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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023008404
(43)【公開日】2023-01-19
(54)【発明の名称】軽トラック用の付属キャリアー
(51)【国際特許分類】
   B60P 1/44 20060101AFI20230112BHJP
【FI】
B60P1/44 B
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021111948
(22)【出願日】2021-07-06
(71)【出願人】
【識別番号】509165585
【氏名又は名称】ゴルフ場用品株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230115336
【弁護士】
【氏名又は名称】山下 あや理
(72)【発明者】
【氏名】解良 喜久雄
(57)【要約】
【課題】
ゴルフ場へ芝刈り機を運搬したり、田畑へ耕耘機や草刈り機などを運搬したりするために便利な軽トラック用の付属キャリアーを提供する。
【解決手段】
軽トラック(T)の荷台(10)へ後上方からの吊り掛け状態に取付け固定されるハンガーフレーム(F)と、そのハンガーフレームの上記荷台よりも地上高さ(H)が低い下端部から、後方へ張り出す状態に設置された積載台(M)と、その積載台の後端部へ水平な横軸(28)を介して起伏的な回動自在に枢着された左右一対のスロープ(S)とから成り、両スロープをその後部先端が地面(G)に接地した前上がり傾斜姿勢の伏倒状態に保つことにより、その傾斜面に沿って芝刈り機や耕耘機などの各種車輪付き被運搬機器(A)を上記積載台へ積み込み又は荷降ろしするように定めた。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
軽トラックの荷台へ後上方からの吊り掛け状態に取り付け固定されるハンガーフレームと、
その吊り掛け状態にあるハンガーフレームの上記荷台よりも地上高さが低い下端部から、後方へ張り出す状態に設置された積載台と、
その積載台の張り出し後端部へ水平な横軸を介して起伏的な回動自在に枢着された左右一対のスロープとから成り、
両スロープをその後部先端が地面に接地した前上がり傾斜姿勢の伏倒状態に保つことにより、その傾斜面に沿って車輪付き被運搬機器を上記積載台へ積み込み又は荷降ろしすることができ、
その積載台への積み込み後、両スロープをその後部先端が地面から浮上した起立状態に保って、軽トラックの走行を行えるように定めたことを特徴とする軽トラック用の付属キャリアー。
【請求項2】
左右一対のスロープを水平の横軸に沿って各別に移動させることにより、その左右相互間隔を広く又は狭く(間隔が零の状態も含む)調整することができるように定めたことを特徴とする請求項1記載の軽トラック用の付属キャリアー。
【請求項3】
ハンガーフレームを左右一対の垂直な支柱と、その両支柱の上端部から前方へ各々一体的に張り出す水平のサイドアームと、その両サイドアームの前端部に固定横架された水平な取付バーとから枠組み架構し、
その取付バーの左右両端部を一対の固定具によって、軽トラックの荷台へ着脱自在に取り付け固定する一方、
平面視の矩形に枠組みされた積載台の前端コーナー部を、上記ハンガーフレームにおける両支柱の下端部へ水平な横軸によって枢着すると共に、
同じく積載台の後端コーナー部と両支柱の上端部とを、左右一対のサイド屈折リンクアームによって各々枢支連結したことを特徴とする請求項1記載の軽トラック用の付属キャリアー。
【請求項4】
ハンガーフレームにおける両支柱の上端部と、積載台の後端コーナー部とを各々枢支連結した両サイド屈折リンクアームの後端下部へ、ゴム又は合成樹脂から成る地面転動用車輪の左右一対を各々枢着したことを特徴とする請求項3記載の軽トラック用の付属キャリアー。
【請求項5】
積載台を左右一対のサイド壁プレートと、その相互間へ介挿固定された縦横交錯する床ビームとから平面視の矩形に枠組みして、
車輪付き被運搬機器の車輪止めとなる左右一対のストッパープレートを、両サイド壁プレートの中途部から各々内向きに張り出す一方、
同じく両サイド壁プレートの後端部へ左右一対のスロープにおける前部基端を、左右一対の水平な横軸又は共通する1本の水平な横軸によって、起伏的な回動自在に枢着すると共に、
その両スロープの中途部と両サイド壁プレートの中途部とを、左右一対のサイドステーによって各々着脱自在に枢支連結したことを特徴とする請求項1記載の軽トラック用の付属キャリアー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は軽トラックの荷台へ後付け使用して、手押し式の芝刈り機や耕耘機、刈取り収穫機、その他の各種車輪(又はローラー)付き被運搬機器をすばやく安全に積み込み運搬できると共に荷降ろしできる便利な付属キャリアーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来では、手押し作業する歩行型の芝刈り機や耕耘機(管理機)、草刈り機、刈取り収穫機(バインダー)などの車輪(又はローラー)付き被運搬機器を、軽トラックの荷台へ積み込み又は荷降ろしする場合、ブリッジ(梯子)やスロープ(又はタラップ)と称する別個独立の介助用具を、その軽トラックの荷台へ掛け止めたり、地面へ設置したりしている通例である。
【0003】
ところが、軽トラックにおける荷台の後部アオリを下方へ伏倒させたとしても、その荷台は未だ相当高い地上高さにある関係上、上記ブリッジやスロープの設置角度が前上がりの大きな(急な)傾斜角度となり、危険なく軽快に積み込み又は荷降ろしすることができない。
【0004】
また、それだからと言って上記設置角度を小さな(緩やかな)傾斜角度にすると、そのブリッジやスロープの作用長さが長くなるため、上記車輪付き被運搬機器を作業者が添え手により操縦し乍ら登り降りしなければならず、積み込み又は荷降ろし作業を短時間でのすばやく行えないばかりでなく、その過程において被運搬機器やその添え手操縦する作業者が誤って落下し、負傷するおそれもある。
【0005】
特に、軽トラックによってゴルフ場のグリーン付近まで芝刈り機を運搬したり、田畑の畦際付近まで耕耘機や草刈り機、刈取り収穫機(バインダー)などを運搬したりする場合、その地面は起伏変化しているため、軽トラックの荷台に掛け止めるブリッジやスロープが必ずや不安定に傾斜し、上記問題が顕著に発生するのである。
【0006】
この点、特許文献1に記載の荷物積卸用スロープは、軽トラックにおける荷台の後部へ起伏的な回動自在に取り付けられている点で、本発明に最も近似する公知技術であると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実用新案登録第3021112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところが、特許文献1に記載の荷物積卸用スロープでは、第1スロープ(12)を立設するために、車体(1)の後部アオリをはずして、その代わりとなる後板部(11)を取り付ける必要があり、市販されている軽トラックの荷台を改造しなければならない。
【0009】
それにもまして、上記荷物積卸用スロープは図3のように、その後板部(11)と第1、2スロープ(12)(13)との全体的に展開した傾斜設置状態として、あくまでも荷物を軽トラックの荷台へ積み込み又は荷降ろしするだけに使用されるものであり、その荷物が積載される荷台の地上高さは、少しも低くなっていないため、その荷台に対する上記車輪付き被運搬機器の積み込み又は荷降ろし作業をすばやく安全に行えないことに変わりはなく、利便性にも劣る。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明はこのような課題の抜本的な解決を目的としており、その目的を達成するための軽トラック用付属キャリアーとして、請求項1では軽トラックの荷台へ後上方からの吊り掛け状態に取り付け固定されるハンガーフレームと、
【0011】
その吊り掛け状態にあるハンガーフレームの上記荷台よりも地上高さが低い下端部から、後方へ張り出す状態に設置された積載台と、
【0012】
その積載台の張り出し後端部へ水平な横軸を介して起伏的な回動自在に枢着された左右一対のスロープとから成り、
【0013】
両スロープをその後部先端が地面に接地した前上がり傾斜姿勢の伏倒状態に保つことにより、その傾斜面に沿って車輪付き被運搬機器を上記積載台へ積み込み又は荷降ろしすることができ、
【0014】
その積載台への積み込み後、両スロープをその後部先端が地面から浮上した起立状態に保って、軽トラックの走行を行えるように定めたことを特徴とする。
【0015】
請求項2では左右一対のスロープを水平の横軸に沿って各別に移動させることにより、その左右相互間隔を広く又は狭く(間隔が零の状態も含む)調整することができるように定めたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項3ではハンガーフレームを左右一対の垂直な支柱と、その両支柱の上端部から前方へ各々一体的に張り出す水平のサイドアームと、その両サイドアームの前端部に固定横架された水平な取付バーとから枠組み架構し、
【0017】
その取付バーの左右両端部を一対の固定具によって、軽トラックの荷台へ着脱自在に取り付け固定する一方、
【0018】
平面視の矩形に枠組みされた積載台の前端コーナー部を、上記ハンガーフレームにおける両支柱の下端部へ水平な横軸によって枢着すると共に、
【0019】
同じく積載台の後端コーナー部と両支柱の上端部とを、左右一対のサイド屈折リンクアームによって各々枢支連結したことを特徴とする。
【0020】
請求項4ではハンガーフレームにおける両支柱の上端部と、積載台の後端コーナー部とを各々枢支連結した両サイド屈折リンクアームの後端下部へ、ゴム又は合成樹脂から成る地面転動用車輪の左右一対を各々枢着したことを特徴とする。
【0021】
更に、請求項5では積載台を左右一対のサイド壁プレートと、その相互間へ介挿固定された縦横交錯する床ビームとから平面視の矩形に枠組みして、
【0022】
車輪付き被運搬機器の車輪止めとなる左右一対のストッパープレートを、両サイド壁プレートの中途部から各々内向きに張り出す一方、
【0023】
同じく両サイド壁プレートの後端部へ左右一対のスロープにおける前部基端を、左右一対の水平な横軸又は共通する1本の水平な横軸によって、起伏的な回動自在に枢着すると共に、
【0024】
その両スロープの中途部と両サイド壁プレートの中途部とを、左右一対のサイドステーによって各々着脱自在に枢支連結したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
請求項1の構成によれば、その付属キャリアーにおける軽トラックの荷台から吊り下がる設置状態にある積載台の地上高さは、その荷台の地上高さよりも相当低いため、その積載台の後端部へ水平な横軸を介して起伏的に回動自在に枢着された両スロープの設置角度が、小さな(緩やかな)傾斜角度になると共に、その両スロープの作用長さが短くなる。
【0026】
その結果、手押し作業する歩行型の芝刈り機や耕耘機(管理機)、その他の各種車輪(又はローラー)付き被運搬機器を、その両スロープに沿って積載台へ誰でも短時間でのすばやく安全に積み込み又は荷降ろしすることができ、冒頭に述べたようなスロープやブリッジからの転落事故を起こす危険はない。
【0027】
また、その付属キャリアーの積載台へ上記被運搬機器を積み込んだ後には、その両スロープを地面から浮上した起立状態として、軽トラックを走行することにより、その被運搬機器を例えばゴルフ場のグリーン付近や田畑の畦際、その他の目標とする場所まで支障なく運搬することができる。
【0028】
その場合、請求項2の構成を採用するならば、上記付属キャリアーの両スロープを水平の軸線に沿って、左右方向へ各別に移動させることにより、その両スロープの左右相互間隔を広く又は狭く調整することができるようになっているため、各種被運搬機器が具備する車輪(又はローラー)の左右相互間隔(輪距)に応じた両スロープの使用により、その各種被運搬機器を常時円滑に安定良く積み込み又は荷降ろしできる効果がある。
【0029】
請求項3の構成を採用するならば、上記付属キャリアーのハンガーフレームが側面視の倒立L字形に枠組み架構されているため、これを軽トラックの荷台へ後上方から確実に便利良く吊り掛けることができ、その吊り掛けた状態において荷台の両側部アオリへ横架させた水平な取付バーの左右両端部を、その両側部アオリの上縁部へ一対の固定具によって、安定良く取り付け固定することができるのであり、その荷台から付属キャリアーを取りはずして、軽トラックだけの走行使用も支障なく行える。
【0030】
他方、同じく付属キャリアーの積載台は側面視の矩形をなし、その前端コーナー部が上記ハンガーフレームにおける両支柱の下端部へ、水平な横軸によって枢着されていると共に、残る後端コーナー部と両支柱の上端部とが、中途部の屈折可能な左右一対のサイド屈折リンクアームを介して、各々枢支連結されており、その両サイド屈折リンクアームによって上記積載台がほぼ水平の設置状態に吊持されている。
【0031】
つまり、積載台はその後端部から下方に向かって回動せず、上方に向かってのみ起伏的に回動できる枢着状態にある。そのため、例えば下り坂の終点位置や上り坂の始点位置のような地面に大きな傾斜角度や起伏変化があっても、軽トラックの走行に支障を与えるおそれがなく、その地面における傾斜や起伏の変化に対する広い対応性を得られる効果もある。
【0032】
その際、請求項4の構成を採用するならば、上記両サイド屈折リンクアームの後端下部へ転動自在に枢着された可塑物から成る車輪の左右一対により、上記積載台の後端部が地面と摺擦することを予防することができ、軽トラックの安全な走行と積載台における耐用性の向上とを得られる効果がある。
【0033】
更に、請求項5の構成を採用するならば、上記積載台を形作る両サイド壁プレートの中途部から各々内向きに張り出す左右一対のストッパープレートによって、積載台への積み込み時や積み込み後における各種被運搬機器の車輪(又はローラー)を、定位置に安定良く受け止め固定することができ、その遊動防止に役立つ。
【0034】
また、両サイド壁プレートの中途部と両スロープの中途部とを枢支連結する左右一対のサイドステーは、着脱自在になっているため、その両スロープと両サイドステーとの連結状態を解くことにより、両スロープの後部先端を地面の起伏変化に応じて、常時確実に安定良く接地させることができ、その対応性が広がる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0035】
図1】本発明の実施形態に係る軽トラック用付属キャリアーの全体を示す斜視図である。
図2】軽トラックの荷台に取り付けた付属キャリアーによって、車輪付き被運搬機器の芝刈り機を運搬中の側面図である。
図3図2の付属キャリアーを上方から見た平面図である。
図4】同じく図2の付属キャリアーを後方から見た背面図である。
図5】付属キャリアーのスロープを空の積載台上へ廻し起こした保持状態の側面図である。
図6】付属キャリアーのハンガーフレームを抽出して示す斜視図である。
図7図6の側面図である。
図8】ハンガーフレームの位置決めブラケットを抽出して示す平面図である。
図9図8の正面図である。
図10図8の側面図である。
図11】付属キャリアーの積載台を抽出して示す斜視図である。
図12図11の平面図である。
図13】積載台の車輪止め用ストッパープレートを抽出して示す平面図である。
図14図13の正面図である。
図15図13の側面図である。
図16】付属キャリアーのスロープを抽出して示す斜視図である。
図17】スロープのサイドステーを抽出して示す側面図である。
図18図17の正面図である。
図19】付属キャリアーのスロープを接地させた使用状態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態を詳述する。図1はその実施形態に係る軽トラック用付属キャリアー(C)の全体を示しており、また図2~5はその軽トラック(T)の荷台(10)に対する取付状態を示している。
【0037】
上記軽トラック用の付属キャリアー(C)は図1~4から明白なように、軽トラック(T)の荷台(10)へ後上方から吊り掛けるためのハンガーフレーム(F)と、手押し式の芝刈り機(図例の場合)や耕耘機(管理機)、刈取り収穫機(バインダー)、草刈り機、歩行型田植機、その他の各種車輪(又はローラー)付き被運搬機器(A)を載せるための積載台(M)と、その積載台(M)に対する上記被運搬機器(A)の積み込み又は荷降ろしを介助するスロープ(又はタラップ)(S)とから成る。
【0038】
上記主要な構成部材のうち、先ず付属キャリアー(C)のハンガーフレーム(F)は図6、7に抽出して示すような一定間隔(D1)を保つ左右一対の垂直な支柱(11)と、その両支柱(11)の上端部から前方へ各々一体的に張り出す水平なサイドアーム(12)と、その平行な両サイドアーム(12)の前端部に固定横架された水平な取付バー(13)とから全体の剛性に枠組み架構されている。
【0039】
図示の実施形態では上記支柱(11)とサイドアーム(12)並びに取付バー(13)が、すべて同じ太さを備えた鋼材又はアルミ押出材の角パイプから成り、その両支柱(11)の上端部と両サイドアーム(12)の後端部とを左右一対ずつの継手プレート(14)によって挟み、且つ上下一対ずつの水平なボルト・ナットやピンなどの固定具(15)によって、側面視の倒立L字形に組付け固定すると共に、両サイドアーム(12)の前端部と取付バー(13)の中途部とを各々溶接一体化している。
【0040】
(16)は両サイドアーム(12)の中途部へ上記取付バー(13)との平行状態に固定横架された水平な補強バーであるが、これよりも取付バー(13)の方が長く延在し、その取付バー(13)の左右両端部へ施蓋状態に溶接された一対の取付片(13a)が、図2のように軽トラック(T)の荷台(10)における両側部アオリ(17s)の上縁部へ、各々水平のボルト・ナットやピン、その他の適当な固定具(18)を介して、着脱自在に取り付け固定されるようになっている。
【0041】
その場合、上記両サイドアーム(12)又はその補強バー(16)の中途部へ、図8~10のような側面視の倒立L字形に形成された左右一対の位置決めブラケット(19)を、各々ボルト・ナットなどの固定具(図示省略)により、前後方向への移動調整可能に取り付けて、その垂直辺の係止片(19a)を図2、5に示唆する如く、上記荷台(10)の内側から後部アオリ(17r)の上縁部へ係止させることにより、その荷台(10)に対して上記ハンガーフレーム(F)を吊り掛ける際の正確な位置決めと、上記固定具(18)による取付片(13a)の安定な取り付け固定状態を得られるように定めることが好ましい。(20)は両位置決めブラケット(19)を前後方向へ移動調整するために、その水平辺に各々開口された上記固定具受け入れ用の長孔である。
【0042】
また、上記取付バー(13)の中途部から左右一対の係止フック(21)を一体的に起立させて、これと軽トラック(T)の荷台(10)に既設されている適当な位置の係止フック(22)との相互間へ、例えばベルトやロープなどの索条(図示省略)を掛け渡し縛り付けることにより、その荷台(10)に対する上記取付片(13a)の取り付け固定状態を強化することや、両係止フック(21)に係止させた同様な図外の索条を用いて、積載台(M)に積載した上記被運搬機器(A)を縛り付け固定することなども、便利良く行えるようになっている。
【0043】
次に、付属キャリアー(C)の積載台(M)は図11、12に抽出して示す如く、上記ハンガーフレーム(F)における両支柱(11)の左右相互間隔(D1)とほぼ同じ一定間隔(D2)を保つ左右一対のサイド壁プレート(23)と、その平行な両サイド壁プレート(23)の相互間に介在する床ビーム(24)とから成り、その鋼材又はアルミ押出材の角パイプから縦横交錯する状態に溶接された床ビーム(24)の左右両端部と、上記両サイド壁プレート(23)とが更に溶接されることによって、積載台(M)を平面視の矩形に枠組みしている。
【0044】
その場合、両サイド壁プレート(23)は積載台(M)の積載面となる床ビーム(24)の平面よりも一定高さ(h)だけ高く垂立しており、その上縁部が図11のような外向きにカールされた角パイプ状の補強リブ(23a)をなしている。(25)はその左右一対として前後方向へ延在する補強リブ(23a)の中途部から、一体的に垂立された複数ずつのスタッドボルトであり、後述の車輪止めとなるストッパープレートを取り付け固定するために使われる。
【0045】
また、両サイド壁プレート(23)の前端部は上記床ビーム(24)の前端部よりも前方へ一定長さ(L1)だけ各々長く張り出しており、その張り出した前端部と向かい合って、両サイド壁プレート(23)と同じ一定高さ(h)だけ各々並び立つコーナー補強プレート(26)の左右一対が、床ビーム(24)の対応位置する前端コーナー部に各々溶接一体化されている。
【0046】
そして、その両コーナー補強プレート(26)と両サイド壁プレート(23)の張り出し前端部とが各々向かい合う左右(内外)相互間隙に、上方から上記ハンガーフレーム(F)をなす両支柱(11)の下端部が、各々差し込み垂立された上、水平なボルト・ナットやピンなどの横軸(27)によって、上記積載台(M)がその後端部から上方に向かってのみ回動できるように枢着されているのである。
【0047】
他方、同じ両サイド壁プレート(23)の後端部はやはり床ビーム(24)の後端部よりも後方へ一定長さ(L2)だけ各々長く張り出しており、その張り出した後端部同士の左右相互間に固定横架された水平な1本の長い横軸(28)によって、左右一対のスロープ(S)が各々起伏的な回動自在に枢着されている。
【0048】
(29)はその両スロープ(S)に共通する長い横軸(28)の中間軸受片であって、上記床ビーム(24)における後端部の中央位置から両サイド壁プレート(23)の張り出し後端部と同じ一定長さ(L2)だけ後方へ一体的に張り出されている。
【0049】
そのため、両スロープ(S)を水平の横軸(28)に沿って左右方向へ、その中間軸受片(29)に受け止められるまで各別に移動させることにより、その両スロープ(S)の左右相互間隔を上記被運搬機器(A)における車輪(又はローラー)の輪距に応じて、広く又は狭く調整することができ、その間隔が言わば零になる揃った並列状態として、広幅な傾斜面を形成することも可能である。
【0050】
但し、上記中間軸受片(29)を左右一対の2個として振り分け設置することにより、その左右一対の短い横軸(28)を介して、両スロープ(S)を各別の起伏的な回動自在に枢着しても勿論良い。
【0051】
何れにしても、両支柱(11)の下端部と両サイド壁プレート(23)の張り出し前端部(床ビームの前端コーナー部)とが左右一対の水平な横軸(27)を介して枢着されたハンガーフレーム(F)と積載台(M)とは、図1、2、5から明白なように、そのハンガーフレーム(F)における両支柱(11)の上端部と積載台(M)における両サイド壁プレート(23)の張り出し後端部(床ビームの後端コーナー部)とを枢支連結する左右一対の屈折リンクアーム(30)によって、その積載台(M)の安定良く吊り下げられた状態にある。
【0052】
つまり、被運搬機器(A)が積載台(M)の床ビーム(24)へ積載された場合、その積載台(M)は被運搬機器(A)の重量とも相俟って、ほぼ直線状に伸長した一定長さのサイド屈折リンクアーム(30)により、上記ハンガーフレーム(F)の両支柱(11)と図1、2のような側面視の直角に交叉したほぼ水平の設置状態に保たれ、その後端部から下方に向かっては回動しないようになっているのである。
【0053】
(31)は両サイド屈折リンクアーム(30)における中途部の屈折支点軸、(32)はハンガーフレーム(F)に対する両サイド屈折リンクアーム(30)の上端取付枢軸、(33)は積載台(M)に対する同じく両サイド屈折リンクアーム(30)の下端取付枢軸を各々示しているが、その両サイド屈折リンクアーム(30)の上端取付枢軸(32)は上記ハンガーフレーム(F)の固定軸(15)と、同じく両サイド屈折リンクアーム(30)の下端取付枢軸(33)は上記両スロープ(S)の横軸(28)と各々兼用することが好ましい。
【0054】
更に言えば、上記付属キャリアー(C)のハンガーフレーム(F)を軽トラック(T)の荷台(10)へ、図2~5のような後上方からの吊り掛け状態に取り付け固定した時、そのハンガーフレーム(F)の両支柱(11)と側面視の直角に交叉したほぼ水平な設置状態となる積載台(M)の地上高さ(H)が、軽トラック(T)における荷台(10)の地上高さよりも低く、例えば250~350mm、好ましくは300mmに設定されている。
【0055】
このような低い地上高さ(H)との関係において、軽トラック(T)が例えば下り坂の終点位置や上り坂の始点位置を走行するような場合に、その傾斜角度の大きさ次第や起伏変化の程度如何では、上記積載台(M)の後端部が地面(G)と摺擦して、損傷や走行抵抗などを生じるおそれがあるため、その積載台(M)に対する両サイド屈折リンクアーム(30)の水平な上記下端取付枢軸(33)又は同じく積載台(M)の両サイド壁フレーム(23)に対するスロープ(S)の上記枢着用横軸(28)を兼用して、図2、4、5のようなゴム又は合成樹脂から成る左右一対の地面転動用車輪(後二輪)(34)を軸支することにより、その地面(G)との摺擦を予防することが望ましい。
【0056】
(35)は先に一言した車輪止めとなるストッパープレートの左右一対であって、鋼板やアルミ板などから図13~15のような平面視の左右対称な直角三角形に造形されており、その板面に各々平行な2列として開口分布する複数の取付孔(36)が、上記積載台(M)における両サイド壁プレート(23)の補強リブ(23a)から垂立するスタッドボルト(25)へ、上方から抜き差し自在に差し込まれた上、図外の蝶ナットによって締め付け固定されている。
【0057】
その図1、3に示すような取り付け固定状態において、両ストッパープレート(35)の一辺から曲げ起されている車止め片(35a)が、積載台(M)の両サイド壁プレート(23)から床ビーム(24)上への内向きに張り出すことにより、上記被運搬機器(A)の車輪(又はローラー)を受け止めるようになっている。
【0058】
その場合、上記ストッパープレート(35)の2列に並ぶ複数の取付孔(36)を積載台(M)の上記スタッドボルト(25)へ、その1列ずつ差し替えることにより、そのストッパープレート(35)の車止め片(35a)が積載台(M)のサイド壁プレート(23)から内向きに張り出す長さ(幅)(W)を、上記被運搬機器(A)における車輪(又はローラー)の輪距に応じて、長く又は短く(広幅又は狭幅に)調整することができるようになっている。
【0059】
尚、上記積載台(M)の積載面をなす床ビーム(24)の全体又は一部には、パンチングメタルや縞鋼板、合板、その他の適当な床材が敷設されるが、その床材は図示省略してある。
【0060】
更に、上記付属キャリアー(C)における左右一対のスロープ(S)は図1図16から明白なように、前後方向に沿って細長く延在する平面視の長方形な縁取り枠(37)と、その枠内に固定横架された平行な複数のステップバー(仕切り桟)(38)とから成り、その何れも前部基端が上記した水平な横軸(28)を介して、積載台(M)における両サイド壁プレート(23)の張り出し後端部へ起伏的な回動自在に枢着されている。
【0061】
また、その両スロープ(S)の前部基端には上記横軸(28)の軸受ボス(39)が、同じく両スロープ(S)の後部先端には水平な接地補強バー(40)が、各々固定横架されているほか、その両スロープ(S)における上記縁取り枠(37)の中途部からは水平な横軸(41)が各々外向き一体的に突設されている。
【0062】
尚、上記縁取り枠(37)の枠内には縞鋼板や凹凸ゴムマット、その他の適当な滑り止め材が敷設されるが、その滑り止め材は図示省略してある。
【0063】
(42)は上記積載台(M)の両サイド壁プレート(23)と両スロープ(S)とを枢支連結する左右一対のサイドステーであって、前後方向に沿う一定長さを有しており、その前部基端が両サイド壁プレート(23)における上記補強リブ(上縁部)(23a)の中途部へ、各々水平な横軸(43)によって枢着されている。
【0064】
しかも、両サイドステー(42)の後部先端と中途部には図17、18のような第1、2取付孔(44a)(44b)の2個ずつが各々開口分布されており、上記付属キャリアー(C)の積載台(M)へ被運搬機器(A)を積載して走行する時には、両スロープ(S)の中途部から突出する上記横軸(41)を、その両サイドステー(42)における後部先端の第1取付孔(44a)へ差し込み枢支させて、両スロープ(S)を図2のような積載台(M)と鈍角(α)に交叉する傾斜状態に保持することができる。
【0065】
また、上記積載台(M)へ被運搬機器(A)を積載せず、その空の状態において走行する時には、両スロープ(S)の同じく中途部から突出する横軸(41)を、その両サイドステー(42)における中途部の第2取付孔(44b)へ差し込み枢支させることにより、両スロープ(S)を図5の実線で示すような積載台(M)と鋭角(β)に交叉する傾斜状態に保持することができる。
【0066】
つまり、両スロープ(S)の上記横軸(41)をその両サイドステー(42)の第1、2取付孔(44a)(44b)へ、択一的に差し込む(差し替える)ことによって、軽トラック(T)の走行時に両スロープ(S)の後部先端が地面(G)から浮上した起立傾斜角度(α)(β)を変更できるようになっているわけであるが、上記積載台(M)に対して被運搬機器(A)を積み込み又は荷降ろし作業する時には、図19に示す如く両スロープ(S)の中途部から突出する上記横軸(41)を、両サイドステー(42)における第1、2取付孔(44a)(44b)の何れにも差し込み枢支させず、その両スロープ(S)と両サイドステー(42)との枢支連結状態を解除して、両スロープ(S)の後部先端を地面(G)に接地させて使用すれば良い。
【0067】
前部基端が積載台(M)へ横軸(28)によって起伏的な回動自在に枢着された両スロープ(S)の中途部を、その積載台(M)へ両サイドステー(42)によって枢支連結状態に保持しつつも、両スロープ(S)の後部先端を地面(G)へ接地使用する際には、その両サイドステー(42)との連結状態が解除されるようになっているため、地面(G)の起伏変化に対応しやすく、両スロープ(S)の後部先端が常時確実に接地した安定な前上がり傾斜姿勢の使用状態を得られるのである。
【0068】
尚、図示の実施形態では両スロープ(S)から突出する横軸(41)を、両サイドステー(42)に開口分布する第1、2取付孔(44a)(44b)へ抜き差し自在に差し込むようになっているが、その雌雄関係の逆な構成として、両サイドステー(42)から第1、2横軸を内向き一体的に突出する一方、その第1、2横軸との択一的な取付孔を両スロープ(S)に開口形成してもさしつかえない。
【0069】
図示実施形態の軽トラック用付属キャリアー(C)は上記の構成を備えており、これを軽トラック(T)の荷台(10)へ取り付け(後付け)使用するに当たっては、図1の組立状態にある付属キャリアー(C)のハンガーフレーム(F)を、軽トラック(T)の後上方から荷台(10)へ図2~5のように吊り掛けて、その荷台(10)の両側部アオリ(17s)へハンガーフレーム(F)の取付バー(13)を載せるように横架させた上、その取付バー(13)の両取付片(13a)を両側部アオリ(17s)の上縁部へ、各々固定具(18)によって取り付け固定すれば良い。
【0070】
そうすれば、付属キャリアー(C)の積載台(M)はその両サイド屈折リンクアーム(30)と上記ハンガーフレーム(F)の両支柱(11)によって、軽トラック(T)の荷台(10)から後方へ張り出すほぼ水平の設置状態に吊り下がることとなり、その地上高さ(H)が軽トラック(T)における荷台(10)のそれよりも相当低く、好ましくは先に例示した300mmの一定に保持される。
【0071】
上記積載台(M)の地上高さ(H)は低いため、その後端部へ横軸(28)を介して回動自在に枢着された両スロープ(S)の設置角度が、小さな(穏やかな)傾斜角度になると共に、その作用長さは短くなる。その結果、歩行型の芝刈り機や耕耘機(管理機)などの各種車輪(又はローラー)付き被運搬機器(A)を図19に示す如く、その両スロープ(S)に沿って上記積載台(M)へ短時間でのすばやく安全に積み込み又は荷降ろし作業することができ、冒頭に述べたようなスロープやブリッジからの転落事故を起こすおそれはない。
【0072】
その場合、付属キャリアー(C)における左右一対のスロープ(S)が上記積載台(M)における両サイド壁プレート(23)の後端部へ、左右一対の横軸(28)によって各々枢着されている構成にあっては勿論のこと、共通する1本の横軸(28)によって枢着されている構成にあっても、その両スロープ(S)は各別に起伏的な回動を行えるようになっているため、地面(G)がその両スロープ(S)との対応的な左右均等に傾斜しておらず、その傾斜角度差や高低段差、その他の起伏変化があっても、その変化に対応しやすく、両スロープ(S)を各別に支障なく接地させることができる。
【0073】
そして、上記被運搬機器(A)を付属キャリアー(C)の積載台(M)へ積み込んだ後には、その両スロープ(S)を図19の接地した前上がり傾斜姿勢の伏倒状態から、図2のように地面(G)から浮上させ、上記積載台(M)と鈍角(α)に交叉する起立状態に保って、軽トラック(T)を走行することにより、その被運搬機器(A)の芝刈り機を例えばゴルフ場のグリーン付近や、耕耘機(管理機)を耕作地の畦際付近などへ運搬することができる。
【0074】
また、その目標場所へ上記被運搬機器(A)を荷降ろしした後には、両スロープ(S)を図5のようにやはり地面(G)から浮上させ、上記積載台(M)と鋭角(β)に交叉する傾斜状態に保って、軽トラック(T)をその付属キャリアー(C)の積載台(M)が空の状態で走行すれば良い。
【0075】
何れにしても、上記付属キャリアー(C)の積載台(M)は荷台(10)への吊り掛け状態に取り付け固定されたハンガーフレーム(F)の両支柱(11)へ、中途部から屈折し得る左右一対のサイド屈折リンクアーム(30)を介して吊持されることにより、そのほぼ水平な設置状態を言わば下限として、上方への起伏的な回動自在に枢着されているため、例えば下り坂の終点位置や上り坂の始点位置などの傾斜角度が大きな地面(G)又は起伏変化が激しい地面(G)でも、軽トラック(T)を支障なく走行させることができる。
【0076】
しかも、その軽トラック(T)の走行中に上記積載台(M)の後端部が地面(G)と摺擦して、損傷したり、走行抵抗となったりするおそれを、その地面(G)に沿って転動する左右一対の車輪(34)によって予防することもできるのである。
【0077】
その意味から地面(G)の起伏変化に富むゴルフ場へ、手押し作業する歩行型の芝刈り機を運搬したり、山間にある耕作地へ手押し作業する歩行型の耕耘機や草刈り機、田植機、刈取り収穫機などを運搬したりすることに著しく有用であるが、上記車輪(又はローラー)付き被運搬機器(A)としてはこれらの所謂農作業機類のみに限らず、例えば車椅子やハンドトラック、折りたたみ式自転車などを運搬するために、本発明の軽トラック用付属キャリアー(C)を使うことも可能である。
【符号の説明】
【0078】
(10)・・・・荷台
(11)・・・・支柱
(12)・・・・サイドアーム
(13)・・・・取付バー
(13a)・・・取付片
(14)・・・・継手プレート
(15)(18)・・・固定具
(19)・・・・位置決めブラケット
(23)・・・・サイド壁プレート
(24)・・・・床ビーム
(25)・・・・スタッドボルト
(26)・・・・コーナー補強プレート
(27)(28)(41)(43)・・・横軸
(29)・・・・中間軸受片
(30)・・・・サイド屈折リンクアーム
(31)・・・・屈折支点軸
(32)(33)・・・取付枢軸
(34)・・・・車輪
(35)・・・・ストッパープレート
(37)・・・・縁取り枠
(38)・・・・ステップバー
(42)・・・・サイドステー
(A)・・・・・車輪付き被運搬機器
(C)・・・・・付属キャリアー
(F)・・・・・ハンガーフレーム
(H)・・・・・地上高さ
(L1)(L2)・・・張り出し長さ
(M)・・・・・積載台
(S)・・・・・スロープ
(T)・・・・・軽トラック
(α)・・・・・鈍角
(β)・・・・・鋭角
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19