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  • 特開-フィルムラップ加工装置 図1
  • 特開-フィルムラップ加工装置 図2
  • 特開-フィルムラップ加工装置 図3
  • 特開-フィルムラップ加工装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023081458
(43)【公開日】2023-06-13
(54)【発明の名称】フィルムラップ加工装置
(51)【国際特許分類】
   B24B 19/02 20060101AFI20230606BHJP
   B24B 21/00 20060101ALI20230606BHJP
   B24B 1/04 20060101ALI20230606BHJP
   B23G 9/00 20060101ALI20230606BHJP
【FI】
B24B19/02
B24B21/00 A
B24B1/04 Z
B23G9/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021195152
(22)【出願日】2021-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】000005197
【氏名又は名称】株式会社不二越
(74)【代理人】
【識別番号】100120400
【弁理士】
【氏名又は名称】飛田 高介
(74)【代理人】
【識別番号】100124110
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 大介
(72)【発明者】
【氏名】中村 謙太
(72)【発明者】
【氏名】福嶋 淳一
【テーマコード(参考)】
3C049
3C158
【Fターム(参考)】
3C049AA05
3C049AA12
3C049AB01
3C049AB04
3C049CA01
3C049CA02
3C049CB01
3C158AA05
3C158AA12
3C158AB01
3C158AB04
3C158CA01
3C158CA02
3C158CB01
3C158DA10
(57)【要約】
【課題】ねじ形状のワークのねじ溝を高い精度で研磨することが可能なフィルムラップ加工装置およびフィルムラップ加工方法を提供する。
【解決手段】本発明にかかるフィルムラップ加工装置100は、ねじ形状のワーク102を研磨フィルム104で研磨するフィルムラップ加工装置であって、研磨フィルムをワークのねじ溝106に付勢するバックアップシュー128、130と、バックアップシューを回動して、バックアップシューの回動角度をワークのねじ溝のリード角に合わせるシュー回動機構132、134とを備え、シュー回動機構は、ねじ溝の研磨中にバックアップシューを回動振動させることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ねじ形状のワークを研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置であって、
前記研磨フィルムを前記ワークのねじ溝に付勢するバックアップシューと、
前記バックアップシューを回動して、該バックアップシューの回動角度を前記ワークの前記ねじ溝のリード角に合わせるシュー回動機構とを備え、
前記シュー回動機構は、前記ねじ溝の研磨中に前記バックアップシューを回動振動させることを特徴とするフィルムラップ加工装置。
【請求項2】
前記ワークのリードに合わせて前記バックアップシューの位置を調整するバックアップシューシフト機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のフィルムラップ加工装置。
【請求項3】
前記バックアップシューは、一対から構成されており、
前記一対のバックアップシューが取り付けられ、前記ワークを挟んで前記一対のバックアップシューをそれぞれ前記ワークに付勢する一対のアームと、
前記一対のアームを開閉するシリンダと、
前記一対のバックアップシューをそれぞれ回動させる一対のシュー回動機構とをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルムラップ加工装置。
【請求項4】
ねじ形状のワークを研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工方法であって、
バックアップシューを回動して、該バックアップシューの回動角度を前記ワークのねじ溝のリード角に合わせて、
前記研磨フィルムを介して前記バックアップシューを前記ねじ溝に付勢し、
前記ねじ溝の研磨中に前記バックアップシューを回動振動させることを特徴とするフィルムラップ加工方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじ形状のワークを研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置およびフィルムラップ加工方法に関する。
【背景技術】
【0002】
金属部品のワークの研磨方法として、フィルムラップ加工が知られている。フィルムラップ加工とは、表面に砥粒が塗布された研磨フィルムを用いて行う研磨方法である。例えば特許文献1には、ワークがボールねじであり、ボールねじのねじ軸のボール溝を研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置が開示されている。
【0003】
特許文献1のフィルムラップ加工装置は、研磨フィルムを保持する加工ユニットを備える。加工ユニットは、ホルダとバックアップシューとを有する。ホルダは、ねじ軸の外周面に沿って円弧状に窪んでいる。バックアップシューは、ホルダにボール溝に沿って円弧状に設けられていて、ボール溝の断面の凹形状と対になる凸形状に突出していて、研磨フィルムをボール溝に押し当てる。
【0004】
特許文献1では、研磨フィルムを保持する加工ユニットがホルダとバックアップシューとを有するため、ボール溝の広い範囲に研磨フィルムを面接触させることができ、ボール溝のより効率のよい精密な研磨を行うことが可能となる、としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2019-171487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のフィルムラップ加工装置では、ワークがボールねじであって、ねじ溝の断面形状が円弧状(半円)であるために、バックアップシューを押し当てれば、ねじ溝の全面を研磨することが可能であった。
【0007】
しかし、ワークがねじ形状である場合には、ねじ溝の断面形状がほぼ矩形(角丸四角)となるため、ねじ溝の側面(ねじの歯面)に圧力がかからず、研磨不足となる場合があった。そのため、ねじ形状のワークのねじ溝の研磨においても、ねじ溝をより高い精度で研磨したいという要望がある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、ねじ形状のワークのねじ溝を高い精度で研磨することが可能なフィルムラップ加工装置およびフィルムラップ加工方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかるフィルムラップ加工装置の代表的な構成は、ねじ形状のワークを研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置であって、研磨フィルムをワークのねじ溝に付勢するバックアップシューと、バックアップシューを回動して、バックアップシューの回動角度をワークのねじ溝のリード角に合わせるシュー回動機構とを備え、シュー回動機構は、ねじ溝の研磨中にバックアップシューを回動振動させることを特徴とする。
【0010】
上記構成では、研磨フィルムをワークのねじ溝に付勢するバックアップシューを、シュー回動機構によって回動して、バックアップシューの回動角度をワークのねじ溝のリード角に合わせ、ねじ溝の研磨中にバックアップシューを回動振動(オシレーション)させている。つまり上記構成では、ワークのねじ溝を研磨フィルムで研磨する場合、バックアップシューの回動角度をワークのねじ溝のリード角に合わせて、バックアップシューをねじ溝(ねじ底)に押し当てることに加え、さらにねじ溝の研磨中にバックアップシューを回動振動させる。これにより、ねじ溝の側面(ねじの歯面)も研磨することができ、ねじ形状のワークのねじ溝を高い精度で研磨することができる。
【0011】
上記のワークのリードに合わせてバックアップシューの位置を調整するバックアップシューシフト機構をさらに備えるとよい。
【0012】
これにより、バックアップシューは、ワークのねじ溝に押し当てる位置をワークのリードに合わせて調整することが可能となる。
【0013】
上記のバックアップシューは、一対から構成されており、一対のバックアップシューが取り付けられ、ワークを挟んで一対のバックアップシューをそれぞれワークに付勢する一対のアームと、一対のアームを開閉するシリンダと、一対のバックアップシューをそれぞれ回動させる一対のシュー回動機構とをさらに備えるとよい。
【0014】
これにより、一対のシュー回動機構によって一対のバックアップシューの回動角度をワークのねじ溝のリード角にそれぞれ合わせて、シリンダにより一対のアームを閉じることでワークを例えば上下に挟んで一対のバックアップシューをワークのねじ溝に押し当てることができる。さらにねじ溝の研磨中には、一対のシュー回動機構によってワークを挟んだ状態で一対のバックアップシューを回動振動させることができる。したがって、一対のバックアップシューでワークを挟んだ状態で、ワークのねじ溝を高い精度で研磨することができる。
【0015】
上記課題を解決するために、本発明にかかるフィルムラップ加工方法の代表的な構成は、ねじ形状のワークを研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工方法であって、バックアップシューを回動して、バックアップシューの回動角度をワークのねじ溝のリード角に合わせて、研磨フィルムを介してバックアップシューをねじ溝に付勢し、ねじ溝の研磨中にバックアップシューを回動振動させることを特徴とする。
【0016】
上述したフィルムラップ加工装置における技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該方法にも適用可能である。すなわち上記構成では、バックアップシューの回動角度をワークのねじ溝のリード角に合わせて、バックアップシューをねじ溝(ねじ底)に押し当てて、さらにねじ溝の研磨中にバックアップシューを回動振動させる。これにより、ねじ溝の側面(ねじの歯面)も研磨することができ、ねじ形状のワークのねじ溝を高い精度で研磨することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ねじ形状のワークのねじ溝を高い精度で研磨することが可能なフィルムラップ加工装置およびフィルムラップ加工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施形態におけるフィルムラップ加工装置を示す図である。
図2図1のフィルムラップ加工装置でワークを研磨している状態を示す図である。
図3図2のフィルムラップ加工装置の要部を別の方向から見て拡大した図である。
図4図3のフィルムラップ加工装置の研磨中でのバックアップシューの状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0020】
図1は、本発明の実施形態におけるフィルムラップ加工装置(以下、加工装置100)を示す図である。図2は、図1の加工装置100でワーク102を研磨している状態を示す図である。
【0021】
加工装置100は、研磨フィルム104を用いて、図2に示す加工対象物であるねじ形状のワーク102のねじ溝106を研磨する工作機械である。なお、以下に説明する加工装置100の動作は、コンピュータ制御によって行うことが可能である。
【0022】
加工装置100は、本体108と、一対のアーム110、112と、一対のアーム110、112を開閉するシリンダ114とを備える。一対のアーム110、112は、本体108の所定の開閉軸によって回転自在に軸支されている。
【0023】
シリンダ114は、図1に示すように一対のアーム110、112のテール116、118を引き寄せることによって、一対のアーム110、112を開く。またシリンダ114は、図2に示すようにテール116、118を離隔させることで一対のアーム110、112を閉じる。
【0024】
加工装置100はさらに、一対の支持台120、122と、一対のシューユニット124、126と、一対のバックアップシュー128、130と、一対のシュー回動機構132、134を備える。支持台120は、プレート135に取り付けられている。プレート135は、アーム110に対して平行に配置されていて(図3参照)、アーム110の先端部110aに固定されたバックアップシューシフト機構137の制御により、アーム110の先端部110aからの距離を調整可能となっている。また、支持台122は、アーム112の先端部112aに取り付けられている。
【0025】
一対のシューユニット124、126は、一対のシュー回動機構132、134の一部である一対の支持軸136、138を介して、一対の支持台120、122に接続され支持されている。また一対のシューユニット124、126には、一対のバックアップシュー128、130が取り付けられている。一対の支持軸136、138は、一対のシューユニット124、126の角度の調節用の支点となる軸であり、一対のシューユニット124、126ごと一対のバックアップシュー128、130の角度を変える(後述)。
【0026】
一対のバックアップシュー128、130は、軟質材(例えばウレタン)で形成されたブロックであり、研磨フィルム104をワーク102のねじ溝106に付勢する。研磨フィルム104は、リール140から各フィルムガイドローラ142を介して一対のバックアップシュー128、130上に送り出され、消耗するにしたがって巻き取りローラ144に巻き取られる。加工装置100では、消耗した研磨フィルム104を適宜移動させることによって、ワーク102のねじ溝106を効率よく研磨することが可能になる。
【0027】
一対のシュー回動機構132、134は、一対の支持台120、122に固定されたサーボモータであり、一対の支持軸136、138を含む。一対のシュー回動機構132、134は、一対の支持軸136、138を介して一対のシューユニット124、126ごと一対のバックアップシュー128、130を回動する。
【0028】
そして一対のシュー回動機構132、134は、一対のバックアップシュー128、130の回動角度をワーク102のねじ溝106のリード角に合わせる。すなわち一対のバックアップシュー128、130は、一対の支持軸136、138を含む一対のシュー回動機構132、134の制御を受け、ワーク102のねじ溝106のリード角に沿わせた姿勢となることができる。
【0029】
また、一対のアーム110、112は、図2に示すようにシリンダ114によって閉じられることで、ワーク102を例えば上下に挟んで一対のバックアップシュー128、130をそれぞれワーク102に付勢することができる。
【0030】
これにより加工装置100では、一対のシュー回動機構132、134によって一対のバックアップシュー128、130の回動角度をワーク102のねじ溝106のリード角にそれぞれ合わせた上で、一対のアーム110、112を閉じることで一対のバックアップシュー128、130をワーク102のねじ溝106に押し当てることができる。
【0031】
ここで、ワーク102がねじ形状であるため、ねじ溝106の断面形状はほぼ矩形(角丸四角)となる(図4(b)参照)。このため、一対のバックアップシュー128、130の回動角度をワーク102のねじ溝106のリード角に合わせて、一対のバックアップシュー128、130を、図4(b)に示すねじ溝106のねじ底146に押し当てるだけでは、ねじ溝106の側面148すなわちねじの歯面に圧力がかからず、研磨不足となる可能性がある。
【0032】
そこで加工装置100は、ねじ溝106の研磨中に、一対のシュー回動機構132、134によって一対のバックアップシュー128、130を回動振動(オシレーション)させるという制御を行う。
【0033】
図3は、図2の加工装置100の要部を別の方向から見て拡大した図である。図中では、説明の便宜上、研磨フィルム104を省略している。図4は、図3の加工装置100の研磨中でのバックアップシュー128の状態を示す図である。図4(a)は、バックアップシュー128をワーク102のねじ溝106に押し当てた状態を示す図である。図4(b)は、図4(a)のA-A断面図である。
【0034】
加工装置100は、ねじ形状のワーク102のねじ溝106を研磨する前に、一対のシュー回動機構132、134によって一対のバックアップシュー128、130を回動して、一対のバックアップシュー128、130の回動角度をワーク102のねじ溝106のリード角にそれぞれ合わせる。さらに、一対のアーム110、112を閉じることで、研磨フィルム104を介して一対のバックアップシュー128、130をワーク102のねじ溝106に押し当てる。
【0035】
このときバックアップシュー128は、図3に示すようにワーク102のねじ溝106に上側から押し当てられる。一方、バックアップシュー130は、ワーク102のねじ溝106に下側から押し当てられる。ねじ形状のワーク102は、上側から見たときのリード角と下側から見たときのリード角が逆になる。このため、一対のバックアップシュー128、130は、一対のシュー回動機構132、134の一対の支持軸136、138(図2参照)を中心に互いに逆方向に回動する。
【0036】
このようにして加工装置100は、ワーク102を上下に挟んで一対のバックアップシュー128、130をワーク102のねじ溝106のねじ底146(図4(b)参照)に確実に押し当てることができる。
【0037】
さらに加工装置100では、図4(a)の矢印B、Cに示すように、ねじ溝106の研磨中にシュー回動機構132によってバックアップシュー128を回動振動させている。これにより、図4(b)に示すように、バックアップシュー128をねじ溝106のねじ底146に押し当てることに加え、さらにねじ溝106の研磨中にバックアップシュー128を回動振動させることにより、ねじ溝106の側面148も研磨することができる。ここで回動振動とは、ねじ溝106のねじ底146の長手方向の中心線Dを基準にして振り子のように揺動し、ねじ溝106の側面148にバックアップシュー128を接触させるような動きをいう。
【0038】
また研磨フィルム104は、図4(b)に示すように、ねじ溝106のねじ底146と側面148を覆うことができる幅を有していて、バックアップシュー128によりねじ溝106に付勢されることで、ねじ溝106を確実に研磨することができる。なおバックアップシュー130も、シュー回動機構134によってねじ溝106の研磨中に回動振動しているため、研磨フィルム104によって、ねじ溝106のねじ底146に加えて側面148も研磨することができる。
【0039】
したがって加工装置100によれば、一対のバックアップシュー128、130の回動角度をワーク102のねじ溝106のリード角に合わせて、一対のバックアップシュー128、130をねじ溝106のねじ底146に押し当てて、ねじ溝106の研磨中に一対のバックアップシュー128、130を回動振動させて、ねじ溝106の側面148も研磨することにより、ねじ形状のワーク102のねじ溝106を高い精度で研磨することができる。
【0040】
また支持台122は、バックアップシューシフト機構137の制御によりアーム110の先端部110aからの距離を調整可能なプレート135に取り付けられている。このため、バックアップシュー128は、ワーク102のねじ溝106に上側から押し当てる位置を、ワーク102のリードに合わせて調整することが可能である。
【0041】
なお上記の加工装置100では、一対のバックアップシュー128、130によってワーク102を上下に挟んでねじ溝106を研磨するようにしたが、これに限られず、一対のバックアップシュー128、130のうちいずれか一方のみを用いて、回転するワーク102のすべてのねじ溝106を研磨するようにしてもよい。
【0042】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明は、ねじ形状のワークを研磨フィルムで研磨するフィルムラップ加工装置およびフィルムラップ加工方法として利用することができる。
【符号の説明】
【0044】
100…フィルムラップ加工装置、102…ワーク、104…研磨フィルム、106…ねじ溝、108…本体、110、112…アーム、110a、112a…アームの先端部、114…シリンダ、116、118…アームのテール、120、122…支持台、124、126…シューユニット、128、130…バックアップシュー、132、134…シュー回動機構、135…プレート、136、138…支持軸、137…バックアップシューシフト機構、140…リール、142…フィルムガイドローラ、144…巻き取りローラ、146…ねじ溝のねじ底、148…ねじ溝の側面
図1
図2
図3
図4