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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023084650
(43)【公開日】2023-06-19
(54)【発明の名称】発光表示を有する取引カード
(51)【国際特許分類】
   B42D 25/305 20140101AFI20230612BHJP
【FI】
B42D25/305 100
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022103620
(22)【出願日】2022-06-28
(31)【優先権主張番号】110145694
(32)【優先日】2021-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】522259197
【氏名又は名称】火星人福氣金鑛股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】MARS GOLD-BANK CO., LTD
【住所又は居所原語表記】No.418,Bo’ai 2nd Rd.,Zuoying Dist.,Kaohsiung City,81358,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】劉仁祥
【テーマコード(参考)】
2C005
【Fターム(参考)】
2C005MA05
2C005MA34
2C005MB02
2C005MB08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】カード本体、電子制御モジュール、発光モジュール及び導光モジュールを含む発光表示部を有する取引カードを提供する。
【解決手段】透過枠部11が該カード本体1の周囲を囲むように設けられており、電子制御モジュールはカード本体1に設けられており、発光モジュール3は、カード本体1に設けられ、電子制御モジュールに電子的に連接されており、導光モジュールはカード本体1に設けられ、発光モジュール3に対応し、導光モジュールは発光モジュールの発光を透過枠部11に導引する。
【効果】カード本体で取引を行うとき、電子制御モジュールで発光モジュールを駆動し、導光モジュールにより発光モジュールの光線を透過枠部に導引することで、カード本体は取引メッセージを表示させることができることができるので、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カード本体と、
前記カード本体に設けられた電子制御モジュールと、
前記カード本体に設けられ、前記電子制御モジュールに電子的に接続された発光モジュールと、
前記カード本体に設けられ、前記発光モジュールに対応する導光モジュールと、
を有することを特徴とする発光表示部を有する取引カードであって、
前記カード本体はその周囲に透過枠部がその周囲を囲むように設けられており、
前記導光モジュールは前記発光モジュールの光線を前記カード本体の前記透過枠部に導引することを特徴とする、
発光表示部を有する取引カード。
【請求項2】
前記カード本体は第1透過パネル、第1遮光部、第2透過パネル、第2遮光部を含み、
前記第1透過パネルは前記第2透過パネルと結合し、前記第1遮光部は前記第1透過パネルに設けられ、前記第2遮光部は前記第2透過パネルに設けられ、
前記電子制御モジュール、前記発光モジュール及び前記導光モジュールは、前記第1透過パネルと前記第2透過パネルとの間に設けられることを特徴とする、
請求項1に記載の発光表示部を有する取引カード。
【請求項3】
前記第1遮光部は前記第1透過パネルより小さく、前記第2遮光部は前記第2透過パネルより小さいので、前記カード本体の周囲に前記透過枠部を形成することができることを特徴とする、
請求項2に記載の発光表示部を有する取引カード。
【請求項4】
前記導光モジュールは前記第1遮光部と前記第2遮光部との間に位置しており、前記導光モジュールは透明なPVC、PET、PC又はPMMAの材質であることを特徴とする、
請求項2に記載の発光表示部を有する取引カード。
【請求項5】
前記第1透過パネルと前記第2透過パネルとは透過結合部で結合され、前記透過結合部は前記透過枠部に対応しており、前記導光モジュールの周囲に連接されることを特徴とする、
請求項2に記載の発光表示部を有する取引カード。
【請求項6】
前記電子制御モジュールは回路制御担体、非接触式高周波アンテナ及び接触式通信チップを含み、前記発光モジュール、前記非接触式高周波アンテナ及び前記接触式通信チップは前記回路制御担体に設けられることを特徴とする、
請求項1に記載の発光表示部を有する取引カード。
【請求項7】
前記発光モジュールは発光体を有し、前記導光モジュールは前記発光体を収容する穿孔を有することを特徴とする、
請求項1に記載の発光表示部を有する取引カード。
【請求項8】
前記発光モジュールは複数の発光体を有し、前記導光モジュールは複数の穿孔を有し、各前記穿孔は各前記発光体を収容することを特徴とする、
請求項1に記載の発光表示部を有する取引カード。
【請求項9】
前記カード本体は更に表面透過部を有し、前記導光モジュールは少なくとも一つの屈折部を有し、前記屈折部は前記表面透過部に対応し、前記導光モジュールは前記屈折部に合わせて前記発光モジュールの光線を前記表面透過部に導引することを特徴とする、
請求項1に記載の発光表示部を有する取引カード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取引カードに関する創作であり、特に発光表示を有する取引カードを指す。
【背景技術】
【0002】
従来型の携帯式カードは、例えば、デビットカード、クレジットカード、プリペイドカード、交通系ICカード、健康保険カード又は自然人証明カード…等であり、これらは、使用方法に応じて接触式又は非接触式に分けられるところ、接触式は、チップがカード表面に露出しており、外部のカードリーダとの電子的に接触により、カードリーダにチップ内の必要な情報を読み取らせて、取引を行うものであり、非接触式は、カードに埋め込まれる電磁誘導コイル及びその高周波識別タグが読取モジュールに近づくことにより、読取モジュールのアンテナとカードの電磁誘導コイルとが相互に誘導し合い電力を生成することで、読取モジュールに高周波識別タグの情報を読み取らせて、必要な取引を行うものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来型の接触式カード又は非接触式カードについて言えば、前記カード自体には消費者に注意を喚起する機能がないため、取引を行うとき、消費者は通常、カードが取引を完了したかどうかを店から告知をしてもらう以外に方法はない。自らカードで取引状態にあるか否かを判断できず、取引後又は取引過程において、悪質な店に関連機器で高周波識別タグ内の個人情報及び取引情報を盗まれる被害に遭う可能性がある。
【0004】
したがって、カード本体で取引を実行するとき、取引の注意喚起をする効果だけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備えるという目的を達成することで、効果的に周知の欠点を解決するために、如何に発光表示部を有する取引カードを発明するのかということが、本発明が積極的に開示をする所以である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記周知技術の課題に鑑み、発明者は周知技術に改善の余地があると感じたため、最善を尽くしその課題を解決するべく、取引時に、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備えるという目的を達成できるように、発光表示部を有する取引カードについて研究開発を行った。
【発明の効果】
【0006】
上述の目的及びその他の目的を達成するために、本発明はカード本体、電子制御モジュール、発光モジュール及び導光モジュールを含む発光表示部を有する取引カードを提供する。前記カード本体の周囲に透過枠部がその周囲を囲むように設けられており、前記電子制御モジュールは前記カード本体に設けられており、前記発光モジュールは前記カード本体に設けられ、前記電子制御モジュールに電子的に連接されており、前記導光モジュールは前記カード本体に設けられ、前記発光モジュールに対応し、前記導光モジュールは前記発光モジュールの光線を前記カード本体の透過枠部に導引する。
【0007】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記カード本体は第1透過パネル、第1遮光部、第2透過パネル、第2遮光部を含み、前記第1透過パネルは前記第2透過パネルと結合し、前記第1遮光部は前記第1透過パネルに設けられ、前記第2遮光部は前記第2透過パネルに設けられ、前記電子制御モジュール、前記発光モジュール及び前記導光モジュールは、前記第1透過パネルと前記第2透過パネルとの間に設けられている。
【0008】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記第1遮光部は前記第1透過パネルより小さく、前記第2遮光部は前記第2透過パネルより小さいので、前記カード本体の周囲に前記透過枠部を形成することができる。
【0009】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記導光モジュールは前記第1遮光部と前記第2遮光部との間に位置しており、前記導光モジュールは透明なPVC、PET、PC又はPMMAの材質である。
【0010】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記第1透過パネルと前記第2透過パネルとは透過結合部で結合され、前記透過結合部は前記透過枠部に対応しており、前記導光モジュールの周囲に連接される。
【0011】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記電子制御モジュールは回路制御担体、非接触式高周波アンテナ及び接触式通信チップを含み、前記発光モジュール、前記非接触式高周波アンテナ及び前記接触式通信チップは前記回路制御担体に設けられている。
【0012】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記発光モジュールは発光体を有し、前記導光モジュールは前記発光体を収容する穿孔を有する。
【0013】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記発光モジュールは複数の発光体を有し、前記導光モジュールは複数の穿孔を有し、各前記穿孔は各前記発光体を収容する。
【0014】
上述の発光表示部を有する取引カードにおいて、前記カード本体は更に表面透過部を有し、前記導光モジュールは少なくとも一つの屈折部を有し、前記屈折部は前記表面透過部に対応し、前記導光モジュールは前記屈折部に合わせて前記発光モジュールの光線を前記表面透過部に導引する。
【0015】
これにより、本発明の発光表示部を有する取引カードは、カード本体で取引を行うとき、電子制御モジュールで発光モジュールを駆動し、導光モジュールにより発光モジュールの光線を透過枠部に導引することで、カード本体は取引メッセージを表示させることができることができるので、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は本発明の一つ目のより優れた具体的な実施例の分解図である。
図2図2は本発明の一つ目のより優れた具体的な実施例の外観図である。
図3図3は本発明の一つ目のより優れた具体的な実施例の断面図である。
図4図4は本発明の二つ目のより優れた具体的な実施例の外観図である。
図5図5は本発明の二つ目のより優れた具体的な実施例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の目的、特徴および効果を充分に理解するために、以下の具体的な実施例により、添付された図面と併せて、本発明を以下にて詳細に説明する。
【0018】
図1から図3を参照されたい。図に示す通り、本発明は少なくともカード本体1、電子制御モジュール2、発光モジュール3及び導光モジュール4を含むことを特徴とする発光表示部を有する取引カードを提供する。
【0019】
前記カード本体1の周囲に透過枠部11がその周囲を囲むように設けられている。
【0020】
前記電子制御モジュール2は前記カード本体1に設けられている。
【0021】
前記発光モジュール3は前記カード本体1に設けられ、前記電子制御モジュール2に電子的に連接される。
【0022】
前記導光モジュール4は導光板であってもよく、前記カード本体1に設けられ、前記発光モジュール3に対応し、前記導光モジュール4は前記発光モジュール3の光線を前記カード本体1の透過枠部11に導引する。
【0023】
前記カード本体1で取引を行うとき、使用者は前記カード本体1を読取モジュールに近づけるか、読取モジュールに差し込むことで(図示せず)、前記電子制御モジュール2は読取モジュールが提供する電力を獲得し、前記電力により前記電子制御モジュール2を起動することで、取引を行うために前記電子制御モジュール2と読取モジュールとの個人情報及び取引情報を交換させ、前記電子制御モジュール2で前記発光モジュール3を駆動し、前記発光モジュール3に光線を発させ、前記導光モジュール4により前記発光モジュール3の光線を前記透過枠部11に導引することで、前記カード本体1の周縁に表示光線が発するので、この取引が処理中であることを消費者に告知することで、前記取引が終了し前記カード本体1を取り除くとき、前記電子制御モジュール2は読取モジュールからの電磁波を読み取ることができず、電気が流れなくなり、前記電子制御モジュール2と前記発光モジュール3がオフ状態になることで、前記発光モジュール3は光線を発しなくなり、消費者にこの取引が終了したこと及びカードが未使用状態であることをリマインドすることで、悪質な店が取引終了後にも引き続き前記カードを使用することを防止する。このように、前記カード本体1で取引を行うとき、前記電子制御モジュール2で前記発光モジュール3を駆動して、前記導光モジュール4により前記発光モジュール3の光線を前記透過枠部11に導引くことで、前記カード本体1に取引メッセージが表示されるので、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。
【0024】
本発明の実施例において、前記カード本体1は第1透過パネル12、第1遮光部13、第2透過パネル14、第2遮光部15を含み、前記第1透過パネル12は前記第2透過パネル14と結合し、前記第1遮光部13は前記第1透過パネル12の外面に設けられ、前記第2遮光部15は前記第2透過パネル14の外面に設けられ、前記電子制御モジュール2、前記発光モジュール3及び前記導光モジュール4は、前記第1透過パネル12と前記第2透過パネル14との間に設けられ、前記第1遮光部13は前記第1透過パネル12より小さく、前記第2遮光部15は前記第2透過パネル14より小さいので、前記カード本体1の周囲に前記透過枠部11を形成することができ、前記導光モジュール4は前記第1遮光部13と前記第2遮光部15との間に位置しており、前記導光モジュール4は透明なPVC、PET、PC又はPMMAの材質であってもよい。
【0025】
上述の実施例に基づくと、前記発光モジュール3が光線を発して、前記導光モジュール4により光線を前記透過枠部11に導引するとき、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15の遮蔽により、光線を確実に前記導光モジュール4により前記透過枠部11に導引して、前記カード本体1の周縁に表示光線が発するので、この取引が処理中であることを消費者に告知することができることによって、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。また、前記導光モジュール4が異なる使用要求にも対応できるように、必要に応じて透明なPVC、PET、PC又はPMMAを前記導光モジュール4の材質として用いてもよい。
【0026】
本発明の実施例において、前記第1透過パネル12と前記第2透過パネル14は透過結合部16で結合され、前記透過結合部16は前記透過枠部11に対応して、前記導光モジュール4の周囲及び前記電子制御モジュール2の周囲に連接される。このように、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15の遮蔽により、光線を確実に前記導光モジュール4により前記透過結合部16を通じて前記透過枠部11に導引して、前記カード本体1の周縁に表示光線が発するので、この取引が処理中であることを消費者に告知することができることによって、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。
【0027】
また、前記第1透過パネル12と前記第2透過パネル14は透明なABS、PETG、PVC又はPETの材質であってもよく、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15は遮光インクであってもよい。このように、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15によって効果的に光線の遮蔽を行うことができるので、光線を確実に前記導光モジュール4により前記透過結合部16を通じて前記透過枠部11に導引することで、前記カード本体1の周縁に表示光線が発する。
【0028】
この他に、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15は全面式の不透過の遮蔽層であってもよく、又は前記第1遮光部13と前記第2遮光部15の表面に所望の模様部を重ねることで(図示せず)、前記カード本体1をより実際の要求に満たすようにしてもよい。
【0029】
本発明の実施例において、前記電子制御モジュール2は回路制御担体21、非接触式高周波アンテナ22及び接触式通信チップ23を含み、前記発光モジュール3、前記非接触式高周波アンテナ22及び前記接触式通信チップ23は前記回路制御担体21に設けられている。このように、前記カード本体1で取引を行うとき、使用者は前記カード本体1を前記非接触式高周波アンテナ22で読取モジュールに近づけるか、前記カード本体1を前記接触式通信チップ23で読取モジュールを差し込むことで、前記電子制御モジュール2が前記非接触式高周波アンテナ22又は前記接触式通信チップ23により読取モジュールが提供する電力を獲得し、前記電力により前記電子制御モジュール2を起動させ、前記電子制御モジュール2は、前記回路制御担体21を前記非接触式高周波アンテナ22に合わせさせて読取モジュールと個人情報と取引情報の交換を行わせて取引を行うか、前記回路制御担体21を前記接触式通信チップ23に合わせさせて読取モジュールと個人情報と取引情報の交換を行わせて取引を行い、かつ前記電子制御モジュール2で前記発光モジュール3を駆動し、前記発光モジュール3に光線が発し、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15の遮蔽に合わせて、光線を確実に前記導光モジュール4により前記透過結合部16を通じて前記透過枠部11に導引して、前記カード本体1の周縁に表示光線が発するので、この取引が処理中であることを消費者に告知することができることによって、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。
【0030】
本発明の実施例において、前記第1透過パネル12と前記導光モジュール4はそれぞれ前記接触式通信チップ23に対応する開孔部120、40を有するので、前記接触式通信チップ23が露出する態様で前記カード本体1に設けられることで、前記接触式通信チップ23は接触方式で読取モジュールから電力を取得することができ、個人情報と取引情報の交換を行って取引を行うことができる。
【0031】
本発明の実施例において、前記発光モジュール3は一又は複数の発光体31を有し、前記導光モジュール4は前記発光体31を収容する一又は複数の穿孔41を有しており、本発明のより優れた実施例において、前記発光モジュール3はマトリックスに配置された4つの発光体31を有してもよく、前記導光モジュール4は4つの穿孔41を有し、各前記穿孔41は各前記発光体31を収容する。このように、各前記発光体31を発光させ、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15の遮蔽により、光線を確実に前記導光モジュール4により前記透過結合部16を通じて前記透過枠部11に導引することで、前記カード本体1の周縁に均等な表示光線が発するので、この取引が処理中であることを消費者に告知することができることによって、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。
【0032】
本発明の実施例において、各前記発光体31はLEDであってもよく、それにより、前記発光モジュール3が電気の消耗が低く、体積が小さく及び可塑性が強いという効果を有するので、前記カード本体1の使用に適する。
【0033】
図4及び図5を参照されたい。図に示す通り、本発明の実施例において、前記カード本体1は更に表面透過部17を有し、前記導光モジュール4は少なくとも一つの屈折部42を有し、前記屈折部42は前記表面透過部17に対応し、前記導光モジュール4は前記屈折部42に合わせて前記発光モジュール3の光線を前記表面透過部17に導引する。
【0034】
上述の実施例に基づき、前記カード本体1で取引を行うとき、使用者は前記カード本体1を前記非接触式高周波アンテナ22で読取モジュールに近づけるか、前記カード本体1を前記接触式通信チップ23で読取モジュールを差し込むことで、前記電子制御モジュール2は前記非接触式高周波アンテナ22又は前記接触式通信チップ23により読取モジュールが提供する電力を獲得することができ、前記電力により前記電子制御モジュール2を起動して、前記電子制御モジュール2は、前記回路制御担体21を前記非接触式高周波アンテナ22に合わせさせて読取モジュールと個人情報と取引情報の交換を行わせて取引を行うか、前記回路制御担体21を前記接触式通信チップ23に合わせさせて読取モジュールと個人情報と取引情報の交換を行わせて取引を行い、前記電子制御モジュール2で前記発光モジュール3を駆動することで、前記発光モジュール3の各前記発光体31に光線が発するので、前記第1遮光部13と前記第2遮光部15の遮蔽に合わせて、光線を確実に前記導光モジュール4により前記透過結合部16を通じて前記透過枠部11に導引して、前記屈折部42により前記表面透過部17を導引することで、前記カード本体1の周縁及び表面いずれにも表示光線が発するので、この取引が処理中であることを消費者に告知することができることによって、取引の注意喚起をする効果を有するだけでなく、美観による視覚的効果を更に兼ね備える。
【0035】
本発明は前記でより優れた実施例を開示しているものの、前記実施例は本発明を記述するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものと捉えてはならないと、当業者は理解するものとする。注意すべきは、前記実施例の等価変更や置換は何れも本発明の範疇に含まれるものとする。従って、本発明の保護範囲は下記の特許請求の範囲で定義するものを基準とする。
図1
図2
図3
図4
図5