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特開2023-72617衛生用紙のフィルム包装体に使用する両面粘着シートペーパーホルダー
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  • 特開-衛生用紙のフィルム包装体に使用する両面粘着シートペーパーホルダー 図1
  • 特開-衛生用紙のフィルム包装体に使用する両面粘着シートペーパーホルダー 図2
  • 特開-衛生用紙のフィルム包装体に使用する両面粘着シートペーパーホルダー 図3
  • 特開-衛生用紙のフィルム包装体に使用する両面粘着シートペーパーホルダー 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023072617
(43)【公開日】2023-05-24
(54)【発明の名称】衛生用紙のフィルム包装体に使用する両面粘着シートペーパーホルダー
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/00 20060101AFI20230517BHJP
   B65D 67/00 20060101ALI20230517BHJP
【FI】
A47G29/00 A
B65D67/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021197353
(22)【出願日】2021-11-12
(71)【出願人】
【識別番号】521324528
【氏名又は名称】佐藤 己和
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 己和
【テーマコード(参考)】
3E067
3K100
【Fターム(参考)】
3E067AA12
3E067AB77
3E067DA02
3E067EA24
3E067GD10
3K100AD01
3K100AF01
3K100AF03
3K100AG07
3K100AH14
3K100AJ01
(57)【要約】
【課題】フィルム包装体の衛生用紙をストレスなくスムーズに使用でき、設置用途に合わせてマグネットシートや環状な平紐類を併用することで幾通りにも設置が可能な両面粘着シートペーパーホルダー1の提供を目的とする。
【解決手段】平面視長方形の両面粘着シートペーパーホルダー1は、片面又は両面を弱粘着性とし、粘着面1a、1bに対応する剥離紙2、3を有し、設置時や使用用途に合わせて貼着しやすくするため、剥離紙2、3それぞれに切れ込みを入れ分割して剥がせるようにし、マグネットシートや環状な平紐類との併用でより広範囲かつ効率的な設置が可能となる構成とする。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ティッシュペーパーやキッチンペーパーなど折り畳んで交互に重ね合わされた形状の衛生用紙のフィルム包装体4に両面粘着シートペーパーホルダー1を貼着して使用するペーパーホルダーであり、平面視長方形をなす前記両面粘着シートペーパーホルダー1を前記フィルム包装体底面4bから長手両側面4a、4cへと短手方向へ貼着し使用することを特徴とする両面粘着シートペーパーホルダー1。
【請求項2】
請求項1に記載の両面粘着シートペーパーホルダー1は、片面もしくは両面を設置する場所の素材を傷つけ無いよう市場の養生テープ様な弱粘着性とし、対応する剥離紙2,3には 分割できるよう切れ込みを入れ、設置時や使用用途に合わせて貼着しやすいよう剥がしながら設置、使用出来ることを特徴とする両面粘着シートペーパーホルダー1。
【請求項3】
請求項1、2に記載の両面粘着シートペーパーホルダー1を衛生用紙のフィルム包装体に貼着する際に環状な平紐類やマグネットシートなどを併用することで、幾通りにも設置が可能なことを特徴とする両面粘着シートペーパーホルダー1。
【請求項4】
請求項1、2、3に記載の両面粘着シートペーパーホルダー1は、ペーパーの減少時、フィルム包装体側面に設けた4a、4cの二次貼着部位の剥離紙3a、3cを剥がし、それぞれを内側に折り畳むように貼着することでフィルム包装体内、上部に出来た隙間をなくすことにより、次ペーパーの繰り出しがスムーズとなり、快適な使用が可能なことを特徴とする両面粘着シートペーパーホルダー1。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は折り畳まれ交互に重ね合わされた形状のフィルム包装体衛生用紙をストレスなくスムーズに使用でき、且つ設置用途に合わせ、他アイテムとの併用で幾通りもの設置を可能とする両面粘着シートペーパーホルダーに関する。
【0002】
日々の生活に欠かせないティッシュペーパーやキッチンペーパーですが、昨今ではエコロジーの観点からフィルム包装体の衛生用紙類が市場にも出回るようになり、使い始めはペーパーの取り出しもスムーズで、使い終われば手間なくそのまま資源ごみとして出せて便利なのですが、ペーパーの減少時には繰り出されるはずのペーパーがフィルム包装体内部に落ちてしまうという使い難さもある。
【0003】
特にキッチンペーパーの使用時は手が濡れていることが多く、袋の中に落ちたペーパーを取り出すのに、中にある他のペーパーまで濡らしてしまうという使い難さもある。
【0004】
更に、袋の中のペーパー残量が少なくなるとペーパーを引き出す際にフィルム包装体ごと上に持ち上がり上手く引き出せないという使い難さがあり、このような衛生用紙に関して下記の特許文献1には、衛生用紙の収納容器の技術が開示されている考案が知られている。
【特許文献
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3229278号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の衛生用紙の収納容器のような箱型のものでは設置場所が固定され、もしくは移動できてもある程度の広さの確保が必要とされ、更にペーパーの入れ替えの手間もかかる上、使用するうちに収納容器自体も汚れ清掃する手間も増えるという問題もあった。本発明は軽くて丈夫なフィルム包装体の利便性を活かしつつ、設置場所を選べ、使用時の不便さを減らし手間の軽減を可能にする貼着して使用する両面粘着シートペーパーホルダーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の両面粘着シートペーパーホルダーは衛生用紙のフィルム包装体の底面及び側面に貼着して使用する両面粘着シートで、平面視長方形をなし、片面もしくは両面を市場の養生テープ様な弱粘着性とし、それぞれの面に対応する剥離紙には、使用時や用途に合わせて貼着しやすいよう切り込みを入れ、分割して剥がせるような形状の構成とした。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明に係る両面粘着シートペーパーホルダーの通常の状態を示す斜視図である。
図2】本発明に係る両面粘着シートペーパーホルダーの実施形態を示す斜視図である。
図3】本発明に係る両面粘着シートペーパーホルダーの実施形態の変形例を示す底面の斜視図である。
図4】本発明に係る両面粘着シートペーパーホルダーの実施形態の変形例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について適宜図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1に示すように両面粘着シートペーパーホルダー1の通常の状態を示す斜視図であり、少なくとも衛生用紙のフィルム包装体の短手幅と高さを合わせた長さを必要とし、幅は少なくとも市場のガムテープ程の幅とし、より安定した使用とするためにそれ以上の幅広であってもよい。
【0011】
図1の両面粘着シートペーパーホルダー1は平面視長方形をなす両面の粘着シートで片面もしくは両面を市場の養生テープ様な弱粘着性とし、片面の場合設置箇所に貼着させる側に弱粘着面を当てることで設置箇所の素材を痛めにくくするものである。
【0012】
さらに図1の両面粘着シートペーパーホルダー1の粘着面1a、1bにそれぞれ剥離紙2,3が対応しており、使用時や用途に合わせて貼着しやすいよう切り込みを入れて分割された形状とする。
【0013】
図2に示すように両面粘着シートペーパーホルダー1を衛生用紙のフィルム包装体4に貼着した使用時の状態を示す斜視図であり、粘着面1a、1b共に弱粘着性の場合はどちらを貼着させても良いが、粘着度を変える場合は、粘着度の強い方1aの方をフィルム包装体側に貼着する。その際は、分割された剥離紙のフィルム包装体底面4bに当たる部位2bから剥がしフィルム包装体底面4bの短手方向へと貼着し、フィルム包装体側面に当たる部位2a、2cを剥がしフィルム包装体長手方向側面4a、4cに貼着する。
【0014】
また、平面等に設置する場合は1bの粘着面に対応する剥離紙3bを剥がし貼着して設置する。これによりペーパー減少時のペーパーを引き出した際のフィルム包装体ごと持ち上がる使い難さの解消となる。
【0015】
図3に示すように実施形態の変形例を示す底面4bの斜視図であり、フック等に吊り下げて使用する場合は、環状にした平紐類等を使用し、粘着面1aを環にくぐらせるように通し、フィルム包装体4に貼着して使用する。
【0016】
さらに、冷蔵庫やキッチンキャビネット等の磁石がつくタイプの壁面などにくっつけて使用する際は、市場のマグネットシート(磁力強め)を1aの粘着面に対応する剥離紙2bを剥がし、フィルム包装体底面4bと粘着面1aとで挟んで貼着し使用する。
【0017】
図4に示すように、ペーパー残量の減少時の使用例を示す斜視図であり、使用中ペーパー残量が減り、次ペーパーがフィルム包装体内に落ち上手く繰り出されない時には、粘着面1bに対応する剥離紙3a、3cを剥がし、それぞれを内側に折り畳むように貼着してフィルム包装体内の上部に出来た隙間を無くし、ペーパーの内部落下を防ぐことが可能となり使い勝手が良好となる。
【0018】
フィルム包装体のまま使用することで、清掃の手間もなく使い終わればシートを剥がし資源ごみとして出すだけの手軽さの利点もある。
【0019】
設置時に一次剥離紙を剥がし貼着して設置し、ペーパー減少時に二次剥離紙を剥がし貼着して使用する。
【符号の説明】
【0020】
1 両面粘着シートペーパーホルダー
1a強粘着面(もしくは弱粘着面)フィルム包装体に面する
1b弱粘着面 設置箇所に面する
2 剥離紙 1a面に対応する
2a剥離紙 フィルム包装体4の長手側面(4a、4c)一次貼着部位
2b剥離紙 フィルム包装体4の底面4b一次貼着部位
2c剥離紙 フィルム包装体4の長手側面(4a、4c)一次貼着部位
3 剥離紙 1b面に対応する
3a剥離紙 フィルム包装体4の長手側面二次貼着部位(ペーパー減少時貼着して使用)
3b剥離紙 フィルム包装体4の底面一次貼着部位(平面等の設置箇所に貼着)
3c剥離紙 フィルム包装体4の長手側面二次貼着部位(ペーパー減少時貼着して使用)
4 衛生用紙のフィルム包装体
4aフィルム包装体長手側面
4bフィルム包装体底面
4cフィルム包装体長手側面
5 環状の平紐類
6 マグネットシート(磁力強め)
図1
図2
図3
図4