(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023071184
(43)【公開日】2023-05-23
(54)【発明の名称】オンライン店舗の支援装置、支援方法及び支援プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230516BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021181976
(22)【出願日】2021-11-08
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-05-15
(71)【出願人】
【識別番号】320005501
【氏名又は名称】株式会社電通
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【弁理士】
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100174528
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 晋朗
(72)【発明者】
【氏名】宮前 政志
(72)【発明者】
【氏名】関 智一
(72)【発明者】
【氏名】坂井 菜摘
(72)【発明者】
【氏名】坂下 義明
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等の向上に寄与することができるオンライン店舗の支援装置、支援方法及び支援プログラムを提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係るオンライン店舗の支援装置は、オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、を有することを特徴とする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、
を有することを特徴とするオンライン店舗の支援装置。
【請求項2】
前記設定部は、前記特定新規店舗群の開設時期/選出時期に区分けして、前記開設時期/選出時期毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項3】
前記設定部は、前記開設時期/選出時期が異なる複数の同期コミュニティ店舗群同士を先輩後輩コミュニティ店舗群として設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項4】
前記受付部は、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出部は、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項5】
前記選出部は、前記ビジネス情報に加えて、これから選出する前記特定新規店舗群より前に選出済みの既存の前記特定新規店舗群によって重み付けされた評価情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出する、
ことを特徴とする請求項4に記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項6】
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗のうち、前記特定新規店舗群として選出された前記オンライン店舗に対して、前記オンライン店舗における前記ビジネス情報の提示態様、前記オンライン店舗の運営態様、前記オンライン店舗の運営にかかる法的問題に関する情報をアドバイスとして提供する提供部をさらに有する、
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項7】
特定の開設時期/選出時期における同期コミュニティ店舗群をプロモーションし、前記同期コミュニティ店舗群にかかるイベントを企画し、前記同期コミュニティ店舗群のブランドコミュニティを構築するイベントPR部をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項8】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
を有することを特徴とするオンライン店舗の支援方法。
【請求項9】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするオンライン店舗の支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、オンライン店舗の支援装置、支援方法及び支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、複数の店舗からなるEC(Electronic Commerce)サイトにおいて消費者による購買商品の決定を支援する、電子商取引における購買支援システムが記載されている。
【0003】
特許文献1の購買支援システムは、要求解析手段と、商品判定手段と、店舗特定手段と、要求記述送信手段と、回答手段とを有している。要求解析手段は、消費者の要求を自然言語で記述した要求記述を解析しこの要求記述のキーワードとなる語の集合である要求用語群を生成する。商品判定手段は、EC店舗で販売される商品毎の説明の記述のキーワードとなる商品用語群と要求用語群の一致性に基づいてEC店舗で販売される商品の中から消費者の要求に合致する商品を選択する。店舗特定手段は、商品判定結果に含まれる商品を販売するEC店舗の中から要求記述に対する回答である店舗回答文書を作成する1または2以上の回答EC店舗を選択する。要求記述送信手段は、回答EC店舗の店舗端末に要求記述を送信する。回答手段は、店舗端末から受信した店舗回答文書を取りまとめて回答データを生成し、この回答データを消費者が使用する消費者端末に送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年では、ソーシャルメディアやスマートフォン等の普及に伴って、オンライン店舗の市場規模が大きくなっており、また、オンライン店舗の開設にかかる障壁(敷居)も低くなっている。しかし、その一方で、開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等が低くなる傾向が高まっている。例えば、折角ユニークな着眼に基づいてオンライン店舗を開設したにもかかわらず、オンライン店舗の経営に当たってのテクニックや商材毎の知見等が足りないために、新規顧客を獲得できず、獲得できた場合であってもリピート顧客にすることができない結果、短期間でオンライン店舗を閉鎖せざるを得ないケースがある。
【0006】
そこで本開示は、開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等の向上に寄与することができるオンライン店舗の支援装置、支援方法及び支援プログラムを提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係るオンライン店舗の支援装置は、オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等の向上に寄与することができるオンライン店舗の支援装置、支援方法及び支援プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】オンライン店舗の支援システムの概略構成の一例を示す図である。
【
図2】従来のオンライン店舗の技術課題を示す概念図である。
【
図3】オンライン店舗の支援装置の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
【
図4】オンライン店舗の開設申請の一例を示す概念図である。
【
図5】特定新規店舗群の選出の一例を示す概念図である。
【
図6】開設時期/選出時期毎の特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する場合の一例を示す図である。
【
図7】開設時期/選出時期が異なる複数の同期コミュニティ店舗群同士を先輩後輩コミュニティ店舗群として設定する場合の一例を示す図である。
【
図8】業種毎の特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する場合の一例を示す図である。
【
図9】提供部が提供するオンライン店舗についてのアドバイスの一例を示す概念図である。
【
図10】イベントPR部によるプロモーション、イベント企画、ブランドコミュニティ構築の一例を示す概念図である。
【
図11】ユーザ端末及び支援装置の機能構成の一例を示す図である。
【
図12】ユーザ端末及び支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
図1は、オンライン店舗の支援システム1の概略構成の一例を示す図である。
【0012】
図1に示すように、オンライン店舗の支援システム1は、ユーザ端末10と、オンライン店舗の支援装置20と、ユーザ端末10とオンライン店舗の支援装置20とを接続するネットワーク30とを有している。以下では、「オンライン店舗の支援システム1」を単に「支援システム1」と呼び、「オンライン店舗の支援装置20」を単に「支援装置20」と呼ぶことがある。
【0013】
「支援システム1」と「支援装置20」は、互いに読み替えられてもよい(両者を同義としてもよい)。支援システム1は、ユーザ端末10と支援装置20を含んだ構成として捉えてもよいし、ユーザ端末10を含まず支援装置20だけを含んだ構成として捉えてもよい。つまり、支援システム1(支援装置20)において、ユーザ端末10は必須の構成要件ではない。
【0014】
一実施形態に係るオンライン店舗の支援方法及び支援プログラムは、支援システム1(支援装置20)に含まれるコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)に各種の処理ステップを実行させることによって実現される。
【0015】
図1では、ユーザ端末10として、ユーザ端末10-1、10-2、・・・、10-N(Nは自然数)を描いている。ユーザ端末10の数には自由度があり、種々の設計変更が可能である。
図1では、支援装置20を単一構成として簡略化して描いている。しかし、実際には、ハードウェア構成としても、ソフトウェア構成としても、支援装置20は、
図1に描いたよりも複雑な構成を有していてもよい。詳細については後述するが、例えば、支援装置20は、複数のサーバやデータベース等を含んで構成されていてもよい。
【0016】
ユーザ端末10は、例えば、PC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの各種装置である。つまり、本明細書におけるユーザ端末10は、支援装置20との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスである。ユーザ端末10は、例えば、有線及び/又は無線(例えば、Long Term Evolution(LTE)、5th Generation New Radio(5G NR)、Wi-Fi(登録商標)など)を介して、ネットワーク(インターネットなど)と通信してもよい。ユーザ端末10は、ユーザの操作により、ブラウザ及びその他の各種のアプリケーションを実行する。支援装置20は、ユーザ端末10との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスであればよく、デバイス、回路などで読み替えられてもよい。
【0017】
ユーザ端末10は、ネットワーク30を介した支援装置20との通信により、オンライン店舗の開設、運営、閉鎖等に関する各種の操作を実行する。支援装置20は、オンライン店舗の開設、運営、閉鎖等に関するEC(Electronic Commerce)プラットフォームを提供しており、このECプラットフォームをユーザ端末10が利用できるようになっている。支援装置20は、自身が提供するECプラットフォームを利用してユーザ端末10が開設したオンライン店舗を制御(監視や利便性の提供等を含む)する。
【0018】
本明細書において、
図1におけるユーザ端末10-1、10-2、・・・、10-Nの利用者は、それぞれ、支援装置20が提供するECプラットフォームを利用したオンライン店舗のオーナー又はオーナーとなるべく開設申請を行う者であるものとして説明する。
【0019】
支援装置20が提供するECプラットフォームにかかるビジネスモデルの態様には自由度があり、種々の設計変更が可能であるが、例えば、以下の態様が可能である。すなわち、ECプラットフォームを利用したオンライン店舗の開設時に所定の開設手数料を支払い、オンライン店舗の開設後には、所定期間(例えば一カ月)におけるオンライン店舗の売上高の一部(例えば数%)を支払ってもよい。あるいは、オンライン店舗の開設手数料を省略してもよいし、所定期間におけるオンライン店舗の売上高に応じてその支払率(パーセンテージ)を変動させてもよい。
【0020】
ところで、近年では、ソーシャルメディアやスマートフォン等の普及に伴って、オンライン店舗の市場規模が大きくなっており、また、オンライン店舗の開設にかかる障壁(敷居)も低くなっている。しかし、その一方で、開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等が低くなる傾向が高まっている。例えば、折角ユニークな着眼に基づいてオンライン店舗を開設したにもかかわらず、オンライン店舗の経営に当たってのテクニックや商材毎の知見等が足りないために、新規顧客を獲得できず、獲得できた場合であってもリピート顧客にすることができない結果、短期間でオンライン店舗を閉鎖せざるを得ないケースがある。
【0021】
図2は、従来のオンライン店舗の技術課題を示す概念図である。
図2に示すように、ユーザ端末の利用者は、メールアドレス、URL登録などの個人情報を入力してオンライン店舗を開設することができる。しかし、オンライン店舗を新規開設しても、当初期待していた購買層に対して、新規購買層を獲得できず、獲得できた新規購買層をリピート購買層にすることができないケースが多くなっている。
【0022】
そこで、本発明者は、開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等の向上に寄与するべく、オンライン店舗の支援装置20の構成及び動作に各種の工夫を施している。以下、その具体的態様について詳細に説明する。
【0023】
図3は、オンライン店舗の支援装置20の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。支援装置20は、受付部21と、選出部22と、設定部23と、提供部24と、イベントPR部25とを有している。
【0024】
受付部21は、ユーザ端末10からのオンライン店舗の開設申請を受け付ける。
図4は、オンライン店舗の開設申請の一例を示す概念図である。
図4に示すように、オンライン店舗の開設申請に当たり、メールアドレス、URL登録などの個人情報を入力する。また、オンライン店舗の開設申請とともに、オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を入力する(受け付ける)。ここで、「商品/役務」は、「商品及び/又は役務」、「商品と役務の少なくとも一方」を意味する。また、「商品/役務」は、有形のものと無形のものを問わず、あらゆる「商品/役務」を含んでいる。例えば、有形の商品は説明するまでもないが、無形の商品として、インターネット上で取り引きされる各種の送品(例えばゲームのキャラクター、コンサルティングサービス、デザイン、コーディング等)が挙げられる。
図4の例では、オンライン店舗で取り扱う商品/役務の分類として、食品、インテリア、エンタメ、コスメ、家電、スポーツ、ファッション、スマホ、レジャーの中から選択する形式になっているが、商品/役務をテキスト形式で自由入力することも可能である。また、自由入力形式のビジネス情報として、例えば、ブランドの名称、コンセプト、商品カテゴリー、商品名、写真、説明文情報、サービスの名称、サービスの説明文などを入力してエントリーする。この自由入力形式のビジネス情報は、オンライン店舗のオーナーが最も思いを込める部分であり、商品の品質/役務の質の他の部分において、オンライン店舗の成否を決める重要なファクター(肝)である。別言すると、上記の自由入力形式のビジネス情報は、オンライン店舗の商品/役務を顧客に購買して貰うための心証を与えるインパクトや佇まいを具備していることが好ましい。
【0025】
選出部22は、受付部21が開設申請を受け付けたオンライン店舗の中から特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出する。より具体的に、選出部22は、受付部21が受け付けたビジネス情報に基づいて、受付部21が開設申請を受け付けたオンライン店舗の中から特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出する。選出部22は、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出する際に、複数段階の序列(レベル分け)を付与してもよい。例えば、選出部22は、序列(レベル)が高い方から順に、三つ星(★★★)の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)、二つ星(★★)の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)、一つ星(★)の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出してもよい。
【0026】
オンライン店舗の開設にかかる障壁(敷居)が低くなっている背景から、受付部21が開設申請を受け付けたオンライン店舗の中には、ビジネスの狙いや具体性が明確化された「真剣層」と、ビジネスの狙いや具体性が明確化されていない「とりあえず層」とが混在している。オンライン店舗の開設は新しくビジネスを始めるタイミングであり、真剣層ととりあえず層を選別しながら、真剣層(見込みのある層)に絞って本気を引き出す仕組みを構築する。
【0027】
本実施形態では、オンライン店舗の開設申請とともに入力された、オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報(例えば、ブランドの名称、コンセプト、商品カテゴリー、商品名、写真、説明文情報、サービスの名称、サービスの説明文など)を自動解析して、既存の人気オンライン店舗のビジネス情報等に基づく所定の基準を満足しているか否かを判定する。ビジネス情報が所定の基準を満足している場合、当該ビジネス情報にかかるオンライン店舗を特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出する。ビジネス情報が所定の基準を満足していない場合、当該ビジネス情報にかかるオンライン店舗を特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出しない。
【0028】
図5は、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)の選出の一例を示す概念図である。
図5では、オンライン店舗A、B、Cの開設申請がなされており、オンライン店舗A、B、Cの各々について入力されたビジネス情報(例えば、ブランドの名称、コンセプト、商品カテゴリー、商品名、写真、説明文情報、サービスの名称、サービスの説明文など)を自動解析する。その結果、ビジネス情報が所定の基準を満足していると判定された場合、そのオンライン店舗を特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出する。一方、ビジネス情報が所定の基準を満足していないと判定された場合、そのオンライン店舗を特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出しない。
図5の例では、オンライン店舗Aが特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出されており、オンライン店舗B、Cが特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出されていない。このように、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)の支援制度(新規出店の中で注目すべき新規店を公認して支援する仕組み)を構築して、エントリーに必要なビジネス情報を入力・解析することにより、真剣層(見込みのある層)の開設申請にかかる特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出する。
【0029】
選出部22は、上記のビジネス情報(例えば、ブランドの名称、コンセプト、商品カテゴリー、商品名、写真、説明文情報、サービスの名称、サービスの説明文など)に加えて、これから選出する特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)より前に選出済みの既存の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)によって重み付けされた評価情報に基づいて、開設申請を受け付けたオンライン店舗の中から特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出してもよい。
【0030】
例えば、後述するように、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)は、所定の基準に基づいて区分けされ、当該所定の基準毎の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が同期コミュニティ店舗群として設定される。例えば、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)は、その開設時期/選出時期に区分けして、その開設時期/選出時期毎の同期コミュニティ店舗群として設定される。ある開設時期/選出時期の同期コミュニティ店舗群にかかる特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出する際に、それより前の開設時期/選出時期の同期コミュニティ店舗群にかかる特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー(既存オーナー)による投票を受け付けて、その投票結果に基づいて、ある開設時期/選出時期の同期コミュニティ店舗群にかかる特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出してもよい。重み付けされた評価情報の手法としては、例えば、既存オーナーによる投票のみを受け付けて、得票数の上位数店舗を特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出したり、所定の基準得票数以上を得票した全ての店舗を特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出したりすることができる。あるいは、既存オーナー及びその他の評価者からのポイント制による評価を受け付けて、既存オーナーの評価にかかるポイントを重視することができる。例えば、1~5のいずれかのポイントを付与して評価する場合、既存オーナーの評価にかかるポイントを2倍する一方、その他の評価者からのポイントをそのまま使用することができる。そのようなポイント制による評価の合算値に応じて、開設申請を受け付けたオンライン店舗の中から特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出することができる。さらには、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)からデビューして特定の業種(例えばラーメン)でカリスマ性を獲得している既存オーナーが、同じ業種(例えばラーメン)で開設申請されたオンライン店舗の見込みを判定することで、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を選出してもよい。
【0031】
設定部23は、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)の開設時期/選出時期に区分けして、開設時期/選出時期毎の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を同期コミュニティ店舗群として設定する。ここで、「開設時期/選出時期」は、「開設時期及び/又は選出時期」、「開設時期と選出時期の少なくとも一方」を意味している。
【0032】
図6は、開設時期/選出時期毎の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を同期コミュニティ店舗群として設定する場合の一例を示す図である。
図6の例では、出店時期(開設時期/選出時期)が2022年4月の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が「春同期」の同期コミュニティ店舗群Aとして設定され、出店時期(開設時期/選出時期)が2022年7月の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が「夏同期」の同期コミュニティ店舗群Bとして設定され、出店時期(開設時期/選出時期)が2022年10月の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が「秋同期」の同期コミュニティ店舗群Cとして設定され、出店時期(開設時期/選出時期)が2022年12月の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が「冬同期」の同期コミュニティ店舗群Dとして設定されている。ここで挙げた出店時期(開設時期/選出時期)の区分けは一例にすぎず、種々の設計変更が可能である。例えば、同期コミュニティ店舗群を設定する出店時期(開設時期/選出時期)の区分けを一カ月毎に行うことも可能である。
【0033】
同期コミュニティ店舗群として設定された特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー同士は、支援装置20が提供するECプラットフォーム及びこれに紐づけられたアプリケーションプログラムによって、互いの情報交換や便宜の提供等の様々な利益を享受することができる。例えば、オーナー同士で各種の商品/役務のレコメンド機能を利用したり、コミュニティへの貢献度をデータからスコア化したり、コミュニティへの投稿やそれに対する評価機能を付与したり、コミュニティでのイベント企画や推進を行ったり、コミュニティ内での顧客会員プログラムを作成して手数料の引き下げを企画したり、コミュニティ内でのオンライン講座を企画したりすることができる。これにより、出店時期(開設時期/選出時期)毎に注目新規出店オーナーをコミュニティ化し、オンライン店舗の経営を学びながら同期オーナー同士で横の繋がりを作ることができる。また、オーナー間でオンライン店舗の経営に当たってのテクニック、商材毎の知見等を共有して高め合うことで、同期コミュニティ店舗群における購買率を底上げすることができる。その結果、開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等の向上を図ることができる。さらに、各オンライン店舗のオーナー同士のモチベーションやナレッジを攪拌することができる。
【0034】
設定部23は、開設時期/選出時期が異なる複数の同期コミュニティ店舗群同士を先輩後輩コミュニティ店舗群として設定する。
【0035】
図7は、開設時期/選出時期が異なる複数の同期コミュニティ店舗群同士を先輩後輩コミュニティ店舗群として設定する場合の一例を示す図である。
図7において、同期コミュニティ店舗群A、Bの関係では、同期コミュニティ店舗群Aが先輩コミュニティ店舗群に相当し、同期コミュニティ店舗群Bが後輩コミュニティ店舗群に相当する。また、同期コミュニティ店舗群B、Cの関係では、同期コミュニティ店舗群Bが先輩コミュニティ店舗群に相当し、同期コミュニティ店舗群Cが後輩コミュニティ店舗群に相当する。さらに、同期コミュニティ店舗群C、Dの関係では、同期コミュニティ店舗群Cが先輩コミュニティ店舗群に相当し、同期コミュニティ店舗群Dが後輩コミュニティ店舗群に相当する。
【0036】
先輩後輩コミュニティ店舗群として設定された特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー同士は、支援装置20が提供するECプラットフォーム及びこれに紐づけられたアプリケーションプログラムによって、互いの情報交換や便宜の提供等の様々な利益を享受することができる。例えば、オーナー同士で各種の商品/役務のレコメンド機能を利用したり、コミュニティへの貢献度をデータからスコア化したり、コミュニティへの投稿やそれに対する評価機能を付与したり、コミュニティでのイベント企画や推進を行ったり、コミュニティ内での顧客会員プログラムを作成して手数料の引き下げを企画したり、コミュニティ内でのオンライン講座を企画したりすることができる。また、例えば、先輩後輩コミュニティ店舗群のうち、取り扱う商品/役務が重複して情報交換が期待できそうな特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー同士を抽出して繋げることができる。あるいは、先輩後輩コミュニティ店舗群のうち、取り扱う商品/役務は重複しないものの、地域的・業種的に何らかの連携を図ることができそうな特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー同士を抽出して繋げることができる。
【0037】
このように、同じ境遇や似たような境遇の中で選ばれた特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー同士を繋げてコミュニティ化する。コミュニティでは、横(同期)の繋がりを作ることで継続率を向上させ、縦(商材)や斜め(全体)の繋がりを作ることで購買率を向上させることができる。また、同期コミュニティ店舗群における特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー同士の関係と、先輩後輩コミュニティ店舗群における特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のオーナー同士の関係との相乗効果により、一連のNEW STAR店舗群の中で切磋琢磨することで品質向上を図るためのモチベーションと、これまでのNEW STAR店舗群が積み上げてきた品質への信頼を維持さらには向上を図るためのモチベーションとを両立することができる。
【0038】
図6、
図7では、設定部23が、開設時期/選出時期にかかる所定の基準に基づいて、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を区分けして、同期コミュニティ店舗群を設定する場合を例示して説明した。しかし、設定部23が特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を区分けして同期コミュニティ店舗群として設定するための「所定の基準」には自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、設定部23は、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)の業種、後継ぎに該当するか否か、新規事業としての立ち上げか否か、年代・地域・性別が近いか否か等を「所定の基準」として、当該所定の基準に基づいて、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を区分けして、同期コミュニティ店舗群を設定してもよい。
【0039】
図8は、業種毎の特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する場合の一例を示す図である。
図8の例では、業種が「食品」の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が同期コミュニティ店舗群Eとして設定され、業種が「インテリア」の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が同期コミュニティ店舗群Fとして設定され、業種が「ファッション」の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が同期コミュニティ店舗群Gとして設定され、業種が「スポーツ」の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が同期コミュニティ店舗群Hとして設定されている。
【0040】
提供部24は、開設申請を受け付けたオンライン店舗のうち、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出されたオンライン店舗に対して、オンライン店舗におけるビジネス情報の提示態様、オンライン店舗の運営態様、オンライン店舗の運営にかかる法的問題に関する情報をアドバイスとして提供する。
【0041】
上述したように、オンライン店舗の開設申請において、店舗オーナーは、自由入力形式のビジネス情報として、例えば、ブランドの名称、コンセプト、商品カテゴリー、商品名、写真、説明文情報、サービスの名称、サービスの説明文などを入力してエントリーする。特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)として選出された時点で、入力されたビジネス情報には、一定以上の購買者が付くことが期待されている。しかし、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)としてのオンライン店舗の魅力を更に高めるべく、提供部24が、入力されたビジネス情報を解析し、既存の人気店や過去の成功例と比較検討してブラッシュアップすることで、ビジネス情報の提示態様やオンライン店舗の運営態様の改良版のアドバイスを提供する。
【0042】
図9A、
図9Bは、提供部24が提供するオンライン店舗についてのアドバイスの一例を示す概念図である。
図9Aでは、オンライン店舗の開設申請においてビジネス情報としてエントリーされた商品のネーミングである「半熟たまごのせハンバーグ」に対して、提供部24が「半熟たまご舞い降りるドーナツバーグ」という商品のネーミングの改良版を提示している。
図9Bでは、オンライン店舗の開設申請においてエントリーされたページ構成(オンライン店舗の佇まい)に対して、提供部24がより閲覧購買されやすい改良版のページ構成(オンライン店舗の佇まい)を提示している。
【0043】
提供部24は、ページ内で良く見られるコンテンツや場所などを特定してレコメンド・支援するとともに、商品名や説明文の作成・改良、ページ構成やQ&Aの整備などをサポートする。また、提供部24は、商品撮影やオンライン店舗のデザインなどを支援して、リピート購買して貰いやすい体験づくりをサポートする。これらのサポートには、補助的に、プロのコピーライターやADが加わってもよい。さらには、クラウドソーシングサービスとの連携により、豊富なコピーライターやデザイナーのサポートを受けられるような仕組みを構築してもよい。
【0044】
提供部24は、例えば、オンライン店舗で取り扱う商品/役務が何らかの法的問題(例えば、商標法、不正競争防止法、著作権法など)を含んでいないかどうか、入力されたビジネス情報を解析することでチェックする。このような法律抵触の最終確認に当たっては、専門家(弁護士、弁理士等)の鑑定・見解を得ることが好ましい。このようにして、オンライン店舗の開設のラスト1マイルをサポートする。
【0045】
このように、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)の支援制度で選別した真剣度の高いオーナーが立ち上げた注目新規店において、商品/役務のネーミングやオンライン店舗のページ構成(佇まい)をさらに購入されやすい魅力ある内容にブラッシュアップする。また、公開前に法的問題の懸念点をクリアして、クオリティと購買確度を高めることができる。
【0046】
イベントPR部25は、特定の開設時期/選出時期における同期コミュニティ店舗群をプロモーションし、同期コミュニティ店舗群にかかるイベントを企画し、同期コミュニティ店舗群のブランドコミュニティを構築する。イベントPR部25は、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)がロケットスタートできるように、プロモーションやCRM(Customer Relationship Management)に関連する施策を用意する。例えば、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)だけを集めたイベントを実施したり、会員プログラムの構築をサポートしたりすることができる。ここで、その名の通り、「店舗」はオンラインであるが、当該オンライン店舗(同期コミュニティ店舗群)のプロモーション、イベント、ブランドコミュニティ構築については、オンライン・オフライン問わずこれを実施することができる。
【0047】
図10は、イベントPR部25によるプロモーション、イベント企画、ブランドコミュニティ構築の一例を示す概念図である。
図10では、同期コミュニティ店舗群に含まれる特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)が集った「NEW STAR祭」というイベントを企画している。ここでは、食品、コスメ、家電を扱った特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を例示的に描いている。「NEW STAR祭」において、同期コミュニティ店舗群にかかる会員募集を行い、会員になった顧客に対して、「NEW STAR祭」での割引特典、初期ポイント付与や割増ポイント付与などの追加の特典を与えることができる。このように、イベントPR部25は、新規出店者の紹介イベントに注目新規店として取り上げることで、顧客獲得チャンスを創出するとともに、継続的な購買を促すクーポンや会員プログラム等の仕組み作りをサポートしている。また、新規出店ブランドである特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)への初期ファンを増やすとともに、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を集結させることで規模の経済を生み出している。
【0048】
同期コミュニティ店舗群や先輩後輩コミュニティ店舗群に所属した各オンライン店舗は、所属した店舗群への貢献度を示す評価を与えられることができる。例えば、各オンライン店舗における売上高の他、各オンライン店舗のイベントの企画・参加、オンライン講座の企画・参加、他のオンライン店舗からの評価などにポイントを付与することができる。そして、各オンライン店舗が取得したポイントに応じて、売上高に応じてEC店舗の運営側に収める手数料のパーセンテージを変動させることができる(ポイントが高いほど手数料のパーセンテージを低くして、ポイント低いほど手数料のパーセンテージを高くすることができる)。また、取得ポイントが著しく低い(所定閾値を下回っている)オンライン店舗は、同期コミュニティ店舗群や先輩後輩コミュニティ店舗群から脱退する旨の取り決めを行うことも可能である。さらに、同期コミュニティ店舗群や先輩後輩コミュニティ店舗群に所属する各オンライン店舗は、所定の所属手数料を支払う旨の取り決めを行うことも可能である。この所属手数料は、EC店舗の運営側に収めるものではなく、同期コミュニティ店舗群や先輩後輩コミュニティ店舗群の運営費として利用することができる。
【0049】
このように、本開示に係るオンライン店舗の支援装置20は、オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部21と、開設申請を受け付けたオンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部22と、特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、所定の基準毎の特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部23とを有している。例えば、設定部23は、特定新規店舗群の開設時期/選出時期に区分けして、開設時期/選出時期毎の特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する。これにより、オンライン店舗の経営を学びながら同期オーナー同士で横の繋がりを作るとともに、オンライン店舗の経営に当たってのテクニック、商材毎の知見等を共有して高め合うことで、同期コミュニティ店舗群における購買率を底上げすることができる。その結果、開設されるオンライン店舗の成功率や継続率等の向上を図ることができる。
【0050】
また、オンラインショップを開設するEコマースプラットフォームにおいて、プラットフォームとしての継続性を高めるために大きな課題となっているのが「購買率」である。売店を作った後の購買率を高めるためには、(1)~(3)がポイントとなるところ、本開示に係るオンライン店舗の支援装置20によれば、(1A)~(3A)の構成によって(1)~(3)に十分に応えた利便性の高いサービスを提供することが可能になる。
【0051】
(1)その売店及びオーナーが、いかに未来伸びる可能性が高いか。
(1A)開設申請があった全てのオンライン店舗を平等に扱うのではなく、選出部22が所定の基準に基づいて選出した特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)に対して重点的な利便を図ることにより、未来伸びる可能性が高い売店及びオーナーを優遇する。
【0052】
(2)その売店を、いかに顧客が買いたくなる佇まいにできるか。
(2A)提供部24が、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)におけるビジネス情報の提示態様やオンライン店舗の運営態様に関する情報をアドバイスとして提供するとともに、イベントPR部25が、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)をプロモーションし、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)にかかるイベントを企画し、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)のブランドコミュニティを構築することにより、オンライン店舗の佇まいを洗練させる。
【0053】
(3)売店のオーナー同士のモチベーションやナレッジをいかに攪拌できるか。
(3A)設定部23が、特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)の開設時期/選出時期に区分けして、開設時期/選出時期毎の特定新規店舗群(NEW STAR店舗群)を同期コミュニティ店舗群として設定するので、各オンライン店舗のオーナー同士のモチベーションやナレッジを攪拌することができる。
【0054】
図11は、ユーザ端末10及び支援装置20の機能構成の一例を示す図である。
図11に示すように、ユーザ端末10及び支援装置20は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、
図11では、ユーザ端末10及び支援装置20の機能ブロックの一例を示しており、
図11に描いていない他の機能ブロックを有していてもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
【0055】
制御部110は、ユーザ端末10及び支援装置20の制御を実施する。制御部110は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
【0056】
記憶部120は、ユーザ端末10及び支援装置20で利用する情報を記憶する。記憶部120は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
【0057】
通信部130は、ユーザ端末10及び支援装置20の通信(例えば両者の相互通信)を行う。通信部130は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
【0058】
入力部140は、ユーザ端末10及び支援装置20における入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。入力部140は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
【0059】
出力部150は、ユーザ端末10及び支援装置20における出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。表示部は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカーなどの出力装置により構成することができる。
【0060】
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0061】
例えば、本開示の一実施形態における装置は、本開示のオンライン店舗の支援方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図12は、ユーザ端末10及び支援装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ端末10及び支援装置20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0062】
なお、本開示において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。ユーザ端末10及び支援装置20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0063】
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
【0064】
ユーザ端末10及び支援装置20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
【0065】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0066】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
【0067】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0068】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD-ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
【0069】
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
【0070】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
【0071】
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1008によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
【0072】
また、ユーザ端末10及び支援装置20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
【0073】
(変形例)
なお、本開示において説明した用語及び/又は本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
【0074】
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
【0075】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0076】
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
【0077】
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
【0078】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0079】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体及び信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0080】
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
【0081】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0082】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0083】
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0084】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0085】
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0086】
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
【符号の説明】
【0087】
1 オンライン店舗の支援システム
10 ユーザ端末
20 オンライン店舗の支援装置
21 受付部
22 選出部
23 設定部
24 提供部
25 イベントPR部
30 ネットワーク
【手続補正書】
【提出日】2023-03-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、
を有し、
前記受付部は、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出部は、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
前記設定部は、前記特定新規店舗群の開設時期/選出時期に区分けして、前記開設時期/選出時期毎の前記特定新規店舗群を前記同期コミュニティ店舗群として設定する、
ことを特徴とするオンライン店舗の支援装置。
【請求項2】
前記設定部は、前記開設時期/選出時期が異なる複数の前記同期コミュニティ店舗群同士を先輩後輩コミュニティ店舗群として設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項3】
オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、
を有し、
前記受付部は、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出部は、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗のうち、前記特定新規店舗群として選出された前記オンライン店舗に対して、前記オンライン店舗における前記ビジネス情報の提示態様、前記オンライン店舗の運営態様、前記オンライン店舗の運営にかかる法的問題に関する情報をアドバイスとして提供する提供部をさらに有する、
ことを特徴とするオンライン店舗の支援装置。
【請求項4】
オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、
を有し、
前記受付部は、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出部は、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
特定の開設時期/選出時期における前記同期コミュニティ店舗群をプロモーションし、前記同期コミュニティ店舗群にかかるイベントを企画し、前記同期コミュニティ店舗群のブランドコミュニティを構築するイベントPR部をさらに有する、
ことを特徴とするオンライン店舗の支援装置。
【請求項5】
前記選出部は、前記ビジネス情報に加えて、これから選出する前記特定新規店舗群より前に選出済みの既存の前記特定新規店舗群によって重み付けされた評価情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のオンライン店舗の支援装置。
【請求項6】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
を有し、
前記受け付けるステップでは、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出するステップでは、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
前記設定するステップでは、前記特定新規店舗群の開設時期/選出時期に区分けして、前記開設時期/選出時期毎の前記特定新規店舗群を前記同期コミュニティ店舗群として設定する、
ような各処理ステップをコンピュータが実行することを特徴とするオンライン店舗の支援方法。
【請求項7】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
を有し、
前記受け付けるステップでは、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出するステップでは、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗のうち、前記特定新規店舗群として選出された前記オンライン店舗に対して、前記オンライン店舗における前記ビジネス情報の提示態様、前記オンライン店舗の運営態様、前記オンライン店舗の運営にかかる法的問題に関する情報をアドバイスとして提供するステップをさらに有する、
ような各処理ステップをコンピュータが実行することを特徴とするオンライン店舗の支援方法。
【請求項8】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
を有し、
前記受け付けるステップでは、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出するステップでは、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
特定の開設時期/選出時期における前記同期コミュニティ店舗群をプロモーションし、前記同期コミュニティ店舗群にかかるイベントを企画し、前記同期コミュニティ店舗群のブランドコミュニティを構築するイベントPRステップをさらに有する、
ような各処理ステップをコンピュータが実行することを特徴とするオンライン店舗の支援方法。
【請求項9】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
を有し、
前記受け付けるステップでは、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出するステップでは、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
前記設定するステップでは、前記特定新規店舗群の開設時期/選出時期に区分けして、前記開設時期/選出時期毎の前記特定新規店舗群を前記同期コミュニティ店舗群として設定する、
ような各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするオンライン店舗の支援プログラム。
【請求項10】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
を有し、
前記受け付けるステップでは、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出するステップでは、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗のうち、前記特定新規店舗群として選出された前記オンライン店舗に対して、前記オンライン店舗における前記ビジネス情報の提示態様、前記オンライン店舗の運営態様、前記オンライン店舗の運営にかかる法的問題に関する情報をアドバイスとして提供するステップをさらに有する、
ような各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするオンライン店舗の支援プログラム。
【請求項11】
オンライン店舗の開設申請を受け付けるステップと、
前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出するステップと、
前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定するステップと、
を有し、
前記受け付けるステップでは、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、
前記選出するステップでは、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、
特定の開設時期/選出時期における前記同期コミュニティ店舗群をプロモーションし、前記同期コミュニティ店舗群にかかるイベントを企画し、前記同期コミュニティ店舗群のブランドコミュニティを構築するイベントPRステップをさらに有する、
ような各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とするオンライン店舗の支援プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本開示の一態様に係るオンライン店舗の支援装置は、オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、を有し、前記受付部は、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、前記選出部は、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、前記設定部は、前記特定新規店舗群の開設時期/選出時期に区分けして、前記開設時期/選出時期毎の前記特定新規店舗群を前記同期コミュニティ店舗群として設定する、ことを特徴とする。
本開示の一態様に係るオンライン店舗の支援装置は、オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、を有し、前記受付部は、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、前記選出部は、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗のうち、前記特定新規店舗群として選出された前記オンライン店舗に対して、前記オンライン店舗における前記ビジネス情報の提示態様、前記オンライン店舗の運営態様、前記オンライン店舗の運営にかかる法的問題に関する情報をアドバイスとして提供する提供部をさらに有する、ことを特徴とする。
本開示の一態様に係るオンライン店舗の支援装置は、オンライン店舗の開設申請を受け付ける受付部と、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から特定新規店舗群を選出する選出部と、前記特定新規店舗群を所定の基準に基づいて区分けして、前記所定の基準毎の前記特定新規店舗群を同期コミュニティ店舗群として設定する設定部と、を有し、前記受付部は、前記オンライン店舗の前記開設申請とともに、前記オンライン店舗で取り扱う商品/役務に関するビジネス情報を受け付け、前記選出部は、前記ビジネス情報に基づいて、前記開設申請を受け付けた前記オンライン店舗の中から前記特定新規店舗群を選出し、特定の開設時期/選出時期における前記同期コミュニティ店舗群をプロモーションし、前記同期コミュニティ店舗群にかかるイベントを企画し、前記同期コミュニティ店舗群のブランドコミュニティを構築するイベントPR部をさらに有する、ことを特徴とする。