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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023071761
(43)【公開日】2023-05-23
(54)【発明の名称】携帯用通信装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20230516BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20230516BHJP
【FI】
G09F9/00 302
G09F9/00 350Z
G09F9/30 308Z
G09F9/00 313
G09F9/00 348Z
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023022481
(22)【出願日】2023-02-16
(62)【分割の表示】P 2021570264の分割
【原出願日】2020-09-09
(31)【優先権主張番号】10-2019-0131715
(32)【優先日】2019-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ムン, ヒィチェル
(72)【発明者】
【氏名】パク, シンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ベク, インヨル
(72)【発明者】
【氏名】チェ, スンフィー
(72)【発明者】
【氏名】チェ, ゾンファン
(72)【発明者】
【氏名】チェ, ゾンチョル
(57)【要約】
【課題】ディスプレイ保護構造を含むフォルダブル携帯用通信装置を提供する。
【解決手段】本発明による携帯用通信装置は、第1ハウジング部分及び第2ハウジング部分を含むハウジングと、第1ハウジング部分及び第2ハウジング部分を連結するヒンジモジュールと、第1ハウジング部分及び第2ハウジング部分に適用されるフレキシブルディスプレイと、有し、フレキシブルディスプレイは、携帯用通信装置が展開状態の時、第1方向を向く第1面と、第1方向と反対方向である第2方向を向く第2面と、を含むディスプレイパネルと、ディスプレイパネルの第1面上に配置されるウィンドウカバーと、携帯用通信装置が展開状態の時、エッジが、第1ハウジング部分又は第2ハウジング部分の側壁の内面を向き、ディスプレイパネルのエッジを越えて外側に突出するようにディスプレイパネルの第2面に配置される金属シートと、を含む。
【選択図】 図7A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用通信装置であって、
第1ハウジング部分及び第2ハウジング部分を含むハウジングと、
前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分を連結するヒンジモジュールと、
前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分に適用されるフレキシブルディスプレイと、有し、
前記フレキシブルディスプレイは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、第1方向を向く第1面と、前記第1方向と反対方向である第2方向を向く第2面と、を含むディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルの前記第1面上に配置されるウィンドウカバーと、
前記携帯用通信装置が展開状態の時、エッジが、前記第1ハウジング部分又は前記第2ハウジング部分の側壁の内面を向き、前記ディスプレイパネルのエッジを越えて外側に突出するように前記ディスプレイパネルの前記第2面に配置される金属シートと、を含むことを特徴とする携帯用通信装置。
【請求項2】
前記ウィンドウカバーは、ガラス層及び前記ガラス層上に配置されるポリマー層を含み、
前記ポリマー層のエッジは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記側壁の内面を向いて前記ガラス層のエッジを越えて外側に突出することを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項3】
前記金属シートのエッジは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、実質的に前記側壁の内面を向くことを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項4】
前記金属シートのエッジは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記側壁の内面と実質的に平行であることを特徴とする請求項3に記載の携帯用通信装置。
【請求項5】
前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分の対応部分は、前記側壁から延長され、前記フレキシブルディスプレイを向いて内側に突出した突出部を含み、
前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記突出部は、前記金属シートと重畳することを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項6】
前記携帯用通信装置が展開状態の時、実質的に全体が前記金属シートの一部に重畳するように前記突出部の内面に付着されるシール部材をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の携帯用通信装置。
【請求項7】
前記金属シートの少なくとも一部は、前記金属シートのエッジから凹んだ収容部を含み、
前記凹んだ収容部の内部エッジは、前記金属シートのエッジより前記側壁の内面からさらに遠いことを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項8】
前記フレキシブルディスプレイは、前記ディスプレイパネルから曲げ部を介して前記金属シートを向いて延長され、前記金属シートの少なくとも一部に接触するFPCBを含み、
前記FPCBの曲げ部は、前記金属シートの前記収容部に収容されることを特徴とする請求項7に記載の携帯用通信装置。
【請求項9】
前記金属シートのエッジの少なくとも一部は、前記ディスプレイパネルの衝突を防止するように前記側壁の内面と接触するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項10】
前記金属シートは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記金属シートの全てのエッジが前記ディスプレイパネルの対応エッジを越えて前記側壁の内面を向いて外側に突出するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項11】
携帯用通信装置であって、
第1ハウジング部分及び第2ハウジング部分を含むハウジングと、
前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分を連結するヒンジモジュールと、
前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分に適用されるフレキシブルディスプレイと、有し、
前記フレキシブルディスプレイは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、第1方向を向く第1面と、前記第1方向と反対方向である第2方向を向く第2面と、を含むディスプレイパネルと、
前記ディスプレイパネルの前記第1面上に配置されるウィンドウカバーと、
前記携帯用通信装置が展開状態の時、エッジが、前記第1ハウジング部分又は前記第2ハウジング部分の側壁の内面を向き、前記ディスプレイパネルのエッジを越えて外側に突出し、前記側壁の内面と前記ディスプレイパネルの衝突を防止するように前記ディスプレイパネルの前記第2面に配置される金属シートと、を含むことを特徴とする携帯用通信装置。
【請求項12】
前記ウィンドウカバーは、ガラス層及び前記ガラス層上に配置されるポリマー層を含み、
前記ポリマー層のエッジは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記側壁の内面を向いて前記ガラス層のエッジを越えて外側に突出することを特徴とする請求項11に記載の携帯用通信装置。
【請求項13】
前記金属シートのエッジは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、実質的に前記側壁の内面を向くことを特徴とする請求項11に記載の携帯用通信装置。
【請求項14】
前記金属シートのエッジは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記側壁の内面と実質的に平行であることを特徴とする請求項13に記載の携帯用通信装置。
【請求項15】
前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分の対応部分は、前記側壁から前記フレキシブルディスプレイを向いて内側に延長される突出部を含み、
前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記突出部は、前記金属シートと重畳することを特徴とする請求項11に記載の携帯用通信装置。
【請求項16】
前記携帯用通信装置が展開状態の時、実質的に全体が前記金属シートの一部に重畳するように前記突出部の内面に付着されるシール部材をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の携帯用通信装置。
【請求項17】
前記金属シートの少なくとも一部は、前記金属シートのエッジから凹んだ収容部を含み、
前記凹んだ収容部の内部エッジは、前記金属シートのエッジより前記側壁の内面からさらに遠いことを特徴とする請求項11に記載の携帯用通信装置。
【請求項18】
前記フレキシブルディスプレイは、前記ディスプレイパネルから曲げ部を介して前記金属シートを向いて延長され、前記金属シートの少なくとも一部に接触するFPCBを含み、
前記FPCBの曲げ部は、前記金属シートの前記収容部に収容されることを特徴とする請求項17に記載の携帯用通信装置。
【請求項19】
前記金属シートのエッジの少なくとも一部は、前記ディスプレイパネルの衝突を防止するように前記側壁の内面と接触するように配置されることを特徴とする請求項11に記載の携帯用通信装置。
【請求項20】
前記金属シートは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、前記金属シートの全てのエッジが前記ディスプレイパネルの対応エッジを越えて前記側壁の内面を向いて外側に突出するように配置されることを特徴とする請求項11に記載の携帯用通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ保護構造を含むフォルダブル携帯用通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置は、次第に薄型化し、電子装置の剛性を高め、デザイン的な側面を強化し、その機能的要素を差別化するために改善されてきている。
このような電子装置は、画一的な長方状の形状から外れ、徐々に多様な形状に変化している。
例えば、電子装置は携帯が便利で、かつ使用時に大画面ディスプレイを用いることができる変形可能な構造を持つことができる。
【0003】
このような電子装置の一環として、少なくとも2つのハウジングが互いに対して折り畳まれたり展開されたりする方式で動作するフォルダブル(foldable)電子装置が持続的にリリースされており、フォルダブル構造による多様な改善策が提供されている。
【0004】
フォルダブル(foldable)電子装置は、ヒンジモジュールと、ヒンジモジュールを介して互いに対向される方向に連結される第1ハウジングと、及び第2ハウジングと、を含む。
このようなフォルダブル電子装置は、ヒンジモジュールを介して第1ハウジングが第2ハウジングに対して0°~360°の範囲を持って回動することによって「in-folding」及び/又は「out-folding」方式に動作する。
フォルダブル電子装置は、180°で開放された状態で第1ハウジングと第2ハウジングを横切るように配置されるフレキシブルディスプレイを含む。
【0005】
フレキシブルディスプレイは、ハウジングと共に曲げなければならないため、一般のバータイップ(bar type)電子装置と異なり、フォルダブル電子装置の折り畳み及び展開動作によってハウジングの支持を受けて自己挙動(self-movement)が可能に配置され得る。
また、フレキシブルディスプレイの複数の層(例えば、ウィンドウ層、ディスプレイパネル又は保護層)は、ベンディング動作による層間変位量の差を収容するために層間スリップを発生することができる粘着剤(例えば、PSA(pressure sensitive adhesive))を介して互いに対して付着され得る。
したがって、電子装置は、フレキシブルディスプレイの自己挙動構造、及び折り畳み及び展開動作による層間スリップを収容するための空間が提供され得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、このような空間は、フレキシブルディスプレイの自己挙動構造によって、落下のようにフォルダブル電子装置に外部衝撃が加わると、ディスプレイパネルのエッジがハウジングの内側壁に衝突することによって、ディスプレイが損傷するおそれがある。
さらに、これを改善するための緩衝を目的として、空間を増やすようになればフォルダブル電子装置の薄型化に逆行する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の多様な実施形態は、ディスプレイ保護構造を含むフォルダブルである携帯用通信装置を提供することができる。
【0008】
本発明の一態様によれば、携帯用通信装置は、第1ハウジング部分及び第2ハウジング部分を含むハウジングと、前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分を連結するヒンジモジュールと、前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分に適用されるフレキシブルディスプレイと、有し、前記フレキシブルディスプレイは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、第1方向を向く第1面と、前記第1方向と反対方向である第2方向を向く第2面と、を含むディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの前記第1面上に配置されるウィンドウカバーと、前記携帯用通信装置が展開状態の時、エッジが、前記第1ハウジング部分又は前記第2ハウジング部分の側壁の内面を向き、前記ディスプレイパネルのエッジを越えて外側に突出するように前記ディスプレイパネルの前記第2面に配置される金属シートと、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、携帯用通信装置は、第1ハウジング部分及び第2ハウジング部分を含むハウジングと、前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分を連結するヒンジモジュールと、前記第1ハウジング部分及び前記第2ハウジング部分に適用されるフレキシブルディスプレイと、有し、前記フレキシブルディスプレイは、前記携帯用通信装置が展開状態の時、第1方向を向く第1面と、前記第1方向と反対方向である第2方向を向く第2面と、を含むディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネルの前記第1面上に配置されるウィンドウカバーと、前記携帯用通信装置が展開状態の時、エッジが、前記第1ハウジング部分又は前記第2ハウジング部分の側壁の内面を向き、前記ディスプレイパネルのエッジを越えて外側に突出し、前記側壁の内面と前記ディスプレイパネルの衝突を防止するように前記ディスプレイパネルの前記第2面に配置される金属シートと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイを構成する保護層の内の少なくとも一つの層(例えば、金属シート層)をディスプレイパネルよりハウジングの内側壁に近い位置に配置することによって、外部衝撃時、保護層のプレインパクト(pre impact)を、緩衝作用を介してディスプレイパネルの破損を防止することができ、別途の緩衝空間が排除されることによって電子装置のスリム化に助けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の実施形態による電子装置の展開状態を示す図である。
図2】本発明の実施形態による図1の電子装置の折り畳み状態を示す図である。
図3】本発明の実施形態による電子装置の分解斜視図である。
図4A】本発明の実施形態によるフレキシブルディスプレイを含む電子装置の分解斜視図である。
図4B】本発明の実施形態による電子装置の領域別構成を示す図である。
図5】本発明の実施形態によるフレキシブルディスプレイの積層構造を示す斜視図である。
図6A】本発明の実施形態によるフレキシブルディスプレイの背面の構成を示す図である。
図6B】本発明の実施形態によるディスプレイパネルと金属シート層の配置関係を示す図である。
図7A】本発明の実施形態による図4Bの7a-7a線に沿って切断した電子装置の部分断面図である。
図7B】本発明の実施形態による図7Aの電子装置で、外部衝撃時、フレキシブルディスプレイの挙動を説明するための図である。
図8A】本発明の実施形態による図4Bの8a-8a線に沿って切断した電子装置の部分断面図である。
図8B】本発明の実施形態による図8Aの電子装置で、外部衝撃の時、フレキシブルディスプレイの挙動を示す図面である。
図9A】本発明の実施形態による電子装置の構成を示す部分断面図である。
図9B】本発明の実施形態による図9aの電子装置で、外部衝撃時、フレキシブルディスプレイの挙動の構成を示す図である。
図10A】本発明の実施形態による金属シート層の構成を示す電子装置の部分断面図である。
図10B】本発明の実施形態による金属シート層の構成を示す電子装置の部分断面図である。
図11】本発明の実施形態による電子装置の展開状態を示す図面である。
図12】本発明の実施形態による図11の電子装置の折り畳み状態を示す図面である。
図13】本発明の実施形態による図11の13-13線に沿って切断した電子装置の部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下で論議される図1~13、及び本明細書で本開示の原理を説明するために用いられた多様な実施形態は、ただ、例示のためのもので、本開示の範囲を限定するように解釈されてはいけない。
当業者は、本開示の原理が適切な配列システム又は装置で具現されることができることを理解するだろう。
【0013】
以下、添付した図面を参照する詳細な説明は、請求範囲及びその均等物によって定義されたような本開示の多様な実施形態の包括的な理解を助けるために提供される。
その理解を助けるために多様な特定詳細事項を含まれているが、これはただ例示的なことと見なす。
したがって、当該技術分野の当業者は本明細書に記述された多様な実施形態の多様な変更及び修正が本開示の範囲及び思想を逸脱せず行われるのを認識するだろう。
さらに、公知された機能及び構成に対する説明は、明瞭性及び簡潔性のために省略され得る。
図面の説明に関連する、同一又は類似の構成要素に対しては同一又は類似の参照符号が用いられる。
【0014】
下記の詳細な説明及び請求範囲で用いられる用語及び単語は文献的な意味に限定されず、本開示の内容が明確で一貫的な理解ができるよう用いられる用語であれば良い。
したがって、当該技術分野の当業者にとっては、本開示の多様な実施形態についての下記の詳細な説明は、単に例示目的のみのために提供されるもので、添付される請求の範囲及びその均等物によって定義されるような本開示を限定するために提供されるものではないことは明らかである。
【0015】
単数形態“a”、“an”及び“the”は、文脈上に明白に異なるように指示しない限り複数の指示対象を含むことで理解され得る。
したがって、例えば、“構成要素表面(component surface)”は、一つ又はその以上に表現を含み得る。
【0016】
図1は、本発明の実施形態による電子装置100の展開状態を示す図である。
図1を参照すると、電子装置100は、互いに対して折り畳まれるようにヒンジ構造(例えば、図3のヒンジ構造164)を介して回動可能に結合される一対のハウジング構造(110、120)(例えば、フォルダブルハウジング構造)、一対のハウジング構造(110、120)の折り畳み可能な部分をカバーするヒンジカバー(例えば、図2のヒンジカバー165)、及び一対のハウジング構造(110、120)によって形成された空間に配置されるディスプレイ130(例えば、フレキシブル(flexible)ディスプレイ、フォルダブル(foldable)ディスプレイ又は第1ディスプレイ)を含む。
【0017】
本明細書ではディスプレイ130が配置された面は、電子装置100の前面として定義され、前面の反対面は、電子装置100の後面として定義される。
さらに、前面と後面の間の空間を取り囲む面は、電子装置100の側面として定義される。
【0018】
一実施形態で、一対のハウジング構造(110、120)は、センサー領域131dを含む第1ハウジング構造110、第2ハウジング構造120、第1後面カバー140、及び第2後面カバー150を含む。
電子装置100の一対のハウジング構造(110、120)は、図1及び図2に示す形態及び結合に制限されず、他の形状や部品の組み合せ及び/又は結合によって具現することができる。
例えば、他の実施形態では、第1ハウジング構造110と第1後面カバー140を一体に形成することができ、第2ハウジング構造120と第2後面カバー150を一体に形成することができる。
【0019】
一実施形態によれば、第1ハウジング構造110と第2ハウジング構造120は、フォールディング軸(A軸)を中心に両側に配置され、フォールディング軸(A軸)に対して全体的に対称の形状を持つ。
一実施形態によれば、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120は、電子装置100の状態が展開状態(flat stage又はunfolding state)であるか、折り畳み状態(folding state)であるか、又は中間状態であるか否かによって互いに成す角度や距離が変わる。
一実施形態によれば、第1ハウジング構造110は、第2ハウジング構造120と異なり多様なセンサーが配置されるセンサー領域131dを追加で含むが、以外の領域では相互対称的な形状を持つ。
他の実施形態で、センサー領域131dは、第2ハウジング構造120の少なくとも一部領域に追加に配置されても良く、置き換えても良い。
【0020】
一実施形態で、第1ハウジング構造110は、電子装置100の展開状態で、ヒンジ構造(例えば、図3のヒンジ構造164)に連結され、電子装置100の前面に向くように配置された第1面111、第1面111の反対方向に向く第2面112、及び第1面111と第2面112との間の空間の少なくとも一部を取り囲む第1側面部材113を含む。
一実施形態で、第1側面部材113は、フォールディング軸(A軸)と平行に配置される第1側面113a、第1側面113aの一端からフォールディング軸と垂直の方向に延長される第2側面113b、及び第1側面113aの他端からフォールディング軸(A軸)と垂直の方向に延長される第3側面113cを含む。
【0021】
一実施形態で、第2ハウジング構造120は、電子装置100の展開状態で、ヒンジ構造(例えば、図3のヒンジ構造164)と連結され、電子装置100の前面に向くように配置された第3面121、第3面121の反対方向に向く第4面122、及び第3面121と第4面122との間の空間の少なくとも一部を取り囲む第2側面部材123を含む。
一実施形態で、第2側面部材123は、フォールディング軸(A軸)と平行に配置される第4側面123a、第4側面123aの一端からフォールディング軸(A軸)と垂直の方向に延長される第5側面123b、及び第4側面123aの他端からフォールディング軸(A軸)と垂直の方向に延長される第6側面123cを含む。
一実施形態で、第3面121は、折り畳まれた状態で第1面111に対向し得る。
【0022】
一実施形態で、電子装置100は、第1ハウジング構造110と、第2ハウジング構造120の構造的形状結合を介してディスプレイ130を収容するように形成されるリセス101を含む。
リセス101は、ディスプレイ130と実質的に同一の大きさを有する。
一実施形態で、センサー領域131dによって、リセス101は、フォールディング軸(A軸)に対して垂直の方向に互いに異なる2個以上の幅を有する。
例えば、リセス101は、第2ハウジング構造120の内のフォールディング軸(A軸)に平行な第1部分120aと第1ハウジング構造110中のセンサー領域131dのエッジに形成される第1部分110aの間の第1幅(W1)、及び第2ハウジング構造110の第2部分120bと第1ハウジング構造110の内のセンサー領域131dに該当せずフォールディング軸(A軸)に平行な第2部分110bによって形成される第2幅(W2)を有する。
【0023】
このような場合、第2幅(W2)は、第1幅(W1)より長く形成される。
例えば、リセス101は、相互非対称形状を持つ第1ハウジング構造110の第1部分110aから第2ハウジング構造120の第1部分120aまで形成される第1幅(W1)と、相互対称形状を持つ第1ハウジング構造110の第2部分110bから第2ハウジング構造120の第2部分120bまで形成される第2幅(W2)を有するように形成される。
一実施形態で、第1ハウジング構造110の第1部分110a及び第2部分110bは、フォールディング軸(A軸)から互いに異なる距離を有するように形成される。
リセス101の幅は、図に示した例示に限定されない。
多様な実施形態で、センサー領域131dの形態又は第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120の非対称形状を持つ部分によってリセス101は、2個以上の互いに異なる幅を有することもできる。
【0024】
一実施形態で、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120の少なくとも一部は、ディスプレイ130を支持するために選択された大きさの剛性を持つ金属材質又は非金属材質で形成される。
【0025】
一実施形態で、センサー領域131dは、第1ハウジング構造110の一側コーナーに隣接して所定領域を持つように形成される。
ただ、センサー領域131dの配置、形状、又は大きさは、図に示した例示に限定されない。
例えば、他の実施形態で、センサー領域131dは、第1ハウジング構造110の他のコーナー又は上部コーナーと下部コーナーの間の任意の領域に提供され得る。
他の実施形態で、センサー領域131dは、第2ハウジング構造120の少なくとも一部領域に配置され得る。
他の実施形態で、センサー領域131dは、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120に延長されるように配置され得る。
【0026】
一実施形態で、電子装置100は、センサー領域131dを通じるか、又はセンサー領域131dに設けられた一つ以上の開口(opening)を介して電子装置100の前面に露出するように配置される多様な機能を行うための部品(components)になり得る。
多様な実施形態で、部品は、例えば、前面カメラ装置、レシーバー、近接センサー、照度センサー、虹彩認識センサー、超音波センサー、又はインジケーターのうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0027】
一実施形態で、第1後面カバー140は、第1ハウジング構造110の第2面112に配置され、実質的に矩形の外周(periphery)を持つ。
一実施形態で、外周の少なくとも一部は、第1ハウジング構造110によって取り囲まれる。
同様に、第2後面カバー150は、第2ハウジング構造120の第4面122に配置され、第2ハウジング構造120によってその外周の少なくとも一部が取り囲まれる。
【0028】
図に示した実施形態で、第1後面カバー140及び第2後面カバー150は、フォールディング軸(A軸)を基準として実質的に対称的な形状を持つ。
他の実施形態で、第1後面カバー140及び第2後面カバー150は、互いに異なる多様な形状を含むこともできる。
他の実施形態で、第1後面カバー140は、第1ハウジング構造110と一体に形成することができ、第2後面カバー150は、第2ハウジング構造120と一体に形成することができる。
【0029】
一実施形態で、第1後面カバー140、第2後面カバー150、第1ハウジング構造110、及び第2ハウジング構造120は、互いに結合された構造を介して電子装置100の多様な部品(例えば、印刷回路基板、アンテナモジュール、センサーモジュール、又はバッテリー)を配置することができる空間が提供される。
一実施形態で、電子装置100の後面には、一つ以上の部品(components)が配置されるか視覚的に露出される。
例えば、第1後面カバー140の第1後面領域141を介して一つ以上の部品又はセンサーが視覚的に露出される。
多様な実施形態で、センサーは、近接センサー、後面カメラ装置及び/又はフラッシュを含み得る。
他の実施形態で、第2後面カバー150の第2後面領域151を介してサブディスプレイ152(例えば、第2ディスプレイ)の少なくとも一部が視覚的に露出され得る。
他の実施形態で、電子装置100は、第2後面カバー150の少なくとも一部領域を介して配置されるスピーカーモジュール153を含み得る。
【0030】
ディスプレイ130は、一対のハウジング構造(110、120)によって形成された空間上に配置される。
例えば、ディスプレイ130は、一対のハウジング構造(110、120)によって形成されるリセス(recess)101に安着され、電子装置100の前面の実質的に大部分を占めるように配置される。
したがって、電子装置100の前面は、ディスプレイ130及びディスプレイ130に隣接した第1ハウジング構造110の一部領域(例えば、エッジ領域)及び第2ハウジング構造120の一部領域(例えば、エッジ領域)を含む。
一実施形態で、電子装置100の後面は、第1後面カバー140、第1後面カバー140に隣接した第1ハウジング構造110の一部領域(例えば、エッジ領域)、第2後面カバー150及び第2後面カバー150に隣接した第2ハウジング構造120の一部領域(例えば、エッジ領域)を含む。
【0031】
一実施形態で、ディスプレイ130は、少なくとも一部領域が平面又は曲面で変形され得るディスプレイを意味する。
一実施形態で、ディスプレイ130は、フォールディング領域131c、フォールディング領域131cを基準で一側(例えば、フォールディング領域131cの右側領域)に配置される第1領域131a、及び他側(例えば、フォールディング領域131cの左側領域)に配置される第2領域131bを含む。
例えば、第1領域131aは、第1ハウジング構造110の第1面111に配置され、第2領域131bは、第2ハウジング構造120の第3面121に配置される。
一実施形態で、ディスプレイ130の領域区分は、例示的なものであり、ディスプレイ130は、構造又は機能によって複数(例えば、4個以上又は2個)の領域に区分され得る。
【0032】
例えば、図1に示した実施形態では、y軸に平行に延長されるフォールディング領域131c又はフォールディング軸(A軸)によってディスプレイ130の領域が区分され得るが、他の実施形態で、ディスプレイ130は、他のフォールディング領域(例えば、x軸に平行なフォールディング領域)又は他のフォールディング軸(例えば、x軸に平行なフォールディング軸)を基準として領域が区分されることもできる。
前述のディスプレイの領域区分は、一対のハウジング構造(110、120)及びヒンジ構造(例えば、図3のヒンジ構造164)による物理的な区分であるだけで、実質的に一対のハウジング構造(110、120)及びヒンジ構造(例えば、図3のヒンジ構造164)を介してディスプレイ130は、一つの全体画面として表示される。
一実施形態で、第1領域131aと第2領域131bは、フォールディング領域131cを中心に全体的に対称的な形状を持つ。
ただ、第1領域131aは、第2領域131bと異なり、センサー領域131dの存在によってカット(cut)されたノッチ(notch)領域(例えば、図3のノッチ領域133)を含むが、以外の領域では、第2領域131bと対称的な形状を持つ。
例えば、第1領域131aと第2領域131bは、互いに対称的な形状を持つ部分と、互いに非対称的な形状を持つ部分を含む。
【0033】
図2は、本発明の実施形態による図1の電子装置100の折り畳み状態を示す図である。
図2を参照すると、ヒンジカバー165は、第1ハウジング構造110と第2ハウジング構造120の間に配置され、内部部品(例えば、図3のヒンジ構造164)を覆うように構成される。
一実施形態で、ヒンジカバー165は、電子装置100の作動状態(展開状態(flat state)又は折り畳み状態(folded state)によって、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120の一部によって覆われるか、外部に露出される。
【0034】
例えば、図1に示したように電子装置100が展開状態の場合、ヒンジカバー165は、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120によって覆われて露出されない。
例えば、図2に示すように電子装置100が折り畳み状態(例えば、完全折り畳み状態(completely folded state))の場合、ヒンジカバー165は、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120の間で外部に露出される。
例えば、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120が所定の角度を成す(folded with a certain angle)中間状態(intermediate state)の場合、ヒンジカバー165は、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120の間で電子装置100の外部に少なくとも部分的に露出される。
この場合、露出される領域は、完全に折り畳まれた状態より少ない場合がある。
一実施形態で、ヒンジカバー165は、曲面を含み得る。
【0035】
以下、電子装置100の作動状態(例えば、展開状態(flat state)及び折り畳み状態(folded state))による第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120の動作とディスプレイ130の各領域を説明する。
【0036】
一実施形態で、電子装置100が展開状態(flat state)(例えば、図1の状態)の場合、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120は、180°の角度を成し、ディスプレイの第1領域131a及び第2領域131bは、同一方向に向くように配置される。
また、フォールディング領域131cは、第1領域131a及び第2領域131bと同一平面を形成する。
【0037】
一実施形態で、電子装置100が折り畳み状態(folded state)(例えば、図2の状態)の場合、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120は、互いに向き合うように配置される。
ディスプレイ130の第1領域131aと第2領域131bは、互いに狭い角度(例えば、0°から10°)を形成し、互いに向き合う。
フォールディング領域131cは、少なくとも一部が所定の曲率を持つ曲面で形成される。
【0038】
一実施形態で、電子装置100が中間状態(intermediate state)の場合、第1ハウジング構造110及び第2ハウジング構造120は、互いに所定の角度(a certain angle)で配置される。
ディスプレイ130の第1領域131aと第2領域131bは、折り畳み状態より大きく、展開状態より小さい角度を形成する。
フォールディング領域131cは、少なくとも一部が所定の曲率を持つ曲面からなり、この時の曲率は、折り畳み状態(folded state)の場合より小さい。
【0039】
図3は、本発明の実施形態による電子装置100の分解斜視図である。
図3を参照すると、一実施形態で、電子装置100は、ディスプレイ130、支持部材アセンブリー160、少なくとも一つの印刷回路基板170、第1ハウジング構造110、第2ハウジング構造120、第1後面カバー140、及び第2後面カバー150を含む。
本明細書で、ディスプレイ(display unit)130(例えば、第1ディスプレイ)は、ディスプレイモジュール(module)又はディスプレイアセンブリー(assembly)と呼ばれ得る。
【0040】
ディスプレイ130は、ディスプレイパネル131(例えば、フレキシブルディスプレイパネル)と、ディスプレイパネル131が安着される一つ以上のプレート132又は層を含む。
一実施形態で、一つ以上のプレート132は、ディスプレイパネル131と支持部材アセンブリー160の間に配置される導電性プレート(例えば、Cuシート又はSUSシート)を含む。
一実施形態によれば、導電性プレートは、実質的にディスプレイと同一の領域を持つように形成され、ディスプレイのフォールディング領域と対面する領域が曲げ可能になるように形成される。
プレート132は、ディスプレイパネル131の背面に配置される少なくとも一つの補助材料層(例えば、グラファイト部材)を含む。
一実施形態で、プレート132は、ディスプレイパネル131と対応する形状で形成される。
例えば、第1プレート132の一部領域は、ディスプレイパネル131のノッチ領域133に対応する形状で形成される。
【0041】
支持部材アセンブリー160は、第1支持部材161(例えば、第1支持プレート)、第2支持部材162(例えば、第2支持プレート)、第1支持部材161と第2支持部材162との間に配置されるヒンジ構造164、ヒンジ構造164を外部から見た時これをカバーするヒンジカバー165、及び第1支持部材161と第2支持部材162を交差する少なくとも一つの配線部材163(例えば、軟性回路基板(flexible printed circuit board:FPCB))を含む。
【0042】
一実施形態で、支持部材アセンブリー160は、プレート132と少なくとも一つの印刷回路基板170の間に配置される。
例えば、第1支持部材161は、ディスプレイ130の第1領域131aと第1印刷回路基板171との間に配置される。
第2支持部材162は、ディスプレイ130の第2領域131bと第2印刷回路基板172との間に配置される。
【0043】
一実施形態で、支持部材アセンブリー160の内部には、配線部材163とヒンジ構造164の少なくとも一部が配置される。
配線部材163は、第1支持部材161と第2支持部材162を交差する方向(例えば、x軸方向)に配置される。
配線部材163は、フォールディング領域131cのフォールディング軸(例えば、y軸又は図1のフォールディング軸(A))に垂直の方向(例えば、x軸方向)に配置される。
【0044】
一実施形態で、少なくとも一つの印刷回路基板170は、前述したように、第1支持部材161側に配置される第1印刷回路基板171と第2支持部材162側に配置される第2印刷回路基板172を含む。
第1印刷回路基板171と第2印刷回路基板172は、支持部材アセンブリー160、第1ハウジング構造110、第2ハウジング構造120、第1後面カバー140、及び第2後面カバー150によって形成される空間の内部に配置される。
第1印刷回路基板171と第2印刷回路基板172には電子装置100の多様な機能を具現するための部品が実装される。
【0045】
一実施形態で、第1ハウジング構造110の第1空間には、第1支持部材161を介して形成された空間に配置される第1印刷回路基板171、第1支持部材161の第1スウェリングホール1611と対面する位置に配置される第1バッテリー191、少なくとも一つのセンサーモジュール181、又は少なくとも一つのカメラモジュール182を含む。
第1ハウジング構造110は、ディスプレイ130のノッチ領域133と対応する位置で、少なくとも一つのセンサーモジュール181及び少なくとも一つのカメラモジュール182を保護するために配置されるウィンドウガラス183を含む。
一実施形態で、第2ハウジング構造120の第2空間には、第2支持部材162を介して形成された第2空間に配置される第2印刷回路基板172、第2支持部材162の第2スウェリングホール1621と対面する位置に配置される第2バッテリー192を含む。
【0046】
一実施形態によれば、第1ハウジング構造110と第1支持部材161は、一体に形成される。
一実施形態によれば、第2ハウジング構造120と第2支持部材162も一体に形成される。
一実施形態によれば、第2ハウジング構造120の第2空間には、サブディスプレイ152が配置される。
一実施形態によれば、サブディスプレイ152(例えば、第2ディスプレイ)は、第2後面カバー150の少なくとも一部領域を介して外部から見えるように配置される。
【0047】
一実施形態で、第1ハウジング構造110は、第1回転支持面114を含み、第2ハウジング構造120は、第1回転支持面114に対応する第2回転支持面124を含む。
第1回転支持面114と第2回転支持面124は、ヒンジカバー165に含まれた曲面と対応する曲面を含む。
【0048】
一実施形態で、第1回転支持面114と第2回転支持面124は、電子装置100が展開状態(例えば、図1の状態)の場合、ヒンジカバー165を覆ってヒンジカバー165を電子装置100の後面で露出させないか、最小限で露出させる。
一実施形態で、第1回転支持面114と第2回転支持面124は、電子装置100が折り畳み状態(例えば、図2の状態)の場合、ヒンジカバー165に含まれた曲面に沿って回動してヒンジカバー165を電子装置100の後面に最大限に露出させる。
【0049】
図4Aは、本発明の実施形態によるフレキシブルディスプレイ400を含む電子装置300の分解斜視図であり、図4Bは、本発明の実施形態による電子装置300の領域別構成を示す図である。
図4A及び図4Bの電子装置300は、図1の電子装置100と少なくとも一部が類似であるか、電子装置の他の実施形態をさらに含むことができる。
【0050】
図4A及び図4Bを参照すると、電子装置300(例えば、図1の電子装置100)は、第1面311(例えば、図1の第1面111)、第1面311と反対方向に向く(facing)第2面312(例えば、図1の第2面112)及び第1面311と第2面312間の第1空間を取り囲む第1側面部材313(例えば、図1の第1側面部材113)を含む第1ハウジング310(例えば、図1の第1ハウジング構造110)を含む。
一実施形態によれば、電子装置300は、展開された状態で、第1面311と同一の方向に向く第3面321(例えば、図1の第3面121)、第2面312と同一の方向に向く第4面322(例えば、図1の第4面122)、及び第3面321と第4面322間の第2空間を取り囲む第2側面部材323(例えば、図1の第2側面部材123)を含む第2ハウジング320(例えば、図1の第2ハウジング構造120)を含む。
【0051】
一実施形態によれば、第1ハウジング310及び第2ハウジング320は、ヒンジモジュール364(例えば、図3のヒンジ構造164)を介して互いに対して回動可能に設置される。
例えば、電子装置300は、ヒンジモジュール364を介して第1ハウジング310と第2ハウジング320を互いに対して回動させることによって折り畳まれるか展開した状態を維持する。
一実施形態によれば、電子装置300は、折り畳み状態で、第1面311と第3面321が対面し、展開状態で第1面311と第3面321は、同一の方向に向く。
一実施形態によれば、電子装置300は、第1面311と第3面321を少なくとも部分的に交差するように配置されるフレキシブルディスプレイ400(例えば、図1のフレキシブルディスプレイ130)を含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ330は、第1ハウジング310、ヒンジモジュール364、及び第2ハウジング320の少なくとも一部領域の支持を受けるように配置される。
【0052】
多様な実施形態によれば、電子装置300(例えば、図1の電子装置100)は、第1ハウジング構造310に対面する第1領域(h1)、第2ハウジング構造320に対面する第2領域(h2)、及びヒンジモジュール364と対面するフォールディング領域(h3)を含む。
一実施形態によれば、電子装置300は、第1領域(h1)に対応する第1ハウジング310がフォールディング領域(h3)に対応するヒンジモジュール364を介して第2領域(h2)に対応する第2ハウジング320に対して折り畳まれるか、展開される状態で動作される。
【0053】
多様な実施形態によれば、電子装置300は、フレキシブルディスプレイ400の上部に配置される少なくとも一つの保護フレーム(340、350)(例えば、装飾部材又はデコ)を含む。
一実施形態によれば、少なくとも一つの保護フレーム(340、350)は、第1領域(h1)でフレキシブルディスプレイの上部に配置される第1保護フレーム340及び第2領域(h2)でフレキシブルディスプレイの上部に配置される第2保護フレーム350を含む。
一実施形態によれば、保護フレーム(340、350)は、ポリマー材質又は金属材質で形成され、各ハウジング(310、320)、ボンディング、テーピング、融着、又は構造的結合の内の少なくとも一つの結合方式を介して配置される。
【0054】
多様な実施形態によれば、電子装置は、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると、ディスプレイパネル430の下側に配置され、ディスプレイパネル430と少なくとも部分的に重畳するように配置される金属シート層450を含む。
一実施形態によれば、金属シート層450は、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると、第1ハウジング310と第2ハウジング320のエッジに沿って形成された第1側面部材(例えば、図1の第1側面部材113)及び第2側面部材(例えば、図1の第2側面部材213)の内側壁(例えば、図7Aの第1内側壁3102及び図8Aの第2内側壁3202)から、ディスプレイパネル430のエッジより近い位置に配置される。
【0055】
一実施形態によれば、金属シート層450は、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると、ディスプレイパネル430のエッジに沿ってディスプレイパネルより外側にさらに突出されるように形成されるエッジ(4501、4502、4503、4504)を含む。
例えば、金属シート層450は、第1ハウジング310の少なくとも一部に対面する第1エッジ4501、第2ハウジング320の少なくとも一部に対面する第2エッジ4502、第1エッジ4501の一端と第2エッジ4502の一端とを連結する第3エッジ4503、及び第1エッジ4501の他端と第2エッジ4502の他端とを連結する第4エッジ4504を含む。
一実施形態によれば、第3エッジ4503と第4エッジ4504は、第1ハウジング310からヒンジモジュール364を介して第2ハウジング320を交差するように配置される。
【0056】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、ディスプレイパネル430のエッジを含み、金属シート層450の第1エッジ4501と、第3エッジ4503及び第4エッジ4504の一部分が第1保護フレーム340と第1ハウジング310との間で外部に露出しないように配置される。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、ディスプレイパネル430のエッジを含み、金属シート層450の第2エッジ4502と、第3エッジ4503及び第4エッジ4504の一部分が第2保護フレーム35と第2ハウジング320との間で外部に露出しないように配置される。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、第1ハウジング310及び第2ハウジング320と、第1保護フレーム340及び第2保護フレーム350との間で電子装置300の折り畳み及び展開動作によってスリップを収容するように挙動可能に配置される。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、電子装置の回転軸(A軸)に対して垂直の方向(x軸方向)にスリップが発生する。
【0057】
多様な実施形態によれば、一対の保護フレーム(340、550)は、ヒンジ構造364を基準で第1ハウジング310と第2ハウジング320の折り畳み及び展開動作のために、ヒンジモジュール364と対応するフォールディング領域(h3)では省略される。
一実施形態によれば、電子装置300は、このようなフォールディング領域(h3)で、外部に露出されたフレキシブルディスプレイ400のエッジを保護するために配置される保護構造500を含む。
一実施形態によれば、フォールディング領域(h3)を介して露出したフレキシブルディスプレイ400のエッジは、保護構造500を介して少なくとも部分的に外部から見えないように遮断される。
一実施形態によれば、保護構造500は、ヒンジモジュール364を支持するヒンジハウジング370に配置される保護キャップ510及び保護キャップ510の支持を受け、フレキシブルディスプレイ400のエッジ433を少なくとも部分的に外部から隠すように配置される遮断部材520を含む。
【0058】
本発明の例示的な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると、ディスプレイパネル430の下側に配置される金属シート層450は、エッジ(4501、4502、4503、4504)がハウジング(310、320)の内側壁(例えば、図7Aの第1内側壁3102及び図8Aの第2内側壁3202)からディスプレイパネルより近い位置に配置されるため、外部衝撃によってフレキシブルディスプレイ400がハウジング(310、320)のいずれかの一つの内側壁(例えば、図7Aの第1内側壁3102及び図8Aの第2内側壁3202)と衝突しても、金属シート層450の先打撃(pre-impact)を介して緩衝作用が発生することによって、ディスプレイパネル430の破損を防止することができる。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、金属シート層450の第3エッジ4503に対面する第1ハウジング310と第2ハウジング320の内側壁及び金属シート層450の第4エッジ4504と対面する第1ハウジング310と第2ハウジング320の内側壁も実質的に同一の構成に配置されることによって、外部衝撃の時、実質的に同一の緩衝作用が行われる。
【0059】
図5は、本発明の実施形態によるフレキシブルディスプレイ400の積層構造を示す斜視図である。
図5のフレキシブルディスプレイ400は、図1のディスプレイ130と少なくとも一部が類似であるか、フレキシブルディスプレイの他の実施形態をさらに含み得る。
【0060】
図5を参照すると、フレキシブルディスプレイ400は、ウィンドウ層410、ウィンドウ層410の背面に順次に配置される偏光層(POL(polarizer)420(例えば、偏光フィルム)、ディスプレイパネル430、ポリマー部材440、及び金属シート層450を含む。
一実施形態によれば、ウィンドウ層は、ポリマー層及びポリマー層と積層されるガラス層を含み得る。
一実施形態によれば、ポリマー層は、PET又はポリイミドを含み得る。
一実施形態によれば、ガラス層は、UTG(ultra thin glass)を含み得る。
【0061】
多様な実施形態によれば、ウィンドウ層410、偏光層420、ディスプレイパネル430、ポリマー部材440、及び金属シート層450は、第1ハウジング(例えば、図1の第1ハウジング構造110)の第1面(例えば、図1の第1面111)と第2ハウジング(例えば、図1の第2ハウジング構造120)の第3面(例えば、図1の第3面121)の少なくとも一部を交差するように配置される。
一実施形態によれば、ウィンドウ層410、偏光層420、ディスプレイパネル430、ポリマー部材440、及び金属シート層450は、粘着剤(P1、P2、P3)を介して互いに対して付着される。
例えば、粘着剤(P1、P2、P3)は、OCA(optical clear adhesive)、PSA(pressure sensitive adhesive)、熱反応接着剤、一般接着剤、又は両面テープの内の少なくとも一つを含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、金属シート層450の一面に少なくとも部分的に配置される別の接着部材(例えば、両面テープ又は防水部材)を含み得る。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、別の接着部材を介して電子装置(例えば、図3の電子装置100)の支持部材アセンブリー(例えば、図3の支持部材アセンブリー160)に付着され得る。
【0062】
多様な実施形態によれば、ポリマー部材440は、暗い色相(例えば、ブラック)が適用されてディスプレイがオフのとき、背景示現に助けることもできる。
一実施形態によれば、ポリマー部材440は、電子装置の外部からの衝撃を吸収してフレキシブルディスプレイ400の破損を防止するための緩衝部材(cushion)として作用することもできる。
【0063】
多様な実施形態によれば、金属シート層450は、電子装置の剛性補強に助け、周辺ノイズを遮蔽し、周辺の熱放出部品から放出される熱を分散させるために用いられる。
一実施形態によれば、金属シート層450は、SUS(steel use stainless)(例えば、STS(stainless steel))、Cu、Al、又はCLAD(例えば、SUSとAlが交互に配置された積層部材)の内の少なくとも一つを含む。
他の実施形態で、金属シート層450は、その他の合金素材を含み得る。
一実施形態によれば、金属シート層450は、電子装置(例えば、図4Aの電子装置300)の第1ハウジング(例えば、図4Aの第1ハウジング310)に対面する部分と第2ハウジング(例えば、図4Aの第2ハウジング320)に対面する部分がヒンジモジュール(例えば、図4Aのヒンジモジュール364)と対面する部分に形成された屈曲可能な部分と連結されることによって、一体に形成される。
【0064】
他の実施形態で、金属シート層450は、ヒンジモジュール(図4Aのヒンジモジュール364)と対面する部分を除き、第1ハウジング(例えば、図4Aの第1ハウジング310)に対面する部分と第2ハウジング(例えば、図4Aの第2ハウジング320)に対面する部分がそれぞれ別個に形成される。
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、剛性補強のために、金属シート層の下側に配置される金属材質の補強プレート460をさらに含む。
一実施形態によれば、補強プレート460は、第1ハウジング(例えば、図4Aの第1ハウジング310)に対面する第1補強プレート461と第2ハウジング(例えば、図4Aの第2ハウジング320)に対面する第2補強プレート462を含む。
【0065】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、ポリマー部材440と導電性プレート450の間に配置される少なくとも一つの機能性部材を含む。
一実施形態によれば、機能性部材は、放熱のためのグラファイトシート、addedディスプレイ、感圧タッチ(force touch)FPCB、指紋センサーFPCB、通信用アンテナ放射体、放熱シート、導電/非導電テープ、又はopen cellスポンジを含み得る。
一実施形態によれば、機能性部材は、曲げることが可能な場合、第1ハウジング(例えば、図4Aの第1ハウジング310)からヒンジモジュール(例えば、図4Aのヒンジモジュール364)を経て第2ハウジング(例えば、図4Aの第2ハウジング320)の少なくとも一部まで配置される。
他の実施形態で、フレキシブルディスプレイ400は、電磁誘導方式の筆記部材による入力を検出するための検出部材をさらに含み得る。
一実施形態によれば、検出部材は、ディジタイザを含み得る。
【0066】
図6Aは、本発明の実施形態によるフレキシブルディスプレイ400の背面の構成を示す図であり、図6Bは、本発明の実施形態によるディスプレイパネル430と金属シート層450の配置関係を示す図である。
図6A及び図6Bを参照すると、フレキシブルディスプレイ400は、ディスプレイパネル430からフレキシブルディスプレイ400の背面(例えば、図7Aの第2面4302)の少なくとも一部領域で折り畳まれる方式で配置されるFPCB(flexible printed circuit board)432を含む。
【0067】
一実施形態によれば、FPCB432は、ディスプレイパネル430から延長される延長部4321と、延長部4321から電気的に接続されて制御回路4311を含む接続パッド4322及び接続パッド4322に電気的に接続される素子配置部4323を含む。
一実施形態によれば、制御回路4311は、電気的配線構造を持つ接続パッド4322に実装されるDDI(display driver IC)又はTDDI(touch display dirver IC)を含む。
一実施形態によれば、接続パッド4322は、COF(chip on film)方式で配置される制御回路4311を含む別途のFPCB又はフィルムを含むこともできる。
他の実施形態で、制御回路4311は、接続パッド4322無しに延長部4321に直接実装されるCOP(chip on panel)構造であっても良い。
【0068】
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、素子配置部4323に配置される複数の素子4324を含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、素子配置部4323から延長され、電子装置(例えば、図3の電子装置100)の第2印刷回路基板(例えば、図3の第2印刷回路基板172)に電気的に接続される電気コネクター433を含む。
一実施形態によれば、複数の素子4324は、touch IC、ディスプレイ用フラッシュメモリー、ESD防止用ダイオード、圧力センサー、又はdecapのような受動素子を含み得る。
他の実施形態で、FPCB432がフレキシブルディスプレイ400の内の第1ハウジング(例えば、図1の第1ハウジング構造1100)と対面する領域に配置される場合、電気コネクター433は、電子装置(例えば、図3の電子装置100)の第1印刷回路基板(例えば、図3の第1印刷回路基板171)に電気的に接続される。
【0069】
多様な実施形態によれば、ディスプレイパネル430から延長されたFPCB432は、金属シート層450のどれか一つのエッジ(例えば、第2エッジ4502)を介して折り畳まれた後、金属シート層450に接触される方式で配置される。
一実施形態によれば、金属シート層450は、第2エッジ4502の内のディスプレイパネル430から延長されたFPCB432の折り畳まれた部分と対面する部分に提供される収容部4502aを含む。
一実施形態によれば、収容部4502aは、第2エッジ4502より凹むように形成される。
したがって、FPCB432が収容部4502aを介して折り畳まれても、第2エッジ4502がFPCB432より突出することによって、外部衝撃によって金属シート層450の第2エッジ4502が第2ハウジング(例えば、図4Aの第2ハウジング320)に先打撃を受けるように誘導される。
他の実施形態で、FPCB432が金属シート層450の第2エッジ4502より突出するように配置することによって、外部衝撃時、FPCB432を通じる緩衝作用を誘導することもできる。
【0070】
図7Aは、本発明の実施形態による図4Bの7a-7a線に沿って切断した電子装置300の部分断面図であり、図7Bは、本発明の実施形態による図7Aの電子装置300で、外部衝撃時、フレキシブルディスプレイ400の挙動を説明するための図である。
図7Aを参照すると、電子装置300は、第1側面部材313を含む第1ハウジング310と、第1側面部材313の少なくとも一部に配置される第1保護フレーム340、及び第1側面部材313と第1保護フレーム340との間に配置されるフレキシブルディスプレイ400を含む。
【0071】
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、第1側面部材313から第1ハウジング310の内部空間に少なくとも部分的に延長されるか、構造的に結合された第1支持部材3131を介して受けるように配置される。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400のエッジの少なくとも一部分は、第1側面部材313の第1内側壁3102と第1保護フレーム340との間の第1空間3101に配置される。
したがって、フレキシブルディスプレイ400のエッジは、電子装置300の外部から見えないように配置される。
【0072】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、第1方向(○で囲んだ「1」方向)に向く第1面4301と、第1面4301と反対方向である第2方向(○で囲んだ「2」方向)に向く第2面4302を含むディスプレイパネル430を含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、第1面4301と対面するように配置されるウィンドウ層410と、第2面4302と対面するように配置される金属シート層450を含む。
一実施形態によれば、ウィンドウ層410は、ポリマー層411(例えば、PET)とポリマー層411の下側に配置されるガラス層412(例えば、UTG又はポリイミド)を含む。
【0073】
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、ディスプレイパネル430の第1面4301とガラス層412との間に配置される偏光層420(例えば、POL)を含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、ディスプレイパネル430の第2面4302と金属シート層450との間に配置されるポリマー部材440及び金属シート層450と第1支持部材3131との間に配置される第1補強プレート(例えば、金属プレート;図示せず)を含む。
一実施形態によれば、それぞれの層は、粘着剤(P1、P2、P3)を介して互いに対して付着される。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、接着部材(P4)を介して第1支持部材3131に付着される。
一実施形態によれば、電子装置300は、ウィンドウ層410のポリマー層411と第1保護フレーム340との間に配置されることによって、外部からの異物流入を防止するシーリング部材341をさらに含み得る。
【0074】
多様な実施形態によれば、金属シート層450は、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると(例えば、第2方向(○で囲んだ「2」方向)から見た時)、金属シート層450のエッジがディスプレイパネル430のエッジより第1内側壁3102に近い位置に配置される。
一実施形態によれば、金属シート層450は、ディスプレイパネル430より、第1内側壁3102に向かって第1突出量(d1)を有して、より突出するように配置される。
一実施形態によれば、第1突出量(d1)は、金属シート層450と第1内側壁3102との間の第1隔離距離(d2)により決定される。
一実施形態によれば、第1隔離距離(d2)は、第1空間3101で、電子装置300の折り畳み及び展開動作によってフレキシブルディスプレイ400の自己挙動(self-movement)を収容し、層間スリップを収容することができる距離のみをベースとして決定される。
一実施形態によれば、本発明の例示的な実施形態によって構成された金属シート層450の第1突出量(d1)を有する配置構造によって、外部衝撃によるディスプレイパネル430の衝突を考慮する必要がないため、第1隔離距離(d2)は最小化するように決定することができ、電子装置300のスリム化に寄与することができる。
【0075】
多様な実施形態によれば、ポリマー層411は、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると、ガラス層412と同一であるか、内側壁方向(x軸方向)で第2突出量(d3)を有するように、より大きく形成される。
一実施形態によれば、ポリマー層411は、ガラス層412より大きく形成されることによって、ガラス層412を保護し、ガラス層破損時、ガラスの破片の飛散防止を助けることができる。
一実施形態によれば、ガラス層412と偏光層420の間で、粘着剤(P1)は、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると、ガラス層412より小さいように配置される。
例えば、ガラス層412と偏光層420との間に配置される非粘着領域4121を介して、フレキシブルディスプレイ400のBM(black matrix)領域の縮小を助けることができる。
一実施形態によれば、ディスプレイパネル430と金属シート層450との間のポリマー部材440も、ディスプレイパネル430より小さく配置される領域4401を提供することによって、金属シート層450の第1突出量(d1)を縮小することを助けることができる。
【0076】
図7Bを参照すると、電子装置300が展開状態で、落下のような外部衝撃が発生すると、第1保護フレーム340と第1ハウジング310との間で可動可能(movably)に配置されたフレキシブルディスプレイ400は、第1内側壁3102に向かって(x軸方向に)可動することができる。
このような場合、ディスプレイパネル430より突出するように配置された金属シート層450のエッジが第1ハウジング310の第1側面部材313の第1内側壁3102に先ず接触することによって、先打撃を受けることができ、ディスプレイパネル430は、相対的に少ない衝撃を受けることによって破損から保護され得る。
【0077】
図8Aは、本発明の実施形態による図4Bの8a-8a線に沿って切断した電子装置300の部分断面図であり、図8Bは、本発明の実施形態による図8Aの電子装置300で、外部衝撃時、フレキシブルディスプレイ400の挙動を説明するための図である。
図8A及び図8Bを説明するに当たり、図7A及び図7Bの構成と実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、フレキシブルディスプレイ400の配置構造は、実質的に同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0078】
図8Aを参考すれば、電子装置300は、第2側面部材323を含む第2ハウジング320と、第2側面部材323の少なくとも一部に配置される第2保護フレーム350、及び第2側面部材323と第2保護フレーム350との間に配置されるフレキシブルディスプレイ400を含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、第2側面部材323から第2ハウジング320の内部空間で少なくとも部分的に延長されるか、構造的に結合された第2支持部材3231を介して受けるように配置される。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400のエッジの少なくとも一部分は、第2側面部材323の第2内側壁3202と第2保護フレーム350との間の第2空間3201に配置される。
したがって、フレキシブルディスプレイ400のエッジは、電子装置300の外部から見えないように配置される。
一実施形態によれば、電子装置300は、ウィンドウ層410のポリマー層411と第2保護フレーム350との間に配置することによって、外部からの異物流入を防止するシーリング部材351をさらに含み得る。
【0079】
多様な実施形態によれば、金属シート層450は、フレキシブルディスプレイ400の上方から見ると(例えば、第2方向(○で囲んだ「2」方向)から見た時)、金属シート層450のエッジがディスプレイパネル430のエッジより第2内側壁3202に近い位置に配置される。
一実施形態によれば、金属シート層450は、ディスプレイパネル430より、第2内側壁3202に向かって第1突出量(d1)を有して、より突出するように配置される。
一実施形態によれば、第1突出量(d1)は、金属シート層450と第1内側壁3202との間の第1隔離距離(d2)により決定される。
一実施形態によれば、第1隔離距離(d2)は、第2空間3201で、電子装置300の折り畳み及び展開動作によってフレキシブルディスプレイ400の自己挙動を収容し、層間スリップを収容することができる距離のみをベースとして決定される。
一実施形態によれば、本発明の例示的な実施形態によって構成された金属シート層450の第1突出量(d1)を有する配置構造によって、外部衝撃によるディスプレイパネル430の衝突を考慮する必要がないため、第1隔離距離(d1)は最小化するように決定され、電子装置300のスリム化に寄与することができる。
【0080】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ400は、ディスプレイパネル430から延長され、第2面4302に向かって折り畳まれ、金属シート層450に付着されるFPCB432を含む。
一実施形態によれば、FPCB432の折り畳まれた部分は、ディスプレイパネル430から第2内側面3202に向く方向(-x軸方向)に突出される。
一実施形態によれば、FPCB432の折り畳まれる部分は、金属シート層450でエッジより凹むように形成された収容部4302aに収容することができるので、金属シート層450の第1突出量(d1)より、少ない突出量を有する。
したがって、外部衝撃によるフレキシブルディスプレイ400の挙動時、金属シート層450のエッジが先打撃を受け得る。
【0081】
図8Bを参照すると、電子装置300が展開状態で、落下のような外部衝撃が発生すると、第2保護フレーム350と第2ハウジング320との間に可動可能に配置されたフレキシブルディスプレイ400は、第2内側壁3202に向かって(-x軸方向に)動く。
このような場合、FPCB432より突出するように配置された金属シート層450のエッジが第2ハウジング320の第2側面部材323の第2内側壁3202に先ず接触することによって、先打撃を受け、ディスプレイパネル430は、相対的に少ない衝撃を受けることによって破損から保護することができる。
【0082】
図9Aは、本発明の実施形態による電子装置300の構成を示す部分断面図であり、図9Bは、本発明の実施形態による図9Aの電子装置300で、外部衝撃時、フレキシブルディスプレイ400の挙動を説明するための図である。
図9A及び図9Bを説明するに当たり、図8A及び図8Bの電子装置300の構成と実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、フレキシブルディスプレイ400の配置構造は、実質的に同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0083】
図9Aを参照すると、フレキシブルディスプレイ400は、ディスプレイパネル430から延長され、第2面4302に向かって折り畳まれ、金属シート層450に付着されるFPCB432を含む。
一実施形態によれば、FPCB432の折り畳まれた部分は、ディスプレイパネル430から第2内側面3202に向く方向(-x軸方向)で金属シート層450より多い第3突出量(d4)を有するように突出される。
したがって、外部衝撃によるフレキシブルディスプレイ400の挙動時、FPCB432の折り畳まれた部分が先打撃を受ける。
一実施形態によれば、第3突出量(d4)は、金属シート層450と第1内側壁3202との間の第2隔離距離(d5)により決定される。
【0084】
一実施形態によれば、第2隔離距離(d5)は、第2空間3201で、電子装置300の折り畳み及び展開動作によってフレキシブルディスプレイ400の自己挙動を収容し、層間スリップを収容することができる距離のみをベースとして決定される。
一実施形態によれば、本発明の例示的な実施形態によってFPCB432の折り畳まれた部分を介する第3突出量(d4)を有する配置構造によって、外部衝撃によるディスプレイパネル430の衝突を考慮しなくても良いから、第2隔離距離(d2)は最小化されるように決定され、電子装置300のスリム化に寄与することができる。
一実施形態によれば、第1隔離距離(d2)と第2隔離距離(d5)は、実質的に同一であり得る。
一実施形態によれば、第1突出量(d1)と第3突出量(d4)は、実質的に同一であり得る。
【0085】
図9Bを参照すると、電子装置300が展開状態で、落下のような外部衝撃が発生すると、第2保護フレーム350と第2ハウジング320との間に可動可能に配置されたフレキシブルディスプレイ400は、第2内側壁3202に向かって(-x軸方向に)動く。
このような場合、金属シート層450より突出するように配置されたFPCB432の折り畳まれた部分が第2ハウジング320の第2側面部材323の第2内側壁3202に先ず接触することによって、先打撃を受け、ディスプレイパネル430は、相対的に少ない衝撃を受けることで破損から保護される。
【0086】
図10A及び図10Bは、本発明の実施形態による金属シート層450の構成を示す電子装置300の部分断面図である。
図10A及び図10Bを説明するに当たり、図7A及び図7Bの電子装置300の構成と実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付与し、フレキシブルディスプレイ400の配置構造は、実質的に同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0087】
図10Aを参照すると、金属シート層450の端部は、剛性補強のために一定方向に折り曲げられたベンディング部4511を含む。
一実施形態によれば、ベンディング部4511の折り畳み方向は、電子装置300のフォールディング方式によって決定される。
例えば、電子装置300が、図に示したように、イン-フォールディング(in-folding)方式で折り畳まれる場合、フレキシブルディスプレイ400の層(例えば、ウィンドウ層410、偏光層420、ディスプレイパネル430、ポリマー部材440、又は金属シート層450)は、第1傾斜ライン(L1)に沿ってウィンドウ層410に向かって行くほど次第に長さが長くなる層間スリップが発生する。
したがって、ベンディング部4511は、金属シート層450の上部に配置された層(例えば、ウィンドウ層410、偏光層420、ディスプレイパネル430、又はポリマー部材440)の層間スリップを妨げないように第2方向(○で囲んだ「2」方向)に折り曲げられる。
【0088】
図10Bを参照すると、ベンディング部4512は、ヘミング(hemming)工程を介し、第2方向(○で囲んだ「2」方向)に折り曲げられた後、さらに金属シート層450の背面と対面するように形成される。
【0089】
図11は、本発明の実施形態による電子装置600の展開状態を示す図であり、図12は、本発明の実施形態による図11の電子装置600の折り畳み状態を示す図である。
図11及び図12を参照すると、電子装置600は、第1面611、第1面611と反対方向に向く第2面612、及び第1面611と第2面612との間の第1空間を取り囲む第1側面部材613を含む第1ハウジング610を含む。
一実施形態によれば、電子装置600は、展開された状態で、第1面611と同一の方向に向く第3面621、第2面612と同一の方向に向く第4面622、及び第3面621と第4面622との間の第2空間を取り囲む第2側面部材623を含む第2ハウジング620を含む。
【0090】
多様な実施形態によれば、第1ハウジング610及び第2ハウジング620は、ヒンジモジュール664を介して互いに対して回動可能に設けられる。
例えば、電子装置600は、ヒンジモジュール664を介して第1ハウジング610と第2ハウジング620を互いに対して回動させることによって折り畳まれるか展開される状態を維持する。
一実施形態によれば、電子装置600は、折り畳まれた状態で、第2面611と第4面621が対面し、展開された状態で第1面611と第3面621は、同一の方向に向く。
一実施形態によれば、電子装置600は、第1面611と第3面621を少なくとも部分的に交差するように配置されるフレキシブルディスプレイ630(例えば、図4Aのフレキシブルディスプレイ400)を含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ630は、第1ハウジング610、ヒンジモジュール664、及び第2ハウジング620の少なくとも一部領域の支持を受けるように配置される。
【0091】
多様な実施形態によれば、電子装置600は、折り畳まれた状態で、第2面612と第4面622が対面し、第1面611と第3面621が外部に向くように配置されることによって、フレキシブルディスプレイ630は外部に露出される。
一実施形態によれば、電子装置600は、第2面612の少なくとも一部に配置され、第2面612より高く形成される突出部614を含む。
一実施形態によれば、第1ハウジング610は、第2ハウジング620より大きく形成される。
【0092】
一実施形態によれば、電子装置600は、折り畳まれた状態で、第2ハウジング620の第4面622が、第1ハウジング610の第2面612に部分的に対面し、対面しない第2面612の残り部分に突出部614が配置される。
このような場合、電子装置600は、第2ハウジング620の第3面621が突出部の外面614と一致するように挟み込まれる(fitted together)方式で折り畳まれ得る。
一実施形態によれば、電子装置600は、突出部614に配置される少なくとも一つのカメラ装置6141を含む。
図に示さなかったが、電子装置600は、図1図3及び/又は図4A図9Bに示した電子装置(100、300)のすべての構成要素を実質的に同様に含み得る。
【0093】
図13は、本発明の実施形態による図11の13-13線に沿って切断した電子装置600の部分断面図である。
図13を説明するに当たり、図7A及び図7Bの電子装置300の構成と実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付し、フレキシブルディスプレイ630の配置構造は実質的に同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0094】
図13を参照すると、電子装置600は、第2側面部材623を含む第2ハウジング620と、第2側面部材623の少なくとも一部に配置される保護フレーム340、及び第2側面部材623と保護フレーム340との間に配置されるフレキシブルディスプレイ630を含む。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ630は、第2側面部材623から第2ハウジング620の内部空間に少なくとも部分的に延長されるか、構造的に結合された部材6231を介して支持を受けるように配置される。
一実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ630のエッジの少なくとも一部分は、第2側面部材623と保護フレーム340との間の空間6101に配置される。
したがって、フレキシブルディスプレイ630のエッジは、電子装置600の外部から見えないように配置される。
一実施形態によれば、電子装置600は、ウィンドウ層410のポリマー層411と保護フレーム340との間に配置されることによって、外部からの異物流入を防止するシーリング部材341をさらに含む。
【0095】
多様な実施形態によれば、金属シート層450の端部は、剛性補強のために一定方向に折り曲げられたベンディング部4513を含む。
一実施形態によれば、ベンディング部4513の折り畳み方向は、電子装置600のフォールディング方式によって決定される。
例えば、電子装置600が、図に示したように、アウトフォールディング(out-folding)方式で折り畳まれる場合、フレキシブルディスプレイ630の層(例えば、ウィンドウ層410、偏光層420、ディスプレイパネル430、ポリマー部材440、又は金属シート層450)は、第2傾斜ライン(L2)に沿ってウィンドウ層410に向かって行くほど次第に長さが短くなる層間スリップが発生する。
したがって、ベンディング部4513は、金属シート層450の上部に配置された層(例えば、ウィンドウ層410、偏光層420、ディスプレイパネル430、又はポリマー部材440)の層間スリップを妨げないように、第1方向(○で囲んだ「1」方向)に折り曲げられる。
他の実施形態で、ベンディング部4513は、第2方向(○で囲んだ「2」方向)に折り曲げることもできる。
他の実施形態で、ベンディング部4513は、ヘミング工程を介して第1方向(○で囲んだ「1」方向)又は第2方向(○で囲んだ「2」方向)に折り曲げられた後、金属シート層450の面に対面する方式で形成することもできる。
【0096】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイ(400、630)は、ハウジング(310、320)と保護フレーム(340、350)との間に設けられた空間によってエッジが断続される構成を図に示して説明した。
しかし、ここに限れず、本発明の例示的な実施形態によるフレキシブルディスプレイ(400、630)は、保護フレーム(340、350)無しに、ハウジング(310、320)の自身の構造を介して設けられた空間によってエッジが断続されるように配置することもできる。
【0097】
多様な実施形態によれば、電子装置(例えば、図4Aの電子装置300)は、ヒンジモジュール(例えば、図4Aのヒンジモジュール364)と、ヒンジモジュールに連結される第1ハウジング(例えば、図4Aの第1ハウジング310)と、第1ハウジングに対してフォールディング可能になるようにヒンジモジュールに連結される第2ハウジング(例えば、図4Aの第2ハウジング320)と、第1ハウジング及び第2ハウジングの少なくとも一部分を介して配置されるフレキシブルディスプレイ(例えば、図4Aのフレキシブルディスプレイ400)として、電子装置が展開状態の時、第1方向(例えば、図7Aの○で囲んだ「1」方向)に向く第1面(例えば、図7Aの第1面4301)と、第1面と反対方向に向かう第2面(例えば、図7Aの第2面4302)を含むディスプレイパネル(例えば、図7Aのディスプレイパネル430)と、第1面に配置されるウィンドウ層(例えば、図7Aのウィンドウ層410)、及びディスプレイパネルの第2面に配置される金属シート層(例えば、図7Aの金属シート層450)を含むフレキシブルディスプレイを含み、ディスプレイパネル、ウィンドウ層、及び金属シート層は、第1ハウジング及び第2ハウジングの内側壁(例えば、図7Aの第1内側壁3102及び図8Aの第2内側壁3202)との離隔距離(例えば、図7Aの第1隔離距離(d2))が、電子装置の展開状態及び折り畳み状態の時の互いに異なる、層間スリップが発生するように配置され、金属シート層は、フレキシブルディスプレイの上方から見ると、ディスプレイパネルと少なくとも部分的に重畳するように配置され、ディスプレイパネルより第1ハウジング及び第2ハウジングの内側壁に近い位置に配置される。
【0098】
多様な実施形態によれば、ウィンドウ層は、ポリマー層(例えば、図7Aのポリマー層411)及びポリマー層とディスプレイパネルとの間に配置されるガラス層(例えば、図7Aのガラス層4120)を含み、ポリマー層は、ディスプレイの上方から見ると、ガラス層と少なくとも部分的に重畳するように配置され、ガラス層より内側壁に近い位置に配置され得る。
【0099】
多様な実施形態によれば、ガラス層とディスプレイパネルは、少なくとも部分的に粘着剤(例えば、図7Aの粘着剤(P1))を介して付着され得る。
多様な実施形態によれば、粘着剤は、フレキシブルディスプレイの上方から見ると、少なくともディスプレイパネルの活性化領域と重畳するような位置に配置され得る。
【0100】
多様な実施形態によれば、ディスプレイパネルとガラス層との間に配置される偏光層(例えば、図7Aの偏光層420)をさらに含み得る。
多様な実施形態によれば、ガラス層と偏光層との間、偏光層とディスプレイパネルとの間、又はディスプレイパネル中に配置されるタッチパネルをさらに含み得る。
【0101】
多様な実施形態によれば、金属シート層とディスプレイパネルとの間に配置される少なくとも一つの補助材料層(例えば、図5のポリマー部材440)をさらに含み得る。
【0102】
多様な実施形態によれば、金属シート層の、第1ハウジングと対面する第1エッジを挟んで、第1ハウジングと結合される第1保護フレーム(例えば、図7Aの第1保護フレーム340)及び金属シート層の、第2ハウジングと対面する第2エッジを挟んで、第2ハウジングと結合される第2保護フレーム(例えば、図8Aの第2保護フレーム350)をさらに含み得る。
【0103】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイは、第1ハウジングと第1保護フレームとの間及び第2ハウジングと第2保護フレームとの間の空間(例えば、図7Aの第1空間3101及び図8Aの第2空間3201)で挙動可能に配置され得る。
多様な実施形態によれば、空間は、電子装置が折り畳み状態及び展開状態の時、フレキシブルディスプレイのエッジを収容するための大きさで形成され得る。
【0104】
多様な実施形態によれば、金属シート層は、フレキシブルディスプレイの上方から見ると、ディスプレイパネルのエッジの外側に金属シート層のすべてのエッジが見える大きさで形成され得る。
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイは、金属シート層の端部が、電子装置のフォールディング動作によって選択的に内側壁に近接するように配置され得る。
【0105】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイは、ディスプレイパネルから延長され、曲げを介して金属シート層の少なくとも一部と接触するFPCB(flexible printed circuit board)(例えば、図8AのFPCB432)を含み、金属シート層は、FPCBの曲げ部分を収容するために、エッジ(例えば、図8Aの第2エッジ4502)より凹むように形成される収容部(例えば、図8Aの収容部4502a)を含み得る。
多様な実施形態によれば、収容部は、FPCBの曲げ部分が金属シート層のエッジより突出しない深さで形成され得る。
【0106】
多様な実施形態によれば、フレキシブルディスプレイの上方から見ると、内側壁に向かってディスプレイパネルより突出した金属シート層の突出量(例えば、図7Aの第1突出量(d1))は、金属シート層と内側壁との間の離隔距離(例えば、図7Aの第1隔離距離(d2))により決定され得る。
【0107】
多様な実施形態によれば、金属シート層の端部は、第1方向又は第2方向に折り曲げられた折り曲げ部(例えば、図10Aの折り曲げ部4511)をさらに含み得る。
多様な実施形態によれば、折り曲げ部の折り曲げ方向は、電子装置の展開状態及び折り畳み状態で、ウィンドウ層、ディスプレイパネル又は金属シート層の層間スリップ方向によって決定され得る。
【0108】
多様な実施形態によれば、電子装置(例えば、図4Aの電子装置300)は、ヒンジモジュール(例えば、図4Aのヒンジモジュール364)と、ヒンジモジュールに連結される第1ハウジング(例えば、図4Aの第1ハウジング310)と、第1ハウジングに対してフォールディング可能になるようにヒンジモジュールに連結される第2ハウジング(例えば、図4Aの第2ハウジング3200と、第1ハウジング及び第2ハウジングの少なくとも一部分を介して配置されるフレキシブルディスプレイ(例えば、図4Aのフレキシブルディスプレイ400)として、電子装置が展開状態の時、第1方向(例えば、図7Aの○で囲んだ「1」方向)に向く第1面(例えば、図7Aの第1面4301)と、第1面と反対方向に向く第2面(例えば、図7Aの第2面4302)を含むディスプレイパネル(例えば、図7Aのディスプレイパネル430)と、第1面に配置されるウィンドウ層(例えば、図7Aのウィンドウ層410)及びディスプレイパネルの第2面に配置される金属シート層(例えば、図7Aの金属シート層450)を含むフレキシブルディスプレイと、を含み、フレキシブルディスプレイは、電子装置が折り畳み状態及び展開状態の時、第1回転軸(例えば、図4Bの回転軸(A))と垂直の方向(例えば、図4Aのx軸方向)に、第1ハウジング及び第2ハウジング上で可動可能に配置され、金属シート層は、フレキシブルディスプレイの上方から見ると、ディスプレイパネルと少なくとも部分的に重畳するように配置され、ディスプレイパネルより第1ハウジング及び第2ハウジングの内側壁(例えば、図7Aの第1内側壁3102及び図8Aの第2内側壁3202)に近い位置に配置され得る。
【0109】
多様な実施形態によれば、ウィンドウ層は、ポリマー層及びポリマー層とディスプレイパネルとの間に配置されるガラス層を含み、ポリマー層は、ディスプレイの上方から見ると、ガラス層と少なくとも部分的に重畳するように配置され、ガラス層より内側壁に近い位置に配置され得る。
多様な実施形態によれば、ガラス層とディスプレイパネルは、少なくとも部分的に粘着剤を介して付着し、粘着剤は、フレキシブルディスプレイの上方から見ると、少なくともディスプレイパネルの活性化領域と重畳する位置に配置され得る。
【0110】
本明細書及び図に開示した本発明の実施形態は、本発明の実施形態による技術内容を容易に説明して本発明の実施形態の理解を助けるために特定の例を提示したものであり、本発明の実施形態の範囲を限定しようとするものではない。
したがって、本発明の実施形態の範囲は、ここに開示した実施形態の以外にも本発明の実施形態の技術的思想に基づいて導出されるすべての変更又は変形された形態が本発明の多様な実施形態の範囲に含まれることとして解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0111】
100、300 電子装置
101 リセス
110 第1ハウジング構造
110a (第1ハウジング構造の)第1部分
110b (第1ハウジング構造の)第2部分
111 (第1ハウジング構造の)第1面
112 (第1ハウジング構造の)第2面
113 (第1ハウジング構造の)第1側面部材
113a (第1側面部材の)第1側面
113b (第1側面部材の)第2側面
113c (第1側面部材の)第3側面
114 第1回転支持面
120 第2ハウジング構造
120a (第2ハウジング構造の)第1部分
120b (第2ハウジング構造の)第2部分
121 (第2ハウジング構造の)第3面
122 (第2ハウジング構造の)第4面
123 (第2ハウジング構造の)第2側面部材
123a (第2側面部材の)第4側面
123b (第2側面部材の)第5側面
123c (第2側面部材の)第6側面
124 第2回転支持面
130 ディスプレイ
131a (ディスプレイの)第1領域
131b (ディスプレイの)第2領域
131c (ディスプレイの)フォールディング領域
131d センサー領域
132 プレート
133 ノッチ領域
140 第1後面カバー
141 第1後面領域
150 第2後面カバー
151 第2後面領域
152 サブディスプレイ
153 スピーカーモジュール
160 支持部材アセンブリー
161 第1支持部材
162 第2支持部材
163 配線部材
164 ヒンジ構造
165 ヒンジカバー
170 印刷回路基板
171 第1印刷回路基板
172 第2印刷回路基板
181 センサーモジュール
182 カメラモジュール
183 ウィンドウガラス
191 第1バッテリー
192 第2バッテリー
310 第1ハウジング
320 第2ハウジング
340、350 保護フレーム
364 ヒンジモジュール
370 ヒンジハウジング
400 フレキシブルディスプレイ
500 保護構造
510 保護キャップ
520 遮断部材

図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10A
図10B
図11
図12
図13