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▶ 中嶋 勢三の特許一覧

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  • 特開-集合住宅用の盗難防止宅配ボックス 図1
  • 特開-集合住宅用の盗難防止宅配ボックス 図2
  • 特開-集合住宅用の盗難防止宅配ボックス 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023074990
(43)【公開日】2023-05-30
(54)【発明の名称】集合住宅用の盗難防止宅配ボックス
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/122 20060101AFI20230523BHJP
【FI】
A47G29/122 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021188233
(22)【出願日】2021-11-18
(71)【出願人】
【識別番号】599162174
【氏名又は名称】中嶋 勢三
(72)【発明者】
【氏名】中嶋勢三
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100CA12
3K100CA45
3K100CC01
3K100CD03
(57)【要約】
【課題】 集合住宅に於いて、入口のドア前の通路は共用で宅配ボックスを通路や壁に取り付ける事は許容されないが、当日配達分の宅配ボックスは、通行を妨げない形でドアの前に置く事は許容される。しかし、防犯の点で問題がある。
【解決手段】 宅配ボックスの一部である板状金具をドアの外面と内面をソフトに挟む形でドアに差し込みドアを閉めると、縦長で不安定な形の宅配ボックスでもドアに固定され、外出時にドアを施錠する事で宅配ボックスは保護される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集合住宅に於いて、共用の通路である事を配慮した宅配ボックスの設置に関するものであり、宅配ボックスの形状は直方体で、一番広い面の片方である前面は共用の通路に面し、後面はドアの開閉で宅配ボックス(1)の脱着を行う為の板状金具(1b)を上部と下部に配し、ドア(2)を開けた状態で、宅配ボックス(1)をドアに沿った形で通路に立て、ドアを閉めた時にドアとドア枠に挟まれる施錠面に宅配ボックスに係止された板状金具(1b)のコの字形の部分で、ドアの外面と内面を挟み、取手(1a)を持って宅配ボックス(1)を少し持ち上げ、宅配ボックス(1)を取り付けたドアを閉め、宅配ボックス(1)を降ろして通路に置くと、ドアに沿う形で緩く固定され、荷重は通路に掛かり、ドアに鍵を掛けて外出すれば何人も宅配ボックスをドアから取り外せず、ドアとドア枠との隙間を利用した宅配ボックスの固定方法で、ドアの開閉に不都合は無く、ドアを痛める事も無く、戸当たりゴム(3a)の損傷も無い、宅配ボックスの盗難防止方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
不在の時に宅配物を受け取る宅配ボックスに関するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
特願平2-227515
【非特許文献】
【0003】
宅配ボックス付ポストネビル、販売元、まるしょう
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
集合住宅に於いて、ドアの外の通路は共用である為、当日配達分の宅配ボックスを置く事は許容されても、共用部の通路や壁に固定するのは許容外となる。しかし、宅配ボックスを入口のドアの前に置くだけでは無防備で、例え昼間であっても宅配ボックス持ち去るのは容易である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
図1は入口ドア前に宅配ボックス1を設定したもので、宅配ボックスの荷重は、通路面が受け、前後、横幅、高さの寸法は通路に配慮した前後が小さく、横幅と高さで容積を稼ぐ形で、不安定に見えるが、図2の様に宅配ボックスの上部、下部に係止された板状金具1bでドア2に柔軟に固定されている。
【0006】
宅配ボックスのドアへの固定は、外出時に宅配ボックスの板状金具1bをドアに掛け、ドアを閉め、鍵を掛けると開錠してドアを開けない限り宅配ボックスはドアに固定される。
【0007】
図3は板状金具1bの詳細で、板状金具の厚さは2mm、ドア枠3とドア2の隙間を掻い潜り、ドア枠3の戸当たりゴム3aも損なわず、ドアの開閉に不具合は無い。
又、板状金具1bがドア内側に接する部分には薄い弾性樹脂を張りドア内側を傷つけないようにする。
【0008】
板状バネ1cは板状金具1bをドア2に掛け易くする為である。又、ドアと宅配ボックスに柔軟な隙間を空け、ドア表面を傷つけない為でもある。
【0009】
宅配ボックスの取り付け過程は、開いたドアにパイプ取手1aを手で掴み、宅配ボックスを左側から差し込み、少し持ち上げた状態でドアを閉めてゆっくり通路面に降ろせば荷重は路面が受け、ドアは宅配ボックスが倒れないように支えるだけである。尚、右開きドアの場合は板状金具1bを右開きドア設定に付け替える。
【0010】
宅配ボックスの取り外し過程は、ドアを開錠してパイプ取手を手で掴み、持ち上げてからドアを開き、宅配ボックスを外す。
【0011】
図1に於いて、宅配ボックスの前面。もしくは補助金具1dの無い側面のいずれかに扉を設け、鍵を掛けられるようにする。
【0012】
補助金具1dは宅配ボックスの上部と下部に配し、宅配ボックスをドアと平行に沿わせる為の部材で、吐出部の長さを宅配ボックスの中から調整する事が出来る。
【0013】
鍵の番号は宅配業者に知らされ、鍵を開錠して宅配物を宅配ボックスに入れ、鍵を掛けて宅配業務を終了する。尚、鍵の番号は配達毎に変更する。
【0014】
本発明の集合住宅用盗難防止宅配ボックスが普及すれば、無防備な置き配、再配達や時間指定の配達が激減する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】ドアと宅配ボックスの正面図
図2】宅配ボックスのドア取り付け図
図3】取り付け部詳細図
【符号の説明】
【0016】
1 宅配ボックス
1a パイプ取手
1b 板状金具
1c 板状バネ
1d 補助金具
2 ドア
2a ドアノブ
2b 郵便受け
3 ドア枠
3a 戸当たりゴム
図1
図2
図3