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特開2023-8117情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023008117
(43)【公開日】2023-01-19
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/34 20120101AFI20230112BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021111409
(22)【出願日】2021-07-05
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】杉山 潤
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC54
(57)【要約】
【課題】競技への投票を促進させる。
【解決手段】情報処理装置10は、ユーザによる競技への投票を受け付ける投票受付部112と、競技の結果が確定した後において、投票に関する情報をユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作をユーザから受け付ける共有操作受付部113と、共有操作に関する所定条件を満たした場合に、ユーザに報酬を付与する付与部114と、を有する。付与部114は、的中した投票に係る共有操作を受け付けた場合に、ユーザに報酬を付与する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによる競技への投票を受け付ける投票受付部と、
前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザから受け付ける共有操作受付部と、
前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬を付与する付与部と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記付与部は、的中した前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記ユーザに報酬を付与する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記投票受付部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票を受け付けた後に、前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票を受け付け、
前記付与部は、前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記第1ユーザに報酬を付与する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記付与部は、前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、さらに前記第2ユーザに報酬を付与する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記共有操作受付部が前記共有操作を受け付けた場合に、前記他のユーザが前記投票の内容を視認可能にするための前記投票に関する情報を出力する出力部をさらに有する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記出力部は、前記投票受付部が前記ユーザによる複数の前記投票を受け付けた場合、前記複数の投票のうち、オッズが相対的に高い前記投票に関する情報を出力する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記投票受付部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票を受け付けた後に、前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票を受け付け、
前記出力部は、前記投票受付部が前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記第2ユーザに関する情報をさらに出力する、
請求項5又は6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記出力部は、前記第2ユーザに関する情報として、前記他のユーザと前記第2ユーザとを関連付けるための表示画面にアクセスするための情報を出力する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記出力部は、前記第2ユーザに関する情報として、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記出力部は、前記第2ユーザの前記投票情報を表示する表示画面において、前記第1ユーザが前記第2ユーザの前記投票情報に基づいて投票した競技に対応する前記第2ユーザの前記投票情報を優先して表示させる、
請求項9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記出力部は、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる一以上の前記投票の中に、前記第2ユーザが公開している前記投票が存在する場合、当該投票の内容を示す投票情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力し、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる一以上の前記投票の中に、前記第2ユーザが公開している前記投票が存在しない場合、前記投票情報以外の前記第2ユーザに関する情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力する、
請求項7から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記出力部は、前記投票受付部が複数の前記第2ユーザそれぞれの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる複数の前記投票を受け付けた場合、前記複数の第2ユーザそれぞれの前記投票情報の的中結果に基づいて前記複数の第2ユーザの中から選択した前記第2ユーザに関する情報を出力する、
請求項7から11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
前記付与部は、前記共有操作に応じて出力された情報に基づいて前記他のユーザが競技に投票した場合に、前記ユーザに報酬を付与する、
請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記付与部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作に応じて出力された情報と、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報とに基づいて前記他のユーザが競技に投票した場合に、前記第1ユーザに報酬を付与する、
請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
ユーザによる競技への投票をコンピュータが受け付け、
前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザからコンピュータが受け付け、
前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬をコンピュータが付与する、
情報処理方法。
【請求項16】
プロセッサを、
ユーザによる競技への投票を受け付ける投票受付部、
前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザから受け付ける共有操作受付部、及び
前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬を付与する付与部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
競輪、競馬又は競艇等の投票が行われる各種の競技における投票を携帯端末により行うことができるシステムが知られている。特許文献1には、投票者が携帯端末を用いて投票券を購入することができるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-114487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
競技への投票を促進させるためには、投票の経験が無い投票未経験者及び投票の経験が少ない投票初心者に対して投票に関心を持たせることが必要である。例えば、投票者は、他の投票者による競技への投票が的中したことを知ると、投票に関心を持つ場合がある。そのため、投票未経験者及び投票初心者に対して、上記他の投票者による競技への投票に関する情報を知る機会を提供することが求められている。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、競技への投票を促進させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様にかかる情報処理装置は、ユーザによる競技への投票を受け付ける投票受付部と、前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザから受け付ける共有操作受付部と、前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬を付与する付与部と、を有する。
【0007】
前記付与部は、的中した前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記ユーザに報酬を付与してもよい。
【0008】
前記投票受付部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票を受け付けた後に、前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票を受け付け、前記付与部は、前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記第1ユーザに報酬を付与してもよい。
【0009】
前記付与部は、前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、さらに前記第2ユーザに報酬を付与してもよい。
前記情報処理装置は、前記共有操作受付部が前記共有操作を受け付けた場合に、前記他のユーザが前記投票の内容を視認可能にするための前記投票に関する情報を出力する出力部をさらに有してもよい。
【0010】
前記出力部は、前記投票受付部が前記ユーザによる複数の前記投票を受け付けた場合、前記複数の投票のうち、オッズが相対的に高い前記投票に関する情報を出力してもよい。
【0011】
前記投票受付部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票を受け付けた後に、前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票を受け付け、前記出力部は、前記投票受付部が前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記第2ユーザに関する情報をさらに出力してもよい。
【0012】
前記出力部は、前記第2ユーザに関する情報として、前記他のユーザと前記第2ユーザとを関連付けるための表示画面にアクセスするための情報を出力してもよい。
【0013】
前記出力部は、前記第2ユーザに関する情報として、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力してもよい。
【0014】
前記出力部は、前記第2ユーザの前記投票情報を表示する表示画面において、前記第1ユーザが前記第2ユーザの前記投票情報に基づいて投票した競技に対応する前記第2ユーザの前記投票情報を優先して表示させてもよい。
【0015】
前記出力部は、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる一以上の前記投票の中に、前記第2ユーザが公開している前記投票が存在する場合、当該投票の内容を示す投票情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力し、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる一以上の前記投票の中に、前記第2ユーザが公開している前記投票が存在しない場合、前記投票情報以外の前記第2ユーザに関する情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力してもよい。
【0016】
前記出力部は、前記投票受付部が複数の前記第2ユーザそれぞれの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる複数の前記投票を受け付けた場合、前記複数の第2ユーザそれぞれの前記投票情報の的中結果に基づいて前記複数の第2ユーザの中から選択した前記第2ユーザに関する情報を出力してもよい。
【0017】
前記付与部は、前記共有操作に応じて出力された情報に基づいて前記他のユーザが競技に投票した場合に、前記ユーザに報酬を付与してもよい。
【0018】
前記付与部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作に応じて出力された情報と、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報とに基づいて前記他のユーザが競技に投票した場合に、前記第1ユーザに報酬を付与してもよい。
【0019】
本発明の第2の態様にかかる情報処理方法は、ユーザによる競技への投票をコンピュータが受け付け、前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザからコンピュータが受け付け、前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬をコンピュータが付与する。
【0020】
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、プロセッサを、ユーザによる競技への投票を受け付ける投票受付部、前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザから受け付ける共有操作受付部、及び前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬を付与する付与部、として機能させる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、競技への投票を促進させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図2】情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図3】ユーザ端末のハードウェア構成例を示す図である。
図4】プロセッサの機能ブロック構成例を示す図である。
図5】ユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図6】ユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図7】情報共有サービスに投稿した投票に関する情報の一例を示す図である。
図8】情報共有サービスに投稿した投票に関する情報の一例を示す図である。
図9】ユーザ端末に表示される表示画面の一例を示す図である。
図10】プロセッサの処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す情報処理システム1は、情報処理装置10と、情報共有装置20と、一以上のユーザ端末30とを備える。情報処理装置10、情報共有装置20及びユーザ端末30は、インターネット、イントラネット、無線LAN(Local Area Network)、又は移動通信網等のネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。
【0024】
情報処理装置10は、投票サービスを管理するために用いられる装置である。投票サービスは、複数の競技体が参加する競技において起こり得る競技結果への投票、すなわち、競技に勝つと予想した投票対象の競技体への投票を受け付けるサービスである。
【0025】
競技は、例えば、競輪、オートレース、競馬、競艇、サッカー、テニス、又はエレクトロニック・スポーツ等である。競技体は、例えば、競技者、競技車体、競走馬、又は競技チーム等である。投票対象は、ユーザが所定価値を投票する対象であり、投票対象の候補となる複数の競技体(競技者、競技車体、又は動物を含む)のうち、勝利するとユーザが予想する予想競技体と賭け式(投票方式)との組み合わせにより定められる。
【0026】
情報処理装置10は、例えば一又は複数の物理的なサーバから構成されている。情報処理装置10は、ハイパーバイザー(hypervisor)上で動作する仮想的なサーバを用いて構成されていてもよく、クラウドサーバを用いて構成されていてもよい。
【0027】
情報共有装置20は、情報共有サービスを管理するために用いられる装置であり、例えばサーバである。情報共有サービスは、投稿された情報をインターネット上に公開することにより、複数のユーザに情報を共有するサービスであり、例えばSNS(Social Networking Service)である。
【0028】
ユーザ端末30は、ユーザが使用する装置であり、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、タブレット端末又はパーソナルコンピュータ等の装置である。ユーザ端末30には、例えば、ユーザに投票サービスを提供するための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。ユーザは、専用アプリを介して、競技に投票したり、投票サービスにおける情報を情報共有サービスに投稿したりすることができる。
【0029】
情報処理装置10は、所定条件を満たしたことに応じてユーザに報酬を付与する。報酬は、例えば、投票サービスにおいて投票の賭け金として用いることが可能な所定数のポイントである。具体的には、情報処理装置10は、ユーザによる共有操作に関する所定条件を満たした場合に、当該ユーザに報酬を付与する。共有操作は、ユーザがユーザ端末30において、当該ユーザによって投票された競技の結果が確定した後に、当該投票に関する情報を他のユーザに共有するために行われる操作である。情報処理装置10は、例えば、ユーザによる共有操作を受け付けたことを上記所定条件として、当該ユーザに報酬を付与する。情報処理装置10は、ユーザによる共有操作を受け付けると、投票に関する情報を情報共有サービスに投稿する。
【0030】
情報処理システム1がこのような特徴を有することで、他のユーザが投票に関する情報を閲覧する機会を提供することができる。これにより、情報処理システム1は、投票サービスの認知度を向上させることができる。その結果、情報処理システム1は、競技への投票を促進させることができる。
以下、情報処理装置10及びユーザ端末30の構成及び動作を詳細に説明する。
【0031】
<ハードウェア構成>
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成例を示す図である。情報処理装置10は、プロセッサ11、記憶部12、通信IF(Interface)13、入力デバイス14、及び出力デバイス15を有する。
【0032】
プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphical Processing Unit)であり、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0033】
記憶部12は、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部12は、プロセッサ11が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、投票対象に関するユーザの予想を、ユーザIDに関連付けて記憶する。
【0034】
通信IF13は、ネットワークNを介して情報共有装置20及びユーザ端末30との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF13は、情報共有装置20及びユーザ端末30から受信したデータをプロセッサ11に通知する。また、通信IF13は、プロセッサ11から入力されたデータを情報共有装置20及びユーザ端末30に送信する。
【0035】
入力デバイス14は、例えば情報処理装置10の管理者から入力操作を受け付ける。入力デバイス14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス15は、例えば情報処理装置10の管理者に対して情報を出力する。出力デバイス15は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0036】
図3は、ユーザ端末30のハードウェア構成例を示す図である。ユーザ端末30は、プロセッサ31、記憶部32、通信IF33、入力デバイス34、及び出力デバイス35を有する。
【0037】
プロセッサ31は、例えばCPUであり、記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
【0038】
記憶部32は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体を有する。記憶部32は、プロセッサ31が実行するプログラムを記憶する。
【0039】
通信IF33は、ネットワークNを介して情報処理装置10及び情報共有装置20との間で有線通信又は無線通信を行うための通信コントローラを有する。通信IF33は、情報処理装置10及び情報共有装置20から受信したデータをプロセッサ31に通知する。また、通信IF33は、プロセッサ31から入力されたデータを情報処理装置10及び情報共有装置20に送信する。
【0040】
入力デバイス34は、例えばユーザから入力操作を受け付ける。入力デバイス34は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス又はマイクである。出力デバイス35は、例えばユーザに対して情報を出力する表示部及び音声出力部等である。出力デバイス35は、例えば、ディスプレイ又はスピーカ等である。
【0041】
<機能ブロック構成>
図4は、プロセッサ11の機能ブロック構成例を示す図である。プロセッサ11は、出力部111と、投票受付部112と、共有操作受付部113と、付与部114とを有する。プロセッサ11は、記憶部12に記憶されたプログラムを実行することにより、出力部111、投票受付部112、共有操作受付部113及び付与部114として機能する。
【0042】
出力部111は、投票サービスにおける種々の情報を出力する。具体的には、出力部111は、投票サービスにおける所定の情報をユーザ端末30に表示させる。より具体的には、まず、出力部111は、投票サービスにおける所定の情報をユーザ端末30に送信する。そして、ユーザ端末30は、情報処理装置10から取得した投票サービスにおける所定の情報が表示された表示画面を表示する。また、詳細については後述するが、出力部111は、後述する共有操作受付部113が所定の操作を受け付けけると、当該所定の操作に対応する情報を情報共有サービスに投稿する。
【0043】
投票受付部112は、ユーザによる競技への投票をユーザから受け付ける。具体的には、まず、ユーザがユーザ端末30において競技に投票する操作を行うと、ユーザ端末30は、ユーザによる投票の内容を示す投票情報を情報処理装置10に送信する。そして、投票受付部112は、ユーザ端末30から投票情報を取得することにより、ユーザによる競技への投票を受け付ける。
【0044】
投票受付部112は、第2ユーザによる投票を受け付けた後に、第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる当該競技への投票を受け付けてもよい。第1ユーザは、投票受付部112が競技への投票を受け付けたユーザである。第2ユーザは、第1ユーザとは異なるユーザである。第2ユーザ投票情報は、第2ユーザによる競技への投票の内容を示す情報であり、予想競技体と投票方式との組み合わせを含む情報である。「第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる当該競技への投票」は、第2ユーザが投票する価値が高いと予想した投票対象に第1ユーザが投票することである。
【0045】
図5は、ユーザ端末30に表示される表示画面の一例を示す図である。図5(a)に示す表示画面は、第2ユーザ投票情報の一覧を表示した投票一覧画面である。図5(a)に示すように、投票一覧画面には、ある競技において投票した各第2ユーザの第2ユーザ投票情報が表示されている。図5(a)に示す例において、ユーザ端末30は、第1ユーザが投票一覧画面において複数の第2ユーザ投票情報のうちのいずれかの第2ユーザ投票情報の詳細を閲覧するための操作(例えば、ある第2ユーザ投票情報が表示されている領域をタップする操作)を行うと、図5(b)に示す表示画面を表示する。
【0046】
図5(b)に示す表示画面は、第2ユーザ投票情報の詳細を表示するための投票詳細画面である。図5(b)に示すように、投票詳細画面には、第2ユーザが投票した投票の内容と、第2ユーザ投票情報に基づいて投票するためのボタンB1とが表示されている。
【0047】
図5(b)に示す例において、ユーザ端末30は、第1ユーザがボタンB1を押下する操作を行うと、第1ユーザを識別するためのユーザ識別情報(例えば、ユーザID)と、第2ユーザ投票情報とを情報処理装置10に送信する。投票受付部112は、ユーザ端末30からユーザ識別情報と第2ユーザ投票情報とを取得することにより、第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる競技への投票を受け付ける。なお、ユーザ端末30は、第2ユーザ投票情報に代えて、第2ユーザ投票情報を識別するための投票識別情報(例えば、投票することに応じて生成される投票ID)を情報処理装置10に送信してもよい。投票受付部112がこのように動作することで、第1ユーザは容易に投票することができる。
【0048】
図4に戻り、共有操作受付部113は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定した後において、第1ユーザの投票に関する情報を、第1ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を第1ユーザから受け付ける。具体的には、共有操作受付部113は、ユーザ端末30がユーザによる共有操作に応じて送信した情報を取得することにより、共有操作を第1ユーザから受け付ける。
【0049】
図6は、ユーザ端末30に表示される表示画面の一例を示す図である。図6に示す表示画面は、第1ユーザの投票に関する情報の共有を設定するための共有設定画面である。図6に示すように、共有設定画面には、投票に関する情報を共有するボタンB2と、投票に関する情報を共有しないボタンB3とが表示されている。出力部111は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定すると、図6に示すような共有設定画面をユーザ端末30に表示させる。
【0050】
ユーザ端末30は、第1ユーザがボタンB2を押下する操作を行うと、共有操作に基づく情報を情報処理装置10に送信する。共有操作に基づく情報は、例えば、第1ユーザを識別するためのユーザ識別情報(例えば、ユーザID)と、第2ユーザ投票情報とを含む。共有操作に基づく情報は、第2ユーザ投票情報に代えて、第2ユーザ投票情報を識別するための投票識別情報(例えば、投票することに応じて生成される投票ID)を含んでもよい。そして、共有操作受付部113は、共有操作に基づく情報をユーザ端末30から取得することにより、共有操作を第1ユーザから受け付ける。
【0051】
図4に戻り、付与部114は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定した後において、共有操作に関する所定条件を満たした場合に、第1ユーザに報酬を付与する。例えば、記憶部12には、各ユーザが保有する保有ポイント(共有操作に関する所定条件を満たしたことに応じて付与されるポイントと、現金で購入されるポイントとを含む)が記憶されており、付与部114は、報酬として付与する所定数のポイントを第1ユーザに対応する保有ポイントに加算することにより、第1ユーザに報酬を付与する。
【0052】
付与部114は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定した後において、共有操作受付部113が的中した投票に係る共有操作を第1ユーザから受け付けた場合に、第1ユーザに報酬を付与してもよい。具体的には、まず、出力部111は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定した後において、当該投票が的中した場合に、図6に示すような共有設定画面をユーザ端末30に表示させる。そして、付与部114は、共有操作受付部113が第1ユーザから共有操作を受け付けた場合に、当該第1ユーザに報酬を付与する。付与部114がこのように動作することで、他のユーザが的中した投票に関する情報を閲覧するので、他のユーザによる競技への投票の意欲を高めることができる。
【0053】
なお、出力部111は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定した後に、当該投票が的中したか否かにかかわらず、図6に示すような共有設定画面をユーザ端末30に表示させてもよい。この場合、付与部114は、共有操作受付部113が受け付けた共有操作が、的中した投票に係る共有操作である場合、第1ユーザに報酬を付与し、当該共有操作が的中しなかった投票に係る共有操作である場合、第1ユーザに報酬を付与しない。
【0054】
付与部114は、共有操作受付部113が第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる投票に係る共有操作を受け付けた場合に、第1ユーザに報酬を付与してもよい。付与部114は、例えば、第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる投票に係る共有操作であり、かつ、的中した投票に係る共有操作を共有操作受付部113が受け付けた場合に、第1ユーザに報酬を付与する。付与部114がこのように動作することで、容易に投票できることを他のユーザに認識させることができる。
【0055】
付与部114は、第1ユーザに報酬を付与するとともに、第2ユーザにも報酬を付与してもよい。具体的には、付与部114は、第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる投票に係る共有操作を受け付けた場合に、さらに第2ユーザに報酬を付与する。付与部114がこのように動作することで、投票の促進に貢献した第2ユーザに報酬を付与することができる。
【0056】
付与部114は、投票受付部112が受け付けた第1ユーザによる競技への投票が的中した場合、賭け金とオッズとに基づく額の払戻金を第1ユーザに付与する。競技への投票には、現金に限らず、現金以外の価値が用いられてもよい。現金以外の価値には、第1価値と第2価値とが含まれる。第1価値は、例えばポイントである。付与部114は、例えば、的中した投票に第1価値が用いられている場合、当該第1価値のポイントの数とオッズとに基づく額の払戻金を第1ユーザに付与する。第2価値は、例えばメダルである。付与部114は、例えば、的中した投票に第2価値が用いられている場合、第2価値のメダルの数とオッズに基づく量の第3価値を第1ユーザに付与する。第3価値は、例えば、第1価値が当たる抽選券のポイント、いわゆる、ガチャのポイントである。
【0057】
ここで、付与部114は、共有操作受付部113が受け付けた共有操作に係る投票に第1価値が用いられている場合、第1ユーザに報酬を付与し、共有操作受付部113が受け付けた共有操作に係る投票に第2価値が用いられている場合、第1ユーザに報酬を付与しなくてもよい。第2価値を用いた投票においては、現金や第1価値を用いた投票と比べて投票が的中しなかった場合における第1ユーザの不利益が小さく、質が悪い投票が含まれ得るので、付与部114がこのように動作することで、質が悪い可能性がある投票に係る共有操作に対して報酬を付与することを防ぐことができる。
【0058】
上述したとおり、出力部111は、共有操作受付部113が所定の操作である共有操作を受け付けると、当該共有操作に対応する投票に関する情報を情報共有サービスに投稿する。具体的には、出力部111は、共有操作受付部113が共有操作を受け付けた場合に、他のユーザが第1ユーザによる投票の内容を視認可能にするための投票に関する情報を情報共有装置20に出力することにより、投票に関する情報を情報共有サービスに投稿する。
【0059】
より具体的には、まず、出力部111は、共有操作受付部113が共有操作を受け付けると、共有操作に対応する投票に関する情報を情報共有装置20に送信する。そして、情報共有装置20は、情報共有サービスにおいて投票に関する情報を公開する。
【0060】
図7は、情報共有サービスに投稿した投票に関する情報の一例を示す図である。図7に示す表示画面は、出力部111が情報共有サービスに投稿した投票に関する情報が表示された情報共有サービス画面である。図7に示すように、情報共有サービス画面には、投票に関する情報である第1ユーザによる投票の内容が表示されている。出力部111がこのように動作することで、第1ユーザがどのような内容で投票したかを他のユーザに認識させることができる。
【0061】
また、図7に示すように、情報共有サービス画面には、投票サービスの表示画面(例えば、競技に投票するための投票画面)にアクセスするためのアクセス情報であるリンクL1が表示されている。図7に示す例において、他のユーザがユーザ端末30においてリンクL1を押下する操作を行うと、ユーザ端末30は、投票画面を表示する。他のユーザは、ユーザ端末30に表示された表示画面において競技に投票することができる。ここで、付与部114は、共有操作に応じて出力された情報に基づいて他のユーザが競技に投票した場合に、第1ユーザに報酬を付与してもよい。
【0062】
例えば、まず、出力部111は、共有操作受付部113が共有操作を受け付けると、共有操作を行った第1ユーザを識別するための情報(例えばユーザID)と、出力する投票に関する情報を識別するための情報(例えば出力ID)とを関連付けて記憶部12に記憶させる。その後、他のユーザがリンクL1を押下する操作を行ったことに応じて表示された投票画面において競技に投票すると、投票受付部112は、他のユーザによる競技への投票と、出力IDとを受け付ける。そして、付与部は、投票受付部112が受け付けた出力IDに関連付けて記憶部12に記憶されているユーザIDによって示される第1ユーザに報酬を付与する。付与部114がこのように動作することで、投票の促進に貢献した第1ユーザに報酬を付与することができる。
【0063】
上記において、投票画面にアクセスするためのアクセス情報であるリンクL1を情報共有サービス画面に表示させる例を説明したが、これに限らない。例えば、情報共有サービス画面には、第1ユーザと他のユーザとを関連付けるための表示画面にアクセスするためのアクセス情報が表示されてもよい。例えば、投票サービスには、ユーザ同士を関連付けるためのフレンド機能が設けられており、出力部111は、他のユーザが第1ユーザをフレンドに設定するためのフレンド設定画面のアクセス情報を情報共有サービス画面に表示させる。他のユーザと第1ユーザとがフレンドに設定されると、他のユーザは、第1ユーザの第1ユーザ投票情報に容易にアクセスすることができる。
【0064】
また、出力部111は、投票受付部112が投票を受け付け可能な競技に対する第1ユーザによる投票の内容を示す第1ユーザ投票情報を表示する表示画面にアクセスするためのアクセス情報を情報共有サービス画面に表示させてもよい。投票受付部112が投票を受け付け可能な競技は、投票サービスにおいて投票を受け付けている競技である。図示はしないが、他のユーザは、第1ユーザ投票情報が表示された表示画面において、第1ユーザ投票情報に基づいて投票することができる。
【0065】
図4に戻り、出力部111は、投票受付部112が第1ユーザによる複数の投票を受け付けた場合、複数の投票のうち、オッズが相対的に高い投票に関する情報を出力してもよい。複数の投票は、予想競技体と投票方式との組み合わせがそれぞれ異なる複数の投票である。出力部111は、例えば、投票受付部112が第1ユーザによる複数の投票を受け付けた場合、複数の投票のうち、オッズが最も高い投票に関する情報を出力する。出力部111は、オッズが相対的に高い複数の投票のうち、ユーザがあらかじめ設定した出力数に等しい数の投票に関する情報を出力してもよい。出力部111がこのように動作することで、競技への投票をより促進させることができる。
【0066】
なお、出力部111は、投票受付部112が第1ユーザによる複数の投票を受け付けた場合、複数の投票のうち、予想競技体の数が相対的に少ない投票方式(例えば単勝など)の投票に関する情報を出力してもよい。出力部111がこのように動作することで、他のユーザが投票初心者である場合、簡単な投票方式で投票できることを投票初心者に認識させることができる。
【0067】
出力部111は、投票受付部112が第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる投票に係る共有操作を受け付けた場合に、第2ユーザに関する情報をさらに出力してもよい。第2ユーザに関する情報は、例えば、第2ユーザのプロフィール、又は投票サービスにおける第2ユーザの投票の履歴等である。
【0068】
図8は、情報共有サービスに投稿した投票に関する情報の一例を示す図である。図8に示す表示画面は、出力部111が情報共有サービスに投稿した投票に関する情報が表示された情報共有サービス画面である。図8に示すように、情報共有サービス画面には、第2ユーザに関する情報として第2ユーザのアイコン画像及び名前と、第1ユーザによる投票の内容とが表示されている。出力部111がこのように動作することで、第1ユーザが投票の内容を参考にした第2ユーザを他のユーザに認識させることができる。
【0069】
出力部111は、第2ユーザに関する情報として、他のユーザと第2ユーザとを関連付けるための表示画面にアクセスするためのアクセス情報を出力してもよい。出力部111は、例えば、他のユーザが第2ユーザをフレンドに設定するためのフレンド設定画面のアクセス情報を出力する。他のユーザと第2ユーザとがフレンドに設定されると、他のユーザは、第2ユーザの第2ユーザ投票情報に容易にアクセスすることができる。
【0070】
例えば、他のユーザが、ユーザ端末30を用いてアクセス情報に基づいてアクセスしたフレンド設定画面において第2ユーザをフレンドに設定する操作を行うと、情報処理装置10は、他のユーザと第2ユーザとを関連付けて記憶部12に記憶させる。出力部111がこのように動作することで、他のユーザに対して第2ユーザに関する情報を容易に閲覧させることができる。
【0071】
出力部111は、他のユーザが第2ユーザ投票情報に基づく投票を促すための情報を出力してもよい。具体的には、出力部111は、第2ユーザに関する情報として、投票受付部112が投票を受け付け可能な競技に対する第2ユーザによる投票の内容を示す第2ユーザ投票情報を表示する表示画面にアクセスするためのアクセス情報を出力する。
【0072】
図9は、ユーザ端末30に表示される表示画面の一例を示す図である。図9(a)に示す表示画面は、出力部111が情報共有サービスに投稿した投票に関する情報が表示された情報共有サービス画面である。図9(a)に示すように、情報共有サービス画面には、第2ユーザ投票情報を表示する表示画面にアクセスするためのアクセス情報としてリンクL2が表示されている。例えば、他のユーザがユーザ端末30においてリンクL2をクリックする操作を行うと、ユーザ端末30は、図9(b)に示すような表示画面を表示する。
【0073】
図9(b)に示す表示画面は、第2ユーザ投票情報として、投票サービスにおいて投票受付部112が投票を受け付け可能な競技に対して第2ユーザが投票した投票の内容の一覧が表示された投票一覧画面である。図9(b)に示すように、投票一覧画面には、競技ごとに、第2ユーザ投票情報に基づいて投票するためのボタン(ボタンB4、ボタンB5)が表示されている。例えば、他のユーザがユーザ端末30においてボタンB4を押下する操作を行うと、投票受付部112は、第2ユーザ投票情報に基づく他のユーザによる競技(ボタンB4に対応する競技)への投票を受け付ける。出力部111がこのように動作することで、他のユーザに対して第1ユーザと同じように第2ユーザの投票情報に基づいて投票させることができる。
【0074】
ここで、付与部114は、投票受付部112が第2ユーザ投票情報に基づく他のユーザによる競技への投票を受け付けた場合に、第1ユーザに報酬を付与してもよい。具体的には、付与部114は、ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる投票の内容を示す第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる投票に係る共有操作に応じて出力された情報と、投票受付部112が投票を受け付け可能な競技に対する第2ユーザによる投票の内容を示す投票情報とに基づいて他のユーザが競技に投票した場合に、第1ユーザに報酬を付与する。付与部114がこのように動作することで、投票の促進に貢献した第1ユーザに報酬を付与することができる。
【0075】
出力部111は、第2ユーザ投票情報を表示する表示画面において、第1ユーザが第2ユーザ投票情報に基づいて投票した競技に対応する第2ユーザ投票情報(以下、「対応第2ユーザ投票情報」という。)を優先して表示させてもよい。出力部111は、例えば、第2ユーザの投票一覧画面において、複数の第2ユーザ投票情報のうち、対応第2ユーザ投票情報を一覧の上位に表示する。出力部111は、例えば、第2ユーザの投票一覧画面において、複数の第2ユーザ投票情報のうち、対応第2ユーザ投票情報に限定して表示してもよい。出力部111がこのように動作することで、他のユーザに対して第1ユーザと同じように第2ユーザの投票情報に基づいて投票させることができる。
【0076】
出力部111は、投票受付部112が複数の第2ユーザそれぞれの第2ユーザ投票情報に基づく第1ユーザによる複数の投票を受け付けた場合、複数の第2ユーザそれぞれの投票情報の的中結果に基づいて複数の第2ユーザの中から選択した第2ユーザに関する情報を出力してもよい。出力部111は、例えば、複数の第2ユーザのうち、オッズが相対的に高い(例えば、オッズが最も高い)第2ユーザ投票情報に対応する第2ユーザを選択し、選択した当該第2ユーザに関する情報を出力する。出力部111は、複数の第2ユーザのうち、所定の期間(例えば、直近の1か月、又は全期間等)における的中率が相対的に高い(例えば的中率が最も高い)第2ユーザを選択し、選択した当該第2ユーザに関する情報を出力してもよい。出力部111がこのように動作することで、他のユーザがどの第2ユーザを参考にしてよいか迷ってしてしまう事態を防ぐことができる。
【0077】
出力部111は、投票受付部112が投票を受け付け可能な競技に対する第2ユーザによる一以上の投票の中に、第2ユーザが公開している投票が存在するか否かに応じて異なる投票サービスの表示画面にアクセスするためのアクセス情報を出力してもよい。投票受付部112は、例えば、競技への投票とともに、当該投票を他のユーザに公開するか否かを受け付ける。
【0078】
出力部111は、投票受付部112が投票を受け付け可能な競技に対する第2ユーザによる一以上の投票の中に、第2ユーザが公開している投票が存在する場合、当該投票の内容を示す第2ユーザ投票情報を表示する表示画面(例えば、第2ユーザの投票一覧画面)にアクセスするための情報を出力する。一方、出力部111は、投票受付部112が投票を受け付け可能な競技に対する第2ユーザによる一以上の投票の中に、第2ユーザが公開している投票が存在しない場合、第2ユーザ投票情報以外の第2ユーザに関する情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力する。第2ユーザ投票情報以外の第2ユーザに関する情報は、例えば、第2ユーザのプロフィールが表示されたプロフィール画面である。出力部111がこのように動作することで、第2ユーザが公開している投票の存在の有無に応じて、他のユーザにとって有益な情報を提供することができる。
【0079】
<プロセッサ11の処理の流れ>
図10は、プロセッサ11の処理の流れを示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、投票受付部112が、ユーザによる競技への投票を受け付けたことを契機として開始する(S11)。付与部114は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定した後において、共有操作受付部113が共有操作を第1ユーザから受け付けたか否かを判定する(S12)。
【0080】
付与部114は、共有操作受付部113が共有操作を第1ユーザから受け付けていないと判定した場合(S12においてNOの場合)、処理を終了する。なお、付与部114は、第1ユーザが投票した競技の結果が確定してから所定の期間(例えば1時間、1日等)が経過するまで、共有操作受付部113が共有操作を第1ユーザから受け付けていないと判定した場合、処理をS12に戻し、共有操作受付部113が共有操作を第1ユーザから受け付けたか否かを判定する処理を繰り返し実行してもよい。一方、付与部114は、共有操作受付部113が共有操作を第1ユーザから受け付けたと判定した場合(S12においてYESの場合)、当該共有操作に係る投票が的中した投票であるか否かを判定する(S13)。
【0081】
付与部114は、共有操作受付部113が受け付けた共有操作に係る投票が的中した投票ではないと判定した場合(S13においてNOの場合)、処理を終了する。一方、付与部114は、共有操作受付部113が受け付けた共有操作に係る投票が的中した投票であると判定した場合(S13においてYESの場合)、共有操作受付部113が受け付けた共有操作に係る投票が第2ユーザ投票情報に基づく投票であるか否かを判定する(S14)。
【0082】
付与部114は、共有操作受付部113が受け付けた共有操作に係る投票が第2ユーザ投票情報に基づく投票ではないと判定した場合(S14においてNOの場合)、処理を終了する。一方、付与部114は、共有操作受付部113が受け付けた共有操作に係る投票が第2ユーザ投票情報に基づく投票であると判定した場合(S14においてYESの場合)、第1ユーザに報酬を付与する(S15)。
【0083】
<情報処理装置10による効果>
以上説明したように、情報処理装置10は、ユーザが投票した競技の結果が確定した後において、他のユーザに共有するための共有操作に関する所定条件を満たした場合に、ユーザに報酬を付与する。情報処理装置10がこのような特徴を有することで、他のユーザが投票に関する情報を閲覧する機会を提供することができる。これにより、情報処理装置10は、投票サービスの認知度を向上させることができる。その結果、情報処理装置10は、競技への投票を促進させることができる。
【0084】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【0085】
上記実施形態に加えて、さらに以下を付記する。
(付記1)
ユーザによる競技への投票を受け付ける投票受付部と、
前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザから受け付ける共有操作受付部と、
前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬を付与する付与部と、
を有する情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、競技への投票を促進させることができる。
(付記2)
前記付与部は、的中した前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記ユーザに報酬を付与する、
付記1に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、他のユーザによる競技への投票の意欲を高めることができる。
(付記3)
前記投票受付部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票を受け付けた後に、前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票を受け付け、
前記付与部は、前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記第1ユーザに報酬を付与する、
付記1又は2に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、容易に投票できることを他のユーザに認識させることができる。
(付記4)
前記付与部は、前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、さらに前記第2ユーザに報酬を付与する、
付記3に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票の促進に貢献した第2ユーザに報酬を付与することができる。
(付記5)
前記共有操作受付部が前記共有操作を受け付けた場合に、前記他のユーザが前記投票の内容を視認可能にするための前記投票に関する情報を出力する出力部をさらに有する、
付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、ユーザがどのような内容で投票したかを他のユーザに認識させることができる。
(付記6)
前記出力部は、前記投票受付部が前記ユーザによる複数の前記投票を受け付けた場合、前記複数の投票のうち、オッズが相対的に高い前記投票に関する情報を出力する、
付記5に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、競技への投票をより促進させることができる。
(付記7)
前記投票受付部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票を受け付けた後に、前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票を受け付け、
前記出力部は、前記投票受付部が前記第2ユーザの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作を受け付けた場合に、前記第2ユーザに関する情報をさらに出力する、
付記5又は6に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第1ユーザが投票の内容を参考にした第2ユーザを他のユーザに認識させることができる。
(付記8)
前記出力部は、前記第2ユーザに関する情報として、前記他のユーザと前記第2ユーザとを関連付けるための表示画面にアクセスするための情報を出力する、
付記7に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、他のユーザに対して第2ユーザに関する情報を容易に閲覧させることができる。
(付記9)
前記出力部は、前記第2ユーザに関する情報として、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力する、
付記7に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、他のユーザに対して第1ユーザと同じように第2ユーザの投票情報に基づいて投票させることができる。
(付記10)
前記出力部は、前記第2ユーザの前記投票情報を表示する表示画面において、前記第1ユーザが前記第2ユーザの前記投票情報に基づいて投票した競技に対応する前記第2ユーザの前記投票情報を優先して表示させる、
付記9に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、他のユーザに対して第1ユーザと同じように第2ユーザの投票情報に基づいて投票させることができる。
(付記11)
前記出力部は、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる一以上の前記投票の中に、前記第2ユーザが公開している前記投票が存在する場合、当該投票の内容を示す投票情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力し、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる一以上の前記投票の中に、前記第2ユーザが公開している前記投票が存在しない場合、前記投票情報以外の前記第2ユーザに関する情報を表示する表示画面にアクセスするための情報を出力する、
付記7から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、第2ユーザが公開している投票の存在の有無に応じて、他のユーザにとって有益な情報を提供することができる。
(付記12)
前記出力部は、前記投票受付部が複数の前記第2ユーザそれぞれの前記投票情報に基づく前記第1ユーザによる複数の前記投票を受け付けた場合、前記複数の第2ユーザそれぞれの前記投票情報の的中結果に基づいて前記複数の第2ユーザの中から選択した前記第2ユーザに関する情報を出力する、
付記7から11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、他のユーザがどの第2ユーザを参考にしてよいか迷ってしてしまう事態を防ぐことができる。
(付記13)
前記付与部は、前記共有操作に応じて出力された情報に基づいて前記他のユーザが競技に投票した場合に、前記ユーザに報酬を付与する、
付記1から12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票の促進に貢献したユーザに報酬を付与することができる。
(付記14)
前記付与部は、前記ユーザである第1ユーザとは異なる第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報に基づく前記第1ユーザによる前記投票に係る前記共有操作に応じて出力された情報と、前記投票受付部が投票を受け付け可能な競技に対する前記第2ユーザによる前記投票の内容を示す投票情報とに基づいて前記他のユーザが競技に投票した場合に、前記第1ユーザに報酬を付与する、
付記1から13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
このように情報処理装置が構成されていることにより、投票の促進に貢献したユーザに報酬を付与することができる。
(付記15)
ユーザによる競技への投票をコンピュータが受け付け、
前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザからコンピュータが受け付け、
前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬をコンピュータが付与する、
情報処理方法。
このように情報処理方法を実行することにより、競技への投票を促進させることができる。
(付記16)
プロセッサを、
ユーザによる競技への投票を受け付ける投票受付部、
前記競技の結果が確定した後において、前記投票に関する情報を前記ユーザとは異なる他のユーザに共有するための共有操作を前記ユーザから受け付ける共有操作受付部、及び
前記共有操作に関する所定条件を満たした場合に、前記ユーザに報酬を付与する付与部、
として機能させるためのプログラム。
このようなプログラムをプロセッサが実行することにより、競技への投票を促進させることができる。
【符号の説明】
【0086】
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 プロセッサ
111 出力部
112 投票受付部
113 共有操作受付部
114 付与部
12 記憶部
13 通信IF
14 入力デバイス
15 出力デバイス
20 情報共有装置
30 ユーザ端末
31 プロセッサ
32 記憶部
33 通信IF
34 入力デバイス
35 出力デバイス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10