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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023084739
(43)【公開日】2023-06-20
(54)【発明の名称】全館空調システム
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/08 20060101AFI20230613BHJP
   F24F 13/02 20060101ALI20230613BHJP
   F24F 7/003 20210101ALI20230613BHJP
   F24F 3/044 20060101ALI20230613BHJP
   F24F 5/00 20060101ALI20230613BHJP
【FI】
F24F7/08 A
F24F13/02 C
F24F13/02 D
F24F7/08 101Z
F24F7/003
F24F3/044
F24F5/00 K
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021198993
(22)【出願日】2021-12-08
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】岩崎 圭佑
(72)【発明者】
【氏名】中曽根 孝昭
(72)【発明者】
【氏名】柴田 洋
(72)【発明者】
【氏名】安福 雄真
【テーマコード(参考)】
3L053
3L080
【Fターム(参考)】
3L053BB10
3L080AA02
3L080AA03
3L080AC05
(57)【要約】
【課題】全館空調を実行する場合であっても空間の利用効率の低下を抑制する技術を提供する。
【解決手段】空調機300は、廊下14の上方に設けられ、かつ空調した空気S2を廊下14に吹き出す吹出口304を備える。バッファ空間150は、廊下14の上部側方に廊下14と隣接して設けられ、かつ第1側面152aが廊下14に対して開かれている。循環ユニット350は、バッファ空間150の上面154に配置され、かつバッファ空間150の空気S3を吸い込むバッファ吸気口352と、バッファ吸気口352から吸い込んだ空気S3を居室に送風する送風部とを備える。ガイドユニット415は、バッファ空間150の第1側面152aを閉塞する閉塞状態と開放する開放状態とに切り替え可能である。空調機300が吹出口304から吹き出す空調した空気S2は、ガイドユニット415の開放状態において、廊下14を経由してバッファ空間150に送り込まれる。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
玄関から居室までに至る共有空間の上方に設けられ、かつ空調した空気を前記共有空間に吹き出す吹出口を備える空調機と、
前記共有空間の上部側方に前記共有空間と隣接して設けられ、かつ側面が前記共有空間に対して開かれたバッファ空間と、
前記バッファ空間の前記側面とは異なる他面に配置され、かつ前記バッファ空間の空気を吸い込むバッファ吸気口と、前記バッファ吸気口から吸い込んだ空気を前記居室に送風する送風部とを備える循環ユニットと、
前記共有空間に対して開かれた前記バッファ空間の前記側面に配置され、前記側面を閉塞する閉塞状態と前記側面を開放する開放状態とに切り替え可能なガイドユニットと、
を備え、
前記バッファ空間の体積は、前記共有空間の体積よりも小さく、
前記空調機は、前記バッファ空間の前記側面に前記吹出口を向ける風向制御部を備え、
前記空調機が前記吹出口から吹き出す空調した空気は、前記ガイドユニットの前記開放状態において、前記共有空間を経由して前記バッファ空間に送り込まれる、全館空調システム。
【請求項2】
前記バッファ空間は、
前記側面が前記共有空間に対して開かれ、
前記他面を介して前記循環ユニットと接続し、
前記側面と前記他面とを除く面は他の空間に対して閉じられた請求項1に記載の全館空調システム。
【請求項3】
前記バッファ空間の下方は、前記共有空間に隣接する前記居室に属する請求項1または2に記載の全館空調システム。
【請求項4】
前記バッファ空間の下方は、前記共有空間に属する請求項1または2に記載の全館空調システム。
【請求項5】
前記ガイドユニットは、前記空調機が空調運転を行う場合に前記開放状態に切り替えられ、前記空調機が空調運転を停止する場合に前記閉塞状態に切り替えられる、請求項1から4のいずれか一項に記載の全館空調システム。
【請求項6】
前記空調機の運転動作に関する情報を受信する通信部を備え、
前記ガイドユニットは、前記通信部が受信した前記情報に基づいて、前記閉塞状態と前記開放状態とを切り替える請求項5に記載の全館空調システム。
【請求項7】
前記共有空間は、廊下および玄関の少なくとも1つを含む請求項1から6のいずれか一項に記載の全館空調システム。
【請求項8】
前記空調機の吹出風量は、前記循環ユニットの吸気風量よりも小さい請求項1から7のいずれか一項に記載の全館空調システム。
【請求項9】
前記居室と前記共有空間の少なくとも1つを含む室内の内気を室外に排気するとともに前記室外の外気を吸気し、前記内気と前記外気との間で熱交換処理を行う熱交換器装置をさらに備え、
前記循環ユニットは、
前記熱交換器装置により熱交換された前記外気を吸い込む外気吸気口と、
前記外気吸気口から吸い込んだ外気と前記バッファ吸気口から吸い込んだ空気とを混合する混合空間と、を備える請求項1から8のいずれか一項に記載の全館空調システム。
【請求項10】
前記循環ユニットは、
前記混合空間の後段に配置され、かつ混合した空気を浄化する浄化フィルタをさらに備える請求項9に記載の全館空調システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、空調技術に関し、特に複数の居室の空調を制御する全館空調システム、集合住宅に関する。
【背景技術】
【0002】
全館空調では、空調ユニットにおいて、空調機で温度調整された空気を建物の各部屋に送風している。空調ユニットには、温度調節された空気を各居室に供給するための複数のダクトが接続されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-39610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空調ユニットは、壁で囲まれた空間である空調室に設置される。つまり、全館空調を実現するためには住宅に空調室が必要になる。一方、マンション等の集合住宅における各住宅では、広さが制限されることが多い。このような住宅において空調室を確保することは困難である。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、全館空調を実行する場合であっても空間の利用効率の低下を抑制する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の全館空調システムは、玄関から居室までに至る共有空間の上方に設けられ、かつ空調した空気を共有空間に吹き出す吹出口を備える空調機と、共有空間の上部側方に共有空間と隣接して設けられ、かつ側面が共有空間に対して開かれたバッファ空間と、バッファ空間の側面とは異なる他面に配置され、かつバッファ空間の空気を吸い込むバッファ吸気口と、バッファ吸気口から吸い込んだ空気を居室に送風する送風部とを備える循環ユニットと、共有空間に対して開かれたバッファ空間の側面に配置され、側面を閉塞する閉塞状態と側面を開放する開放状態とに切り替え可能なガイドユニットと、を備える。バッファ空間の体積は、共有空間の体積よりも小さく、空調機は、バッファ空間の側面に吹出口を向ける風向制御部を備える。空調機が吹出口から吹き出す空調した空気は、ガイドユニットの開放状態において、共有空間を経由してバッファ空間に送り込まれる。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、全館空調を実行する場合であっても空間の利用効率の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本実施例に係る住宅の構成を示す図である。
図2図2(a)-(b)は、図1の住宅の一部の拡大図である。
図3図3は、ガイドユニットの構成を示す図である。
図4図4(a)-(b)は、ガイドユニットを設置した状態において図1の住宅の一部の拡大した斜視図である。
図5図5(a)-(c)は、図1の循環ユニットの構成を示す図である。
図6図6は、図1のシステムコントローラの構成を示す図である。
図7図7(a)-(b)は、ガイドユニットを設置した状態において図1の住宅の一部を拡大した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、複数の住宅が集合した集合住宅、例えばマンションに設けられ、1つの住宅に対する全館空調を実行する全館空調システムに関する。全館空調システムでは、全館空調ユニットにおいて空調された空気が、各居室に設けられた吹出口から吐出される。これまでの全館空調システムにおいて、全館空調ユニットを設置するために専用の空間である空調室が必要になる。一方、住宅では広さが制限されることが多いので、住宅において空調室を確保することは困難である。
【0011】
これに対応するために、本実施例に係る全館空調システムは、全館空調ユニットを、空調機能を有する空調機と、送風機能を有する循環ユニットとに分離する。また、廊下等の共有空間の天井に空調機が設置されるとともに、廊下の壁面の上側部分に凹形状の空間をバッファ空間として設け、バッファ空間に循環ユニットが設定される。また、バッファ空間の側面には、側面を閉塞する閉塞状態と側面を開放する開放状態とに切り替えるガイドユニットが設定される。このような構成において、空調機は、ガイドユニットを開放状態にして、バッファ空間の方向に向かって、空調した空気を吹き出す。循環ユニットは、空調機からバッファ空間に向かって吹き出された空気を吸い込み、吸い込んだ空気を、各居室に設けられた吹出口から吐出する。
【0012】
以下に説明する実施例は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示す。よって、以下の実施例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、並びに、ステップ(工程)およびステップの順序などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。したがって、以下の実施例における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
【0013】
図1は、住宅500の構成を示す。住宅500は、マンション等の集合住宅における一世帯の住居である。ここでは、一例として、図1の上側を北側とし、下側を南側とし、左側を西側とし、右側を東側とする。住宅500には、居室10と総称される第1居室10aから第6居室10f、玄関12、廊下14、バッファ空間150が含まれる。第1居室10aはキッチンであり、第2居室10bはリビングであり、第3居室10c、第4居室10d、第5居室10eは洋室であり、第6居室10fはサニタリーである。また、玄関12と廊下14の少なくとも1つは共有空間16と呼ばれてもよい。
【0014】
住宅500に設置される全館空調システムは、外気導入口100、外気導入ダクト102、熱交換器装置104、排気ダクト106、排気口108、給気ダクト110、搬送ダクト122と総称される第1搬送ダクト122aから第3搬送ダクト122c、分岐チャンバー124と総称される第1分岐チャンバー124a、第2分岐チャンバー124b、分岐搬送ダクト126と総称される第1分岐搬送ダクト126aから第8分岐搬送ダクト126h、吹出口128と総称される第1吹出口128aから第8吹出口128hを含む。外気導入ダクト102、排気ダクト106、給気ダクト110、搬送ダクト122、分岐搬送ダクト126は、空気を運ぶ管、つまり風路である。また、全館空調システムは、空調機300、循環ユニット350、システムコントローラ400、及び温度センサ402を含む。
【0015】
外気導入口100は、住宅500の南側の壁面に設置される。外気導入口100から住宅500の内部に向かって延びる外気導入ダクト102は、熱交換器装置104に接続される。熱交換器装置104は、例えば、第6居室10fの天井裏に配置される。熱交換器装置104には、排気ダクト106も接続され、排気ダクト106は住宅500の南側の壁面に向かって延び、南側の壁面に設置された排気口108に接続される。熱交換器装置104には、給気ダクト110も接続される。
【0016】
熱交換器装置104は、熱交換形換気扇とも呼ばれる。熱交換器装置104は、外気導入口100から外気導入ダクト102を通って外気200を取り込む。外気導入口100から吸い込まれた外気200が給気に相当する。また、熱交換器装置104は、換気口114から換気RA(Return Air:還気)202を取り込む。換気RA202は、住宅500の内部、例えば、居室10と共有空間16の少なくとも1つを含む室内から流入された内気である。熱交換器装置104は、これらの間で熱交換を行う。熱交換器装置104は、熱交換の結果、排気ダクト106を通って排気口108から排気204を排出する。また、熱交換器装置104は、熱交換された給気を給気ダクト110経由で循環ユニット350に供給する。
【0017】
全館空調システムにおける空調機300、バッファ空間150、及び循環ユニット350を説明するために、ここでは、図2(a)-(b)も使用する。図2(a)-(b)は、住宅500の一部の拡大図である。図2(a)は、図1の廊下14を玄関12の方から見た場合の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)を玄関12の方から見た場合の正面図である。廊下14は、上側に配置された天井30と、下側に配置された床面32と、左右の両側に配置された第1壁面40と第2壁面42とにより囲まれた空間である。なお、図2では、後述するガイドユニット415を取り外した状態で示している。
【0018】
空調機300は、玄関12から居室10までに至る廊下14の上方、つまり天井30の上側である天井裏34に設置される。空調機300の下側面には吸込口302と吹出口304とが配置され、吸込口302と吹出口304は、天井30から廊下14に向かって露出される。吸込口302には、住宅500の内部である廊下14から循環RA206が流入される。循環RA206は、換気RA202と同様に、住宅500内を移動した給気に相当する。空調機300は、エアコンディショナであり、循環RA206に対して空調を実行する。空調機300は、廊下14の温度が設定された温度(以下、「設定温度」という)となるように、循環RA206に対して、温度、湿度等を制御する。設定温度は、システムコントローラ400により設定される。吹出口304は、空調した空気を廊下14に吹き出す。
【0019】
空調機300が設置される廊下14に隣接した空間として、第1壁面40の上側にはバッファ空間150が設けられる。バッファ空間150は箱形形状を有しており、バッファ空間150における廊下14側の第1側面152aは、廊下14に対して開かれた開口である。また、バッファ空間150における上側の上面154は天井30とつながっており、上面154では、天井裏34に設置された循環ユニット350のバッファ吸気口352が露出する。バッファ空間150における第1側面152a以外の側面(以下、「第2側面152b」と総称する)と、バッファ空間150における下側の下面156は、閉じられた平面である。
【0020】
バッファ空間150における第1側面152aの開口には、この開口(バッファ空間150の開口)を閉塞する状態(閉塞状態)と開放する状態(開放状態)とに切り替え可能なガイドユニット415が設けられる。
【0021】
次に、図3及び図4を参照しながら、ガイドユニット415について説明する。図3は、ガイドユニット415の構成を示す図である。図4(a)-(b)は、ガイドユニット415を設置した状態において住宅500の一部の拡大した斜視図である。より詳細には、図4(a)は、バッファ空間150に設置されたガイドユニット415が閉塞状態での斜視図であり、図4(b)は、ガイドユニット415が開放状態での斜視図である。
【0022】
ガイドユニット415は、図2(b)に示すバッファ空間150における第1側面152aの開口に取り付けられる。そして、ガイドユニット415は、空調機300の運転動作に連動して、バッファ空間150の第1側面152aの開口を閉塞する閉塞状態と第1側面152aの開口を開放する開放状態とに切り替え可能となっている。ここで、開放状態のガイドユニット415は、空調機300から吹き出した空調した空気がガイドユニット415に沿ってバッファ空間150に流れ込むようにガイドし、廊下14に漏れるのを抑制する役割を有する。
【0023】
具体的には、ガイドユニット415は、図3に示すように、仕切板416と、モータ部418と、回転軸419と、通信部417とを有して構成される。
【0024】
仕切板416は、バッファ空間150における第1側面152aの開口(図2(b)参照)を閉塞可能な平板状の部材である。仕切板416の床面32側の下端には、回転軸419が設置されている。
【0025】
モータ部418は、仕切板416の床面32側の下端において回転軸419と連結され、回転軸419を所定の回転範囲で回転させる動力となるモータである。
【0026】
回転軸419は、床面32側となる仕切板416の下端に沿って設置され、モータ部418の動作によって回転軸419を中心に仕切板416を所定の回転範囲で回転させる。
【0027】
通信部417は、後述するシステムコントローラ400と無線通信により通信可能に接続される。通信部417は、システムコントローラ400から空調機300の運転動作に関する情報(空調機運転情報)を受信する。ここで、空調機運転情報には、空調機300が運転動作中(暖房運転中又は冷房運転中)であることを示す情報(運転中情報)、または、空調機300が運転停止中であることを示す情報(停止中情報)が含まれる。
【0028】
ガイドユニット415では、通信部417がシステムコントローラ400から受信した空調機運転情報に基づいてモータ部418が動作する。より詳細には、空調機運転情報が停止中情報である場合には、図4(a)に示すように、ガイドユニット415は、回転軸419が回転することなく、バッファ空間150の第1側面152aの開口を閉塞する閉塞状態となる。一方、空調機運転情報が運転中情報である場合には、図4(b)に示すように、ガイドユニット415は、回転軸419が回転して、バッファ空間150の第1側面152aの開口を開放する開放状態となる。
【0029】
ここで、ガイドユニット415の開放状態では、仕切板416の床面32側の下端に位置する回転軸419が回転するので、バッファ空間150の第1側面152aの開口の天井30側(空調機300側とも言える)が大きく開放される。詳細は後述するが、このようにすることで、空調機300から吹き出した空調した空気が仕切板416に沿ってバッファ空間150内に流れ込むようになる。
【0030】
図5(a)-(c)は、循環ユニット350の構成を示す。図5(a)の循環ユニット350は、バッファ吸気口352、外気吸気口354、混合空間360、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ362、送風部364を含む。バッファ吸気口352は、バッファ空間150の空気、つまり空調機300から吹き出された空気を吸い込む。外気吸気口354は、熱交換器装置104により熱交換された外気を吸い込む。外気吸気口354は、給気ダクト110に接続され、熱交換器装置104により熱交換された外気を吸い込む。
【0031】
混合空間360は、バッファ吸気口352に接続されるとともに、外気吸気口354にも接続される空間である。混合空間360は、外気吸気口354から吸い込んだ外気とバッファ吸気口352から吸い込んだ空気とを混合する。HEPAフィルタ362は、エアフィルタ、浄化フィルタであり、混合空間360の後段に配置され、かつ混合空間360において混合された空気中からゴミ、塵埃などを取り除き、清浄された空気を出力する。送風部364は、HEPAフィルタ362において清浄された空気を、送風口356に接続された第1搬送ダクト122aから搬送する。そのため、送風口356は、混合した空気を第1搬送ダクト122aに送風する。循環ユニット350は、空調機300とは独立して制御可能であり、例えばシステムコントローラ400により制御される。図5(a)-(c)は後述し、図1図2(a)-(b)、及び図4(a)-(b)に戻る。
【0032】
以上の構成において、空調機300の吹出口304は、バッファ空間150の第1側面152aに向けられるので、空調機300は、ガイドユニット415の開放状態において、バッファ空間150に向かって、空調した空気を吹き出す。また、バッファ空間150の体積は、廊下14の体積よりも小さくされ、空調機300の吸込口302からの吹出風量は、循環ユニット350のバッファ吸気口352への吸気風量よりも小さくされる。これらにより、空調機300が吹出口304から吹き出す空調した空気は、廊下14を経由してバッファ空間150に送り込まれるが、空調した空気によりバッファ空間150が満たされやすくなる。循環ユニット350のバッファ吸気口352により吸い込まれる空気には、空調した空気が主として含まれる。このように、バッファ空間150を設けること、バッファ空間150の近くの廊下14に空調機300を設置すること、ガイドユニット415を設けること、バッファ空間150に循環ユニット350を設置することによって、空調室が不要になる。また、バッファ空間150の下方は、廊下14に隣接する第5居室10eに属する。
【0033】
第1搬送ダクト122aは、第2搬送ダクト122bと第3搬送ダクト122cに分岐される。第2搬送ダクト122bは、第1分岐チャンバー124aまで延びて、第1分岐チャンバー124aにおいて第1分岐搬送ダクト126aから第4分岐搬送ダクト126dに分岐される。第1分岐搬送ダクト126aは、第1居室10aに設置された第1吹出口128aに接続される。第2分岐搬送ダクト126bは、第2居室10bに設置された第2吹出口128bに接続され、第3分岐搬送ダクト126cは、第2居室10bに設置された第3吹出口128cに接続される。第4分岐搬送ダクト126dは、第3居室10cに設置された第4吹出口128dに接続される。
【0034】
第3搬送ダクト122cは、第2分岐チャンバー124bまで延びて、第2分岐チャンバー124bにおいて第5分岐搬送ダクト126eから第8分岐搬送ダクト126hに分岐される。第5分岐搬送ダクト126eは、第4居室10dに設置された第5吹出口128eに接続され、第6分岐搬送ダクト126fは、第4居室10dに設置された第6吹出口128fに接続される。第7分岐搬送ダクト126gは、第5居室10eに設置された第7吹出口128gに接続される。第8分岐搬送ダクト126hは、廊下14に設置された第8吹出口128hに接続される。
【0035】
空調機300は、空調された空気を第1搬送ダクト122a、第2搬送ダクト122b、第1分岐チャンバー124a、第1分岐搬送ダクト126aから第4分岐搬送ダクト126d、第1吹出口128aから第4吹出口128d経由で第1居室10aから第3居室10cに搬送する。空調機300は、空調された空気を第1搬送ダクト122a、第3搬送ダクト122c、第2分岐チャンバー124b、第5分岐搬送ダクト126eから第8分岐搬送ダクト126h、第5吹出口128eから第8吹出口128h経由で第4居室10d、第5居室10e、廊下14に搬送する。
【0036】
各吹出口128は、各居室10の側壁の面もしくは天井の面に設置され、循環ユニット350から送風された空気を各居室10に吐出する。各居室10は、廊下14に接続されるので、吹出口128から空気が吹き出されることによって、居室10にもともと存在した空気は、廊下14にも循環する。循環する空気の一部は、循環RA206として吸込口302から空調機300に流入される。また、循環する空気の別の一部は、換気RA202として換気口114から熱交換器装置104に取り込まれる。
【0037】
温度センサ402は、第2居室10bに設置され、住宅500、例えば第2居室10bの温度を検知する。温度センサ402は、無線通信等の通信機能を有し、検知した温度をシステムコントローラ400に送信する。
【0038】
システムコントローラ400は、全館空調システム全体を制御するコントローラである。システムコントローラ400は、空調機300、循環ユニット350、温度センサ402、及びガイドユニット415の通信部417と、無線通信により通信可能に接続される。これらのうちの少なくとも一部が有線通信により通信可能に接続されてもよい。システムコントローラ400は、温度センサ402から温度を受信する。
【0039】
また、システムコントローラ400は、全館空調システムを構築するために必要な情報の入力を受けつけるためのインターフェースを備える。例えば、システムコントローラ400は、全館空調システムにおいて設定すべき温度(以下、「設定温度」という)を受けつける。システムコントローラ400は、受信した温度と、設定温度とをもとに、空調機300と循環ユニット350に対する制御を実行する。システムコントローラ400は、空調機300に対する動作の指示を空調機300に送信し、循環ユニット350の送風部364に対する動作の指示を循環ユニット350に送信する。また、システムコントローラ400は、空調機300の運転動作に関する情報(空調機運転情報)をガイドユニット415に対する動作の指示としてガイドユニット415の通信部417に送信する。
【0040】
システムコントローラ400におけるインターフェース機能は、システムコントローラ400とは別の通信装置であって、かつシステムコントローラ400と通信可能な通信装置に備えられてもよい。通信装置は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末である。
【0041】
図6は、システムコントローラ400の構成を示す。システムコントローラ400は、温度センサ402、操作部410、空調機300、循環ユニット350、及びガイドユニット415に接続され、制御部412及び記憶部414を含む。操作部410は、前述のインターフェースであり、設定温度を受けつける。操作部410は、設定温度をシステムコントローラ400に出力する。温度センサ402は、居室10の温度を検知すると、居室10の温度をシステムコントローラ400に出力する。
【0042】
制御部412は、居室10の温度と、設定温度とをもとに、空調機300に対する温度制御を実行し、循環ユニット350に対する風量制御を実行する。温度制御と風量制御には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略するが、温度制御と風量制御において記憶部414に記憶されたデータが使用されてもよい。空調機300の風向制御部310は、バッファ空間150の第1側面152aに吹出口304を向ける制御を実行する。なお、風向制御部310は、風向を一方向に固定する風向板でもよい。また、制御部412は、空調機300に対する温度制御に連動して、ガイドユニット415の回転制御を行う。
【0043】
次に、バッファ空間150に対するガイドユニット415の閉塞状態及び開放状態における空気の流れを説明するために、ここでは、図7(a)-(b)を使用する。図7(a)-(b)は、ガイドユニット415を設置した状態において住宅500の一部を拡大した断面図である。より詳細には、図7(a)は、ガイドユニット415の閉塞状態での断面図であり、図7(b)は、ガイドユニット415の開放状態での断面図である。
【0044】
空調機300が運転動作を停止すると、ガイドユニット415は、空調機300の停止中情報に基づいて閉塞状態となるように動作する。つまり、ガイドユニット415は、ガイドユニット415が閉塞状態であればその状態を維持し、ガイドユニット415が開放状態であれば回転させて閉塞状態となるように動作する。その結果、ガイドユニット415は、図7(a)に示すように、バッファ空間150に蓋をする形で天井30に対して略垂直の状態となる。これにより、空調機300の吹出口304から吹き出される温調された空気が停止するとともに、廊下14からバッファ空間150への空気の流れが遮断される。この結果、バッファ空間150において、バッファ吸気口352から循環ユニット350内への不必要な空気の流入が抑制される。
【0045】
また、ガイドユニット415が閉塞状態となることによって、外気吸気口354(図4参照)から循環ユニット350内に吸い込んだ外気(熱交換器装置104により熱交換された外気)がバッファ吸気口352からバッファ空間150を経由して廊下14に漏れ出すことが抑制される。さらに、循環ユニット350の送風部364のモータ音が廊下14に漏れ出すことも抑制される。
【0046】
一方、空調機300が運転動作を開始すると、つまり、空調機300が冷房運転または暖房運転により空気の温調を開始すると、ガイドユニット415は、空調機300の運転中情報に基づいて開放状態となるように動作する。つまり、ガイドユニット415は、仕切板416(図3参照)を回転させて閉塞状態から開放状態となるように動作する。その結果、ガイドユニット415は、図7(b)に示すように、バッファ空間150における第1側面152a(図2(b)参照)を開放した状態となる。これにより、空調機300から吹き出した空調した空気S2がガイドユニット415に沿ってバッファ空間150内に流れ込むようになる。なお、図7(b)では、ガイドユニット415は、閉塞状態の位置から約30°回転した位置で開放状態としている。
【0047】
バッファ空間150における空気の流れについて詳細に説明する。
【0048】
空調機300は、廊下14の空気S1を吸込口302から吸い込み、吸い込んだ空気S1を内部で温調し、温調した空気S2を吹出口304からバッファ空間150に向けて吹き出す。この際、吹き出された空気S2は、ガイドユニット415(仕切板416の通信部417が設置された面の反対側の面)に沿ってバッファ空間150内に流れ込む。また、バッファ空間150には、ガイドユニット415の側方から廊下14の空気S1もわずかに流れ込む。そして、バッファ空間150内では、流れ込んできた空気S2と空気S1とが混合され、混合された空気S3がバッファ吸気口352から循環ユニット350に吸い込まれる。
【0049】
以上のように、本実施例では、空調機300の運転動作に連動させてガイドユニット415を動作させ、バッファ空間150の第1側面152aの開閉状態を切り替えることで、循環ユニット350に供給する空気を効率よく制御することができる。図5に戻る。
【0050】
図5(b)は、図5(a)の循環ユニット350の変形例である。図5(b)では、図5(a)における循環ユニット350が第1循環ユニット350aと第2循環ユニット350bに分離される。第1循環ユニット350aは、バッファ吸気口352、外気吸気口354、混合空間360、及びHEPAフィルタ362を含み、第2循環ユニット350bは、送風部364を含む。図5(c)も、図5(a)の循環ユニット350の変形例である。図5(c)では、図5(a)における循環ユニット350と分岐チャンバー124とが一体的に組み合わされる。
【0051】
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
【0052】
本実施例によれば、共有空間16の上方に空調機300を設け、共有空間16に隣接したバッファ空間150に循環ユニット350を設けるので、全館空調のための空調室を不要にできる。また、全館空調のための空調室が不要になるので、全館空調を実行する場合であっても空間の利用効率の低下を抑制できる。また、バッファ空間150の体積を共有空間16の体積よりも小さく、空調機300は、ガイドユニット415の開放状態において、バッファ空間150の側面(第1側面152a)に吹出口304を向けるので、空調した空気S2でバッファ空間150を満たしやすくできる。また、空調した空気S2でバッファ空間150が満たされるので、空調室を設けなくでも全館空調を実行できる。
【0053】
また、バッファ空間150は、空調機300が運転停止すると、ガイドユニット415が閉塞状態となってバッファ空間150を塞ぐので、バッファ空間150の空気S3がバッファ吸気口352から循環ユニット350内に不必要に流入するのを抑制できる。
【0054】
また、バッファ空間150は、第1側面152aで共有空間16に対して開かれ、上面154を介して循環ユニット350と接続し、これら以外の面は他の空間に対して閉じられるので、空調した空気S2を取り込み可能な小さい空間を形成できる。また、バッファ空間150の下方は、共有空間16に隣接する居室10に属するので、空間を有効に利用できる。また、共有空間16は、廊下14および玄関12の少なくとも1つを含むので、構成の自由度を向上できる。また、空調機300の吹出風量は、循環ユニット350の吸気風量よりも小さいので、空調機300から吹き出された空気を効率的にバッファ空間150に導くことができる。また、循環ユニット350は、熱交換器装置104により熱交換された外気と、バッファ吸気口352から吸い込んだ空気とを混合するので、全館空調を実行できる。また、循環ユニット350は、HEPAフィルタ362を含むので、空気を浄化できる。
【0055】
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の全館空調システムは、玄関(12)から居室(10)までに至る共有空間(16)の上方に設けられ、かつ空調した空気を共有空間(16)に吹き出す吹出口(304)を備える空調機(300)と、共有空間(16)の上部側方に共有空間(16)と隣接して設けられ、かつ側面(152a)が共有空間(16)に対して開かれたバッファ空間(150)と、バッファ空間(150)の側面(152a)とは異なる他面に配置され、かつバッファ空間(150)の空気を吸い込むバッファ吸気口(352)と、バッファ吸気口(352)から吸い込んだ空気を居室(10)に送風する送風部(364)とを備える循環ユニット(350)と、共有空間(16)に対して開かれたバッファ空間(150)の側面(152a)に配置され、側面(152a)を閉塞する閉塞状態と側面(152a)を開放する開放状態とに切り替え可能なガイドユニット(415)と、を備える。バッファ空間(150)の体積は、共有空間(16)の体積よりも小さく、空調機(300)は、バッファ空間(150)の側面に吹出口(304)を向ける風向制御部(310)を備える。空調機(300)が吹出口(304)から吹き出す空調した空気(S2)は、ガイドユニット(415)の開放状態において、共有空間(16)を経由してバッファ空間(150)に送り込まれる。
【0056】
バッファ空間(150)は、側面(152a)が共有空間(16)に対して開かれ、他面を介して循環ユニット(350)と接続し、側面(152a)と他面とを除く面は他の空間に対して閉じられた。
【0057】
バッファ空間(150)の下方は、共有空間(16)に隣接する居室(10)に属してもよい。
【0058】
バッファ空間(150)の下方は、共有空間(16)に属してもよい。
【0059】
ガイドユニット(150)は、空調機(300)が空調運転を行う場合に開放状態に切り替えられ、空調機(300)が空調運転を停止する場合に閉塞状態に切り替えられてもよい。
【0060】
空調機(300)の運転動作に関する情報を受信する通信部(417)を備えてもよい。ガイドユニット(415)は、通信部(417)が受信した情報に基づいて、閉塞状態と開放状態とを切り替えてもよい。
【0061】
共有空間(16)は、廊下(14)および玄関(12)の少なくとも1つを含んでもよい。
【0062】
空調機(300)の吹出風量は、循環ユニット(350)の吸気風量よりも小さい。
【0063】
居室(10)と共有空間(16)の少なくとも1つを含む室内の内気を室外に排気するとともに室外の外気を吸気し、内気と外気との間で熱交換処理を行う熱交換器装置(104)をさらに備えてもよい。循環ユニット(350)は、熱交換器装置(104)により熱交換された外気を吸い込む外気吸気口(354)と、外気吸気口(354)から吸い込んだ外気とバッファ吸気口(352)から吸い込んだ空気とを混合する混合空間(360)と、を備えてもよい。
【0064】
循環ユニット(350)は、混合空間(360)の後段に配置され、かつ混合した空気を浄化する浄化フィルタ(362)をさらに備えてもよい。
【0065】
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0066】
本実施例におけるバッファ空間150の下方は、共有空間16に隣接する居室10に属している。しかしながらこれに限られない。例えば、バッファ空間150の下方は、共有空間16に属していてもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
【0067】
本実施例における全館空調システムでは、システムコントローラ400、温度センサ402を使用して空調機300、循環ユニット350が動作している。しかしながらこれに限られない。例えば、システムコントローラ400、温度センサ402を使用せず、空調機300と循環ユニット350がそれぞれ連携なく動作してもよい。つまり、空調機300と循環ユニット350とが単独運転してもよい。本変形例によれば、構成を簡易にできる。
【0068】
本実施例におけるバッファ空間150は、閉塞状態においてガイドユニット415によって第1側面152aの開口全体を閉塞するようにしたが、これに限られない。例えば、ガイドユニット415の閉塞状態においても、廊下14の空気S1が流入できるように一部を閉塞しないようにしてもよい。
【0069】
本実施例におけるガイドユニット415は、空調機300の空調運転に連動してモータ部418が動作して、バッファ空間150の第1側面152aを閉塞状態あるいは開放状態となるように制御されたが、これに限られない。例えば、空調機300の空調運転に合わせてユーザーがガイドユニット415の閉塞状態あるいは開放状態を手動で切り替えるようにしてもよい。本変形例によれば、構成を簡易にできる。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明に係る全館空調システムは、全館空調を実行する場合であっても空間の利用効率の低下を抑制することができるので、有用である。
【符号の説明】
【0071】
10 居室
10a 第1居室
10b 第2居室
10c 第3居室
10d 第4居室
10e 第5居室
10f 第6居室
12 玄関
14 廊下
16 共有空間
30 天井
32 床面
34 天井裏
40 第1壁面
42 第2壁面
100 外気導入口
102 外気導入ダクト
104 熱交換器装置
106 排気ダクト
108 排気口
110 給気ダクト
114 換気口
122 搬送ダクト
122a 第1搬送ダクト
122b 第2搬送ダクト
122c 第3搬送ダクト
124 分岐チャンバー
124a 第1分岐チャンバー
124b 第2分岐チャンバー
126 分岐搬送ダクト
126a 第1分岐搬送ダクト
126b 第2分岐搬送ダクト
126c 第3分岐搬送ダクト
126d 第4分岐搬送ダクト
126e 第5分岐搬送ダクト
126f 第6分岐搬送ダクト
126g 第7分岐搬送ダクト
126h 第8分岐搬送ダクト
128 吹出口
128a 第1吹出口
128b 第2吹出口
128c 第3吹出口
128d 第4吹出口
128e 第5吹出口
128f 第6吹出口
128g 第7吹出口
128h 第8吹出口
150 バッファ空間
152 側面
152a 第1側面
152b 第2側面
154 上面
156 下面
200 外気
202 換気RA
204 排気
206 循環RA
300 空調機
302 吸込口
304 吹出口
310 風向制御部
350 循環ユニット
350a 第1循環ユニット
350b 第2循環ユニット
352 バッファ吸気口
354 外気吸気口
356 送風口
360 混合空間
362 HEPAフィルタ
364 送風部
400 システムコントローラ
402 温度センサ
410 操作部
412 制御部
414 記憶部
415 ガイドユニット
416 仕切板
417 通信部
418 モータ部
419 回転軸
500 住宅
S1 空気
S2 空気
S3 空気
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7