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  • 特開-三本指の手袋 図1
  • 特開-三本指の手袋 図2
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  • 特開-三本指の手袋 図4
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  • 特開-三本指の手袋 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023084631
(43)【公開日】2023-06-19
(54)【発明の名称】三本指の手袋
(51)【国際特許分類】
   A41D 19/015 20060101AFI20230612BHJP
   A47L 13/18 20060101ALI20230612BHJP
【FI】
A41D19/015 110Z
A47L13/18
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021209951
(22)【出願日】2021-12-07
(71)【出願人】
【識別番号】399132010
【氏名又は名称】石瀬 祐子
(71)【出願人】
【識別番号】521560746
【氏名又は名称】荒田 令奈
(71)【出願人】
【識別番号】505455440
【氏名又は名称】石瀬 亜季
(72)【発明者】
【氏名】石瀬 祐子
(72)【発明者】
【氏名】荒田 令奈
(72)【発明者】
【氏名】石瀬 亜季
【テーマコード(参考)】
3B033
3B074
【Fターム(参考)】
3B033AA02
3B033AB09
3B074DD01
(57)【要約】
【課題】着脱が簡便で、手のひらの面積の必要最小限を覆う手袋を提供する。
【解決手段】親指1、人差し指2、中指3、手のひらの一部4、手の甲の一部6、中指3と親指1の間にある開口部5から成る必要最小限の面積を覆う着脱し易い三本指の手袋である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手袋の親指(1)、人差し指(2)、中指(3)、手のひらの一部(4)、手の甲の一部(6)、を有し、親指(1)と中指(3)の間に開口部(5)が有ることを特徴とする三本指の手袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚物をつまんだり、外出先等で不衛生な所に触れたりする際に着脱しやすくするために、必要最小限の手の面積を覆う手袋を提供する。
【背景技術】
【0002】
現在新型コロナウイルス禍にあり、街中には至る所にアルコール消毒液が設置され帰宅時には手を洗うことによって、清潔を保っている。不衛生な所に触れようとする度に現在市販の五本指のビニール手袋をはめようとすれば、手袋の手首の部分が掌の一番広い部分(親指の付け根と小指の付け根の間)に引っかかってはめづらい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-052599号公報
【特許文献2】特開2006-095255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それには次のような問題点があった。
(イ)特許文献1については親指、人差し指、残りの三本の指に区分された手袋で、手首まではめるので、急ぐときにはめづらい。また、この手袋は、タワシとして開発された物である。
(ロ)特許文献2については、親指、人差し指、中指の三本の指の手袋であるが、三本の指の手袋で、手のひらを全て覆うのは不可能である。また、この手袋は、食事用ナプキンの代用として開発されたものである。
【0005】
本発明の目的は、例えば、つり革や階段の手すり等公共の場や物に触れる際に、着脱が簡便な必要最低限の手の面積を覆う手袋を提供する事である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の三本指の手袋は、親指1、人差し指2、中指3、手のひらの一部4、手の甲の一部6、中指3と薬指の間から親指の付け根にかかる開口部5からなる必要最小限の面積を覆う、脱着しやすい三本指の手袋である。
【発明の効果】
【0007】
五本指の手袋に比べて格段に脱着しやすいので、外出先や急ぐときに手にはめるのに便利。汚物をつまんだり、非衛生的な所に触れたりする時に使いやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の正面図である。
図2】本発明の背面図である。
図3】本発明の他の実施例を示した正面図である。
図4】本発明の使用状態を示す参考図である。
図5】本発明の製造方法を示す正面図である。
図6】本発明の販売例を示す側面図の参考図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図4に示すように、本発明の三本指の手袋は、親指1、人差し指2、中指3、手のひらの一部4と、手の甲の一部6の親指側縦半分ずつをカバーする。
【0010】
図1及び図2に示すように、手袋を手に密着させるために、手のひらの一部4又は、手の甲の一部6又はその両方の開口部5側にダーツ7を設けても良い。手袋の裾がひらひらと手から離れないようにするためである。
【0011】
又、図3のようにテープ8を手のひら側の開口部5の縁に取り付け、小指側を通して接着部9で手の甲側に止めるようにしても良い。又は、テープ8を手の甲側の開口部5の縁に取り付け、小指側を通して接着部9で手のひら側に止めるようにしても良い。
【0012】
さらに図5に示すように三本指の手袋を製造する時は、両側に親指1が来るように6本指の手袋を作り、真ん中の裁断線10で裁断するか、又はミシン目を付けて、消費者に裁断させるようにしておく。この時、裁断線10は手袋の下方で左右に分かれ、カーブを描く。
【0013】
又、販売する時は、パッケージ15の上部に新品の三本指の手袋13を複数枚入れた小袋11を作り、その裏側に使用中の三本指の手袋14を入れるポケットを作っておくと良い。新品の三本指の手袋13を使用して手から外した時、袋の裏側のポケットにちょっとしまっておけると便利。したがって、新品の三本指の手袋13は、8~12枚ずつの少量の単位でパッケージすると良い。
【0014】
本発明は、汚物をつまむ際や公衆の場や物に触れる場合に使用する。親指1、人差し指2、中指3、手のひらの一部4(親指側)だけで大抵の事はできる。
【符号の説明】
【0015】
1.親指
2.人差し指
3.中指
4.手のひらの一部
5.開口部
6.手の甲の一部
7.ダーツ
8.テープ
9.接着部
10.裁断線
11.小袋
12.ポケット
13.新品の三本指の手袋
14.使用中の三本指の手袋
15.パッケージ
図1
図2
図3
図4
図5
図6