(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023083119
(43)【公開日】2023-06-15
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
H01L 29/78 20060101AFI20230608BHJP
H01L 29/06 20060101ALI20230608BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20230608BHJP
H01L 29/417 20060101ALI20230608BHJP
H01L 29/41 20060101ALI20230608BHJP
【FI】
H01L29/78 652N
H01L29/78 652Q
H01L29/78 652K
H01L29/78 653A
H01L29/06 301F
H01L29/06 301V
H01L29/78 652P
H01L29/78 652M
H01L29/78 658F
H01L29/78 658G
H01L29/50 M
H01L29/44 Y
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021197291
(22)【出願日】2021-12-03
(71)【出願人】
【識別番号】302062931
【氏名又は名称】ルネサスエレクトロニクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002066
【氏名又は名称】弁理士法人筒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長浜 優
【テーマコード(参考)】
4M104
【Fターム(参考)】
4M104AA01
4M104BB01
4M104BB02
4M104BB05
4M104BB08
4M104BB09
4M104BB14
4M104BB30
4M104BB40
4M104DD37
4M104FF02
4M104FF04
4M104FF10
4M104FF18
4M104FF35
4M104GG09
4M104GG18
4M104HH18
4M104HH20
(57)【要約】
【課題】半導体装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】セル領域には複数のトレンチTR1が形成され、外周領域にはトレンチTR2が形成されている。複数のトレンチTR1の内部には複数のゲート電極GEおよび複数のフィールドプレート電極FP1がそれぞれ形成され、トレンチTR2の内部にはフィールドプレート電極FP2が形成されている。例えば、外周領域ORに形成されたドリフト領域において、複数のトレンチTR1のうちの互いに隣り合う2つのトレンチTR1の間の箇所とトレンチTR2とによってY方向において挟まれた箇所には、p型のコラム領域PCが形成されている。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のMOSFETが形成されるセル領域と、平面視において前記セル領域を囲む外周領域とを有する半導体装置であって、
第1導電型のドリフト領域を有する半導体基板と、
前記セル領域および前記外周領域の前記ドリフト領域に形成され、且つ、前記第1導電型と反対の第2導電型のボディ領域と、
前記セル領域の前記ボディ領域に形成された前記第1導電型のソース領域と、
それらの底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記セル領域の前記ドリフト領域に形成された複数の第1トレンチと、
その底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記外周領域の前記ドリフト領域に形成された第2トレンチと、
前記複数の第1トレンチの内部に、それぞれゲート絶縁膜を介して形成された複数のゲート電極と、
前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して形成された第2電極と、
を備え、
前記複数の第1トレンチは、平面視における第1方向に延在し、
前記第2トレンチは、少なくとも平面視で前記第1方向と交差する第2方向に延在し、
前記外周領域の前記ドリフト領域において、前記複数の第1トレンチのうちの互いに隣り合う2つの第1トレンチの間の箇所と前記第2トレンチとによって前記第1方向において挟まれた箇所には、前記第2導電型のコラム領域が形成され、
前記コラム領域は、前記ボディ領域よりも深い位置まで形成されている、半導体装置。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記コラム領域は、前記第1方向において前記第2トレンチから離れた位置に形成されている、半導体装置。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記複数のゲート電極および前記第2電極を覆うように、前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜上に形成されたゲート配線およびソース配線と、
を更に備え、
前記複数のゲート電極は、前記ゲート配線に電気的に接続され、
前記コラム領域、前記ボディ領域、前記ソース領域および前記第2電極は、前記ソース配線に電気的に接続されている、半導体装置。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体装置において、
前記複数の第1トレンチの内部であって、且つ、前記ゲート絶縁膜および前記複数のゲート電極の下方には、それぞれ第1絶縁膜を介して複数の第1電極が形成され、
前記複数の第1電極は、前記ソース配線に電気的に接続されている、半導体装置。
【請求項5】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記コラム領域の不純物濃度は、前記ボディ領域の不純物濃度以上である、半導体装置。
【請求項6】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記第2トレンチは、前記第1方向にも延在し、
前記コラム領域は、前記複数の第1トレンチのうち前記第1方向に延在している前記第2トレンチに最も近い前記第1トレンチと、前記第1方向に延在している前記第2トレンチとの間の箇所、および、前記第2方向に延在している前記第2トレンチによって、前記第1方向において挟まれた箇所に位置する前記外周領域の前記ドリフト領域にも形成されている、半導体装置。
【請求項7】
複数のMOSFETが形成されるセル領域と、平面視において前記セル領域を囲む外周領域とを有する半導体装置であって、
第1導電型のドリフト領域を有する半導体基板と、
前記セル領域および前記外周領域の前記ドリフト領域に形成され、且つ、前記第1導電型と反対の第2導電型のボディ領域と、
前記セル領域の前記ボディ領域に形成された前記第1導電型のソース領域と、
それらの底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記セル領域の前記ドリフト領域に形成された複数の第1トレンチと、
その底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記外周領域の前記ドリフト領域に形成された第2トレンチと、
前記複数の第1トレンチの内部に、それぞれゲート絶縁膜を介して形成された複数のゲート電極と、
前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して形成された第2電極と、
を備え、
前記複数の第1トレンチは、平面視における第1方向に延在し、
前記第2トレンチは、少なくとも平面視で前記第1方向と交差する第2方向に延在し、
前記第2トレンチは、前記複数の第1トレンチの各々の間の箇所へ向かって、それぞれ前記第1方向に突出する複数の突出部を有する、半導体装置。
【請求項8】
請求項7に記載の半導体装置において、
前記第2方向における前記複数の突出部の各々の幅は、前記複数の第1トレンチの各々の間の箇所へ向かうに連れて狭くなっている、半導体装置。
【請求項9】
請求項8に記載の半導体装置において、
前記第2方向における前記複数の第1トレンチの各々の端部の幅は、前記第2トレンチへ向かうに連れて狭くなっている、半導体装置。
【請求項10】
請求項7に記載の半導体装置において、
前記複数のゲート電極および前記第2電極を覆うように、前記半導体基板上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜上に形成されたゲート配線およびソース配線と、
を更に備え、
前記複数のゲート電極は、前記ゲート配線に電気的に接続され、
前記ボディ領域、前記ソース領域および前記第2電極は、前記ソース配線に電気的に接続されている、半導体装置。
【請求項11】
請求項10に記載の半導体装置において、
前記複数の第1トレンチの内部であって、且つ、前記ゲート絶縁膜および前記複数のゲート電極の下方には、それぞれ第1絶縁膜を介して複数の第1電極が形成され、
前記複数の第1電極は、前記ソース配線に電気的に接続されている、半導体装置。
【請求項12】
請求項7に記載の半導体装置において、
前記第2トレンチは、前記第1方向にも延在し、
前記複数の突出部の1つは、前記複数の第1トレンチのうち前記第1方向に延在している前記第2トレンチに最も近い前記第1トレンチと、前記第1方向に延在している前記第2トレンチとの間の箇所へ向かって、前記第1方向に突出している、半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、トレンチの内部にゲート電極を備えた半導体装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などの半導体素子を備えた半導体装置では、外周領域の耐圧を向上させるための様々な構造が用いられている。そのような構造として、例えば、ソース配線に電気的に接続されたトレンチゲートを外周領域に配置する構造、または、p型の不純物領域を外周領域に配置する構造が適用されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、1つのユニットセルに一対のトレンチゲートが備えられたマルチトレンチ・スーパージャンクション構造が開示されている。各ユニットセルを囲む外周領域では、空乏層の伸びが不完全になる領域が発生しないように、複数のp型の不純物領域がドット状に配置されている。
【0004】
特許文献2には、トレンチの内部に2つの電極が形成されたパワーMOSFETが開示されている。トレンチの下方には、ソース配線に電気的に接続されたダミーゲート電極が設けられ、トレンチの上方には、ゲート配線に電気的に接続されたゲート電極が設けられている。各パワーMOSFETを囲む外周領域では、p型の不純物領域がリング状に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-82770号公報
【特許文献2】特開2006-324570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ソース配線に電気的に接続されたトレンチゲートを外周領域に配置する構造では、外周領域のトレンチゲートと、セル領域のトレンチゲートとの間の距離を考慮する必要がある。ターンオフ時には、各トレンチゲートの周囲が空乏化されるが、上記距離が広すぎる場合、空乏化が十分ではない箇所が局所的に発生する恐れがあり、想定している耐圧を維持できなくなる恐れがある。一方で、十分な空乏化を行うために、上記距離を狭く設定しすぎると、露光処理の解像不良が発生し易くなり、外周領域のトレンチゲートとセル領域のトレンチゲートとが繋がってしまう恐れがある。
【0007】
本願の主な目的は、外周領域のトレンチゲートとセル領域のトレンチゲートとの間の距離を必要以上に狭くすることなく、外周領域の空乏化を十分に行える技術を提供することで、半導体装置の信頼性を向上させることにある。
【0008】
その他の課題および新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0010】
一実施の形態である半導体装置は、複数のMOSFETが形成されるセル領域と、平面視において前記セル領域を囲む外周領域とを有する。また、半導体装置は、第1導電型のドリフト領域を有する半導体基板と、前記セル領域および前記外周領域の前記ドリフト領域に形成され、且つ、前記第1導電型と反対の第2導電型のボディ領域と、前記セル領域の前記ボディ領域に形成された前記第1導電型のソース領域と、それらの底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記セル領域の前記ドリフト領域に形成された複数の第1トレンチと、その底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記外周領域の前記ドリフト領域に形成された第2トレンチと、前記複数の第1トレンチの内部に、それぞれゲート絶縁膜を介して形成された複数のゲート電極と、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して形成された第2電極と、を備える。ここで、前記複数の第1トレンチは、平面視における第1方向に延在し、前記第2トレンチは、少なくとも平面視で前記第1方向と交差する第2方向に延在し、前記外周領域の前記ドリフト領域において、前記複数の第1トレンチのうちの互いに隣り合う2つの第1トレンチの間の箇所と前記第2トレンチとによって前記第1方向において挟まれた箇所には、前記第2導電型のコラム領域が形成され、前記コラム領域は、前記ボディ領域よりも深い位置まで形成されている。
【0011】
一実施の形態である半導体装置は、複数のMOSFETが形成されるセル領域と、平面視において前記セル領域を囲む外周領域とを有する。また、半導体装置は、第1導電型のドリフト領域を有する半導体基板と、前記セル領域および前記外周領域の前記ドリフト領域に形成され、且つ、前記第1導電型と反対の第2導電型のボディ領域と、前記セル領域の前記ボディ領域に形成された前記第1導電型のソース領域と、それらの底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記セル領域の前記ドリフト領域に形成された複数の第1トレンチと、その底部が前記ボディ領域よりも深い位置に達するように、前記外周領域の前記ドリフト領域に形成された第2トレンチと、前記複数の第1トレンチの内部に、それぞれゲート絶縁膜を介して形成された複数のゲート電極と、前記第2トレンチの内部に、第2絶縁膜を介して形成された第2電極と、を備える。ここで、前記複数の第1トレンチは、平面視における第1方向に延在し、前記第2トレンチは、少なくとも平面視で前記第1方向と交差する第2方向に延在し、前記第2トレンチは、前記複数の第1トレンチの各々の間の箇所へ向かって、それぞれ前記第1方向に突出する複数の突出部を有する。
【発明の効果】
【0012】
一実施の形態によれば、半導体装置の信頼性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施の形態1における半導体装置を示す平面図である。
【
図2】実施の形態1における半導体装置を示す平面図である。
【
図3】実施の形態1における半導体装置の要部を示す拡大平面図である。
【
図4】
図3に示されるA-A線に沿った断面図である。
【
図5】
図3に示されるB-B線に沿った断面図である。
【
図6】
図3に示されるC-C線に沿った断面図である。
【
図7】検討例における半導体装置の要部を示す拡大平面図である。
【
図8】実施の形態1および検討例における半導体装置を示す断面図である。
【
図9】検討例における半導体装置を示す断面図である。
【
図10】実施の形態1における半導体装置を示す断面図である。
【
図11】実施の形態1における半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【
図12】
図11と同じタイミングの製造工程を示す断面図である。
【
図15】
図14と同じタイミングの製造工程を示す断面図である。
【
図18】
図17と同じタイミングの製造工程を示す断面図である。
【
図22】実施の形態2における半導体装置の要部を示す拡大平面図である。
【
図23】実施の形態2の変形例1における半導体装置の要部を示す拡大平面図である。
【
図24】実施の形態1の変形例2における半導体装置を示す拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
【0015】
また、本願において説明されるX方向、Y方向およびZ方向は、互いに交差し、互いに直交している。本願では、Z方向をある構造体の上下方向、高さ方向または厚さ方向として説明する。また、本願で用いられる「平面図」または「平面視」などの表現は、X方向およびY方向によって構成される面を「平面」とし、この「平面」をZ方向から見ることを意味する。
【0016】
(実施の形態1)
<半導体装置の構造>
図1および
図2は、半導体装置100である半導体チップの平面図である。
図1は、主に半導体基板SUB上に形成される配線を示し、
図2は、上記配線の下方の構造体を示し、半導体基板SUBの内部に形成されたトレンチゲートの構造を示している。
【0017】
図1に示されるように、半導体装置100の大部分はソース配線SWで覆われており、ソース配線SWの外周には、ゲート配線GWが形成されている。ここでは図示していないが、ソース配線SWおよびゲート配線GWは、保護膜で覆われている。保護膜の一部には開口部が設けられ、その開口部で露出しているソース配線SWおよびゲート配線GWが、ソースパッドおよびゲートパッドとなる。ソースパッド上およびゲートパッド上に、ワイヤボンディングまたはクリップ(銅板)などの外部接続用端子が接続されることで、半導体装置100が、他の半導体チップまたは配線基板などと電気的に接続される。
【0018】
また、半導体装置100は、セル領域CRと、平面視においてセル領域CRを囲む外周領域ORとを含んでいる。セル領域CRは、複数のパワーMOSFETのような主要な半導体素子が形成される領域である。
【0019】
図2に示されるように、セル領域CRでは、複数のゲート電極GEがY方向に延在している。外周領域ORでは、複数のゲート電極GEを囲むように、X方向およびY方向に延在するフィールドプレート電極FP2が設けられている。ここでは、2つのフィールドプレート電極FP2が外周領域ORに設けられている場合を例示するが、フィールドプレート電極FP2の数は、少なくとも1つであればよく、3つ以上であってもよい。
【0020】
図3は、
図1および
図2に示される破線で囲まれた箇所に対応する平面図である。
図4~
図6は、それぞれ
図4に示されるA-A線、B-B線およびC-C線に沿った断面図である。
【0021】
まず、
図3および
図4を用いて、セル領域CRに形成されているパワーMOSFETの構造について説明する。
【0022】
半導体基板SUBは、例えばn型のシリコンからなり、n型のドリフト領域NVを有している。ドリフト領域NVには、p型のボディ領域PBが形成されている。ボディ領域PBには、n型のソース領域NSが形成されている。ソース領域NSは、ドリフト領域NVよりも高い不純物濃度を有している。
【0023】
ドリフト領域NV中には、それらの底部がボディ領域PBよりも深い位置に達するように、複数のトレンチTR1が形成されている。複数のトレンチTRは、Y方向に延在し、X方向において互いに隣接している。
【0024】
複数のトレンチTR1の内部には、それぞれゲート絶縁膜GFを介して複数のゲート電極GEが形成されている。また、複数のトレンチTR1の内部であって、且つ、ゲート絶縁膜GFおよび複数のゲート電極GEの下方には、それぞれ絶縁膜IF1を介して複数のフィールドプレート電極FP1が形成されている。ゲート絶縁膜GFおよび絶縁膜IF1は、例えば酸化シリコン膜である。ゲート電極GEおよびフィールドプレート電極FP1は、例えばn型の多結晶シリコン膜である。また、絶縁膜IF1の厚さは、ゲート絶縁膜GFの厚さよりも厚い。
【0025】
なお、ゲート絶縁膜GFは、複数のトレンチTR1の外部において半導体基板SUB上にも形成されているが、このゲート絶縁膜GFは、そのまま残されていてもよいし、除去されていてもよい。
【0026】
次に、
図3、
図5および
図6を用いて、外周領域ORの構造について説明する。
【0027】
ボディ領域PBは、外周領域ORのドリフト領域NVにも形成されている。外周領域ORのドリフト領域NV中には、それらの底部がボディ領域PBよりも深い位置に達するように、トレンチTR2が形成されている。トレンチTR2は、複数のトレンチTR1を囲むように、X方向およびY方向に延在している。
【0028】
トレンチTR2の内部には、絶縁膜IF2を介してフィールドプレート電極FP2が形成されている。絶縁膜IF2は、絶縁膜IF1と同層の膜であり、例えば酸化シリコン膜である。フィールドプレート電極FP2は、フィールドプレート電極FP1と同層の導電性膜であり、例えばn型の多結晶シリコン膜である。また、本実施の形態では、
図6に示すように、フィールドプレート電極FP2の底部は、フィールドプレート電極FP1の底部と同じ位置に達している。また、絶縁膜IF2の底部は、絶縁膜IF1の底部と同じ位置に達している。すなわち、フィールドプレート電極FP2の厚さは、ゲート電極GEの厚さ、ゲート絶縁膜GFの厚さ、および、フィールドプレート電極FP1の厚さの合計と同じである。
【0029】
また、外周領域ORのドリフト領域NVには、p型のコラム領域PCが形成されている。コラム領域PCは、ボディ領域PBよりも深い位置まで形成されている。コラム領域PCの不純物濃度は、ボディ領域PBの不純物濃度以上である。実施の形態1の主な特徴はコラム領域PCに関するが、コラム領域PCの詳細な効果については、後で詳細に説明する。
【0030】
図4~
図6に示されるように、半導体基板SUBの裏面には、n型のドレイン領域NDおよびドレイン電極DEが形成されている。n型のドレイン領域NDは、ドリフト領域NVよりも高い不純物濃度を有している。ドレイン電極DEは、例えばアルミニウム膜、チタン膜、ニッケル膜、金膜若しくは銀膜のような単層の金属膜、または、これらの金属膜を適宜積層させた積層膜からなる。
【0031】
半導体基板SUB上には、ゲート電極GEおよびフィールドプレート電極FP2を覆うように、層間絶縁膜ILが形成されている。層間絶縁膜ILは、例えば酸化シリコン膜である。セル領域CRの層間絶縁膜IL中には、複数の孔CH1が形成されている。複数の孔CH1は、それらの底部がボディ領域PB内に位置するように、層間絶縁膜ILおよびソース領域NSを貫通している。複数の孔CH1の各々の底部において、ボディ領域PB内には、ボディ領域PBよりも高い不純物濃度を有する高濃度領域PRが形成されている。また、外周領域ORの層間絶縁膜IL中には、複数の孔CH2も形成されている。孔CH2は、ゲート電極GEの上方に形成されている。
【0032】
層間絶縁膜IL上には、孔CH1の内部を埋め込むように、ソース配線SWが形成されている。ソース配線SWは、ソース領域NS、ボディ領域PBおよび高濃度領域PRに電気的に接続され、これらにソース電位を供給する。また、層間絶縁膜IL上には、孔CH2の内部を埋め込むように、ゲート配線GWも形成されている。ゲート配線GWは、ゲート電極GEに電気的に接続されている。ゲート電極GEには、ゲート配線GWからゲート電位が印加される。
【0033】
ここでは図示していないが、層間絶縁膜ILには他の孔も形成されており、この他の孔を介して、フィールドプレート電極FP1、FP2もソース配線SWに電気的に接続されている。
【0034】
また、ソース配線SWおよびゲート配線GWは、例えば、バリアメタル膜と、上記バリアメタル膜上に形成された導電性膜とからなる。上記バリアメタル膜は、例えば窒化チタン膜であり、上記導電性膜は、例えばアルミニウム膜である。
【0035】
なお、ソース配線SWおよびゲート配線GWは、孔CH1内または孔CH2内を埋め込むプラグ層と、層間絶縁膜IL上に形成された上記バリアメタル膜および上記導電性膜とから構成されていてもよい。その場合、上記プラグ層は、窒化チタン膜のようなバリアメタル膜と、タングステン膜のような導電性膜とからなる。
【0036】
<本願発明者らによる検討事項と、実施の形態1の主な特徴>
以下に
図7~
図10を用いて、まず、本願発明者らが検討を行った検討例の半導体装置と、その問題点とについて説明し、その後、実施の形態1の主な特徴について説明する。検討例の半導体装置は、コラム領域PCが設けられていない点を除いて、実施の形態1の半導体装置100と同様である。
【0037】
図7~
図9に示されるように、検討例では、ターンオフ時に、セル領域CRから外周領域ORに渡って、全体的に空乏層10が広がる。このため、半導体装置100の耐圧が維持される。しかしながら、空乏層10は、フィールドプレート電極FP1、FP2の周囲に広がるので、フィールドプレート電極FP1、FP2から離れた箇所では、部分的な空乏化が起こるが、完全な空乏化が難しくなる。
図7~
図9では、完全に空乏化されている箇所を完全空乏化領域10Aとし、部分的に空乏化されている箇所を部分空乏化領域10Bとして示している。
【0038】
十分な空乏化を行うために、例えばトレンチTR2を各トレンチTR1の端部に近づけて、トレンチTR1とトレンチTR2との間の距離を狭くすることも考えられる。しかし、その場合、例えば上記距離を0.25μm以下のような狭い距離に設定すると、露光処理の解像不良が発生し易くなり、トレンチTR1とトレンチTR2とが繋がってしまう恐れがある。
【0039】
図9および
図10を比較して分かるように、実施の形態1では、空乏層10の広がりが十分でない箇所(部分空乏化領域10B)に、p型のコラム領域PCが設けられている。例えば、
図3および
図5に示されるように、あるコラム領域PCは、外周領域ORのドリフト領域NVにおいて、複数のトレンチTR1のうちの互いに隣り合う2つのトレンチTRの間の箇所とトレンチTR2とによってY方向において挟まれた箇所に形成されている。そして、このコラム領域PCは、Y方向においてトレンチTR2から離れた位置に形成されている。
【0040】
コラム領域PCは、ボディ領域PBを介してソース配線SWに電気的に接続されているので、コラム領域PCにもソース電位が供給される。そして、コラム領域PCは、ボディ領域PBよりも深い位置まで形成されている。このコラム領域PCによって、部分的な空乏化がされていた箇所を、完全に空乏化させることができる。従って、半導体装置100の外周領域ORにおける耐圧を向上させることができるので、半導体装置100の信頼性を向上させることができる。
【0041】
また、コラム領域PCは、パワーMOSFETが構成されるセル領域CRではなく、トレンチTR1の端部よりもトレンチTR2に近い外周領域ORに形成されている。このため、コラム領域PCによってオン抵抗の上昇が起こることもない。
【0042】
また、
図7に示されるように、X方向に延在するトレンチTR2とY方向に延在するトレンチTR2とが交差するコーナー部付近にも、部分的な空乏化になり易い箇所が存在する。このような箇所にもコラム領域PCを設けることが好ましい。すなわち、コラム領域PCは、複数のトレンチTR1のうちY方向に延在しているトレンチTR2に最も近いトレンチTR1と、Y方向に延在しているトレンチTR2との間の箇所、および、X方向に延在しているトレンチTR2によって、Y方向において挟まれた箇所に位置する外周領域ORのドリフト領域NVにも形成されている。そして、このコラム領域PCは、X方向およびY方向のそれぞれにおいて、トレンチTR2から離れた位置に形成されている。これにより、半導体装置100の外周領域ORにおける耐圧を向上させることができる。
【0043】
なお、トレンチTR2に沿って、コラム領域PCを外周領域OR全体に形成することも考えられる。しかし、その場合、元々空乏化され易い箇所にもコラム領域PCを形成することになる。そうすると、その箇所では、低い電圧で空乏層が広がりきり、更に電圧を高くすると電界集中によってブレイクダウンが発生する恐れがある。それ故、実施の形態1のように、互いに分離された各コラム領域PCが、外周領域ORに局所的に設けられていることが好ましい。
【0044】
<半導体装置の製造方法>
以下に
図11~
図20を用いて、半導体装置100の製造方法について説明する。以下の説明では、主に
図3のA-A線に沿った断面図を用いるが、必要に応じて
図3のB-B線に沿った断面図も用いる。
【0045】
まず、
図11および
図12に示されるように、n型のドリフト領域NVを有する半導体基板SUBを用意する。ドリフト領域NVは、n型のシリコンからなる半導体基板SUB自体であってもよいし、n型のシリコン基板上に、エピタキシャル成長法によって燐(P)を導入しながら成長させた半導体層であってもよい。
【0046】
次に、セル領域CRのドリフト領域NV中に、複数のトレンチTR1を形成すると共に、外周領域ORのドリフト領域NVに、トレンチTR2を形成する。トレンチTR1、TR2を形成するためには、まず、半導体基板SUB上に、例えばCVD法によって、例えば酸化シリコン膜を形成する。次に、上記酸化シリコン膜上に、フォトリソグラフィ法によって、開口部を有するレジストパターンを形成する。次に、上記レジストパターンをマスクとして上記開口部から露出している上記酸化シリコン膜およびドリフト領域NVに対してドライエッチング処理を行うことで、ドリフト領域NV中にトレンチTR1、TR2を形成する。その後、アッシング処理によって上記レジストパターンを除去し、例えばフッ酸を用いたウェットエッチング処理によって上記酸化シリコン膜を除去する。
【0047】
次に、
図13に示されるように、複数のトレンチTR1の内部に、例えば熱酸化法によって、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜IF1を形成する。次に、複数のトレンチTR1の内部を埋め込むように、絶縁膜IF1上に、例えばCVD法によって、例えばn型の多結晶シリコン膜からなる導電性膜CFを形成する。なお、外周領域ORのトレンチTR2の内部にも、同じ工程によって、絶縁膜IF1および導電性膜CFが形成される。
【0048】
次に、
図14および
図15に示されるように、例えばドライエッチング処理およびウェットエッチング処理によって、複数のトレンチTR1およびトレンチTR2の外部に形成されていた導電性膜CFおよび絶縁膜IF1を順次除去する。このようにして、トレンチTR2の内部に、絶縁膜IF2を介してフィールドプレート電極FP2を形成すると共に、複数のトレンチTR1の内部に、それぞれ絶縁膜IF1を介して複数のフィールドプレート電極FP1を形成する。なお、ここでは構成の区別を判り易くするために、トレンチTR2の内部に残された絶縁膜IF1を、絶縁膜IF2として説明する。
【0049】
次に、外周領域ORを覆い、セル領域CRを開口するレジストパターンを形成し、上記レジストパターンをマスクとして例えばドライエッチング処理およびウェットエッチング処理を行う。これにより、
図15に示されるように、複数のトレンチTR1の内部において、絶縁膜IF1および複数のフィールドプレート電極FP1を選択的に後退させる。
【0050】
次に、
図16に示されるように、複数のトレンチTR1の内部に、例えば熱酸化法によって、例えば酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜GFを形成する。次に、複数のトレンチTR1の内部を埋め込むように、ゲート絶縁膜GF上に、例えばCVD法によって、例えばn型の多結晶シリコン膜を形成する。次に、例えばドライエッチング処理によって、複数のトレンチTR1の外部に形成されていた上記多結晶シリコン膜を除去する。
【0051】
これにより、複数のトレンチTR1の内部に、それぞれゲート絶縁膜GFを介して複数のゲート電極GEを形成する。ゲート絶縁膜GFおよびゲート電極GEは、絶縁膜IF1およびフィールドプレート電極FP1の上方に形成される。その後、トレンチTR1の外部に形成されているゲート絶縁膜GFを、ウェットエッチング処理などによって除去してもよい。
【0052】
次に、
図17および
図18に示されるように、セル領域CRおよび外周領域ORのドリフト領域NVに、フォトリソグラフィ法およびイオン注入法によって、例えばホウ素(B)を導入することで、p型のボディ領域PBを形成する。次に、セル領域CRのボディ領域PBに、フォトリソグラフィ法およびイオン注入法によって、例えば砒素(As)を導入することで、n型のソース領域NSを形成する。次に、外周領域ORのドリフト領域NVに、フォトリソグラフィ法およびイオン注入法によって、例えば砒素(As)を導入することで、p型のコラム領域PCを形成する。
【0053】
なお、
図18に示されるように、コラム領域PCは、ボディ領域PBよりも深い位置まで形成される。また、コラム領域PCの不純物濃度は、ボディ領域PBの不純物濃度と同じであってもよいし、ボディ領域PBの不純物濃度よりも高くてもよい。また、
図3および
図5に示されるように、コラム領域PCは、複数のトレンチTR1の各々の間の箇所、および、トレンチTR2によって、Y方向において挟まれた箇所に位置する外周領域ORのドリフト領域NVに形成される。
【0054】
次に、
図19に示されるように、複数のゲート電極GEおよびフィールドプレート電極FP2を覆うように、半導体基板SUB上に、例えばCVD法によって、例えば酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜ILを形成する。
【0055】
次に、
図20に示されるように、フォトリソグラフィ法およびドライエッチング処理によって、セル領域CRの層間絶縁膜ILおよびソース領域NSを貫通する孔CH1を形成する。なお、孔CH1を形成する工程で、外周領域ORの層間絶縁膜ILに、孔CH2も形成される。孔CH1の底部は、ボディ領域PB内に位置している。次に、孔CH1の底部におけるボディ領域PBに、フォトリソグラフィ法およびイオン注入法によって、例えばホウ素(B)を導入することで、p型の高濃度領域PRを形成する。
【0056】
次に、
図21に示されるように、層間絶縁膜IL上にソース配線SWを形成する。まず、孔CH1内を埋め込むように、層間絶縁膜IL上に、スパッタリング法またはCVD法によって、例えば窒化チタン膜からなるバリアメタル膜と、例えばアルミニウム膜からなる導電性膜との積層膜を形成する。次に、上記積層膜をパターニングすることで、ソース配線SWを形成する。ここでは図示はしないが、ソース配線SWを形成する工程と同じ工程によって、孔CH2内を埋め込むように、層間絶縁膜IL上に、ゲート配線GWも形成される。次に、ソース配線SW上およびゲート配線GW上に、例えば塗布法によって、例えばポリイミド膜からなる保護膜を形成する。その後、図示はしないが、上記保護膜の一部を開口し、ソース配線SW上およびゲート配線GW上に、ソースパッドおよびゲートパッドとなる領域を露出させる。
【0057】
その後、以下の工程を経て、半導体装置100が製造される。まず、必要に応じて半導体基板SUBの裏面を研磨する。次に、半導体基板SUBの裏面に、イオン注入法によって、例えば砒素(As)などを導入することで、n型のドレイン領域NDを形成する。次に、ドレイン領域ND上に、スパッタリング法によって、ドレイン電極DEを形成する。以上により、
図3~
図5に示される構造を得る。
【0058】
(実施の形態2)
以下に
図22を用いて、実施の形態2における半導体装置100について説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1との相違点について主に説明し、実施の形態1と重複する点については説明を省略する。
【0059】
実施の形態1では、空乏層10の広がりが十分でない箇所に、p型のコラム領域PCが設けられていたが、実施の形態2では、コラム領域PCが設けられていない。代わりに、実施の形態2では、
図22に示されるように、X方向に延在するトレンチTR2は、複数の突出部20を有している。複数の突出部20は、それぞれ複数のトレンチTR1の各々の間の箇所へ向かって、Y方向に突出している。
【0060】
突出部20の内部にも、ソース配線SWに電気的に接続されたフィールドプレート電極FP2が形成されている。従って、この突出部20によって、部分的な空乏化がされていた箇所を、完全に空乏化させることができる。実施の形態2においても、半導体装置100の外周領域ORにおける耐圧を向上させることができるので、半導体装置100の信頼性を向上させることができる。
【0061】
また、実施の形態2でも、X方向に延在するトレンチTR2とY方向に延在するトレンチTR2とが交差するコーナー部にも、部分的な空乏化になり易い箇所が存在する。このような箇所にも突出部20を設けることが好ましい。すなわち、複数の突出部20のうち1つは、複数のトレンチTR1のうちY方向に延在しているトレンチTR2に最も近いトレンチTR1と、Y方向に延在しているトレンチTR2との間の箇所へ向かって、Y方向に突出している。
【0062】
また、X方向における複数の突出部20の各々の幅は、複数のトレンチTRの各々の間の箇所へ向かうに連れて狭くなっている。突出部20がこのような形状に加工されていることで、トレンチTR1およびトレンチTR2の形成時に、トレンチTR1とトレンチTR2とが繋がる恐れを抑制しながら、トレンチTR2をトレンチR1に近づけ易くなる。
【0063】
なお、実施の形態2の製造方法は、実施の形態1の製造方法とほぼ同じである。突出部20は、トレンチTR2を形成する際のマスクを、他のレイアウト形状のマスクへ変更するだけで形成することができる。従って、実施の形態1のコラム領域PCを形成する必要が無いので、製造工程の簡略化を図ることができる。
【0064】
(変形例1)
以下に
図23を用いて、実施の形態2の変形例1について説明する。
【0065】
実施の形態2では、突出部20が次第に狭くなる形状であった。変形例1では、
図23に示されるように、突出部20だけでなく、トレンチTR1の端部30も次第に狭くなる形状になっている。すなわち、X方向における複数のトレンチTR1の各々の端部30の幅は、トレンチTR2へ向かうに連れて狭くなっている。そして、複数の突出部20と、複数のトレンチTR1の各々の端部30とが、交互に隣接している。
【0066】
端部30がこのような形状に加工されていることで、実施の形態2よりも更に、トレンチTR2をトレンチR1に近づけ易くなる。従って、半導体装置100の外周領域ORにおける耐圧を更に向上させることができる。
【0067】
(変形例2)
以下に
図24を用いて、実施の形態1の変形例2について説明する。
【0068】
実施の形態1では、複数のトレンチTR1が、それぞれY方向に延在し、ストライプ形状になっていた。変形例2では、複数のトレンチTR1にX方向に延在する箇所が存在し、複数のトレンチTR1が、互いに接続され、メッシュ状になっている。変形例2においても、半導体装置100の外周領域ORにおける耐圧を向上させることができる。
【0069】
なお、変形例2に開示されたメッシュ状の複数のトレンチTR1を、実施の形態2または変形例1に適用することもできる。
【0070】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【符号の説明】
【0071】
10 空乏層
10A 完全空乏化領域
10B 部分空乏化領域
20 突出部
30 端部
100 半導体装置
CF 導電性膜
CH 孔
CR セル領域
DE ドレイン電極
FP1、FP2 電極(フィールドプレート電極)
GE ゲート電極
GF ゲート絶縁膜
GW ゲート配線
IF1、IF2 絶縁膜
IL 層間絶縁膜
ND ドレイン領域
NS ソース領域
NV ドリフト領域
OR 外周領域
PB ボディ領域
PC コラム領域
PR 高濃度領域
SUB 半導体基板
SW ソース配線
TR1、TR2 トレンチ