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特開2023-7389ブロックチェーンに基づくサイト選択方法、装置、機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023007389
(43)【公開日】2023-01-18
(54)【発明の名称】ブロックチェーンに基づくサイト選択方法、装置、機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230111BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022057577
(22)【出願日】2022-03-30
(31)【優先権主張番号】202110729981.3
(32)【優先日】2021-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲荊▼博
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】クラウドコンピューティング及びクラウドサービスに適用できるブロックチェーンに基づくサイト選択方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法は、タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定しS110、目標特徴次元及びサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得しS120、候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択しS130、スマート契約に基づき、また、目標特徴データの使用属性情報に基づき、目標データソースにトークンを支払うようにタスク需要先を制御するS140。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定することと、
前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得することと、
前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択することと、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御することとを含む、
ブロックチェーンに基づくサイト選択方法。
【請求項2】
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御することは、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記タスク需要先の使用待ちトークンの限度額を確定し、前記使用待ちトークンの限度額をロックすることと、
候補グリッドから目標グリッドを選択した後、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記使用待ちトークンの限度額を目標データソースに移すこととを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記使用待ちトークンの限度額をロックした後、
いずれかの目標データソースが目標特徴データの提供を拒否した場合、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記タスク需要先に返送すること更に含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御する前に、
前記目標データソース、前記目標特徴次元および目標領域情報に基づき、ブロックチェーンから前記目標特徴データの履歴使用回数を前記目標特徴データの使用属性情報として取得することを更に含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
タスク需要先のサイト選択要求に応答する前に、
候補特徴次元および候補特徴次元が属する候補データソースを含む候補特徴次元グループを確定することと、
候補特徴次元に基づき、候補データソースからサンプルグリッドの候補特徴データを取得することと、
サンプルグリッドの候補特徴データに基づいてモデルトレーニングを行い、モデルトレーニング結果に基づいて候補特徴次元グループから目標特徴次元グループを選択し、目標特徴次元グループ内の目標特徴次元および目標特徴次元が属する目標データソースを取得することと、
スマート契約に基づき、前記候補特徴データが属するサンプル都市に応じて、前記候補データソースにトークンを支払うようにタスク需要先を制御することとを更に含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
保有しているトークンの限度額に応じて、データソースの貢献度を確定することを更に含む、
請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定するための目標特徴次元モジュールと、
前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得するための目標特徴データモジュールと、
前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択するためのグリッド選択モジュールと、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御するためのトークン支払モジュールとを備える、
ブロックチェーンに基づくサイト選択装置。
【請求項8】
前記トークン支払モジュールは、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記タスク需要先の使用待ちトークンの限度額を確定し、前記使用待ちトークンの限度額をロックするためのトークンロックユニットと、
候補グリッドから目標グリッドを選択した後、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記使用待ちトークンの限度額を目標データソースに移すためのトークン移出ユニットとを備える、
請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記トークン支払モジュールは、
いずれかの目標データソースが目標特徴データの提供を拒否した場合、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記タスク需要先に返送するためのトークン返送ユニットを更に備える、
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記目標データソース、前記目標特徴次元および目標領域情報に基づき、ブロックチェーンから前記目標特徴データの履歴使用回数を前記目標特徴データの使用属性情報として取得するための使用属性確定モジュールを更に備える、
請求項7から9のいずれか1項に記載の装置。
【請求項11】
モデルトレーニングモジュールを更に備え、前記モデルトレーニングモジュールは、
候補特徴次元および候補特徴次元が属する候補データソースを含む候補特徴次元グループを確定するための候補特徴次元ユニットと、
候補特徴次元に基づき、候補データソースからサンプルグリッドの候補特徴データを取得するための候補特徴データユニットと、
サンプルグリッドの候補特徴データに基づいてモデルトレーニングを行い、モデルトレーニング結果に基づいて候補特徴次元グループから目標特徴次元グループを選択し、目標特徴次元グループ内の目標特徴次元および目標特徴次元が属する目標データソースを取得するためのモデルトレーニングユニットと、
スマート契約に基づき、前記候補特徴データが属するサンプル都市に基づき、前記候補データソースにトークンを支払うようにタスク需要先を制御するためのトークン支払ユニットとを備える、
請求項7に記載の装置。
【請求項12】
保有しているトークンの限度額に応じて、データソースの貢献度を確定するための貢献度モジュールを更に備える、
請求項6から11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリとを備える電子機器であって、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1から6のいずれか1項に記載の方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行される、
電子機器。
【請求項14】
コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータに、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法を実行させることに用いられる、
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
プロセッサにより実行されると、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法を実現する、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特に、ブロックチェーン技術分野に関し、クラウドコンピューティングおよびクラウドサービスに適用でき、具体的には、ブロックチェーンに基づくサイト選択方法、装置、機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
サービスサイトは、サービスの最前線陣地として、市場シェアに対して重要な作用を果たす。銀行系のサービスを例とし、銀行サイトは、銀行の名誉、利益に関連するだけでなく、顧客自身の利益にも関連する。
【0003】
サイトの開設に適した位置をどのように選択するか、即ち、サイト選択をどのように行うかは十分に重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、ブロックチェーンに基づくサイト選択方法、装置、機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、
タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定することと、
前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得することと、
前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択することと、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御することとを含む、
ブロックチェーンに基づくサイト選択方法を提供する。
【0006】
本開示の更なる態様によれば、
タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定するための目標特徴次元モジュールと、
前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得するための目標特徴データモジュールと、
前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択するためのグリッド選択モジュールと、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御するためのトークン支払モジュールとを備える、
ブロックチェーンに基づくサイト選択装置を提供する。
【0007】
本開示の更なる態様によれば、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されたメモリとを備える電子機器であって、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが本開示のいずれかの実施例に係るブロックチェーンに基づくサイト選択方法を実行可能であるように、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行される、
電子機器を提供する。
【0008】
本開示の更なる態様によれば、
コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータに、本開示のいずれかの実施例に係るブロックチェーンに基づくサイト選択方法を実行させることに用いられる、
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示の更なる態様によれば、
プロセッサにより実行されると、本開示のいずれかの実施例に係るブロックチェーンに基づくサイト選択方法を実行する、
コンピュータプログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本開示の技術によれば、サイト選択の効率および特徴データの安全性を向上させることができる。
【0011】
本発明に記載された内容は、本開示の実施例のキーとなるまたは重要な特徴を標識するためのものではなく、本開示の範囲を限定するものでもないことが理解されるべきである。本開示の他の特徴は、以下の明細書により容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は本形態をより良く理解するためのものであり、本開示を限定するものではない。
【0013】
図1】本開示の実施例によるブロックチェーンに基づくサイト選択方法の模式図である。
図2】本開示の実施例による別のブロックチェーンに基づくサイト選択方法の模式図である。
図3】本開示の実施例による更なるブロックチェーンに基づくサイト選択方法の模式図である。
図4】本開示の実施例によるブロックチェーンに基づくサイト選択装置の模式図である。
図5】本開示の実施例のブロックチェーンに基づくサイト選択方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しながら本開示の例示的な実施例を詳細に説明する。ここで、理解の便宜上、本開示の実施例に係る様々な細かい内容まで含まれているが、例示的なものに過ぎないと理解すべきである。従って、当業者であれば理解するであろうが、本開示の範囲および主旨から逸脱しない限り、ここで説明する実施例に対して様々な変更や修正を行うことができる。同様に、以下の説明において、公知されている機能および構造の説明は、明確且つ簡潔にするために省略している。
【0015】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例に係る該形態について詳細に説明する。
【0016】
図1は、本開示の実施例によるブロックチェーンに基づくサイト選択方法の模式図であり、本開示の実施例は、タスク需要先のニーズに応じてサイト選択を行う場合に適用できる。該方法は、ブロックチェーンに基づくサイト選択装置により実行でき、該装置は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの方式で実現でき、電子機器に構成され得る。図1を参照し、該方法は、具体的に、以下のステップを含む。
【0017】
S110において、タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定する。
【0018】
S120において、前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得する。
【0019】
S130において、前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択する。
【0020】
S140において、スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御する。
【0021】
ここで、タスク需要先とは、サイト選択のニーズを持つサービス提供先を意味し、例えば、銀行サービスまたは通信運営サービス等であってもよい。サイト選択要求に目標領域情報が担持されてもよく、目標領域は、タスク需要先が新たなサイトを設ける必要がある領域を意味し、目標領域情報は、目標領域の標識、目標領域が属する都市のタイプ等であってもよい。
【0022】
ここで、目標領域における候補グリッドは、グリッド拘束情報に基づいて目標領域をグリッド分割することにより得られ、候補グリッドから目標グリッドを新たなサイト選択提案として選択することに用いられる。グリッド拘束情報は、タスク需要先から取得でき、グリッドの形状情報およびグリッドのサイズ情報を含んでもよく、形状情報は、円形または矩形等であってもよく、グリッドのサイズ情報は、固定サイズであってもよいし、サイズ範囲であってもよく、例えば、1km×1kmであってもよいし、2km×2kmであってもよいし、1km~2km間等であってもよい。
【0023】
ここで、目標データソースは、目標特徴次元の値を提供することに用いられ、目標特徴次元とは、目標領域におけるサイト選択位置に影響を与える特徴要素を意味し、即ち、候補グリッドが目標グリッドとして選択されるか否かに影響を与える特徴要素を意味し、目標特徴次元の値(即ち、目標特徴データ)は、候補グリッドにおけるユーザ身分情報、ユーザ行為データ、実際のサイトの属性情報等を統計することにより得られる。本開示の実施例は、目標データソースおよび目標特徴次元を具体的に限定せず、銀行サイト選択を例とし、目標データソースは、地図系アプリケーション、銀行カード管理組織、検索エンジン、銀行系アプリケーション等であってもよい。地図系アプリケーションに関連する目標特徴次元は、地下鉄駅数、バス停数、学校数、駐車スペース数、渋滞指数、各階層の収入レベル割合、各階層の年齢割合、各職業の割合、常住人口数、働いている人数、車の有無等を含んでもよい。銀行カード管理組織に関連する目標特徴次元は、実際のサイト位置、実際のサイトが属する銀行タイプ、各階層の消費レベル割合、各銀行のカード保有分布状況を含んでもよい。検索エンジンに関連する目標特徴次元は、各金融の興味嗜好割合を含んでもよく、金融の興味嗜好は、資産管理、ローン、株であってもよい。銀行系アプリケーションに関連する目標特徴次元は、自身のアプリケーションがインストールされている人口数、支払代行顧客数等を含んでもよい。
【0024】
ここで、ブロックチェーンには、タスク需要先が使用する必要のある目標データソース、即ち、目標データソースが提供できる目標特徴次元が記録されてもよく、例えば、ブロックチェーンには、タスク需要先の身分情報、目標特徴次元、目標データソース間の関連関係が記録されてもよい。具体的には、タスク需要先の身分情報に基づいてブロックチェーンから目標特徴次元および目標データソースを取得し、目標領域情報およびグリッド拘束情報に基づいて目標領域をグリッド分割して候補グリッドを取得し、目標特徴次元および目標領域情報に基づいて目標データソースから候補グリッドの目標特徴データを取得し、候補グリッドの目標特徴データに基づいて候補グリッドのサイト選択指標の指標値を確定し、指標値に基づいて候補グリッドから目標グリッドを選択することができる。
【0025】
ここで、サイト選択指標は、候補グリッドにサイトを設ける可能性を測定することに用いられ、例えば、サイト選択指標は、総顧客数、資産管理サービスの毎日の新規顧客数、クレジットカードサービスの毎日の新規顧客数、デビットカードサービスの毎日の新規顧客数、一日平均預金総数または一日平均新規預金数であってもよい。具体的には、サイト選択指標の指標値に基づいて候補グリッドを順位付け、順位付け結果に基づいて目標グリッドを選択することができる。なお、各サイト選択指標は、異なる目標特徴データにそれぞれ関連付けることができ、即ち、異なる目標特徴次元および/または異なる目標データソースに関連付けることができる。
【0026】
ここで、スマート契約は、目標特徴データに対するタスク需要先の使用課金ルールを含み、例えば、目標特徴データに対するタスク需要先の1回の使用料金を含む。具体的には、タスク需要先と目標データデータソースは、目標データソースに関連する目標特徴次元、目標データソースが提供した目標特徴データ、および目標特徴データの1回の使用料金を約束し、約束内容を電子契約に固定し、スマート契約に変換し、ブロックチェーンネットワークにアップロードして記憶することができる。必要な場合、インターネット裁判所と突き合わせて司法の効力を強化することもできる。
【0027】
ここで、使用属性情報は、使用タイプ、使用回数、使用時間等を含んでもよい。具体的には、スマート契約に基づき、目標特徴データの使用属性情報に基づいて目標データソースにトークン(token)を支払うようにタスク需要先を制御し、トークンは帳票と呼ばれてもよい。なお、タスク需要先が目標特徴データの実際の使用状況に応じて目標データソースにトークンを支払うため、使用属性情報が異なると、各目標データソースに支払うトークンの限度額は異なる。目標データソースが提供した候補グリッドの目標特徴データを用い、タスク需要先のために目標グリッドをサイト選択提案として選択し、スマート契約を呼び出し、目標データソースが提供した目標特徴データに対するタスク需要先の使用属性情報に基づき、目標データソースにトークンを支払うようにタスク需要先を制御することにより、サイト選択の自動化を実現し、サイト選択の効率を向上させるだけでなく、トークンをデータ使用証憑とすることにより、タスク需要先と目標データソースとの間のオフライン取引回数を減らすこともでき、更にタスク需要先と目標データソースとの間のインタラクションを簡略化し、サイト選択の柔軟性を向上させることもでき、且つ、目標特徴データの使用にトークンを支払うことにより、目標特徴データの使用状況に対する監視管理を実現し、目標特徴データの濫用、転用を回避し、目標特徴データの安全性を向上させることもできる。
【0028】
本開示の実施例に係る技術案は、目標データソースが提供した目標特徴データを用い、候補グリッドから目標グリッドを選択してタスク需要先のサイト選択提案とすることにより、サイト選択の効率を向上させることができ、且つ、タスク需要先は、目標データソースにトークンを支払ってデータ使用証憑とすることにより、サイト選択の柔軟性および目標特徴データの安全性を向上させることもできる。
【0029】
図2は、本開示の実施例による別のブロックチェーンに基づくサイト選択方法の模式図である。本実施例は、上記実施例の基に提出される好ましい形態である。図2を参照し、本実施例に係るブロックチェーンに基づくサイト選択方法は、以下のステップを含む。
【0030】
S210において、タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定する。
【0031】
S220において、前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得する。
【0032】
S230において、前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択する。
【0033】
S240において、スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記タスク需要先の使用待ちトークンの限度額を確定し、前記使用待ちトークンの限度額をロックする。
【0034】
S250において、候補グリッドから目標グリッドを選択した後、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記使用待ちトークンの限度額を目標データソースに移す。
【0035】
具体的には、スマート契約に約束された課金ルールに従い、各目標特徴データの使用属性情報に基づき、各目標データソースに支払うトークンの限度額をそれぞれ確定し、トークンの限度額を集約し、タスク需要先の使用待ちトークンの限度額を取得し、使用待ちトークンの限度額に応じてタスク需要先のアカウント内のトークンをロックする。
【0036】
且つ、候補グリッドから目標グリッドを選択した後、即ち、タスク需要先による目標特徴データの使用が成功した後、使用待ちトークンの限度額をアンロックし、各目標特徴データの使用情况に従い、使用待ちトークンの限度額を各目標データソースのアカウントに割り当てる。まず、タスク需要先の使用待ちトークンの限度額をロックし、タスク需要先による各目標特徴データの使用が成功した後、使用待ちトークンの限度額をアンロックし、使用待ちトークンの限度額を各目標データソースに割り当てることにより、タスク需要先のトークンが繰り返し使用されるため、トークンを支払うことができないこと回避することができ、目標データソースの権益を保護することができる。
【0037】
1つの好ましい実施形態において、前記使用待ちトークンの限度額をロックした後、いずれかの目標データソースが目標特徴データの提供を拒否した場合、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記タスク需要先に返送することを更に含む。
【0038】
サイト選択過程において、いずれかの目標データソースが目標特徴データの提供を拒否した場合、目標特徴データが不完全であるため、候補グリッドから目標グリッドを選択できず、即ち、サイト選択タスクが失敗し、サイト選択を終了させる。この場合、使用待ちトークンの限度額をアンロックし、使用待ちトークンをタスク需要先のアカウントに返送することにより、タスクの失敗がタスク需要先に与える損失を回避し、タスク需要先の権益を保護することができる。
【0039】
1つの好ましい実施形態において、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御する前に、前記目標データソース、前記目標特徴次元および目標領域情報に基づき、ブロックチェーンから前記目標特徴データの履歴使用回数を前記目標特徴データの使用属性情報として取得することを更に含む。
【0040】
ここで、ブロックチェーンには目標特徴データの履歴使用記録が更に記録され、履歴使用記録は、目標特徴データが属する目標データソース、目標特徴データに関連する目標特徴次元、目標領域情報、タスク需要先等を含んでもよい。
【0041】
具体的には、目標特徴データの今回の使用過程における目標データソース、目標特徴次元、および目標領域情報に基づき、ブロックチェーンから目標特徴データの履歴使用記録を取得し、履歴使用記録に基づいて目標特徴データに対するタスク需要先の履歴使用回数を確定することができる。スマート契約に約束された課金ルール、例えば、毎回固定して課金するルール、毎回段階的に課金するルール等に従い、目標データソースに対するタスク需要先の支払待ちトークンの限度額を確定することができる。ブロックチェーンから目標特徴データの履歴使用回数を取得することにより、履歴使用回数に基づいて支払待ちトークンの限度額を確定することができ、即ち、目標特徴データの履歴使用回数に基づいて目標データソースにデータ使用料金を支払し、データ使用の課金の柔軟性を向上させることができる。
【0042】
本開示の実施例の技術案において、目標特徴データを使用していない前に、タスク需要先の使用待ちトークンの限度額を確定し、使用待ちトークンの限度額をロックし、目標グリッドを選択した後、即ち、目標特徴データを使用した後、使用待ちトークンの限度額を目標データソースに移すことにより、目標データソースの権益を保護することができる。且つ、毎回固定して課金するルール、毎回段階的に課金するルール等の様々な課金ルールを更にサポートし、データ使用の課金の柔軟性を向上させる。
【0043】
図3は、本開示の実施例による更なるブロックチェーンに基づくサイト選択方法の模式図である。本実施例は、上記実施例の基に提出される好ましい形態である。図3を参照し、本実施例に係るブロックチェーンに基づくサイト選択方法は、以下のステップを含む。
【0044】
S310において、候補特徴次元および候補特徴次元が属する候補データソースを含む候補特徴次元グループを確定する。
【0045】
具体的には、候補データソース、候補データソースが提供できる候補特徴次元を組み合わせて候補特徴次元グループを取得することができる。
【0046】
S320において、候補特徴次元に基づき、候補データソースからサンプルグリッドの候補特徴データを取得する。
【0047】
ここで、サンプルグリッドとは、目標特徴次元の選択段階で使用されるグリッド、即ち、モデルトレーニング段階で使用されるグリッドを意味する。具体的には、サンプル都市における実際のサイト位置を中心とし、グリッド拘束情報に基づいてサンプル都市をサンプルグリッドに分割することができる。なお、候補グリッドおよびサンプルグリッドを生成する過程で使用されるグリッド拘束情報は同じである。
【0048】
具体的には、各候補特徴次元グループに対し、該候補特徴次元グループ内の候補特徴次元、候補特徴次元が属する候補データソースに基づき、候補データソースからサンプルグリッドの候補特徴データを取得し、且つ、サンプルグリッドにおける実際のサイトの属性情報に基づいてサンプルグリッドのサイト選択指標のラベル値を確定することもできる。
【0049】
S330において、サンプルグリッドの候補特徴データに基づいてモデルトレーニングを行い、モデルトレーニング結果に基づいて候補特徴次元グループから目標特徴次元グループを選択し、目標特徴次元グループ内の目標特徴次元および目標特徴次元が属する目標データソースを取得する。
【0050】
具体的には、サンプルグリッドの候補特徴データをトレーニング待ちモデルの入力とし、サンプルグリッドのサイト選択指標のラベル値をトレーニング待ちモデルの出力としてモデルトレーニングを行い、候補サイトアドレス選択モデルを取得することができる。なお、各候補特徴次元グループに対し、モデルトレーニングをそれぞれ行って候補サイトアドレス選択モデルを取得することができる。
【0051】
且つ、各候補サイトアドレス選択モデルをテストし、テスト結果に応じて各候補サイトアドレス選択モデルから目標サイトアドレス選択モデルを選択し、目標サイトアドレス選択モデルに関連する候補特徴次元グループを目標特徴次元グループとし、目標特徴次元および目標特徴次元が属する目標データソースを取得することができる。目標サイトアドレス選択モデル、目標特徴次元、目標データソースは、後続のサイト予測に用いられる。例えば、タスク需要先、目標特徴次元、および目標データソース間の関連関係をブロックチェーンに書き込み、後続で目標特徴データを直接使用してサイト選択を行うことに使用することもできる。
【0052】
S340において、スマート契約に基づき、前記候補特徴データが属するサンプル都市に応じて、前記候補データソースにトークンを支払うようにタスク需要先を制御する。
【0053】
ここで、スマート契約は、モデルトレーニング段階における候補特徴データに対するタスク需要先の使用課金ルールを含んでもよい。本開示の実施例は、モデル予測段階の使用課金ルールについて具体的に限定しない。モデルトレーニング段階で候補特徴データを頻繁に使用し、モデルトレーニング段階で異なる都市タイプのサンプル都市をそれぞれトレーニングすることができ、即ち、候補特徴データの使用に対して都市タイプ集中の特徴を示すため、候補特徴データが属するサンプル都市に従って一括して課金することができ、例えば、異なる都市タイプのサンプル都市の課金限度額は異なってもよい。
【0054】
具体的には、候補サイトアドレス選択モデルのトレーニングが完了した後、候補サイトアドレス選択モデルのトレーニング過程で使用される候補特徴データが属するサンプル都市を取得し、サンプルプログラムに基づいて候補データソースにトークンを支払うことができる。
【0055】
モデルトレーニング段階において、候補特徴データが属するサンプル都市に応じて、候補データソースにトークンを支払うようにタスク需要先を制御することにより、モデルトレーニング段階で候補特徴データの使用が頻繁かつ複雑で、都市集中性を示すという特徴に適することができ、モデル予測段階のデータ使用の課金方式を簡略化する。
【0056】
S350において、タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定する。
【0057】
S360において、前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得する。
【0058】
S370において、前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択する。
【0059】
具体的には、候補グリッドの目標特徴データを目標サイトアドレス選択モデルの入力とし、目標サイトアドレス選択モデルの出力に基づいて候補グリッドのサイト選択確率を取得し、候補グリッドのサイト選択確率に基づいて目標グリッドを選択することができる。
【0060】
S380において、スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御する。
【0061】
なお、候補データソース、目標データソースが候補特徴データ、目標特徴データを提供する前に、タスク需要先のデータ使用権限を審査することもでき、審査に合格した場合、特徴データを提供し、審査に失敗した場合、特徴データを提供しない。且つ、データ使用の申し込み理由、必要なデータ内容、審査員、審査結果、審査日、データ提供日、データハッシュ特性等のようなタスク審査情報をブロックチェーンに書き込んで記録することもできる。
【0062】
1つの好ましい実施形態において、保有しているトークンの限度額に応じて、データソースの貢献度を確定することを更に含む。
【0063】
ここで、データソースの貢献度は、保有しているトークンの限度額と正の相関を示す。本開示の実施例において、各データソース、即ち、各候補データソース、目標データソースが保有しているトークンの限度額に応じて、各データソースの貢献度をそれぞれ確定することもできる。具体的には、各データソースは、保有しているトークンの限度額に応じて対応する報酬を取得することができる。
【0064】
ブロックチェーンネットワークにおける各参加者の役割は互いに変換することができ、データソースの参加者として、タスク需要先に変換することもでき、例えば、銀行アプリケーションが地図アプリケーションから集団特性(Population Characteristics)内の移動データを取得する必要があるだけでなく、地図アプリケーションは銀行アプリケーションから集団特性内の資産データを取得する必要もある。データソースが保有しているトークンの限度額により、ブロックチェーンネットワークに基づく分散コンピューティングネットワークにおける各参加者のブロックチェーンネットワークに対する貢献度を良く測定することができる。且つ、機密データの使用については、改ざん不可能なコンプライアンス監査を受けることができる。トークンを、貢献度を測定する帳票として用い、収益をブロックチェーンネットワークの各参加者に公平に割り当て、収益の割り当て効率および信頼性を高めることができる。
【0065】
本開示の実施例の技術案において、モデルトレーニング段階、サイト予測段階で、タスク需要先は、各データソースが提供する特徴データに基づいて各データソースにトークンを支払い、トークンにより、ブロックチェーンネットワークにおける異なるデータソースの貢献度を測定することができる。
【0066】
図4は、本開示の実施例によるブロックチェーンに基づくサイト選択装置の模式図であり、本実施例は、タスク需要先のニーズに応じてサイト選択を行う場合に適用でき、該装置は、電子機器に構成され、本開示のいずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサイト選択方法を実現することができる。図4を参照し、該ブロックチェーンに基づくサイト選択装置400は、具体的に、
タスク需要先のサイト選択要求に応答して、目標データソースおよび目標データソースに関連する目標特徴次元を確定するための目標特徴次元モジュール401と、
前記目標特徴次元およびサイト選択要求内の目標領域情報に基づき、前記目標データソースから目標領域における候補グリッドの目標特徴データを取得するための目標特徴データモジュール402と、
前記候補グリッドの目標特徴データに基づき、候補グリッドから目標グリッドを選択するためのグリッド選択モジュール403と、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記目標データソースにトークンを支払うように前記タスク需要先を制御するためのトークン支払モジュール404とを備える。
【0067】
1つの好ましい実施形態において、前記トークン支払モジュール404は、
スマート契約に基づき、前記目標特徴データの使用属性情報に基づき、前記タスク需要先の使用待ちトークンの限度額を確定し、前記使用待ちトークンの限度額をロックするためのトークンロックユニットと、
候補グリッドから目標グリッドを選択した後、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記使用待ちトークンの限度額を目標データソースに移すためのトークン移出ユニットとを備える。
【0068】
1つの好ましい実施形態において、前記トークン支払モジュール404は、
いずれかの目標データソースが目標特徴データの提供を拒否した場合、前記使用待ちトークンの限度額をアンロックし、前記タスク需要先に返送するためのトークン返送ユニットを更に備える。
【0069】
1つの好ましい実施形態において、該ブロックチェーンに基づくサイト選択装置400は、
前記目標データソース、前記目標特徴次元および目標領域情報に基づき、ブロックチェーンから前記目標特徴データの履歴使用回数を前記目標特徴データの使用属性情報として取得するための使用属性確定モジュールを更に備える。
【0070】
1つの好ましい実施形態において、該ブロックチェーンに基づくサイト選択装置400は、モデルトレーニングモジュールを更に備え、前記モデルトレーニングモジュールは、
候補特徴次元および候補特徴次元が属する候補データソースを含む候補特徴次元グループを確定するための候補特徴次元ユニットと、
候補特徴次元に基づき、候補データソースからサンプルグリッドの候補特徴データを取得するための候補特徴データユニットと、
サンプルグリッドの候補特徴データに基づいてモデルトレーニングを行い、モデルトレーニング結果に基づいて候補特徴次元グループから目標特徴次元グループを選択し、目標特徴次元グループ内の目標特徴次元および目標特徴次元が属する目標データソースを取得するためのモデルトレーニングユニットと、
スマート契約に基づき、前記候補特徴データが属するサンプル都市に基づき、前記候補データソースにトークンを支払うようにタスク需要先を制御するためのトークン支払ユニットとを備える。
【0071】
1つの好ましい実施形態において、該ブロックチェーンに基づくサイト選択装置400は、
保有しているトークンの限度額に応じて、データソースの貢献度を確定するための貢献度モジュールを更に備える。
【0072】
本実施例の技術案において、タスク需要先は、各データソースが提供する特徴データに基づいて各データソースにトークンを支払い、トークンにより、ブロックチェーンネットワークにおける異なるデータソースの貢献度を測定することができる。
【0073】
本開示の技術案に係るユーザの個人情報の取得、記憶、および使用等は、いずれも関連法律法規の規定に該当し、公序良俗に反していない。
【0074】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、可読記憶媒体およびコンピュータプログラム製品を更に提供する。
【0075】
図5は、本開示の実施例を実施するために使用可能な電子機器500の例示的なブロック図を示す。電子機器は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータのような様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、携帯端末、携帯電話、スマートフォン、ウェララブル機器および他の類似する計算装置のような様々な形式の移動装置を表すこともできる。本開示に示されたコンポーネント、それらの接続、関係、およびそれらの機能は例示的なものに過ぎず、本開示に記載および/または要求される本開示の実現を限定するものではない。
【0076】
図5に示すように、機器500は、計算ユニット501を備え、読み出し専用メモリ(ROM)502に記憶されたコンピュータプログラム、または記憶ユニット508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたコンピュータプログラムに基づき、様々な適当な動作および処理を実行することができる。RAM 503には、機器500の操作に必要な様々なプログラムおよびデータが記憶されてもよい。計算ユニット501、ROM 502およびRAM 503は、バス504を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース505もバス504に接続されている。
【0077】
機器500における複数のコンポーネントはI/Oインタフェース505に接続され、キーボード、マウス等のような入力ユニット506と、各種のディスプレイ、スピーカ等のような出力ユニット507と、磁気ディスク、光ディスク等のような記憶ユニット508と、ネットワークカード、モデム、無線通信送受信機等のような通信ユニット509とを備える。通信ユニット509は、機器500がインターネットのようなコンピュータネットワークおよび/または様々な電気通信ネットワークを介して他のデバイスと情報/データを交換することを許容する。
【0078】
計算ユニット501は、処理および計算能力を有する汎用および/または専用の処理アセンブリであってもよい。計算ユニット501のいくつかの例は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、各種の専用の人工知能(AI)コンピューティングチップ、各種の機械学習モデルアルゴリズムを実行する計算ユニット、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、および任意の適当なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含んでもよいが、これらに限定されない。計算ユニット501は、上記様々な方法および処理、例えば、ブロックチェーンに基づくサイト選択方法を実行する。例えば、いくつかの実施例において、ブロックチェーンに基づくサイト選択方法は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現でき、有形的に記憶ユニット508のような機器可読媒体に含まれている。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムの一部または全ては、ROM 502および/または通信ユニット509を介して機器500にロードおよび/またはインストールされ得る。コンピュータプログラムがRAM 503にロードされて計算ユニット501により実行されると、上記ブロックチェーンに基づくサイト選択方法の1つまたは複数のステップを実行することができる。あるいは、他の実施例において、計算ユニット501は、他の任意の適当な方式(例えば、ファームウェアを介して)により、ブロックチェーンに基づくサイト選択方法を実行するように構成され得る。
【0079】
本開示に記載されたシステムおよび技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準パーツ(ASSP)、システムオンチップのシステム(SOC)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現できる。これらの様々な実施形態は以下を含んでもよい。1つまたは複数のコンピュータプログラムに実施され、該1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行および/または解釈することができ、該プログラマブルプロセッサは、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置からデータおよび命令を受信し、且つデータおよび命令を、該ストレージシステム、該少なくとも1つの入力装置、および該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる専用または汎用のプログラマブルプロセッサであってもよい。
【0080】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせでコードできる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供でき、これにより、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラにより実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図で規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは、完全に機器で実行されてもよいし、一部が機器で実行されてもよいし、独立したソフトウェアパッケージとして一部が機器で実行されて一部がリモート機器で実行されてもよいし、完全にリモート機器またはサーバで実行されてもよい。
【0081】
本開示の明細書において、機器可読媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスに使用される、または命令実行システム、装置またはデバイスと合わせて使用されるプログラムを含有または記憶できる有形的な媒体であってもよい。機器可読媒体は、機器可読信号媒体または機器可読記憶媒体であってもよい。機器可読媒体は、電子の、磁気の、光の、電磁気の、赤外線の、または半導体のシステム、装置またはデバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機器可読記憶媒体の更なる具体的な例は、1つまたは複数の線による電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用ディスク(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記内容の任意の適当な組み合わせを含む。
【0082】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明するシステムおよび技術をコンピュータで実施することができ、該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、ユーザがそれにより入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよび指向装置(例えば、マウスまたはトラックボール)とを有する。他の種類の装置は、更にユーザとのインタラクションを提供するために使用できる。例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、且つ、任意の形式(音入力、音声入力または、触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0083】
ここで説明するシステムおよび技術を、バックグラウンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、または中間コンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、ユーザがそれによりここで説明するシステムおよび技術の実施形態とインタラクションできるグラフィカルユーザインタフェースまたはネットワークブラウザを有するユーザコンピュータ)、またはこのようなバックグラウンドコンポーネント、中間コンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施することができる。任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)により、システムのコンポーネントを互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ブロックチェーンネットワーク、およびインターネットを含む。
【0084】
コンピュータシステムはクライアントおよびサーバを含んでもよい。クライアントとサーバとは、一般的に互いに離れ、且つ、通常、通信ネットワークを介してインタラクションを行う。対応するコンピュータで実行されて互いにクライアント-サーバ関係を持つコンピュータプログラムにより、クライアントとサーバとの関係を生成する。サーバはクラウドサーバであってもよく、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービス体系における1つのホスト製品であり、従来の物理ホストおよびVPSサービスに存在する管理しにくく、トラフィックの拡張性が弱いという欠陥を解決するために使用される。
【0085】
上記に示す様々な形式のフローを用い、ステップを並べ替え、追加または削除することができることを理解すべきである。例えば、本開示に記載された各ステップは、並列に実行されてもよいし、順に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよく、本開示に開示された技術案の所望する結果を達成できる限り、本開示はここで限定しない。
【0086】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を限定するものではない。当業者は、設計要求および他の要因に基づき、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせおよび代替が可能であることを理解すべできる。本開示の精神および原則内で行われる任意の修正、均等置換および改良等は、いずれも本開示の保護範囲内に含まれているべきである。
図1
図2
図3
図4
図5