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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023078155
(43)【公開日】2023-06-06
(54)【発明の名称】剤形およびそれらの使用
(51)【国際特許分類】
   A61K 9/22 20060101AFI20230530BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20230530BHJP
【FI】
A61K9/22
A61K45/00
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023027952
(22)【出願日】2023-02-27
(62)【分割の表示】P 2021076069の分割
【原出願日】2016-06-03
(31)【優先権主張番号】62/296,087
(32)【優先日】2016-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517420511
【氏名又は名称】トリアステック インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】100119183
【弁理士】
【氏名又は名称】松任谷 優子
(74)【代理人】
【識別番号】100149076
【弁理士】
【氏名又は名称】梅田 慎介
(74)【代理人】
【識別番号】100173185
【弁理士】
【氏名又は名称】森田 裕
(74)【代理人】
【識別番号】100162503
【弁理士】
【氏名又は名称】今野 智介
(74)【代理人】
【識別番号】100144794
【弁理士】
【氏名又は名称】大木 信人
(72)【発明者】
【氏名】リ,シァオリン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】経口投与用の安定な固体医薬剤形を提供する。
【解決手段】剤形は、少なくとも1つのコンパートメントを形成する基材およびコンパートメントに詰め込まれている薬物内容物を含む。剤形は、薬物内容物の医薬品有効成分が制御放出されるように設計されている。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンパートメントを形成する基材と、
コンパートメントに詰め込まれている薬物内容物と
を含む剤形。
【請求項2】
薬物内容物が基材と動作可能に連結されている、請求項1に記載の剤形。
【請求項3】
薬物内容物が基材から分離されている、請求項1に記載の剤形。
【請求項4】
基材が少なくとも1つの熱可塑性材料から作製されている、請求項1に記載の剤形。
【請求項5】
熱可塑性材料が、親水性ポリマー、疎水性ポリマー、膨潤性ポリマー、非膨潤性ポリマ
ー、多孔質ポリマー、非多孔質ポリマー、浸食性ポリマー、非浸食性ポリマーからなる群
から選択される、請求項4に記載の剤形。
【請求項6】
熱可塑性材料が、
ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコ
ポリマー57/30/13、ポリビニルピロリドン-co-ビニルアセテート(PVP-
VA)、ポリビニルピロリドン-ポリビニルアセテートコポリマー(PVP-VA)60
/40、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアセテート(PVAc)とポリビ
ニルピロリドン(PVP)80/20、ポリエチレングリコール-ポリビニルアルコール
グラフトコポリマー25/75、kollicoat IR-ポリビニルアルコール60
/40、ポリビニルアルコール(PVAまたはPV-OH)、ポリ(ビニルアセテート)
(PVAc)、ポリ(ブチルメタクリレート-co-(2-ジメチルアミノエチル)メタ
クリレート-co-メチルメタクリレート)1:2:1、ポリ(ジメチルアミノエチルメ
タクリレート-co-メタクリル酸エステル)、ポリ(エチルアクリレート-co-メチ
ルメタクリレート-co-トリメチルアンモニオエチルメタクリレートクロリド)、ポリ
(メチルアクリレート-co-メチルメタクリレート-co-メタクリル酸)7:3:1
、ポリ(メタクリル酸-co-メチルメタクリレート)1:2、ポリ(メタクリル酸-c
o-エチルアクリレート)1:1、ポリ(メタクリル酸-co-メチルメタクリレート)
1:1、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)、ポリ(エチレングリコール)(PEG)
、多分岐状ポリエステルアミド、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒプ
ロメロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースまたはヒプロメロース(H
MPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートスクシネートまたはヒプロメ
ロースアセテートスクシネート(HPMCAS)、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)
(PLGA)、カルボマー、ポリ(エチレン-co-ビニルアセテート)、エチレン-ビ
ニルアセテートコポリマー、ポリエチレン(PE)、およびポリカプロラクトン(PCL
)、ヒドロキシルプロピルセルロース(HPC)、ポリオキシル40硬化ヒマシ油、メチ
ルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)、ポロキサマー、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースフタレート(HPMCP)、ポロキサマー、硬化ヒマシ油とダイズ油、
グリセリルパルミトステアレート、カルナウバロウ、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコー
ル酸(PGA)、セルロースアセテートブチレート(CAB)、コロイド状二酸化ケイ素
、スクロース、グルコース、ポリビニルアセテートフタレート(PVAP)、ならびにそ
れらの組合せからなる群から選択される、請求項4に記載の剤形。
【請求項7】
コンパートメントが、パイ形、円錐形、ピラミッド形、円柱形、立方体形または直方体
形、三角形または多角形プリズム形、四面体およびそれらの組合せからなる群から選択さ
れる形状を有する、請求項1に記載の剤形。
【請求項8】
薬物内容物がナノ粒子の形態である、請求項1に記載の剤形。
【請求項9】
薬物内容物が微小針の形態である、請求項1に記載の剤形。
【請求項10】
薬物内容物が網目構造または多孔質構造を形成している、請求項1に記載の剤形。
【請求項11】
薬物内容物が、医薬品有効成分(API)を含む、請求項1に記載の剤形。
【請求項12】
APIが、局所麻酔薬、疼痛管理薬、睡眠障害薬、抗てんかん薬および抗痙攣薬、アル
ツハイマー病治療薬、鎮痛薬、抗痛風薬、抗高血圧薬、抗不整脈薬、利尿薬、肝疾患治療
薬、膵疾患治療薬、GI疾患治療薬、CNS疾患治療薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー
薬、グルココルチコイド薬、ホルモン薬および避妊薬、血糖降下薬、抗骨粗鬆症薬、抗生
物質、スルホンアミド、キノロン、および他の合成抗細菌薬、抗結核薬、抗ウイルス薬、
抗新生物薬、免疫モジュレーター、動物薬、化粧料有効物質、中国伝統医学薬および中国
伝統医学薬の抽出物からなる群から選択される、請求項11に記載の剤形。
【請求項13】
薬物内容物が、APIより速い浸食/溶解速度を有する媒体を含む、請求項11に記載
の剤形。
【請求項14】
薬物内容物が、少なくとも1つの賦形剤をさらに含む、請求項11に記載の剤形。
【請求項15】
賦形剤が、カカオバター、ポリエチレングリコール(PEG)、スクロース、グルコー
ス、ガラクトース、フルクトース、キシロースラクトース、マルトース、トレハロース、
ソルビトール、マンニトール、マルトデキストリン、ラフィノース、スタキオース、フラ
クトオリゴ糖、およびそれらの組合せからなる群から選択される水溶性材料から作製され
ている、請求項14に記載の剤形。
【請求項16】
コンパートメントが栓によって塞がれているアパーチャーを有する、請求項1に記載の
剤形。
【請求項17】
栓が、水溶性ポリマー、浸食性もしくは可溶性ポリマー、ワックス様材料、糖、または
それらの組合せからなる群から選択される材料から作製されている、請求項16に記載の
剤形。
【請求項18】
コンパートメントに詰め込まれているガス発生成分をさらに含む、請求項1に記載の剤
形。
【請求項19】
ガス発生成分が、水溶性の炭酸塩、亜硫酸塩、炭酸水素塩、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、炭酸カルシウム、およびそれらの組合せからなる
群から選択されるものであり、胃腸液と接触すると、二酸化炭素または二酸化硫黄ガスを
放出する、請求項17に記載の剤形。
【請求項20】
少なくとも第1のコンパートメントおよび第2のコンパートメントを形成する基材と、
第1のコンパートメントに詰め込まれている第1の薬物内容物および第2のコンパート
メントに詰め込まれている第2の薬物内容物と
を含む剤形。
【請求項21】
第1のコンパートメントおよび第2のコンパートメントが接続されている、請求項20
に記載の剤形。
【請求項22】
第1のコンパートメントおよび第2のコンパートメントが接続されていない、請求項2
0に記載の剤形。
【請求項23】
第1の薬物内容物が、第2の薬物内容物と同じである、請求項20に記載の剤形。
【請求項24】
第1の薬物内容物が、第2の薬物内容物と異なる、請求項20に記載の剤形。
【請求項25】
第1のコンパートメントが、第1の栓で覆われている第1のアパーチャーを有し、第2
のコンパートメントが、第2の栓で覆われている第2のアパーチャーを有する、請求項2
0に記載の剤形。
【請求項26】
第1の栓が第2の栓より長い、請求項25に記載の剤形。
【請求項27】
第1の栓が第1の透過速度を有し、第2の栓が、第2の透過速度を有する、請求項25
に記載の剤形。
【請求項28】
第1の透過速度が、第2の透過速度と同じである、請求項27に記載の剤形。
【請求項29】
第1の透過速度が、第2の透過速度より高い、請求項27に記載の剤形。
【請求項30】
第1の栓が第1の浸食/溶解速度を有し、第2の栓が第2の浸食/溶解速度を有する、
請求項25に記載の剤形。
【請求項31】
第1の浸食/溶解速度が、第2の浸食/溶解速度と同じである、請求項30に記載の剤
形。
【請求項32】
第1の浸食/溶解速度が、第2の浸食/溶解速度より高い、請求項30に記載の剤形。
【請求項33】
第1のコンパートメントが第1の壁で包囲されており、第2のコンパートメントが第2
の壁で包囲されている、請求項20に記載の剤形。
【請求項34】
第1の壁が第2の壁より厚い、請求項33に記載の剤形。
【請求項35】
第1の壁が第2の壁より透過性が高い、請求項33に記載の剤形。
【請求項36】
第1の壁が第2の壁より速く浸食される/溶解する、請求項33に記載の剤形。
【請求項37】
積み重ねられた2つ以上のマトリックス層を含む剤形であって、
2つ以上のマトリックス層の少なくとも1層にそれぞれ、少なくとも1つの薬物内容物が
詰められている、剤形。
【請求項38】
2つ以上のマトリックス層が互いに分離可能である、請求項37に記載の剤形。
【請求項39】
2つ以上のマトリックス層が、少なくとも1つの熱可塑性材料から作製されている、請
求項37に記載の剤形。
【請求項40】
少なくとも1つの熱可塑性材料が、親水性ポリマー、疎水性ポリマー、膨潤性ポリマー
、非膨潤性ポリマー、多孔質ポリマー、非多孔質ポリマー、浸食性ポリマー、非浸食性ポ
リマーからなる群から選択される、請求項39に記載の剤形。
【請求項41】
少なくとも1つの熱可塑性材料が、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート
-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー57/30/13、ポリビニルピロリドン
-co-ビニルアセテート(PVP-VA)、ポリビニルピロリドン-ポリビニルアセテ
ートコポリマー(PVP-VA)60/40、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビ
ニルアセテート(PVAc)とポリビニルピロリドン(PVP)80/20、ポリエチレ
ングリコール-ポリビニルアルコールグラフトコポリマー25/75、kollicoa
t IR-ポリビニルアルコール60/40、ポリビニルアルコール(PVAまたはPV
-OH)、ポリ(ビニルアセテート)(PVAc)、ポリ(ブチルメタクリレート-co
-(2-ジメチルアミノエチル)メタクリレート-co-メチルメタクリレート)1:2
:1、ポリ(ジメチルアミノエチルメタクリレート-co-メタクリル酸エステル)、ポ
リ(エチルアクリレート-co-メチルメタクリレート-co-トリメチルアンモニオエ
チルメタクリレートクロリド)、ポリ(メチルアクリレート-co-メチルメタクリレー
ト-co-メタクリル酸)7:3:1、ポリ(メタクリル酸-co-メチルメタクリレー
ト)1:2、ポリ(メタクリル酸-co-エチルアクリレート)1:1、ポリ(メタクリ
ル酸-co-メチルメタクリレート)1:1、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)、ポ
リ(エチレングリコール)(PEG)、多分岐状ポリエステルアミド、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースフタレート、ヒプロメロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースまたはヒプロメロース(HMPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースア
セテートスクシネートまたはヒプロメロースアセテートスクシネート(HPMCAS)、
ポリ(ラクチド-co-グリコリド)(PLGA)、カルボマー、ポリ(エチレン-co
-ビニルアセテート)、エチレン-ビニルアセテートコポリマー、ポリエチレン(PE)
、およびポリカプロラクトン(PCL)、ヒドロキシルプロピルセルロース(HPC)、
ポリオキシル40硬化ヒマシ油、メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)
、ポロキサマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、ポロ
キサマー、硬化ヒマシ油とダイズ油、グリセリルパルミトステアレート、カルナウバロウ
、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、セルロースアセテートブチレート
(CAB)、コロイド状二酸化ケイ素、スクロース、グルコース、ポリビニルアセテート
フタレート(PVAP)、ならびにそれらの組合せからなる群から選択されるが、これら
からなる群に限定されない、請求項39に記載の剤形。
【請求項42】
薬物内容物がナノ粒子の形態である、請求項37に記載の剤形。
【請求項43】
薬物内容物が微小針の形態である、請求項37に記載の剤形。
【請求項44】
薬物内容物が網目構造または多孔質構造を形成している、請求項37に記載の剤形。
【請求項45】
薬物内容物が、医薬品有効成分(API)を含む、請求項37に記載の剤形。
【請求項46】
APIが、局所麻酔薬、疼痛管理薬、睡眠障害薬、抗てんかん薬および抗痙攣薬、アル
ツハイマー病治療薬、鎮痛薬、抗痛風薬、抗高血圧薬、抗不整脈薬、利尿薬、肝疾患治療
薬、膵疾患治療薬、GI疾患治療薬、CNS疾患治療薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー
薬、グルココルチコイド薬、ホルモン薬および避妊薬、血糖降下薬、抗骨粗鬆症薬、抗生
物質、スルホンアミド、キノロン、および他の合成抗細菌薬、抗結核薬、抗ウイルス薬、
抗新生物薬、免疫モジュレーター、動物薬、化粧料有効物質、中国伝統医学薬および中国
伝統医学薬の抽出物からなる群から選択される、請求項45に記載の剤形。
【請求項47】
各マトリックス層が、少なくとも1つの賦形剤をさらに含む、請求項37に記載の剤形
【請求項48】
賦形剤が、カカオバター、ポリエチレングリコール(PEG)、スクロース、グルコー
ス、ガラクトース、フルクトース、キシロースラクトース、マルトース、トレハロース、
ソルビトール、マンニトール、マルトデキストリン、ラフィノース、スタキオース、フラ
クトオリゴ糖、およびそれらの組合せからなる群から選択される水溶性材料から作製され
ている、請求項47に記載の剤形。
【請求項49】
2つ以上のマトリックス層が異なる厚みを有する、請求項37に記載の剤形。
【請求項50】
2つ以上のマトリックス層が異なる浸食/溶解速度を有する、請求項37に記載の剤形
【請求項51】
2つ以上のマトリックス層が、詰められている少なくとも1つの薬物内容物がそれぞれ
、水溶液中において所定の放出プロファイルに基づいて放出されるように構成されている
、請求項37に記載の剤形。
【請求項52】
2つ以上のマトリックス層が、第1の薬物内容物が詰められている第1のマトリックス
層と、第2の薬物内容物が詰められ、第1のマトリックス層より外側に配置され、したが
って第2の薬物内容物が第1の薬物内容物より先に放出される第2のマトリックス層とを
含む、請求項37に記載の剤形。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2015年6月3日に出願された米国特許仮出願第62/170,645号
、および2016年3月24日に出願された米国特許仮出願第62/313,092号に
基づく優先権を主張するものであり、それらの開示内容全体が参照により本明細書に組み
込まれる。
【0002】
本発明は、全体的に医薬品剤形ならびに生物学的活性物質、診断剤、試薬、化粧料、お
よび農薬/殺虫剤の放出制御に関する。
【背景技術】
【0003】
医薬品製品は、使用されるように市場に出すために、剤形に製造しなければならない。
従来の剤形は、典型的には、医薬品有効成分と不活性成分(賦形剤)の混合物をカプセル
シェルなどの再使用不可能な他の材料と共に含む。剤形の部類としては、液体剤形(例え
ば、液剤、シロップ剤、エリキシル剤、懸濁剤および乳剤)、固体剤形(例えば、錠剤、
カプセル剤、カプレットおよびゲルキャップ)、および半固体剤形(例えば、軟膏剤およ
び坐剤)が挙げられ、それらのうち、固体剤形は、全身作用を有する薬物を経口経路で投
与するのにより有利である。
【0004】
錠剤は最もよく使用される固体剤形であり、製造、包装および輸送の観点からより多く
の恩恵を示すものであり、確認および嚥下が容易である。錠剤は、生体に投与された後、
医薬作用を及ぼす際に身体との相互作用を受ける。医薬品有効成分は、血液循環に吸収さ
れる前に錠剤から放出されなければならない。次いで、その医薬成分は体液および身体組
織の全体にわたって分散し、崩壊し、または溶解する。薬物吸収、分布、代謝、および排
泄プロセスにおいて、剤形は、薬物の放出プロファイルおよびバイオアベイラビリティを
決定する際に重大な役割を果たす。したがって、所望の血漿中薬物レベルをもたらし、副
作用を低減し、患者のコンプライアンスを向上させることができる、制御型薬物送達シス
テムを実現する剤形を開発することが絶えず求められている。
【発明の概要】
【0005】
一態様において、本開示は、少なくとも1つのコンパートメントを形成する基材とコン
パートメントに詰め込まれた薬物内容物とを含む剤形を提供する。いくつかの実施形態に
おいて、薬物内容物は基材と動作可能に連結されている。いくつかの実施形態において、
薬物内容物は基材から分離されており、コンパートメント中を自由に移動できる。
【0006】
いくつかの実施形態において、基材は、親水性ポリマー、疎水性ポリマー、膨潤性ポリ
マー、非膨潤性ポリマー、多孔質ポリマー、非多孔質ポリマー、浸食性ポリマー、非浸食
性ポリマーからなる群から選択される熱可塑性材料から作製されている。いくつかの実施
形態において、熱可塑性材料は、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニルアセテート-ポ
リエチレングリコールグラフトコポリマー57/30/13、ポリビニルピロリドン-c
o-ビニルアセテート(PVP-VA)、ポリビニルピロリドン-ポリビニルアセテート
コポリマー(PVP-VA)60/40、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニル
アセテート(PVAc)とポリビニルピロリドン(PVP)80/20、ポリエチレング
リコール-ポリビニルアルコールグラフトコポリマー25/75、kollicoat
IR-ポリビニルアルコール60/40、ポリビニルアルコール(PVAまたはPV-O
H)、ポリビニルアセテート(PVAc)、ポリ(ブチルメタクリレート-co-(2-
ジメチルアミノエチル)メタクリレート-co-メチルメタクリレート)1:2:1、ポ
リ(ジメチルアミノエチルメタクリレート-co-メタクリル酸エステル)、ポリ(エチ
ルアクリレート-co-メチルメタクリレート-co-トリメチルアンモニオエチルメタ
クリレートクロリド)、ポリ(メチルアクリレート-co-メチルメタクリレート-co
-メタクリル酸)7:3:1、ポリ(メタクリル酸-co-メチルメタクリレート)1:
2、ポリ(メタクリル酸-co-エチルアクリレート)1:1、ポリ(メタクリル酸-c
o-メチルメタクリレート)1:1、ポリ(エチレンオキシド)(PEO)、ポリ(エチ
レングリコール)(PEG)、多分岐状ポリエステルアミド、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレート、ヒプロメロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スまたはヒプロメロース(HMPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテート
スクシネートまたはヒプロメロースアセテートスクシネート(HPMCAS)、ポリ(ラ
クチド-co-グリコリド)(PLGA)、カルボマー、ポリ(エチレン-co-ビニル
アセテート)、エチレン-ビニルアセテートコポリマー、ポリエチレン(PE)、および
ポリカプロラクトン(PCL)、ヒドロキシルプロピルセルロース(HPC)、ポリオキ
シル40硬化ヒマシ油、メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)、ポロキ
サマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、ポロキサマー
、硬化ヒマシ油とダイズ油、グリセリルパルミトステアレート、カルナウバロウ、ポリ乳
酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、セルロースアセテートブチレート(CAB
)、コロイド状二酸化ケイ素、スクロース、グルコース、ポリビニルアセテートフタレー
ト(PVAP)、ならびにそれらの組合せからなる群から選択される。
【0007】
いくつかの実施形態において、コンパートメントは、パイ形、円錐形、ピラミッド形、
円柱形、立方体形または直方体形、三角形または多角形プリズム形、四面体およびそれら
の組合せからなる群から選択される形状を有する。
【0008】
いくつかの実施形態において、第1の薬物内容物はナノ粒子、微小針の形態をとり、ま
たは網構造を成している。
【0009】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は医薬品有効成分(API)を含む。いくつ
かの実施形態において、APIは、局所麻酔薬、抗てんかん薬および抗痙攣薬、抗アルツ
ハイマー病薬、鎮痛薬、抗痛風薬、抗高血圧薬、抗不整脈薬、利尿薬、肝疾患処置薬、膵
疾患処置薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、グルココルチコイド薬、ホルモン薬およ
び避妊薬、血糖降下薬、抗骨粗鬆症薬、抗生物質、スルホンアミド、キノロン、ならびに
他の合成抗細菌薬、抗結核薬、抗ウイルス薬、抗新生物薬、免疫モジュレーター、化粧料
有効物質および中国伝統医学薬からなる群から選択される。いくつかの実施形態において
、APIは、生物学的活性物質、診断剤、科学研究用試薬、化粧料、または農薬/殺虫剤
である。
【0010】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は賦形剤をさらに含む。いくつかの実施形態
において、賦形剤は、カカオバター、ポリエチレングリコール(PEG)、スクロース、
グルコース、ガラクトース、フルクトース、キシロースラクトース、マルトース、トレハ
ロース、ソルビトール、マンニトール、マルトデキストリン、ラフィノース、スタキオー
ス、フラクトオリゴ糖、水溶性オリゴマーおよびポリマーならびにそれらの組合せからな
る群から選択される材料から作製されたものである。
【0011】
いくつかの実施形態において、コンパートメントは、栓で塞がれ、かつ/または密閉さ
れるアパーチャーを有する。いくつかの実施形態において、栓は、多孔質ポリマー、浸食
性ポリマー、pH感受性ポリマー、またはシェラックなどの天然材料から作製されたもの
である。いくつかの実施形態において、栓は、水溶性ポリマー、浸食性もしくは可溶性ポ
リマー、ロウ様材料または糖、あるいは上記のいずれかの材料からなる群から選択される
材料から作製されたものである。
【0012】
いくつかの実施形態において、剤形は、第1のコンパートメントに詰め込まれたガス発
生成分を含む。いくつかの実施形態において、ガス発生成分は、水溶性の炭酸塩、亜硫酸
塩、炭酸水素塩、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、炭酸
カルシウム、およびそれらの組合せからなる群から選択されるものであり、胃液と接触す
ると、二酸化炭素または二酸化硫黄ガスを放出する。いくつかの実施形態において、ガス
発生成分は、炭酸水素ナトリウムと有機酸(例えば、クエン酸、酒石酸など)の組合せで
ある。
【0013】
別の態様において、本開示は、少なくとも第1のコンパートメントおよび第2のコンパ
ートメントを形成する基材を含む剤形を提供する。剤形には、第1のコンパートメントに
詰め込まれた第1の薬物内容物および第2のコンパートメントに詰め込まれた第2の薬物
内容物が含まれる。
【0014】
いくつかの実施形態において、第1のコンパートメントと第2のコンパートメントは連
結されている。いくつかの実施形態において、第1のコンパートメントと第2のコンパー
トメントは連結されていない。
【0015】
いくつかの実施形態において、第1の薬物内容物は第2の薬物内容物と同じである。い
くつかの実施形態において、第1の薬物内容物は第2の薬物内容物と異なる。
【0016】
いくつかの実施形態において、第1のコンパートメントは、第1の栓で覆われている第
1のアパーチャーを有し、第2のコンパートメントは、第2の栓で覆われている第2のア
パーチャーを有する。いくつかの実施形態において、第1の栓は第2の栓より透過性が高
い。いくつかの実施形態において、第1の栓は第2の栓より速く浸食される。
【0017】
いくつかの実施形態において、第1のコンパートメントは第1の壁で包囲され、第2の
コンパートメントは第2の壁で包囲されている。
【0018】
いくつかの実施形態において、第1の壁は第2の壁より厚い。いくつかの実施形態にお
いて、第1の壁は第2の壁より透過性が高い。いくつかの実施形態において、第1の壁は
第2の壁より速く浸食される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1A】薬物内容物を含む従来の剤形を示す図である。
図1B図1Aの剤形を対象に投与したときの放出プロファイルを例示する図である。
図1C図1Aの剤形を対象に投与したときの血漿中薬物レベルを示す図である。
図1D】ゼロ次薬物放出プロファイルを有する放出制御剤形を対象に投与したときの血漿中薬物レベルを示す図である。
図2A】コンパートメントを形成する基材を有し、薬物内容物がコンパートメントに詰め込まれている例示的な剤形を示す図である。
図2B図2Aに例示された剤形からのAPIの放出を示す図である。
図3】コンパートメントを形成する基材を有し、別の剤形がコンパートメントに詰め込まれている例示的な剤形を示す図である。
図4A】パイ形のコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。
図4B】様々なサイズの開口部を含む複数のコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。
図4C】ある角度をなすコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。
図4D】半径サイズが異なる複数のコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。
図4E】APIの放出速度をモジュレートするのに使用することができる、幾何形状が異なる複数のコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。
図5】パイ形状のコンパートメントを有する例示的な剤形の断面を示す図である。
図6】複数の層を形成する基材を有し、薬物内容物が層間に分散されたナノ粒子の形態をしている例示的な剤形を示す図である。
図7】コンパートメントを形成する基材を有し、微小針形状の薬物内容物がコンパートメントに詰め込まれている例示的な剤形を示す図である。
図8A】薬物内容物が詰められているコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。薬物内容物は網目構造を成している。基材は1~5分の間に溶解する材料で作製され、薬物内容物は何秒かで溶解する。
図8B図8Aに例示された剤形からのAPIの急速な放出を示す図である。
図9】円柱形状のコンパートメントの一群を形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。各コンパートメントには1つの薬物内容物が詰められている。薬物内容物の放出は、コンパートメントの数およびサイズによって制御することができる。
図10A】円柱形状のコンパートメントを3つ形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。各コンパートメントには1つの薬物内容物が詰められている。各薬物内容物は、各コンパートメントのアパーチャーを塞ぐ栓を有する。
図10B】複数層の基材を有し、薬物内容物が各層に埋め込まれている例示的な剤形を示す図である。
図10C図10Aまたは10Bに例示された剤形からの薬物内容物の一貫した放出を示す図である。
図10D図10Aまたは10Bに例示された放出制御剤形を対象に投与したときの血漿中薬物レベルを示す図である。
図11】患者特異的な剤形を調製する三次元プリンターの使用を示すワークフロー概略図である。
図12A】3層の基材を有し、異なる薬物内容物が各層に埋め込まれている例示的な剤形を示す図である。
図12B図12Aに例示された剤形からの3つのAPIの放出を例示する図である。
図13A】3つのコンパートメントを形成する基材を有し、これらのそれぞれには1つの薬物内容物が詰められている例示的な剤形を示す図である。薬物内容物の放出プロファイルは、薬物内容物の溶解速度によって制御することができる。
図13B図13Aに例示された剤形からのAPIの放出プロファイルを例示する図である。
図14A】パイ形状の3つのセグメントを有する基材を有し、薬物内容物が各セグメントに埋め込まれている例示的な剤形を示す図である。
図14B】パイ形状の3つのセグメントが殻構造でくるまれている基材を有する例示的な剤形を示す図である。
図14C図8Aおよび図8Bに例示された剤形からのAPIの放出プロファイルを示す図である。
図15A】薬物内容物で満たされているコンパートメントを形成する基剤を有する例示的な剤形を示す図である。第2のAPIが基材に埋め込まれており、基材が溶解すると放出される。
図15B図15Aに例示された剤形からのAPIの放出制御を示す図である。
図16A】円柱形状の3つのコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。各コンパートメントには1つの薬物内容物が詰められている。各薬物内容物は、各コンパートメントの開口部を塞ぐ栓を有する。各コンパートメントの薬物内容物の放出は、栓の透過性、分解性または浸食性によって制御することができる。
図16B図16Aに例示された剤形からのAPIの放出プロファイルを示す図である。
図17A】4つのコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す図である。各コンパートメントには薬物内容物が詰められている。
図17B】薬物内容物が埋め込まれている4つのセグメントからなる基材を有する剤形からのAPIの放出を示す図である。
図17C図17Aに例示された剤形からのAPIの放出制御を示す図である。
図18A】パイ形状のコンパートメントを形成する基材を有する薬物形態を示す略線図である。
図18B図18Aに例示された薬物形態の薬物放出プロセスを示す写真である。
図18C図18Aの剤形からの安息香酸およびPEG8000の放出率曲線を示す図である。
図19A】2つのコンパートメントを含む剤形の透視図である。
図19B図19Aの剤形の断面図である。
図19C図19Aの剤形の例示的な放出プロファイルを示す図である。
図19D図19Aの剤形の別の例示的な放出プロファイルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
上記の発明の概要、発明を実施するための形態、および下記の特許請求の範囲、ならび
に添付の図面に、本発明の(方法ステップを含めて)特定の特徴が記載されている。本明
細書における本発明の開示内容は、そのような特定の特徴の考え得る限りの組合せをすべ
て包含すると理解されるものとする。例えば、特定の特徴が本発明の特定の態様もしくは
実施形態、または特定の請求項に関連して開示されている場合、その特徴を、できる限り
本発明の他の特定の態様および実施形態と組み合わせてかつ/またはそれらに関連して、
全体的に本発明において利用することもできる。
【0021】
用語「含む〔comprises〕」およびその文法的に等価な用語は、本明細書では他の成分
、材料、ステップなどが場合によって存在することを意味するのに使用される。例えば、
成分A、B、およびCを「含む〔comprising〕」(または「含む〔which comprises〕」
)物品は、成分A、B、およびCからなる(すなわち、それらだけ含む)ことができ、ま
たは成分A、B、およびCだけでなく1つもしくは複数の他の成分を含むことができる。
【0022】
規定された2つ以上のステップを含む方法が本明細書に記載されている場合、規定され
たステップは、(文脈上からその可能性が排除される場合を除いて)いずれの順序でもま
たは同時に実施することができ、方法は、(文脈上からその可能性が排除される場合を除
いて)規定されたステップのいずれかの前、規定されたステップの2つのステップの間、
または規定されたステップすべての後に実施される1つまたは複数の他のステップを含む
ことができる。
【0023】
ある範囲の値が記載されている場合、その範囲の上限値と下限値の間にある各値(文脈
上からそうでないことがはっきりしていない限り下限値の単位の1/10まで)およびそ
の記載範囲における任意の他の記載値または間にある値は、記載範囲に具体的に除外され
た限界値があれば別であるが、本開示内に包含されることが理解されよう。明示された範
囲が上限および下限の一方または両方を含む場合、それらのどちらかまたは両方を除外す
る範囲も本開示に包含される。
【0024】
数字が後に続く「少なくとも」という用語は、本明細書ではその数字で始まる範囲の始
まりを表すのに用いられる(定義される変数に応じて、上限値を有するまたは有しない範
囲とすることができる)。例えば、「少なくとも1」とは、1または1より多いことを意
味する。数字が後に続く「最大でも」という用語は、その数字で終わる範囲の終わりを表
すのに用いられる(定義される変数に応じて、1もしくは0を下限値として有する範囲ま
たは下限値を有しない範囲とすることができる)。例えば、「最大でも4」とは、4また
は4未満を意味し、「最大でも40%」とは40%または40%未満を意味する。本開示
において、ある範囲が「(第1の数字)から(第2の数字)」または「(第1の数字)~
(第2の数字)」として記載されているとき、これは、下限値が第1の数字であり、上限
値が第2の数字である範囲を意味する。例えば、2から10ミリメートルとは、下限値が
2ミリメートルであり、上限値が10ミリメートルである範囲を意味する。
【0025】
例示を簡単および明瞭にするために、必要に応じて、異なる図面間で参照符号を繰り返
して、対応するまたは類似した構成要素を示すことを理解されたい。さらに、本明細書に
記載される実施形態を十分に理解するために、具体的な詳細が多数記載されている。しか
し、本明細書に記載される実施形態はこれらの具体的な詳細なしに実施することができる
。他の場合において、記載されている関連した意義のある機能を不明瞭にしないように、
方法、手順および成分は詳述されていない。また、説明は、本明細書に記載される実施態
様の範囲を限定するものとはみなされない。本開示に記載されている実施形態の説明およ
びキャラクタリゼーションは、別段の注記がない限り、互いに相容れないものとはみなさ
れないことが理解されよう。
【0026】
放出制御剤形
従来の固体剤形、例えば圧縮錠は、有効な薬物成分が溶解しているまたは埋め込まれて
いる基材から構成される(図1A)。現在通常の固体剤形は一次薬物放出プロファイル(
図1B)を示し、薬物の血漿中レベルは、投与後急速に極めて高いレベルに上昇し、次い
で指数関数的に低下する(図1Cを参照のこと)。これは、薬物レベルの低下による最小
の治療有効性または高濃度において起こり得る薬物毒性などの欠点を有する。このタイプ
の薬物放出では、血漿中薬物濃度の適切なバランスを得ることができない。本発明は、患
者のコンプライアンスの向上、選択的薬理作用、副作用の低減および投与頻度の減少を含
めて、従来のシステムに優る利点をもたらす、放出調節または放出制御経口薬送達システ
ムに関する。放出制御は、薬物送達の延長および治療域内における血漿中レベルの維持を
もたらす。例えば、ゼロ次薬物放出プロファイル(図1D)を示す薬物送達システムは、
一定量の薬物放出を長時間にわたって可能にし、均一で持続的な薬物送達が実現する。そ
の結果、ゼロ次放出プロファイルは、抗生物質送達、高血圧の処置、疼痛管理、抗うつ薬
送達および一定の血漿中薬物レベルを要する他の多数の状態において望ましいことがある
【0027】
したがって、本開示の一態様は、放出制御プロファイルを有する、経口投与用の安定な
固体医薬剤形を提供する。いくつかの実施形態において、剤形は、少なくとも1つのコン
パートメントを形成する基材およびコンパートメントに詰め込まれている薬物内容物を含
む。剤形は、例えばコンパートメントを所定の様式で開口することによって、薬物内容物
の医薬品有効成分の放出を制御することができるように設計されている。
【0028】
A.基材
本明細書では「基材」は、薬物が包囲または埋め込まれている構造を指す。本発明の剤
形の基材は、経口投与に適していればいずれのサイズおよび形状でもよい。いくつかの実
施形態において、基材は、直径約2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8
mm、9mm、10mm、11mm、12mmの平坦で円形の錠剤である。いくつかの実
施形態において、基材は、大きさが約amm×bmmの楕円形の錠剤であり、ここで、a
は5から15であり、bは2から10である。いくつかの実施形態において、基材はカプ
セルの形状をしている。
【0029】
いくつかの実施形態において、基材は、親水性ポリマー(例えば、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース(HPMC)およびポリ(エチレンオキシド)(PEO))、疎水性ポ
リマー(例えば、エチルセルロース(EC))、膨潤性ポリマー、非膨潤性ポリマー、多
孔質ポリマー、非多孔質ポリマー、浸食性ポリマー、または非浸食性ポリマーで作製され
ている。
【0030】
いくつかの実施形態において、剤形は一体化した基材を有する。いくつかの実施形態に
おいて、基材はいくつかの部分からなり、各部分は同じまたは異なる材料で作製されてい
る。
【0031】
いくつかの実施形態において、基材は熱可塑性材料で作製されている。本明細書では「
熱可塑性材料」とは、熱および圧力を利用して造形され得る材料を指す。いくつかの実施
形態において、熱可塑性材料は、例えば親水性のゲル形成材料または疎水性材料とするこ
とができ、親水性のゲル形成材料からの薬物内容物の放出は主に拡散によって進行し、疎
水性材料からの薬物内容物の放出は主に基材中の細孔からの拡散によって進行する。ポリ
マー、特にセルロースエーテル、セルロースエステルおよび/またはアクリル系樹脂を親
水性の熱可塑性材料として使用することができる。エチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポ
リ(メタ)アクリル酸、および/またはそれらの塩、アミドまたはエステルなどそれらの
誘導体は、熱可塑性材料としての使用に適している。C12~C30脂肪酸のモノもしく
はジグリセリドおよび/またはC12~C30脂肪アルコールおよび/またはロウあるい
はそれらの混合物など、当業者に公知の生理学的に許容される疎水性材料を熱可塑性材料
として使用することができる。疎水性ポリマー、ロウ、脂肪、長鎖脂肪酸、脂肪アルコー
ルまたは対応するエステルもしくはエーテルあるいはそれらの混合物などの疎水性材料か
ら調製される基材も考えられる。
【0032】
いくつかの実施形態において、熱可塑性材料は、ポリビニルカプロラクタム-ポリビニ
ルアセテート-ポリエチレングリコールグラフトコポリマー57/30/13、ポリビニ
ルピロリドン-co-ビニルアセテート(PVP-VA)、ポリビニルピロリドン-ポリ
ビニルアセテートコポリマー(PVP-VA)60/40、ポリビニルピロリドン(PV
P)、ポリビニルアセテート(PVAc)とポリビニルピロリドン(PVP)80/20
、ポリエチレングリコール-ポリビニルアルコールグラフトコポリマー25/75、ko
llicoat IR-ポリビニルアルコール60/40、ポリビニルアルコール(PV
AまたはPV-OH)、ポリ(ビニルアセテート)(PVAc)、ポリ(ブチルメタクリ
レート-co-(2-ジメチルアミノエチル)メタクリレート-co-メチルメタクリレ
ート)1:2:1、ポリ(ジメチルアミノエチルメタクリレート-co-メタクリル酸エ
ステル)、ポリ(エチルアクリレート-co-メチルメタクリレート-co-トリメチル
アンモニオエチルメタクリレートクロリド)、ポリ(メチルアクリレート-co-メチル
メタクリレート-co-メタクリル酸)7:3:1、ポリ(メタクリル酸-co-メチル
メタクリレート)1:2、ポリ(メタクリル酸-co-エチルアクリレート)1:1、ポ
リ(メタクリル酸-co-メチルメタクリレート)1:1、ポリ(エチレンオキシド)(
PEO)、ポリ(エチレングリコール)(PEG)、多分岐状ポリエステルアミド、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒプロメロースフタレート、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースまたはヒプロメロース(HMPC)、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースアセテートスクシネートまたはヒプロメロースアセテートスクシネート(HP
MCAS)、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)(PLGA)、カルボマー、ポリ(エ
チレン-co-ビニルアセテート)、エチレン-ビニルアセテートコポリマー、ポリエチ
レン(PE)、およびポリカプロラクトン(PCL)、ヒドロキシルプロピルセルロース
(HPC)、ポリオキシル40硬化ヒマシ油、メチルセルロース(MC)、エチルセルロ
ース(EC)、ポロキサマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPM
CP)、ポロキサマー、硬化ヒマシ油とダイズ油、グリセリルパルミトステアレート、カ
ルナウバロウ、ポリ乳酸(PLA)、ポリグリコール酸(PGA)、セルロースアセテー
トブチレート(CAB)、コロイド状二酸化ケイ素、スクロース、グルコース、ポリビニ
ルアセテートフタレート(PVAP)ならびにそれらの組合せからなる群から選択される
【0033】
様々な熱可塑性材料の特性および供給業者を表1に列挙する。
【0034】
いくつかの実施形態において、熱溶解積層法(FDM)などのアディティブ法を利用し
て、熱可塑性材料により剤形を作製することができる。いくつかの実施形態において、熱
可塑性材料を押し出すように構成されている三次元プリンター(3Dプリンター)を使用
することによって、基材を作製することができる。典型的には、熱可塑性材料を3Dプリ
ンターにおいて溶融した後、押し出して、基材を形成する。ある実施形態において、適切
な押出機としては、限定されるものではないが、単軸または二軸押出機が挙げられ、押出
機内の温度は50℃から180℃および80℃から140℃の範囲である。一般に、押出
工程は、熱可塑性材料のガラス転移(Tg)より10℃から40℃上の温度で実施するこ
とができる。三次元プリンターにおいて使用するのに適した温度になると、熱可塑性材料
を三次元プリンティング表面に被着することができる。熱可塑性材料で製作される基材お
よびコンパートメントの形状およびサイズは、三次元プリンティング工程をプログラミン
グすることによって制御することができる。
【0035】
いくつかの実施形態において、基材の材料を、薬物の放出プロファイルが制御されるよ
うに選択することができる。例えば、基材は所望の浸食/溶解速度、透過速度を有する材
料で作製され、したがって、投与されると、コンパートメントを所定の様式で開口するこ
とができ、薬物内容物がコンパートメントから所望の速度で放出される。いくつかの実施
形態において、基材は浸食性または可溶性であり、医薬品有効成分(API)が埋め込ま
れている。基材が浸食されるまたは溶解すると、APIが放出される。
【0036】
薬物内容物の放出は、基材の厚さを調整することによっても制御することができる。例
えば、コンパートメントを形成する基材は可溶な材料で作製されている。コンパートメン
トの開口、したがってその中に詰められている薬物内容物の放出は、コンパートメントを
包囲する壁の厚さを調整することによって制御することができる。壁が厚いほど、コンパ
ートメントの開口は緩慢になり、薬物内容物の放出が遅くなる。
【0037】
B.コンパートメント
ある実施形態において、本明細書に開示される剤形は、基材内に少なくとも1つのコン
パートメントを含む。本明細書では、「コンパートメント」は、基材により特徴付けられ
または分割される空間、部分または余地を指す。コンパートメントは閉じるまたは開ける
(例えば、アパーチャーまたは通路を有する)ことができる。コンパートメントは、薬物
内容物を詰めるのに適していればいずれの幾何形状でもよい。いくつかの実施形態におい
て、コンパートメントは、パイ形、円錐形、ピラミッド形、円柱形、立方体形または直方
体形、三角形または多角形プリズム形、四面体およびそれらの組合せからなる群から選択
される形状を有する。
【0038】
いくつかの実施形態において、剤形中にコンパートメントを含むことによって、胃腸管
におけるその保持を高めることができる。図2Aは、薬物内容物が詰められているコンパ
ートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を図示する。図2Aを参照すると、剤形
100では、コンパートメント102が基材101によって形成されている。薬物内容物
103は、コンパートメント102の内壁に連結することによってコンパートメント10
2に詰められている。コンパートメント102は、剤形に浮遊効果をもたらし、それによ
って胃におけるまたは水性もしくは酸性の環境におけるその滞留時間を延長することがで
きる。滞留時間は、基材の材料の浸食/溶解速度によって決まり、図2Bに示すようにA
PIの持続放出をもたらすことができる。
【0039】
図3は、胃腸管における滞留を増加させた別の例示的な剤形を図示する。図3を参照す
ると、剤形200は、コンパートメント202にコンパートメント202を自由に移動す
る第2の剤形203(例えば、錠剤)が含まれている構成を有する。剤形の胃腸管内滞留
時間が限定されている。浮遊システムを使用することによって、剤形が胃に滞在し、胃腸
管の上部において薬物を連続的に放出し、小腸における吸収を最大にすることが可能にな
り得る。
【0040】
いくつかの実施形態において、コンパートメントの形状は、薬物内容物を制御された速
度で放出することができるように独自に作り出されている。いくつかの実施形態において
、コンパートメントは、楔形、パイ形、円錐形、ピラミッド形、円柱形、立方体形または
直方体形、三角形または多角形プリズム形、四面体およびそれらの組合せからなる群から
選択される形状を有する。
【0041】
一実施形態において、剤形のコンパートメントは、異なる幾何形状を有する。図4A
、パイ形のコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形を示す。図4Bは、様
々なサイズの開口部を含む複数のコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤形
を示す。図4Cは、ある角度をなすコンパートメントを形成する基材を有する例示的な剤
形を示す。図4Dは、半径サイズが異なる複数のコンパートメントを形成する基材を有す
る例示的な剤形を示す。
【0042】
コンパートメントの形状を利用して、剤形の放出プロファイルを制御することができる
。例えば、R.A.LipperおよびW.I.Higuichiは、図5に例示される
ゼロ次放出プロファイルを実現する送達システムを記述した。図5は、パイ形状のコンパ
ートメントを有する送達システムの断面図を示す。コンパートメントは、小さい開口部を
通じて環境と連絡する。コンパートメントには、溶解してAPIを放出する薬物内容物が
詰められている。次いで、APIは、小さい開口部を通じて環境に放出される。薬物内容
物の溶解速度は、薬物内容物の溶解境界(薬物内容物とコンパートメントの空間との界面
)領域と正に相関する。一方、APIの環境への拡散速度は拡散経路長λと負に相関する
。その結果、薬物内容物が溶解するにつれて、溶解境界領域は増加し、薬物内容物の溶解
速度は上昇する。一方、薬物内容物が溶解するにつれて、拡散経路長λは増加する。した
がって、コンパートメントにおいて放出されるAPIは、剤形から拡散するにはより長い
長さを輸送される必要がある。ゼロ次放出速度論を実現するように剤形を設計することが
想定される(R.A. LipperおよびW. I. Higuchi (1977)
、Analysis of theoretical behavior of a p
roposed zero-order drug delivery system.
J. Pharm Sci 66(2): 163~4; D. Brookeおよび
R. J. Washkuhn (1977)、Zero-order drug de
livery system: theory and preliminary te
sting. J Pharm Sci. 66(2):159~162)。
【0043】
C.薬物内容物
本明細書では、用語「薬物内容物」は、医薬品有効成分(API)、化粧料、生物学的
物質、診断剤および科学実験用試薬を含めて1種または複数の有効成分を含む組成物を指
す。
【0044】
本明細書では、APIは、医薬品中の生物学的に活性な成分を指す。いくつかの実施形
態において、APIは、局所麻酔薬、抗てんかん薬および抗痙攣薬、アルツハイマー病治
療薬、鎮痛薬、抗痛風薬、抗高血圧薬、抗不整脈薬、利尿薬、肝疾患治療薬、膵疾患治療
薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、グルココルチコイド薬、性ホルモン薬および避妊
薬、血糖降下薬、抗骨粗鬆症薬、抗生物質、スルホンアミド、キノロン、ならびに他の合
成抗細菌薬、抗結核薬、抗ウイルス薬、抗新生物薬、免疫モジュレーター、化粧料有効物
質、中国伝統医学薬(TCM)およびTCM抽出物からなる群から選択される。
【0045】
いくつかの実施形態において、APIは、(R)-フォリチキソリン、リドカイン、1
1-ジ-デューテロ-エチルリノレエート、16-デヒドロ-プレグネノロン、17β-
エストラジオール、2-イミノビオチン、3,5-ジヨードチロプロピオン酸、5-フル
オロ-2-デオキシシチジン、6-メルカプトプリン、エドトレオチド、アバカビル、ア
ワビのヘモシアニン、アバメタピル、アベジテロール、アベマシクリブ、アベキシノスタ
ット、アビラテロン、アカラブルチニブ、アカンプロサート、アカンプロサートカルシウ
ム、アカルボース、アセビルスタット、アセクリジン、アセクロフェナク、アセヒチシン
塩酸塩、エースマンナン、アセノイラミン酸、アセトアミノフェン、アセチルシステイン
、アセチルキタサマイシン、アセチル-L-カルニチン塩酸塩、アセチルサリチル酸、ア
シクロビル、アシピモックス、アシタザノラスト、アシトレチン、アクリジニウム、アク
リジニウムブロミド、アコルビフェン、アコラフロキサシン、アコチアミド、アクリバス
チン、アクタリット、アダパレン、アダパレン、アデホビルジピボキシル、アデメチオニ
ン、アドエア、アファチニブ、アフィモキシフェン、アフレセルチブ、アゴメラチン、ア
イルデナフィルシトレート〔aildenafilcitrate〕、アラドリアン、アラレボナジフロキ
サシンメシレート、アラレリンアセテート、アラトロフロキサシンメシレート、アルベン
ダゾール、アルブテロールスルフェート、アルブテルペノイド、アルカフタジン、アルド
キソルビシン、アレクチニブ、アレンドロネート、アレンドロン酸ナトリウム、アレンド
ロン酸ナトリウム水和物、アレンドロン酸、アルファカルシドール、アルファキサロン、
アルフェンタニル、アルフゾシン、アリセルチブ、アリスキレン、アリスポリビル、アリ
トレチノイン、アラントイン、アリサルタンイソプロキシル、アロプリノール、アルモト
リプタン、アログリプチン、アログリプチンベンゾエート、アロセトロン、アルペリシブ
、α-ケトグルタレート、αリポ酸、α1-アンチトリプシン、α-シクロデキストリン
安定化スルホラファン、アルプラゾラム、アルプロスタジル、アルプロスタジルアルファ
デクス、アルチラチニブ、アルトレタミン、アルトロパン、硫酸アルミニウム、アルビモ
パン、アルボシジブ、アマンタジン、アマンタジン塩酸塩、アンブリセンタン、アンブロ
キソール、アンブロキソール塩酸塩、アムカセルチブ、アンフェタミン、アンフェタミン
ポリスチレクス、アミファンプリジン、アミファンプリジンホスフェート、アミホスチン
、アミカシン、アミロライド、アミノレブリニク〔aminolevulinic〕、アミノレブリン酸
、アミノレブリン酸塩酸塩、アミノプテリン、アミオダロン、アミセリモド、アミスルプ
リド、アミチファジン塩酸塩、アミトリプチリン、アンレキサノクス、アムロジピン、ア
ムロジピン、アムロジピンベシレート、アムロジピンベシレート、アムロジピンカンシレ
ート、アムロジピンマレエート、アムロジピンニコチネート、アムロジピンオロテート、
乳酸アンモニウム、アモジアキン、アモロルフィン、アモスラロール、アモキシシリン、
アモキシシリン水和物、アンフェタミン、アンフェタミンアスパルテート、アンフェタミ
ンスルフェート、アムホテリシンB、アムホテリシンBコレステリルスルフェート、アム
ホテリシンB脂質複合体、アンピシリンナトリウム、アンピロキシカム、アムリノン、ア
ムルビシン、アムトルメチングアシル、アナセトラピブ、アナグリプチン、アナグレリド
、アナモレリン、アナストロゾール、アンクロド、アンドロゲン、アンドログラホリド、
アネコルタブ、アニデュラファンギン、アニラセタム、アニストレプラーゼ、アンロチニ
ブ、アンタゾリン、抗アンドロゲン薬、アンチネオプラストンA-10、アンチネオプラ
ストンAS2-1、アントフロキサシン塩酸塩、アントロキノノール、アパベタロン、ア
パルタミド、アパチニブメシレート、アパジコン、アピリモドメシレート、アピキサバン
、アポモルヒネ、アポモルヒネ塩酸塩、アプレミラスト、アプレピタント、アプリシタビ
ン、アラムコール、アラニジピン、アラセルタコナゾール、アラセルタコナゾールニトレ
ート、アルバクロフェン、アルバクロフェンプラカルビル、アルベカシン、アルベカシン
スルフェート、アルデパリンナトリウム、アルフォルモテロール、アルガトロバン、アル
ハロフェナート、アリモクロモル、アリピプラゾール、アリピプラゾールラウロキシル、
アルモダフィニル、三酸化ヒ素、亜ヒ酸、アルテフェノメルメシレート、アルテメテル、
アルテモチル、アルテニモル、アルテロランマレエート、アルテスネート、アルティス〔
Artiss〕、アサピプラント、アセナピン、アシマドリン、アストドリマー、アストラガロ
シド、アスナプレビル、アタシグアト、アタルレン、アタザナビル、アタザナビルスルフ
ェート、アテノロール、アトモキセチン、アトルバスタチン、アトルバスタチンカルシウ
ム、アトルバスタチンストロンチウム、アトバクォン、アトラセンタン、アトロピン、オ
ーラノフィン、アウリクロセン、アバシンカプタドペゴルナトリウム、アバコパン、アバ
ナフィル、アバトロンボパグ、アビバクタム、アビバクタムナトリウム、アビジンオック
ス〔AvidinOx〕、アビプタジル、アビチニブ、アボラルスタット、アクセロプラン、アキ
シチニブ、アザシチジン、アザシチジン、アザセトロン、アゼライン酸、アゼラスチン、
アゼラスチン塩酸塩、アゼリラゴン、アゼルニジピン、アジルサルタン、アジルサルタン
メドキソミルカリウム、アジルサルタントリメチルエタノールアミン、アジミリド、アジ
スロマイシン、アジスロマイシンラクトビオネート、アズトレオナム、アズトレオナムリ
シン、アズブジン、バクロフェン、バフェチニブ、バイカレイン、バイカリン、BAK不
含ラタノプロスト、バロフロキサシン、バルサラジド、バルサラジドナトリウム、バンブ
テロール、バラセルチブ、バルドキソロンメチル、バリシチニブ、バルニジピン、バスミ
サニル、バテフェンテロールサクシネート、バゼドキシフェン、ベクラブビル、ベクロメ
タゾンジプロピオネート、ベクロメタゾンジプロピオネート、ベダキリン、ベドラドリン
、ベリノスタット、ベロラニブ、ベロテカン、ベンペド酸、ベナペネム〔benapenem〕、
ベナゼプリル、ベンシクロキジウムブロミド、ベンダムスチン、ベンダムスチン塩酸塩、
ベニジピン、ベンセラジド、ベンタマピモド、ベンザルコニウムクロリド、ベンズヒドロ
コドン、ベンズニダゾール、ベンゾカイン、過酸化ベンゾイル、ベンジダミンHCL、ベ
ポタスチン、ベポタスチンカルシウム2水和物、ベポタスチンサリシレート、ベラクタン
ト、ベラプロストナトリウム、ベシフロキサシン、ベシホビル、ベシピルジン、β-エレ
メン、ベタヒスチン、無水ベタイン、ベタメタゾン、ベタメタゾンブチレートプロピオネ
ート、ベタメタゾンジプロピオネート、ベタメタゾンバレレート、ベタミプロン、ベタキ
ソロール、ベタキソロール塩酸塩、ベタネコール、ベトリキサバン、ベバシズマブ、ベキ
サグリフロジン、ベキサロテン、ベザフィブレート、ビアフンギン、ビアペネム、ビカル
タミド、ビシザール、ビクテグラビル、ビシクロール、ビラスチン、ビマトプロスト、ビ
ニメチニブ、ビオチン、ビラブレシブ2水和物、ビスカルシトレートカリウム、次没食子
酸ビスマス、ビスムチルエカベト、ビスノルシムセリン、ビソプロロール、ビソプロロー
ルフマレート、ビテスピラマイシン、ビキサロマー、ブレオマイシン、ブロナンセリン、
ボアンマイシン塩酸塩、ボセプレビル、ボルテゾミブ、ボセンタン、ボセンタン水和物、
ボスチニブ、ボバクタント、ブレクスピプラゾール、ブリシクリブナトリウム、ブリガチ
ニブ、ブリラシジン、ブリマピチド、ブリモニジン、ブリンシドフォビル、ブリンゾラミ
ド、ブリバニブアラニネート、ブリバラセタム、ブリブジン、ブロルシズマブ、ブロマゼ
パム、ブロムフェナク、ブロムフェナクナトリウム、ブロモクリプチン、ブロンコスタッ
ト、ブロチゾラム、ブリオスタチン-1、ブシンドロール、ブクラデシン、ブデソニド、
ブジピン、ブフロメジル、ブラキン、ブナゾシン、ブパルリシブ、ブピバカイン、ブピバ
カイン塩酸塩、ブプレノルフィン、ブプレノルフィン塩酸塩、ブプロピオン、ブプロピオ
ン塩酸塩、ブリキサフォル、ブセレリンアセテート、ブスピロン、ブスピロン塩酸塩、ブ
スルファン、ブスルフェクス、ブテナフィン、ブトルファノールタルトレート、ブチルフ
タリド、カバジタキセル、カベルゴリン、カボテグラビル、カボザンチニブS-マレート
、カダゾリド、カドロフロキサシン、カフェイン、カフェインシトレート、カフネア、カ
フセルチブ塩酸塩、カルシポトリオール、カルシトリオール、酢酸カルシウム、ホリン酸
カルシウム、レボホリン酸カルシウム、ポリカルボフィルカルシウム、カルファクタント
、カルマンガホジピル、カルサーフ、カミシナル、カモスタットメシレート、カンプトテ
シン、カナグリフロジン、カンデサルタン、カンデサルタンシレキセチル、カンホスファ
ミド、カングレロール、カンナビジオール、カペシタビン、カプマチニブ、カプサイシン
、カプトプリル、カルバマゼピン、カルベトシン、カルビドパ、カルビノキサミン、カル
ボシステイン、カルボプラチン、カルジドパ、カルフィルゾミブ、カルグルミン酸、カリ
プラジン、カリスバメート、カルムスチン、カロテグラストメチル、カルテオロール、カ
ルテオロール塩酸塩、カルモナム、カルベジロール、カルベジロールホスフェート、キャ
スポファンギン、カテキン、セブラノパドール、セジラニブ、セファクロル、セファドロ
キシル、セファチアミジン、セファゾリンナトリウム5水和物、セフカペン、セフジニル
、セフジトレンピボキシル、セフェピム、セフェピム二塩酸塩、セフェタメトピボキシル
塩酸塩、セフィデロコル、セフィラバンシン、セフミノクス、セフォペラゾン、セフォペ
ラゾンナトリウム、セフォセリス、セフォタキシム、セフォタキシムナトリウム、セフォ
チアム、セフォゾプラン、セフピロム、セフポドキシム、セフプロジル、セフタロリン、
セフタロリンフォサミル、セフタジジム、セフチブテン、セフトビプロールメドカリル、
セフトロザンスルフェート、
【0046】
セフトリアキソン、セフトリアキソンナトリウム、セフロキシム、セフロキシムナトリウ
ム、セレコキシブ、セルゴシビル、セリプロロール、セルプロテクト、セネスチン、セニ
クリビロック、センサブジン、センタナファジン、セファロスポリン、セラリフィモド、
セルデュラチニブ、セリチニブ、硝酸セリウム、セチリスタット、セチリジン、セトラキ
サート、セビメリン、ケノデオキシコール酸、クロシブタミン、クロルヘキシジン、クロ
ルマジノンアセテート、クロロゲン酸、クロロキン、クロロキソキノリン、クロルフェニ
ラミン、クロルフェニラミンマレエート、クロルフェニラミンポリスチレクス、クロルタ
リドン、クロルタリドン、コレカルシフェロール、コール酸、コリンアルホスセラート、
コリンジエパルレスタット、コリンフェノフィブレート、シクレソニド、シクロピロクス
オラミン、シクロスポリン、シドフォビル、シドキセピン、シラスタチン、シラザプリル
、シルニジピン、シロスタゾール、シメチジン、シナカルセト、シネパジドマレエート、
シンヒアルロン酸ナトリウム、シニタプリドタルトレート、シパルガミン、シプロフィブ
レート、シプロフロキサシン、シプロフロキサシン塩酸塩、シラパランタグ、サーカディ
ン、シサトラクリウムベシレート、シスプラチン、シタロプラム、シタロプラム臭化水素
酸塩、シチコリン、シトルリン、クラドリビン、クラリスロマイシン、クラブラン酸カリ
ウム、クラブラン酸、クラゾセンタン、クレビジピン、クレブジン、クリンダマイシン、
クリンダマイシン塩酸塩、クリンダマイシンホスフェート、クリオキノール、クロバザム
、クロベタゾールプロピオネート、クロベタゾールプロピオネートフォーム、クロドロン
酸、クロファラビン、クロファジミン、クロミプラミン、クロミプラミン塩酸塩、クロナ
ゼパム、クロニジン、クロニジン塩酸塩、クロピドグレル、クロピドグレルベシレート、
クロピドグレルビスルフェート、クロピドグレルカムシレート、クロピドグレル水素スル
フェート、クロピドグレルナパジシレート、クロピドグレルレジネート、クロトリマゾー
ル、クロザピン、コバマミド、コビシスタット、コビメチニブ、コビプロストン、コデイ
ン、コデインポリスチレクス、コルヒチン、コレカルシフェロール、コレセベラム、コレ
スチラン、コルホルシンダロパート、コルホスセリルパルミテート、コリスチンメタナト
リウム、コニバプタン、コパンリシブ、銅ヒスチジン、コルテキソロン17α-プロピオ
ネート、コシテカン、クレノラニブ、クリダニモドナトリウム、クリサボロール、クリゾ
チニブ、クロフェレマー、クロリブリン、クロモグリク酸、クロモリンナトリウム、クタ
メシン二塩酸塩、シアノコバラミン、シクリジンラクテート、シクロベンザプリン塩酸塩
、シクロホスファミド、シクロホスファミド1水和物、シクロスポリン、シプロテロン、
シプロテロンアセテート、シタラビン、シタラビンオクホスファート、ダビガトランエテ
キシレート、ダブラフェニブ、ダクラタスビル、ダコミチニブ、ダルババンシン、ダルセ
トラピブ、ダルファムプリジン、ダルホプリスチン、ダルテパリンナトリウム、ダナパロ
イドナトリウム、ダナゾール、ダニリキシン、ダノプレビル、ダントロレンナトリウム、
ダヌセルチブ、ダパコナゾール、ダパグリフロジン、ダパグリフロジンプロパンジオール
、ダピプラゾール、ダピビリン、ダポキセチン、ダプロデュスタット、ダプソン、ダリフ
ェナシン、ダリナパルシン、ダルナビル、ダサブビル、ダサチニブ、ダソトラリン、ダウ
ノルビシン、デシタビン、デキュプレート、デファクチニブ、デフェラシロクス、デフェ
リプロン、デフェロキサミンメシレート、デフラザコート、デフレキシフォル、デラフロ
キサシン、デラマニド、デラプリル、デラプリル塩酸塩、デラビルジン、デニブリン、デ
オキシアンドログラホリド、デルマタンスルフェート、デスフルラン、デシプラミン塩酸
塩、デスロラタジン、デスモプレシン、デスモプレシンアセテート、デソゲストレル、デ
ソニド、デスベンラファキシン、デューデキストロメトルファン臭化水素酸塩、デューテ
ポルフィン、重水素化レボドパ、重水素化ベンラファキシン、デューテトラベナジン、デ
キサメタゾン、デキサメタゾンアセテート、デキサメタゾンシペシレート、デキサメタゾ
ンパルミテート、デキサメタゾンナトリウムホスフェート、デキサンフェタミン、デキサ
ナビノール、デクスフェルム、デクスケトプロフェントロメタモール、デクスランソプラ
ゾール、デクスメデトミジン、デクスメチルフェニデート、デクスプラミペキソール、デ
キスラゾキサン、デキスソタロール、デキストロアンフェタミンサッカレート、デキスト
ロアンフェタミンスルフェート、デキストロメトルファン、デキストロメトルファン臭化
水素酸塩、デキストロプロポキシフェン、ジアセレイン、ジアモルヒネ塩酸塩、ジアンヒ
ドロガラクチトール、ジアゼパム、ジアゾキシドコリン、ジクロフェナク、ジクロフェナ
クカリウム、ジクロフェナクナトリウム、ジクロフェナミド、ジシクロプラチン、ジダノ
シン、ジエノゲスト、ジフルプレドナート、ジゴキシン、ジホモ-γ-リノレン酸、ジヒ
ドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロエルゴタミンメシレート、ジル
チアゼム、ジルチアゼム塩酸塩、ジメスナ、フマル酸ジメチル、ジミラセタム、ジノプロ
ストン、ジフェニルシクロプロペノン、ジプラグルラント、ジピリダモール、ジクアホソ
ルテトラナトリウム、ジリスロマイシン、ジスフェントンナトリウム、ジスルフィラム、
ジトラノール、d-メサドン、ドカルパミン、ドセタキセル、ドシパルスタット、ドコサ
ノール、ドフェチリド、ドラセトロン、ドルテグラビル、ドンペリドン、ドナフェニブト
シレート、ドネペジル、ドネペジル塩酸塩、ドーパミン、ドラビリン、ドリペネム、ドル
ゾラミド、ドルゾラミド塩酸塩、ドスマルファート、ドキサクリウムクロリド、ドキサゾ
シン、ドキサゾシンメシレート、ドキセピン塩酸塩、ドキセルカルシフェロール、ドキシ
フルリジン、ドキソフィリン、ドキソルビシン、ドキソルビシン塩酸塩、ドキシサイクリ
ン、ドキシサイクリンヒクラート、ドキシラミンサクシネート、ドロナビノール、ドロネ
ダロン、ドロスピレノン、ドロキシドパ、D-タガトース、デュロキセチン、デュロキセ
チン塩酸塩、デュタステリド、ドゥベリシブ、エバスチン、エベルコナゾール、エブセレ
ン、エカベト、エコナゾールニトレート、エコピパム、エダラボン、エジボキセチン、エ
ドナーピックマレエート、エドキサバン、エファツタゾン、エファビレンツ、エフィナコ
ナゾール、エフロルニチン、エホニジピン塩酸塩、エグアレンナトリウム、エイコサペン
タエン酸モノグリセリド、エラフィブラノール、エラゴリックス、エラミプレチド、エル
バスビル、エルデカルシトール、エレクラジン、エレスクロモルナトリウム、エレトリプ
タン、エリグルスタットタルトレート、エロビキシバット、エルトロンボパグ、エルクサ
ドリン二塩酸塩、エルビテグラビル、エムドゲイン、エメダスチン、エメラミド、エミク
ススタット、エモデプシド、エンパグリフロジン、エムリカサン、エムトリシタビン、エ
ナラプリル、エナラプリルマレエート、エナシデニブ、エンセニクリン、エンクロミフェ
ンシトレート、エンコラフェニブ、エンドキシフェン、エノボサルム、エノキサシングル
コネート、エノキサパリンナトリウム、エンプロスチル、エンタカポン、エンタソブリン
、エンテカビル、エンテカビルマレエート、エンチノスタット、エントスプレチニブ、エ
ントレクチニブ、エンザルタミド、エンザスタウリン、エパカドスタット、エパルレスタ
ット、エペリゾン、エペトラボロール、エフェドリンスルフェート、エピナスチン塩酸塩
、エピネフリン、エピルビシン、エピルビシン塩酸塩、エピサルバン、エピチニブ、エプ
レレノン、エポプロステノール、エプリステリド、エプロジセート、エプロサルタン、エ
プタプラチン、エラバサイクリン、エルダフィチニブ、エルドステイン、エリブリンメシ
レート、エルロチニブ、エルタペネム、エルテベレル、エルツグリフロジン、エリスロマ
イシン、エリスロマイシンアシストレート、エリスロマイシンスチノプレート、エスシタ
ロプラム、エスケタミン、エスケタミン塩酸塩、エスリカルバゼピンアセテート、エスモ
ロール塩酸塩、エソメプラゾール、エソメプラゾールマグネシウム、エソメプラゾールス
トロンチウム、エソメプラゾール、エステトロール、エストラジオール、エストラジオー
ルアセテート、エストラジオールシピオネート、エストラジオールバレレート、エストロ
ジオール、エストロゲン、エスベラプロストナトリウム、エスゾピクロン、エタミカスタ
ット、エタンブトール塩酸塩、エタセレン、エチニルエストラジオール、フマル酸水素エ
チルのカルシウム塩、フマル酸水素エチルのマグネシウム塩、フマル酸水素エチルの亜鉛
塩、エチニルエストラジオール、エチドロン酸、エチミシンスルフェート、エチリノテカ
ンペゴル、エチゾラム、エトドラク、エトノゲストレル、エトポシド、エトポシドホスフ
ェート、エトリコキシブ、エトラビリン、エトリパミル、オイパチリン、エベナミド塩酸
塩、エベロリムス、エボホスファミド、エボグリプチン、エキセメスタン、エキセンディ
ン(9-39)、エキセポルフィニウムクロリド、エザチオスタット、エゼチミブ、エズ
トロミド、ファドルミジン、ファドロゾール、ファルダプレビル、ファレカルシトリオー
ル、ファムシクロビル、ファミチニブ、ファモチジン、ファンプリジン、ファロペネム、
ファシチバントクロリド、ファソラセタム、ファスジル、ファスジル塩酸塩、ファスジル
メシレート、ファビピラビル、フェバルバマート、フェブキソスタット、フェドバパゴン
、フェルバマート、フェルビナクトロメタモール、フェロジピン、フェミトラ、フェンフ
ルラミン塩酸塩、フェノバム、フェノフィブレート、フェノフィブリン酸、フェノルドパ
ム、フェノテロール、フェンレチニド、フェンタニル、フェンタニルシトレート、フェン
チコナゾール、フェルマガート、クエン酸第二鉄、マルトール第二鉄、フェルモキシトー
ル、フェソテロジンフマレート、フェビピプラント、フェキシニダゾール、フェキソフェ
ナジン、フィブリンシーラント、フィブリノゲン、フィブリノゲンシーラント、フィダキ
ソマイシン、フィラネシブ、フィルゴチニブ、フィロシクロビル、フィマポルフィン、フ
ィマサルタン、フィナフロキサシン、フィナフロキサシン塩酸塩、フィナステリド、フィ
ネレノン、フィンゴリモド、フィパメゾール、フィルテカンペゴル、フレカイニド、フレ
ロキサシン、フリバンセリン、フロモキセフ、
【0047】
フロクスウリジン、フルアゾレパリ、フルコナゾール、フルダラビン、フルマチニブ、フ
ルマゼニル、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオラパシ
ン、フルオロウラシル、フルオキセチン、フルオキセチン塩酸塩、フルピルチン、フルル
ビプロフェン、フルルビプロフェンアキセチル、フルルビプロフェンナトリウム、フルリ
スロマイシン、フルチカゾン、フルチカゾンフロエート、フルチカゾンプロピオネート、
フルトリマゾール、フルバスタチン、フルボキサミン、葉酸、ホリネート、フォリウムギ
ンコ、ホメピゾール、フォナデルパル、フォンダパリヌクスナトリウム、ホレチニブ、ホ
ルメスタン、フォルモテロール、フォルモテロールフマレート、フォロデシン、ホスアン
プレナビル、ホスアプレピタント、フォスブレタブリン、フォスブレタブリン二ナトリウ
ム、ホスフルコナゾール、ホスホマイシン、ホスホマイシン二ナトリウム、ホスホマイシ
ントロメタモール、ホシノプリル、ホシノプリルナトリウム、ホスミドマイシン、ホスフ
ェニトイン、ホスプロポフォール、ホスラブコナゾール、ホスタマチニブ、ホステムサビ
ルトロメタミン、ホタグリプチンベンゾエート、ホテムスチン、フロバトリプタン、フル
クインチニブ、フドステイン、フルベストラント、フナピド、フロセミド、フシジン酸、
ガバペンチン、ガバペンチンエナカルビル、ガベキサートメシレート、ガシクリジン、ガ
ドブトロール、ガドベルセタミド、ガドキセト酸二ナトリウム、ガランタミン、ガレテロ
ン、ガリデシビル、硝酸ガリウム、ガルニセルチブ、ガンボギン酸、ガナキソロン、ガン
シクロビル、ガネテスピブ、ガニレリクスアセテート、ガレノキサシン、ガチフロキサシ
ン、ガチフロキサシンメシレート、ゲダトリシブ、ゲフィチニブ、ゲムカベン、ゲムシタ
ビン、ゲムシタビン塩酸塩、ゲムフィブロジル、ゲミフロキサシン、ゲミグリプチン、ゲ
ミグリプチン酒石酸、ゲニステイン、ゲンタマイシン、ゲンチオピクリン、ゲピロン、ジ
ェポチダシン、ゲストデン、ゲストリノン、チモロールマレエート、ギルテリチニブ、ギ
メラシル、ジンセノサイドC-K、ジンセノサイドRg3、ギビノスタット、グラスデジ
ブ、グラチラマーアセテート、グレカプレビル、グレサチニブグリコレート、グリベンク
ラミド、グリクラジド、グリメピリド、グリピジド、グルホスファミド、グルタミン、グ
ルタチオナルセノキシド、グリセロールフェニルブチレート、グリコピロニウム、グリコ
ピロニウムブロミド、グリコピロニウムトシレート、グリチルリチン酸、ガングリオシド
、ゴロチモド、ゴソグリプチン、グラニセトロン、グラニセトロン塩酸塩、グラゾプレビ
ル、グアイフェネシン、グアイメサール、グアンファシン、グスペリムス三塩酸塩、イン
フルエンザ菌、ハロベタゾールプロピオネート、ハロファントリン、ハロメタソン、ヒー
ロン、ヘマトポルフィリン、ヘメアルギネート、ヘモコアグラーゼアクタス、ヘパリン、
ヘルビロン〔Herbiron〕、ヘトロンボパグ、ヘクステンド、ヒゲナミン塩酸塩、ヒスタミ
ン二塩酸塩、HPPH光増感剤、ヒトアポトランスフェリン、ヒトプラスミノーゲン、フ
ペルジンA、ヒアルロン酸ナトリウム、ヒドララジン塩酸塩、ヒドロクロロチアジド、ヒ
ドロコドン、ヒドロコドンビタルトレート、ヒドロコドンポリスチレクス、ヒドロコルチ
ゾン、過酸化水素、ヒドロモルホン、ヒドロモルホン塩酸塩、ヒドロキソコバラミン、ヒ
ドロキシカルバミド、ヒドロキシクロロキン、ヒドロキシプロゲステロンカプロエート、
ヒドロキシサフロールイエローA、ヒラスタン、ヒペリシン、ヒペストキシド、イバンド
ロネート、イバンドロン酸、イベロガストN、イボデュタント、イブルチニブ、イブジラ
スト、イブプロフェン、イブチリド、イブチリドフマレート、イカリチン、イクラプリム
、イコサブテート、イコサペント、イコサペントエチル、イコサペントエチルエステル、
イコチニブ塩酸塩、イダロピルジン、イダサヌトリン、イデベノン、イデラリシブ、イド
クスウリジン、イドロノキシル、イフェトロバン、イフェトロバンナトリウム、イグラチ
モド、イランソプラゾール、イラプラゾール、イロペリドン、イロプロスト、イロプロス
トベータデクスクラスレート、イマチニブ、イマチニブメシレート、イメグリミン、イミ
ダフェナシン、イミダプリル、イミダゾールサリシレート、イミドール塩酸塩、イミグリ
プチン二塩酸塩、イミペネム、イミキモド、イミソパセムマンガネーゼ、イムレコキシブ
、インカドロン酸、インコボツリナムトキシン、インダカテロール、インダカテロールマ
レエート、インダパミド、インデロキサジン、インジミテカン、インジナビル、インジセ
トロン、インドメタシン、インドラミン、インドテカン、インドキシモド、イネカルシト
ール、インフィグラチニブ、インガビリン、インゲノールメブテート、吸入亜硝酸ナトリ
ウム、カルボキシマルトース第二鉄、イノシン、インテピルディン、イオジコナゾール、
イパタセルチブ二塩酸塩、イプラグリフロジン、イプラトロピウム、イプラトロピウムブ
ロミド、イプタカリム、イルベサルタン、イリノテカン、イリノテカン塩酸塩、イリノテ
カンスクロソフェート、イロフルベン、鉄イソマルトシド1000、コハク酸鉄タンパク
、イロススタット、イルソグラジンマレエート、イサブコナゾニウムクロリド/スルフェ
ート、イソジブト、イソフルラン、イソニアジド、イソプロピルウノプロストン、イソソ
ルビドジニトレート、イソソルビドモノニトレート、イソステビオール、イソチアフルジ
ン、イソトレチノイン、イスラジピン、イスタロキシム、イストラデフィリン、イタシチ
ニブ、イトプリド塩酸塩、イトラコナゾール、イバブラジンヘミスルフェート、イバブラ
ジン塩酸塩、イバカフトル、イベルメクチン、イボシデニブ、アフリベルセプト、イキサ
ベピロン、イクサゾミブシトレート、カリクレイン、カングベイデ〔kangbeide〕、ケタ
ミン、ケタンセリン、ケトコナゾール、ケトプロフェン、ケトロラク、ケトロラクトロメ
タミン、ケトチフェン、ケベトリン、クコアミンBメシレート、L-4-クロロキヌレニ
ン、ラシジピン、ラコサミド、ラクチトール、ラダリキシン〔ladarixin〕、ラドスチギ
ル、ラフルニムス、ラフチジン、ラミブジン、ラモトリギン、ランジオロール、ランジオ
ロール塩酸塩、ラニナミビルオクタノエート、ラノコナゾール、ランソプラゾール、炭酸
ランタン、ラパチニブ、ラキニモド、ラロムスチン、ラスミジタン、ラソフォキシフェン
、ラタノプロスト、ラタノプロステンブノド、ラウフルミド〔lauflumide〕、レジパスビ
ル、レファムリン、レフルノミド、レンボレキサント、レナリドミド、レンチナン、レン
チナンスルフェート、レンチナンビラル〔lentinanviral〕、レンバチニブメシレート、
レルカニジピン、レシヌラド、レテプリニム、レテルモビル、レトロゾール、ロイシン、
リュープロレリンアセテート、レバルブテロール、レバルブテロール塩酸塩、レバミソー
ル、レバムロジピン、レバムロジピンベシレート、レバムロジピンマレエート、レベチラ
セタム、レボブピバカイン、レボカバスチン、レボカバスチン塩酸塩、レボカルニチン、
レボセチリジン二塩酸塩、レボドパ、レボドキサゾシンメシレート、レボフロキサシン、
レボケトコナゾール、レボミルナシプラン、レボナジフロキサシンアルギニン塩、レボノ
ルゲストレル、レボノルゲストレルブタノエート、レボ-フェンシノネート塩酸塩、レボ
ルニダゾール、レボルファノール、レボシメンダン、レボチロキシンナトリウム、レボツ
ス〔levotuss〕、L-グルタミン、リドカイン、リフィテグラスト、リグストラジン塩酸
塩、リマプロスト、リナグリプチン、リネゾリド、リオチロニン、リオチロニンナトリウ
ム、リポビーン、リポソームクルクミン、リポタイコ酸、リラナフテート、リスデキサン
フェタミン、リシノプリル、リソフィリン、リスリド水素マレエート、クエン酸リチウム
、コハク酸リチウム、リキシバプタン、ロバプラチン、ロベグリタゾン、炭酸ロデナフィ
ル、ロフェキシジン、ロメフロキサシン、ロメリジン、ロメリジン二塩酸塩、ロミタピド
、ロナファルニブ、ロニダミン、ロペラミド、ロペラミドオキシド、ロピナビル、ロラタ
ジン、ロラゼパム、ロルカセリン、ロレジプロン〔lorediplon〕、ロルラチニブ、L-オ
ルニチン-L-アスパルテート、ロルノキシカム、ロサルタン、ロサルタンカリウム、ロ
スマピモド、ロテプレドノールエタボネート、ロバスタチン、ロキサピン、ロキソプロフ
ェン、L-プラジカンテル、ルビプロストン、ルカントン、ルセラスタット〔lucerastat
〕、ルシナクタント、ルシタニブ塩酸塩、ルリコナゾール、ルマカフトル、ルマテペロン
トルエンスルホネート〔lumateperone toluene sulfonate〕、ルメファントリン、ルミラ
コキシブ、ルナカルシポール、ルラシドン、ルルビネクテジン、ルセオグリフロジン水和
物、ルストロンボパグ、リシンアセチルサリシレート、マシモレリン、マシテンタン、マ
フェニド、炭酸マグネシウム、イソグリチルリジン酸マグネシウム、マンガホジピル、マ
ニジピン、マニジピン二塩酸塩、マンニトール、マラビロク、マリバビル、マリゾミブ、
マシルカスト、マシチニブ、マボグルラント、マキサカルシトール、メベンダゾール、メ
ビホン〔mebiphon〕、メカミルアミン、メカミルアミン塩酸塩、メクロレタミン、メコバ
ラミン、メドロキシプロゲステロン、メドロキシプロゲステロンアセテート、メフロキン
、メゲストロール、メゲストロールアセテート、メイスオシュリ〔meisuoshuli〕、メレ
ボドパ、メロキシカム、メルファラン、メルファランフルフェナミド塩酸塩、メマンチン
、メマンチン塩酸塩、メナジオンナトリウム亜硫酸、メナテトレノン、メパクリン、メキ
ノール、メルカプタミン、メルカプタミンビタルトレート、メルカプタミン塩酸塩、メル
カプトプリン、メレスチニブ、メロペネム、メロトシン〔merotocin〕、メサラミン、メ
サラジン、メタカビル、メタドキシン、メタミゾールナトリウム、メタキサロン、メテル
ゴリン、メトホルミン、メトホルミン塩酸塩、メサドン、メタゾラミド、メトトレキサー
ト、メトキシフルラン、アミノレブリン酸メチル塩酸塩、メチルナルトレキソンブロミド
、メチルナルトレキソン、メチルフェニデート、メチルフェニデート塩酸塩、メチルプレ
ドニゾロン、メチルプレドニゾロンアセポナート、
【0048】
メチルチオニニウムクロリド、メチロシン、メトクロプラミド、メトプロロール、メトプ
ロロールスクシネート、メトリホネート、メトロニダゾール、メチラポン、メキシレチン
、ミベフラジル、ミコナゾール、ミコナゾールニトレート、ミダゾラム、ミダゾラム塩酸
塩、ミドドリン、ミドスタウリン、ミファムルチド、ミフェプリストン、ミガラスタット
、ミグリトール、ミグルスタット、ミルナシプラン、ミルリノン、ミルテホシン、ミナプ
リン、ミノサイクリン、ミノサイクリン塩酸塩、ミノドロン酸、ミノキシジル、ミラベグ
ロン、ミリプラチン水和物、ミロデナフィル、ミロデナフィル塩酸塩、ミロガバリン、ミ
ルタザピン、ミソプロストール、ミチグリニド、マイトマイシン、ミトキサントロン、ミ
トキサントロン塩酸塩、ミボチレート、ミゾラスチン、ミゾリビン、モセチノスタット二
臭化水素酸塩、モクロベミド、モダフィニル、ドキシサイクリン、モジパファント、モエ
キシプリル、モフェゾラク、モリデュスタット〔molidustat〕、モリンドン塩酸塩、モメ
ロチニブ、モメタゾン、モネパンテル、グリチルリジン酸モノアンモニウム、モノベンゾ
ン、モノナトリウムα-ルミノール、モノテルペンペリリルアルコール、モンテルカスト
、モンテルカストナトリウム、モンモリロナイト、モラシジン、モリニダゾール、モルヒ
ネ、モルヒネグルクロニド、モルヒネピタバスタチン、モルヒネスルフェート、モルホチ
アジンメシレート、モサプリド、モトリモド、モキシデクチン、モキシフロキサシン、モ
キシフロキサシン塩酸塩、モキソニジン、モキソニジン塩酸塩、モザバプタン、ムパフォ
スタットナトリウム、ムピロシン、マイコバクトビル〔mycobactovir〕、ミコフェノレー
トモフェチル、ミリスチルニコチネート、ナビロン、ナビキシモルス、ナブメトン、N-
アセチルシステイン、ナシステリン、ナジフロキサシン、ナドロール、ナドロパリンカル
シウム、ナフチフィン塩酸塩、ナフトピジル、ナルブフィン、ナルブフィンセバケート、
ナルデメジン、ナルフラフィン、ナルメフェン、ナロキセゴル、ナロキソン、ナロキソン
塩酸塩、ナルトレキソン、ナルトレキソン塩酸塩、ナルゾタン、ナンドロロンデカノエー
ト、ナパブカシン、ナファゾリン、ナフトキン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム
、ナコチニブメシレート、ナラトリプタン、ナルラプレビル、ナスパキュ〔nasapaque〕
、ナサルプラーゼ、ナストラゼピドカルシウム〔nastorazepide calcium〕、ナテグリニ
ド、ナバメペント〔navamepent〕、ナザルチニブ、ネビボロール、ネクパラニブ〔necupa
ranib〕、ネダプラチン、ネドクロミル、ネララビン、ネルフィナビル、ネロタンセリン
、ネモナプリド、ネモノキサシン、ネオアンドログラホリド、ネオサキシトキシン、ネオ
スチグミンメチルスルフェート、ネパズタント、ネパフェナク、ネピカスタット、ネポロ
ング〔nepolong〕、ネラメキサン、ネラチニブ、ネリドロン酸、ネタルスジル〔netarsud
il〕、ネチルマイシン、ネツピタント、ネビラピン、ナイアシン、ニカルジピン、ニセル
ゴリン、ニコランジル、ニコチフロリン、ニコチン、ニコチン酸、ニクサミド、ニフェジ
ピン、ニフェカラント、ニフェビロク〔nifeviroc〕、ニフルチモックス、ニフルジド、
ニッコマイシン、ニロチニブ、ニルタミド、ニルバジピン、ニメスリド、ニモジピン、ニ
モラゾール、ニンゲチニブ〔ningetinib〕、ニンテダニブ、ニラパリブ、ニソルジピン、
ニタゾキサニド、ニチシノン、ニトレンジピン、一酸化窒素、ニトログリセリン、ニトロ
グリセリン、ニザチジン、ノクサバン〔nokxaban〕、ノラトレキセド、ノメゲストロール
アセテート、ノルエルゲストロミン、ノルエピネフリン、ノルエチンドロン、ノルエチン
ドロンアセテート、ノルエチンドロンエナンテート、ノルエチステロン、ノルエチステロ
ンアセテート、ノルフロキサシン、ノルゲスチメート、ノルイボガイン、ノルウルソデオ
キシコール酸、オベチコール酸、オクテニジン、オクトヒドロアミノアクリジンスクシネ
ート、オクトレオチド、オクトレオチド塩酸塩、オダラスビル〔odalasvir〕、オダナカ
チブ、オジパルシル、オフロキサシン、オランザピン、オラパリブ、オレソキシム、オリ
セリジン〔oliceridine〕、オルメサルタン、オルメサルタンシレキセチル、オルメサル
タンメドキソミル、オロダテロール、オロダテロール塩酸塩、オロパタジン、オロパタジ
ン塩酸塩、オルプリノン、オルサラジン、オルチプラズ、オマセタキシンメペスクシネー
ト、オマダサイクリン、オマリグリプチン、オマベロキソロン、オムビタスビル、オメカ
ムティブメカルビル、ω-3カルボン酸、オメプラゾール、オミガピル、オモコナゾール
、オナレスピブ、オナプリストン、オンダンセトロン、オンデロプラン、オピカポン、オ
ピプラモール、メチルフェニデート、オリシノシド〔orcinoside〕、オリロチモド、オリ
タバンシン、オルリスタット、オルニチンフェニルアセテート、オルノプロスチル、オル
タタキセル、オルテロネル、オルソビスク、オルベピタント、オセルタミビル、オシロド
ロスタット〔osilodrostat〕、オシメルチニブ、オシリスオオアワガエリ〔Osiris Phleu
m pretense〕、オスペミフェン、オテラシルカリウム、オテセコナゾール、オキサリプラ
チン、オキサロ酢酸、オキサンドロロン、オキサゼパム、オキシカルバゼピン、オクスフ
ェンダゾール、酸化グルタチオンナトリウム、オキシラセタム、オキシブチニン、オキシ
ブチニン塩酸塩、オキシコドン、オキシコドン塩酸塩、オキシメタゾリン、オキシメタゾ
リン塩酸塩、オキシモルフォン、オキシトシン、オザグレル、オザグレル塩酸塩、オザグ
レルナトリウム、オザニモド、オゼノキサシン、パクリタキセル、パクリタキセルポリグ
ルメクス、パクリチニブ、パルボシクリブ、パリペリドン、パリペリドンパルミテート、
パルミドロール、パロノセトロン、パロバロテン、パミドロン酸二ナトリウム、パンクレ
リパーゼ、パニペネム、パノビノスタット、パントプラゾール、パラセタモール、パレコ
キシブ、パリカルシトール、パリタプレビル、パルナパリンナトリウム、パログレリル、
パロモマイシン、パロキセチン、パロキセチン塩酸塩0.5水和物、パロキセチンメシレ
ート、パチロマーカルシウム、パツピロン、パゾパニブ、パズフロキサシン、パズフロキ
サシンメシレート、ペフカルシトール、ペフィシチニブ、ペグ化アポ-フィルグラスチム
、ペルビプロフェン、ペマフィブレート、ペメトレキセド二ナトリウム、ペミロラスト、
ペミロラストカリウム、ペミロラストナトリウム、ペンシクロビル、ペネヒクリジン塩酸
塩、ペンタミジン、ペンテト酸カルシウム三ナトリウム、ペンテト酸亜鉛三ナトリウム、
ペンテトラゾール、ペントサン多硫酸ナトリウム、ペントスタチン、ペントキシフィリン
、ペラミビル、ペランパネル、ペルクロゾン、ペレチノイン、ペルフレナペント、ペルフ
ルブロン乳濁液、ペルフルオロオクチルブロミド、ペルゴリド、ペルヘキシリンマレエー
ト、ペリホシン、ペリンドプリル、ペリンドプリルアルギニン、ペロスピロン、ペボネジ
スタット、ペキシダルチニブ、ファゴバイオダーム〔PhagoBioDerm〕、フェンクロベンピ
ロン〔phenchlobenpyrrone〕、フェネチルイソチオシアネート、フェノキシベンザミン塩
酸塩、フェンテルミン、フェンテルミン塩酸塩、フェントラミンメシレート、フェニルブ
チレート、フェニレフリン、フェニレフリン塩酸塩、フェニトイン、ホスファジド、ピブ
レンタスビル、ピシバニール、ピクロリブ、ピクロポドフィリン、ピドチモド、ピロカル
ピン、ピロカルピン塩酸塩、ピルシカイニド、ピマセルチブ塩酸塩、ピマバンセリン、ピ
メクロリムス、ピモベンダン、ピノセンブリン、ピノメトスタット、ピオグリタゾン、ピ
オグリタゾン塩酸塩、ピパンペロン、ピペクロニウム、ピペラシリン、ピペラシリンナト
リウム、ピペラキン、ピペラキンホスフェート、ピペリドン塩酸塩、ピペリン、ピペルフ
ェントナミン〔piperphentonamine〕、ピラセタム、ピラルビシン、ピルフェニドン、ピ
ルメノール、ピロメラチン〔piromelatine〕、ピロチニブ、ピロキシカム、ピロキシカム
ベータデクス、ピタバスタチン、ピタバスタチンカルシウム、ピトリサント、ピクサント
ロン、プラゾマイシン、プレコナリル、プレリキサフォ、プリナブリン、ポカパビル〔po
capavir〕、ヒドロモルホン、ポドフィロックス、ポラプレジンク、ポルマコキシブ、ポ
リダチン、ポリオキシドニウム、ポマグルメタッドメチオニル、ポマリドミド、ポナチニ
ブ、ポネシモド、ポルフィマーナトリウム、ポサコナゾール、ポシフェン〔posiphen〕、
炭酸水素カリウム、クエン酸カリウム、クラブラン酸カリウム、ポジオチニブ、プラシノ
スタット、プラデホビル、プララトレキセート、プラミペキソール、プラミラセタム、プ
ランルカスト、プランルカスト水和物、プラステロン、プラスグレル、プラバスタチン、
プラゾシン、プレドニムスチン、プレドニゾロン、プレドニゾロンアセテート、プレドニ
ゾロンナトリウムホスフェート、プレドニゾン、プレガバリン、プレンプロ、プレサトビ
ル〔presatovir〕、プレトマニド、プレビデルシン〔previdersin〕、プレキサセルチブ
〔prexasertib〕、プリドピジン、プリロカイン、プリテリビル、プロカテロール塩酸塩
、プロクロルペラジン、プロクロルペラジンマレエート、プロフェザイム〔profezyme〕
、プロゲステロン、プロゲストゲン、プロゲストゲンジエノゲスト、プログアニル、プロ
メタジン、プロミチル〔promitil〕、プロパフェノン、プロパゲルマニウム、プロポフォ
ール、プロプラノロール、プロプラノロール塩酸塩、プロスタット、プロキソドロール、
プルカロプリド、プルリフロキサシン、プルリソル〔prurisol〕、不溶性プルシアンブル
ー、プソイドエフェドリン、プソイドエフェドリン塩酸塩、プエラリン、プキチニブメシ
レート、ピラジナミド、ピリドキサミン二塩酸塩、ピリドキシン塩酸塩、ピリメタミン、
ピロナリジン、ピロールチニブマレエート、クアゼパム、クエチアピンフマレート、クエ
チアピン、キナゴリド塩酸塩、キナプリル塩酸塩、キニジンスルフェート、キニーネスル
フェート、キヌプリスチン、キシノスタット、キザルチニブ二塩酸塩、ラベプラゾール、
ラベプラゾールナトリウム、ラベキシモド、ラセカドトリル、ラデゾリド、ラドチニブ、
ラルフィナミド、ラリメチニブ、ラリネパグ、ラロキシフェン、ラルテグラビル、ラルチ
トレキセド、ラマトロバン、ラメルテオン、ラミプリル、ラモセトロン、
【0049】
ラニチジン、ラニチジンビスマスシトレート、ラノラジン、ラサギリン、ラビダスビル塩
酸塩、ラクサトリギン〔raxatrigine〕、レバミピド、レバスチニブ、レボキセチン、レ
ボキセチンメシレート、レシリシブナトリウム、レコフラボン〔recoflavone〕、レダポ
ルフィン、イブプロフェン、ナプロキセン、グリコピロニウムブロミド、レファメチニブ
、レゴラフェニブ、レレバクタム、レレノプリド〔relenopride〕、レルゴリクス、レメ
グルラント、レミフェンタニル、レミフェンタニル塩酸塩、レミマゾラム、レミマゾラム
トシレート、レモグリフロジンエタボネート、レパグリニド、レパリキシン、レピリナス
ト、アンレキサノクス、クロルシクリジン塩酸塩、ブシラミン、グアナベンズ、マジンド
ール、ナルトレキソン、ニチシノン、オンダンセトロン、ファセトペラン、レチガビン、
ロシグリタゾン、フェニル酪酸ナトリウム、レシニフェラトキシン、レシキモド、レスミ
ノスタット、リスベラトロール、レタグリプチン〔retagliptin〕、レタパムリン、レチ
ガビン、レチノイン酸、レトシバン、レバプラザン、レベフェナシン、レビパリンナトリ
ウム、レイン、レニウム186エチドロネート、リバビリン、リボシクリブ、リコリノス
タット、リジニラゾール、リドスチン、リファブチン、リファンピシン、リファマイシン
、リファペンチン、リファキシミン、リゴセルチブナトリウム、リラプラジブ、リルピビ
リン、リルピビリン塩酸塩、リルゾール、リマンタジン、リメポリド、リメキソロン、リ
オシグアト、リパスジル塩酸塩水和物、リセドロネートナトリウム、リスペリドン、リト
ナビル、リバーロキサバン、リバスチグミン、リビパンセルナトリウム、リザトリプタン
、リザトリプタンベンゾエート、rミュレーション〔rmulation〕、ロシレチニブ、ロフ
ルミラスト、ロキタマイシン、ロラピタント、ロムルチド、ロナカレレット、ロネパルス
タット〔roneparstat〕、ロノプテリン〔ronopterin〕、ロピニロール、ロピニロール塩
酸塩、ロピバカイン、ローズベンガルナトリウム、ロシグリタゾン、ロシグリタゾンマレ
エート、ロシグリタゾンナトリウム、ロスタフロキシン、ロスバスタチン、ロスバスタチ
ンカルシウム、ロチゴチン、ロバチレリン、ロキサデュスタット、ロキシスロマイシン、
ルビテカン、ルカパリブホスフェート、ルフィナミド、ルフロキサシン、ルパタジン、ル
キソリチニブ、S-(-)-オルニダゾールホスフェート二ナトリウム、サバルビシン、
サクビトリル、サフィナミド、サルブタモール、サルブタモールスルフェート、サリチル
酸、サルメテロール、サルメテロールキシナホエート、サルブリナール、サルビシン、サ
マリウム(153Sm)レキシドロナム、サミドルファン、S-アムロジピンニコチネー
ト、サパシタビン、サプロプテリン、サプロプテリン二塩酸塩、サキナビル、サラカチニ
ブ、サレサイクリン、サログリタザル、サルポグレレート塩酸塩、サボリチニブ〔savoli
tinib〕、サキサグリプチン、スコポラミン、サソリ毒、ω-3多価不飽和脂肪酸、セク
ニダゾール、セゲステロンアセテート、セレギリン、セレギリン塩酸塩、セレプレッシン
、セレキシパグ、セリシクリブ、セリネキソール、セリシスタット、セルメチニブ、セル
ランパネル、セプラノロン〔sepranolone〕、セラトロダスト、セルロピタント、セルタ
コナゾール、セルタコナゾールニトレート、セルチンドール、セルトラリン、セルトラリ
ン塩酸塩、セチピプラント、炭酸セベラマー、セベラマー塩酸塩、セビテロネル〔sevite
ronel〕、セボフルラン、セブパリンナトリウム〔sevuparin sodium〕、シブトラミンマ
レエート、シブトラミンメシレート、シルデナフィル、シルデナフィルシトレート、シリ
ビニン二水素スクシネート〔silibinin dihydrogen succinate〕、シルミタセルチブ〔si
lmitasertib〕、シロドシン、スルファジアジン銀、シメプレビル、シミテカン塩酸塩、
シモチニブ塩酸塩、シンバスタチン、シノテセアン〔sinotecean〕、シポニモド、シロリ
ムス、シタフロキサシン、シタグリプチン、シタグリプチンホスフェート、シベレスタッ
ト、シゾフィラン、スミラゲニン、S-モダフィニル、ソブゾキサン、エシン酸ナトリウ
ム、アスコルビン酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、クロモグリ
ク酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム第二鉄塩複合物、グリシジダゾールナトリウム、
グアレネートナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、イバンドロン酸ナトリウム、硝酸ナ
トリウム、亜硝酸ナトリウム、オキシベートナトリウム、フェニル酢酸ナトリウム、フェ
ニル酪酸ナトリウム、ポリスルチオネートナトリウム、プラステロンスルフェートナトリ
ウム、ピルビン酸ナトリウム、タウロコール酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ジルコ
ニウムナトリウム環状ケイ酸塩、ソホスブビル、ソフピロニウムブロミド、ソラベグロン
、ソリフェナシン、ソリスロマイシン、ソニデジブ、ソノリシブ〔sonolisib〕、ソホカ
ルピン、ソホリジン塩酸塩、ソラフェニブ、ソルビトール、ソタグリフロジン、ソチリモ
ド、ソトラスタウリン、ソチリゼ〔sotylize〕、ソバプレビル、スパルフロキサシン、ス
パルセンタン、スペブルチニブ、スピラプリル、スピロノラクトン、スクアラミン、スタ
ンソポルフィン、スタブジン、S-テナトプラゾール、ステプロニン、スチリペントール
、ストレプトゾシン、マロン酸ストロンチウム、ラネル酸ストロンチウム、コハク酸、ス
クラルファート、スクロオキシ水酸化鉄、スフェンタニル、スフタラン亜鉛、スガマデク
ス、スルバクタム、スルバクタムナトリウム、スルカルジンスルフェート、スルファメト
キシピラジン、スルファサラジン、スルファチニブ、スルホニル尿素、スルホラファン、
スルホタンシノンナトリウム、スリンダク、スロデキシド、スルファメトキサゾール、ス
ルチアム、スマトリプタン、スマトリプタンスクシネート、スニチニブ、日長石、スプラ
シン〔suplasyn〕、スプラタストトシレート、スラミンナトリウム、ベラパミル塩酸塩、
リルピビリン、ステゾリド、スボレキサント、タカルシトール、タクリン、タクロリムス
、タダラフィル、タファミジス、タフェノキン、タフルプロスト、タフォキシパリンナト
リウム〔tafoxiparin sodium〕、タラデジブ、タラポルフィン、タラゾパリブ、タリペキ
ソール、タルチレリン、タミバロテン、タモキシフェン、タムスロシン、タムスロシン塩
酸塩、タンドスピロン、タネスピマイシン、タペンタドール、タラフェナシン、タレンフ
ルルビル、タルロキソチニブブロミド、タセリシブ、タシメルテオン、タスキニモド、タ
バボロール、タビレルミド〔tavilermide〕、タザロテン、タゼメトスタット、タゾバク
タム、タゾバクタムナトリウム、テビペネムピボキシル、テカルファリン、テコビリマッ
ト、テクトリゲニンナトリウムスルホネート、テジサミル、テジゾリドホスフェート、テ
フィノスタット〔tefinostat〕、テガフール、テガセロド、テイコプラニン、テラプレビ
ル、テラプリストンアセテート、テラチニブ、テルビブジン、テリスロマイシン、テルミ
サルタン、テロトリステイトチプレート〔telotristatetiprate〕、テマノグレル、テモ
カプリル、テモポルフィン、テモゾロミド、テムシロリムス、テナリシブ〔tenalisib〕
、テナパノル、テネリグリプチン、テノホビル、テノホビルアラフェナミド、テノホビル
ジピボキシルフマレート、テノホビルジソプロキシルアスパルテート、テノホビルジソプ
ロキシルフマレート、テノキシカム、テポチニブ、テプレノン、テラメプロコール、テラ
ゾシン、テルビナフィン、テルビナフィン塩酸塩、テルグリド、テリフルノミド、テセバ
チニブ、テソフェンシン〔tesofensine〕、テストステロン、テストステロンウンデカノ
アート、テトラベナジン、テトラカイン、テトラカイン塩酸塩、テトラヒドロカンナビジ
オール、テトラチオモリブデート、テトリゾリン、テザカフトル〔tezacaftor〕、サリド
マイド、セリアチニブ〔theliatinib〕、テオフィリン、セラピューティク〔therapeutic
〕、チアジド、チエノルフィン塩酸塩、チオテパ、トロンビン、トロンボレダクチン、チ
ロキシン、チアガビン、チアネプチン、チボロン、チカグレロル、チクロピジン、チゲサ
イクリン、チルドロン酸二ナトリウム、チモロール、チモロールマレエート、チンダマッ
クス〔tindamax〕、チニダゾール、チンザパリンナトリウム、チオコナゾール、チオプロ
ニン、チオトロピウムブロミド、チオトロピウムブロミド1水和物、チペルカスト、チペ
ピジンヒベンゼート、ティピファルニブ、チピラシル塩酸塩、チプラナビル、チラパザミ
ン、ティラセムチブ、チリラザド、チロフィバン、チロフィバン塩酸塩、チバンチニブ、
ティボザニブ、チザニジン、トブラマイシン、トコフェルソラン、トコレチナート、トフ
ァシチニブ、トホグリフロジン、トルカポン、トリミドン、トルペリゾン、トルテロジン
、トルテロジンタルトレート、トルバプタン、トナベルサット、トピラマート、トピロキ
ソスタット、トポテカン、トポテカン塩酸塩、トラセミド、トレホラント、トレミフェン
、トセドスタット、トスフロキサシン、トトロンボパグ、トザデナント、トラベクテジン
、トラボデノソン、トラジピタント、トラマドール、トラマドール塩酸塩、トラメチニブ
、トランドラプリル、トラネキサム酸、トラニラスト、トランスクロセチネートナトリウ
ム、経上皮リボフラビン、トランチンテロール塩酸塩、トラボプロスト、トラゾドン、ト
レハロース、トレラグリプチンスクシネート、トレオスルファン、トレプロスチニル、ト
レプロスチニルジオラミン、トレチノイン、トリアムシノロンアセトニド、トリアピン、
トリアゾラム、トリベンジミジン、トリクロルメチアジド、トリシリビン、トリクラベン
ダゾール、トリクロカルバン、トリエンチン塩酸塩、トリファロテン〔trifarotene〕、
トリフルリジン、トリフルサール、トリヘプタノイン、トリロスタン、トリメブチン3-
チオカルバモイル-ベンゼンスルホネート、トリメブチントシレート、トリメゲストン、
トリメトプリム、トリメトレキサート、トリニトレート、ジシトラトビスマス酸三カリウ
ム、トロフィネチド〔trofinetide〕、トロピカミド、トロピセトロン、トロスピウムク
ロリド、トロバフロキサシン、トロキシピド、ツカチニブ、ツロブテロール、タイラージ
ピン〔tylerdipine〕塩酸塩、ウベニメクス、ユビデカレノン、ユブロゲパント、ウデナ
フィル、ウリナスタチン、ウリプリスタル、ウリサーチニブ〔ulixertinib〕、ウロベタ
ソール、ウメクリジニウム、ウメクリジニウムブロミド、ウパモスタット〔upamostat〕
、ユプロセルチブ、ウラシル、ウラピジル、ウリジントリアセテート、ウロアシチド〔ur
oacitides〕、ウルソデオキシコール酸、ウルソール酸、バボルバクタム、バダダスタッ
ト、バラシクロビル、バラシクロビル塩酸塩、バルベナジン、バルデコキシブ、バルガン
シクロビル、バロマシクロビルステアレート、バルプロ酸、バルルビシン、バルサルタン
、バルサルタン三ナトリウム2.5水和物、
【0050】
バンコマイシン、バンコマイシン塩酸塩、バンデタニブ、バニプレビル、バノキセリン、
バペンダビル〔vapendavir〕、バルデナフィル塩酸塩、バレニクリン、バリセナ〔varith
ena〕、バルリチニブ、バチキノン、バベルタ〔vavelta〕、ベリパリブ、ベルパタスビル
、ベルセトラグ、ベムラフェニブ、ベネトクラクス、ベンラファキシン、ベンラファキシ
ン塩酸塩、ベポロキサマー、ベラパミル、ベラパミル塩酸塩、ベルジネキソル〔verdinex
or〕、ベレゲン〔veregen〕、ベリシグアト、ベリヌラド〔verinurad〕、ベルナカラント
、ベルナカラント塩酸塩、ベロスジル、ベルテポルフィン、ベルベセスタット、ベルブリ
ン、ベサトリモド、ベスナリノン、ビベグロン、ビカグレル、ビガバトリン、ビランテロ
ール、ビランテロールトリフェナテート、ビラプリサン〔vilaprisan〕、ビラゾドン、ビ
ルダグリプチン、ビンクリスチンスルフェート、ビンフルニン、ビノレルビン、ビンポセ
チン、ビンタホリド、ビラリム〔viralym〕-C、ビスモデギブ、ビスツセルチブ、ビタ
ミンEニコチニケート〔vitamin E nicotinicate〕、ビゾミチン、ボグリボース、ボラ
セルチブ、ボリキシバットカリウムエタノレート水和物、ボノプラザンフマレート、ボラ
パキサル、ボリコナゾール、ボリノスタット、ボルチオキセチン、ボルチオキセチン臭化
水素酸塩、ボサロキシン、ボキシラプレビル、ワルファリン、キセミロフィバン、イミタ
スビル〔yimitasvir〕、ヨンケナフィル〔yonkenafil〕、ザボフロキサシン、ザフィルル
カスト、ザルシタビン、ザレプロン、ザルトプロフェン、ザミカスタット〔zamicastat〕
、ザナミビル、ゼミスタチン、Z-エンドキシフェン塩酸塩、ジボテンタン、ジデバクタ
ム、ジドブジン、ジレウトン、酢酸亜鉛、ジノスタチンスチマラマー、ジプラシドン、ゾ
フェノプリル、ゾゲニクス、ゾレドロネートD,L-リシン1水和物、ゾレドロネート二
ナトリウム、ゾレドロン酸、ゾリフロダシン、ゾルミトリプタン、ゾルピデム、ゾルピデ
ムタルトレート、ゾニサミド、ゾピクロン、ゾテピン、ズカプサイシン、ズクロペンチキ
ソール、およびズレチノールアセテートからなる群から選択される。
【0051】
いくつかの実施形態において、中国伝統医学薬は、Abelmoschi Corolla、Abri Herba、
Abutili Semen、Acanthopanacis Cortex Acanthopanacis Senticosi Radix Et Rhizoma S
eu Caulis、Acanthopanax Extract、Achilleae Herba、Achyranthis Bidentatae Radix、
Aconiti Kusnezoffii Folium、Aconiti Kusnezoffii Radix Cocta、Aconiti Kusnezoffii
Radix、Aconiti Lateralis Radix Praeparata、Aconiti Radix Cocta、Aconiti Radix、
Acori Calami Rhizoma、Acori Tatarinowii Rhizoma、Adenophorae Radix、Aesculi Seme
n、Agkistrodon、Agrimoniae Herba、Ailanthi Cortex、Ajugae Herba、Akebiae Caulis
、Akebiae Fructus、Albiziae Cortex、Albiziae Flos、Alismatis Rhizoma、Allii Macr
ostemonis Bulbus、Allii Sativi Bulbus、Allii Tuberosi Semen、Aloe、Alpiniae Kats
umadai Semen、Alpiniae Officinarum Rhizoma、Alpiniae Oxyphyllae Fructus、Alumen
、Amomi Fructus Rotundus、Amomi Fructus、Ampelopsis Radix、Andrographis Herba、A
ndrographolides、Anemarrhenae Rhizoma、Anemones Raddeanae Rhizoma、Angelicae Dah
uricae Radix、Angelicae Pubescentis Radix、Angelicae Sinensis Radix、Anisi Stell
ati Fructus、Apocyni Veneti Folium、Aquilariae Lignum Resinatum、Arcae Concha、A
rctii Fructus、Ardisiae Crenatae Radix、Ardisiae Japonicae Herba、Arecae Pericar
pium、Arecae Semen Tostum、Arecae Semen、Arisaema Cum Bil、Arisaematis Rhizoma P
reparatum、Arisaematis Rhizoma、Aristolochiae Fructus、Aristolochiae Herba、Arme
niacae Semen Amarum、Arnebiae Radix、Artemisiae Annuae Herba、Artemisiae Argyi F
olium、Artemisiae Scopariae Herba、Asari Radix Et Rhizoma、Asiatic Moonseed Root
Extract、Asini Corii Colla、Asparagi Radix、Aspongopus、Asteris Radix Et Rhizom
a、Astragali Complanati Semen、Astragali Radix Praeparata Cum Melle、Astragali R
adix、Atractylodis Macrocephalae Rhizoma、Atractylodis Rhizoma、Aucklandiae Radi
x、Aurantii Fructus Immaturus、Aurantii Fructus、Bambusae Caulis In Taenias、Bam
busae Concretio Silicea、Baphicacanthis Cusiae Rhizoma Et Radix、Belamcandae Rhi
zoma、Belladonna Extract、Belladonna Liquid Extract、Belladonnae Herba、Benincas
ae Exocarpium、Benzoinum、Berberidis Radix、Bergeniae Rhizoma、Bergenin、Bistort
ae Rhizoma、Bletillae Rhizoma、Bolbostemmatis Rhizoma、Bombyx Batryticatus、Born
eolum Syntheticum、Borneolum、Bovis Calculus Artifactus、Bovis Calculus Sativus
、Bovis Calculus、Breviscapine、Broussonetiae Fructus、Bruceae Fructus、Bubali C
ornu、Buddlejae Flos、Bufonis Venenum、Bungarus Parvus、Bupleuri Radix、Calamina
、Callicarpae Caulis Et Folium、Callicarpae Formosanae Folium、Callicarpae Macro
phyllae Folium、Calomelas、Campsis Flos、Canarii Fructus、Canavaliae Semen、Cann
abis Fructus、Capsici Fructus、Carotae Fructus、Carpesii Fructus、Carthami Flos
、Caryophylli Flos、Caryophylli Fructus、Cassiae Semen、Castor Oil、Catechu、Cel
osiae Cristatae Flos、Celosiae Semen、Centella Total Glucosides、Centellae Herba
、Centipedae Herba、Cera Chinensis、Cera Flava、Cervi Cornu Degelatinatum、Cervi
Cornu Pantotrichum、Cervi Cornu、Cervi Cornus Colla、Chaenomelis Fructus、Chang
ii Radix、Chebulae Fructus Immaturus、Chebulae Fructus、Chelidonii Herba、Chines
e Angelica Liquid Extract、Chloriti Lapis、Choerospondiatis Fructus、Chrysanthem
i Flos、Chrysanthemi Indici Flos、Chuanxiong Rhizoma、Cibotii Rhizoma、Cicadae P
eriostracum、Cichorii Herba、Cichorii Radix、Cimicifugae Rhizoma、Cinnabaris、Ci
nnamomi Cortex、Cinnamomi Ramulus、Cinnamon Oil、Cirsii Herba、Cirsii Japonici H
erba Carbonisata、Cirsii Japonici Herba、Cissampelotis Herba、Cistanches Herba、
Citri Exocarpium Rubrum、Citri Fructus、Citri Grandis Exocarpium、Citri Reticula
tae Pericarpium Viride、Citri Reticulatae Pericarpium、Citri Reticulatae Semen、
Citri Sarcodactylis Fructus、Clematidis Armandii Caulis、Clematidis Radix Et Rhi
zoma、Clinopodii Herba、Cnidii Fructus、Codonopsis Radix、Coicis Semen、Commelin
ae Herba、Conyzae Herba、Coptidis Rhizoma、Cordyceps、Corni Fructus、Corydalis B
ungeanae Herba、Corydalis Decumbentis Rhizoma、Corydalis Rhizoma、Crataegi Foliu
m、Crataegi Fructus、Cremastrae Pseudobulbus,Pleiones Pseudobulbus、Crinis Carbo
nisatus、Croci Stigma、Crotonis Fructus、Crotonis Semen Pulveratum、Curculiginis
Rhizoma、Curcumae Longae Rhizoma、Curcumae Radix、Curcumae Rhizoma、Cuscutae Se
men、Cyathulae Radix、Cyclovirobuxine、Cynanchi Atrati Radix Et Rhizoma、Cynanch
i Paniculati Radix Et Rhizoma、Cynanchi Stauntonii Rhizoma Et Radix、Cynomorii H
erba、Cyperi Rhizoma、Dahurian Rhododendron Leaf Oil、Dalbergiae Odoriferae Lign
um、Daturae Flos、Dendrobii Caulis、Dendrobii Officinalis Caulis、Descurainiae S
emenlepidii Semen、Desmodii Styracifolii Herba、Dianthi Herba、Dichroae Radix、D
ictamni Cortex、Dioscorea Panthaicae Rhizoma、Dioscoreae Hypoglaucae Rhizoma、Di
oscoreae Nipponicae Rhizoma、Dioscoreae Rhizoma、Dioscoreae Spongiosae Rhizoma、
Dipsaci Radix、Draconis Sanguis、Drynariae Rhizoma、Dryopteridis Crassirhizomati
s Rhizoma Carbonisatum、Dryopteridis Crassirhizomatis Rhizoma、Echinopsis Radix
、Ecliptae Herba、Entadae Semen、Entianae Rhodanthae Herba、Ephedrae Herba、Ephe
drae Radix Et Rhizoma、Epimedii Folium、Epimedii Wushanensis Folium、Equiseti Hi
emalis Herba、Erigerontis Herba、Eriobotryae Folium、Eriocauli Flos、Erodii Herb
a Geranii Herba、Erycibes Caulis、Eucalyptus Oil、Eucommiae Cortex、Eucommiae Fo
lium、Euodiae Fructus、Eupatorii Herba、Eupatorii Lindleyani Herba、Euphorbiae E
bracteolatae Radix、Euphorbiae Hirtae Herba、Euphorbiae Humifusae Herba、Euphorb
iae Pekinensis Radix、Euphorbiae Semen Pulveratum、Euphorbiae Semen、Eupolyphaga
Steleophaga、Euryales Semen、Fagopyri Dibotryis Rhizoma、Farfarae Flos、Ferulae
Resina、Fibraureae Caulis、Fibriuretinin、Fluoritum、Foeniculi Fructus、Forsyth
iae Fructus、Fraxini Cortex、Fritillariae Cirrhosae Bulbus、Fritillariae Hupehen
sis Bulbus、Fritillariae Pallidiflorae Bulbus、Fritillariae Thunbergii Bulbus、F
ritillariae Ussuriensis Bulbus、Galangae Fructus、Galla Chinensis、Galli Gigerii
Endothelium Corneum、Ganoderma、Capillary Wormwood Extract、GardeniaeFructus Pr
aeparatus、Gardeniae Fructus、Gastrodiae Rhizoma、Gecko、Gei Herba、Gendarussae
Herba、Genkwa Flos、Gentianae Macrophyllae Radix、Gentianae Radix Et Rhizoma、Gi
nger Liquid Extract、Ginkgo Folium、Ginkgo Leaves Extract、Ginkgo Semen、Ginseng
Folium、Ginseng Radix Et Rhizoma Rubra、Ginseng Radix Et Rhizoma、Glabrous Sarc
andra Extract、Glechomae Herba、Gleditsiae Fructus Abnormalis、Gleditsiae Sinens
is Fructus、Gleditsiae Spina、Glehniae Radix、Glycyrrhizae Radix Et Rhizoma Prae
parata Cum Melle、Glycyrrhizae Radix Et Rhizoma、Gossampini Flos、Granati Perica
rpium、Gypsum Fibrosum、Gypsum Ustum、Haematitum、Haliotidis Concha、Halitum、Ha
lloysitum Rubrum、Hawthorn Leave Extract、Hedysari Radix Praeparata Cum Melle、H
edysari Radix、Hibisci Mutabilis Folium、Hippocampus、Hippophae Fructus、Hirudo
、Homalomenae Rhizoma、Hordei Fructus Germinatus、Houttuyniae Herba、Hydrargyri
Oxydum Rubrum、Hyoscyami Semen、
【0052】
Hyperici Perforati Herba、Ilicis Chinensis Folium、Ilicis Cornutae Folium、Ilici
s Rotundae Cortex、Ulicii Cortex、Impatientis Semen、Imperatae Rhizoma、Indigo N
aturalis、Inulae Flos、Inulae Herba、Inulae Radix、Iridis Tectori Rhizoma、Isati
dis Folium、Isatidis Radix、Juglandis Semen、Jujubae Fructus、Junci Medulla、Kad
surae Caulis、Kaempferiae Rhizoma、Kaki Calyx、Kansui Radix、Knoxiae Radix、Koch
iae Fructus、Lablab Semen Album、Laggerae Herba、Lagotidis Herba、Laminariae Tha
llus Eckloniae Thallus、Lamiophlomis Herba、Lasiosphaera Calvatia、Leonuri Fruct
us、Leonuri Herba、Leonurus Liquid Extract、Licorice Extract、Licorice Liquid Ex
tract、Ligustici Rhizoma Et Radix、Ligustri Lucidi Fructus、Lilii Bulbus、Limoni
tum、Linderae Radix、Lini Semen、Liquidambaris Fructus、Liquidambaris Resina、Li
riopes Radix、Litchi Semen、Litseae Fructus、Lobeliae Chinensis Herba、Longan Ar
illus、Lonicerae Flos、Lonicerae Japonicae Caulis、Lonicerae Japonicae Flos、Lop
hatheri Herba、Luffae Fructus Retinervus、Lycii Cortex、Lycii Fructus、Lycopi He
rba、Lycopodii Herba、Lygodii Spora、Lysimachiae Herba、Lysionoti Herba、/-Borne
olum、/-Menthol、Magnetitum、Magnoliae Flos、Magnoliae Officinalis Cortex、Magno
liae Officinalis Flos、Mahoniae Caulis、Malvae Fructus、Manis Squama、Mantidis O
OTheca、Margarita、Margaritifera Concha、Marsdeniae Tenacissimae Caulis、Mel、Me
lanteritum、Meliae Cortex、Melo Semen、Menispermi Rhizoma、Menthae Haplocalycis
Herba、Meretricis Concha,Cyclinae Concha、Micae Lapis Aureus、Microctis Folium、
Mirabilitum Praeparatum、Momordicae Semen、Mori Cortex、Mori Folium、Mori Fructu
s、Mori Ramulus、Morindae Officinalis Radix、Moschus、Moslae Herba、Moutan Corte
x、Mume Flos、Mume Fructus、Murrayae Folium Et Cacumen、Mylabris、Myristicae Sem
en、Myrrha、Nardostachyos Radix Et Rhizoma、Natrii Sulfas Exsiccatus、Natrii Sul
fas、Nelumbinis Folium、Nelumbinis Plumula、Nelumbinis Receptaculum、Nelumbinis
Rhizomatis Nodus、Nelumbinis Semen、Nelumbinis Stamen、Nigellae Semen、Notoginse
ng Radix Et Rhizoma、Notoginseng Total Saponins、Notoginseng Triol Saponins、Not
opterygii Rhizoma Et Radix、Ocimum Gratissimum Oil、Olibanum、Omphalia、Ophicalc
itum、Ophiopogonis Radix、Orostachyis Fimbriatae Herba、Oroxyli Semen、Oryzae Fr
uctus Germinatus、Osmundae Rhizoma、Ostreae Concha、Paeoniae Radix Alba、Paeonia
e Radix Rubra、Panacis Japonici Rhizoma、Panacis Majoris Rhizoma、Panacis Quinqu
efolii Radix、Papaveris Pericarpium SI、Paridis Rhizoma、Patchouli Oil、Pegaeoph
yti Radix Et Rhizoma、Peppermint Oil、Perillae Caulis、Perillae Folium、Perillae
Fructus、Periplocae Cortex、Persicae Ramulus、Persicae Semen、Peucedani Decursi
vi Radix、Peucedani Radix、Pharbitidis Semen、Phellodendri Amurensis Cortex、Phe
llodendri Chinensis Cortex、Pheretima、Phragmitis Rhizoma、Phyllanthi Fructus、P
hysalis Calyx Seu Fructus、Physochlainae Radix、Phytolaccae Radix、Picrasmae Ram
ulus Et Folium、Picriae Herba、Picrorhizae Rhizoma、Pinelliae Rhizoma Praeparatu
m Cum Alumine、Pinelliae Rhizoma Praeparatum Cum Zingibere Et Alumine、Pinelliae
Rhizoma Praeparatum、Pinelliae Rhizoma、Pini Lignum Nodi、Pini Pollen, Piperis
Fructus、Piperis Kadsurae Caulis、Piperis Longi Fructus、Plantaginis Herba、Plan
taginis Semen、Platycladi Cacumen、Platycladi Semen、Platycodonis Radix、Pogoste
monis Herba、Polygala Liquid Extract、Polygalae Japonicae Herba、Polygalae Radix
、Polygonati Odorati Rhizoma、Polygonati Rhizoma、Polygoni Avicularis Herba、Pol
ygoni Cuspidati Rhizoma Et Radix、Polygoni Multiflori Caulis、Polygoni Multiflor
i Radix Praeparata、Polygoni Multiflori Radix、Polygoni Orientalis Fructus、Poly
goni Perfoliati Herba、Polygoni Tinctorii Folium、Polyporus、Poria、Poriae Cutis
、Portulacae Herba、Potentillae Chinensis Herba、Potentillae Discoloris Herba、P
owerdered Buffalo Horn Extract、Prinsepiae Nux、Propolis、Prunellae Spica、Pruni
Semen、Psammosilenes Radix、Pseudolaricis Cortex、Pseudostellariae Radix、Psora
leae Fructus、Pterocephali Herba、Puerariae Lobatae Radix、Puerariae Thomsonii
Radix、Pulsatillae Radix、Pyritum、Pyrolae Herba、Pyrrosiae Folium、Quisqualis F
ructus、Rabdosiae Rubescentis Herba、Ranae Oviductus、Ranunculi Ternati Radix、R
aphani Semen、Realgar、Rehmanniae Radix Praeparata、Rehmanniae Radix、Rhapontici
Radix、Rhei Radix Et Rhizoma、Rhodiolae Crenulatae Radix Et Rhizoma、Rhododendr
i Daurici Folium、Rhododendri Mollis Flos、Rhubarb Extract、Rhubarb Liquid Extra
ct、Ricini Semen、Rosae Chinensis Flos、Rosae Laevigatae Fructus、Rosae Rugosae
Flos、Rubi Fructus、Rubiae Radix Et Rhizoma、Saigae Tataricae Cornu、Salvia Tota
l Phenolic Acids、Salviae Miltiorrhizae Radix Et Rhizoma、Sanguisorbae Radix、Sa
ntali Albi Lignum、Saposhnikoviae Radix、Sappan Lignum、Sarcandrae Herba、Sargas
sum、Sargentodoxae Caulis、Sauropi Folium、Saururi Herba、Saussureae Involucrata
e Herba、Schisandrae Chinensis Fructus、Schisandrae Sphenantherae Fructus、Schiz
onepetae Herba Carbonisata、Schizonepetae Herba、Schizonepetae Spica Carbonisata
、Schizonepetae Spica、Scolopendra、Scorpio、Scrophulariae Radix、Scutellaria Ex
tract、Scutellariae Barbatae Herba、Scutellariae Radix、Sedi Herba、Selaginellae
Herba、Semiaquilegiae Radix、Senecionis Scandentis Hebra、Sennae Folium、Sepiae
Endoconcha、Serpentis Periostracum、Sesame Oil、Sesami Semen Nigrum、Setariae F
ructus Germinatus、Siegesbeckiae Herba、Silybi Fructus、Sinapis Semen、Sinomenii
Caulis、Sinopodophylli Fructus、Siphonostegiae Herba、Siraitiae Fructus、Smilac
is Chinae Rhizoma、Smilacis Glabrae Rhizoma、Sojae Semen Germinatum、Sojae Semen
Nigrum、Sojae Semen Praeparatum、Solidaginis Herba、Sophorae Flavescentis Radix
、Sophorae Flos、Sophorae Fructus、Sophorae Tonkinensis Radix Et Rhizoma、Sparga
nii Rhizoma、Spatholobi Caulis、Spiceleaf Kernel Oil、Spirodelae Herba、Stachyur
i Medulla Helwingiae Medulla、Stalactitum、Star Anise Oil、Stauntoniae Caulis Et
Folium、Stellariae Radix、Stemonae Radix、Stephaniae Tetrandrae Radix、Sterculi
ae Lychnophorae Semen、Strychni Semen Pulveratum、Strychni Semen、Styrax、Suis F
ellis Pulvis、Sulfur、Swertiae Herba、Swertiae Mileensis Herba、Syngnathus、Syri
ngae Cortex、Talci Pulvis、Talcum、Tamaricis Cacumen、Tanshinones、Taraxaci Herb
a、Taxilli Herba、Tea-Seed Oil、Terminaliae Belliricae Fructus、Testudinis Carap
acis Et Plastri Colla、Testudinis Carapax Et Plastrum、Tetrapanacis Medulla、Thl
aspi Herba、Thunberg Fritillary Liquid Extract、Tinosporae Radix、Toatal Ginseno
side Of Ginseng Stems And Leaves、Toosendan Fructus、Torreyae Semen、Total Ginse
noside Ginseng Root、Toxicodendri Resina、Trachelospermi Caulis Et Folium、Trach
ycarpi Petiolus、Tribuli Fructus、Trichosanthis Fructus、Trichosanthis Pericarpi
um、Trichosanthis Radix、Trichosanthis Semen Tostum、Trichosanthis Semen、Trigon
ellae Semen、Trionycis Carapax、Tsaoko Fructus、Turpentine Oil、Turpiniae Folium
、Typhae Pollen、Typhonii Rhizoma、Uncariae Ramulus Cum Uncis、Vaccariae Semen、
Valerianae Jatamansi Rhizoma Et Radix、Verbenae Herba、Vespae Nidus、Vignae Seme
n、Violae Herba、Visci Herba、Vitex Oil、Viticis Fructus、Viticis Negundo Folium
、Vladimiriae Radix、Weeping Forsythia Extract、Wenyujin Rhizoma Concisum、Xanth
ii Fructus、Zanthoxyli Pericarpium、Zanthoxyli Radix、Zaocys、Zedoary Turmeric O
il、Zingiberis Rhizoma Praeparatum、Zingiberis Rhizoma Recens、Zingiberis Rhizom
a、Ziziphi Spinosae Semenからなる群から選択される。
【0053】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は媒体をさらに含む。媒体はAPIと結合す
ることができる、すなわち媒体はAPIと物理的に接触している。いくつかの実施形態に
おいて、APIは媒体に埋め込まれている。いくつかの実施形態において、APIは媒体
内に分散している。いくつかの実施形態において、媒体は本明細書に開示される熱可塑性
材料で作製されている。
【0054】
いくつかの実施形態において、媒体は、カカオバター、ポリエチレングリコール(PE
G)、スクロース、グルコース、ガラクトース、フルクトース、キシロースラクトース、
マルトース、トレハロース、ソルビトール、マンニトール、マルトデキストリン、ラフィ
ノース、スタキオース、フラクトオリゴ糖およびそれらの組合せからなる群から選択され
る水溶性賦形剤を含む。いくつかの実施形態において、基材は可塑剤をさらに含む。
【0055】
薬物内容物は、コンパートメントに詰め込めるのに適した任意の形状およびサイズを有
することができる。
【0056】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は、共有結合、非共有結合性相互作用により
またはリンカーを介してコンパートメントと動作可能に連結されている。したがって、薬
物内容物および基材は別々に作製され、共有結合または非共有結合性相互作用により結合
することができる。いくつかの実施形態において、剤形は、3Dプリンティング法を用い
て薬物内容物および基材を単一工程で製造することによって作製される。
【0057】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は圧縮錠、楕円形錠剤、丸剤、またはカプセ
ル剤の形状で形成される。いくつかの実施形態において、薬物内容物の形状はコンパート
メントの形状と一致する。例えば、コンパートメントがパイ形であるとき、例えばコンパ
ートメントを占めるように、薬物内容物もパイ形である。
【0058】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は図6に例示されるナノ粒子の形態をとる。
薬物内容物を、APIが溶解または懸濁している溶液と混合することができる。次いで、
溶液を、剤形の三次元プリンティング中にプリンティング層の上に微粒化/噴霧する。薬
物内容物を含有する溶液が一旦乾燥すれば、薬物内容物は剤形中に分散している。ナノ粒
子は表面積が大きく、溶解速度が高いことになる。
【0059】
ナノ粒子のサイズは、1nm~900nmに及ぶサイズである(好ましいサイズは10
0~800nm、100~700nm、100~600nm、100~500nm、10
0~400nm、100~300nm、100~200nm、1nm、2nm、3nm、
4nm、5nm、6nm、7nm、8nm、9nm、10nm、11nm、12nm、1
3nm、14nm、15nm、16nm、17nm、18nm、19nm、20nm、1
00nm、200nm、300nm、400nm、500nm、600nm、700nm
、800nm、900nmである)。ナノ粒子のサイズは、適切な合成方法および/また
は系を選択するによって制御することができる。所望のサイズ範囲内のナノ粒子を得るた
めに、例えば所望の溶液濃度または所望の空洞範囲を実現するように合成条件を適切に制
御または変更することができる(詳細な総説は、例えばVincenzo Liveri
, Controlled synthesis of nanoparticles
in microheterogeneous systems, Published
by Springer, 2006で見ることができる)。
【0060】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は図7に例示される微小針の形態である。微
小針は、剤形の三次元プリンティング中に剤形と共にプリンティングされ、または剤形に
挿入される。微小針は、糖、PLGAポリマーもしくはAPIまたはそれらの組合せから
構成され得る。微小針は、非経口または腸内投与されたときAPIが患者の循環器系に浸
透するのを助けることができる。
【0061】
いくつかの実施形態において、薬物内容物は網目構造を形成している。図8Aに示され
ているように、剤形は、薬物内容物が詰められているコンパートメントを形成する基材を
有する。薬物内容物は網目構造を形成している基材を有する。錠剤の枠組み構造は1~1
0分の間に溶解する材料で作製され、基材は、2~60秒、好ましくは2、5、10、1
5、20、25、30、35、40、45、50、55、60秒で溶解する。図8Bに示
されているように、剤形は投与された後、APIを何秒かで放出することができる。
【0062】
薬物内容物は、熱溶解積層法(FDM)などのアディティブ法を利用して、作製するこ
とができる。いくつかの実施形態において、APIと賦形剤の混合物を押し出すように構
成されている三次元プリンター(3Dプリンター)を使用することによって、薬物内容物
を作製することができる。APIは、押出の前に溶融し、溶融された基材と均質に混合す
ることができる。あるいは、押出の前に固形のAPI(例えば、粉末)を溶融された基材
中で混合および分散させることができる。一般に、押出工程は、基材のガラス転移(Tg
)より10℃~40℃上の温度およびAPIの融点に近い温度で実施することができる。
三次元プリンターにおいて使用するのに適した温度になると、基材を三次元プリンティン
グ表面に被着することができる。薬物内容物の形状およびサイズは、三次元プリンティン
グ工程をプログラミングすることによって制御することができる。いくつかの実施形態に
おいて、薬物内容物は、基材の同じ工程で製作される。いくつかの実施形態において、薬
物内容物は基材の作製前に製作され、基材が製作される間またはその後にコンパートメン
トに詰め込まれる。
【0063】
いくつかの実施形態において、薬物内容物がコンパートメントに詰め込まれると、基材
と結合する、例えば、基材に埋め込まれ、または固定される。いくつかの実施形態におい
て、薬物内容物は、コンパートメントに詰め込まれると基材から分離可能である。
【0064】
D.放出制御
本明細書に開示される剤形は、経口投与後に様々な放出プロファイルをもたらすことが
できる。いくつかの実施形態において、剤形は、一定の放出プロファイル、パルス型また
は遅延型送達、または非線形薬物放出を実現する。いくつかの実施形態において、剤形は
ゼロ次放出速度論を実現する。
【0065】
適切な放出プロファイルは、いくつかの薬物療法レジメンに恩恵をもたらすことができ
る。例えば、パルス型放出プロファイルでは、吸収が制御され、ピーク・トラフ比の低下
、胃腸管内の特定領域への目標とされた薬物放出、および摂食状態とは無関係の吸収が得
られ、したがって、耐性を予防し、副作用を低減し、患者のコンプライアンスを向上させ
るのに使用することができ、ADHDのような疾患を処置するのに望ましい。別の例では
、初期用量、その後に維持用量が続く放出プロファイルは、高血圧や糖尿病などの慢性病
態を処置するのによいことがある。
【0066】
本明細書に開示される剤形を使用して、放出プロファイルを制御する機序の一部を以上
に述べた。例えば、ゆっくり時間をかけて一定に浸食される基材の曝露面積を操作するこ
とによって、基材に埋め込まれている薬物内容物は一定量の薬物をゆっくり時間をかけて
送達することができる。さらに、放出プロファイルは、コンパートメント開口部のサイズ
および/またはコンパートメントの幾何形状によって制御することができる。
【0067】
いくつかの実施形態において、放出プロファイルは、栓で密閉され、または塞がれるア
パーチャーを有するコンパートメントの設計によって制御することができる。栓は水溶性
、多孔質、もしくは浸食性の材料またはpH感受性材料あるいは剤形が胃腸管を通過する
とき摩擦を受ける疎水性材料で作製されている。剤形が対象に投与されると、栓は溶解し
、透過しまたは浸食され、したがって薬物内容物がコンパートメントから放出される。薬
物内容物の放出プロファイルは、適切な浸食/溶解速度または透過速度の栓を選択するこ
とによって制御することができる。あるいは、薬物内容物の放出プロファイルは、栓の形
状および/またはサイズ(例えば、適切な長さの棒形状)を利用することによって制御す
ることができる。放出プロファイルは、コンパートメントの数によっても制御することが
できる。図9は、剤形の両側に存在する円柱形状のコンパートメントの一群を形成する基
材を有する例示的な剤形を示す図である。各コンパートメントには薬物内容物が詰められ
ている。各コンパートメントは、棒形状の栓で塞がれているアパーチャーを有する。栓は
異なる溶解速度を有する。栓のサイズ、形状および溶解速度に応じて、APIの持続的、
連続的、同時、逐次的またはパルス型放出を行うことができる。
【0068】
図10Aは、逐次的放出プロファイルを実現する例示的な剤形を示す図である。図10
Aを参照すると、剤形700は、円柱形状の3つのコンパートメント702~704を形
成する基材701を有する。各コンパートメントには同じAPIの薬物内容物が詰められ
ている。各コンパートメントは、棒形状の栓705~707で塞がれているアパーチャー
を有する。栓は同じ材料で作製されているが、長さが異なる。したがって、栓を溶解し、
コンパートメントを開口して、薬物内容物を放出するのにかかる時間量は異なる。図10
Cに例示されているように、最も短い栓が最初に溶解し、APIが第1のコンパートメン
トから放出される。第1のコンパートメントのAPIが完全に放出されると、中間の長さ
の栓が溶解し、APIが第2のコンパートメントから放出される。第2のコンパートメン
トのAPIが完全に放出されると、第3の栓が溶解して、APIが第3のコンパートメン
トから放出される。その結果、第1のコンパートメントの薬物内容物が放出されると、血
漿中薬物レベルが第1のピークに到達する。第1のコンパートメントから放出されたAP
Iが排泄され始めると、血漿中薬物レベルの低下が始まる(図10Dを参照のこと)。血
漿中薬物レベルがクリティカルレベル(水平線、それを下回ると、薬物は無効になる)を
下回る前に、第2のコンパートメントからAPIが放出され、血漿中薬物レベルが再び上
昇する。第2のコンパートメントから放出されたAPIが第2のピークに到達し、排泄さ
れ始めると、第3のコンパートメントの栓は溶解して、コンパートメントを開口する。そ
の結果、クリティカルレベルを上回る血漿中APIレベルが長い間維持され、いくつかの
疾患に恩恵をもたらす。
【0069】
逐次的放出様式は、図10Bに例示されるようにいくつかの薬物内容物が層の形で束ね
られた別の例示的な剤形によっても達成することができる。各層が同調して溶解すること
によって、APIを持続的な様式で放出することができて、図10Cに示されるようにA
PIの連続的で持続的な放出が実現する。いくつかの実施形態において、剤形が投与され
ると、剤形の外層は直ちに溶解し、埋め込まれている薬物内容物が放出される。しかし、
真中に挟まれている層は外層が環境との界面を塞ぐので溶解しないか、またははるかにゆ
っくりと溶解する。外層が溶解すると、真中に挟まれている層が曝露され、それらの溶解
が促進され、したがって図10Cに例示される逐次的放出プロファイルが実現される。
【0070】
いくつかの実施形態において、剤形は、第1のコンパートメントに詰め込まれたガス発
生成分を含む。いくつかの実施形態において、ガス発生成分は、有機酸および炭酸塩、亜
硫酸塩、炭酸水素塩、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、
炭酸カルシウム、ならびにそれらの組合せからなる群から選択されるものであり、胃液と
接触すると、二酸化炭素または二酸化硫黄ガスを放出する。基材が胃において溶解し、透
過しまたは浸食されると、ガス発生成分が酸性環境に曝露され、または水がコンパートメ
ントに浸透して、酸と炭酸水素ナトリウムとの反応を誘発して、ガスを発生して、発泡し
ながら薬物内容物を放出する。
【0071】
本明細書に開示される剤形は、少なくとも部分的に時限放出の形態の薬物内容物を1つ
または複数含んでもよい。時限放出は、当業者に公知の従来の材料と方法の助けにより、
例えばAPIを時限放出型の基材/基材に埋めるまたは1つもしくは複数の時限放出型の
コーティングを適用することによって達成される。時限放出により、剤形を1日に2回ま
たは1回投与すれば十分となるようにAPI放出を制御することができる。これは、例え
ば疼痛に対処するために持続的レベルの有効化合物を必要とする場合に特に有利である。
【0072】
いくつかの実施形態において、剤形は、口腔において有効成分を直ちに放出することを
意図するものである。一例としては、口腔が挙げられ、または舌下領域が選ばれる。
【0073】
いくつかの実施形態において、薬物形態は、グリセリンモノステアレート、半合成トリ
グリセリド誘導体、半合成グリセリド、水添ヒマシ油、グリセリルパルミトステアレート
、グリセリルベヘナート、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、タルカム、安息香酸ナトリウム、ホウ酸およ
びコロイダルシリカ、脂肪酸、置換トリグリセリド、グリセリド、ポリオキシアルキレン
グリコール、ならびにそれらの誘導体からなる群から選択されることが好ましい、当業者
に公知の従来の補助物質をさらに含む。
【0074】
剤形の製造
本明細書に開示される放出制御剤形は、いずれかの適切な方法を利用して製造すること
ができる。いくつかの実施形態において、剤形は三次元プリンティング(3Dプリンティ
ング)を利用して製造される。
【0075】
本明細書では3Dプリンティングは、3D物体をデジタル設計から一層一層重ねて製造
する方法を指す。基本的な3Dプリンティング法は、米国特許第5,204,055号;
第5,260,009号;第5,340,656号;第5,387,380号;第5,5
03,785号;および第5,633,021号に記載されている。3Dプリンティング
に関連した別の米国特許および出願としては、米国特許第5,490,962号;第5,
518,690号;第5,869,170号;第6,530,958号;第6,280,
771号;第6,514,518号;第6,471,992号;第8,828,411号
;米国特許出願公開第2002/0015728号;第002/0106412号;第2
003/0143268号;第2003/0198677号;第2004/000536
0号が挙げられる。3Dプリンティングの詳細な説明については、以上に列挙した特許お
よび出願を参照することができる。
【0076】
原材料、機器および凝固の観点から、剤形製造用に様々な3Dプリンティング法が開発
されてきた。これらの3Dプリンティング法には、結合剤付着(L Gibsonら、(
2015) Additive Manufacring Technologies:
3D Printing, Rapid Prototyping, and Dir
ect Digital Manufacturing. 2 ed. Spring
er, New York; W.E. Katstraら、(2000) Oral
dosage forms fabricated by three dimensi
onal printing, J. Control Release 66: 1-
9; W.E. Katstraら、(2001) Fabrication of c
omplex oral delivery forms by three dime
nsional printing, Dissertation in Materi
als Science and Engineering, Massachusse
tts Institute of Technology; H. Lipsonら、
(2013) Fabricated: The New World of 3D p
rinting, John Wiley & Sons, Inc.; G. Jon
athan, A. Karim(2016) 3D printing in pha
rmaceutics: a new tool for designing cus
tomized drug delivery systems, Int. J. P
harm. 499: 376-394を参照のこと)、材料噴射(G. Jonath
an, A. Karim(2016) 3D printing in pharma
ceutics: a new tool for designing custom
ized drug delivery systems, Int. J. Phar
m. 499: 376-394を参照のこと)、押出(L Gibsonら、(201
5) Additive Manufacring Technologies: 3D
Printing, Rapid Prototyping, and Direct
Digital Manufacturing. 2 ed. Springer,
New Yorkを参照のこと)、および光重合(F.P. Melchelsら、(
2010) A review on stereolithography and
its application in biomedical engineerin
g. Biomaterials 31: 6121-30を参照のこと)が含まれる
【0077】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示される剤形は、押出法を利用して製造さ
れる。押出工程においては、材料はロボットによって駆動されるからノズル押し出される
。結合剤付着は粉体床を必要とするが、それとは異なり、押出方法はどんな基材にもプリ
ンティングすることができる。本明細書に開示される熱可塑性材料、ペーストおよびコロ
イド懸濁液、シリコーンならびに他の半固形物を含めて、様々な3Dプリンティング用材
料を押し出すことができる。よくみられる1つのタイプの押出プリンティングは熱溶解積
層法であり、固体のポリマーフィラメントを使用して、プリンティングする。熱溶解積層
法では、歯車装置によって、フィラメントが、押出のために加熱されたノズルアセンブリ
に押し込まれる(L Gibsonら、(2015) Additive Manfac
turing Technologies: 3D Printing, Rapid
Prototyping, and Direct Digital Manufact
uring. 2 ed. Springer, New Yorkを参照のこと)。
【0078】
プリントジョブのための製造指示は、3Dプリンティング機械のコンピュータインター
フェースおよびアプリケーションソフトウェアに特有のダイレクトコーディング、ソリッ
ドCADモデルからの誘導、または他の手段を含めて、様々な方式で生成することができ
る。これらの指示には、小滴の数および空間的配列に関する情報、および各長さ寸法(X
、Y、Z)における液滴の間隔や小滴1つ当たりの流体の体積または質量などの一般的な
プリントパラメータに関する情報を含むことができる。一組の材料が与えられた場合、こ
れらのパラメータは、生み出される構造の質を改良するために調整することができる。生
み出される構造の全体的な分解は、粉末粒径、流体の小滴サイズ、プリントパラメータ、
および材料特性に応じるものである。
【0079】
3Dプリンティングは、様々な医薬材料を取り扱い、組成と構造を局所的に制御するこ
とができるので、本発明による複雑な幾何形状および組成を有する剤形の製作によく適し
ている。
【0080】
3Dプリンティング法を利用して、剤形を製造することによって、個人化医療も促進さ
れる。個人化医療とは、治療決定および個人化剤形設計を助けるための、バイオマーカー
に基づく患者母集団の層別化を指す。デジタル設計の改変は、物理的機器を改変するより
容易である。また、小スケールの自動3Dプリンティングは、運転コストが無視できるほ
どであり得る。したがって、3Dプリンティングは、複数の個別化された小バッチを経済
的に実現可能にすることができ、設計された個別化剤形が遵守の向上を可能にすることが
できる。
【0081】
個人化剤形は、患者の質量および代謝に基づいて送達される薬物の量を調整することが
できる。3Dプリンティングされた剤形によれば、成長期の子供における正確な投薬が確
実になり、極めて強力な薬物の個人化投与を可能にすることができる。個人化剤形では、
患者の薬物のすべてを合わせて単一の1日用量にし、したがって患者の薬物に対する遵守
を向上させることもできる。
【0082】
図11は、3Dプリンティングを利用して、個別化剤形を製造する方法を例示する。各
患者について、体重、年齢、代謝指標およびゲノムバイオマーカーなどを含めて、様々な
臨床試験結果を得ることができる。臨床試験結果をコンピュータのソフトウェアに入力す
る。情報を医師の処方および薬物動態モデルと組み合わせて、特定の用量および合剤の剤
形を設計する。次いで、指示が3Dプリンターに送信されて、設計された剤形が製造され
、患者に投与される。
【0083】
複数の薬物の放出制御
いくつかの治療レジメンにおいて合剤を最適化するために、本明細書に開示される剤形
および方法を使用して、2つ以上の薬物の放出を制御することができる。例えば、高コレ
ステロール血症を処置するための錠剤は、アトルバスタチンカルシウムの即時の放出およ
びニコチン酸の長期の放出をもたらすように設計することができる。別の例において、疼
痛軽減用の非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、NSAIDの持続的な放出および
H2受容体拮抗薬の速やかな放出を実現し、NSAID起因性粘膜損傷を予防するように
設計することができる。
【0084】
いくつかの実施形態において、基材は複数のコンパートメントを形成し、それぞれに薬
物内容物が詰められている。いくつかの実施形態において、複数のコンパートメントは連
結されている。いくつかの実施形態において、複数のコンパートメントは連結されていな
い。いくつかの実施形態において、異なるコンパートメントに詰め込まれた薬物内容物は
同じものである。いくつかの実施形態において、異なるコンパートメントに詰め込まれた
薬物内容物は異なるものである。剤形は、多重の薬物内容物の同時または逐次放出を実現
して、相乗的治療効果を発揮するように設計することができる。
【0085】
図12Aは、APIを同時に放出することができる例示的な剤形を示す図である。図1
2Aを参照すると、剤形800は、積み重なった3層801~803を含み、これらのそ
れぞれに、異なる薬物内容物が埋め込まれている。図12Bに例示されているように、剤
形800が投与されると、層が溶解するにつれて薬物内容物は同時に放出されるが、異な
る速度で放出される。
【0086】
図13Aは、同時放出プロファイルを有する別の例示的な剤形を示す。図13Aを参照
すると、剤形900は、円柱形状の3つのコンパートメント901~903を含み、それ
らには、3つの薬物内容物が詰められている。各薬物内容物は、異なる溶解速度の基材中
に埋め込まれたAPIを含む。図13Bに例示されているように、剤形900が投与され
ると、薬物内容物の基材が溶解するにつれて3つのAPIが同時に放出されるが、異なる
速度で放出される。APIの放出速度は、コンパートメントの形状またはコンパートメン
ト開口部のサイズによって制御することもできる。
【0087】
図14Aおよび14Bは、3つのAPIの同時放出プロファイルを有する別の例示的な
剤形を示す。図14Aを参照すると、剤形1000は、パイ形状の3つのセグメント10
01~1003を含み、そこには薬物内容物が埋め込まれている。図14Cに例示されて
いるように、薬物内容物は、セグメントが溶解するにつれて同時に放出し、薬物内容物の
放出速度は、セグメントの溶解速度によって制御することができる。図14Bを参照する
と、剤形1100は、パイ形状の3つのセグメント1101~1103を含み、それらは
、セグメントよりゆっくりと溶解する殻1104によってくるまれている。セグメントに
埋め込まれている薬物内容物の放出速度は、殻1104がセグメント1101~1103
の環境との界面を塞ぐにつれて低下する。
【0088】
図15Aは、2つのAPIの逐次放出プロファイルを有する例示的な剤形を示す図であ
る。図15Aを参照すると、剤形1200は、薬物内容物1202によって満たされてい
るコンパートメントを形成する基材1201を含む。基材1201は第1のAPIを含み
、薬物内容物1202は第2のAPIを含む。図15Bに例示されているように、第1の
APIは、剤形が投与されると基材が溶解するにつれて放出する。第2のAPIは、基材
が溶解して、薬物内容物を曝露させるまで放出せず、APIの逐次放出プロファイルが実
現される。
【0089】
図16Aは、逐次放出プロファイルを有する別の例示的な剤形を示す図である。図16
Aを参照すると、剤形1300は、3つの薬物内容物が詰められている円柱形状の3つの
コンパートメント1302~1304を形成する基材1301を有する。コンパートメン
ト1302~1304は、異なる長さおよび/または溶解速度を有する棒形状の栓によっ
て塞がれているアパーチャーを有する。図16Bに例示されているように、APIは、栓
が逐次溶解して、コンパートメントを開口するにつれて逐次放出される。
【0090】
図17Aは、同時放出プロファイルまたは逐次放出プロファイルを有する例示的な剤形
を示す図である。図17Aを参照すると、剤形1400は、異なる溶解速度を有する4つ
のセグメント1701~1704を含む基材を有する。いくつかの実施形態において、図
17Bに例示されているように、薬物内容物はセグメント1701~1704に埋め込ま
れており、基材が溶解すると同時放出される。いくつかの実施形態において、各セグメン
トは、薬物内容物が詰められているコンパートメントを含む。図17Cに例示されている
ように、薬物内容物は、基材が溶解すると逐次放出される。
【実施例0091】
[実施例1]
この実施例は、放出制御プロファイルを有する剤形の設計を示す。
【0092】
図18Aに示されているように、剤形は、パイ形のコンパートメントを形成する平坦な
錠剤基材を含むものであった。基材はPEG8000で作製された。安息香酸をモジュー
ル薬物内容物として使用した。
【0093】
剤形からの安息香酸の放出プロファイルを、以下の方法のようにして測定した。pH8
のNaHPO溶液を、安息香酸の溶解剤として調製した。120μg/mLの安息香
酸溶液を、30μg/mL、15μg/m、7.5μg/m、3.75μg/mL、およ
び1.875μg/mLの溶液にまで段階希釈し、226nmにおけるそれらの吸光度を
、UV分光光度計を使用して測定した。得られた数値を線形回帰で処理して、安息香酸濃
度の検量線を式y=0.0599x+0.0347で作製した。放出された安息香酸の量
を測定するために、脱気したpH8のNaHPO溶液に剤形を37℃±0.5℃で溶
解し、100rpmで遠心した。溶液から、各時点に溶液5mLを採取して、安息香酸の
濃度を測定し、溶液に溶解剤5mLを加え戻した。採取した溶液を、0.45μmのメン
ブランを通して濾過した後、UV分光光度計に移し、226nmにおける吸光度を測定し
た。放出された安息香酸の百分率は、次式を用いて算出した。
【0094】
【数1】
式中、Cは測定された濃度を意味し、Vは全溶液体積を意味し、Vは試料体積を意
味し、Qbenzoic acidは剤形中の安息香酸の量を意味する。
【0095】
以下の方法を利用して、PEG8000の放出を測定する。PEG8000の検量線を
作製するために、0.1275gのPEG8000標準試料を25mLのメスフラスコで
水に溶解した。1mL、2mL、5mLおよび10mLを10mLのメスフラスコにそれ
ぞれ移し、水で希釈して、対照溶液を調製する。50μlの対照溶液を液体クロマトグラ
フィーに注入する(3つのWaters Ultrahydrogel(商標)120/
250/500を直列に連結、流速0.5ml/分、温度40℃、示差屈折検出器により
測定)。体積の部位を測定し、y軸として使用した。対照溶液濃度のlog数をx軸とし
て使用した。PEG8000の検量線を式y=1.024x+8.918で作製した。放
出されたPEG800の百分率は、次式を用いて算出した。
【0096】
【数2】
式中、Cは測定された濃度を意味し、Vは溶液体積を意味し、Vは試料体積を意味
し、QPEG8000は剤形中のPEG8000の量を意味する。
【0097】
結果:図18Cに例示されるように、安息香酸の放出プロファイルは、D. Broo
keおよびR. J. Washkuhnによるモデルプロファイル(Zero-Ord
er Drug Delivery System: Theory and Prel
iminary Testing, J Pharm Sci., 1977, 66:
159-162)に一致するものであり、界面によって制御された。したがって、本明
細書に開示される剤形によれば、放出制御プロファイルを設計することができる。
【0098】
[実施例2]
この実施例は、異なるコンパートメントからの薬物内容物の放出を制御する剤形の設計
を示す。
【0099】
投与設計:熱溶解積層法を利用して、2つの剤形を製造した。剤形の基材は、コポビド
ン(Kollidon(登録商標)VA64)72%、PEG1500 18%およびS
oluplus(登録商標) 10%で作製した。薬物内容物は、モキシフロキサシン塩
酸塩30%、PEG1000 70%からなるものであった。剤形の概略を図19Aおよ
び19Bに示す。図19Aおよび19Bを参照すると、剤形1600は、2つのコンパー
トメント1602および1603を形成する基材1601を含んでいた。コンパートメン
トはそれぞれ、壁1604および1605で包囲されていた。第1の剤形では、2つのコ
ンパートメントがそれぞれ、厚さ0.75mmおよび1.5mmの壁で包囲された。第2
の剤形では、2つのコンパートメントがそれぞれ、厚さ0.75mmおよび2.25mm
の壁で包囲されていた。
【0100】
薬物内容物の放出を検出するために、剤形をpH6.8のリン酸緩衝液900mlに1
00rpmで添加した。緩衝液のUV吸収をアッセイして、薬物内容物の放出を決定した
【0101】
放出アッセイの結果を図19Cおよび19Dを示した。図19Cに示されているように
、第1の剤形を緩衝液に20分間添加すると、第1のコンパートメントが開口し、第1の
コンパートメント中の薬物内容物が放出された。第2のコンパートメントは、剤形を緩衝
液に添加してから40分まで開口しなかった。第2の剤形の結果を図19Dに示したが、
第2の剤形では、第2のコンパートメントは、剤形を緩衝液に添加してから60分まで開
口しなかった。したがって、剤形の放出プロファイルは、コンパートメントを包囲する壁
の厚さにより制御することができる。
【0102】
本発明の原理を特定の実施形態に関連して説明したが、これらの説明は例として行われ
たにすぎず、本発明の範囲を限定することを意図したものではないことを明確に理解され
るべきである。本明細書に開示された内容は、例示および説明のために記載されている。
包括的であることまたは開示内容を記載された厳密な形態に限定することを意図したもの
ではない。多くの修正形態および変形形態は、当業者に自明であろう。記載された技術分
野の開示された実施形態の原理および実際の適用を最もよく説明し、それによって、他の
当業者が考えられた特定の使用に適している様々な実施形態および様々な修正形態を理解
できるようにするために、開示内容を選択し、説明した。開示内容の範囲は、以下に示す
特許請求の範囲およびそれらの等価物によって規定されることが意図されている。
【0103】
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【表1-4】
【表1-5】
【表1-6】
【表1-7】
【表1-8】
【表1-9】
【表1-10】
【表1-11】
【表1-12】
【表1-13】
【表1-14】
【表1-15】
【表1-16】
【表1-17】
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10A
図10B
図10C
図10D
図11
図12A
図12B
図13A
図13B
図14A
図14B
図14C
図15A
図15B
図16A
図16B
図17A
図17B
図17C
図18A
図18B
図18C
図19A
図19B
図19C
図19D
【手続補正書】
【提出日】2023-03-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンパートメントを形成する基材と、
コンパートメントに詰め込まれている薬物内容物と
を含む剤形。
【外国語明細書】