IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アイリスオーヤマ株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図1
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図2
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図3
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図4
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図5
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図6
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図7
  • 特開-什器の連結構造及び什器 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023081395
(43)【公開日】2023-06-12
(54)【発明の名称】什器の連結構造及び什器
(51)【国際特許分類】
   A47F 5/00 20060101AFI20230602BHJP
   A47B 96/14 20060101ALI20230602BHJP
【FI】
A47F5/00 Z
A47B96/14 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021195030
(22)【出願日】2021-11-30
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.刊行物 ・発行所:アイリスオーヤマ株式会社 ・刊行物名:パンフレット等 ・発行日:2021年8月11日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2.出荷▲1▼耐震上桟W75 GTUD-75-W (1)販売日:2021年11月16日 販売場所:株式会社ツルハ 黒子店(茨城県筑西市井上字仲道401番地1) (2)販売日:2021年11月25日 販売場所:株式会社ツルハ 大間店(青森県下北郡大間町大字大間字上野5-4)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ▲2▼耐震上桟W90 GTUD-90-W (3)販売日:2021年11月26日 販売場所:アルヒテクトン株式会社(京都府京都市左京区田中門前町18) (4)販売日:2021年9月15日 販売場所:株式会社ツルハ(OTC)(宮城県仙台市太白区大野田3丁目11番14号ビッグハウス2F) (5)販売日:2021年11月26日 販売場所:株式会社MonotaRO(兵庫県尼崎市竹谷町2-183リベル3階) (6)販売日:2021年11月15日 販売場所:株式会社ゲオ リテール商材拡大(愛知県春日井市宮町1丁目1番地1) (7)販売日:2021年11月29日 販売場所:DCM株式会社HM名取店 スマート家電売場(宮城県名取市田高原509番地) (8)販売日:2021年11月23日 販売場所:株式会社レデイ薬局 鬼北店(愛媛県北宇和郡鬼北町永野市361-1) (9)販売日:2021年11月30日 販売場所:株式会社スギ薬局 出石店(兵庫県豊岡市出石町町分162番地の1) (10)販売日:2021年11月26日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソー四日市新正店(三重県四日市市新正2丁目8-19) (11)販売日:2021年10月15日 販売場所:株式会社ワールドツール アストロプロダクツ長久手店(愛知県長久手市横道41-312) (12)販売日:2021年10月26日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ宇治小倉店(京都府宇治市小倉町春日森83-2) (13)販売日:2021年11月9日 販売場所:株式会社クスリのアオキ 小矢部桜町店(富山県小矢部市桜町1365番地1)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (14)販売日:2021年11月19日 販売場所:株式会社ゴルフ・ドゥ 甲府バイパス店(山梨県甲府市上阿原町439) (15)販売日:2021年11月27日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソーアルプラザ彦根店(滋賀県彦根市大東町2-28 3階) (16)販売日:2021年11月26日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソー青物横丁店(東京都品川区南品川2-4-1 1・2階) (17)販売日:2021年11月5日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 情熱職人横浜霧が丘店(神奈川県横浜市緑区霧が丘2丁目2-27) (18)販売日:2021年11月22日 販売場所:株式会社ツルハ 南国店(高知県南国市大そね甲1437-2) (19)販売日:2021年11月22日 販売場所:株式会社サケネット 酒のソクハイ金沢片町店(石川県金沢市片町2丁目2-20 木谷ビル1階) (20)販売日:2021年11月22日 販売場所:日本メディカルシステム株式会社 日本メディカルシステム蘇我店(千葉県千葉市中央区南町2-15-15) (21)販売日:2021年11月19日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソー今津久寿川店(兵庫県西宮市今津久寿川町12-7) (22)販売日:2021年11月19日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソーバロー磐田店(静岡県磐田市二之宮1026 1階) (23)販売日:2021年11月26日 販売場所:ZAKANAKA株式会社 ララガーデン川口店(埼玉県川口市宮町18-9 1370区画) (24)販売日:2021年11月30日 販売場所:株式会社THINKフィットネス ゴールドジム本川越埼玉店(埼玉県川越市新富町1-22西武本川越ペペ5F)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (25)販売日:2021年11月25日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ小山店(栃木県小山市駅南町2-29-18) (26)販売日:2021年10月22日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ府中店(東京都府中市本宿町4-30-3) (27)販売日:2021年11月24日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ MEGAドン・キホーテ水口店(滋賀県甲賀市水口町北泉1丁目30番地) (28)販売日:2021年11月26日 販売場所:UDリテール株式会社 ドン・キホーテUNY伊勢崎東店(群馬県伊勢崎市三室町5330番地) (29)販売日:2021年11月11日 販売場所:UDリテール株式会社 MEGAドン・キホーテUNY稲沢東店(愛知県稲沢市下津穂所1丁目1-1) (30)販売日:2021年11月18日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 潟上店(秋田県潟上市飯田川飯塚字上堤敷69-13) (31)販売日:2021年11月22日 販売場所:ゲンキー株式会社 ゲンキー旭町店(福井県勝山市旭町2丁目539) (32)販売日:2021年11月25日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ江戸川松江店(東京都江戸川区松江1丁目8-10) (33)販売日:2021年11月18日 販売場所:UDリテール株式会社 MEGAドン・キホーテUNY富士吉原店(静岡県富士市国久保2-1-10) (34)販売日:2021年11月24日 販売場所:株式会社長崎屋 ドン・キホーテ姫路広畑店(兵庫県姫路市広畑区夢前町1-1-1) (35)販売日:2021年11月30日 販売場所:株式会社ププレひまわり ひまわり玉野店(岡山県玉野市宇野1丁目22-14)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (36)販売日:2021年11月24日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 新発田店(新潟県新発田市新栄町2-4-6) (37)販売日:2021年11月26日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 福岡空港南店(福岡県福岡市博多区西月隈1-13-54) (38)販売日:2021年11月29日 販売場所:株式会社長崎屋 MEGAドン・キホーテ仙台台原(宮城県仙台市青葉区台原1-7-40) (39)販売日:2021年11月30日 販売場所:株式会社ププレひまわり 総社中央店(岡山県総社市中央6丁目2-108) (40)販売日:2021年11月29日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 北上尾PAPA店(埼玉県上尾市緑丘3-3-11PAPA上尾プリンス棟1F) (41)販売日:2021年11月19日 販売場所:株式会社くすりのマルト 磯原店(茨城県北茨城市磯原町磯原2丁目43番地) (42)販売日:2021年11月25日 販売場所:株式会社アイリスプラザユニディカンパニ ユニディ甘沼店(神奈川県茅ケ崎市甘沼字向原852-1) (43)販売日:2021年11月19日 販売場所:株式会社スギ薬局 ジャパン今津店(滋賀県高島市今津町南新保字町田494番地1) (44)販売日:2021年11月8日 販売場所:株式会社セキチュー 宇都宮駒生店(栃木県宇都宮市駒生町東原561-1) (45)販売日:2021年11月10日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソーゆめモール柳川店(福岡県柳川市三橋町蒲船津地内34街区) (46)販売日:2021年10月25日 販売場所:ユニー株式会社 アピタ長久手店(愛知県長久手市戸田谷901-1) (47)販売日:2021年11月30日 販売場所:株式会社ププレひまわり 陽光台店(広島県廿日市市陽光台3-1-2)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ▲3▼耐震上桟W90 GTUD-90-BK (48)販売日:2021年10月29日 販売場所:一級建築士事務所SPREC(京都府京都市下京区堅田町578-1) (49)販売日:2021年11月12日 販売場所:ユニー株式会社 アピタ千代田橋店(愛知県名古屋市千種区千代田橋2-1-1) (50)販売日:2021年10月8日 販売場所:ユニー株式会社 アピタ浜北店(静岡県浜松市浜北区貴布祢1200番地) (51)販売日:2021年9月17日 販売場所:株式会社レデイ薬局くすりのレデイ 垣生店(愛媛県松山市西垣生町382番地) (52)販売日:2021年10月29日 販売場所:ユニー株式会社 アピタ足利店(栃木県足利市朝倉町245番地) (53)販売日:2021年10月14日 販売場所:株式会社スギ薬局 本町二丁目店(大阪府大阪市中央区本町2丁目1番6号堺筋本町センター1階) (54)販売日:2021年11月23日 販売場所:株式会社レデイ薬局 鬼北店(愛媛県北宇和郡鬼北町永野市361-1) (55)販売日:2021年11月30日 販売場所:株式会社スギ薬局 出石店(兵庫県豊岡市出石町町分162番地の1) (56)販売日:2021年9月27日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ若江店(大阪府東大阪市若江北町3-6-12) (57)販売日:2021年9月24日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 合志店(熊本県合志市須屋1936-1) (58)販売日:2021年9月10日 販売場所:トヨタ生活協同組合 メグリア若園店(愛知県豊田市若林東町上外根78)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (59)販売日:2021年10月11日 販売場所:UDリテール株式会社 ドン・キホーテアピタ四日市店(三重県四日市市安島1丁目3-31) (60)販売日:2021年9月29日 販売場所:株式会社万代 鶴見諸口店(大阪府大阪市鶴見区諸口6丁目483-9) (61)販売日:2021年10月14日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ宇治小倉店(京都府宇治市小倉町春日森83-2) (62)販売日:2021年10月13日 販売場所:株式会社ビー・アンド・ディー ドラッグストア豊明三崎(愛知県豊明市三崎町中ノ坪27番地17) (63)販売日:2021年10月22日 販売場所:株式会社ヤスサキ ヤスサキグルメ館鯖江店(福井県鯖江市有定町3-1-1) (64)販売日:2021年11月12日 販売場所:株式会社ツルハ 北上常盤台店(岩手県北上市常盤台4丁目31-5) (65)販売日:2021年10月20日 販売場所:株式会社高速 薬王堂(岩手県紫波郡矢巾町流通センター南3-9-6日進産業(株)内) (66)販売日:2021年11月9日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ西明石店(兵庫県明石市藤江890-73) (67)販売日:2021年11月5日 販売場所:株式会社あぱらぎ沖縄 KOREAMARTイオン名護(沖縄県名護市名護見取川原4472) (68)販売日:2021年11月5日 販売場所:株式会社東武ストア 南葛西店(東京都江戸川区南葛西2-3-9ステラ南葛西) (69)販売日:2021年10月29日 販売場所:株式会社コモディイイダ 西一之江店(東京都江戸川区西一之江4-11-6)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (70)販売日:2021年11月22日 販売場所:株式会社ツルハ 南国店(高知県南国市大そね甲1437-2) (71)販売日:2021年11月25日 販売場所:株式会社サードウェーブ ドスパラ鹿児島店(鹿児島県鹿児島市与次郎1丁目7-10) (72)販売日:2021年11月11日 販売場所:アークランドサカモト株式会社 アークオアシス金沢店(石川県金沢市高柳町1-1-1SCムサシ金沢店内) (73)販売日:2021年11月30日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ次郎丸店(福岡県福岡市早良区次郎丸6-2-10) (74)販売日:2021年11月12日 販売場所:株式会社花正 肉のハナマサ根岸店(東京都台東区根岸4丁目17-12) (75)販売日:2021年11月22日 販売場所:株式会社万代 ニトリモール東大阪店(大阪府東大阪市西岩田2丁目3-25) (76)販売日:2021年11月24日 販売場所:株式会社マルナカ サイクルジョイ岡崎城北店(愛知県岡崎市城北町6-1) (77)販売日:2021年11月29日 販売場所:株式会社デグナー 八王子店(東京都八王子市越野21-20) (78)販売日:2021年10月21日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ府中店(東京都府中市本宿町4-30-3) (79)販売日:2021年11月29日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ緑店(愛知県名古屋市緑区相原郷1-3504) (80)販売日:2021年11月10日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ杉並松庵店(東京都杉並区松庵2-21-3)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (81)販売日:2021年11月 1日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ泉大津店(大阪府泉大津市北豊中町3丁目1-1) (82)販売日:2021年10月15日 販売場所:株式会社あさひ サイクルスペースあさひ都島本店(大阪府大阪市都島区高倉町3-11-4) (83)販売日:2021年11月5日 販売場所:アイリスチトセ株式会社 福岡営業所(福岡県福岡市博多区博多駅前3-30-26中央博多駅前ビル) (84)販売日:2021年10月29日 販売場所:UDリテール株式会社 MEGAドン・キホーテUNY稲沢東店(愛知県稲沢市下津穂所1-1-1) (85)販売日:2021年11月5日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ広島舟入店(広島県広島市中区舟入本町5-1) (86)販売日:2021年11月18日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ春日井店(愛知県春日井市瑞穂通5-61) (87)販売日:2021年10月12日 販売場所:株式会社長崎屋 MEGAドン・キホーテ旭川店(北海道旭川市春光一条8丁目1番65号) (88)販売日:2021年11月11日 販売場所:株式会社いない いないPet’sパーク鳥取店(鳥取県鳥取市南隈445) (89)販売日:2021年10月22日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ MEGAドン・キホーテ環七梅島店(東京都足立区中央本町5-5-14) (90)販売日:2021年10月15日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 鹿児島宇宿店(鹿児島県鹿児島市宇宿2-2-18) (91)販売日:2021年11月9日 販売場所:UDリテール株式会社 MEGAドン・キホーテUNY本庄店(埼玉県本庄市南1丁目2番10号 1F)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (92)販売日:2021年11月23日 販売場所:アイリスチトセ株式会社 熊本営業所(熊本県熊本市中央区花畑町4-7朝日新聞第一生命ビル10F) (93)販売日:2021年10月18日 販売場所:ユニー株式会社 アピタ岩倉店(愛知県岩倉市旭町1丁目25) (94)販売日:2021年11月2日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 盛岡上堂店(岩手県盛岡市上堂1-2-38) (95)販売日:2021年10月22日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ久留米合川店(福岡県久留米市東合川1-8-35) (96)販売日:2021年11月19日 販売場所:株式会社レデイ薬局 くすりのレデイ波止浜店(愛媛県今治市内堀1丁目1番8号) (97)販売日:2021年11月20日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 都城店(宮崎県都城市上川東4-5948-1) (98)販売日:2021年10月8日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ コスタ行橋店(福岡県行橋市西泉6-3-52) (99)販売日:2021年11月8日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ MEGAドン・キホーテ仙台富谷店(宮城県富谷市富ケ丘1丁目27番1号) (100)販売日:2021年11月9日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 大村インター店(長崎県大村市西大村本町255) (101)販売日:2021年10月1日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ MEGAドン・キホーテ日立店(茨城県日立市東滑川4丁目12-2) (102)販売日:2021年10月15日 販売場所:ユニー株式会社 アピタ長久手店(愛知県長久手市戸田谷901-1)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ▲4▼耐震上桟W90 GTUD-90-SW (103)販売日:2021年11月27日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソーアルプラザ彦根店(滋賀県彦根市大東町2-28 3階) (104)販売日:2021年11月17日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソーゆめタウン浜田店(島根県浜田市港町227-1ゆめタウン浜田店内2階) (105)販売日:2021年11月19日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソー仙川ハーモニーロード(東京都調布市仙川町1-12-44 1階・2階) (106)販売日:2021年11月17日 販売場所:株式会社大創産業 スリーピーゆめタウン浜田店(島根県浜田市港町227-1 2階)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ▲5▼耐震上桟W120 GTUD-120-BK (107)販売日:2021年11月22日 販売場所:株式会社万代 ニトリモール東大阪店(大阪府東大阪市西岩田2丁目3-25)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ▲6▼耐震下桟W90 GTDD-90-BK (108)販売日:2021年11月20日 販売場所:株式会社ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本 ツルハドラッグ柳川下宮永(福岡県柳川市下宮永町151-3) (109)販売日:2021年11月5日 販売場所:株式会社あぱらぎ沖縄 KOREAMARTイオン名護(沖縄県名護市名護見取川原4472) (110)販売日:2021年11月25日 販売場所:株式会社サードウェーブ ドスパラ鹿児島店(鹿児島県鹿児島市与次郎1丁目7-10) (111)販売日:2021年11月11日 販売場所:アークランドサカモト株式会社 アークオアシス金沢店(石川県金沢市高柳町1-1-1SCムサシ金沢店内) (112)販売日:2021年11月30日販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ次郎丸店(福岡県福岡市早良区次郎丸6-2-10) (113)販売日:2021年11月22日 販売場所:株式会社万代 ニトリモール東大阪店(大阪府東大阪市西岩田2丁目3-25) (114)販売日:2021年11月18日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ杉並松庵店(東京都杉並区松庵2-21-3) (115)販売日:2021年11月11日 販売場所:UDリテール株式会社 MEGAドン・キホーテUNY稲沢東店(愛知県稲沢市下津穂所1-1-1) (116)販売日:2021年11月18日 販売場所:株式会社あさひ サイクルベースあさひ春日井店(愛知県春日井市瑞穂通5-61) (117)販売日:2021年11月23日 販売場所:アイリスチトセ株式会社 熊本営業所(熊本県熊本市中央区花畑町4-7朝日新聞第一生命ビル10F) (118)販売日:2021年11月20日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ 都城店(宮崎県都城市上川東4-5948-1) (119)販売日:2021年11月20日 販売場所:株式会社ドン・キホーテ コスタ行橋店(福岡県行橋市西泉6-3-52)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ▲7▼耐震下桟W90 GTDD-90-SW (120)販売日:2021年11月17日 販売場所:株式会社大創産業 ダイソー仙川ハーモニーロード(東京都調布市仙川町1-12-44 1階・2階)
(71)【出願人】
【識別番号】391001457
【氏名又は名称】アイリスオーヤマ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167438
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 淳司
(74)【代理人】
【識別番号】100166800
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 裕治
(72)【発明者】
【氏名】吉田 雅弘
【テーマコード(参考)】
3B118
【Fターム(参考)】
3B118AA12
3B118BB04
3B118BB13
3B118CA05
3B118CA12
3B118CA14
(57)【要約】
【課題】強大な地震が発生しても、支柱から桟が外れ難い連結構造を提供する。
【解決手段】支柱4に架設部材5、7が連結する什器の連結構造において、架設部材5の係合部523A,523B、723A,723Bが支柱4の溝部44A,44B、43に係合すると共に架設部材5、7の当接部が支柱4に当接する状態で、当接部が連結部材9により支柱4に連結される。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支柱に架設部材が連結する什器の連結構造において、
前記架設部材の係合部が前記支柱の溝部に係合すると共に前記架設部材の当接部が前記支柱に当接する状態で、前記当接部が連結部材により前記支柱に連結される、
什器の連結構造。
【請求項2】
前記架設部材は、第1方向に延伸する桟部材と、前記桟部材の前記第1方向の端部に設けられた端部部材とを備え、
前記端部部材は、前記係合部と前記当接部とを有し、
前記連結部材は、当接状態の前記当接部の貫通孔と前記支柱の貫通孔とを挿通する、
請求項1に記載の什器の連結構造。
【請求項3】
前記端部部材は、前記桟部材の上面及び下面の少なくとも一つの面に対向する横板部と、前記横板部における前記第1方向と上下方向とに直交する第2方向の端部から上下方向に延伸する縦板部とを有し、
前記係合部は、前記横板部又は前記縦板部における前記第1方向の端部から前記第1方向の外方に延伸するように設けられ、
前記当接部は、前記横板部又は前記縦板部における前記第1方向の端部から前記第1方向と直交する方向に延伸するように設けられている、
請求項2に記載の什器の連結構造。
【請求項4】
前記支柱の前記溝部は上下方向に延伸し、
前記係合部は前記溝部に対して上側から係合し、
前記縦板部は、前記横板部の第2の方向の両端から延伸し、合計で2個あり、
前記係合部は、2個の前記縦板部に設けられ、前記第2方向に2個あり、
前記当接部は、前記2個の縦板部の一方に設けられ、
前記縦板部の一方に設けられた係合部は、前記縦板部の他方に設けられた係合部よりも、上下方向の寸法が短い、
請求項3に記載の什器の連結構造。
【請求項5】
前記支柱の前記溝部は上下方向に延伸し、
前記係合部は前記溝部に対して上側から係合し、
前記縦板部は、前記横板部の第2の方向の両端から延伸し、合計で2個あり、
前記係合部は、2個の前記縦板部に設けられ、前記第2方向に2個あり、
前記当接部は、前記2個の縦板部に設けられ、
前記2個の係合部の上下方向の寸法が同じである、
請求項3に記載の什器の連結構造。
【請求項6】
前記当接部の貫通孔と前記支柱の貫通孔とは、当接状態において、前記第1方向に重なる、
請求項2~5の何れか1項に記載の什器の連結構造。
【請求項7】
前記連結部材は、前記当接部の貫通孔及び前記支柱の貫通孔を挿通可能な棒状部と、前記棒状部における挿通先端と反対側の端部に設けられ且つ前記当接部の前記貫通孔よりも大きい傘部とを有し、
前記棒状部は、その長手方向の中間部分に湾曲部分を有する、
請求項1~6の何れか1項に記載の什器の連結構造。
【請求項8】
前記連結部材の前記棒状部は、前記湾曲部分に対して前記傘部側に位置する第1部分と、前記湾曲部分に対して前記傘部と反対側に位置する第2部分とを有し、
前記第1部分は、前記第2部分よりも短く、
前記湾曲部分は、前記第1部分と前記第2部分との角度が60~120度の範囲内となる構成されている、
請求項7に記載の什器の連結構造。
【請求項9】
前記支柱は2本あり、
前記架設部材は、前記2本の支柱に連結され、
前記架設部材における前記支柱に連結される2箇所の前記当接部を結ぶ仮想線は、前記架設部材と交差する、
請求項1~8の何れか1項に記載の什器の連結構造。
【請求項10】
前記支柱は2本あり、
前記架設部材は、前記2本の支柱に連結され、
前記架設部材における前記支柱に連結される2箇所の前記当接部を結ぶ仮想線は、前記架設部材と平行である、
請求項1~8の何れか1項に記載の什器の連結構造。
【請求項11】
一対の支柱と、
前記一対の支柱の上端同士を架設する上架設部材と、
前記一対の支柱の上端と下端との中間同士を架設する1又は複数の中架設部材と
を備え、
前記上架設部材と前記支柱とを連結する連結構造が請求項1~10の何れか1項の連結構造である、
什器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上下方向に延伸する一対の支柱と、横方向に延伸して一対の支柱を架設する架設部材との連結構造等に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ベース脚から上方に延びた上端部に係止溝を有し且つ棚板を装着可能な支柱と、隣接する二本の支柱の上端部どうしを連結する上部連結材と、を備え、上部連結材の両端部に、支柱の係止溝に係止されるフックが設けられる物品陳列棚が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-183799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の物品陳列棚は、強大な地震が発生した場合、上部連結材のフックと係止溝との係止状態が解除されてしまうおそれがあった。
なお、上部連結材と支柱とが外れてしまうことで、棚板上の物品や棚板自体が落下してしまう。
本発明は、強大な地震が発生しても、支柱から架設部材が外れ難い構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る什器の連結構造は、支柱に架設部材が連結する什器の連結構造において、前記架設部材の係合部が前記支柱の溝部に係合すると共に前記架設部材の当接部が前記支柱に当接する状態で、前記当接部が連結部材により前記支柱に連結される。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、係合部以外に当接部を連結部材で連結するため、強大な地震は発生しても、支柱から架設部材が外れ難くできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】実施形態に係る物品陳列用什器の斜視図であり、(a)は右側上方から見た図であり、(b)は左側下方から見た図である。
図2】実施形態に係る什器を右側上方から見た斜視図である。
図3】支柱を右側上方から見た斜視図である。
図4】(a)は上架設部材の右端側を右側上方から見た斜視図であり、(b)は上架設部材の左端側を左側下方から見た図であり、(c)は上架設部材の右端の分解状態を右側上方から見た斜視図であり、(d)は上架設部材の左端の分解状態を左側下方から見た図である。
図5】(a)は下架設部材の右端側を右側上方から見た斜視図であり、(b)は下架設部材の左端側を左側下方から見た図であり、(c)は下架設部材の右端の分解状態を右側上方から見た斜視図であり、(d)は下架設部材の左端の分解状態を左側下方から見た図である。
図6】(a)は中架設部材の右端側を右側上方から見た斜視図であり、(b)は中架設部材の左端側を左側下方から見た図であり、(c)は中架設部材の右端の分解状態を右側上方から見た斜視図であり、(d)は中架設部材の左端の分解状態を左側下方から見た図である。
図7】(a)は連結部材の側面図であり、(b)は連結部材の斜視図であり、(c)は、上架設部材が右側の支柱に連結した状態の断面を右側上方から見た斜視図であり、(d)は、中架設部材が右側の支柱に連結した状態の断面を右側上方から見た斜視図である。
図8】変形例に係る上架設部材を右側上方から見た斜視図である。
【0008】
<概要>
(1)第1の什器の連結構造は、支柱に架設部材が連結する什器の連結構造において、前記架設部材の係合部が前記支柱の溝部に係合すると共に前記架設部材の当接部が前記支柱に当接する状態で、前記当接部が連結部材により前記支柱に連結される。
これにより、架設部材と支柱との連結により、地震発生時に係合部の係合状態が外れるのを阻止でき、例えば、什器に設けられた棚板上の物品や棚板の落下を防止できる。
連結構造は、支柱と架設部材との連結に関するものであり、ベース部材、棚板、ブラケット等の構成は特に限定するものではない。第1発明は、支柱と架設部材との連結にかんするものであり、支柱と上架設部材との連結又は支柱と中架設部材との連結に限定するものではなく、例えば、下架設部材等に適用してもよい。
架設部材は、係合部と当接部とを有していればよく、1つの部材から構成されてもよいし、複数個の部材から構成されてもよい。係合部、当接部、連結部材の個数は特に限定するものではない。係合部の溝部への進入方向は第1方向であってもよいし、第2方向であってもよい。連結部材は、長さ方向の途中で湾曲部を有してもよいし、有さなくてもよい。
【0009】
(2)第2の什器の連結構造は、第1の什器の連結構造において、前記架設部材は、第1方向に延伸する桟部材と、前記桟部材の前記第1方向の端部に設けられた端部部材とを備え、前記端部部材は、前記係合部と前記当接部とを有し、前記連結部材は、当接状態の前記当接部の貫通孔と前記支柱の貫通孔とを挿通する。
これにより、簡易な構成で、連結構造を強化でき、耐震性を向上できる。また、桟部材の断面形状・断面寸法をあらかじめ規定しておくことで、第1方向の長さの異なる桟部材にも端部部材を設けることができ、安価で汎用性を高めることができる。
桟部材と端部部材とは、固定されてもよいし、されなくてもよい。また、桟部材と端部部材とを取り外し可能に固定してもよい。固定する場合、その固定は、ねじ、リベット、ピン、溶接等であってもよい。桟部材は、直交する2以上の壁部を有しておればよく、例えば、「L」字状又はこれに近い形状をしてもよいし、「コ」字状又はこれに近い形状をしてもよいし、「ロ」字状(方形状、矩形状、これらに近い形状)をしてもよい。
【0010】
(3)第3の什器の連結構造は、第2の什器の連結構造において、前記端部部材は、前記桟部材の上面及び下面の少なくとも一つの面に対向する横板部と、前記横板部における前記第1方向と上下方向とに直交する第2方向の端部から上下方向に延伸する縦板部とを有し、前記係合部は、前記横板部又は前記縦板部における前記第1方向の端部から前記第1方向の外方に延伸するように設けられ、前記当接部は、前記横板部又は前記縦板部における前記第1方向の端部から前記第1方向と直交する方向に延伸するように設けられている。
これにより、端部部材を例えば1枚の金属板をプレス加工して得ることができる。また安価に実施できる。なお、金属板を利用することで強度・剛性を高めることができる。
桟部材は、上面及び下面の少なくとも1つを有しておればよく、上面と下面との両方を有していてもよい。横板部は、桟部材の上面及び下面の少なくとも1つに対向すればよく、上面又は下面に対向してもよく、横板部は2個あり、上面と下面とに対向してもよい。縦板部は、横板部の第2方向の一方の端部だけあってもよいし、両方の端部にあってもよい。
係合部は、上下方向に係合する場合、第2方向に係合する場合を含む。当接部は、第1方向と直交する方向であればよく、横板部から上方及び下方の少なくとも一方に延伸してもよいし、縦板部から前方及び後方の少なくとも一方に延伸してもよいし、横板部と縦板部とから延伸してもよい。係合部と当接部との両方は、横板部に設けられてもよいし、縦板部に設けられてもよいし、横板部と縦板部との両方に設けられてもよい。また、係合部が横板部に、当接部は縦板部にそれぞれ設けられてもよいし、係合部が縦板部に、当接部は横板部にそれぞれ設けられてもよい。
【0011】
(4)第4の什器の連結構造は、第3の什器の連結構造において、前記支柱の前記溝部は上下方向に延伸し、前記係合部は前記溝部に対して上側から係合し、前記縦板部は、前記横板部の第2の方向の両端から延伸し、合計で2個あり、前記係合部は、2個の前記縦板部に設けられ、前記第2方向に2個あり、前記当接部は、前記2個の縦板部の一方に設けられ、前記縦板部の一方に設けられた係合部は、前記縦板部の他方に設けられた係合部よりも、上下方向の寸法が短い。
これにより、一方の縦板部に係合部と当接部を設ける場合、当接部と係合部とが干渉し難くできる。また、1枚の金属板を利用してプレス加工する場合でも、当接部を係合と干渉することなく、屈曲させることできる。
【0012】
(5)第5の什器の連結構造は、第3の什器の連結構造において、前記支柱の前記溝部は上下方向に延伸し、前記係合部は前記溝部に対して上側から係合し、前記縦板部は、前記横板部の第2の方向の両端から延伸し、合計で2個あり、前記係合部は、2個の前記縦板部に設けられ、前記第2方向に2個あり、前記当接部は、前記2個の縦板部に設けられ、
前記2個の係合部の上下方向の寸法が同じである。
これにより、連結部材により当接部が連結される箇所が2箇所となり、強固に端部部材を支柱に連結できる。
2つの当接部は第2方向であって互いに離れる方向に延伸してもよい(これにより、連結部材を貫通孔に連通させやすくできる)し、互いに近づく方向に延伸してもよい(これにより第2方向の寸法を小さくできる)。
【0013】
(6)第6の什器の連結構造は、第2から第5の何れかの什器の連結構造において、前記当接部の貫通孔と前記支柱の貫通孔とは、当接状態において、前記第1方向に重なる。
これにより、連結部材の挿通を容易に行うことができる。
ここでいう「重なる」には、2つの貫通孔の中心が第1方向の1つの仮想線上に位置する場合と、1つの仮想線上に位置しない場合とを含み、位置しない場合において、その貫通孔の中心のずれは、連結部材が挿通できる範囲内である。また、2つの貫通孔の中心を結ぶ仮想線は直線であればよく、第1方向と平行であってもよいし、第1方向と交差してもよい。交差する場合は、貫通孔を形成する周面を交差する方向に沿って傾斜するように構成してもよく、この場合、連結部材の挿通をスムーズに行うことができる。
【0014】
(7)第7の什器の連結構造は、第1から第6の何れかの什器の連結構造において、前記連結部材は、前記当接部の貫通孔及び前記支柱の貫通孔を挿通可能な棒状部と、前記棒状部における挿通先端と反対側の端部に設けられ且つ前記当接部の前記貫通孔よりも大きい傘部とを有し、前記棒状部は、その長手方向の中間部分に湾曲部分を有する。
これにより、連結部材を貫通孔に挿入する操作で、容易に連結することができる。傘部と湾曲部分を有するため、連結部材が簡単に抜けるのを防止できる。連結部材を貫通孔から抜出し、係合部の係合状態を解除することで、支柱と架設部材とを容易に分解できる。
湾曲部は、当接部の貫通孔と支柱の連通孔とを挿通できる範囲内で湾曲し、挿通可能であれば、複数箇所にあってもよい。
【0015】
(8)第8の什器の連結構造は、第7の什器の連結構造において、前記連結部材の前記棒状部は、前記湾曲部分に対して前記傘部側に位置する第1部分と、前記湾曲部分に対して前記傘部と反対側に位置する第2部分とを有し、前記第1部分は、前記第2部分よりも短く、前記湾曲部分は、前記第1部分と前記第2部分との角度が60~120度の範囲内となる構成されている。
これにより、2つの貫通孔に湾曲部分を有する連結部材を挿通することで、当該湾曲部分を支点にして第2部分が自重で支柱の内側の内壁に当接し、それに伴い第1部分が貫通孔の上面側に当接するので、地震が発生しても連結部材による連結状態を解除され難くできる。連結部材の構造が簡単であり、簡易な構成で、支柱と連結部材の連結状態を保持できる。第2部分が第1部分よりも長いため、第2部分が自重で下方へ延伸する。これにより、屈曲部分の第2部分側が下方を向くこととなり、貫通孔から抜け難くできる。
【0016】
(9)第9の什器の連結構造は、第1から第8の何れかの什器の連結構造において、前記支柱は2本あり、前記架設部材は、前記2本の支柱に連結され、前記架設部材における前記支柱に連結される2箇所の前記当接部を結ぶ仮想線は、前記架設部材と交差する。
これにより、架設部材の第1方向から見た両支柱の第2方向の一方側(或いは他方側)に偏って連結される場合より、架設部材に対する耐震性(縦揺・横揺の低減効果)を高めることができる。また、端部部材を桟部材に設ける場合、端部部材を桟部材の第1方向の両端部に区別なく使用でき、1種類の端部部材を共用できる。
【0017】
(10)第10の什器の連結構造は、第1から第8の何れかの什器の連結構造において、前記支柱は2本あり、前記架設部材は、前記2本の支柱に連結され、前記架設部材における前記支柱に連結される2箇所の前記当接部を結ぶ仮想線は、前記架設部材と平行である。
これにより、例えば、架設部材を第2方向に2本並べて2本の支柱を連結することも可能となる。ここでいう。「平行」とは、2本の支柱が架設部材で連結された状態を上方から見たときに、架設部材(桟部材)を基準にして第2方向の同じ側にあることをいう。
【0018】
(11)第1の什器は、一対の支柱と、前記一対の支柱の上端同士を架設する上架設部材と、前記一対の支柱の上端と下端との中間同士を架設する1又は複数の中架設部材とを備え、前記上架設部材と前記支柱とを連結する連結構造が上記の第1~10の何れかの連結構造である。
これにより、架設部材と支柱との連結により、地震発生時に係合部の係合状態が外れるのを阻止でき、耐震性に強い什器を得ることができる。
【0019】
<実施形態>
1.全体構成
物品載置棚Xは、図1に示すように、什器1と、上下方向に配される複数枚の棚板2と、棚板2を支持する一対のブラケット3とを備える。
物品載置棚Xは、例えば、倉庫で物品を載置したり、店舗等で商品を陳列したりするのに使用される。
ここで、上方から見たときの棚板2は、矩形状をし、その長手方向を左右方向とし、短手方向を前後方向とする。
什器1は、左右一対の支柱4と、一対の支柱4に架設する複数の架設部材5,6,7と、支柱4を立設させるためのベース部材8とを備える。
支柱4は、一対の短壁部41の少なくとも一方の壁部に、上下方向に所定の間隔をおいて複数個の溝部43を有している。ここでは、前後の一対の短壁部41に溝部43が設けられている。溝部43には、ブラケット3の係止部31が上方から係合する。これにより、ブラケット3が支柱4に対して着脱可能に取り付けられ、棚板2の支持が可能となる。
以下、什器1について詳細に説明する。
【0020】
2.什器
什器1は、図2に示すように、一対のベース部材8、一対の支柱4、上架設部材5、下架設部材6、中架設部材7を備える。なお、中架設部材7は複数本であってもよい。
これにより、什器1は、安定した状態で、立設可能となる。
【0021】
(1)ベース部材
ベース部材8は、横断面形状が矩形状の矩形筒状をするベース本体81と、ベース本体81の筒軸方向の端部を塞ぐカバー体82とを備える。ベース本体81は、前後方向に延伸する。ベース部材8は、ベース本体81の下壁部に高さ調整のアジャスタ83を備える。
【0022】
(2)支柱
支柱4は、横断面形状が矩形状の矩形筒状をし、その下端がベース部材8に固定される。固定には、係合構造、ねじ、リベット、ピン等の固定具を利用した構造、接着剤や溶接等を利用した構造、これらの組み合わせ等を利用できる。
ここでの支柱4は、図2に示すように、横断面形状である矩形状の長手方向が前後方向となるように、ベース部材8に固定される。つまり、支柱4は、一対の短壁部41と一対の長壁部42とを備え、ここでは、短壁部41の一方が前短壁部となり、短壁部41の他方が後短壁部となる。同様に、長壁部42の一方が右長壁部となり、長壁部42の他方が左長壁部となる。なお、前短壁部及び後短壁部も符号「41」を用い、左長壁部及び右長壁部も符号「42」を用いる。
ここでの一対の短壁部41は、一対の短壁部41の前後方向の中間であって一対の長壁部42の左右方向の中間を通る仮想線に対して線対称に構成されている。また、一対の長壁部42は、一対の長壁部42の左右方向の中間であって一対の短壁部41の前後方向の中間を通る仮想線に対して線対称に構成されている。これにより、一対の支柱4を前後及び左右で区別することなく使用できる。
【0023】
支柱4は、図3に示すように、短壁部41に、上下方向に延びる溝部43を上下方向に間隔を置いて複数個有している。ここでは、溝部43は、各短壁部41に2列で設けられている。溝部43は主としてブラケット用である。これにより、ブラケット3の装着位置を左右方向に変更可能となり、左右方向に長さの異なる棚板2も利用でき、汎用性を高めることができる。
【0024】
支柱4は、一対の長壁部42の上部に、上端から下方に延伸する上溝部44を有している。上溝部44は、上架設部材5の係合部523用である。上架設部材5の係合部523(523A,523B)は前後方向に間隔をおいて2個あり、上溝部44(44A,44B)も2本ある。
2本の上溝部44のうち、一方の上溝部44Aは、延伸方向の途中で他方の上溝部44Bから離れるような段差状をしている。これにより、係合部523Aが外れ難くできる。なお、一方の上溝部44Aは、上下方向の寸法が長い係合部523Aが係合する。
一対の長壁部42の上部に上貫通孔45を有している。上貫通孔45は、上架設部材5の当接部524の連結部材9用である。上架設部材5の当接部524は1個であるが、ここでの上貫通孔45は、前後方向に間隔を置いて2個ある。なお、上貫通孔45は、上溝部44に上架設部材5の係合部523が係合し且つ当接部524が長壁部42に当接した際に、当接部524の貫通孔524aと対応するように設けられている。
なお、上溝部44や上貫通孔45の「上」は、後述の溝部(下溝部)46、貫通孔(中貫通孔)47と区別するために、便宜上付したものである。
【0025】
支柱4は、一対の長壁部42の下部に、上下方向に延伸する下溝部46を有している。下溝部46は、図5に示すように下架設部材6の係合部623用である。下架設部材6の係合部623(623A,623B,623C,623D)は、上下及び前後方向に間隔を置いて合計4個あり、下溝部46(46A,46B,46C,46D)も4本ある。これにより、支柱4と下架設部材6とが確実に連結される。なお、下溝部46A,46B,46C,46Dを区別する必要がない場合は、単に下溝部46とする。
【0026】
一対の長壁部42における上溝部44と下溝部46との間に、中貫通孔47を有している。中貫通孔47は、上下方向に間隔を置いて複数箇所に設けられている。中貫通孔47は、中架設部材7の連結部材9用である。中架設部材7の当接部724は1個であるが、ここでの中貫通孔47は、前後方向に間隔を置いて2個ある。なお、中貫通孔47は、溝部43に中架設部材7の係合部723が係合し且つ当接部724が長壁部42に当接した際に、当接部724の貫通孔724aと対応するように設けられている。
【0027】
(3)上架設部材
上架設部材5は、その係合部523が支柱4の上溝部44に係合すると共にその当接部524が支柱4に当接する状態で、当接部524が連結部材9(図4図7の(c)参照)により支柱4に連結される。
上架設部材5は、図2に示すように、左右方向に延伸する上桟部材51と、上桟部材51の左右方向の端部に設けられた上端部部材52とを備える。
なお、左右方向は第1方向としてもよく、ここでは、上端部部材52は上桟部材51の第1方向の両端に設けられている。
以下、主に図4を用いて説明する。
【0028】
(3-1)上桟部材
上桟部材51は、横断面形状において、直交する壁部を少なくとも2以上有する。ここでは、横断面において、壁部を3個有する「コ」字状をしている。「コ」字状の上桟部材51は、下方が開放する状態で、上端部部材52が固定され、当該上端部部材52を介して支柱4に架設する。
上桟部材51は、上壁部511と、上壁部511の前後方向の両端から下方に延伸する側壁部513とを有している。上桟部材51は上端部部材52を固定するための固定部を有している。固定部は、換言すると、上桟部材51と上端部部材52とを結合する結合部である。ここでの固定部は、上壁部511と、当該上壁部511に形成された貫通孔511aにより構成される。固定には、ねじ、リベット、ピン等の固定具(図示省略)が利用され、固定具が貫通孔511aを挿通することで行われる。ここでの貫通孔511aは、左右方向に間隔を置いて複数個(例えば3個)ある。これにより、上架設部材5の左右方向の全長を調整できる。
なお、上桟部材51の一対の側壁部513は、その左右方向の両端の下部側が面取りされている。これにより、上桟部材51の上端部部材52への取り付けを容易に行える。
【0029】
(3-2)上端部部材
上端部部材52は、少なくとも係合部523と当接部524とを少なくとも有する。上端部部材52は、上桟部材51の上面(上壁部511)に対向する横板部521と、横板部521における前後方向の端部から下方に延伸する縦板部522とを有している。係合部523と当接部524は、ここでは、縦板部522に設けられている。上端部部材52は、例えば、1枚の金属板をプレス加工して製造される。なお、前後方向は、第1方向を使って表すと、第1方向と上下方向とに直交する第2方向である。
【0030】
横板部521は、上方から見ると、左右方向に長い矩形状をしている。上端部部材52は、上端部部材52を上桟部材51に固定するための固定部を有している。固定部は、横板部521に設けられている。固定には、上記の固定具が利用され、横板部521に形成された貫通孔521aを固定具が挿通又は螺合することで行われる。なお、固定部は、上桟部材51と上端部部材52とを結合するための結合部でもある。
なお、矩形状の横板部521は、長辺が短辺の3~6倍となるように構成されている。これにより、上端部部材52を上桟部材51に安定して固定できる。
【0031】
縦板部522は横板部521の前後方向に一対ある。縦板部522は矩形状に下方に延伸し、左右方向の内方側であって下部側の角部分が面取りされたような形状をしている。これにより、左右方向の外方側の端部が、内方側の端部よりも上下方向の寸法が長くなり、外方側の端部に係合部523と当接部524とを設けることができる。
【0032】
係合部523は、横板部521又は縦板部522、ここでは縦板部522における左右方向であって外方側(他の上端部部材52が存在する側と反対側)の端部から左右方向の外方に延伸するように設けられている。
係合部523は、一対の縦板部522に設けられ、前後方向に一対ある。これにより、上架設部材5が一対の支柱4の上溝部44にしっかりと係合できる。係合部523は、支柱4の上溝部44に左右方向から挿入され、上方から係合する。このため、係合部523は、左右方向に延伸した後に下方へと延伸(屈曲)する「L」字状又はこれに似た形状をしている。係合部523は、縦板部522と同一平面にある。これにより、容易に係合部523を形成できる。
ここでの係合部523の基部(左右方向に延伸している部分)は、縦板部522の左右方向の端部の上部側に設けられている。これにより、係合部523の下方へ延伸する部分の長さを十分に確保できる。また、長さが確保できることで、係合状態を解除され難くできる。
【0033】
当接部524は、一対の縦板部522の一方に設けられている。一対の係合部523のうち、当接部524が設けられている一方の縦板部522から延伸する係合部523Bは、他方の縦板部522から延伸する係合部523Aよりも、上下方向の寸法が短く構成されている。これにより、一方の縦板部522に係合部523Bと当接部524とを設けることができる。また、このように、一方の縦板部522に係合部523Bと当接部524を設ける場合、当接部524と係合部523Bとが干渉し難くできる。また、1枚の金属板を利用してプレス加工する場合でも、当接部524を係合部523Bと干渉することなく、加工できる。
【0034】
当接部524は、一方の縦板部522における左右方向の外方側端部に設けられている。当接部524は、係合部523Bの上方及び下方の少なくとも一方、ここでは、下方のみに設けられている。これにより、上端が開放しているような上溝部44であっても当接部を設けることができ、強固に上架設部材5と支柱4とを連結できる。
当接部524は、上架設部材5が一対の支柱4に連結された状態で、左右方向の両端の上端部部材52の当接部524を結ぶ仮想線が上桟部材51と交差するように、設けられている。これにより、左右方向から見た両支柱4の前後方向の一方側(或いは他方側)に偏って当接部524が連結される場合より、上架設部材5に対する耐震性(縦揺・横揺の低減効果)を高めることができる。また、上端部部材52を上桟部材51に設ける場合、上端部部材52を上桟部材51の左右方向の両端部に区別なく使用でき、1種類の上端部部材52を共用できる。
当接部524には、連結部材9が挿通する貫通孔524aが設けられている。
当接部524は、一方の縦板部522から前後方向に屈曲している。これにより、当接部524を支柱4の長壁部42に沿って設けることができる。換言すると、当接部524を長壁部42に当接(又近接)する状態で設けることができる。
ここでの当接部524は、一方の縦板部522から前後方向を、他方の縦板部522が存在する側と反対側(つまり、外方側である)に向かって延伸する。これにより、当接部524の貫通孔524aに連結部材9を挿通させやすくできる。
当接部524の貫通孔524aは、係合部523が支柱4の上溝部44に係合する状態で、支柱4の長壁部42における上部に設けられた上貫通孔45と対応するように設けられている。つまり、係合部523が支柱4に係合する状態において、当接部524の貫通孔524aと支柱4の長壁部42の上貫通孔45とは、左右方向に重なるように設けられている。これにより、連結部材9が当接部524の貫通孔524aと支柱4の上貫通孔45とを挿通しやすくできる。つまり、上架設部材5を支柱4に連結する際に、スムーズに作業を行うことができる。
【0035】
(4)下架設部材
下架設部材6は、図2図3及び図5に示すように、係合部623が支柱4の下溝部46(図2には現れていない)に係合することで、支柱4に連結される。
下架設部材6は、左右方向に延伸する下桟部材61と、下桟部材61の左右方向の端部に設けられた下端部部材62とを備える。
以下、主に図5を用いて説明する。
【0036】
(4-1)下桟部材
下桟部材61は、横断面形状において、「M」字状、「M」字に似た形状、「コ」字状の連結部分が開口側に凹入する形状をしている。つまり、下桟部材61は、下方に凹入し且つ左右方向に延伸する溝611aを有する上壁部611と、上壁部611の前後方向の両端から下方に延伸する側壁部613とを有している。下桟部材61は下端部部材62を固定するための固定部を有している。固定には、ねじ、リベット、ピン等の固定具、溶接等が利用され、固定部となる側壁部613が下端部部材62に溶接により固定される。
【0037】
(4-2)下端部部材
下端部部材62は、少なくとも係合部623を有する。下端部部材62は、下桟部材61の側壁部613に対向する一対の縦板部621と、一対の縦板部621における下端同士を連結する横板部622と、一対の縦板部621の左右方向の外方側の端部に上下に設けられた係合部623(623A,623B,623C,623D)とを有している。下端部部材62は、例えば、1枚の金属板をプレス加工して製造される。なお、係合部623A,623B,623C,623Dを区別する必要がない場合は、単に係合部623とする。
縦板部621は、下端部部材62を下桟部材61に固定するための固定部を有している。固定には、固定具や溶接を利用でき、ここでは、縦板部621が下桟部材61の側壁部613に溶接により固定される。
係合部623A,623B,623C,623Dは、一対の縦板部621に設けられ、前後方向に一対あり、合計で4個ある。これにより、下架設部材6を一対の支柱4の4つの下溝部46A,46B,46C,46Dにしっかりと係合できる。
係合部623は、支柱4の下溝部46に左右方向から挿入されて、上方から係合する。このため、係合部623は、左右方向に延伸した後に下方へと延伸(屈曲)する「L」字状又はこれに似た形状をしている。係合部623は、縦板部621と同一平面にある。これにより、容易に係合部623を形成できる。
【0038】
下端部部材62は、一対の縦板部621の上端に、前後方向の内方(他方の縦板部621が存在する側)に屈曲する屈曲部624を有している。これにより、下桟部材61が下端部部材62から上方に抜けるのを防止できる。
【0039】
(5)中架設部材
中架設部材7は、係合部723が支柱4の溝部43に前後方向から係合すると共にその当接部724が支柱4に当接する状態で、当接部724が連結部材9により支柱4に連結される。
中架設部材7は、図2に示すように、左右方向に延伸する中桟部材71と、中桟部材71の左右方向の端部に設けられた中端部部材72とを備える。
以下、主に図6を用いて説明する。
【0040】
(5-1)中桟部材
中桟部材71は、横断面形状において、直交する壁部を少なくとも2以上有する。ここでは、横断面において、壁部を3個有する「コ」字状をしている。「コ」字状の中桟部材71は、前方又は後方が開放する状態で、中端部部材72が固定され、当該中端部部材72を介して支柱4に架設される。
中桟部材71は、上下一対の横板部711と、一対の横板部711の前後方向の一方端を連結する縦板部712とを有している。中桟部材71は中端部部材72を固定するための固定部を有している。固定には、ねじ、リベット、ピン等の固定具、溶接等が利用され、固定部となる縦板部712が中端部部材72に溶接により固定される。
中桟部材71は、上下一対の横板部711における縦板部712と反対側の端部から上下方向の内方へ屈曲する屈曲部713を有している。これにより、中桟部材71を補強できる。また、中端部部材72を中桟部材71から前後方向であって縦板部712と反対側に抜け難くできる。
【0041】
(5-2)中端部部材
中端部部材72は、少なくとも係合部723と当接部724とを有する。中端部部材72は、中桟部材71の横板部711及び縦板部712の少なくとも1つに対向する板部も有している。ここでは、板部は、縦板部712の内面に対向する縦板部721を有している。
中端部部材72は、当接部724を縦板部721の端部から延伸する状態で有し、係合部723を当接部724の端部から延伸する状態で有している。中端部部材72は、例えば、1枚の金属板をプレス加工して製造される。
【0042】
縦板部721は、前後方向から見ると、矩形状、方形状、又はこれらに似た形状をしている。縦板部721の上下方向の寸法は、中桟部材71の上下一対の屈曲部713の間の寸法より大きい。これにより、中端部部材72が中桟部材71から前後方向に抜けるのを防止できる。
中端部部材72は、中端部部材72を中桟部材71に固定するための固定部を有している。固定には、溶接が利用され、縦板部721が中桟部材71の縦板部712に溶接により固定される。
【0043】
当接部724は、縦板部721の左右方向の外方側の端に設けられている。当接部724は、縦板部721の端部から、「コ」字状の中桟部材71の開口側に延伸する。つまり、当接部724は、中桟部材71の左右の端部の開口を塞ぐように前側に延伸する。また、当接部724は、その左右方向の外面が、中桟部材71の左右方向の端縁よりも左右方向の外方側に位置する状態で、支柱4の長壁部42に沿うように設けられている。これにより、当接部724が支柱4の長壁部42に当接又は近接する状態で対向可能となる。
当接部724は、中架設部材7が一対の支柱4に連結された状態で、左右方向の両端の当接部724を結ぶ仮想線は中桟部材71と平行となるように、設けられている。これにより、例えば、中架設部材7を前後方向に2本並べて2本の支柱4を連結することも可能となる。つまり、当接部724は、左右方向から見たときに、縦板部721に対して前後方向の同じ側に位置する。
当接部724には、連結部材9が挿通する貫通孔724aが設けられている。当接部724は中桟部材71の左右方向の端部を塞ぐが、中桟部材71の前側の屈曲部713間の開口713aから連結部材9を挿通できる。また、中架設部材7を前後方向に2本設ける場合でも、前後方向の外方側に開口713aが位置することとなり、連結部材9を挿通できる。
貫通孔724aは、係合部723が支柱4の短壁部41の溝部43に係合する状態で、支柱4の長壁部42の中貫通孔47に対応して設けられている。つまり、係合部723が支柱4に係合する状態において、当接部724の貫通孔724aと支柱4の長壁部42の中貫通孔47とは、左右方向に重なるように設けられている。これにより、連結部材9が当接部724の貫通孔724aと支柱4の中貫通孔47とを挿通しやすくできる。つまり、中架設部材7を支柱4に連結する際に、スムーズに作業を行うことができる。なお、貫通孔724aは当接部724の略中央に設けられている。
【0044】
中端部部材72は、当接部724における縦板部721と反対側に端部に、左右方向の外方へ屈曲する屈曲部725を有し、屈曲部725の屈曲先端に1個又は複数個の係合部723A,723Bを有している。係合部723A,723Bは、上下方向に離間して2個ある。これにより、中架設部材7を一対の支柱4の溝部43にしっかりと係合できる。なお、係合部723A,723Bは、両者を区別する必要がない場合、単に係合部723とする。
係合部723は、支柱4の溝部43に前方から挿入され上方から係合する。このため、係合部723は、前後方向(後方)に延伸した後に下方へと延伸(屈曲)する「L」字状又はこれに似た形状をしている。係合部723は、当接部724と平行な平面にある。
【0045】
(6)連結部材
連結部材9は、図7の(c)に示すように、当接状態の上端部部材52の当接部524の貫通孔524aと支柱4の長壁部42の上貫通孔45とを挿通する。また、連結部材9は、図7の(d)に示すように、当接状態の中端部部材72の当接部724の貫通孔724aと支柱4の長壁部42の中貫通孔47とを挿通する。ここでは、上架設部材5で利用される連結部材9と中架設部材7で利用される連結部材9とは、同じ構成である。これにより、部品の共通化を図ることできる。
【0046】
連結部材9は、図7の(a)、(b)に示すように、当接部524,724の貫通孔524a,724a及び支柱4の貫通孔45,47を挿通可能な棒状部91と、棒状部91における挿通先端と反対側に位置する端部(基部側の端部である)に設けられ且つ当接部524,724の貫通孔524a,724aよりも大きい傘部93とを有する。これにより、連結部材9が挿入側に抜けてしまうのを防止できる。
棒状部91は、その長手方向の中間部分に湾曲部分91aを有する。これにより、連結部材9が貫通孔524a,724a,45,47から抜け難くできる。
棒状部91は、湾曲部分91aに対して傘部93側に位置する第1部分91bと、湾曲部分91aに対して傘部93と反対側に位置する第2部分91cとを有し、第1部分91bは、第2部分91cよりも短く構成されている。これにより、第2部分91cが第1部分91bよりも長くなるため、第2部分91cが下向きに延伸するように自重が作用する。したがって、第2部分91c側が下方を向くこととなり、貫通孔524a,724a,45,47から連結部材9を抜け難くできる。
湾曲部分91aは、第1部分91bと第2部分91cとの角度が60~120度の範囲内となるように構成されている。これにより、湾曲部分91aを有する連結部材9を貫通孔524a,724a,45,47に挿入しやすくできる。
【0047】
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
【0048】
<変形例>
1.架設部材
上記形態では、架設部材5,6,7は、桟部材51,61,71と端部部材52,62,72とを別体で備え、これらの部材は、固定具(例えば、ねじ、リベット、ピン)を利用したり、溶接したりして一体化されているが、1枚の金属板を利用してプレス加工した一体品として構成されてもよい。
なお、桟部材として、一定の断面形状に成形された形材(例えば、チャンネル材やアングル材等)を利用する方が、第1方向の長さ調整等や材料コスト等の面で有利となる場合がある。
上記形態では、架設部材5,6,7は、架設する位置によって構成が異なっていたが、例えば、3つの架設部材を共通化させてもよい。
一例としては、上架設部材5を利用して、一対の支柱の上下方向の中間位置、下端位置を架設する場合、支柱の長壁部に、架設部材5の係合部523用の溝部(44)と当接部524の貫通孔524a用の貫通孔(45)とのセットを上下方向に間隔をおいて複数設け、架設部材5を傾斜させて第1方向の一方の端部部材52を一方側の支柱4に係合させ、その後に架設部材5の他方側の端部部材52を他方側の支柱4に係合させることで取り付けることができる。
【0049】
2.支柱
上記形態では、支柱4は、第1方向に一対あり、第1方向のどちらに配置しても利用できるように、支柱4の中心軸に対して線対称の状態で、溝部43,44,46や中貫通孔47を設けているが、第1方向に配置位置を定めた、つまり線対称とならない状態で、溝部や貫通孔を設けてもよい。
上記形態では、支柱4の溝部43は、上下方向に長い貫通溝により構成されていたが、例えば、「L」字状の貫通溝(孔)により構成されてもよい。この場合、係合部は、当接部の上端又は下端に設けられ且つ前後方向に延伸した後に左右方向に屈曲する「L」字状とし、係合部の屈曲した部分から横方向の溝部分に挿入した後に係合部の前後方向に延伸する部分が縦方向の溝部分内に位置する状態で係合部を下方に移動させることで、係合するように構成してもよい。
上記形態では、支柱4の上溝部44は、上下方向に長く且つ上端が開放する貫通溝により構成されていたが、例えば、前後方向に長い貫通溝により構成されてもよいし、「L」字状の貫通溝(孔)により構成されてもよい。前後方向に長い貫通溝の場合、係合部は、横板部に設けられ且つ左右方向の外方へ延伸した後に前後方向に屈曲する「L」字状をし、係合部の屈曲した部分から貫通溝に挿入した後に係合部を前後方向に移動させることで、係合するように構成してもよい。また、「L」状の貫通溝の場合、係合部は、横板部に設けられ且つ左右方向の外方に延伸した後に前後方向に屈曲する「L」字状をし、係合部の屈曲した部分から横方向の溝部分に挿入した後に係合部の左右方向に延伸する部分が縦方向の溝部分内に位置する状態で係合部を下方に移動させることで、係合するように構成してもよい。
なお、以下で説明する架設部材の端部部材の変形例において、係合部や当接部の位置等が変わる場合は、その変わった係合部が係合したり、連結部材が挿通したりできるように、支柱の溝部や貫通孔の位置等も変わるため、その説明は省略する。
【0050】
3.上架設部材
(1)上桟部材
上記形態では、上桟部材51の横断面形状は、下方が開放する「コ」字状をしていたが、例えば、上方、第2方向の何れかが開放する「コ」字状でもよい。上方が開放する場合、端部部材は、上記形態の端部部材を上下反転させると共に、係合部と当接部の位置を上下逆にすることで、実施できる。
上記形態では、断面形状が「コ」字状の上桟部材51の上壁部511が、端部部材52の横板部521に固定されていたが、例えば、上桟部材51の側壁部513が端部部材52の縦板部522に固定されてもよいし、上桟部材51の上壁部511と側壁部513が端部部材52に固定されてもよい。
【0051】
(2)端部部材
上記形態では、係合部523は、第2方向に2個あったが、機械特性上問題なければ、1個であってもよい。また、係合部523は、第2方向に2個あったが、上下方向に複数個(例えば、2個)あってもよい。
上記形態では、2個の係合部523A,523Bの上下方向の寸法は異なっていたが、図8の(a)に示すように、係合部1523A,1523Bは同じ長さであってもよい。この場合、係合部1523A,1523Bを端部部材1052の上部側に設けたり、当接部524を下方側に設けたりすることで実施できる。
【0052】
上記形態では、当接部524は一方の縦板部522の端部から第2方向の外方側に延伸(屈曲)しているが、第2方向の内方側(他方の縦板部522側)に延伸(屈曲)してもよい。
上記形態では、当接部524は、1個であったが、図8の(a)に示すように、当接部1524A,1524Bは、2個あり、第2方向に間隔をおいて設けられてもよい。この場合、地震等の負荷を2本の連結部材で受けることができ、より強い地震等に耐えることができる。なお、当接部1524A,1524Bは、実施形態の当接部524のように一部が上方に張り出してもよいし、張り出さなくてもよい。また、一対の縦板部1522の間隔が大きい場合は、縦板部1522の端部から第2方向の内方側に延伸(屈曲)してもよい。
上記形態では、当接部524は一方の縦板部522の端部に設けられていたが、図8の(b)に示すように、当接部2524は、端部部材2052の横板部2521の第1方向の端部から下方に延伸(屈曲)してもよい。これにより、第2方向の寸法を抑えることができる。なお、当接部は、横板部の第1方向の端部から上方に延伸するようにしてもよい。
【0053】
上記形態では、端部部材52は、横板部521と一対の縦板部522を一体で有していたが、例えば、一対の縦板部を個別に設け、一対の縦板部を個別に上桟部材に固定するようにしてもよい。なお、係合部523は一対の縦板部に、当接部524は一方の縦板部に設けることで実施できる。
【0054】
4.中架設部材
(1)中桟部材
上記形態では、中桟部材71の横断面形状は、第2方向の一方側が開放する「コ」字状をしていたが、例えば、上方又は下方が開放する「コ」字状でもよい。この場合、中端部部材72の屈曲部725及び係合部723の位置を変更することで実施できる。同様に、中桟部材71の横断面形状は、第2方向の他方側が開放する「コ」字状でもよい。
上記形態では、中桟部材71の縦板部712が、中端部部材72の縦板部721に固定されていたが、例えば、中桟部材71の一対の上下の横板部711の少なくとも一方の横板部711が中端部部材72に固定されてもよい。この場合、中端部部材72は、当接部724の上端及び下端の少なくとも一方に中桟部材71側に延伸部を有する必要がある。なお、縦板部721は、固定のための延伸部ともいえる。
【0055】
(2)中端部部材
上記形態では、係合部723は、上下方向に2個あったが、機械特性上問題なければ、1個であってもよい。
上記形態では、2個の係合部723A,723Bの上下方向の寸法は同じであったが、異なってもよい。
【0056】
5.連結部材
上記形態では、湾曲部を有するピン部材であったが、ねじ部材であってもよいし、リベット部材であってもよい。
上記形態では、第1部分91bが第2部分91cよりも短かったが、第1部分と第2部分の長さが同じであってもよいし、第1部分の方が第2部分より長くてもよい。但し連結部材の下方の向き易さを考量すると、第2部分の方が長い方がよい。なお、第2部分は、軽量と抜けやすさの観点から、第1部分の2~5倍の長さが好ましい。これにより第2部分の自重の効果が大きくなる。
【0057】
上記形態では、当接部724は、中桟部材71の第1方向の端部開口を塞ぐ部分で構成されていたが、例えば、塞ぐ部分から、支柱4の長壁部42に沿って上下方向の一方側に延伸してもよい。
【0058】
6.什器
上記形態の什器1は、物品を載置したり、商品を陳列したりする物品載置棚Xに利用されていたが、例えば、箱状をし、その前面に開閉扉が設けられた収容棚に利用されてもよい。この場合、左右面側の前後の支柱同士の連結、後面側の左右の支柱同士の連結、前面側の左右の支柱の上端又は下端同士の連結等の少なくとも1つに実施形態で説明した連結構造を適用できる。
【符号の説明】
【0059】
1 什器
2 棚板
3 ブラケット
4 支柱
5 上架設部材(架設部材)
7 中架設部材(架設部材)
9 連結部材
43 溝部
44 上溝部(溝部)
523 係合部
524 当接部
723 係合部
724 当接部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8