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特開2023-82916湿式モップ用散布アタッチメント及び湿式清掃具
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  • 特開-湿式モップ用散布アタッチメント及び湿式清掃具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023082916
(43)【公開日】2023-06-15
(54)【発明の名称】湿式モップ用散布アタッチメント及び湿式清掃具
(51)【国際特許分類】
   A47L 13/20 20060101AFI20230608BHJP
   A47L 13/22 20060101ALI20230608BHJP
   A47L 13/24 20060101ALI20230608BHJP
【FI】
A47L13/20 A
A47L13/22
A47L13/24 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021196926
(22)【出願日】2021-12-03
(71)【出願人】
【識別番号】000133445
【氏名又は名称】株式会社ダスキン
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100118625
【弁理士】
【氏名又は名称】大畠 康
(72)【発明者】
【氏名】足立 知志
(72)【発明者】
【氏名】上田 将之
【テーマコード(参考)】
3B074
【Fターム(参考)】
3B074AA02
3B074AA07
3B074AA08
3B074AB01
3B074AC02
3B074BB01
3B074EE01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】払拭体に対する水の補充作業を簡便に実行でき、その結果、湿式清掃作業の作業性の低下を抑制できる、湿式モップ用散布アタッチメントを、提供すること。
【解決手段】湿式モップ2に取り付けられて、被清掃床面上に水を散布するための、湿式モップ用散布アタッチメント3であって、水を収容するためのタンクと、タンクに連通した膨縮袋体と、タンクに収容されている水を、膨縮袋体を経由させて噴出ノズル331から噴出させるようになっている、散布機構と、それらを収納する筐体と、を有しており、噴出ノズル331は、筐体の前面343に設けられており、筐体は、湿式モップ2の取付体4に対して着脱自在である、ことを特徴としている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
湿式モップに取り付けられて、被清掃床面上に水を散布するための、湿式モップ用散布アタッチメントであって、
水を収容するためのタンクと、
前記タンクに連通した膨縮袋体と、
前記タンクに収容されている水を、前記膨縮袋体を経由させて噴出ノズルから噴出させるようになっている、散布機構と、
それらを収納する筐体と、を有しており、
前記噴出ノズルは、前記筐体の表面に設けられており、
前記筐体は、前記湿式モップに対して着脱自在である、
ことを特徴とする、湿式モップ用散布アタッチメント。
【請求項2】
前記散布機構は、第1逆止弁を介して前記タンクと前記膨縮袋体とを接続している第1接続路と、第2逆止弁を介して前記膨縮袋体と前記噴出ノズルとを接続している第2接続路と、前記膨縮袋体を収縮させるための加圧部材と、を有しており、
前記膨縮袋体は、自力で膨張可能であり、
前記散布機構は、前記膨縮袋体が膨張する際に前記タンク内の水を前記膨縮袋体内に流入させ、前記膨縮袋体が収縮する際に前記膨縮袋体内の水を前記噴出ノズルから噴出させるようになっている、
請求項1記載の湿式モップ用散布アタッチメント。
【請求項3】
前記加圧部材は、前記膨縮袋体を踏み付けるためのペダルである、
請求項2記載の湿式モップ用散布アタッチメント。
【請求項4】
前記噴出ノズルは、1個以上の噴出口を有している、
請求項1~3の何れか一つに記載の湿式モップ用散布アタッチメント。
【請求項5】
前記噴出ノズルは、多数個の噴出口を有しており、水をスプレーするようになっている、
請求項1~3の何れか一つに記載の湿式モップ用散布アタッチメント。
【請求項6】
前記噴出ノズルは、前記筐体の前記表面の1か所以上に、設けられている、
請求項1~5の何れか一つに記載の湿式モップ用散布アタッチメント。
【請求項7】
前記筐体は、マジックテープ(登録商標)又は磁石を介することによって、前記湿式モップに対して着脱自在となっている、
請求項1~6の何れか一つに記載の湿式モップ用散布アタッチメント。
【請求項8】
湿式モップと、前記湿式モップに取り付けられた、請求項1~7の何れか一つに記載の湿式モップ用散布アタッチメントと、を有する、
ことを特徴とする、湿式清掃具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、湿式モップに取り付けられて、被清掃床面上に水を散布するための、湿式モップ用散布アタッチメント、及び、当該アタッチメントが取り付けられた湿式モップからなる湿式清掃具、に関する。
【背景技術】
【0002】
湿式清掃に用いられる湿式モップでは、清掃作業を実行している間に次第に払拭体の湿性が失われていき、湿式清掃性能が低下してしまう。そこで、清掃中の払拭体の湿性を維持するために、払拭体に対する水の補充作業を実行している。例えば、被清掃面上に水を散布してその水を払拭体に拭き取らせたり、払拭体に水を直接注入したりしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005-137836号公報
【特許文献2】特表平09-505749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の、払拭体に対する水の補充作業は、煩雑であったので、湿式清掃作業の作業性が低かった。
【0005】
本発明は、払拭体に対する水の補充作業を簡便に実行でき、その結果、湿式清掃作業の作業性の低下を抑制できる、湿式モップ用散布アタッチメントを、提供すること、及び、良好な湿式清掃作業性を呈することができる湿式清掃具を、提供すること、を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様は、湿式モップに取り付けられて、被清掃床面上に水を散布するための、湿式モップ用散布アタッチメントであって、
水を収容するためのタンクと、
前記タンクに連通した膨縮袋体と、
前記タンクに収容されている水を、前記膨縮袋体を経由させて噴出ノズルから噴出させるようになっている、散布機構と、
それらを収納する筐体と、を有しており、
前記噴出ノズルは、前記筐体の表面に設けられており、
前記筐体は、前記湿式モップに対して着脱自在である、
ことを特徴としている。
【0007】
本発明の第2態様は、湿式モップと、前記湿式モップに取り付けられた、前記第1態様の湿式モップ用散布アタッチメントと、を有する、
ことを特徴とする、湿式清掃具である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の第1態様によれば、湿式モップに取り付けて使用することができ、散布機構を作動させるだけで、湿式モップの前方の床面に、湿式モップの払拭体に補充するための水を散布できる。したがって、払拭体に対する水の補充作業を、簡便に実行できる。
【0009】
本発明の第2態様によれば、散布アタッチメントによって、湿式モップの払拭体に対する水の補充作業を、簡便に実行できるので、湿式清掃作業の作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】湿式清掃具を示す斜視図である。
図2図1の拡大部分図である。
図3図2のIII矢視図である。
図4】払拭体の断面側面図であり、部分拡大図を含んでいる。
図5】取付体の斜視図である。
図6図5のVI矢視図である。
図7図5のVII矢視図である。
図8】アタッチメントのみを示す斜視図である。
図9図2の平面透視図である。
図10図2のX矢視透視図である。
図11】取付体に対する筐体の着脱機構の分解斜視図である。
図12】噴出ノズルの個数が異なっている、アタッチメントの別の第1例を、示す斜視図である。
図13】筐体の上面に噴出ノズルが設けられている、アタッチメントの別の第2例を、示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、湿式清掃具を示す斜視図である。この湿式清掃具1は、湿式モップ2と、湿式モップ2に取り付けられた、本発明の湿式モップ用散布アタッチメント3と、からなっている。図2は、図1の拡大部分図である。図3は、図2のIII矢視図である。湿式モップ2は、払拭部21と柄22とを有している。アタッチメント3は、払拭部21に取り付けられている。払拭部21は、略平板状の取付体4と、平板状の払拭体5と、を有している。柄22は、取付体4の上面の中心部に、前後左右に回動自在に、連結されている。
【0012】
図4は、払拭体5の断面側面図であり、部分拡大図を含んでいる。払拭体5は、例えば、払拭布51と芯材布52と取付用布53とが下からこの順に積層されて構成されている。払拭布51は、ポリエステルマイクロファイバーとポリプロピレンモノフィラメントとからなる編物である。芯材布52は、払拭布51側から、マイクロファイバー布521とマイクロファイバー布522と不織布523とがこの順に積層されて構成されている。マイクロファイバー布521、522及び不織布523は、ポリエステルでできている。取付用布53は、芯材布52のみに接触するように、払拭布51の縁部510によって縁取りされた芯材布52上に、積層されている。このような払拭体5は、吸水性、保水性、及び速乾性の全てにおいて満足できる程度の性能を発揮でき、また、耐久性も優れている。
【0013】
図5は、取付体4の斜視図である。図6は、図5のVI矢視図である。図7は、図5のVII矢視図である。なお、図5~7には、柄22の連結端部221も図示されている。取付体4は、略平板状の形態を有しており、上面部41と下面部42とを、有している。上面部41は、前後方向(W方向)両側に被取付面部411、412を有している。被取付面部411、412は、それぞれ、中央部413に向けて高くなるように、少し傾斜しており、中央部413を中心として対称的な形態を有している。柄22は、中央部413の左右方向(L方向)中央に、連結端部221を介して、連結されている。下面部42は、平面である。例えば、下面部42には、面ファスナーのフック部材が設けられており、払拭体5の取付用布53の表面には、面ファスナーのループ部材が設けられており、これにより、払拭体5は、取付体4の下面部42に、図1等に示されるように、着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0014】
図8は、アタッチメント3のみを示す斜視図である。図9は、図2の平面透視図である。図10は、図2のX矢視透視図である。図9及び図10では、アタッチメント3の内部が示されている。なお、図9及び図10では、払拭体5は図示していない。
【0015】
アタッチメント3は、水を収容するためのタンク31と、タンク31に連通した膨縮袋体32と、タンク31に収容されている水を、膨縮袋体32を経由させて噴出ノズル331から噴出させるようになっている、散布機構33と、それらを収納する筐体34と、を有している。
【0016】
散布機構33は、第1逆止弁332を介してタンク31と膨縮袋体32とを接続している第1接続路333と、第2逆止弁334を介して膨縮袋体32と噴出ノズル331とを接続している第2接続路335と、膨縮袋体32を収縮させるための加圧部材336と、を有している。膨縮袋体32は、自力で膨張可能であり、例えばゴム製のバルーンである。加圧部材336は、膨縮袋体32を踏み付けるためのペダルである。散布機構33は、膨縮袋体32が膨張する際にタンク31内の水を膨縮袋体32内に流入させ、膨縮袋体32が収縮する際に膨縮袋体32内の水を噴出ノズル331から噴出させるようになっている。
【0017】
なお、タンク31は、上面に、給気機構を備えている。給気機構は、タンク31への空気の流入は許可するが、ダンク31からの水の流出は許可しないように、構成されている。給気機構は、例えば、半透過膜、逆止弁等を利用して構成できる。
【0018】
図8に示されるように、筐体34は、概ね直方体の形態を有している。加圧部材336であるペダルは、筐体34の上面341の左右方向の一方の端部に設けられている。上面341の左右方向の他方の端部には、タンク31の投入口311を開閉可能に塞ぐ蓋312が、設けられている。
【0019】
筐体34は、湿式モップ2に対して着脱自在に取り付けられている。例えば、筐体34は、マジックテープ(登録商標)である面ファスナーを介することによって、図2等に示されるように、湿式モップ2の取付体4の上面部41の被取付面部411(又は被取付面部412)に対して、着脱自在に取り付けられるようになっている。具体的には、取付体4に対する筐体34の着脱機構の分解斜視図である図11に示されるように、面ファスナーのループ部材61が被取付面部411(又は被取付面部412)の2か所に貼り付けられており、面ファスナーのフック部材62が筐体34の下面342の、ループ部材61に対向する2か所に、貼り付けられており、これによって、筐体34の下面342が被取付面部411(又は被取付面部412)に対して着脱自在に接合されるようになっている。したがって、アタッチメント3は、湿式モップ2の取付体4に対して着脱自在に取り付けることができる。なお、図1等では、アタッチメント3を被取付面部411に取り付けているが、アタッチメント3を被取付面部412に取り付けた場合には、前後方向及び左右方向は、それぞれ、逆になる。
【0020】
噴出ノズル331は、筐体34の前面343の左右方向の中央に1個設けられている。噴出ノズル331は、1個以上の噴出口3311を有しており、本実施形態では、3個の噴出口3311を有している。噴出口3311は、直線的に水を噴出するようになっている。3個の噴出口3311は、全て同方向に向いている。なお、噴出ノズル331は、2個以上の噴出口を有しているのが、好ましく、更には、2個以上の噴出口を有する場合には、各噴出口が相互に異なる方向に向いているのが、好ましい。更に、噴出ノズル331は、多数個の噴出口を有しているのが、より好ましく、その場合は、水をスプレーすることができ、例えば60度以上の広角範囲に水を散布することができる。
【0021】
上記構成の湿式清掃具1は、次のように使用する。
【0022】
(1)湿式清掃具1を用いた清掃作業は、図1に示されるように、清掃具1の払拭体5を、床面に接触させた状態で、前後方向に沿って往復させながら少しずつ前進させることにより、実行する。
【0023】
(2)そして、清掃作業中に払拭体5の湿性が不足してきたら、清掃作業を止めて、アタッチメント3を操作することによって、払拭体5に対する水の補充作業を実行する。その補充作業は、具体的には、次のように行う。
【0024】
(2-1)まず、アタッチメント3の準備作業を、次のように行う。なお、この準備作業は、清掃作業を始める前に予め行っておいてもよい。まず、加圧部材336を足で踏み付ける。これにより、膨縮袋体32が収縮する。次に、加圧部材336から足を外す。これにより、膨縮袋体32が自力で膨張する。膨縮袋体32が膨張する際、膨縮袋体32による吸引力が生じるため、タンク31に収容されている水が第1接続路333を通って膨縮袋体32に収容されるとともに、給気機構により、タンク31へは空気が流入する。なお、このとき、第1逆止弁332は、膨縮袋体32に向かって開いた状態となっており、第2逆止弁334は、膨縮袋体32に向かって閉じた状態となっている。これにより、アタッチメント3は準備完了状態となる。
【0025】
(2-2)次に、準備完了状態のアタッチメント3を操作する。まず、加圧部材336を足で踏み付ける。これにより、膨縮袋体32が、収縮し、膨縮袋体32に収容されていた水が、第2接続路335を通して噴出ノズル331から噴出される。なお、このとき、第1逆止弁332は、タンク31に向かって閉じた状態となっており、第2逆止弁334は、噴出ノズル331に向かって開いた状態となっている。次に、加圧部材336から足を外す。これにより、膨縮袋体32が、自力で膨張し、上述したように、タンク31に収容されている水が第1接続路333を通って膨縮袋体32に収容される。これにより、アタッチメント3は、上述した準備完了状態となる。
【0026】
(2-3)次に、 噴出ノズル331から噴出されて床面に散っている水を、払拭体5によって拭き取る作業を行う。これにより、払拭体5が水を吸い取り、その結果、払拭体5に対して水が補充されたこととなる。こうして、払拭体5に対する水の補充作業が完了する。
【0027】
(2-4)そして、清掃作業を実行する。清掃作業中、払拭体5に対する水の補充作業が必要になるたびに、上記(2-2)の操作及び上記(2-3)の作業を実行する。
【0028】
上記構成のアタッチメント3によれば、湿式モップ2に取り付けて使用することができ、加圧部材336を足で踏み付けるだけで、払拭体5の前方の床面に、図1に示されるように、払拭体5に補充するための水を散布できる。したがって、払拭体5に対する水の補充作業を、簡便に実行できる。
【0029】
上記構成の湿式清掃具1は、次のような作用効果を発揮できる。
【0030】
(a)アタッチメント3によって、湿式モップ2の払拭体5に対する水の補充作業を、簡便に実行できるので、湿式清掃作業の作業性を向上できる。
【0031】
(b)水を補充しなくても払拭体5の湿式を維持できる場合には、アタッチメント3を取付体4から取り外した状態で、湿式モップ2を使用できる。したがって、そのような場合の清掃作業を軽快に実行できる。
【0032】
上記構成の湿式清掃具1は、次のような変形構成を採用してもよい。
(i)噴出ノズル331が、筐体34の前面343の2か所以上に、設けられている。例えば、図12の例では、噴出ノズル331が、前面343の3か所に設けられている。
【0033】
(ii)噴出ノズル331が、筐体34の表面の内、下面342以外の任意の1以上の面の、1か所以上に、設けられている。下面342以外の面とは、前面343、上面341、左側面344、及び右側面345である。例えば、図13の例では、2個の噴出口3311を有する噴出ノズル331が、上面341の2か所に設けられている。
【0034】
(iii)筐体34が、磁石を介することによって、湿式モップ2の取付体4に対して着脱自在となっている。具体的には、筐体34の下面342に磁石又は金属板が貼り付けられており、取付体4の上面部41の被取付面部411(又は被取付面部412)に金属板又は磁石が貼り付けられており、これにより、筐体34が取付体4に対して着脱自在となっている。
【0035】
(iv)図11において、面ファスナーのループ部材61が被取付面部411(又は被取付面部412)の1か所又は3か所以上に貼り付けられており、面ファスナーのフック部材62が筐体34の下面342の、ループ部材61に対向した1か所又は3か所以上に貼り付けられている。なお、1か所の場合は、略全面に貼り付けるのが好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の湿式モップ用散布アタッチメントは、払拭体に対する水の補充作業を簡便に実行できるので、産業上の利用価値が大である。
【符号の説明】
【0037】
1 湿式清掃具
2 湿式モップ
3 散布アタッチメント
31 タンク
32 膨縮袋体
33 散布機構
331 噴出ノズル
3311 噴出口
332 第1逆止弁
333 第1接続路
334 第2逆止弁
335 第2接続路
336 加圧部材
34 筐体
61 ループ部材
62 フック部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13