(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023075903
(43)【公開日】2023-05-31
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、端末およびサーバ
(51)【国際特許分類】
H04N 21/472 20110101AFI20230524BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20230524BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20230524BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20230524BHJP
【FI】
H04N21/472
H04N21/431
H04L67/02
G06Q30/06 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022130707
(22)【出願日】2022-08-18
(62)【分割の表示】P 2021188959の分割
【原出願日】2021-11-19
(71)【出願人】
【識別番号】321003371
【氏名又は名称】LINE株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堀内 和也
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 敏紀
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164GA05
5C164UB10S
5C164UB81P
5C164UD41P
5L049BB22
(57)【要約】
【課題】ユーザがギフトを送付した場面を容易に見返すことができるプログラム、情報処理方法、端末およびサーバを提供する。
【解決手段】サーバから配信される動画を表示する端末によって実行されるプログラムであって、サーバから配信された動画を端末の通信部によって受信することと、配信された動画を端末の表示部に表示することと、端末のユーザによる、動画が表示された表示部に対する第1入力に基づく第1情報を端末の制御部によって取得することと、第1情報に基づいて、動画に関連する第2情報を制御部によって取得することと、第2情報を表示部に表示することと、端末のユーザによる、第2情報に対する入力に基づいて、動画のうち、第1入力に対応する部分を表示部に再生する制御を制御部によって行うこととが端末によって実行される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバから配信される動画を表示する端末によって実行されるプログラムであって、
前記サーバから配信された前記動画を前記端末の通信部によって受信することと、
前記配信された前記動画を前記端末の表示部に表示することと、
前記端末のユーザによる、前記動画が表示された前記表示部に対する第1入力に基づく第1情報を前記端末の制御部によって取得することと、
前記第1情報に基づいて、前記動画に関連する第2情報を前記制御部によって取得することと、
前記第2情報を前記表示部に表示することと、
前記端末のユーザによる、前記第2情報に対する入力に基づいて、前記動画のうち、前記第1入力に対応する部分を前記表示部に再生する制御を前記制御部によって行うこととが前記端末によって実行される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法、端末およびサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サーバから動画を配信するサービスが実用化されている。また、配信される動画に対して投げ銭などのギフト情報を送信するサービスも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、サーバから配信される動画を表示する端末によって実行されるプログラムであって、サーバから配信された動画を端末の通信部によって受信することと、配信された動画を端末の表示部に表示することと、端末のユーザによる、動画が表示された表示部に対する第1入力に基づく第1情報を端末の制御部によって取得することと、第1情報に基づいて、動画に関連する第2情報を制御部によって取得することと、第2情報を表示部に表示することと、端末のユーザによる、第2情報に対する入力に基づいて、動画のうち、第1入力に対応する部分を表示部に再生する制御を制御部によって行うこととが端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、サーバから配信される動画を表示する端末の情報処理方法であって、サーバから配信された動画を端末の通信部によって受信することと、配信された動画を端末の表示部に表示することと、端末のユーザによる、動画が表示された表示部に対する第1入力に基づく第1情報を端末の制御部によって取得することと、第1情報に基づいて、動画に関連する第2情報を制御部によって取得することと、第2情報を表示部に表示することと、端末のユーザによる、第2情報に対する入力に基づいて、動画のうち、第1入力に対応する部分を表示部に再生する制御を制御部によって行うこととを含む。
本発明の第3の態様によると、サーバから配信される動画を表示する端末であって、サーバから配信された動画を受信する通信部と、配信された動画を表示する表示部と、端末のユーザによる、動画が表示された表示部に対する第1入力に基づく第1情報を取得した後、第1情報に基づいて動画に関連する第2情報を取得して、第2情報を表示部に表示する制御を行う制御部とを備え、制御部は、端末のユーザによる、第2情報に対する入力に基づいて、動画のうち、第1入力に対応する部分を表示部に再生する制御を行う。
本発明の第4の態様によると、配信された動画を表示する端末と通信するサーバであって、動画を端末に配信し、端末のユーザによる、動画が表示された端末の表示部に対する第1入力に基づく第1情報を端末から受信する通信部と、第1情報に基づいて、動画に関連する第2情報を通信部によって端末に送信する制御を行う制御部とを備え、第2情報は、端末のユーザによる、表示部に表示された第2情報に対する入力に基づいて、動画のうち、第1入力に対応する部分が表示部に再生される情報を含む。
本発明の第5の態様によると、配信された動画を表示する端末と通信するサーバの情報処理方法であって、動画を端末に配信し、端末のユーザによる、動画が表示された端末の表示部に対する第1入力に基づく第1情報を端末から通信部によって受信することと、第1情報に基づいて、動画に関連する第2情報を通信部によって端末に送信することとがサーバによって実行され、第2情報は、端末のユーザによる、表示部に表示された第2情報に対する入力に基づいて、動画のうち、第1入力に対応する部分が表示部に再生される情報を含む。
本発明の第6の態様によると、配信された動画を表示する端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、動画を端末に配信し、端末のユーザによる、動画が表示された端末の表示部に対する第1入力に基づく第1情報を端末から通信部によって受信することと、第1情報に基づいて、動画に関連する第2情報を通信部によって端末に送信することとがサーバによって実行され、第2情報は、端末のユーザによる、表示部に表示された第2情報に対する入力に基づいて、動画のうち、第1入力に対応する部分が表示部に再生される情報を含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
【
図2】第1実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図。
【
図3】第1実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図4】第1実施形態に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図5】第1実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
【
図6】第1実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図7】第1実施形態に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図8】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図9】ギフトの送付により端末に表示されたタイムスタンプの一例を示す図。
【
図10】タイムスタンプに対する入力操作により動画を再生する様子の一例を示す図。
【
図11】第1変形例(1)において算出された動画の配信時間に対するコメント量の変化の一例を示す図。
【
図12】第1変形例(1)において端末に表示されたタイムスタンプの一例を示す図。
【
図13】第1変形例(2)において端末に表示されたタイムスタンプの一例を示す図。
【
図14】第1変形例(3)において端末に表示された反応データの一例を示す図。
【
図15】第1変形例(4)に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図16】第1変形例(4)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図17】第2実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図18】端末に表示された他のユーザのタイムスタンプの一例を示す図。
【
図19】第3実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図20】第3実施形態においてプレイリストを作成する様子の一例を示す図。
【
図21】第4実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図22】第4実施形態において端末に表示された再生位置情報の一例を示す図。
【
図23】再生位置情報に対する入力操作により動画を再生する様子の一例を示す図。
【
図24】第4変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図25】第5実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図26】動画に対するユーザの反応データの一例を示す図。
【
図27】ダイジェスト動画を再生した様子の一例を示す図。
【
図28】第5変形例(3)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図29】第5変形例(4)において動画に対するユーザの反応データの一例を示す図。
【
図30】第6実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図31】第6実施形態においてプレイリストを作成する様子の一例を示す図。
【
図32】第7実施形態において元のA動画を再生する様子の一例を示す図。
【
図33】第7実施形態において元のB動画を再生する様子の一例を示す図。
【
図34】第7変形例(1)においてプレイリストの元の動画を再生する様子の一例を示す図。
【
図35】第9実施形態において端末に表示された内容情報の一例を示す図。
【
図36】第10実施形態において動画にギフトが送付される様子の一例を示す図。
【
図37】第10実施形態においてダイジェスト動画から他のユーザのギフトが除去された様子の一例を示す図。
【
図38】第11実施形態において端末に表示されたギフトの内容情報の一例を示す図。
【
図39】第12実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図40】配信者の端末から視聴者の端末にコンテンツが送信される様子の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るサーバ、プログラムおよび情報処理方法を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係るサーバを備えたシステム1の構成を示す。
図1に開示されるように、システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C・・・)とが接続される。
【0009】
サーバ10は、ネットワーク30を介して、端末20と通信する機能を有する。なお、サーバ10に接続される端末20の数は限定されない。
【0010】
ネットワーク30は、1以上のサーバ10と、1以上の端末20とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置の間でデータを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0011】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0012】
端末20は、コンテンツを互いに送受信するユーザが利用する端末である。この端末20は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0013】
また、必要に応じて、端末20に対応付けられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定ではなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子、ユーザの友達、知り合い等のリストなどのユーザに対応付けられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0014】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0015】
(1)端末のHW構成
図1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信部22、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
通信部22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信部22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信部22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信部22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0017】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0019】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0020】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0022】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0023】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0024】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0027】
(2)サーバのHW構成
図1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、限定ではなく例として、制御部11(CPU)、記憶部15、通信部14、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0028】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0029】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0030】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0031】
通信部14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信部14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信部14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信部14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合がある。
【0032】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0033】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
【0034】
(3)その他
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0035】
本開示の各実施形態においては、サーバ10および/または端末20のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0036】
なお、サーバ10の制御部11および/または端末20の制御部21は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部11および21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0037】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0038】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0039】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0040】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0041】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0042】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0043】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0044】
<第1実施形態>
第1実施形態は、サーバ10から配信される動画に対してユーザBがギフトを送付した場合に、タイムスタンプを表示してギフトを送付した部分を再生する実施形態である。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0045】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
図2は、本実施形態における端末20の通信部22により実現される機能の一例を示す図である。
通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221を有する。
【0046】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間でコンテンツを送受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有している。例えば、通信メイン処理部221は、サーバ10から配信される動画を受信する機能を有する。また、通信メイン処理部221は、動画が表示された表示部24に対するユーザの第1入力に基づくギフト情報(限定ではなく、第1情報の一例)をサーバ10に送信する機能を有する。
なお、ギフト情報は、第1入力によりユーザから配信者に送付されるギフトの情報であり、例えば、ギフトの内容、ギフトを送付した時刻(例えば動画の全配信時間に対する時刻)などを含んでもよい。ここで、ギフトは、例えば、投げ銭、ギフトアイテムおよびコメントなどを含んでもよい。例えば、投げ銭は、動画配信の運営者などから購入した独自通貨(例えば動画配信のコミュニティ内で使用される通貨など)を含んでもよい。また、投げ銭は、ユーザから配信者への直接的な送金、例えば、電子決済(例えばアクセス型、ストアドバリュー型などの決済)による送金、ポイント(例えば換金可能なポイントやスコアなど)の送付、電子金券(例えば電子ギフト券、電子商品券など)の送付、仮想通貨の送付などを含んでもよい。また、ギフトアイテムは、例えば、動画配信の運営者などから購入する仮想アイテム、スタンプ、その他の画像アイテムや動画アイテムなどを含んでもよい。また、コメントは、例えば、配信者に対するメッセージなどを含んでもよい。
ここで、通信メイン処理部221は、第2情報取得部2211を含む。
【0047】
第2情報取得部2211は、制御部21の制御の下、ギフト情報に基づいて生成された動画のタイムスタンプ(限定ではなく、第2情報の一例)をサーバ10から受信する第2情報取得処理を実行する。
【0048】
図3は、本実施形態における端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、動画表示処理部212とを有する。
【0049】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20を統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。例えば、端末メイン処理部211は、動画に対するユーザのギフト情報をサーバ10に送信する制御を行う。
【0050】
動画表示処理部212は、記憶部28に記憶されている動画表示処理プログラム2811に従って、動画を表示部24に表示する動画表示処理を実行する。例えば、動画表示処理部212は、サーバ10から配信される動画を表示部24に表示する制御を行う。また、動画表示処理部212は、サーバ10から配信された動画のうち、ユーザの第1入力に対応する部分を再生する制御を行う。
【0051】
図4は、本実施形態における端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、動画表示処理として実行される動画表示処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0052】
(2)サーバの機能構成
図5は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。
通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141を有する。
【0053】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、配信された動画を表示する端末20との間で通信する通信メイン処理を実行する機能を有している。例えば、通信メイン処理部141は、端末20に動画を配信する機能を有する。
ここで、通信メイン処理部141は、第1情報受信部1411と、第2情報送信部1412とを含む。
【0054】
第1情報受信部1411は、制御部11の制御の下、動画が表示された端末20の表示部24に対するユーザの第1入力に基づくギフト情報を端末20から受信する機能を有する。
第2情報送信部1412は、制御部11の制御の下、ギフト情報に基づいて、動画に関連するタイムスタンプを端末20に送信する機能を有する。
【0055】
図6は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、第2情報処理部112とを有する。
【0056】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。例えば、サーバメイン処理部111は、端末20に動画を配信する制御を行う。また、サーバメイン処理部111は、第2情報処理部112で生成されたタイムスタンプを端末20に送信する制御を行う。
【0057】
第2情報処理部112は、記憶部15に記憶されている第2情報処理プログラム1511に従って、ユーザの第1入力に対応する動画のタイムスタンプを生成する第2情報処理を実行する。
【0058】
図7は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、第2情報処理として実行される第2情報処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0059】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、端末に配信される動画のデータを含む動画情報152が記憶される。
【0060】
<情報処理>
図8は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
例えば、端末20Aは本開示の配信者の端末を構成し、端末20Bは本開示の配信される動画の視聴者の端末を構成しうる。
【0061】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。
また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。
これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0062】
まず、端末20Aの制御部21は、配信者であるユーザAの操作に応じて、他の端末20Bに配信する動画を通信部22によってサーバ10に送信する(A1)。なお、動画は、例えば、リアルタイムで撮影されたものを用いてもよいし、録画されたものを用いてもよいし、これらの組み合わせであってもよい。
サーバ10の制御部11は、端末20Aから動画を受信すると、その動画を記憶部15に記憶しつつ端末20Bに配信する(B1)。
【0063】
サーバ10から配信された動画は、端末20Bの通信部22によって受信される(C1)。そして、
図9に示すように、端末20Bの制御部21は、サーバ10から配信される動画を記憶部28に記憶しつつ表示部24に表示させる(C2)。これにより、表示部24に表示された動画が、ユーザBにより視聴される。ここで、ユーザBは、動画41の視聴中に、動画41が表示された表示部24に対してギフト42を送るための第1入力を行ったものとする。
なお、動画41が表示された表示部24に対する第1入力とは、動画41のある場面に対する入力を意図するものであり、表示部24を直接的にタッチする入力を意図するものではない。
【0064】
また、ギフト42は、例えば、動画41の配信者の応援や配信者に感謝を伝えるために動画41を視聴するユーザBから配信者に送られるもので、投げ銭、ギフトアイテムまたはコメントなどを含んでもよい。投げ銭やギフトアイテムは、例えば、課金により入手することができ、その種類や課金額などに応じたエフェクトが動画41と共に表示部24に表示される。
なお、投げ銭は、例えば、予め課金して入手され、第1入力に応じてユーザBから配信者に送付されてもよい。また、ユーザBが投げ銭を入手した際に、投げ銭の価値に応じた金額が、ユーザBが登録した決済サービス(例えばクレジットカードなど)によって決済されてもよい。そして、ユーザBから送付された投げ銭の価値(例えば課金額)に応じた金額が運営者から配信者に支払われてもよい。一方、ギフトアイテムは、課金額に応じた様々な種類のアイテムが運営者により提供されてもよい。ユーザBは、課金により所望のギフトアイテムを入手し、そのギフトアイテムが第1入力に応じてユーザBから配信者に送付される。また、ユーザBがギフトアイテムを入手した際に、ギフトアイテムの価値に応じた金額が、ユーザBが登録した決済サービス(例えばクレジットカードなど)によって決済されてもよい。そして、ユーザBから送付されたギフトアイテムの種類に応じた金額が運営者から配信者に支払われてもよい。
【0065】
端末20Bの制御部21は、ユーザBの第1入力に基づいて、ユーザBが選択したギフト42のギフト情報を第1情報として取得し、そのギフト情報をサーバ10に送信する(C3)。
ここで、ギフト情報は、ユーザBが配信者に送付するギフト42の情報であり、例えば、ギフト42の内容、ギフト42を送付した時刻(例えば動画41の全配信時間に対する時刻)などを含んでもよい。なお、ギフト42の内容は、例えば、ギフト42の識別情報(例えば、投げ銭の課金額やギフトアイテムの種類など)、コメントの内容などを含んでもよい。
【0066】
サーバ10の制御部11は、端末20Bから送信されたギフト情報を通信部14によって受信すると(B2)、
図9に示すように、ギフト情報に基づいて、端末20Bに配信する動画41にギフト42を重畳表示させる。これにより、ユーザBは、自身が送付したギフト42を確認することができ、その後のギフト42に対する配信者などの反応を視聴し得る。
また、サーバ10の制御部11は、ギフト情報に基づいて、動画41に関連する第2情報として、動画41のうち、第1入力に対応する部分を再生するためのタイムスタンプを生成する。サーバ10の制御部11は、生成されたタイムスタンプを端末20Bに送信する(B3)。
【0067】
サーバ10から送信されたタイムスタンプは、端末20Bの通信部22によって受信されて(C4)、端末20Bの記憶部28に記憶される。これにより、端末20Bの制御部21は、ギフト情報に基づいて、ギフト42を送付した第1入力に対応する再生位置を示すタイムスタンプを取得することができる。
端末20Bの制御部21は、
図9に示すように、取得したタイムスタンプ43aを表示部24に表示させる(C5)。タイムスタンプ43aは、例えば、第1入力に対応する再生位置の時刻「3:15」を示す時刻情報44と、その再生位置に動画41の画面を移動させる制御情報と、ギフト42の内容を示す「1000円 投げ銭」との内容情報45とを含んでもよい。なお、時刻情報44は、第1入力に対応する再生位置の時刻を示すものであればよく、例えば、第1入力の時刻に対して所定時間だけ前後にずれた時刻に設定してもよい。
【0068】
ここで、ユーザBは、
図10に示すように、動画41に対して2回の第1入力を行い、表示部24には2つのタイムスタンプ43aおよび43bが表示されるものとする。そして、ユーザBは、動画41においてギフト42を送付した場面を再度視聴したい場合には、タイムスタンプ43aおよび43bを入力操作する。
【0069】
例えば、ユーザBがタイムスタンプ43aを入力操作した場合には、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43aの制御情報に基づいて、動画41のうち、タイムスタンプ43aの第1入力に対応する場面(時刻「3:15」に対応する場面)に表示部24の画面を遷移させる。そして、端末20Bの制御部21は、遷移させた場面から動画41を再生するように表示部24を制御する(C6)。これにより、表示部24では、動画41においてユーザBが「1000円 投げ銭」を行った場面が再生されることになる。
【0070】
ここで、サーバ10の制御部11は、動画を記憶部15に記憶しつつ端末20Bに配信する。また、端末20Bの制御部21は、サーバ10から配信される動画を記憶部28に記憶しつつ表示部24に表示させる。このため、例えば動画41の配信中にタイムスタンプ43aが入力操作された場合でも、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43aの第1入力に対応する場面に遷移して動画41を再生し得る。
【0071】
なお、端末20Bの制御部21は、表示部24で再生する動画41を第1入力に対応する場面から配信中の場面に戻るボタンを表示してもよいし、しなくてもよい。
このとき、動画41がライブ配信されている場合には、端末20Bの制御部21は、戻るボタンの操作に応じて、タイムスタンプ43aの第1入力に対応する場面から、現在配信中の動画41のライブ映像に戻るように表示部24を制御してもよい。
また、録画された動画41が配信されている場合には、端末20Bの制御部21は、戻るボタンの操作に応じて、タイムスタンプ43aを入力操作する前に視聴されていた動画41の場面に戻るように表示部24を制御してもよい。例えば、ユーザBが配信中の動画41を時刻「6:00」の場面まで視聴した段階でタイムスタンプ43aを入力操作し、時刻「3:15」の場面に戻って動画41が視聴されたものとする。そして、動画41が時刻「3:15」から時刻「4:00」の場面まで視聴されたところで戻るボタンが入力操作された場合には、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43aを入力操作する前に視聴されていた時刻「6:00」の場面に戻るように表示部24を制御してもよい。
【0072】
このとき、端末20Bの制御部21は、表示部24で再生される動画41の近傍に戻るボタンを表示するように表示部24を制御してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、表示部24で再生される動画41に重畳させて戻るボタンを表示するように表示部24を制御してもよいし、しなくてもよい。
【0073】
このようにして、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43aおよび43bの入力操作に基づいて、動画41のうち、タイムスタンプ43aおよび43bの第1入力に対応する部分を再生するように表示部24を制御する。
なお、端末20Bの制御部21は、例えば、タイムスタンプ43aおよび43bの第1入力に対応する部分から、予め設定された所定時間だけ動画41を再生してもよいし、動画41の最後まで再生してもよい。また、端末20Bの制御部21は、例えばタイムスタンプ43aからタイムスタンプ43bに切り替えるように入力操作された場合には、タイムスタンプ43aの第1入力に対応する場面からタイムスタンプ43bの第1入力に対応する場面に遷移させる。
【0074】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、端末20Bの制御部21が、ギフト情報(限定ではなく、第1情報の一例)に基づいて、動画41に関連するタイムスタンプ43aおよび43b(限定ではなく、再生位置を示す情報の一例)を取得し、そのタイムスタンプ43aおよび43bを表示部24に表示させる。そして、端末20Bの制御部21は、ユーザBによるタイムスタンプ43aおよび43bに対する入力に基づいて、動画41のうち、第1入力に対応する部分を表示部24に表示させる。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41においてギフト42を送付した場面を容易に見返すことができる。
【0075】
また、第1実施形態では、第1情報は、動画41に対するユーザBのギフト情報を含んでもよい。
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、動画41においてギフト42が送付された場面を容易かつ正確に再生することができる。
【0076】
また、第1実施形態では、第2情報は、動画41のうち、第1入力に対応する再生位置を示すタイムスタンプ43aおよび43b(限定ではなく、再生位置を示す情報の一例)を含んでもよい。
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、動画41においてギフト42が送付された場面をより容易かつ正確に再生することができる。
【0077】
また、第1実施形態では、タイムスタンプ43aおよび43bは、時刻に関する時刻情報44(限定ではなく、時刻に関する情報の一例)を含んでもよい。
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、動画41においてギフト42が送付された場面をより容易かつ正確に再生することができる。
【0078】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、タイムスタンプ43aおよび43bは、ある時点を示す時刻に関する時刻情報44を含んだが、ある期間を示す時間に関する時間情報を含んでもよい。
第1変形例(1)は、タイムスタンプ43aおよび43bが時間情報を含む変形例である。
【0079】
例えば、サーバ10の制御部11は、第1実施形態と同様に、端末20Bから送信されたギフト情報を通信部14によって受信する(B2)と、そのギフト情報に基づいてタイムスタンプ43aおよび43bを生成する。このとき、サーバ10の制御部11は、ユーザBの第1入力に対応する時間「3:15~3:30」および「5:00~5:15」を示す時間情報を含むようにタイムスタンプ43aおよび43bを生成してもよいし、しなくてもよい。
【0080】
例えば、サーバ10の制御部11は、第1入力に対応する時刻「3:15」および「5:00」から予め設定された所定の範囲の時間「3:15~3:30」および「5:00~5:15」に時間情報を設定してもよいし、しなくてもよい。
【0081】
また、サーバ10の制御部11は、動画41の配信者に対するユーザからのコメントの量(例えばコメント数や文字数など)、配信者の音声(例えば音量など)、および配信者の表情(例えば口や目の大きさ、または動く回数など)のうち少なくとも1つに基づいて時間情報を設定してもよいし、しなくてもよい。
例えば、サーバ10の制御部11は、
図11に示すように、動画41の情報に基づいて、配信時間に対するコメント量の変化を算出してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、2回の第1入力T1およびT2の時刻「3:15」および「5:00」からのコメントの増加量が所定値以上を示す時間「3:15~3:30」および「5:00~5:15」を時間情報に設定してもよい。
【0082】
また、サーバ10の制御部11は、動画41の情報に基づいて配信者の音声を分析し、「ユーザB」などの第1入力T1およびT2に関連する音声を検出してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第1入力T1およびT2の後に、時刻「3:30」および「5:15」で「ユーザBさん、・・・有り難う」との音声を検出した場合には、その時間「3:15~3:30」および「5:00~5:15」を時間情報に設定してもよい。
【0083】
また、サーバ10の制御部11は、動画41の情報に基づいて配信者の表情を分析してもよい。一般的に、ギフト42が送付された場合には、配信者がギフト42を送付したユーザに返答するなど、配信者の口や目などの表情が大きく変化する。そこで、サーバ10の制御部11は、例えば、第1入力T1およびT2の後で、配信者の口の大きさや動く回数が所定値以上の変化を示す時間「3:15~3:30」および「5:00~5:15」を時間情報に設定してもよい。
【0084】
このようにして、時間情報を含むタイムスタンプ43aおよび43bが生成されると、サーバ10の制御部11は、そのタイムスタンプ43aおよび43bを端末20Bに送信する(B3)。サーバ10から送信されたタイムスタンプ43aおよび43bは、端末20Bの通信部22によって受信される(C4)。そして、端末20Bの制御部21は、
図12に示すように、時間情報46を含むタイムスタンプ43aおよび43bを表示するように表示部24を制御する(C5)。
【0085】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、タイムスタンプ43aおよび43bは、時間に関する時間情報46(限定ではなく、時間に関する情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、動画41においてギフト42が送付された場面をより容易かつ正確に再生することができる。
【0086】
<第1変形例(2)>
第1実施形態では、タイムスタンプ43aおよび43bは、時刻情報44などを含んだが、第1入力に対応する再生位置を示す情報を含んでいればよく、これに限定されない。
第1変形例(2)は、タイムスタンプ43aおよび43bが、第1入力に対応する再生位置を示す情報として、時刻情報及び/又は時間情報に追加して又は代わりに、ギフト42を送付した順番を示す情報を含む変形例である。
【0087】
例えば、サーバ10の制御部11は、第1実施形態と同様に、端末20Bから送信されたギフト情報を通信部14によって受信する(B2)と、そのギフト情報に基づいてタイムスタンプ43aおよび43bを生成する。このとき、サーバ10の制御部11は、ギフト情報に基づいて、ユーザBが第1入力T1と第1入力T2を行った順番を算出してもよいし、しなくてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、第1入力T1およびT2の順番を示す番号情報を含むタイムスタンプ43aおよび43bを生成してもよい。
【0088】
これにより、端末20Bの表示部24に表示されるタイムスタンプ43aおよび43bには、
図13に示すように、第1入力T1およびT2に対応する再生位置を示す順番情報47が含まれることになる。
【0089】
<第1変形例(2)>
第1変形例(2)では、タイムスタンプ43aおよび43bは、第1入力T1およびT2の順番に関する順番情報47(限定ではなく、第1入力T1およびT2に対応する再生位置を示す情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、動画41においてギフト42が送付された場面を容易かつ正確に再生することができる。
【0090】
<第1変形例(3)>
第1実施形態において、端末20Bの表示部24に表示される第2情報は、動画41に対するユーザの反応に関するデータを含んでもよい。
第1変形例(3)は、動画41に対するユーザのコメント量の変化を示すデータを端末20Bの表示部24に表示させる変形例である。
【0091】
例えば、サーバ10の制御部11は、第1実施形態と同様に、端末20Bから送信されたギフト情報を通信部14によって受信する(B2)と、そのギフト情報に基づいてタイムスタンプ43aおよび43bを生成する。このとき、サーバ10の制御部11は、
図11に示すように、動画41の情報に基づいて、配信時間に対するコメント量の変化を示す反応データを作成してもよいし、しなくてもよい。
【0092】
サーバ10の制御部11は、作成した反応データをタイムスタンプ43aおよび43bと共に端末20Bに送信する(B3)。端末20Bの制御部21は、反応データとタイムスタンプ43aおよび43bとを通信部22によって受信すると(C4)、
図14に示すように、タイムスタンプ43aおよび43bと共に反応データ48を表示するように表示部24を制御する(C5)。
【0093】
この反応データ48は、限定ではなく例として、動画41の配信時間に対してユーザBが第1入力T1と第1入力T2を行ったタイミング、すなわちユーザBがギフト42を送付したタイミングを表示してもよいし、しなくてもよい。また、反応データ48は、ユーザB以外の他のユーザがギフト42を送付したタイミングを表示してもよいし、しなくてもよい。
【0094】
また、表示部24に表示されたタイムスタンプ43aおよび43bのうち、例えばタイムスタンプ43aがユーザBにより入力操作された場合には、端末20Bの制御部21は、動画41のうち、タイムスタンプ43aの第1入力T1に対応する部分を表示部24に表示させる。このとき、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43aに対する入力操作に応じて、反応データ48において第1入力T1に対応する部分を拡大表示させてもよいし、しなくてもよい。
【0095】
なお、反応データ48は、動画41を視聴するユーザや動画41を配信する配信者の反応に関するデータであればよく、コメント量のデータに限定されない。例えば、反応データ48は、ユーザBによるギフト42の送付量の変化(例えば、投げ銭やギフトアイテムの送付量の変化)をグラフ化したデータであってもよいし、なくてもよい。また、反応データ48は、動画41の配信時間に対する視聴者数の変化を示すデータであってもよいし、なくてもよい。
【0096】
<第1変形例(3)の効果>
第1変形例(3)では、第2情報は、動画41に対するユーザの反応に関する反応データ48(限定ではなく、動画41に対するユーザの反応に関するデータの一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ギフト42の送付による他のユーザの反応を容易に認識することができる。
【0097】
<第1変形例(4)>
第1実施形態では、端末20Bの制御部21は、サーバ10で生成されたタイムスタンプ43aおよび43bを受信したが、タイムスタンプ43aおよび43b(限定ではなく、第2情報の一例)を取得できればよく、これに限定されない。
第1変形例(4)は、端末20Bの制御部21が、タイムスタンプ43aおよび43bを生成する変形例である。
【0098】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
図15は、第1変形例(4)における端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、動画表示処理部212と、第2情報取得部213とを有する。
【0099】
第2情報取得部213は、ギフト情報に基づいて、動画41に関連するタイムスタンプを生成することにより、タイムスタンプを取得する処理を実行する。
なお、端末メイン処理部211および動画表示処理部212は、第1実施形態と同様であるため記載を省略する。
【0100】
<情報処理>
図16は、第1変形例(4)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0101】
例えば、端末20Bの制御部21は、第1実施形態と同様に、動画41を表示部24に表示させると(C2)、ギフト42を送付するためのユーザBの第1入力に基づいてギフト情報を取得する(C11)。そして、端末20Bの制御部21は、取得されたギフト情報に基づいて、タイムスタンプ43aおよび43bを自ら生成してもよい。すなわち、端末20Bの制御部21は、サーバ10で生成されたタイムスタンプ43aおよび43bを取得するのではなく、ギフト情報に含まれるギフトの送付時刻などに基づいてタイムスタンプ43aおよび43bを自ら生成することにより取得する(C12)。そして、端末20Bの制御部21は、取得したタイムスタンプ43aおよび43bを表示するように表示部24を制御する(C5)。
【0102】
このような構成による効果の一例として、端末20Bがタイムスタンプ43aおよび43bを生成するため、サーバ10のデータ処理量を抑制することができる。
【0103】
<第2実施形態>
第1実施形態において、端末20Bの制御部21は、ユーザBとは異なる他のユーザのギフトの送付に対応するタイムスタンプを表示部24に表示してもよい。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0104】
<情報処理>
図17は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、端末20Cは、本開示の一例を示すものである。
【0105】
まず、サーバ10の制御部11は、第1実施形態と同様に、端末20Bに動画を配信する(B1)。このとき、サーバ10の制御部11は、端末20Cにも動画を配信する。サーバ10から配信された動画は、端末20Bの通信部22によって受信される(C1)と共に、端末20Cの通信部22によって受信される(D21)。
なお、ステップC1~C3については、第1実施形態と同様であるため、記載を省略する。
【0106】
端末20Cの制御部21は、サーバ10から動画を受信すると、
図9に示す端末20Bと同様に、その配信された動画を表示部24に表示させる(D22)。これにより、サーバ10から配信された動画41が、ユーザCにより視聴される。ここで、ユーザCは、動画41の配信中に、動画41が表示された表示部24に対してギフト42を送るための第3入力を行ったものとする。端末20Cの制御部21は、第3入力に基づくギフト情報を取得すると、そのギフト情報をサーバ10に送信する(D23)。
【0107】
サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cのギフト情報を通信部14によって受信すると、端末20Bおよび20Cに配信する動画41にギフト42を重畳表示させる。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Bのギフト情報に基づいて、動画41においてユーザBの第1入力に対応する部分を再生するためのタイムスタンプを生成する。また、サーバ10の制御部11は、端末20Cのギフト情報に基づいて、動画41に関連する第3情報として、動画41においてユーザCの第3入力に対応する部分を再生するためのタイムスタンプを生成する。
【0108】
続いて、サーバ10の制御部11は、生成されたタイムスタンプを端末20Bおよび20Cに送信する(B3)。このとき、サーバ10の制御部11は、端末20Bのタイムスタンプと端末20Cのタイムスタンプとを端末20Bに送信する。同様に、サーバ10の制御部11は、端末20Bのタイムスタンプと端末20Cのタイムスタンプとを端末20Cに送信する。
【0109】
サーバ10から送信されたタイムスタンプは、端末20Bの通信部22によって受信される(C4)と共に、端末20Cの通信部22によって受信される(D24)。これにより、端末20Bの制御部21は、
図18に示すように、ユーザBのタイムスタンプ43aと、ユーザCのタイムスタンプ43cとを表示するように表示部24を制御する(C5)。同様に端末20Cの制御部21は、ユーザBのタイムスタンプ43aと、ユーザCのタイムスタンプ43cとを表示するように表示部24を制御する(D25)。なお、サーバ10の制御部11は、端末20Bおよび20Cの一方、例えば端末20Bのみにタイムスタンプ43aおよび43cを送付してもよいし、しなくてもよい。
ここで、タイムスタンプ43aおよび43cは、限定ではなく例として、ギフト42を送付したユーザを把握するためのユーザ識別情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。ユーザ識別情報は、タイムスタンプに対応するユーザを識別できる形態であればよく、例えば、ユーザ名(例えば実名やニックネームなど)、ユーザ番号、アイコンなどが挙げられる。
【0110】
続いて、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43aが入力操作された場合には、その入力操作に基づいて、動画41のうち、タイムスタンプ43aの第1入力に対応する部分を再生するように表示部24を制御する(C6)。このとき、端末20Bの制御部21は、ユーザCのタイムスタンプ43cが入力操作された場合には、その入力操作に基づいて、動画41のうち、タイムスタンプ43cの第3入力に対応する部分を再生するように表示部24を制御する(C6)。
同様に、端末20Cの制御部21は、タイムスタンプ43aまたは43cが入力操作された場合には、その入力操作に基づいて、動画41のうち、タイムスタンプ43aまたは43cに対応する部分を再生するように表示部24を制御する(D26)。
【0111】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、端末20Bの制御部21は、端末20Bとは異なる端末20CのユーザCによる、動画41が表示された端末20Cの表示部24に対する第3入力に対応する、動画41の再生位置を示すタイムスタンプ43c(限定ではなく、再生位置を示す情報の一例)を取得する。そして、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43cを表示部24に表示させる。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、他のユーザCがギフト42を送付した場面を容易に見返すことができる。
【0112】
また、第2実施形態では、タイムスタンプ43aおよび43cは、ギフト42を送付したユーザを把握するためのユーザ識別情報を含んでもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、自身のタイムスタンプ43aと他のユーザのタイムスタンプ43cとを容易に見分けることができる。
【0113】
<第2変形例(1)>
第2実施形態において、端末20Bの制御部21は、表示部24に表示する他のユーザのタイムスタンプをユーザBに選択させてもよい。
第2変形例(1)は、ユーザBが選択した他のユーザのタイムスタンプを表示部24に表示する変形例である。
【0114】
例えば、端末20Bの制御部21は、動画41に対してギフト42を送付した全てのユーザのうち、ユーザBが選択したユーザC、例えば「友だち」として登録したユーザCのタイムスタンプ43cを選択的に表示部24に表示させてもよいし、しなくてもよい。ここで、「友だち」とは、端末20Bにユーザ情報が記憶されたユーザのうち、ユーザBにより設定された特定のユーザCであり、例えば、チャットなどにおいてユーザ間でコンテンツを送受信する相手として設定された特定のユーザCを示すものであってもよい。
【0115】
また、端末20Bの制御部21は、例えば、アカウントのフォローでユーザBと関係付けられるユーザCのタイムスタンプ43cを選択的に表示部24に表示させてもよいし、しなくてもよい。ここで、アカウントのフォローでユーザBと関係付けられるユーザCは、例えば、ユーザBがフォローするユーザC、ユーザBがフォローされているユーザC、またはユーザBと相互にフォローし合う関係にあるユーザCとしてもよい。なお、「フォロー」とは、例えば、インターネット上で一方のユーザのアカウントに対して他方のユーザがアカウントを関連付けること(一方のユーザに対して他方のユーザが関連付けること)を意味しうる。これにより、フォローしたユーザが、フォローされたユーザの公開している情報を閲覧等できる関係性となる。
【0116】
これにより、サーバ10の制御部11は、ステップB3において、ユーザBのタイムスタンプ43aと、ユーザBが選択したユーザCのタイムスタンプ43cとを端末20Bに送信する。そして、端末20Bの表示部24には、動画41を視聴する全てのユーザのタイムスタンプのうち、ユーザBおよびCのタイムスタンプ43aおよび43cのみが表示されることになる。
【0117】
<第2変形例(1)の効果>
第2変形例(1)では、端末20Bの制御部21は、動画41に対してギフト42を送付した全てのユーザのタイムスタンプのうち、ユーザBおよびCのタイムスタンプ43aおよび43cを選択的に表示するように表示部24を制御する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、選択したユーザCについてギフト42の送付場面を容易に見返すことができる。
【0118】
<第2変形例(2)>
第2実施形態では、端末20Bの制御部21は、ユーザBのタイムスタンプ43aを表示部24に表示したが、他のユーザCのタイムスタンプ43cを表示部24に表示すればよく、これに限定されない。
第2変形例(2)は、他のユーザCのタイムスタンプ43cのみを表示部24に表示させる変形例である。
【0119】
例えば、
図17に示すように、サーバ10の制御部11は、第2実施形態と同様に、ギフト情報を受信する(B2)。ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Cから送信されたギフト情報に基づいて、ユーザCのタイムスタンプ43cのみを生成してもよいし、しなくてもよい。
このとき、端末20Bの制御部21は、第1入力に基づくギフト情報をサーバ10に送信しなくてもよい。すなわち、端末20Bの制御部21は、ステップC3を除いてもよい。
【0120】
続いて、サーバ10の制御部11は、生成されたユーザCのタイムスタンプ43cを、端末20Bおよび20Cの一方、例えば端末20Bのみに送信してもよい(B3)。これにより、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43cを通信部22によって受信すると(C4)、そのタイムスタンプ43cを表示部24に表示させる(C5)。
【0121】
<第2変形例(2)の効果>
第2変形例(2)では、端末20Bの制御部21は、ユーザBと異なる他のユーザCのタイムスタンプ43cのみを表示部24に表示させる。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、他のユーザCがギフトを送付した場面を容易に見返すことができる。
【0122】
<第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態において、端末20Bの制御部21は、ユーザBが選択したタイムスタンプを登録したプレイリストを作成してもよい。なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0123】
<情報処理>
図19は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0124】
まず、端末20Bの制御部21は、第1実施形態と同様に、サーバ10から送信されたタイムスタンプを通信部14によって受信すると(C4)、そのタイムスタンプを記憶部28に記憶する。ここで、ユーザBは、複数の動画を視聴し、その複数の動画に対して第1入力を行ったものとする。このため、記憶部28には、複数の第1入力に対応する複数のタイムスタンプが記憶されることになる。
【0125】
続いて、端末20Bの制御部21は、
図20に示すように、ユーザBの操作に応じて、複数の第1入力に対応する複数のタイムスタンプ43a~43dを表示部24に表示させる(C31)。このとき、タイムスタンプ43a~43dは、動画を識別する動画識別情報50を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、タイムスタンプ43a~43dは、時間に関する時間情報46を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0126】
続いて、ユーザBは、プレイリストを作成するために、タイムスタンプ43a~43dのうち、所望のタイムスタンプを選択する。ここで、ユーザBは、A動画の「3:15~3:30」を再生するタイムスタンプ43aと、A動画の「5:00~5:15」を再生するタイムスタンプ43bと、B動画の「1:25~4:00」を再生するタイムスタンプ43cを選択したものとする。
【0127】
端末20Bの制御部21は、ユーザBの選択に基づいて、タイムスタンプ43a~43cを登録したプレイリスト51を作成する(C32)。このプレイリスト51は、登録されたタイムスタンプ43a~43cに対応する部分を再生するためのものである。例えば、プレイリスト51は、タイムスタンプ43a~43cに対応する部分を順次連続して再生、すなわち一連の動画として再生するように構成してもよいし、しなくてもよい。
【0128】
また、端末20Bの制御部21は、プレイリスト51を一旦作成した後に、プレイリスト51に登録されたタイムスタンプ43a~43cの情報を変更してもよいし、しなくてもよい。
例えば、端末20Bの制御部21は、ユーザBの操作に応じて、プレイリスト51に登録されたタイムスタンプ43a~43cの順番を変更、すなわち再生する順番を変更してもよい。また、端末20Bの制御部21は、ユーザBの操作に応じて、プレイリスト51に登録されたタイムスタンプ43a~43cの時間情報46を変更してもよい。
【0129】
このようにして、タイムスタンプ43a~43cを含むプレイリスト51が表示部24に表示されると、端末20Bの制御部21は、そのプレイリスト51に対するユーザBの入力操作に基づいて、複数の動画のうち、各々の第1入力に対応する部分を再生するように表示部24を制御する(C6)。具体的には、制御部21は、タイムスタンプ43aの第1入力に対応する「A動画」の「3:15~3:30」の部分を再生した後、タイムスタンプ43bの第1入力に対応する「A動画」の「5:00~5:15」の部分を再生する。続いて、制御部21は、タイムスタンプ43cの第1入力に対応する「B動画」の「1:25~4:00」の部分を再生する。
【0130】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、第1入力は、複数回の入力を含み、端末20Bの制御部21は、端末20BのユーザBによる、タイムスタンプ43a~43cに対する入力に基づいて、動画のうち、各々の第1入力に対応する部分を再生するように表示部24を制御する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、タイムスタンプ43a~43cに対応する所望の部分を容易に見返すことができる。
【0131】
<第3変形例(1)>
第3実施形態では、端末20Bの制御部21は、複数の動画の第1入力に対応する部分を再生するプレイリスト51を作成したが、1つの動画で複数回の第1入力が行われた場合には、その複数回の第1入力に対応する部分を再生するプレイリストを作成してもよい。
第3変形例(1)は、1つの動画に対してプレイリストを作成する変形例である。
【0132】
例えば、端末20Bの制御部21は、タイムスタンプ43a~43dのうち、同じ動画識別情報50を示すタイムスタンプ43aおよび43bがユーザBにより選択された場合には、タイムスタンプ43aおよび43bを登録したプレイリストを作成してもよいし、しなくてもよい。
これにより、端末20Bの制御部21は、作成されたプレイリストに基づいて、A動画のうち、タイムスタンプ43aの第1入力に対応する「3:15~3:30」の部分を再生した後、タイムスタンプ43bの第1入力に対応する「5:00~5:15」の部分を再生する。
【0133】
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、1つのA動画のうち、タイムスタンプ43aおよび43bに対応する所望の部分を容易に見返すことができる。
【0134】
<第3変形例(2)>
第3実施形態では、プレイリスト51は、端末20Bの制御部21で作成されたが、サーバ10で作成されてもよい。
第3変形例(2)は、サーバ10がプレイリスト51を作成する変形例である。
【0135】
例えば、端末20Bの制御部21は、第3実施形態と同様に、プレイリストを作成するために複数のタイムスタンプ43a~43dを表示部24に表示させる(C31)。ここで、ユーザBがプレイリストに登録するタイムスタンプ43a~43cを選択すると、端末20Bの制御部21は、その選択情報をサーバ10に送信してもよいし、しなくてもよい。
【0136】
これにより、サーバ10の制御部11は、端末20Bから送信された選択情報に基づいて、タイムスタンプ43a~43cをリスト化したプレイリスト51を作成する。サーバ10で作成されたプレイリスト51は、端末20Bに送信されて、端末20Bの制御部21が、そのプレイリスト51を表示部24に表示させる。
【0137】
このような構成による効果の一例として、プレイリスト51がサーバ10で作成されるため、端末20Bのデータ処理量を抑制することができる。
【0138】
<第4実施形態>
第1実施形態~第3実施形態では、再生位置を示す情報は、タイムスタンプを含むように構成されたが、第1入力に対する再生位置を示す情報を含んでいればよく、これに限定されない。
第4実施形態は、動画41のシークバー上での再生位置を示す情報を表示部24に表示させる実施形態である。なお、第1実施形態~第3実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0139】
<情報処理>
図21は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0140】
まず、端末20Bの制御部21は、第1実施形態と同様に、サーバ10から配信される動画41を表示部24に表示させる(C2)。このとき、端末20Bの制御部21は、
図22に示すように、動画41の再生位置を示すシークバー52を表示部24に表示させてもよい。シークバー52は、例えば、動画41全体の再生時間に対する現在の再生位置の時間をスライダーで示すように構成されてもよいし、されなくてもよい。
【0141】
続いて、端末20Bの制御部21は、ユーザBの第1入力に基づくギフト情報を取得すると、そのギフト情報をサーバ10に送信する(C3)。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Bから送信されたギフト情報を受信する(B2)と、そのギフト情報に基づいて、動画41のシークバー52上での再生位置を示す再生位置情報53aおよび53bを生成してもよい。
【0142】
ここで、ユーザBは、動画41に対して2回の第1入力を行い、その2回の第1入力に対応する2つの再生位置情報53aおよび53bが生成されたものとする。すなわち、再生位置情報53aおよび53bは、動画41のうちユーザBの第1入力に対応する再生位置を示すもので、例えば、その再生位置に動画41の画面を移動させる制御情報を含んでもよい。また、再生位置情報53aおよび53bは、再生位置の時刻を示す時刻情報44と、ギフト42の内容を示す内容情報45とを含んでもよい。例えば、再生位置情報53aは、「3:15」を示す時刻情報44と、「1000円 投げ銭」との内容情報45とを含んでもよい。また、再生位置情報53bは、「5:00」を示す時刻情報44と、「ギフトアイテム送付」との内容情報45とを含んでもよい。
【0143】
サーバ10の制御部11は、生成された再生位置情報53aおよび53bを端末20Bに送信する(B41)。サーバ10から送信された再生位置情報53aおよび53bは、端末20Bの通信部22によって受信されて(C41)、端末20Bの記憶部28に記憶される。これにより、端末20Bの制御部21は、ギフト情報に基づいて、ギフト42を送付した第1入力に対応する再生位置を示す再生位置情報53aおよび53bを取得することになる。そして、端末20Bの制御部21は、
図22に示すように、取得した再生位置情報53aおよび53bをシークバー52に対応して表示させる(C42)。
【0144】
続いて、ユーザBは、ギフト42を送付した動画41の場面を再度視聴したい場合には、再生位置情報53aおよび53bを入力操作する。端末20Bの制御部21は、
図23に示すように、再生位置情報53aが入力操作された場合には、その入力操作に基づいて、動画41のうち、再生位置情報53aの第1入力に対応する部分を再生するように表示部24を制御する(C6)。
【0145】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、再生位置を示す情報は、動画41のシークバー52上での再生位置を示す再生位置情報53aおよび53b(限定ではなく、シークバー上での再生位置を示す情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、端末20Bの制御部21は、動画41においてギフト42が送付された場面をより容易かつ正確に再生することができる。
【0146】
<第4変形例(1)>
第4実施形態では、端末20Bの制御部21は、サーバ10で生成された再生位置情報53aおよび53bを受信したが、再生位置情報53aおよび53bを取得できればよく、これに限定されない。
第4変形例(1)は、端末20Bの制御部21が、再生位置情報53aおよび53bを生成する変形例である。
【0147】
<情報処理>
図24は、第4変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0148】
例えば、端末20Bの制御部21は、第4実施形態と同様に、動画41を表示部24に表示させると(C2)、ギフト42を送付するためのユーザBの第1入力に基づいてギフト情報を取得する(C43)。そして、端末20Bの制御部21は、取得されたギフト情報に基づいて、再生位置情報53aおよび53bを自ら生成してもよい。すなわち、端末20Bの制御部21は、サーバ10で生成された再生位置情報53aおよび53bを取得するのではなく、ギフト情報に含まれるギフトの送付時刻などに基づいて再生位置情報53aおよび53bを自ら生成することにより取得する(C44)。そして、端末20Bの制御部21は、
図22に示すように、取得した再生位置情報53aおよび53bをシークバー52に対応して表示させる(C42)。
【0149】
このような構成による効果の一例として、端末20Bが再生位置情報53aおよび53bを生成するため、サーバ10のデータ処理量を抑制することができる。
【0150】
<第5実施形態>
第1実施形態~第4実施形態では、第2情報は、ユーザBの第1入力に対応する再生位置を示す情報を含むように構成されたが、動画41に関連する情報であればよく、これに限定されない。
第5実施形態は、ユーザBの第1入力に対応するダイジェスト動画を作成して、そのダイジェスト動画を再生する実施形態である。なお、第1実施形態~第4実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0151】
<情報処理>
図25は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0152】
まず、サーバ10の制御部11が、第1実施形態と同様に、ユーザBの第1入力に基づくギフト情報を端末20Bから受信する(B2)。ここで、ユーザBは、
図26に示すように、時刻「3:15」に投げ銭のギフト42を送付する第1入力T1を行ったものとする。
【0153】
続いて、サーバ10の制御部11は、受信したギフト情報に基づいて、動画41に関連する第2情報として、ユーザBの第1入力T1に対応する部分を再生するためのダイジェスト動画を作成する(B51)。このとき、サーバ10の制御部11は、第1入力T1に基づき、少なくとも動画41の一部が抽出されたダイジェスト動画を作成してもよい。
なお、ダイジェスト動画は、例えば、第1入力T1に対応する部分を動画41から抽出して作成してもよい。例えば、ダイジェスト動画は、第1入力T1に対応する部分を抽出するように動画41を編集して作成してもよいし、しなくてもよい。このとき、ダイジェスト動画は、第1入力T1に対応する部分のみを動画41から抽出してもよい。また、ダイジェスト動画は、第1入力T1に対応する部分を含むある範囲を動画41から抽出してもよい。
【0154】
具体的には、サーバ10の制御部11は、動画41のうち、第1入力T1が行われた時刻「3:15」の近傍を抽出して、ギフト42を送付した場面を含むダイジェスト動画を作成してもよいし、しなくてもよい。
例えば、サーバ10の制御部11は、第1入力T1が行われた時刻「3:15」に基づいて動画41の一部の区間P1を抽出する始点を設定してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第1入力T1が行われた時刻「3:15」より所定時間だけ早い時刻を、動画41の区間P1を抽出する始点に設定してもよいし、しなくてもよい。
【0155】
また、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、動画41の区間P1を抽出する始点に対して所定時間後に終点を設定してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、サーバ10から配信された動画41の配信者に対するユーザからのコメントの量(例えばコメント数や文字数など)、配信者の音声(例えば音量など)、および配信者の表情(例えば口や目の大きさ、または動く回数など)のうち少なくとも1つに基づいて、動画41の区間P1を抽出する終点を設定してもよいし、しなくてもよい。
【0156】
例えば、サーバ10の制御部11は、動画41の情報に基づいて、配信時間に対するコメント量の変化を算出してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、第1入力T1の時刻「3:15」からのコメントの増加量が所定値以上を示す時刻「3:30」を、動画41の区間P1を抽出する終点に設定してもよい。
【0157】
また、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、動画41の情報に基づいて配信者の音声を分析し、「ユーザB」などの第1入力T1に関連する音声を検出してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第1入力T1の後に、「ユーザBさん、・・・有り難う」との音声を検出した場合には、その音声を検出した時刻から所定時間後の時刻「3:30」を、動画41の区間P1を抽出する終点に設定してもよい。
【0158】
また、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、動画41の情報に基づいて配信者の表情を分析してもよい。一般的に、ギフト42が送付された場合には、配信者がギフト42を送付したユーザに返答するなど、配信者の口や目などの表情が大きく変化する。そこで、サーバ10の制御部11は、例えば、配信者の口の大きさや動く回数が所定値以上の変化を示す時刻「3:30」を、動画41の区間P1を抽出する終点に設定してもよい。
【0159】
このようにして、サーバ10の制御部11は、動画41に関連する第2情報として、動画41の区間P1が抽出されたダイジェスト動画を作成する。続いて、サーバ10の制御部11は、作成されたダイジェスト動画の情報を端末20Bに送信する(B52)。
【0160】
サーバ10から送信されたダイジェスト動画の情報は、端末20Bの通信部22によって受信されて(C51)、端末20Bの記憶部28に記憶される。これにより、端末20Bの制御部21は、ギフト情報に基づいて、動画41の区間P1を抽出したダイジェスト動画の情報を取得することになる。
【0161】
また、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画の情報を取得すると、
図27に示すように、ダイジェスト動画54を再生するための再生ボタン55を表示部24に表示させる。ここで、再生ボタン55は、限定ではなく例として、視認性を高めるためにダイジェスト動画54の所定の部分を画像化したサムネイル56の情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、再生ボタン55は、動画41の名称など、ダイジェスト動画54を識別する動画識別情報50を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0162】
続いて、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる再生ボタン55に対する入力に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。
これにより、表示部24では、動画41の区間P1が再生されることになる。例えば、ダイジェスト動画54は、動画41のうち、ユーザBが投げ銭のギフト42を送付した時刻「3:15」から再生を開始して、ユーザまたは配信者の反応が大きい時刻「3:30」までの区間P1を再生する。
【0163】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、第2情報は、第1入力T1に基づき、少なくとも動画41の一部が抽出されたダイジェスト動画54(限定ではなく、第1動画の一例)の情報を含む。そして、端末20Bの制御部21は、端末20BのユーザBによる、再生ボタン55(限定ではなく、第2情報の一例)に対する入力に基づいて、表示部24でダイジェスト動画54を再生する制御を行う。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41においてギフト42を送付した場面を容易に見返すことができる。
【0164】
また、第5実施形態では、ダイジェスト動画54(限定ではなく、第1動画の一例)の始点は、第1入力が行われた時点に基づいて設定されてもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41においてギフト42を送付した場面を確実に見返すことができる。
【0165】
また、第5実施形態では、ダイジェスト動画54(限定ではなく、第1動画の一例)の終点は、サーバ10から配信された動画41の配信者に対するユーザからのコメントの量、配信者の音声、および配信者の表情のうち少なくとも1つに基づいて設定されてもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41において配信者やユーザの反応が大きい部分を見返すことができる。
【0166】
また、第5実施形態では、再生ボタン55(限定ではなく、第2情報の一例)は、ダイジェスト動画54に対応するサムネイル56の情報を含んでもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ダイジェスト動画54の内容を容易に把握することができる。
【0167】
<第5変形例(1)>
第5実施形態において、ダイジェスト動画54は、区間P1の始点から終点の間の所定の部分を間引いて作成されてもよい。
【0168】
例えば、サーバ10の制御部11は、第5実施形態と同様に、動画41の一部の区間P1を抽出したダイジェスト動画54を作成する(B51)。このとき、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54の区間P1の所定の部分を間引いてダイジェスト動画54を作成してもよいし、しなくてもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、区間P1の始点から終点の間が所定時間より長い場合に、その始点から終点の間の所定の部分を間引いてダイジェスト動画54を作成してもよい。
なお、サーバ10の制御部11は、区間P1の始点から終点の間の1箇所を間引いてもよいし、複数の箇所を間引いてもよい。
【0169】
ここで、サーバ10の制御部11は、例えば、サーバ10から配信された動画41の配信者に対するユーザからのコメントの量(例えばコメント数や文字数など)、配信者の音声(例えば音量など)、および配信者の表情(例えば口や目の大きさ、または動く回数など)のうち少なくとも1つに基づいて、ダイジェスト動画54を間引く所定の部分を決定してもよい。
【0170】
例えば、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54の区間P1において、配信者に対してユーザから投稿されるコメント量の変化を算出してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、コメント量が所定値以上減少する部分を間引いてダイジェスト動画54を作成してもよい。
【0171】
また、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ダイジェスト動画54の区間P1において配信者の音声を分析し、第1入力T1に関連しない音声、例えばユーザB以外のユーザの名前を呼ぶ音声を検出してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、例えば「ユーザCさん・・・有り難う」との音声を検出した場合に、その音声を検出した部分を間引いてダイジェスト動画54を作成してもよい。
【0172】
また、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ダイジェスト動画54の区間P1において、配信者の表情を分析してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、配信者の口の大きさや動く回数の変化が所定値以下に減少した場合に、その表情の変化が減少した部分を間引いてダイジェスト動画54を作成してもよい。
【0173】
このようにして、サーバ10の制御部11は、所定の部分を間引いたダイジェスト動画54を作成すると、そのダイジェスト動画54を端末20Bに送信する(B52)。
【0174】
<第5変形例(1)の効果>
第5変形例(1)では、ダイジェスト動画54は、ダイジェスト動画54の始点からダイジェスト動画54の終点の間の所定の部分を間引いて設定される。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41においてギフト42を送付した場面を効率的に見返すことができる。
【0175】
また、第5変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54の始点から終点の間が所定時間より長い場合に、所定の部分を間引いたダイジェスト動画54を作成してもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41においてギフト42を送付した場面をより効率的に見返すことができる。
【0176】
また、第5変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、サーバ10から配信された動画41の配信者に対するユーザからのコメントの量、配信者の音声、および配信者の表情のうち少なくとも1つに基づいて、ダイジェスト動画54を間引く所定の部分を決定してもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41においてギフト42を送付した場面をより効率的に見返すことができる。
【0177】
<第5変形例(2)>
第5実施形態において、ダイジェスト動画54は、区間P1の始点、終点または間引く箇所をユーザBにより修正されてもよい。
【0178】
例えば、端末20Bの制御部21は、第5実施形態と同様に、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54を通信部22によって受信すると(C51)、そのダイジェスト動画54をユーザBの入力操作に応じて再生する(C52)。そして、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画54において区間P1の始点または終点を修正する指示がユーザBから入力された場合には、その修正情報をサーバ10に送信してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画54の始点から終点の間において間引く部分を修正する指示がユーザBから入力された場合には、その修正情報をサーバ10に送信してもよいし、しなくてもよい。
なお、修正情報は、例えば、始点、終点または間引く部分を修正する時刻などを含んでもよい。
【0179】
サーバ10の制御部11は、端末20Bから送信された修正情報を通信部14によって受信すると、その修正情報に基づいてダイジェスト動画54を修正する。そして、サーバ10の制御部11は、修正されたダイジェスト動画54を端末20Bに送信する。
これにより、端末20Bの制御部21は、修正されたダイジェスト動画54をユーザBの入力操作に応じて再生する。
【0180】
<第5変形例(2)の効果>
第5変形例(2)では、ダイジェスト動画54は、区間P1の始点または終点がユーザBにより修正可能に構成される。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、所望のダイジェスト動画54を取得することができる。
【0181】
また、第5変形例(2)では、ダイジェスト動画54は、区間P1の始点から終点の間において間引く部分をユーザBにより修正可能に構成してもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、所望のダイジェスト動画54を取得することができる。
【0182】
<第5変形例(3)>
第5実施形態では、端末20Bの制御部21は、サーバ10で作成されたダイジェスト動画54を受信したが、ダイジェスト動画54(限定ではなく、第2情報の一例)を取得できればよく、これに限定されない。
第5変形例(3)は、端末20Bの制御部21が、第1入力に基づくギフト情報に基づいて、ダイジェスト動画54を生成する変形例である。
【0183】
<情報処理>
図28は、第5変形例(3)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0184】
まず、端末20Bの制御部21は、第5実施形態と同様に、動画41を表示部24に表示させると(C2)、ギフト42を送付するためのユーザBの第1入力に基づいてギフト情報を取得する(C53)。そして、端末20Bの制御部21は、取得されたギフト情報に基づいて、ダイジェスト動画54を自ら生成してもよい。すなわち、端末20Bの制御部21は、サーバ10で生成されたダイジェスト動画54を取得するのではなく、ギフト情報に含まれるギフトの送付時刻などに基づいてダイジェスト動画54を自ら生成することにより取得する(C54)。そして、ユーザBの入力操作に応じてダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。
【0185】
このような構成による効果の一例として、端末20Bがダイジェスト動画54を生成するため、サーバ10のデータ処理量を抑制することができる。
【0186】
<第5変形例(4)>
第5実施形態において、端末20Bの制御部21は、複数の第1入力が行われた場合には、その複数の第1入力に対応するダイジェスト動画54を取得して再生してもよい。
第5変形例(4)は、複数の第1入力に対応する複数のダイジェスト動画54をそれぞれ作成する変形例である。
【0187】
例えば、サーバ10の制御部11が、第1実施形態と同様に、ユーザBの第1入力に基づくギフト情報を端末20Bから受信する(B2)。ここで、ユーザBは、
図29に示すように、時刻「3:15」に投げ銭のギフト42を送付する第1入力T1を行い、時刻「5:00」にギフトアイテムのギフト42を送付する第1入力T2を行ったものとする。
【0188】
そして、サーバ10の制御部11は、受信したギフト情報に基づいて、動画41に関連する第2情報として、ユーザBの第1入力T1およびT2に対応する部分をそれぞれ動画41から抽出した2つのダイジェスト動画54を作成してもよい(B51)。例えば、サーバ10の制御部11は、第1入力T1およびT2に対応する動画41の区間P1およびP2をそれぞれ抽出した2つのダイジェスト動画54を作成してもよい。サーバ10の制御部11は、作成された2つのダイジェスト動画54を端末20Bに送信する(B52)。
【0189】
これにより、端末20Bの制御部21は、動画41の区間P1およびP2をそれぞれ抽出した2つのダイジェスト動画54を受信する(C51)。そして、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる再生ボタン55に対する入力に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。例えば、第1入力T1に対応するダイジェスト動画54が選択された場合には、端末20Bの制御部21は、動画41の区間P1を再生するように表示部24を制御する。一方、第1入力T2に対応するダイジェスト動画54が選択された場合には、端末20Bの制御部21は、動画41の区間P2を再生するように表示部24を制御する。
【0190】
<第5変形例(4)の効果>
第5変形例(4)では、第2情報は、複数の第1入力T1およびT2に基づいて動画41の一部がそれぞれ抽出された複数のダイジェスト動画54(限定ではなく、第1動画の一例)の情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41において複数回ギフト42を送付した場面を容易に見返すことができる。
【0191】
<第5変形例(5)>
第5変形例(4)において、複数の第1入力に対応する各部分を連続して再生する1つのダイジェスト動画54を作成してもよい。
【0192】
例えば、ユーザBが、第5変形例(4)と同様に、時刻「3:15」に投げ銭のギフト42を送付する第1入力T1を行い、時刻「5:00」にギフトアイテムのギフト42を送付する第1入力T2を行ったものとする。ここで、サーバ10の制御部11は、端末20Bから受信したギフト情報に基づいて、ユーザBの第1入力T1と第1入力T2に対応する部分とが連続、すなわち動画41の区間P1と区間P2とが連続するように編集した1つのダイジェスト動画54を作成してもよい(B51)。サーバ10の制御部11は、作成されたダイジェスト動画54を端末20Bに送信する(B52)。
【0193】
これにより、端末20Bの制御部21は、動画41の区間P1およびP2が連続するように抽出した1つのダイジェスト動画54を受信する(C51)。そして、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる再生ボタン55に対する入力に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。例えば、ダイジェスト動画54では、動画41のうち、時刻「3:15」から時刻「3:30」までの区間P1が再生される。そして、ダイジェスト動画54では、時刻「3:30」から時刻「5:00」までの区間が再生されることなく、ユーザBがギフトアイテムのギフト42を送付した時刻「5:00」から、ユーザまたは配信者の反応が大きい時刻「5:30」までの区間P2が、区間P1に連続して再生される。
【0194】
<第5変形例(5)の効果>
第5変形例(5)では、第2情報は、複数の第1入力T1およびT2に対応する各部分が連続するように抽出された1つのダイジェスト動画54(限定ではなく、第1動画の一例)の情報を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41において複数回ギフト42を送付した場面を容易に見返すことができる。
【0195】
<第6実施形態>
第5実施形態において、端末20Bの制御部21は、ユーザBが選択した複数のダイジェスト動画を登録したプレイリストを作成してもよい。なお、第1実施形態~第5実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0196】
<情報処理>
図30は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0197】
まず、端末20Bの制御部21は、第5実施形態と同様に、サーバ10から送信されたダイジェスト動画を通信部14によって受信すると(C51)、そのダイジェスト動画を記憶部28に記憶する。ここで、ユーザBは、複数の動画を視聴し、その複数の動画に対して第1入力を行ったものとする。このため、記憶部28には、複数の第1入力に対応する複数のダイジェスト動画が記憶されることになる。すなわち、複数のダイジェスト動画は、ユーザBが視聴した複数の動画のうち、各々の第1入力に対応する部分に基づいて構成されることになる。
【0198】
続いて、端末20Bの制御部21は、
図31に示すように、ユーザBの操作に応じて、記憶部28に記憶された複数のダイジェスト動画(例えばA動画~E動画のダイジェスト動画)を選択するための複数の選択ボタン57a~57eを表示部24に表示させる(C61)。この選択ボタン57a~57eは、複数のダイジェスト動画の中から、ユーザBがプレイリスト58に登録したいダイジェスト動画を選択するためのボタンである。
なお、選択ボタン57a~57eは、動画を識別する動画識別情報50を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、選択ボタン57a~57eは、複数のダイジェスト動画にそれぞれ対応するサムネイル56の情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0199】
続いて、ユーザBは、プレイリスト58を作成するために、選択ボタン57a~57eを入力操作して、所望のダイジェスト動画を選択する。ここで、ユーザBは、選択ボタン57a~57cを入力操作して、A動画~C動画のダイジェスト動画を選択したものとする。
【0200】
端末20Bの制御部21は、選択ボタン57a~57cの入力操作に基づいて、A動画~C動画のダイジェスト動画を登録したプレイリスト58を作成する(C62)。このとき、プレイリスト58は、登録されたA動画~C動画のダイジェスト動画をそれぞれ示す登録情報58a~58cを含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0201】
そして、端末20Bの制御部21は、プレイリスト58に対するユーザBの入力操作に基づいて、A動画~C動画のダイジェスト動画を再生するように表示部24を制御する(C52)。
このとき、端末20Bの制御部21は、プレイリスト58に登録されたA動画~C動画のダイジェスト動画を所定の順番で連続して再生してもよいし、しなくてもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、プレイリスト58にダイジェスト動画が登録された順番で連続して再生してもよい。また、端末20Bの制御部21は、プレイリスト58に登録されたダイジェスト動画のうち、ユーザBが選択したダイジェスト動画をそれぞれ再生してもよいし、しなくてもよい。例えば、ユーザBによりA動画のダイジェスト動画が選択された場合には、端末20Bの制御部21は、A動画のダイジェスト動画のみを再生して終了してもよい。
【0202】
なお、端末20Bの制御部21は、プレイリスト58を作成した後に、プレイリスト58に登録されたダイジェスト動画の情報を変更してもよいし、しなくてもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、ユーザBの操作に応じて、ダイジェスト動画を再生する順番を変更してもよい。
【0203】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、第1入力は、複数回の入力を含み、A動画~E動画のダイジェスト動画(限定ではなく、第1動画の一例)は、A動画~E動画のうち、各々の第1入力に対応する部分に基づいて構成される。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、複数のダイジェスト動画54を容易に作成することができる。
【0204】
また、第6実施形態では、端末20Bの制御部21は、ユーザBが選択した複数のダイジェスト動画を登録したプレイリスト58を作成してもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、所望のダイジェスト動画54を容易に見返すことができる。
【0205】
<第6変形例(1)>
第6実施形態では、プレイリスト58は、端末20Bの制御部21で作成されたが、サーバ10で作成されてもよい。
第6変形例(1)は、サーバ10がプレイリスト58を作成する変形例である。
【0206】
例えば、端末20Bの制御部21は、第6実施形態と同様に、ダイジェスト動画54を選択する選択ボタン57a~57eを表示部24に表示させると(C61)、ユーザBの選択に基づいてダイジェスト動画54の選択情報をサーバ10に送信する。そして、サーバ10の制御部11は、端末20Bから送信された選択情報に基づいて、A動画~C動画のダイジェスト動画を登録したプレイリスト58を作成してもよい。サーバ10で作成されたプレイリスト58は端末20Bに送信されて、端末20Bの制御部21が、そのプレイリスト58を表示部24に表示させる。
【0207】
このような構成による効果の一例として、プレイリスト58がサーバ10で作成されるため、端末20Bのデータ処理量を抑制することができる。
【0208】
<第7実施形態>
第5実施形態および第6実施形態において、端末20Bの制御部21は、ユーザBの操作に応じて、表示部24で再生する動画をダイジェスト動画から元の動画41に切り替えてもよい。なお、第1実施形態~第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0209】
例えば、端末20Bの制御部21は、第5実施形態と同様に、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54の情報を受信すると(C51)、そのダイジェスト動画54を再生するための再生ボタン55を表示部24に表示させる。ここで、端末20Bの制御部21は、
図32に示すように、配信者が配信した元の動画41を再生するための再生ボタン59を表示部24に表示させてもよい。
このとき、端末20Bの制御部21は、表示部24で再生されるダイジェスト動画54の近傍に再生ボタン59を表示するように表示部24を制御してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、表示部24で再生されるダイジェスト動画54に重畳させて再生ボタン59を表示するように表示部24を制御してもよいし、しなくてもよい。また、再生ボタン55は、端末20Bの記憶部28またはサーバ10の記憶部15に記憶された元の動画41を再生する制御情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0210】
続いて、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる再生ボタン55に対する入力に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。そして、ダイジェスト動画54の再生中に再生ボタン59がユーザBにより入力操作された場合には、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画54から元のA動画41に再生する動画を切り替えるように表示部24を制御してもよい。これにより、表示部24では、元のA動画41が再生されることになる。
【0211】
このとき、端末20Bの制御部21は、元のA動画41を最初から再生してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、切り替える前のダイジェスト動画54の再生位置から元のA動画41を再生してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、ユーザBにより選択された位置から元のA動画41を再生してもよいし、しなくてもよい。
【0212】
ここで、再生ボタン59は、表示部24で再生されているダイジェスト動画54の元の動画41を再生するものである。このため、
図33に示すように、B動画41のダイジェスト動画54Aを再生中に再生ボタン59が入力操作された場合には、端末20Bの制御部21は、A動画41ではなく、B動画41を再生するように表示部24を制御することになる。
なお、端末20Bの制御部21は、複数の元の動画41にそれぞれ対応する複数の再生ボタンを表示部24に表示させてもよい。すなわち、端末20Bの制御部21は、A動画41を再生する専用の再生ボタンと、B動画41を再生する専用の再生ボタンとをそれぞれ表示部24に表示させてもよい。
【0213】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる入力に基づいて、ダイジェスト動画54から、サーバ10から配信された動画41に再生する動画を切り替えるように表示部24を制御する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ダイジェスト動画54から元の動画41に視聴する動画を容易に切り替えることができる。
【0214】
また、第7実施形態では、端末20Bの制御部21は、表示部24で再生されるダイジェスト動画54の近傍に再生ボタン59を表示させてもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ダイジェスト動画54から元の動画41により容易に切り替えることができる。
【0215】
また、第7実施形態では、端末20Bの制御部21は、表示部24で再生されているダイジェスト動画54の元の動画41を再生する再生ボタン59を表示部24に表示させてもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ダイジェスト動画54から元の動画41に1つの再生ボタン59で容易に切り替えることができる。
【0216】
<第7変形例(1)>
第7実施形態において、端末20Bの制御部21は、ユーザBの操作に応じて、表示部24で再生する動画をプレイリスト58のダイジェスト動画54から元の動画41に切り替えてもよい。
【0217】
例えば、端末20Bの制御部21は、第6実施形態と同様に、A動画~C動画のダイジェスト動画54を登録したプレイリスト58を作成する(C62)。ここで、端末20Bの制御部21は、
図34に示すように、配信者が配信した元の動画41を再生するための再生ボタン59を表示部24に表示させてもよい。
【0218】
続いて、端末20Bの制御部21は、プレイリスト58に対するユーザBの入力操作に基づいて、A動画~C動画のダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。そして、ダイジェスト動画54の再生中に再生ボタン59がユーザBにより入力操作された場合には、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画54から元の動画41に再生する動画を切り替えるように表示部24を制御してもよい。例えば、プレイリスト58に登録されたA動画~C動画のダイジェスト動画54のうち、B動画のダイジェスト動画54Aを再生中に再生ボタン59が入力操作された場合には、端末20Bの制御部21は、元のB動画41Aを再生するように表示部24を制御する。
【0219】
このとき、端末20Bの制御部21は、元のB動画41Aを最初から再生してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、切り替える前のダイジェスト動画54Aの再生位置から元のB動画41Aを再生してもよいし、しなくてもよい。また、端末20Bの制御部21は、ユーザBにより選択された位置から元のB動画41Aを再生してもよいし、しなくてもよい。
【0220】
<第7変形例(1)の効果>
第7変形例(1)では、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる入力に基づいて、プレイリスト58のダイジェスト動画54から、サーバ10から配信された動画41に再生する動画を切り替えるように表示部24を制御する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、プレイリスト58のダイジェスト動画54から元の動画41に視聴する動画を容易に切り替えることができる。
【0221】
<第7変形例(2)>
第7実施形態では、端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54の情報を受信した後に再生ボタン59を表示部24に表示したが、再生ボタン59を表示部24に表示することができればよく、これに限定されない。
第7変形例(2)は、サーバ10から配信される動画41が終了した直後に再生ボタン59を端末20Bの表示部24に表示させる変形例である。
【0222】
例えば、端末20Bの制御部21は、第7実施形態と同様に、サーバ10から配信される動画41を表示部24に表示させる(C2)。そして、サーバ10から配信される動画41が終了すると、端末20Bの制御部21は、動画41を再生するための再生ボタン59を表示するように表示部24を制御してもよいし、しなくてもよい。
続いて、端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54の情報を受信すると(C51)、そのダイジェスト動画54を再生するための再生ボタン55を表示部24に表示させてもよい。
【0223】
<第7変形例(2)の効果>
第7変形例(2)では、端末20Bの制御部21は、サーバ10から配信される動画41が終了した直後に、動画41を再生するための再生ボタン59を表示するように表示部24を制御する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、動画41をいつでも見返すことができる。
【0224】
<第8実施形態>
第5実施形態~第7実施形態において、サムネイル56は、ダイジェスト動画54の特徴部分を表示してもよい。
第8実施形態は、サーバ10の制御部11が、ダイジェスト動画54の特徴部分を画像化したサムネイル56を自動的に作成する実施形態である。なお、第1実施形態~第7実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0225】
例えば、サーバ10の制御部11は、第5実施形態と同様に、端末20Bから送信されたギフト情報に基づいて、ユーザBの第1入力T1に対応する部分を再生するためのダイジェスト動画を作成する(B51)。そして、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54の情報に基づいてダイジェスト動画54の特徴部分を検出し、その特徴部分を画像化したサムネイル56を作成してもよい。
【0226】
具体的には、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、動画41の配信者に対するユーザからのコメントの量(例えばコメント数や文字数など)、配信者の音声(例えば音量など)、配信者の表情(例えば口や目の大きさ、または動く回数など)、およびギフト42の水準(例えば課金量など)のうち少なくとも1つに基づいて、ダイジェスト動画54の特徴部分を検出してもよいし、しなくてもよい。
【0227】
例えば、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54における配信者の音量を算出してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、配信者の音量が最も大きい部分をダイジェスト動画54の特徴部分として検出してもよい。
また、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54における配信者の表情を分析してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、例えば、配信者の口の大きさや動く回数が最も大きい部分をダイジェスト動画54の特徴部分として検出してもよい。
【0228】
また、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54においてユーザBが送付したギフト42の水準、例えばギフト42の課金量を算出してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、例えば、ユーザBが送付したギフト42のうち、課金量の最も高いギフト42を送付した部分をダイジェスト動画54の特徴部分として検出してもよい。
また、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54におけるユーザからのコメント量を算出してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、例えば、コメント量が最も多い部分をダイジェスト動画54の特徴部分として検出してもよい。
【0229】
このようにして、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54の特徴部分を検出すると、その特徴部分を画像化したサムネイル56を作成してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、作成されたサムネイル56を、ダイジェスト動画54の特徴と共に端末20Bに送信する(B52)。
これにより、端末20Bの表示部24には、例えば
図27に示すように、ダイジェスト動画54においてギフト42を送付した特徴部分を含むサムネイル56が表示されることになる。
【0230】
<第8実施形態の効果>
第8実施形態では、サーバ10の制御部11が、ダイジェスト動画54の特徴部分に基づいてサムネイル56を自動的に作成する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ダイジェスト動画54の内容を容易に把握することができる。
【0231】
また、第8実施形態では、サムネイル56は、動画41の配信者に対するユーザからのコメントの量、配信者の音声、配信者の表情、およびギフト42の水準のうち少なくとも1つに基づいて作成されてもよい。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ダイジェスト動画54の内容をより容易に把握することができる。
【0232】
<第8変形例(1)>
第8実施形態では、サムネイル56は、サーバ10の制御部11で作成されたが、端末20Bの制御部21で作成されてもよい。
第8変形例(1)は、端末20Bの制御部21が、ダイジェスト動画54の特徴部分を画像化したサムネイル56を自動的に作成する変形例である。
【0233】
例えば、端末20Bの制御部21は、第5実施形態と同様に、サーバから送信されたダイジェスト動画54の特徴を通信部22によって受信すると(C51)、そのダイジェスト動画54の情報を記憶部28に記憶する。ここで、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画54の情報に基づいてダイジェスト動画54の特徴部分を検出し、その特徴部分を画像化したサムネイル56を作成してもよい。
例えば、端末20Bの制御部21は、
図27に示すように、ダイジェスト動画54においてギフト42を送付した特徴部分を含むサムネイル56を作成し、そのサムネイル56を表示するように表示部24を制御する。
【0234】
<第8変形例(1)の効果>
第8変形例(1)では、端末20Bの制御部21が、ダイジェスト動画54の特徴部分に基づいてサムネイル56を自動的に作成する。
このような構成による効果の一例として、端末20Bがサムネイル56を作成するため、サーバ10のデータ処理量を抑制することができる。
【0235】
<第8変形例(2)>
第8実施形態では、サムネイル56は、サーバ10または端末20Bで自動的に作成されたが、ダイジェスト動画54の特徴部分に基づいて作成できればよく、これに限定されない。
第8変形例(2)は、ユーザBがダイジェスト動画54の特徴部分を手動で選択してサムネイル56を作成する変形例である。
【0236】
例えば、端末20Bの制御部21は、第5実施形態と同様に、サーバから送信されたダイジェスト動画54の特徴を通信部22によって受信すると(C51)、そのダイジェスト動画54の情報を記憶部28に記憶する。ここで、端末20Bの制御部21は、サムネイル56を作成するために、ダイジェスト動画54の特徴部分をユーザBに選択させてもよい。
例えば、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画54を再生し、その中から所望の特徴部分をユーザBに選択させてもよいし、させなくてもよい。これにより、端末20Bの制御部21は、ユーザBに選択された特徴部分に基づいてサムネイル56を作成する。
【0237】
<第8変形例(2)の効果>
第8変形例(1)では、端末20Bの制御部21が、ユーザBにより選択されたダイジェスト動画54の特徴部分に基づいてサムネイル56を作成する。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、所望の特徴部分をサムネイル56に表示させることができる。
【0238】
<第9実施形態>
第5実施形態~第8実施形態において、端末20Bの制御部21は、ダイジェスト動画54を再生する再生ボタン55に、ダイジェスト動画54の内容に関する情報を表示させてもよい。なお、第1実施形態~第8実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第9実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0239】
例えば、端末20Bの制御部21は、第5実施形態と同様に、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54の情報を通信部22によって受信すると(C51)、その情報に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するための再生ボタン55を表示部24に表示させる。このとき、端末20Bの制御部21は、
図35に示すように、ダイジェスト動画54の情報に基づいて、ダイジェスト動画54の内容を示す内容情報60を再生ボタン55に表示させてもよい。
【0240】
ここで、内容情報60は、限定ではなく例として、動画41からのダイジェスト動画54の抽出部分を示す時間「3:15~3:30」および「5:00~5:30」を含んでもよいし、含まなくてもよい。また、内容情報60は、ダイジェスト動画54で送付されたギフト42の内容「1000円投げ銭」および「ギフトアイテム送付」を含んでもよいし、含まなくてもよい。
【0241】
そして、端末20Bの制御部21は、ユーザBによる再生ボタン55に対する入力に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。
【0242】
<第9実施形態の効果>
第9実施形態では、再生ボタン55(限定ではなく、第2情報の一例)は、ダイジェスト動画54の内容に関する内容情報60(限定ではなく、ダイジェスト動画54の内容に関する情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、ダイジェスト動画54の内容を容易に把握することができる。
【0243】
<第10実施形態>
第5実施形態~第9実施形態において、ダイジェスト動画54では、ユーザBとは異なる他のユーザから送付されたギフト42が除去されてもよい。なお、第1実施形態~第9実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第10実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0244】
例えば、サーバ10の制御部11は、第5実施形態と同様に、端末20Bから送信されたギフト情報に基づいて、ユーザBの第1入力T1およびT2に対応する部分を再生するためのダイジェスト動画54を作成する(B51)。このとき、ダイジェスト動画54には、端末20Bとは異なる他の端末20のユーザによるギフトが含まれる場合がある。
【0245】
例えば、ユーザBが、
図36に示すように、時刻「3:15」に投げ銭のギフト42を送付する第1入力T1を行い、時刻「5:00」にギフトアイテムのギフト42を送付する第1入力T2を行ったものとする。ここで、他の端末20のユーザが、動画41が表示された他の端末20の表示部24に対する第4入力を時刻「3:30」に行い、ギフトアイテムのギフトGを送付したものとする。
このとき、サーバ10の制御部11は、動画41において第1入力T1の時刻「3:15」と第1入力T2の時刻「5:00」との間を抽出すると、ダイジェスト動画54に他のユーザのギフトGやそのエフェクトなどが含まれるおそれがある。
【0246】
そこで、サーバ10の制御部11は、他のユーザのギフトGがダイジェスト動画54に含まれる場合には、他のユーザのギフトGをダイジェスト動画54から除去してもよい。
例えば、サーバ10の制御部11は、他のユーザのギフトGを含む時刻「3:30」のフレームからギフトGを切り取る処理を施してダイジェスト動画54を作成してもよいし、しなくてもよい。
【0247】
また、他のユーザのギフトGを動画41に重畳表示している場合には、サーバ10の制御部11は、ギフト42の重畳表示を残しつつ、ギフトGの重畳表示のみを除去する処理を施してダイジェスト動画54を作成してもよいし、しなくてもよい。
また、サーバ10の制御部11は、他のユーザのギフトGを含む時刻「3:30」のフレームを間引く処理を施してダイジェスト動画54を作成してもよいし、しなくてもよい。
【0248】
このようにして、他のユーザの第4入力に基づくギフトGが除去されたダイジェスト動画54が作成される。サーバ10の制御部11は、作成されたダイジェスト動画54の情報を端末20Bに送信する(B52)。端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54の情報が通信部22によって受信されると(C51)、
図37に示すように、ダイジェスト動画54を再生するための再生ボタン55を表示部24に表示させる。
【0249】
そして、端末20Bの制御部21は、再生ボタン55に対する入力操作に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。このとき、表示部24には、時刻「3:15」でユーザBがギフト42を送付した場面の後、時刻「3:30」では他のユーザのギフトGが除去された配信者のみの場面が表示される。続いて、表示部24には、時刻「5:00」でユーザBがギフト42を送付した場面が表示される。このように、表示部24には、ユーザBのギフト42以外のギフトGを除去したダイジェスト動画54が再生される。
【0250】
<第10実施形態の効果>
第10実施形態では、動画41は、端末20Bとは異なる他の端末20のユーザによる、動画41が表示された他の端末20の表示部24に対する第4入力に基づくギフトG(限定ではなく、画像情報の一例)を含む。そして、ダイジェスト動画54(限定ではなく、第1動画の一例)は、ギフトGが除去される。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、自身がギフト42を送付した場面のみを含むダイジェスト動画54を視聴することができる。
【0251】
<第11実施形態>
第1実施形態~第10実施形態において、端末20Bの表示部24で動画41またはダイジェスト動画54を再生する場合に、ユーザBが送付したギフト42の内容を表示させてもよい。なお、第1実施形態~第10実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第11実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0252】
例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bから送信されたギフト情報に基づいて、ユーザBの第1入力T1およびT2に対応する部分を再生するためのダイジェスト動画54を作成する(B51)。ここで、サーバ10の制御部11は、第1入力T1およびT2に対応するダイジェスト動画54の場面で、ユーザBが送付したギフト42の内容を表示させる内容情報を作成してもよい。
【0253】
サーバ10の制御部11は、作成した内容情報を、ダイジェスト動画54と共に端末20Bに送信する(B52)。端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54の情報が通信部22によって受信されると(C51)、
図38に示すように、ダイジェスト動画54を再生するための再生ボタン55を表示部24に表示させる。
【0254】
そして、端末20Bの制御部21は、再生ボタン55に対する入力操作に基づいて、ダイジェスト動画54を再生するように表示部24を制御する(C52)。このとき、端末20Bの制御部21は、ユーザBが第1入力T1した時刻「3:15」の場面で、「1000円をあなたが投げ銭しました。」といったギフト42の内容情報61を表示部24に表示させる。続いて、端末20Bの制御部21は、ユーザBが第1入力していない時刻「3:30」の場面では、ギフト42の内容情報61を表示部24に表示させず、ユーザBが第1入力T2した時刻「5:00」の場面で、「ギフトアイテムをあなたが送付しました。」といったギフト42の内容情報61を表示部24に表示させる。
【0255】
<第11実施形態の効果>
第11実施形態では、動画41に関連する第2情報は、第1入力T1およびT2の内容に関する内容情報61(限定ではなく、第1入力T1およびT2の内容に関する情報の一例)を含む。
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、自身が送付したギフト42の内容を容易に把握することができる。
【0256】
<第12実施形態>
第1実施形態~第11実施形態において、動画41の配信者は、自身の動画41に関連するタイムスタンプまたはダイジェスト動画54をサーバ10から受信した端末20BのユーザBに対してコンテンツを送信してもよい。なお、第1実施形態~第11実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。
第12実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0257】
<情報処理>
図39は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0258】
例えば、サーバ10の制御部11は、第5実施形態と同様に、端末20Bから送信されたギフト情報に基づいてダイジェスト動画54を作成すると(B51)、そのダイジェスト動画54の情報を端末20Bに送信する(B52)。ここで、サーバ10は、
図40に示すように、端末20Aから端末20Bおよび20Cに動画41を配信する所定のコミュニティCを形成し、そのコミュニティCに含まれる端末20Bにダイジェスト動画54aを送信したものとする。
【0259】
端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたダイジェスト動画54aを受信すると(C51)、ユーザBの操作に応じてダイジェスト動画54aを再生するように表示部24を制御する(C52)。一方、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54aの情報を端末20Bに送信すると(B52)、動画41の配信者の端末20Aにダイジェスト動画54aの送信先情報を送信してもよい(B121)。
【0260】
なお、送信先情報は、ダイジェスト動画54を送信した端末20Bおよび20Cにコンテンツを送付するための情報であり、例えばメールアドレスやSNSサービスのアドレスなどの連絡先情報を含んでもよい。また、コンテンツは、メッセージなどの情報を伝達できる形態であればよく、例えば、文字情報、画像情報および音声情報などから構成することができる。
【0261】
ここで、サーバ10の制御部11は、配信者の端末20Aとダイジェスト動画54aの送信先の端末20Bとが所定のコミュニティCに含まれるか否かを判定し、所定のコミュニティCに含まれる場合に、送信先情報を端末20Aに送信してもよい。
なお、所定のコミュニティCは、例えば、配信者の端末20Aから端末20Bへのコンテンツの送信は許可する一方、端末20Bから端末20Aへのコンテンツの送信は制限される関係性を有してもよい。
【0262】
また、サーバ10の制御部11は、ユーザBによる配信者の動画41の視聴に関する視聴情報を端末20Aに送信してもよい。
ここで、視聴情報は、例えば、サーバ10から端末20Bに送信したダイジェスト動画54a~54cの数、すなわち端末20Bが取得したダイジェスト動画54a~54cの数を含んでもよいし、含まなくてもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bが3つのダイジェスト動画54a~54cを取得している場合には、その数を含む視聴情報を端末20Aに送信してもよい。また、サーバ10の制御部11は、端末20Cが取得しているダイジェスト動画54bの数をさらに含む視聴情報を端末20Aに送信してもよい。
【0263】
また、視聴情報は、端末20Bが取得したダイジェスト動画54a~54cの数の増加量を含んでもよいし、含まなくてもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bが取得するダイジェスト動画54a~54cの数の増加率を算出し、その増加率を含む視聴情報を端末20Aに送信してもよい。
また、視聴情報は、端末20Bが取得しているダイジェスト動画54a~54cのリスト情報を含んでもよいし、含まなくてもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、端末20Bが取得しているダイジェスト動画54a~54cの情報をリスト化し、そのリスト情報を含む視聴情報を端末20Aに送信してもよい。
【0264】
また、視聴情報は、端末20BのユーザBが配信者の動画41に対して送付したコメントを含んでもよいし、含まなくてもよい。例えば、「このギフト42は、一週間、食費を制限して送付しました」など、配信者に対して自身をアピールするようなコメントが動画41に対して送付された場合に、サーバ10の制御部11は、そのコメントを視聴情報として端末20Aに送信してもよい。
【0265】
端末20Aの制御部21は、サーバ10から送信された送信先情報と視聴情報を受信すると、視聴情報を表示するように表示部24を制御する。そして、配信者が視聴情報を確認してユーザBにコンテンツを送付するか否かが判断される。このとき、配信者は、例えば、端末20Bおよび20Cが取得しているダイジェスト動画54の数、増加量、リスト情報などを比較して、ユーザBにコンテンツを送付するか否かを判断してもよい。
そして、配信者によりコンテンツを送付する操作が行われた場合には、端末20Aの制御部21は、送信先情報に基づいて、ユーザB宛てのコンテンツをサーバ10に送信する(A121)。例えば、配信者は、ダイジェスト動画54の取得に対するお礼のメッセージや動画41の配信予定などを含むコンテンツを送信してもよい。サーバ10の制御部11は、端末20Aから送信されたコンテンツを受信すると、そのコンテンツを端末20Bに送信する(B122)。そして、端末20Bの制御部11は、サーバ10から送信されたコンテンツを受信すると、そのコンテンツを表示するように表示部24を制御する(C121)。
【0266】
<第12実施形態の効果>
第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、ダイジェスト動画54を端末20Bに送信した場合に、その送信先情報を動画41の配信者の端末20Aに送信する。
このような構成による効果の一例として、動画41の配信者からユーザBの端末20Bにコンテンツを送付できるため、配信者と視聴者のユーザBとの心的な距離を近づけることができる。
【0267】
また、第12実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザBによる動画41の視聴情報を端末20Aに送信してもよい。
このような構成による効果の一例として、配信者は、自身の動画41に関心が高いユーザBを把握できるため、そのユーザBに適切なコンテンツを送付することができる。
【0268】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0269】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク