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特開2023-80381福祉家具のリース・ローン販売システム。
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023080381
(43)【公開日】2023-06-09
(54)【発明の名称】福祉家具のリース・ローン販売システム。
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0645 20230101AFI20230602BHJP
   G06Q 50/22 20180101ALI20230602BHJP
【FI】
G06Q30/06 350
G06Q50/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021143561
(22)【出願日】2021-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】513101803
【氏名又は名称】有限会社入江木工所
(72)【発明者】
【氏名】入江 政義
【テーマコード(参考)】
5L049
5L099
【Fターム(参考)】
5L049BB68
5L099AA13
(57)【要約】
【課題】福祉家具のリース及び金銭取引業者ローンを組み合わせて、福祉関係者に安心して福祉家具を提供できる新しいリースタイプの販売をもたらす福祉家具リース・ローン販売システムを提供する。
【解決手段】福祉関係事業に必要な福祉家具を、福祉家具販売業者が福祉施設関係者又は個人入設者に販売するに当たって、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度を設けることにおいて、福祉家具販売業者のサーバー及び金銭管理支援する金銭取引業者の端末を有してなり、前記金銭取引業者の協力によって推進する福祉家具販売業者の端末は、福祉家具の種類と数量毎の、取得価格、値引額、税抜の値引後価格、リース期間満了後のリース残価、及び、通常リース、前記通常リースよりも手数料を少なくしたリースの各々の月次支払額を含むリース・ローン情報を提供できるシステムである。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
福祉関係事業に必要な福祉家具を、福祉家具販売業者が福祉施設関係者又は個人入設者に販売するに当たって、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度を設けることにおいて、
福祉家具販売業者のサーバー及び金銭管理支援する金銭取引業者の端末を有してなり、前記金銭取引業者の協力によって推進する福祉家具販売業者の端末は、福祉家具の種類と数量毎の、取得価格、値引額、税抜の値引後価格、リース期間、満了後のリース残価、及び、通常リースの各々の月次支払額を含むリース・ローン情報を記憶するリース情報記憶手段と、
福祉施設関係者又は個人入設者にリース販売するにあたり、福祉家具販売業者が前記要望する福祉家具を委託製造する福祉家具製造業者によって製造する福祉家具の種類と台数に対応するリース関係情報のうち、提供する福祉家具のリースに関する情報を前記リース情報記憶手段から読み出し、該読み出した前記リース条件に関する情報に基づいて、前記リースによるリース料金の総額を前記福祉施設関係者又は個人入設者とに対する提供する福祉家具の給付額における金銭消費貸借契約案を作成する金銭消費貸借契約案作成手段と、
この金銭消費貸借契約案の情報及び前記読み出したリース条件に関する情報を含む契約情報を記憶する契約情報記憶手段と、
この記憶された契約情報を読み出して、金銭取引業者に送受信可能にしている前記福祉家具販売業者のサーバーから金銭取引業者に送信する契約情報送信手段を有し、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記契約情報を受け取って記憶する受取契約情報記憶手段と、前記受取契約情報記憶手段に記憶された前記契約情報を読み出して、該契約情報に基づいて、前記リース料総額を金銭取引業者から預り金として処理し、この預り金からリース料相当額を支払い期限毎にリース料収入に振り替えるようにして、前記福祉家具製造業者の支払いと福祉施設関係者又は個人入設者からの受取りに関する福祉家具販売業者との間のリース契約案を作成するリース契約案作成手段と、前記リース契約案の情報を記憶するリース契約案記憶手段と、
このリース契約案記憶手段から、前記リース契約案情報を読み出して、当該福祉家具の種類と台数について、前記福祉家具製造業者として、前記福祉家具を購入する福祉関係顧客である福祉施設関係者又は個人入設者への福祉家具の種類と台数の発注情報を作成する福祉家具の発注情報作成手段と、前記福祉家具の発注情報を記憶する福祉家具発注情報記憶手段と、
この福祉家具発注情報記憶手段から前記福祉家具製造業者に発注して、福祉家具の種類と台数を期日までに製造する福祉家具製造過程記憶手段と、前記福祉家具製造業者が製造した福祉家具の種類と台数に関する福祉家具発送運搬情報記憶手段と
を有することを特徴とする福祉家具のリース・ローン販売システム。
【請求項2】
福祉家具としては、高齢者、身体に障害で不自由な方、病気入院される方に使用よい床頭台、寝台、整理タンス、チェスト、椅子、テーブルの福祉家具の福祉関係施設で使用されるもので、その施設を管理する福祉施設関係者又は個人入設者として病院、高齢者介護施設、障害者看護施設を対象するものであり、前記福祉家具のリース販売に当たり、前記福祉家具販売業者のー端末を有してなり、福祉事業者の場合には、同一種類の福祉家具10台以上の数量、又は総額100万円以上の購入価額に対して、初期投資額として100万円以内にしての分割,個人の場合には月当たり2000円以上の分割にするリース制度にして、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記記憶された福祉家具発注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者端末へ送信する福祉家具発注情報送信手段を有し、この福祉家具製造業者端末は、前記福祉家具販売業者のサーバーが送信した前記福祉家具発注情報を受け取って受注情報として記憶する福祉家具受注情報記憶手段と、この受注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者の家具の製造と納入スケジュールを作成する家具納入スケジュール作成手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の福祉家具のリース・ローン販売システム。
【請求項3】
福祉関係の福祉家具を、福祉家具製造業者は福祉施設関係者又は個人入設者に販売するにおいて、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度にすることにおいて、福祉施設関係者又は個人入設者の申し出によって前記金銭取引業者の端末は、前記福祉家具販売業者を経由して前記福祉家具製造業者のローン支払の停止を含む債権事故の情報を受け付けて記憶する事故情報記憶手段と、前記事故情報記憶手段が記憶した事故情報を読み出して前記福祉家具販売業者のサーバーに送信する事故情報送信手段と、を有し、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記事故情報送信手段からの事故情報を受取って記憶する受取事故情報記憶手段と、前記記憶された事故情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具製造業者から引き揚げて、これを修理・売却し、且つ、修理・売却代金によるリースの設定残価への充当、前記福祉家具製造業者の未払いローン債務への充当及び福祉家具販売業者への返金をこの順で実行するための回収・修理手続情報を作成する事故時回収・後処理手続情報作成手段と、
及び前記事故情報送信手段から受け取った事故情報を記憶する受取事故情報記憶手段と、前記記憶された受取事故情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具施設関係者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当、前記福祉家具施設関係者の未払いローン債務への充当及び福祉家具製造業者への返金をこの順で実行するための回収・後処理手続情報を作成する事故時回収・後処理手続情報作成手段と、
を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の福祉家具のリース・ローン販売システム。
【請求項4】
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記福祉施設関係者又は個人入設者からの前記福祉家具のリース期間満了前の早期返却の申込みを入力する早期返却申込み情報受付手段と、この早期返却申込み情報受付手段により入力された前記早期返却申込みに係る情報を記憶する早期返却申込み情報記憶手段と、この記憶された早期返却申込み情報を前記金銭取引業者の端末に送信する早期返却情報送信手段と、併せて前記福祉家具発注情報の作成の際に、前記福祉家具製造業者、福祉家具の種類と台数を含むメンテナンス情報を作成し、前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記作成されたメンテナンス情報を記憶するメンテナンス情報記憶手段と、この記憶されたメンテナンス情報を読み出して、メンテナンススケジュールを作成するメンテナンススケジュール作成手段と、を有し、
早期返却の場合には、前記金銭取引業者と福祉家具販売業者の端末は、前記早期返却情報送信手段が送信した早期返却申込み情報を受取って、早期返却情報として記憶する早期返却情報記憶手段と、この早期返却情報記憶手段に記憶された早期返却情報に基づいて、前記福祉家具製造業者に対して、ローン残金の一括返済を請求する一括返済請求書案を作成する一括返済請求書案作成手段とを有するとともに、
前記早期返却情報記憶手段に記憶された前記早期返却情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具製造業者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当及び福祉家具製造業者への返金をこの順で実行するための修理・売却手続情報を作成する早期返却時修理・売却手続情報作成手段と、を有する
ことを特徴とする請求項1~請求項3に記載の福祉家具のリース・ローン販売システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、福祉家具のリース及び金銭取引業者ローンを組み合わせて、福祉関係者に安心して福祉家具を提供できる新しいリースタイプの販売をもたらす福祉家具リース・ローン販売システムに関する。
【背景技術】
【0002】
リース管理装置として、リース契約、リース検収、再リース契約、物件処分等の処理をコンピュータの画面上で一元的に実行可能としたものが開示されている。また通信網を利用することによって、物品取引リースに関する情報を福祉家具製造業者に効率よく提供できるようにしたものが開示されている(特許文献1,2,3参照)。一般に商品の譲渡の形態として、売買契約の他にリース契約がある。リース契約による商品の譲渡は、会社で用いられるOA機器等を対象に普及している。その理由として、リース契約に係るリース料は、税法上の損金扱いとなる等、資産として所有するよりも税法上有利であることや、OA機器等は、技術進歩が著しく、耐用年数まで使用しないうちに陳腐化してしまうことがあるが、リース契約の場合は、実際の使用年数に見合ったリース期間を設定し、リース期間の経過後は新たにリース契約することで最新機器に置き換えることが容易であるためである。
【0003】
しかし近年、福祉家具等、個人所有の資産の売買においてもリース契約の形態を採ることが序々に普及している。その理由は、当該資産の購入時に多額の資金を要しないことや、メンテナンスを含めたリース契約とすることで、突発的な費用が発生しないという利点があるからである。さらに、リース契約を行う場合、新規で機器を設置する際に、リース契約を結ぶというのが一般的であると考えられる。このような中、インターネットのホームページ上からリース商品の選定やリース契約の見積等を行うことができるシステムが提案されている(特許文献4参照)。
【0004】
ユーザーに対して、低廉な月次支払額で、かつ金融機関及びリース会社にとっては迅速に効率よく、ローン貸付、リース料受取及び納車をすることができる自動車リース・ローン複合契約実行システムとして、自動車リース・ローン複合契約実行システムは、リース会社サーバー、金融機関端末及びディーラー端末を例えばインターネットからなる通信回線を介して接続し、リース会社とユーザーとの間では低廉なリース契約をし、金融機関からは、ユーザーに対して、リース料総額を貸し付ける金銭消費貸借契約を結び、ユーザーは貸し付けられた金員により、リース会社に対してリース料総額を一括払いして、自動車を借り入れる方法が提案されている(特許文献5参照)。
【0005】
リース契約の顧客の拡大を図ることができるリース契約システムとして、リース契約システムは、顧客が現在使用している既設の温水機器の既設機器情報を受け付ける既設機器情報受付手段と、この既設機器情報に基づいて、前記既設機器の現状価値を算出する現状価値算出手段と、前記既設機器の現状価値に基づいて、前記既設機器を現状の状態でリース契約する目的で前記既設機器を買い取る際の現状買取価格と、所定のリース期間で前記既設機器を対象とするリース契約をした際のリース料とを、算出するリース条件算出手段と、を備えている。またさらに、前記現状買取価格及び前記リース料をもってリース契約する旨の前記顧客からの申し込みを受け付け、当該リース契約を成立させる処理を行うリース契約手段と、を備えている方法が提案されている(特許文献6参照)。
【0006】
従来の賃貸マンション経営方法は、入居者へのサービス面、家賃形態に問題があった。それに加えて分譲マンションの供給は増加傾向にある。そのため東京では新築で値引きが横行し、販売激戦地がめまぐるしく変わる現状がある。長期的には少子高齢化の影響が懸念され、マンションの需要に変化が見られるであろうというも問題点がある。そのために、家賃自体の価格、すなわち物件の価格をセールスポイントにせず、従来にない付加価値を提案することで消費者にとってより魅力的な不動産になるシステムを創ることができることが記載されている(特許文献7参照)。
【0007】
福祉関係の福祉家具を、福祉家具販売業者は福祉施設関係者又は個人入設者に販売するにおいて、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度について家具販売でのリース販売は存在しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000-348257号公報
【特許文献2】特開2001-331563号公報
【特許文献3】特開2003-296591号公報
【特許文献4】特開2002-56319号公報
【特許文献5】特開2012-247864号公報
【特許文献6】特開2007-79700号公報
【特許文献7】特開2006-228179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記のように、リース契約や物件処分等の処理をコンピュータの画面上で実行可能とするシステムを用いれば、福祉家具製造業者からのリース申込みから家具納入までの期間を短縮することができる。ここで、近年、福祉家具リースは、法人から個人にその福祉家具製造業者層が拡大しているが、福祉家具販売業者にとって、増加する個人福祉家具製造業者の信用調査の負担が大きくなり、リース申込みから家具納入までの期間を短縮することが困難となってきている。
一方、金銭取引業者(銀行、信用金庫、信販会社等)は、それぞれ個人向け融資のノウハウを持っていて、信用調査は短期間で可能であるが、金銭取引業者は原則として個人福祉家具製造業者とリース契約をすることができないとされている。
【0010】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、金銭取引業者がその福祉家具製造業者にリース料総額に相当する金員を貸し付ける金銭消費貸借契約を当該福祉家具製造業者と結び、福祉家具製造業者は、福祉家具販売業者に対して金銭取引業者から借り受けた金員を全額福祉家具販売業者に支払い、福祉家具販売業者は、これを一括して預り金として受け取り、ここからリース料相当額を支払期限毎にリース料収入に振り替えるようにして、金銭取引業者の個人向け融資のノウハウと、福祉家具販売業者による手数料を少なくした新しい福祉家具リースを組み合わせてなり、リースとローンの利点を兼ね備えた福祉家具リース・ローン複合契約実行システムを提供することを課題とする。新リースは、信用調査やリース料回収の費用を不要とすることにより手数料を低減することができる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、リース契約の顧客の拡大を図ることができるリース契約システムを提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
福祉関係事業に必要な福祉家具を、福祉家具販売業者が福祉施設関係者又は個人入設者に販売するに当たって、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度を設けることにおいて、
福祉家具販売業者のサーバー及び金銭管理支援する金銭取引業者の端末を有してなり、前記金銭取引業者の協力によって推進する福祉家具販売業者の端末は、福祉家具の種類と数量毎の、取得価格、値引額、税抜の値引後価格、リース期間満了後のリース残価、及び、通常リースの各々の月次支払額を含むリース・ローン情報を記憶するリース情報記憶手段と、
福祉施設関係者又は個人入設者にリース販売するにあたり、福祉家具販売業者が前記要望する福祉家具を製造する福祉家具製造業者によって製造する福祉家具の種類と台数に対応するリース情報のうち、福祉家具リースに関する情報を前記リース情報記憶手段から読み出し、該読み出した前記リース条件に関する情報に基づいて、前記リースによるリース料金の総額を前記福祉施設関係者又は個人入設者と福祉家具製造における福祉家具製造業者に対する給付額における金銭消費貸借契約案を作成する金銭消費貸借契約案作成手段と、
この金銭消費貸借契約案の情報及び前記読み出したリース条件に関する情報を含む契約情報を記憶する契約情報記憶手段と、
この記憶された契約情報を読み出して、金銭取引業者とに送受信可能にしている前記福祉家具販売業者のサーバーに送信する契約情報送信手段とを有し、前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記契約情報を受け取って記憶する受取契約情報記憶手段と、前記受取契約情報記憶手段に記憶された前記契約情報を読み出して、該契約情報に基づいて、前記リース料総額を金銭取引業者から預り金として処理し、この預り金から、リース料相当額を支払い期限毎にリース料収入に振り替えるようにした、前記福祉家具製造業者の支払いと福祉施設関係者又は個人入設者からの受取りに関する福祉家具販売業者との間のリース契約案を作成するリース契約案作成手段と、前記リース契約案の情報を記憶するリース契約案記憶手段と、
このリース契約案記憶手段から、前記リース契約案情報を読み出して、当該福祉家具の種類と台数について、前記福祉家具製造業者として、前記福祉家具を購入する福祉関係顧客である福祉施設関係者又は個人入設者への福祉家具の種類と台数の発注情報を作成する福祉家具の発注情報作成手段と、前記福祉家具の発注情報を記憶する福祉家具発注情報記憶手段と、
この福祉家具発注情報記憶手段から前記福祉家具製造業者に発注して、福祉家具の種類と台数を期日までに製造する福祉家具製造過程記憶手段と、製造した福祉家具の福祉家具発送運搬情報記憶手段とを有する福祉家具のリース・ローン販売システムである。
【0012】
福祉家具としては、高齢者、身体に障害で不自由な方、病気入院される方に使用よい床頭台、寝台、整理タンス、チェスト、椅子、テーブルであって、関係施設で使用されるものであって、その施設を管理する福祉施設関係者又は個人入設者として病院、高齢者介護施設、障害者看護施設を対象するものであり、前記福祉家具の販売に当たり、前記福祉家具販売業者のー端末を有してなり、団体の場合には、同一種類の福祉家具10台以上の数量、又は総額100万円以上の購入価額に対して、初期投資額として100万円以内にしての分割,個人の場合には月当たり3000円以上の分割にするリース制度にして、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記記憶された福祉家具発注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者端末へ送信する福祉家具発注情報送信手段を有し、この福祉家具製造業者端末は、前記福祉家具販売業者のサーバーが送信した前記福祉家具発注情報を受け取って受注情報として記憶する福祉家具受注情報記憶手段と、この受注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者の家具の製造と納入スケジュールを作成する家具納入スケジュール作成手段とを有する。
【0013】
福祉関係の福祉家具を、福祉家具製造業者は福祉施設関係者又は個人入設者に販売するにおいて、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度にすることにおいて、福祉施設関係者又は個人入設者の申し出によって前記金銭取引業者の端末は、前記福祉家具販売業者を経由して前記福祉家具製造業者のローン支払の停止を含む債権事故の情報を受け付けて記憶する事故情報記憶手段と、前記事故情報記憶手段が記憶した事故情報を読み出して前記福祉家具販売業者のサーバーに送信する事故情報送信手段と、を有し、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記事故情報送信手段からの事故情報を受取って記憶する受取事故情報記憶手段と、前記記憶された事故情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具製造業者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当、前記福祉家具製造業者の未払いローン債務への充当及び福祉家具販売業者への返金をこの順で実行するための回収・売却手続情報を作成する事故時回収・売却手続情報作成手段と、
及び前記事故情報送信手段から受け取った事故情報を記憶する受取事故情報記憶手段と、前記記憶された受取事故情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具施設関係者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当、前記福祉家具施設関係者の未払いローン債務への充当及び福祉家具製造業者への返金をこの順で実行するための回収・修理・売却手続情報を作成する事故時回収・修理・売却手続情報作成手段とを有する。
【0014】
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記福祉施設関係者又は個人入設者からの前記福祉家具のリース期間満了前の早期返却の申込みを入力する早期返却申込み情報受付手段と、この早期返却申込み情報受付手段により入力された前記早期返却申込みに係る情報を記憶する早期返却申込み情報記憶手段と、この記憶された早期返却申込み情報を前記金銭取引業者の端末に送信する早期返却情報送信手段と、併せて前記福祉家具発注情報の作成の際に、前記福祉家具製造業者、福祉家具の種類と台数を含むメンテナンス情報を作成し、前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記作成されたメンテナンス情報を記憶するメンテナンス情報記憶手段と、この記憶されたメンテナンス情報を読み出して、メンテナンススケジュールを作成するメンテナンススケジュール作成手段と、を有し、
早期返却の場合には、前記金銭取引業者と福祉家具販売業者の端末は、前記早期返却情報送信手段が送信した早期返却申込み情報を受取って、早期返却情報として記憶する早期返却情報記憶手段と、この早期返却情報記憶手段に記憶された早期返却情報に基づいて、前記福祉家具製造業者に対して、ローン残金の一括返済を請求する一括返済請求書案を作成する一括返済請求書案作成手段とを有するとともに、
前記早期返却情報記憶手段に記憶された前記早期返却情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具製造業者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当及び福祉家具製造業者への返金をこの順で実行するための修理・売却手続情報を作成する早期返却時修理・売却手続情報作成手段と、を有する
【0015】
福祉関係の福祉家具を、福祉家具販売業者は福祉施設関係者又は個人入設者に販売するにおいて、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度において、ネットワークを介して福祉家具製造業者と福祉施設関係者又は個人入設者と福祉家具販売業者と金銭取引業者との端末の間で福祉家具の新リース契約を行う新リース契約システムであって、
前記福祉施設関係者又は個人入設者客が現在使用している福祉家具の型番や購入年月等の既設福祉家具の情報を受け付ける既設福祉家具情報受付手段と、
前記既設福祉家具の情報受付手段によって受け付けられた前記既設福祉家具の情報に基づいて、前記既設福祉家具の現状価値を算出する現状価値算出手段と、前記現状価値算出手段によって算出される前記既設福祉家具の現状価値に基づいて、前記既設福祉家具を現状の状態で新リース契約する目的で前記既設福祉家具を買い取る際の現状買取価格と、所定の新リース期間で前記既設機器を対象とする新リース契約をした際の新リース料とを、算出する新リース条件算出手段と、
前記新リース条件算出手段により算出された前記現状買取価格及び前記新リース料をもってリース契約する旨の前記福祉施設関係者又は個人入設者からの申し込みを受け付け、当該リース契約を成立させる処理を行うリース契約手段と、を備えている。
【0016】
福祉家具販売業者のサーバー及び金銭取引業者の端末を有してなり、前記金銭取引業者の端末は、福祉家具の、福祉家具の種類毎の、家具取得価格、値引額、税抜の値引後価格、リース期間満了後の新リース残価、及び、通常リース、前記通常リースよりも手数料を少なくした新リースの各々の月次支払額及び、ローン元本の各情報、を含む新リース・ローン情報を記憶する新リース・ローン情報記憶手段と、福祉家具製造業者が選択した福祉家具の種類に対応する新リース・ローン情報のうち、新リースに関する情報を前記新リース・ローン情報記憶手段から読み出し、該読み出した前記新リースに関する情報に基づいて、前記リースによる新リース料総額を前記福祉家具販売業者に対する給付額とする金銭消費貸借契約案を作成する金銭消費貸借契約案作成と、この金銭消費貸借契約案の情報及び前記読み出した新リースに関する情報を含む契約情報を記憶する契約情報記憶と、この記憶された契約情報を読み出して、前記福祉家具販売業者のサーバーに送信する新契約情報送信と、を有し、前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記契約情報を受け取って記憶する受取契約情報記憶と、前記受取契約情報記憶に記憶された前記新契約情報を読み出して、該新契約情報に基づいて、前記新リース料総額を預り金として処理し、この預り金から、新リース料相当額を支払い期限毎に新リース料収入に振り替えるようにした、前記福祉施設者と前記福祉家具販売業者との間のリース契約案を作成する新リース契約案作成と、前記新リース契約案の情報を記憶する新リース契約案記憶と、この新リース契約案記憶から、前記新リース契約案情報を読み出して、当該福祉家具の種類の福祉家具について、家具納入先を前記福祉家具施設者として、前記福祉家具を扱う福祉家具製造業者への福祉家具発注情報を作成する福祉家具発注情報作成と、前記福祉家具発注情報を記憶する福祉家具発注情報記憶と、を行う福祉家具の新リース・ローンシステムである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、福祉関係に必要な福祉家具を、福祉家具販売業者が福祉施設関係者又は個人入設者に販売するに当って、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度を設けることにおいて、
金銭取引業者が、福祉家具販売業者を基にその団体向け融資のノウハウを用いて福祉施設関係者又は個人入設者の信用を調査し、容易に金銭消費貸借契約を福祉家具製造業者と結んで必要な金員を貸し付けることができる。
福祉家具販売業者にとっては、福祉施設関係者又は個人入設者の信用調査が不要として、また、リース料総額を預り金として予め受け取ることができるので、債権事故が生じても、リース料全額を回収することができる。また福祉施設関係者又は個人入設者も一度の多額の資金、金員を必要とせずに、関連施設の什器が納入できる。
【0018】
また、福祉家具製造業者にとっては、金銭取引業者に対する信用に基づいて、福祉家具販売業者から容易に福祉家具の製造資金を借り受けることができる。また福祉施設関係者又は個人入設者は、安心して定期的に新しい福祉施設に必要な設備、什器を設置出来て、事業の運営をスムーズに行うことが可能になる。この福祉家具リース・ローン実行システムによれば、福祉施設関係者又は個人入設者に対して低廉な月次支払額でかつ簡便に福祉家具をリースすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の福祉家具のリース・ローン販売システムの構成を示すブロック図
図2】福祉家具のリース・ローン販売システムの一部を構成する福祉家具販売業者のサーバーを示すブロック図
図3】福祉家具のリース・ローン販売システムを構成する福祉家具販売業者が福祉施設関係者又は個人入設者に販売契約に対応することを示す関係ブロック図
図4】同システムの一部を構成する福祉家具製造業者端末が福祉施設関係者又は個人入設者にリース販売での事故に対応することを示す関係を示すブロック図
図5】福祉家具のリース・ローン販売システムの福祉家具販売業者の端末におけるリース・ローン情報における福祉施設関係者の一例を示す図
図6】福祉家具のリース・ローン販売システムの福祉家具販売業者の福祉家具の一例の例を示す図
図7】福祉家具販売業者の福祉家具のリース・ローン販売システムでのリース方法一例を示す図
図8】福祉家具販売業者のサーバーに記憶される売買契約書情報の例を示す図
図9】記福祉家具販売業者の端末において作成される事故時回収・後処理手続情報による一例を示す図
図10】福祉家具のリース・ローン販売システム実施の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【実施例0021】
図1,又は図10に示すように、福祉関係の福祉家具を、福祉家具販売業者が福祉施設関係者又は個人入設者に販売するに当って、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度を設けることにおいて、
福祉家具販売業者のサーバー及び金銭管理支援する金銭取引業者の端末を有してなり、前記金銭取引業者の協力によって推進する福祉家具販売業者の端末は、図7に示すように福祉家具の種類と数量毎の、取得価格、値引額、税抜の値引後価格、リース期間満了後のリース残価、及び、通常リース、前記通常リースよりも手数料を少なくした新リースの各々の月次支払額を含むリース・ローン情報を記憶するリース情報記憶手段と、
図2に示すように福祉施設関係者又は個人入設者に販売提供するにあたり、福祉家具販売業者が前記要望する福祉家具を製造する福祉家具製造業者によって製造した福祉家具の種類に対応するリース情報のうち、図8の新リースに関する情報を前記リース情報記憶手段から読み出し、該読み出した前記リースに関する情報に基づいて、前記リースによるリース料金の総額を前記福祉施設関係者又は個人入設者と福祉家具製造業者に対する給付額とする金銭消費貸借契約案を作成する金銭消費貸借契約案作成手段と、
この金銭消費貸借契約案の情報及び前記読み出したリースに関する情報を含む契約情報を記憶する契約情報記憶手段と、
この記憶された契約情報を読み出して、前記福祉家具販売業者のサーバーに送信する契約情報送信手段とを有し、前記福祉家具販売業者のサーバーは、
前記契約情報を受け取って記憶する受取契約情報記憶手段と、
前記受取契約情報記憶手段に記憶された前記契約情報を読み出して、該契約情報に基づいて、前記リース料総額を預り金として処理し、この預り金から、リース料相当額を支払い期限毎にリース料収入に振り替えるようにした、前記福祉家具製造業者と前記福祉家具販売業者との間のリース契約案を作成するリース契約案作成手段と、前記リース契約案の情報を記憶するリース契約案記憶手段と、
このリース契約案記憶手段から、前記リース契約案情報を読み出して、当該福祉家具の種類について、前記福祉家具製造業者として、前記福祉家具を扱う福祉関係顧客である福祉施設関係者又は個人入設者への福祉家具の種類と数量の発注情報を作成する福祉福祉家具の発注情報作成手段と、
前記福祉家具の注情報を記憶する福祉家具発注情報記憶手段と、を有する福祉家具のリース・ローン販売システムであって、図10に示すような福祉家具をリースを行う。
【0022】
福祉家具としては、図6に示すように高齢者、身体に障害で不自由な方、病気入院される方に使用よい床頭台、寝台、整理タンス、チェスト、椅子、テーブルであって、関係施設で使用されるものであって、その施設を管理する福祉施設関係者又は個人入設者として、図5に示すように病院、高齢者介護施設、障害者看護施設を対象するものであり、前記福祉家具の販売に当たり、前記福祉家具販売業者の一端末を有してなり、図7に示すような同一種類の福祉家具100台以上の数量、又は総額500万円以上の購入価額に対して、初期投資額として100万円以内にしての分割にするリース制度にして、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記記憶された福祉家具発注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者端末へ送信する福祉家具発注情報送信手段を有し、この福祉家具製造業者端末は、前記福祉家具販売業者のサーバーが送信した前記福祉家具発注情報を受け取って受注情報として記憶する福祉家具受注情報記憶手段と、この受注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者の家具の製造と納入スケジュールを作成する家具納入スケジュール作成手段と、を有する。
【0023】
福祉関係の福祉家具を、福祉家具製造業者は福祉施設関係者又は個人入設者に販売するにおいて、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度にすることにおいて、前記金銭取引業者の端末は、前記福祉家具製造業者のローン支払の停止を含む債権事故の情報を受け付けて記憶する事故情報記憶手段と、前記事故情報記憶手段が記憶した事故情報を読み出して前記福祉家具販売業者のサーバーに送信する事故情報送信手段と、を有し、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記事故情報送信手段からの事故情報を受取って記憶する受取事故情報記憶手段と、前記記憶された事故情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具製造業者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当、前記福祉家具製造業者の未払いローン債務への充当及び福祉家具製造業者への返金をこの順で実行するための回収・売却手続情報を作成する事故時回収・売却手続情報作成手段と、を有する。
【0024】
前記福祉家具製造業者と福祉家具販売業者と福祉施設関係者又は個人入設者の端末を有してなり、前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記福祉家具の発注情報記憶手段に記憶された前記福祉家具発注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者の端末へ送信する福祉家具発注情報送信手段を有し、この福祉家具製造業者端末は、前記福祉家具販売業者のサーバーが送信した前記福祉家具発注情報を受け取って福祉施設関係者又は個人入設者からの受注情報として記憶する福祉家具受注情報記憶手段と、この受注情報を読み出して、前記要望する福祉家具を製造する前記福祉家具製造業者と、福祉家具販売業者から福祉施設関係者又は個人入設者への家具納入スケジュールを作成する家具納入スケジュール作成手段とを有する。
【0025】
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記福祉施設関係者又は個人入設者からの前記福祉家具のリース期間満了前の早期返却の申込みを入力する早期返却申込み情報受付手段と、この早期返却申込み情報受付手段により入力された前記早期返却申込みに係る情報を記憶する早期返却申込み情報記憶手段と、この記憶された早期返却申込み情報を前記金銭取引業者の端末に送信する早期返却情報送信手段と、を有し、
前記金銭取引業者と福祉家具販売業者の端末は、前記早期返却情報送信手段が送信した早期返却申込み情報を受取って、早期返却情報として記憶する早期返却情報記憶手段と、この早期返却情報記憶手段に記憶された早期返却情報に基づいて、前記福祉家具製造業者に対して、ローン残金の一括返済を請求する一括返済請求書案を作成する一括返済請求書案作成手段とを有するとともに、
前記早期返却情報記憶手段に記憶された前記早期返却情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具製造業者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当及び福祉家具製造業者への返金をこの順で実行するための回収・売却手続情報を作成する早期返却時回収・売却手続情報作成手段と、を有する。
【0026】
前記金銭取引業者と前記福祉家具販売業者の端末は、前記福祉家具製造業者を経由して福祉施設関係者又は個人入設者へローン支払の停止を含む債権事故の情報を受け付けて記憶する事故情報記憶手段と、前記事故情報記憶手段が記憶した事故情報を読み出して前記福祉家具販売業者のサーバーに送信する事故情報送信手段と、を有し、
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記事故情報送信手段から受け取った事故情報を記憶する受取事故情報記憶手段と、前記記憶された受取事故情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具施設関係者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当、前記福祉家具施設関係者の未払いローン債務への充当及び福祉家具製造業者への返金をこの順で実行するための回収・売却手続情報を作成する事故時回収・売却手続情報作成手段と、
を有する。
【0027】
前記福祉家具発注情報作成手段は、前記福祉家具発注情報の作成の際に、図3に示すように前記福祉家具製造業者、福祉家具の種類を含むメンテナンス情報を作成し、前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記作成されたメンテナンス情報を記憶するメンテナンス情報記憶手段と、この記憶されたメンテナンス情報を読み出して、メンテナンススケジュールを作成するメンテナンススケジュール作成手段と、を有してなる。
【0028】
福祉関係の福祉家具を、福祉家具販売業者は福祉施設関係者又は個人入設者に販売するにおいて、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度において、ネットワークを介して福祉家具製造業者と福祉施設関係者又は個人入設者と福祉家具販売業者と金銭取引業者との端末の間で福祉家具のリース契約を行うリース契約システムであって、
前記福祉施設関係者又は個人入設者客が現在使用している福祉家具の型番や購入年月等の既設福祉家具の情報を受け付ける既設福祉家具情報受付手段と、
前記既設福祉家具の情報受付手段によって受け付けられた前記既設福祉家具の情報に基づいて、前記既設福祉家具の現状価値を算出する現状価値算出手段と、前記現状価値算出手段によって算出される前記既設福祉家具の現状価値に基づいて、前記既設福祉家具を現状の状態でリース契約する目的で前記既設福祉家具を買い取る際の現状買取価格と、所定のリース期間で前記既設機器を対象とするリース契約をした際のリース料とを、算出するリース条件算出手段と、
前記リース条件算出手段により算出された前記現状買取価格及び前記リース料をもってリース契約する旨の前記福祉施設関係者又は個人入設者からの申し込みを受け付け、当該リース契約を成立させる処理を行うリース契約手段と、を備えている。
【実施例0029】
実施例1と同様に福祉関係の福祉家具を、福祉家具販売業者が福祉施設関係者又は個人入設者に販売するに当って、同一種類福祉家具における多数の台数、又は多額の購入価額に対して、初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度を設け、福祉家具販売業者のサーバー及び金銭管理支援する金銭取引業者の端末を有してなり、前記金銭取引業者の協力によって推進する福祉家具販売業者の端末は、福祉家具の種類と数量毎の、取得価格、値引額、税抜の値引後価格、リース期間満了後のリース残価、及び、通常リース、前記通常リースよりも手数料を少なくした新リースの各々の月次支払額を含むリース・ローン情報を進めた。
【0030】
福祉家具としては、病気患者入院される方に使用よい床頭台であって、病院関係施設で使用されるものであって、その病院施設にリースしている福祉施設関係者に提供するものであり、前記福祉家具床頭台のリース販売に当たり、前記福祉家具販売業者のー端末を有してなり、床頭台の同一種類の福祉家具50台の数量、単価10万円であり、総額500万円の購入価額に対して、初期投資額として100万円以内にして、8万3千円/月5年間(60月間)の分割にするリース制度にした。
前記福祉家具販売業者は、福祉施設関係者である病院施設に図8に示すような金銭消費貸借契約の売買契約書を締結する。この売買契約書に関する情報として前記記憶された金銭消費貸借契約書と売買契約書の福祉家具発注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者端末へ送信する。前記福祉家具製造業者においては、注文の床頭台家具の50台の製造期間(1ケ月間)と製品完成日(注文から40日間として、納入年月日を決定したスケジュールを作成する家具納入スケジュール作成を行った。前記福祉家具製造業者は作成した製造スケジュールについては、前記福祉家具販売業者に連絡して、前記福祉家具販売業者から金銭取引業者と福祉施設関係者とも情報として通達した。
【0031】
福祉関係の福祉家具を、福祉家具製造業者は福祉施設関係者に販売での金銭消費貸借契約するにおいて、床頭台の同一種類福祉家具における50の台数、又は一時金としての100万円とリース金額と期間に関する納入条件に対して、金銭取引業者に関して初期投資額として一定の支払い可能金額として分割支払いとする条件に対する金銭リースの相談を受ける。このリース条件ことにすることにおいて、前記金銭取引業者の端末は、前記福祉家具製造業者のローン支払の情報と、前記ローン支払の停止を含む債権事故の情報とを記憶するローン支払いの情報記憶と、前記ローン支払い事故情報を記憶した事故情報を読み出して前記福祉家具販売業者のサーバーに送信した。
ただし前記福祉家具販売業者は、前記ローン支払いの情報送信手段からのローン支払い事故情報を受けた場合には受取事故情報に関する事故情報を読み出して、前記福祉家具を前記福祉家具製造業者から引き揚げて、これを売却し、且つ、売却代金によるリースの設定残価への充当、前記福祉家具製造業者の未払いローン債務への充当及び福祉家具製造業者への返金を実行するための回収・売却手続情報を作成する事故時回収・売却手続の情報作成を行う。
【0032】
本システムにおいては前記福祉家具製造業者と福祉家具販売業者と福祉施設関係者の端末を有してなり、前記福祉家具販売業者が管理するサーバーは、前記床頭台の福祉家具の台数と支払いリース条件などの発注情報記憶手段に記憶された前記福祉家具発注情報を読み出して、前記福祉家具製造業者の端末へ送信する福祉家具発注情報送信手段を有し、この福祉家具製造業者端末は、前記福祉家具販売業者のサーバーが送信した前記福祉家具発注情報を受け取って福祉施設関係者からの受注情報として記憶する福祉家具受注情報記憶手段と、この受注情報を読み出して、前記要望する福祉家具を製造する前記福祉家具製造業者と、福祉家具販売業者から福祉施設関係者への家具納入スケジュールを作成する家具納入スケジュール作成手段とを有した。
【0033】
前記福祉家具販売業者のサーバーは、前記病院関係者からの前記福祉家具のリース期間満了前の早期返却の申込みを入力する早期返却申込みと、この早期返却申込み情報受付により入力された前記早期返却申込みに係る情報を記憶する早期返却申込み情報と、この記憶された早期返却申込み情報を前記金銭取引業者の端末に送信する早期返却情報とを所有されている。
前記金銭取引業者と福祉家具販売業者の端末は、前記早期返却情報が送信した早期返却申込み情報を受取って、早期返却情報として記憶する早期返却情報と、この早期返却情報に記憶された早期返却情報に基づいて、前記福祉家具製造業者に対して、ローン残金の一括返済を請求する一括返済請求書案を作成する一括返済請求書案を作成する。
【0034】
前記福祉家具発注情報は、前記福祉家具発注情報の作成の際に、床頭台のメンテナンスに関する情報を呈示し、前記福祉家具販売業者は、前記作成された床頭台のメンテナンス情報を記憶し、この記憶された床頭台のメンテナンス情報を読み出して、床頭台のメンテナンスのスケジュールを作成する。
【0035】
床頭台の福祉家具を、福祉家具販売業者は福祉施設関係者にリース販売するにおいて、床頭台の福祉家具における50の台数、又は500万円の購入価額に対して、初期投資とリース月額代金の支払い可能金額として分割支払いとするリース制度において、ネットワークを介して福祉家具製造業者と福祉施設関係者と福祉家具販売業者と金銭取引業者との端末の間で福祉家具のリース契約を行うリース契約システムである。
前記福祉施設関係者が現在使用している福祉家具の型番や購入年月等の既設福祉家具の情報を受け付ける既設福祉家具情報と、前記既設福祉家具の情報受付手段によって受け付けられた前記既設福祉家具の情報に基づいて、前記既設福祉家具の現状価値を算出する現状価値算出と、前記現状価値算出によって算出される前記既設床頭台の現状価値に基づいて、前記既設福祉家具を現状の状態でリース契約する目的で前記既設床頭台を買い取る際の現状買取価格と、所定のリース期間で前記既設機器を対象とするリース契約をした際のリース料とを算出する。
前記リース条件算出手段により算出された前記現状買取価格及び前記リース料をもってリース契約する旨の前記福祉施設関係者からの申し込みを受け付け、当該リース契約を成立させる処理を行うリース契約になっている。
【符号の説明】
【0036】
1…福祉家具リース・ローン販売システム
2…インターネット
3…福祉家具製造業者
4…福祉家具販売業者サーバー
5・・福祉施設関係者又は個人入設者
6・・金銭取扱
7…記憶装置
8…リース・ローン情報記憶手段
9…受取契約情報記憶手段
10…リース契約案記憶手段
11…福祉家具発注情報記憶手段
12…受取事故情報記憶手段
13…事故時回収・後処理手続情報記憶手段
14…早期返却申込み情報記憶手段
15…一括返済請求書案記憶手段
16…メンテナンス情報記憶手段
17…事故時回収・後処理手続情報作成手段
18…早期返却申込み情報受付機能
19…早期返却情報送信機能
20…早期返却時修理・売却手続情報作成手段
21…メンテナンススケジュール作成手段
22…金銭取引業者端末
23…契約情報記憶手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10