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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023075789
(43)【公開日】2023-05-31
(54)【発明の名称】仮橋及び仮橋の施工方法
(51)【国際特許分類】
   E01D 21/00 20060101AFI20230524BHJP
   E01D 15/24 20060101ALI20230524BHJP
【FI】
E01D21/00 B
E01D15/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021188908
(22)【出願日】2021-11-19
(71)【出願人】
【識別番号】399042122
【氏名又は名称】日本ジュウキケンセツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165755
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 典彦
(72)【発明者】
【氏名】松本 琢巳
【テーマコード(参考)】
2D059
【Fターム(参考)】
2D059BB15
2D059CC05
2D059GG55
(57)【要約】
【課題】 組立作業及び解体作業における接合や切断の手間を軽減するとともに、高所作業を伴う補強部材取付工程を簡易化することで、工期を大幅に短縮することが可能な仮橋及びその仮橋の施工方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 仮橋の延伸区間Yは、開始区間Xの終端より進行方向の地表Gに沿って順次打ち込まれた基礎杭50、50と、基礎杭50、50の幅方向の上端に固定される基礎梁20と、基礎梁20の上端に固定されるパネル体10と、パネル体10間の取り付けられた補強部材30と、からなり、補強部材30は、支柱11、11間の幅方向に対して平行に固定された横材31、及び、幅方向に対して斜めに固定された斜材32と、支柱11、11間の進行方向Aに対して平行に固定された横材31と、を有する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
土木事業における主体工事をするために一時的に使用するための仮橋であって、開始区間と、延伸区間と、を備え、
前記開始区間は、幅方向の杭頭高さが一致するよう地表に打ち込まれた基礎杭と、前記基礎杭の上端の幅方向に固定された受桁と、前記受桁の上端の進行方向に架け渡して固定された主桁と、からなり、
前記延伸区間は、前記開始区間の終端から進行方向の地表に沿って順次打ち込まれた前記基礎杭と、前記基礎杭の幅方向の上端に固定される基礎梁と、前記基礎梁の上端に固定されるパネル体と、前記パネル体の上端に固定された前記受桁と、前記受桁の進行方向に架け渡されて固定された前記主桁と、前記パネル体間に取り付けられた補強部材と、からなり、
前記補強部材は、前記支柱間の幅方向に対して平行に固定された横材、及び、幅方向に対して斜めに固定された斜材と、前記支柱間の進行方向に対して平行に固定された前記横材と、を有することを特徴とする仮橋。
【請求項2】
土木事業における主体工事をするために一時的に使用するための仮橋の施工方法において、開始区間設置工程と、延伸区間設置工程と、を備え、
前記開始区間設置工程は、幅方向の杭頭高さが一致するよう地表に基礎杭を打ち込みした後、幅方向の前記基礎杭の杭頭に受桁を固定し、受桁の上端に進行方向に架け渡して固定された主桁と、からなる開始区間を設置すること、からなり、
前記延伸区間設置工程は、開始区間の終端から進行方向の地表に沿って基礎杭を順次打ち込む基礎杭打込工程と、
基礎杭の上端に固定する支柱と、支柱間を補強するための補強部材と、を組み立ててパネル体とするパネル体組立工程と、パネル体を吊り上げて基礎杭の上端に固定するパネル体建込工程と、パネル体の上端に上部構造物を設置する上部構造物設置工程と、パネル体の支柱間の進行方向に補強部材を固定する補強部材取付工程と、からなり、
前記補強部材取付工程は、パネル体の支柱間に補強部材である横材のみを進行方向に対して平行に固定することを特徴とする仮橋の施工方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土木事業における主体工事をするために一時的に使用することを目的として山岳地や河川に架ける仮橋及び仮橋の施工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の仮橋は、土木事業における橋の架替え工事等の迂回路用の橋、工事用車両等の通行用の橋、洪水や地震等により橋が被災した場合の応急的な橋等を建設する主体工事をするために一時的に使用するものであり、組立作業及び解体作業が頻繁に行われるものである。
【0003】
例えば、特許文献1、2において、仮橋の進行方向に順次杭打ちをし、地上作業で組み上げられた支柱を備えたパネル体をクレーン等で吊り上げて基礎杭上端に支柱を固定することで、組立作業や解体作業における接合や切断の手間を減らすことが可能な仮橋及び仮橋の施工方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014-5652号公報(特許第5718861号)
【特許文献2】特開2020-105864号公報(特許第6782492号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した仮橋及び仮橋の施工方法において、基礎杭の上端付近に設けられた足場やゴンドラ等を利用し、補強部材である横材及び斜材をパネル体間に固定する高所作業を伴う補強部材取付工程を必要とするため、手間が掛かり施工効率を低下させ、工期が伸びてしまう欠点を有するものであった。
【0006】
したがって、本発明は、高所作業を伴う補強部材取付工程を簡易化し、工期を大幅に短縮することが可能な仮橋及びその仮橋の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、土木事業における主体工事をするために一時的に使用するための仮橋であって、開始区間と、延伸区間と、を備え、
前記開始区間は、幅方向の杭頭高さが一致するよう地表に打ち込まれた基礎杭と、前記基礎杭の上端の幅方向に固定された受桁と、前記受桁の上端の進行方向に架け渡されて固定された主桁と、からなり、
前記延伸区間は、前記開始区間の終端より進行方向の地表に沿って順次打ち込まれた前記基礎杭と、前記基礎杭の幅方向の上端に固定される基礎梁と、前記基礎梁の上端に固定されるパネル体と、前記パネル体の上端に固定された前記受桁と、前記受桁の進行方向に架け渡されて固定された前記主桁と、仮橋の進行方向の前記パネル体間に固定された補強部材と、からなり、
前記補強部材は、前記支柱間の幅方向に対して平行に固定された横材、及び、幅方向に対して斜めに固定された斜材と、前記支柱間の進行方向に対して平行に固定された前記横材と、を有することを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明は、土木事業における主体工事をするために一時的に使用するための仮橋の施工方法において、開始区間設置工程と、延伸区間設置工程と、を備え、
前記開始区間設置工程は、幅方向の杭頭高さが一致するよう地表に基礎杭を打ち込みした後、幅方向の前記基礎杭の杭頭に受桁を固定し、受桁の上端に進行方向に架け渡して固定された主桁と、からなる開始区間を設置すること、からなり、
前記延伸区間設置工程は、開始区間の終端より進行方向の地表に沿って基礎杭を順次打ち込む基礎杭打込工程と、
基礎杭の上端に固定する支柱と、支柱間を補強するための補強部材と、を組み立ててパネル体とするパネル体組立工程と、パネル体を吊り上げて基礎杭の上端に固定するパネル体建込工程と、パネル体の上端に上部構造物を設置する上部構造物設置工程と、パネル体の支柱間の進行方向に補強部材を固定する補強部材取付工程と、からなり、
前記補強部材取付工程は、パネル体の支柱間に補強部材である横材のみを進行方向に対して平行に固定することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、組立作業及び解体作業における接合や切断の手間を軽減するとともに、仮橋の延伸区間における補強部材を横材のみとすることで高所作業を伴う補強部材取付工程を簡易化することができ、工期を大幅に短縮することが可能な仮橋及び仮橋の施工方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施形態に係る仮橋の一例を示す概念図である。
図2図1の仮橋のパネル体を示す斜視図である。
図3】仮橋の施工方法を示す流れ図である。
図4】開始区間設置工程を示す概念図である。
図5】延伸区間設置工程におけるパネル体建込工程を示す概念図であり、(a)進行方向の図、及び、(b)進行方向から見た図である。
図6】延伸区間設置工程における上部構造取付工程を示す概念図であり、(a)進行方向の図、及び(b)進行方向から見た図である。
図7】延伸区間設置工程における補強部材取付工程を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態の一例である仮橋について図面に基づいて説明する。
【0012】
仮橋は、図1に示すように主体工事を行うために使用するクレーン車等の工事車両を渡して作業をするための一時的に建設されるものであり、開始区間Xと、延伸区間Yと、を主要部として構成される。
【0013】
開始区間Xは、山岳地等の地表Gより高さがあまり離れていない位置(おおよそ6mから8m以下)に上部構造物40である覆工板43などを設置するために、幅方向の杭頭高さが一致するよう地表Gに打ち込まれた基礎杭50、50と、基礎杭50、50の上端の幅方向に固定された受桁41と、受桁41の上端の進行方向Aに固定された主桁42と、からなる。なお、この開始区間Xの基礎杭50、50間や、開始区間Xの基礎杭50、50と、後述する延伸区間Yの支柱11、11との間に補強部材30の横材31、31を取り付けて補強してもよい。
【0014】
延伸区間Yは、山岳地等の地表Gより高さが離れた位置(おおよそ8.5m以上)に上部構造物40である覆工板43などを設置するために、開始区間Xの終端から進行方向Aの地表Gに沿って順次打ち込まれた基礎杭50、50と、該基礎杭50、50の幅方向の上端に固定される基礎梁20と、基礎梁20の上端に固定されるパネル体10と、パネル体10の上端に固定された受桁41と、受桁41の進行方向Aに固定された主桁42と、パネル体10の支柱11、11間に取り付けられた補強部材30と、からなる。
【0015】
パネル体10は、図2に示すように、基礎杭50、50の上端に固定される複数の支柱11、11と、支柱11、11間に固定してパネル体10全体の強度を高めるために支柱11、11の外周面に設けられた取付片13、13と、取付片13、13に取り付けられる補強部材30と、からなる。
【0016】
補強部材30は、支柱11、11間の幅方向に対して平行に固定された横材31、31、及び、幅方向に対して斜めに固定された斜材32、32と、支柱11、11間の進行方向Aに対して平行に固定された横材31、31と、を有する。
【0017】
支柱11、11は、鋼管を主体として構成され、基礎梁20の上端から上部構造物40を設置するための高さにするために接続する少なくとも一対の下側支柱11a及び上側支柱11bと、からなり、下側支柱11aの上端及び上側支柱11bの下端と連結する継手構造を有する。
【0018】
基礎杭50は、その上端に嵌合するために支柱11、11の最下端に形成された円形状の支柱側フランジ部14を当接して固定するための基礎梁側フランジ部21aを備えた基礎杭固定管21、21と、基礎杭固定管21、21の間をつなぐためのつなぎ部22と、を備えた基礎梁20を有するものである。
【0019】
支柱11の継手構造は、下側支柱11aの上端と上側支柱11bの下端を連結するものであり、下側支柱11a及び上側支柱11bの上端及び下端の周囲に配設された接続リブ15、15と、両接続リブ15、15が同一直線上になるように調整して仮接続した後、両接続リブ15、15間の平面に当接して固定される添接板と、下側支柱11aの上面から上方に突出し、上側支柱11bの下端側の内周面と嵌合し得る誘導リブ12、12と、を有するものである。
【0020】
次に、本実施形態に基づく仮橋の施工方法について図3-7に基づいて詳細に説明する。この仮橋の施工方法は、図3に示すように、主として、開始区間設置工程(S0)と、延伸区間設置工程(S1)と、備えてなり、延伸区間設置工程(S1)は、基礎杭打込工程(S11)と、パネル体組立工程(S12)と、パネル体建込工程(S13)と、及び、上部構造物設置工程(S14)と、補強部材取付工程(S15)と、からなる。
【0021】
(S0:開始区間設置工程)
開始区間設置工程(S0)は、図4に示すように、地表Gからの高さがあまり離れていない位置(例えば地表Gからの高さがおおよそ6mから8m以下)に上部構造物である覆工板43などを設置するために、幅方向の杭頭高さが一致するよう地表Gに基礎杭50、50を打ち込んだ後、幅方向の基礎杭50、50の杭頭に受桁41を固定する。これを所定距離まで行い、進行方向Aの受桁41上部間に架け渡して主桁42を固定することで、開始区間Xを設置するものである。
【0022】
(S1:延伸区間設置工程)
延伸区間設置工程(S1)は、山岳地等の地表Gより高さが離れた位置(例えば地表Gからの高さがおおよそ8.5m以上)に上部構造物40である覆工板43などを設置するために、基礎杭打込工程(S11)と、パネル体組立工程(S12)と、パネル体建込工程(S13)と、及び、上部構造物設置工程(S14)と、補強部材取付工程(S15)と、からなり、開始区間Xの終端から所定の延伸区間Yを設置する工程である。
【0023】
基礎杭打込工程(S11)は、開始区間Xの終端から進行方向Aに向かって、仮橋を施工する測定した正確な位置に地表Gを削孔し、基礎杭50、50を挿入して建込みやハンマー等打ち込みをする。この基礎杭50、50は、設計上必要な深さに達するまで打ち込むものであり、進行方向Aと直交する幅方向の基礎杭50、50はいずれも具体的な寸法に制限されない。
【0024】
このとき、パネル体10の支柱11、11を基礎杭50、50の上端に固定するために、幅方向の基礎杭50、50を杭打ちした後、基礎杭50、50の上方から、基礎杭固定管21、21を通過させて基礎梁20を基礎杭50、50の所定位置まで挿入して固定し、基礎杭固定管21、21から突出する基礎杭50、50の突出部分を切除することで、幅方向の基礎杭50、50の杭頭高さを一致させる。
【0025】
さらに、基礎杭50、50の間に基礎梁20を架け渡した後、基礎杭固定管21、21より上方に突出した部分の基礎杭上端を切除するとともに、基礎杭固定管21、21の下端を型枠などで閉塞した状態で、基礎杭50、50の外周面と基礎杭固定管21、21の内周面の空間及び基礎杭50、50の上端部にモルタルやコンクリートを充填することによって基礎梁20を強固に固定する。
【0026】
パネル体組立工程(S12)は、パネル体10を構成する複数の支柱11、11と、支柱11、11間を補強するための補強部材30と、が分解された状態でトラック等の工事車両によって主体工事の施工現場に搬送した後に地上にて展開する。
【0027】
そして、展開した複数の支柱11、11のうち下側支柱11aの上面から突出する誘導リブ12、12を案内して、下側支柱11aの誘導リブ12、12を上側支柱の内周面に嵌合し、下側支柱11aの中心軸方向に沿って同一直線状に当接して仮接続させる。このとき、下側支柱11a及び上側支柱11bの接続リブ15、15を同一直線上になるように調整した後に、添接板を表裏の両面に当接させて固定ボルトとナットにねじ込んで上下の両接続リブ15、15に固定する。
【0028】
その後、平行に位置する支柱11、11間に補強部材30を取付片13、13に介して固定ボルトで固定するものであり、補強部材30である横材31、31を幅方向に対して平行になるように固定し、補強部材30である斜材32、32を幅方向に対して斜めになるように固定することで、図2に示すようなパネル体10を地上にて完成させる。
【0029】
パネル体建込工程(S13)は、図5に示すように、上述のパネル体組立工程(S12)によって組み立てられたパネル体10の上端をクレーンのフックで吊り上げた後、パネル体10の支柱の最下端に形成された支柱側フランジ部14を基礎杭固定管21の基礎梁側フランジ部21aに設置した後、基礎杭50、50の上端付近に設けられた足場やゴンドラ等を利用し、高所にて作業者が両支柱側フランジ部及び基礎梁側フランジ部21aに形成された貫通孔に固定ボルトを挿通して固定する。
【0030】
上部構造物設置工程(S14)は、図6に示すように、パネル体10の幅方向の上端に受桁41を固定し、予め完成している部分の受桁41に固定して主桁42を仮橋の進行方向Aに架け渡して固定する。
【0031】
補強部材取付工程(S15)は、図7に示すように、上述の工程(S11-S14)を繰り返した後、予め完成しているパネル体10の支柱11、11と仮橋の進行方向Aにパネル体10を建込んだ支柱11、11との間の取付片13、13を介して横材31、31のみを固定ボルトで進行方向Aに対して平行に固定して補強する。また、この開始区間Xの基礎杭50、50間や、開始区間Xの基礎杭50、50と、後述する延伸区間Yの支柱10、10との間に補強部材30の横材31、31を取り付けて補強してもよい。
【0032】
上述した工程(S11-S15)を繰り返して作業を行うことで、所定の距離まで延伸させて仮橋の施工を完了させる。
【0033】
したがって、上述した仮橋は、開始区間Xにおいてパネル体10を使用せずに設置することで、仮橋全体の強度を向上させるとともに、進行方向Aの揺れを抑制することができ、延伸区間Yの補強部材30である斜材31を省くことで、仮橋の施工方法である補強部材取付工程(S15)を簡易化することができ、工期を大幅に短縮することが可能である。
【0034】
また、主体工事の終了後に仮橋を解体する際には、作業者がゴンドラ等を使用して高所にて補強部材31の取り外しも同様に簡易化され、解体作業の施工効率も向上させることが可能である。
【0035】
上記の実施形態では本発明の好ましい実施形態を例示したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で改善や変更が可能である。例えば、上述した工程(S11-S15)の工程順通りに行う必要はなく、仮橋の施工現場の状況において、先にパネル体組立工程(S12)を行うなどの、施工現場の状況に応じて施工工程の順番を適宜に入れ替えてもよい。また、パネル体組立工程(S12)において、仮橋全体の強度や揺れの抑制が十分な場合、補強部材30として一部の斜材31を取り付けることを省いてもよい。
【符号の説明】
【0036】
X…開始区間、Y…延伸区間、A…進行方向、G…地表、
10…パネル体、
11…支柱、11a…下側支柱、11b…上側支柱、12…誘導リブ、13…取付片、 14…支柱側フランジ部、15…接続リブ、
20…基礎梁、21…基礎杭固定管、21a…基礎梁側フランジ部、22…つなぎ部、
30…補強部材、31…横材、32…斜材、
40…上部構造物、41…受桁、42…主桁、43…覆工板、
50…基礎杭。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7