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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023080785
(43)【公開日】2023-06-09
(54)【発明の名称】保持具
(51)【国際特許分類】
   F16B 2/22 20060101AFI20230602BHJP
   F16B 19/00 20060101ALI20230602BHJP
   F16L 3/00 20060101ALI20230602BHJP
   F16L 3/08 20060101ALI20230602BHJP
   F16B 5/12 20060101ALI20230602BHJP
   F16L 3/12 20060101ALN20230602BHJP
【FI】
F16B2/22 C
F16B19/00 Q
F16L3/00 F
F16L3/08 D
F16B5/12 K
F16L3/12 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021194298
(22)【出願日】2021-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】000124096
【氏名又は名称】株式会社パイオラックス
(74)【代理人】
【識別番号】100109081
【弁理士】
【氏名又は名称】三木 友由
(72)【発明者】
【氏名】董 連海
【テーマコード(参考)】
3H023
3J001
3J022
3J036
【Fターム(参考)】
3H023AA05
3H023AB01
3H023AC32
3H023AC35
3H023AD13
3H023AE11
3J001FA19
3J001GC09
3J001GC12
3J001JC02
3J001JC06
3J001KA26
3J001KB01
3J022DA15
3J022EA42
3J022EC17
3J022EC22
3J022FB08
3J022FB12
3J022HB02
3J022HB06
3J036AA03
3J036CA06
3J036DA06
3J036DA13
3J036DB04
(57)【要約】
【課題】保持した長尺部材がスラスト方向に動くことを抑えた保持具を提供する。
【解決手段】保持部は、底部と、底部から立設する一対の側壁部と、一対の側壁部を開口する長尺部材の挿入口と、を有する枠部と、側壁部または底部から延出する弾性片と、弾性片よりも挿入口側で側壁部から延出し、長尺部材が挿入口側から抜けることを止める抜け止め片と、弾性片から一対の側壁部の内側に向かって突出する突起部と、を有する。突起部は、弾性片の先端部よりも弾性片の基端側に位置し、保持部が長尺部材を保持した状態で、抜け止め片と弾性片の先端部と突起部とが長尺部材に当接するように設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部材に固定する固定部と、
長尺部材を保持する保持部と、を備え、
前記保持部は、
底部と、前記底部から立設する一対の側壁部と、一対の前記側壁部を開口する長尺部材の挿入口と、を有する枠部と、
前記側壁部または前記底部から延出する弾性片と、
前記弾性片よりも前記挿入口側で前記側壁部から延出し、長尺部材が前記挿入口側から抜けることを止める抜け止め片と、
前記弾性片から一対の前記側壁部の内側に向かって突出する突起部と、を有し、
前記突起部は、前記弾性片の先端部よりも前記弾性片の基端側に位置し、
前記保持部が長尺部材を保持した状態で、前記抜け止め片と前記弾性片の先端部と前記突起部とが長尺部材に当接するように設けられていることを特徴とする保持具。
【請求項2】
前記弾性片の基端部が、一対の前記側壁部の対向方向に沿って延在するように形成され、
前記突起部は、前記側壁部の幅方向に見て前記弾性片の基端部と重なる位置から突出することを特徴とする請求項1に記載の保持具。
【請求項3】
前記突起部は、前記弾性片の基端部における前記挿入口側の面よりも前記底部側にずれて位置することを特徴とする請求項2に記載の保持具。
【請求項4】
前記突起部の幅は、前記弾性片の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の保持具。
【請求項5】
前記保持部は、一対の前記側壁部の間で半筒状に形成され、前記弾性片より幅方向にずれて位置する半筒部をさらに有し、
前記突起部は、前記半筒部よりも径方向内側に突出し、幅方向において前記半筒部側に寄って配置されることを特徴とする請求項4に記載の保持具。
【請求項6】
前記保持部は、一対の前記側壁部の間で半筒状に形成され、前記弾性片より幅方向にずれて位置する半筒部をさらに有し、
前記抜け止め片は、
前記弾性片に対向する第1抜け止め片と、
前記半筒部に対向し、前記第1抜け止め片と幅方向に離れた第2抜け止め片とを有し、
前記第1抜け止め片が,前記第2抜け止め片よりも前記底部側に出ていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺部材を保持して被取付部材に取り付けられる保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、本体の中空部へ延設される一対の受け腕と、本体の中空部へ延設され棒状物を受け腕との間で挟持する一対の弾性片とを備えたクランプが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002-5337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、棒状体を挟持する受け腕と弾性片とが撓み可能であるため、挟持した状態で棒状体がスラスト方向に動きやすい。
【0005】
本発明の目的は、保持した長尺部材がスラスト方向に動くことを抑えた保持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の保持具は、被取付部材に固定する固定部と、長尺部材を保持する保持部と、を備える。保持部は、底部と、底部から立設する一対の側壁部と、一対の側壁部を開口する長尺部材の挿入口と、を有する枠部と、側壁部または底部から延出する弾性片と、弾性片よりも挿入口側で側壁部から延出し、長尺部材が挿入口側から抜けることを止める抜け止め片と、弾性片から一対の側壁部の内側に向かって突出する突起部と、を有する。突起部は、弾性片の先端部よりも弾性片の基端側に位置し、保持部が長尺部材を保持した状態で、抜け止め片と弾性片の先端部と突起部とが長尺部材に当接するように設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、保持した長尺部材がスラスト方向に動くことを抑えた保持具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施例の保持具の斜視図である。
図2図2(a)は、保持具の正面側から見た斜視図であり、図2(b)は、保持具の背面側から見た斜視図である。
図3】保持具の拡大図であり、保持部の正面図である。
図4図3に示す保持具の線分A-A断面図である。
図5】保持具が長尺部材を保持する際の保持具の動作について説明するための図である。
図6】小径の長尺部材を保持した状態の保持具の断面図を示す図である。
図7】大径の長尺部材を保持した状態の保持具の断面図を示す図である。
図8】変形例の保持具の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施例の保持具10の斜視図である。図2(a)は、保持具10の正面側から見た斜視図であり、図2(b)は、保持具10の背面側から見た斜視図である。図2(a)は、保持具10の正面図であり、図2(b)は、保持具10の背面図である。
【0010】
保持具10は、長尺部材を被取付部材に取り付けるために用いられる。例えば、保持具10は、被取付部材である車体パネルに配管やバーなどの長尺部材を固定するために使用される。保持具10は、異なる直径の長尺部材を保持可能であり、スポンジ材で覆われた配管や、硬質な表面を有するバーなども保持可能である。被取付部材は、例えば車体パネルなどである。
【0011】
保持具10は、被取付部材に固定する固定部20と、長尺部材を保持する保持部22とを備える。固定部20は、フランジ部24、柱部26、係止爪28および連結部30を有する。フランジ部24は、傘状に形成され、取付時に車体パネルの表面に当接する。
【0012】
柱部26は、フランジ部24から垂下する。係止爪28は、一対設けられ、柱部26からフランジ部24に向かって延出する。係止爪28は、車体パネルに形成された取付孔の裏縁に係止する。なお、実施例では、固定部20が車体パネルに形成された取付孔に固定する態様を示すが、この態様に限られず、車体パネルに突設されたボルトに固定してもよい。連結部30は、フランジ部24と保持部22を連結する。
【0013】
保持部22は、第1抜け止め片34a、第2抜け止め片34b(これらを区別しない場合は「抜け止め片34」という)、弾性片36、突起部38、台座部40、半筒部42、挿入口44および枠部46を有する。枠部46は、底部31と、底部31から立設する一対の側壁部32と、一対の側壁部32を上方に開口する長尺部材の挿入口44と、を有する。一対の側壁部32は、平行に延在する。長尺部材は、挿入口44から底部31に向かって挿入され、一対の側壁部32の間で保持される。
【0014】
一対の側壁部32が向かい合う方向を対向方向Fという。また、保持された長尺部材の中心軸方向に沿う方向を、側壁部32の幅方向Wという。また、図中の上下方向であって、長尺部材を保持部22の間に挿入する方向を挿入方向Iという。対向方向Fは、幅方向Wおよび挿入方向Iに直交し、幅方向Wは、挿入方向Iに直交する。
【0015】
抜け止め片34は、弾性片36よりも挿入口44側で側壁部32の上端部から延出し、撓み可能に設けられ、長尺部材に当接することで長尺部材が挿入口44側から抜けることを止める。抜け止め片34は、底部31に向かって対向方向F内向きに垂れるように延出する。抜け止め片34は、一対の側壁部32からそれぞれ延出し、一対設けられる。抜け止め片34は、第1抜け止め片34aおよび第2抜け止め片34bを有し、第1抜け止め片34aおよび第2抜け止め片34bは、幅方向に離れており、それぞれ独立に撓む。
【0016】
第1抜け止め片34aは、弾性片36と挿入方向Iに対向し、第2抜け止め片34bは、半筒部42と挿入方向Iに対向する。第1抜け止め片34aは、弾性片36と長尺部材を挟持し、第2抜け止め片34bは、半筒部42と長尺部材を挟持する。
【0017】
弾性片36は、一対の側壁部32からそれぞれ延出し、撓み可能に設けられる。弾性片36は、抜け止め片34よりも底部31側に位置し、抜け止め片34に対向して配置される。弾性片36が撓み可能に設けられることで長尺部材の直径が異なっても保持することが可能となる。
【0018】
突起部38は、詳細は後述するが、弾性片36の中途に突出して形成される。突起部38自体は剛体のように形成され、弾性片36よりも撓みにくく形成されている。そのため、突起部38が保持状態の長尺部材に食い込むように当接することができ、長尺部材がスラスト方向(幅方向W)に動くことを抑えることができる。
【0019】
台座部40は、図1(a)に示すように、一対の弾性片36の間に座面を形成する。台座部40は、半筒部42からつながって一様に延在しており、長尺部材の過度な挿入を止める。半筒部42は、図1(b)に示すように、一対の側壁部32の間で半筒状に形成され、弾性片36から幅方向Wにずれて位置する。
【0020】
図3は、保持具10の拡大図であり、保持部22の正面図である。弾性片36は、先端部36aおよび基端部36bを有する。弾性片36の先端部36aは、円柱が幅方向Wに沿って延在するように形成される。弾性片36の基端部36bは、側壁部32に連なった部分であり、対向方向Fに沿って延在するように形成される。弾性片36の基端側が、対向方向Fに沿って延在することで、基端部36bに対向方向Fに沿った上面36cが形成される。
【0021】
突起部38は、弾性片36から一対の側壁部32の内側に向かって突出する。突起部38は、弾性片36の先端部36aよりも基端側に位置する。すなわち、突起部38は、先端部36aよりも対向方向Fの内側に出ないように位置する。これによって、突起部38が先端部36aに追従して変位することを抑え、その変位によって長尺部材への当接力が弱まることを抑えることができる。
【0022】
保持具10は、長尺部材に位置決めして取り付けた状態で搬送されるため、搬送時に長尺部材のスラスト方向にずれないことが好ましい。保持部22が長尺部材を保持した状態で、抜け止め片34と弾性片36の先端部36aと突起部38とが長尺部材に当接するように設けられている。つまり、抜け止め片34の先端部と弾性片36の先端部36aと突起部38が、長尺部材を囲むように略円周方向に配置されている。これによって、抜け止め片34および弾性片36が長尺部材を保持した状態で、突起部38を長尺部材に当接させることができ、長尺部材に対して保持具10がスラスト方向に動くことを抑えることができる。
【0023】
突起部38は、図3に示すように幅方向Wに見て、弾性片36の基端部36b側と重なる位置から突出する。つまり、突起部38は、対向方向において弾性片36の基端部36bと重なる位置に設けられる。また、突起部38は、基端部36bから挿入方向Iにはみ出ないように設けられる。これにより、突起部38が弾性片36の基端側に配置されるため、突起部38が弾性片36の撓みによって大きく変位することを抑え、変位によって長尺部材への当接力が弱まることを抑えることができる。
【0024】
突起部38は、弾性片36の基端部36bの上面36cよりも底部31側にずれて位置する。つまり、挿入口44側に位置する基端部36bの上面36cに連なって突起部38が突出するのではなく、上面36cから一段下がった位置から突起部38が突出する。これにより、突起部38が挿入口44から遠ざかった位置に配置させることができ、長尺部材の挿入時に長尺部材に当接して発生する挿入抵抗を抑えることができる。また、突起部38が基端部36b側に寄りすぎて、弾性片36の撓みに全く追従しなくなって、挿入抵抗が高くなり過ぎることを抑えることができる。
【0025】
第1抜け止め片34aが,第2抜け止め片34bよりも底部31側に出ている。つまり、第1抜け止め片34aは、第2抜け止め片34bよりも長く形成される。第1抜け止め片34aは、弾性片36に対向している。これにより、小径の長尺部材を保持させる際に、長い第1抜け止め片34aが長尺部材を弾性片36側に押し下げることができ、突起部38が小径の長尺部材に当接することができる。
【0026】
図4は、図3に示す保持具10の線分A-A断面図である。台座部40および半筒部42は連なっている。半筒部42は、弾性片36と幅方向Wに離れて位置する。
【0027】
突起部38の幅は、弾性片36の幅よりも小さい。すなわち、突起部38の幅方向Wの長さは、弾性片36の幅方向Wの長さよりも短い。これにより、突起部38が長尺部材に当接したときの面圧を高めることができる。
【0028】
突起部38は、半筒部42よりも径方向内側に突出し、幅方向Wにおいて半筒部42側に寄って配置される。つまり、突起部38は、幅方向Wにおいて側壁部32の中央側に寄せて配置される。これにより、突起部38が幅方向Wの中央側で長尺部材に当接するため、長尺部材に保持した状態で搬送される際に、保持具10が長尺部材に対して傾くことを抑えることができる。
【0029】
図5は、保持具10が長尺部材12を保持する際の保持具10の動作について説明するための図である。図5(a)には、長尺部材12が挿入口44へ挿入され、抜け止め片34に当たり、一対の抜け止め片34が拡開するように撓んだ様子を示す。
【0030】
図5(b)には、長尺部材12がさらに底部31側に挿入されて一対の抜け止め片34が長尺部材12を通り抜け可能に拡開する。図5(c)には、長尺部材12が一対の抜け止め片34を通り抜けて、弾性片36に当接して弾性片36を撓ませた状態を示す。
【0031】
図5(d)には、抜け止め片34および弾性片36が復帰して、抜け止め片34と弾性片36の先端部36aと突起部38とが長尺部材12に当接した状態を示す。これにより、保持部22が長尺部材12を6カ所で保持し、とくに突起部38が食い込むように長尺部材12に当接するため、保持具10と長尺部材12のスラスト方向の動きを抑えることができる。
【0032】
図6は、小径の長尺部材12aを保持した状態の保持具10の断面図を示す。図6(a)には、弾性片36を通る対向方向Fおよび挿入方向Iに沿った断面を示し、図6(b)には、半筒部42を通る対向方向Fおよび挿入方向Iに沿った断面を示す。
【0033】
図6(a)では、第1抜け止め片34aの先端部と、弾性片36の先端部36aと、突起部38とが長尺部材12aに当接している。また、図6(b)では、長尺部材12aが第2抜け止め片34bによって抜け止めされているが、半筒部42とは隙間を有している。
【0034】
図7は、大径の長尺部材12bを保持した状態の保持具10の断面図を示す。図7(a)には、図6(a)と同様に弾性片36を通る断面を示し、図7(b)には、図6(b)と同様に半筒部42を通る断面を示す。
【0035】
図7(a)では、長い第1抜け止め片34aが長尺部材12bに当たって戻りきらず、図7(b)に示すように長尺部材12bが短い第2抜け止め片34bによって抜け止めされている。第2抜け止め片34bの先端部と、弾性片36の先端部36aと、突起部38とが長尺部材12bに当接して、長尺部材12bが保持されている。このように、大径の長尺部材12bであっても、突起部38が長尺部材12bに当接するため、長尺部材12bおよび保持具10のスラスト方向の動きが抑えられている。
【0036】
大径の長尺部材12bは、半筒部42側で保持され、小径の長尺部材12aは、弾性片36側で保持される。そのため、保持状態の長尺部材12が傾くおそれがあるが、突起部38が幅方向Wの中央側に位置しているため、長尺部材12の傾きが抑えられている。
【0037】
図8は、変形例の保持具100の正面図である。変形例の保持具100は、図2(a)に示す保持具10と比べて、保持部122の形状が異なり、2本の長尺部材12を保持することができる。
【0038】
底部131が2本の長尺部材12を保持可能に長く形成されており、3つの側壁部132が底部131から立設している。それぞれの側壁部132の間に、図2(a)に示す保持具10と同様に、抜け止め片34、弾性片36および突起部38が配置されている。
【0039】
本発明は上述の実施例や変形例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施例や変形例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
【0040】
実施例では、抜け止め片34が第1抜け止め片34aおよび第2抜け止め片34bに分割されている態様を示すが、この態様に限られず、第1抜け止め片34aおよび第2抜け止め片34bに分割しておらず、抜け止め片34が単なる一片である態様であってよい。
【0041】
また、実施例では、保持部22が弾性片36および半筒部42が幅方向Wに並んで配置される態様を示したが、この態様に限られず、半筒部42が設けられておらず、弾性片36のみ設けられる態様であってよい。
【0042】
また、実施例では、弾性片36が側壁部32から延出する態様を示したが、この態様に限られず、弾性片36が底部31から延出してもよい。
【符号の説明】
【0043】
10 保持具、 12 長尺部材、 20 固定部、 22 保持部、 24 フランジ部、 26 柱部、 28 係止爪、 30 連結部、 31 底部、 32 側壁部、 34a 第1抜け止め片、 34b 第2抜け止め片、 36 弾性片、 36a 先端部、 36b 基端部、 36c 上面、 38 突起部、 40 台座部、 42 半筒部、 44 挿入口、 46 枠部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8