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特開2023-79127水性ドライクリーニングに関する選択方法
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  • 特開-水性ドライクリーニングに関する選択方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023079127
(43)【公開日】2023-06-07
(54)【発明の名称】水性ドライクリーニングに関する選択方法
(51)【国際特許分類】
   D06F 35/00 20060101AFI20230531BHJP
   D06F 15/00 20060101ALI20230531BHJP
【FI】
D06F35/00 Z
D06F15/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021204640
(22)【出願日】2021-11-26
(71)【出願人】
【識別番号】521550080
【氏名又は名称】大川 勝
(72)【発明者】
【氏名】大川 勝
【テーマコード(参考)】
3B168
【Fターム(参考)】
3B168AA40
3B168AB01
3B168AC01
3B168BA08
3B168BA22
3B168BA52
3B168FA01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】石油ドライクリーニングには環境問題として大気汚染、人体に悪影響、汗が取れないという課題がある。石油溶剤で洗浄する以上は課題を解決出来ないことである。根本的な解決方法は水使用のドライクリーニングを開発することにある。また回転洗浄は動かして洗うため、装飾品の破損、ボタンの破損が起きる課題がある。
【解決手段】被洗濯物に霧状に噴霧する洗剤及び/又は水を供給する手段と被洗濯物を背板及びクッション性の用具で挟む手段を用いて、被洗濯物を押圧洗浄することを特徴とする洗濯方法。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被洗濯物に霧状に噴霧する洗剤及び/又は水を供給する手段と被洗濯物を背板及びクッション性の用具で挟む手段を用いて、被洗濯物を押圧洗浄することを特徴とする洗濯方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は水性ドライクリーニングに関する洗濯方法に関するものである
【背景技術】
【0002】
石油ドライクリーニングは機械の下部分に石油溶剤タンクがあり、洗浄ドラムに溶剤を投入して、ろ過フイルターした溶剤で洗浄を行うが、100年以上の歴史があるクリーニング技術ではあるが、溶剤管理基準値が曖昧なことが問題である。汚れた溶剤で洗浄することを逆汚染というが色がくすみ汚れが落ちない、嫌なにおいが出る。汚れが残ることで消費者から苦情が多いのも汚れた溶剤で洗うのが原因である。
【0003】
従来の洗浄方法はドラム回転洗浄で、衣服を動かして洗い摩擦、損傷をなくすため、ネットに入れる、ボタンにアルミカバーをまく、ベルトのバックにカバーをつけるとか機械の回転洗浄に破損が起きにくい洗浄であるが、回転洗浄で弱った装飾品、ぼたんは破損寸前かどうか見分けがつかず、取り外して洗えないものもあり、破損が多いのが問題である。
安全に洗う方法として、1点洗いでは採算が取れないのが現状である。
色移りの問題も赤と白を同時に洗えば色移りがあり得る為、分別して白色、中間色、黒色の3種類に分けて洗浄する方法を用いているが、水溶性の汗、醤油、ソース、血液等が取れないことで消費者による苦情が多いのも事実である。
【0004】
装飾品の多い被洗濯物洗浄では、水洗剤入りの洗濯液を霧状噴霧洗浄にて前記スポンジ板を小型化したスポンジをタオルで巻いた手道具用のスポンジタオルで拭き取りクリーニングも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献】特開平11-33266
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の石油ドライクリーニング洗浄は水溶性の汗、しょうゆ、ソース、血液等が取れない課題がある。
回転洗浄は動かして洗うため、装飾品の破損、ボタンの破損が起きる課題がある。
石油ドライクリーニングの問題は大気汚染、人体に悪影響、騒音問題、水質汚染、等の課題がある。
石油ドライクリーニングにはすすぎがないことで不衛生の課題がある。
石油ドライクリーニングは一度に多く洗うために逆汚染する課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
被洗濯物に霧状に噴霧する洗剤及び/又は水を供給する手段と被洗濯物を背板及びクッション性の用具で挟む手段を用いて、被洗濯物を押圧洗浄することを特徴とする洗濯方法。
【発明の効果】
【0008】
石油ドライクリーニングは水溶性の汗、醤油、ソースが取れない欠点があるが、本発明は水性ドライクリーニングなので汗、醤油、ソース等を落とすことができる。
【0009】
被洗濯物を動かして洗う方法には摩擦によるボタン割れ、装飾品の破損、
等が起きるが、本発明の固定押圧を繰り返す洗浄には摩擦が無く破損は起きない。
【00010】
石油ドライクリーニングの環境問題では大気汚染、人体に悪影響を及ぼす等があるが、本発明は水使用のドライクリーニングであり無公害で安全である。
【0011】
石油ドライクリーニングにはすすぎがないが、本発明は洗浄と水すすぎができる事で清潔で衛生的な洗浄ができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
被洗濯物の検品後に洗浄装置の足ふみペダル3を踏むと斜めスポンジ板が開き、被洗濯物5を止め具11にかけ、ハンガーを中に挟んで吊るされた5,衣服を繰り返し押圧する2枚のスポンジ板で開閉する押圧洗浄方法である。前記噴霧器9による噴霧を被洗濯物5全体に洗剤入りの洗濯液12を噴霧後に足ふみペダル作動することで押圧を繰り返す洗浄とすすぎ水13ですすぎしたあと押圧脱水して終る。足ふみペダルは電動駆動としても可能である。
被洗濯物をハンガーに吊るして洗浄すること以外に、被洗濯物背板の上に被洗濯物を平面状に置いて、スポンジ板を上から押圧しても良い。
スポンジ板は多孔性又はクッション性のものであれば特に限定されない。又は、背板の材質も洗浄のための押圧に耐えうるものであれば特に限定されない。
例えば、プラスチック製の板、スポンジ板が好適に採用される。被洗濯物への洗浄剤の供給は洗剤と水を個個に供給する方法、水で予め希釈した洗浄液を供給する方法、あるいは最初に水洗いした後、洗浄液で洗浄する方法も本発明の押圧洗浄で可能である。
【符号の説明】
【0013】
1せんたく板
2縦スポンジ板
3足ふみペダル
4ハンガー
5被洗浄物
6スプリングばね
7支え土台
8ちょうつがい
9噴霧器
10斜めスポンジ板
11止め具
12せんたく液
13すすぎ水
図1
【手続補正書】
【提出日】2022-02-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
石油ドライクリーニングは機械の下部分に石油溶剤タンクがあり、洗浄ドラムに溶剤を投入して、ろ過フィルターした溶剤で洗浄を行うが、100年以上の歴史があるクリーニング技術ではあるが、溶剤管理基準が曖昧なことが問題である。汚れた溶剤で洗浄することを逆汚染というが色がくすみ汚れが落ちない、嫌なにおいが出る。汚れが残ることで消費者から苦情が多いのも汚れた溶剤で洗うのが原因である。
【0002】
従来の洗浄方法はドラム回転洗浄で、衣服を動かして洗い摩擦、損傷をなくすため、ネットに入れる、ボタンにアルミカバーをまく、ベルトのバックにカバーをつけるとか機械の回転洗浄に損傷が起きにくい洗浄であるが、回転洗浄で弱った装飾品、ぼたんは破損寸前かどうか見分けがつかず、取り外して洗えないものもあり、破損が多いのが問題である。安全に洗う方法として、1点洗いでは採算が取れないのが現状である。色移りの問題も赤と白を同時に洗えば色移りがあり得る為、分別して白色、中間色、黒色の3種類に分けて洗浄する方法を用いているが、水溶性の汗、醤油、ソース、血液等が取れないことで消費者による苦情が多いのも事実である。
【0003】
装飾品の多い被洗濯物洗浄では、水洗剤入りの洗濯液を霧状噴霧洗浄にて前記スポンジ板を小型化したスポンジをタオルで巻いた手動具用のスポンジタオルで拭き取りクリーニングも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11-33266
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の石油ドライクリーニング洗浄は水溶性の汗、しょうゆ、ソース、血液等が取れない課題がある。回転洗浄は動かして洗うため、装飾品の破損、ボタンの破損が起きる課題がある。石油ドライクリーニングの問題は大気汚染、人体に悪影響、騒音問題、水質汚染、等の課題がある。石油ドライクリーニングにはすすぎがないことで不衛生の課題がある。石油ドライクリーニングは一度に多く洗うために逆汚染する課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
被洗濯物に霧状に噴霧する洗剤及び/又は水を供給する手段と被洗濯物を背板及びクッション性の用具で挟む手段を用いて、被洗濯物を押圧洗浄することを特徴とする洗濯方法。
【発明の効果】
【0007】
石油ドライクリーニングは水溶性の汗、醤油、ソースが取れない欠点があるが、本発明は水性ドライクリーニングなので汗、醤油、ソース等を落とすことができる。
【0008】
被洗濯物を動かして洗う方法には摩擦によるボタン割れ、装飾品の破損等が起きるが、本発明の固定押圧を繰り返す洗浄には摩擦が無く破損は起きない。
【0009】
石油ドライクリーニングの環境問題では大気汚染、人体に悪影響を及ぼす等があるが、本発明は水使用のドライクリーニングであり無公害で安全である。
【0010】
石油ドライクリーニングにはすすぎがないが、本発明には洗浄と水すすぎができる事で清潔で衛生的な洗浄ができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の洗濯装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
被洗濯物の検品後に洗浄装置の足ふみペダル3を踏むと斜めスポンジ板が開き、被洗濯物5をとめ具11にかけ、ハンガーを中に挟んで吊るされた被洗濯物5の衣服を繰り返し押圧する2枚のスポンジ板で開閉する押圧洗浄方法である。前記噴霧器9による噴霧を被洗濯物5全体に洗剤入りの洗濯液12を噴霧後に足ふみペダル作動することで押圧を繰り返す洗浄とすすぎ水13ですすぎしたあと押圧脱水して終る。足ふみペダルは電動駆動としても可能である。被洗濯物をハンガーに吊るして洗浄すること以外に、被洗濯物背板の上に被洗濯物を平面状に置いて、スポンジ板を上から押圧しても良い。スポンジ板は多孔性又はクッション性のものであれば特に限定されない。背板の材質も洗浄のための押圧に耐えうるものであれば特に限定されない。例えば、プラスチック製の板、スポンジ板が好適に採用される。被洗濯物への洗浄剤の供給は洗剤と水を個々に供給する方法、水で予め希釈した洗浄液を供給する方法、あるいは最初に水洗いした後、洗浄液で洗浄する方法も本発明の押圧洗浄で可能である。
【符号の説明】
【0013】
1 せんたく板
2 縦スポンジ板
3 足ふみペダル
4 ハンガー
5 被洗浄物
6 スプリングばね
7 支え土台
8 ちょうつがい
9 噴霧器
10斜めスポンジ板
11止め具
12せんたく液
13すすぎ水