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▶ 吉田 里衣の特許一覧

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  • 特開-全方位クリアな生きもの観察用具 図1
  • 特開-全方位クリアな生きもの観察用具 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023073170
(43)【公開日】2023-05-25
(54)【発明の名称】全方位クリアな生きもの観察用具
(51)【国際特許分類】
   A01K 67/033 20060101AFI20230518BHJP
【FI】
A01K67/033 502
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021197350
(22)【出願日】2021-11-13
(71)【出願人】
【識別番号】521528919
【氏名又は名称】吉田 里衣
(72)【発明者】
【氏名】吉田 里衣
(57)【要約】
【課題】 昆虫などの生きものを間近に観察するためのクリアな携帯ケースを提供する。
【解決手段】 蓋から本体まで全てを無色透明の樹脂素材で構成し、形状を直方体から円柱にすることで視界の歪みを減少させることで、あらゆる方向からクリアに観察することを可能にした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円柱状もしくは円柱を一部垂直に切断し弦と弧を底面とする柱状の構造で、アクリルなど無色透明樹脂を素材とした生きもの観察用具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、昆虫などの小さな生きものを全方位から詳細に観察にするのに適した用具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、昆虫などを捕獲して収容する虫かごがあった(特許文献1参照)。
また、昆虫や水生生物などを飼育するケースがあった(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-189352公報
【特許文献2】特開2006-166735公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
(イ)虫かごは捕獲した昆虫などを入れておくことが目的であり、対象物を観察するには不向きであった。
(ロ)飼育ケースに関しては、虫かごと比べると対象物は見やすいが、幼い子どもの目線では長く観察するには不十分であった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
全ての面を無色透明のアクリルもしくはプラスチック等の樹脂素材で構成し、視界をできるだけ遮らずにどの向きからでも対象物の観察を容易にした。
形状を直方体から円柱形にすることで死角を減らし、さらに容器の高さを抑えることで対象物を間近に観察できるようにした。
以上を特徴とする生きもの観察用具である。
【発明の効果】
【0006】
対象物をあらゆる角度から容易に観察でき、子どもの好奇心・集中力・観察力を育む教材として最適である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明の斜視図である。
図2】 本発明のもう一種の形状の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(イ)厚さ1~2ミリ程度の透明樹脂素材で、円柱形もしくはそれに準ずる形状とする。
(ロ)円柱の側面には通気口となる穴を開け、メッシュを接着して異物の侵入を防ぐものとする。さらに、携帯用肩がけひもを取り付けるアタッチメントを配置する。
(ハ)円柱の上部は半円形の開口部を切り抜き、片手でも開閉可能な回転式の蓋を取り付ける。
(ニ)本用具の上部面、下部面に僅かに凹凸をつけ、重ね置きができるようにする。
本発明を使用するときは、上部蓋をスライド回転させて対象物を用具内に入れ、蓋を閉めてから、様々な角度から対象物を観察する。
【符号の説明】
【0009】
1 通気口
2 回転式スライド蓋
3 ベルトアタッチメント
4 蓋留め具
図1
図2