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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023078886
(43)【公開日】2023-06-07
(54)【発明の名称】通信システム、及び通信方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 84/20 20090101AFI20230531BHJP
   H04W 88/04 20090101ALI20230531BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20230531BHJP
【FI】
H04W84/20
H04W88/04
H04W84/10 110
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021192198
(22)【出願日】2021-11-26
(71)【出願人】
【識別番号】594123387
【氏名又は名称】ヤマハファインテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(74)【代理人】
【識別番号】100134359
【弁理士】
【氏名又は名称】勝俣 智夫
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(74)【代理人】
【識別番号】100206391
【弁理士】
【氏名又は名称】柏野 由布子
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 民人
(72)【発明者】
【氏名】片山 広樹
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067BB27
5K067EE02
5K067EE25
5K067EE35
(57)【要約】
【課題】主装置と複数の副装置をブルートゥースにより接続する。
【解決手段】主装置と複数の副装置とからなる通信システムであり、前記複数の副装置のうち第1副装置は、前記主装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第1通信部と、前記複数の副装置のうち後段にある副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第2通信部と、を有し、前記第1通信部が受信した情報を前記第2通信部から送信する処理、及び、前記第2通信部が受信した情報を前記第1通信部から送信する処理の少なくとも一方を行う。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主装置と複数の副装置とからなる通信システムであり、
前記複数の副装置のうち第1副装置は、
前記主装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第1通信部と、
前記複数の副装置のうち後段にある副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第2通信部と、
を有し、
前記第1通信部が受信した情報を前記第2通信部から送信する処理、及び、前記第2通信部が受信した情報を前記第1通信部から送信する処理の少なくとも一方を行う、
通信システム。
【請求項2】
前記複数の副装置のうち前記第1副装置の後段にある第2副装置は、
前記第1副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第3通信部、
を有し、
前記第2副装置の後段には副装置が接続されない、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記複数の副装置のうち前記第1副装置の後段にある副装置は、
前記複数の副装置のうち前段にある副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第4通信部と、
前記複数の副装置のうち後段にある副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第5通信部と、
を有し、
前記第4通信部が受信した情報を前記第5通信部から送信する処理、及び、前記第5通信部が受信した情報を前記第4通信部から送信する処理の少なくとも一方を行う、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記主装置は、通信先を指定する指定情報を含む通信要求を前記第1副装置に送信し、
前記複数の副装置のうちのいずれかの副装置は、前段に接続される装置から前記通信要求を受信した場合、前記指定情報が示す前記副装置を判定し、前記判定した結果に応じて、前記通信要求に対する応答を前段に接続される装置に送信する処理、及び、後段に接続される副装置がある場合に当該後段に接続される副装置に前記通信要求を送信する処理の一方を行う、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項5】
前記複数の副装置はガス濃度を検出するガス検出器である、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記ガス検出器は、ガスセンサにより検出された検出結果を取得し、
前記主装置は、前記ガス検出器を通信先として指定する指定情報を含む通信要求を前記第1副装置に送信することによって前記検出結果を要求する、
請求項5に記載の通信システム。
【請求項7】
前記複数の副装置のうちのいずれかの副装置は、
接続先を特定可能な情報が設定されるディップスイッチを更に有する、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通信システム。
【請求項8】
前記複数の副装置のうちのいずれかの副装置は、
前記ディップスイッチに設定された情報に基づいて、前段に接続される副装置又は主装置を判定する、
請求項7に記載の通信システム。
【請求項9】
前記複数の副装置のうちのいずれかの副装置は、
前記ディップスイッチに設定された情報に基づいて、後段に副装置が接続されるか否かを判定する、
請求項7又は請求項8に記載の通信システム。
【請求項10】
主装置と複数の副装置とからなる通信システムであって、前記複数の副装置のうち第1副装置は、前記主装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第1通信部と、前記複数の副装置のうち後段にある副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第2通信部とを有する通信システムにより行われる通信方法であり、
前記第1副装置が、前記第1通信部が受信した情報を前記第2通信部から送信する処理、及び、前記第2通信部が受信した情報を前記第1通信部から送信する処理の少なくとも一方を行う、
通信方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信システム、及び通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
主装置と副装置をブルートゥース(登録商標)により接続させるシステムがある。例えば、特許文献1には、主装置に対応する端末装置と、副装置に対応する送受信ユニットをブルートゥースにより接続させ、雰囲気中にあるガスの濃度を副装置から主装置に送信することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007-193773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ガスの濃度等を集約するシステムとしては、ガスのセンサが複数設けられるシステムもある。このようなシステムにおいては、主装置と複数の副装置を接続できることが望ましい。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、主装置と複数の副装置をブルートゥースにより接続することができる通信システム、及び通信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、主装置と複数の副装置とからなる通信システムであり、前記複数の副装置のうち第1副装置は、前記主装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第1通信部と、前記複数の副装置のうち後段にある副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第2通信部と、を有し、前記第1通信部が受信した情報を前記第2通信部から送信する処理、及び、前記第2通信部が受信した情報を前記第1通信部から送信する処理の少なくとも一方を行う通信システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、主装置と複数の副装置とからなる通信システムであって、前記複数の副装置のうち第1副装置は、前記主装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第1通信部と、前記複数の副装置のうち後段にある副装置と通信を行うブルートゥースモジュールである第2通信部とを有する通信システムにより行われる通信方法であり、前記第1副装置が、前記第1通信部が受信した情報を前記第2通信部から送信する処理、及び、前記第2通信部が受信した情報を前記第1通信部から送信する処理の少なくとも一方を行う通信方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、主装置と複数の副装置をブルートゥースにより接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態における通信システム1の構成の例を示すブロック図である。
図2】実施形態における通信システム1による通信に用いられるコマンドの構成の例を示す図である。
図3】実施形態における通信システム1による通信の例を示す図である。
図4】実施形態における通信システム1による通信の例を示す図である。
図5】実施形態における主装置10の構成の例を示すブロック図である。
図6】実施形態における副装置20の構成の例を示すブロック図である。
図7A】実施形態における副装置ID設定部25の例を示す図である。
図7B】実施形態における副装置ID設定部25の例を示す図である。
図7C】実施形態における副装置ID設定部25の例を示す図である。
図7D】実施形態における副装置ID設定部25の例を示す図である。
図8】実施形態における副装置20が行う処理の流れを示すフローチャートである。
図9】実施形態における副装置20が行う処理の流れを示すフローチャートである。
図10】実施形態における副装置20が行う処理の流れを示すフローチャートである。
図11】実施形態における通信システム1を水素プラントに適用した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、実施形態における通信システム1の構成の例を示すブロック図である。通信システム1は、例えば、検出対象物質であるガスが供給される配管Hにおけるガス漏れを検出する。通信システム1は、例えば、主装置10と、複数の副装置20(副装置20-1~20-4)とを備える。副装置20はガス濃度を検出するセンサ(後述するセンサ部24)を備えるガス検出器である。副装置20は、配管Hにおける複数のエリアE(エリアE1~E4)のそれぞれに配置され、配置されたエリアEにおけるガス濃度をセンサ検出値として検出する。
【0012】
通信システム1では、主装置10に対し、4つの副装置20がブルートゥース(登録商標)によりデイジーチェーン接続される。すなわち、通信システム1では、主装置10、副装置20-1、副装置20-2、副装置20-3、副装置20-4の順にブルートゥースにより接続される。具体的に、主装置10の後段に副装置20-1が接続される。副装置20-1の前段に主装置10が接続され、後段に副装置20-2が接続される。副装置20-2の前段に副装置20-1が接続され、後段に副装置20-3が接続される。副装置20-3の前段に副装置20-2が接続され、後段に副装置20-4が接続される。副装置20-4の前段に副装置20-3が接続される。副装置20-4の後段には副装置20が接続されない。この構成により、通信システム1では、主装置10と複数の副装置20を接続することができる。なお、主装置10が接続される方向を前方向、副装置20-4が接続される方向を後方向とする。
【0013】
通信システム1では、前段の装置から受信した情報が、後段の装置に送信される。具体的に、副装置20-1は、主装置10から情報を受信すると、受信した情報を副装置20-2に送信する。副装置20-2は、副装置20-1から情報を受信すると、受信した情報を副装置20-3に送信する。副装置20-3は、副装置20-2から情報を受信すると、受信した情報を副装置20-4に送信する。この構成により、通信システム1では、主装置10が複数の副装置20のそれぞれに情報を送信することができる。
【0014】
また、通信システム1では、後段の装置から受信した情報が、前段の装置に送信される。具体的に、副装置20-3は、副装置20-4から情報を受信すると、受信した情報を副装置20-2に送信する。副装置20-2は、副装置20-3から情報を受信すると、受信した情報を副装置20-1に送信する。副装置20-1は、副装置20-2から情報を受信すると、受信した情報を主装置10に送信する。この構成により、通信システム1では、複数の副装置20のそれぞれが主装置10に情報を送信することができる。
【0015】
なお、図1では、主装置10に、4つの副装置20をデイジーチェーン接続させた例を示しているが、これに限定されない。通信システム1では、主装置10に少なくとも2つの副装置20をデイジーチェーン接続させる構成を備えていればよい。主装置10に3つの副装置20をデイジーチェーン接続させてもよいし、主装置10に5つ以上の副装置20をデイジーチェーン接続させてもよい。
【0016】
通信システム1では、主装置10から通信先である副装置20を指定する情報(副装置ID)を含む情報が送信される。副装置IDは、副装置20を一意に特定する番号などの識別情報である。
【0017】
図2は、実施形態における通信システム1による通信に用いられる通信データDの構成の例を示す図である。通信データDは、例えば、機器識別子、通信方向、副装置ID、R/W、制御データ数、制御アドレス、制御データのそれぞれの項目に対応する情報を含んで構成される。機器識別子は、通信システム1を識別する識別情報である。通信方向は、通信の方向、具体的には主装置10から副装置20への通信であるか副装置20から主装置10への通信であるかを示す情報である。副装置IDは、副装置20を一意に特定する番号などの識別情報である。R/Wは要求の種類、具体的にはデータの読込を要求しているのか書込を要求しているのかを示す情報である。制御データ数は通知されるデータの数を示す情報である。制御アドレス及び制御データの組は、制御データ数に応じた数だけ設定され、通知されるデータの具体的な内容が示されている。このように、通信システム1では、副装置IDが含まれる通信データDが通信に用いられる。これにより、通信先を指定した情報が主装置10から送信される。
【0018】
図3及び図4は、実施形態における通信システム1による通信の例を示す図である。図3には、主装置10が副装置20に情報を送信する例が示されている。図4には、図3に示す通知に対する応答を副装置20が主装置10に送信する例が示されている。
【0019】
図3に示すように、主装置10は、通信データDにおける通信方向に「0」、副装置IDに「2」、R/Wに「0」、制御データ数に「1」、制御アドレスに「10」のそれぞれを設定した情報を副装置20-1に送信する。この通信データDは、副装置ID=2が設定された副装置20である副装置20-2にセンサ検出値の読込を要求する通知である。
【0020】
副装置20は、受信した情報に含まれる副装置IDに基づいて、受信した情報がいずれの副装置20あての情報であるか判定する。副装置20は、受信した情報が自装置あての情報である場合には、受信した情報に対する応答を行う。
一方、副装置20は、受信した情報が自装置あての情報でない場合、受信した情報を後段に接続される副装置20に送信する。具体的に、副装置20-1は、主装置10から情報を受信すると、受信した情報が副装置20-1あての情報でない場合、受信した情報を副装置20-2に送信する。副装置20-2は、副装置20-1から情報を受信すると、受信した情報が副装置20-2あての情報でない場合、受信した情報を副装置20-3に送信する。副装置20-3は、副装置20-2から情報を受信すると、受信した情報が副装置20-3あての情報でない場合、受信した情報を副装置20-4に送信する。
この図の例では、副装置IDに「2」が設定されている。副装置IDとして2が設定されている副装置20-2は、副装置20-1を介して主装置が通知した情報を受信し、受信した情報が自装置(副装置20-2)あての情報であると判定する。副装置20-2は、受信した情報に対する応答を行う。具体的には、副装置20-2は、受信した情報が自装置のセンサ検出値を要求する情報である場合、自装置のセンサ検出値を読込み、読込んだセンサ検出値を送信する。
なお、副装置20は、受信した情報が自装置あての情報である場合、受信した情報を後段に接続される副装置20に送信しない。この図の例では、副装置20-2は、副装置20-1から受信した情報を副装置20-3に送信しない。
【0021】
図4に示すように、副装置20-2は、応答を行う場合、通信データDにおける通信方向に「1」、副装置IDに「2」、R/Wに「1」、制御アドレスに「10」、制御データにセンサ検出値(この図の例では「12」)のそれぞれを設定した情報を副装置20-1に送信する。副装置20-1は、副装置20-2から情報を受信すると、受信した情報を主装置10に送信する。これにより、副装置20-2のセンサ検出値が、副装置20-1を介して主装置10に通知される。
【0022】
図5は、実施形態における主装置10の構成の例を示すブロック図である。主装置10は、例えば、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。通信部11は、例えば通信用IC(Integrated Circuit)により実現される。通信部11は、BTM110を備える。BTM110は、ブルートゥースによる通信を行うモジュールである。BTM110は、副装置20-1とブルートゥースによる通信を行う。
【0023】
記憶部12は、不揮発性のメモリであり、各種情報や制御部13を動作させるプログラムを記憶する。記憶部12は、例えば、センサ情報120を記憶する。センサ情報120は、副装置20のそれぞれが検出したセンサ検出値を集約した情報である。センサ情報120は、例えば、センサ検出値が、当該センサ検出値が検出された副装置ID及び検出時刻等の属性情報と対応づけられた情報が時系列に記憶された情報である。
【0024】
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)であり、記憶部12に記憶されるプログラムを実行することにより、制御部13が有する各部の機能を実行する。制御部13が有する各部とは、例えば、取得部130と、通信制御部131である。
【0025】
取得部130は、BTM110を介してセンサ検出値を取得する。取得部130は、取得したセンサ検出値をセンサ情報120として記憶部12に記憶させる。
【0026】
通信制御部131は、BTM110による通信を制御する。通信制御部131は、例えば、副装置20にセンサ検出値を要求する通信データDを作成する。通信制御部131は、作成した通信データDを、BTM110を介して副装置20-1に送信する。
【0027】
図6は、実施形態における副装置20の構成の例を示すブロック図である。副装置20は、例えば、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、センサ部24と、副装置ID設定部25とを備える。具体的に、副装置20-1は、通信部21-1と、記憶部22-1と、制御部23-1と、センサ部24-1と、副装置ID設定部25-1とを備える。副装置20-2は、通信部21-2と、記憶部22-2と、制御部23-2と、センサ部24-2と、副装置ID設定部25-2とを備える。副装置20-3は、通信部21-3と、記憶部22-3と、制御部23-3と、センサ部24-3と、副装置ID設定部25-3とを備える。副装置20-4は、通信部21-4と、記憶部22-4と、制御部23-4と、センサ部24-4と、副装置ID設定部25-4とを備える。
【0028】
通信部21は、例えば通信用ICにより実現される。通信部21は、BTM210、211を備える。BTM210、211はブルートゥースによる通信を行うモジュールである。具体的に、通信部21-1は、BTM210-1、211-1を備える。BTM210-1、211-1はブルートゥースによる通信を行うモジュールである。通信部21-2は、BTM210-2、211-2を備える。BTM210-2、211-2はブルートゥースによる通信を行うモジュールである。通信部21-3は、BTM210-3、211-3を備える。BTM210-3、211-3はブルートゥースによる通信を行うモジュールである。通信部21-4は、BTM210-4、211-4を備える。BTM210-4、211-4はブルートゥースによる通信を行うモジュールである。
【0029】
BTM210は、副装置20の前段に接続される装置とブルートゥースによる通信を行う。BTM211は、副装置20の後段に接続される装置とブルートゥースによる通信を行う。具体的に、副装置20が副装置20-1である場合、BTM210-1は前段に接続される主装置10とブルートゥースによる通信を行う。BTM211-1は後段に接続される副装置20-2とブルートゥースによる通信を行う。副装置20が副装置20-2である場合、BTM210-2は前段に接続される副装置20-1とブルートゥースによる通信を行う。BTM211-2は後段に接続される副装置20-3とブルートゥースによる通信を行う。副装置20が副装置20-3である場合、BTM210-3は前段に接続される副装置20-2とブルートゥースによる通信を行う。BTM211-3は後段に接続される副装置20-4とブルートゥースによる通信を行う。副装置20が副装置20-4である場合、BTM210-4は前段に接続される副装置20-3とブルートゥースによる通信を行う。副装置20-4の後段には副装置20が接続されない。このため、BTM211-4はブルートゥースによる通信を行わない。
【0030】
なお、上記では、副装置20が2つのBTM210、211を備える構成を例示して説明したが、これに限定されない。後段に接続される装置がない場合、副装置20のBTM211を省略することができる。例えば、図1において後段に副装置20が接続されない副装置20-4は、BTM210-4を備え、BTM211-4を備えない構成とすることができる。
【0031】
記憶部22は、不揮発性のメモリであり、各種情報や制御部を動作させるプログラムを記憶する。記憶部22は、例えば、副装置ID220を記憶する。副装置ID220には、副装置20の副装置IDを示す情報が記憶される。
【0032】
制御部23は、CPUであり、記憶部22に記憶されるプログラムを実行することにより、制御部23が有する各部の機能を実行する。制御部23が有する各部とは、例えば、取得部230と、通信制御部231である。
【0033】
取得部230は、センサ部24から出されたセンサ検出値を取得する。取得部230は、取得したセンサ検出値を通信制御部231に出力する。
【0034】
通信制御部231は、BTM210、211を制御する。通信制御部231は、BTM210が受信した情報をBTM211から送信する。これにより、副装置20は、前段に接続される装置から受信した情報を、後段に接続される装置に送信することができる。また、通信制御部231は、BTM211が受信した情報をBTM210から送信する。これにより、副装置20は、後段に接続される装置から受信した情報を、前段に接続される装置に送信することができる。
【0035】
上記では通信制御部231は、BTM210が受信した情報をBTM211から送信する処理、及び、BTM211が受信した情報をBTM210から送信する処理の両方を行う構成を例に説明したが、これに限定されない。副装置20は、BTM210が受信した情報をBTM211から送信する処理、及び、BTM211が受信した情報をBTM210から送信する処理の少なくとも一方を行うように構成されてもよい。
【0036】
また、通信制御部231は、BTM210が受信した情報に対する応答を行う。通信制御部231は、BTM210が受信した情報に含まれる副装置IDに基づいて、受信した情報がいずれの副装置20あての情報であるか判定する。通信制御部231は、記憶部22に記憶されている副装置ID220と、受信した情報に含まれる副装置IDとが一致する場合、受信した情報が自装置あての情報であると判定する。一方、通信制御部231は、記憶部22に記憶されている副装置ID220と、受信した情報に含まれる副装置IDとが一致しない場合、受信した情報が自装置あての情報でないと判定する。
【0037】
通信制御部231は、受信した情報が自装置あての情報である場合、受信した情報に対する応答を行う。例えば、通信制御部231は、受信した情報においてセンサ検出値を要求された場合、センサ部24によって検出されたセンサ検出値を、取得部230を介して取得する。通信制御部231は、取得したセンサ検出値を含む情報を、BTM210を介して前段に接続された装置に送信する。これにより、通信制御部231は受信した情報に対する応答を行う。
【0038】
センサ部24は、ガス濃度を検出するセンサを含む。センサ部24は、ガス濃度を検出し、検出したガス濃度をセンサ検出値として取得部230に出力する。
【0039】
副装置ID設定部25は、ディップスイッチを含む。このディップスイッチが、作業者などによって操作されることにより、副装置20に副装置IDが設定される。
【0040】
図7A図7Dは、実施形態における副装置ID設定部25の例を示す図である。この図に示すように、例えば、副装置ID設定部25は、設定部SW1、SW2を備える。設定部SW1には、副装置IDが設定される。設定部SW2には、後段に副装置20が接続されるか否かを示す情報が設定される。
【0041】
図7Aには、設定部SW1に副装置ID=1が設定され、設定部SW2に、後段に副装置20が接続されることが設定された例が示されている。図7Bには、設定部SW1に副装置ID=2が設定され、設定部SW2に、後段に副装置20が接続されることが設定された例が示されている。図7Cには、設定部SW1に副装置ID=3が設定され、設定部SW2に、後段に副装置20が接続されることが設定された例が示されている。図7Dには、設定部SW1に副装置ID=4が設定され、設定部SW2に、後段に副装置20が接続されないことが設定された例が示されている。
【0042】
図8図10は実施形態における副装置20が行う処理の流れを示すフローチャートである。図8には、副装置20が起動される場合に行われる処理の流れが示されている。図9には、主装置10から副装置20に情報が通知される場合に行われる処理の流れが示されている。図10には、副装置20から主装置10に情報が通知される場合に行われる処理の流れが示されている。
【0043】
図8に示すように、副装置20が起動される前において、副装置20は、自装置が起動されたか否かを判定する(ステップS10)。副装置20は、電源スイッチ等が操作され、自装置が起動された場合、副装置ID設定部25の設定部SW1に設定された値を、自装置の副装置IDとして取得する(ステップS11)。副装置20は、自装置の副装置IDを、副装置ID220として記憶部22に記憶させる(ステップS12)。副装置20は、自装置の副装置IDに基づいて前段に接続される装置を判定する(ステップS12)。
【0044】
例えば、副装置IDと、前段に接続される装置との関係は、予め決定されている。例えば、副装置IDの昇順に副装置20を接続させるように予め決定されている。この場合、副装置20-1(副装置ID=1が設定された副装置20)は、前段に主装置10が接続されると判定する。副装置20-2(副装置ID=2が設定された副装置20)は、自装置の前段に副装置20-1(副装置ID=1が設定された副装置20)が接続されると判定する。副装置20-3(副装置ID=3が設定された副装置20)は、自装置の前段に副装置20-3(副装置ID=2が設定された副装置20)が接続されると判定する。副装置20-4(副装置ID=4が設定された副装置20)は、自装置の前段に副装置20-3(副装置ID=3が設定された副装置20)が接続されると判定する。
【0045】
また、副装置20は、設定部SW2に設定された値に基づいて、後段に副装置20が接続されるか否かを判定する(ステップS14)。後段に副装置20が接続される場合、副装置20は、自装置の副装置IDに基づいて後段に接続される装置を判定する(ステップS15)。副装置20が自装置の副装置IDに基づいて後段に接続される装置を判定する方法は、ステップS12で前段に接続される装置を判定する方法と同様であるためその説明を省略する。
【0046】
副装置20は、自装置と接続される装置との通信を確立させる。副装置20は、BTM210と前段に接続される装置のブルートゥースモジュールとをペアリングさせることにより、前段に接続される装置との通信を確立させる。また、副装置20は、後段に副装置20が接続される場合、BTM211と後段に接続される副装置20のブルートゥースモジュールとをペアリングさせることにより、後段に接続される副装置20との通信を確立させる。
【0047】
図9及び図10では、図8に示す処理が実行されていることを前提とする。すなわち、副装置20が起動され、副装置20の前段に接続される装置との通信が確立していること、及び副装置20の後段に副装置20が接続される場合には当該後段に接続される副装置20との通信が確立していることを前提とする。
【0048】
図9に示すように、副装置20は、前段に接続される装置から情報(通信データD)を受信したか否かを判定する(ステップS20)。
【0049】
副装置20は、受信した情報(通信データD)が自装置あての情報であるか否かを判定する(ステップS21)。副装置20は、受信した情報(通信データD)が自装置あての情報である場合、受信した情報(通信データD)に対する応答を行う。例えば、受信した情報(通信データD)がセンサ検出値を要求する情報である場合、副装置20は、センサ部24により検出されたセンサ検出値を取得する(ステップS22)。副装置20は、取得したセンサ検出値を付した応答を生成し、生成した応答を通信データDとして前段に接続される装置に送信する(ステップS23)。
ステップS21において、受信した情報(通信データD)が自装置あての情報でない場合、副装置20は、後段に副装置20が接続されているか否かを判定する(ステップS24)。後段に副装置20が接続されている場合、副装置20は、受信した情報(通信データD)を、後段に接続されている副装置20に送信する(ステップS25)。
【0050】
図10では、後段に副装置20が接続されていることを前提とする。図10に示すように、副装置20は、後段に接続されている副装置20から情報(通信データD)を受信したか否かを判定する(ステップS30)。後段に接続されている副装置20から情報(通信データD)を受信した場合、副装置20は、受信した情報(通信データD)を、前段に接続されている装置に送信する(ステップS31)。
【0051】
以上説明したように、実施形態における通信システム1は、主装置10と複数の副装置20とからなるシステムである。複数の副装置20のうち副装置20-1(第1副装置)は、BTM210-1(第1通信部)とBTM211-1(第2通信部)とを有する。BTM210-1は、主装置10と通信を行うブルートゥースモジュールである。BTM211-1は、複数の副装置20のうち後段にある副装置20と通信を行うブルートゥースモジュールである。副装置20-1は、BTM210-1が受信した情報をBTM211-1から送信する処理、及び、BTM211-1が受信した情報をBTM210-1から送信する処理の少なくとも一方を行う。これにより、実施形態における通信システム1では、主装置10と複数の副装置20をブルートゥースにより接続することができる。
【0052】
また、実施形態における通信システム1では、主装置10に二つの副装置20(例えば、副装置20-1と20-4)が接続される構成であってもよい。この場合、複数の副装置20のうち副装置20-4(第2副装置)は、BTM210-4(第3通信部)を有する。BTM210-4は、前段にある副装置20-1と通信を行うブルートゥースモジュールである。副装置20-4の後段には副装置20が接続されない。これにより、実施形態における通信システム1では、デイジーチェーン接続において最後尾に接続される副装置20-4ではBTM211-4を省略することが可能である。
【0053】
また、実施形態における通信システム1では、主装置10に三以上の副装置20(例えば、副装置20-1~20-4)が接続される構成であってもよい。この場合、複数の副装置20のうち副装置20-2(第1副装置の後段にある副装置)は、BTM210-2(第4通信部)とBTM211-2(第5通信部)を有する。BTM210-2は、前段にある副装置20-1と通信を行うブルートゥースモジュールである。BTM211-2は、後段にある副装置20-3と通信を行うブルートゥースモジュールである。副装置20-2は、BTM210-2が受信した情報をBTM211-2から送信する処理、及び、BTM211-2が受信した情報をBTM210-2から送信する処理の少なくとも一方を行う。これにより、実施形態における通信システム1では、副装置20の数が増えた場合であっても、主装置10と複数の副装置20をブルートゥースにより接続することができる。
【0054】
また、実施形態における通信システム1では、主装置10は、副装置ID(通信先を指定する指定情報)を含む情報(通信要求)を副装置20-1に送信する。副装置20は、前段に接続される装置(副装置20又は主装置10)から情報を受信した場合、後段に接続される副装置20があり、且つ、副装置IDが後段の副装置20を示している場合に、当該後段に接続される副装置20に受信した情報を送信する。副装置IDが後段の副装置20を示しているか否かは、例えば、予め定められた副装置IDと後段に接続される装置との関係に応じて判定される。副装置20は、受信した情報に含まれる副装置IDが示す副装置20を判定し、判定した結果に応じて受信した情報に対する応答を、前段に接続される装置に送信する。副装置20は、受信した情報に含まれる副装置IDが自装置を示す場合、受信した情報に応じた応答として、自装置のセンサ部24が検出したセンサ検出値を、前段に接続される装置に送信する。これにより、実施形態における通信システム1では、主装置10が、副装置20のいずれかを通知先に指定した情報を通知することができる。また、副装置20は自装置あてに通知された情報に応じた応答を行うことができる。
【0055】
また、実施形態における通信システム1では、副装置20は、ガス濃度を検出するガス検出器である。ガス検出器は、ガスセンサにより検出された検出結果を取得する。主装置10は、複数の副装置20のそれぞれに対応するガス検出器のいずれかを通信先として指定する副装置ID(指定情報を含む通信要求)を副装置20-1に送信する。これによって、主装置10はガスセンサにより検出された検出結果を要求する。この構成により、実施形態における通信システム1では、複数の副装置20のそれぞれを、ガス濃度を検出する複数のエリアEのそれぞれに配置することによって、複数のエリアEのそれぞれのガス濃度を検出することができる。
【0056】
また、実施形態における通信システム1では、副装置20は、副装置ID(接続先を特定可能な情報)が設定される副装置ID設定部25(ディップスイッチ)を更に有する。副装置20は、副装置ID設定部25に設定された情報に基づいて、前段に接続される装置(副装置20又は主装置10)を判定する。副装置20は、副装置ID設定部25に設定された情報に基づいて、後段に副装置20が接続されるか否か判定する。これにより、実施形態における通信システム1では、副装置20の接続先を外部から制御することができる。
【0057】
副装置20が副装置ID設定部25を備えることにより、副装置IDを変更したり設定したりする作業が容易となる。例えば、比較例として、副装置20が副装置ID設定部25を備えていないシステムを考える。この場合、作業者等が、ライタ等の専用の書込装置を用いて、副装置ID220に副装置IDを書込む作業を行うことにより、副装置IDが設定される。このようなシステムにおいて、複数の副装置20のうち一つが故障する等して交換する場合、作業者は、交換後の副装置20に、交換前の副装置20に設定されていた副装置IDを書込んで設定する。これに対し、本実施形態では、作業者は、副装置ID設定部25のディップスイッチを操作して、交換前の副装置20に設定されていた副装置IDを、交換後の副装置20に設定すればよい。このため、ライタ等の専用の書込装置を用意する必要がなく、また、書込み作業を行う必要もない。したがって、副装置IDを変更したり設定したりする作業が容易となる。
【0058】
上述した実施形態における通信システム1は、例えば、水素プラントに適用することができる。水素プラントでは、発電所などから供給される電力を用いて水素が製造され、製造された水素がタンクに貯蔵される。タンクに貯蔵された水素は様々な供給先に供給される。例えば、水素を燃料とする燃料電池、燃料電池により走行する車やバスに水素を供給する水素ステーション、及び、水素を使用する工場などの供給先に水素が供給される。供給先には、配管を通じて水素が供給される。このような配管における水素の漏れ検査に、実施形態における通信システム1を適用することが可能である。
【0059】
図11は、実施形態における通信システム1を水素プラントに適用した例を示す図である。図11に示すように、例えば、水素プラントには、水素タンクST、水素配管SH、及び、水素を使用する工場KJが設けられる。水素タンクSTに貯蔵された水素が、水素配管SHを通じて工場KJに供給される。図11に示すような水素プラントにおける水素の漏れ検査に通信システム1を適用する場合、まず、ブルートゥースによる接続が可能な距離を決定し、決定した距離ごとに配管経路に沿って副装置20を配置する。次に、配置した副装置20の数や設置箇所等に応じて、適宜、主装置10を配置する。この図の例では、水素タンクSTの周囲に複数の副装置20(副装置20-1A~20-3A)を配置する。配置した複数の副装置20(副装置20-1A~20-3A)に対し1つの主装置10Aを配置する。そして、主装置10Aに、タンクの周辺に配置した複数の副装置20(副装置20-1A~20-3A)をデイジーチェーン接続させる。また、水素配管SHに沿って複数の副装置20(副装置20-1B~20-7B)を配置する。配置した複数の副装置20(副装置20-1B~20-7B)に対し1つの主装置10Bを配置する。そして、主装置10Bに、複数の副装置20(副装置20-1B~20-7B)をデイジーチェーン接続させる。また、工場KJに複数の副装置20(副装置20-1C~20-10C)を配置する。複数の副装置20(副装置20-1C~20-10C)に対し1つの主装置10Cを配置する。そして、主装置10Cに、複数の副装置20(副装置20-1C~20-10C)をデイジーチェーン接続させる。このように、複数の主装置10A~10Cを配置して、それぞれの主装置10と互いに異なる複数の副装置20のグループをデイジーチェーン接続させることも可能である。
【0060】
また、通信システム1では、複数の副装置20をデイジーチェーン接続させることにより、ブルートゥースによる近距離無線通信では通常通信できない遠距離に配置された副装置20と主装置10とを接続させることができる。例えば、ブルートゥースによる接続が可能な距離を8[m]とし、主装置10に10個の副装置20をデイジーチェーン接続させる場合を考える。この場合、主装置10と、主装置10から80[m](=8[m]×10)程度離れた箇所に配置された副装置20とを接続することが可能となる。
【0061】
上述した実施形態では主装置10が副装置20に送信し、副装置20が受信した情報に応じて応答を行う場合を例示して説明した。しかしながらこれに限定されない。副装置20は、主装置10からの要求がなくとも、定期的にセンサ検出値を主装置10に送信するように構成されてもよい。
【0062】
上述した実施形態における通信システム1、及び副装置20の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
【0063】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0064】
1…通信システム、10…主装置、20-1…副装置(第1副装置)、210-1…BTM(第1通信部)、211-1…BTM(第2通信部)、20-4…副装置(第2副装置)、210-4…BTM(第3通信部)、20-2…副装置(第1副装置の後段にある副装置)、210-2…BTM(第4通信部)、211-2…BTM(第5通信部)、25…副装置ID設定部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図8
図9
図10
図11