IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 竹田 秀夫の特許一覧

<>
  • 特開-家具 図1
  • 特開-家具 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023079964
(43)【公開日】2023-06-08
(54)【発明の名称】家具
(51)【国際特許分類】
   A47C 19/00 20060101AFI20230601BHJP
   A47B 55/00 20060101ALI20230601BHJP
   A47C 5/00 20060101ALI20230601BHJP
   A47C 4/02 20060101ALN20230601BHJP
【FI】
A47C19/00 B
A47B55/00
A47C5/00 A
A47C4/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021204649
(22)【出願日】2021-11-29
(71)【出願人】
【識別番号】514156208
【氏名又は名称】竹田 秀夫
(72)【発明者】
【氏名】竹田 秀夫
【テーマコード(参考)】
3B067
【Fターム(参考)】
3B067AA08
3B067EA01
3B067EA06
(57)【要約】
【課題】 従来の家具は、分解することができないとともに、パネル板の下面全体に枠が設けられたものであり、収納空間が無いという問題点があった
【解決手段】 本発明の家具は、対角線上又は直径方向に少なくとも第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とを備えた複数本の筒状支柱と、前記筒状支柱の第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とが嵌合する対となった嵌合突起を複数対備えたパネル板とよりなり、前記支柱間には収納空間が形成されることで上記課題を解決している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
対角線上又は直径方向に少なくとも第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とを内面に備えた複数本の筒状支柱と、前記筒状支柱の第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とが嵌合する対となった嵌合突起を複数対備えたパネル板とよりなり、前記支柱間には収納空間が形成されることを特徴とする家具。
【請求項2】
前記筒状支柱には内部に収納物を収納する開口部が形成されている請求項1に記載の家具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベッドのようなパネル板を備えた家具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のベッドのようなパネル板と前記パネル板を支持する支柱を備えた家具は、パネル板に支柱がネジなどにより強固に固定されており、簡単に分解することができないという問題点があった。
【0003】
上記従来の問題点を解決するために提案された特許文献1に示すものにあっては、パネル板の下面全体に枠が設けられたものであり、収納空間が無いという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-153863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、簡単に分解することができるとともに、収納空間を備えた家具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の家具は、対角線上又は直径方向に少なくとも第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とを内面に備えた複数本の筒状支柱と、前記筒状支柱の第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とが嵌合する対となった嵌合突起を複数対備えたパネル板とよりなり、前記支柱間には収納空間が形成されることを特徴とする。
又、本発明の家具にあっては、前記支柱には内部に収納物を収納する開口部が形成されていることが望ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明の家具は、対角線上又は直径方向に少なくとも第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とを内面に備えた複数本の筒状支柱と、前記筒状支柱の第1の嵌合凹部と第2の嵌合凹部とが嵌合する対となった嵌合突起を複数対備えたパネル板とよりなり、前記支柱間には収納空間が形成されることを特徴とするものであるから、簡単に分解することができるとともに、収納空間を備えた家具であるので、運搬が容易であるという効果と、家具の下にものを収納することができるという効果がある。
又、請求項2のように、筒状支柱には内部に収納物を収納する開口部が形成されているものは、小物や本なども収納することが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本発明の家具の裏面図。
図2図2は、同上の家具を構成する筒状支柱の外観斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明を実施するための形態について図1及び図2を参照して詳述する。家具1は、対角線上又は直径方向に少なくとも第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを内面に備えた複数本の筒状支柱2と、筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とが嵌合する対となった嵌合突起6を複数対備えたパネル板5とよりなり、筒状支柱2間には収納空間7が形成されている。
【0010】
筒状支柱2は、紙、段ボールで形成されているが、木質材や合成樹脂であっても構わないものであり、筒状支柱2の断面形状が矩形状のものにあっては、対角線上に第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とが形成されている。筒状支柱2の断面形状が円形状のものにあっては、直径方向に第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とが形成されている。第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4を形成する連結部材8は、嵌合突起6の外側の二面に対面する嵌合突起対面部8aがV字状に形成されるとともに、嵌合突起対面部8aの端縁からそれぞれ延設されて筒状支柱2の内面に接合される接合部9aとでW字形状に形成されている。筒状支柱2の内面の対角線上又は直径方向に少なくとも第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを備えたが、第3の嵌合凹部と第4の嵌合凹部とを設けて筒状支柱2の内面の隅部全てに嵌合凹部を設けても構わないものである。
【0011】
パネル板5は、木質材の合板でできており、ベッドとしても使用可能な強度を備えている。横幅が100センチメートル、長さが200センチメートル、厚みが2センチメートルの薄板に形成されている。パネル板5は、ベッドととして使用する場合も複数に分割して運送や扱いやすくすることが出来るものであり、ベッドとして使用しない場合は、使用目的に応じて強度を下げたり寸法を小さくすることもできるものである。
【0012】
嵌合突起6は、紙、段ボールで形成されているが、木質材や合成樹脂であっても構わないものであり、横幅と奥行きが5センチメートル、高さが5センチメートルの四角柱に形成されており、ネジや接着剤によりパネル板5に固定されている。
【0013】
嵌合突起6は、紙、段ボールで形成されているが、木質材や合成樹脂であっても構わないものであり、高さが5センチメートルの四角柱に形成されている。パネル板5の両面に筒状支柱2を設ける場合は、パネル板5に貫通孔を形成し、パネル板5の両面に突出する嵌合突起を一本の棒体で構成し、パネル体5に固定しても構わないものである。
【0014】
パネル板5には嵌合突起6を複数対設けられており、パネル板5の上端左側のコーナー部に設けられた第1の嵌合突起6aに対し、パネル板5の中央側に45度傾斜させて引いた線上に第2の嵌合突起6bを設け、第2の嵌合突起6bに対し、パネル板5の外側に90度傾斜させて引いた線上に第3の嵌合突起6cを設け、第3の嵌合突起6cに対し、パネル板5の中央側に90度傾斜させて引いた線上に第4の嵌合突起6dを設けている。更に、パネル板5の下端左側のコーナー部に設けられた第5の嵌合突起6eに対し、パネル板5の中央側に45度傾斜させて引いた線上に第6の嵌合突起6fを設け、第6の嵌合突起6fに対し、パネル板5の外側に90度傾斜させて引いた線上に第7の嵌合突起6gを設け、第7の嵌合突起6gに対し、パネル板5の中央側に90度傾斜させて引いた線上に第8の嵌合突起6hを設けている。第1の嵌合突起6a、第2の嵌合突起6b、第3の嵌合突起6c、第4の嵌合突起6d、第5の嵌合突起6e、第6の嵌合突起6f、第7の嵌合突起6g、第8の嵌合突起6hを左右対称にして第9の嵌合突起6i、第10の嵌合突起6j、第11の嵌合突起6k、第12の嵌合突起6l、第13の嵌合突起6m、第14の嵌合突起6n、第15の嵌合突起6o、第16の嵌合突起6pが設けられている。
【0015】
パネル板5に設けられた第1の嵌合突起6aと第2の嵌合突起6bに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。パネル板5に設けられた第3の嵌合突起6cと第4の嵌合突起6dに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。パネル板5に設けられた第5の嵌合突起6eと第6の嵌合突起6fに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。パネル板5に設けられた第7の嵌合突起6gと第8の嵌合突起6hに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。パネル板5に設けられた第9の嵌合突起6iと第10の嵌合突起6jに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。パネル板5に設けられた第11の嵌合突起6kと第12の嵌合突起6lに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。パネル板5に設けられた第13の嵌合突起6mと第14の嵌合突起6nに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。パネル板5に設けられた第15の嵌合突起6oと第16の嵌合突起6pに筒状支柱2の第1の嵌合凹部3と第2の嵌合凹部4とを嵌合させることでパネル板5に筒状支柱2を取り付けることが出来る。
【0016】
筒状支柱2間には隙間が出来るので、該隙間を収納空間7として使用できるものであり、パネル板5の下面にはパネル板の面積から筒状支柱2の面積を引くとともに、筒状支柱2の高さをかけた体積の収納空間7を確保することが出来るものである。
【0017】
筒状支柱2には内部に収納物を収納する開口部10が形成されており、小物を収納することができる。
【符号の説明】
【0018】
1 家具
2 筒状支柱
3 第1の嵌合凹部
4 第2の嵌合凹部
5 パネル板
6 嵌合突起
7 収納空間
図1
図2