(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023074994
(43)【公開日】2023-05-30
(54)【発明の名称】マウスウォッシュ洗浄剤
(51)【国際特許分類】
A61K 8/22 20060101AFI20230523BHJP
C01B 15/037 20060101ALI20230523BHJP
A61K 8/24 20060101ALI20230523BHJP
A61Q 11/00 20060101ALI20230523BHJP
C11D 7/18 20060101ALI20230523BHJP
C11D 7/16 20060101ALI20230523BHJP
C11D 7/26 20060101ALI20230523BHJP
A61K 8/73 20060101ALI20230523BHJP
A61K 8/34 20060101ALI20230523BHJP
A61K 8/9789 20170101ALI20230523BHJP
【FI】
A61K8/22
C01B15/037 Z
A61K8/24
A61Q11/00
C11D7/18
C11D7/16
C11D7/26
A61K8/73
A61K8/34
A61K8/9789
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021200425
(22)【出願日】2021-11-18
(71)【出願人】
【識別番号】511152038
【氏名又は名称】二葉貿易株式会社
(72)【発明者】
【氏名】葉山 瑞樹
【テーマコード(参考)】
4C083
4H003
【Fターム(参考)】
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA121
4C083AA122
4C083AB281
4C083AB282
4C083AB411
4C083AB412
4C083AC121
4C083AC122
4C083AD331
4C083AD332
4C083CC41
4C083DD23
4C083EE33
4C083EE34
4C083EE35
4C083EE37
4H003DA02
4H003EA08
4H003EA20
4H003EB05
4H003EB07
(57)【要約】
【課題】 高度に安定である過酸化水素溶液を含有するマウスウォッシュ洗浄剤を提供することである。
【解決手段】 マウスウォッシュ洗浄剤。過酸化水素水を含有するマウスウォッシュ洗浄剤であって、前記過酸化水素水の濃度は0.01~3%未満であり、更に、リン酸塩を含み、その濃度は0.01~3%未満である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
過酸化水素水を含有するマウスウォッシュ洗浄剤であって、前記過酸化水素水の濃度は0.01~3%未満であり、更に、リン酸塩を含み、その濃度は0.01~3%未満であることを特徴とするマウスウォッシュ洗浄剤。
【請求項2】
前記マウスウォッシュ洗浄剤は、更にヒアルロン酸ナトリウムとグリセリンを含むことを特徴とする請求項1記載のマウスウォッシュ洗浄剤。
【請求項3】
前記マウスウォッシュ洗浄剤は、更に、丁子成分、パセリオイル成分含むことを特徴とする請求項1記載のマウスウォッシュ洗浄剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は過酸化水素を含有する組成物からなるマウスウォッシュ洗浄剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
過酸化水素溶液は、腔内表面の漂白、消毒、及び洗浄を含むマウスウォッシュ洗浄剤として長年使用されてきた。しかし、従来の過酸化水素溶液を含むマウスウォッシュ洗浄剤は、極めて短い時間内に、酸素ガスと水とに分解され始める。これらの目的で使用されている典型的な過酸化水素溶液は、水中の過酸化水素が約0.5~約10質量%の範囲である。そのような希薄な過酸化水素溶液が分解される速度は、過酸化水素溶液を触媒作用によって分解するように作用する銅又はクロム等の様々な痕跡量の金属不純物の存在といった要因に依存することになる。また、中等度に上昇した温度では、そのような希薄な過酸化水素水溶液の分解速度は著しく加速される。したがって、過酸化物の分解に対して安定化されている過酸化水素溶液は非常に需要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この問題を解決するため前述の欠点を有しない高度に安定である過酸化水素溶液を含有するマウスウォッシュ洗浄剤を提供することが求められる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
過酸化水素水を含有するマウスウォッシュ洗浄剤であって、前記過酸化水素水の濃度は0.01~3%未満であり、更に、リン酸塩を含み、その濃度は0.01~3%未満であり、含むマウスウォッシュ洗浄剤である。
【発明の効果】
【0006】
本発明の構成によれば、腔内の殺菌、消臭、歯の漂白、及び、過酸化水素水が分解により発泡する際に歯石の沈着を予防する。
【0007】
使用の際、過酸化水素水は水と酸素に分解されて残留性がないため、排出物が環境に与える影響を抑えることができる。
【発明を実施するための形態】
【実施例0008】
本発明のマウスウォッシュ洗浄剤は過酸化水素水を含有し、その過酸化水素水の濃度は0.01~3%未満であり、更に、リン酸塩を含み、その濃度は0.01~3%未満である。
【0009】
更に、マウスウォッシュ洗浄剤は、ヒアルロン酸ナトリウムとグリセリンを含むことによりその効果が更に増進される。
【0010】
マウスウォッシュ洗浄剤は、更に、丁子成分、パセリオイル成分含む。