(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023082551
(43)【公開日】2023-06-14
(54)【発明の名称】スケジュール管理システム、スケジュール管理サーバ、スケジューラ端末、プログラム、およびスケジュール管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/109 20230101AFI20230607BHJP
【FI】
G06Q10/10 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021196397
(22)【出願日】2021-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】000134707
【氏名又は名称】株式会社ナカヨ
(74)【代理人】
【識別番号】100104570
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 光弘
(72)【発明者】
【氏名】福崎 健志
(72)【発明者】
【氏名】小林 正男
(72)【発明者】
【氏名】飯島 理恵
(72)【発明者】
【氏名】奈良 和紀
(72)【発明者】
【氏名】竹下 雄也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA13
(57)【要約】
【課題】機材の予約を含めて会議の設定を行うことができる技術を提供する。
【解決手段】スケジュール管理サーバ1は、開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求をスケジューラ端末2から受信すると、会議室毎に会議の開催日時および使用機材を記憶する会議情報記憶部101を参照して、指定された開催日時に利用可能な会議室を検索するとともに、機材毎に予約日時を記憶する機材情報記憶部102を参照して、指定された開催日時に利用可能な機材を検索し、検索した会議室および機材の一覧をスケジューラ端末2に提示する。会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求をスケジューラ端末2から受信すると、指定された会議室に紐付けて開催日時を会議情報記憶部101に記憶する。また、指定された開催日時を、予約日時として、指定された機材に紐付けて機材情報記憶部102に記憶する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議のスケジュールを管理するスケジュール管理システムであって、
スケジューラ端末と、
スケジュール管理サーバと、を備え、
前記スケジューラ端末は、
会議の開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段と、
前記スケジュール管理サーバから前記スケジュール提案通知を受信した場合に、当該スケジュール提案通知に含まれる会議室および機材の一覧を表示する提案通知表示手段と、
前記提案通知表示手段により表示された会議室および機材の一覧のなかから、会議に利用する会議室および機材を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段と、を有し、
前記スケジュール管理サーバは、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール登録要求を受信した場合に、前記会議情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な会議室を検索するとともに、前記機材情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な機材を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された会議室および機材の一覧を含む前記スケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求で指定されている会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定されている開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール追加登録要求で指定されている機材の予約時間として当該機材に紐付けて前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段と、を有する
ことを特徴とするスケジュール管理システム。
【請求項2】
会議のスケジュールを管理するスケジュール管理システムであって、
スケジューラ端末と、
スケジュール管理サーバと、を備え、
前記スケジューラ端末は、
会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段と、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた会議室および機材の両方を利用可能な日時の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該日時の一覧を表示する提案通知表示手段と、
前記提案通知表示手段により表示された日時の一覧のなかから会議の開催日時を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段と、を有し、
前記スケジュール管理サーバは、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール登録要求を受信した場合に、前記会議情報記憶手段および前記機材情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている会議室および機材の両方を利用可能な日時を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された日時の一覧を含む前記スケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定された会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール登録要求で指定されている機材の予約日時として当該機材に紐付けて前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段と、を有する
ことを特徴とするスケジュール管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載のスケジュール管理システムであって、
前記スケジュール登録要求操作は、
会議室および機材に加えて参加者の指定を伴うものであり、
前記スケジュール登録要求は、
会議室および機材に加えて参加者の指定を含み、
前記スケジュール管理サーバは、
ユーザ毎に、予約日程を含むスケジュールを記憶するスケジュール記憶手段をさらに有し、
前記検索手段は、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール登録要求を受信した場合に、前記会議情報記憶手段、前記機材情報記憶手段および前記スケジュール記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定された会議室および機材の両方を利用可能な日時であって、かつ当該スケジュール登録要求で指定された参加者が参加可能な日時を検索し、
前記記憶制御手段は、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定されている会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール登録要求で指定されている機材の予約日時として当該機材に紐付けて前記機材情報記憶手段に記憶し、かつ、前記スケジュール記憶手段に記憶されている当該参加者のスケジュールに、当該スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時を予約日時として追加する
ことを特徴とするスケジュール管理システム。
【請求項4】
スケジューラ端末と連携して、会議のスケジュールを管理するスケジュール管理サーバであって、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、
開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求を前記スケジューラ端末から受信した場合に、前記会議情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な会議室を検索するとともに、前記機材情報記憶手段を参照して、当該開催日時に利用可能な機材を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段と、
議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジューラ端末から受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求で指定されている会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定されている開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール追加登録要求で指定されている機材の予約日時として当該機材に紐付けて、前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段と、を有する
ことを特徴とするスケジュール管理サーバ。
【請求項5】
スケジューラ端末と連携して、会議のスケジュールを管理するスケジュール管理サーバであって、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、
会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求を前記スケジューラ端末から受信した場合に、前記会議情報記憶手段および前記機材情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定された会議室および機材の両方を利用可能な日時を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された日時の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段と、
前記スケジューラ端末から開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定された会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール登録要求で指定されている機材の予約日時として当該機材に紐付けて前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段と、を有する
ことを特徴とするスケジュール管理サーバ。
【請求項6】
スケジュール管理サーバと連携して、ユーザが参加する会議のスケジュールを管理するスケジューラ端末であって、
会議の開催日時の指定の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段と、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた開催日時に利用可能な会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該会議室および機材の一覧を表示する提案通知表示手段と、
前記提案通知表示手段により表示された会議室および機材のなかから会議に利用する会議室および機材を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段と、を有する
ことを特徴とするスケジューラ端末。
【請求項7】
スケジュール管理サーバと連携して、ユーザが参加する会議のスケジュールを管理するスケジューラ端末であって、
会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段と、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた会議室および機材の両方を利用可能な日時の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該日時の一覧を表示する提案通知表示手段と、
前記提案通知表示手段により表示された日時のなかから会議の開催日時を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段と、を有する
ことを特徴とするスケジューラ端末。
【請求項8】
スケジューラ端末と連携して、会議のスケジュールを管理するスケジュール管理サーバとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段、
開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求を前記スケジューラ端末から受信した場合に、前記会議情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定された開催日時に利用可能な会議室を検索するとともに、前記機材情報記憶手段を参照して、当該開催日時に利用可能な機材を検索する検索手段、
前記検索手段により検索された会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段、および
議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジューラ端末から受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求で指定された会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定された開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール追加登録要求で指定された機材の予約日時として当該機材に紐付けて、前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段として、
前記コンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項9】
スケジューラ端末と連携して、会議のスケジュールを管理するスケジュール管理サーバとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段、
会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求を前記スケジューラ端末から受信した場合に、前記会議情報記憶手段および前記機材情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定された会議室および機材の両方を利用可能な日時を検索する検索手段、
前記検索手段により検索された日時の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段、および
開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジューラ端末から受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定された会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール登録要求で指定された機材の予約日時として当該機材に紐付けて前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段として、
前記コンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
スケジュール管理サーバと連携して、ユーザが参加する会議のスケジュールを管理するスケジューラ端末としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
会議の開催日時の指定の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた開催日時に利用可能な会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該会議室および機材の一覧を表示する提案通知表示手段、および
前記提案通知表示手段により表示された会議室および機材のなかから、会議に利用する会議室および機材を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段として、
前記コンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項11】
スケジュール管理サーバと連携して、ユーザが参加する会議のスケジュールを管理するスケジューラ端末としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた会議室および機材の両方を利用可能な日時の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該日時の一覧を表示する提案通知表示手段、および
前記提案通知表示手段により表示された日時のなかから会議の開催日時を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段として、
前記コンピュータを機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【請求項12】
スケジューラ端末と、スケジュール管理サーバと、を備えるスケジュール管理システムを用いて、会議のスケジュールを管理するスケジュール管理方法であって、
前記スケジューラ端末は、
会議の開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信し、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた開催日時に利用可能な会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該会議室および機材の一覧を表示し、
前記表示した会議室および機材の一覧のなかから、会議に利用する会議室および機材を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信し、
前記スケジュール管理サーバは、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、を有し、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール登録要求を受信した場合に、前記会議情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定された開催日時に利用可能な会議室を検索するとともに、前記機材情報記憶手段を参照して、当該開催日時に利用可能な機材を検索し、
前記検索した会議室および機材の一覧を含む前記スケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信し、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求で指定されている会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定された開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール追加登録要求で指定されている機材の予約日時として当該機に紐付けて、前記機材情報記憶手段に記憶する
ことを特徴とするスケジュール管理方法。
【請求項13】
スケジューラ端末と、スケジュール管理サーバと、を備えるスケジュール管理システムを用いて、会議のスケジュールを管理するスケジュール管理方法であって、
前記スケジューラ端末は、
会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信し、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた会議室および機材の両方を利用可能な日時の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該日時の一覧を表示し、
前記表示した日時の一覧のなかから会議の開催日時を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信し、
前記スケジュール管理サーバは、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、を有し、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール登録要求を受信した場合に、前記会議情報記憶手段および前記機材情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている会議室および機材の両方を利用可能な日時を検索し、
前記検索した日時の一覧を含む前記スケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信し、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定された会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール登録要求で指定された機材の予約日時として当該機材に紐付けて前記機材情報記憶手段に記憶する
ことを特徴とするスケジュール管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会議のスケジュール管理技術に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、会議を容易に設定することが可能な会議設定システムが開示されている。
【0003】
この会議設定システムにおいて、サーバは、会議を設定することを要求する旨のテキストデータを会議設定要求としてユーザ端末から受信すると、この会議設定要求を自然言語処理により要素分解し、予め設定された会議に関する要素(会議室、開催時間、参加者等)を抽出して、会議データベースに記憶されている、該当する会議室レコードの会議スケジュールの項目に登録する。ここで、会議室データベースは、会議室に関する種々の情報を管理するためのデータベースであり、この会議室データベースには、会議室毎に、会議室ID、場所、収容人数、会議スケジュール、および備品等の項目を含む会議室レコードが記憶されている。ユーザは、会議データベースを参照することにより、自身が利用したい備品を備えた会議室の予約状況を確認して予約することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
液晶プロジェクタ、ホワイトボード、TV会議システム等の機材は、複数の会議室で共用することを前提に備えられる場合がある。このような共用の機材を使用するには、会議室の予約とは別に予約する必要があり、ユーザにとって事前の手続が煩雑である。この点を特許文献1に記載の技術は考慮していない。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、機材の予約を含めて会議の設定を行うことができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様において、スケジュール管理サーバは、開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求をスケジューラ端末から受信すると、会議室毎に会議の開催日時および使用機材を記憶する会議情報記憶手段を参照して、指定された開催日時に利用可能な会議室を検索するとともに、機材毎に予約日時を記憶する機材情報記憶手段を参照して、指定された開催日時に利用可能な機材を検索して、検索した会議室および機材の一覧をスケジューラ端末に提示する。そして、会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求をスケジューラ端末から受信すると、指定された会議室に紐付けて開催日時を会議情報記憶手段に記憶する。また、指定された開催日時を、予約日時として、指定された機材に紐付けて機材情報記憶手段に記憶する。
【0008】
例えば、本発明の第一の態様は、
会議のスケジュールを管理するスケジュール管理システムであって、
スケジューラ端末と、
スケジュール管理サーバと、を備え、
前記スケジューラ端末は、
会議の開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段と、
前記スケジュール管理サーバから前記スケジュール提案通知を受信した場合に、当該スケジュール提案通知に含まれる会議室および機材の一覧を表示する提案通知表示手段と、
前記提案通知表示手段により表示された会議室および機材の一覧のなかから、会議に利用する会議室および機材を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段と、を有し、
前記スケジュール管理サーバは、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール登録要求を受信した場合に、前記会議情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な会議室を検索するとともに、前記機材情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な機材を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された会議室および機材の一覧を含む前記スケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求で指定されている会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定されている開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール追加登録要求で指定された機材の予約時間として当該機材に紐付けて、前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段と、を有する。
【0009】
また、本発明の第二の態様において、スケジュール管理サーバは、会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求をスケジューラ端末から受信すると、会議室毎に会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、機材毎に、機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、を参照して、指定された会議室および機材の両方を利用可能な日時を検索し、検索した日時の一覧をスケジューラ端末に提示する。そして、開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求をスケジューラ端末から受信すると、指定された会議室に紐付けて、指定された開催日時を会議情報記憶手段に記憶する。また、指定された開催日時を、指定された機材の予約日時として当該機材に紐付けて機材情報記憶手段に記憶する。
【0010】
例えば、本発明の第二の態様は、
会議のスケジュールを管理するスケジュール管理システムであって、
スケジューラ端末と、
スケジュール管理サーバと、を備え、
前記スケジューラ端末は、
会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けた場合に、当該会議室および機材の指定を含むスケジュール登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する登録要求送信手段と、
前記スケジュール登録要求操作で受け付けた会議室および機材の両方を利用可能な日時の一覧を含むスケジュール提案通知を前記スケジュール管理サーバから受信した場合に、当該日時の一覧を表示する提案通知表示手段と、
前記提案通知表示手段により表示された日時の一覧のなかから会議の開催日時を指定するスケジュール追加登録要求操作を受け付けた場合に、当該開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を前記スケジュール管理サーバに送信する追加登録要求送信手段と、を有し、
前記スケジュール管理サーバは、
会議室毎に、当該会議室に設定された会議の開催日時を記憶する会議情報記憶手段と、
機材毎に、当該機材の予約日時を記憶する機材情報記憶手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール登録要求を受信した場合に、前記会議情報記憶手段および前記機材情報記憶手段を参照して、当該スケジュール登録要求で指定されている会議室および機材の両方を利用可能な日時を検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された日時の一覧を含む前記スケジュール提案通知を前記スケジューラ端末に送信する提案通知送信手段と、
前記スケジューラ端末から前記スケジュール追加登録要求を受信した場合に、当該スケジュール追加登録要求に先立って前記スケジューラ端末から受信した前記スケジュール登録要求で指定された会議室に紐付けて、当該スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を前記会議情報記憶手段に記憶するとともに、当該開催日時を、当該スケジュール登録要求で指定されている機材の予約日時として当該機材に紐付けて前記機材情報記憶手段に記憶する記憶制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の第一の態様において、ユーザが、会議の開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求操作をスケジューラ端末に対して行うと、指定された開催日時に利用可能な会議室および機材がスケジューラ端末に提示される。ユーザは、スケジューラ端末に提示された会議室および機材の一覧のなかから所望の会議室および機材を選択することにより、会議に使用する会議室および機材の予約を同時に行うことができる。また、本発明の第二の態様において、ユーザが、会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求操作をスケジューラ端末に対して行うと、指定された会議室および機材の両方を利用可能な日時がスケジューラ端末に提示される。ユーザは、スケジューラ端末に提示された日時の一覧のなかから所望の日時を選択することにより、会議に使用する会議室および機材の予約を同時に行うことができる。
【0012】
このように、本発明によれば、機材の予約を含めて会議の設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、本発明の第1実施の形態に係るスケジュール管理システムの概略構成図である。
【
図2】
図2は、本発明の第1実施の形態に係るスケジュール管理システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
【
図3】
図3は、スケジュール管理サーバ1の概略機能構成図である。
【
図4】
図4は、会議情報記憶部101の登録内容例を模式的に表した図である。
【
図5】
図5は、機材情報記憶部102の登録内容例を模式的に表した図である。
【
図6】
図6は、スケジュール管理サーバ1の動作を説明するためのフロー図である。
【
図7】
図7は、スケジューラ端末2の概略機能構成図である。
【
図8】
図8は、スケジューラ端末2の動作を説明するためのフロー図である。
【
図9】
図9(A)は、本発明の第1実施の形態に用いるスケジュール入力画面の一例を示す図であり、
図9(B)は、
図9(A)に示すスケジュール入力画面の表示内容に、スケジュール提案通知に含まれている情報(会議室および機材の一覧)が反映された例を示す図である。
【
図10】
図10は、会議室・機材選択画面の一例を示す図である。
【
図11】
図11は、本発明の第2実施の形態に係るスケジュール管理システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
【
図12】
図12は、スケジュール管理サーバ1aの動作を説明するためのフロー図である。
【
図13】
図13は、スケジューラ端末2aの動作を説明するためのフロー図である。
【
図14】
図14(A)は、本発明の第2実施の形態に用いるスケジュール入力画面の一例を示す図であり、
図14(B)は、
図14(A)に示すスケジュール入力画面の表示内容に、スケジュール提案通知に含まれている情報(予約可能時間の一覧)が反映された例を示す図である。
【
図16】
図16は、本発明の第3実施の形態に係るスケジュール管理システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
【
図17】
図17は、スケジュール管理サーバ1bの概略機能構成図である。
【
図18】
図18は、ユーザ情報記憶部107の登録内容例を模式的に表した図である。
【
図19】
図19は、スケジュール管理サーバ1bの動作を説明するためのフロー図である。
【
図20】
図20は、スケジューラ端末2bの動作を説明するためのフロー図である。
【
図21】
図21(A)は、本発明の第3実施の形態に用いるスケジュール入力画面の一例を示す図であり、
図21(B)は、
図21(A)に示すスケジュール入力画面の表示内容に、スケジュール提案通知に含まれている情報(予約可能時間の一覧)が反映された例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
[第1実施の形態]
まず、本発明の第1実施の形態について説明する。
【0016】
図1は、本実施の形態に係るスケジュール管理システムの概略構成図である。
【0017】
図示するように、本実施の形態に係るスケジュール管理システムは、スケジュール管理サーバ1および複数のスケジューラ端末2-1~2-n(以下、単にスケジューラ端末2とも呼ぶ)が、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワーク3に接続されて構成される。スケジュール管理サーバ1およびスケジューラ端末2-1~2-nは、互いに連携して会議のスケジュールを管理する。
【0018】
図2は、本実施の形態に係るスケジュール管理システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
【0019】
まず、スケジューラ端末2が、会議の開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求操作をユーザから受け付けたものとする(S100)。これを受けて、スケジューラ端末2は、このスケジュール登録要求操作によってユーザから受け付けた開催日時の指定を含むスケジュール登録要求をスケジュール管理サーバ1に送信する(S101)。
【0020】
スケジュール管理サーバ1は、スケジューラ端末2からスケジュール登録要求を受信すると、自身が管理する会議室のスケジュール情報を参照して、このスケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な会議室を検索する(S102)。また、スケジュール管理サーバ1は、自身が管理する機材のスケジュール情報を参照して、このスケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な機材を検索する(S103)。それから、スケジュール管理サーバ1は、検索した会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を、スケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2に送信する(S104)。
【0021】
つぎに、スケジューラ端末2は、スケジュール管理サーバ1からスケジュール提案通知を受信すると、このスケジュール提案通知に含まれている会議室および機材の一覧を表示する(S105)。そして、スケジューラ端末2は、このスケジュール提案通知に含まれている会議室および機材の一覧のなかから、会議に利用する会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作をユーザから受け付けると(S106)、このスケジュール追加登録要求操作によってユーザから受け付けた会議室および機材の指定を含むスケジュール追加登録要求をスケジュール管理サーバ1に送信する(S107)。
【0022】
これを受けて、スケジュール管理サーバ1は、自身が管理している会議室のスケジュール情報のなかから、スケジュール追加登録要求で指定されている会議室のスケジュール情報を特定する。そして、この会議室のスケジュール情報に、このスケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2から受信したスケジュール登録要求で指定された開催日時を登録する。これにより、スケジュール追加登録要求で指定された会議室を、スケジュール登録要求で指定された開催日時で予約する(S108)。
【0023】
また、スケジュール管理サーバ1は、自身が管理している機材のスケジュール情報のなかから、スケジュール追加登録要求で指定されている機材のスケジュール情報を特定する。そして、この機材のスケジュール情報に、このスケジュール追加登録要求に先立ってスケジューラ端末2から受信したスケジュール登録要求で指定された開催日時を予約日時として登録する。これにより、スケジュール追加登録要求で指定されている機材を、スケジュール登録要求で指定された開催日時で予約する(S109)。
【0024】
それから、スケジュール管理サーバ1は、開催予定の会議の会議名、会議の開催日時(予約日時)、予約した会議室、予約した機材、予約者の情報を含むスケジュール登録通知を、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2に送信する(S110)。
【0025】
つぎに、本実施の形態に係るスケジュール管理システムを構成するスケジュール管理サーバ1およびスケジューラ端末2の詳細について説明する。まず、スケジュール管理サーバ1の詳細を説明する。
【0026】
図3は、スケジュール管理サーバ1の概略機能構成図である。
【0027】
図示するように、スケジュール管理サーバ1は、ネットワークインターフェース部100と、会議情報記憶部101と、機材情報記憶部102と、各種要求受信部103と、各種通知送信部104と、検索部105と、スケジュール記憶制御部106と、を備えている。
【0028】
ネットワークインターフェース部100は、ネットワーク3を介してスケジューラ端末2と通信するためのインターフェースである。
【0029】
会議情報記憶部101には、会議室毎に、この会議室で開催される会議の開催日時を含むスケジュール情報が記憶されている。
【0030】
図4は、会議情報記憶部101の登録内容例を模式的に表した図である。
【0031】
図示するように、会議情報記憶部101には、会議室毎に、この会議室で開催される会議の開催日時を含むスケジュール情報を記憶するためのテーブル1010が、この会議室の会議室名1011および利用可能時間帯1012に紐付けられて記憶されている。テーブル1010には、このテーブル1010に対応する会議室の予約毎に予約情報のレコード1013が記憶される。予約情報のレコード1013は、会議の開催日時を会議室予約日時として登録するためのフィールド1014と、開催予定の会議の会議名を登録するためのフィールド1015と、会議室の予約者を登録するためのフィールド1016と、を有する。
【0032】
機材情報記憶部102には、液晶プロジェクタ、ホワイトボード、TV会議システム等、複数の会議室で共用することを前提に備えられた機材毎に、この機材の予約日時を含むスケジュール情報が記憶されている。
【0033】
図5は、機材情報記憶部102の登録内容例を模式的に表した図である。
【0034】
図示するように、機材情報記憶部102には、共用の機材毎に、この機材の予約日時を含むスケジュール情報を記憶するためのテーブル1020が、この機材の機材名1021および利用可能時間帯1022に紐付けられて記憶されている。テーブル1020には、このテーブル1020に対応する機材の予約毎に予約情報のレコード1023が記憶される。予約情報のレコード1023は、機材の予約日時を登録するためのフィールド1024と、機材を利用する会議の会議名を登録するためのフィールド1025と、機材の予約者を登録するためのフィールド1026と、を有する。
【0035】
各種要求受信部103は、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求を含む各種要求スケジューラ端末2から受信する。
【0036】
各種通知送信部104は、スケジュール提案通知およびスケジュール登録通知を含む各種通知をスケジューラ端末2に送信する。
【0037】
検索部105は、会議情報記憶部101を参照して、スケジューラ端末2から受信したスケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な会議室を検索する。また、機材情報記憶部102を参照して、スケジューラ端末2から受信したスケジュール登録要求で指定されている開催日時に利用可能な機材を検索する。
【0038】
スケジュール記憶制御部106は、スケジュール管理サーバ1の各部100~105を統括的に制御するとともに、これらと連携して、会議情報記憶部101および機材情報記憶部102に対するスケジュール情報の記憶を制御する。
【0039】
上述のスケジュール管理サーバ1の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)等の通信インターフェースを備えたパーソナルコンピュータ等において、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
【0040】
図6は、スケジュール管理サーバ1の動作を説明するためのフロー図である。
【0041】
このフローは、各種要求受信部103が、会議の開催日時、会議名、および予約者の指定を伴うスケジュール登録要求を、ネットワークインターフェース部100を介してスケジューラ端末2から受信することにより開始される。
【0042】
まず、スケジュール記憶制御部106は、検索部105に、各種要求受信部103が受信したスケジュール登録要求で指定された開催日時を通知して会議室および機材の検索を指示する。これを受けて、検索部105は、会議情報記憶部101を参照して、スケジュール記憶制御部106から通知された開催日時に利用可能な会議室を検索する(S200)。具体的には、スケジュール記憶制御部106から通知された開催日時と少なくとも一部重複する開催日時が、いずれの予約情報のレコード1013のフィールド1014にも登録されていないテーブル1010を検索する。そして、検索したテーブル1010に対応付けられている会議室を、スケジュール記憶制御部106から通知された開催日時に利用可能な会議室として検出する。
【0043】
また、検索部105は、機材情報記憶部102を参照して、スケジュール記憶制御部106から通知された開催日時に利用可能な機材を検索する(S201)。具体的には、スケジュール記憶制御部106から通知された開催日時と少なくとも一部重複する開催日時が、いずれの予約情報のレコード1023のフィールド1024にも登録されていないテーブル1020を検索する。そして、検索したテーブル1020に対応付けられている機材を、スケジュール記憶制御部106から通知された開催日時に利用可能な機材として検出する。
【0044】
つぎに、スケジュール記憶制御部106は、各種通知送信部104に、検索部105により検索された会議室および機材の一覧を、スケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2のアドレス情報とともに通知してスケジュール提案通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106より通知された会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を作成し、このスケジュール提案通知を、ネットワークインターフェース部100を介してスケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2に送信する(S202)。
【0045】
それから、各種要求受信部103が、会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を、ネットワークインターフェース部100を介してスケジュール提案通知の送信先であるスケジューラ端末2から受信すると(S203でYES)、スケジュール記憶制御部106は、このスケジュール追加登録要求で指定されている会議室の予約を実施する(S204)。具体的には、スケジュール追加登録要求で指定された会議室に対応付けられて会議情報記憶部101に記憶されているテーブル1010を特定し、このテーブル1010に予約情報のレコード1013を新たに追加する。そして、このスケジュール追加登録要求に先立ってスケジューラ端末2から受信したスケジュール登録要求で指定されている開催日時、会議名、および予約者の情報を、新たに追加したレコード1013のフィールド1014~1016に登録する。
【0046】
また、スケジュール記憶制御部106は、スケジュール追加登録要求で指定された機材の予約を実施する(S205)。具体的には、スケジュール追加登録要求で指定された機材に対応付けられて機材情報記憶部102に記憶されているテーブル1020を特定し、このテーブル1020に予約情報のレコード1023を新たに追加する。そして、新たに追加したレコード1023のフィールド1024~1026に、このスケジュール追加登録要求に先立ってスケジューラ端末2から受信したスケジュール登録要求で指定されている開催日時、会議名、および予約者の情報を、機材の予約日時、機材を利用する会議名、および機材の予約者として登録する。
【0047】
つぎに、スケジュール記憶制御部106は、開催予定の会議の会議名、予約した会議室、予約した機材、会議の開催日時(予約日時)、および予約者の情報を、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2のアドレス情報とともに各種通知送信部104に通知してスケジュール登録通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106より通知された会議名、会議室、機材、開催日時、および予約者の情報を含むスケジュール登録通知を作成し、ネットワークインターフェース部100を介してスケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2に、このスケジュール登録通知を送信する(S206)。
【0048】
つぎに、スケジューラ端末2の詳細を説明する。
【0049】
図7は、スケジューラ端末2の概略機能構成図である。
【0050】
図示するように、スケジューラ端末2は、ネットワークインターフェース部200と、マンマシンインターフェース部201と、各種要求送信部202と、各種通知受信部203と、スケジュール処理部204と、を備えている。
【0051】
ネットワークインターフェース部200は、ネットワーク3を介してスケジュール管理サーバ1と通信するためのインターフェースである。
【0052】
マンマシンインターフェース部201は、ユーザに情報を提示したり、ユーザから情報の入力を受け付けたりするためのインターフェースであり、タッチパネル等の入力装置と、液晶ディスプレイ等の表示装置と、を有している。
【0053】
各種要求送信部202は、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求を含む各種要求をスケジュール管理サーバ1に送信する。
【0054】
各種通知受信部203は、スケジュール管理サーバ1からスケジュール提案通知およびスケジュール登録通知を含む各種通知を受信する。
【0055】
スケジュール処理部204は、スケジューラ端末2の各部200~203を統括的に制御するとともに、これらと連携して、会議のスケジュールに関する処理を実施する。
【0056】
上述のスケジューラ端末2の機能構成は、スケジュール管理サーバ1の機能構成と同様に、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、および、NIC等の通信インターフェースを備えたパーソナルコンピュータ、スマートフォン等において、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
【0057】
図8は、スケジューラ端末2の動作を説明するためのフロー図である。
【0058】
このフローは、マンマシンインターフェース部201がスケジュール入力画面の起動操作をユーザから受け付けることにより開始される。
【0059】
まず、スケジュール処理部204は、マンマシンインターフェース部201にスケジュール入力画面を表示する(S300)。
【0060】
図9(A)は、本実施の形態に用いるスケジュール入力画面の一例を示す図である。
【0061】
図9(A)に示すスケジュール入力画面において、符号40は開催日時を入力するための日時入力欄、符号41は会議名を入力するための会議名入力欄、符号42は会議室を選択するための会議室選択欄、符号43は機材を選択するための機材選択欄、符号44は入力内容をスケジュール管理サーバ1に送信するための登録ボタン、そして、符号45は入力内容をキャンセルするための取消ボタンである。
【0062】
ここで、会議室選択欄42にはプルダウンメニューが設けられており、スケジュール管理サーバ1からスケジュール提案通知を受信した場合に、このスケジュール提案通知に含まれている利用可能な会議室の一覧がプルダウン表示される。また、機材選択欄43は、スケジュール管理サーバ1から受信したスケジュール提案通知に含まれている利用可能な機材の一覧を表示するための表示窓430と、表示窓430からユーザが選択した機材を表示するための表示窓431と、表示窓430に表示されている機材の一覧のなかから利用する機材を選択するための追加ボタン432と、表示窓431に表示されている選択済み機材を表示窓431から削除(ユーザによる機材の選択をキャンセル)するための削除ボタン433と、を有する。
【0063】
ユーザは、開催予定の会議について、開催日時を日時入力欄40に入力するとともに会議名を会議名入力欄41に入力して登録ボタン44を操作することにより、開催予定の会議の開催日時および会議名の指定を伴うスケジュール登録要求操作を行うことができる。
【0064】
スケジュール処理部204は、マンマシンインターフェース部201に表示されたスケジュール入力画面を介してスケジュール登録要求操作を受け付けると(S301でYES)、自スケジューラ端末2に紐付けられたユーザを予約者として、この予約者とともに、スケジュール登録要求操作により指定された開催日時および会議名を各種要求送信部202に通知してスケジュール登録要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1に、スケジュール処理部204から通知された開催日時、会議名、および予約者の指定を伴うスケジュール登録要求を送信する(S302)。
【0065】
その後、各種通知受信部203が、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1から、会議室および機材の一覧を含むスケジュール提案通知を受信すると(S303でYES)、スケジュール処理部204は、マンマシンインターフェース部201に表示中のスケジュール入力画面の会議室選択欄42のプルダウンメニューおよび機材選択欄43に、スケジュール提案通知に含まれている会議室および機材の一覧を表示する(S304)。
【0066】
図9(B)は、
図9(A)に示すスケジュール入力画面の表示内容に、スケジュール提案通知に含まれている情報(会議室および機材の一覧)が反映された例を示す図である。
【0067】
上述したように、会議室選択欄42のプルダウンメニューには、スケジュール提案通知に含まれている利用可能な会議室の一覧がプルダウン表示される。ユーザが、プルダウン表示された会議室の一覧のなかから所望の会議室を選択すると、選択された会議室が会議室選択欄42に表示される。また、機材選択欄43の表示窓430には、スケジュール提案通知に含まれている利用可能な機材の一覧が表示される。機材選択欄43において、ユーザが、表示窓430に表示されている機材の一覧のなかから所望の機材を選択して追加ボタン432を操作すると、選択された機材が表示窓431に表示される。そして、ユーザは、会議室選択欄42に所望の会議室が表示され、かつ機材選択欄43の表示窓431に所望の機材が表示された状態で登録ボタン44を操作することにより、これらの会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を行うことができる。
【0068】
つぎに、スケジュール処理部204は、マンマシンインターフェース部201に表示されたスケジュール入力画面を介してスケジュール追加登録要求操作を受け付けると(S305でYES)、このスケジュール追加登録要求操作により指定された会議室および機材を各種要求送信部202に通知してスケジュール追加登録要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1に、スケジュール処理部204から通知された会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求を送信する(S306)。
【0069】
その後、各種通知受信部203は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1から、会議名、会議室、機材、開催日、および予約者の指定を伴うスケジュール登録通知を受信し、スケジュール処理部204は、このスケジュール登録通知をマンマシンインターフェース部201に表示する(S307)。
【0070】
以上、本発明の第1実施の形態を説明した。
【0071】
本実施の形態において、ユーザが、会議の開催日時の指定を伴うスケジュール登録要求操作をスケジューラ端末2に対して行うと、指定された開催日時に利用可能な会議室および機材がスケジューラ端末2に提示される。ユーザは、スケジューラ端末2に提示された会議室および機材の一覧のなかから所望の会議室および機材を選択することにより、会議に使用する会議室および機材の予約を同時に行うことができる。このように、本実施の形態によれば、機材の予約を含めて会議の設定を行うことができ、利便性が向上する。
【0072】
なお、本実施の形態において、スケジューラ端末2は、
図9(B)に示すように、会議の開催日時および会議名の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けるためのスケジュール入力画面に、スケジュール提案通知に含まれている会議室および機材の一覧を表示して、予約すべき会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を、このスケジュール入力画面により受け付けている。しかし、本発明はこれに限定されない。スケジュール入力画面とは別に、例えば
図10に示すような会議室・機材選択画面を表示し、この会議室・機材選択画面によりスケジュール追加登録要求操作を受け付けてもよい。
【0073】
図10に示す会議室・機材選択画面において、符号46は会議室を選択するための会議室選択欄、符号47は機材を選択するための機材選択欄、符号48は入力内容をスケジュール管理サーバ1に送信するための確定ボタン、そして、符号49は入力内容をキャンセルするための取消ボタンである。
【0074】
ここで、会議室選択欄46には、スケジュール管理サーバ1からスケジュール提案通知を受信した場合に、このスケジュール提案通知に含まれる利用可能な会議室の会議室名が、これを選択するためのチェックボックス460とともに一覧表示される。ユーザが、会議室選択欄46に一覧表示された会議室のチェックボックス460のなかから所望の会議室のチェックボックス460にチェックを入れると、この会議室が選択される。また、機材選択欄47は、スケジュール管理サーバ1からスケジュール提案通知を受信した場合に、このスケジュール提案通知に含まれる利用可能な機材の一覧を表示するための表示窓470と、表示窓470からユーザが選択した機材を表示するための表示窓471と、表示窓430に表示されている機材の一覧のなかから利用する機材を選択するための追加ボタン472と、表示窓471に表示されている選択済み機材を表示窓471から削除(ユーザによる機材の選択をキャンセル)するための削除ボタン473と、を有する。ユーザが、表示窓470に表示されている機材の一覧のなかから所望の機材を選択して追加ボタン472を操作すると、選択された機材が機材選択欄47の表示窓471に表示される。
【0075】
ユーザは、会議室選択欄46の所望の会議室のチェックボックス460にチェックを入れ、かつ機材選択欄47の表示窓471に所望の機材を表示させて確定ボタン48を操作することにより、これらの会議室および機材の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を行うことができる。
【0076】
[第2実施の形態]
つぎに、本発明の第2実施の形態について説明する。
【0077】
本実施の形態に係るスケジュール管理システムが
図1に示す第1実施の形態に係るスケジュール管理システムと異なる点は、スケジュール管理サーバ1に代えてスケジュール管理サーバ1aを設けたこと、および、複数のスケジューラ端末2-1~2-nに代えて複数のスケジューラ端末2a-1~2a-n(以下、単にスケジューラ端末2aとも呼ぶ)を設けたことである。その他の構成は、
図1に示す第1実施の形態に係るスケジュール管理システムと同様であるので、本実施の形態に係るスケジュール管理システムの概略構成図を省略する。
【0078】
図11は、本実施の形態に係るスケジュール管理システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
【0079】
まず、スケジューラ端末2aが、会議に利用可能な会議室および機材の問合せ操作をユーザから受け付けたものとする(S400)。これを受けて、スケジューラ端末2aは、会議室・機材一覧要求をスケジュール管理サーバ1aに送信する(S401)。
【0080】
スケジュール管理サーバ1aは、スケジューラ端末2aから会議室・機材一覧要求を受信すると、自身がスケジュールを管理する会議室および機材の一覧を含む会議室・機材一覧通知を、会議室・機材一覧要求の送信元であるスケジューラ端末2aに送信する(S402)。これを受けて、スケジューラ端末2aは、スケジュール管理サーバ1aから受信した会議室・機材一覧通知に含まれる会議室および機材の一覧を表示する(S403)。
【0081】
つぎに、スケジューラ端末2aは、一覧表示中会議室および機材のなかから、所望の会議室および所望の機材の組み合わせを、会議に利用する会議室および機材として指定するスケジュール登録要求操作をユーザから受け付けると(S404)、このスケジュール登録要求操作によってユーザから指定された会議室および機材の指定を含むスケジュール登録要求をスケジュール管理サーバ1aに送信する(S405)。
【0082】
スケジュール管理サーバ1aは、スケジューラ端末2aからスケジュール登録要求を受信すると、自身が管理する会議室のスケジュール情報および機材のスケジュール情報を参照して、スケジュール登録要求で指定された会議室および機材の両方を利用可能な空き時間帯(予約可能時間帯)およびその日付(予約可能日)を予約可能時間をとして検索する(S406)。そして、検索した予約可能時間の一覧を含むスケジュール提案通知を、スケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2aに送信する(S407)。
【0083】
スケジューラ端末2aは、スケジュール管理サーバ1aからスケジュール提案通知を受信すると、このスケジュール提案通知に含まれている予約可能時間の一覧を表示する(S408)。そして、スケジューラ端末2aは、一覧表示中の予約可能時間の範囲から、所望の日時を会議の開催日時として指定するスケジュール追加登録要求操作をユーザから受け付けると(S409)、このスケジュール追加登録要求操作によってユーザから指定された開催日時の指定を含むスケジュール追加登録要求をスケジュール管理サーバ1aに送信する(S410)。
【0084】
これを受けて、スケジュール管理サーバ1aは、スケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2aから受信したスケジュール登録要求で指定された会議室のスケジュール情報を、自身が管理している会議室のスケジュール情報のなかから特定する。そして、この会議室のスケジュール情報に、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を登録する。これにより、スケジュール登録要求で指定されている会議室を、スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時を予約日時として予約する(S411)。
【0085】
また、スケジュール管理サーバ1aは、スケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2aから受信したスケジュール登録要求で指定されている機材のスケジュール情報を、自身が管理している機材のスケジュール情報のなかから特定する。そして、この機材のスケジュール情報に、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を予約日時として登録する。これにより、スケジュール登録要求で指定されている機材を、スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時を予約日時として予約する(S412)。
【0086】
それから、スケジュール管理サーバ1aは、開催予定の会議の会議名、会議の開催日時(予約日時)、予約した会議室、機材、予約者の情報を含むスケジュール登録通知を、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2aに送信する(S413)。
【0087】
つぎに、本実施の形態に係るスケジュール管理システムを構成するスケジュール管理サーバ1aおよびスケジューラ端末2aの詳細について説明する。
【0088】
まず、スケジュール管理サーバ1aの詳細を説明する。
【0089】
スケジュール管理サーバ1aが
図3に示すスケジュール管理サーバ1と異なる点は、検索部105に代えて検索部105aを設けたこと、および、スケジュール記憶制御部106に代えてスケジュール記憶制御部106aを設けたことである。その他の構成は、
図3に示すスケジュール管理サーバ1と同様であるので、スケジュール管理サーバ1aの概略機能構成図を省略する。
【0090】
検索部105aは、会議情報記憶部101および機材情報記憶部102を参照して、スケジューラ端末2aから受信したスケジュール登録要求で指定されている会議室および機材の両方を利用可能な空き時間帯およびその日付(予約可能時間)を検索する。
【0091】
スケジュール記憶制御部106aは、スケジュール管理サーバ1aの各部100~104、105aを統括的に制御するとともに、これらと連携して、会議情報記憶部101および機材情報記憶部102に対するスケジュール情報の記憶を制御する。
【0092】
図12は、スケジュール管理サーバ1aの動作を説明するためのフロー図である。
【0093】
このフローは、各種要求受信部103がネットワークインターフェース部100を介してスケジューラ端末2aから会議室・機材一覧要求を受信することにより開始される。
【0094】
まず、スケジュール記憶制御部106aは、会議情報記憶部101においてそのスケジュールが管理されている会議室の一覧と、機材情報記憶部102においてそのスケジュールが管理されている機材の一覧とを、会議室・機材一覧要求の送信元であるスケジューラ端末2aのアドレス情報とともに各種通知送信部104に通知して会議室・機材一覧通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106aより通知された会議室および機材の一覧を含む会議室・機材一覧通知を作成し、ネットワークインターフェース部100を介して会議室・機材一覧要求の送信元であるスケジューラ端末2aに、この会議室・機材一覧通知を送信する(S500)。
【0095】
つぎに、各種要求受信部103がネットワークインターフェース部100を介して会議室・機材一覧通知の送信先であるスケジューラ端末2aからスケジュール登録要求を受信すると(S501でYES)、スケジュール記憶制御部106aは、このスケジュール登録要求で指定された会議室および機材を検索部105aに通知して予約可能時間の検索を指示する。これを受けて、検索部105aは、会議情報記憶部101および機材情報記憶部102を参照して、スケジュール記憶制御部106aから通知された会議室および機材の両方を利用可能な空き時間帯(予約可能時間帯)およびその日付(予約可能日)を予約可能時間として検索する(S502)。具体的には、スケジュール記憶制御部106aから通知された会議室に紐付けられたテーブル1010を会議情報記憶部101から特定する。そして、現在以降の日付ごとに、このテーブル1010に紐付けられた利用可能時間帯1012が示す時間帯から、このテーブル1010に記憶されているいずれのレコード1013のフィールド1014の開催日時とも重複しない空き時間帯(会議室予約可能時間と呼ぶ)を抽出する。同様に、スケジュール記憶制御部106aから通知された機材に紐付けられたテーブル1020を機材情報記憶部102から特定する。そして、現在以降の日付ごとに、このテーブル1020に紐付けられた利用可能時間帯1022が示す時間帯から、このテーブル1020に記憶されているいずれのレコード1023のフィールド1024の開催日時とも重複しない空き時間帯(機材予約可能時間と呼ぶ)を抽出する。そして、会議室予約可能時間および機材予約可能時間の両方に該当する空き時間帯およびその日付を予約可能時間として検出する。
【0096】
つぎに、スケジュール記憶制御部106aは、検索部105aにより検索された予約可能時間の一覧を、スケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2aのアドレス情報とともに各種通知送信部104に通知してスケジュール提案通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106aより通知された予約可能時間の一覧を含むスケジュール提案通知を作成し、ネットワークインターフェース部100を介してスケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2aに、このスケジュール提案通知を送信する(S503)。
【0097】
それから、各種要求受信部103が、会議の開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を、ネットワークインターフェース部100を介してスケジュール提案通知の送信先であるスケジューラ端末2aから受信すると(S504でYES)、スケジュール記憶制御部106aは、スケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2aから受信したスケジュール登録要求で指定された会議室の予約を実施する(S505)。具体的には、スケジュール登録要求で指定された会議室に対応付けられて会議情報記憶部101に記憶されているテーブル1010を特定し、このテーブル1010に予約情報のレコード1013を新たに追加する。そして、新たに追加したレコード1013のフィールド1014~1016に、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時スケジュール登録要求で指定された会議名および予約者の情報を登録する。
【0098】
また、スケジュール記憶制御部106aは、このスケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2aから受信したスケジュール登録要求で指定された機材の予約を実施する(S506)。具体的には、スケジュール登録要求で指定された機材に対応付けられて機材情報記憶部102に記憶されているテーブル1020を特定し、このテーブル1020に予約情報のレコード1023を新たに追加する。そして、新たに追加したレコード1023のフィールド1024~1026に、スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時、スケジュール追加登録要求で指定されている会議名および予約者の情報を、機材の予約日時、機材を利用する会議名、および機材の予約者として登録する。
【0099】
つぎに、スケジュール記憶制御部106aは、開催予定の会議の会議名、予約した会議室、予約した機材、会議の開催日時(予約日時)、および予約者の情報を、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2aのアドレス情報とともに各種通知送信部104に通知してスケジュール登録通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106aより通知された会議名、会議室、機材、開催日時、および予約者の情報を含むスケジュール登録通知を作成し、ネットワークインターフェース部100を介してスケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2aに、このスケジュール登録通知を送信する(S507)。
【0100】
つぎに、スケジューラ端末2aの詳細を説明する。
【0101】
スケジューラ端末2aが
図7に示すスケジューラ端末2と異なる点は、スケジュール処理部204に代えてスケジュール処理部204aを設けたことである。その他の構成は、
図7に示すスケジューラ端末2と同様であるので、スケジューラ端末2aの概略機能構成図を省略する。
【0102】
スケジュール処理部204aは、スケジューラ端末2aの各部200~203を統括的に制御するとともに、これらと連携して、会議のスケジュールに関する処理を実施する。
【0103】
図13は、スケジューラ端末2aの動作を説明するためのフロー図である。
【0104】
このフローは、マンマシンインターフェース部201が、会議に利用可能な会議室および機材の問合せ操作をユーザから受け付けることにより開始される。
【0105】
まず、スケジュール処理部204aは、各種要求送信部202に会議室・機材一覧要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1aに会議室・機材一覧要求を送信する(S600)。
【0106】
つぎに、各種通知受信部203がネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1aから会議室・機材一覧通知を受信すると(S601でYES)、スケジュール処理部204aは、この会議室・機材一覧通知に含まれる会議室および機材の一覧を用いて、マンマシンインターフェース部201にスケジュール入力画面を表示する(S602)。
【0107】
図14(A)は、本実施の形態に用いるスケジュール入力画面の一例を示す図である。
【0108】
図14(A)に示すスケジュール入力画面において、符号50は開催日時を選択するための日時選択欄、符号51は会議名を入力するための会議名入力欄、符号52は会議室を選択するための会議室選択欄、符号53は機材を選択するための機材選択欄、符号54は入力内容をスケジュール管理サーバ1aに送信するための登録ボタン、そして、符号55は入力内容をキャンセルするための取消ボタンである。
【0109】
ここで、日時選択欄50は、利用日選択欄501と利用時間帯選択欄502と、を有する。利用日選択欄501にはプルダウンメニューが設けられており、スケジュール管理サーバ1aからスケジュール提案通知を受信した場合に、このスケジュール提案通知に含まれる予約可能日の一覧が、スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材の利用日として選択可能な日付の一覧としてプルダウン表示される。また、利用時間帯選択欄502にもプルダウンメニューが設けられており、スケジュール提案通知に含まれる予約可能時間帯のうち、利用日選択欄501に表示された利用日に属する各予約可能時間帯に含まれる時刻一覧が、スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材の利用開始・終了時刻として選択可能な時刻の一覧としてプルダウン表示される。
【0110】
また、会議室選択欄52にはプルダウンメニューが設けられており、スケジュール管理サーバ1aから受信した会議室・機材一覧通知に含まれている会議室の一覧がプルダウン表示される。プルダウン表示された会議室の一覧のなかから所望の会議室が選択されると、選択された会議室が会議室選択欄52に表示される。
【0111】
また、機材選択欄53は、会議室・機材一覧通知に含まれている機材の一覧を表示するための表示窓530と、表示窓530からユーザが選択した機材を表示するための表示窓531と、表示窓530に表示されている機材の一覧のなかから利用する機材を選択するための追加ボタン532と、表示窓531に表示されている選択済み機材を表示窓531から削除(ユーザによる機材の選択をキャンセル)するための削除ボタン533と、を有する。機材選択欄53において、ユーザが表示窓530に表示されている機材の一覧のなかから所望の機材を選択して追加ボタン532を操作すると、選択された機材が表示窓531に表示される。
【0112】
ユーザは、会議名入力欄51に会議名が表示され、会議室選択欄52に所望の会議室が表示され、かつ機材選択欄53の表示窓531に所望の機材が表示された状態で登録ボタン54を操作することにより、これらの会議室、機材、および会議名の指定を伴うスケジュール登録要求操作を行うことができる。
【0113】
つぎに、スケジュール処理部204aは、マンマシンインターフェース部201に表示されたスケジュール入力画面を介してスケジュール登録要求操作を受け付けると(S603でYES)、自スケジューラ端末2aに紐付けられたユーザを予約者として、この予約者とともに、このスケジュール登録要求操作により指定された会議室、機材、および会議名を各種要求送信部202に通知してスケジュール登録要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1aに、スケジュール処理部204aから通知された会議室、機材、会議名、および予約者の指定を伴うスケジュール登録要求を送信する(S604)。
【0114】
その後、各種通知受信部203が、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1aから、予約可能時間の一覧を含むスケジュール提案通知を受信すると(S605でYES)、スケジュール処理部204aは、マンマシンインターフェース部201に表示中のスケジュール入力画面の日時選択欄50に、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間の一覧を表示する(S606)。
【0115】
図14(B)は、
図14(A)に示すスケジュール入力画面の表示内容に、スケジュール提案通知に含まれている情報(予約可能時間の一覧)が反映された例を示す図である。
【0116】
上述したように、日時選択欄50の利用日選択欄501のプルダウンメニューには、スケジュール提案通知に含まれている予約可能日の一覧が、スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材の利用日として選択可能な日付の一覧としてプルダウン表示される。プルダウン表示された予約可能日の一覧のなかから、ユーザが所望の日付を選択すると、選択された日付が利用日として利用日選択欄501に表示される。
【0117】
また、日時選択欄50の利用時間帯選択欄502には、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間帯のうち、利用日選択欄501により選択された利用日に属する各予約可能時間帯に含まれる時刻一覧(スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材の利用開始時刻および利用終了時刻として選択可能な時刻の一覧)がプルダウン表示される。ここで、利用開始時刻として選択可能な時刻の一覧のなかから、いずれか1つの時刻が利用開始時刻として選択されると、選択された利用開始時刻と同じ予約可能時間帯に属し、かつ、この利用開始時刻よりも後の時刻の一覧が、利用終了時刻として選択可能な時刻の一覧として設定される。
【0118】
ユーザが、プルダウン表示された時刻の一覧のなかから、所望の時刻を利用開始時刻および利用終了時刻として選択すると、選択された利用開始時刻および利用終了時刻が利用時間帯選択欄502に表示される。
【0119】
ユーザは、利用日選択欄501に利用日が表示され、かつ利用時間帯選択欄502に利用開始時刻および利用終了時刻が表示された状態で登録ボタン54を操作することにより、これらの利用日、利用開始時刻、および利用終了時刻により特定される開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を行うことができる。
【0120】
スケジュール処理部204aは、マンマシンインターフェース部201に表示されたスケジュール入力画面を介してスケジュール追加登録要求操作を受け付けると(S607でYES)、このスケジュール追加登録要求操作により指定された開催日時を各種要求送信部202に通知してスケジュール追加登録要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1aに、スケジュール処理部204aから通知された開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を送信する(S608)。
【0121】
その後、各種通知受信部203は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1aからスケジュール登録通知を受信し、スケジュール処理部204aは、このスケジュール登録通知をマンマシンインターフェース部201に表示する(S609)。
【0122】
以上、本発明の第2実施の形態を説明した。
【0123】
本実施の形態において、ユーザが、会議室および機材の指定を伴うスケジュール登録要求操作をスケジューラ端末2aに対して行うと、指定された会議室および機材の両方を利用可能な日時がスケジューラ端末2aに提示される。ユーザは、スケジューラ端末2aに提示された日時の一覧のなかから所望の日時を選択することにより、会議に使用する会議室および機材の予約を同時に行うことができる。このように、本実施の形態においても、本発明の第1実施の形態と同様に、機材の予約を含めて会議の設定を行うことができる。
【0124】
なお、本実施の形態において、スケジューラ端末2aは、
図14(B)に示すように、会議室、機材、および会議名の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けるためのスケジュール入力画面に、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間の一覧を表示して、このスケジュール入力画面において、開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を受け付けている。しかし、本発明はこれに限定されない。スケジュール入力画面とは別に、例えば
図15に示すような開催日時選択画面を表示してスケジュール追加登録要求操作を受け付けてもよい。
【0125】
図15に示す開催日時選択画面において、符号56は、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間に基づいて、スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材の予約可能日毎に表示される開催開始・終了時刻選択欄である。開催開始・終了時刻選択欄56は、予約可能日を表示する表示欄560と、表示欄560に表示されている予約可能日において、スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材の利用開始時刻および利用終了時刻として選択可能な時刻の一覧がプルダウン表示される利用時間帯選択欄561と、開催開始・終了時刻選択欄56を選択するためのチェックボックス562と、を有する。ここで、利用開始時刻として選択可能な時刻の一覧のなかから、いずれか1つの時刻が利用開始時刻として選択されると、選択された利用開始時刻と同じ予約可能時間帯に属し、かつ選択された利用開始時刻より後の時刻の一覧が、利用終了時刻として選択可能な時刻の一覧として設定される。また、符号57は入力内容をスケジュール管理サーバ1aに送信するための確定ボタン、そして、符号58は入力内容をキャンセルするための取消ボタンである。
【0126】
ユーザが、所望の開催開始・終了時刻選択欄56において、利用時間帯選択欄561にプルダウン表示される時刻一覧のなかから所望の時刻を利用開始時刻および利用終了時刻として選択するとともにチェックボックス562にチェックを入れると、この開催開始・終了時刻選択欄56の表示欄560に表示されている予約可能日と、利用時間帯選択欄561により選択された利用開始時刻および利用終了時刻とにより特定される開催日時が選択される。そして、ユーザは、所望の開催開始・終了時刻選択欄56において、利用時間帯選択欄561に利用開始時刻および利用終了時刻が表示され、かつチェックボックス562にチェックが入られた状態で確定ボタン57を操作することにより、この開催開始・終了時刻選択欄56により特定される開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を行うことができる。
【0127】
[第3実施の形態]
つぎに、本発明の第3実施の形態について説明する。
【0128】
本実施の形態に係るスケジュール管理システムが
図1に示す第1実施の形態に係るスケジュール管理システムと異なる点は、スケジュール管理サーバ1に代えてスケジュール管理サーバ1bを設けたこと、および、複数のスケジューラ端末2-1~2-nに代えて複数のスケジューラ端末2b-1~2b-n(以下、単にスケジューラ端末2bとも呼ぶ)を設けたことである。その他の構成は、
図1に示す第1実施の形態に係るスケジュール管理システムと同様であるので、本実施の形態に係るスケジュール管理システムの概略構成図を省略する。
【0129】
図16は、本実施の形態に係るスケジュール管理システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。
【0130】
まず、スケジューラ端末2bが、会議に利用可能な会議室、機材、およびユーザの問合せ操作をユーザから受け付けたものとする(S700)。これを受けて、スケジューラ端末2bは、会議室・機材・ユーザ一覧要求をスケジュール管理サーバ1bに送信する(S701)。
【0131】
スケジュール管理サーバ1bは、スケジューラ端末2bから会議室・機材・ユーザ一覧要求を受信すると、自身がスケジュールを管理する会議室、機材、およびユーザの一覧を含む会議室・機材・ユーザ一覧通知を、会議室・機材・ユーザ一覧要求の送信元であるスケジューラ端末2bに送信する(S702)。これを受けて、スケジューラ端末2bは、スケジュール管理サーバ1bから受信した会議室、機材、およびユーザの一覧を表示する(S703)。
【0132】
つぎに、スケジューラ端末2bは、この会議室・機材・ユーザ一覧通知に含まれている会議室、機材、およびユーザの一覧のなかから、会議に利用する会議室および機材と、会議の参加者との指定を伴うスケジュール登録要求操作をユーザから受け付けると(S704)、このスケジュール登録要求操作によってユーザから受け付けた会議室、機材、および参加者の指定を含むスケジュール登録要求をスケジュール管理サーバ1bに送信する(S705)。
【0133】
スケジュール管理サーバ1bは、スケジューラ端末2bからスケジュール登録要求を受信すると、自身が管理する会議室、機材、およびユーザのスケジュール情報を参照して、このスケジュール登録要求で指定されている会議室、機材の両方を利用可能であり、かつこのスケジュール登録要求で指定されている参加者が参加可能な日時である予約可能時間を検索する(S706)。そして、検索した予約可能時間の一覧を含むスケジュール提案通知を、スケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2bに送信する(S707)。
【0134】
つぎに、スケジューラ端末2bは、スケジュール管理サーバ1bからスケジュール提案通知を受信すると、このスケジュール提案通知に含まれている予約可能時間の一覧を表示する(S708)。そして、スケジューラ端末2bは、この予約可能時間の一覧のなかから会議の開催日時を指定するスケジュール追加登録要求操作をユーザから受け付けると(S709)、このスケジュール追加登録要求操作によってユーザから受け付けた開催日時の指定を含むスケジュール追加登録要求をスケジュール管理サーバ1bに送信する(S710)。
【0135】
これを受けて、スケジュール管理サーバ1bは、自身が管理している会議室のスケジュール情報のなかから、このスケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2bから受信したスケジュール登録要求で指定された会議室のスケジュール情報を特定する。そして、この会議室のスケジュール情報に、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を登録する。これにより、スケジュール登録要求で指定された会議室を、スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時で予約する(S711)。
【0136】
また、スケジュール管理サーバ1bは、自身が管理している機材のスケジュール情報のなかから、このスケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2bから受信したスケジュール登録要求で指定された機材のスケジュール情報を特定する。そして、この機材のスケジュール情報に、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を予約日時として登録する。これにより、スケジュール登録要求で指定された機材を、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時で予約する(S712)。
【0137】
また、スケジュール管理サーバ1bは、自身が管理しているユーザのスケジュール情報のなかから、このスケジュール追加登録要求に先立ちスケジューラ端末2bから受信したスケジュール登録要求で指定された参加者のスケジュール情報を特定する。そして、この参加者のスケジュール情報に、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時を予約日時として登録する。これにより、スケジュール登録要求で指定された参加者の参加を、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時で予約する(S713)。
【0138】
それから、スケジュール管理サーバ1bは、会議の開催日時、予約した会議室、予約した機材、および参加者の情報を含むスケジュール登録通知を、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元を含む各参加者のスケジューラ端末2bに送信する(S714)。
【0139】
つぎに、本実施の形態に係るスケジュール管理システムを構成するスケジュール管理サーバ1bおよびスケジューラ端末2bの詳細について説明する。
【0140】
まず、スケジュール管理サーバ1bの詳細を説明する。
【0141】
図17は、スケジュール管理サーバ1bの概略機能構成図である。
【0142】
スケジュール管理サーバ1bが
図3に示すスケジュール管理サーバ1と異なる点は、ユーザ情報記憶部107を新たに設けたこと、および、検索部105、スケジュール記憶制御部106に代えて検索部105b、スケジュール記憶制御部106bを設けたことである。その他の構成は、
図3に示すスケジュール管理サーバ1と同様である。
【0143】
ユーザ情報記憶部107には、ユーザ毎に、予約情報を含むスケジュール情報が記憶されている。
【0144】
図18は、ユーザ情報記憶部107の登録内容例を模式的に表した図である。
【0145】
図示するように、ユーザ情報記憶部107には、ユーザ毎に、ユーザのスケジュール情報を記憶するためのテーブル1070が、ユーザのユーザ名1071、勤務時間帯1072、およびスケジューラ端末2bのアドレス情報1077に紐付けられて記憶されている。テーブル1070には、このテーブル1070に対応するユーザのスケジュール情報のレコード1073が記憶される。スケジュール情報のレコード1073は、例えば、予約日時を登録するためのフィールド1074と、会議、休暇、出張等の予約名を登録するためのフィールド1075と、予約者を登録するためのフィールド1076と、を有する。
【0146】
検索部105bは、会議情報記憶部101、機材情報記憶部102、およびユーザ情報記憶部107を参照して、スケジューラ端末2bから受信したスケジュール登録要求で指定された会議室および機材の両方を利用可能であって、かつこのスケジュール登録要求で指定された参加者が参加可能な日時である予約可能時間を検索する。
【0147】
スケジュール記憶制御部106bは、スケジュール管理サーバ1bの各部100~104、105b、107を統括的に制御するとともに、これらと連携して、会議情報記憶部101、機材情報記憶部102、およびユーザ情報記憶部107に対するスケジュール情報の記憶を制御する。
【0148】
図19は、スケジュール管理サーバ1bの動作を説明するためのフロー図である。
【0149】
このフローは、各種要求受信部103がネットワークインターフェース部100を介してスケジューラ端末2bから会議室・機材・ユーザ一覧要求を受信することにより開始される。
【0150】
まず、スケジュール記憶制御部106bは、会議情報記憶部101においてそのスケジュールが管理されている会議室の一覧と、機材情報記憶部102においてそのスケジュールが管理されている機材の一覧と、ユーザ情報記憶部107においてそのスケジュールが管理されているユーザの一覧とを、会議室・機材・ユーザ一覧要求の送信元であるスケジューラ端末2bのアドレス情報とともに各種通知送信部104に通知して会議室・機材・ユーザ一覧通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106bより通知された会議室、機材、およびユーザの一覧を含む会議室・機材・ユーザ一覧通知を作成し、ネットワークインターフェース部100を介して、会議室・機材・ユーザ一覧要求の送信元であるスケジューラ端末2bに、この会議室・機材・ユーザ一覧通知を送信する(S800)。
【0151】
つぎに、各種要求受信部103がネットワークインターフェース部100を介して会議室・機材・ユーザ一覧通知の送信先であるスケジューラ端末2bからスケジュール登録要求を受信すると(S801でYES)、スケジュール記憶制御部106bは、このスケジュール登録要求で指定されている会議室、機材、および参加者を検索部105bに通知して予約可能時間の検索を指示する。これを受けて、検索部105bは、会議情報記憶部101、機材情報記憶部102、およびユーザ情報記憶部107を参照して、スケジュール記憶制御部106bから通知された会議室および機材の両方を利用可能であって、かつスケジュール記憶制御部106bから通知された参加者が参加可能な日時を予約可能時間として検索する(S802)。具体的には、スケジュール記憶制御部106bから通知された会議室に紐付けられたテーブル1010を会議情報記憶部101から特定する。そして、現在以降の日付ごとに、このテーブル1010に紐付けられた利用可能時間帯1012が示す時間帯から、このテーブル1010に記憶されているいずれのレコード1013のフィールド1014の開催日時とも重複しない空き時間帯(会議室予約可能時間と呼ぶ)を抽出する。同様に、スケジュール記憶制御部106bから通知された機材に紐付けられたテーブル1020を機材情報記憶部102から特定する。そして、現在以降の日付ごとに、このテーブル1020に紐付けられた利用可能時間帯1022が示す時間帯から、このテーブル1020に記憶されているいずれのレコード1023のフィールド1024の開催日時とも重複しない空き時間帯(機材予約可能時間と呼ぶ)を抽出する。さらに同様に、スケジュール記憶制御部106bから通知された参加者に紐付けられたテーブル1070をユーザ情報記憶部107から特定する。そして、現在以降の日付ごとに、このテーブル1070に紐付けられた勤務時間帯1072が示す時間帯から、このテーブル1070に記憶されているいずれのレコード1073のフィールド1074の予約日時とも重複しない空き時間帯(参加可能時間と呼ぶ)を抽出する。そして、会議室予約可能時間、機材予約可能時間、および参加可能時間のすべてに該当する空き時間帯およびその日付を予約可能時間として検出する。
【0152】
つぎに、スケジュール記憶制御部106bは、検索部105bにより検索された予約可能時間の一覧を、スケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2bのアドレス情報とともに各種通知送信部104に通知してスケジュール提案通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106bより通知された、可能時間の一覧を含むスケジュール提案通知を作成し、ネットワークインターフェース部100を介してスケジュール登録要求の送信元であるスケジューラ端末2bに、このスケジュール提案通知を送信する(S803)。
【0153】
それから、各種要求受信部103がネットワークインターフェース部100を介してスケジュール提案通知の送信先であるスケジューラ端末2bから、開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を受信すると(S804でYES)、スケジュール記憶制御部106bは、スケジュール追加登録要求に先立ってスケジューラ端末2bから受信したスケジュール登録要求で指定された会議室の予約を実施する(S805)。具体的には、スケジュール登録要求で指定されている会議室に対応付けられて会議情報記憶部101に記憶されているテーブル1010を特定し、このテーブル1010に、予約情報のレコード1013を新たに追加する。そして、新たに追加したレコード1013のフィールド1014~1016に、スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時、スケジュール登録要求で指定されている会議名および予約者の情報を登録する。
【0154】
また、スケジュール記憶制御部106bは、このスケジュール追加登録要求に先立ってスケジューラ端末2bから受信したスケジュール登録要求で指定された機材の予約を実施する(S806)。具体的には、スケジュール登録要求で指定された機材に対応付けられて機材情報記憶部102に記憶されているテーブル1020を特定し、このテーブル1020に予約情報のレコード1023を新たに追加する。そして、新たに追加したレコード1023のフィールド1024~1026に、スケジュール追加登録要求で指定された開催日時、スケジュール追加登録要求で指定された会議名および予約者の情報を、機材の予約日時、機材を利用する会議名、および機材の予約者として登録する。
【0155】
さらに、スケジュール記憶制御部106bは、このスケジュール追加登録要求に先立ってスケジューラ端末2bから受信したスケジュール登録要求で指定された参加者の予約を実施する(S807)。具体的には、スケジュール登録要求で指定された参加者に対応付けられてユーザ情報記憶部107に記憶されているテーブル1070を特定し、このテーブル1070にスケジュール情報のレコード1073を新たに追加する。そして、新たに追加したレコード1073のフィールド1074~1076に、スケジュール追加登録要求で指定されている開催日時、会議名、および予約者の情報を、予約日時、予約名、および予約者として登録する。
【0156】
つぎに、スケジュール記憶制御部106bは、予約した会議の会議名、会議室、機材、参加者、開催日時(予約日時)、および予約者の情報と、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2bのアドレス情報と、参加者のテーブル1070に紐付けられているスケジューラ端末2bのアドレス情報1077とを各種通知送信部104に通知してスケジュール登録通知の送信を指示する。これを受けて、各種通知送信部104は、スケジュール記憶制御部106bより通知された会議名、会議室、機材、参加者、開催日時、および予約者の情報を含むスケジュール登録通知を作成する。そして、ネットワークインターフェース部100を介して、スケジュール登録要求およびスケジュール追加登録要求の送信元であるスケジューラ端末2bと、参加者のスケジューラ端末2bとに、このスケジュール登録通知を送信する(S808)。
【0157】
つぎに、スケジューラ端末2bの詳細を説明する。
【0158】
スケジューラ端末2bが
図7に示すスケジューラ端末2と異なる点は、スケジュール処理部204に代えてスケジュール処理部204bを設けたことである。その他の構成は、
図7に示すスケジューラ端末2と同様であるので、スケジューラ端末2bの概略機能構成図を省略する。
【0159】
スケジュール処理部204bは、スケジューラ端末2bの各部200~203を統括的に制御するとともに、これらと連携して、会議のスケジュールに関する処理を実施する。
【0160】
図20は、スケジューラ端末2bの動作を説明するためのフロー図である。
【0161】
このフローは、マンマシンインターフェース部201が、会議に利用可能な会議室、機材、および会議に参加可能なユーザの問合せ操作をユーザから受け付けることにより開始される。
【0162】
まず、スケジュール処理部204bは、各種要求送信部202に会議室・機材・ユーザ一覧要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1bに、会議室・機材・ユーザ一覧要求を送信する(S900)。
【0163】
つぎに、スケジュール処理部204bは、各種通知受信部203がネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1bから会議室・機材・ユーザ一覧通知を受信すると(S901でYES)、この会議室・機材・ユーザ一覧通知に含まれている会議室、機材、およびユーザの一覧を用いて、マンマシンインターフェース部201にスケジュール入力画面を表示する(S902)。
【0164】
図21(A)は、本実施の形態に用いるスケジュール入力画面の一例を示す図である。
【0165】
図21(A)に示すスケジュール入力画面において、符号60は開催日時を選択するための日時選択欄、符号61は会議名を入力するための会議名入力欄、符号62は会議室を選択するための会議室選択欄、符号63は機材を選択するための機材選択欄、符号64は参加者を選択するための参加者選択欄、符号65は入力内容をスケジュール管理サーバ1bに送信するための登録ボタン、そして、符号66は入力内容をキャンセルするための取消ボタンである。
【0166】
ここで、日時選択欄60は、利用日選択欄601と、利用時間帯選択欄602と、を有する。利用日選択欄601にはプルダウンメニューが設けられており、スケジュール管理サーバ1bからスケジュール提案通知を受信した場合に、このスケジュール提案通知に含まれている予約可能日(スケジュール登録要求操作で指定された会議室および機材を利用可能であり、かつスケジュール登録要求操作で指定した参加者が参加可能な日)の一覧が、スケジュール登録要求操作で指定された会議室および機材の利用日として選択可能な日付の一覧としてプルダウン表示される。利用時間帯選択欄602にもプルダウンメニューが設けられており、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間帯のうち、利用日選択欄601により選択された利用日に属する各予約可能時間帯に含まれる時刻一覧が、スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材を利用可能、かつスケジュール登録要求操作で指定した参加者が参加可能な利用開始・終了時刻の一覧としてプルダウン表示される。
【0167】
また、会議室選択欄62にはプルダウンメニューが設けられており、スケジュール管理サーバ1bから受信した会議室・機材・ユーザ一覧通知に含まれている会議室の一覧がプルダウン表示される。ユーザが、プルダウン表示された会議室の一覧のなかから所望の会議室を選択すると、選択された会議室が会議室選択欄62に表示される。
【0168】
また、機材選択欄63は、会議室・機材・ユーザ一覧通知に含まれている機材の一覧を表示するための表示窓630と、表示窓630からユーザが選択した機材を表示するための表示窓631と、表示窓630に表示されている機材の一覧のなかから利用する機材を選択するための追加ボタン632と、表示窓631に表示されている選択済み機材を表示窓631から削除(ユーザによる機材の選択をキャンセル)するための削除ボタン633と、を有する。機材選択欄63において、ユーザが表示窓630に表示されている機材の一覧のなかから所望の機材を選択して追加ボタン632を操作すると、選択された機材が表示窓631に表示される。
【0169】
また、参加者選択欄64は、この会議室・機材・ユーザ一覧通知に含まれているユーザの一覧を表示するための表示窓640と、表示窓640からユーザが選択した会議の参加者を表示するための表示窓641と、表示窓640に表示されているユーザの一覧のなかから会議の参加者を選択するための追加ボタン642と、表示窓641に表示されている選択済みの参加者を表示窓641から削除(ユーザによる参加者の選択をキャンセル)するための削除ボタン643と、を有する。参加者選択欄64において、ユーザが、表示窓640に表示されているユーザの一覧のなかから会議の参加者を選択して追加ボタン642を操作すると、選択された参加者が表示窓641に表示される。
【0170】
ユーザは、会議名入力欄61に会議名が表示され、会議室選択欄62に所望の会議室が表示され、かつ機材選択欄63の表示窓631および参加者選択欄64の表示窓641にそれぞれ所望の機材および参加者が表示された状態で登録ボタン65を操作することにより、これらの会議室、機材、参加者、および会議名の指定を伴うスケジュール登録要求操作を行うことができる。
【0171】
つぎに、スケジュール処理部204bは、マンマシンインターフェース部201に表示されたスケジュール入力画面を介してスケジュール登録要求操作を受け付けると(S903でYES)、自スケジューラ端末2bに紐付けられたユーザを予約者として、この予約者とともに、スケジュール登録要求操作により指定された会議室、機材、参加者、および会議名を各種要求送信部202に通知してスケジュール登録要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1bに、スケジュール処理部204bから通知された会議室、機材、会議名、参加者、および予約者の指定を伴うスケジュール登録要求を送信する(S904)。
【0172】
その後、各種通知受信部203が、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1bから、予約可能時間の一覧を含むスケジュール提案通知を受信すると(S905でYES)、スケジュール処理部204bは、マンマシンインターフェース部201に表示中のスケジュール入力画面に、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間の一覧を表示する(S906)。
【0173】
図21(B)は、
図21(A)に示すスケジュール入力画面の表示内容に、スケジュール提案通知に含まれている情報(予約可能時間の一覧)が反映された例を示す図である。
【0174】
上述したように、日時選択欄60の利用日選択欄601のプルダウンメニューには、スケジュール提案通知に含まれている予約可能日の一覧が、スケジュール登録要求操作により指定された会議室および機材の利用日、かつスケジュール登録要求操作により指定された参加者の参加日として選択可能な日付の一覧がプルダウン表示される。ユーザが、プルダウン表示された予約可能日の一覧のなかから所望の日付を選択すると、選択された日付が利用日として利用日選択欄601に表示される。
【0175】
また、日時選択欄60の利用時間帯選択欄602には、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間帯のうち、利用日選択欄601により選択された利用日に属する各予約可能時間帯に含まれる時刻一覧(ユーザがスケジュール登録要求操作で指定した会議室および機材を利用可能であり、かつスケジュール登録要求で指定した参加者が参加可能な利用開始時刻および利用終了時刻の一覧)がプルダウン表示される。ここで、利用開始時刻として選択可能な時刻の一覧のなかから、いずれか1つの時刻が利用開始時刻として選択されると、選択された利用開始時刻と同じ予約可能時間帯に属し、かつ、この利用開始時刻より後の時刻の一覧が、利用終了時刻として選択可能な時刻の一覧として設定される。
【0176】
ユーザが、プルダウン表示された時刻の一覧のなかから所望の時刻を利用開始時刻および利用終了時刻を選択すると、選択された利用開始時刻および利用終了時刻が利用時間帯選択欄602に表示される。
【0177】
ユーザは、利用日選択欄601に利用日が表示され、かつ利用時間帯選択欄602に利用開始時刻および利用終了時刻が表示された状態で登録ボタン65を操作することにより、これらの利用日、利用開始時刻、および利用終了時刻により特定される開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を行うことができる。
【0178】
つぎに、スケジュール処理部204bは、マンマシンインターフェース部201に表示されたスケジュール入力画面を介してスケジュール追加登録要求操作を受け付けると(S907でYES)、このスケジュール追加登録要求操作により指定された開催日時を各種要求送信部202に通知してスケジュール追加登録要求の送信を指示する。これを受けて、各種要求送信部202は、スケジュール処理部204から通知された開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求を、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1bに送信する(S908)。
【0179】
その後、各種通知受信部203は、会議名、会議室、機材、参加者、開催日、および予約者の指定を伴うスケジュール登録通知を、ネットワークインターフェース部200を介してスケジュール管理サーバ1bから受信し、スケジュール処理部204bは、このスケジュール登録通知をマンマシンインターフェース部201に表示する(S909)。
【0180】
以上、本発明の第3実施の形態を説明した。
【0181】
本実施の形態において、ユーザが、会議室、機材、および参加者の指定を伴うスケジュール登録要求操作をスケジューラ端末2bに対して行うと、指定された会議室および機材の両方を利用可能であり、かつ指定された参加者が参加可能な日時がスケジューラ端末2bに提示される。ユーザは、スケジューラ端末2bに提示された日時の一覧のなかから所望の日時を選択することにより、会議に使用する会議室、機材と、会議に参加する参加者の予約を同時に行うことができる。このように、本実施の形態によれば、機材のみならず、参加者の予約も含めて会議の設定を行うことができるので、利便性がさらに向上する。
【0182】
なお、本実施の形態において、スケジューラ端末2bは、
図21(B)に示すように、会議室、機材、参加者、および会議名の指定を伴うスケジュール登録要求操作を受け付けるためのスケジュール入力画面に、スケジュール提案通知に含まれている予約可能時間の一覧を表示して、このスケジュール入力画面により開催日時の指定を伴うスケジュール追加登録要求操作を受け付けている。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明の第2実施の形態と同様に、スケジュール入力画面とは別に、例えば上述の
図15に示すような開催日時選択画面を表示して、スケジュール追加登録要求操作を受け付けてもよい。
【0183】
以上、本発明の実施の形態について説明した。
【0184】
なお、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0185】
例えば、上記の各実施の形態では、スケジューラ端末2、2a、2bが
図9、
図14、
図21に示すようなスケジュール入力画面を生成して表示することにより、ユーザからスケジュール登録要求操作よびスケジュール追加登録要求操作を受け付けている。しかし、本発明はこれに限定されない。スケジュール管理サーバ1、1a、1bにWebサーバ機能を搭載して、スケジュール管理サーバ1、1a、1bがスケジュール入力画面を生成してスケジューラ端末2、2a、2bに表示させることにより、ユーザからスケジュール登録要求操作およびスケジュール追加登録要求操作を受け付けてもよい。この場合、スケジューラ端末2、2a、2bは、Webブラウザ機能を有する通信端末であればよい。
【符号の説明】
【0186】
1、1a、1b:スケジュール管理サーバ
2、2a、2b、2-1~2-n:スケジューラ端末
3:ネットワーク 100:ネットワークインターフェース部
101:会議情報記憶部 102:機材情報記憶部
103:各種要求受信部 104:各種通知送信部
105、105a、105b:検索部
106、106a、106b:スケジュール記憶制御部
107:ユーザ情報記憶部 200:ネットワークインターフェース部
201:マンマシンインターフェース部 202:各種要求送信部
203:各種通知受信部 204:スケジュール処理部