特開2023-7274IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

計算機によって、巡回セールスマン問題の厳密解または近似解を短時間で得る解法。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】巡回セールスマン問題では、対象地点総数が大きくなると全ルートを総当たりで調査して最短経路となる厳密解を求める場合、計算量が莫大になり、標準的な設備でその解を求めるが困難になる。そこで、対象地点間を仮想的な光通路網で結んだ回路を考え、その回路上を走る光の性質を利用する手法で、最短ルートを探索する解法を提案する。
【解決手段】対象地点間の距離や時間、コストなどの関係量を1対1の関係で表す行列を作成し、その行列の各要素に対して関係量の大きさに応じた変換計算及び等価化計算を行うことで、等価光回路における距離を表した行列を得る。次に、得られた行列に対して、スタート地点を表す列に於いて一定のルールに基づいて、最大値の要素を選択することで次の地点を選ぶ。同じ方法で最終地点までのルートを得る。行列の全ての列に対して、この作業を順番に実施し、得られた全て経路の中から最短の経路を抽出することで最適解を得る。
【選択図】図4

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

巡回セールスマン問題の解を高速に得るために「特開2000-48003」では、問題領域を分割して階層的に処理する方法が述べられている。この方法により、従来と比較して高速に解を得ることが期待できるが、手法の特性上厳密解を得ることは難しい。また、領域ごとに解を得る作業を複数回繰り返すことが必要となり、簡便に解を得ることはできない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は目的を達成するために、対象地点間を仮想的な光通路網で結んだ回路を考え、その回路上を走る光の性質を利用する手法で、最短ルートを探索する解法を提案する。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る解法を用いることで、巡回サラリーマン問題の厳密解または近似解を従来手法に比べて簡便かつ短時間に取得でき、輸送業界における輸送の効率化や産業界における基盤穿孔等の効率化が貢献できると考える。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

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【図1】 巡回セールスマン問題の一例を示す。
【図2】 図1に示した各地点間距離を表した行列を示す。
【図3】 図2の行列に対して変換計算した結果及び合計、平均値を示す。
【図4】 等価光回路における距離を表した行列を示す。
【図5】 解法のフローチャートを示す。

選択図 図4出願人が指定した本件の代表的な図

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