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  • 特開-ボルトナット緩止装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023077360
(43)【公開日】2023-06-05
(54)【発明の名称】ボルトナット緩止装置
(51)【国際特許分類】
   F16B 39/02 20060101AFI20230529BHJP
   F16B 39/12 20060101ALI20230529BHJP
【FI】
F16B39/02 R
F16B39/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021202928
(22)【出願日】2021-11-24
(71)【出願人】
【識別番号】500514878
【氏名又は名称】松久 和夫
(72)【発明者】
【氏名】松久 和夫
(57)【要約】
【課題】従来のボルト,ナットの締付後の緩み防止は,付属品にワッシャを用いて行っているが振動による緩みを生じるという問題があった。緩みは,振動によりボルト又ナットが回ることで,ボルトとナット間の長さが伸びる現象である。このため,ボルト4と締付ナット3間の長さを一定に保つことで緩み防止を可能とする。
【解決手段】切込入ナット1,内側が円錐台状ナット2の組み合わせにより,切込入ナット1はボルト4と一体化する。この切込入ナット1により締付ナット3を押えるとボルト4,と締付ナット3間の長さは変動しない。これにより,ボルト,ナットの締付後の緩み防止をすることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
締付ナット3上面のボルト4に,切込入ナット1を取付締付後,切込入ナット1の上端,外側を内側が円錐台状ナット2で締付けた,ボルトナット緩止装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボルトとナットの締付後の緩み防止に関するものであり,切込7を入れたナット,及び内側を円錐台状に加工したナットの組合せにより緩み防止を行うものである。
【背景技術】
【0002】
従来,ボルトとナットの締付後の緩み防止を行う場合,ボルトとナットの間にワッシャを挿入して行っている。この場合ボルト,ナットに振動が加わると緩みを生じることがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は,締付後のボルト,ナットに振動が加わった場合,ボルト,ナットが緩まない,緩み防止装置の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は,締付ナット3上面の,ボルト4に,切込入ナット1を取付締付後,内側が円錐台状ナット2を,切込入ナット1の上端,外側に取付締付を行う手段を講じたものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は,締付後のボルト,ナットに振動が加わった場合において,ボルト,ナットの緩み防止を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1はこの発明の部品を取付た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は,取付が完了した状態である,取付手順は,締付ナット3を切込入ナット1により締付後,内側が円錐台状ナット2を用いて切込入ナット1の上端,外側を締付ける。この場合,内側が円錐台状ナット2は,ナットの内側形状が円錐台状であることからボルト4の中心線方向へ押す力が生じる。この力により切込入ナット1は縮むことから,ボルト山の外周5を締付ける。この結果,切込入ナット1とボルト4は一体化する。この状態の切込入ナット1により押えられた締付ナット3は,ボルト4と,それぞれ単独での動きを難しくすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0008】
本発明にかかわる,ボルト4と一体化した切込入ナット1により,締付ナット3を押える装置は,緩み防止が不可欠な用途に適用できる。
【符号の説明】
【0009】
1 切込入ナット
2 内側が円錐台状ナット
3 締付ナット
4 ボルト
5 ボルト山の外周
6 締付物品
7 切込
図1