(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023085285
(43)【公開日】2023-06-20
(54)【発明の名称】マルチセンサートラッキングシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20230613BHJP
A63B 71/06 20060101ALI20230613BHJP
【FI】
A63B69/36 522A
A63B69/36 541S
A63B71/06 M
【審査請求】有
【請求項の数】24
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023036217
(22)【出願日】2023-03-09
(62)【分割の表示】P 2021115447の分割
【原出願日】2014-09-02
(71)【出願人】
【識別番号】520032631
【氏名又は名称】フライングティー テック,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヴォルブレヒト,ジェームス
(72)【発明者】
【氏名】ヴォルブレヒト,ジョン
(72)【発明者】
【氏名】タウウォーター,ライアン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ドライビングレンジにおけるゴルフボールの飛行をトラッキングするシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】複数のヒッティングステーションのそれぞれのヒッティングステーションは、ゴルフボール、ゴルフクラブ、モニター、およびセンサーを含んでいる。複数のセンサーの少なくとも1つの他のセンサーはヒッティングステーションの外部に配置されている。ゴルフボールの飛行経路は、複数のセンサーによるパラメータを利用してコンピュータによって計算される。方法は、第1センサーが第1パラメータと第2パラメータを検知したか否かの決定、第2センサーが第1と第2のパラメータを検知したか否かの決定、第3センサーが第3パラメータを検知したか否かの決定すること、および、第1パラメータ、第2パラメータおよび第3パラメータを利用してゴルフボールの飛行経路を描写することを含んでいる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフボールの全移動経路に関する複数のパラメータを検知して表示するためのシステ
ムであって、本システムは、
全移動経路に関連する第1の複数のパラメータを検知するように構成されている第1セ
ンサーと、
前記全移動経路に関連する第2の複数のパラメータを検知するように構成されている第
2センサーと、
前記第1センサーと前記第2センサーの両方に接続されているコンピュータであって、
前記第2の複数のパラメータが利用できないときには、前記第1の複数のパラメータから
のパラメータを利用して、前記全移動経路を計算するように構成されているコンピュータ
と、
該コンピュータに接続されると共に、前記全移動経路を表示するように構成されている
ディスプレーと、
を含んでいるシステム。
【請求項2】
前記コンピュータは、前記第1の複数のパラメータと前記第2の複数のパラメータが両方
とも利用できるときには、該第2の複数のパラメータを利用して前記全移動経路を計算す
る、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記第1のパラメータの少なくとも1つは始動点である、請求項2記載のシステム。
【請求項4】
前記第1のパラメータの少なくとも1つはゴルフスイングに関連している、請求項3記載
のシステム。
【請求項5】
本システムは、前記全移動経路と関連する第3の複数のパラメータを検知するように構成
されている第3センサーをさらに含んでいる、請求項3記載のシステム。
【請求項6】
前記コンピュータは、前記第3の複数のパラメータを使用して、前記全移動経路の地上経
路部分を計算するように構成されている、請求項5記載のシステム。
【請求項7】
ゴルフボールの全移動経路を描写するために、複数のセンサーによって検知されたパラメ
ータを利用する方法であって、本方法は、
前記複数のセンサーの第1センサーが前記全移動経路に関連する第1パラメータを検知
するか否かを決定するステップと、
前記複数のセンサーの第2センサーが前記全移動経路に関連する第1パラメータを検知
するか否かを決定するステップと、
前記複数のセンサーの第1センサーが前記全移動経路に関連する第2パラメータを検知
するか否かを決定するステップと、
前記複数のセンサーの第2センサーが前記全移動経路に関連する第2パラメータを検知
するか否かを決定するステップと、
前記第1パラメータが、前記複数のセンサーの前記第1センサーによって、あるいは、
前記複数のセンサーの前記第2センサーによって検知されたとき、前記第2パラメータを
利用してゴルフボールの飛行経路を描写するステップと、
を含んでいる方法。
【請求項8】
前記複数のセンサーの前記第1センサーと、該複数のセンサーの前記第2センサーの両方
が前記第2パラメータを検知したとき、前記第2センサーによって検知された前記第2パ
ラメータは飛行経路を描写するために利用される、請求項8記載の方法。
【請求項9】
前記複数のセンサーの前記第2センサーが前記第2パラメータを検出しなかったときには
、該第2センサーによって検知された前記第2パラメータが前記飛行経路を描写するのに
利用される、請求項8記載の方法。
【請求項10】
本方法は、前記複数のセンサーの第3センサーが前記全移動経路に関連する第3パラメー
タを検知するか否かを決定するステップをさらに含んでいる、請求項9記載の方法。
【請求項11】
地上経路は前記第3パラメータを利用して描写される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記第3パラメータはインパクトポイント後のゴルフボールの球速である、請求項10記
載の方法。
【請求項13】
ゴルフボールを打球するためのドライビングレンジであって、本ドライビングレンジは、
レンジサーフェスと、
コンピュータと、
前記レンジサーフェスの第1端に配置された複数のヒッティングステーションと、
を含んでおり、それぞれのヒッティングステーションは、
ゴルフボールと、
ゴルフクラブと、
前記コンピュータに接続されたディスプレーと、
該コンピュータに接続されており、ゴルフボールの全移動経路に関連する第1の複数の
パラメータを検知するように構成された第1センサーと、
を含んでおり、本ドライビングレンジはさらに、
前記コンピュータに接続されており、ゴルフボールの全移動経路に関連する第2の複数
のパラメータを検知するように構成された第2センサーを含んでおり、
前記コンピュータは、それぞれのヒッティングステーションからの前記第1の複数のパ
ラメータあるいは前記第2の複数のパラメータを利用して前記複数のヒッティングステー
ションのそれぞれのヒッティングステーションから入手されるそれぞれのゴルフボールの
全移動経路を計算する、ドライビングレンジ。
【請求項14】
前記コンピュータはさらに、前記第2の複数のパラメータが取得不能である時には、ゴル
フボールの全移動経路を描写するために前記第1の複数のパラメータを利用するように構
成されている、請求項13記載のドライビングレンジ。
【請求項15】
前記コンピュータはさらに、前記第1の複数のパラメータと前記第2の複数のパラメータ
の両方が取得可能である時には、ゴルフボールの全移動経路を描写するために、前記第2
の複数のパラメータを利用するように構成されている、請求項13記載のドライビングレ
ンジ。
【請求項16】
前記第1の複数のパラメータの少なくとも1つのパラメータがゴルフスイングに関連して
いる、請求項13記載のドライビングレンジ。
【請求項17】
本ドライビングレンジはさらに、前記コンピュータに接続されると共に、前記全移動経路
に関連する第3の複数のパラメータを検出するように構成されている第3センサーを含ん
でいる、請求項15記載のドライビングレンジ。
【請求項18】
前記コンピュータは始動点を利用してゴルフボールの全移動経路の一部を計算する、請求
項15記載のドライビングレンジ。
【請求項19】
前記コンピュータはインパクトポイントを利用してゴルフボールの全移動経路の一部を計
算する、請求項15記載のドライビングレンジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般的にゴルフボールのトラッキング(追尾)システムに関し、特には、限定
はしないが、ディスプレー(表示装置)上にゴルフボールの経路の表示を可能にする複数
のセンサーを利用したシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフというゲームは、数世紀前にそれが発明されて以来、人気が高い趣味であり、気
晴らし活動であった。ゴルフ人気の一端はその様々な技能の熟達を追い求めることからき
ている。そのような技能の習得には頻繁で一貫した練習が必要である。ドライビングレン
ジ(ゴルフ練習場)は、そのような練習のために利用される一般的な施設である。近年、
ビジネスとして企業は、他の形態の娯楽およびエンターテイメントを求めるゴルファの望
みに応えることを意図して、さらに改良されたドライビングレンジを開設してきている。
そのような施設は典型的なドライビングレンジだけでなく、ゴルファが練習ラウンドに加
えて選択できるようにレストラン、バーおよびその他の娯楽性の選択肢を含んでいる。そ
のような選択肢には、米国特許願第14/321333で開示されているようなゴルフス
イングに関する様々なバーチャル(仮想)ゲームが含まれている。
【0003】
そのような新形態のゴルフ/エンターテイメント施設の出現と平行して、技能の向上あ
るいは典型的な練習ラウンドを充実させることにおいてゴルファを補助する様々な技術が
採用されてきた。そのような技術には、ゴルファのスイングおよびゴルフボールの飛行経
路をトラッキングし、ゴルファにそれら両方の有用なフィードバックを提供するためのR
F(無線周波)チップ、レーダ、レーザまたは光学カメラの利用が含まれる。残念なこと
には、それぞれのそのような技術は、ゴルフスイングまたはゴルフボールの経路の特定パ
ラメータをトラッキングするには良く適しているが、いずれも妨害のないトラッキングは
できず、ゴルフスイングや、その結果としてのゴルフショットの包括的な画像をゴルファ
に提供することができない。従って、複数のセンサーを展開して、それぞれのそのような
技術で得られたパラメータを利用し、ゴルファに得られた情報を有用な形態で提供するシ
ステムおよび方法が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が目指すのは、このこと、並びに従来技術におけるその他の限定要因の解消である
。
【課題を解決するための手段】
【0005】
好適実施態様においては、ドライビングレンジには、ゴルフボール、ゴルフクラブ、ヒ
ッティングステーション(打球場所)、レンジサーフェス(ボール飛翔面)、複数のセン
サー、コンピュータおよびディスプレーが含まれる。それら複数のセンサーのそれぞれは
、ゴルフスイングまたはゴルフボールの飛行経路に関する少なくとも1つのパラメータを
検知するように構成(設計)されている。さらに、それら複数のセンサーのそれぞれのセ
ンサーはコンピュータに接続されている。コンピュータはプロセッサとデータベースを含
んでいる。データベースは、ヒッティングステーション、複数のセンサーのそれぞれ、レ
ンジサーフェスおよびゴルフクラブに関するパラメータを保存するように構成されている
。さらに、データベースは、それら複数のセンサーのそれぞれによって検知されたパラメ
ータを保存するように構成されている。最後に、データベースは、ゴルフスイングと飛行
経路をディスプレー上に表示するにあたって、どのセンサーのパラメータが利用されるべ
きかを決定するのに利用できる規則および方法を保存するように構成されている。データ
ベースに保存される全てのパラメータおよび規則は、プロセッサによって必要とされると
き、それらを検索および処理させる形態で保存されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】ドライビングレンジでのマルチセンサートラッキングシステムの第1実施例の後方斜視図である。
【
図2】ドライビングレンジでのマルチセンサートラッキングシステムの第1実施例の俯瞰図である。
【
図3】ドライビングレンジでのマルチセンサートラッキングシステムの第2実施例の俯瞰図である。
【
図4】複数のヒッティングステーションを備えたマルチセンサートラッキングシステムの第2実施例の俯瞰図である。
【
図5】飛行経路を表示するために、どのパラメータを利用するかを決定する方法を図示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、少なくとも1つのヒッティングステーション100、少なくとも1つのゴルフ
ボール110、少なくとも1つのゴルフクラブ120およびレンジサーフェス200(ボ
ールの飛翔面)を含んだドライビングレンジ10を図示する。ヒッティングステーション
100はレンジサーフェス200(レンジの地表面、ゴルフ練習場の地表面)の1端に位
置している。ヒッティングステーション100に立っているプレーヤ300はゴルフクラ
ブ120を振ってゴルフボール110をヒット(打球)し、レンジサーフェス200の上
方に向けて飛ばすことができる。
図2を説明すると、ゴルフクラブ120とのインパクト
ポイント(始動点160)からゴルフボール110が当初にレンジサーフェス200上に
落下するポイント(落下点170)までゴルフボール110が移動する経路が図示されて
いる。始動点160から落下点170にまでゴルフボール110が移動する経路が飛行経
路130である。ゴルフボール110が落下点170から、レンジサーフェス200上で
静止するポイント(停止点180)にまで移動する経路が地上経路140である。全移動
経路150とは、ゴルフボール110が移動する始動点160から停止点180までの完
全経路のことであり、飛行経路130と地上経路140の組み合わせに等しい。
図2と図
3はボール110の飛行経路130、地上経路140および全移動経路150を図示する
。
【0008】
前出の
図1と
図2には、本発明の1好適実施例により、ドライビングレンジ10で使用
されたゴルフボール110の全移動経路150をトラッキングし、その全移動経路150
をプレーヤ300に表示するように特に構成されているマルチセンサートラッキングシス
テムの1好適実施例が図示されている。このマルチセンサートラッキングシステムは、好
適には複数のセンサー410、420、430、ディスプレー450およびプロセッサと
データベースを有するコンピュータを含んでいる。
【0009】
複数のセンサーのそれぞれのセンサーは、全移動経路150に関する特定のパラメータ
を記録するように構成されている。このようなパラメータは、インパクトの瞬間、始動点
150、飛行経路130のボール放出角、ゴルフボール110の横スピン、ゴルフボール
110の縦スピン、ゴルフボール110の当初位置、インパクトポイント160、飛行経
路130上のゴルフボール110の速度/球速、飛行経路130の3D(三次元)座標、
地上経路140の3D座標、および停止点180の検知を、これらに限定されることなく
、含むことができる。さらに、特定のセンサーは、限定はしないが、クラブの経路および
クラブスピード/スイング速度を含んでプレーヤ300のゴルフスイングに関する他のパ
ラメータを検知(検出)するように構成することができる。
【0010】
当該技術の技術者であれば、例えば、限定はしないが、赤外線センサー、レーダセンサ
ー、圧力センサー、音響センサー、レーザセンサーおよびカメラ(赤外線カメラと可視光
カメラ)を含んで、パラメータの検知のために利用が可能な多数のタイプのセンサーと技
術が存在することを理解するであろう。さらに、特定のセンサーは、全移動経路150に
関して利用が可能な全パラメータのサブセットを検知できることも理解されよう。例えば
、赤外線センサーはインパクトの瞬間を検知するのに特に適しているが、ゴルフボール1
10の横スピン、インパクトポイント170、その他の類似パラメータの検知や、その他
の決定はできない。一方、ゴルフボールの方向、速度およびインパクトポイント170の
ごとき飛行経路130に関するパラメータの決定には適しているが、停止点180等の地
上経路140に関するパラメータの決定には正確ではない精巧なカメラセンサーの利用が
可能である。別な例として、レーダセンサーは、当初飛行経路130でのゴルフボール1
10の横スピンと縦スピン、並びにクラブのスイング経路(軌道)とクラブのヘッドスピ
ードの検知に特に適しているが、地上経路140に関係するパラメータは決定することが
できない。
【0011】
特定のパラメータを検知するように構成されていることに加えて、それぞれのセンサー
タイプは検知のフィールドも有している。検知フィールドは、センサーがそこからパラメ
ータを検知することができるセンサーの前方の全般的な領域である。検知フィールドはそ
れぞれのセンサータイプに応じて調節できるが、パラメータを検知するのに利用される特
定の技術によって規制される場合があることは理解されるであろう。さらに、それぞれの
センサーのポジション(位置)はその検知フィールドに影響を及ぼすことがある。例えば
、
図2は検知フィールド411を備えたヒッティングステーション100の後方に位置す
るセンサー410を図示している。そのようなポジションでは、飛行経路130のセンサ
ー410の画像はゴルファによって妨害されるか、複数のヒッティングステーション10
0のそれぞれ間の仕切りによって妨害され得る。
【0012】
本発明の重要な改良点は、複数のセンサー内でその他のセンサーを、それぞれの検知フ
ィールド411、421、431が同様に妨害されないように配置することである。その
ような配置によって、検知フィールド411、421、431の組み合わせが全移動経路
(150)の妨害されない画像を提供する高確率を保証することができることは理解され
るであろう。例えば、
図2に図示する好適実施例においては、それぞれのセンサー410
、420、430のための検知フィールド411、421、431はオーバラップするも
のの、ゴルフボール110が全移動経路150で移動する異なる複数の領域をカバーする
ことが示されている。
【0013】
複数のセンサー内に異なるタイプのセンサー410、420、430を含ませ、それら
センサーをドライビングレンジ10の異なる場所に配置することによりマルチセンサート
ラッキングシステムの多数の実施形態が可能であることは理解されるであろう。
図2はそ
のような1好適実施例を図示する。ドライビングレンジ10は
図4で示すようにレンジサ
ーフェス200の1端に沿って湾曲形態に配置された複数のヒッティングステーション1
00を含むことができる。第1タイプのセンサー410はヒッティングステーション10
0のそれぞれの後方に位置している。この実施例では、第1タイプのセンサー410はク
ラブスイング経路、クラブフェース角度、放出角度、横スピン、縦スピンおよび初速の検
知にレーダを使用する。第2タイプのセンサー430はレンジサーフェス200の別端に
位置しており、
図4で示すように複数のヒッティングステーション110にほぼ対面する
ように配置されている。この第2タイプのセンサー430はさらに狭い検知フィールド4
31を有しており、地上経路140に関するパラメータを検知するのに使用される。この
実施例では、第2タイプのセンサーは狭角カメラを使用して地上経路140の3D座標と
、ゴルフボール110の速度/球速を検知する。1つのセンサー430だけがこの実施例
では示されているが、レンジサーフェス200の異なる箇所で発生する地上経路150の
パラメータの検知のために幾つかの第2タイプのセンサー430を組み合わせて使用する
ことができる。
【0014】
図示されている実施例においては、2つの第3タイプのセンサー430が複数のヒッテ
ィングステーション100の反対端に配置されている。この第3タイプのセンサーはレン
ジサーフェス200に向かって内側に対面し、オーバラップする検知フィールド421を
有するように構成されている。このようなオーバラップする検知フィールド421は特定
タイプのセンサーにとって必要であるか、あるいは検知されるパラメータの精度を向上さ
せるようにオプションで採用されることもできる。
【0015】
図3と
図4に言及すれば、マルチセンサートラッキングシステムの別な好適実施例が図
示されており、
図1と
図2で示す第1好適実施例の第1タイプのセンサー410が第4タ
イプのセンサー460と置換されている。図示の別な好適実施例においては、第4タイプ
のセンサー460は単純な赤外線指向性トリップセンサーであるように構成されている。
そのようなセンサー460はヒッティングステーション100の反対側に配置されている
ビームエミッタとビーム検知器とを含んでいる。最も単純な実施例では、センサー460
のビームエミッタは赤外線光ビームをヒッティングステーション100の他方側に送り、
そこで、ビーム検知器によって検知される。ゴルフボール110が打球されると、それは
センサー460のビーム検知器とビームエミッタの間を移動し、ビーム検知器によって検
知される赤外線光ビームを妨害(遮断)するであろうことは理解されよう。このようにセ
ンサー460は飛行経路130がいつ開始したかを特定できるが、全移動経路150と関
係する他のさらに進んだパラメータは検知することができない。
【0016】
コンピュータのデータベースはマルチセンサートラッキングシステムに必要な全てのパ
ラメータを保存するが、それらにはヒッティングステーションのサイズ、形状および位置
、複数のセンサーのそれぞれのセンサーの位置、複数のセンサーのそれぞれのセンサーが
検知できるパラメータ、レンジサーフェス200の位置と境界、並びにゴルフクラブ12
0で打球されたショットの数、予測距離および飛行軌道が含まれる。そのようなパラメー
タはマルチセンサートラッキングシステムを運用するために必要に応じてプロセッサによ
り取得できる。
【0017】
マルチセンサー410、420、430(あるいは460、420、430)を利用す
ることで、マルチセンサートラッキングシステムは全移動経路150の特定の所望パラメ
ータを取得することができる。センサー410、420、430は同じパラメータを検知
するので、全移動経路150をディスプレー450上に表示するにはどのパラメータが選
択されるべきかを決定する方法が必要である。
図5はそのような決定を下す方法を図示す
る。
【0018】
図5の方法はゴルフクラブ120によってゴルフボール110が打球されるステップ5
00で開始する。インパクトの瞬間はステップ504でセンサー410によって(または
上述のようにセンサー460によって)検知されるであろう。もしセンサー410がその
インパクトの瞬間を検知したなら、処理はステップ506に移る。ステップ506でコン
ピュータは、飛行経路130の3D座標および予測インパクトポイント170を予測する
ためにゴルフボールの放出角、初速および始動ポジションを利用する。第1の好適実施例
においては、それら放出角、初速および始動ポジションは全てセンサー410で検知でき
るパラメータである。続いて処理はステップ508に移る。
【0019】
ステップ508の目的は、センサー420がステップ504でセンサー410によって
検知されたゴルフショットに対応するゴルフショットを検知したか否か決定することであ
る。これはステップ506で予測された3Dパラメータを、センサー420で検知された
実際の3Dパラメータと比較することによって実行される。典型的なドライビングレンジ
10においては、
図4に示すように、如何なる時点においても、トラッキングされている
幾つかの異なるゴルフショットが存在することは理解されるであろう。この好適実施例に
おいては、センサー420は、それぞれのそのようなゴルフショットに関係する多数の(
それぞれでなければ)飛行経路130の実際の3Dパラメータを検知するであろう。従っ
てステップ508では、コンピュータはまず、センサー410がステップ506で処理さ
れたパラメータを取得したときときのタイムウィンドー(時間窓)中にセンサー420に
よって検知されたそれぞれの飛行経路130に関係する実際の3Dパラメータを収集する
。そのタイムウィンドーの特定時間幅は、使用されるセンサーのタイプ、気象条件、ドラ
イビングレンジ10の複数のヒッティングステーションの特定配置、レンジサーフェスの
サイズと形状、複数のセンサーの配置、または、それぞれの検出フィールド411、42
1、431においてゴルフボール110が移動すると予測される時間量に影響を及ぼすと
想定される任意の他の諸条件によって変動する。適したタイムウィンドーのための飛行経
路130の実際の3Dパラメータの取得後に、コンピュータは、それぞれの飛行経路13
0のためのそのような実際の3Dパラメータを飛行経路130の予測3D座標と比較し、
実際の3Dパラメータの1つでも予測3Dパラメータと対応するか否かを決定する。
【0020】
実際の3D座標は予測D座標の一部とオーバラップするので、そのような対応は直ちに
明確になる。あるいは、実際の3D座標が実際の始動位置で開始しない場合には、コンピ
ュータは飛行経路130の3Dパラメータを反対方向に推測することによって予測始動位
置160を計算することができる。続いて、それぞれの飛行経路130のための予測始動
位置160(および、それらが存在する範囲までセンサー420によって検知される実際
の始動位置160)が、センサー410によって検知された実際の始動位置160と比較
される。もし、センサー420によって検知された対応する実際/予測始動位置160が
、センサー410によって検知された実際の始動位置160のために発見されたなら、処
理はステップ510に進む。もし、実際/予測始動位置160がセンサー420によって
全く検知されなければ、処理はステップ514に進む。
【0021】
ステップ514において、飛行経路130は、センサー420によって検知された3D
パラメータを使用してディスプレー450上に表示される。ステップ510において、飛
行経路130は、センサー410によって検知された3Dパラメータを使用してディスプ
レー450上に表示されるか、あるいは、センサー410が全飛行経路の3Dパラメータ
を検知しなかった場合には、コンピュータは検知された3Dパラメータを放物曲線に沿っ
て推定することにより予測するであろう。
【0022】
続いて処理はステップ516に移り、そこでセンサー430はゴルフボール120の地
上経路140に関係するパラメータを検知するであろう。もしセンサー430が地上経路
140と関係するパラメータを検知すると、続いてステップ520で、全移動経路150
が、センサー430によって検知された地上経路140のためのパラメータを使用して表
示される飛行経路130から続いて表示される。典型的なドライビングレンジ10におい
ては、センサー430は多数の異なるゴルフショット(
図4に図示)の地上経路140の
ためのパラメータを検知できる。従ってステップ516において、コンピュータは地上経
路140のためのパラメータを対応する飛行経路130と整合させるべく試みるであろう
。これは飛行経路130を表示するために使用された3Dパラメータを利用し、予測イン
パクトポイント170を計算することによって達成される。もしセンサー430が予測イ
ンパクトポイントに対応する地上経路140のためのパラメータを検知すれば、続いて処
理はステップ520に進行する。もしセンサー430が予測インパクトポイント170に
対応するパラメータを検知しなければ、続いて処理はステップ518に移る。
【0023】
ステップ518において、コンピュータは地上経路140のためのパラメータを計算し
、その地上経路130をディスプレー450上に表示する。この計算は、飛行経路130
を表示するために使用されたパラメータを使用することによって実行されるが、それは、
実際/予測速度/球速および方向性、並びにレンジサーフェス200とゴルフボール13
0との間の摩擦の影響を記述するパラメータを含むことができる。ステップ520におい
て、地上経路130は、センサー430によって検知された地上経路130のための実際
のパラメータを使用してディスプレー450上に表示される。
【0024】
もしセンサー410がステップ504においてインパクトの瞬間を検知することができ
なかったなら、処理はステップ512に移り、そこでセンサー420は飛行経路130と
関係するパラメータを検知するであろう。もしセンサー410がインパクトの瞬間は検知
できず、センサー420が飛行経路130に関係するパラメータを検知したら、処理はス
テップ514に移る。もしセンサー410がインパクトの瞬間を検知できず、センサー4
20が飛行経路130に関係するパラメータを検知できなかった場合には、処理はステッ
プ500に戻る。
【0025】
本発明の様々な実施例の多数の特徴および利点が、本発明の様々な実施例の構造および
機能の詳細と共に上述されてきたが、この開示内容は説明のためだけであり、以下の請求
項で表現されている用語の広い一般的な意味により示される全範囲内における本発明の原
理内の細部、特に部品の構造および配置の観点における変更は可能である。当該技術の技
術者であれば、本発明の教示は本発明のスコープおよび精神から逸脱せずに他のシステム
にも適用できることは理解できよう。
【手続補正書】
【提出日】2023-04-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフボールをトラッキングするためのマルチセンサーシステムであって、本システムは、
複数のゴルフボールパラメータ、複数のゴルフクラブパラメータ、または両方を検知するように構成されたベイセンサーであって、前記ゴルフボールパラメータは、前記ゴルフボールの放出角、前記ゴルフボールの横スピン、前記ゴルフボールの縦スピン、前記ゴルフボールの放出速度、前記ゴルフボールの放出球速のうち、少なくとも1つ、またはそれらの組み合わせを含むベイセンサーと、
複数の飛行経路パラメータを検知するように構成されたレンジセンサーであって、前記飛行経路パラメータは前記ゴルフボールの飛行経路、前記飛行経路の三次元座標、前記ゴルフボールの放出角、前記ゴルフボールの横スピン、前記ゴルフボールの縦スピン、前記ゴルフボールの当初位置、前記ゴルフボールのインパクトポイント、前記ゴルフボールの放出速度、前記ゴルフボールの放出球速のうち、少なくとも1つ、またはそれらの組み合わせを含むレンジセンサーと、
前記ベイセンサーと前記レンジセンサーの両方に接続されたコンピュータであって、前記コンピュータは前記ゴルフボールパラメータおよび前記飛行経路パラメータを評価し、前記ゴルフボールパラメータおよび前記飛行経路パラメータが利用可能であるときに、前記ゴルフボールの移動経路を計算し、前記コンピュータは前記飛行経路パラメータが利用不可能であるときに、前記ゴルフボールパラメータを使用して、前記ゴルフボールの全移動経路を計算するようにさらに構成されるコンピュータと、
前記コンピュータに接続され、前記ゴルフボールの全移動経路を表示するように構成されたディスプレイと、を含むマルチセンサーシステム。
【請求項2】
ゴルフボールの全移動経路をトラッキングする方法であって、前記方法は、
ベイセンサーによって複数のゴルフボールパラメータ、複数のゴルフクラブパラメータ、または両方を検知するステップであって、前記ゴルフボールパラメータは、前記ゴルフボールの放出角、前記ゴルフボールの横スピン、前記ゴルフボールの縦スピン、前記ゴルフボールの放出速度、前記ゴルフボールの放出球速のうち、少なくとも1つ、またはそれらの組み合わせを含むステップと、
レンジセンサーによって複数の飛行経路パラメータを検知するステップであって、前記飛行経路パラメータは前記ゴルフボールの飛行経路、前記飛行経路の三次元座標、前記ゴルフボールの放出角、前記ゴルフボールの横スピン、前記ゴルフボールの縦スピン、前記ゴルフボールの当初位置、前記ゴルフボールのインパクトポイント、前記ゴルフボールの放出速度、前記ゴルフボールの放出球速のうち、少なくとも1つ、またはそれらの組み合わせを含むステップと、
前記ゴルフボールパラメータおよび前記飛行経路パラメータを評価し、前記ゴルフボールパラメータおよび前記飛行経路パラメータが利用可能であるときに、前記ゴルフボールの移動経路を計算するステップと、
前記飛行経路パラメータが利用不可能であるときに、前記ゴルフボールパラメータを使用して、前記ゴルフボールの全移動経路を計算するステップと、
前記ゴルフボールの全移動経路を表示するステップと、を含む方法。
【請求項3】
ゴルフボールを打つためのドライビングレンジであって、前記ドライビングレンジは、
レンジサーフェスと、
コンピュータと、
前記レンジサーフェスの第1の端部に位置する複数のヒッティングステーションであって、各ヒッティングステーションは、
ゴルフボールと、
ゴルフクラブと、
前記コンピュータに接続されたディスプレイと、
前記ヒッティングステーションに配置されたベイセンサーであって、前記ベイセンサーは前記コンピュータと接続され、複数のゴルフボールパラメータと複数のゴルフクラブパラメータを検知するように構成され、前記ゴルフボールパラメータは、前記ゴルフボールの放出角、前記ゴルフボールの横スピン、前記ゴルフボールの縦スピン、前記ゴルフボールの放出速度、前記ゴルフボールの放出球速のうち、少なくとも1つ、またはそれらの組み合わせを含むベイセンサーと、
前記レンジサーフェスに隣接して配置されるレンジセンサーであって、第2のセンサーは前記コンピュータに接続されるとともに、複数の飛行経路を検知するように構成され、前記飛行経路パラメータは前記ゴルフボールの飛行経路、前記飛行経路の三次元座標、前記ゴルフボールの放出角、前記ゴルフボールの横スピン、前記ゴルフボールの縦スピン、前記ゴルフボールの当初位置、前記ゴルフボールのインパクトポイント、前記ゴルフボールの放出速度、前記ゴルフボールの放出球速のうち、少なくとも1つ、またはそれらの組み合わせを含むレンジセンサーと、を含むヒッティングステーションと、を含み、
前記コンピュータは前記複数のゴルフボールパラメータおよび前記複数の飛行経路パラメータを評価し、前記複数のゴルフボールパラメータおよび前記複数の飛行経路パラメータが利用可能であるときに、前記ゴルフボールの全移動経路を計算するように構成され、前記コンピュータは前記複数の飛行経路パラメータが利用不可能であるときに、前記複数のゴルフボールパラメータを使用して、前記ゴルフボールの全移動経路を計算するようにさらに構成される、ドライビングレンジ。
【請求項4】
前記ゴルフクラブパラメータは、ゴルフクラブのヘッド経路、ゴルフクラブのヘッドスピード、ゴルフクラブのヘッド速度、またはそれらの組み合わせをさらに含む、請求項1、2または3に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項5】
前記コンピュータは、前記複数のゴルフボールパラメータ、前記複数のゴルフクラブパラメータ、および前記複数の飛行経路パラメータを評価し、前記複数のゴルフボールパラメータ、前記複数のゴルフクラブパラメータ、および前記複数の飛行経路パラメータが利用可能であるときに、前記ゴルフボールの移動経路を計算するようにさらに構成され、前記コンピュータは、前記複数の飛行経路パラメータが利用不可能であるときに、前記複数のゴルフボールパラメータおよび前記複数のゴルフクラブパラメータを使用して、前記ゴルフボールの全移動経路を計算するようにさらに構成された、請求項4に記載のシステムまたはドライビングレンジ。
【請求項6】
前記評価するステップおよび前記計算するステップは、
前記ゴルフボールパラメータ、前記ゴルフクラブパラメータ、および前記飛行経路パラメータを評価し、前記ゴルフボールパラメータ、前記ゴルフクラブパラメータ、および前記飛行経路パラメータが利用可能であるときに、前記ゴルフボールの移動経路を計算するステップと、
前記飛行経路パラメータが利用不可能であるときに、前記ゴルフボールパラメータおよび前記ゴルフクラブパラメータを使用して、前記ゴルフボールの全移動経路を計算するステップと、をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記ベイセンサーは、赤外線センサー、レーダセンサー、圧力センサー、音響センサー、レーザセンサー、赤外線カメラ、可視光カメラ、またはそれらの組み合わせである、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項8】
前記ベイセンサーは赤外線指向性トリップセンサーである、請求項7に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項9】
前記ベイセンサーは、赤外線光ビームエミッタおよび赤外線光ビーム検知器をさらに含む、請求項8に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項10】
前記レンジセンサーは、赤外線センサー、レーダセンサー、圧力センサー、音響センサー、レーザセンサー、赤外線カメラ、可視光カメラ、またはそれらの組み合わせである、請求項1から9のいずれか一項に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項11】
前記レンジセンサーは、レーダセンサーである、請求項10に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項12】
前記レンジセンサーは前記ベイセンサーとは異なる、請求項10または11に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項13】
複数の地上経路パラメータを検知するように構成された地上経路センサーをさらに含む、請求項1から12のいずれか一項に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項14】
前記地上経路センサーは前記地上経路の三次元座標を検知するための狭角カメラである、請求項13に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項15】
前記地上経路センサーは前記ベイセンサーおよび前記レンジセンサーとは異なる、請求項14に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項16】
前記地上経路パラメータは前記ゴルフボールの地上経路の三次元座標、前記ゴルフボールの停止点、またはその組み合わせをさらに含む、請求項13,14または15に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項17】
前記コンピュータは、前記ゴルフボールパラメータ、前記ゴルフクラブパラメータ、前記飛行経路パラメータ、および前記地上経路パラメータを使用して、前記ゴルフボールの前記移動経路を計算するように構成された、請求項13から16のいずれか一項に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項18】
前記ゴルフボールのインパクトの瞬間の、第1の検知フィールドを検知するように構成された前記ベイセンサーであって、前記ベイセンサーはドライビングレンジの複数のヒッティングステーションのうち、少なくとも1つに位置し、前記第1の検知フィールドは、前記ゴルフボールの前記インパクトの瞬間の、実質的に遮るもののない視界を有する前記ベイセンサーと、
前記ゴルフボールの前記飛行経路の第2の検知フィールドを検知するように構成された前記レンジセンサーであって、前記レンジセンサーは前記ヒッティングステーションの側方に位置し、前記第2の検知フィールドは、前記ゴルフボールの前記飛行経路の実質的に遮るもののない視界を有する前記レンジセンサーと、をさらに含む、請求項1から17のいずれか一項に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項19】
前記第1の検知フィールドと前記第2の検知フィールドは重複する検知フィールドを有さない、請求項18に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項20】
前記第1の検知フィールドと前記第2の検知フィールドは重複する検知フィールドを有する、請求項18に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項21】
第3の検知フィールドを検知するように構成された前記地上経路センサーであって、前記第3の検知フィールドは、前記ゴルフボールの前記地上経路の実質的に遮るもののない視界を有する、前記地上経路センサーをさらに備える、請求項18、19または20に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項22】
前記第1の検知フィールド、前記第2の検知フィールドおよび前記第3の検知フィールドは、前記ゴルフボールの前記移動経路の遮るもののない視界を提供する、請求項21に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項23】
前記第1の検知フィールド、前記第2の検知フィールドおよび前記第3の検知フィールドは、重複する検知フィールドを有する、請求項21または22に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【請求項24】
前記第1の検知フィールド、前記第2の検知フィールドおよび前記第3の検知フィールドは、重複する検知フィールドを有さない、請求項21または22に記載のシステム、方法、またはドライビングレンジ。
【外国語明細書】