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特開2023-81530エクササイズシステム及びエクササイズアプリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023081530
(43)【公開日】2023-06-13
(54)【発明の名称】エクササイズシステム及びエクササイズアプリ
(51)【国際特許分類】
   G16H 10/00 20180101AFI20230606BHJP
【FI】
G16H10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021195301
(22)【出願日】2021-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】519236055
【氏名又は名称】山本 陽平
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】山本陽平
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】ユーザに対して利便性を向上することができるエクササイズシステム及びエクササイズアプリを提供する。
【解決手段】エクササイズシステム1は、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズシステムであって、前記ユーザからのアンケート、または、当該ユーザの運動中におけるモニタリングの結果に基づいて、当該ユーザに運動可否を指示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズシステムであって、 前記ユーザからの運動前の健康状態に対するアンケート、または、当該ユーザの運動中におけるモニタリングの結果に基づいて、当該ユーザに運動可否を指示することを特徴とするエクササイズシステム。
【請求項2】
ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズシステムであって、 前記ユーザがエクササイズを行う前または行った後にカレンダの画像を表示し、当該ユーザが当該カレンダの日付に対応するエリアの画像を押すことを起因としてタブ一覧を表示し、当該タブ一覧に当該ユーザの状態を入力する状態入力タブを設け、当該ユーザが前記状態入力タブを操作することで、当該ユーザの日付毎の状態を対応する画像を前記日付に対応するエリアの画像に表示することを特徴とするエクササイズシステム。
【請求項3】
ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズシステムであって、
前記ユーザが自身の吸って吐いての動作に基づいて操作を行う操作手段を有し、当該操作手段に対する操作結果に基づいて当該ユーザの呼吸数を算出し、当該呼吸数を表示することを特徴とするエクササイズシステム。
【請求項4】
ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズアプリであって、 前記ユーザからの運動前の健康状態に対するアンケート、または、当該ユーザの運動中におけるモニタリングの結果に基づいて、当該ユーザに運動可否を指示することを特徴とするエクササイズアプリ。
【請求項5】
ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズアプリであって、 前記ユーザがエクササイズを行う前または行った後にカレンダの画像を表示し、当該ユーザが当該カレンダの日付に対応するエリアの画像を押すことを起因としてタブ一覧を表示し、当該タブ一覧に当該ユーザの状態を入力する状態入力タブを設け、当該ユーザが前記状態入力タブを操作することで、当該ユーザの日付毎の状態を対応する画像を前記日付に対応するエリアの画像に表示することを特徴とするエクササイズアプリ。
【請求項6】
ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズアプリであって、
前記ユーザが自身の吸って吐いての動作に基づいて操作を行う操作手段を有し、当該操作手段に対する操作結果に基づいて当該ユーザの呼吸数を算出し、当該呼吸数を表示することを特徴とするエクササイズアプリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設や在宅でリハビリテーション等の為のエクササイズを支援するエクササイズシステム及びエクササイズアプリに関する。
【背景技術】
【0002】
社会の高齢化に伴い、高齢者の人口が増加し、介護が必要となる高齢者も増加している。高齢者が、一般に「寝たきり」と呼ばれる状態になると、本人のみならず介助者にも大きな負担となる。
【0003】
疾病や老化現象などの様々な原因により生じた心身の障害を有する者がより良い生活を送ることを目的として、例えば、リハビリテーション(以降「リハビリ」とも記す)専門医、リハビリテーション看護師、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、ソーシャルワーカーなどの多数のリハビリ専門家による連携した支援が行われている。
【0004】
近年、リハビリテーションを支援する介助者の人数が大幅に不足していることも指摘されており、安全に、効率の良いリハビリテーションが行えるようなリハビリテーション支援装置が求められている。
【0005】
例えば、特許文献1には、第1表示部に見本となる映像コンテンツが示す運動動作を表示し、第1表示部から独立した第2表示部にユーザの動き捉えた動画像を表示する運動支援装置が開示されている。この運動支援装置を用いたエクササイズにおいて、ユーザは、運動支援装置の第1表示部の見本の運動動作を見ながらこの動きを真似ることによって、フィットネス運動を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009-213782号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の装置において、ユーザは、運動支援装置の第1表示部の見本の運動動作を見ながらこの動きを真似ることによって、フィットネス運動を行うことができるが、これだけでは、高齢者等のユーザが運動(エクササイズ)に煩わしさを感じるという問題があった。
【0008】
本発明は、ユーザに対して利便性を向上することができるエクササイズシステム及びエクササイズアプリを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の発明のエクササイズシステムは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズシステムであって、前記ユーザからの運動前の健康状態に対するアンケート、または、当該ユーザの運動中におけるモニタリングの結果に基づいて、当該ユーザに運動可否を指示することを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明のエクササイズシステムは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズシステムであって、前記ユーザがエクササイズを行う前または行った後にカレンダの画像を表示し、当該ユーザが当該カレンダの日付に対応するエリアの画像を押すことを起因としてタブ一覧を表示し、当該タブ一覧に当該ユーザの状態を入力する状態入力タブを設け、当該ユーザが前記状態入力タブを操作することで、当該ユーザの日付毎の状態を対応する画像を前記日付に対応するエリアの画像に表示することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明のエクササイズシステムは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズシステムであって、前記ユーザが自身の吸って吐いての動作に基づいて操作を行う操作手段を有し、当該操作手段に対する操作結果に基づいて当該ユーザの呼吸数を算出し、当該呼吸数を表示することを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明のエクササイズアプリは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズアプリであって、前記ユーザからの運動前の健康状態に対するアンケート、または、当該ユーザの運動中におけるモニタリングの結果に基づいて、当該ユーザに運動可否を指示することを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明のエクササイズアプリは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズアプリであって、前記ユーザがエクササイズを行う前または行った後にカレンダの画像を表示し、当該ユーザが当該カレンダの日付に対応するエリアの画像を押すことを起因としてタブ一覧を表示し、当該タブ一覧に当該ユーザの状態を入力する状態入力タブを設け、当該ユーザが前記状態入力タブを操作することで、当該ユーザの日付毎の状態を対応する画像を前記日付に対応するエリアの画像に表示することを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明のエクササイズアプリは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像を表示するエクササイズアプリであって、前記ユーザが自身の吸って吐いての動作に基づいて操作を行う操作手段を有し、当該操作手段に対する操作結果に基づいて当該ユーザの呼吸数を算出し、当該呼吸数を表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明におけるエクササイズシステム及びエクササイズアプリによって、ユーザに対して利便性を向上することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムの全体構成を示す図である。
図2】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムの動作を示すフローチャートである。
図3】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズアプリのホーム画面を示す説明図である。
図4】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズアプリのアンケート画面及び結果画面を示す説明図である。
図5】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズアプリの見本動画像選択画面を示す説明図である。
図6】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムのエクササイズ実行画面の第1乃至第3の例を示す説明図である。
図7】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムのエクササイズ実行画面の第4の例を示す説明図である。
図8】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズアプリのモニタリング結果画面を示す説明図である。
図9】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズアプリのエクササイズ終了画面及び記録操作画面を示す説明図である。
図10】本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズアプリの呼吸数カウンター画面を示す説明図である。
図11】本発明の第2の実施の形態にかかるエクササイズシステムに用いられる不透過型ヘッドマウントディスプレイを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<本発明の第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステム及びエクササイズアプリを、図面に基づいて説明する。
【0018】
<エクササイズシステムの全体構成> まず、本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムのシステム構成について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムの全体構成を示す図である。
【0019】
図1に示すように、第1の実施の形態にかかるエクササイズシステム1は、サーバ2と、インターネット3と、トレーナ側の携帯端末4及びウェブカメラ5と、ユーザ側(第1の実施の形態の場合、リハビリ中の患者)の携帯端末6及びウェブカメラ7とから構成されている。
【0020】
トレーナ側のウェブカメラ5は、カメラ部51と、マイク部52と、接続コード53とを備えている。
【0021】
トレーナ側のウェブカメラ5は、ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像として、トレーナがエクササイズ(運動)を行っている状態の動画像をカメラ部51で撮像するとともに、トレーナがエクササイズを行っている状態の音声をマイク部52で電気信号に変換する。さらに、トレーナ側のウェブカメラ5は、撮像した動画像の映像データ、及び電気信号に変換した音声データを、接続コード53を介してトレーナ側の携帯端末4に送信する。
【0022】
トレーナ側の携帯端末4は、サーバ2からダウンロードしたエクササイズアプリにより、ウェブカメラ5が撮像した見本動画像を液晶画面41に表示することが可能になっている。また、トレーナ側の携帯端末4は、トレーナ側のウェブカメラ5からの映像データ及び音声データを、例えばmov形式の動画ファイルによりインターネット3を介してサーバ2に送信する。
【0023】
サーバ2は、トレーナ側の携帯端末(本実施の形態ではスマートフォンを用いているが、タブレット型パソコンやノートパソコンも適用可能)4からの動画ファイル(映像データ及び音声データ)を、エクササイズ動画ファイルとしてハードディスク等の記憶手段に保存する。
【0024】
また、トレーナ側の携帯端末4は、トレーナ側のウェブカメラ5からの映像データ及び音声データを、例えばmov形式の動画ファイルによりインターネット3を介してユーザ側の携帯端末6に送信する。
【0025】
一方、ユーザ側のウェブカメラ7は、カメラ部71と、マイク部72と、接続コード73とを備えている。
【0026】
ユーザ側のウェブカメラ7は、ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像として、ユーザがエクササイズを行っている状態の動画像をカメラ部71で撮像するとともに、ユーザがエクササイズを行っている状態の音声をマイク部72で電気信号に変換する。さらに、ユーザ側のウェブカメラ7は、撮像した動画像の映像データ及び電気信号に変換した音声データを、接続コード73を介してユーザ側の携帯端末6に送信する。
【0027】
ユーザ側の携帯端末6(本実施の形態ではスマートフォンを用いているが、タブレットパソコン型やノートパソコンも適用可能)は、サーバ2からダウンロードしたエクササイズアプリにより、ウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像を液晶画面61に表示することが可能になっている。また、ユーザ側の携帯端末6は、ユーザ側のウェブカメラ7からの映像データ及び音声データを、例えばmov形式の動画ファイルによりインターネット3を介してトレーナ側の携帯端末4に送信する。
【0028】
また、エクササイズシステム1は、ユーザ側の携帯端末6からのユーザ動画像をサーバ2に送信、保存でき、トレーナが携帯端末4を用いて、その動画をダウンロードして、エクササイズアプリ上で表示することも可能である。
【0029】
トレーナ側の携帯端末4は、エクササイズアプリにより、トレーナ側のウェブカメラ5が撮像した見本動画像と、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像し、ユーザ側の携帯端末6及びインターネット2を介して送信されるユーザ動画像とを一つの液晶画面41に同時に表示することができる。
【0030】
また、トレーナ側の携帯端末4は、エクササイズアプリにより、ユーザ側のウェブカメラ7が録音し、ユーザ側の携帯端末6及びインターネット2を介して送信される音声データをスピーカ62から音声出力することができる。
【0031】
一方、ユーザ側の携帯端末6は、エクササイズアプリにより、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像と、トレーナ側のウェブカメラ5が撮像し、トレーナ側の携帯端末4及びインターネット2を介して送信される見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示することができる。
【0032】
また、ユーザ側の携帯端末6は、エクササイズアプリにより、トレーナ側のウェブカメラ5が録音し、トレーナ側の携帯端末4及びインターネット2を介して送信される音声データをスピーカ62から音声出力させることができる。
【0033】
さらに、携帯端末6は、エクササイズアプリにより、サーバ2のデータベースからエクササイズ動画ファイルをダウロードし、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像と、エクササイズ動画ファイルの見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示することができるとともに、エクササイズ動画ファイルの音声データをスピーカ62から音声出力させることができる。
【0034】
<エクササイズシステムの動作> 次に、本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステム1による動作について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムの動作を示すフローチャートである。
【0035】
図2において、まず、トレーナ側の携帯端末4は、ステップS1において、トレーナ側のウェブカメラ5からのエクササイズの映像データ及び音声データを、例えばmov形式の動画ファイルに変換し、ステップS2において、エクササイズの動画ファイルを、インターネット3を介してサーバ2に送信する。
【0036】
これにより、サーバ2は、ステップS3において、トレーナ側の携帯端末4からの動画ファイルを受信し、ステップS4において、動画ファイルをデータベースに保存する。
【0037】
また、トレーナ側の携帯端末4は、ステップS5において、ステップS1において変換したエクササイズの動画ファイルを、インターネット3を介してユーザ側の携帯端末6に送信する。
【0038】
ユーザ側の携帯端末6は、ステップS6において、トレーナ側の携帯端末4からエクササイズの動画ファイルを受信する。この後に、ユーザ側の携帯端末6は、ステップS7において、後述の図4に示すアンケート入力処理を実行し、運動許可と判断すると、ステップS8において、ユーザ側のウェブカメラ7からのユーザの映像データ及び音声データを、例えばmov形式の動画ファイルに変換し、ステップS9において、ユーザの動画ファイルを、インターネット3を介してトレーナ側の携帯端末4に送信する。
【0039】
これによりトレーナ側の携帯端末4は、ステップS10において、エクササイズアプリにより、トレーナ側のウェブカメラ5が撮像した動画ファイルとユーザの動画ファイルを同時に表示することで、トレーナ側のウェブカメラ5が撮像した見本動画像と、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像とを一つの液晶画面41に同時に表示する。
【0040】
一方、ユーザ側の携帯端末6は、ステップS11において、エクササイズアプリにより、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像した動画ファイルとトレーナの動画ファイルを同時に表示することで、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像と、トレーナ側のウェブカメラ5が撮像し、トレーナ側の携帯端末4及びインターネット2を介して送信される見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示する。
【0041】
ユーザ動画像と見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示した状態で、ユーザ側の携帯端末6は、ステップS12において、後述の図8に示す運動判別処理に移行し、ステップS13において、後述の図9に示す今日のジブン処理に移行し、ステップS14において、後述の図10に示す呼吸数算出処理に移行する。
【0042】
また、ユーザ側の携帯端末6は、エクササイズアプリにより、ステップS21において、サーバ2にエクササイズ動画ファイルのダウンロードを要求する。これにより、サーバ2は、ステップS22において、データベースから読み出したエクササイズ動画ファイルをユーザ側の携帯端末6に送信し、ユーザ側の携帯端末6は、サーバ2のデータベースからエクササイズ動画ファイルを受信することで、エクササイズ動画ファイルをダウロードする。
【0043】
この後、ユーザ側の携帯端末6は、ステップS23において、後述の図4に示すアンケート入力処理を実行し、運動許可と判断すると、ステップS24において、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像と、エクササイズ動画ファイルの見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示するとともに、エクササイズ動画ファイルの音声データをスピーカ62から音声出力させる。
【0044】
ユーザ動画像と見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示した状態で、ユーザ側の携帯端末6は、ステップS25において、後述の図8に示す運動判別処理に移行し、ステップS26において、後述の図9に示す今日のジブン処理に移行し、ステップS27において、後述の図10に示す呼吸数算出処理に移行する。
【0045】
<エクササイズシステムによる画面表示> 次に、本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステムによる画面表示について説明する。図3は、エクササイズアプリのホーム画面を示す説明図である。図4は、エクササイズアプリのアンケート画面及び結果画面を示す説明図である。図5は、エクササイズアプリの見本動画像選択画面を示す説明図である。図6は、エクササイズシステムのエクササイズ実行画面の第1乃至第3の例を示す説明図である。図7は、エクササイズシステムのエクササイズ実行画面の第4の例を示す説明図である。図8は、エクササイズアプリのモニタリング結果画面を示す説明図である。図9は、エクササイズアプリのエクササイズ終了画面及び記録操作画面を示す説明図である。図10は、エクササイズアプリの呼吸数カウンター画面を示す説明図である。
【0046】
図3において、符号81は、ユーザ側の携帯端末6の液晶画面61に表示されるエクササイズアプリのホーム画面である。
【0047】
ホーム画面81には、上辺側から順に上表示部82、カレンダ部83、下表示部84が表示される。
【0048】
上表示部82には、編集用アイコン85が表示される。 カレンダ部83の各日付エリア86には、各日付86aが表示される。 当日の日付86aは、周りが青色で表示される。
【0049】
カレンダ部83の各日付エリアには、エクササイズの実行状況(例えば回数)を示すエクササイズの実行アイコン87、図9に示す今日のジブン処理におけるジブンの痛みを示すジブンの痛みアイコン88、図9に示す今日のジブン処理におけるジブンの調子を示すジブンの調子アイコン89、関節可動域を計測したことを示す関節可動域アイコン90、筋力を計測したことを示す筋力アイコン91、血圧を計測したことを示す血圧アイコン92、呼吸数を計測したことを示す呼吸数アイコン93、体重を計測したことを示す体重アイコン94、パルスオキシメーターで計測したことを示すパルスオキシメーターアイコン95、息切れの程度の計測したことを示す息切れアイコン96等が表示可能になっている。
【0050】
下表示部84には、ホーム画面81に戻る場合にタップするホームアイコン97、エクササイズの際にタップするエクササイズアイコン98、エクササイズの実行状況を確認する場合にタップするプレイリストアイコン99、各種グラフを表示する場合にタップするグラフアイコン100が表示される。
【0051】
ユーザ側の携帯端末6を横置きしてプレイリストアイコン99をタップすると、図2のステップS7の処理により、図4(a)に示すように、縦または横置きされたユーザ側の携帯端末6の液晶画
面61にアンケート入力画面101が表示さる。
【0052】
アンケート入力画面101には、「アンケートを入力してください」の文字の画像111、最低血圧の入力欄112、最高血圧の入力欄113、脈拍の入力欄114、SpO2(パルスオキシメーター値) の入力欄115、呼吸数の入力欄116、体重(前回入力値との差をとるため) の入力欄117、いまの息切れの程度の入力欄118、足の浮腫の入力欄119、次の画面に移行するための次へボタン121、及びホーム画面81に戻る場合にタップする戻るボタン122が表示される。
【0053】
入力欄112~119には、ユーザのスワイプ操作により各項目を入力する入力部121(入力欄112以外は符号省略)が設けられている。
【0054】
ユーザ側の携帯端末6は、ステップS7において、図4(a)に示すアンケート入力画面101を用いたアンケート入力処理を実行し、アンケート結果における推奨値からのずれに基づいて、運動許可、運動不許可、及び病院受診推奨のいずれかの判断を行う。
【0055】
尚、本実施の形態では、アンケート結果の各項目の推奨値つまり許容値を別画面で項目ごとに設定できるが、ここで許容値を設定変更できるのは、医療機関の医療関係者または、運動に対する医学知識を有する者である。また、変更できる資格を有する者であるかどうかを識別するシステム(例えば設定変更時に資格を有するかどうかをアンケートにて回答させるなど)を備える。
【0056】
より詳しく説明すると、ユーザ側の携帯端末6は、アンケート結果の全てが推奨値に収まっている場合、運動許可の判断を行い、この後、エクササイズ動画が再生開始する。
【0057】
ユーザがエクササイズを行うこと希望しない場合、ユーザは、戻るボタン133をタップする。これにより、ユーザ側の携帯端末6は、図3に示すホーム画面81に戻る。
【0058】
ユーザ側の携帯端末6は、アンケート結果の少なくとも一つが推奨値に収まらず、収まらなかったアンケート結果の推奨値からのずれか所定値以下の場合、図4(b)に示す運動不許可画面103を液晶画面61に表示する。
【0059】
図4(b)に示す運動不許可画面103には、「運動不許可」の文字の画像141、ホーム画面81に戻る場合にタップする戻るボタン143が表示される。
【0060】
ユーザは、画像141よりエクササイズを行えないことを確認し、戻るボタン143をタップする。これにより、ユーザ側の携帯端末6は、図3に示すホーム画面81に戻る。
【0061】
ユーザ側の携帯端末6は、アンケート結果の少なくとも一つが推奨値に収まらず、収まらなかったアンケート結果の推奨値からのずれか所定値を超えた場合、図4(c)の病院受診推奨画面104を液晶画面61に表示する。
【0062】
図4(c)に示す病院受診推奨画面104には、「病院受診推奨」の文字の画像151、ホーム画面81に戻る場合にタップする戻るボタン153が表示される。
【0063】
ユーザは、画像151よりエクササイズを行えず病院の受診が推奨されていることを確認し、戻るボタン153をタップする。これにより、ユーザ側の携帯端末6は、図3に示すホーム画面81に戻る。
【0064】
次に、図4(b)に示す運動許可画面102から図5(a)に示すダウンロード画面200した場合について説明する。
【0065】
図5(a)に示すように、横置きされたユーザ側の携帯端末6の液晶画面61にはウンロード画面200表示される。 ウンロード画面200の右側には、ダウロードリスト表示領域201が表示され、ウンロード画面200の左側には、ユーザ用の承諾領域202が表示される。
【0066】
ダウロードリスト表示領域201には、「ダウンロードリスト」の文字の画像203と、サーバ2からダウンロードできるエクササイズ動画ファイルA、B、C、Dを選択する際に使用する操作ボタン204a、204b、204c、204dが表示される。承諾領域202には、「自分」の文字の画像205と、承諾操作を行うときにタップする承認ボタン206が表示される。
【0067】
例えば、ユーザが、操作ボタン204a、204b、204cを順番にタップし、この後、承認ボタン206をタップすると、横置きされた携帯端末6の液晶画面61には、図5(b)に示すプレイリスト画面210が表示される。プレイリスト画面210の横置き上側部には、「プレイリスト」の文字の画像211と、エクササイズ動画再生ボタン212が表示される。エクササイズ動画再生ボタン212には、エクササイズ動画ファイルA、B、Cの再生を示す「A+B+C」の文字の画像213が表示される。
【0068】
プレイリスト画面210の横置き下側部には、「再生モード」の文字の画像220と、モード1、2、3、4のモード選択ボタン221、222、223、224が表示される。ここで、再生モードはディフォルトでモード1が選択されており、この状態では、モード選択ボタン221だけが明るい色で表示される。再生モードを切り換える場合、切り換え選択したい再生モードのモード選択ボタンをタップすることで、再生モードが選択したモードを切り換えられ、タップしたモード選択ボタンだけが明るい色で表示される。
【0069】
再生モードとしてモード1が選択された状態で、エクササイズ動画再生ボタン212をタップすると、図6(a)に示す画像が表示される。
【0070】
図6(a)に示すように、横置きされた携帯端末6の液晶画面61の中央には、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像231と、サーバ2からダウンロードしたエクササイズ動画ファイルのトレーナによる見本動画像232とを縦に並べた後に、液晶画面61をタップすると画像の重ね具合を調節できるバー233が表示され、そのバー233を動かすことで重なり具合をリアルタイムで変更することができる。 また、携帯端末6は、エクササイズ動画ファイルの音声データをスピーカ62(図1参照)から音声出力させる。
【0071】
図5(b)に示すモード2のモード選択ボタン222をタップして再生モードとしてモード2を選択した状態で、エクササイズ動画再生ボタン212をタップすると、図6(b)に示す画像が表示される。
【0072】
図6(b)に示すように、横置きされた携帯端末6の液晶画面61の中央には、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像234に重ねて、サーバ2からダウンロードしたエクササイズ動画ファイルのトレーナによる見本動画像235が半透明の状態で表示される。 また、携帯端末6は、エクササイズ動画ファイルの音声データをスピーカ62から音声出力させる。
【0073】
図5(b)に示すモード3のモード選択ボタン223をタップして再生モードとしてモード3を選択した状態でエクササイズ動画再生ボタン212をタップすると、図6(c)に示す画像が表示される。
【0074】
図6(c)に示すように、横置きされた携帯端末6の液晶画面61の中央には、サーバ2からダウンロードしたエクササイズ動画ファイルのトレーナによる見本動画像が10%拡大された状態で見本動画像237として表示され、10%拡大された見本動画像237の上にユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像236が重ねて表示される。 また、携帯端末6は、エクササイズ動画ファイルの音声データをスピーカ62から音声出力させる。
【0075】
図5(b)に示すモード4のモード選択ボタン224をタップして再生モードとしてモード4を選択した状態でエクササイズ動画再生ボタン212をタップすると、図7に示す画像が表示される。
【0076】
図7に示すように、置きされたユーザ側の携帯端末6の液晶画面61の中央には、サーバ2からダウンロードしたエクササイズ動画ファイルのトレーナによる見本動画像239が表示され、見本動画像239の上にユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像238が見本動画像239から左方向に若干ずらされた状態で重ねて表示される。
【0077】
また、携帯端末6は、エクササイズ動画ファイルの音声データをスピーカ62から音声出力させる。
【0078】
ユーザは、図6(a)、図6(b)、図6(c)、図7の何れかに示した画像を視認し、トレーナによる見本動画像とユーザ動画像の両方を確認しながらエクササイズを行うことで、トレーナの動作により近い状態で効率的なエクササイズを行うことになる。
【0079】
ここで、トレーナが携帯端末4を操作してライブモードを選択することで、ユーザ側の携帯端末6は、ユーザ側のウェブカメラ7が撮像したユーザ動画像と、トレーナ側のウェブカメラ5が撮像し、トレーナ側の携帯端末4及びインターネット2を介して送信される見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示することができる。この場合の同時表示の方法は、図6(a)、図6(b)、図6(c)、図7に示した方法が選択可能になる。
【0080】
ここで、ユーザが携帯端末6を操作してリアルタイムモードを選択することで、ユーザ側の携帯端末6は、ユーザの撮像した画面とトレーナの動画とを並べているときに、その画面全体を記録することができる。リアルタイムモードの変更はユーザが行う。リアルタイムモードは画像と動画を重ねている状態でも有効である。
【0081】
ここで、ユーザ側の携帯端末6は、ユーザ動画像と見本動画像とを一つの液晶画面61に同時に表示した状態で、図2に示したステップS12の運動判別処理に移行を行う。 運動判別処理について、図8を参照して説明する。
【0082】
図8において、運動判別処理では、ユーザの運動中に、ユーザが装着するウエラブルデバイスによるSpO2(パルスオキシメーター値)及び脈拍のモニタリングによるリアルタイム運動管理を行い、モニタリングの結果に基づいて、当該ユーザに運動可否の指示等を行う。
【0083】
また、モニタリング中のSpO2(パルスオキシメーター値)及び脈拍は、トレーナの携帯端末4及びユーザが運動中にみている携帯端末6のトレーナの側のエクササイズ動画の画面上に表示される。
【0084】
SpO2及び脈拍のモニタリングによる値が推奨値に収まり、推奨値より狭い理想値に収まっている場合、図6(a)、図6(b)、図6(c)、図7の何れかに示した画像の表示を継続する。
【0085】
SpO2及び脈拍のモニタリングによる値が推奨値に収まっていない場合、図6(a)、図6(b)、図6(c)、図7の何れかに示した画像の表示から切り替えて、液晶画面61に図8(a)の運動中止画面301を表示する。
【0086】
図8(a)に示す運動中止画面301には、「運動中止」の文字の画像311、及び運動を終了してホーム画面81に戻る場合にタップする終了ボタン312が表示される。
【0087】
ユーザは、画像311によりエクササイズが中止であることを確認し、終了ボタン312をタップする。これにより、ユーザ側の携帯端末6は、図3に示すホーム画面81に戻る。
【0088】
SpO2及び脈拍のモニタリングによる値が推奨値に収まっているが、推奨値より狭い理想値に収まっていない場合、液晶画面61に図8(b)の運動ペースダウン画面302を表示する。
【0089】
図8(b)に示す運動ペースダウン画面302には、図6(a)、図6(b)、図6(c)、図7の何れかに示した画像(図8(b)の場合は図6(a))の表示の上に、横長のウインドウ321が表示され、ウインドウ321の中に「再生スピードを遅くします」の文字の画像322が表示され、トレーナの動画再生スピードが自動で遅くなる。これにより、ユーザは運動スピードを調節することができる。 これにより、ユーザは、エクササイズをゆっくりやること確認する。
【0090】
さらに、エクササイズシステム1は、エクササイズの見本動画像の表示が終了(エクササイズが終了)した場合、図3に示すカレンダ部83を表示する。この後、当該ユーザが当該カレンダの日付に対応するエリアの画像(日付エリア86)を押すことで、液晶画面61に図9(a)の選択画面401を表示する
【0091】
図9(a)に示すように、選択画面401には、今日のジブンボタン411及び終了ボタン412が表示される。
【0092】
今日のジブンボタン411は、図2のステップS13に示した今日のジブン処理に移行する場合にタップするボタンである。
【0093】
終了ボタン412は、ホーム画面81に戻る場合にタップするボタンである。
【0094】
ユーザ側の携帯端末6は、ユーザが今日のジブンボタン411をタップして、今日のジブン処理に移行した場合、図9(b)に示す今日のジブン処理画面402を液晶画面61に表示する。
【0095】
尚、前述の説明では、エクササイズシステム1は、エクササイズの見本動画像の表示が終了(エクササイズが終了)した場合に、図3に示すカレンダ部83を表示したが、エクササイズシステム1は、エクササイズを行う前にカレンダ部83を表示することも可能であり、今日のジブン処理についても、エクササイズを行う前または行った後の何れでも実行可能である。
【0096】
今日のジブン処理画面402には、「今日のジブン(2021年1月10日)」の文字の画像421、「ジブンの痛み」の文字の画像422、「ジブンの調子」の文字の画像423、今日してみたかったことの達成感の入力欄424、「今日してみたかったこと」の文字の画像425、「明日してみたいこと」の文字の画像426、図9(a)の選択画面401に戻るための戻るボタン427、ホーム画面81に戻る場合にタップする終了ボタン428が表示される。
【0097】
「ジブンの痛み」の文字の画像422の右横には、ジブンの痛みをface scale10個から選ぶ入力操作部429が設けられている。入力操作部429で選ばれたface scaleは、図3に示すカレンダ部83の今日の日付エリアのジブンの痛みアイコン88に表示される。
【0098】
「ジブンの調子」の文字の画像413の右横には、ジブンの調子をface scale10個から選ぶ入力操作部430が設けられている。入力操作部430で選ばれたface scaleは、図3に示すカレンダ部83の今日の日付エリアのジブンの調子アイコン89に表示される。
【0099】
「今日してみたかったことの達成感」の文字の画424の右横には、今日してみたかったことの達成感をface scale10個から選ぶ入力操作部431が設けられている。
【0100】
「今日してみたかったこと」の画像425の右横には、コメント欄432が設けられている。コメント欄432をタップした場合、タップした日の前日の「明日してみたいこと」のコメント欄に記入した文が表示される。
【0101】
「明日してみたいこと」の画像426の右横には、明日してみたいことのコメントを入力するコメント欄433が設けられている。コメント欄433には、自由に文を記入できる。
【0102】
今日のジブン処理画面402で入力した情報は、カレンダ部83の各日付エリアの日付のタップしたときのみ表示される。
【0103】
さらに、エクササイズシステム1は、エクササイズの見本動画像の表示が終了した(エクササイズが終了した)場合、図3に示したユーザ側の携帯端末6におけるカレンダ部83に、新たなエクササイズの実行アイコン87が表示される、または実行アイコン87横の数字が更新されると、これと同時に特定のメールアドレス(例えばユーザやトレーナのメールアドレス)に、そのエクササイズ(運動)の名前と実地時間を表記したメールを発信する機能を有する。
【0104】
ユーザ側の携帯端末6は、エクササイズする前のアンケート入力画面101での呼吸数の入力欄116(呼吸数を入れる部分)をタップすると起動し、図10(a)に示す呼吸数算出画面501を液晶画面61に表示する。
【0105】
呼吸数算出画面501は呼吸数算出処理の初期画面となっている。 呼吸数算出画面501には、左寄りの上から下へ「呼吸数カウンター」の文字の画像511、「最初の吸って吐いての吐いてが」の文字の画像512、「終ったら次の吸っての前に」の文字の画像513、及び「ここ」の文字が記載された操作ボタン514が表示される。
【0106】
操作ボタン514の右横には、「をタップしてください」の文字の画像515が表示される。
【0107】
呼吸数算出画面501の右上側コーナー寄りには、図4(a)のアンケート入力画面101に戻るための戻るボタン516が表示される。
【0108】
呼吸数を算出する場合、ユーザは、まず呼吸数算出画面501を表示し、最初の吸って吐いての吐いてが終ったら、次の吸っての前に操作ボタン514をタップする。
【0109】
これにより、ユーザ側の携帯端末6は、図10(b)に示す呼吸数算出画面502を液晶画面61に表示する。
【0110】
呼吸数算出画面502には、左寄りの上から下へ、経過秒数(例えば6秒)を示す画像521、「2回目の吸って吐いての」の文字の画像522、「吐いてが終ったら」の文字の画像523、及び「ここ」の文字が記載された操作ボタン524が表示される。
【0111】
操作ボタン524の右横には、「をタップしてください」の文字の画像525が表示される。
【0112】
呼吸数算出画面502の右上側コーナー寄りには、図4(a)のアンケート入力画面101に戻るための戻るボタン526が表示される。
【0113】
この場合、ユーザは、2回目の吸って吐いての吐いてが終ったら、操作ボタン524をタップする。
【0114】
これにより、ユーザ側の携帯端末6は、液晶画面61に図10(c)の呼吸数算出画面503を表示する。
【0115】
呼吸数算出画面503には、左寄りの上から下へ、経過秒数(例えば12秒)を示す画像531、「3回目の吸って吐いての」の文字の画像532、「吐いてが終ったら」の文字の画像533、及び「ここ」の文字が記載された操作ボタン534が表示される。
【0116】
操作ボタン534の右横には、「をタップしてください」の文字の画像535が表示される。
【0117】
呼吸数算出画面503の右上側コーナー寄りには、図4(a)のアンケート入力画面101に戻るための戻るボタン536が表示される。
【0118】
この場合、ユーザは、3回目の吸って吐いての吐いてが終ったら、操作ボタン534をタップする。
【0119】
以下、同様の操作を図10(a)に示す呼吸数算出画面501の操作ボタン514のタップから経過秒数が30秒になるまでくりかえす。
【0120】
経過秒数が30秒になると、ユーザ側の携帯端末6は、液晶画面61に図10(d)の呼吸数算出結果画面504を表示する。
【0121】
呼吸数算出結果画面504の上辺中寄りには、経過秒数を示す30秒の文字の画像541と、「STOP」の文字の画像542が表示される。
【0122】
画像541、542より下側には、「呼吸数は」の文字の画像543、呼吸数算出結果(例えば10回)を示す画像544、「です」の文字の画像545が表示される。
【0123】
呼吸数算出結果画面504の右上側コーナー寄りには、図4(a)のアンケート入力画面101に戻るための戻るボタン546が表示される。
【0124】
ユーザ側の携帯端末6のエクササイズアプリは、最初のタップと2回目のタップの間の秒数がわかるので、それが1回の呼吸にかかる時間で60秒を割り(60/1回の呼吸秒数) 、その結果を小数点以下四捨五入した整数を呼吸数として算出する。ここで、30秒タイマが鳴るまでタップを繰り返すたびに、前回のタップと今回のタップのタップ間秒数から呼吸数を算出し、30秒経過(30秒タイマが終了)すると30秒経過(30秒タイマ終了)後のタップは受付されず、30秒経過前(30秒タイマ終了前)の最後の呼吸数計算結果を正式な呼吸数として画像544に表示する。
【0125】
以下、このような本発明の実施の形態の構成及び作用を纏めて説明すると、エクササイズシステム1は、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、235、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、234、236、238)を表示するエクササイズシステムであって、前記ユーザからのアンケート(図4(a)に示すアンケート入力画面101のへ入力操作)、または、当該ユーザの運動中におけるモニタリング(図2に示したステップS12の運動判別処理)の結果に基づいて、当該ユーザに運動可否を指示する。
【0126】
エクササイズシステム1は、前記ユーザがエクササイズを行う前または行った後にカレンダの画像(図3に示すカレンダ部83)を表示し、当該ユーザが当該カレンダの日付に対応するエリアの画像(日付エリア86)を押すことを起因としてタブ一覧(図9(b)に示す今日のジブン処理画面402)を表示し、当該タブ一覧に当該ユーザの状態を入力する状態入力タブ(図9(b)に示す入力操作部429、430)を設け、当該ユーザが前記状態入力タブを操作することで、当該ユーザの日付毎の状態を対応する画像(図3に示す痛みアイコン88及びジブンの調子アイコン89)を前記日付に対応するエリアの画像(日付エリア86)に表示する。
【0127】
エクササイズシステム1は、前記ユーザが自身の吸って吐いての動作に基づいて
操作を行う操作手段(図10に示す呼吸数算出処理を実行するプログラム)を有し、当該操作手段に対する操作結果に基づいて当該ユーザの呼吸数を算出し、当該呼吸数(図10(d)に示す画像544)を表示する。
【0128】
エクササイズシステム1は、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、235、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、234、236、238)を表示するエクササイズシステムであって、前記見本動画像と前記ユーザ動画像とを一つの液晶画面61で表示する。
【0129】
エクササイズシステム1は、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、235、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、234、236、238)を表示するエクササイズシステムであって、前記見本動画像と前記ユーザ動画像とを重ねて表示する。
【0130】
エクササイズシステム1は、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、236、238)を表示するエクササイズシステムであって、前記見本動画像と前記ユーザ動画像とを一部をずらした状態で重ねて表示する。
【0131】
本実施の形態のエクササイズアプリは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、235、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、234、236、238)を表示するエクササイズアプリであって、前記ユーザからのアンケート(図4(a)に示すアンケート入力画面101のへ入力操作)、または、当該ユーザの運動中におけるモニタリング(図2に示したステップS12の運動判別処理)の結果に基づいて、当該ユーザに運動可否を指示する。
【0132】
本実施の形態のエクササイズアプリは、前記ユーザがエクササイズを行う前または行った後にカレンダの画像(図3に示すカレンダ部83)を表示し、当該ユーザが当該カレンダの日付に対応するエリアの画像(日付エリア86)を押すことを起因としてタブ一覧(図9(b)に示す今日のジブン処理画面402)を表示し、当該タブ一覧に当該ユーザの状態を入力する状態入力タブ(図9(b)に示す入力操作部429、430)を設け、当該ユーザが前記状態入力タブを操作することで、当該ユーザの日付毎の状態を対応する画像(図3に示すジブンの痛みアイコン88及びジブンの調子アイコン89)を前記日付に対応するエリアの画像(日付エリア86)に表示する。
【0133】
本実施の形態のエクササイズアプリは、前記ユーザが自身の吸って吐いての動作に基づいて操作を行う操作手段(図10に示す呼吸数算出処理を実行するプログラム)を有し、当該操作手段に対する操作結果に基づいて当該ユーザの呼吸数を算出し、当該呼吸数(図10(d)に示す画像544)を表示する。
【0134】
本実施の形態のエクササイズアプリは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、235、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、234、236、238)を表示するエクササイズアプリであって、前記見本動画像と前記ユーザ動画像とを一つの液晶画面61で表示する。
【0135】
本実施の形態のエクササイズアプリは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、235、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、234、236、238)を表示するエクササイズアプリであって、前記見本動画像と前記ユーザ動画像とを重ねて表示する。
【0136】
本実施の形態のエクササイズアプリは、ユーザがエクササイズを行う際に、当該ユーザに対して見本となるエクササイズの動作を示す見本動画像(図6及び図7に示す見本動画像232、237、239)を表示するとともに、当該ユーザの動き捉えた動画像を示すユーザ動画像(図6及び図7に示すユーザ動画像231、236、238)を表示するエクササイズアプリであって、前記見本動画像と前記ユーザ動画像とを一部をずらした状態で重ねて表示することを特徴とする。
【0137】
以上説明した第1の実施の形態によれば、ユーザに対して利便性を向上することができるとともに、ユーザに対して、より効率的なエクササイズを行わせることができる。
【0138】
<本発明の第1の実施の形態の変形例>
図1乃至図7に示した本発明の第1の実施の形態では、トレーナやユーザを撮影する手段及びトレーナやユーザの音声を録音する手段として、撮像方向調整の容易さから携帯端末(スマートフォン)4、6とは別体のウェブカメラ5、7を用いたが、本発明の第1の実施の形態の変形例では、トレーナやユーザを撮影する手段及びトレーナやユーザの音声を録音する手段として携帯端末(スマートフォン)4、6が内蔵しているカメラ及びマイクを用いている。
【0139】
このような変形例によれば、撮像方向の調整に手間がかかるということを除けば、図1乃至図7に示した第1の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、図1乃至図7に示した第1の実施の形態に比べてエクササイズシステムの全体コストを抑制できるという効果があります。
【0140】
<本発明の第2の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態にかかるエクササイズシステム及びエクササイズアプリを、図面に基づいて説明する。
【0141】
<エクササイズシステムの全体構成> まず、本発明の第2の実施の形態にかかるエクササイズシステムについて説明する。図11は、エクササイズシステムを適用した不透過型ヘッドマウントディスプレイを示す斜視図である。
【0142】
不透過型ヘッドマウントディスプレイ600は、図1に示したユーザ側の携帯端末6をフレーム601の内側に取り付けるとともに、携帯端末6の手前にホルダ602を介して左右の凸レンズ603L、603Rを配置したものである。左右の凸レンズ603L、603Rは、ユーザの左右の両目に接眼して配置する。
【0143】
フレーム601の左右両側面には、遊技者の頭に取り付けるための左右のベルト604L、604Rが接続されている。ユーザは、不透過型ヘッドマウントディスプレイ600を自身の頭の取り付けた状態で、左右の目から左右の凸レンズ603L、603Rを介して携帯端末6の液晶画面61を覗くことで、液晶画面61に表示される画像を視認できる。
【0144】
携帯端末6は、図1の実施の形態より長い接続コードを介してユーザを撮像するユーザ側のウェブカメラ5に接続される。携帯端末6の液晶画面61には、図6及び図7に示した第1の実施の形態と同様の画像が表示される。
【0145】
携帯端末6に対して操作を行う場合、携帯端末6をフレーム601から外す。これにより、図3図4図5図8図9及び図10に示したユーザによる携帯端末6の画面操作が行える。
【0146】
このような第2の実施の形態によれば、不透過型ヘッドマウントディスプレイ600を用いたエクササイズにおいても第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0147】
<本発明の第2の実施の形態の変形例>
図11に示した本発明の第2の実施の形態では、見本動画像及びユーザ動画像を表示する手段として、一般的にVR(仮想現実)のシステムに用いられる不透過型ヘッドマウントディスプレイを用いたが、本発明の第2の実施の形態の変形例では、見本動画像及びユーザ動画像を表示する手段として、一般的にAR(拡張現実)のシステムに用いられる光学透過型ヘッドマウントディスプレイ(ARゴーグル)を用いる。
【0148】
本変形例の透過型ヘッドマウントディスプレイは、携帯端末6の液晶画面61に映る画像を、ハーフミラーに反射させ、ユーザに半透明状態で表示する。
【0149】
また、光学透過型ヘッドマウントディスプレイ(ARゴーグル)に付随して、タブレット型パソコン、スマートフォン等の図3図4図5図8図9及び図10に示したユーザによる画面操作が行える手段を設ける。
【0150】
このような変形例によれば、透過型ヘッドマウントディスプレイを用いたエクササイズシステムにおいて、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0151】
尚、第1及び第2の実施の形態及びその変形例では、ユーザ側の携帯端末6に対して、トレーナ側のカメラで撮像したリアルタイムの見本動画像と、サーバ2に保存した撮り貯めの見本動画像との何れでも選択して表示できるようにしたが、リアルタイムの見本動画像と撮り貯めの見本動画像の一方のみ表示できるような構成にしてもよい。
【0152】
また、前記見本動画像と前記ユーザ動画像とを一つの液晶画面61で表示する方法としては、図6及び図7に示した方法以外にも各種適用可能である。 また、ユーザとしてリハビリ中の患者としたが、ユーザは、患者に限らず、バレイやダンスの教習者等、各種適用可能である。
【0153】
本発明の、システム、手段、方法、などは、本発明の要旨を変更しない範囲で、様々に変更可能である。
【0154】
例えば、ユーザやトレーナの動画像を撮像する手段として、ウェブカメラ、携帯端末に内蔵されたデジタルカメラ以外にも、単体で記憶メディアを備えたデジタルビデオカメラ等、各種適用可能である。
録音手段も、パソコン、ICレコーダ等を自由に選択することが可能である。
【0155】
例えば、2つ以上のシステムを1つにすることも可能であるし、逆に、1つのシステムを2つ以上の別のシステムから構成して接続することも可能である。
また、上記第1及び第2の実施の形態及びその変形例は、あくまでも、現在のところの最良の形態またはそれに近い形態の3つにすぎない。
【符号の説明】
【0156】
1 :エクササイズシステム
2 :サーバ
3 :インターネット
4 :トレーナ側の携帯端末
5 :トレーナ側ウェブカメラ
6 :ユーザ側の携帯端末
7 :ユーザ側のウェブカメラ
83 :カレンダ部86 :日付エリア88 :痛みアイコン89 :ジブンの調子アイコン101 :アンケート入力画面231、234、236、238:ユーザ動画像232、235、237、239:見本動画像402 :記録処理画面429、430:入力操作部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11