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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023083642
(43)【公開日】2023-06-16
(54)【発明の名称】配管類支持金具
(51)【国際特許分類】
   F16L 3/10 20060101AFI20230609BHJP
   H02G 3/32 20060101ALI20230609BHJP
【FI】
F16L3/10 A
H02G3/32
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021197449
(22)【出願日】2021-12-06
(71)【出願人】
【識別番号】000136686
【氏名又は名称】合同会社ブレスト工業研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100126561
【弁理士】
【氏名又は名称】原嶋 成時郎
(74)【代理人】
【識別番号】100141678
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】大森 圭悟
(72)【発明者】
【氏名】吉田 聡
【テーマコード(参考)】
3H023
5G363
【Fターム(参考)】
3H023AA04
3H023AC05
3H023AC23
3H023AD08
3H023AD26
3H023AD32
3H023AD33
3H023AE02
5G363AA16
5G363BA01
5G363BA07
5G363DA15
(57)【要約】
【課題】2つの支持板を連結ボルトで連結したままでも、チャンネルベースに配設可能な配管類支持金具を提供する。
【解決手段】 連結ボルト4で第1の支持板2と第2の支持板3を連結し、第1の支持板2の第1のリップ挿入部21aにチャンネルベースのリップ部を挿入した状態で、第2の支持板3の第2のリップ挿入部31aにリップ部を挿入できるように、第2の支持板3が配管類およびチャンネルベースと干渉するのを回避する回避部3bが、第2の支持板3の少なくとも一方の側縁部の第2のリップ挿入部31aから第2のフランジ部32側に設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面が略コ字状で両端縁から互いに対向するリップ部が形成された長尺状のチャンネルベースの開口側に、電線管を含む配管類が配置された状態で、前記配管類を支持するための配管類支持金具であって、
略短冊状の板材の一端部側の両側縁に前記チャンネルベースのリップ部を挿入するための切り欠き状の第1のリップ挿入部が形成され、他端部側が円弧状に曲げられて先端に外側に突出する第1のフランジ部が形成された第1の支持板と、
略短冊状の板材の一端部側の両側縁に前記チャンネルベースのリップ部を挿入するための切り欠き状の第2のリップ挿入部が形成され、他端部側の先端に外側に突出する第2のフランジ部が形成された第2の支持板と、
前記第1のフランジ部に形成されたボルト挿入孔に挿入され、前記第2のフランジ部に設けられた雌ネジ部に螺合する連結ボルトと、
を備え、前記連結ボルトで前記第1の支持板と前記第2の支持板を連結し、前記第1の支持板の第1のリップ挿入部に前記チャンネルベースのリップ部を挿入した状態で、前記第2の支持板の第2のリップ挿入部に前記チャンネルベースのリップ部を挿入できるように、前記第2の支持板が前記配管類もしくは前記チャンネルベースと干渉するのを回避する回避部が、前記第2の支持板の少なくとも一方の側縁部の前記第2のリップ挿入部から前記第2のフランジ部側に設けられている、
ことを特徴とする配管類支持金具。
【請求項2】
前記第1の支持板の第1のリップ挿入部および前記第2の支持板の第2のリップ挿入部に前記リップ部を挿入させた状態で、前記チャンネルベースの長手方向に略垂直で前記開口の略上方に延びる基準面に対して、斜めに前記第1のフランジ部および前記第2のフランジ部の面が位置するように、前記第1のフランジ部および前記第2のフランジ部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の配管類支持金具。
【請求項3】
前記第2の支持板は、前記略短冊状の板材が曲げられて、前記第2のリップ挿入部が形成された略平板状の第2の平板部と、略平板状の前記第2のフランジ部とで構成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の配管類支持金具。
【請求項4】
前記第2の支持板が前記配管類および前記チャンネルベースと干渉しないで、前記第2の支持板の第2のリップ挿入部に前記チャンネルベースのリップ部を挿入できるように、前記第2の支持板の第2のリップ挿入部側の先端縁が外側に突出する略円弧状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配管類支持金具。
【請求項5】
前記回避部は、前記第2のフランジ部をまたがる切り欠き状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の配管類支持金具。
【請求項6】
前記回避部は、前記第2のリップ挿入部の前記第2のフランジ部側に重なり、前記第2のリップ挿入部よりも前記第2の支持板の中心側に食い込む切り欠き状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の配管類支持金具。
【請求項7】
前記回避部は、前記第2の支持板の側縁部の一部が反前記第1の支持板側に折り曲げられて形成されている、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の配管類支持金具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配管類を支持・保持するための配管類支持金具に関する。
【背景技術】
【0002】
電線管(PF管等)やケーブルなどの配管類・長尺体を床や壁などに配設する場合、従来から、チャンネルベースと配管類支持金具が使用される場合がある(非特許文献1参照。)。チャンネルベースは、断面が略コ字状で両端縁から互いに対向するリップ部が形成された長尺体である。
【0003】
一方、配管類支持金具は、略同形状の2つの支持板を備える。すなわち、支持板は、略短冊状の板材の一方の端部の両側縁に、チャンネルベースのリップ部を挿入するためのリップ挿入部が形成され、他方の端部は円弧状に曲げられて先端にフランジ部が形成されている。このフランジ部は、後述するようにして2つの支持板で配管類を挟持した際に、配管類の略垂直上方に位置するように形成されている。また、一方の支持板のフランジ部には、連結ボルトを挿入するためのボルト挿入孔が形成され、他方の支持板のフランジ部には、連結ボルトが螺合するネジ孔が形成されている。
【0004】
そして、チャンネルベースに略直交するように、配管類をチャンネルベースの開口側に配置し、配管類を挟むように、配管類支持金具の2つの支持板をチャンネルベースに配設する。すなわち、支持板を斜めにして一方の端部側をチャンネルベースの開口に挿入してから、支持板をチャンネルベースの長手方向に略直交するように配置することで、両リップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入させる。次に、一方の支持板のボルト挿入孔に連結ボルトを挿入して、連結ボルトを他方の支持板のネジ孔に締め付ける。これにより、2つの支持板がチャンネルベースに連結した状態で、2つの支持板で配管類を挟持、支持するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【非特許文献1】「マルイ電機設備パーツ 総合カタログ 2020 No.2」丸井産業株式会社発行、p.212
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、配管類支持金具の2つの支持板をバラバラにして工事現場まで搬送したりすると、支持板や連結ボルトを紛失したりするおそれがあるため、連結ボルトで2つの支持板を連結した状態で、配管類支持金具を工事現場まで搬送したりしている。しかしながら、上記のように、配管類支持金具をチャンネルベースに配設する際には、支持板を斜めにして一方の端部側をチャンネルベースの開口に挿入して、リップ挿入部にリップ部を挿入させなければならず、2つの支持板を連結したままでは、支持板が配管類またはチャンネルベースに干渉して行うことができない。
【0007】
このため、連結ボルトを外して2つの支持板をバラバラにし、2つの支持板をそれぞれチャンネルベースに配置して、再度、2つの支持板を連結ボルトで連結しなければならず、手間と時間を要していた。特に、多数の配管類支持金具を取り付ける場合には、多大な手間と時間を要するばかりでなく、作業者への負担も大きかった。
【0008】
そこで本発明は、2つの支持板を連結ボルトで連結したままでも、チャンネルベースに配設可能な配管類支持金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、断面が略コ字状で両端縁から互いに対向するリップ部が形成された長尺状のチャンネルベースの開口側に、電線管を含む配管類が配置された状態で、前記配管類を支持するための配管類支持金具であって、略短冊状の板材の一端部側の両側縁に前記チャンネルベースのリップ部を挿入するための切り欠き状の第1のリップ挿入部が形成され、他端部側が円弧状に曲げられて先端に外側に突出する第1のフランジ部が形成された第1の支持板と、略短冊状の板材の一端部側の両側縁に前記チャンネルベースのリップ部を挿入するための切り欠き状の第2のリップ挿入部が形成され、他端部側の先端に外側に突出する第2のフランジ部が形成された第2の支持板と、前記第1のフランジ部に形成されたボルト挿入孔に挿入され、前記第2のフランジ部に設けられた雌ネジ部に螺合する連結ボルトと、を備え、前記連結ボルトで前記第1の支持板と前記第2の支持板を連結し、前記第1の支持板の第1のリップ挿入部に前記チャンネルベースのリップ部を挿入した状態で、前記第2の支持板の第2のリップ挿入部に前記チャンネルベースのリップ部を挿入できるように、前記第2の支持板が前記配管類もしくは前記チャンネルベースと干渉するのを回避する回避部が、前記第2の支持板の少なくとも一方の側縁部の前記第2のリップ挿入部から前記第2のフランジ部側に設けられている、ことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配管類支持金具において、前記第1の支持板の第1のリップ挿入部および前記第2の支持板の第2のリップ挿入部に前記リップ部を挿入させた状態で、前記チャンネルベースの長手方向に略垂直で前記開口の略上方に延びる基準面に対して、斜めに前記第1のフランジ部および前記第2のフランジ部の面が位置するように、前記第1のフランジ部および前記第2のフランジ部が形成されている、ことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の配管類支持金具において、前記第2の支持板は、前記略短冊状の板材が曲げられて、前記第2のリップ挿入部が形成された略平板状の第2の平板部と、略平板状の前記第2のフランジ部とで構成されている、ことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3に記載の配管類支持金具において、前記第2の支持板が前記配管類および前記チャンネルベースと干渉しないで、前記第2の支持板の第2のリップ挿入部に前記チャンネルベースのリップ部を挿入できるように、前記第2の支持板の第2のリップ挿入部側の先端縁が外側に突出する略円弧状に形成されている、ことを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4に記載の配管類支持金具において、前記回避部は、前記第2のフランジ部をまたがる切り欠き状に形成されている、ことを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1から4に記載の配管類支持金具において、前記回避部は、前記第2のリップ挿入部の前記第2のフランジ部側に重なり、前記第2のリップ挿入部よりも前記第2の支持板の中心側に食い込む切り欠き状に形成されている、ことを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項1から4に記載の配管類支持金具において、前記回避部は、前記第2の支持板の側縁部の一部が反前記第1の支持板側に折り曲げられて形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の発明によれば、配管類やチャンネルベースとの干渉を回避する回避部が第2の支持板の側縁部に設けられているため、2つの支持板を連結ボルトで連結したままでも、配管類支持金具をチャンネルベースに配設することが可能となる。すなわち、2つの支持板を連結ボルトで連結し、第1の支持板の第1のリップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入した状態で、配管類やチャンネルベースとの干渉を回避部で回避させながら、第2の支持板の第2のリップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入することで、2つの支持板を連結ボルトで連結したままでも、配管類支持金具をチャンネルベースに配設することが可能となる。
【0017】
これにより、従来のように、連結ボルトを外して2つの支持板をバラバラにする必要がなくなり、配管類支持金具の配設に要する手間と時間を削減することが可能となる。特に、多数の配管類支持金具を取り付ける場合には、手間と時間を著しく削減できるばかりでなく、作業者への負担も著しく軽減することが可能となる。また、2つの支持板をバラバラにする必要がないため、支持板や連結ボルトを紛失するおそれもなくなる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、チャンネルベースの長手方向に略垂直で開口の略上方に延びる基準面に対して、第1のフランジ部および第2のフランジ部の面が斜めに位置するように両フランジ部が形成されている。つまり、連結ボルトがチャンネルベースに対して斜めに延びるように配設され、第2の支持板がチャンネルベース側(配管類の下部側)に位置するため、第2の支持板の第2のリップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入しやすくなる。その結果、配管類支持金具を容易かつ迅速にチャンネルベースに配設することが可能となる。
【0019】
しかも、連結ボルトがチャンネルベースに対して斜めに延びるため、チャンネルベースに配管類を複数密に並べて配設する場合(隣接する配管類支持金具間の距離が短い場合)でも、電動ドライバーなどを使って連結ボルトを締め付けることが可能となる。換言すると、隣接する間隔を狭めて複数の配管類を配設することが可能となる。
【0020】
請求項3に記載の発明によれば、第2の支持板が略平板状の第2の平板部と第2のフランジ部とで構成されているだけであるため、構成が簡易で、金型費用を含む製造コストを低減することが可能となる。
【0021】
請求項4に記載の発明によれば、第2の支持板の第2のリップ挿入部側の先端縁が略円弧状に形成されているため、第2の支持板が配管類やチャンネルベースとより干渉せず、第2の支持板の第2のリップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入しやすくなる。その結果、配管類支持金具を容易かつ迅速にチャンネルベースに配設することが可能となる。
【0022】
請求項5に記載の発明によれば、第2のフランジ部をまたがる切り欠き状に回避部が形成されている。つまり、第2のリップ挿入部の反対側に回避部が形成されているため、回避部を配管類側に押し込んでチャンネルベースなどとの干渉を回避することで、第2のリップ挿入部にリップ部を挿入することが可能となる。
【0023】
請求項6に記載の発明によれば、第2のリップ挿入部の第2のフランジ部側に重なり、第2のリップ挿入部よりも第2の支持板の中心側に食い込む切り欠き状に、回避部が形成されている。このため、リップ部を回避部まで差し入れてチャンネルベースなどとの干渉を回避することで、第2のリップ挿入部にリップ部を挿入することが可能となる。
【0024】
請求項7に記載の発明によれば、第2の支持板の側縁部の一部が折り曲げられて、回避部が形成されている。つまり、回避部が切り欠き状ではなく折り曲げられて形成されているため、第2の支持板の強度、剛性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】この発明の実施の形態1に係る配管類支持金具を示す第1の斜視図(a)と第2の斜視図(b)である。
図2図1の配管類支持金具で電線管を支持した状態を示す斜視図である。
図3図1の配管類支持金具の第1の支持板を示す正面図(a)と、展開図(b)と、(a)のX-X断面図(c)と、(a)のY-Y断面図(d)と、(d)のA方向から見た図(e)と、(e)のZ-Z断面図(f)である。
図4図1の配管類支持金具の第2の支持板を示す正面図(a)と、展開図(b)と、(a)のX-X断面図(c)と、(a)のY-Y断面図(d)と、(d)のA方向から見た図(e)と、(e)のZ-Z断面図(f)である。
図5図1の配管類支持金具で電線管を支持する工程を示す図であり、第1の支持板の第1のリップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入した状態を示す斜視図である。
図6図5に続いて、第2の支持板の第2のリップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入する前の状態を示す斜視図である。
図7図6に続いて、第2の支持板の回避部で電線管との干渉を回避している状態を示す斜視図である。
図8図7に続いて、第2の支持板の第2のリップ挿入部にチャンネルベースのリップ部を挿入した状態を示す斜視図である。
図9図8に続いて、連結ボルトを締め付けた状態を示す斜視図である。
図10】チャンネルベースに複数配設された電線管を配管類支持金具で支持する際に、電動ドライバーで連結ボルトを締め付けている状態を示す斜視図である。
図11】この発明の実施の形態1に係る配管類支持金具の第2の支持板の他の形状例を示す正面図である。
図12】この発明の実施の形態2に係る配管類支持金具の第2の支持板の第1の形状例を示す正面図(a)と、第2の形状例を示す正面図(b)である。
図13】この発明の実施の形態3に係る配管類支持金具の第2の支持板を示す正面図(a)と、回避部が形成されていない場合の第2の支持板を示す正面図(b)である。
図14】この発明の実施の形態4に係る配管類支持金具の第2の支持板を示す正面図(a)と、(a)のY-Y断面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態に係る配管類支持金具1を示す第1の斜視図(a)と第2の斜視図(b)であり、図2は、配管類支持金具1で電線管Lを支持した状態を示す斜視図である。この配管類支持金具1は、チャンネルベースCに配置された配管類を支持・保持するための金具であり、この実施の形態では、配管類が電線管Lの場合について主として説明するが、配管類がケーブルや配管・パイプなどであってもよい。
【0028】
ここで、チャンネルベースCは、断面形状が略コ字状で、両端縁から互いに対向するリップ部C3が形成された長尺体である。すなわち、帯状のチャンネル底辺部C1の両側縁から略垂直に延びるチャンネル側部C2が設けられ、さらに、両チャンネル側部C2の反チャンネル底辺部C1側の端縁から、チャンネル底辺部C1に対して略平行に延び互いに対向する短辺状のリップ部C3が設けられている。このようなチャンネルベースCの開口側つまりリップ部C3側に配置された電線管Lを、配管類支持金具1で支持するものである。
【0029】
配管類支持金具1は、形状が異なる非対称の第1の支持板2および第2の支持板3と、これらを連結する連結ボルト4と、を備える。
【0030】
第1の支持板2は、略短冊状の板材の一端部側の両側縁に第1のリップ挿入部21aが形成され、他端部側が円弧状に曲げられて先端に外側に突出する第1のフランジ部23が形成された部材である。具体的には、図3に示すように、一端側から順に、略平板状の第1の平板部21と、この第1の平板部21に連接し略円弧状に曲げられた円弧部22と、この円弧部22に連接し外側に突出する略平板状の第1のフランジ部23と、を備える。また、第1の支持板2の厚みや幅は、電線管Lを強固に支持・保持するのに要する所定の強度が得られるように、設定されている。
【0031】
第1の平板部21の一端部側(反円弧部22側)の先端縁21bは、第1の平板部21の長手方向に対して略垂直に延び、その両側の角部が円弧部22側に向かって斜めに延び、チャンネルベースCのリップ部C3の挿入をしやすいようになっている。また、第1の平板部21の一端部側の両側縁に、リップ部C3を挿入するための第1のリップ挿入部21aが形成され、第1のリップ挿入部21aと先端縁21bとの間の部位が、リップ部C3と係止する係止部21cとなっている。
【0032】
第1のリップ挿入部21aは、第1の平板部21の幅中心側に食い込む略コ字状の切り欠きで、先端縁21b側の開口辺(コ字の底辺)が円弧部22側・外側に向かって緩やかに斜めに延び、これにより、係止部21cがリップ部C3に強固に係止するようになっている。一方、円弧部22側の開口辺(コ字の上辺)が円弧部22側に向かって大きく(この実施の形態では45°で)斜めに延び、これにより、リップ部C3の挿入をしやすいようになっている。
【0033】
ここで、この実施の形態では、係止部21cを除く第1の支持板2の両側縁が外側に曲げられて反し部2aが形成され、ケーブルなどの配管類を支持する場合に、配管類が損傷しないようになっている。また、第1のリップ挿入部21a間の中央部には、外側に突出して強度を高める補強部21dが形成されている。
【0034】
円弧部22は、その内面が電線管Lの外周面に接するように形成され、その円弧長は、基準面Sに対して第1のフランジ部23の面が斜めに位置するように設定されている。すなわち、チャンネルベースCの長手方向に略垂直で開口(リップ部C3)の略上方に延びる面を基準面Sとする。そして、後述するように、第1のリップ挿入部21aにリップ部C3を挿入して、第1の平板部21がチャンネルベースCに対して略垂直に延びた状態で、基準面S(第1の平板部21)に対して第1のフランジ部23の面が、この実施の形態では略60°に位置するように、円弧部22の円弧長が設定され、第1のフランジ部23が形成されている。
【0035】
ここで、第1のフランジ部23の面を略60°に設定しているのは、略60°に設定することで、後述する第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を最も挿入しやすくなることを、本願発明者が確認したためである。後述する第2のフランジ部32についても同様である。
【0036】
また、第1のフランジ部23の中央部には、連結ボルト4を挿入するためのボルト挿入孔23aが形成されている。このボルト挿入孔23aは、バーリング加工されて円筒状に形成され、その内径は、連結ボルト4の呼び径に対して日本産業規格で規定されている標準的な穴径よりも大きく設定されている。例えば、連結ボルト4の呼び径が6mmの場合、日本産業規格ではボルト穴径が、1級では6.4mm、2級では6.6mm、3級では7mmなどと規定されているが、ボルト挿入孔23aの内径が8mmに設定されている。このように、ボルト挿入孔23aを標準的なボルト穴径よりも大径にすることで、連結ボルト4つまり第2の支持板3の可動範囲が大きくなり、後述する第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入しやすくなるものである。
【0037】
第2の支持板3は、略短冊状の板材の一端部側の両側縁に第2のリップ挿入部31aが形成され、他端部側の先端に外側に突出する第2のフランジ部32が形成された部材である。具体的には、図4に示すように、略短冊状の板材が曲げられて、一端側から順に、略平板状の第2の平板部31と、この第2の平板部31に連接する略平板状の第2のフランジ部32と、を備える。また、第2の支持板3の厚みや幅は、後述する回避部3bが形成されていても、電線管Lを強固に支持・保持するのに要する所定の強度が得られるように、設定されている。
【0038】
第2の平板部31の一端部側(反第2のフランジ部32側)の先端縁31bは、上記の第1の平板部21の先端縁21bと同等の形状となっている。また、第2の平板部31の一端部側の両側縁に、チャンネルベースCのリップ部C3を挿入するための切り欠き状の第2のリップ挿入部31aが形成され、第2のリップ挿入部31aと先端縁31bとの間の部位が、リップ部C3と係止する係止部31cとなっている。この第2のリップ挿入部31aは、上記の第1のリップ挿入部21aと同等の形状となっている。
【0039】
ここで、この実施の形態では、第1の支持板2と同様に、係止部31cを除く第2の支持板3の両側縁が外側に曲げられて反し部3aが形成されている。また、第2のリップ挿入部31a間の中央部には、外側に突出して強度を高める補強部31dが形成されている。
【0040】
第2のフランジ部32は、その面が上記の基準面Sに対して斜めに位置するように形成されている。すなわち、後述するように、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入して、第2の平板部31がチャンネルベースCに対して略垂直に延びた状態で、基準面S(第2の平板部31)に対して第2のフランジ部32の面が、この実施の形態では略60°に位置するように、第2のフランジ部32が形成されている。
【0041】
また、第2のフランジ部32の中央部には、連結ボルト4が螺合するネジ孔(雌ネジ部)32aが形成されている。このネジ孔32aは、バーリング加工されて円筒状に形成され、その内周面に雌ネジが形成されている。このように、この実施の形態では、雌ネジ部としてネジ孔32aが形成されているが、第2のフランジ部32にボルト挿入孔を形成して雌ネジ部としてのナットを備えるようにしてもよい。
【0042】
さらに、第2の支持板3の一方の側縁部の第2のリップ挿入部31aから第2のフランジ部32側に、回避部3bが設けられている。この回避部3bは、連結ボルト4で第1の支持板2と第2の支持板3が連結され、第1の支持板2の第1のリップ挿入部21aにチャンネルベースCのリップ部C3が挿入された状態で、第2の支持板3の第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入できるように、第2の支持板3が電線管LおよびチャンネルベースCと干渉するのを回避するための形状部である。
【0043】
この実施の形態では、回避部3bは、第2のリップ挿入部31aから第2のフランジ部32にかけて、第2のフランジ部32をまたがる切り欠き状に形成されている。すなわち、第2のリップ挿入部31aの第2のフランジ部32側を欠いて第2のフランジ部32の一部を(自由端側を残して)欠くように、形成されている。また、この回避部3bは、第2のリップ挿入部31aよりも第2の支持板3の幅中心側に食い込まないように形成されている。そして、後述するように、回避部3bを電線管Lに押し込む・押し当てることで、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入できるものである。換言すると、このような挿入ができるように、回避部3bが形成されている。
【0044】
連結ボルト4は、ボルト挿入孔23aに挿入されてネジ孔32aに螺合されることで、第1の支持板2と第2の支持板3を連結するボルトであり、その長さは、標準的な長さよりも長く設定されている。例えば、締付後にボルトのネジ山がナットなどから3山~5山程度出ることが標準的であるとすると、後述するようにして連結ボルト4をネジ孔32aに締め付けた際に、標準の倍以上のネジ山がネジ孔32aからでるように設定されている。このように、連結ボルト4の長さを標準より長くすることで、第2の支持板3の可動範囲が大きくなり、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入しやすくなるものである。換言すると、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入しやすくなるように、連結ボルト4の長さが標準より長く設定されている。
【0045】
次に、このような構成の配管類支持金具1で電線管Lを支持・保持する方法などについて説明する。前提として、第1の支持板2と第2の支持板3が連結ボルト4で連結され、連結ボルト4の自由端側に第2の支持板3が配置されている。
【0046】
まず、図5に示すように、チャンネルベースCのリップ部C3側に電線管LがチャンネルベースCに略直交するように配置された状態で、第1の支持板2の第1のリップ挿入部21aに両リップ部C3を挿入し、円弧部22を電線管Lの外周面に沿わせる。次に、図6に示すように、第2の支持板3の第2のリップ挿入部31aにリップ部C3が挿入するように、第2の支持板3を持って動かす。
【0047】
この際、図7に示すように、回避部3bを電線管Lに押し込んで(押し当てて)、回避部3b側の係止部31cをリップ部C3の下側に回し入れて、リップ部C3に係止する。続いて、他方の係止部31cもリップ部C3の下側に回し入れて、リップ部C3に係止することで、図8に示すように、第1の支持板2と第2の支持板3で電線管Lを挟むように、配管類支持金具1がチャンネルベースCに仮止めされる。
【0048】
そして、図9に示すように、連結ボルト4を締め付けて配管類支持金具1および電線管LをチャンネルベースCに固定するものである。このような配設状態では、第1の平板部21と第2の平板部31がチャンネルベースCに対して略垂直に延び、基準面Sに対して第1のフランジ部23と第2のフランジ部32の面が略60°に位置する。
【0049】
以上のように、この配管類支持金具1によれば、電線管LやチャンネルベースCとの干渉を回避する回避部3bが第2の支持板3の側縁部に設けられているため、2つの支持板2、3を連結ボルト4で連結したままでも、配管類支持金具1をチャンネルベースCに配設することが可能となる。すなわち、2つの支持板2、3を連結ボルト4で連結し、第1の支持板2の第1のリップ挿入部21aにリップ部C3を挿入した状態で、電線管LやチャンネルベースCとの干渉を回避部3bで回避させながら、第2の支持板3の第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入することで、2つの支持板2、3を連結したままでも、配管類支持金具1をチャンネルベースCに配設することが可能となる。
【0050】
特に、この実施の形態では、第2のフランジ部32をまたがる切り欠き状に回避部3bが形成されている。つまり、第2のリップ挿入部31aの反対側に回避部3bが形成されているため、回避部3bを電線管L側に押し込んでチャンネルベースCなどとの干渉を回避することで、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入することが可能となる。
【0051】
これにより、従来のように、連結ボルト4を外して2つの支持板2、3をバラバラにする必要がなくなり、配管類支持金具1の配設に要する手間と時間を削減することが可能となる。特に、多数の配管類支持金具1を取り付ける場合には、手間と時間を著しく削減できるばかりでなく、作業者への負担も著しく軽減することが可能となる。また、2つの支持板2、3をバラバラにする必要がないため、支持板2、3や連結ボルト4を紛失するおそれもなくなる。
【0052】
また、チャンネルベースCの長手方向に略垂直で開口の略上方に延びる基準面Sに対して、第1のフランジ部23および第2のフランジ部32の面が略60°に位置するように両フランジ部23、32が形成されている。つまり、連結ボルト4がチャンネルベースCに対して斜めに延びるように配設され、第2の支持板3がチャンネルベースC側(電線管Lの下部側)に位置するため、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入しやすくなる。その結果、配管類支持金具1を容易かつ迅速にチャンネルベースCに配設することが可能となる。
【0053】
しかも、連結ボルト4がチャンネルベースCに対して斜めに延びるため、図10に示すように、チャンネルベースCに電線管Lを複数密に並べて配設する場合(隣接する配管類支持金具1間の距離が短い場合)でも、電動ドライバーDなどを使って連結ボルト4を締め付けることが可能となる。すなわち、従来のように連結ボルト4がチャンネルベースCに沿って平行に延びる場合、隣接する配管類支持金具1が邪魔して電動ドライバーで連結ボルト4を締め付けることが困難となる。これに対して、連結ボルト4が斜めに延びるため、隣接する配管類支持金具1が邪魔にならず、連結ボルト4を適正に締め付けることが可能となる。換言すると、隣接する間隔を狭めて複数の電線管Lを配設することが可能となる。
【0054】
さらに、第2の支持板3が略平板状の第2の平板部31と第2のフランジ部32とで構成されているだけであるため、構成が簡易で、金型費用を含む製造コストを低減することが可能となる。
【0055】
ところで、支持板2、3などの形状は、上記のものに限らず、電線管Lの大きさやチャンネルベースCの形状などに応じた適正な形状であればよい。例えば、図11に示すように、第2の支持板3の第2の平板部31を比較的長くして、第2のリップ挿入部31aに重ならないように第2のフランジ部32側に回避部3bを設けてもよい。
【0056】
(実施の形態2)
図12(a)は、この実施の形態に係る配管類支持金具の第2の支持板3の第1の形状例を示す正面図である。この実施の形態では、第2の支持板3の第2のリップ挿入部31a側の先端縁31bが、外側に突出する略円弧状に形成されている点で実施の形態1と構成が異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
【0057】
すなわち、先端縁31bは、全長にわたって外側に突出する1つの円弧状に形成され、略左右対称となっており、第2の支持板3が電線管LおよびチャンネルベースCと干渉しないで、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入できるように、あるいは、挿入しやすいように、円弧の曲率半径Rが設定されている。
【0058】
このように、先端縁31bが円弧状に形成されているため、第2の支持板3が電線管LやチャンネルベースCと干渉せず、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入しやすくなる。その結果、配管類支持金具を容易かつ迅速にチャンネルベースCに配設することが可能となる。
【0059】
ところで、図12(b)に示す第2の形状例のように、第2の支持板3の両側縁に反し部3aが形成されていなくてもよく、このことは、上記の実施の形態1や後述する実施の形態3、4においても同様である。
【0060】
(実施の形態3)
図13(a)は、この実施の形態に係る配管類支持金具の第2の支持板3を示す正面図である。この実施の形態では、回避部3bの位置、形状が実施の形態1と異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
【0061】
この実施の形態における回避部3bは、第2のリップ挿入部31aの第2のフランジ部32側に重なり、第2のリップ挿入部31aよりも第2の支持板3の中心側に食い込む切り欠き状に形成されている。すなわち、図13(b)に示すような、回避部3bが形成されていない場合の第2の支持板に対して、第2のリップ挿入部31aの第2のフランジ部32側(反係止部31c側)を切り欠き、第2のリップ挿入部31aよりも第2の平板部31の幅中心側(補強部31d側)に食い込むように形成されている。
【0062】
これにより、一方の回避部3bまでリップ部C3を押し込み、両係止部31cをリップ部C3の下側に入れてリップ部C3に係止することで、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入できるようになっている。換言すると、このような挿入ができるように、回避部3bの位置、形状が設定されている。このように、回避部3bまでリップ部C3を差し入れてチャンネルベースCなどとの干渉を回避することで、第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入することが可能となる。また、第2のリップ挿入部31aの係止部31c側が残っていることで、係止部31cがリップ部C3に係止した状態で、第2の支持板3をチャンネルベースCにガタなく配設することができる。
【0063】
ところで、この実施の形態では、第2の支持板3の両側縁部に回避部3bが設けられているため、どちら側からでも第2のリップ挿入部31aにリップ部C3を挿入することが可能となる。ただし、上記のように、所定の強度が得られるように、第2の支持板3の厚みや幅(必要に応じて材質の強度)を設定する必要がある。このように、第2の支持板3の両側縁部に回避部3bを設けてもよいことは、上記の実施の形態1、2や後述する実施の形態4においても同様である。
【0064】
(実施の形態4)
図14は、この実施の形態に係る配管類支持金具の第2の支持板3を示す正面図(a)と、(a)のY-Y断面図(b)である。この実施の形態では、回避部3bの形状が実施の形態1と異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
【0065】
この実施の形態における回避部3bは、第2の支持板3の側縁部の一部が反第1の支持板2側に折り曲げられて形成されている。すなわち、第2のリップ挿入部31aの第2のフランジ部32側と第2のフランジ部32の一部である折り曲げ部31eが、反第1の支持板2側(反電線管L側)に折り曲げられて、第2のリップ挿入部31aから第2のフランジ部32をまたがる回避部3bが形成されている。
【0066】
このように、回避部3bが切り欠き状ではなく、第2の支持板3の側縁部の一部が折り曲げられて形成されているため、第2の支持板3の強度、剛性を高めることが可能となる。
【0067】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、基準面Sに対して第1のフランジ部23と第2のフランジ部32の面が略60°に位置する場合について説明したが、配管類の大きさや支持板2、3の形状等に応じた任意の角度に位置させてもよい。なお、配管類の外径が大きい場合には、45°から90°の範囲の角度が望ましいことが、本願発明者によって確認されている。
【0068】
また、係止部21c、31cの形状は、上記の形状に限らず、例えば、円弧状や面取り形状であってもよいし、長さも短くしてもよい。また、実施の形態2において、第2の支持板3の先端縁31bの全体が円弧状に形成されているが、その他の形状でもよく、例えば、面取りによってほぼ円弧状に形成されたものであってもよい。さらに、回避部3bに反し部3aを設けてもよい。
【0069】
1 配管類支持金具
2 第1の支持板
21 第1の平板部
21a 第1のリップ挿入部
21c 係止部
22 円弧部
23 第1のフランジ部
23a ボルト挿入孔
3 第2の支持板
3b 回避部
31 第2の平板部
31a 第2のリップ挿入部
31b 先端縁
31c 係止部
32 第2のフランジ部
32a ネジ孔(雌ネジ部)
4 連結ボルト
C チャンネルベース
C3 リップ部
L 電線管(配管類)
S 基準面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14