(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023081384
(43)【公開日】2023-06-09
(54)【発明の名称】二重容器
(51)【国際特許分類】
A47J 41/02 20060101AFI20230602BHJP
B65D 21/02 20060101ALI20230602BHJP
【FI】
A47J41/02 102B
B65D21/02 410
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023026486
(22)【出願日】2023-02-22
【基礎とした実用新案登録】
【原出願日】2021-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】000141576
【氏名又は名称】株式会社吉川国工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100085316
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 三雄
(74)【代理人】
【識別番号】100171572
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100213425
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 正憲
(72)【発明者】
【氏名】吉川 利幸
【テーマコード(参考)】
3E006
4B002
【Fターム(参考)】
3E006AA01
3E006BA08
3E006CA05
3E006FA02
4B002AA02
4B002BA22
4B002BA41
4B002BA53
4B002CA50
(57)【要約】
【課題】積み重ね可能な二重容器を提供する。
【解決手段】 二重容器10は、外層を構成する有底筒状の外筐体20と、外筐体20の上端で連続して内層を構成する有底筒状の内筐体30との間に真空層13を構成してなる二重容器10であって、内筐体30の深さ方向の中間位置において内径が全周に亘って縮径されて形成された縮径段部34を有してなり、縮径段部34の内縁により囲われた縮径口35の内径が、外筐体20の下端の外径より小さく形成されてなる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外層を構成する有底筒状の外筐体と、前記外筐体の上端で連続して内層を構成する有底筒状の内筐体との間に真空層を構成してなる二重容器であって、
前記内筐体の深さ方向の中間位置において内径が全周に亘って縮径されて形成された縮径段部を有してなり、
前記縮径段部の内縁により囲われた縮径口の内径が、前記外筐体の下端の外径より小さく形成されてなる
ことを特徴とする二重容器。
【請求項2】
他の二重容器が積み重ねられた状態において、
前記縮径口が前記他の二重容器の本体底部によって閉塞され、
閉塞された閉塞空間を構成する内壁は、前記真空層によって囲われる
ことを特徴とする請求項1に記載の二重容器。
【請求項3】
前記外筐体の筒部である外筐筒部の上端から前記縮径段部までの高さを所定高さとし、
前記外筐筒部の外側面には、前記外筐体の下端から所定高さとなる位置よりも低い高さ範囲において、環状に拡径して外側に膨出してなる一又は複数の外筐ヒダ部が形成されてなり、
他の二重容器が積み重ねられた状態において、
前記内筐体の筒部である内筐筒部の内側面と前記他の二重容器の外筐筒部の外側面との間の少なくとも一部に隙間を生ずる
ことを特徴とする請求項1若しくは2に記載の二重容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二重に形成された二重容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、二重容器としては、保温や保冷を目的として外側の層と内側の層との間を真空にした、有底筒状のタンブラーや魔法瓶が存在した。
【0003】
また、特許文献1には、小型化及び軽量化が可能な真空二重構造体として、両端が開口した金属製の外筐体及び内筐体を有し、外筐体の内側に内筐体を収容した状態で互いの開口端が接合されると共に、外筐体と内筐体との間に真空層が設けられた真空二重構造体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の二重容器は、一の二重容器の開口から他の二重容器の底部分を挿入して複数の二重容器を積み重ねる際に、一の二重容器の内周壁と他の二重容器の外周壁とが密着して二重容器同士が嵌り合ってしまい、二重容器を抜き取ることが困難となるという問題が存在した。
またさらに、嵌り合ってしまった二重容器を無理やり引き抜くことは、一の二重容器の内側面と、他の二重容器の外側面とに傷などを生じさせる原因となり、美感上の問題のみならず、細菌の繁殖など衛生的にも問題が生じていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上記課題を解決するための手段として本発明に係る二重容器は、外層を構成する有底筒状の外筐体と、前記外筐体の上端で連続して内層を構成する有底筒状の内筐体との間に真空層を構成してなる二重容器であって、前記内筐体の深さ方向の中間位置において内径が全周に亘って縮径されて形成された縮径段部を有してなり、前記縮径段部の内縁により囲われた縮径口の内径が、前記外筐体の下端の外径より小さく形成されてなることを特徴とする。
【0007】
また、他の二重容器が積み重ねられた状態において、前記縮径口が前記他の二重容器の本体底部によって閉塞され、閉塞された閉塞空間を構成する内壁は、前記真空層によって囲われることとしてもよい。
【0008】
また、前記外筐体の筒部である外筐筒部の上端から前記縮径段部までの高さを所定高さとし、前記外筐筒部の外側面には、前記外筐体の下端から所定高さとなる位置よりも低い高さ範囲において、環状に拡径して外側に膨出してなる一又は複数の外筐ヒダ部が形成されてなり、他の二重容器が積み重ねられた状態において、前記内筐体の筒部である内筐筒部の内側面と前記他の二重容器の外筐筒部の外側面との間の少なくとも一部に隙間を生ずることとしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の二重容器を積み重ねる際に、下側の二重容器の縮径段部の縮径口の内径よりも、上側の二重容器の外筐体の下端の外径のほうが大きくなる。これにより、縮径段部によって上側の二重容器の外筐体の下端を係止することができ、上側の二重容器が下側の二重容器の底部まで落ち込んで、複数の二重容器が嵌り合ってしまうことを防止することができる。
【0010】
また本発明によれば、上側の二重容器が下側の二重容器の底部まで落ち込んでしまうことを防止することができるため、上下のそれぞれの二重容器の周面が密着し、互いに傷をつけてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施形態に係る二重容器10の斜視図である。
【
図2】実施形態に係る二重容器10の縦断面図である。
【
図3】実施形態に係る二重容器10の本体底部12から縮径段部34近傍までの拡大断面図である。
【
図4】実施形態に係る二重容器10の本体筒部11の構成を示す拡大断面図である。
【
図5】実施形態に係る二重容器10を積み重ねた状態を示す縦断面図である。
【
図6】実施形態に係る二重容器10を積み重ねた状態における、本体筒部11の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る実施の形態を、図を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
また、ここで説明する発明を実施するための形態は、本発明を実施するための一例を示したものであり、本発明の技術的範囲は発明を実施するための形態に記載した事項に限定されるものではない。
【0014】
まず初めに、積み重ねに好適な二重容器10について、
図1~3を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図1に示すように、二重容器10は、外層を構成する有底筒状の外筐体20と、外筐体20の上端で連続して内層を構成する有底筒状の内筐体30とを含んで構成されている。二重容器10は、外筐体20と内筐体30との間に真空層13が構成されてなる。二重容器10は、外筐体20と内筐体30とにより全体として、本体の側周部分を構成する本体筒部11と、本体の底部を構成する本体底部12とが構成されている。
【0016】
また
図2、
図3に示すように、二重容器10は、内筐体30の深さ方向の中間位置において内径が全周に亘って縮径されることで、縮径段部34が形成されている。縮径段部34は、縮径段部34の内縁により囲われた縮径口35の内径が、外筐体20の下端の外径より小さく形成されている。縮径段部34は、二重容器10の上方から他の二重容器10の底部が挿し込まれることで複数の二重容器10が積み重ねられる際に、上側の二重容器10の外筐体20の下端を係止することができる。
【0017】
ここで本実施形態においては、二重容器10の下端から上端に向かうおおよそ三分目の位置に縮径段部34が形成されている。しかしながら、縮径段部34の位置はこれに限定されるものではなく、内筐体30の深さ方向の中間位置であれば、任意に縮径段部34の高さを決定することができる。
【0018】
またここで、外筐体20は、筒状の側周壁である外筐筒部21と、外筐筒部21の下端を閉塞する外筐底部22とを含んで構成されている。また内筐体30は、筒状の側周壁である内筐筒部31と、内筐筒部31の下端を閉塞する内筐底部32とを含んで構成されている。また、二重容器10の本体は、本体の筒部である本体筒部11が外筐筒部21及び内筐筒部31により構成され、本体の底部である本体底部12が外筐底部22及び内筐底部32により構成されている。なお、本体底部12は、本体筒部11の下端を閉塞している。
また、外筐体20と内筐体30とは、わずかに離間して隙間に真空層13を構成している。なお、この真空層13は適宜の厚みに構成することができる。
【0019】
外筐体20と内筐体30とは、上端において外筐筒部21と内筐筒部31とが連続してなる。この連続の態様は、例えば、金属板や樹脂板を湾曲させることで外筐筒部21と内筐筒部31とを一体的に形成してもよく、また、金型によりはじめから上端において外筐筒部21と内筐筒部31とが連続するよう一体成型することとしてもよい。また例えば、製造過程において外筐体20と内筐体30とを別部材として用意し、外筐体20の上端と内筐体30の上端とを接着、或いは溶着することとしてもよい。すなわち、外筐体20と内筐体30とが上端において連続する構成は、外筐体20と内筐体30との間の中間層に真空層13を構成することができるように気密なものであれば、種々の構成を採用することができる。
【0020】
またここで、内筐体30の深さ方向の中間位置において形成された縮径段部34は、二重容器10を積み重ねる際に、上側の二重容器10の外筐体20の下端が縮径段部34よりも下方に落ち込まないようにして、上側の二重容器10の外筐体20の下端を係止する。
なお、本実施形態において、内筐体30の内筐筒部31の内側面には、環状に縮径して内側に膨出してなる複数の内筐ヒダ部33が形成されている。しかし、縮径段部34はこれら内筐ヒダ部33と比較して縮径の程度が大きい。すなわち、内筐ヒダ部33は、二重容器10の上方から差し込まれた他の二重容器10の外筐体20の下端を係止しない一方で、縮径段部34は、他の二重容器10の外筐体20の下端を係止して、他の二重容器10を縮径段部34の上方に積み重ねることを可能とする。
【0021】
本実施形態においては、二重容器10は、本体底部12の中央部分にカバー14が配設されてなる。カバー14は、本体底部12中央に形成された吸気口(図示しない)から吸気により外筐体20と内筐体30との間の隙間を真空にした後に取りつけられ、真空層13に空気が流入しないように、吸気口を閉塞している。
【0022】
また本実施形態においては、二重容器10は、外筐体20及び内筐体30がステンレスにより構成されている。しかしながら、二重容器10を構成する素材としては、外筐体20と内筐体30との間に真空層13を構成するものであれば種々の素材を用いることができる。例えば、チタンなどの金属、ガラス、若しくは樹脂などを採用することができる。
【0023】
また本実施形態においては、図面に表れないが内筐体30の内面が鏡面処理されてなる。
【0024】
また
図4に示すように、外筐筒部21の外側面には、外筐体20の下端から所定高さとなる位置よりも低い高さの範囲において、環状に拡径して外側に膨出してなる一又は複数の外筐ヒダ部23が形成されてなる。またここで、所定高さとは、外筐筒部21の上端から縮径段部34までの高さをいう。すなわち、外筐筒部21の上端から縮径段部34までの高さの範囲は、複数の二重容器10を積み重ねた際に、二重容器10同士が重なり合う長さである。したがって、外筐体20の下端から所定高さとなる位置よりも低い高さの範囲とは、二重容器10を下方に存在する他の二重容器10に対して挿入する際に、他の二重容器10と重なり合う範囲を表している。
なお、外筐ヒダ部23が形成される範囲はこれに限定されるものではなく、所望により外筐体20の下端から所定高さとなる位置より高い高さの範囲にも外筐ヒダ部23を設けることができる。
【0025】
また、本実施形態においては、内筐筒部31の内周面には、内筐体30の上端から縮径段部34までの範囲において、環状に縮径して内側に膨出してなる一又は複数の内筐ヒダ部33が形成されてなる。なお、内筐ヒダ部33が形成される範囲はこれに限定されるものではなく、所望により縮径段部34の下方に内筐ヒダ部33を設けることとしてもよい。
【0026】
本実施形態においては、外筐ヒダ部23及び内筐ヒダ部33は、それぞれ複数形成されている。また、外筐ヒダ部23は、外筐体20の全周に亘って環状に拡径して、外側に膨出したヒダ状に形成されている。内筐ヒダ部33は、内筐体30の全周に亘って環状に縮径して、内側に膨出したヒダ状に形成されている。
【0027】
また本実施形態においては、外筐ヒダ部23の膨出の程度は、外径が1~3mm拡径する程度に構成されている。内筐ヒダ部33の膨出の程度は、内径が1~3mm縮径する程度に構成されている。
【0028】
図5に示すように、二重容器10は、他の二重容器10が積み重ねられた状態において、縮径段部34の内縁により囲われた縮径口35が他の二重容器10の本体底部12によって閉塞される。このとき、閉塞された閉塞空間を構成する内壁は、真空層13によって囲われる。
例えば本実施形態において、閉塞空間を構成する内壁は、下側の二重容器10の内筐体30のうち縮径段部34から下の部分と、上側の二重容器10の外筐底部22とにより構成される。そして、下側の二重容器10の内筐体30のうち縮径段部34から下の部分は、下側の二重容器10の真空層13により囲われている。上側の二重容器10の外筐底部22は、上側の二重容器10の真空層13により囲われている。このため、閉塞空間を構成する内壁はその全体が真空層13により囲われている。なお、
図5においては、薄墨部分Xが内壁を囲う真空層13となっている。
【0029】
図6に示すように、二重容器10は、他の二重容器10が積み重ねられた状態において、内筐筒部31の内側面と他の二重容器10の外筐筒部21の外側面との間の少なくとも一部に隙間を生ずる。
本実施形態においては、下側の二重容器10の内筐筒部31の内側面と、上側の二重容器10の外筐筒部21の外側面との間に、環状の隙間が複数生じている。
【0030】
一方で、
図6に示すように、積み重ねられた下側の二重容器10の内筐筒部31の内側面と、上側の二重容器10の外筐筒部21の外側面との間には、環状に3つの当接部分Yが生じている。
当該当接は、上側の二重容器10の外筐筒部21の外筐ヒダ部23の外径と、下側の二重容器10の内筐筒部31の内径とが一致する位置で生じている。
【0031】
次に、以上で説明した二重容器10の作用及び効果について説明する。
【0032】
二重容器10は、縮径段部34の縮径口35の内径が、外筐体20の下端の外径よりも小さく形成されている。
このため、複数の二重容器10を積み重ねる際に、上側の二重容器10の外筐体20の下端が、下側の二重容器10の縮径段部34により係止される。これにより、上側の二重容器10が下側の二重容器10の底部まで落ち込んで、複数の二重容器10が嵌り合ってしまうことを防止することができる。
【0033】
またさらに、二重容器10は、上側の二重容器10が下側の二重容器10の底部まで落ち込んでしまうことを防止することができるため、上下のそれぞれの二重容器10の周面が密着し、互いに傷をつけてしまうことを防止することができる。このことは、特に二重容器10の外筐体20の外側面が傷つくことによる美感への影響を防止するのみならず、内筐体30の内側面が傷つくことにより菌が繁殖するといった衛生面への影響を防止することができる。
【0034】
二重容器10は、積み重ねられた状態において、縮径口35が他の二重容器10の本体底部12によって閉塞される。このとき、閉塞された閉塞空間を構成する内壁は、真空層13によって囲われる。
このため、閉塞空間の中の空気に対して、外側の温度が伝わりにくい。これにより、閉塞空間の中の空気の温度が下がることで、閉塞空間が負圧となることを防止することができる。したがって、閉塞空間が負圧とならないため、積み重ねられた複数の二重容器10がくっつくことがなく、容易に複数の二重容器10を分離させることができる。
【0035】
二重容器10は、他の二重容器10が積み重ねられた状態において、内筐筒部31の内側面と他の二重容器10の外筐筒部21の外側面との間の少なくとも一部に隙間を生ずる。
これにより、内筐筒部31の内側面と他の二重容器10の外筐筒部21の外側面との間が密着して、積み重ねられた状態から他の二重容器10を引き抜くことが困難になるということを防止することができる。
さらに、内筐筒部31の内側面と他の二重容器10の外筐筒部21の外側面との間の少なくとも一部に隙間が生じていることから、積み重ねた状態から他の二重容器10を引き抜く際に、内筐筒部31の内側面若しくは他の二重容器10の外筐筒部21の外側面に傷がつくことを抑制することができる。
【0036】
二重容器10は、外筐筒部21に外方へ膨出した一又は複数の外筐ヒダ部23を有する。このため他の二重容器10が積み重ねられた状態において、縮径段部34よりも高い所定の位置における内筐筒部31の内側面の内径と、積み重ねられた他の二重容器10の当該所定位置における外筐ヒダ部23の外径とが一致する。したがって、二重容器10は、他の二重容器10が積み重ねられた状態において、内筐筒部31の内側面と他の二重容器10の外筐筒部21の外側面との間に隙間を生じさせながら、縮径段部34よりも上方において、内筐筒部31の内側面と他の二重容器10の外筐筒部21の外側面とが当接する。
これにより、当接部分Yで上側の他の二重容器10が側方から支持されることにより、積み重ねのバランスと安定性が向上する。これによって、二重容器10を多段に積み重ねることが可能となる。
【0037】
また、本実施形態においては、ステンレスで構成された二重容器10の外筐筒部21に設けられた複数の外筐ヒダ部23が、外筐筒部21の外径を1~3mm拡径させるよう構成されている。このため、二重容器10の外周面には、ろくろで作られたような凹凸が表れる。これにより、二重容器10が意匠的に優れ、購買意欲を感化するものとなる。
【0038】
なお、本実施形態においては、二重容器10としてタンブラー状のものを用いて説明したが、本発明の技術の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば、飲料若しくは食品を継続的あるいは一時的に貯留する容器に対して本発明の技術を適用することができる。一例を挙げると、タンブラー、ボール、椀などに対して本発明の技術を適用することができる。
【符号の説明】
【0039】
10 二重容器
11 本体筒部
12 本体底部
13 真空層
14 カバー
20 外筐体
21 外筐筒部
22 外筐底部
23 外筐ヒダ部
30 内筐体
31 内筐筒部
32 内筐底部
33 内筐ヒダ部
34 縮径段部
35 縮径口
X 薄墨部分
Y 当接部分