項の数】26
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022171608
(22)【出願日】2022-10-26
(31)【優先権主張番号】10-2021-0154101
(32)【優先日】2021-11-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.ZIGBEE
3.HDMI
4.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(71)【出願人】
【識別番号】500518050
【氏名又は名称】起亞株式会社
【氏名又は名称原語表記】KIA CORPORATION
【住所又は居所原語表記】12, Heolleung-ro, Seocho-gu, Seoul, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100198029
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 力
(72)【発明者】
【氏名】ウ、ジェユル
(72)【発明者】
【氏名】キム、スビン
(72)【発明者】
【氏名】ウ、スンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】アン、ロウン
【テーマコード(参考)】
2F129
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129AA03
2F129BB03
2F129CC06
2F129CC20
2F129DD02
2F129DD20
2F129DD24
2F129DD42
2F129DD44
2F129DD45
2F129DD62
2F129DD64
2F129EE02
2F129EE52
2F129EE88
2F129EE90
2F129FF02
2F129FF12
2F129FF20
2F129FF32
2F129FF41
2F129FF60
2F129FF70
2F129HH02
2F129HH12
5H181AA01
5H181BB04
5H181FF12
5H181FF22
5H181FF32
(57)【要約】 (修正有)
【課題】車両内に予め保存されたIDを内蔵した個人識別装置を所持した乗客が車両に搭乗時、予め保存された機能を自動で遂行して同乗者の便宜を図り得る車両および車両の制御方法を提供する。
【解決手段】一実施例に係る電子装置は、ディスプレイ、サーバーと通信を遂行する通信部、ユーザの入力を受信する入力部、および前記ユーザの入力または前記サーバーから受信された外部環境に基づいて室内経路または室外経路のうち最短距離で案内する経路を決定し、前記最短距離で案内する経路に基づいて出発地点から到着地点までの経路を決定し、前記決定された経路を表示するように前記ディスプレイを制御する制御部、を含むことができる。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ;
サーバーと通信を遂行する通信部;
ユーザの入力を受信する入力部;および
前記ユーザの入力または前記サーバーから受信された外部環境に基づいて室内経路または室外経路のうち最短距離で案内する経路を決定し、
前記最短距離で案内する経路に基づいて出発地点から到着地点までの経路を決定し、
前記決定された経路を表示するように前記ディスプレイを制御する制御部;を含む、電子装置。
【請求項2】
前記出発地点から到着地点までの経路は、
前記室内経路および前記室外経路を含む、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記通信部は、
前記サーバーから気象環境情報または交通環境情報のうち少なくともいずれか一つを受信する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記通信部が前記サーバーから雨天または高温環境情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定するように制御する、請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記制御部は
前記通信部が前記サーバーから交通渋滞情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定するように制御する、請求項3に記載の電子装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、
前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、
前記出発地点から室内の出口までは最短距離の経路案内情報を表示し、室外では前記室内の出口から前記到着地点までの経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、
前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、
室内の複数の出口のうち、前記到着地点まで最も近い第1出口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示し、前記出発地点から前記第1出口まで経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、
前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、
前記出発地点から室内の入口まで経路案内情報を表示し、室内では前記室内の入口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、
前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、
出発地点から室内の複数の入口のうち最も近い第1入口までの最短距離の経路案内情報を表示し、室内では前記第1入口から前記到着地点までの経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記出発地点から前記到着地点である室内の複数の入口までのすべての経路情報を獲得し、
前記獲得した複数の経路情報を比較して前記出発地点から最も近い前記第1入口までの最短距離の経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項9に記載の電子装置。
【請求項11】
前記入力部は、
前記ユーザから交通手段に関する情報の入力を受ける、請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
前記制御部は、
前記ユーザが車両を交通手段として入力した場合、
室内の入口および出口を駐車場に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項11に記載の電子装置。
【請求項13】
前記制御部は、
前記ユーザが二輪車または自転車を交通手段として入力した場合、
室内の入口および出口を室外に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御する、請求項11に記載の電子装置。
【請求項14】
ユーザから入力を受信し;
サーバーと通信を遂行し;
前記ユーザの入力または前記サーバーから受信された外部環境に基づいて室内経路または室外経路のうち最短距離で案内する経路を決定し;
前記最短距離で案内する経路に基づいて出発地点から到着地点までの経路を決定し;
前記決定された経路を表示すること;を含む、電子装置の制御方法。
【請求項15】
前記出発地点から到着地点までの経路は、
前記室内経路および前記室外経路を含む、請求項14に記載の電子装置の制御方法。
【請求項16】
前記サーバーと通信を遂行することは、
前記サーバーから気象環境情報または交通環境情報のうち少なくともいずれか一つを受信することを含む、請求項14に記載の電子装置の制御方法。
【請求項17】
前記最短距離で案内する経路を決定することは、
前記サーバーから雨天または高温環境情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定することを含む、請求項16に記載の電子装置の制御方法。
【請求項18】
前記最短距離で案内する経路を決定することは、
前記サーバーから交通渋滞情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定することを含む、請求項16に記載の電子装置の制御方法。
【請求項19】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、
前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、
前記出発地点から室内の出口までは最短距離の経路案内情報を表示し、室外では前記室内の出口から前記到着地点までの経路案内情報を表示する、請求項14に記載の電子装置の制御方法。
【請求項20】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、
前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、
室内の複数の出口のうち、前記到着地点まで最も近い第1出口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示し、前記出発地点から前記第1出口まで経路案内情報を表示する、請求項14に記載の電子装置の制御方法。
【請求項21】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、
前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、
前記出発地点から室内の入口まで経路案内情報を表示し、室内では前記室内の入口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示する、請求項14に記載の電子装置の制御方法。
【請求項22】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、
前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、
出発地点から室内の複数の入口のうち最も近い第1入口までの最短距離の経路案内情報を表示し、室内では前記第1入口から前記到着地点までの経路案内情報を表示する、請求項14に記載の電子装置の制御方法。
【請求項23】
前記出発地点から室内の複数の入口のうち最も近い第1入口までの最短距離の経路案内情報を表示することは、
前記出発地点から前記到着地点である室内の複数の入口までのすべての経路情報を獲得し;および
前記獲得した複数の経路情報を比較して前記出発地点から最も近い前記第1入口までの最短距離の案内情報を表示すること;を含む、請求項22に記載の精子装置の制御方法。
【請求項24】
前記ユーザから入力を受信することは、
前記ユーザから交通手段に関する情報の入力を受けることを含む、請求項14に記載の電子装置の制御方法。
【請求項25】
前記ユーザが車両を交通手段として入力した場合、
室内の入口および出口を駐車場に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示する、請求項24に記載の電子装置の制御方法。
【請求項26】
前記ユーザが二輪車または自転車を交通手段として入力した場合、
室内の入口および出口を室外に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示する、請求項24に記載の電子装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
開示された発明は、ユーザに経路案内を提供する電子装置およびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近デジタル技術の発達につれて、移動通信端末機、スマートフォン(smart phone)、タブレット(tablet)PC(personal computer)、ノートパソコン(notebook)、PDA(personal digital assistant)、ウェアラブル装置(wearable device)、デジタルカメラ(digital camera)またはパソコン(personal computer)などのような多様な類型の電子装置が広く使われている。
【0003】
最近では、電子装置で遂行され得る機能のうち、通話機能およびマルチメディア再生機能(例:音楽再生、動画再生)およびインターネット機能以外にも、ナビゲーション機能に対する研究開発が増加している。
【0004】
ここでのナビゲーション機能は車両においても遂行される機能であり、電子装置や車両はナビゲーション機能を遂行する時、現在位置を認識するためにグローバル位置システム(GPS:Global Positioning System)を汎用的に利用している。
【0005】
このようなナビゲーション機能に関連して、最近デリバリーサービスおよび室内空間情報に対する関心が高まるにつれて室内外統合ナビゲーションに対する需要が発生した。室内および室外での位置情報はその収集方法が異なるため、互いに異なる方式で保存されており、これに伴い、統合的なナビゲーションを構築するのに困難がある。また、室内と室外で破片化された方式でナビゲーションアルゴリズムおよびサービスが開発されたため、室内から室外あるいは室外から室内に連結されるナビゲーションサービスが提供されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
開示された発明の一側面によると、車両内に予め保存されたIDを内蔵した個人識別装置を所持した乗客が車両に搭乗時、予め保存された機能を自動で遂行して同乗者の便宜を図り得る車両および車両の制御方法を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施例に係る電子装置は、ディスプレイ;サーバーと通信を遂行する通信部;ユーザの入力を受信する入力部;および前記ユーザの入力または前記サーバーから受信された外部環境に基づいて室内経路または室外経路のうち最短距離で案内する経路を決定し、前記最短距離で案内する経路に基づいて出発地点から到着地点までの経路を決定し、前記決定された経路を表示するように前記ディスプレイを制御する制御部;を含むことができる。
【0008】
前記出発地点から到着地点までの経路は、前記室内経路および前記室外経路を含むことができる。
【0009】
前記通信部は、前記サーバーから気象環境情報または交通環境情報のうち少なくともいずれか一つを受信することができる。
【0010】
前記制御部は、前記通信部が前記サーバーから雨天または高温環境情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定するように制御することができる。
【0011】
前記制御部は、前記通信部が前記サーバーから交通渋滞情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定するように制御することができる。
【0012】
前記制御部は、前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、前記出発地点から室内の出口までは最短距離の経路案内情報を表示し、室外では前記室内の出口から前記到着地点までの経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御することができる。
【0013】
前記制御部は、前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、室内の複数の出口のうち、前記到着地点まで最も近い第1出口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示し、前記出発地点から前記第1出口まで経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御することができる。
【0014】
前記制御部は、前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、前記出発地点から室内の入口まで経路案内情報を表示し、室内では前記室内の入口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御することができる。
【0015】
前記制御部は、前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、出発地点から室内の複数の入口のうち最も近い第1入口までの最短距離の経路案内情報を表示し、室内では前記第1入口から前記到着地点までの経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御することができる。
【0016】
前記入力部は、前記ユーザから交通手段に関する情報の入力を受けることができる。
【0017】
前記制御部は、前記ユーザが車両を交通手段と入力した場合、室内の入口および出口を駐車場に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御することができる。
【0018】
前記制御部は、前記ユーザが二輪車または自転車を交通手段と入力した場合、室内の入口および出口を室外に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示するように前記ディスプレイを制御することができる。
【0019】
一実施例に係る電子装置の制御方法は、ユーザから入力を受信し;サーバーと通信を遂行し;前記ユーザの入力または前記サーバーから受信された外部環境に基づいて室内経路または室外経路のうち最短距離で案内する経路を決定し;前記最短距離で案内する経路に基づいて出発地点から到着地点までの経路を決定し;前記決定された経路を表示すること;を含むことができる。
【0020】
前記出発地点から到着地点までの経路は、前記室内経路および前記室外経路を含むことができる。
【0021】
前記サーバーと通信を遂行することは、前記サーバーから気象環境情報または交通環境情報のうち少なくともいずれか一つを受信することを含むことができる。
【0022】
前記最短距離で案内する経路を決定することは、前記サーバーから雨天または高温環境情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定することを含むことができる。
【0023】
前記最短距離で案内する経路を決定することは、前記サーバーから交通渋滞情報を受信した場合、前記最短距離で案内する経路を室外経路に設定することを含むことができる。
【0024】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、前記出発地点から室内の出口までは最短距離の経路案内情報を表示し、室外では前記室内の出口から前記到着地点までの経路案内情報を表示することができる。
【0025】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室内であり到着地点が室外である場合、前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、室内の複数の出口のうち、前記到着地点まで最も近い第1出口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示し、前記出発地点から前記第1出口まで経路案内情報を表示することができる。
【0026】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、前記最短距離で案内する経路が室内経路であれば、前記出発地点から室内の入口まで経路案内情報を表示し、室内では前記室内の入口から前記到着地点まで最短距離の経路案内情報を表示することができる。
【0027】
前記ユーザが入力したユーザの出発地点が室外であり到着地点が室内である場合、前記最短距離で案内する経路が室外経路であれば、出発地点から室内の複数の入口のうち最も近い第1入口までの最短距離の経路案内情報を表示し、室内では前記第1入口から前記到着地点までの経路案内情報を表示することができる。
【0028】
前記ユーザから入力を受信することは、前記ユーザから交通手段に関する情報の入力を受けることを含むことができる。
【0029】
前記ユーザが車両を交通手段と入力した場合、室内の入口および出口を駐車場に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示することができる。
【0030】
前記ユーザが二輪車または自転車を交通手段と入力した場合、室内の入口および出口を室外に隣接した入口および出口に設定して経路案内情報を表示することができる。
【発明の効果】
【0031】
一側面に係る電子装置およびその制御方法によると、ユーザの選択または外部環境に基づいて最短距離で案内する経路を設定することによって、ユーザに最適な道案内サービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】道案内情報を表示する多様な電子装置を示す。
【
図2】道案内サービスが提供する道案内画面を示す。
【
図3】一実施例に係る電子装置の制御ブロック図である。
【
図4】最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い決定された経路を表示する画面を示す。
【
図5】最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い決定された経路を表示する画面を示す。
【
図6】最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い決定された経路を表示する画面を示す。
【
図7】最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い決定された経路を表示する画面を示す。
【
図8】ユーザが利用中である交通手段を選択できる画面を示す。
【
図10】最短距離で案内する経路を決定する過程を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を指し示す。本明細書が実施例のすべての要素を説明するものではなく、開示された発明が属する技術分野で一般的な内容または実施例間に重複する内容は省略する。明細書で使われる「部、モジュール、部材、ブロック」という用語はソフトウェアまたはハードウェアで具現され得、実施例により複数の「部、モジュール、部材、ブロック」が一つの構成要素で具現されたり、一つの「部、モジュール、部材、ブロック」が複数の構成要素を含むことも可能である。
【0034】
明細書全体で、或る部分が他の部分と「連結」されているとする時、これは直接的に連結されている場合だけでなく、間接的に連結されている場合を含み、間接的な連結は無線通信網を通じて連結されることを含む。
【0035】
また、或る部分が何らかの構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0036】
明細書全体で、或る部材が他の部材「上に」位置しているとする時、これは或る部材が他の部材に接している場合だけでなく二つの部材の間にさらに他の部材が存在する場合も含む。
【0037】
第1、第2等の用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別するために使われるものであり、構成要素が前述された用語によって制限されるものではない。
【0038】
単数の表現は文脈上明白に例外がない限り、複数の表現を含む。
【0039】
各段階において識別符号は説明の便宜のために使われるものであり、識別符号は各段階の順序を説明するものではなく、各段階は文脈上明白に特定の順序を記載しない以上明記された順序と異なって実施され得る。
【0040】
以下、添付された図面を参照して開示された発明の作用原理および実施例について説明する。
【0041】
図1は、道案内情報を表示する多様な電子装置を示す。
【0042】
電子装置10は、ユーザが携帯可能な端末機であり得る。
【0043】
電子装置10は、車両に分離可能に装着され得る端末機であり得、車両のダッシュボードに埋め立てられて設置され得る端末機であり得る。このような電子装置10は、車両内でオーディオ、ビデオ、ナビゲーション機能を遂行するAVN(Audio Video Navigation)端末機であり得る。
【0044】
電子装置10は、ネットワークを通じて車両に接続できるコンピュータや携帯用端末機で具現され得る。
【0045】
ここで、コンピュータは、例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパソコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)、タブレットPC、スレートPCなどを含み、携帯用端末機は、例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であって、PCS(Personal Communication System)、GSM(Global System for Mobile communications)、PDC(Personal Digital Cellular)、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、IMT(International Mobile Telecommunication)-2000、CDMA(Code Division Multiple Access)-2000、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、WiBro(Wireless Broadband Internet)端末、スマートフォン(Smart Phone)などのようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置と時計、指輪、腕輪、アンクレット、ネックレス、メガネ、コンタクトレンズ、または頭着用型装置(head-mounted-device(HMD)などのようなウェアラブル装置を含むことができる。
【0046】
図1では、このうちユーザが携帯可能なスマートフォン、車両のダッシュボードに設置されたAVN端末機、その他携帯可能な電子装置10を図示する。
【0047】
このような電子装置10を通じてユーザは道案内サービスの提供を受けることができる。
【0048】
図2は、道案内サービスが提供する道案内画面を示し、
図3は、一実施例に係る電子装置の制御ブロック図である。
【0049】
一般的にナビゲーションシステムは、ユーザに目的地までの経路を提供したり特定位置に対する地図情報を提供する機能を遂行することができる。このような地図情報の提供によりユーザは目的地まで適切な経路を通じて移動することができる。
【0050】
最近では、室外から室内に、室内から室外に移動する経路に対する経路案内の需要が増加することにより、室内および室外での経路案内を同時に遂行できる経路案内サービスの必要が増加している。
【0051】
以下では、室内から室外に、室外から室内に移動する経路に対するすべての経路案内を提供する電子装置10について説明する。
【0052】
図3を参照すると、一実施例に係る電子装置10は、通信部11、入力部12、制御部13およびディスプレイ16を含むことができる。
【0053】
通信部11は、サーバー20と通信を遂行してサーバー20から外部環境に関する情報を受信することができる。また、サーバー20から受信した情報を電子装置10の制御部13に送信することができる。
【0054】
通信部11は、電子装置10の内部構成要素間の通信を可能にする一つ以上の構成要素を含むことができ、例えば近距離通信モジュール、有線通信モジュールおよび無線通信モジュールのうち少なくとも一つを含むことができる。
【0055】
近距離通信モジュールは、ブルートゥースモジュール、赤外線通信モジュール、RFID(Radio Frequency Identification)通信モジュール、WLAN(Wireless Local Access Network)通信モジュール、NFC(Near Field Communication)モジュール、ジグビー(Zigbee)通信モジュールなどの近距離で無線通信網を利用して信号を送受信する多様な近距離通信モジュールを含むことができる。
【0056】
有線通信モジュールは、カン(Controller Area Network;CAN)通信モジュール、地域通信(Local Area Network;LAN)モジュール、広域通信(Wide Area Network;WAN)モジュールまたは付加価値通信(Value Added Network;VAN)モジュールなどの多様な有線通信モジュールだけでなく、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(High Definition Multimedia Interface)、DVI(Digital Visual Interface)、RS-232(recommended standard232)、電力線通信、またはPOTS(plain old telephone service)などの多様なケーブル通信モジュールを含むことができる。
【0057】
有線通信モジュールは、LIN(Local Interconnect Network)をさらに含むことができる。
【0058】
無線通信モジュールは、ワイファイ(Wifi)モジュール、ワイヤレスブロードバンド(Wireless broadband)モジュールの他にも、GSM(global System for Mobile Communication)、CDMA(Code Division Multiple Access)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、UMTS(universal mobile telecommunications system)、TDMA(Time Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、超広帯域通信(UWB:Ultra Wide Band)モジュールなどの多様な無線通信方式を支援する無線通信モジュールを含むことができる。
【0059】
入力部12は、ユーザの入力を受信することができる。
【0060】
入力部12は、ナビゲーション機能を遂行するためのナビゲーションアプリケーションの実行命令を受信することができ、ナビゲーションの機能の実行に対応して出発地点および到着地点に関する情報を受信することができる。
【0061】
入力部12は、ユーザが室内経路または室外経路のうち最短距離の案内を所望する経路に関する情報を受信することができる。
【0062】
入力部12は、ユーザからユーザが搭乗中である交通手段に関する情報を受信することができる。例えばユーザが車両に搭乗中である場合、交通手段として車両を利用するという入力を受信することができる。
【0063】
入力部12は、ディスプレイ16に表示されたカーソルの移動命令およびアイコンやボタンの選択命令などを入力するためのジョグダイヤルまたはタッチパッドで具現され得る。
【0064】
入力部12(111)は、各種ボタンやスイッチ、ペダル(pedal)、キーボード、マウス、トラックボール(track-ball)、各種レバー(lever)、ハンドル(handle)やスティック(stick)などのようなハードウェア的な装置を含むことができる。
【0065】
また、入力部12(111)は、タッチパネル(touch panel)などのようなGUI(Graphical User interface)、すなわちソフトウェアである装置を含んでもよい。タッチパネルは、タッチスクリーンパネル(Touch Screen Panel:TSP)で具現されて表示部(112)と互いにレイヤ構造をなすことができる。
【0066】
制御部13は、入力部12が受信したユーザの入力およびサーバー20から受信された外部環境に基づいて、室内経路または室外経路のうち最短距離で案内する経路を決定することができる。
【0067】
例えば、ユーザが最短距離で案内を受けることを所望する経路を室内経路として入力した場合、制御部13はこのような入力に応じて最短距離で案内する経路を室内経路として決定することができる。
【0068】
また、サーバー20から外部環境に関する情報のうち天気に関する情報または交通状況に関連した情報を受信した場合、このような情報を反映して最短距離で案内する経路を自動で決定してもよい。これに対する詳しい内容は後述する。
【0069】
制御部13は、前記決定した最短距離で案内する経路に基づいて、ユーザが入力した出発地点から到着地点までの案内する経路を決定することができる。
【0070】
前記出発地点から到着地点までの経路は、室内経路および室外経路を含むことができる。
【0071】
すなわち、最短距離で案内する経路が室外であれば、室外の経路に対しては最短距離で案内する経路を決定し、室内の経路に対しては通常の案内経路を決定することができる。
【0072】
このように制御部13は、ユーザの入力または外部環境に基づいて決定された最短距離で案内する経路を考慮して出発地点から到着地点までユーザに案内する経路を決定することができる。
【0073】
制御部13は、前述した過程を経て決定した出発地点から到着地点までの経路を表示してユーザに提供するようにディスプレイ16を制御することができる。
【0074】
ディスプレイ16を制御してユーザが経路案内画面を見ることができ、これに伴い案内される経路に沿って到着地点まで行くことができる。
【0075】
制御部13は、最短距離で案内する経路を決定し、これに伴う経路案内を提供するためのメモリ15と、メモリ15に保存された制御プログラムおよび制御データにより制御信号を生成するプロセッサ14を含むことができる。メモリ15とプロセッサ14は一体に設けられるか、別途設けられ得る。
【0076】
メモリ15は、最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い、経路案内を提供するためのプログラムおよびデータを保存することができる。また、室内の入口/出口に関する情報を保存することができる。
【0077】
メモリ15は、データを一時的と記憶するためのSラム(Static Random Access Memory、S-RAM)、Dラム(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを含むことができる。また、メモリ15は、データを長期間保存するためのロム(Read Only Memory)、イーピーロム(Erasable Programmable Read Only Memory:EPROM)、イーイーピーロム(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory:EEPROM)等の不揮発性メモリを含むことができる。
【0078】
プロセッサ14は、各種論理回路と演算回路を含むことができ、メモリ15から提供されたプログラムによりデータを処理し、処理結果により制御信号を生成することができる。
【0079】
ディスプレイ16は、ユーザに経路案内、各種情報を入力する画面を提供することができる。
【0080】
ディスプレイ16は、制御部13により決定された経路を案内するように画面に経路案内画面を表示することができ、ユーザに出発地点、到着地点またはユーザが利用中である交通手段を入力するなどの情報を入力する画面を表示することができる。
【0081】
このような画面が提供されることにより、ユーザは経路案内に関するユーザの情報を入力部12を通じて入力することができ、これによって案内される経路の提供を受けることができる。
【0082】
ディスプレイ16は、陰極線管(Cathode Ray Tube:CRT)、デジタル光源処理(Digital Light Processing:DLP)パネル、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Penal)、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)パネル、電気発光(Electro Luminescence:EL)パネル、電気泳動ディスプレイ(Electrophoretic Display:EPD)パネル、電気変色ディスプレイ(Electrochromic Display:ECD)パネル、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)パネルまたは有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)パネルなどで設けられ得るが、これに限定されはしない。
【0083】
図3に図示された電子装置10の構成要素の性能に対応して、少なくとも一つの構成要素が追加または削除され得る。また、構成要素の相互の位置はシステムの性能または構造に対応して変更され得るということは、当該技術分野で通常の知識を有する者に容易に理解され得るであろう。
【0084】
以下では、前述した電子装置10の構成要素によって最短距離で案内する経路を決定し、これに基づいて決定された案内経路を表示する過程について詳細に説明する。
【0085】
図4~
図7は、最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い決定された経路を表示する画面を示す。
【0086】
前述したように、制御部13は、ユーザの入力およびサーバー20から受信した外部環境を考慮して最短距離で案内する経路を決定することができる。
【0087】
ユーザが最短距離の案内を所望する経路を直接入力する場合、ユーザが入力した経路を最短距離で案内するようにすることができる。ユーザが最短距離の案内を所望する経路を室内と入力した場合には室内経路を、室外と入力した場合には室外経路を最短距離で案内するようにすることができる。
【0088】
しかし、ユーザの入力以外に気象状況や交通状況を反映して最短距離で案内する経路を自動で決定してもよい。
【0089】
室外の気温が高いか、雨が多く降る場合、通常的に室外に長く留まっていることを所望しないであろうため、サーバー20から雨天または高温の環境情報を受信した場合、制御部13は最短距離で案内する経路を室外経路に決定することができる。
【0090】
また、交通量の増加で道路の渋滞が激しい場合にも、通常的に室外道路の走行を所望しないであろうため、サーバー20から交通渋滞情報を受信した場合、制御部13は最短距離で案内する経路を室外経路に決定することができる。
【0091】
このようにユーザの入力およびサーバー20から受信した外部環境を考慮して最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い、ユーザに経路案内を提供することができる。
【0092】
以下では、ユーザの出発地点および到着地点が室外および室内で異なる場合、それぞれの状況ごとに異なって案内する経路を説明する。
【0093】
図4は、ユーザが入力した出発地点が室内であり、到着地点が室外である場合を示す。
【0094】
また、ユーザの入力または外部環境により決定された最短距離で案内する経路が室内経路である場合を示す。
【0095】
まず、出発地点が室内であり到着地点が室外であるので、室内から出て行く出口を決定しなければならない。
【0096】
この場合、制御部13は、メモリ15に保存されたかサーバー20から受信した室内情報を活用して室内のユーザの位置から最も近い出口を決定することができる。
【0097】
ユーザの出発地点から最も近い出口を決定すると、制御部13は、最も近い出口までの室内経路案内を表示し、その後室外では前記出口から到着地点までの経路案内を表示するようにディスプレイ16を制御することができる。
【0098】
図4では、ユーザの出発地点から最も近い出口は「出入口2」であるので、室内では出発地点から出入口2までの経路を案内し、室外では出入口2から到着地点までの経路を案内するように制御することができる。
【0099】
これに伴い、ユーザは室内経路において最短距離の経路の案内を受けることができる。
【0100】
図5は、ユーザが入力した出発地点が室内であり、到着地点が室外である場合を示す。
【0101】
また、ユーザの入力または外部環境により決定された最短距離で案内する経路が室外経路である場合を示す。
【0102】
まず、出発地点が室内であり到着地点が室外であるので、室内から出て行く出口を決定しなければならない。
【0103】
この場合、制御部13は、メモリ15に保存されたかサーバー20から受信した室内情報を活用して室内に存在する出口を判断することができる。
【0104】
最短距離で案内する経路が室外経路であるので、制御部13は、室内に存在する出口のうち到着地点と最も近い出口を決定することができる。
【0105】
これに伴い、制御部13は、室内では出発地点で決定された出口までの室内経路案内を表示し、その後室外では前記出口から到着地点までの経路案内を表示するようにディスプレイ16を制御することができる。
【0106】
図5では、ユーザの到着地点まで最も近い出口は「出入口3」であるので、室内では出発地点から出入口3までの経路を案内し、室外では出入口3から到着地点までの経路を案内するように制御することができる。
【0107】
これに伴い、ユーザは室外経路において最短距離の経路の案内を受けることができる。
【0108】
図6は、ユーザが入力した出発地点が室外であり、到着地点が室内である場合を示す。
【0109】
また、ユーザの入力または外部環境により決定された最短距離で案内する経路が室内経路である場合を示す。
【0110】
まず出発地点が室外であり到着地点が室内であるので、室内に入る入口を決定しなければならない。
【0111】
この場合、制御部13は、メモリ15に保存されたかサーバー20から受信した室内情報を活用して室内の入口のうち到着地点まで最も近い入口を決定することができる。
【0112】
ユーザの到着地点まで最も近い入口を決定すると、制御部13は、最も近い入口までの室外経路案内を表示し、その後室内では前記入口から到着地点までの経路案内を表示するようにディスプレイ16を制御することができる。
【0113】
図6では、ユーザの到着地点までの最も近い入口は「出入口2」であるので、室外では出発地点から出入口2までの経路を案内し、室内では出入口2から到着地点までの経路を案内するように制御することができる。
【0114】
これに伴い、ユーザは室内経路において最短距離の経路の案内を受けることができる。
【0115】
図7は、ユーザが入力した出発地点が室外であり、到着地点が室内である場合を示す。
【0116】
また、ユーザの入力または外部環境により決定された最短距離で案内する経路が室外経路である場合を示す。
【0117】
まず、出発地点が室外であり到着地点が室内であるので、室内に入る入口を決定しなければならない。
【0118】
この場合、制御部13はメ、モリ15に保存されたかサーバー20から受信した室内情報を活用して室内に存在する入口を判断することができる。
【0119】
最短距離で案内する経路が室外経路であるので、制御部13は、室内に存在する入口のうち出発地点と最も近い入口を決定することができる。
【0120】
すなわち、制御部13は、出発地点から到着地点である室内に存在する複数の入口までのすべての経路情報を獲得し、獲得した複数の経路情報を比較して出発地点から最も近い入口を決定することができる。
【0121】
これに伴い、制御部13は、室外では出発地点で決定された入口までの室外経路案内を表示し、その後室内では前記入口から到着地点までの経路案内を表示するようにディスプレイ16を制御することができる。
【0122】
図7では、ユーザの出発地点から最も近い入口は「出入口3」であるので、室外では出発地点から出入口3までの経路を案内し、室内では出入口3から到着地点までの経路を案内するように制御することができる。
【0123】
これに伴い、ユーザは室外経路において最短距離の経路の案内を受けることができる。
【0124】
このように制御部13は、ユーザの入力または外部環境に基づいて最短距離で案内する経路を決定し、これに伴い、経路案内を遂行することによってユーザは最適化された経路案内の提供を受けることができる。
【0125】
図8は、ユーザが利用中である交通手段を選択できる画面を示す。
【0126】
ユーザは車両以外にも自転車、二輪車などのその他の交通手段を利用することができるので、このような交通手段を考慮して室内の出入口を異なって決定する必要がある。
【0127】
例えば、ユーザが車両を利用する場合、駐車場に車両を駐車しなければならない必要があるので、室内の出入口が駐車場と近いほどユーザに便利であり得る。
【0128】
したがって、ユーザが車両を交通手段として入力した場合、制御部13は、室内に存在する出入口のうち駐車場に隣接した出入口を決定し、これに基づいて経路案内を遂行できる。
【0129】
また、ユーザが自転車や二輪車を利用する場合、歩行者道路や自転車道路および一般道路に交通手段を駐車および停車して室内を出入りすることができる。
【0130】
したがって、ユーザが交通手段として二輪車または自転車を入力した場合、制御部13は、室内に存在する出入口のうち室外と隣接した出入口を決定し、これに基づいて経路案内を遂行できる。
【0131】
このようにユーザの交通手段の種類に応じて出入口を異なって決定して経路案内を遂行することによって、ユーザの便宜を図ることができる。
【0132】
【0133】
まず、入力部12がユーザから入力を受信し、通信部11がサーバー20と通信を遂行できる。(901)
【0134】
ここで、ユーザ入力は、出発地点、到着地点および最短距離の案内を所望する経路に関する情報であり得、ユーザが利用中である交通手段に関する情報であってもよい。
【0135】
サーバー20と通信を遂行してサーバー20から現在気象環境情報または交通環境情報のうち少なくともいずれか一つを受信することができる。
【0136】
前記受信したユーザの入力またはサーバー20から受信した外部環境情報に基づいて室内経路または室外経路のうち最短距離で案内する経路を決定することができる。(902)
【0137】
その後、前記決定した最短距離で案内する経路およびユーザから入力を受けた出発地点および到着地点を考慮してユーザに案内する経路を決定することができる。(903)
【0138】
前記決定された経路をユーザに提供するために、案内経路情報を表示するようにディスプレイ16を制御することができる。(904)
【0139】
これに伴い、ユーザは、ユーザの入力および外部環境が考慮されて最適化された経路案内の提供を受けることができる。
【0140】
図10は、制御部13が最短距離で案内する経路を決定する過程を示すフローチャートである。
【0141】
まず、ユーザから最短距離の案内を所望する経路を受信したかどうかを判断する。(1001)
【0142】
ユーザが最短距離の案内を所望する経路を室外経路と入力した場合、(1001のはい)最短距離で案内する経路を室外経路に決定することができる。(1004)
【0143】
ユーザが最短距離の案内を所望する経路を室内経路と入力した場合、(1001のいいえ)サーバー20から受信した外部環境情報を判断する。(1002)
【0144】
サーバー20から雨天または高温の環境情報を受信したか、交通渋滞情報を受信した場合、(1002のはい)ユーザは室外に長く留まっていることを好まないであろうため、最短距離で案内する経路を室外経路に決定することができる。(1004)
【0145】
サーバー20から雨天または高温の環境情報および交通渋滞情報を受信しなかった場合、(1002のいいえ)最短距離で案内する経路を室内経路に決定することができる。
【0146】
このような過程によって、ユーザは自身の選好度による入力および外部環境が考慮されて最適化された経路案内の提供を受けることができる。
【0147】
以上、添付された図面を参照して開示された実施例を説明した。本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更せずとも開示された実施例と異なる形態で本発明が実施され得ることが理解できるであろう。開示された実施例は例示的なものであり、限定的に解釈されてはならない。
【符号の説明】
【0148】
10:電子装置
11:通信部
12:入力部
13:制御部
14:プロセッサ
15:メモリ
16:ディスプレイ
20:サーバー