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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023007924
(43)【公開日】2023-01-19
(54)【発明の名称】警備システムおよび誤報処理装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 29/00 20060101AFI20230112BHJP
   G08B 25/04 20060101ALI20230112BHJP
   G08B 21/00 20060101ALI20230112BHJP
   H04M 11/04 20060101ALI20230112BHJP
【FI】
G08B29/00
G08B25/04 E
G08B21/00 A
H04M11/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021111067
(22)【出願日】2021-07-02
(71)【出願人】
【識別番号】000202361
【氏名又は名称】綜合警備保障株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大沼 俊一
(72)【発明者】
【氏名】河上 聖人
(72)【発明者】
【氏名】内田 悠太
【テーマコード(参考)】
5C086
5C087
5K201
【Fターム(参考)】
5C086AA01
5C086AA26
5C086BA01
5C086BA30
5C086CA08
5C086CA28
5C086CA30
5C086CB21
5C086CB23
5C086CB36
5C086DA01
5C086FA02
5C086FA06
5C086FA12
5C086FA15
5C086FA17
5C086FA18
5C087AA02
5C087AA09
5C087AA10
5C087AA11
5C087AA12
5C087AA16
5C087AA23
5C087AA25
5C087AA32
5C087AA37
5C087AA44
5C087BB02
5C087BB20
5C087CC41
5C087DD04
5C087DD05
5C087DD20
5C087DD23
5C087DD24
5C087EE20
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF04
5C087FF16
5C087GG08
5C087GG50
5C087GG66
5C087GG70
5C087GG84
5K201AA05
5K201BA02
5K201BA03
5K201CB12
5K201CC02
5K201EC05
(57)【要約】      (修正有)
【課題】正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報に対する監視員による対応を減らすことが可能な警備システムおよび誤報処理装置を提供する。
【解決手段】警備システムは、操作パネル50aと制御装置50bからなる警備操作器と、警備操作器と通信ネットワーク71を介して接続する誤報処理装置80を有する監視センタと、を含む。誤報処理装置は、警備操作器から警報があった場合に利用者の携帯端末90の情報設定部91に確認要求を通知し、警報が誤報であるかを利用者からの入力に基づいて判定する誤報判定部83と、誤報判定部により警報が誤報と判定された場合に警報のキャンセルを行うキャンセル操作部84と、を有する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
警備操作器と、
前記警備操作器と通信ネットワークを介して接続する誤報処理装置と、
を含み、
前記誤報処理装置は、
前記警備操作器から警報があった場合に利用者の携帯端末に通知し、前記警報が誤報であるかを前記利用者からの入力に基づいて判定する誤報判定部と、
前記誤報判定部により前記警報が誤報と判定された場合に前記警報のキャンセルを行うキャンセル操作部と、
を有する、
警備システム。
【請求項2】
前記誤報判定部は、前記警報があった場合、前記警備操作器で認証された認証情報に対応する前記利用者の前記携帯端末に前記警報が誤報かを入力させる情報を通知する、
請求項1に記載の警備システム。
【請求項3】
前記誤報判定部は、前記利用者が前記警報をキャンセルするために入力した本人確認情報と、予め登録されている本人情報とが整合する場合に、前記警報を誤報と判定する、
請求項1または2に記載の警備システム。
【請求項4】
前記誤報判定部は、前記警報の前後の所定時間内に警備操作があったかを警備操作履歴情報で確認し、前記警報の前後の所定時間内に前記警備操作があった場合に、前記警備操作で使用された認証情報に対応する利用者の携帯端末に前記警報が誤報か入力させる情報を通知する、
請求項1~3のうちの何れか一項に記載の警備システム。
【請求項5】
前記誤報判定部は、前記警報が侵入警報の場合に、前記利用者の前記携帯端末に前記警報が誤報かを入力させる情報を通知する、
請求項1~4のうちの何れか一項に記載の警備システム。
【請求項6】
前記キャンセル操作部は、監視員の監視端末に対する前記警報をキャンセルする、
請求項1~5のうちの何れか一項に記載の警備システム。
【請求項7】
前記誤報判定部は、前記警備操作器で認証された認証情報が複数名の利用者に対応する場合、前記複数名の利用者のうち指定された利用者の携帯端末に前記警報が誤報かを入力させる情報を通知し、前記利用者の前記警報をキャンセルするために入力した本人確認情報と、予め登録されている本人情報とが整合する場合に、前記警報を誤報と判定する、
請求項1~6のうちの何れか一項に記載の警備システム。
【請求項8】
警備操作器から警報があった場合に利用者の携帯端末に通知し、前記警報が誤報であるかを前記利用者からの入力に基づいて判定する誤報判定部と、
前記誤報判定部により前記警報が誤報と判定された場合に前記警報のキャンセルを行うキャンセル操作部と、
を有する誤報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、警備システムおよび誤報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、個々の建物に各種センサを設置して夜間や休日の建物への人の侵入や火災などを検知する警備システムが一般的に利用されている。出入口の警備操作器で警備状態を警備開始に設定して退室することにより、警備システムにより各種センサを利用した機械警備が開始される。
【0003】
警備モードが警戒モードのときの操作ミスで誤警報が発生した後に解除モードが設定されると、監視センタへの連絡を督促するメッセージまたは監視センタからの連絡への応対を督促するメッセージを報知部にて報知するという開示技術がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011-13824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来、正当な利用者の操作で誤報が発生した場合であっても、監視センタでは誤報であることは不明であるため、監視員が警備操作器の操作者の確認を行っている。この場合、本人確認するための情報が複数あり、監視員は対象の建物や緊急連絡先に電話して警備操作器の操作者を確認するため一定の時間拘束される。また、対象の建物に画像カメラやIPカメラが設置されている場合でも、対象箇所の画像やライブ通話により操作者の本人確認を行わなければならないので一定の時間拘束される。誤報が多発すると、その対応に多くの時間が奪われ、侵入者や火災などの監視に支障をきたすという問題がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報に対する監視員による対応を減らすことが可能な警備システムおよび誤報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、警備操作器と、前記警備操作器と通信ネットワークを介して接続する誤報処理装置と、を含み、前記誤報処理装置は、前記警備操作器から警報があった場合に利用者の携帯端末に通知し、前記警報が誤報であるかを前記利用者からの入力に基づいて判定する誤報判定部と、前記誤報判定部により前記警報が誤報と判定された場合に前記警報のキャンセルを行うキャンセル操作部とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報に対する監視員による対応を減らすことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本実施の形態にかかる警備モデルの一例を示す図である。
図2図2は、本実施の形態にかかる警備システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3図3は、操作パネルの外観構成の一例を示す図である。
図4図4は、誤報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5図5は、管理テーブルTの構成の一例を示す図である。
図6図6は、警備システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。
図7図7は、誤報判定部の誤報判定処理フローの一例を示す図である。
図8図8は、警備システム全体における誤報キャンセルのシーケンスの一例を示す図である。
図9図9は、携帯端末の利用者に入力を行わせる画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる警備システムおよび誤報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態は一例を示すものであり、本発明を限定するものではない。
【0011】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかる警備モデルの一例を示す図である。図1には、ビルAにおける警備モデルを示している。ビルAでは、通用口A1の入り口に警備操作器50が設けられている。警備操作器50は、ビルAの警備状態を制御するための操作パネルと、制御装置とを備える。警備操作器50は、操作パネルにより利用者などの操作者Pから警備開始または警備解除などの操作を受け付け、認証が成立した場合に、その操作に応じた警備状態に制御する。
【0012】
天井には警備用センサ10が設けられている。各警備用センサ10は、例えば画像センサであり、ビルA内の異なる範囲をセンシングすることができるように、位置を離して設置されている。また、警告等を行うスピーカ30なども設けられている。また、各窓A3には開閉センサが設けられている。ビルAの通用口A2の扉には開閉センサ20が設けられており、図1には省略しているが他のフロアなど館内を自由に移動できるようになっている。他のフロアについても同様に入口に警備操作器50が適宜設けられ、各種センサが配設されている。
【0013】
ビルAは、最終退室者がビルAの出入口の警備操作器50で警備開始をセットすることにより各種センサを用いた機械警備が開始される。機械警備の開始後に侵入者がいると、各種センサにより検知され、警報が警備操作器50から監視センタへ通知される。機械警備の開始後にビルA内に入る場合には、警備操作器50で警備解除を行ってから入るよう設定されている。
【0014】
なお、センサの種類や配置は一例であり、これに限定するものではない。センサの種類や配置は警備対象に応じて適宜変更してよい。
【0015】
また、通用口A1の鍵は、物理鍵を使用してもよいし、警備操作器50と連動して動作する電子錠を採用してもよい。また、スマートロックを採用してもよい。
【0016】
また、ビルは一例である。契約者が入居する建物、施設、或いは住居などへの機械警備の設備を設けてもよい。
【0017】
また、警備操作器50の数や配置は一例であり、これに限定するものではない。ビルの出入口や、ビルの各階のフロアごとなど、設置位置を適宜決めて設けてよい。
【0018】
次に、本実施の形態にかかる警備システムのハードウェア構成について図2図4を参照して説明する。図2は、本実施の形態にかかる警備システムのハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示す警備システム1は、警備操作器50と、監視センタ60とを含む。
【0019】
警備操作器50は、操作パネル50aと制御装置50bとを備える。操作パネル50aと制御装置50bとは通信接続される。ここでは操作パネル50aと制御装置50bとを別体にして区別しているが、操作パネル50aと制御装置50bは一体であっても勿論よい。また、1台の制御装置50bに対し複数台の操作パネル50aが通信接続する構成であってもよい。
【0020】
図2に示すように、制御装置50bは、制御部501と、記憶部502と、入出力制御部503と、無線通信制御部504と、通信制御部505と、タイマ506を有する。
【0021】
制御部501は、例えばCPU(Central Processing Unit)と、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)と、CPUにワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)とを備えたコンピュータで構成される。制御部501は、CPUがROMなどに格納された制御プログラムを実行することにより、操作パネル50aから警備操作を受け付けて各部を制御する制御機能を発揮する。制御機能には、操作パネル50aの操作を行う操作者Pの認証機能なども含まれる。なお、これら機能は、一部またはすべてがソフトウェアにより実現されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現されてもよい。
【0022】
タイマ506は、制御部501の指示により所定時間をカウントする。例えばタイマ506は、警備操作から警備開始までの所定時間をカウントする。
【0023】
記憶部502は、例えばFlash ROMなどであり、制御装置50bに接続されている各種機器の管理情報などを記憶する。
【0024】
入出力制御部503は、開閉センサ20やスピーカ30などの接続機器と制御部501との信号またはデータの入出力制御を行う。
【0025】
無線通信制御部504は、無線LANやBluetooth(登録商標)などの無線方式で警備用センサ10と無線通信接続し、警備用センサ10を制御する。
【0026】
通信制御部505は、通信ネットワーク71に接続し、監視センタ60と通信する。
【0027】
開閉センサ20は、扉や窓の開閉を検出するセンサである。例えば、開閉センサ20としてマグネットセンサなどを使用する。
【0028】
スピーカ30は、音声情報または警告音などを音声出力する。例えばスピーカ30は、監視センタ60からの監視員による呼びかけを音声出力する。
【0029】
なお、ここでは開閉センサ20とスピーカ30とを入出力制御部503に有線接続した場合の構成を示しているが、無線通信接続にしてもよい。また、警備用センサ10は、無線通信接続の構成であるが有線接続であっても勿論よい。
【0030】
図3は、操作パネル50aの外観構成の一例を示す図である。図3に示すように、操作パネル50aは、液晶表示部142、警備開始ボタン143、警備解除ボタン144、戸締り確認ボタン145、入力パッドであるテンキー146、取消ボタン147、決定ボタン148、タッチ部149を有する。それぞれは操作パネル50aが内蔵する制御回路に接続されている。
【0031】
液晶表示部142は、各種メッセージを表示する。警備開始ボタン143は、警備開始を宣言するための操作ボタンである。警備解除ボタン144は、警備解除を宣言するための操作ボタンである。戸締り確認ボタン145は、開閉センサ20、警備用センサ10などの状態を確認するためのボタンである。テンキー146は、0から9の暗証番号を入力する入力ボタンである。取消ボタン147は、入力した暗証番号の取消ボタンである。決定ボタン148は、入力した暗証番号の決定ボタンである。
【0032】
また、図3に示すように、警備開始ボタン143の上部には警備状態が警備開始のときに点灯するLED143aが設けられている。また、警備解除ボタン144の上部には警備状態が警備解除のときに点灯するLED144aが設けられている。また、戸締り確認ボタン145の上部には開閉センサ20、警備用センサ10などの状態に応じて点灯するLED145aが設けられている。
【0033】
タッチ部149には、警備操作鍵から非接触で警備操作鍵情報を読み取るリーダーが内蔵されている。警備操作鍵は、例えばICカードなどのセキュリティカード、或いはセキュリティキーである。なお、リーダーは、操作パネル50aと一体にして設けてもよいし、操作パネル50aとは別に制御装置50bと通信するように別体にして設けてもよい。
【0034】
操作パネル50aは、操作者Pが警備開始ボタン143または警備解除ボタン144を押下すると、その操作者Pに対しメッセージ表示またはLEDの点滅などにより認証情報の入力を要求する。例えば、操作パネル50aにおいて、操作者Pに対し、テンキー146による暗証番号の入力、またはタッチ部149に対する警備操作鍵のタッチを、液晶表示部142へのメッセージ表示またはLEDの点滅などにより要求する。操作者Pがテンキー146に暗証番号を入力して決定ボタン148を押下したり、あるいはタッチ部149で警備操作鍵の読み取りを行わせたりすることにより、それらの入力情報が制御装置50bに送信される。制御装置50bにおいて入力情報の認証が成立すると、操作パネル50aには認証が成立した旨のメッセージが表示される。
【0035】
図2に示すように、制御装置50bは、監視センタ60と通信ネットワーク71を介して接続される。通信ネットワーク71は、LAN(Local Area Network)またはVPN(Virtual Private Network)などである。
【0036】
監視センタ60は、各契約者のビルなどに設置された制御装置50bと通信ネットワーク71を介して通信し、それぞれの制御装置50bから警報を受信するなどして契約者の警備エリアの侵入者や火災発生などを遠隔から監視する。
【0037】
監視センタ60には、監視員の監視端末が設けられている。また、制御装置50bから警報を受信すると、警報が誤報でないかを判定する誤報処理装置が設けられている。その警報が誤報の場合、誤報処理装置から監視端末へ警報のキャンセル操作が行われる。なお、誤報処理装置は、監視センタ60内に限らず、通信ネットワーク71を介して制御装置50bおよび監視員の監視端末と通信することができる場所であれば、任意の場所に設けてよい。
【0038】
警報が誤報でない場合、監視員は、監視端末から制御装置50bを遠隔操作し、警備用センサ10から警備対象エリアの画像を取得し、侵入者がいる場合、マイクに向かって侵入者に呼びかけを行うなどの対応を行う。監視員の音声は監視端末から制御装置50bに送信され、警備対象エリアのスピーカ30から出力される。この他、監視員が待機中の警備員に警報があったエリアへ向かうように指示したり、必要に応じて警察や消防など関係機関へ通報を行ったりする通報システムなども備えられている。
【0039】
図4は、誤報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示す誤報処理装置80は、一つまたは複数の情報処理装置により構成される。ここでは一つの情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。図4に示す情報処理装置は、CPU801と、ROM802と、RAM803と、HDD(ハードディスクドライブ)804と、通信部805とを備える。それぞれはバス806を介して通信する。また、ユーザインタフェースとして例えばキーボード等の入力部や液晶ディスプレイ等の表示部を設けてもよい。
【0040】
誤報処理装置80は、制御装置50bから通知された警報の誤報判定を行い、警報が誤報の場合に警報をキャンセルするように機能する。一例として、受付部と、管理部と、誤報判定部と、キャンセル操作部を有する。
【0041】
CPU801が、HDD804等に記憶された対応プログラムをRAM803に読み出して実行することにより、受付部、管理部、誤報判定部、およびキャンセル操作部などの機能を発揮する。ROM802は、固定プログラムを記憶する。RAM803は、CPU801がワーク領域として利用する。HDD804は、受付部、管理部、誤報判定部、およびキャンセル操作部の対応プログラムや、誤報判定部が携帯端末90の利用者から入力を受け付けるための各種画面情報や、管理部の管理テーブルTのデータなどを記憶する。通信部805は、各種ネットワークに接続する通信インタフェースを有する。
【0042】
なお、受付部、管理部、誤報判定部、およびキャンセル操作部は、各機能部の一部またはすべてがASIC等のハードウェアにより実現されてもよい。
【0043】
また、受付部、管理部、誤報判定部、およびキャンセル操作部は、情報処理装置1台で実施してもよいし、各機能を複数の情報処理装置に分散し、装置間で連携をとるようにして実施してもよい。
【0044】
図5は、管理テーブルTの構成の一例を示す図である。図5には一例として複数のテーブル構成を示している。図5(a)は利用者の警備操作鍵情報テーブルt1であり、図5(b)は利用者の連絡先情報テーブルt2であり、図5(c)は警備操作履歴情報テーブルt3である。
【0045】
警備操作鍵情報テーブルt1には、利用者IDと警備操作鍵情報とが対応付けられている。利用者IDは、各利用者を一意に識別するための識別IDである。警備操作鍵情報は、各利用者に個別に配布された警備操作鍵の認証情報である。認証情報そのものではなく、認証情報に対応する一意の識別情報であってもよい。
【0046】
連絡先情報テーブルt2には、利用者IDと、利用者の本人情報と、連絡先とが対応付けられている。本人情報は、名前、住所、および生年月日など、個人を特定できる情報である。個人を特定できる情報であるため合言葉などを含めてもよい。連絡先は、利用者が警備システムからの通知を確認できる連絡先である。一例として電子メールアドレスが設定されている。電子メールアドレスの他に携帯電話番号などを設定してもよい。
【0047】
警備操作履歴情報テーブルt3には、警備操作の種類と、警備操作の際に認証した警備操作鍵情報と、操作が行われた日時とが対応付けられている。警備操作履歴情報テーブルt3のこれらの情報は、操作日時により操作が時系列で管理される。
【0048】
図6は、警備システム1の機能ブロックの構成の一例を示す図である。ここでは主に誤報キャンセルの処理にかかる構成を示している。携帯端末90は、情報設定部91を有する。操作パネル50aは、入出力部51を有する。制御装置50bは、制御部501に警備状態制御部52および認証部53を有する。誤報処理装置80は、受付部81、管理部82、誤報判定部83、およびキャンセル操作部84を有する。
【0049】
入出力部51は、操作パネル50aにおける入出力を行う。入出力部51は、例えば警備開始ボタン143または警備解除ボタン144の押下により警備操作の宣言が行われると、液晶表示部142へのメッセージ表示や、LEDの点灯制御などにより暗証番号または警備操作鍵情報の入力を受け付け、警備操作情報d1と入力情報d2とを警備状態制御部52に出力する。
【0050】
警備状態制御部52は、入出力部51から送信される警備操作情報d1と入力情報d2とに基づき、制御装置50bの警備状態を制御する。入力情報d2は認証部53で認証に利用される。認証が成立した場合に、制御装置50bが、操作のあった警備操作情報d1に対応する警備状態に各部を制御する。さらに、制御装置50bは警備操作情報d1を監視センタ60に送信することにより、警備開始または警備解除を通知する。また、必要に応じて操作パネル50aの表示状態も警備開始または警備解除に切り替える。
【0051】
警備開始の場合、警備状態制御部52は、タイマ506をセットして所定時間後に機械警備を開始する。警備状態制御部52は、警備開始を監視センタ60に通知し、所定時間後に、警備用センサ10や開閉センサ20により対象エリアの機械警備を開始する。機械警備中は、警備状態制御部52は、警備用センサ10や開閉センサ20により異常を検知し、異常があると監視センタ60へ警報を通知する。また、警備状態制御部52は、監視センタ60からの要求により、警備用センサ10が取得した画像を送信したり、監視センタ60から送信された監視員の音声をスピーカ30へ出力したりする。
【0052】
認証部53は、入出力部51から送信された入力情報d2により認証を行う。例えば入力情報d2が警備操作鍵の認証情報である場合、認証部53は、入力情報d2と予め登録されている警備操作鍵情報とが一致するかにより認証を行う。なお、入力情報d2の種類はこれらに限定されず、予め登録されたものであれば他の認証情報を使用してもよい。また、認証部53は、制御装置50bではなく操作パネル50a側にあってもよい。その場合は、操作パネル50aから制御装置50bに認証結果、警備操作情報d1および入力情報d2を送信する。入力情報d2の代わりに、これを一意に識別可能な識別情報を送信してもよい。例えば、操作パネル50aは警備操作鍵の認証情報による認証後に、警備操作鍵の認証情報を、別の識別情報に変換して制御装置50bに送信する。
【0053】
受付部81は、制御装置50bから監視センタ60に通知される警備開始または警備解除の警備操作情報d1と、その操作の認証に使用された入力情報d2とを受け付け、これらの操作の履歴登録を管理部82に依頼する。
【0054】
管理部82は、管理テーブルTへのデータの登録および管理テーブルTからのデータの抽出などを行う。
【0055】
誤報判定部83は、制御装置50bから監視センタ60に通知された警報を取得し、その警報が誤報かどうか誤報判定処理を行う。誤報判定部83は誤報判定処理において、その警報が正当な利用者の操作による誤報である可能性がある場合、その操作を行った利用者を特定し、その利用者の連絡先に確認要求を通知する。そして、連絡先の利用者からの一定時間内にあった入力に基づいて誤報を判定する。例えば携帯端末90が備える電子メールやSMS(Short Message Service)などの機能で通知を受け取ることができるように、それらの連絡先を指定して確認要求を通知する。確認要求にURLを含め、携帯端末90から指定のWebサイトに一定時間内にログインさせて、Web画面で誤報判定のための入力の受け付けを行ってもよい。
【0056】
連絡先の利用者から入力された情報に基づく誤報の判定は、例えば利用者から誤報であることの入力があり、さらに本人を特定する情報の入力が一致している場合などに誤報と判定する。本人を特定する情報は、連絡先情報テーブルt2に設定された情報などを使用する。例えば、名前、住所、生年月日、合言葉など、複数の質問を用意し、入力された内容が予め設定した内容に当てはまる場合に誤報と判定する。複数の質問の中に、誤操作理由の入力を含め、予め設定した内容に当てはまる場合に誤報と判定するようにしてもよい。
【0057】
ここで携帯端末90は、例えば個人所有のスマートフォン、携帯電話機、またはタブレット端末などの情報処理端末である。警備システム1に個人所有の携帯端末90を含めてもよい。情報設定部91は、誤報処理装置80から確認要求の通知を受けた場合に、警報をキャンセルするための所定の情報を誤報処理装置80に送信する。なお、誤報処理装置80と携帯端末90とは、公衆網などの通信ネットワーク72を介して通信することができるように構成してよい。
【0058】
キャンセル操作部84は、誤報判定部83が誤報と判定した場合に警報をキャンセルする。例えば、警報が通知される監視端末65、あるいはすでに警報が通知されている監視端末65に対し、当該警報の取消を行う。なお、警報自体の完全な取消ではなくてよい。誤報ではあるが警報があったことを監視端末65で確認できるように履歴に残してもよい。また、通常の警報のステータスから誤報のステータスへ下げる操作を行ってもよい。ステータスを下げるとは、例えば赤などの緊急の警告表示から、緑などの通常の警告表示に下げたり、警告音をONからOFFにしたりするなど、予め決めた緊急性の低い報知状態に切り替えることである。このようにすることで、監視員は、優先順位の高いものから順に警報の対応を行うことができる。
【0059】
図7は誤報判定部83の誤報判定処理フローの一例を示す図である。まず、誤報判定部83は、制御装置50bから監視センタ60に対する警報を受信すると(S1)、その警報が侵入警報かそれ以外の警報(火災警報、ガス漏れ警報など)かを判定する(S2)。警報が侵入警報以外の警報である場合には(S2:No)、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報ではないので、誤報判定部83による誤報判定処理を終了する。
【0060】
一方、警報が侵入警報である場合には(S2:Yes)、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報の可能性がある。そのため、誤報判定部83は、警報発生の前後に警備操作があったかを判定する(S3)。例えば、警備開始にして退室する場合、警備を開始した直後に誤って入室してしまい警報が発生し、本人もそのミスに気が付くケースがある。また、警備解除を行わずに入室し、警報が発生し、直後にそのミスに気が付いて警備解除を行うケースもある。このように警備操作の前後ではミスによる誤報が生じやすい。このような正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報を警備操作の履歴から特定する。
【0061】
警報発生の前後に警備操作があったかの判定は、誤報判定部83が、管理部82に依頼し、管理テーブルTの警備操作履歴情報テーブルt3から警報発生前後の警備操作情報を取得し、取得した警備操作の日時が警報発生の前後の所定時間以内であるかを比較することにより行う。所定時間には、警報発生時刻を基準に発生前の閾値時間(例えば3分)や、警報発生時刻を基準に発生後の閾値時間(例えば3分)などを設定する。
【0062】
警報発生の前後に警備操作がない場合には(S3:No)、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報の可能性は低く、実際に侵入者がいる可能性が高いので、誤報判定部83による誤報判定処理を終了する。
【0063】
一方、警報発生の前後に警備操作がある場合には(S3:Yes)、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報の可能性が高いので、S4およびS5により利用者に誤報かを確認する。
【0064】
つまり、誤報判定部83は、管理部82に依頼し、管理テーブルTから、警報発生前後の警備操作で認証に使用された情報(例えば警備操作鍵情報)の利用者を特定し、その利用者情報を取得する(S4)。そして、誤報判定部83は、利用者情報の連絡先に誤報かの確認要求を通知する(S5)。
【0065】
続いて、誤報判定部83は、通知に対する利用者からの入力に基づき、誤報かを判定する(S6)。誤報判定部83は、利用者から誤報である旨の入力があると誤報と判定し(S6:Yes)、キャンセル操作部84に監視センタ60に対する当該警報をキャンセルさせる(S7)。また、誤報判定部83は、利用者から誤報の入力がない場合は、誤報判定処理を終了する(S6:No)。
【0066】
なお、本実施の形態では侵入警報の発生前後に警備操作がある場合に、その警報は正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報の可能性があると説明したが、侵入を検知したセンサの位置に応じ、その警報を正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報の可能性がないものとして処理してもよい。例えばビルの入口付近のセンサで検知された場合は、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報の可能性があるものとして処理し、ビルの入口付近のセンサでなければ、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報の可能性はないものとして処理する。
【0067】
図8は、警備システム1全体における誤報キャンセルのシーケンスの一例を示す図である。警備操作器50で利用者により警備操作が行われると、警備操作器50から受付部81に警備操作情報d1と入力情報d2が送信され(S11)、受付部81の指示により管理部82が管理テーブルTの警備操作履歴情報テーブルt3に、警備操作の種類と、使用された警備操作鍵情報と、操作日時とを登録する(S12)。その後、図8に示すように、異常が発生し警備操作器50の表示が警報表示(ブザー鳴動、LED表示等)を開始すると同時に警備操作器50から警報が送信されると(S21)、誤報処理装置80が、その警報を受信し、誤報判定処理により次の動作を行う。なお、警備操作器50からの当該警報は、監視センタ60の監視端末65に送信されていてもよい。
【0068】
誤報判定部83は、誤報判定処理により管理テーブルTの警備操作履歴情報テーブルt3を参照し、警報発生時刻前後の所定時間内に警備操作を行った利用者の連絡先を連絡先情報テーブルt2から取得する(S22)。続いて、誤報判定部83は、取得した連絡先に確認要求を送信する(S23)。
【0069】
利用者は、連絡先に確認要求が通知されると、携帯端末90で確認情報を確認し、警報が誤報であるかを判定する誤報判定情報の入力を行う(S24)。
【0070】
誤報判定部83は、携帯端末90から誤報判定情報の入力があると、警報が誤報かを判定し(S25)、誤報の場合にキャンセル操作部84への指示により(S26)、キャンセル操作部84が監視端末65に当該警報のキャンセルを通知する(S27)。
【0071】
監視端末65は、当該警報をキャンセルする(S28)。当該警報がキャンセルされると、警備操作器50の警報表示(ブザー鳴動、LED表示等)を停止するよう通知される(S29)。
【0072】
図9は、携帯端末90の利用者が入力を行う画面の一例を示す図である。図9(a)は、携帯端末90のSMSまたは電子メールなどのアプリで確認情報を画面表示したときの表示例である。この例では、利用者に警報が誤報であるかの入力を行わせるためにURLのリンク情報901を含めて通知している。利用者が携帯端末90の画面に表示されているリンク情報901を画面タッチなどにより指定すると、携帯端末90がWebアプリを起動してURLで指定された誤報処理装置80にログインする。ログイン後、利用者は携帯端末90から、誤報処理装置80が提供するWeb画面で、当該警報が誤報であるかの入力を行う。
【0073】
図9(b)は、誤報処理装置80が提供するWeb画面の構成の一例を示す図である。図9(b)のWeb画面は、警報を誤報としてキャンセルするかどうかを、携帯端末90の利用者から「いいえ」のボタンB1または「はい」のボタンB2の選択的な入力により受け付ける。
【0074】
図9(c)は、図9(b)の画面で「はい」のボタンB2をタッチした場合に遷移する認証画面(Web画面)の一例を示す図である。図9(c)の認証画面では、指定した利用者であるかを認証するために、複数の質問に対し入力を受け付ける。一例として、誤操作理由を選択する選択ボタンB21、氏名入力ボックスB22、生年月日入力ボックスB23、および合言葉入力ボックスB24を示している。利用者は、これらを入力し、出動キャンセルボタンB25をタッチする。出動キャンセルボタンB25は警備員の出動のキャンセルを指示するボタンである。単に、警報のキャンセルボタンでもよい。
【0075】
この例では、出動キャンセルボタンB25のタッチにより、これらの入力情報が誤報処理装置80で処理され、本人認証が成立すると、誤報と判定され、警備員の出動がキャンセルされる。
【0076】
(変形例1)
実施の形態では、利用者に1枚ずつ異なる警備操作鍵を渡す場合を例に、誤報をキャンセルする仕組みを説明した。しかし、1枚の共通の警備操作鍵を複数の利用者が使い回す場合において適用してもよい。
【0077】
例えば、A氏と、B氏と、C氏との3名が1枚の警備操作鍵を使い回す場合を考える。誤報処理装置80が制御装置50bから監視センタ60への警報を受信し、警報発生時刻前後の所定時間内に警備操作があり、管理テーブルTの情報から、警備操作がA氏と、B氏と、C氏との3名が持ち回りで使用する警備操作鍵によるものであった場合、誤報判定部83は、その3名の携帯端末90の連絡先に確認要求をそれぞれ通知するようにする。誤報判定部83は、3名からそれぞれ警報が誤報であるかの入力を受け付ける。警報が発生したときの警備操作はA氏、B氏、およびC氏のうちの1名または複数名が立ち会って行うため、誤報判定部83は、3名のうちの何れかの1名から誤報の入力を受け付けたとき、誤報と判定する。なお、オペレーションに応じ、1名に限らず、複数名からの誤報の入力で誤報と判定するように設定を変形しても勿論よい。また、勤務スケジュールなどに応じて、警備操作を行う予定の1名を特定し、当該1名の連絡先に確認要求を通知してもよい。
【0078】
この他、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報でない場合に、携帯端末での入力操作時に特定の操作を実施することができるようにしてもよい。その場合、監視員に警備操作者の状態を通知することができる。
【0079】
また、本実施の形態をより簡易な構成で実施してもよい。例えば、警備を解除せずに入室(以下、「誤入館」という。)してしまい警報が発生した場合、警報発生後の警備解除操作をトリガーとして、誤報処理装置80から操作者のスマートフォンに対して電話を発信し、電話通話におけるプッシュトーンまたは操作者の発声するキーワードを識別して警備員の出動をキャンセルする。
【0080】
また、併せて、特定のプッシュトーンまたはキーワードをパニックキー(強盗等に脅されている状態)として検知してもよい。
【0081】
また、次のような簡易構成も可能である。誤入館した者は、自身のスマートフォンから監視センタ60のシステム(キャンセル専用電話番号)に電話を掛ける。監視センタ60のシステムは、誤入館による警報発生、警備解除操作、予め登録された電話番号からの電話をトリガーとして、警備員出動をキャンセルする。
【0082】
また、電話通話に際してプッシュトーンまたは操作者の発生するキーワード識別を加えてもよい。キーワード識別の際に、前回に誤報キャンセルが正しく行えていた際の声を録音し、声の特徴量が前回のものに近しくなければ、認証失敗となる仕組みを加えてもよい。法人等の場合、掛けてくる電話番号が法人等固有の同一番号である場合があるが、警備操作時に警備操作鍵などの情報で個人の特定ができているという前提で前回特徴量と比較する。
【0083】
以上のように、本実施の形態の警備システムでは、利用者から誤報の入力があると監視センタでの警報の対応を誤報として対処できるようになる。誤報として対処する場合、その警報に対し監視員は出動指示や、対象建物や緊急連絡先等への通話を実施せずに済む。また、既に出動指示を受けた警備員が対象建物に向かって進行中の場合は、進行キャンセルを連絡する。このように、正当な利用者の操作に基づいて発生した誤報に対する監視員による対応を大幅に減らすことができるようになる。
【0084】
なお、本実施の形態の警備システムで実行される各プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
【0085】
また、本実施の形態の警備システムで実行される各プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の警備システムで実行される各プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0086】
本発明の実施の形態および変形例についていくつか説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらは適宜組み合わせてもよい。また、これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0087】
1 警備システム
50 警備操作器
50a 操作パネル
50b 制御装置
51 入出力部
52 警備状態制御部
53 認証部
60 監視センタ
65 監視端末
80 誤報処理装置
81 受付部
82 管理部
83 誤報判定部
84 キャンセル操作部
90 携帯端末
91 情報設定部
T 管理テーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9