(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023077680
(43)【公開日】2023-06-06
(54)【発明の名称】コンテナ管理サーバ、コンテナ管理方法、及びコンテナ管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/08 20120101AFI20230530BHJP
【FI】
G06Q50/08
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021191046
(22)【出願日】2021-11-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-03-31
(71)【出願人】
【識別番号】521515355
【氏名又は名称】株式会社エスエムエス
(74)【代理人】
【識別番号】110000785
【氏名又は名称】SSIP弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】辻 雅敏
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC07
(57)【要約】
【課題】利便性を向上させることが可能なコンテナ管理サーバ等を提供する。
【解決手段】コンテナ管理サーバは、作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナを管理する。コンテナ管理サーバは、複数のコンテナのそれぞれについて、コンテナを識別するための識別情報とコンテナを管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶するように構成された識別情報記憶部と、コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象のコンテナの識別情報と回収対象のコンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを回収依頼として受け付けるように構成された依頼受付部と、回収依頼に含まれる識別情報に基づいてコンテナ管理会社を選択して、選択したコンテナ管理会社のコンテナの担当者に回収依頼があったことを通知するように構成された依頼通知部と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナを管理するためのコンテナ管理サーバであって、
前記複数のコンテナのそれぞれについて、前記コンテナを識別するための識別情報と前記コンテナを管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶するように構成された識別情報記憶部と、
前記コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象の前記コンテナの前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付けるように構成された依頼受付部と、
前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナを管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナの担当者に前記回収依頼があったことを通知するように構成された依頼通知部と、
を備えるコンテナ管理サーバ。
【請求項2】
前記コンテナ管理会社又は前記担当者に関する情報である管理者情報に基づいて、前記担当者が使用する担当者端末を管理者として登録するように構成された管理者登録部と、
前記管理者登録部が登録した前記担当者端末に対して前記コンテナの設置登録の受付画面を表示させ、前記担当者端末から前記作業現場に設置される前記コンテナの前記識別情報と設置時の前記コンテナの前記位置情報とを受信するように構成された設置情報受付部と、
前記設置情報受付部が受け付けた情報と前記管理者登録部が受け付けた情報とを関連付けて記憶するように構成された設置情報記憶部と、
を備える
請求項1に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項3】
前記識別情報は、前記コンテナに貼付されるシールの二次元コードの読取情報である
請求項1又は2に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項4】
前記コンテナの回収依頼時の前記位置情報は、前記二次元コードを読み取ったときの前記依頼者端末の位置を示す情報である
請求項3に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項5】
前記コンテナの設置時の前記位置情報は、前記二次元コードを読み取ったときの前記担当者が使用する担当者端末の位置を示す情報である
請求項3に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項6】
前記依頼者端末に前記依頼者の連絡先情報の入力画面を表示させ、前記依頼者端末から入力された前記連絡先情報のみで依頼者登録するように構成された依頼者登録部をさらに備え、
前記依頼受付部は、前記依頼者登録部が依頼者登録した前記依頼者端末に対して前記コンテナの前記回収依頼の受付画面を表示させるように構成される
請求項3乃至5の何れか一項に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項7】
前記依頼受付部は、前記依頼者端末が前記二次元コードを読み取った場合に、前記コンテナの前記位置情報、前記二次元コードに対応する前記コンテナ管理会社の会社名、及び前記コンテナの設置日を示す情報と、前記廃棄物量の程度を示す選択肢とを前記依頼者端末に表示させ、表示内容の確定操作がなされた場合に、前記回収依頼として受け付けるように構成される
請求項3乃至6の何れか一項に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項8】
前記担当者が使用する担当者端末に、前記位置情報に基づいて前記コンテナ管理会社の貸し出し中の一以上の前記コンテナを示すアイコンを地図上に重畳するように表示させるように構成された位置情報提供部をさらに備え、
前記位置情報提供部は、前記担当者端末に、前記回収依頼が出ている前記コンテナを区別可能に表示させる
請求項1乃至7の何れか一項に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項9】
前記作業現場に関する現場情報と前記コンテナの貸出先である排出事業者を示す顧客情報とを含むマスタ情報を担当者端末から取得するように構成されたマスタ情報取得部と、
前記担当者端末に、入力された前記マスタ情報を閲覧するための閲覧画面を表示させるように構成されたマスタ情報提供部と、
を備える
請求項1乃至8の何れか一項に記載のコンテナ管理サーバ。
【請求項10】
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナを管理するためのコンテナ管理方法であって、
コンテナ管理サーバが、前記複数のコンテナのそれぞれについて、前記コンテナを識別するための識別情報と前記コンテナを管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶する識別情報記憶ステップと、
前記コンテナ管理サーバが、前記コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象の前記コンテナの前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付ける依頼受付ステップと、
前記コンテナ管理サーバが、前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナを管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナの担当者に前記回収依頼があったことを通知する依頼通知ステップと、
を備えるコンテナ管理方法。
【請求項11】
コンピュータに、
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナのそれぞれについて、前記コンテナを識別するための識別情報と前記コンテナを管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶する識別情報記憶手順、
前記コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象の前記コンテナの前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付ける依頼受付手順、
前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナを管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナの担当者に前記回収依頼があったことを通知する依頼通知手順、
を実行させるためのコンテナ管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテナ管理サーバ、コンテナ管理方法、及びコンテナ管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
工場、建設現場等の作業現場では、産業廃棄物が排出される。そのため、作業現場において、それらを集積するための一以上のコンテナが配置される場合がある。コンテナに集積された産業廃棄物は、まとめて搬送され、産業廃棄物を処理する処理事業者によって処理される。一般的には、コンテナは、コンテナ管理会社(例えば、産業廃棄物の処理事業者、収集事業者、コンテナ所有者)によって、産業廃棄物を排出する排出事業者(例えば、建設会社、工事会社、不動産事業者)に貸し出される。作業現場に設置されたコンテナは、作業が終了したときやコンテナが満杯状態のときに回収される。
【0003】
このような作業現場に設置されるコンテナを管理するためのシステムが知られている。例えば、特許文献1には、廃棄物コンテナの管理システムが開示されている。このシステムでは、廃棄物コンテナに情報取得装置が設けられる。情報取得装置は、廃棄物コンテナの位置情報を周期的に取得するとともに通信網を介して管理サーバに送信するように構成されている。また、このシステムでは、貸し出し期間の経過又は情報取得装置によって管理サーバに送信される充填度情報に基づいて、処理事業者が廃棄物コンテナを回収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
作業現場において、コンテナの状態を目視した者がコンテナの回収依頼を行う場合がある。しかし、コンテナの回収依頼をかける依頼者は、そのコンテナを管理するコンテナ管理会社の会社名やその連絡先を知らない場合がある。コンテナ管理会社は、作業現場によって異なる場合もあるし、同じ作業現場においてもコンテナごとで異なる場合もある。このような場合、依頼者はコンテナ管理会社を確認して連絡する必要があり、回収依頼時に手間がかかる。
【0006】
一方、回収依頼を受けたコンテナ管理会社も、依頼者、排出事業者、作業現場の位置等を確認することがある。コンテナ管理会社がそのような情報を予め取得していない場合には、特に確認作業に手間がかかる。例えば、コンテナを作業現場に設置する段階で、排出事業者及び作業現場に関するマスタ情報がデータベースに登録されていない場合、回収依頼の段階で依頼者とコンテナ管理会社との間でゼロベースからの確認作業が必要となる。このようなシステムでは、手間がかかるため、利便性が低い。
【0007】
特許文献1が開示するシステムは、1つのコンテナ管理会社が複数の依頼者を相手にするためのシステムである。しかし、このシステムは、管理サーバを複数のコンテナ管理会社が共有可能な構成ではない。また、特許文献1が開示するシステムは、処理事業者がコンテナの回収時期を判断するように構成されているため、現場作業者がコンテナの状態(例えば充填度)を目視して回収依頼を行う構成ではない。そのため、特許文献1には、上記の利便性が低いことを改善する手段が開示されていない。
【0008】
上述の事情に鑑みて、本開示は、利便性を向上させることが可能なコンテナ管理サーバ等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係るコンテナ管理サーバは、
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナを管理するためのコンテナ管理サーバであって、
前記複数のコンテナのそれぞれについて、前記コンテナを識別するための識別情報と前記コンテナを管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶するように構成された識別情報記憶部と、
前記コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象の前記コンテナの前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付けるように構成された依頼受付部と、
前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナを管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナの担当者に前記回収依頼があったことを通知するように構成された依頼通知部と、
を備える。
【0010】
本開示に係るコンテナ管理方法は、
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナを管理するためのコンテナ管理方法であって、
コンテナ管理サーバが、前記複数のコンテナのそれぞれについて、前記コンテナを識別するための識別情報と前記コンテナを管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶する情報記憶ステップと、
前記コンテナ管理サーバが、前記コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象の前記コンテナの前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付ける依頼受付ステップと、
前記コンテナ管理サーバが、前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナを管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナの担当者に前記回収依頼があったことを通知する依頼通知ステップと、
を備える。
【0011】
本開示に係るコンテナ管理プログラムは、
コンピュータに、
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナのそれぞれについて、前記コンテナを識別するための識別情報と前記コンテナを管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶する情報記憶手順、
前記コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象の前記コンテナの前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付ける依頼受付手順、
前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナを管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナの担当者に前記回収依頼があったことを通知する依頼通知手順、
を実行させる。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、利便性を向上させることが可能なコンテナ管理サーバ等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】一実施形態に係るコンテナ管理サーバを含む廃棄物収集支援システムの構成を概略的に示すブロック図である。
【
図2】一実施形態に係るコンテナ管理サーバの構成を概略的に示すブロック図である。
【
図3】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが依頼者端末に表示させるメニュー画面の一例を示す図である。
【
図4】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが依頼者端末に表示させる依頼受付画面の一例を示す図である。
【
図5】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが担当者端末に表示させるメニュー画面の一例を示す図である。
【
図6】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが担当者端末に表示させる設置登録受付画面の一例を示す図である。
【
図7】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが依頼者端末に表示させる依頼者登録画面の一例を示す図である。
【
図8】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが依頼者端末に表示させる依頼者登録画面の一例を示す図である。
【
図9】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが依頼者端末に表示させる依頼者登録画面の一例を示す図である。
【
図10】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが担当者端末に表示させるコンテナの位置情報の一例を示す図である。
【
図11】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが担当者端末に表示させるコンテナマスタ画面の一例を示す図である。
【
図12】一実施形態に係るコンテナ管理サーバが実行する処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
【0015】
(廃棄物収集支援システムの構成)
一実施形態に係る廃棄物収集支援システム1の全体構成を説明する。
図1は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100を含む廃棄物収集支援システム1の構成を概略的に示すブロック図である。
【0016】
廃棄物収集支援システム1は、作業現場で発生する廃棄物の収集を支援するためのシステムである。廃棄物収集支援システム1は、コンテナ管理サーバ100と、一以上の依頼者端末200と、一以上の担当者端末300と、を備える。コンテナ管理サーバ100と、依頼者端末200と、担当者端末300とは、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。ネットワークNWは、WAN(World Area Network)、LAN(Local Area Network)等から構成される。
【0017】
コンテナ管理サーバ100は、作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナ400を管理するためのサーバ装置である。コンテナ管理サーバ100は、一以上の作業現場について総合的に管理するように構成される。なお、本願において、コンテナ400は、広義に解釈され、コンテナ型容器に限られず、かご型容器も含む。すなわち、コンテナ400は、廃棄物を収容する容器であればよい。
【0018】
依頼者端末200は、コンテナ400の回収依頼を行う依頼者が使用する通信端末である。担当者端末300は、コンテナ400の担当者が使用する通信端末である。現場で作業する建設会社などの従業員がコンテナ400の状態を見て回収依頼をかけることが多いため、基本的には依頼者端末200を使用する依頼者は現場で作業する作業者である。なお、コンテナ400の回収依頼をかける依頼者は、コンテナ400の担当者、コンテナ管理会社の従業員であってもよい。後述する依頼者登録を済ませてあれば、担当者端末300は依頼者端末200としても動作し得る。
【0019】
依頼者端末200及び担当者端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ、ハンドスキャナ等の携帯型の通信端末である。依頼者端末200及び担当者端末300は、自装置の位置を取得する機能と、コンテナ400ごとに固有に付与される識別情報を読み取るための機能とを備える。
【0020】
依頼者端末200及び担当者端末300は、例えば、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、GPS(Global Positioning System)等の測位システムを利用することによって自装置の位置を取得してもよい。依頼者端末200及び担当者端末300は、例えば、カメラ、スキャナ等を利用することによって識別情報を読み取るように構成されてもよい。
【0021】
コンテナ400を識別するための識別情報は、二次元コードの読取情報であってもよい。この場合、例えば、
図1に示すように、コンテナ400に貼付されるシール410から二次元コードを光学的に読み取る。二次元コードは、例えば、QRコード(登録商標)である。例えば、コンテナ管理会社の担当者は、コンテナ管理サーバ100から提供されるデータに基づいてシール410にQRコードを印刷し、それをコンテナ400に貼付してもよい。コンテナ400の製造時に製造会社が予めコンテナ400にそのようなシール410を貼っておいてもよい。なお、識別情報は、光学的に読み取られる二次元コードではなく、近距離無線通信によって読み取られるものであってもよい。
【0022】
(コンテナ管理サーバの構成)
以下、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100について詳細に説明する。
図2は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100の構成を概略的に示すブロック図である。
【0023】
図2に示すように、コンテナ管理サーバ100は、他の装置と通信を行う通信部11と、各種データを記憶する記憶部12と、オペレータの入力を受け付ける入力部13と、オペレータに情報を出力する出力部14と、装置全体の制御を行う制御部15とを備える。これらの構成要素は、バスライン16によって相互に接続される。
【0024】
通信部11は、他の装置と通信を行うための通信インターフェースを備える。通信部11は、例えば、依頼者端末200からコンテナ400の回収依頼を受信したり、担当者端末300からコンテナ400の設置情報を受信したりする。
【0025】
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。記憶部12は、各種制御処理を実行するためのプログラム(例えばコンテナ管理プログラム)、各種データ(例えばコンテナ400の識別情報及び位置情報、マスタ情報、各種画面に関連する画像データ)等を記憶する。記憶部12は、識別情報記憶部121と設置情報記憶部122とを備える。
【0026】
識別情報記憶部121は、複数のコンテナ400のそれぞれについて、コンテナ400を識別するための識別情報とコンテナ400を管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶するように構成される。設置情報記憶部122は、後述する設置情報受付部154が受け付けた情報と後述する管理者登録部153が受け付けた情報とを関連付けて記憶するように構成される。
【0027】
入力部13は、例えば、操作ボタン、キーボード、タッチパネル等の装置から構成される。入力部13は、オペレータが指示を入力するための入力インターフェースである。
【0028】
出力部14は、例えば、ディスプレイ、スピーカー等の出力装置から構成される。出力部14は、オペレータにコンテナ400に関連する情報を提示するための出力インターフェースである。
【0029】
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサから構成される。制御部15は、記憶部12に記憶されているプログラム(例えばコンテナ管理プログラム)を実行することにより、後述する制御処理を実行する。
【0030】
以下、制御部15の機能的な構成を説明する。制御部15は、依頼受付部151、依頼通知部152、管理者登録部153、設置情報受付部154、依頼者登録部155、位置情報提供部156、マスタ情報取得部157、マスタ情報提供部158として機能する。
【0031】
依頼受付部151は、依頼者端末200からコンテナ400の回収依頼を受け付けるように構成される。具体的には、依頼受付部151は、後述する依頼者登録部155が依頼者登録した依頼者端末200に対して、通信部11を介して、コンテナ400の回収依頼の受付画面を表示させるように構成される。依頼受付部151は、回収対象のコンテナ400の識別情報と回収対象のコンテナ400の回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを回収依頼として受け付ける。位置情報は、位置を示す情報であればよく、緯度及び経度を示す情報であってもよいし、住所を示す情報であってもよい。
【0032】
コンテナ400の回収依頼時の位置情報は、コンテナ400の識別情報として二次元コードを読み取ったときの依頼者端末200の位置を示す情報であってもよい。この場合、依頼者が二次元コードを読み取る操作をするだけで、コンテナ400の位置を特定してコンテナ400の回収依頼を行うことが可能となる。
【0033】
例えば、依頼受付部151は、依頼者端末200が二次元コードを読み取った場合に、そのコンテナ400の位置情報、二次元コードに対応するコンテナ管理会社の会社名、及びコンテナ400の設置日を示す情報と、廃棄物量の程度を示す選択肢とを依頼者端末200に表示させる。そして、依頼者端末200において、表示内容の確定操作がなされた場合に、依頼受付部151は、それを回収依頼として受け付けるように構成されてもよい。
【0034】
ここで、回収依頼に関する表示画面の具体例について説明する。
図3は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が依頼者端末200に表示させるメニュー画面の一例を示す図である。
図4は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が依頼者端末200に表示させる依頼受付画面の一例を示す図である。
【0035】
依頼受付部151は、依頼者登録が済んでいる依頼者端末200に対して、例えば、
図3に示すように、回収依頼を示す項目を含むメニュー画面を表示させる。例えば、依頼者向けのメニュー画面では、回収依頼を示す項目として、「交換・撤去依頼」のボタンB1が表示される。
【0036】
幾つかの実施形態では、依頼者端末200又は担当者端末300において
図3~
図11に示すボタンB1~B19の表示領域がタップ、クリック等された場合に、コンテナ管理サーバ100は、通信部11を介して、それを押下又は選択操作として受け付ける。しかし、これらの操作方法は、このような画面上における操作に限られない。例えば、コンテナ管理サーバ100、依頼者端末200、及び担当者端末300は、物理的な操作ボタンの押下、キーボード入力、音声入力等によって操作を受け付けるように構成されてもよい。
【0037】
ここで、依頼者がボタンB1を押下して回収依頼を示す項目を選択操作すると、依頼受付部151は、例えば、コンテナ管理サーバ100が依頼者端末200のカメラに対するアクセス許可を得るための画面を依頼者端末200に表示させる。また、依頼受付部151は、そのアクセス許可が得られた場合に依頼者端末200のカメラを起動させて二次元コードの読取操作の画面を表示させる。なお、コンテナ管理サーバ100は、識別情報(例えば二次元コード)が読み取れなかった場合に、識別情報を依頼者に手動入力させるように構成されてもよい。
【0038】
二次元コードが読み取られた場合に、依頼受付部151は、例えば、
図4に示す依頼受付画面を表示させる。依頼受付画面では、例えば、廃棄物量の程度を示す選択肢を表示させるためのボタンB2と、確定操作を受け付けるためのボタンB3と、
図3に示すメニュー画面に戻るためのボタンB4とが表示される。
【0039】
また、依頼者端末200が読み取ったコンテナ400の識別情報又は依頼者が入力した識別情報に基づいて、依頼受付部151は、識別情報記憶部121又は設置情報記憶部122から読み出したコンテナ管理会社の名前、現場名、コンテナ番号(識別情報)、及び設置日を依頼受付画面に表示させる。図示の例では、住所は未設定であるものの、他の項目については記憶部12から読み出すことができた状態を示している。例えば、廃棄物量の程度を示す選択肢は、満杯、半分、空等である。ここで、例えば、依頼者がボタンB2を押下して、表示された廃棄物量の選択肢のうちいずれか一つを選択し、ボタンB3を押下すると、依頼受付部151は、依頼受付画面に表示された情報と二次元コードを読み取ったときの位置情報とを回収依頼として受け付ける。
【0040】
依頼通知部152は、依頼受付部151が回収依頼を受け付けた場合に、その回収対象のコンテナ400の担当者に回収依頼があったことを通知するように構成される。具体的には、依頼通知部152は、回収依頼に含まれる識別情報に基づいて複数のコンテナ管理会社の中から回収対象のコンテナ400を管理するコンテナ管理会社を選択して、選択したコンテナ管理会社の担当者に回収依頼を通知する。
【0041】
管理者登録部153は、コンテナ管理会社又は担当者に関する情報である管理者情報に基づいて、その担当者が使用する担当者端末300を管理者として登録するように構成される。例えば、コンテナ管理サーバ100は、担当者端末300にコンテナ管理会社又は担当者に関する情報である管理者情報を入力するための入力画面を表示させ、入力された管理者情報を、通信部11を介して取得するように構成される。
【0042】
設置情報受付部154は、通信部11を介して、管理者登録部153が登録した担当者端末300に対してコンテナ400の設置登録の受付画面を表示させる。また、設置情報受付部154は、その担当者端末300から作業現場に設置されるコンテナ400の識別情報と設置時のコンテナ400の位置情報とを、通信部11を介して受信するように構成される。
【0043】
ここで、設置登録に関する表示画面の具体例について説明する。
図5は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が担当者端末300に表示させるメニュー画面の一例を示す図である。
図6は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が担当者端末300に表示させる設置登録受付画面の一例を示す図である。
【0044】
設置情報受付部154は、管理者登録が済んでいる担当者端末300に対して、例えば、
図5に示すように、設置登録を示す項目を含むメニュー画面を表示させる。例えば、担当者向けのメニュー画面では、設置登録を示す項目として、「設置」のボタンB5が表示される。なお、
図5に示す担当者向けのメニュー画面では、他の項目として、「引上げ」のボタンB6、「確認」のボタンB7、「状況」のボタンB8が表示されている。
【0045】
ここで、担当者がボタンB5を押下して設置登録を示す項目を選択操作すると、設置情報受付部154は、例えば、コンテナ管理サーバ100が担当者端末300のカメラに対するアクセス許可を得るための画面を担当者端末300に表示させる。また、設置情報受付部154は、そのアクセス許可が得られた場合に担当者端末300のカメラを起動させて二次元コードの読取操作の画面を表示させる。二次元コードが読み取られた場合に、設置情報受付部154は、例えば、
図6に示す設置登録受付画面を表示させる。設置登録受付画面では、例えば、確定操作を受け付けるためのボタンB9と、
図5に示すメニュー画面に戻るためのボタンB10とが表示される。
【0046】
また、設置情報受付部154は、担当者端末300が読み取ったコンテナ400の識別情報又は担当者が入力した識別情報、及び、その識別情報に基づいて記憶部12から読み出した情報(例えば後述するマスタ情報取得部157が過去に取得したマスタ情報)として、得意先の名前、現場名、住所、及びコンテナ番号(識別情報)を設置登録受付画面に表示させる。図示の例では、マスタ情報が未だ取得されていない状態のため、コンテナ番号(識別情報)のみが表示され、他の項目については未設定と表示されている。ここで、例えば、依頼者がボタンB9を押下すると、設置情報受付部154は、設置登録受付画面に表示された情報と二次元コードを読み取ったときの位置情報とを設置登録として受け付ける。
【0047】
設置情報受付部154は、さらにコンテナ400の識別情報とコンテナ400の位置情報を受信した時刻又は担当者が入力した情報に基づいて、コンテナ400の設置日又は設置日時を取得するように構成されてもよい。設置情報受付部154は、これらの取得した情報と担当者端末300の管理者情報とを関連付けて、設置情報記憶部122に記憶させる。
【0048】
コンテナ400の設置時の位置情報は、コンテナ400の識別情報として二次元コードを読み取ったときの担当者が使用する担当者端末300の位置を示す情報であってもよい。この場合、担当者が二次元コードを読み取る操作をするだけで、コンテナ400の位置を特定してコンテナ400の設置情報を登録することが可能となる。なお、コンテナ管理サーバ100は、識別情報が読み取れなかった場合に、識別情報を担当者に手動入力させるように構成されてもよい。
【0049】
なお、「引上げ」のボタンB6は、コンテナ400を回収する担当者によってコンテナ400が回収済みになったことをコンテナ管理サーバ100に通知するために使用される。「確認」のボタンB7は、コンテナ400の担当者によってコンテナ400の現場名、得意先名(排出事業者名)、住所、コンテナ番号、コンテナの設置日などの情報を閲覧するために使用される。
【0050】
例えば、「引上げ」のボタンB6が押下された場合に、コンテナ管理サーバ100は、二次元コードを読み取らせる画面を担当者端末300に表示させる。担当者が二次元コードを読み取って確定操作した場合に、コンテナ管理サーバ100は、そのコンテナ400が回収済みになったことを認識して、その情報を記憶部12に記憶する。コンテナ400が回収済みとなったことは、後述する
図11に示すコンテナマスタ画面に反映される。
【0051】
例えば、「確認」のボタンB7が押下された場合に、コンテナ管理サーバ100は、二次元コードを読み取らせる画面を担当者端末300に表示させる。担当者が二次元コードを読み取って確定操作した場合に、コンテナ管理サーバ100は、そのコンテナ400の情報を担当者端末300に表示させる。
【0052】
依頼者登録部155は、依頼者端末200から入力された連絡先情報のみで依頼者登録するように構成される。具体的には、依頼者登録部155は、通信部11を介して、依頼者端末200に依頼者の連絡先情報の入力画面を表示させる。依頼者登録部155が依頼者端末200に表示させる連絡先情報の入力画面は、アプリ上ではなく、インターネットのブラウザ画面上で表示させてもよい。この場合、依頼者端末200にアプリをインストールする必要がないため、利便性が向上する。
【0053】
例えば、依頼者登録部155は、依頼者端末200に依頼者のメールアドレスの入力画面を表示させ、入力されたメールアドレスに対して依頼者の電話番号の入力画面を表示させるためのURLを表示させ、依頼者端末200から入力されたメールアドレス及び電話番号のみで依頼者登録を完結するように構成されてもよい。
【0054】
この場合、連絡先情報は、メールアドレスと電話番号のみであるため、登録作業を簡単にすることができる。また、悪意を持った者が業務妨害の目的で回収依頼をかけた場合であっても、コンテナ管理サーバ100側でその者の電話番号を把握できているため、その電話番号に電話をかけて相手方を確認したり、注意又は回収依頼を拒否したりすることが可能である。そのため、依頼者登録の自由度を確保しつつ、一定レベルのセキュリティを確保することができる。
【0055】
ここで、依頼者登録に関する表示画面の具体例について説明する。
図7は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が依頼者端末200に表示させる依頼者登録画面の一例を示す図である。
図8は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が依頼者端末200に表示させる依頼者登録画面の一例を示す図である。
図9は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が依頼者端末200に表示させる依頼者登録画面の一例を示す図である。
【0056】
依頼者登録部155は、依頼者端末200に対して、例えば、
図7に示すように、依頼者のメールアドレスを入力させるための画面を表示させる。なお、上述したようにコンテナ400の回収依頼をかける依頼者は作業者である場合が多いため、
図7に例示するように、依頼者登録画面には「作業者登録」と表示されていてもよい。
【0057】
ここで、依頼者が登録用メールアドレスの項目にメールアドレスを入力し、送信指示するためのボタンB11を押下すると、依頼者登録部155は、通信部11を介して、そのメールアドレスに対して、URLを記載したメールを送信する。依頼者登録部155は、そのURLにアクセスした依頼者端末200に対して、
図8に示すように、依頼者の電話番号を入力させるための画面を表示させる。
【0058】
ここで、依頼者が電話番号の項目に自身の電話番号を入力し、次に進むためのボタンB12を押下すると、依頼者登録部155は、通信部11を介して、依頼者端末200に
図9に示す画面を表示させる。
図9に示す画面では、例えば、確定操作を受け付けるためのボタンB13と、
図8に示す画面に戻って電話番号の入力をやり直すためのボタンB14とが表示される。依頼者がボタンB13を押下すると、依頼者登録部155はその電話番号を取得する。これにより、依頼者登録が完了する。
【0059】
依頼者登録部155は、上記のようなメールアドレス及び電話番号によって依頼者登録する構成に限られない。例えば、依頼者登録部155は、電話番号を入力させて、それに対してリンク付きのショートメールを返信して、リンクに対するアクセスを本人確認とみなして依頼者登録を完結させるように構成されてもよい。この場合、メールアドレスの入力が不要になるため、依頼者登録が簡単にしつつ、本人確認ができるため、有利である。
【0060】
位置情報提供部156は、通信部11を介して担当者端末300に、回収依頼時又は設置時のコンテナ400の位置情報に基づいてコンテナ管理会社の貸し出し中の一以上のコンテナ400を示すアイコンを地図上に重畳するように表示させるように構成される。位置情報提供部156は、担当者端末300に、回収依頼が出ているコンテナ400を区別可能に表示させるように構成されてもよい。
【0061】
例えば、位置情報提供部156は、回収依頼中のコンテナ400のアイコンのみを強調したり、回収依頼の有無によってアイコンの色や形状を変えたりすることを可能に構成されてもよい。位置情報提供部156は、表示の切り替え(回収依頼中のコンテナ400のみの表示、貸し出し中のすべてのコンテナ400の表示、回収済みのコンテナ400等の状態に応じて表示させるか否かを変更)を可能に構成されてもよい。この場合、担当者は、回収依頼が出ているコンテナ400の位置及び状態を把握することができるため、収集作業又は収集の手配を円滑に行うことができる。
【0062】
ここで、位置情報提供部156によって提供されるコンテナ400の位置情報に関する表示画面の具体例について説明する。
図10は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が担当者端末300に表示させるコンテナ400の位置情報の一例を示す図である。
【0063】
例えば、担当者が担当者端末300を用いて、
図5に示す担当者向けのメニューを開いてボタンB8を押下した場合に、位置情報提供部156は、
図10に示す画面を担当者端末300に表示させる。例えば、
図10に示すように、各コンテナ400の位置を示すアイコンP1、P2を地図上に重畳した画像が領域A1に表示される。
【0064】
図示の例では、アイコンP1は回収依頼中のコンテナ400の位置を示し、アイコンP2は貸出中(設置済みで回収依頼が出ていない状態)のコンテナ400の位置を示している。領域A2には、コンテナ400等の状態に応じて表示させるか否かを変更するためのラジオボタンが表示される。図示の例では、ラジオボタンにおいて「すべて表示」が選択されているため、アイコンP1,P2の両方が領域A1に表示されている。しかし、ラジオボタンにおいて「回収依頼のみ」が選択された場合、アイコンP1のみが領域A1に表示される。
【0065】
図10に示す現場名及び設置日には、コンテナ管理サーバ100が設置情報記憶部122から読みだした情報が表示される。ここで、担当者が経路を表示するためのボタンB15を押下すると、位置情報提供部156は、通信部11を介して、担当者端末300の現在地の情報を取得して、そこからコンテナ400までの経路を担当者端末300に表示させる。なお、
図10に示すボタンB16は、
図5に示すメニュー画面に戻るために使用される。
【0066】
マスタ情報取得部157は、通信部11を介して、マスタ情報を担当者端末300から取得するように構成される。マスタ情報提供部158は、通信部11を介して、担当者端末300に、入力されたマスタ情報を閲覧するための閲覧画面を表示させるように構成される。
【0067】
マスタ情報は、作業現場に関する現場情報とコンテナ400の貸出先である排出事業者を示す顧客情報とを含む。例えば、マスタ情報取得部157は、通信部11を介して、担当者端末300にマスタ情報を入力するための入力画面を表示させ、入力されたマスタ情報を取得するように構成される。マスタ情報は、コンテナ400の設置前に登録されてもよいし、コンテナ400の設置後に登録されてもよい。コンテナ管理サーバ100の記憶部12は、コンテナ400を設置するとき又はコンテナ400を回収するときに取得した識別情報とマスタ情報とを関連付けて記憶するように構成されてもよい。
【0068】
コンテナ管理サーバ100は、通信部11を介して、担当者端末300に、コンテナ管理会社が保有している一以上のコンテナ400のそれぞれの識別情報、種類、及びサイズをコンテナマスタ画面として表示させてもよい。これにより、担当者は、コンテナ400の情報を容易に把握することができる。また、識別情報としての二次元コードを印刷してもよい。
【0069】
ここで、コンテナマスタ画面の具体例を説明する。
図11は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が担当者端末300に表示させるコンテナマスタ画面の一例を示す図である。
【0070】
コンテナマスタ画面では、例えば、図示のように、識別情報に対応するコンテナ400の識別番号と、コンテナ400の種類と、コンテナ400のサイズと、メンテナンスの有無と、破棄されているか否かと、が関連付けられて表示される。コンテナ400の識別番号は、例えば、0000001、0000002等のコンテナ400ごとの固有の番号である。コンテナ400の種類は、例えば、コンテナ型、かご型等である。コンテナ400のサイズは、例えば、2m3、4m3、3×3等の容量を示す情報である。
【0071】
コンテナマスタ画面では、コンテナ400ごとの情報の編集や二次元コード(例えばQRコード)の印刷が可能である。例えば、担当者がボタンB17を押下すると、二次元コードが表示され、シール410への印刷が可能となる。担当者がボタンB18を押下すると、上述したコンテナ400の識別番号、種類、サイズ、メンテナンスの有無、破棄されているか否か等の情報の編集が可能となる。担当者がボタンB19を押下すると、そのコンテナ400の情報が削除される。例えば、コンテナ400の回収時や廃棄時にそのコンテナ400の情報を一覧から削除するためにボタンB19が使用されてもよい。
【0072】
幾つかの実施形態において、コンテナ管理サーバ100は、依頼者端末200と担当者端末300の少なくとも一方に、コンテナ管理会社の担当者の連絡先を表示させるように構成されてもよい。この場合、依頼者と担当者の少なくとも一方は、コンテナ管理会社の担当者の連絡先を容易に取得することができる。
【0073】
(処理の流れ)
以下、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が実行する処理の流れについて説明する。
図12は、一実施形態に係るコンテナ管理サーバ100が実行する処理の一例を説明するためのフローチャートである。ここでは、依頼者端末200からアクセスを受け付けた場合にコンテナ管理サーバ100が実行する依頼受付処理を説明する。
【0074】
図12に示すように、コンテナ管理サーバ100の依頼受付部151は、アクセスしている依頼者端末200が依頼者登録済みであるか否かを判別する(ステップS1)。この判別は、例えば、記憶部12に記憶されている依頼者登録部155の登録済みリストを参照して、そのリストにその依頼者端末200が含まれているかによって行われる。
【0075】
ここで、依頼受付部151が依頼者登録済みではないと判別した場合(ステップS1;N)、依頼者登録部155は、連絡先情報の入力画面を依頼者端末200に表示させる(ステップS2)。連絡先情報の入力画面は、例えば、
図7~
図9に示す画面であってもよい。これにより、依頼者登録が済んでいない依頼者端末200を使用する依頼者は、連絡先情報の入力によって依頼者登録を行うことができる。
【0076】
一方、依頼受付部151が依頼者登録済みと判別した場合(ステップS1;Y)、依頼受付部151は、依頼者端末200に回収依頼の受付画面を表示させる(ステップS3)。なお、依頼受付部151は、上述したように、回収依頼の受付画面より先に依頼者向けのメニュー画面を表示させてもよい。依頼者向けのメニュー画面は、例えば、
図3に示す画面であってもよい。回収依頼の受付画面は、例えば、
図4に示す画面であってもよい。
【0077】
ここで、依頼者が回収依頼の受付画面から入力操作を行い、依頼受付部151が依頼者端末200から通信部11を介して識別情報、位置情報等を受信すると、依頼受付部151は、そのコンテナ400の回収依頼を受け付ける(ステップS4)。回収依頼における入力操作は、例えば、識別情報の読取操作と、廃棄物量の程度を示す選択肢の選択操作と、確定操作である。
【0078】
依頼通知部152は、回収依頼に応じて、コンテナ400の識別情報に対応するコンテナ管理会社の担当者に回収依頼があったことを通知する(ステップS5)。回収依頼の通知は、ウェブサービス上の担当者のアカウントに対する通知メッセージであってもよいし、担当者の連絡先として登録されているメールアドレスへのメール送信であってもよい。また、回収依頼の通知後に、担当者が担当者端末300を使用してログインした場合に、位置情報提供部156が回収依頼中のコンテナ400の位置情報を担当者端末300に提供してもよい。コンテナ400の位置情報は、例えば、
図10に示す画面のように表示されてもよい。担当者はコンテナ400の識別情報に関連付けられたマスタ情報を参照してもよい。
【0079】
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、複数の実施形態を適宜組み合わせた形態も含む。
【0080】
(まとめ)
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
【0081】
(1)本開示に係るコンテナ管理サーバ(100)は、
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナ(400)を管理するためのコンテナ管理サーバ(100)であって、
前記複数のコンテナ(400)のそれぞれについて、前記コンテナ(400)を識別するための識別情報と前記コンテナ(400)を管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶するように構成された識別情報記憶部(121)と、
前記コンテナ(400)の回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末(200)から回収対象の前記コンテナ(400)の前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナ(400)の回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付けるように構成された依頼受付部(151)と、
前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナ(400)を管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナ(400)の担当者に前記回収依頼があったことを通知するように構成された依頼通知部(152)と、
を備える。
【0082】
上記構成では、依頼通知部(152)が識別情報に基づいて回収対象のコンテナ(400)を管理するコンテナ管理会社を選択して、そのコンテナ(400)の担当者に回収依頼があったことを通知する。かかる構成によれば、依頼者は、回収対象のコンテナ(400)のコンテナ管理会社及びその連絡先を確認しなくても依頼者端末(200)によって回収依頼をかけることができるため、利便性が向上する。特に、作業現場にコンテナ管理会社が異なる複数のコンテナ(400)が設置されている場合に有利である。
【0083】
コンテナ管理サーバ(100)が受信する回収依頼には、回収対象のコンテナ(400)の回収依頼時の位置情報が含まれている。そのため、回収依頼の通知を受け取った担当者は、コンテナ(400)の設置場所に関する情報(例えば、コンテナ(400)が設置されている位置の緯度、経度、住所などの位置情報)と廃棄物の排出事業者に関する情報(例えば、排出事業者の名前、連絡先等)とを含むマスタ情報がコンテナ管理サーバ(100)に登録されていなくてもコンテナ(400)の回収又はその手配が可能である。
【0084】
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の構成において、前記コンテナ管理サーバ(100)は、さらに、
前記コンテナ管理会社又は前記担当者に関する情報である管理者情報に基づいて、前記担当者が使用する担当者端末(300)を管理者として登録するように構成された管理者登録部(153)と、
前記管理者登録部(153)が登録した前記担当者端末(300)に対して前記コンテナ(400)の設置登録の受付画面を表示させ、前記担当者端末(300)から前記作業現場に設置される前記コンテナ(400)の前記識別情報と設置時の前記コンテナ(400)の前記位置情報とを受信するように構成された設置情報受付部(154)と、
前記設置情報受付部(154)が受け付けた情報と前記管理者登録部(153)が受け付けた情報とを関連付けて記憶するように構成された設置情報記憶部(122)と、
を備える。
【0085】
上記構成によれば、コンテナ(400)の担当者は、コンテナ(400)の設置時の情報と自身の情報とを容易に関連付けて登録することができる。
【0086】
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の構成において、
前記識別情報は、前記コンテナ(400)に貼付されるシール(410)の二次元コードの読取情報である。
【0087】
コンテナ(400)の情報を取得するための精密機器をコンテナ(400)に設置する構成では、コンテナ(400)の回収時又は設置時の取り扱いによって壊れやすいため、電源も必要となり、コストが高い。これに対し、上記構成によれば、二次元コードを印刷したシール(410)を張るだけで実現できる。そのため、損傷リスクが少なく、電源も不要であり、コストが低い。
【0088】
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の構成において、
前記コンテナ(400)の回収依頼時の前記位置情報は、前記二次元コードを読み取ったときの前記依頼者端末(200)の位置を示す情報である。
【0089】
上記構成によれば、依頼者が二次元コードを読み取る操作をするだけで、コンテナ(400)の位置を特定してコンテナ(400)の回収依頼を行うことが可能となる。
【0090】
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)に記載の構成において、
前記コンテナ(400)の設置時の前記位置情報は、前記二次元コードを読み取ったときの前記担当者が使用する担当者端末(300)の位置を示す情報である。
【0091】
上記構成によれば、担当者が二次元コードを読み取る操作をするだけで、コンテナ(400)の位置を特定してコンテナ(400)の設置情報を登録することが可能となる。
【0092】
(6)幾つかの実施形態では、上記(3)乃至(5)の何れか一つに記載の構成において、前記コンテナ管理サーバ(100)は、
前記依頼者端末(200)に前記依頼者の連絡先情報の入力画面を表示させ、前記依頼者端末(200)から入力された前記連絡先情報のみで依頼者登録するように構成された依頼者登録部(155)をさらに備え、
前記依頼受付部(151)は、前記依頼者登録部(155)が依頼者登録した前記依頼者端末(200)に対して前記コンテナ(400)の前記回収依頼の受付画面を表示させるように構成される。
【0093】
上記構成によれば、依頼者登録部(155)は、依頼者の連絡先情報のみで依頼者登録する。この場合、建設会社、工事会社、不動産会社などの廃棄物の排出事業者の従業員だけでなく、廃棄物の収集事業者、コンテナ管理会社、コンテナ管理サーバ(100)の管理会社等の従業員や物件所有者等であっても依頼者となることができる。すなわち、コンテナ(400)の状態を確認した者が身分を問わず容易に回収依頼をかけることができ、利便性が向上する。
【0094】
(7)幾つかの実施形態では、上記(3)乃至(6)の何れか一つに記載の構成において、
前記依頼受付部(151)は、前記依頼者端末(200)が前記二次元コードを読み取った場合に、前記コンテナ(400)の前記位置情報、前記二次元コードに対応する前記コンテナ管理会社の会社名、及び前記コンテナ(400)の設置日を示す情報と、前記廃棄物量の程度を示す選択肢とを前記依頼者端末(200)に表示させ、表示内容の確定操作がなされた場合に、前記回収依頼として受け付けるように構成される。
【0095】
上記構成によれば、依頼者は、回収依頼の最終的な情報内容を確認しながら回収依頼をかけることができる。
【0096】
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れか一つに記載の構成において、前記コンテナ管理サーバ(100)は、
前記担当者が使用する担当者端末(300)に、前記位置情報に基づいて前記コンテナ管理会社の貸し出し中の一以上の前記コンテナ(400)を示すアイコンを地図上に重畳するように表示させるように構成された位置情報提供部(156)をさらに備え、
前記位置情報提供部(156)は、前記担当者端末(300)に、前記回収依頼が出ている前記コンテナを区別可能に表示させる。
【0097】
上記構成によれば、担当者は、回収依頼が出ているコンテナ(400)の位置及び状態を把握することができるため、収集作業又は収集の手配を円滑に行うことができる。
【0098】
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れか一つに記載の構成において、前記コンテナ管理サーバ(100)は、
前記作業現場に関する現場情報と前記コンテナ(400)の貸出先である排出事業者を示す顧客情報とを含むマスタ情報を担当者端末(300)から取得するように構成されたマスタ情報取得部(157)と、
前記担当者端末(300)に、入力された前記マスタ情報を閲覧するための閲覧画面を表示させるように構成されたマスタ情報提供部(158)と、
を備える。
【0099】
上記構成によれば、担当者はマスタ情報を容易に登録して閲覧することができる。
【0100】
(10)本開示に係るコンテナ管理方法は、
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナ(400)を管理するためのコンテナ管理方法であって、
コンテナ管理サーバ(100)が、前記複数のコンテナ(400)のそれぞれについて、前記コンテナ(400)を識別するための識別情報と前記コンテナ(400)を管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶する識別情報記憶ステップと、
前記コンテナ管理サーバ(100)が、前記コンテナの回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末から回収対象の前記コンテナの前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナの回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付ける依頼受付ステップと、
前記コンテナ管理サーバが、前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナを管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナの担当者に前記回収依頼があったことを通知する依頼通知ステップと、
を備える。
【0101】
上記方法によれば、依頼通知ステップにおいて識別情報に基づいて回収対象のコンテナ(400)を管理するコンテナ管理会社を選択して、そのコンテナ(400)の担当者に回収依頼があったことを通知する。この場合、依頼者は、回収対象のコンテナ(400)のコンテナ管理会社及びその連絡先を確認しなくても依頼者端末(200)によって回収依頼をかけることができるため、利便性が向上する。特に、作業現場にコンテナ管理会社が異なる複数のコンテナ(400)が設置されている場合に有利である。
【0102】
コンテナ管理サーバ(100)が受信する回収依頼には、回収対象のコンテナ(400)の回収依頼時の位置情報が含まれている。そのため、回収依頼の通知を受け取った担当者は、コンテナ(400)の設置場所に関する情報(例えば、コンテナ(400)が設置されている位置の緯度、経度、住所などの位置情報)と廃棄物の排出事業者に関する情報(例えば、排出事業者の名前、連絡先等)とを含むマスタ情報がコンテナ管理サーバ(100)に登録されていなくてもコンテナ(400)の回収又はその手配が可能である。
【0103】
(11)本開示に係るコンテナ管理プログラムは、
コンピュータに、
作業現場で廃棄物を収容するための複数のコンテナ(400)のそれぞれについて、前記コンテナ(400)を識別するための識別情報と前記コンテナ(400)を管理するコンテナ管理会社とを関連付けて記憶する識別情報記憶手順、
前記コンテナ(400)の回収依頼を行う依頼者が使用する依頼者端末(200)から回収対象の前記コンテナ(400)の前記識別情報と前記回収対象の前記コンテナ(400)の回収依頼時の位置情報と廃棄物量の程度を示す情報とを受信することを前記回収依頼として受け付ける依頼受付手順、
前記回収依頼に含まれる前記識別情報に基づいて複数の前記コンテナ管理会社の中から前記回収対象の前記コンテナ(400)を管理する前記コンテナ管理会社を選択して、選択した前記コンテナ管理会社の前記コンテナ(400)の担当者に前記回収依頼があったことを通知する依頼通知手順、
を実行させる。
【0104】
上記プログラムによれば、依頼通知手順において識別情報に基づいて回収対象のコンテナ(400)を管理するコンテナ管理会社を選択して、そのコンテナ(400)の担当者に回収依頼があったことを通知する。この場合、依頼者は、回収対象のコンテナ(400)のコンテナ管理会社及びその連絡先を確認しなくても依頼者端末(200)によって回収依頼をかけることができるため、利便性が向上する。特に、作業現場にコンテナ管理会社が異なる複数のコンテナ(400)が設置されている場合に有利である。
【0105】
コンテナ管理サーバ(100)が受信する回収依頼には、回収対象のコンテナ(400)の回収依頼時の位置情報が含まれている。そのため、回収依頼の通知を受け取った担当者は、コンテナ(400)の設置場所に関する情報(例えば、コンテナ(400)が設置されている位置の緯度、経度、住所などの位置情報)と廃棄物の排出事業者に関する情報(例えば、排出事業者の名前、連絡先等)とを含むマスタ情報がコンテナ管理サーバ(100)に登録されていなくてもコンテナ(400)の回収又はその手配が可能である。
【符号の説明】
【0106】
1 廃棄物収集支援システム
11 通信部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
15 制御部
16 バスライン
100 コンテナ管理サーバ
121 識別情報記憶部
122 設置情報記憶部
151 依頼受付部
152 依頼通知部
153 管理者登録部
154 設置情報受付部
155 依頼者登録部
156 位置情報提供部
157 マスタ情報取得部
158 マスタ情報提供部
200 依頼者端末
300 担当者端末
400 コンテナ
410 シール
A1,A2 領域
B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8,B9,B10,B11,B12,B13,B14,B15,B16,B17,B18,B19 ボタン
NW ネットワーク
P1,P2 アイコン