(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023076783
(43)【公開日】2023-06-02
(54)【発明の名称】波動発生器
(51)【国際特許分類】
A61F 13/00 20060101AFI20230526BHJP
【FI】
A61F13/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021189763
(22)【出願日】2021-11-23
(71)【出願人】
【識別番号】518177021
【氏名又は名称】小川 陽吉
(71)【出願人】
【識別番号】521004653
【氏名又は名称】加藤 健吾
(71)【出願人】
【識別番号】521004664
【氏名又は名称】杉山 純夫
(74)【代理人】
【識別番号】100145861
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 薫
(72)【発明者】
【氏名】小川 陽吉
(72)【発明者】
【氏名】加藤 健吾
(72)【発明者】
【氏名】杉山 純夫
(57)【要約】
【課題】着色された所定の形状により所定の波動を発生させることができる波動発生器を提供する。
【解決手段】波動発生器1は、着色された所定の形状10により所定の波動を発生させることができる。所定の形状10は、一の円10Aとすることが好ましく、円10Aは、正円とすることが更に好ましい。着色は、RGB値に含まれるR値、G値、B値のうち少なくともR値が200以上255以下とすることが好ましい。着色は、黄、赤、スカイブルー、パステルカラー、肌色、白緑のいずれかとすることが好ましい。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着色された所定の形状により所定の波動を発生させることを特徴とする波動発生器。
【請求項2】
前記所定の形状は、一の円とすることを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項3】
前記円は、正円とすることを特徴とする請求項2に記載の波動発生器。
【請求項4】
前記着色は、RGB値におけるR値、G値、B値のうち少なくともR値が200以上255以下とすることを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項5】
前記着色は、黄色、赤色、スカイブルー、パステルカラー、肌色、白緑のいずれかとすることを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項6】
前記着色された所定の形状は、所定の平板状の物体の片面または両面に描かれることを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項7】
前記着色された所定の形状が前記片面に描かれた前記所定の平板状の物体は、矩形状とすることを特徴とする請求項6に記載の波動発生器。
【請求項8】
前記矩形状の物体における前記着色された所定の形状の背景は、白色とすることを特徴とする請求項7に記載の波動発生器。
【請求項9】
前記矩形状は、長方形とするとともに、前記一の円は、前記矩形状の物体の相互に対向する2組の辺部のうち長辺部と内接または近接するように描くことを特徴とする請求項7に記載の波動発生器。
【請求項10】
前記着色された所定の形状が前記両面に描かれた前記所定の平板状の物体は、円形状とすることを特徴とする請求項6に記載の波動発生器。
【請求項11】
前記円形状は、前記着色された所定の形状と同形状かつ同寸法とし、前記円形状と前記着色された所定の形状の位置を一致させることを特徴とする請求項10に記載の波動発生器。
【請求項12】
前記着色された所定の形状を複数重ねて合わせて形成されることを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項13】
前記複数重ね合わせた前記着色された所定の形状は、位置を一致させることを特徴とする請求項12に記載の波動発生器。
【請求項14】
前記複数は、3の倍数とすることを特徴とする請求項12に記載の波動発生器。
【請求項15】
前記複数は、9の倍数とすることを特徴とする請求項12に記載の波動発生器。
【請求項16】
前記所定の平板状の物体は、所定のケース内に収納されることを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項17】
前記所定のケースは、透明または半透明のケースとし、前記所定の平板状の物体を収納した状態で、前記着色された所定の形状が前記所定のケースの外面から視認可能とすることを特徴とする請求項16に記載の波動発生器。
【請求項18】
前記所定の平板状の物体は、前記所定のケースに収納された状態で前記所定のケースの内面側との間で隙間が形成されることを特徴とする請求項16に記載の波動発生器。
【請求項19】
前記着色された所定の形状は、三角柱形状の物体の側面の3面のそれぞれの片面または両面に描かれることを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項20】
前記着色された所定の形状は、他の物体における波動の発生を解除することを特徴とする請求項1に記載の波動発生器。
【請求項21】
着色された所定の形状により所定の波動を発生させることを特徴とする波動発生方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の波動を発生させることができる波動発生器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から各種の波動発生器が提案されており、例えば、特許文献1には、低周波電流、電磁波及び/又は音波を利用して、疾病を効果的に治療することができる波動発生器(波動治療装置)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、波動は人体や各種の物体から発生することが知られているが、更に簡易かつ良好な波動を発生させる機器の開発が望まれていた。例えば、本発明者により波動は着色された所定の形状からも発生することが明らかとされた。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、着色された所定の形状により所定の波動を発生させることができる波動発生器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る波動発生器は、着色された所定の形状により所定の波動を発生させることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、上記構成により、着色された所定の形状により所定の波動を発生させることができる波動発生器を提供することができる。
【0008】
前記所定の形状は、一の円とすることが好ましく、前記円は、正円とすることが更に好ましい。
【0009】
前記着色は、RGB値に含まれるR値、G値、B値のうち少なくともR値が200以上255以下とすることが好ましい。
【0010】
前記着色は、黄、赤、スカイブルー、パステルカラー、肌色、白緑のいずれかとすることが好ましい。
【0011】
前記着色された所定の形状は、所定の平板状の物体の片面または両面に描かれることが好ましい。
【0012】
前記着色された所定の形状が前記片面に描かれた前記所定の平板状の物体は、矩形状とすることが好ましく、前記矩形状の物体における前記着色された所定の形状の背景は、白色とすることが好ましい。
【0013】
前記矩形状は、長方形とするとともに、前記一の円は、前記矩形状の物体の相互に対向する2組の辺部のうち長辺部と内接または近接するように描くことが好ましい。
【0014】
前記着色された所定の形状が前記両面に描かれた前記所定の平板状の物体は、円形状とすることが好ましく、前記円形状は、前記着色された所定の形状と同形状かつ同寸法とし、前記円形状と前記着色された所定の形状の位置を一致させることが好ましい。
【0015】
前記着色された所定の形状を複数重ねて合わせて形成されることが好ましく、前記複数重ね合わせた前記着色された所定の形状は、位置を一致させることが好ましい。
【0016】
前記複数は、3の倍数とすることが好ましく、前記複数は、9の倍数とすることが更に好ましい。
【0017】
前記所定の平板状の物体は、所定のケース内に収納されることが好ましく、前記所定のケースは、透明または半透明のケースとし、前記所定の平板状の物体を収納した状態で、前記着色された所定の形状が前記所定のケースの外面から視認可能とすることが好ましい。
【0018】
前記所定の平板状の物体は、前記所定のケースに収納された状態で前記所定のケースの内面側との間で隙間が形成されることが好ましい。
【0019】
前記着色された所定の形状は、三角柱形状の物体の側面の3面のそれぞれの片面または両面に描かれることが好ましい。
【0020】
上記の如く構成された前記着色された所定の形状は、他の物体における波動の発生を解除しつつ良好な波動を発生させることができる。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように、本発明によれば、着色された所定の形状により所定の波動を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の実施形態に係る波動発生器の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は底面図である。
【
図2】同波動発生器の構成を示す別の図で、(a)は平面図、(b)は底面図である。
【
図3】同波動発生器の構成を示す更に別の図で、(a)は平面図、(b)は底面図である。
【
図4】同波動発生器を複数重ね合わせた状態を示す正面図である。
【
図5】同波動発生器をケースに収納した状態を示す正面図である。
【
図6】着色された所定の形状を三角柱状の物体に描いた状態を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【
図7】着色された所定の形状を三角柱状の物体に描いた状態を示す別の図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【
図8】着色された所定の形状を三角柱状の物体に描いた状態を示す更に別の図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る波動発生器の構成を示す図、
図2は、同波動発生器の構成を示す別の図、
図3は、同波動発生器の構成を示す更に別の図、
図4は、同波動発生器を複数重ね合わせた状態を示す正面図、
図5は、同波動発生器をケースに収納した状態を示す正面図、
図6は、着色された所定の形状を三角柱状の物体に描いた状態を示す図、
図7は、着色された所定の形状を三角柱状の物体に描いた状態を示す別の図、
図8は、着色された所定の形状を三角柱状の物体に描いた状態を示す更に別の図である。
【0024】
本発明の波動発生器1は、着色された所定の形状10により所定の波動を発生させることができる。すなわち、所定の形状10は、一の円10Aとすることが好ましく、円10Aは、正円とすることが更に好ましい。所定の形状10を一の円10A、更には正円とすることで良好な波動を発生させることができる。波動発生器1のパワーは、着色された所定の形状10の大きさに比例して大きくすることができる。
【0025】
着色は、一の円10Aの内側の領域10aに施すことができる。着色は、RGB値に含まれるR値、G値、B値のうち少なくともR値が200以上255以下とすることが好ましい。着色を、少なくともR値が200以上255以下とすることで更に良好な波動を発生させることができる。
【0026】
より詳しくは、着色は、黄色、赤色、スカイブルー、パステルカラー、肌色、白緑のいずれかとすることが好ましい。黄色は、例えば、R値を255、G値を255、B値を0とすることができ、赤色は、R値を255、G値を0、B値を0とすることができ、スカイブルーは、R値を222、G値を235、B値を247とすることができ、肌色は、R値を249、G値を241、B値を192とすることができ、白緑は、R値を218,G値を234、B値を208とすることができる。
【0027】
着色された所定の形状10は、所定の平板状の物体20の片面または両面に描かれることが好ましい。物体20は、紙、木、金属、非金属等各種のものを採用することができる。物体20は、例えば、硬質塩化ビニルにより形成することができる。
【0028】
すなわち、
図1に示すように、物体20のうち着色された所定の形状10が片面(表面21a)に描かれた所定の平板状の物体21は、矩形状とすることが好ましく、矩形状の物体21における着色された所定の形状10の背景10´は、白色とすることが好ましい。背景10´を白色とすることで更に良好な波動を発生させることができる。
【0029】
ここで、矩形状は、長方形とすることができ、一の円10Aは、矩形状の物体21の相互に対向する2組の辺部21A,21Bのうち長辺部21Aと内接または近接するように描くことが好ましい。一の円10Aを、矩形状の物体21の長辺部21Aと内接または近接するように描くことにより更に良好な波動を発生させることができる。
【0030】
また、
図2に示すように、着色された所定の形状10が両面(表面22aおよび裏面22b)に描かれた所定の平板状の物体22は、円形状とすることが好ましく、円形状は、着色された所定の形状10と同形状かつ同寸法とし、物体22の円形状と着色された所定の形状10の位置を一致させることが好ましい。物体22の円形状と着色された所定の形状10の位置を一致させることにより更に良好な波動を発生させることができる。
【0031】
なお、
図3に示すように、矩形状の物体21の両面(表面21aおよび裏面21b)に着色された所定の形状10を描き、所定の形状10の背景10´を、白色とすることとしてもよい。この場合にあっても良好な波動を発生させることができる。
【0032】
図4に示すように、着色された所定の形状10が片面(表面21a)に描かれた所定の平板状の物体21および着色された所定の形状10が両面(表面21aおよび裏面21b)に描かれた所定の平板状の物体22のいずれも複数重ねて合わせて形成されることが好ましい。物体21,22を複数重ね合わせて形成することにより更に良好な波動を発生させることができる。複数重ね合わせた着色された所定の形状10は、位置を一致させることが好ましい。位置を一致させることで更に良好な波動を発生させることができる。複数は、3の倍数とすることが好ましく、9の倍数とすることが更に好ましい。複数を9の倍数として物体21,22を重ね合わせることによりスカラー波を発生させることができる。
【0033】
なお、着色された所定の形状10が両面(表面21aおよび裏面21b)に描かれた場合には、片面(表面21a)に描かれた場合に対し半分の枚数とすることとしても同等のパワーを発生させることができる。
【0034】
図5に示すように、所定の平板状の物体21,22は、所定のケース100内に収納されることが好ましい。所定のケース100は、透明または半透明のケース100とし、所定の平板状の物体21,22を収納した状態で、着色された所定の形状10が所定のケースの外面から視認可能とすることが好ましい。所定の平板状の物体21,22は、所定のケース100に収納された状態で所定のケース100の内面100a側との間で隙間dが形成されることが好ましい。隙間dを形成することにより更に良好な波動を発生させることができる。
【0035】
なお、
図6乃至
図8に示すように、着色された所定の形状10は、三角柱形状の物体23の側面の3面のそれぞれの片面(表面23aまたは裏面23b)または両面(表面23aおよび裏面23b)に描かれることとしてもよい。
【0036】
このように構成された波動発生器1の着色された所定の形状10は、他の物体における波動の発生を解除しつつ良好な波動を発生させることができる。
【0037】
すなわち、他の物体を所定の平板状の物体21の所定の形状10が描かれた面側と接触または近接させることにより、または他の物体を三角柱形状の物体23の内側の空間23´に載置することにより、他の物体における波動の発生を解除しつつ良好な波動を発生させることができる。
【0038】
以上説明したように、本実施形態によれば、波動発生器1は、上記構成により、物体21,22,23に描かれた着色された所定の形状10により所定の波動を発生させることができる。より詳しくは、波動発生器1は、着色された所定の形状10が描がかれた物体21,22,23の表面21a,22a,23a側および裏面21b,22b,23bにおいて全周波数を発生させることができ、他の物体の極性を正常化することができる。
【0039】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において種々の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0040】
d:隙間
1:波動発生器
10:所定の形状
10A:一の円
10a:内側の領域
10´:背景
20,21,22,23:物体
21A,21B:辺部
21a:表面
21b:裏面
22a:表面
22b:裏面
23a:表面
23b:裏面
23´:内側の空間
100:ケース
100a:内面