(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023074697
(43)【公開日】2023-05-30
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/12 20120101AFI20230523BHJP
【FI】
G06Q50/12
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021187770
(22)【出願日】2021-11-18
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [1] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2020年11月25日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000045433.html [2] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年2月5日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000045433.html [3] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年4月1日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000045433.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [4] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年4月8日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000045433.html [5] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年4月27日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000045433.html [6] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年6月3日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000136.000045433.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [7] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年6月11日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000045433.html [8] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年6月22日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000140.000045433.html [9] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年6月29日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000045433.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [10] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年7月1日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000045433.html [11] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年7月5日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000045433.html [12] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年7月5日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000045433.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [13] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年8月2日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000045433.html [14] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年8月5日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000045433.html [15] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年8月19日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000045433.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [16] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年8月23日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000162.000045433.html [17] ▲2▼ ウェブサイトの掲載日 2021年8月24日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000163.000045433.html [18] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年9月1日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000045433.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [19] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年9月24日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000172.000045433.html [20] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年10月12日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000180.000045433.html [21] ▲1▼ウェブサイトの掲載日 2021年10月20日 ▲2▼ウェブサイトのアドレス https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000185.000045433.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [22] ▲1▼放送日 2021年2月5日 ▲2▼放送番組 テレビ東京 ワールドビジネスサテライト [23] ▲1▼放送日 2021年4月1日 ▲2▼放送番組 読売テレビ かんさいnet [24] ▲1▼放送日 2021年4月2日 ▲2▼放送番組 日本テレビ news every. [25] ▲1▼放送日 2021年5月11日 ▲2▼放送番組 日本放送協会 おはBiz [26] ▲1▼放送日 2021年5月25日 ▲2▼放送番組 テレビ朝日 グッド!モーニング [27] ▲1▼放送日 2021年6月25日 ▲2▼放送番組 テレビ朝日 スーパーJチャンネル
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り [28] ▲1▼発行日 2021年2月4日 ▲2▼刊行物 日本経済新聞(九州版) [29] ▲1▼発行日 2021年5月1日 ▲2▼刊行物 飲食店経営5月号 [30] ▲1▼発行日 2021年11月1日 ▲2▼刊行物 人事実務 2021年11月号
(71)【出願人】
【識別番号】519144129
【氏名又は名称】Gigi株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】IBC一番町弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(72)【発明者】
【氏名】今井 了介
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC24
(57)【要約】 (修正有)
【課題】従業員に飲食店を社員食堂のように利用してもらうことを促進する情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】複数の従業員端末と、従業員端末と通信回路網を介して接続されたコンピュータシステムと、コンピュータシステムと通信回路網を介して接続された複数の会社端末を備える情報処理システムにおいて、コンピュータシステム2は、飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する取得部と、情報を取得した場合、複数の従業員に対してチケットに関する情報を関連付けて記憶装置へ保存する保存部と、従業員によって注文メニューが選択された場合、記憶装置において当該従業員に対して割り当てられたチケットに関する情報を参照して、割引額及び/又は割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力部と、を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力部と、
を備える情報処理システム。
【請求項2】
飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する取得部と、
前記情報が取得された場合、前記複数の従業員に対して前記チケットに関する情報を関連付けて前記記憶装置へ保存する保存部と、
を備える請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記取得部は、前記チケットの付与方式と当該チケットの付与方式に応じた設定を取得し、
前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して、前記受け付けた前記チケットの付与方式と当該チケットの設定を関連付けて保存し、
前記出力部は、前記チケットの種別及び前記チケットの設定の双方に基づく割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記取得部は、前記メニュー毎にチケットの対象とするか否かの選択情報を取得し、
前記保存部は、前記メニュー毎のチケットの対象とするか否かの選択情報を、チケット管理担当者の会社を識別する会社識別情報と関連付けて記憶装置に保存し、
前記取得部が従業員から検索条件を取得した場合、当該検索条件に合致する飲食店を検索して検索結果を出力する検索部を備える
請求項2または3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記取得部は、前記一括で付与するための入力を受け付ける場合、前記付与する対象の従業員の雇用形態を取得し、
前記保存部は、前記取得した雇用形態に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存する
請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記取得部は、誕生日または入社日を指定して、誕生日毎または入社日毎に前記チケットを付与する選択を取得し、
前記保存部は、前記受け付けた誕生日または入社日に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存する
請求項2から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記取得部は、前記一括で付与するための情報を取得する場合において前記チケットの種別を取得し、
前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して前記受け付けた前記チケットの種別を更に関連付けて保存する
請求項2から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記取得部は、前記チケットの使用可能期間を取得し、
前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットの使用可能期間を関連付けて記憶装置に保存する
請求項2から7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力手順、
を有する情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力手順、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、社員食堂がある会社の場合、社員食堂で使用可能なカードが配布されている(特許文献1参照)。その一方、社員食堂がない会社においては、会社が昼食のための補助費を支払われることが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
最近、新型コロナウィルスの流行によって、飲食店の売上を大幅に下がっていることが社会問題になっている。この問題に対して、本願の発明者は、既存の飲食店をあたかも社員食堂のように利用してもらうことで、飲食店の売上に貢献することを新たに着想した。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、従業員に飲食店を社員食堂のように利用してもらうことを促進することを可能とする情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る情報処理システムは、従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力部と、を備える。
【0007】
情報処理システムは、飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する取得部と、前記情報が取得された場合、前記複数の従業員に対して前記チケットに関する情報を関連付けて前記記憶装置へ保存する保存部と、
を備える。
【0008】
情報処理システムは、前記取得部は、前記チケットの付与方式と当該チケットの付与方式に応じた設定を取得し、前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して、前記受け付けた前記チケットの付与方式と当該チケットの設定を関連付けて保存し、前記出力部は、前記チケットの種別及び前記チケットの設定の双方に基づく割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力してもよい。
【0009】
情報処理システムは、前記取得部は、前記メニュー毎にチケットの対象とするか否かの選択情報を取得し、前記保存部は、前記メニュー毎のチケットの対象とするか否かの選択情報を、チケット管理担当者の会社を識別する会社識別情報と関連付けて記憶装置に保存し、前記取得部が従業員から検索条件を取得した場合、当該検索条件に合致する飲食店を検索して検索結果を出力する検索部を備えてもよい。
【0010】
情報処理システムは、前記取得部は、前記一括で付与するための入力を受け付ける場合、前記付与する対象の従業員の雇用形態を取得し、前記保存部は、前記取得した雇用形態に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存してもよい。
【0011】
情報処理システムは、前記取得部は、誕生日または入社日を指定して、誕生日毎または入社日毎に前記チケットを付与する選択を取得し、前記保存部は、前記受け付けた誕生日または入社日に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存してもよい。
【0012】
情報処理システムは、前記取得部は、前記一括で付与するための情報を取得する場合において前記チケットの種別を取得し、前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して前記受け付けた前記チケットの種別を更に関連付けて保存してもよい。
【0013】
情報処理システムは、前記取得部は、前記チケットの使用可能期間を取得し、前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットの使用可能期間を関連付けて記憶装置に保存してもよい。
【0014】
本発明の別の一態様に係る情報処理方法は、従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力手順、を有する。
【0015】
本発明の別の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力手順、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一態様によれば、個々の従業員に対して割引額及び/または割引後の支払価格を提示することができるので、従業員に飲食店を社員食堂のように利用してもらうことを促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。
【
図2】本実施形態に係る従業員端末の概略構成図である。
【
図3】本実施形態に係るコンピュータシステムの概略構成図である。
【
図4】本実施形態に係る会社端末の概略構成図である。
【
図5】本実施形態に係るマスタテーブルの一例である。
【
図7】チケット管理テーブルT1-1の一例である。
【
図8】チケット管理テーブルT1-2の一例である。
【
図9】チケット管理テーブルT1-3、チケット管理テーブルT1-4の一例である。
【
図10】飲食店毎のメニューテーブル及び会社毎の社食対象メニューテーブルの一例である。
【
図12】チケット一括付与画面の別の二つの例である。
【
図13】チケット一括付与画面の更に別の例と確認画面の一例である。
【
図14】チケット一括付与の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図16】社食対象メニュー選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図19】検索及び注文処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0019】
本実施形態では、従業員に飲食店を社員食堂のように利用してもらうことを促進するために、飲食店における飲食費の一部を会社が負担し、割引用のチケット(以下、単にチケットともいう)を従業員に対して発行することによって、従業員は割引価格で飲食をすることができる情報処理システムについて説明する。
【0020】
しかし、従業員の数が増えると、それぞれの従業員に対して、チケットを割り当てる作業が煩雑になり、労力がかかるという問題がある。また、従業員の雇用形態(例えば、正社員、派遣社員などの契約社員、パートタイマー、アルバイトなど)によって、補助率などの補助条件を変更する場合に、作業になり、労力がかかるという問題がある。本実施形態では、これらの問題を解決する。
【0021】
本実施形態では、一例として、管理者端末を利用する管理者が、飲食店における社食対象メニューを選択することができるものとして説明する。なお、これに限らず、不図示の端末を利用する飲食店の担当者が、当該飲食店における社食対象メニューを選択可能であってもよい。
【0022】
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。
図1に示すように、情報処理システムSは一例として、従業員端末1-1~1-N(Nは自然数)と、従業員端末1-1~1-Nと通信回路網CNを介して接続されたコンピュータシステム2と、コンピュータシステム2と通信回路網CNを介して接続された会社端末3-1、…、3-Mを備える。
【0023】
従業員端末1-1~1-N(Nは自然数)は、例えば、1社以上の会社それぞれの従業員(例えば、正社員、派遣社員などの契約社員、パートタイマー、アルバイトなど)それぞれが使用する端末装置であり、例えば、多機能携帯電話(いわゆるスマートフォン)などの携帯電話、タブレット、ノートパソコン、またはデスクトップパソコンなどである。従業員端末1-1~1-Nには例えば、本実施形態に係るプログラムを含むアプリケーションがインストールされており、このアプリケーションを立ち上げることで、このアプリケーションによって表示される画面においてコンピュータシステム2から提供される情報を表示する。なお、これに限らず、従業員端末1-1~1-Nは例えば、WEBブラウザを用いて、コンピュータシステム2から提供される情報を表示してもよい。以下、本実施形態では、従業員端末1は、一例としてスマートフォンであるものとして説明する。
【0024】
会社端末3-1、…、3-Mは例えば、会社においてチケットを管理する担当者(以下、チケット管理担当者ともいう)が使用する端末装置であり、例えば、多機能携帯電話(いわゆるスマートフォン)などの携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータ(例えば、ノートパソコンまたはデスクトップパソコン)などである。ここでは、一例として会社端末3-1、…、3-Mは、複数の会社の端末であるものとして説明するが、1社が複数の会社端末を使用する場合もある。また、特定の会社1社の専用システムとする場合には、会社端末3-1、…、3-Mはその特定の会社の端末であってもよい。以下、本実施形態では、会社端末3は、一例としてパーソナルコンピュータであるものとして説明する。
【0025】
また一例としてコンピュータシステム2は一台のサーバで構成される。なお、これに限定されるものではなく、コンピュータシステム2はクラウドサービスのように複数のコンピュータで構成されてもよい。以下、従業員端末1-1~1-Nを総称して従業員端末1とも呼び、会社端末3-1、…、3-Mを総称して会社端末3とも呼ぶ。
【0026】
図2は、本実施形態に係る従業員端末の概略構成図である。
図2に示すように、従業員端末1は例えば、入力インタフェース11と、通信モジュール12と、ストレージ13と、メモリ14と、ディスプレイ15と、プロセッサ16とを備える。
入力インタフェース11は、ユーザからの入力を受け付け、受け付けた入力に応じた入力信号をプロセッサ16へ出力する。入力インタフェース11は例えばタッチパネルである。
通信モジュール12は、通信回路網CNに接続されて、通信回路網CNに接続されているコンピュータシステム2と通信する。この通信は有線であっても無線であってもよい。
【0027】
ストレージ13には、プロセッサ16が読み出して実行するためのアプリケーションのプログラム及び各種のデータが格納されている。このアプリケーションは、コンピュータシステム例えばクラウド経由でダウンロードされてインストールされたものである。
メモリ14は、データ及びプログラムを一時的に保持する。メモリ14は、揮発性メモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)である。
【0028】
ディスプレイ15は、プロセッサ16の指令に従って情報を表示する。なお、ディスプレイ15は従業員端末1に内蔵ではなく、従業員端末1に外付けであってもよい。
【0029】
プロセッサ16は、ストレージ13から本実施形態に係るアプリケーションのプログラムをメモリ14にロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行することによって、当該従業員端末1などからの情報を受け付ける受付部161、処理部162、通信制御部163として機能する。
【0030】
図3は、本実施形態に係るコンピュータシステムの概略構成図である。
図3に示すように、コンピュータシステム2は、入力インタフェース21と、通信回路22と、記憶装置の一例であるストレージ23と、メモリ24と、出力インタフェース25と、プロセッサ26とを備える。
入力インタフェース21は、コンピュータシステム2の管理者からの入力を受け付け、受け付けた入力に応じた入力信号をプロセッサ26へ出力する。
通信回路22は、通信回路網CNに接続されて、通信回路網CNに接続されている従業員端末1-1~1-N、会社端末3-1~3-Mと通信する。この通信は有線であっても無線であってもよい。
【0031】
ストレージ23は、プロセッサ26が読み出して実行するためのプログラム及び各種のデータが格納されている。
メモリ24は、データ及びプログラムを一時的に保持する。メモリ24は、揮発性メモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)である。
プロセッサ26は、ストレージ23からプログラムをメモリ24にロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行することで、取得部261、保存部262、出力部263、検索部264として機能する。その詳細な処理については後述する。
【0032】
図4は、本実施形態に係る会社端末の概略構成図である。
図4に示すように、会社端末は例えば、入力インタフェース31と、通信モジュール32と、ストレージ33と、メモリ14と、出力インタフェース35と、プロセッサ36とを備える。
入力インタフェース31は、会社のチケット管理担当者からの入力を受け付け、受け付けた入力に応じた入力信号をプロセッサ36へ出力する。
通信モジュール32は、通信回路網CNに接続されて、通信回路網CNに接続されているコンピュータシステム2と通信する。この通信は有線であっても無線であってもよい。
【0033】
ストレージ33には、プロセッサ36が読み出して実行するためのプログラム及び各種のデータが格納されている。
メモリ14は、データ及びプログラムを一時的に保持する。メモリ14は、揮発性メモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)である。
【0034】
出力インタフェース35は、外部のディスプレイ17に接続されており、プロセッサ36の指令に従って映像信号を外部のディスプレイ17に出力する。なお、ディスプレイ17は会社端末3に外付けではなく、会社端末3に内蔵であってもよい。
【0035】
プロセッサ36は、ストレージ33からプログラムをメモリ34にロードし、当該プログラムに含まれる一連の命令を実行することによって、当該会社端末3などからの情報を受け付ける受付部361、処理部362、通信制御部363として機能する。
本実施形態では一例としてプロセッサ36は、WEBブラウザを介して情報を表示する。
【0036】
続いて
図5及び
図6を用いて、マスタテーブルについて説明する。本実施形態に係るコンピュータシステム2のストレージ23には、飲食店マスタテーブルM1、会社マスタテーブルM2、従業員マスタテーブルM3が記憶されている。
【0037】
図5は、本実施形態に係るマスタテーブルの一例である。
図5に示すように、飲食店マスタテーブルM1には、飲食店を識別する識別情報の一例である飲食店IDと、当該飲食店の名称である店名、当該飲食店の住所、当該飲食店のURL、当該飲食店のカテゴリを表すカテゴリタブ、当該飲食店の振込口座情報、当該飲食店の写真(画像)、当該飲食店のメールアドレス、ログイン時のパスワード、当該飲食店の累計利用者数の組のレコードが蓄積されている。これにより、例えば、飲食店の担当者は、ログイン時に、メールアドレスとパスワードを入力することによってシステムにログインすることができる。
【0038】
また
図5に示すように、会社マスタテーブルM2には、会社を識別する識別情報の一例である会社ID、当該会社の名称である会社名、ログイン時のパスワード、メールアドレス、当該会社の住所の組のレコードが蓄積されている。これにより、例えば、会社のチケット管理担当者は、ログイン時に、メールアドレスとパスワードを入力することによってシステムにログインすることができる。
【0039】
図6は、
図5の続きのマスタテーブルの一例である。
図6に示すように、従業員マスタテーブルM3には、従業員を識別する識別情報の一例である従業員ID、会社ID、ユーザ名、パスワード、当該従業員の雇用形態、当該従業員の誕生日の組のレコードが蓄積されている。これにより、例えば、従業員は、ログイン時に、ユーザ名とパスワードを入力することによってシステムにログインすることができる。
【0040】
続いて
図7及び
図8を用いて、テーブルについて説明する。本実施形態に係るコンピュータシステム2のストレージ23には、チケット管理テーブルT1-1、T1-2、T1-3、T1-4が記憶され、飲食店i(iは自然数)毎のメニューテーブルT2-iが記憶されている。
【0041】
図7は、チケット管理テーブルT1-1の一例である。チケット管理テーブルT1-1は、「チケット単価指定且つ枚数指定」用のチケットの管理テーブルである。
図7に示すように、チケット管理テーブルT1-1には、従業員ID、会社ID、チケット種別、チケット価格、チケット保持枚数、当該チケットの使用可能期間の組のレコードが蓄積されている。これにより、例えば、会社IDで識別される会社に所属し且つ従業員IDで識別される従業員が保有しているチケットを管理することができる。ここで、チケット種別は、一例として、枚数が指定されたチケットである「社食(枚数指定利用)」と、社内交流用のチケットである「社内交流チケット」、を含む。チケット価格は、一度の飲食で利用できる補助金額を表している。
【0042】
図8は、チケット管理テーブルT1-2の一例である。チケット管理テーブルT1-1は、「補助率指定且つ上限金額指定」用のチケットの管理テーブルである。
図8に示すように、チケット管理テーブルT1-2には、従業員ID、会社ID、チケット種別、割引率、当該チケットで使用できる上限金額、既に使用した金額を表す使用金額、当該チケットの使用可能期間の組のレコードが蓄積されている。これにより、例えば、会社IDで識別される会社に所属し且つ従業員IDで識別される従業員が保有しているチケットを管理することができる。ここで、チケット種別は、一例として、上限金額が指定されたチケットである「社食(上限金額指定)」を含む。
【0043】
図9は、チケット管理テーブルT1-3、チケット管理テーブルT1-4の一例である。チケット管理テーブルT1-3は、飲食の「回数指定且つ上限金額指定」用のチケットの管理テーブルである。
図9に示すように、チケット管理テーブルT1-3には、従業員ID、会社ID、チケット種別、当該チケットを飲食で使用できる上限回数、既に使用した使用回数、当該チケットで使用できる上限金額、既に使用した金額を表す使用金額、当該チケットの使用可能期間の組のレコードが蓄積されている。これにより、例えば、会社IDで識別される会社に所属し且つ従業員IDで識別される従業員が保有しているチケットを管理することができる。ここで、チケット種別は、一例として、回数と上限金額が指定されたチケットである「社食(回数指定利用)」を含む。
【0044】
チケット管理テーブルT1-4は、飲食の「上限金額のみ指定(回数無制限)」用のチケットの管理テーブルである。
図9に示すように、チケット管理テーブルT1-4には、従業員ID、会社ID、チケット種別、当該チケットで使用できる上限金額、既に使用した金額を表す使用金額、当該チケットの使用可能期間の組のレコードが蓄積されている。これにより、例えば、会社IDで識別される会社に所属し且つ従業員IDで識別される従業員が保有しているチケットを管理することができる。ここで、チケット種別は、一例として、上限金額が指定されたチケットである「社食(上限金額指定)」を含む。
【0045】
図10は、飲食店毎のメニューテーブル及び会社毎の社食対象メニューテーブルの一例である。
図10に示すように、飲食店i毎(iは自然数)のメニューテーブルT2-iには、メニューを識別する識別情報であるメニューID、当該メニューの名称であるメニュー名、当該メニューの写真、当該メニューの説明、当該メニューの価格(税抜)及び価格(税込)、価格フラグ、社食チケット対象フラグ、特別手当チケット対象フラグ、報償チケット対象フラグの組のレコードが蓄積されている。価格フラグは、税込税抜価格のどちらを使用するかを示す。社食チケット対象フラグは、当該メニューが社食チケットの対象となるか否かを示す。特別手当チケット対象フラグは、当該メニューが特別手当として支給される特別手当チケットの対象となるか否かを示す。報償チケット対象フラグは、当該メニューが報償として付与される報償チケットの対象となるか否かを示す。
【0046】
図10に示すように、会社j毎(jは自然数)の社食対象メニューテーブルT3-jには例えば、飲食店ID、社食対象メニューを識別するメニューID、社食の対象にするか否かを示す社食対象フラグの組のレコードが蓄積されている。これにより、従業員端末1には、その従業員が所属している会社の社食対象メニューテーブルT3-jにおけるメニューについて、社食対象であるか否かを記憶させることができる。
【0047】
続いて、
図11~
図13を用いて、チケット管理担当者が会社端末3からチケットを一括で付与する場合において、会社端末3のディスプレイ37に表示される画面の一例について説明する。
図11は、チケット一括付与画面の二つの例である。
図12は、チケット一括付与画面の別の二つの例である。
図13は、チケット一括付与画面の更に別の例と確認画面の一例である。
【0048】
図11のチケット一括付与画面G1は、チケット単価指定且つ枚数指定の場合におけるチケット一括付与画面である。チケット一括付与画面G1において、雇用形態を選択するセレクトボックスR1が表示されており、雇用形態毎に一括でチケットを付与することができる。また、チケットを付与する条件を指定するラジオボタンR2、R3、R4が表示されている。「日付指定しない」に対応するラジオボタンR2は、従業員の誕生日や入社日で、チケットを付与する従業員を指定しない場合に選択される。「誕生日で指定」に対応するラジオボタンR3は、従業員の誕生日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR3が選択される場合、誕生日を選択するためのセレクトボックスR5で誕生日が指定される。「入社日で指定」に対応するラジオボタンR4は、従業員の入社日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR4が選択される場合、入社日を選択するためのセレクトボックスR6で入社日が指定される。これにより、従業員の誕生日または入社日毎に一括でチケットを付与することができる。
【0049】
チケット一括付与画面G1において、チケット種別を選択するセレクトボックスR7が表示されており、チケット種別を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G1において、チケット価格を入力するテキストボックスR8が表示されており、チケット価格(すなわちチケット単価)を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G1において、チケット付与枚数を選択するセレクトボックスR9が表示されており、チケット付与枚数を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G1において、合計付与金額R10が表示されており、この合計付与金額R10は、上記でチケット価格が指定され且つチケット付与枚数が指定されると、会社端末3またはコンピュータシステム2でチケット価格とチケット付与枚数をかけた額が表示される。
【0050】
またチケット一括付与画面G1において、確認ボタンR11が表示されており、確認ボタンR11が押されると、コンピュータシステム2によってチケット管理テーブルT1-1に、該当する従業員毎に付与されたチケットのレコードが生成され、確認画面が表示される。
【0051】
続いて
図11のチケット一括付与画面G2は、補助率指定且つ上限金額指定の場合におけるチケット一括付与画面である。チケット一括付与画面G2において、雇用形態を選択するセレクトボックスR21が表示されており、雇用形態毎に一括でチケットを付与することができる。また、チケットを付与する条件を指定するラジオボタンR22、R23、R24が表示されている。「日付指定しない」に対応するラジオボタンR22は、従業員の誕生日や入社日で、チケットを付与する従業員を指定しない場合に選択される。「誕生日で指定」に対応するラジオボタンR23は、従業員の誕生日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR23が選択される場合、誕生日を選択するためのセレクトボックスR25で誕生日が指定される。「入社日で指定」に対応するラジオボタンR24は、従業員の入社日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR24が選択される場合、入社日を選択するためのセレクトボックスR26で入社日が指定される。これにより、従業員の誕生日または入社日毎に一括でチケットを付与することができる。
【0052】
チケット一括付与画面G2において、チケット種別を選択するセレクトボックスR27が表示されており、チケット種別を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G2において、割引率を選択するセレクトボックスR28が表示されており、割引率を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G2において、上限金額を入力するためのテキストボックスR29が表示されており、上限金額を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G1において、付与金額がテキストボックスR50内に表示されており、この付与金額R30は、テキストボックスR29で入力された上限金額が表示される。
【0053】
またチケット一括付与画面G2において、確認ボタンR31が表示されており、確認ボタンR31が押されると、コンピュータシステム2によってチケット管理テーブルT1-2に、該当する従業員毎に付与されたチケットのレコードが生成され、確認画面が表示される。
【0054】
続いて
図12のチケット一括付与画面G3は、回数指定且つ上限金額指定の場合におけるチケット一括付与画面である。チケット一括付与画面G3において、雇用形態を選択するセレクトボックスR41が表示されており、雇用形態毎に一括でチケットを付与することができる。また、チケットを付与する条件を指定するラジオボタンR42、R43、R44が表示されている。「日付指定しない」に対応するラジオボタンR42は、従業員の誕生日や入社日で、チケットを付与する従業員を指定しない場合に選択される。「誕生日で指定」に対応するラジオボタンR43は、従業員の誕生日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR43が選択される場合、誕生日を選択するためのセレクトボックスR45で誕生日が指定される。「入社日で指定」に対応するラジオボタンR44は、従業員の入社日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR44が選択される場合、入社日を選択するためのセレクトボックスR46で入社日が指定される。これにより、従業員の誕生日または入社日毎に一括でチケットを付与することができる。
【0055】
チケット一括付与画面G3において、チケット種別を選択するセレクトボックスR47が表示されており、チケット種別を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G3において、回数を選択するセレクトボックスR48が表示されており、割引率を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G3において、上限金額を入力するためのテキストボックスR49が表示されており、上限金額を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G3において、付与金額がテキストボックスR50内に表示されており、この付与金額は、テキストボックスR49で入力された上限金額が表示される。
【0056】
またチケット一括付与画面G3において、確認ボタンR51が表示されており、確認ボタンR51が押されると、コンピュータシステム2によってチケット管理テーブルT1-3に、該当する従業員毎に付与されたチケットのレコードが生成され、確認画面が表示される。
【0057】
続いて
図12のチケット一括付与画面G4は、飲食の上限金額のみ指定で回数無制限の場合におけるチケット一括付与画面である。チケット一括付与画面G4において、雇用形態を選択するセレクトボックスR61が表示されており、雇用形態毎に一括でチケットを付与することができる。また、チケットを付与する条件を指定するラジオボタンR62、R63、R64が表示されている。「日付指定しない」に対応するラジオボタンR62は、従業員の誕生日や入社日で、チケットを付与する従業員を指定しない場合に選択される。「誕生日で指定」に対応するラジオボタンR63は、従業員の誕生日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR63が選択される場合、誕生日を選択するためのセレクトボックスR65で誕生日が指定される。「入社日で指定」に対応するラジオボタンR64は、従業員の入社日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR64が選択される場合、入社日を選択するためのセレクトボックスR66で入社日が指定される。これにより、従業員の誕生日または入社日毎に一括でチケットを付与することができる。
【0058】
チケット一括付与画面G4において、チケット種別を選択するセレクトボックスR67が表示されており、チケット種別を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G4において、上限金額を入力するためのテキストボックスR69が表示されており、上限金額を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G4において、付与金額がテキストボックスR69内に表示されており、この付与金額は、テキストボックスR49で入力された上限金額が表示される。
【0059】
またチケット一括付与画面G4において、確認ボタンR70が表示されており、確認ボタンR70が押されると、コンピュータシステム2によってチケット管理テーブルT1-4に、該当する従業員毎に付与されたチケットのレコードが生成され、確認画面が表示される。
【0060】
続いて
図13のチケット一括付与画面G5は、チケット単価指定且つ回数指定且つ使用可能期間を指定する場合におけるチケット一括付与画面である。チケット一括付与画面G5において、雇用形態を選択するセレクトボックスR71が表示されており、雇用形態毎に一括でチケットを付与することができる。また、チケットを付与する条件を指定するラジオボタンR72、R73、R74が表示されている。「日付指定しない」に対応するラジオボタンR72は、従業員の誕生日や入社日で、チケットを付与する従業員を指定しない場合に選択される。「誕生日で指定」に対応するラジオボタンR73は、従業員の誕生日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択され、ラジオボタンR73が選択される場合、誕生日を選択するためのセレクトボックスR75で誕生日が指定される。「入社日で指定」に対応するラジオボタンR74は、従業員の入社日でチケットを付与する従業員を指定する場合に選択される。ラジオボタンR74が選択される場合、入社日の開始日付を選択するためのセレクトボックスR76で入社日の開始日が指定され、入社日の終了日付を選択するためのセレクトボックスR77で入社日の終了日が指定される。これにより、従業員の誕生日または入社期間毎に一括でチケットを付与することができる。
【0061】
チケット一括付与画面G5において、チケット種別を選択するセレクトボックスR78が表示されており、チケット種別を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G5において、使用可能期間の開始日を指定するためのセレクトボックスR79と、使用可能期間の終了日を選択するためのセレクトボックスR79Eが表示されており、使用可能期間を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G5において、チケット価格を入力するテキストボックスR80が表示されており、チケット価格(すなわちチケット単価)を指定して一括にチケットを付与できる。
またチケット一括付与画面G5において、チケット付与枚数を選択するセレクトボックスR81が表示されており、チケット付与枚数を指定して一括にチケットを付与できる。
【0062】
またチケット一括付与画面G5において、合計付与金額がテキストボックスR82に編集不能に表示されており、この合計付与金額は、上記でチケット価格が指定され且つチケット付与枚数が指定されると、会社端末3またはコンピュータシステム2でチケット価格とチケット付与枚数をかけた額を出力することにより自動で表示される。
またチケット一括付与画面G5において、チケット付与人数R83がテキストボックスR82に編集不能に表示されており、このチケット付与人数は、上記で雇用形態と条件が指定されると、コンピュータシステム2が従業員マスタテーブルM3で雇用条件及び条件に一致する従業員を検索して人数を出力することで自動で表示される。
またチケット一括付与画面G5において、チケット付与総額がテキストボックスR84に編集不能に表示されており、このチケット付与総額は、コンピュータシステム2または会社端末3が合計付与金額とチケット付与人数を乗じた値を算出して出力することにより自動で表示される。
【0063】
またチケット一括付与画面G5において、確認ボタンR85が表示されており、確認ボタンR85が押されると、コンピュータシステム2によってチケット管理テーブルT1-1に、該当する従業員毎に付与されたチケットのレコードが生成され、例えば
図13の確認画面G6が表示される。
図13の確認画面G6において、チケット一括付与画面G5で選択または入力された情報が表示される。
【0064】
続いて
図14を用いて、チケット一括付与の処理の流れについて説明する。
図14は、チケット一括付与の処理の流れの一例を示すフローチャートである。前提として、上述した複数のチケット一括付与方式から一つを選択するための画面が、会社端末3に表示されているものとして説明する。
【0065】
(ステップS10)まず会社端末3の処理部362は、チケット一括付与方式が選択されたか否か判定する。会社端末3を使用するチケット管理担当者がチケット一括付与方式を選択した場合、この判定が真になる。
【0066】
(ステップS20)ステップS10でチケット一括付与方式が選択された場合、会社端末3の通信制御部363は、選択されたチケット一括付与方式を識別する情報をコンピュータシステム2へ送信する。
【0067】
(ステップS30)コンピュータシステム2の出力部263は、チケット一括付与方式を識別する情報を受信した場合、チケット一括付与画面表示用の情報を生成する。
【0068】
(ステップS40)次にコンピュータシステム2の出力部263は、チケット一括付与画面表示用の情報を会社端末3へ送信する。
【0069】
(ステップS50)次に会社端末3の処理部362は、チケット一括付与画面表示用の情報を受信した場合、この情報を用いて、チケット一括付与画面を表示する。これにより、例えば
図11~13のチケット一括付与画面G1~G5のいずれかの画面が表示される。次に会社端末3の処理部362は、確認ボタンが押されたか否か判定する。
【0070】
(ステップS60)ステップS50で確認ボタンが押された場合、通信制御部363は、
図11~13のチケット一括付与画面G1~G5のいずれかの画面で入力された情報(例えば条件等)をコンピュータシステム2へ送信する。
【0071】
(ステップS70)次に、コンピュータシステム2は、上記の入力された情報(すなわち飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報)を受信する。その際、取得部261は、飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する。より詳細には、取得部261は、チケットの付与方式と当該チケットの付与方式に応じた設定を取得する。
保存部262は、上記の情報を取得した場合、前記複数の従業員に対して前記チケットに関する情報を関連付けて、記憶装置の一例であるストレージ23に保存する。より詳細には、保存部262は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して、前記受け付けた前記チケットの付与方式と当該チケットの付与方式に応じた設定を関連付けて記憶装置の一例であるストレージ23に保存する。
【0072】
(ステップS80)
出力部263は、確認画面表示用の情報の生成し、この確認画面表示用の情報を会社端末3へ送信する。
【0073】
(ステップS90)次に会社端末3の処理部362は、確認画面表示用の情報を受信した場合、この情報を用いて確認画面を表示する。次に、処理部362は、この確認画面(例えば、
図13の確認画面G5)において新規登録ボタンが押されたか否か判定する。
【0074】
(ステップS100)ステップS80で新規登録ボタンが押されたと判定された場合、新規登録ボタンの押下の旨をコンピュータシステム2へ送信する。
【0075】
(ステップS110)コンピュータシステム2の保存部262は新規登録ボタンの押下の旨を受信した場合、条件等に合致する従業員の授業員IDに関連付けて付与対象のチケット情報を保存する。
【0076】
続いて
図15を用いて、会社端末3で表示される社食対象メニュー選択画面について説明する。
図15は、社食対象メニュー選択画面の一例である。
図15に示すように、社食対象メニュー選択画面G7には、社食対象メニュー選択として、「全てのメニューを適用する」に対応するラジオボタンR91、「対象メニューを選択する」に対応するラジオボタンR92が表示され、確定ボタンR93が表示されている。「全てのメニューを適用する」に対応するラジオボタンR91が選択された状態で、確定ボタンR93が押されると、各メニューテーブルT2-iに登録されている全てのメニューが、そのログインしているチケット管理担当者の会社の社食対象メニューとして、社食対象メニューテーブルT3に登録される。
【0077】
一方、「対象メニューを選択する」に対応するラジオボタンR92が、確定ボタンR93が押されると、検索結果領域R110で選択されたメニューが、そのログインしているチケット管理担当者の会社の社食対象メニューとして、社食対象メニューテーブルT3に登録される。
【0078】
図15の社食対象メニュー選択画面G7には、検索設定領域R100が表示されており、飲食店の住所を選択可能なセレクトボックスR101、対象の会社の所在地からの飲食店の距離範囲を選択可能なセレクトボックスR102、メニューの価格帯を選択可能なセレクトボックスR103、飲食店の店舗名を入力可能なテキストボックスR104、メニュー名を入力可能なテキストボックスR105が表示されている。これらが選択及び/または入力された状態で、検索ボタンR106が押されると、選択及び/または入力された条件で検索が実行されて、検索結果領域R110に検索結果が表示される。
【0079】
続いて
図16を用いて、社食対象メニュー選択処理の流れについて説明する。
図16は、社食対象メニュー選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。前提として、上述した
図15に示すような社食対象メニュー選択画面G7が会社端末3に表示されているものとして説明する。
【0080】
(ステップS210)まず会社端末3の処理部362は、社食対象メニュー選択画面において、検索ボタンが押されたか否か判定する。
【0081】
(ステップS220)ステップS210で検索ボタンが押された場合、会社端末3の通信制御部363は、社食対象メニュー選択画面において入力された検索条件をコンピュータシステム2へ送信する。
【0082】
(ステップS230)次にコンピュータシステム2の出力部263は、検索条件を受信した場合、この検索条件に応じた検索結果画面表示用の情報を生成する。その際に、出力部263は検索条件に合致するメニューを、各メニューテーブルT2-iから抽出する。その際に、検索条件の中に飲食店の住所がある場合には、例えば出力部263は飲食店マスタテーブルM1も参照して、検索対象となる飲食店を絞りこみ、絞り込んだ飲食店のメニューテーブルT2-iに対して検索をしてもよい。また検索条件の中に対象会社からの距離範囲の条件がある場合には、例えば出力部263は飲食店マスタテーブルM1の住所と会社マスタテーブルM2の住所を用いて、対象会社から個々の飲食店までの距離を決定してもよい。そして、例えば出力部263は、決定した距離が検索条件の距離範囲に収まる飲食店に絞りこみ、絞り込んだ飲食店のメニューテーブルT2-iに対して検索をしてもよい。
【0083】
検索結果画面表示用の情報には、例えば
図15の検索結果領域R110に示すように、メニューそれぞれについて、チケットの対象とするか否かを選択可能に表示するための情報が含まれている。すなわち出力部263は、メニューそれぞれについて、チケットの対象とするか否かを選択可能に表示するための情報を出力する。
【0084】
(ステップS240)次にコンピュータシステム2の出力部263は、検索結果表示用の情報を会社端末3へ送信する。
【0085】
(ステップS250)会社端末3の処理部362は、検索結果表示用の情報を受信した場合、この情報を用いて
図15の検索結果領域R110に示すように、検索結果を表示する。次に処理部362は、確定ボタンが押されたか否か判定する。
【0086】
(ステップS260)ステップS250で確定ボタンが押された場合、処理部362は例えば、
図15の「対象メニューを選択する」に対応するラジオボタンR92が選択されているか否か判定する。あるいは、処理部362は例えば、
図15の「全てのメニューを適用する」に対応するラジオボタンR91が選択されているか否か判定してもよい。
【0087】
(ステップS270)ステップS260で
図15の「対象メニューを選択する」に対応するラジオボタンR92が選択されなかった場合(すなわち
図15の「全てのメニューを適用する」に対応するラジオボタンR91が選択された場合)、通信制御部363は、全てのメニューが選択された旨をコンピュータシステム2へ送信する。
【0088】
(ステップS280)保存部262は全てのメニューが選択された旨を受信した場合、全てのメニューIDを対象会社の会社IDに関連付けて、例えばストレージ23に保存する。
【0089】
(ステップS290)ステップS260で
図15の「対象メニューを選択する」に対応するラジオボタンR92が選択された場合(すなわち
図15の「全てのメニューを適用する」に対応するラジオボタンR91が選択されなかった場合)、通信制御部363は、メニューID毎の社食対象フラグをコンピュータシステム2へ送信する。
【0090】
(ステップS300)コンピュータシステム2の取得部261は、メニューID毎の社食対象フラグを受信することで、メニュー毎にチケットの対象とするか否かの選択情報(ここでは一例としてメニューID毎の社食対象フラグ)を取得する。そして保存部262は、メニューID毎の社食対象フラグを、チケット管理担当者の会社を識別する会社IDに関連付けて例えばストレージ23に保存する。
【0091】
次に、
図17及び
図18を用いて、従業員端末の画面遷移について説明する。
図17は、従業員端末の画面遷移の一例である。
図18は、
図17の続きである。
図17に示すように、飲食店検索画面G11において、チケット種別を選択可能なセレクトボックスR121が示されている。これにより、選択したチケット種別のメニューがある飲食店を検索可能である。飲食店検索画面G11において、キーワードを入力するためのテキストボックスR122が設けられている。これにより、キーワード(例えば、「パスタ」など)で検索可能である。これにより、例えば、メニュー名などで検索可能である。検索ボタンR123が押されると、検索が実行され、検索結果が表示される。
【0092】
飲食店検索画面G11において検索結果で表示された飲食店のうちの一つを従業員が飲食店を選択した場合、画面は、選択された飲食店のメニュー一覧画面G12に遷移する。このメニュー一覧画面G12において、複数のメニューからメニューが選択された場合、画面は、当該選択されたメニューの詳細画面G13に遷移する。
【0093】
メニューの詳細画面G13における注文ボタンR124が押された場合、注文画面情報に遷移する。ここで、同じ会社であっても雇用形態が正社員とアルバイトで、会社からの補助額(すなわち割引額)が異なるように設定されている場合について説明する。例えば、対象従業員の雇用形態が正社員の場合には、例えば1000円の補助金額が割り当てられ、対象従業員の雇用形態がアルバイトの場合には、例えば660円の補助金額が割り当てられているものとする。
【0094】
この場合、対象従業員の雇用形態が正社員の場合、注文画面情報G21が表示される。注文画面情報G21では、会社からの補助額が1000円であるから、通常価格が1320円なのに対して、補助額1000円が引かれて店頭での支払額として320円が表示される。また、残りのチケット枚数が表示される。確認ボタンR131が押された場合、注文確認画面G22に遷移する。例えば、対象の飲食店のスタッフによって支払い完了ボタンR132が押された場合、支払い完了画面G41に遷移する。
【0095】
一方、対象従業員の雇用形態がアルバイトの場合、注文画面情報G31が表示される。注文画面情報G31では、会社からの補助額が660円であるから、通常価格が1320円なのに対して、補助額660円が引かれて店頭での支払額として660円が表示される。また、残りのチケット枚数が表示される。確認ボタンR141が押された場合、注文確認画面G32に遷移する。例えば、対象の飲食店のスタッフによって支払い完了ボタンR142が押された場合、支払い完了画面G41に遷移する。
【0096】
続いて、
図19、
図20を用いて検索及び注文処理の流れについて説明する。
図19は、検索及び注文処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図20は、
図19の続きである。
【0097】
(ステップS310)従業員端末1の処理部162は、検索ボタンが押されたか否か判定する。
【0098】
(ステップS320)ステップS310で検索ボタンが押された場合、従業員端末1の通信制御部163は、チケット種別識別情報、検索条件をコンピュータシステム2へ送信する。
【0099】
(ステップS330)コンピュータシステム2の出力部263は、チケット種別識別情報、検索条件を受信した場合、検索結果表示用の情報を生成する。
【0100】
(ステップS340)コンピュータシステム2の出力部263は、生成した検索結果表示用の情報を従業員端末1へ送信する。
【0101】
(ステップS350)従業員端末1の処理部162は検索結果表示用の情報を受信した場合、この情報を用いて、飲食店検索画面に検索結果を表示する。これにより、例えば
図17の飲食店検索画面G11のように検索結果が得られる。従業員端末1の処理部162は、飲食店検索画面G11で飲食店が選択されたか否か判定する。
【0102】
(ステップS360)ステップS350で飲食店が選択された場合、従業員端末1の通信制御部163は、当該選択された飲食店を識別する飲食店IDをコンピュータシステム2へ送信する。
【0103】
(ステップS370)コンピュータシステム2の出力部263は、この飲食店IDを受信した場合、当該飲食店IDで識別される飲食店のメニュー一覧画面表示用の情報を生成する。
【0104】
(ステップS380)コンピュータシステム2の出力部263は、生成したメニュー一覧画面表示用の情報を従業員端末1へ送信する。
【0105】
(ステップS390)従業員端末1の処理部162はメニュー一覧画面表示用の情報を受信した場合、この情報を用いて、メニュー一覧画面を表示する。これにより、例えば
図17のメニュー一覧画面G12が得られる。従業員端末1の処理部162は、メニュー一覧画面でメニューが選択されたか否か判定する。
【0106】
(ステップS400)ステップS390でメニューが選択された場合、従業員端末1の通信制御部163は、当該選択されたメニューを識別するメニューIDをコンピュータシステム2へ送信する。
【0107】
(ステップS410)コンピュータシステム2の出力部263は、このメニューIDを受信した場合、このメニューIDで識別されるメニューのメニュー詳細画面表示用の情報を生成する。その際、出力部263は、当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する。その一例として、出力部263は、チケットの種別及びチケットの設定の双方に基づく割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する。
【0108】
(ステップS420)コンピュータシステム2の出力部263は、生成したメニュー詳細画面表示用の情報を従業員端末1へ送信する。
【0109】
(ステップS430)従業員端末1の処理部162はメニュー詳細画面表示用の情報を受信した場合、この情報を用いて、メニュー詳細画面を表示する。これにより、例えば
図17のメニュー詳細画面G13が得られる。従業員端末1の処理部162は、メニュー詳細画面で注文ボタンが押されたか否か判定する。
【0110】
(ステップS440)ステップS430で注文ボタンが押された場合、従業員端末1の通信制御部163は、注文ボタン押下の旨をコンピュータシステム2へ送信する。
【0111】
(ステップS450)コンピュータシステム2の出力部263は、注文ボタン押下の旨を受信した場合、従業員端末を使用する対象従業員の従業員ID及び会社IDの組に、例えばチケット管理テーブルT1-1において関連付けられたチケット価格(すなわち補助額または割引額)を含む注文画面情報を生成する。
【0112】
(ステップS460)コンピュータシステム2の出力部263は、生成した注文画面情報を従業員端末1へ送信する。
【0113】
(ステップS470)従業員端末1の処理部162は注文画面情報を受信した場合、この情報を用いて、注文画面を表示する。これにより、例えば
図18の注文画面G21または注文画面G31が得られる。従業員端末1の処理部162は、注文画面で確認ボタンが押されたか否か判定する。
【0114】
(ステップS480)ステップS470で確認ボタンが押された場合、従業員端末1の通信制御部163は、確認ボタン押下の旨をコンピュータシステム2へ送信する。
【0115】
(ステップS490)コンピュータシステム2の出力部263は、確認ボタン押下の旨を受信した場合、対象従業員の従業員ID及び会社IDの組に、例えばチケット管理テーブルT1-1において関連付けられたチケット保持枚数を1つ減らし、店頭支払額を含む注文確認画面情報を生成する。
【0116】
(ステップS500)コンピュータシステム2の出力部263は、生成した注文確認画面情報を従業員端末1へ送信する。
【0117】
(ステップS510)従業員端末1の処理部162は注文確認画面情報を受信した場合、この情報を用いて、注文確認画面を表示する。これにより、例えば
図18の注文確認画面G22または注文確認画面G32が得られる。従業員端末1の処理部162は、注文確認画面で支払いボタンが押されたか否か判定する。
【0118】
(ステップS520)ステップS510で支払いボタンが押された場合、従業員端末1の通信制御部163は、支払いボタン押下の旨をコンピュータシステム2へ送信する。
【0119】
(ステップS530)コンピュータシステム2の出力部263は、支払いボタン押下の旨を受信した場合、支払い完了画面情報を生成する。
【0120】
(ステップS540)コンピュータシステム2の出力部263は、生成した支払い完了画面情報を従業員端末1へ送信する。従業員端末1の処理部162は支払い完了画面情報を受信した場合、この情報を用いて、支払い完了画面を表示する。これにより、例えば
図18の注文確認画面G41が得られる。
【0121】
以上、本実施形態に係るコンピュータシステム2は、従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置(ここでは一例としてストレージ23)において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力部263と、を備える。
【0122】
上述したように、コンピュータシステム2は、飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する取得部261と、前記情報が取得された場合、前記複数の従業員に対して前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置(ここでは一例としてストレージ23)へ保存する保存部262と、を備えてもよい。
この構成により、飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するだけで、個々の従業員に対して割引額及び/または割引後の支払価格を提示することができるので、飲食店で使用可能なチケットの付与に係る労力を低減することができる。これにより、従業員に飲食店を社員食堂のように利用してもらうことを促進することができる。
【0123】
上述したように、取得部261は、前記チケットの付与方式と当該チケットの付与方式に応じた設定を取得し、保存部262は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して、前記受け付けた前記チケットの付与方式と当該チケットの設定を関連付けて保存し、出力部263は、前記チケットの種別及び前記チケットの設定の双方に基づく割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力してもよい。
【0124】
また取得部261は、前記メニュー毎にチケットの対象とするか否かの選択情報を取得し、保存部262は、前記メニュー毎のチケットの対象とするか否かの選択情報を、チケット管理担当者の会社を識別する会社識別情報と関連付けて記憶装置に保存し、検索部264は、取得部261が従業員から検索条件を取得した場合、当該検索条件に合致する飲食店を検索して検索結果を出力してもよい。
【0125】
また取得部261は、前記一括で付与するための入力を受け付ける場合、前記付与する対象の従業員の雇用形態を取得し、保存部262は、前記取得した雇用形態に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存してもよい。
【0126】
また取得部261は、誕生日または入社日を指定して、誕生日毎または入社日毎に前記チケットを付与する選択を取得し、保存部262は、前記受け付けた誕生日または入社日に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存してもよい。
【0127】
また取得部261は、前記一括で付与するための情報を取得する場合において前記チケットの種別を取得し、保存部262は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して前記受け付けた前記チケットの種別を更に関連付けて保存してもよい。
【0128】
また前記取得部261は、前記チケットの使用可能期間を管理者端末から取得し、保存部262は、前記チケットが付与される複数の従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットの使用可能期間を関連付けて記憶装置に保存してもよい。
【0129】
なお、上述した実施形態で説明したコンピュータシステム2の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、コンピュータシステム2の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD-ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
【0130】
また、コンピュータシステム2の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
【0131】
さらに、一つまたは複数の情報処理装置によってコンピュータシステム2を機能させてもよい。複数の情報処理装置を用いる場合、コンピュータシステム2のうちの1つをコンピュータとし、当該コンピュータが所定のプログラムを実行することにより情報処理システム1の少なくとも1つの手段として機能が実現されてもよい。
【0132】
また、情報処理システムSの一部もしくは全部の機能を、端末1で実行してもよい。
【0133】
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0134】
1 端末
11 入力インタフェース
12 通信回路
13 ストレージ
14 メモリ
15 ディスプレイ
16 プロセッサ
161 受付部
162 処理部
163 通信制御部
2 コンピュータシステム
21 入力インタフェース
22 通信回路
23 ストレージ
24 メモリ
25 出力インタフェース
26 プロセッサ
261 取得部
262 保存部
263 出力部
264 検索部
S 情報処理システム
【手続補正書】
【提出日】2023-05-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力部と、
飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する取得部と、
前記情報が取得された場合、前記複数の従業員に対して前記チケットに関する情報を関連付けて前記記憶装置へ保存する保存部と、
を備え、
前記取得部は、チケット管理担当者によって指定された検索条件に合致する飲食店の複数のメニューを一覧表示させて、前記メニュー毎にチケットの対象とするか否かの選択情報を、前記チケット管理担当者から前記メニューの選択を受け付けることによって取得し、
前記保存部は、前記メニュー毎のチケットの対象とするか否かの選択情報を、前記チケット管理担当者の会社を識別する会社識別情報と関連付けて記憶装置に保存し、
前記取得部が従業員から検索条件を取得した場合、当該検索条件に合致する飲食店を検索して検索結果を出力する検索部
をさらに備える情報処理システム。
【請求項2】
前記検索条件は、前記飲食店の所在地、前記従業員の会社から前記飲食店までの距離、前記メニューの価格帯、前記飲食店の店舗名、前記メニューの名称のうちの少なくともいずれかを含む請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記取得部は、前記チケットの付与方式と当該チケットの付与方式に応じた設定を取得し、
前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して、前記受け付けた前記チケットの付与方式と当該チケットの設定を関連付けて保存し、
前記出力部は、前記チケットの種別及び前記チケットの設定の双方に基づく割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する
請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記取得部は、前記一括で付与するための入力を受け付ける場合、前記付与する対象の従業員の雇用形態を取得し、
前記保存部は、前記取得した雇用形態に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存する
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記取得部は、誕生日または入社日を指定して、誕生日毎または入社日毎に前記チケットを付与する選択を取得し、
前記保存部は、前記受け付けた誕生日または入社日に該当する従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットに関する情報を関連付けて記憶装置に保存する
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記取得部は、前記一括で付与するための情報を取得する場合において前記チケットの種別を取得し、
前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員に対して前記受け付けた前記チケットの種別を更に関連付けて保存する
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記取得部は、前記チケットの使用可能期間を取得し、
前記保存部は、前記チケットが付与される複数の従業員を識別する従業員識別情報に前記チケットの使用可能期間を関連付けて記憶装置に保存する
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
コンピュータが、従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力手順と、
コンピュータが、飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する取得手順と、
コンピュータが、前記情報が取得された場合、前記複数の従業員に対して前記チケットに関する情報を関連付けて前記記憶装置へ保存する保存手順と、
を有し、
前記取得手順は、チケット管理担当者によって指定された検索条件に合致する飲食店の複数のメニューを一覧表示させて、前記メニュー毎にチケットの対象とするか否かの選択情報を、前記チケット管理担当者から前記メニューの選択を受け付けることによって取得し、
前記保存手順は、前記メニュー毎のチケットの対象とするか否かの選択情報を、前記チケット管理担当者の会社を識別する会社識別情報と関連付けて記憶装置に保存し、
コンピュータが、前記取得手順において従業員から検索条件を取得した場合、当該検索条件に合致する飲食店を検索して検索結果を出力する検索手順
をさらに有する情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
従業員によって注文メニューが選択された場合、複数の従業員に対して飲食店で使用可能なチケットに関する情報が関連付けられて記憶されている記憶装置において当該従業員に対して割り当てられた前記チケットに関する情報を参照して、割引額及び/または割引後の支払価格を表示するための情報を出力する出力手順と、
飲食店で使用可能なチケットを複数の従業員に対して一括で付与するための情報を取得する取得手順と、
前記情報が取得された場合、前記複数の従業員に対して前記チケットに関する情報を関連付けて前記記憶装置へ保存する保存手順と、
を含み、
前記取得手順は、チケット管理担当者によって指定された検索条件に合致する飲食店の複数のメニューを一覧表示させて、前記メニュー毎にチケットの対象とするか否かの選択情報を、前記チケット管理担当者から前記メニューの選択を受け付けることによって取得し、
前記保存手順は、前記メニュー毎のチケットの対象とするか否かの選択情報を、前記チケット管理担当者の会社を識別する会社識別情報と関連付けて記憶装置に保存し、
コンピュータが、前記取得手順において従業員から検索条件を取得した場合、当該検索条件に合致する飲食店を検索して検索結果を出力する検索手順
をさらに含む手順を実行させるためのプログラム。