(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023075480
(43)【公開日】2023-05-31
(54)【発明の名称】テーブル掛け
(51)【国際特許分類】
A47G 11/00 20060101AFI20230524BHJP
A47G 21/16 20060101ALI20230524BHJP
【FI】
A47G11/00
A47G21/16
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021188410
(22)【出願日】2021-11-19
(71)【出願人】
【識別番号】519279797
【氏名又は名称】株式会社スバル
(71)【出願人】
【識別番号】521508737
【氏名又は名称】株式会社モリフラッグス
(74)【代理人】
【識別番号】100092130
【弁理士】
【氏名又は名称】若原 誠一
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 泰
(72)【発明者】
【氏名】森 隆之
【テーマコード(参考)】
3B102
3B115
【Fターム(参考)】
3B102CA02
3B115AA30
3B115CA01
(57)【要約】
【課題】テーブルにテーブル掛けを綺麗に装着できる。
【解決手段】
テーブル掛け本体1がテーブル2に掛けられたときに、テーブル2上面3に当接する部分が当接部4、この当接部4の外の部分が外部5となる。この外部5の当接部4に近い位置の裏面には第一の固着体6が取り付けられる。この外部5を束ねて束ね部分7とし、外部5の弛みまたは皺を無くする。この束ね部分7の当接部4から離れた位置の裏面には第二の固着体10が取り付けられる。第二の固着体10を上記第一の固着体6に吸着/固定させると、弛みまたは皺が無い状態が維持されテーブル掛け本体1が綺麗に美しくされる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブル上面より大きい、シート状のテーブル掛け本体と、
このテーブル掛け本体が上記テーブルに掛けられたときに、テーブル上面に当接する範囲の外の部分であるテーブル掛け本体の外部と、
この外部において、テーブル掛け本体に取り付けられた第一の固着体と、
上記テーブルに掛けられたテーブル掛け本体の、上記外部を束ねて、当該外部に弛みまたは皺を無くする束ね部分と、
この束ね部分を、上記弛みまたは皺の無くされた上記外部に重ね、この重ねた状態を維持し、当該束ね部分に取り付けられ、上記第一の固着体に着脱自在に固着される第二の固着体とを備えたことを特徴とするテーブル掛け。
【請求項2】
上記束ね部分は、上記テーブルで複数形成され、1つの束ね部分が他の束ね部分を重ねて束ねて固定することを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。
【請求項3】
上記複数の束ね部分のうち、いちばん外に重ねられる束ね部分となる上記外部の上下の幅は、他の束ね部分の上下の幅より大きいことを特徴とする請求項2記載のテーブル掛け。
【請求項4】
上記第一の固着体は、上記テーブルの大きさまたは形状に応じて、テーブル掛け本体への取り付け位置が変更され、
上記第二の固着体は、上記テーブルの大きさまたは形状に応じて、テーブル掛け本体への取り付け位置が変更されることを特徴とする請求項3記載のテーブル掛け。
【請求項5】
上記束ね部分の上縁は、上記外部の上縁にほぼ一致していることを特徴とする請求項4記載のテーブル掛け。
【請求項6】
上記第一の固着体または第二の固着体の長手方向は、上記テーブル上面の外縁に沿って平行である請求項5記載のテーブル掛け。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テーブル掛けに関し、特にテーブルに綺麗に/美しく掛けることのできるテーブル掛けに関する。
【背景技術】
【0002】
テーブルにテーブル掛けを掛けると、テーブル掛けの周縁がたるんでしわになり、綺麗に/美しく掛けることができない。
【0003】
【特許文献1】実開平7-39646号公報
【特許文献2】実開昭49-24510号公報
【特許文献3】実開昭54-16702号公報
【特許文献4】実開昭56-38679号公報
【特許文献5】実開昭56-125711号公報
【特許文献6】実開昭59-70569号公報
【特許文献7】実開昭60-121877号公報
【特許文献8】実開昭60-125979号公報
【特許文献9】実開平1-89079号公報
【特許文献10】実開平1-89080号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、テーブルに綺麗に/美しく掛けることのできるテーブル掛けを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明のテーブル掛けは、 テーブル上面より大きい、シート状のテーブル掛け本体と、 このテーブル掛け本体が上記テーブルに掛けられたときに、テーブル上面に当接する範囲の外の部分であるテーブル掛け本体の外部と、 この外部において、テーブル掛け本体に取り付けられた第一の固着体と、 上記テーブルに掛けられたテーブル掛け本体の、上記外部を束ねて、当該外部に弛みまたは皺を無くする束ね部分と、 この束ね部分を、上記弛みまたは皺の無くされた上記外部に重ね、この重ねた状態を維持し、当該束ね部分の先端に取り付けられ、上記第一の固着体に着脱自在に固着される第二の固着体とを備えた。
【発明の効果】
【0006】
これにより、テーブル掛けを弛みまたは皺が無くテーブルに綺麗に/美しく掛けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】テーブル掛け本体1のテーブル2への取り付けを示す図を示す。
【符号の説明】
【0008】
1…テーブル掛け本体 2…テーブル
3…上面 4…当接部
5…外部 6…第一の固着体
7…束ね部分 8…長辺
9…短辺 10…第二の固着体
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
(1)テーブル掛け1の構造
図1及び
図2はテーブル掛け本体1の「裏面」の展開図を示す。テーブル掛け本体1は長方形状/方形のシート状の布からなり、テーブル2の上面3より大きい。このテーブル掛け本体1がテーブル2の上面3の上から掛けられたときに、テーブル2の上面3に当接する部分は当接部4(上面)であり、
図1の太い鎖線で示す長方形/方形の範囲の部分の内側を示す。
【0010】
テーブル掛け本体1の上記当接部4の外側の範囲の部分は、外部5(スカート部)であり、テーブル2の上面3からはみ出して、垂下され、弛んだり皺になったりする。この外部5の上記当接部4に近接/近い場所であって、長方形/方形の当接部4の長辺8付近または短辺9付近には、長方形で細長い裏面のみ透明の袋が接着され、この袋の中に長方形で細長い板状の第一の固着体6が収納されて取り付けられて固定されている。
【0011】
なお、テーブル掛け本体1に直接第一の固着体6が接着/縫合されてもよい。この第一の固着体6は、鉄、ニッケル、ステンレスなどの磁石に吸着される、強磁性体、フェリ磁性体の材質からなっていて、磁性は帯びていない。第一の固着体6は当接部4に近接しているので、第一の固着体6はテーブル2の上面3に近い、当該上面3の縁側面に位置する。
【0012】
上記テーブル2に掛けられたテーブル掛け本体1の上記外部5が束ねられ/重ねられて束ね部分7とされ、上記外部5及び束ね部分7の弛みまたは皺が無くされる。すなわち、
図1の破線で示す上記当接部4の短辺9の延長線を「山」として折られ、この延長線の両側の外部5が束ねられ/重ねられ束ね部分7とされ、上記外部5束ね部分7の弛みまたは皺が無くされ綺麗に/美しくされる。
【0013】
また、この束ね部分7も弛みまたは皺が無くされ綺麗に/美しくされる。上記破線の延長線/「山」折り線と破線で挟まれる部分が、上記束ね部分7となる。この破線も「谷」折り線または「山」折り線となる。このとき、束ね部分7以外の外部5は、テーブル2の外縁からほぼ垂直に弛みまたは皺が無く垂下され綺麗に/美しくされる。
【0014】
図1の破線で交差している箇所は、どちらかが先に折られ他が後に折られる。通常は第二の固着体10が無い方の束ね部分7が先に折られる。このように重ねられた束ね部分7はさらに折り返して折られることもあり、束ね部分7では複数の外部5が複数回重ねられ束ねられることもある。
【0015】
図1及び
図2では、
図1の下方の外部5の幅は、
図1の上方の外部5の幅より、少々大きい。この外部5の幅が少々大きい側が前面、外部5の幅が少々小さい側が後面とされる。これにより、人、来客の目につく方の外部5を大きくして、テーブル掛け本体1を綺麗に美しくできる。ただ、これでも長辺8側の外部5の幅と、短辺9側の外部5の幅はほぼ同じであるといえる。
【0016】
この場合、外部5の短辺9の下縁では複数の外部5が折り重なって束ね部分7が形成されるが、上記のように
図1の下方の外部5の幅が
図1の上方の外部5の幅より大きいと、上記折り重なった束ね部分7は、
図1の下方の1枚の外部5によって覆われ隠され、綺麗に/美しくされる。
【0017】
また、上記重ねられる複数の束ね部分7/外部5のうち、いちばん外に重ねられる、
図1下方の外部5/束ね部分7となる上記長辺8側の上記外部5/束ね部分7の上下の幅、つまり
図1下方の長辺8側の外部5の上下方向の幅は、他の短辺9側/長辺8側の束ね部分7の上下の幅より大きい。
【0018】
これにより、複数の束ね部分7がいちばん外にかさねられる束ね部分7で覆い隠され、テーブル掛け本体1の外観が綺麗に/美しくされる。この場合、短辺9側の折られる束ね部分7の上下方向の幅、つまり
図1の左右両端の外部5が折られる破線で形成される三角形の高さ、
図1の左右方向の長さにおける高さは、
図1下方の長辺8側の外部5の上下方向の幅より小さくなって覆い隠される。
【0019】
テーブル2の幅が大きくなって短辺9側の束ね部分7が長くなるときは、この束ね部分7下縁を折り返せばよい。なお、
図1上方の長辺8側の外部5の幅がいちばん大きくていちばん外に重ねられてもよい。また、
図1左右両端の短辺9側の外部5の幅がいちばん大きくていちばん外に重ねられてもよい。
【0020】
上記鎖線で示すテーブル2の上面3の長辺8の延長線とテーブル掛け本体1の外縁と交差する付近の端部であって、この延長線の下側には、ほぼ正方形状の裏面のみ透明の袋が接着され、この袋の中に円板状の第二の固着体10が収納されて取り付けられて固定されている。この第二の固着体10は、アルニコ磁石、ネオジウム磁石などの磁石からなり、テーブル掛け本体1を挟んで、上記第一の固着体6に着脱自在に吸着/固着される。
【0021】
これら第一の固着体6または第二の固着体が収納される袋は、
図1に破線で示すように、テーブル掛け本体1裏面に複数個所取り付けられている。これにより、第一の固着体6または第二の固着体10を収納する袋を変更して、テーブル掛け本体1の取り付け位置を変更できる。
【0022】
したがって、テーブル2の大きさまたは形状の変化に応じて、テーブル掛け本体1への第一の固着体6または第二の固着体10の取り付け位置を変更でき、テーブル2の大きさまたは形状が変更されても、テーブル掛け本体1をテーブル2に固定/維持できる。
【0023】
上記束ね部分7は、上記テーブル2の短辺9側の上記弛みまたは皺の無くされた上記外部5に重ねられ、さらにテーブル2の角で曲げられて、この角で他の束ね部分7が束ねられ/重ねられ、テーブル2の長辺8側まで達し、第二の固着体10が第一の固着体6に着脱自在に吸着/固着される。これにより、テーブル掛け本体1の束ね部分7がテーブル掛け本体1の外部5に重ねられた状態が維持/固定される。
【0024】
この他の束ね部分7は、当該束ね部分7に接近するように折られ、2つの束ね部分7が綺麗に/美しく重ねられ、1つの束ね部分7が他の束ね部分7を重ねて束ねて固定される。したがって、この重ねられ/束ねられる他の束ね部分7には、第二の固着体10は無くても、第二の固着体10のある束ね部分7によって綺麗に/美しく重ねられ/束ねられる。
【0025】
この場合、第二の固着体10の無い束ね部分7は、第二の固着体10から離れるように折られてもよい。第二の固着体10は、全ての束ね部分7に取り付けられてもよいし、1つまたは複数の束ね部分7に取り付けられてもよい。この場合、外部5の幅が調整され、束ね部分7の長さが調整され、1つまたは複数の束ね部分7が他の束ね部分7を巻き込んで重ねられ束ねられる。
【0026】
このとき、束ね部分7の上縁は、テーブル2の長辺8及び短辺9の外縁、つまりテーブル掛け本体1の当接部4と外部5との境界、外部5の上縁、
図1の鎖線にほぼ沿っていてほぼ重なっていて、さらに上記第一の固着体6または第二の固着体10の長手方向は、上記テーブル2の上面3の外縁に沿って平行であり、テーブル掛け本体1が綺麗に/美しくされる。
【0027】
テーブル掛け本体1の
図1の左下及び右下の部分、
図2の左側は、上述のような束ね部分7が形成される。テーブル掛け本体1の
図1の左上及び右上の部分、
図2の右側は、同様に束ね部分7が形成され、左下及び右下の上記束ね部分7の中に束ねられ/重ねられ折り畳まれる。
【0028】
この場合、束ね部分7の下縁部分は、上方へ折り返されて、束ね部分7に束ねられ/重ねられ折り畳まれてもよい。これにより、他の束ね部分7が1つの束ね部分7に束ねられ/重ねられ折り畳まれ、第一の固着体6は
図1の下側左右の長辺8側に不要となるし、第二の固着体10は
図1の上側左右の束ね部分7に不要となる。
【0029】
この場合、束ね部分7が短ければ、
図1の長辺8に沿った第一の固着体6は、短辺9に沿った位置に取り付けられ、短辺9に沿った位置にも第一の固着体6が取り付けられてもよい。第一の固着体6の長さは任意であり、上記長辺8または短辺9と同じ長さまで長くなってもよい。これにより、外部5または束ね部分7の長さがどのように変化しても対応できる。
【0030】
束ね部分7が長ければ、束ね部分7は短辺9から長辺8まで延び、場合によって、
図1の左右反対側、
図2の手前から奥、または奥から手前への束ね部分7に接する、または重なる。そうすると、第二の固着体10の1つは省略され、1つの第二の固着体10で、4つの束ね部分7をすべて重ねて束ねて固定できる。これに応じて、第一の固着体6の数も1つにでき、第一の固着体6の取り付け位置も変更される。
【0031】
したがって、上記第一の固着体6の長さは、上記第二の固着体10の長さより長いため、上記テーブル2の大きさまたは形状によって、第二の固着体10が第一の固着体6に固着/吸着される位置が変更され、上記束ね部分7が上記外部5に束ねられ/重ねられ折り畳まれ、テーブル掛け本体1が綺麗に/美しくされる。
【0032】
この場合、第一の固着体6の長さは、上記第二の固着体10の長さより短くても、同様に上記束ね部分7が上記外部5に束ねられ/重ねられ折り畳まれ、テーブル掛け本体1が綺麗に/美しくされる。また、上記第一の固着体の長さは、上記第二の固着体の長さとほぼ同じでも、同様に上記束ね部分7が上記外部5に束ねられ/重ねられ折り畳まれ、テーブル掛け本体1が綺麗に/美しくされる。
【0033】
この場合、第一の固着体6と第二の固着体10と入れ替えられればよい。また、第二の固着体10を、第一の固着体6と同じ形状にして、第一の固着体6または第二の固着体10いずれかが磁性を帯びればよい。
【0034】
上記
図1上側左右の束ね部分7の折り曲げ方向は、上述と逆方向でもよい。この場合、
図1上側左右の束ね部分7を個別に吸着/固着するための第二の固着体10が、テーブル掛け本体1の上側左右に取り付けてもよい。
【0035】
また、上記
図1下側左右の束ね部分7の折り曲げ方向は、上述と逆方向でもよい。この場合、
図1下側左右の束ね部分7を個別に吸着/固着するための第一の固着体6が、テーブル掛け本体1の下側左右に取り付けてもよい。
【0036】
上記第一の固着体6または第二の固着体10は、テーブル2に掛けられたテーブル掛け本体1の裏面に接着されて取り付けられて固定されている。これにより、第一の固着体6または第二の固着体10が目につかず目立たたず、テーブル掛け本体1が綺麗に/美しく装着される。
【0037】
第二の固着体10は、上記束ね部分7の裏面に位置する箇所に、接着されて取り付けられて固定されている。これにより、第二の固着体10が目につかず目立たたず、テーブル掛け本体1及び束ね部分7が綺麗に/美しく装着される。
【0038】
図1の方形状の破線で示すように、上記第一の固着体6は、テーブル掛け本体1の中心から異なる距離に、複数取り付けられていてもよい。これにより、上記テーブル2の大きさまたは形状によって、第二の固着体10が固着/吸着される第一の固着体6が変更され、テーブル2の大きさまたは形状が変更されても、上記束ね部分7が上記外部5に束ねられ/重ねられ折り畳まれ、テーブル掛け本体1が綺麗に/美しくされる。
【0039】
上記第二の固着体6は、テーブル掛け本体1の中心からみて、上記第一の固着体6から所定角度ずれた位置に取り付けられている。これにより、束ね部分7が形成される部分が外部5に形成され、テーブル掛け本体1が綺麗に/美しくされる。むろん、上記第二の固着体6は、テーブル掛け本体1の中心からみて、上記第一の固着体6から同じ角度に取り付けられてもよい。
【0040】
(2)他の実施の形態
本発明は、上記実施例に限定されず、種々変更可能である。例えば、長辺8側の外部5の幅と短辺9側の外部5の幅は、ほぼ同じでも、一方が他方より長くても短くてもよい。ほぼ同じであれば、束ね部分7の下縁が長辺8側と短辺9側とでそろって一致し、テーブル2の掛けられたテーブル掛け本体1が綺麗に/美しくなる。
【0041】
束ね部分7の上縁は、当接部4の周縁、外部5の上縁、上面3の辺縁/周縁、長辺8または短辺9に一致していたが、下または上にずれていてもよい。外部5の下縁は、直線状のほか、波状、弧状、ジグザグ状、凹凸状など、どんな形状でもよい。
【0042】
束ね部分7の長さ、つまり外部5の幅は任意であり、短辺9、長辺8、短辺9+長辺8、短辺9+長辺8+短辺9、長辺8+短辺9+長辺8、短辺9×2、3、4、…+長辺8×2、3、4、…より、短くても、長くても、同長でもよい。
【0043】
長辺8側の外部5、短辺9側の外部5の一部または全部が省略されてもよい。これは、受付などを行うテーブル2などで可能であり、受付係側の外部5は省略され、客側の外部5は残される。したがって、テーブル2の上面3は、テーブル掛け本体1の中央に位置するほか、テーブル掛け本体1の中央からずれた位置や、テーブル2の上面3の一部の外縁がテーブル掛け本体1の一部の外縁にほぼ一致する位置に配置されてもよい。
【0044】
テーブル掛け本体1の材質は、布、樹脂、紙、網、透明体、穴あき、金属(非磁性体)、ゴム、セラミック、木材、竹、ガラス、段差状、網状、枠状、シート状、メッシュ状、ブラインド状、スリット状、多数の穴があいたもの、これらの中央等に穴があいたもの、テーブル2の上面3の段差で穴/スリットの空いたもの、これらの組み合わせ複合形などでもよいし、これらの合成物製/混合物製/多層積層物製でもよい。
【0045】
テーブル2は、椅子に座って向かう脚の長いもの、畳、座布団、座椅子に座って向かう脚の短いもの、テーブル2の脚の本数は、4本、3本、…、5本、6本、…、いくつでもよい。テーブル2の上面3は、平坦な平面以外に、一段、二段、三段、…の段差のある面、ドーム状、凹状、凸状、凹凸のあるものなど、どんなものでもよい。
【0046】
テーブル2の上面3の外形は、長方形、正方形、円形、楕円形、三角形、多角形、台形、半楕円形、平行四辺形、菱形、環形、半環形、星形、扇形、曲線形状など、どのような形状でもよい。これに応じて束ね部分7の数は増減する。束ね部分7は、テーブル2の上面3の角で形成されるが、長辺8の途中、短辺9の途中、辺の途中、円形、楕円形の外縁の途中で形成されてもよい。
【0047】
第二の固着体10のある束ね部分7に重ねられ束ねられる、第二の固着体10の無い束ね部分7の数は、1つだけではなく、2つ以上でもよい。上記多角形、円形のテーブル2では、このような重ね/束ねが可能となる。第二の固着体10は、
図1の破線/実線で示すように、束ね部分7、外部5、テーブル掛け本体1のどこに取り付けられ設けられてもよい。
【0048】
第一の固着体6は、
図1の破線/実線で示すように、テーブル掛け本体1の当接部4の周囲に沿って、どこに取り付けられてもよいし、当接部4の周囲全体またはこの全体の一部の任意の位置に取り付けられてもよいし、テーブル掛け本体1、束ね部分7、外部5のどこに取り付けられ設けられてもよい。このとき、第二の固着体10が吸着/固着される位置に第一の固着体6は取り付けられる。
【0049】
上記第一の固着体6または第二の固着体10は、テーブル掛け本体1の裏以外に、表に取り付けられてもよい。第一の固着体6または第二の固着体10の裏面に面ファスナーが接着され、上記袋の位置にも面ファスナーが接着され、これら面ファスナーを着脱して、第一の固着体6または第二の固着体10の取り付け位置が変更されてもよい。
【0050】
上記第一の固着体6及び第二の固着体10は、互いに着脱する面ファスナーに変更されてもよい。第一の固着体6または第二の固着体10は、粒状、長方形、正方形、円形、楕円形、三角形、多角形、台形、半楕円形、平行四辺形、菱形、環形、半環形、星形、扇形、曲線形状など、どのような形状でもよい。
【0051】
上記第一の固着体6及び第二の固着体10のそれぞれの間の固定、固着、接着、接合は、縫合、ボルト及びナット、ねじ、面ファスナー、線ファスナー、縫合、接着剤、接着テープ、フック及びホック、磁石、ホッチキス、ボタンとボタンホール、結んだり解いたりする紐などなんでもよい。
【0052】
上記第二の固着体10は、束ね部分7の端部のほか、先端、途中、基端、束ね部分7の端部以外に取り付けられてもよく、テーブル2の形状または大きさによって、長辺8の延長線は変更されるので、第二の固着体10の取り付け位置も変更される。束ね部分7の外部5が重ねられ/束ねられる枚数は、1枚、2枚、3枚、4枚、…、何枚でもよい。
【0053】
上記テーブル掛け本体1、テーブル2、上面3、当接部4、外部5、第一の固着体6、束ね部分7、長辺8、短辺9、第二の固着体10は、単数でも複数でも3つ以上でもよいし、これらそれぞれの構成、動作、作用、工程または機能の一部または全体は省略されてもよいし、分割分離されてその数が増えても減ってもよいし、その形状は任意に変更可能であり、均等の他の物に置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されてもよいし、向きは図示のもののほか、90度、0度乃至180度、上下、左右、前後、表裏、手前、奥に傾斜/向きを変えて/反転されて使用されてもよく、それぞれの寸法の相対的大小は切り換えられてもよいし同じでもよく、一部または全部省略されてもよいし、形状は平坦、カーブしていてもよいし、穴が開いていてもよいし、凹凸があってもよいし、方形、長方形、正方形、三角形、円板、楕円板、多角形板、台形板、半楕円形、平行四辺形、菱形、多角形、三角形、台形、環形、半環形、星形、扇形、曲線形状、十字形、L字形、H字形、I字形、U字形、T字形、C字形、O字形、N字形、M字形、X字形、J字形、Y字形、E字形、F字形、S字形、V字形、曲面、角張った形状、直方体状、多面体状、円柱、楕円柱、角柱、半円柱、半楕円柱、半角柱、円錐台、角錐台、球、卵形、半球、半卵形、多面体、ひょうたん形、鋸歯状、コイル、ひも、板、棒、ブロック、その他の立体形状、これらの組み合わせ立体形状でもよく、角張った段差のある形状、丸みを帯びた段差のある形状、丸みを帯びた凹凸のある形状、これらの組み合わせ形状、段差状、網状、枠状、シート状、メッシュ状、ブラインド状、スリット状、多数の穴があいたもの、これらの中央等に穴があいたもの、これらの組み合わせ複合形などでもよいし、一部または全部省略されてもよいし、材質は金属製、木製、竹製、硬質ウレタン製、軟質ウレタン製、軟質樹脂製、硬質樹脂製、発泡樹脂製、樹脂製、金属製、ガラス製、綿製、布製、糸製、繊維製、ゴム製、紙製、セラミック製、カーボン製、粘土製、液体または気体を密封した物、これらの合成物製/混合物製/多層積層物製でもよいし、網状、透明でも、半透明でもよいし、省略されてもよい。
【0054】
(3)他の発明の効果
[1]テーブル上面より大きい、シート状のテーブル掛け本体と、 このテーブル掛け本体が上記テーブルに掛けられたときに、テーブル上面に当接する範囲の外の部分であるテーブル掛け本体の外部と、 この外部において、テーブル掛け本体に取り付けられた第一の固着体と、 上記テーブルに掛けられたテーブル掛け本体の、上記外部を束ねて、当該外部に弛みまたは皺を無くする束ね部分と、 この束ね部分を、上記弛みまたは皺の無くされた上記外部に重ね、この重ねた状態を維持し、当該束ね部分に取り付けられ、上記第一の固着体に着脱自在に固着される第二の固着体とを備えたことを特徴とするテーブル掛け。
【0055】
[2]上記束ね部分は、上記テーブルで複数形成され、1つの束ね部分が他の束ね部分を重ねて束ねて固定することを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。 これにより、複数の束ね部分どうしを束ねて重ねて維持/固定でき、この分第二の固着体を束ね部分に取り付けなくとも済む。
【0056】
[2-1]上記テーブルは多角形または四角形であり、上記束ね部分は、このテーブルの角で複数形成され、1つの束ね部分が他の束ね部分を重ねて束ねて固定することを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。 これにより、複数の束ね部分どうしを束ねて重ねて維持/固定でき、この分第二の固着体を束ね部分に取り付けなくとも済む。
【0057】
[3]上記複数の束ね部分のうち、いちばん外に重ねられる束ね部分となる上記外部の上下の幅は、他の束ね部分の上下の幅より大きいことを特徴とする請求項2記載のテーブル掛け。 これにより、複数の束ね部分がいちばん外にかさねられる束ね部分で覆い隠され、テーブル掛け本体の外観が綺麗に/美しくされる。
【0058】
[4]上記第一の固着体は、上記テーブルの大きさまたは形状に応じて、テーブル掛け本体への取り付け位置が変更され、 上記第二の固着体は、上記テーブルの大きさまたは形状に応じて、テーブル掛け本体への取り付け位置が変更されることを特徴とする請求項3記載のテーブル掛け。 これにより、テーブル2の大きさまたは形状が変更されても、テーブル掛け本体をテーブルに固定/維持できる。
【0059】
[5]上記束ね部分の上縁は、上記外部の上縁にほぼ一致していることを特徴とする請求項4記載のテーブル掛け。 これにより、束ね部分の上端縁及びテーブル掛け本体の上周縁が、テーブルの周縁の上角にほぼ一致し、テーブル掛け本体が綺麗に/美しく重ねられ/束ねられる。
【0060】
[6]上記第一の固着体または第二の固着体の長手方向は、上記テーブル上面の外縁に沿って平行である請求項5記載のテーブル掛け。 これにより、束ね部分の上端縁及びテーブル掛け本体の上周縁が、テーブルの周縁の上角から外れにくくなり、テーブル掛け本体が綺麗に/美しく維持される。
【0061】
[7]上記テーブルは長方形であり、この長方形の長辺側の外部の幅と、短辺側の外部の幅はほぼ同じである請求項6記載のテーブル掛け。 これにより、外部の下縁と外部を折り畳んだ束ね部分の下縁とがほぼ一致し、テーブル掛け本体が綺麗に/美しく重ねられ/束ねられる。
【0062】
[8]上記第一の固着体の長さは、上記第二の固着体の長さより長く、または、上記第一の固着体の長さは、上記第二の固着体の長さより短く、または、上記第一の固着体の長さは、上記第二の固着体の長さよりとほぼ同じであり、上記テーブルの大きさまたは形状によって、第二の固着体が第一の固着体に固着される位置が変更されることを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。 これにより、テーブルの大きさまたは形状が変更されても、テーブル掛け本体をテーブルに固定/維持できる。
【0063】
[9]上記第一の固着体は、上記テーブルに掛けられたテーブル掛け本体の裏面に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。 これにより、第一の固着体が見えなくなり目立たず、テーブル掛け本体が綺麗に/美しく装着される。
【0064】
[10]上記第二の固着体は、上記束ね部分の裏面に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。 これにより、第二の固着体が見えなくなり目立たず、テーブル掛け本体が綺麗に/美しく装着される。
【0065】
[11]上記第一の固着体は、テーブル掛け本体の中心から異なる距離に、複数取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。 これにより、テーブルの大きさまたは形状が変更されても、テーブル掛け本体をテーブルに綺麗に/美しく装着できる。
【0066】
[12]上記第二の固着体は、テーブル掛け本体の中心からみて、上記第一の固着体から所定角度ずれた位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のテーブル掛け。 これにより、第一の固着体と第二の固着体との間に距離ができ、束ね部分の長さを確保できる。
【産業上の利用可能性】
【0067】
テーブルにテーブル掛けを綺麗に装着できる。テーブル掛け本体1がテーブル2に掛けられたときに、テーブル2上面3に当接する部分が当接部4、この当接部4の外の部分が外部5となる。この外部5の当接部4に近い位置の裏面には第一の固着体6が取り付けられる。
【0068】
この外部5を束ねて束ね部分7とし、外部5の弛みまたは皺を無くする。この束ね部分7の当接部4から離れた位置の裏面には第二の固着体10が取り付けられる。第二の固着体10を上記第一の固着体6に吸着/固定させると、弛みまたは皺が無い状態が維持されテーブル掛け本体1が綺麗に美しくされる。