(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023074510
(43)【公開日】2023-05-30
(54)【発明の名称】株式取引システム、株式取引方法、及び株式取引プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/04 20120101AFI20230523BHJP
【FI】
G06Q40/04
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021180128
(22)【出願日】2021-11-04
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-05-22
(71)【出願人】
【識別番号】521483722
【氏名又は名称】杉山 忠夫
(74)【代理人】
【識別番号】110002435
【氏名又は名称】弁理士法人井上国際特許商標事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100077919
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 義雄
(74)【代理人】
【識別番号】100172638
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 隆治
(74)【代理人】
【識別番号】100153899
【弁理士】
【氏名又は名称】相原 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100159363
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 淳子
(72)【発明者】
【氏名】杉山 忠夫
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB51
(57)【要約】
【課題】ポイントを用いて株式の取引を行う株式取引システム、方法、及びプログラムに関し、ポイントによる株式の取引を運営側にも利することのできる株式取引システムを提供する。
【解決手段】ポイント付与履歴解析部101は、顧客111や他の顧客113が商品/サービス取引制御部106を介して商品又はサービスを取り引きしたときに付与されるポイントを利用して株式を取り引き(売買)するときに、保有ポイント管理部107に記憶されているポイント付与履歴を解析する。関連銘柄株式取引制御部102は、ポイント付与履歴解析部101が解析したポイント付与履歴に基づいて、顧客が操作する端末に表示されるポイントを確認するためのポイント確認画面103に、関連銘柄の株式の例えば購入を顧客に促す情報を表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が商品又はサービスを取り引きしたときに付与されるポイントを利用して株式を取り引きするときに、前記ポイントが付与された履歴であるポイント付与履歴を解析するポイント付与履歴解析部と、
前記ポイント付与履歴解析部が解析した前記ポイント付与履歴に基づいて、前記ポイントの付与に関連する関連銘柄の株式の取引を前記顧客に促す関連銘柄株式取引制御部と、
を備える株式取引システム。
【請求項2】
前記ポイント付与履歴解析部は、前記ポイントが前記顧客に付与されたときの履歴、又は前記ポイントが付与された対象の商品又はサービスを取り引きした前記顧客とは異なる他の顧客に前記ポイントが付与されたときの履歴を、前記ポイント付与履歴として解析する、請求項1に記載の株式取引システム。
【請求項3】
前記関連銘柄株式取引制御部は、前記関連銘柄の株式の購入を促す情報を前記顧客に提示する、請求項1又は2に記載の株式取引システム。
【請求項4】
前記関連銘柄株式取引制御部は、前記顧客が操作するパーソナルコンピュータ又は携帯端末に表示される前記ポイントを確認するためのポイント確認画面に、関連銘柄の株式の取引を前記顧客に促す情報を表示する、請求項1から3の何れかに記載の株式取引システム。
【請求項5】
前記関連銘柄株式取引制御部は、前記ポイント確認画面に前記関連銘柄の株式の購入又は売却を注文するためのボタンを表示し、
前記顧客によって前記ボタンがタップされ、押され、又はクリックされたときに、予め決められた単位での前記関連銘柄の株式の購入又は売却の注文を、注文実行部に指示するボタン注文指示部を更に備える、請求項4に記載の株式取引システム。
【請求項6】
前記関連銘柄株式取引制御部は、前記顧客が現在保有している保有株式に関する情報を前記ポイント確認画面に更に表示する、請求項4又は5に記載の株式取引システム。
【請求項7】
前記株式が売却された場合に、前記売却により前記顧客が受け取る対価は前記顧客が保有するポイントとして加算される、請求項1から6の何れかに記載の株式取引システム。
【請求項8】
前記顧客が前記ポイントを前記株式の取引以外の用途で消費する際に前記ポイントの残高が不足している場合に、前記関連銘柄株式取引制御部は、前記関連銘柄の株式の売却を促す情報を前記顧客に提示する、請求項1から7の何れかに記載の株式取引システム。
【請求項9】
前記関連銘柄株式取引制御部は、前記ポイントの残高が不足している場合に、不足しているポイント数に基づいて売却する株式の銘柄と数量を前記顧客に提示し、
前記顧客による1回の注文で前記売却が完了される、請求項8に記載の株式取引システム。
【請求項10】
前記関連銘柄株式取引制御部は、前記顧客が保有する株式に関する情報と、前記関連銘柄の株式の取引を前記顧客に促す情報を、定期的にメッセージ通知する、請求項1から9の何れかに記載の株式取引システム。
【請求項11】
前記顧客による前記株式の購入を注文したときに前記顧客が保有するポイントが足りない場合に、前記注文を予約状態として前記顧客に前記予約状態を通知又は提示し、足りない前記ポイントが充足された時点で、前記予約状態にした前記注文を実施し前記注文が実施されたことを前記顧客に通知又は提示する購入予約制御部を更に備える、請求項1から10の何れかに記載の株式取引システム。
【請求項12】
前記関連銘柄株式取引制御部は、前記ポイントが前記顧客に付与された時点で、前記ポイントの付与に関連する関連銘柄の株式の取引を前記顧客に促す、請求項1から11の何れかに記載の株式取引システム。
【請求項13】
前記株式の購入又は売却の注文を成行で行う、請求項1から12の何れかに記載の株式取引システム。
【請求項14】
顧客が商品又はサービスを取り引きしたときに付与されるポイントを利用して株式を取り引きするときに、前記ポイントが付与された履歴であるポイント付与履歴を解析し、
前記ポイント付与履歴解析部が解析した前記ポイント付与履歴に基づいて、前記ポイントの付与に関連する関連銘柄の株式の取引を前記顧客に促す、株式取引方法。
【請求項15】
顧客が商品又はサービスを取り引きしたときに付与されるポイントを利用して株式を取り引きするときに、前記ポイントが付与された履歴であるポイント付与履歴を解析し、
解析した前記ポイント付与履歴に基づいて、前記ポイントの付与に関連する関連銘柄の株式の取引を前記顧客に促す処理をコンピュータに実行させる株式取引プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポイントを用いて株式の取引を行う株式取引システム、方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子決済、ウェブ決済、乗り物等で、利用金額などに応じてポイントが付与され、商品やサービスなどの購入に利用されている。ポイントは、現金とは異なり、労働による対価ではないため、比較的、気兼ねなく使用することができる。また、ポイントを提供する運営側にとっては、ポイント取得を動機とする顧客の継続的な商品の購入やサービスの利用を期待できるほか、顧客の属性を把握できマーケティング等に利用することができる。
【0003】
従来、利用者が蓄積するポイントを、株式、債権、投資信託や、株式を購入する権利等の株式と交換するポイントシステムが知られている(例えば、特許文献1)。このシステムによれば、利用者にとってはポイントで株式等の取得を可能とし、また、ポイント提供者にとっては株主の増加による資金の調達や株式の買い付けが容易となる、といったポイントシステムの新たな利用性を拡大することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来のポイントシステムでは、ポイントは株式の購入代金の代替として利用されるのみであった。このため、顧客がポイントによって株式を売買しても、ポイントの運営側にとっては、ポイント取得を動機とする顧客の継続的な商品の購入やサービスの利用の拡大や、顧客の属性の把握に基づくマーケティング等への利用に結びつけることはできないという課題があった。
【0006】
そこで、本発明は、ポイントによる株式の取引を運営側にも利することのできる株式取引システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
態様の一例の株式取引システムは、顧客が商品又はサービスを取り引きしたときに付与されるポイントを利用して株式を取り引きするときに、ポイントが付与された履歴であるポイント付与履歴を解析するポイント付与履歴解析部と、ポイント付与履歴解析部が解析したポイント付与履歴に基づいて、ポイントの付与に関連する関連銘柄の株式の取引を顧客に促す関連銘柄株式取引制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ポイントによる株式の取引を運営側にも利することのできる株式取引システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態である株式取引システムのブロック図である。
【
図2】本発明の実施形態のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】本発明の実施形態の処理例を示すフローチャートである。
【
図4】本発明の実施形態のポイント確認画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態である株式取引システムのブロック図である。
【0011】
実施形態における株式取引システム100は、ポイント付与履歴解析部101、関連銘柄株式取引制御部102、ボタン注文指示部104、購入予約制御部105、商品/サービス取引制御部106、保有ポイント管理部107、成行購入注文実行部108、成行売却注文実行部109、保有株式管理部110を備える。
【0012】
商品/サービス取引制御部106は、顧客111や他の顧客113などが操作するパーソナルコンピュータ又はスマートフォンなどの携帯端末(以下単に「端末」と記載)からインターネットを介してアクセスされる。商品/サービス取引制御部106は、上記アクセスに基づいて、EC(Electric Commerce:電子商取引)市場114内のECサイトに対して、商品の取引(売買)を行ったりサービスの提供を受ける行為を制御する。このとき、商品/サービス取引制御部106は、登録した顧客111又は他の顧客113に対して、ポイントを付与する。
【0013】
また、商品/サービス取引制御部106は、夫々の顧客111又は他の顧客113が保有するポイントである保有ポイントに関する情報と、夫々のポイントが付与されたときの履歴であるポイント付与履歴を、保有ポイント管理部107に記憶させる。
【0014】
保有ポイントに関する情報は、例えば、ポイント数と、顧客111の識別情報(ユーザID、パスワード、氏名等)である。ポイント付与履歴は、例えば、ポイント毎に、そのポイントがどの商品やサービスの取引に基づいて付与されたか、或いは、そのポイントを付与した企業の株式に関する情報である。
【0015】
ポイント付与履歴解析部101は、顧客111や他の顧客113が商品/サービス取引制御部106を介して商品又はサービスを取り引きしたときに付与されるポイントを利用して株式を取り引き(売買)するときに、保有ポイント管理部107に記憶されているポイント付与履歴を解析する。
【0016】
より具体的には、ポイント付与履歴解析部101は、ポイントがこれから株式の取引をしようとする顧客111に付与されたときの履歴をポイント付与履歴として解析する。或いは、ポイント付与履歴解析部101は、ポイントが付与された対象の商品又はサービスを取り引きした顧客111とは異なる他の顧客113に同じポイントが付与されたときの履歴を、併せてポイント付与履歴として解析する。
【0017】
関連銘柄株式取引制御部102は、ポイント付与履歴解析部101が解析したポイント付与履歴に基づいて、ポイントの付与に関連する関連銘柄の株式の取引を顧客111に促す。
【0018】
より具体的には、関連銘柄株式取引制御部102は、関連銘柄の株式の購入を促す情報を顧客に提示する。
【0019】
更に具体的には、関連銘柄株式取引制御部102は、顧客111が操作する端末に表示されるポイントを確認するためのポイント確認画面103に、関連銘柄の株式の例えば購入を顧客111に促す情報を表示する。
【0020】
関連銘柄株式取引制御部102は、ポイント確認画面103に、関連銘柄の株式の例えば購入を注文するためのボタンを表示する。
図4は、ポイント確認画面103の画面例を示す図である。
図4において、破線枠は、参照のための表示であり、実際には画面表示はされない。関連銘柄株式取引制御部102は、ポイント確認画面103に、関連銘柄一覧401と、購入注文用の購入ボタン402を表示させる。
【0021】
顧客111は、端末のポイント確認画面103上で、提示されている関連銘柄一覧401中から一つ以上の関連銘柄を選んで、該当する購入ボタン402をタップ等する。このとき、顧客111は、指値は指示せずに、成行での購入注文を行えることが好ましい。
【0022】
ボタン注文指示部104は、顧客111によってポイント確認画面103上の購入ボタン402がタップ等されたときに、予め決められた単位での関連銘柄の株式の購入の注文を、注文実行部である成行購入注文実行部108に指示する。
【0023】
成行購入注文実行部108は、株式市場115に対して、ボタン注文指示部104から指定された単位での、例えば株式ミニ投資によるミニ株の購入取引を実行する。成行購入注文実行部108は、購入した株式に関する情報を、顧客111に関する情報と共に、保有株式管理部110に記憶させる。
【0024】
関連銘柄株式取引制御部102は、例えば
図4に示されるように、顧客111が現在保有している保有株式に関する情報403をポイント確認画面103に表示することができる。
【0025】
図4に例示されるように、関連銘柄株式取引制御部102は、保有株式管理部110に記憶されている顧客111に関する保有株式の売却を促す売却ボタン404を、ポイント確認画面103に表示することもできる。
【0026】
顧客111は、端末のポイント確認画面103上で、提示されている関連銘柄一覧401中から一つ以上の関連銘柄を選んで、該当する売却ボタン404をタップ等する。このときも、顧客111は、購入時と同様に、指値は指示せずに、成行での売却注文を行えることが好ましい。
【0027】
ボタン注文指示部104は、顧客111によってポイント確認画面103上の売却ボタン404がタップ等されたときに、購入時と同様に、予め決められた単位での関連銘柄の株式の売却の注文を、注文実行部である成行売却注文実行部109に指示する。
【0028】
成行売却注文実行部109は、株式市場115に対して、ボタン注文指示部104から指定された単位での、例えば株式ミニ投資によるミニ株の売却取引を実行する。成行売却注文実行部109は、売却した株式に関する情報を、顧客111に関する情報と共に、保有株式管理部110に記憶させる。
【0029】
成行売却注文実行部109は、株式を売却した場合に、保有ポイント管理部107にアクセスすることにより、売却により顧客111が受け取る対価を顧客111が保有するポイントとして顧客111の保有ポイントに加算することができる。これにより、顧客111は、次の株式投資も気兼ねなく行うことができる。
【0030】
顧客111がポイントを株式の取引以外の用途で消費する際にポイントの残高が不足している場合、関連銘柄株式取引制御部102は、ポイント確認画面103に、関連銘柄の株式の売却を促す情報を表示することができる。これにより、顧客111は、保有株式を売却してポイントの不足分を補うことができる。
【0031】
この場合、関連銘柄株式取引制御部102は、不足しているポイント数に基づいて売却する株式の銘柄と数量をポイント確認画面103に表示させ、顧客111は、該当する売却ボタン404を1回押すだけで、不足分の売却注文を完了させることができることが好ましい。
【0032】
関連銘柄株式取引制御部102は、保有株式管理部110にアクセスすることにより、顧客111が保有する株式に関する情報と、関連銘柄の株式の取引を顧客111に促す情報を、例えば電子メールやSNS(以下、「電子メール等112」と記載)により、定期的にメッセージ通知することができる。これにより、ポイントの運営側は、電子メール等112によって定期的に、顧客111をポイント確認画面103の購入又は売却画面に誘導することができる。
【0033】
購入予約制御部105は、顧客111がポイント確認画面103で株式の購入を注文したときに顧客111が保有するポイントが足りない場合に、購入注文を予約状態として、顧客111に予約状態を、電子メール等112を介して通知又はポイント確認画面103を介して提示することができる。
【0034】
購入予約制御部105は、足りないポイントが充足された時点で、予約状態にした注文を実施し、注文が実施されたことを、電子メール等112により、通知又はポイント確認画面103を介して提示することができる。
【0035】
上述の実施形態において、関連銘柄株式取引制御部102は、商品/サービス取引制御部106によりポイントが顧客111に付与された時点で、ポイントの付与に関連する企業(又は店舗)の関連銘柄の株式の取引を、ポイント確認画面103や電子メール等112を通じて顧客に促すようにしてもよい。例えば、顧客111が、ファストフード店で食べ物を購入しポイントの付与を受けた場合、その時に、ポイント残高と、そのファストフード店に関連する銘柄と、その株式の購入ボタン402がポイント確認画面103に表示又は電子メール等112によって通知されるようにすることが好ましい。
【0036】
以上のようにして、本実施形態によれば、運営側は意図する関連銘柄の株式の売買を、顧客111に対するポイント確認画面103や電子メール等112によって促すことが可能となる。これにより、ポイントによる株式の取引を運営側にも利することが可能となる。
【0037】
図2は、株式取引システム100のハードウェア構成例を示す図である。株式取引システム100は、
図2に例示される一般的なサーバコンピュータシステムの構成でよく、CPU(中央演算処理装置)201と、ROM(リードオンリーメモリ)202と、RAM(ランダムアクセスメモリ)203と、外部記憶装置204と、ネットワークインタフェース205が、システムバス206によって相互に接続された構成を備える。
【0038】
外部記憶装置204は、
図1の保有ポイント管理部107又は保有株式管理部110として機能する。
【0039】
図1のポイント付与履歴解析部101、関連銘柄株式取引制御部102、ボタン注文指示部104、購入予約制御部105、商品/サービス取引制御部106、成行購入注文実行部108、及び成行売却注文実行部109は、CPU201が、ROM202又は外部記憶装置204からRAM203にロードした制御プログラムを実行する機能部である。
【0040】
図3は、
図2のハードウェア構成を有する
図1の株式取引システム100のポイント付与履歴解析部101及び関連銘柄株式取引制御部102によるポイント確認画面表示処理及び電子メール等送信処理の例を示すフローチャートである。この処理は、
図2のハードウェア構成において、CPU201が、ROM202又は外部記憶装置204に記憶された制御プログラムをRAM203にロードして実行する処理である。この処理は、CPU201が一定時間毎(例えば24時間毎)に起動されてもよいし、前述したように、顧客111にポイントが付与された時点で起動されてもよい。
【0041】
まず、CPU201は、外部記憶装置204に記憶されている保有ポイント管理部107のデータベースにアクセスすることにより、
図1で説明したポイント付与履歴解析部101の処理を実行する(ステップS301)。
【0042】
次に、CPU201は、
図1で説明した関連銘柄株式取引制御部102の処理を実行する。これにより、CPU201は、特には図示しないウェブサーバのプログラムからインターネットを介して、顧客111が操作する端末のブラウザ画面に、
図4に示される画面例のポイント確認画面103を表示させる(ステップS302)。
【0043】
また、CPU201は、特には図示しない電子メールサーバのプログラムやLINEの送信プログラムからインターネットを介して、顧客111が操作する端末の電子メールクライアントプログラム又はSNSアプリに対して、定期的に前述した電子メール等112を通知する(ステップS303)。
【0044】
その後、CPU201は、
図3のフローチャートで示されるポイント確認画面表示処理を終了する。
【符号の説明】
【0045】
100 株式取引システム
101 ポイント付与履歴解析部
102 関連銘柄株式取引制御部
103 ポイント確認画面
104 ボタン注文指示部
105 購入予約制御部
106 商品/サービス取引制御部
107 保有ポイント管理部
108 成行購入注文実行部
109 成行売却注文実行部
110 保有株式管理部
111 顧客
112 電子メール等
113 他の顧客
114 EC市場
115 株式市場
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 外部記憶装置
205 ネットワークインタフェース
401 関連銘柄一覧
402 購入ボタン
403 保有株式に関する情報
404 売却ボタン
【手続補正書】
【提出日】2023-02-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項14】
顧客が商品又はサービスを取り引きしたときに付与されるポイントを利用して株式を取り引きするときに、コンピュータが、前記ポイントが付与された履歴であるポイント付与履歴を解析し、
前記コンピュータが解析した前記ポイント付与履歴に基づいて、前記コンピュータが前記ポイントの付与に関連する関連銘柄の株式の取引を前記顧客に促す、株取引方法。