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特開2023-81376電極により腕マッサージ部の動作を制御するマッサージ装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023081376
(43)【公開日】2023-06-09
(54)【発明の名称】電極により腕マッサージ部の動作を制御するマッサージ装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20230602BHJP
   A61H 15/00 20060101ALI20230602BHJP
【FI】
A61H7/00 322B
A61H7/00 323L
A61H7/00 323S
A61H15/00 350Z
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022192133
(22)【出願日】2022-11-30
(31)【優先権主張番号】10-2021-0169550
(32)【優先日】2021-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0006099
(32)【優先日】2022-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】518358871
【氏名又は名称】ボディーフレンド カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BODYFRIEND Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】163,Yangjaecheon-ro,Gangnam-gu,Seoul,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】コン、ドク ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジョン シク
(72)【発明者】
【氏名】イム、ソン グ
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AD02
4C100AD11
4C100AE01
4C100BA02
4C100BB03
4C100BC13
4C100CA04
4C100CA05
4C100CA06
4C100CA07
4C100CA08
4C100CA09
4C100DA04
4C100DA05
4C100DA08
4C100DA10
4C100DA11
4C100EA12
4C100EA13
(57)【要約】
【課題】使用者の腕を感知して腕マッサージ部の動作を制御するマッサージ装置を提供する。
【解決手段】前記マッサージ装置は、使用者の腕をマッサージする腕マッサージ部と、前記腕マッサージ部を制御する制御部と、を含み、前記腕マッサージ部は、収容空間と、前記収容空間に配置される電極と、を含み、前記制御部は、前記電極の電気値が変化したか否かを判断し、判断結果及び前記腕マッサージ部の動作状態に基づいて前記腕マッサージ部の動作を制御することができる。
【選択図】図1


【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の腕をマッサージする腕マッサージ部と、
前記腕マッサージ部を制御する制御部と、
を含み、
前記腕マッサージ部は、収容空間と、前記収容空間に配置される電極と、を含み、
前記制御部は、前記電極の電気値が変化したか否かを判断し、判断結果及び前記腕マッサージ部の動作状態に基づいて前記腕マッサージ部の動作を制御する、
マッサージ装置。
【請求項2】
前記電気値は、前記電極の電圧、電流、抵抗、及びインピーダンスのうちの少なくとも一つであり、
前記動作状態は、前記腕マッサージ部が動作する駆動状態及び前記腕マッサージ部が停止した停止状態のうちの少なくとも一つである、
請求項1に記載のマッサージ装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記電気値が変化したか否かを判断する第1判断を行い、前記動作状態が前記駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行い、前記第1判断及び前記第2判断結果に基づいて前記腕マッサージ部の動作を制御する、
請求項2に記載のマッサージ装置。
【請求項4】
前記電気値が変化せず、前記動作状態が前記停止状態である場合と、前記電気値が変化し、前記動作状態が前記駆動状態である場合と、のうちの少なくとも一つである場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部の動作を維持させ、
前記電気値が変化せず、前記動作状態が前記駆動状態である場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部を停止させて前記腕マッサージ部の動作を変更し、
前記電気値が変化し、前記動作状態が前記停止状態である場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部を駆動させて前記腕マッサージ部の動作を変更する、
請求項3に記載のマッサージ装置。
【請求項5】
前記電気値が変化した場合、前記制御部は、前記電気値の変化量が、予め設定された閾値変化量以上であるか否かを判断する第3判断と、前記変化量に対する変化時間が、予め設定された閾値変化時間以上であるか否かを判断する第4判断と、のうちの少なくとも一つの判断を行い、前記第2判断結果と、前記第3判断及び前記第4判断のうちの少なくとも一つの判断結果とに基づいて、前記腕マッサージ部の動作を制御する、
請求項3に記載のマッサージ装置。
【請求項6】
前記変化量が前記閾値変化量以上である場合と、前記変化時間が前記閾値変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、前記動作状態が前記駆動状態である場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部の動作を維持させ、
前記変化量が前記閾値変化量未満である場合と、前記変化時間が前記閾値変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、前記動作状態が前記停止状態である場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部の動作を維持させ、
前記変化量が前記閾値変化量未満である場合と、前記変化時間が前記閾値変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、前記動作状態が前記駆動状態である場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部を停止させて前記腕マッサージ部の動作を変更し、
前記変化量が前記閾値変化量以上である場合と、前記変化時間が前記閾値変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、前記動作状態が前記停止状態である場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部を駆動させて前記腕マッサージ部の動作を変更する、
請求項3に記載のマッサージ装置。
【請求項7】
前記腕マッサージ部は、
前記収容空間に配置されるエアセルを含み、
前記腕マッサージ部が前記駆動状態に変更された場合、前記制御部は、前記エアセルの空気圧に基づいて前記腕マッサージ部の動作を制御する、
請求項3に記載のマッサージ装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記エアセルを膨張させ、膨張したエアセルの空気圧が、予め設定された閾値空気圧以上であるか否かを判断する第5判断を行い、前記第5判断結果に基づいて前記腕マッサージ部の動作を制御する、
請求項7に記載のマッサージ装置。
【請求項9】
前記膨張したエアセルの空気圧が前記閾値空気圧以上である場合、前記制御部は前記腕マッサージ部の動作を維持させ、
前記膨張エアセルの空気圧が前記閾値空気圧未満である場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部を停止させて前記腕マッサージ部の動作を変更する、
請求項8に記載のマッサージ装置。
【請求項10】
前記膨張したエアセルの空気圧が前記閾値空気圧以上である場合、前記制御部は、前記エアセルが膨張した後に変化する前記電気値の再変化量が、予め設定された閾値再変化量以上であるか否かを判断する第6判断と、前記再変化量に対する再変化時間が、予め設定された閾値再変化時間以上であるか否かを判断する第7判断と、のうちの少なくとも一つの判断を行い、前記第6判断及び前記第7判断のうちの少なくとも一つの判断結果に基づいて前記腕マッサージ部の動作を制御する、
請求項8に記載のマッサージ装置。
【請求項11】
前記閾値変化量と前記閾値再変化量とは互いに異なっており、前記閾値変化時間と前記閾値変更時間とは互いに異なっている。
請求項10に記載のマッサージ装置。
【請求項12】
前記再変化量が前記閾値再変化量以上である場合と、前記再変化時間が前記閾値再変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部の動作を維持させ、
前記再変化量が前記閾値再変化量未満である場合と、前記再変化時間が前記閾値再変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、前記制御部は、前記腕マッサージ部を停止させて前記腕マッサージ部の動作を変更する、
請求項10に記載のマッサージ装置。
【請求項13】
前記電極は、前記使用者の生体情報を測定する、
請求項1、3、7、8及び10のいずれか一項に記載のマッサージ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電極により腕マッサージ部の動作を制御するマッサージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
マッサージ(massage)または按摩とは、被術者の身体の一部を揉んだり、押したり、引っ張ったり、叩いたり、または動かしたりするなど、身体の一部に対し様々な形態の力学的刺激を与えることにより、被験者の身体の変調を調節し、血液の循環を助け、そして被術者の疲れが取れるようにする医療補助療法である。
【0003】
マッサージ需要の増加に伴い、経済的事情や時間的な理由から、人工的なマッサージ機能を提供するマッサージ装置またはマッサージ機器の需要が増加している。言い換えれば、マッサージを通して凝り固まった筋肉をほぐしながら疲労やストレスを解消したいという需要が高まるにつれて、時間と費用対効果の高い方式の様々なマッサージ装置が発売されている。別途のマッサージ師なしで機械装置を用いてマッサージを行うための任意の形態の器具、デバイスまたは装置をマッサージ装置と呼ぶ。
【0004】
さらに、マッサージによる疲労やストレスの解消だけでなく、健康増進も期待できるマッサージ装置に対する使用者の需要が高まっている。
【0005】
したがって、使用者の健康を増進することができるマッサージ装置を提供するための研究が続いている。
【0006】
下記特許文献1は、使用者の健康を増進することができるマッサージを提供するためのマッサージ装置を提供する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-0941919号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本開示に係るマッサージ装置は、使用者の腕をマッサージする腕マッサージ部の動作を制御するためのものであり、使用者の腕を感知して腕マッサージ部の動作を制御することができる。
【0009】
また、上述したマッサージ装置の動作方法を実現するためのプログラムは、コンピュータ可読記録媒体に記録され得る。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係るマッサージ装置は、使用者の腕をマッサージする腕マッサージ部と、前記腕マッサージ部を制御する制御部と、を含み、前記腕マッサージ部は、収容空間と、前記収容空間に配置される電極と、を含み、前記制御部は、前記電極の電気値が変化したか否かを判断し、判断結果及び前記腕マッサージ部の動作状態に基づいて前記腕マッサージ部の動作を制御することができる。
【0011】
また、上述したマッサージ装置の動作方法を実現するためのプログラムは、コンピュータ可読記録媒体に記録され得る。
【発明の効果】
【0012】
本開示の一実施形態に係るマッサージ装置は、使用者の腕を感知して腕マッサージ部の動作を制御することにより、腕マッサージ部の無駄な動力消費及びマッサージ装置に対する使用者の満足度低下を防止することができる。
【0013】
本開示で得られる効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及しない他の効果は以下の記載から、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の一実施形態に係るマッサージ装置を説明するための図である。
図2】本開示の一実施形態に係るメインフレームを説明するための図である。
図3】本開示の一実施形態に係るマッサージ装置を示す図である。
図4】本開示の一実施形態に係るマッサージ装置100と通信できる外部装置を示す図である。
図5】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
図6】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。
図7】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部により使用者が体組成を測定する方法を説明するための図である。
図8】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を示す斜視図である。
図9】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部に含まれる構成要素を説明するための図である。
図10】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
図11】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を示す図である。
図12】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。
図13】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。
図14】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。
図15】本開示の一実施形態に係る生体信号を測定するためにマッサージ装置の姿勢を調整する例を説明するための図である。
図16】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
図17】本開示の一実施形態に係る磁石を説明するための図である。
図18】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を示す斜視図である。
図19】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部に含まれる構成要素を説明するための図である。
図20】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
図21】本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
図22】本開示の一実施形態に係る第3生体信号測定部を説明するための図である。
図23】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部及び第4生体信号測定部を説明するための図である。
図24】本開示の一実施形態に係る第4生体信号測定部を示す図である。
図25】本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を示す図である。
図26】本開示の一実施形態に係る機能ボタンの機能を説明するための図である。
図27】本開示の一実施形態に係る腕マッサージ部を説明するための図である。
図28】本開示の一実施形態に係る腕エアセルを説明するための図である。
図29A】本開示の一実施形態に係る感知部を説明するための図であり、具体的には、図29Aは、本開示の一実施形態に係る感知部の位置を説明するための一例を示す図である。
図29B図29Bは、本開示の一実施形態に係る感知部の一例を示す図である
図30A】本開示の一実施形態に係る腕エアセルの状態を説明するための図であり、具体的には、図30Aは、本開示の一実施形態に係る腕エアセルの収縮状態を説明するための図である。
図30B図30Bは、本開示の一実施形態に係る腕エアセルの膨張状態を説明するための図である。
図31】本開示の一実施形態に係る制御部の腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
図32図31に示す腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
図33】本開示の一実施形態に係る制御部の腕マッサージ部の制御動作を説明するための別の例を示す。
図34図33に示す腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
図35】本開示の一実施形態に係る制御部の腕マッサージ部の制御動作を説明するためのさらに別の例を示す。
図36図35に示す腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
図37】本開示の一実施形態に係る各腕マッサージ部及びボディマッサージ部の動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
開示された実施形態の利点及び特徴、ならびにそれらを達成する方法は、添付の図面と共に後述される実施形態を参照することにより明らかになるであろう。しかしながら、本開示は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、様々な形態で実施することができ、単に本実施形態は、本開示を完全にし、本開示が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものに過ぎない。
【0016】
本明細書において使用される用語について簡単に説明し、開示された実施形態について具体的に説明する。
【0017】
本明細書において使用される用語は、本開示における機能を考慮しながら可能な限り現在広く使用されている一般的な用語を選択したが、これは関連分野に携わる技術者の意図または判例、新しい技術の出現などによって変わり得る。また、特定の場合には、出願人が任意に選択した用語もあり、この場合、該当する発明の説明部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本開示において使用される用語は、単なる用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されるべきである。
【0018】
本明細書における単数の表現は、文脈上明らかに単数であるものと特定していない限り、複数の表現を含む。また、複数の表現は、文脈上明らかに複数であるものと特定していない限り、単数の表現を含む。
【0019】
明細書の全般に亘って、ある部分がある構成要素を「含む」としたとき、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含み得るということを意味する。
【0020】
また、明細書において使用される「部」という用語は、ソフトウェアまたはハードウェア構成要素を意味し、「部」は、ある役割を果たす。しかしながら、「部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「部」は、アドレッシングできる格納媒体にあるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「部」は、ソフトウェア構成要素、客体指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素などの構成要素、並びにプロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素及び「部」内で提供される機能は、より少数の構成要素及び「部」で結合されるか、または追加的な構成要素及び「部」にさらに分離される。
【0021】
本開示の一実施形態によれば、「部」は、プロセッサ及びメモリで具現されることができる。用語「プロセッサ」は、汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシンなどを包含するように広義に解釈されなければならない。いくつかの環境において「プロセッサ」は、カスタムIC(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などを称することもできる。用語「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと結合した1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、または任意の他のそのような構成の組み合わせなどの処理デバイスの組み合わせを称することもできる。
【0022】
用語「メモリ」は、電子情報を格納可能な任意の電子構成要素を包含するように広義に解釈されなければならない。用語メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光データ記憶装置、レジスタなどのプロセッサ可読媒体の様々なタイプを称することもできる。プロセッサがメモリから情報を読み取り及び/又はメモリに情報を書き込むことができる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリは、プロセッサと電子通信状態にある。
【0023】
本明細書においてアクチュエータとは、駆動力を提供できる構成を意味する。例えば、アクチュエータは、モータ、リニアモータ、電子モータ、DCモータ、ACモータ、リニアアクチュエータ、電動アクチュエータなどを含み得るが、これらに限定されない。
【0024】
本明細書において、一実施形態によれば、マッサージ装置は、ボディマッサージ部、腕マッサージ部、及び脚マッサージ部のうちの少なくとも一つのマッサージ部を含むマッサージ装置を指すことができる。また、別の実施形態によれば、ボディマッサージ部、腕マッサージ部、及び脚マッサージ部は、分離された別々の装置(例えば、ボディマッサージ装置、腕マッサージ装置、及び脚マッサージ装置)として存在でき、マッサージ装置は、ボディマッサージ装置、腕マッサージ装置、及び脚マッサージ装置のうちの少なくとも一つのマッサージ装置を指すことができる。
【0025】
以下、添付の図面を参照して、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように、実施形態について詳細に説明する。なお、図面において本開示を明確に説明するために、説明に関係のない部分は省略する。
【0026】
図1は、本開示の一実施形態に係るマッサージ装置を説明するための図である。
【0027】
本開示の一実施形態に係るマッサージ装置100は、使用者の身体の少なくとも一部を収容するための領域を形成し、使用者の身体をマッサージする(または身体の少なくとも一部をマッサージする)ボディマッサージ部2100、使用者の脚をマッサージする脚マッサージ部2300、及び使用者の腕をマッサージする腕マッサージ部500のうちの少なくとも一つのマッサージ部を含んでいてもよい。
【0028】
例えば、脚マッサージ部2300は、ボディマッサージ部2100の下部及び/又はマッサージ装置100の前方下部に配置されてもよい。脚マッサージ部2300は、脚マッサージ部2300の一方の側に配置されて使用者の一方の側の脚をマッサージする第1脚マッサージ部2310と、脚マッサージ部2300の他方の側に配置されて使用者の他方の側の脚をマッサージする第2脚マッサージ部2330と、のうちの少なくとも一つの脚マッサージ部を含んでいてもよい。
【0029】
腕マッサージ部500は、ボディマッサージ部2100の一方の側及び他方の側のうちの少なくとも一方に配置されてもよい。例えば、腕マッサージ部500は、ボディマッサージ部2100の一方の側(または左側)に配置されて使用者の一方の側の腕をマッサージする第1腕マッサージ部510と、ボディマッサージ部2100の他方の側(または右側)に配置されて使用者の他方の側の腕をマッサージする第2腕マッサージ部530と、のうちの少なくとも一つの腕マッサージ部を含んでいてもよい。第1及び第2の腕マッサージ部510、530は、制御部300の制御に基づいて互いに独立して動作することができる。
【0030】
ボディマッサージ部2100は、使用者の身体の少なくとも一部にマッサージを提供することができる。例えば、ボディマッサージ部2100は、使用者の上半身部及び下半身部のうちの少なくとも一つの身体部位の少なくとも一部をマッサージすることができる。
【0031】
ボディマッサージ部2100は、使用者の身体の少なくとも一部にマッサージ機能を提供するマッサージモジュール2170と、使用者に任意のタイプのオーディオ出力を提供するためのオーディオ出力モジュール2160と、ボディマッサージ部2100の骨組みを構成するメインフレーム2110と、使用者からの任意のタイプの入力を受信するための使用者入力部2180と、を含んでいてもよい。
【0032】
上述のボディマッサージ部2100に含まれた構成要素は、例示的な実施形態に過ぎず、ボディマッサージ部2100は、上述の構成要素以外にも多様な構成要素を含んでいてもよい。
【0033】
なお、図1に示すマッサージ装置100の形状及び構造は例示的なものに過ぎず、本開示の特許請求の範囲によって定義される権利範囲から逸脱しない限り、様々なタイプのマッサージ装置100も本開示の範囲内に含まれ得る。
【0034】
ボディマッサージ部2100には、使用者を収容するための任意の形状の空間が形成されてもよい。ボディマッサージ部2100は、使用者の身体の形状に対応する形状の空間を有していてもよい。例えば、図1に示すように、ボディマッサージ部2100は、使用者の全身または身体の一部を収容できる着座型(座位型)で具現されてもよい。
【0035】
ボディマッサージ部2100の地面に接する部分は、摩擦力を増大させるための任意の材質または摩擦力を増大させるための任意の部材(例えば、滑り止めパッドなど)を含んでいてもよく、マッサージ装置100の移動性を強化するための車輪を含んでいてもよい。
【0036】
ボディマッサージ部2100の少なくとも一部はスライド移動可能である。例えば、ボディマッサージ部2100がマッサージを開始する場合、ボディマッサージ部2100の少なくとも一部は前方にスライド移動することができる。また、ボディマッサージ部2100は後方に傾斜してもよい。その結果、ボディマッサージ部2100は、後方に傾斜した状態でマッサージを提供することができる。
【0037】
本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100は、少なくとも一つのエアセル(図示せず)を含んでいてもよい。エアセルは、使用者の肩部、骨盤部、脚マッサージ部2300、及び腕マッサージ部のうちの少なくとも一つに位置できるが、これに限定されず、マッサージ装置100の様々な部分に配置されてもよい。
【0038】
マッサージ装置100はエア供給部を含んでいてもよく、エア供給部はエアセルに空気を供給することによりエアセルを膨張させることができる。エア供給部は、ボディマッサージ部2100の内部に位置してもよく、脚マッサージ部2300に位置してもよい。また、エア供給部はマッサージ装置100の外部に位置してもよい。
【0039】
脚マッサージ部2300は、使用者の脚を収容する収容空間を含み、使用者の脚の少なくとも一部をマッサージして、使用者に脚マッサージを提供することができる。例えば、脚マッサージ部2300は、使用者のふくらはぎをマッサージするふくらはぎマッサージ部及び/又は使用者の足をマッサージする足マッサージ部を含んでいてもよい。
【0040】
脚マッサージ部2300は、使用者の身体特性に応じて長さ調節が可能である。例えば、背の高い使用者がマッサージ装置100を使用する場合、ふくらはぎの長さが長いため、脚マッサージ部2300の長さを長くする必要がある。また、背の低い使用者がマッサージ装置100を使用する場合、ふくらはぎの長さが短いため、脚マッサージ部2300を短くする必要がある。したがって、脚マッサージ部2300は、使用者の身長に合わせた脚マッサージを提供することができる。
【0041】
マッサージモジュール2170は、ボディマッサージ部2100に収容された使用者に任意のタイプの力学的刺激を提供するために、ボディマッサージ部2100の内部に設けられてもよい。図1に示すように、マッサージモジュール2170は、ボディマッサージ部2100の内部に設けられたメインフレーム2110に沿って移動することができる。
【0042】
例えば、ボディマッサージ部2100のメインフレーム2110にはラックギアが設けられてもよく、マッサージモジュール2170はラックギアに沿って移動しながら、使用者の身体の様々な部分に力学的刺激を提供することができる。マッサージモジュール2170は、ボールマッサージユニットまたはローラマッサージユニットを含んでいてもよいが、これらに限定されない。
【0043】
メインフレーム2110は、ボディマッサージ部2100の内部構成の骨組みを構成するものであり、金属材料またはプラスチック材料等で具現されてもよい。例えば、メインフレーム2110は、鉄、合金、鋼などで具現されてもよいが、これらに限定されず、様々な硬質材料で具現されてもよい。
【0044】
本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100はオーディオ出力モジュール2160を含んでいてもよい。オーディオ出力モジュール2160は様々な位置に設けられてもよい。例えば、オーディオ出力モジュール2160は、使用者と接触するシート部の上端に配置された上端オーディオ出力ユニット、シート部の左右の腕マッサージ部の前端に取り付けられた前方オーディオ出力ユニット、及び/又は腕マッサージ部の後端に取り付けられた後方オーディオ出力ユニットなどの複数の出力ユニットを含んでいてもよいが、これらに限定されない。この場合、オーディオ出力モジュール2160は、5.1チャンネルなどの立体音響を提供することができるが、これに限定されない。
【0045】
本開示の一実施形態によれば、使用者は、マッサージ装置制御デバイス2200を用いてマッサージ装置100を制御し得る。マッサージ装置制御デバイス2200は、マッサージ装置100と有線通信及び/又は無線通信を介して接続されてもよい。
【0046】
マッサージ装置制御デバイス2200は、リモートコントローラ(Remote controller)、携帯電話(Cellular phone)、及び携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)のうちの少なくとも一つの使用者装置(personal device)を含んでいてもよいが、これに限定されず、マッサージ装置100と有線または無線通信を介して接続可能な様々な電子装置を含んでいてもよい。
【0047】
図2は、本開示の一実施形態に係るメインフレームを説明するための図である。
【0048】
本開示の一実施形態によれば、メインフレーム2110は、マッサージモジュール2170が設けられるアッパーフレーム2250と、アッパーフレーム2250を支持するベースフレーム2210と、を含んでいてもよい。
【0049】
アッパーフレーム2250の少なくとも一部にはラックギア2251が設けられてもよい。ラックギア2251は、マッサージモジュール2170の上下移動をガイドするための部材であり、複数の谷部と複数の山部とを含んでいてもよい。
【0050】
本開示の一実施形態によれば、ラックギア2251はアッパーフレーム2250の両側に対向する形態で設けられてもよく、マッサージモジュール2170はラックギア2251に沿って移動してもよい。
【0051】
図2では、ラックギア2251は上下方向に形成されているが、これに限定されない。ラックギア2251は、前方-後方の方向のラックギアと上下方向のラックギアとを含んでいてもよい。本開示における前方-後方の方向は、マッサージモジュール2170から使用者に向かう方向、または使用者からマッサージモジュール2170に向かう方向を意味し、Z軸方向とも呼ばれる。
【0052】
マッサージモジュール2170は、ラックギア2251と噛み合うギアを含んでいてもよい。より具体的には、マッサージモジュール2170は、前方-後方の方向のラックギアと上下方向のラックギアとそれぞれ噛み合うギアを含んでいてもよい。マッサージモジュール2170に設けられたアクチュエータによってギアが回転することにより、マッサージモジュール2170は前方、後方、上方または下方に移動することができる。
【0053】
マッサージモジュール2170が前方に移動するほど、マッサージの強度が強くなり得る。また、マッサージモジュール2170が後方に移動するほど、マッサージの強度が弱くなり得る。
【0054】
ラックギア2251は、金属材料またはプラスチック材料で具現されてもよい。例えば、ラックギア2251は、鉄、鋼、合金、強化プラスチック、メラミン樹脂、フェノール樹脂などで具現されてもよいが、これらに限定されない。
【0055】
アッパーフレーム2250は様々な形状で具現されてもよい。例えば、アッパーフレーム2250は、形状によってSフレーム、Lフレーム、S&Lフレーム、ダブルS&Lフレームに区分されてもよいが、これらに限定されない。
【0056】
Sフレームは、アッパーフレーム2250の少なくとも一部が「S」字状に屈曲した形状を含むフレームを意味する。Lフレームは、アッパーフレーム2250の少なくとも一部が「L」字状に屈曲した形状を含むフレームを意味し、S&Lフレームは、「S」字状に屈曲した形状と「L」字状に屈曲した形状との両方を含むフレームを意味し、ダブルS&Lフレームは、「L」字状に屈曲した形状と2つの部分の「S」字状に屈曲した形状とを含むフレームを意味する。
【0057】
ベースフレーム2210は、メインフレーム2110のうちアッパーフレーム2250を支持して地面と接する部分を意味する。ベースフレーム2210は、ベース上部フレーム2211及びベース下部フレーム2212を含んでいてもよい。
【0058】
ベース上部フレーム2211はアッパーフレーム2250を支持することができ、ベース下部フレーム2212は地面と接することができる。また、ベース上部フレーム2211は、ベース下部フレーム212に接して位置してもよい。
【0059】
本開示の一実施形態によれば、ベース上部フレーム2211は、ベース下部フレーム2212に沿って移動することができる。例えば、ベース上部フレーム2211は、ベース下部フレーム2212に沿って前方または後方にスライド移動することができる。この場合、アッパーフレーム2250は、ベース上部フレーム2211と連結され、ベース上部フレーム2211の移動に応じて動くことができる。
【0060】
例えば、ベース上部フレーム2211が前方に移動すると、アッパーフレーム2250も一緒に前方に移動することができ、ベース上部フレーム2211が後方に移動すると、アッパーフレーム2250も一緒に後方に移動ことができる。これにより、ボディマッサージ部2100のスライド移動が許容され得る。
【0061】
具体的には、ベース上部フレーム2211の移動を可能にするために、ベース上部フレーム2211の下部に移動ホイールが設けられてもよい。また、ベース下部フレーム2212の上部には、移動ホイールをガイドできるガイド部材が設けられてもよい。ベース上部フレーム2211に設けられた移動ホイールは、ベース下部フレーム2212に設けられたガイド部材に沿って移動することにより、ベース上部フレーム2211の前方または後方に移動することができる。
【0062】
本開示の他の実施形態によれば、マッサージ装置100はスライド機能を提供しなくてもよく、この場合、ベースフレーム2210は上下のフレームに分離されない可能性がある。
【0063】
図3は、本開示の一実施形態に係るマッサージ装置を示す図である。
【0064】
マッサージ装置100は、制御部300、センサ部310、通信部320、メモリ330、オーディオ出力部340、及び入力部350のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。制御部300は、少なくとも一つのプロセッサ及びメモリを含んでいてもよい。少なくとも一つのプロセッサは、メモリに記憶された命令を実行することができる。
【0065】
制御部300は、マッサージ装置100の動作を制御することができる。制御部300は、1つのプロセッサを含んでいてもよく、複数のプロセッサを含んでいてもよい。制御部300が複数のプロセッサを含む場合、複数のプロセッサのうちの少なくとも一部は物理的に離れた距離に位置してもよい。また、マッサージ装置100はこれに限定されず、様々な方式で具現されてもよい。
【0066】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、マッサージ装置100の動作を制御することができる。例えば、マッサージ装置100は複数のアクチュエータを含み得、マッサージ装置100は複数のアクチュエータの動作を制御することによりマッサージ装置100の動作を制御することができる。例えば、マッサージ装置100は、肘掛けフレーム受け部を移動させる駆動部、マッサージモジュール2170移動アクチュエータ、マッサージモジュールに含まれる少なくとも一つのアクチュエータ、背中の角度アクチュエータ、脚の角度アクチュエータ、足マッサージアクチュエータ、脚長調整アクチュエータ、及びスライドアクチュエータのうちの少なくとも一つを含んでいてもよく、制御部300は、これらを制御することによりマッサージ装置100の動作を制御することができる。
【0067】
マッサージモジュール移動アクチュエータは、マッサージモジュール2170の上下移動を可能にするアクチュエータであり、マッサージモジュール2170移動アクチュエータの動作により、マッサージモジュール2170はラックギアに沿って動くことができる。
【0068】
背中の角度アクチュエータは、マッサージ装置100における使用者の背中が接する部分の角度を調整するアクチュエータであり、背中の角度アクチュエータの動作によってマッサージ装置100の背中の角度を調整することができる。
【0069】
脚の角度アクチュエータは、マッサージ装置100の脚マッサージ部2300の角度を調整するアクチュエータであり、脚の角度アクチュエータの動作により脚マッサージ部2300とボディマッサージ部2100との間の角度を調整することができる。
【0070】
足マッサージアクチュエータは、脚マッサージ部2300に含まれる足マッサージモジュールを動作させるアクチュエータを表す。足マッサージアクチュエータを活用して、マッサージ装置100は、使用者に足マッサージを提供することができる。
【0071】
マッサージモジュール2170は少なくとも一つのアクチュエータを含んでいてもよく、制御部300は、少なくとも一つのアクチュエータを動作させることにより様々なマッサージ動作を提供することができる。例えば、制御部300は、マッサージモジュール2170に含まれる少なくとも一つのアクチュエータを動作させることにより、叩きマッサージ、揉みマッサージなどを提供することができ、これらに限定されず、様々なマッサージ動作を提供することができる。
【0072】
脚長調整アクチュエータは、脚マッサージ部2300の長さを調整するアクチュエータを表す。例えば、制御部300は、脚長調整アクチュエータを活用して使用者に合わせて脚マッサージ部2300の長さを調整することができ、その結果、使用者の体型に合ったマッサージを提供することができる。
【0073】
スライドアクチュエータは、マッサージ装置100のスライド動作を可能にする。例えば、スライドアクチュエータの動作により、水平ベース上部フレームが前方または後方に移動することができ、その結果、水平ベース上部フレームに連結されたアッパーフレームも前方または後方に移動することができる。
【0074】
メモリ330は、制御部300に含まれてもよく、制御部300の外部にあってもよい。メモリ330は、マッサージ装置100に関連する様々な情報を記憶することができる。例えば、メモリ330はマッサージ制御情報を含んでいてもよく、個人認証情報を含んでいてもよいが、これらに限定されない。
【0075】
メモリ330は、任意のデータを連続的に記憶できる不揮発性記憶媒体により具現されてもよい。例えば、メモリ330は、ディスク、光ディスク、及び光磁気記憶デバイス、ならびにフラッシュメモリ及び/又はバッテリバックアップメモリに基づく記憶デバイスを含み得るが、これらに限定されない。
【0076】
メモリ330は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic random access memory)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static random access memory)などのランダムアクセスメモリ(RAM)などの、プロセッサが直接アクセスする主記憶装置であり、電源を切ると記憶された情報が瞬時に消去される揮発性記憶装置を意味できるが、これらに限定されない。このようなメモリ330は、制御部300により動作し得る。
【0077】
マッサージ装置100はセンサ部310を含んでいてもよい。センサ部310は、少なくとも一つのセンサを用いて様々な情報を取得することができる。センサ部310は、圧力、電位及び光学などの測定手段を用いたセンサとして配備されてもよい。例えば、センサは、圧力センサ、赤外線センサ、LEDセンサ、タッチセンサなどを含んでいてもよいが、これらに限定されない。
【0078】
また、センサ部310は、生体情報取得センサを含んでいてもよい。生体情報取得センサは、指紋情報、顔情報、音声情報、虹彩情報、体重情報、心電図情報(electrocardiogram)、体組成情報などを取得することができるが、これに限定されず、様々な生体情報を含んでいてもよい。例えば、生体情報取得センサは、以下に説明する第1生体信号測定部、第2生体信号測定部、第3生体信号測定部、及び第4生体信号測定部のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。
【0079】
本開示の他の実施形態によれば、マッサージ装置100は、センサにより使用者との接触面積及び/又は接触位置を感知することができる。また、マッサージ装置100は、センサにより取得した情報に基づいて、カスタマイズされたマッサージ(按摩)を提供することができる。また、マッサージ装置100は、通信部を含んでいてもよい。マッサージ装置100の通信部は、外部の装置から信号を受信することができる。制御部300は、受信した信号を処理して結果信号を取得することができる。通信部は、結果信号を外部装置に出力することができる。
【0080】
通信部320は、任意のタイプのネットワークを介して、マッサージ装置100内のモジュール、外部マッサージ装置及び/又は使用者端末と通信することができる。通信部は、ネットワーク接続用の有線/無線接続モジュールを含んでいてもよい。無線接続技術としては、例えば、WLAN(Wireless LAN)(Wi-Fi)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink PacketAccess)などを用いることができる。有線接続技術としては、例えば、XDSL(Digital Subscriber Line)、FTTH(Fibers to the home)、PLC(Power Line Communication)などを用いることができる。さらに、ネットワーク接続部は、近距離通信モジュールを含み、近距離に位置する任意の装置/端末との間でデータを送受信することができる。例えば、近距離通信(short range communication)技術として、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA、infrared Data Association)、UWB(Ultra-Wideband)、ZigBeeなどを用いることができるが、これらに限定されない。
【0081】
また、マッサージ装置100は、入力部350及び/又は出力部をさらに含んでいてもよい。マッサージ装置100は、入力部350を用いて使用者から入力を受信することができる。また、マッサージ装置100は、制御部300の処理結果を出力部に出力することができる。
【0082】
具体的に、入力部350は、使用者からマッサージ装置100の動作制御に関する指示を受信することができ、入力部350は様々な形態で具現されてもよい。例えば、入力部350は、ボディマッサージ部2100に設けられてもよく、脚マッサージ部2300に設けられてもよいが、これらに限定されない。また、入力部350は、図1の使用者入力部2180、マッサージ装置制御デバイス2200、または図4で説明する様々な外部装置を含んでいてもよい。
【0083】
マッサージ装置100は、入力部350を通じて使用者から様々な命令を取得することができる。例えば、マッサージ装置100は、マッサージモジュールの選択、マッサージタイプの選択、マッサージ強度の選択、マッサージ時間の選択、マッサージ部位の選択、ボディマッサージ部2100の位置と動作の選択、マッサージ装置100の電源のOn /Offの選択、温熱機能の動作有無の選択、音源再生に関する選択などの任意の命令を受信することができるが、これらに限定されない。
【0084】
マッサージ装置100は、マッサージモードを選択するためのインターフェースを提供することができる。例えば、入力部350または出力部は、マッサージ装置制御デバイス2200を含んでいてもよい。マッサージ装置制御デバイス2200により、身体の改善に関連する様々なモードのメディカルマッサージリストを一覧表示してもよい。
【0085】
メディカルマッサージモードは、集中力モード、瞑想モード、回復モード、ストレッチモード、睡眠モード、活力モード、ゴルフモード、ヒップアップモード、受験生モード、無重力モード、及び成長モードのうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。
【0086】
本開示の他の実施形態によれば、入力部350は、プリセットされた使用者設定機能またはそれ自体でプリセットされた機能などに応じて、ホットキー(hot key)タイプのボタン及び/又は方向選択、キャンセル、入力を実行するための選択ボタンなどを備えることができる。
【0087】
入力部350は、タッチスクリーン、キーパッド、ドームスイッチ、タッチパッド(静圧/静電)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどで具現されてもよいが、これらに限定されない。また、入力部350は、音声認識技術に基づいて、使用者の発話を通じて命令を取得することができる。
【0088】
本開示の一実施形態によれば、出力部は、マッサージ装置100の動作状況または使用者の現在の状態などを表示するためのディスプレイを含んでいてもよい。この場合、ディスプレイは液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display、TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、及び3次元ディスプレイ(3Dディスプレイ)のうちの少なくとも一つを含んでいてもよいが、これらに限定されない。
【0089】
出力部は、オーディオ出力部340を含んでいてもよい。図3のオーディオ出力部340は、図1のオーディオ出力モジュール2160を含んでいてもよい。オーディオ出力部340は、使用者に任意のタイプの音声出力を提供することができる。例えば、オーディオ出力部340は、マッサージ装置100により提供されるマッサージパターンに最適化された音源及び/又はバイノーラルビートを使用者に出力することにより、使用者に脳刺激を提供することができる。オーディオ出力部340は、ネットワーク(図示せず)を介して受信されるかまたは内部/外部記憶媒体(図示せず)に記憶された音響信号を出力することができる。例えば、オーディオ出力部340は、使用者端末とネットワーク接続(例えば、ブルートゥース(登録商標)接続など)を介して使用者端末の制御に応じた音源を出力することができる。また、オーディオ出力部340は、マッサージ装置100の動作に関連して発生する任意のタイプの音響信号を出力することができる。
【0090】
本発明の当業者であれば、本発明が他のプログラムモジュールと結合して及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって具現され得ることをよく理解するであろう。例えば、本発明はコンピュータ可読媒体によって具現されてもよい。
【0091】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセスできる使用可能な任意の媒体であり得、揮発性および不揮発性媒体、一時的及び非一時的媒体、移動式及び非移動式媒体を含む。非限定的な一例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータ可読伝送媒体を含んでいてもよい。
【0092】
コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を記憶する任意の方法または技術で具現される揮発性及び不揮発性媒体、一時的及び非一時的媒体、移動式及び非移動式媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD-ROM、DVD(デジタルビデオディスク)または他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置、またはコンピュータによってアクセスでき、所望の情報を記憶するために使用できる他の任意の媒体を含むが、これらに限定されない。
【0093】
図4は、本開示の一実施形態に係るマッサージ装置100と通信可能な外部装置を示す図である。
【0094】
マッサージ装置100は、外部の装置と有線または無線で通信し、様々なデータを送受信することができる。
【0095】
外部装置は、AIスピーカー、タブレット、またはスマートフォンなどの携帯用電子機器410を含んでいてもよい。携帯用電子機器410は、マッサージ装置100専用であってもよく、汎用の携帯用電子機器であってもよい。また、外部装置は、スマートウォッチまたはスマートバンドなどのウェアラブルデバイス420を含んでいてもよい。外部装置は、使用者が現在使用しているマッサージ装置100ではない他のマッサージ装置430を含んでいてもよい。外部装置は、病院サーバ440を含んでいてもよい。外部装置は、個人健康記録(PHR)サーバを含んでいてもよい。さらに、外部装置は、クラウドサーバ450を含んでいてもよい。外部装置は、電子体重計、血糖測定計、または血圧測定計などの医療測定装置を含んでいてもよい。
【0096】
本開示では、外部装置のいくつかの例について説明したが、マッサージ装置100と有線または無線で通信し、情報を交換可能な全ての機器は、外部装置に該当し得る。
【0097】
図5は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
【0098】
マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550を含んでいてもよい。第1生体信号測定部550は、腕マッサージ部500に配置(または形成、配備)されてもよい。言い換えれば、腕マッサージ部500は、第1生体信号測定部550を含んでいてもよい。第1生体信号測定部550は、使用者の手のひらが置かれる領域に位置してもよい。また、第1生体信号測定部550は、少なくとも一つの電極を含んでいてもよい。使用者の手は、マッサージを受ける過程で自然に第1生体信号測定部550の上に位置してもよい。第1生体信号測定部550は、少なくとも一つの電極を用いて使用者の生体信号を測定することができる。制御部300は、測定された生体信号に基づいて使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。第1生体信号測定部550が取得した使用者の身体状態に関する情報は、体組成及び/又は心電図を含み得る。
【0099】
体組成とは、体を構成する成分に関する情報を意味する。例えば、体組成は、細胞内水分、細胞外水分、体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪、筋肉量、体脂肪量、骨格筋量、体脂肪率、BMI、部位別筋肉量、部位別体水分、全身浮腫、部位別浮腫、体細胞量、骨無機質含量、腹部脂肪率、内臓脂肪断面積、基礎代謝量などに関する情報を含み得るが、これらに限定されない。
【0100】
マッサージ装置100が生体信号測定部により身体に微弱な交流電流を流すと、電流は導電性の高い体水分に沿って流れ、水分の量(多少)に応じて電気が流れる通路の広さ狭さが決定される。これは、インピーダンスと呼ばれる測定値として現れ、マッサージ装置は、測定されたインピーダンスから体組成を算出することができる。この場合、マッサージ装置100は、2つの電極を用いる2電極4タッチ電極法で体組成を算出してもよいし、4つの電極を用いる4電極8タッチ電極法で体組成を算出してもよい。
【0101】
心電図は、心臓の電気的活動の記録である。心電図は、皮膚に取り付けられた電極と体外の機器によって記録できる。心電図は、心臓の拍動によって心筋に発生する活動電流を体表面の適切な2つの電極に誘導することにより、電流計で記録できる。心電図は、心拍の速度と規則性を測定するだけでなく、心臓の大きさと位置、および心臓に損傷があるか否かを判断するのに使用できる。
【0102】
第1生体信号測定部550は、第1及び第2の腕マッサージ部510、530のそれぞれに配置されてもよい。各腕マッサージ部に配置された第1生体信号測定部は、2つの電極を含んでいてもよい。したがって、第1生体信号測定部550は、左右を含めて合計4つの電極を含んでいてもよい。制御部300は、使用者の手に位置する第1生体信号測定部及び足に位置する第2生体信号測定部及び/又は第4生体信号測定部3310に含まれる電極のうちの少なくとも二つを用いて、使用者の生体信号を測定することができる。
【0103】
第1生体信号測定部550は、使用者の手の位置に基づいて前後に移動可能である。例えば、制御部300は、使用者の手の位置を測定するためのセンサから信号を受信することができる。使用者の手の位置の測定には、映像装置(またはカメラ)、圧力センサ、光センサ(例えば、赤外線センサなど)、超音波センサ、及び電極のうちの少なくとも一つが使用されてもよい。しかしながら、これらに限定されず、使用者の手の位置を認識できる様々なセンサが使用されてもよい。制御部300は、使用者の手の位置に基づいて第1生体信号測定部550を自動的に移動させることができる。制御部300は、第1生体信号測定部550を前後に移動させることができる。ここで、前後とは、使用者がマッサージ装置100に座ったときの使用者の前方向及び後方向(またはマッサージ装置100の前方及び後方)を意味する。使用者は、第1生体信号測定部550の上に楽に手を載せることができる。
【0104】
しかし、第1生体信号測定部550が自動的に移動することに限定されない。使用者は、手動で第1生体信号測定部550を移動させることができる。使用者は、第1生体信号測定部550を引っ張ったり押したりして移動させることができる。第1生体信号測定部550は、使用者の力によって前後に移動することができる。
【0105】
図22は、本開示の一実施形態に係る第3生体信号測定部を説明するための図である。
【0106】
マッサージ装置100は、第3生体信号測定部3210を含んでいてもよい。図22は、マッサージ装置100の内部の第3生体信号測定部3210を示す。第3生体信号測定部3210は、第1生体信号測定部550を代替することができる。言い換えれば、腕マッサージ部500は、第1及び第3の生体信号測定部550、3210のうちの少なくとも一つの生体信号測定部を含んでいてもよい。例えば、第1腕マッサージ部510は、第1及び第3の生体信号測定部550、3210のうちのいずれかの生体信号測定部を含み、第2腕マッサージ部530は、第1及び第3の生体信号測定部550、3210のうち、第1腕マッサージ部510に含まれた生体信号測定部と異なる又は同一の生体信号測定部を含んでいてもよい。
【0107】
第3生体信号測定部3210は、カバーシートによって少なくとも一部が覆われていてもよい。しかし、図22は、説明の便宜上、カバーシートを取り除いた様子を示している。カバーシートは、腕マッサージ部500の外観をきれいに見えるように、腕マッサージ部500の一部を覆うハウジングの一種であってもよい。カバーシートは、ポリウレタン(PU)、発泡スチロール、またはスポンジ材料を含んでいてもよい。
【0108】
第3生体信号測定部3210は、腕マッサージ部500に配置(または形成、配備)されてもよい。第3生体信号測定部3210は、使用者の手のひらが置かれる部位に位置してもよい。また、第3生体信号測定部3210は、少なくとも一つの電極を含んでいてもよい。使用者の手のひらは、マッサージを受ける過程で自然に第3生体信号測定部3210の上に位置してもよい。第3生体信号測定部3210は、少なくとも一つの電極を用いて使用者の生体信号を測定することができる。制御部300は、測定された生体信号に基づいて使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。第3生体信号測定部3210が取得した使用者の身体状態に関する情報は、体組成及び/又は心電図を含んでいてもよい。
【0109】
マッサージ装置100は、2つの第3生体信号測定部3210を含んでいてもよい。第3生体信号測定部3210は、第1及び第2の腕マッサージ部510、530のそれぞれに配置されてもよい。各腕マッサージ部に配置された第3生体信号測定部は、2つの電極を含んでいてもよい。したがって、第3生体信号測定部3210は、左右を合わせて合計4つの電極を含んでいてもよい。制御部300は、使用者の手に位置する第3生体信号測定部3210、足に位置する第2生体信号測定部610及び/又は第4生体信号測定部3310に含まれる電極のうちの少なくとも二つを使用して使用者の生体信号を測定することができる。
【0110】
第3生体信号測定部3210は、第1生体信号測定部550と同様に前後に移動できるか、または第1生体信号測定部550と異なり前後に移動できない可能性がある。マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550及び第3生体信号測定部3210のうちのいずれか一つを含んでいてもよい。第1及び第3の生体信号測定部550、3210は、使用者が楽に手を載せる箇所に位置しているので、使用者は、第1及び第3の生体信号測定部550、3210のうちのいずれか一つの上に楽に手を載せることができる。
【0111】
以下では、説明の便宜上、マッサージ装置100が第1生体信号測定部550を含むと仮定する。以下に説明する第1生体信号測定部550についての内容は、全て第3生体信号測定部3210に適用され得る。
【0112】
図6は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。また、図7は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部により使用者が体組成を測定する方法を説明するための図である。
【0113】
マッサージ装置100は、第2生体信号測定部610を含んでいてもよい。第2生体信号測定部610は、足マッサージ部622に配置(または、形成、配備、具備)されてもよい。言い換えれば、脚マッサージ部2300は、第2生体信号測定部550を含んでいてもよい。既に説明したように、足マッサージ部622は脚マッサージ部2300に含まれてもよい。第2生体信号測定部610は、使用者の足首の後部に位置し、少なくとも一つの電極を含んでいてもよい。
【0114】
マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550または第2生体信号測定部610を用いて、2極電極法で体組成を測定することができる。マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550及び第2生体信号測定部610の両方を活用して、4極電極法により体組成を測定することができる。しかし、これに限定されるものではなく、マッサージ装置100は多極電極法で体組成を測定することができる。
【0115】
さらに、本開示の他の実施形態によれば、マッサージ装置100は第1生体信号測定部550及び第2生体信号測定部610のそれぞれを活用して2極電極法で体組成を測定し、信頼度検査により信頼度の高い測定結果を選択することにより、使用者の体組成を取得することができる。
【0116】
また、マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550及び/又は第2生体信号測定部610を活用して心電図を測定することができる。
【0117】
第2生体信号測定部610は、脚マッサージ部2300の少なくとも一部に配置され、使用者がマッサージ装置100に着座する場合、使用者の脚の少なくとも一部に接触することができる。
【0118】
例えば、脚マッサージ部2300は、使用者のふくらはぎをマッサージするふくらはぎマッサージ部621と、使用者の足をマッサージする足マッサージ部622とに分けられ、第2生体信号測定部610は、ふくらはぎマッサージ部621と足マッサージ部622との間に位置してもよい。また、第2生体信号測定部610は、足マッサージ部622の少なくとも一部に設けられてもよく、ふくらはぎマッサージ部621の少なくとも一部に位置してもよい。
【0119】
第2生体信号測定部610は、使用者がマッサージ装置100に着座した場合、使用者のふくらはぎと足との間の部分に接触することができる。例えば、第2生体信号測定部610は、使用者がマッサージ装置100に着座した場合、使用者の足首の後ろに接触され得る。
【0120】
第2生体信号測定部610は、左右の脚マッサージ部2300にそれぞれ位置してもよい。左側の第2生体信号測定部は、2つの電極を含んでいてもよい。また、右側の第2生体信号測定部は、2つの電極を含んでいてもよい。第2生体信号測定部は、左右を合わせて合計4つの電極を含んでいてもよい。制御部300は、使用者の手に位置する第1生体信号測定部550または第3生体信号測定部3210に含まれる電極のうちの少なくとも一つ、及び足に位置する第2生体信号測定部610に含まれる電極のうちの少なくとも一つを使用して使用者の生体信号を測定することができる。
【0121】
第2生体信号測定部610は、前後に移動可能である。より具体的には、第2生体信号測定部610に含まれる少なくとも一つの電極は前後に移動可能である。使用者は、第2生体信号測定部610を移動させることができる。第2生体信号測定部610は、平常時にばねによって前に位置してもよい。しかしながら、使用者がマッサージ装置100に座って第2生体信号測定部610に使用者の脚または足を載せる場合、第2生体信号測定部610は、使用者の脚または足によって後方に移動することができる。ここで、前後とは、使用者の足の前後を意味し得る。例えば、前は使用者のつま先側を意味し、後ろは使用者のかかと側を意味し得る。また、使用者がマッサージ装置100に座っている状態で、前後とは使用者の前後を意味し得る。すなわち、前とはつま先方向(または脚マッサージ部2300の前方向)を意味し、後ろとはかかと方向(または脚マッサージ部2300の後方向)を意味し得る。また、使用者がマッサージ装置100に足を伸ばして横になっている状態で、前とは上空方向を意味し、後ろとは地面方向を意味し得る。このように第2生体信号測定部610または電極が前後に移動することができるので、少なくとも一つの電極が使用者の足または脚の後ろにしっかりと接触して生体信号を測定することができる。
【0122】
第2生体信号測定部610は、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度3351が所定の角度以上である場合に使用され得る。マッサージ装置100は、脚マッサージ部2300を傾けることができる。より具体的には、マッサージ装置100の基本状態は、脚マッサージ部2300が地面に対してほぼ垂直な状態であってもよい。マッサージ装置100は、使用者を横になった姿勢にするために脚マッサージ部2300を傾けることができる。脚マッサージ部2300が傾くにつれて、使用者の膝及び脚は扁平状態になり得る。また、脚マッサージ部2300が傾くにつれて、地面の垂直線と脚マッサージ部2300とがなす角度が次第に大きくなり得る。足マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度以上である場合、マッサージ装置100は、第2生体信号測定部610を用いて生体信号を測定することができる。使用者の脚は、重力によって下方向の力を受けることができる。したがって、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度以上である場合、使用者のかかとが第2生体信号測定部610に密着し、マッサージ装置100は正確に使用者の生体信号を測定できる。また、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度未満である場合、マッサージ装置100は、第4生体信号測定部3310を用いて生体信号を測定することができる。第4生体信号測定部3310については、さらに詳細に後述する。
【0123】
制御部300は、第1生体信号測定部550~第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つから取得された生体信号に基づいて、使用者の身体状態に関する情報を取得することができた生体信号は、使用者の身体に電流を流すか、電圧をかけて測定された値であってもよい。例えば、生体信号は、第1生体信号測定部550~第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つで取得したインピーダンスである。電流値または電圧値のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。制御部300は、生体信号に基づいて生体状態に関する情報を取得することができる。身体状態に関する情報は、体組成及び/又は心電図を含んでいてもよい。
【0124】
身体状態に関する情報に含まれる体組成及び/又は心電図を取得するための生体情報は、重複する可能性がある。制御部300は、体組成と心電図情報を取得するために別々の生体情報を測定することなく、一度の生体情報測定で体組成と心電図情報の両方を取得してもよい。しかしながら、これに限定されず、制御部300は、体組成情報を取得するための生体信号と、心電図情報を取得するための生体信号とを別々に測定してもよい。
【0125】
図23は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部及び第4生体信号測定部を説明するための図である。
【0126】
図6及び図7で説明したように、マッサージ装置100は、第2生体信号測定部610を含んでいてもよい。しかし、これに限定されるものではない。図23を参照すると、マッサージ装置100は、第2生体信号測定部610の代わりに第4生体信号測定部3310を含んでいてもよい。また、マッサージ装置100は、第2生体信号測定部610と第4生体信号測定部3310の両方を含んでいてもよい。言い換えれば、脚マッサージ部2300は、第2生体信号測定部610及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つの生体信号測定部を含んでいてもよい。例えば、第1及び第2の脚マッサージ部2310は、第2及び第4の生体信号測定部610、3310のうちの少なくとも一つの生体信号測定部を含んでいてもよい。このとき、第1及び第2の脚マッサージ部2310に含まれる生体信号測定部は、互いに同一又は異なる生体信号測定部であってもよい。
【0127】
第4生体信号測定部3310は足マッサージ部622に形成されてもよい。既に説明したように、足マッサージ部622は脚マッサージ部2300に含まれてもよい。第4生体信号測定部3310は、足マッサージ部622のハウジングの上面に形成されてもよい。また、第4生体信号測定部3310は、少なくとも一つの電極を含んでいてもよい。例えば、第4生体信号測定部3310は、少なくとも一つの第4生体信号測定用電極を含んでいてもよい。
【0128】
マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つを活用して2極電極法または4極電極法で体組成を測定することができる。しかし、これらに限定されるものではなく、マッサージ装置100は多極電極法で体組成を測定することができる。
【0129】
また、本開示の他の実施形態によれば、マッサージ装置100は第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの2つを選択して2極電極法により体組成を測定し、信頼度検査を通じて信頼性の高い測定結果を選択することにより、使用者の体組成を取得することができる。信頼性の高い測定結果は、次のように決定されてもよい。マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちから選択された少なくとも二つによって体組成値を取得することができる。より具体的には、マッサージ装置100は第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つを選択して、それぞれ体組成値を取得することができる。例えば、マッサージ装置100が2つを選択して体組成値を取得する場合、その組み合わせは、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第1生体信号測定部550と第3生体信号測定部3210、第1生体信号測定部550と第4生体信号測定部3310、第2生体信号測定部610と第3生体信号測定部3210、第2生体信号測定部610と第4生体信号測定部3310、第3生体信号測定部3210と第4生体信号測定部3310であってもよい。マッサージ装置100は、各組み合わせに対して体組成値を取得することができる。
【0130】
第4生体信号測定部3310は、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度3352が所定の角度未満である場合に使用されてもよい。マッサージ装置100は、脚マッサージ部2300を傾けることができる。より具体的には、マッサージ装置100の基本状態は、脚マッサージ部2300が地面に対してほぼ垂直な状態であってもよい。このとき、使用者の膝は曲がった状態であり、ふくらはぎが地面に対してほぼ垂直な状態であってもよい。マッサージ装置100は、使用者を横になった姿勢にするために脚マッサージ部2300を傾けることができる。脚マッサージ部2300が傾くにつれて、使用者の膝及び脚は扁平状態になり得る。また、脚マッサージ部2300が傾くにつれて、地面の垂直線と脚マッサージ部2300とがなす角度が次第に大きくなり得る。脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度以上である場合、マッサージ装置100は、第2生体信号測定部610を用いて生体信号を測定することができる。また、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度未満である場合、マッサージ装置100は、第4生体信号測定部3310を用いて生体信号を測定することができる。脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度未満である場合、使用者のふくらはぎは地面に対してほぼ垂直であってもよい。また、使用者の脚が重力によって下方向の力を受けるので、使用者の足裏面が第4生体信号測定部3310に密着でき、マッサージ装置100は使用者の生体信号を正確に測定することができる。
【0131】
マッサージ装置100は、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度に応じて、第2生体信号測定部610及び第4生体信号測定部3310のうち使用可能な測定部を音又は映像で出力することができる。使用者は、マッサージ装置100から出力される案内に従って、第2生体信号測定部610及び第4生体信号測定部3310のうちのいずれか一つを用いて生体信号を測定することができる。
【0132】
マッサージ装置100は、組み合わせに対する体組成値の平均値を取得することができる。また、マッサージ装置100は、組み合わせに対する体組成値のうち平均値と最も近い値を信頼性の高い測定結果として決定してもよい。近い値は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちから選択された2つによる体組成値のうちの一つであってもよい。しかしながら、これに限定されず、マッサージ装置100は、組み合わせに対する体組成値の平均値を信頼性の高い測定結果として決定してもよい。
【0133】
また、マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つを活用して心電図を測定することができる。
【0134】
第4生体信号測定部3310は、脚マッサージ部2300の少なくとも一部に配置され、使用者がマッサージ装置100に着座して第4生体信号測定部3310上に使用者の脚を載せる場合、使用者の足の裏が第4生体信号測定部3310の電極に接触することができる。
【0135】
マッサージ装置は、2つの第4生体信号測定部3310を含んでいてもよい。第4生体信号測定部3310は、左右の脚マッサージ部2300にそれぞれ位置してもよい。左側の4生体信号測定部は、2つの電極を含んでいてもよい。また、右側の第4生体信号測定部は、2つの電極を含んでいてもよい。第4生体信号測定部は、左右を合わせて合計4つの電極を含んでいてもよい。制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、または第4生体信号測定部3310に含まれる電極の少なくとも二つを用いて使用者の生体信号を測定することができる。
【0136】
制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つから取得された生体信号に基づいて、使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。例えば、制御部300は、合計4つの第3生体信号測定用電極3220の少なくとも二つ、合計4つの第4生体信号測定用電極3410のうちの少なくとも二つを用いて使用者の生体信号を測定し、使用者の生体信号に基づいて使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。
【0137】
生体信号は、使用者の身体に電流を流すか電圧をかけて測定された値であってもよい。例えば、生体信号は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つから得られたインピーダンス、電流値、または電圧値のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。制御部300は、生体信号に基づいて生体状態に関する情報を取得することができる。身体状態に関する情報は、体組成及び/又は心電図を含んでいてもよい。
【0138】
身体状態に関する情報に含まれる体組成または心電図を取得するための生体情報は、重複する可能性がある。制御部300は、体組成と心電図情報を取得するために別々の生体情報を測定することなく、一度の生体情報測定で体組成と心電図情報の両方を取得してもよい。しかしながら、これに限定されず、制御部300は、体組成情報を取得するための生体信号と、心電図情報を取得するための生体信号とを別々に測定してもよい。
【0139】
以下では、第1生体信号測定部550及び第2生体信号測定部610に含まれる構成要素について詳細に説明する。
【0140】
図8は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を示す斜視図である。図9は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部に含まれる構成要素を説明するための図である。
【0141】
図9において、前側901は、使用者がマッサージ装置100に座ったときの前側(またはマッサージ装置100の前方向)を意味し得る。また、上側902は、使用者がマッサージ装置100に座ったときの上側(またはマッサージ装置100の上方向)を意味し得る。
【0142】
第1生体信号測定部550はプレート910を含んでいてもよい。プレート910は、腕マッサージ部500のハウジングの上に固定されてもよい。例えば、プレート910は、第1及び第2の腕マッサージ部510、530のうちの少なくとも一つのハウジングの上に固定されてもよい。ただし、第3生体信号測定部3210は、第1及び第2の腕マッサージ部510、530のうちの少なくとも一つのハウジングの上に配置されてもよい。例えば、エアセルは、第1及び第2の腕マッサージ部510、530のうちの少なくとも一つのハウジングの上に配置され、第3生体信号測定部3210はエアセルの上に配置されてもよい。
【0143】
プレート910は金属材質であってもよい。プレートは、前側901または後側(またはマッサージ装置100の後方向)に細長い形状であってもよい。プレート910はドーナツ形状であってもよい。すなわち、プレート910には孔が形成されていてもよい。
【0144】
第1生体信号測定部550は、下側カバー920を含んでいてもよい。下側カバー920はプレートの上に配置されてもよい。既に説明したように、プレート910は腕マッサージ部のハウジングに固定されてもよい。しかしながら、下側カバー920はプレート910に固定されていなくてもよい。下側カバー920はプレート910上でスライド可能である。
【0145】
第1生体信号測定部550は、少なくとも二つの磁石930を含んでいてもよい。少なくとも二つの磁石930は、下側カバー920上に固定されてもよい。本開示の一実施形態に係る磁石930の位置を説明するために図17を手短に参照する。
【0146】
図17は、本開示の一実施形態に係る磁石を説明するための図である。
【0147】
図17を参照すると、少なくとも二つの磁石930は、下側カバー920の両側に配置されてもよい。少なくとも二つの磁石930は、下側カバー920上に固定されてもよい。少なくとも二つの磁石930は、第1磁石931、第2磁石932、第3磁石933、及び第4磁石934を含んでいてもよい。第1磁石931及び第4磁石934は、下側カバー920上の左端に位置してもよい。第2磁石932及び第3磁石933は、下側カバー920の右端に位置してもよい。
【0148】
図9に戻って参照すると、少なくとも二つの磁石930はプレート910と対向していてもよい。少なくとも二つの磁石930は、下側カバー920によってプレート910と接触しなくてもよい。しかしながら、少なくとも二つの磁石930は、磁力によってプレート910と互いに引き付けられ得る。少なくとも二つの磁石930のうちの一方は下側カバー920の左端に位置し、他方は下側カバー920の右端に位置してもよい。
【0149】
少なくとも二つの磁石930によって、下側カバー920はプレート910上を前側901または後側に移動することができる。第1生体信号測定部550の動きについては、図10で説明する。図9を参照すると、第1生体信号測定部550は上側カバー970を含んでいてもよい。上側カバー970は、下側カバー920上の様々な部品を保護するために下側カバー920の上を覆うことができる。上側カバー970は下側カバー920と結合されてもよい。上側カバー970は手のひら支持部971を含んでいてもよい。手のひら支持部971は、使用者が楽に手を載せることができるように、上方に凸の形状を有していてもよい。
【0150】
第1生体信号測定部550は、第1生体信号測定用電極980を含んでいてもよい。第1生体信号測定用電極980は、非常に低い抵抗(またはインピーダンス)を有し得る。また、第1生体信号測定用電極980は、ニッケルクロムめっき処理されていてもよい。また、第1生体信号測定用電極980はシリコン電極であってもよい。シリコン電極は、シリコン及び銀のナノワイヤを用いた電極であってもよい。銀ナノワイヤは導電性に優れ、柔軟な特性を持っている。シリコン電極は柔軟性を有するため、使用者の肌に触れても、使用者が冷たさや硬さを感じず、リラックスを感じることができる。また、シリコン電極は、所望の形状を作りやすいという特徴がある。
【0151】
第1生体信号測定用電極980は、使用者の手のひらの一部に接触することができる。第1生体信号測定用電極980は、上側カバー970に形成された孔に挿入され得る。
【0152】
左側の第1生体信号測定部550には、2つの第1生体信号測定用電極980が含まれてもよい。また、右側の第1生体信号測定部550には、2つの第1生体信号測定用電極980が含まれてもよい。したがって、左右の第1生体信号測定部550は、合計4つの第1生体信号測定用電極980を含んでいてもよい。
【0153】
制御部300は、第1生体信号測定用電極980及び第2生体信号測定部610の電極の少なくとも一方を用いて使用者の生体信号を測定することができる。また、制御部300は、生体信号に基づいて身体状態に関する情報を取得することができる。第1生体信号測定用電極980は使用者と接触してもよい。第1生体信号測定用電極980は、制御部300と電気的に接続されてもよい。制御部300は、第1生体信号測定用電極980からの信号に基づいて生体信号を取得することができる。また、制御部300は、生体信号に基づいて使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。
【0154】
図22を手短に参照すると、第3生体信号測定部3210は、第3生体信号測定用電極3220を含んでいてもよい。
【0155】
第3生体信号測定用電極3320は、非常に低い抵抗を有し得る。また、第3生体信号測定用電極3320は、ニッケルクロムめっき処理されていてもよい。また、第3生体信号測定用電極3320はシリコン電極であってもよい。シリコン電極は、シリコン及び銀のナノワイヤを用いた電極であってもよい。銀ナノワイヤは導電性に優れ、柔軟な特性を持っている。シリコン電極は柔軟性を有するため、使用者の肌に触れても、使用者が冷たさや硬さを感じず、リラックスを感じることができる。また、シリコン電極は、所望の形状を作りやすいという特徴がある。
【0156】
第3生体信号測定用電極3320は、第3-1生体信号測定用電極3221及び第3-2生体信号測定用電極3222を含んでいてもよい。第3-1生体信号測定用電極3221及び第3-2生体信号測定用電極3222は、左右に長い形状を有していてもよい。ここで、左右とは、使用者がマッサージ装置に座ったときの左右を意味し得る。
【0157】
第3-1生体信号測定用電極3221は、使用者の手が届くように上を向いていてもよい。また、第3-1生体信号測定用電極3221は、腕マッサージ部のハウジングに固定されてもよい。また、第3-2生体信号測定用電極3222は、第3-1生体信号測定用電極よりも長くてもよい。第3-2生体信号測定用電極3222は、第3-1生体信号測定用電極3221の後方に位置してもよい。ここで後方とは、使用者がマッサージ装置100に座ったときの後方を意味し得る。第3-2生体信号測定用電極3222は、使用者の手が届くように上を向いており、腕マッサージ部のハウジングに固定されてもよい。
【0158】
第3-1生体信号測定用電極3221及び第3-2生体信号測定用電極3222の下面は、上下に延びる2つの電極支持体と結合されてもよい。ここで、「下」は地面に向かう方向を意味し、「上」は「下」と反対の方向を意味し得る。第3-1生体信号測定用電極3221の下面は、2つの支持体3240と結合されてもよい。また、第3-2生体信号測定用電極3222の下面は、2つの支持体3230と結合されてもよい。電極支持体3230、3240は、腕マッサージ部のハウジングとネジで結合されてもよい。したがって、第3生体信号測定用電極3220は、腕マッサージ部に固定されてもよい。
【0159】
第3生体信号測定部3210も上側カバー970を含んでいてもよい。上側カバー970は、下側カバー920上の様々な部品及び構造物を保護するために下側カバー920の上を覆うことができる。上側カバー970は下側カバー920と結合されてもよい。上側カバー970は手のひら支持部971を含んでいてもよい。手のひら支持部971は、使用者が楽に手を載せることができるように、上方に凸の形状を有していてもよい。第3生体信号測定部3210の下側カバー920は腕マッサージ部に固定されてもよい。したがって、第3生体信号測定部3210は前後に動かなくてもよい。マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550または第3生体信号測定部3210のうちの1つのみを含んでいてもよい。
【0160】
電極支持体3230、3240は充填材で囲まれてもよい。充填材から、第3-1生体信号測定用電極3221及び第3-2生体信号測定用電極3222の上面が突出していてもよい。したがって、第3生体信号測定用電極3220は、使用者の手のひらの一部に接触することができる。充填材は、ポリウレタン(PU)、発泡スチロール、またはスポンジ材料を含んでいてもよい。充填材の上に上側カバー970が位置してもよい。第3生体信号測定用電極3220は上側カバー970の溝を通過して配置され、使用者の手のひらは第3生体信号測定用電極3220に接触することができる。
【0161】
左側の第3生体信号測定部は、2つの第3生体信号測定用電極を含んでいてもよい。また、右側の第3生体信号測定部は、2つの第3生体信号測定用電極を含んでいてもよい。したがって、左右の第3生体信号測定部3210は、合計4つの第3生体信号測定用電極3220を含んでいてもよい。
【0162】
制御部300は、第3生体信号測定用電極3220、第2生体信号測定部610、及び第4生体信号測定用電極3410の電極のうちの少なくとも一つを用いて使用者の生体信号を測定することができる。また、制御部300は、生体信号に基づいて身体状態に関する情報を取得することができる。第3生体信号測定用電極3220は使用者と接触することができる。第3生体信号測定用電極3220は、制御部300と電気的に接続されてもよい。第3生体信号測定用電極3220からの信号に基づいて、制御部300は生体信号を取得することができる。また、制御部300は、生体信号に基づいて使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。
【0163】
図9に戻って参照すると、第1生体信号測定部550または第3生体信号測定部3210は、複数の治療用LED940を含んでいてもよい。複数の治療用ED940は下側カバー920上に固定されてもよい。複数の治療用LED940は、制御部300の制御信号に基づいて光を発散することができる。複数の治療用LED940は、LED制御PCB941の上に位置してもよい。LED制御PCB941はプロセッサ及びメモリを含んでいてもよい。制御部300は、LED制御PCB941に制御信号を送信することができる。LED制御PCB941は、制御信号に基づいて複数の治療用LED940のうちの少なくとも一部をオンまたはオフにすることができる。
【0164】
複数の治療用LED940は、使用者の関節の健康に有益な波長の光を発散することができる。例えば、複数の治療用LED940が発散する光の波長は、0.5μm(マイクロメートル)~2.5μmであってもよい。より具体的には、治療用LED940が発散する光の波長は、800nm(ナノメートル)~1000nmであってもよい。また、治療用LED940が発散する光の出力密度は2.0~3.0mW/cmであり、エネルギー密度は11.00~12.00J/cmであってもよい。
【0165】
第1生体信号測定部550または第3生体信号測定部3210の上に使用者の手が位置するので、複数の治療用LED940は、使用者の手のひら側に光を発散することができる。使用者の手の関節は、複数の治療用LED940の光によって回復され得る。より具体的には、複数の治療用LED940の光は、使用者の指に向けられ得る。使用者は、指に複数の治療用LED940の光を当てて関節の健康を図ることができる。
【0166】
複数の治療用LED940は、上側カバー970の下に位置してもよい。複数の治療用LED940の光が使用者の手に伝達されるように、上側カバー970の少なくとも一部は透明であってもよい。あるいは、上側カバー970の少なくとも一部は半透明であってもよい。あるいは、複数の治療用LED940の光が使用者の手に伝達されるように、上側カバー970の少なくとも一部に孔が設けられてもよい。上側カバー970は、特定の波長のみを透過する材質であってもよい。例えば、上側カバー970は、複数の治療用LED940が発散する光の波長のみを透過させる材質で形成されてもよい。
【0167】
複数の治療用LED940は、5つのラインに沿って配列されてもよい。各ラインは指の下に位置するラインであってもよい。したがって、複数の治療用LED940は、使用者の指に光を効果的に当てることができる。また、複数の治療用LED940は、同心円状に配列されてもよい。したがって、複数の治療用LED940は、使用者の手のひらに光を効果的に当てることができる。
【0168】
第1生体信号測定部550または第3生体信号測定部3210は、発熱部の支持部950をさらに含んでいてもよい。発熱部の支持部950は、下側カバー920上に固定されてもよい。発熱部の支持部950は、発熱部の形状を維持できるように発熱部の下に位置してもよい。発熱部の支持部950は、上方に凸の形状を有していてもよい。使用者が自然に第1生体信号測定部550または第3生体信号測定部3210に手を載せた場合、使用者の手のひら側から見て、使用者の手のひらは凹状になっていてもよい。したがって、使用者の手のひらに熱を効果的に伝達できるように、発熱部の支持部950は上方(上向き)902に凸の形状を有していてもよい。
【0169】
発熱部の支持部950は、複数の治療用LED940の上側902に配置されてもよい。複数の治療用LED940の光を遮らないように、発熱部の支持部950は透明な材質で形成されてもよい。
【0170】
第1生体信号測定部550または第3生体信号測定部3210は、発熱部960をさらに含んでいてもよい。発熱部960は、発熱部の支持部950上に固定されてもよい。発熱部960は、発熱部の支持部950の凸面に沿って形成されてもよい。発熱部960は、制御部300の制御信号に基づいて熱を発することができる。発熱部960は、使用者に温熱チムジル(温熱治療機能)をもたらすことができる。
【0171】
発熱部960は、複数の治療用LED上側902に位置されてもよい。発熱部960は、複数の治療用LED940の光を遮らない形状を有していてもよい。例えば、発熱部960は少なくとも一つのスリットを含んでいてもよい。スリットによって、複数の治療用LED940の光は、発熱部960によって遮られず、使用者の手のひらに到達することができる。
【0172】
図10は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
【0173】
腕マッサージ部はカバーシート1010を含んでいてもよい。カバーシート1010は、マッサージ装置100のデザインを完成するための構成要素であってもよい。カバーシート1010は、皮革、人工皮革、またはポリウレタン(PU)材質であってもよい。また、カバーシート1010は、第1生体信号測定部550を固定するための構成要素であってもよい。
【0174】
図9及び図10を参照すると、上側カバー970は上側カバー固定部972を含んでいてもよい。上側カバー固定部972は、上側カバー970の手のひら支持部971の周囲に沿って形成され、平坦であってもよい。上側カバー固定部972は、少なくとも一つの孔または係止部を含んでいてもよい。係止部はフック形状を有していてもよい。上側カバー固定部972の少なくとも一つの孔または係止部は、下側カバー920の係止部または孔と係合して、上側カバー970は下側カバー920と固定されてもよい。
【0175】
カバーシート1010は、上側カバー固定部972の少なくとも一部を覆うことができる。上側カバー固定部972の少なくとも一部は、腕マッサージ部のカバーシート1010の下に位置して、上側カバー970が腕マッサージ部のカバーシート1010から離脱することを防止することができる。すなわち、カバーシート1010は、第1生体信号測定部550が左右または上下に動かないようにすることができる。第1生体信号測定部550は前後にしか動けない。
【0176】
図9または図10には示されていないが、プレート910の上には前後方向にガイドレールが形成されていてもよい。下側カバー920は、ガイドレールに沿って前後に移動することができる。ガイドレールは、下側カバー920が左右または上下に動くことを防止することができる。ガイドレールが形成されたプレート910については、図16と共に説明する。
【0177】
図16は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
【0178】
本開示の一実施形態によれば、プレート910はガイドレール1610を含んでいてもよい。プレート910には、前後方向にガイドレール1610が形成されていてもよい。ガイドレール1610は前後に延びる溝を含んでいてもよい。ガイドレール1610の溝に上側カバー固定部972の左右を挿入されてもよい。第1生体信号測定部550は、ガイドレール1610に沿って前後に移動することができる。ガイドレール1610は、上側カバー970または下側カバー920が左右または上下に動くことを防止することができる。すなわち、ガイドレール1610は、第1生体信号測定部550が左右または上下に動くことを防止することができる。
【0179】
また、本開示の一実施形態によれば、第1生体信号測定部550は少なくとも二つの磁石930を含まなくてもよい。これは、第1生体信号測定部550がガイドレール1610によって前後にしか動けないからである。しかしながら、これに限定されず、第1生体信号測定部550は、磁石を含み、第1生体信号測定部550がガイドレール1610を含むプレート910内でしっかりと動けるようにできる。
【0180】
図18は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部の斜視図を示す。図19は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部に含まれる構成要素を説明するための図である。
【0181】
図18及び図19図8及び図9と異なる実施形態を説明するための図であるが、図18及び図19図8及び図9と重複する構成を含む。また、図18 なお、図19の説明のうち、図8及び図9と重複する説明は省略した。したがって、図18及び図19で説明されていない構成は、図8及び図9を参照して理解することができる。
【0182】
図19において、前側1901は、使用者がマッサージ装置100に座ったときに、使用者が見る方向を意味し得る。また、上側1902は、使用者がマッサージ装置100に座ったときの上側を意味し得る。
【0183】
図18及び図19を参照すると、第1生体信号測定部550は機能ボタン1820を含んでいてもよい。機能ボタン1820は、使用者入力部2180に含まれてもよい。第1生体信号測定部550は、少なくとも一つの機能ボタン1820を含んでいてもよい。
【0184】
機能ボタン1820は、所定の機能に対する入力を受信することができる。例えば、所定の機能は、リクライニングオン/オフ機能、またはマッサージモード開始/停止機能であってもよい。しかしながら、機能ボタン1820は、所定の機能に対する入力のみを受信するものではない場合もある。機能ボタン1820の機能は、制御部300によって設定/変更されてもよい。制御部300は、使用者の入力に基づいて機能ボタン1820の機能を変更することができる。
【0185】
左側の第1生体信号測定部及び右側の第1生体信号測定部は、それぞれ機能ボタン1820を含んでいてもよい。また、左側の第1生体信号測定部及び右側の第1生体信号測定部に含まれる機能ボタン1820は、互いに異なる機能を実行することができる。
【0186】
図19を参照すると、第1生体信号測定部550は機能ボタンガイド1821を含んでいてもよい。機能ボタンガイド1821は、機能ボタン1820の動きをガイドするための構造物であってもよい。
【0187】
機能ボタンガイド1821は、上側カバー970とは別体の射出物であってもよい。また、機能ボタンガイド1821は上側カバー970に結合されてもよい。しかしながら、これに限定されず、機能ボタンガイド1821は、上側カバー970と一体的に具現化されてもよい。
【0188】
図26は、本開示の一実施形態に係る機能ボタンの機能を説明するための図である。
【0189】
図26を参照すると、マッサージ装置100は、左側の肘掛け部に配置された左側の第1生体信号測定部2610と、右側の肘掛け部に配置された右側の第1生体信号測定部2620と、を含んでいてもよい。左側の第1生体信号測定部2610は、第1機能ボタン1822を含んでいてもよい。また、右側の第1生体信号測定部2620は、第2機能ボタン1823を含んでいてもよい。使用者は、マッサージを受けるために腕マッサージ部500内に使用者の両手が収容された状態でも、左右両側に配置された機能ボタン1822、1823を用いてマッサージ装置100を制御することができる。すなわち、腕マッサージ部500に設けられた腕エアバッグが膨張し、使用者の腕が掴まれて動かしにくい場合でも、使用者はマッサージ装置100の様々な機能を容易に操作することができる。
【0190】
マッサージ装置100は、マッサージ装置100の現在の動作状態に応じて機能ボタン1822、1823の機能を異なるように設定してもよい。例えば、マッサージ装置100が使用者にマッサージを提供している状態である場合、機能ボタン1822、1823のうちの1つは、マッサージを停止するためのボタンであってもよい。しかしながら、現在のマッサージ装置100がマッサージを提供していない状態である場合、機能ボタン1822、1823のうちの1つは、マッサージを実行するためのボタンに変更することができる。このようにマッサージ装置の動作状態が変わると、機能ボタンに定義された機能が変更される可能性があるため、限られた数のボタンを用いて現在の状況に適した様々な機能を制御することができる。
【0191】
本開示の一実施形態によれば、使用者が機能ボタン1822、1823のうちの一方のボタンを押すと、マッサージ装置100は椅子の角度を変更することができる。より具体的には、使用者が第1機能ボタン1822を押すと、マッサージ装置100は椅子の角度を変更することができる。マッサージ装置100は、使用者が第1機能ボタン1822を押している間に連続的に角度を変更することができる。また、マッサージ装置100は、使用者が第1機能ボタン1822を1回押すたびに所定の角度だけ動くことができる。マッサージ装置100は、使用者が第1機能ボタン1822を押したときに椅子を徐々に横にし、再び徐々に起こす動作を繰り返すことができる。使用者は、自分が所望の角度に達したときに、第1機能ボタン1822から手を離して角度調整を停止することができる。
【0192】
また、本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100が停止している状態で、使用者が機能ボタン1822、1823のうちの他方のボタンを押すと、マッサージ装置100は推奨マッサージモードに基づいてマッサージを使用者に提供し始めることができる。推奨マッサージモードはマッサージ装置100に予め記憶されていてもよい。ここで他方の側ボタンは第2機能ボタン1823であってもよい。また、マッサージ装置100が動いている状態で、使用者が機能ボタン1822、1823のうちの他方のボタンを押すと、マッサージ装置100はマッサージモードを一時的に停止することができる。マッサージ装置100は、マッサージ装置100の全ての動作を一時的に停止することができる。しかし、これらに限定されるものではない。マッサージ装置100は、一部の動作のみを一時的に停止することができる。例えば、マッサージ装置100は、腕エアバッグの膨張/収縮のみを一時的に停止し、他のマッサージ動作を継続することができる。また、マッサージ装置100が一時的に停止している状態で、使用者が機能ボタン1822、1823のうちの他方のボタンを押すと、マッサージ装置100はマッサージ動作を再開することができる。例えば、マッサージ装置の全動作が一時的に停止している状態であれば、全動作を再開することができる。また、マッサージ装置100の一部の動作のみが一時的に停止している状態であれば、一部の動作を再開することができる。例えば、腕エアバッグ動作のみが一時的に停止している状態であれば、マッサージ装置100は腕エアバッグ動作を再開することができる。
【0193】
さらに、本開示の一実施形態によれば、使用者が機能ボタン1822、1823のうちのいずれか一方または他方のボタンを長押しすると、マッサージモードを終了することができる。すなわち、マッサージ装置100は、使用者にマッサージを提供しなくてもよい。また、マッサージ装置100は基本状態に戻ることができる。
【0194】
以上では、機能ボタン1822、1823の所定の動作について説明した。しかし、これに限定されるものではない。マッサージ装置100は、使用者の選択に基づいて機能ボタン1822、1823の機能を設定してもよい。例えば、マッサージ装置100は、機能ボタン1822、1823を設定するためのメニューをディスプレイに表示してもよい。マッサージ装置100は、使用者による機能ボタン1822、1823の押下パターンごとにどのような操作を行うべきかを示す使用者の入力を受信することができる。機能ボタン1822、1823の押下パターンは、第1機能ボタン1822を「短押し1回」、「短押し2回」または「長押し」した場合を含んでいてもよい。また、機能ボタン1822、1823の押下パターンは、第2機能ボタン1823を「短押し1回」、「短押し2回」または「長押し」した場合を含んでいてもよい。また、機能ボタン1822、1823の押下パターンは、第1機能ボタン1822及び第2機能ボタン1823を同時に「短押し1回」、「短押し2回」、「長押し」した場合を含んでいてもよい。また、機能ボタン1822、1823の押下パターンは、所定の時間内に第1機能ボタン1822を短く押し、第2機能ボタン1823を短く押すパターンを含んでいてもよい。逆に、機能ボタン1822、1823の押下パターンは、所定の時間内に第2機能ボタン1823を短く押し、第1機能ボタン1822を短く押すパターンを含んでいてもよい。受信された使用者の入力に基づいて、マッサージ装置100は、機能ボタン1822、1823が使用者によって特定のパターンで押された場合、どのような動作を実行するかを決定することができる。
【0195】
図18及び図19を参照すると、第1生体信号測定部550は、ライト(LIGHT)ガイド1811、1812、1813、1814を含んでいてもよい。ライトガイド(1811、1812、1813、1814は、複数の治療用LED1941、1942から放出された光を使用者の手に伝達するための構成要素であってもよい。
【0196】
ライトガイド1811、1812、1813、1814は透明な材質で形成されてもよい。さらに、ライトガイド1811、1812、1813、1814は、複数の治療用LED1941、1942から放出された光の波長を選択的に透過させる材質で形成されてもよい。
【0197】
ライトガイド1811は手首に配置されてもよい。ライトガイド1811により、使用者は、複数の治療用LED1941から放出された光を手首に当ててトンネル症候群を予防することができる。さらに、ライトガイド1812、1813、1814は、使用者の指の一部に配置されてもよい。ライトガイド1812、1813、1814により、使用者は、複数の治療用LED1942から放出された光を指に当てて、指節に発生可能な疾患を予防することができる。
【0198】
図19を参照すると、上側カバー970は、手のひら支持部1971と上側カバー固定部1972とを含んでいてもよい。手のひら支持部1971には、ライトガイド1812、1813、1814を挿入するための孔が形成されていてもよい。また、上側カバー固定部1972には、ライトガイド1811を挿入するための孔が形成されていてもよい。
【0199】
第1生体信号測定部550は、発熱部の支持部1950をさらに含んでいてもよい。発熱部の支持部1950は、下側カバー920上に固定されてもよい。発熱部の支持部1950は、発熱部の形状を維持できるように発熱部の下に位置してもよい。発熱部の支持部1950は、上方に凸の形状を有していてもよい。使用者が自然に手を第1生体信号測定部550に載せた場合、使用者の手のひら側から見たときに、使用者の手のひらは凹状になっていてもよい。したがって、使用者の手のひらに熱を効果的に伝達できるように、発熱部の支持部1950は上側1902に凸状であってもよい。また、図19に示すように、発熱部の支持部1950の上面は平坦であってもよい。
【0200】
発熱部の支持部1950は、複数の治療用LED1941、1942の上側1902に配置されてもよい。複数の治療用LED1941、1942の光を遮らないように、発熱部の支持部1950は透明な材質で形成されてもよい。
【0201】
第1生体信号測定部550は、発熱部1960をさらに含んでいてもよい。発熱部1960は、発熱部の支持部1950上に固定されてもよい。発熱部1960は、発熱部の支持部1950の上面の平坦な部分の上に置くことができる。発熱部1960は、制御部300の制御信号に基づいて熱を発することができる。発熱部1960は、使用者に温熱チムジル(温熱治療機能)をもたらすことができる。
【0202】
発熱部1960は、複数の治療用LED上側1902に位置してもよい。発熱部1960は、複数の治療用LED1941、1942の光を遮らない形状を有していてもよい。例えば、発熱部1960は少なくとも一つのスリットを含んでいてもよい。スリットによって、複数の治療用LED1941、1942の光は、発熱部1960によって遮られず、使用者の手のひらまで到達することができる。また、発熱部1960に含まれる少なくとも一つのスリットは、ライトガイド1811、1812、1813、1814の下端に配置されてもよい。図19によれば、発熱部1960には、ライトガイド1812、1813、1814のための3つのスリットを前後方向に形成されてもよい。前後方向に形成された3つのスリットによって、複数の治療用LED1942の光が使用者の指に伝達され得る。また、発熱部1960には、ライトガイド1811のための1つのスリットを左右方向に形成されてもよい。左右に形成されたスリットによって、複数の治療用LED1941の光が使用者の手首に伝達され得る。
【0203】
第1生体信号測定部550は、複数の治療用LED1941、1942を含んでいてもよい。複数の治療用LED1941、1942は、下側カバー920上に固定されてもよい。複数の治療用LED1941、1942は、制御部300の制御信号に基づいて光を発散することができる。複数の治療用LED1941は、使用者の手首にLED光を当てるための構成要素であってもよい。また、複数の治療用LED1942は、使用者の指にLED光を当てるための構成要素であってもよい。
【0204】
複数の治療用LED1941、1942は、LED制御PCB1940の上に位置してもよい。LED制御PCB1940はプロセッサ及びメモリを含んでいてもよい。制御部300は、LED制御PCB1940に制御信号を送信することができる。LED制御PCB1940は、制御信号に基づいて複数の治療用LED1941、1942のうちの少なくとも一部をオンまたはオフにすることができる。
【0205】
第1生体信号測定部550は、下側カバー920を含んでいてもよい。下側カバー920は、腕マッサージ部のハウジングの上に配置されてもよい。下側カバー920は、腕マッサージ部のハウジングの上に固定されてもよいが、これに限定されない。例えば、下側カバー920は、腕マッサージ部のハウジングの上に固定されていなくてもよい。下側カバー920は、腕マッサージ部のハウジング上でスライド可能であってもよい。
【0206】
図20は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。また、図21は、本開示の一実施形態に係る第1生体信号測定部を説明するための図である。
【0207】
図20図9とは異なる実施形態であるが、図20の構成の一部は図9の構成と重複することができる。図20は、図18及び図19と同じ実施形態であってもよい。図20で説明されていない構成については、図9と共に説明することができる。
【0208】
図20は、説明の便宜上、カバーシート1010の一部を制御した図である。また、図20は、上側カバー970に挿入される電極を示していない。
【0209】
図20によれば、プレート2010は、上側カバー970の上に配置されてもよい。プレート2010は、腕マッサージ部500のカバーシート1010に固定されてもよい。すなわち、プレート2010の少なくとも一部はカバーシート1010によって包まれてもよい。また、プレート2010の全体はカバーシート1010によって包まれてもよい。図20は、プレート2010の一部がカバーシート1010によって包まれていないことが示されているが、これは、説明の便宜上、カバーシート1010の一部が示されていないからである。
【0210】
プレート2010は上側カバー970の上に位置してもよい。より具体的には、プレート2010は、上側カバー970に含まれる上側カバー固定部1972の上に位置してもよい。プレート2010は、上側カバー固定部1972に沿って配置されてもよい。上側カバー970とプレート2010との間には、カバーシート1010の一部が位置してもよい。プレート2010は金属材料で形成されてもよい。少なくとも二つの磁石930はプレート2010と対向していてもよい。
【0211】
図19及び図20を参照すると、上側カバー970の下に位置する磁石930とプレート2010との間に磁力が作用してもよい。磁石930とプレート2010との間の磁力により、プレート2010と上側カバー970とが密着できる。また、磁石930とプレート2010との間の磁力により、プレート2010を包んでいるカバーシート1010がプレート2010から離脱することを防止することができる。したがって、本開示によれば、カバーシート1010がゆがむことを防止することができる。
【0212】
磁石930とプレート2010との間の磁力により、第1生体信号測定部550は左右に動かなくてもよい。また、カバーシート1010により、第1生体信号測定部550は左右及び上下に動かなくてもよい。図21は、図20に基づいて第1生体信号測定部550がカバーシート1010の下に位置する例を示す図である。
【0213】
図11は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を示す。
【0214】
第2生体信号測定部610は、脚支持部1110を含んでいてもよい。図6及び図11を一緒に手短に参照すると、脚支持部1110は、使用者の脚の後側に位置するように、足のマッサージ部622のハウジングに形成されてもよい。ここで、後側とは、使用者がマッサージ装置100に座ったときの後側を意味し得る。
【0215】
第2生体信号測定部610は足ホルダー1150を含んでいてもよい。足部1150は、脚支持部1110の前に結合されてもよい。足ホルダー1150は使用者の脚を支持することができる。また、使用者が足ホルダー1150に足を載せたときに使用者がリラックスを感じられるように、足ホルダー1150は使用者に向かって凹状を呈していてもよい。
【0216】
第2生体信号測定部610は弾性層1160を含んでいてもよい。弾性層1160は足ホルダー1150の前に取り付けられてもよい。弾性層1160は弾性を有する材質からなってもよい。使用者の脚が電極に触れても、使用者は弾性層1160によってふわふわを感じることができる。
【0217】
第2生体信号測定部610はカバー層1170を含んでいてもよい。カバー層1170は弾性層1160の前に取り付けられてもよい。カバー層1170は、使用者にすっきりとしたデザインを与えるための構成要素であってもよい。カバー層1170は、皮革、人工皮革、またはポリウレタン材質であってもよい。
【0218】
第2生体信号測定部610は、第2生体信号測定用電極1180を含んでいてもよい。第2生体信号測定用電極1180は、カバー層の前に形成された孔に挿入することができる。また、第2生体信号測定用電極1180はシリコン電極であってもよい。
【0219】
制御部300は、第1生体信号測定用電極980及び第2生体信号測定部610の電極のうちの少なくとも一つを用いて使用者の生体信号を測定することができる。第2生体信号測定用電極1180は使用者と接触することができる。第2生体信号測定用電極1180は、制御部300と電気的に接続されてもよい。第2生体信号測定用電極1180からの信号に基づいて、制御部300は生体信号を取得することができる。
【0220】
第2生体信号測定用電極1180を制御部300と電気的に接続するために、第2生体信号測定用電極1180から制御部300に電線を接続してもよい。このため、脚支持部1110、足ホルダー1150、弾性層1160、及びカバー層1170には、配線用の孔が形成されていてもよい。使用者は、脚を第2生体信号測定部610に載せることがDきる。このとき、足ホルダー1150、弾性層1160、及びカバー層1170は、脚支持部1110に対して前後に動くことができる。このような動きにより、第2生体信号測定用電極1180と制御部300との間の電線が破損しないように、弾性材質の電線ホルダ(図示せず)が電線を握っていてもよい。電線ホルダーは、脚支持部1110、足ホルダー1150、弾性層1160、及びカバー層1170のうちの1つに固定されてもよい。電線ホルダーによってマッサージ装置100の耐久性を高めることができる。
【0221】
図24を参照すると、第4生体信号測定部3310は、第4生体信号測定用電極3410を含んでいてもよい。第4生体信号測定部3310は、第4生体信号測定用電極3410を含んでいてもよい。図24において第4生体信号測定部3310の左側面図を参照すると、第4生体信号測定用電極3410の上面は使用者に面しており、地面に対して1~45度を成していてもよい。具体的には、マッサージ装置100の脚マッサージ部2300が基本状態にあるとき、第4生体信号測定用電極3410の上面は使用者に面しており、地面に対して1~45成していてもよい。基本状態とは、マッサージ装置100がマッサージを提供していないときのマッサージ装置100の姿勢であり、使用者がマッサージ装置100に座りやすい状態であってもよい。また、基本状態は、脚マッサージ部2300が地面に対してほぼ垂直な状態であってもよい。
【0222】
また、第4生体信号測定用電極3310はシリコン電極であってもよい。制御部300は、第3生体信号測定用電極3220、第2生体信号測定用電極1180、及び第4生体信号測定用電極3410のうちの少なくとも一つを用いて使用者の生体信号を測定することができる。第4生体信号測定用電極3410は使用者と接触することができる。第4生体信号測定用電極3410は、制御部300と電気的に接続されてもよい。第4生体信号測定用電極3410からの信号に基づいて、制御部300は生体信号を取得することができる。第4生体信号測定用電極3410を制御部300と電気的に接続するために、第4生体信号測定用電極3410から制御部300に電線が接続されてもよい。
【0223】
図25は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を示す。
【0224】
図25は、第2生体信号測定部610の構成の一部を示す。図25に示されていない構成は、図11と同じであってもよい。
【0225】
本開示の様々な実施形態によれば、第2生体信号測定部610は足ホルダー1150を含んでいてもよい。足ホルダー1150は脚支持部1110の前に結合されてもよい。足ホルダー1150は使用者の脚を支持することができる。さらに、使用者が足ホルダー1150に足を載せたときに使用者がリラックスを感じられるように、足ホルダー1150は使用者に向かって凹状を成していてもよい。さらに、足ホルダー1150はシリコン射出物であってもよい。足ホルダー1150は柔らかい材質であるため、第2生体信号測定部610が使用者の足に触れても使用者はリラックスを感じることができる。
【0226】
第2生体信号測定部610は弾性層1160を含んでいてもよい。弾性層1160は足ホルダー1150の前に取り付けられてもよい。弾性層1160と足ホルダー1150とは、両面テープを用いて互いに接合してもよい。弾性層1160は弾性材質であってもよい。例えば、弾性層1160はシリコン材質であってもよい。また、弾性層1160は、HS40以下の硬度を有していてもよい。使用者の脚が電極に触れても、弾性層1160によって使用者はふわふわを感じることができる。
【0227】
第2生体信号測定部610は、カバー層1170を含まなくてもよい。この場合、使用者の足と電極との間にカバー層1170が干渉することを防止することができる。
【0228】
第2生体信号測定部610は、第2生体信号測定用電極1180を含んでいてもよい。第2生体信号測定用電極1180は、弾性層1160に形成された孔に挿入され得る。また、第2生体信号測定用電極1180はシリコン電極であってもよい。
【0229】
第2生体信号測定用電極1180は、5.0~7.0mmの厚さを有していてもよい。また、第2生体信号測定用電極1180の縦横の長さは13mm~117mmであってもよい。このようなサイズを有する第2生体信号測定用電極1180は、生体信号を最も正確に測定することができる。
【0230】
第2生体信号測定用電極1180は、内部スナップボタンによってケーブルと接続されてもよい。制御部300は、第2生体信号測定用電極1180を用いて使用者の生体信号を測定することができる。
【0231】
図12は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。図13は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。図14は、本開示の一実施形態に係る第2生体信号測定部を説明するための図である。
【0232】
図12図14を参照すると、足ホルダー1150には結合突起1151が含まれていてもよい。結合突起1151は、脚支持部1110の結合溝1111に挿入されてもよい。結合突起1151には溝が形成されていてもよい。結合突起1151の溝にはガイドリング1140が挿入されてもよい。
【0233】
ばね1130の内部にガイドピン1120が挿入されてもよい。また、ガイドピン1120はガイドリング1140の溝に挿入されてもよい。ばね1130はガイドリング1140の溝に挿入されなくてもよい。ばね1130は、ガイドリング1140の一面から力を受けることができる。
【0234】
脚支持部1110の結合溝1111には、ガイドピン1120、ばね1130、ガイドリング1140、及び足ホルダー1150の結合突起1151が挿入されてもよい。ばね1130は、結合溝1111の一面及びガイドリング1140の一面から力を受けて圧縮されてもよい。ばね1130はガイドリング1140を前方に押してもよい。したがって、第2生体信号測定用電極1180が使用者の脚の後ろに容易に接触することができる。
【0235】
マッサージ装置100は、2つの第1生体信号測定部550を含んでいてもよい。例えば、マッサージ装置100は、左側の第1生体信号測定部及び右側の第1生体信号測定部を含んでいてもよい。左側の第1生体信号測定部及び右側の第1生体信号測定部550は、それぞれ2つの第1生体信号測定用電極を含んでいてもよい。
【0236】
マッサージ装置100は、2つの第2生体信号測定部610を含んでいてもよい。例えば、マッサージ装置100は、左側の第2生体信号測定部と右側の第2生体信号測定部と、を含んでいてもよい。左側の第2生体信号測定部及び右側の第2生体信号測定部は、それぞれ2つの第2生体信号測定用電極を含んでいてもよい。
【0237】
マッサージ装置100は、2つの第3生体信号測定部3210を含んでいてもよい。例えば、マッサージ装置100は、左側の第3生体信号測定部及び右側の第3生体信号測定部を含んでいてもよい。左側の第3生体信号測定部及び右側の第3生体信号測定部は、それぞれ2つの第3生体信号測定用電極を含んでいてもよい。
【0238】
マッサージ装置100は、2つの第4生体信号測定部3310を含んでいてもよい。例えば、マッサージ装置100は、左側の第4生体信号測定部及び右側の第4生体信号測定部を含んでいてもよい。左側の第4生体信号測定部及び右側の第4生体信号測定部は、それぞれ2つの第4生体信号測定用電極を含んでいてもよい。
【0239】
制御部300は、合計4つの第1生体信号測定用電極の少なくとも二つ、合計4つの第2生体信号測定用電極のうちの少なくとも二つ、合計4つの第3生体信号測定用電極のうちの少なくとも二つ、または合計4つの第4生体信号測定用電極のうちの少なくとも二つを用いて、生体信号を測定できる。したがって、マッサージ装置100は生体信号を正確に測定することができる。また、制御部300は、測定された生体信号に基づいて使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。一般的な生体信号測定器は、使用者に特別な姿勢を取ることを要求することがある。なぜなら、腕が体に接触したり、両足が接触したりすると、生体信号が正しく測定されない場合があるからである。しかし、マッサージ装置100に使用者が座ったり横になったりした場合、マッサージ装置100のハウジングによって、使用者は生体信号を測定するのに最適な姿勢を取ることができる。したがって、本開示に係るマッサージ装置100は、生体信号を最も正確に測定することができる。
【0240】
また、マッサージ装置100は、マッサージの提供中に周期的に生体信号を測定することができる。これにより、マッサージによる使用者の健康の改善効果を使用者に表示することができる。また、マッサージ装置100は、測定された使用者の生体信号または身体状態に関する情報を蓄積して記憶してもよいし、クラウドサーバに送信してもよい。測定された使用者の生体信号または身体状態に関する情報は、追って使用者の診断に使用することができる。
【0241】
また、マッサージ装置100は、1回のマッサージ提供中に周期的に測定を行い、複数の生体信号または複数の身体状態に関する情報を取得することができる。マッサージを1回提供することは、マッサージ装置100が使用者に1つのマッサージモードを提供することを示し得る。マッサージ装置100は、複数の生体信号または複数の身体状態に関する情報のうち、代表的な生体信号または代表的な身体状態に関する情報を取得することができる。例えば、マッサージ装置100は、複数の生体信号または複数の身体状態に関する情報の平均値、中央値、分散、または標準偏差のうちの少なくとも一つを取得することができ、これを代表的な生体信号または代表的な身体状態に関する情報として使用できる。これにより、使用者は、マッサージ回数ごとの生体信号の特徴または身体状態に関する情報の特徴を簡単に把握することができる。
【0242】
また、マッサージ装置100は、複数の生体信号または複数の身体状態に関する情報に基づいて、経時的な生体信号または身体状態に関する情報をグラフとしてディスプレイに表示してもよい。マッサージ装置100は、複数の生体信号または複数の身体状態に関する情報に基づいて、マッサージ回数に応じた代表的な生体信号または身体状態に関する情報をグラフとしてディプレイに表示してもよい。
【0243】
図24は、本開示の一実施形態に係る第4生体信号測定部3310を示す図である。
【0244】
制御部300は、第1生体信号測定用電極980、第2生体信号測定用電極1180、第3生体信号測定用電極3220、及び第4生体信号測定用電極3410のうちの少なくとも一つを使用して使用者の生体信号を測定することができる。第4生体信号測定用電極3410は使用者と接触することができる。第4生体信号測定用電極3410は、制御部300と電気的に接続されてもよい。第4生体信号測定用電極3410を制御部300と電気的に接続するために、第4生体信号測定用極3410から制御部300まで電線を接続してもよい。第4生体信号測定用電極3410からの信号に基づいて、制御部300は生体信号を取得することができる。
【0245】
図15は、本開示の一実施形態に係る生体信号を測定するためにマッサージ装置の姿勢を調整する例を説明するための図である。
【0246】
図15を参照すると、制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つの動作を制御することができる。制御部300は、使用者が身体状態に関する情報の測定を入力した場合、マッサージ装置100の姿勢を調整した後、生体信号を測定することができる。
【0247】
また、マッサージ装置100は、使用者の生体信号を自動的に測定することができる。マッサージ装置100がマッサージモードに応じて使用者にマッサージを提供している間、制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つを用いて所定の周期で使用者の生体信号を測定することができる。また、制御部300は、測定された生体信号に基づいて周期的に使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。マッサージ装置100は、マッサージモードに基づいてマッサージ装置100の姿勢を調整することができる。制御部300は、マッサージ装置100の姿勢が生体信号を測定するのに適した場合、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つを用いて使用者の生体信号を測定することができる。使用者がマッサージ装置100に座っているか横になっている場合は、常に生体信号を測定するのに適した姿勢を保つことができるので、制御部300は、マッサージ装置100のマッサージ提供中に周期的に生体信号を測定することができる。また、制御部300は、生体信号に基づいて使用者の身体状態に関する情報を周期的に取得することができる。身体状態に関する情報は、体組成情報及び心電図情報のうちの少なくとも一つを含んでいてもよい。
【0248】
制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つを用いて、使用者の体組成情報と心電図情報を同時に測定することができる。体組成情報及び心電図情報を取得するための信号は、類似の信号であってもよい。制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも二つから受信した信号を分析して、体組成情報と心電図情報を同時に取得することができる。マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つを用いて体組成を測定するために約15秒かかることがある。また、マッサージ装置100は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つを用いて心電図を測定するために約1分かかることがある。制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つに含まれる複数の電極のうちの少なくとも一部を用いて、体組成及び心電図情報を同時に取得することができる。
【0249】
しかし、これに限定されず、制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310の少なくとも一つを用いて、使用者の体組成情報及び心電図情報のうちの少なくとも一つを所定の周期で測定することができる。体組成情報を取得する周期と心電図情報を取得する周期とは、互いに異なっていてもよいし、同じであってもよい。
【0250】
制御部300は、測定された使用者の生体信号及び/又は身体状態に関する情報を蓄積して記憶することができる。また、制御部300は、使用者の承認の下で、使用者の生体信号及び/又は身体状態に関する情報をクラウドサーバ及び/又は病院サーバに送信することができる。これにより、使用者は自分の体の状態の変化過程を確認することができる。さらに、医療従事者が後で使用者の健康状態を診断するとき、蓄積して記憶された生体信号及び/又は身体状態に関する情報を使用することができる。したがって、使用者の健康状態を正確に診断することができる。
【0251】
マッサージ装置100の姿勢調整の第1実施形態:
【0252】
本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100は、マッサージ装置100の脚マッサージ部2300を持ち上げていない状態で生体信号を測定することができる。脚マッサージ部2300を持ち上げていない状態とは、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度未満である状態を意味し得る。また、マッサージ装置100は、マッサージ装置100のボディマッサージ部2100を傾けていない状態で生体信号を測定することができる。ボディマッサージ部2100を傾けていない状態とは、使用者が腰を立ててマッサージ装置100に座っている状態を意味し得る。脚マッサージ部2300を持ち上げなくても、脚マッサージ部のハウジングの上面に位置する第4生体信号測定部3310に使用者が足裏を載せることにより、第4生体信号測定部3310が使用者の足裏と密着して生体信号をより正確に測定することができる。また、本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100を後方に傾けることなく生体信号を測定することができる。マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100を後方に傾けず、脚マッサージ部2300を持ち上げていない状態である場合、第1生体信号測定部550及び/又は第2生体信号測定部3210を用いて使用者の手のひらから生体信号を測定することができ、第4生体信号測定部3310を用いて使用者の足裏から生体信号を測定することができる。
【0253】
マッサージ装置100の姿勢調整の第2実施形態:
【0254】
本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100は、マッサージ装置100の脚マッサージ部2300を持ち上げた後に生体信号を測定することができる(B)。第2実施形態は、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度以上である場合であってもよい。例えば、マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100に設けられた脚の角度アクチュエータを動作させることにより脚マッサージ部2300を持ち上げることができ、制御部300は、脚マッサージ部2300を持ち上げた後に生体信号を測定することができる。マッサージ装置100が脚マッサージ部2300を持ち上げて、脚マッサージ部2300と地面の垂直線とがなす角度が所定の角度以上である場合、使用者の脚の後ろに位置する第2生体信号測定部610が使用者の足と密着して、生体信号をより正確に測定することができる。すなわち、マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100を後方に傾けず、脚マッサージ部2300を持ち上げた状態である場合、第1生体信号測定部550及び/又は第2生体信号測定部3210を用いて使用者の手から生体信号を測定することができ、第2生体信号測定部610を用いて使用者のかかとから生体信号を測定することができる。
【0255】
マッサージ装置100の姿勢調整の第3実施形態:
【0256】
本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100を後方に傾けた後に生体信号を測定することができる(A)。例えば、マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100に設けられた背中の角度アクチュエータを動作させることによりボディマッサージ部2100を後方に傾けることができ、制御部300は、ボディマッサージ部2100を後方に傾けた後に生体信号を測定することができる。ボディマッサージ部2100を後方に傾けると、使用者の手の位置が後方に移動することができる。既に説明したように、第1生体信号測定部550は前後に移動可能であるため、ボディマッサージ部2100を後方に傾斜けると、第1生体信号測定部550の位置が後方に移動して、使用者手のひらの下に第1生体信号測定部550を位置付けてもよい。したがって、マッサージ装置100は、使用者の生体信号を正確に測定することができる。また、第3生体信号測定部3210は腕マッサージ部に固定されているが、横長電極を有することにより、ボディマッサージ部2100が後方に傾いていても、使用者の手のひらに接触することができる。したがって、マッサージ装置100は、使用者の生体信号を正確に測定することができる。また、第3実施形態は、脚マッサージ部2300が持ち上げられていない状態であってもよい。既に説明したように、この場合には、脚マッサージ部のハウジングの上面に位置する第4生体信号測定部3310に使用者が足裏を載せておくことにより、第4生体信号測定部3310が使用者の足裏と密着して生体信号を正確に測定することができる。まとめると、マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100を後方に傾け、脚マッサージ部2300を持ち上げていない状態である場合、第1生体信号測定部550及び/又は第2生体信号測定部3210を用いて使用者の手のひらから生体信号を測定することができ、第4生体信号測定部3310を用いて使用者の足裏から生体信号を測定することができる。
【0257】
マッサージ装置100の姿勢調整の第4実施形態:
【0258】
本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100は、マッサージ装置100の脚マッサージ部2300を持ち上げ(B)、ボディマッサージ部2100を後方に傾けた後に生体信号を測定することができる(A)。例えば、マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100に設けられた脚の角度アクチュエータを動作させることにより脚マッサージ部2300を持ち上げ、背中の角度アクチュエータを動作させることによりボディマッサージ部2100を後方に傾けた後、生体信号を測定することができる。マッサージ装置100は、ボディマッサージ部2100を後方に傾け、脚マッサージ部2300を持ち上げた状態である場合、第1生体信号測定部550及び/又は第2生体信号測定部3210 )を用いて使用者の手のひらから生体信号を測定することができ、第2生体信号測定部610を用いて使用者のかかとから生体信号を測定することができる。
【0259】
本開示の一実施形態によれば、マッサージ装置100は、マッサージモードに基づいて生体信号を測定するか否かを決定することができる。使用者は、自分の生体情報が不必要に取得されることを望まない場合がある。使用者は、マッサージ装置100が生体信号を測定しないように、生体信号を取得しないマッサージモードを選択することができる。
【0260】
制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つから周期的に生体信号を測定することができる。制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つから受信した信号に基づいて、電極と使用者の皮膚とが密着していない電極を決定することができる。使用者の皮膚と密着していないと判断された電極がある場合、制御部300はアラーム信号を生成してもよい。アラーム信号は、使用者の皮膚が密着していない電極の位置に関する情報を含んでいてもよい。制御部300は、アラーム信号が出力部を介して出力されるように制御することができる。アラーム信号は光または音として出力されてもよい。使用者は、アラーム信号に基づいて皮膚が電極に密着するように姿勢を調整することができる。
【0261】
制御部300は、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つに含まれる一部の電極が、使用者の皮膚に密着していないと決定された場合、皮膚と密着した電極のみで生体信号を測定するように制御することができる。より具体的には、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つに含まれる一部電極が、使用者の皮膚に密着していないと決定された場合、制御部300はアラーム信号を出力し、第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つに含まれる一部の電極が、使用者の皮膚に密着するまで所定の時間待機してもよい。所定時間経過後も第1生体信号測定部550、第2生体信号測定部610、第3生体信号測定部3210、及び第4生体信号測定部3310のうちの少なくとも一つに含まれる一部の電極が使用者の皮膚に密着していないと判定された場合、制御部300は、皮膚と密着した電極のみで生体信号を測定するように制御することができる。使用者がアラーム信号を見たり聞いたりしていなくても、マッサージ装置100は生体信号を正確に測定し、使用者の身体状態に関する情報を取得することができる。制御部300は、使用者の身体状態に関する情報をメモリに記憶することができる。また、制御部300は、使用者の身体状態に関する情報と共に、使用者の身体状態に関する情報を取得するために使用した電極の位置に関する情報を一緒にメモリに記憶することができる。
【0262】
図27は、本開示の一実施形態に係る腕マッサージ部を説明するための図である。
【0263】
腕マッサージ部500は、使用者の腕を収容する収容空間(スペース:S)を含んでいてもよい。
【0264】
例えば、腕マッサージ部500は、上述したように第1及び第2の腕マッサージ部510、530を含んでいてもよい。
【0265】
第1腕マッサージ部510は、第1腕マッサージ部フレーム(または第1腕マッサージ部ハウジング)511と、第1腕マッサージ部フレーム511に形成された第1収容空間(スペース1)S1と、を含んでいてもよい。例えば、第1腕マッサージ部フレーム511は、一側が開放された⊂字状に形成されてもよい。第1収容空間S1は、第1腕マッサージ部フレーム511の⊂字状内壁に形成され、使用者の一方の腕を収容することができる。
【0266】
第2腕マッサージ部530は、第2腕マッサージ部フレーム(または第2腕マッサージ部ハウジング531)と、第2腕マッサージ部フレーム531に形成された第2収容空間(スペース2)S2と、を含んでいてもよい。例えば、第2腕マッサージ部フレーム531は、一側が開放された⊃字状に形成されてもよい。第2収容空間S2は、第2腕マッサージ部フレーム531の⊃字状内壁に形成され、使用者の他方の腕を収容することができる。
【0267】
上述したように、第1腕マッサージ部フレーム511が⊂字状に形成され、第2腕マッサージ部フレーム531が⊃字状に形成されるが、これに限定されるものではない。例えば、第1及び第2の腕マッサージ部フレーム511、531は、互いに対向する側部が開いている様々な形状に形成されてもよい。以下では、説明の便宜上、第1腕マッサージ部フレーム511が⊂字状に形成され、第2腕マッサージ部フレーム531が⊃字状形態に形成されると仮定する。
【0268】
図28は、本開示の一実施形態に係る腕エアセルを説明するための図である。
【0269】
腕マッサージ部500は、収容空間Sに配置される腕エアセル570を含んでいてもよい。腕エアセル570は、制御部300の制御に基づいて膨張及び収縮することにより使用者の腕をマッサージすることができる。
【0270】
例えば、腕エアセル570は、第1腕マッサージ部510に含まれる第1腕エアセル571と、第2腕マッサージ部530に含まれる第2腕エアセル573と、を含んでいてもよい。
【0271】
第1腕エアセル571は、第1収容空間S1に配置されて使用者の一方の腕をマッサージすることができる。例えば、第1腕エアセル571は、第1上面エアセル571a及び第1下面エアセル571bのうちの少なくとも一つのエアセルを含んでいてもよい。第1上面エアセル571aは、第1腕マッサージ部フレーム511の⊂字状内壁上側に配置されてもよい。第2下面エアセル573bは、第1腕マッサージ部フレーム511の⊂字状内壁下側に配置されてもよい。
【0272】
第2腕エアセル573は、第2収容空間S2に配置され、使用者の他方の腕をマッサージすることができる。例えば、第2腕エアセル573は、第2上面エアセル573a及び第2下面エアセル573bのうちの少なくとも一つのエアセルを含んでいてもよい。第2上面エアセル573aは、第2腕マッサージ部フレーム531の⊃字状内壁上側に配置されてもよい。第2下面エアセル573bは、第2腕マッサージ部フレーム531の⊃字状内壁下側に配置されてもよい。
【0273】
制御部300は、エアセル570の空気圧を取得することができる。例えば、マッサージ装置100は、エアセル570の空気圧をセンシングする空気圧センサを含んでいてもよい。空気圧センサは、エアセル570、エアセル570に接続されたエアライン、及びエアセル570に空気を供給するエア供給部のうちの少なくとも一つに配置されてもよい。空気圧センサは、エアセル570の空気圧をセンシングしてエアセル570の空気圧を制御部300に送信することができる。
【0274】
図29は、本開示の一実施形態に係る感知部を説明するための図である。具体的には、図29Aは、本開示の一実施形態に係る感知部の位置を説明するための一例を示し、図29Bは、本開示の一実施形態に係る感知部の一例を示す。
【0275】
図29Aを参照すると、腕マッサージ部500は、収容空間Sに配置された感知部590を含んでいてもよい。感知部590は、制御部300の制御に基づいて使用者の腕を感知することができる。例えば、感知部590は、収容空間Sに収容された使用者の腕を感知して感知信号を生成し、生成した感知信号を制御部300に送信することができる。感知信号は、収容空間Sに使用者の腕が収容されたことを示してもよい。
【0276】
感知部590は、使用者の腕を感知する映像装置、圧力センサ、光センサ、及び生体信号感知センサのうちの少なくとも一つであってもよい。このとき、映像装置は、熱画像カメラ、赤外線カメラなどの様々な映像装置であってもよい。生体信号感知センサは、上述した第1生体信号測定部550及び第3生体信号測定部3210のうちの少なくとも一つであってもよい。ただし、感知部590は、上述したように、映像装置(又はカメラ装置)、圧力センサ、光センサ、熱感知センサ及び生体信号感知センサのうちの少なくとも一つであってもよいが、これに限定されず、腕を感知できる多様な装置であってもよい。
【0277】
感知部590は、図28Aに示すように、腕マッサージ部500の全領域のうちの少なくとも一部に配置されてもよい。例えば、感知部590は、A領域及びB領域のうちの少なくとも一つの領域に配置されてもよい。このとき、A領域は、腕マッサージ部フレーム511、531の内壁の全領域のうち、腕マッサージ部500の一端方向に対応する領域(またはマッサージ装置100の前方向に対応する領域、腕マッサージ部フレーム511、531の内壁前面)であってもよい。B領域は、腕マッサージ部フレーム(511、531の内壁の全領域のうち、使用者の手のひらに対応する領域(または内壁下部の一端領域)であってもよい。
【0278】
上述したように、感知部590は、領域A及び領域Bのうちの少なくとも一つの領域に配置されるが、これに限定されない。例えば、感知部590は、腕マッサージ部フレーム511、531の内壁の全領域のうち、領域A及び領域Bとは異なる内壁の上面領域など、様々な領域に配置されてもよい。
【0279】
図29Bを参照すると、感知部590は、第1腕マッサージ部510に含まれる第1感知部591と、第2腕マッサージ部530に含まれる第2感知部593と、を含んでいてもよい。
【0280】
第1感知部591は、第1収容空間S1に配置されてもよい。例えば、第1感知部591は、第1腕マッサージ部フレーム511の内壁の全領域のうちの少なくとも一部の領域(例えば、領域A及び領域Bなど)に配置されてもよい。
【0281】
第1感知部591は、使用者の一方の腕を感知することができる。例えば、第1感知部591は、第1収容空間S1に収容された使用者の一方の腕を感知して第1感知信号を生成し、第1感知信号を制御部300に送信することができる。第1感知信号は、第1収容空間S1に使用者の一方の腕が収容されたことを示してもよい。
【0282】
第2感知部593は、第2収容空間S2に配置されてもよい。例えば、第2感知部593は、第2腕マッサージ部フレーム531の内壁の全領域のうちの少なくとも一部の領域(例えば、領域A及び領域Bなど)に配置されてもよい。
【0283】
第2感知部593は、使用者の他方の腕を感知することができる。例えば、第2感知部593は、使用者の他方の腕を感知して第2感知信号を生成し、第2感知信号を制御部300に送信することができる。第2感知信号は、第2収容空間S2に使用者の他方の腕が収容されたことを示してもよい。
【0284】
第1及び第2の感知部591、593は、第1及び第3生体信号測定部550、3210のうちの少なくとも一つとして具現されてもよい。
【0285】
第1及び第2の感知部591、593のうちの少なくとも一つの感知部が、図27Bに示すように第1生体信号測定部550として具現された場合、少なくとも一つの感知部は、第1生体信号測定部550について説明したように、腕マッサージ部フレームの内壁下側の全領域のうち、下部エアセルが配置されていない領域に配置されてもよい。少なくとも一つの感知部は、腕マッサージ部フレームと直接的に接続されてもよい。
【0286】
第1及び第2の感知部591、593のうちの少なくとも一つの感知部が、図27Bに示すように第3生体信号測定部3210として具現された場合、少なくとも一つの感知部は、第3生体信号測定部3210について説明したように、腕マッサージ部フレームの上側に配置された下面エアセルの上側に配置されてもよい。少なくとも一つの感知部は、下面エアセルを介して腕マッサージ部フレームと間接的に接続されてもよい。
【0287】
第1及び第3生体信号測定部550、3210のうちの少なくとも一つで具現された感知部は、第1生体信号測定用電極980及び第3生体信号測定用電極3320のうちの少なくとも一つの電極を含み、感知部は、電極の電気値を感知信号として制御部300に送信することができる。
【0288】
図30は、本開示の一実施形態に係る腕エアセルの状態を説明するための図である。具体的には、図30Aは、本開示の一実施形態に係る腕エアセルの収縮状態を説明するための図であり、図30Bは、本開示の一実施形態に係る腕エアセルの膨張状態を説明するための図である。
【0289】
図30A及び図30Bを参照すると、腕マッサージ部500は、図30A及び図30Bに示すように、腕エアセル570を収縮及び膨張させて使用者の腕をマッサージすることができる。このとき、腕エアセル570の収縮及び膨張動作は繰り返し実行できる。
【0290】
腕エアセル570が図30Aに示すように収縮した場合、使用者の腕は、腕マッサージ部500の内部及び外部のうちの少なくとも一方に自由に移動することができる。ただし、使用者の腕が腕マッサージ部500の外部に移動した状態で腕マッサージ部500が動作する場合には、使用者の腕をマッサージすることができなくても、使用者の腕をマッサージするための動作が行われるので、腕マッサージ部500の動力が無駄に使われるという問題が発生する可能性がある。
【0291】
また、腕エアセル570が図30Bに示すように膨張した場合、使用者の腕は、腕マッサージ部500の内部から外部へ、外部から内部へ自由に移動することができない。ただし、腕エアセル570が膨張した状態で使用者が腕を腕マッサージ部500の内部または外部に移動させる場合には、膨張した腕エアセル570によって使用者の腕の動きが妨げられ、使用者が自由に腕を使用できなくなるという問題が発生し、その結果、マッサージ装置100に対する使用者の満足度が低下するという問題が発生する可能性がある。
【0292】
言い換えれば、腕マッサージ部500は、腕マッサージ部500が駆動している状態で使用者の腕が腕マッサージ部500の内部に位置していない場合、使用者の腕をマッサージするための動作に伴う動力が無駄に使われるという問題が発生し、腕エアセル570が膨張した状態で使用者が使用者の腕を自由に使用できないという問題が発生して、マッサージ装置100に対する使用者の満足度が低下するという問題が起こる可能性がある。
【0293】
図31は、本開示の一実施形態に係る制御部の腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
【0294】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、感知区間で感知部590の動作を制御し、動作区間で腕マッサージ部500の動作を制御することができる。これにより、制御部300は、感知部590により使用者の腕が感知されたか否かに応じて、腕マッサージ部500を駆動させて腕マッサージを開始するか、腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部を中止及び/又は終了させることができる。
【0295】
まず、制御部300は、感知区間で感知部590の動作を制御することができる(S3110)。例えば、制御部300は、感知区間で感知部590を駆動させて感知部590を活性化させることができる。活性化された感知部590は、使用者の腕を感知して感知信号を制御部300に送信することができる。このとき、感知区間は、使用者の腕を感知する区間であってもよい。感知部590は、上述したように腕を感知する様々な装置であってもよい。制御部300は、予め設定された時間周期に基づいて感知部590を繰り返し駆動及び停止させることができる。
【0296】
感知区間における腕マッサージ部500の動作状態は、駆動状態及び停止状態のうちの少なくとも一つの状態であってもよい。駆動状態は、腕マッサージ部500が動作する(または駆動される)状態であってもよい。停止状態は、腕マッサージ部500が停止した(または動作していない)状態であってもよい。
【0297】
その後、制御部300は、感知部590の感知信号に基づいて動作区間で腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3120)。例えば、制御部300は、感知信号に基づいて腕マッサージ部500の動作を維持または変更することができる。このとき、動作区間は、腕マッサージ部500の動作を制御する区間であってもよい。動作区間において感知部500は活性化された状態であるが、これに限定されない。例えば、感知部500は動作区間で非活性化されてもよい。
【0298】
最後に、制御部300は、エアセル570の空気圧に基づいて腕マッサージ部500の動作を再び制御することができる(S3130)。
【0299】
以下では、S3120及びS3130ステップについて詳細に説明する。
【0300】
図32は、図31に示す腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
【0301】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、感知部590の感知信号及び腕マッサージ部500の動作状態に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3120)。
【0302】
一例として、制御部300は、感知部590から送信された感知信号が受信されたか否かを判断し、判断結果及び腕マッサージ部500の動作状態に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3121)。
【0303】
例えば、制御部300は、感知信号が受信されたか否かを判断する第1判断を行うことができる(S3121a)。感知部590が使用者の腕を感知した場合には、感知部590は感知信号を制御部300に送信し、制御部300は感知信号を受信することができる。
【0304】
制御部300は、感知信号が受信された場合には、使用者の腕が収容空間Sに収容されていると判断してもよい。制御部300は、感知信号が受信されていない場合には、使用者の腕が収容空間Sに収容されていないと判断してもよい。
【0305】
制御部300は、腕マッサージ部500の動作状態が駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行うことができる(S3121b)。例えば、制御部300は、腕マッサージ部500の電力供給、腕エアセル570のエア供給など、腕マッサージ部500に関する様々な情報を取得することができる。制御部300は、取得した情報に基づいて、腕マッサージ部500の動作状態が駆動状態であるか否かを判断することができる。
【0306】
制御部300は、第1及び第2の判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3121c)。
【0307】
感知信号が受信されず、動作状態が停止状態である場合と、感知信号が受信され、動作状態が駆動状態である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、動作区間で腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。例えば、制御部300は、動作状態が駆動状態である場合に腕マッサージ部500を駆動状態に維持させ、動作状態が停止状態である場合に腕マッサージ部500を停止状態に維持させることができる。
【0308】
感知信号が受信されず、動作状態が駆動状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部300を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0309】
感知信号が受信され、動作状態が停止状態である場合、制御部500は、腕マッサージ部500を駆動させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0310】
上述したように、制御部300は、感知信号により使用者の腕が収容空間Sに収容されているか否かを判断して腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0311】
別の例として、制御部300は、感知信号、腕マッサージ部500の動作状態、及び感知信号の受信時間に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3122)。このとき、受信時間は、制御部300が、感知部590から送信された感知信号を受信した時点から感知信号が受信されない時点までの経過時間であってもよい。受信時間は、感知部590が使用者の腕を感知する感知時間に基づいて決定されてもよい。例えば、感知時間が短い場合よりも感知時間が長い場合の方が、受信時間が長くなり得る。言い換えれば、感知部590が使用者の腕を長時間感知するほど、受信時間が長くなり得る。
【0312】
例えば、制御部300は、第1判断を行い(S3122a)、第2判断を行ってもよい(S3122b)。S3122aは前述のS3121aと同様であり、S3122bは前述のS3121bと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0313】
感知信号が受信されると、制御部300は、感知信号の受信時間が、予め設定された閾値受信時間以上であるか否かを判断する第3判断を行ってもよい(S3122c)。閾値受信時間は、マッサージ装置100に関連する企業、マッサージ装置100を管理する管理者、及びマッサージ装置100を使用する使用者のうちの少なくとも一つの様々なオブジェクトにより予め設定されてメモリ330に記憶されていてもよい。マッサージ装置100に関連する企業は、マッサージ装置100の製造、生産、流通、及び販売のうちの少なくとも一つであってもよい。閾値受信時間は、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されているか否かを決定する基準であってもよい。使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されている場合、受信時間は閾値受信時間以上であってもよい。
【0314】
例えば、制御部300は、受信時間と閾値受信時間とを比較して、受信時間が閾値受信時間以上であるか否かを判断することができる。制御部300は、受信時間が閾値受信時間以上である場合、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されたと判断してもよい。制御部300は、受信時間が閾値受信時間未満である場合、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されていないと判断してもよい。制御部300は、第2及び第3の判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(3122d)。
【0315】
動作状態が駆動状態であり、受信時間が閾値受信時間以上である場合と、動作状態が停止状態であり、受信時間が閾値受信時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。
【0316】
動作状態が駆動状態であり、受信時間が閾値受信時間未満である場合、制御部300は腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0317】
動作状態が停止状態であり、受信時間が閾値受信時間以上である場合、制御部300は腕マッサージ部500を駆動させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0318】
上述したように、制御部300は、感知信号の受信時間を通じて、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されているか否かを判断することにより、腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0319】
また、制御部300は、上述したように腕マッサージ部500の動作状態を駆動状態に変更した場合に、腕マッサージ部500の動作を再び制御することができる(S3130)。腕マッサージ部500の動作状態が駆動状態に変更された場合、制御部300は、エアセル570の空気圧に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0320】
一例として、制御部300は、エアセル570の空気圧が、予め設定された閾値空気圧以上であるか否かに基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3131)。閾値空気圧は、上述のように様々なオブジェクトにより予め設定されてメモリ330に記憶されていてもよい。閾値空気圧は、使用者の腕が収容空間Sに正しく収容されているか否かを決定する基準であってもよい。使用者の腕が収容空間Sに正確に収容されている場合、膨張したエアセル570の空気圧は閾値空気圧以上であってもよい。
【0321】
例えば、制御部300は、エアセル570を膨張させることができる(S3131a)。制御部300は、エア供給部を駆動させてエアセル570に空気を供給することにより、エアセル570を膨張させることができる。
【0322】
制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧が、予め設定された閾値空気圧以上であるか否かを判断する第4判断を行うことができる(S3131b)。
【0323】
例えば、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧と閾値空気圧とを比較して、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上であるか否かを判断することができる。
【0324】
制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上である場合に、使用者の腕が収容空間Sに正確に収容されたと判断してもよい。制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧未満である場合、使用者の腕が収容空間Sに正確に収容されていないと判断してもよい。
【0325】
制御部300は、第4判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3131c)。
【0326】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上である場合、制御部300は腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。言い換えれば、制御部300は、腕マッサージ部500の動作状態を駆動状態に維持させることができる。
【0327】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧未満である場合、制御部300は腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部の動作を変更することができる。言い換えれば、制御部300は、腕マッサージ部500の動作状態を駆動状態から停止状態に変更することができる。
【0328】
上述したように、制御部300は、エアセルの空気圧によって使用者の腕が収容空間Sに正確に収容されているか否かを判断して腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0329】
別の例として、制御部300は、エアセル570の空気圧及び感知信号の再受信時間に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3132)。
【0330】
例えば、制御部300は、エアセル570を膨張させ(S3132a)、第4判断を行うことができる(S3132b)。S3132aは前述のS3131aと同様であり、S3132bは前述のS3131bと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0331】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上である場合、制御部300は、感知信号の再受信時間が、予め設定された閾値再受信時間以上であるか否かを判断する第5判断を行うことができる(S3132c)。このとき、再受信時間は、エアセル570が膨張した後に制御部300に受信される感知信号の受信時間であってもよい。再受信時間は、エアセル590が膨張した後に感知部590が使用者の腕を感知する感知時間に基づいて決定されてもよい。例えば、エアセル570が膨張した後の感知時間が短い場合よりも、エアセル570が膨張した後の感知時間が長い場合の方が、再受信時間が長くなり得る。言い換えれば、エアセル570が膨張した後に感知部590が使用者の腕を長時間感知するほど、再受信時間が長くなり得る。
【0332】
閾値再受信時間は、上述のように様々なオブジェクトにより予め設定されてメモリ330に格納されてもよい。閾値再受信時間は、エアセル570が膨張した後に使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されているか否かを決定する基準であってもよい。エアセル570が膨張した後に使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されている場合、再受信時間は閾値再受信時間以上であってもよい。
【0333】
上述した閾値受信時間と閾値再受信時間は、互いに同じでも異なっていてもよい。好ましくは、閾値再受信時間は、閾値受信時間よりも短くてもよいが、これに限定されない。例えば、閾値再受信時間は、閾値受信時間よりも長くてもよい。
【0334】
例えば、制御部300は、再受信時間と閾値再受信時間とを比較して、再受信時間が閾値再受信時間以上であるか否かを判断することができる。
【0335】
制御部300は、再受信時間が閾値再受信時間以上である場合に、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間正確に収容されていると判断してもよい。制御部300は、再受信時間が閾値再受信時間未満である場合、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間正確に収容されていないと判断してもよい。
【0336】
制御部300は、第5判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3132d)。
【0337】
再受信時間が閾値再受信時間以上である場合、制御部300は、腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。言い換えれば、制御部300は、腕マッサージ部500の動作状態を駆動状態に維持させることができる。
【0338】
再受信時間が閾値再受信時間未満である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。言い換えれば、制御部300は、腕マッサージ部500の動作状態を駆動状態から停止状態に変更することができる。
【0339】
上述したように、制御部300は、エアセル570の空気圧及び再受信時間を通じて、使用者の腕が収容空間Sに正確に収容されているか否か、及びエアセルが膨張した後に使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されているか否かを判断して腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0340】
図33は、本開示の一実施形態に係る制御部の腕マッサージ部の制御動作を説明するための他の例を示す。
【0341】
本開示の一実施形態によれば、腕マッサージ部500は、収容空間に配置された電極を含んでいてもよい。例えば、感知部590は、第1及び第3生体信号測定部550、3210のうちのいずれか一つの測定部として具現されてもよい。いずれか一つの測定部は、第1生体信号測定用電極980及び第3生体信号測定用電極3320のうちのいずれか1つの電極を含んでいてもよい。言い換えれば、収容空間に配置される電極は、第1生体信号測定用電極980及び第3生体信号測定用電極3320のうちのいずれか一つの電極であってもよい。以下では、説明の便宜上、感知部590が第1生体信号測定部550として具現されると仮定する。
【0342】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、感知区間で第1生体信号測定部550の動作を制御し、動作区間で第1生体信号測定用電極980の電気値に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0343】
例えば、制御部300は、感知区間で第1生体信号測定部550の動作を制御することができる(S3140)。例えば、制御部300は、感知区間で第1生体信号測定部550を駆動して第1生体信号測定部550を活性化させることができる。活性化された第1生体信号測定部550は、第1生体信号測定用電極980の電気値に関する情報を制御部300に送信することができる。第1生体信号測定用電極980の電気値は、第1生体信号測定用電極980の電圧、電流、抵抗及びインピーダンスのうちの少なくとも一つであってもよい。制御部300は、予め設定された時間周期に基づいて第1生体信号測定部550を繰り返し駆動及び停止させることができる。
【0344】
上述したように、第1生体信号測定部550は、第1生体信号測定用電極980の電気値を制御部300に送信するが、これに限定されない。例えば、第1生体信号測定部550と制御部300とは電気的に接続されており、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値を取得することができる。
【0345】
制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値に基づいて動作区間で腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3150)。
【0346】
制御部300は、エアセル570の空気圧に基づいて腕マッサージ部500の動作を再び制御することができる(S3160)。
【0347】
以下では、S3150及びS3160ステップについて詳細に説明する。
【0348】
図34は、図33に示す腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
【0349】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値及び腕マッサージ部500の動作状態に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3150)。
【0350】
一例として、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化したか否かを判断し、判断結果及び腕マッサージ部500の動作状態に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3151)。
【0351】
例えば、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化したか否かを判断する第1判断を行うことができる(S3151a)。第1生体信号測定用電極980と使用者の腕とが接触する場合には、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化し得る。
【0352】
制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化した場合に、第1生体信号測定用電極980と使用者の腕とが接触したと判断し、使用者の腕が収容空間S )に収容されたと判断できる。制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化しない場合に、第1生体信号測定用電極980と使用者の腕とが接触していないと判断し、使用者の腕が収容空間Sに収容されていないと判断できる。制御部300は、腕マッサージ部500の動作状態が駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行うことができる(S3151b)。
【0353】
制御部300は、第1判断及び第2判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3151c)。
【0354】
第1生体信号測定用電極980の電気値が変化せず、動作状態が停止状態である場合と、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化し、動作状態が駆動状態である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。
【0355】
第1生体信号測定用電極980の電気値が変化せず、動作状態が駆動状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0356】
第1生体信号測定用電極980の電気値が変化し、動作状態が停止状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を駆動させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。上述したように、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値により使用者の腕が収容空間Sに収容されているか否かを判断し、腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0357】
他の例として、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値、腕マッサージ部500の動作状態、及び第1生体信号測定用電極980の電気値の変化量及び変化量に対する変化時間のうちの少なくとも一つに基づいて、腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3152)。
【0358】
変化量は、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化する程度を表すことができる。変化量は、使用者の腕と第1生体信号測定用電極980との接触面積、及び使用者の腕と接触する電極の数のうちの少なくとも一つに基づいて決定することができる。例えば、変化量は、接触面積が小さい場合よりも接触面積が大きい場合が大きい場合がある。変化量は、使用者の腕と接触する電極数が少ない場合よりも、使用者の腕と接触する電極数が多い場合が大きい場合がある。言い換えれば、変化量は、接触面積が大きいか、使用者の腕と接触する電極の数が多いほど点灯することができる。
【0359】
変化時間は、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化する時点から第1生体信号測定用電極980の電気値が変化しない時点までの経過時間であってもよい。変化時間は、使用者の腕と第1生体信号測定用電極980とが接触する接触時間に基づいて決定することができる。例えば、変化時間は、接触時間が小さい場合よりも接触時間が長い場合が長い場合がある。言い換えれば、変化時間は、使用者の腕と第1生体信号測定用電極980とが長く接触するほど長くなり得る。
【0360】
例えば、制御部300は、電気値が変化したか否かを判断する第1判断を行い(S3152a)、動作状態が駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行うことができる(S3152b)。S3152aは前述のS3151aと同様であり、S3152bは前述のS3151bと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0361】
第1生体信号測定用電極980の電気値が変化した場合、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値の変化量が、予め設定された閾値変化量以上であるか否かを判断する第3判断と、変化量に対する変化時間が、予め設定された閾値変化時間以上であるか否かを判断する第4判断と、のうちの少なくとも一つの判断を行うことができる(S3152c)。閾値変化量及び閾値変化時間は、上述した様々なオブジェクトにより予め設定されてメモリ330に記憶されていてもよい。閾値変化量及び閾値変化時間は、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されているか否かを決定する基準であってもよい。使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されている場合、電気値の変化量は閾値変化量以上であってもよい。使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されている場合、電気値の変化量に対する変化時間は、閾値変化時間以上であってもよい。
【0362】
例えば、制御部300は、電気値の変化量と閾値変化量とを比較して、電気値の変化量が閾値変化量以上であるか否かを判断し、変化量に対する変化時間と閾値変化時間とを比較して、変化時間が閾値変化時間以上であるか否かを判断することができる。
【0363】
制御部300は、変化量が閾値変化量以上である場合と、変化時間が閾値変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合に、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されていると判断してもよい。制御部300は、変化量が閾値変化量未満である場合と、変化時間が閾値変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合に、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されていないと判断してもよい。
【0364】
制御部300は、第2判断結果と、第3判断及び第4判断のうちの少なくとも一つの判断結果とに基づいて、腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3152d)。
【0365】
電気値の変化量が閾値変化量以上である場合と、変化量に対する変化時間が閾値変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、動作状態が駆動状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。
【0366】
電気値の変化量が閾値変化量未満である場合と、変化量に対する変化時間が閾値変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、動作状態が停止状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。
【0367】
電気値の変化量が閾値変化量未満である場合と、変化量に対する変化時間が閾値変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、動作状態が駆動状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0368】
電気値の変化量が閾値変化量以上である場合と、変化量に対する変化時間が閾値変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合であり、動作状態が停止状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を駆動させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0369】
また、制御部300は、上述したように腕マッサージ部500の動作状態を駆動状態に変更した場合に、腕マッサージ部500の動作を再び制御することができる(S3160)。腕マッサージ部500の動作状態が駆動状態に変更された場合、制御部300は、エアセル570の空気圧に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる。
【0370】
一例として、制御部300は、エアセル570の空気圧が閾値空気圧以上であるか否かに基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3161)。
【0371】
例えば、制御部300は、エアセルを膨張させることができる(S3161a)。制御部300は、膨張したエアセルの空気圧が閾値空気圧以上であるか否かを判断する第5判断を行うことができる(S3161b)。制御部300は、第5判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3161c)。S3161aは前述のS3131aと同様であり、S3161bは前述のS3131bと同様であり、S3161cは前述のS3131cと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0372】
他の例として、制御部300は、エアセル570の空気圧と、電気値の再変化量及び再変化量に対する再変化時間のうちの少なくとも一つに基づいて、腕マッサージ部500の動作を制御してもよい(S3162)。
【0373】
例えば、制御部300は、エアセル570を膨張させ(S3162a)、第5判断を行うことができる(S3162b)。S3162aは前述のS3161aと同様であり、S3162bは前述のS3161bと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0374】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上である場合、制御部300は、エアセル570が膨張した後に変化する電気値の再変化量が、予め設定された閾値再変化量以上であるか否かを判断する第6判断と、再変化量に対する再変化時間が、予め設定された閾値再変化時間以上であるか否かを判断する第7の判断と、のうちの少なくとも一つの判断を行うことができる(S3162c)。
【0375】
電気値の再変化量は、エアセル570が膨張した後に第1生体信号測定用電極980の電気値が変化する程度を示してもよい。再変化量は、エアセル570が膨張した後に使用者の腕と第1生体信号測定用電極980との接触面積と、エアセル570が膨張した後に使用者の腕と接触する電極数と、のうちの少なくとも一つに基づいて決定することができる。例えば、エアセル570が膨張した後の接触面積が小さい場合よりも、エアセル570が膨張した後の接触面積が大きい場合の方が、再変化量が大きくなり得る。エアセル570が膨張した後に使用者の腕と接触する電極数が少ない場合よりも、エアセル570が膨張した後に使用者の腕と接触する電極数が多い場合の方が、再変化量が大きくなり得る。言い換えれば、エアセル570が膨張した後の接触面積が大きいか、エアセル570が膨張した後に使用者の腕と接触する電極の数が多いほど、再変化量が大きくなり得る。
【0376】
再変化量に対する再変化時間は、エアセル570が膨張した後に第1生体信号測定用電極980の電気値が変化する時点から第1生体信号測定用電極980の電気値が変化しない時点までの経過時間であってもよい。再変化時間は、エアセル570が膨張した後に使用者の腕と第1生体信号測定用電極980とが接触する接触時間に基づいて決定することができる。例えば、エアセル570が膨張した後の接触時間が短い場合よりも、エアセル570が膨張した後の接触時間が長い場合の方が、再変化時間が長くなり得る。言い換えれば、エアセル570が膨張した後に使用者の腕と第1生体信号測定用電極980とが長く接触するほど、再変化時間が長くなり得る。
【0377】
閾値再変化量及び閾値再変化時間は、上述の様々なオブジェクトにより予め設定されてメモリ330に記憶されていてもよい。閾値再変化量及び閾値再変化時間は、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されているか否かを決定する基準であってもよい。使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されている場合、電気値の再変化量は閾値再変化量以上であってもよい。使用者の腕が収容空間Sに十分な時間収容されている場合、電気値の再変化量に対する再変化時間は、閾値再変化時間以上であってもよい。
【0378】
上述した閾値変化量と閾値再変化量とは、互いに同一であっても異なっていてもよく、閾値変化時間及び閾値再変化時間は、互いに同一であっても異なっていてもよい。好ましくは、閾値再変化量は、閾値変化量よりも大きくてもよいが、これに限定されない。例えば、閾値再変化量は、閾値変化量より少なくてもよい。閾値再変化時間は、閾値変更時間よりも短くてもよいが、これに限定されない。例えば、閾値再変化時間は、閾値変化時間よりも長くてもよい。
【0379】
例えば、制御部300は、電気値の再変化量と閾値再変化量とを比較して、再変化量が閾値再変化量以上であるか否かを判断することができる。制御部300は、再変化量に対する再変化時間と閾値再変化時間とを比較して、再変化時間が閾値再変化時間以上であるか否かを判断することができる。
【0380】
制御部300は、再変化量が閾値変化量以上である場合と、再変化時間が閾値再変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合に、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間正確に収容されていると判断してもよい。制御部300は、再変化量が閾値変化量未満である場合と、再変化時間が閾値再変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合に、使用者の腕が収容空間Sに十分な時間正確に収容されていないと判断してもよい。
【0381】
制御部300は、第6判断及び第7判断のうちの少なくとも一つの判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3162d)。電気値の再変化量が閾値再変化量以上である場合と、再変化量に対する再変化時間が閾値再変化時間以上である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。
【0382】
電気値の再変化量が閾値再変化量未満である場合と、再変化量に対する再変化時間が閾値再変化時間未満である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0383】
図35は、本開示の一実施形態に係る制御部の腕マッサージ部の制御動作を説明するための他の例を示す。
【0384】
制御部300は、図33及び図34で説明したように、感知区間で第1生体信号測定部550の動作を制御し、動作区間で第1生体信号測定用電極980の電気値に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができるが、これらに限定されない。
【0385】
例えば、制御部300は、感知区間でエアセル570の動作を制御し(S3170)、エアセル570の空気圧に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3180)。
【0386】
まず、制御部300は、感知区間でエアセル570を膨張させることができる(S3170)。S3170はS3131aと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0387】
その後、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧に基づいて動作区間で腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3180)。
【0388】
以下では、S3180ステップについて詳細に説明する。
【0389】
図36は、図35に示す腕マッサージ部の制御動作を説明するための一例を示す。
【0390】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧及び腕マッサージ部500の動作状態に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3180)。
【0391】
一例として、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上であるか否かを判断し、判断結果及び腕マッサージ部500の動作状態に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3181)。
【0392】
例えば、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上であるか否かを判断する第1判断を行うことができる(S3181a)。S3181aはS3161bと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0393】
制御部300は、腕マッサージ部500の動作状態が駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行うことができる(S3181b)。S3181bはS3121bと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0394】
制御部300は、第1判断及び第2判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3181c)。
【0395】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧未満で動作状態が停止状態である場合と、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上で動作状態が駆動状態である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。
【0396】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧未満で動作状態が駆動状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0397】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上で動作状態が停止状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を駆動させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0398】
別の例として、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧、腕マッサージ部500の動作状態及び第1生体信号測定用電極980の電気値に基づいて、腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3182)。
【0399】
例えば、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上であるか否かを判断する第1判断を行い(S3182a)、動作状態が駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行うことができる(S3182b)。S3182aは前述のS3181aと同様であり、S3182bは前述のS3181bと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0400】
膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上である場合、制御部300は、第1生体信号測定用電極980の電気値が変化したか否かを判断する第3判断を行うことができる(S3182c)。S3182cは前述のS3151aと同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0401】
制御部300は、第2判断及び第3判断結果に基づいて腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3182d)。
【0402】
電気値が変化せず、動作状態が静止状態である場合と、電気値が変化し、動作状態が駆動状態である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、腕マッサージ部500の動作を維持させることができる。
【0403】
電気値が変化せず、動作状態が駆動状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を停止させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0404】
電気値が変化し、動作状態が停止状態である場合、制御部300は、腕マッサージ部500を駆動させて腕マッサージ部500の動作を変更することができる。
【0405】
さらに別の例として、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧、腕マッサージ部500の動作状態、及び第1生体信号測定用電極980の電気値の変化量及び変化時間のうちの少なくとも一つに基づいて腕マッサージ部500の動作を変更することができる(S3183)。
【0406】
例えば、制御部300は、膨張したエアセル570の空気圧が閾値空気圧以上であるか否かを判断する第1判断を行い(S3183a)、動作状態が駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行い(S3183b)、電気値が変化したか否かを判断する第3判断を行うことができる(S3183c)。S3183aはS3182aと同様であり、S3183bはS3182bと同様であり、S3183cはS3182cと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0407】
電気値が変化した場合、制御部300は、電気値の変化量が閾値変化量以上であるか否かを判断する第4判断と、変化量に対する変化時間が閾値変化時間以上であるか否かを判断する第5判断と、のうちの少なくとも一つの判断を行うことができる(S3183d)。S3183dは前述のS3152cと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0408】
制御部300は、第2判断結果と、第4判断及び第5判断のうちの少なくとも一つの判断結果とに基づいて、腕マッサージ部500の動作を制御することができる(S3183e)。S3183eは前述のS3152dと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0409】
図31図36に示すように、制御部300は、使用者の腕を感知して腕マッサージ部500の動作を制御することにより、腕マッサージ部500の無駄な動力消費及びマッサージ装置100に対する使用者の満足度が低下するという問題を防ぐことができる。
【0410】
図37は、本開示の一実施形態に係る各腕マッサージ部とボディマッサージ部の動作を説明するための図である。
【0411】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、各感知部591、593の感知信号に基づいて各腕マッサージ部510、530の動作を互いに独立して制御することができる。
【0412】
制御部300は、第1感知部591の第1感知信号及び第1腕マッサージ部510の第1動作状態に基づいて第1腕マッサージ部510の動作を制御することができる。第1動作状態は、第1腕マッサージ部510が動作する第1駆動状態と、第1腕マッサージ部510が停止した第1停止状態と、のうちの少なくとも一つであってもよい。
【0413】
例えば、制御部300は、第1感知信号が受信されたか否かを判断する第1判断を行うことができる。第1判断は、上述した感知信号が受信されたか否かを判断する動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0414】
制御部300は、第1腕マッサージ部510の第1動作状態が第1駆動状態であるか否かを判断する第2判断を行うことができる。第2判断は、上述した動作状態が駆動状態であるか否かを判断する動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0415】
制御部300は、第1判断及び第2判断結果に基づいて第1腕マッサージ部510の動作を制御することができる。
【0416】
第1感知信号が受信されず、第1動作状態が第1停止状態である場合と、第1感知信号が受信され、第1動作状態が第1駆動状態である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、第1腕マッサージ部510の動作を維持させることができる。
【0417】
第1感知信号が受信されず、第1動作状態が第1駆動状態である場合、制御部300は、第1腕マッサージ部510を停止させて第1腕マッサージ部510の動作を変更することができる。
【0418】
第1感知信号が受信され、第1動作状態が第1停止状態である場合、制御部300は、第1腕マッサージ部510を駆動させて第1腕マッサージ部510の動作を変更することができる。
【0419】
また、制御部300は、第2感知部593の第2感知信号及び第2腕マッサージ部530の第2動作状態に基づいて第2腕マッサージ部530の動作を制御することができる。第2動作状態は、第2腕マッサージ部530が動作する第2駆動状態と、第2腕マッサージ部530が停止した第2停止状態と、のうちの少なくとも一つであってもよい。
【0420】
例えば、制御部300は、第2感知信号が受信されたか否かを判断する第3判断を行うことができる。第3判断は、上述した感知信号が受信されたか否かを判断する動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0421】
制御部300は、第2腕マッサージ部530の第2動作状態が第2駆動状態であるか否かを判断する第4判断を行うことができる。第4判断は、上述した動作状態が駆動状態であるか否かを判断する動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0422】
制御部300は、第3判断及び第4判断結果に基づいて第2腕マッサージ部530の動作を制御することができる。
【0423】
第2感知信号が受信されず、第2動作状態が第2停止状態である場合と、第2感知信号が受信され、第2動作状態が第2駆動状態である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、第2腕マッサージ部530の動作を維持させることができる。
【0424】
第2感知信号が受信されず、第2動作状態が第2駆動状態である場合、制御部300は、第2腕マッサージ部530を停止させて第2腕マッサージ部530の動作を変更することができる。
【0425】
第2感知信号が受信され、第2動作状態が第2停止状態である場合、制御部300は、第2腕マッサージ部530を駆動させて第2腕マッサージ部530の動作を変更することができる。
【0426】
上述したように、制御部300は、第1判断及び第2判断結果に基づいて第1腕マッサージ部510の動作を制御し、第3判断及び第4判断結果に基づいて第2腕マッサージ部530の動作を制御するが、これらに限定されない。例えば、制御部300は、図31図36で説明した内容を適用した判断結果に基づいて各腕マッサージ部の動作を制御することができる。
【0427】
これにより、制御部300は、各腕を感知して各腕マッサージ部の動作を制御することにより、各腕マッサージ部の動作を独立して制御することができる。
【0428】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、ボディマッサージ部2100が動作するかまたは動作していない状態で、上述したように各腕マッサージ部の動作を制御することができる。言い換えれば、制御部300は、各腕マッサージ部510、530の動作とボディマッサージ部2100の動作とを互いに独立して制御することができる。
【0429】
本開示の一実施形態によれば、制御部300は、各腕マッサージ部が動作するかまたは動作していない状態でボディマッサージ部2100の動作を制御することができる。
【0430】
一例として、制御部300は、ボディマッサージ部2100に対する制御信号に基づいてボディマッサージ部2100の動作を制御することができる。このとき、制御信号は、ボディマッサージ部2100を動作させる動作信号(または駆動信号)と、ボディマッサージ部2100を停止させる停止信号と、のうちの少なくとも一つであってもよい。制御信号は、使用者の入力に基づいて生成されてもよい。
【0431】
入力部350は、使用者の入力に基づいて制御信号を生成し、制御信号を制御部300に送信することができる。このとき、使用者の入力は、ボディマッサージ部2100を駆動させる駆動入力と、ボディマッサージ部2100を停止させる停止入力と、ボディマッサージ部2100の動作を変更する変更入力と、のうちの少なくとも一つの入力であってもよい。制御部300は、制御信号に基づいてボディマッサージ部2100を駆動または停止させることができる。
【0432】
別の例として、制御部300は、図37で説明した第1判断及び第3判断結果と、ボディマッサージ部2100の第3動作状態とに基づいて、ボディマッサージ部2100の動作を制御することができる。このとき、第3動作状態は、ボディマッサージ部2100が動作する第3駆動状態と、ボディマッサージ部2100が停止した第3停止状態と、のうちの少なくとも一つであってもよい。
【0433】
例えば、制御部300は、第1判断及び第3判断を行い、第1及び第2の感知信号のうちの少なくとも一つの感知信号が受信されたか否かを判断する第5判断を行うことができる。
【0434】
制御部300は、第3動作状態が第3駆動状態であるか否かを判断する第6判断を行うことができる。
【0435】
制御部300は、第5判断及び第6判断結果に基づいてボディマッサージ部2100の動作を制御することができる。
【0436】
第1及び第2の検出信号のうちの少なくとも一つの信号が受信され、第3動作状態が第3駆動状態である場合と、第1及び第2の感知信号の両方が受信されず、第3動作状態が第3停止状態である場合と、のうちの少なくとも一つの場合、制御部300は、ボディマッサージ部2100の動作を維持させることができる。
【0437】
第1及び第2の検出信号のうちの少なくとも一つの信号が受信され、第3動作状態が第3停止状態である場合、制御部300は、ボディマッサージ部2100を駆動させてボディマッサージ部2100の動作を変更することができる。
【0438】
第1及び第2の検出信号の両方が受信されず、第3動作状態が第3駆動状態である場合、制御部300は、ボディマッサージ部2100を停止させてボディマッサージ部2100の動作を変更することができる。
【0439】
上述したように、制御部300は、第1判断及び第3判断結果と第3動作状態とに基づいてボディマッサージ部2100の動作を制御するが、これに限定されない。例えば、制御部300は、図31図36で説明した内容が適用された判断結果と第3動作状態とに基づいてボディマッサージ部2100の動作を制御することができる。
【0440】
これまで様々な実施形態を中心に説明した。本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明が、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現され得ることが理解できるであろう。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく説明的な観点から考慮されるべきである。本発明の範囲は、前述した説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれるものと解釈されるべきである。
【0441】
一方、上述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行可能なプログラムで作成可能であり、コンピュータ可読記録媒体を用いてプログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現され得る。コンピュータ可読記録媒体は、磁気記憶媒体(例えば、ROM、フロッピーディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD-ROM、DVDなど)などの記憶媒体を含む。


図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図9
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図28
図29A
図29B
図30A
図30B
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37