IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ナチュラルウェルテック カンパニー リミテッドの特許一覧

<>
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図1
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図2
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図3
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図4
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図5
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図6
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図7
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図8
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図9
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図10
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図11
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図12
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図13
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図14
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図15
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図16
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図17
  • 特開-波動重畳型微細電流生体印加装置 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023085523
(43)【公開日】2023-06-20
(54)【発明の名称】波動重畳型微細電流生体印加装置
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/20 20060101AFI20230613BHJP
   A61N 1/36 20060101ALI20230613BHJP
【FI】
A61N1/20
A61N1/36
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023063615
(22)【出願日】2023-04-10
(62)【分割の表示】P 2021521993の分割
【原出願日】2020-01-16
(31)【優先権主張番号】10-2019-0149269
(32)【優先日】2019-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521164762
【氏名又は名称】ナチュラルウェルテック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】NATURALWELLTECH CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】181,Dongnae-ro,Dongnae-gu,Busan 47807 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】チョ ドンシク
(72)【発明者】
【氏名】チョ シンウー
(72)【発明者】
【氏名】チョ スヨン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】生体刺激による各種の生理機能の活性化が図れる新たな形態の波動重畳型微細電流生体印加装置を提供する。
【解決手段】本発明は、小さい周波数の基準波動微細電流、大きい周波数のメイン波動微細電流を設定パターンに重畳させるか、メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有する多重重畳波微細電流を追加的に重畳させて生命体へ印加することで、生体刺激による各種の生理機能の活性化が図れるようにし、交流電気刺激と直流電気刺激とを選択し得る多機能携帯用ハウジングが人体の手首部位などに着用される構成を追加的に提供することで、使用者の身体や疾病/健康の状態に合わせた電気刺激を付与することができ、活用度及び拡張性が増大され得るようにする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基準波動微細電流とメイン波動微細電流とを重畳させた生体刺激用微細電流を生成する生体刺激用微細電流生成ユニット(100)と、
前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達されるようになり、外部領域へ生体刺激用微細電流を出力して、当該外部領域における対象体の生体を刺激するようになる生体刺激用微細電流出力ユニット(200)と、
前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)及び生体刺激用微細電流出力ユニット(200)の動作を制御するコントローラ(300)と、を含む構成からなり、
前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)は、
3~30kHzの超長波(VLF)に設定された基準波動周波数の範囲に属する周波数の大きさ及び設定された生体刺激用微細電流値の範囲に属する電流値を持つ基準波動微細電流が生成されるが、前記基準波動微細電流が三角波、矩形波、鋸歯状波、正弦波、階段波を含むDC波の群から選択されたいずれか1つの波形を有するようにし、前記基準波動微細電流は、正の波動変位値を持つ領域のみで生成される基準波動微細電流生成モジュール(110)と、前記基準波動微細電流の周波数の大きさよりも大きい30kHz~300kHzの長波(LF)に設定されるメイン波動微細電流周波数の範囲に属する周波数の大きさ及び設定された生体刺激用微細電流値の範囲に属する電流値を持つメイン波動微細電流が生成されるメイン波動微細電流生成モジュール(120)と、前記基準波動微細電流と前記メイン波動微細電流とを重畳させる微細電流重畳モジュール(130)と、を含む構成からなるが、
前記メイン波動微細電流生成モジュール(120)は、
前記メイン波動微細電流の時間別波動変位値が当該時間における前記基準波動微細電流の波動変位値を超えない第1の条件と、前記メイン波動微細電流の時間別波動変位値と当該時間における前記基準波動微細電流の波動変位値との符号が同一である第2の条件とを共に満足させる波形の前記メイン波動微細電流を生成させるとともに、前記メイン波動微細電流を成す波動の山を繋ぐ軌跡が前記基準波動微細電流の波形となるように、前記メイン波動微細電流を生成させることを特徴とする波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項2】
前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)は、
前記メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有し、前記基準波動微細電流及び前記メイン波動微細電流が満足させる前記第1の条件および第2の条件が周波数の大きさの順に対をなす微細電流の間で、同一のパターンで満足させる多重重畳用微細電流が一つ以上生成される多重重畳波微細電流生成モジュール(120’)をさらに含み、
前記微細電流重畳モジュール(130)は、相互に対をなす前記メイン波動微細電流と多重重畳波微細電流、相互に対をなす多重重畳波を重畳させることを特徴とする、請求項1に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項3】
人体及び動物の身体部位に着用されるハウジング(400)と、
前記ハウジング(400)の内部に配置され、前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)と生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とコントローラ(300)とがチップセットの形態で実装(mount)されているメイン基板(500)と、
前記ハウジング(400)の表面に露出形成され、使用者の操作による制御信号を入力されて前記コントローラ(300)に伝達し、前記コントローラ(300)から情報を伝達されて出力するようになるコントロールパネル(600)と、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項4】
前記ハウジング(400)は、
腕時計の本体形状に対応する設定厚さのブロック体形状からなり、生体と接触する底面の中央部位が交流電気刺激板(430a)からなるウォッチ型本体ブロック(410)と、
前記ウォッチ型本体ブロック(410)の両側に連結されて、人体の手首部位に固定される連結バンド(420)と、を含む構成からなるが、
前記交流電気刺激板(430a)は、前記生体刺激用微細電流出力ユニット(200)に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達されるようになることを特徴とする、請求項3に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項5】
前記ハウジング(400)の前記ウォッチ型本体ブロック(410)は、生体と接触する底面の縁部位に、直流電気刺激用電極(430b)を追加的に形成し、
前記直流電気刺激用電極(430b)は、前記ハウジング(400)の内部に配置される直流電源生成器(450)に連結されて、生体刺激用直流電源電流を伝達されるようになることを特徴とする、請求項4に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項6】
前記連結バンド(420)は、ゲルマニウム、水晶を含む生体刺激性鉱物体(700)を、生体と接触する部位に付着することを特徴とする、請求項4、又は5に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項7】
前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)と生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とが具備されている微細電流出力端末器(1)と、腕時計の形状からなり、使用者の手首部位に着用され、前記コントローラ(300)が具備されている一方、前記生体刺激用微細電流の生成のための微細電流設定情報がデータベース化されたDB(2a)が具備されているスマートウォッチ(2)と、使用者が携帯して移動通信を行うようになり、前記コントローラ(300)と連動する微細電流出力制御アプリケーション(4)が設けられるが、前記微細電流出力制御アプリケーション(4)は、前記生体刺激用微細電流の生成のための微細電流設定情報がデータベース化されたDB(2a)を含む使用者携帯通信端末器(3)と、の群から選択されたいずれか1つ以上が具備されるが、
前記スマートウォッチ(2)は、
前記スマートウォッチ(2)と前記微細電流出力端末器(1)とが一体化されており、
前記コントローラ(300)が内蔵され、前記微細電流出力端末器(1)に対する直接制御を行うようになる出力端末器一体型スマートウォッチと、前記微細電流出力端末器(1)と分離して別途具備され、通信ユニット(2b)が具備され、前記微細電流出力端末器(1)との有無線通信を通じて出力端末器の動作制御情報を前記微細電流出力端末器(1)に伝達する出力端末器分離型スマートウォッチと、から選択されたいずれかであり、
前記使用者携帯通信端末器(3)は、
前記微細電流出力制御アプリケーション(4)より生成される出力端末器の動作制御情報を、前記スマートウォッチ(2)との無線通信を通じて前記スマートウォッチ(2)に伝達し、前記微細電流出力端末器(1)を間接制御する出力端末器間接制御型通信端末器と、前記微細電流出力制御アプリケーション(4)より生成される出力端末器の動作制御情報を、前記微細電流出力端末器(1)との無線通信を通じて前記微細電流出力端末器(1)に伝達し、前記微細電流出力端末器(1)を直接制御する出力端末器直接制御型通信端末器と、から選択されたいずれかであることを特徴とする、請求項1に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項8】
前記出力端末器一体型スマートウォッチは、前記スマートウォッチ(2)と前記微細電流出力端末器(1)とが着脱可能に結合される構造を有し、使用者の手首部位以外の生体部位へ前記生体刺激用微細電流を出力する場合、前記微細電流出力端末器(1)が前記スマートウォッチ(2)から分離して当該生体部位に配置されるようにすることを特徴とする、請求項7に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項9】
前記微細電流出力端末器(1)は、
耳部位に着用される小型サウンド機器、目部位に着用されるめがね、頭部位に着用される帽子が含まれ得る使用者着用体と、ベッド、ベッドパッド、電気カーペットが含まれ得る使用者身体接触体と、に連結されて、前記生体刺激用微細電流を伝達するようになることを特徴とする、請求項7に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項10】
前記微細電流出力端末器(1)は、生体部位に配置され、使用者の現在身体情報を検出するようになり、
前記スマートウォッチ(2)と前記使用者携帯通信端末器(3)とから選択されたいずれかは、前記微細電流出力端末器(1)から使用者の現在身体情報を伝達されて、モニタリング情報を生成し出力するようになることを特徴とする、請求項7に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項11】
前記スマートウォッチ(2)の表面に配置され、太陽光を照射されて電源を生産する太陽電池(5)と、前記スマートウォッチ(2)が配置された手首部位から伝達される体温より電源を生産する体温充電ユニット(6)と、前記スマートウォッチ(2)で受信されるワイファイ(登録商標)通信用電波、ブルートゥース(登録商標)通信用電波、LTE通信用電波を含む無線電波より電源を生産する無線波動充電ユニット(7)と、前記スマートウォッチ(2)を振る動作より電源を生産する振動充電ユニット(8)と、の群から選択されたいずれか1つ以上が前記スマートウォッチ(2)に具備されることを特徴とする、請求項7に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項12】
前記スマートウォッチ(2)と前記使用者携帯通信端末器(3)とから選択されたいずれかは、
疾患の診断に用いられる身体部位の映像情報を生成するようになる身体映像情報検出器(9)と、使用者の虹彩特性情報を検出する虹彩認識センサ(10)と、使用者の静脈特性情報を検出する静脈認識センサ(11)と、の群から選択されたいずれか1つ以上を具備し、
前記スマートウォッチ(2)に具備される人体診断ユニット(12)と前記使用者携帯通信端末器(3)に具備される前記微細電流出力制御アプリケーション(4)とから選択されたいずれかは、
身体映像情報検出器(9)と虹彩認識センサ(10)と静脈認識センサ(11)との群から選択されたいずれか1つ以上から入力される情報より使用者の疾患を推定するようになり、
前記スマートウォッチ(2)と前記微細電流出力制御アプリケーション(4)とは、推定した使用者の疾患に対応する微細電流設定情報を前記DB(2a)から伝達されて、出力端末器の動作制御情報を生成した後、前記微細電流出力端末器(1)に伝送するようになることを特徴とする、請求項7に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【請求項13】
植物栽培領域、魚類養殖領域、家畜及び家擒の飼育が行われる動物飼育領域の設定地点に配置され、複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)が離隔して固定される固定フレーム(800)と、
設定地点に設けられ、太陽光発電を行う太陽光パネル(900)と、
前記太陽光パネル(900)から電源を伝達されて貯蔵する電源供給装置(1000)と、
設定地点に設けられ、前記電源供給装置(1000)と公共電源供給装置とに連結されて電源を供給され、複数の前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)が集積配置される大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、
前記大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とを連結する複数の連結ケーブル(1200)と、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の波動重畳型微細電流生体印加装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸潤性繰り返し周波数(infiltration repetition frequency)の生体刺激用微細電流を生成して、植物、魚類、家畜、家擒、人体及び動物などの対象体へ印加する波動重畳型微細電流生体印加装置に関し、さらに具体的には、小さい周波数の基準波動微細電流、大きい周波数のメイン波動微細電流を設定パターンに重畳させるか、メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有する多重重畳波微細電流を追加的に重畳させて生命体へ印加することで、生体刺激による各種の生理機能の活性化が図れるようにし、スマートウォッチ構造を基盤とするか、スマートフォンに設けられる微細電流出力制御アプリケーションを活用して、人体の手首部位を初めとする多様な身体部位に様々な構造及び方式により適用可能にし、特に身体部位の映像情報、虹彩特性情報、静脈特性情報などを検出して使用者の疾患を推定した後、これに合わせた微細電流が生成されて出力されることで、使用者の現在状態に最適化された生理機能の活性化が具現されるようにし、これに加えて、植物、魚類、家畜、家擒に適用されるとき、生長促進と伝染病対応の免疫力増強が図れるようにする一方、交流電気刺激と直流電気刺激とを選択し得る多機能携帯用ハウジングが人体の手首部位などに着用される構成を追加的に提供することで、使用者の身体や疾病/健康の状態に合わせた電気刺激を付与することができ、活用度と拡張性が増大され得るようにする波動重畳型微細電流生体印加装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近では、豊かな物質文明を背景にして健康に関する関心が漸次高まってきている。また、食生活文化の変化及び運動不足による各種の成人病の発生のため、より一層健康に関する多くの関心を持つようになっており、これに伴い、多様な機能及び種類の美容関連機器が開発されて広く使用されている。電気治療器もそのうちの一つである。
【0003】
電気治療とは、直流電流、交流電流、脈動電流などのような電気(electricity)を用いて疾病を診断し治療する医科学の一つの分野であると定義することができる。
【0004】
電気治療の種類としては、医療直流電気療法(medical galvanism)、イオン導入法(iontoporesis)、電気刺激治療(electrical stimulation theraphy、EST)、経皮的神経電気刺激治療(transcutaneous electrical nerve stimulation、TENS)、機能的電気刺激治療(FES)、干渉電流治療(interferential current therapy、ICT)、短波深部透熱治療(shortwave diathermy、SWD)、極超短波深部透熱治療(microwave diathermy、MWD)、超音波(ultrasound)治療などがある。
【0005】
このような電気治療は、筋骨格系損傷及び疾患、神経系損傷及び疾患、循環系疾患、皮膚疾患、内科疾患、慢性炎症性疾患などを治療する目的で使用されている。このような電子エネルギーを用いた治療方法の最大のメリットは、体の現象及び特性を用いて、外部からの電気刺激により人体に電気的変化を起こし、治療に有益に使用する療法として知られている。
【0006】
ところが、電気治療は、周波数の波形、電流、電流の強度、適用部位などに応じてその機能の差異が顕著である。
【0007】
従来の電気治療は、同一の周波数特性を持つ規則的な低周波信号を供給して、身体に電気刺激を伝達するようにすることが一般的である。しかし、低周波電流は、被施術者の患部に直接貼付したパッチ型電極パッドを介してのみ伝達されるようになるので、電気刺激の伝達される範囲が狭小であり、電気刺激を介した治療効果及びマッサージ効果を期待するには多少不十分であったし、電極パッドを介して伝達される電気刺激は、被施術者に多少強く伝達されるので、物理的な刺激が被施術者にそのまま伝達されるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明は、このような従来技術の問題点を改善して、3~30kHzの超長波(VLF)周波数の範囲を有しうる基準波動微細電流と、30kHz~300kHzの長波(LF)周波数の範囲を有しうるメイン波動微細電流が設定パターンに重畳されるか、メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有する多重重畳波微細電流が追加的に重畳されながら、植物、魚類、家畜、家擒、人体及び動物などの生体へ印加されるようにすることで、生体刺激による各種の生理機能の活性化が図れる新たな形態の波動重畳型微細電流生体印加装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、メイン波動微細電流を成す波動の山を繋ぐ軌跡が基準波動微細電流の波形となるように基準波動微細電流とメイン波動微細電流とが生成され、基準波動微細電流が三角波、矩形波、鋸歯状波、正弦波、階段波を含むDC波などの波形を有する構造によって、効率的な生体刺激を通じて、高血圧、高脂血症などの疾病への対応及び予防の効果を得られる一方、ビニールハウス、温室などで栽培される植物、養殖場/水族館の魚類、飼育する動物であるウシ/ブタ/ニワトリ/カモなどの家畜及び家擒の場合にも、効率的な生体刺激を通じて飼育や栽培の効率を高められる、新たな形態の波動重畳型微細電流生体印加装置を提供することを目的とする。
【0010】
そして、本発明は、微細電流出力器と一体化又は分離配置されるスマートウォッチやスマートフォンに設けられる微細電流出力制御アプリケーションにより微細電流出力器が駆動される構造を提供することで、人体の手首部位を初めとする多様な身体部位に様々な構造及び方式により適用可能にして、活用性及び拡張性が増大され得る、新たな形態の波動重畳型微細電流生体印加装置を提供することを目的とする。
【0011】
これに加えて、本発明は、スマートウォッチやスマートフォンにより身体部位の映像情報、虹彩特性情報、静脈特性情報などが検出されて、使用者の疾患が推定された後、これに合わせた微細電流が生成されて出力される構造を提供することで、使用者の現在状態に最適化された生理機能の活性化が具現され得る、新たな形態の波動重畳型微細電流生体印加装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した目的を達成するための本発明の特徴によれば、本発明は、基準波動微細電流とメイン波動微細電流とを重畳させた生体刺激用微細電流を生成する生体刺激用微細電流生成ユニット(100)と、前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達されるようになり、外部領域へ生体刺激用微細電流を出力して、当該外部領域における対象体の生体を刺激するようになる生体刺激用微細電流出力ユニット(200)と、前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)及び生体刺激用微細電流出力ユニット(200)の動作を制御するコントローラ(300)と、を含む構成からなり、
前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)は、3~30kHzの超長波(VLF)に設定された基準波動周波数の範囲に属する周波数の大きさ及び設定された生体刺激用微細電流値の範囲に属する電流値を持つ基準波動微細電流が生成されるが、前記基準波動微細電流が三角波、矩形波、鋸歯状波、正弦波、階段波を含むDC波の群から選択されたいずれか1つの波形を有するようにし、前記基準波動微細電流は、正の波動変位値を持つ領域のみで生成される基準波動微細電流生成モジュール(110)と、前記基準波動微細電流の周波数の大きさよりも大きい30kHz~300kHzの長波(LF)に設定されるメイン波動微細電流周波数の範囲に属する周波数の大きさ及び設定された生体刺激用微細電流値の範囲に属する電流値を持つメイン波動微細電流が生成されるメイン波動微細電流生成モジュール(120)と、前記基準波動微細電流とメイン波動微細電流とを重畳させる微細電流重畳モジュール(130)と、を含む構成からなるが、
前記メイン波動微細電流生成モジュール(120)は、前記メイン波動微細電流の時間別波動変位値が当該時間における前記基準波動微細電流の波動変位値を超えない第1の条件と、前記メイン波動微細電流の時間別波動変位値と当該時間における前記基準波動微細電流の波動変位値との符号が同一である第2の条件とを共に満足させる波形のメイン波動微細電流を生成させるとともに、前記メイン波動微細電流を成す波動の山を繋ぐ軌跡が前記基準波動微細電流の波形となるように、前記メイン波動微細電流を生成させることを特徴とする、波動重畳型微細電流生体印加装置を提供する。
【0013】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、人体及び動物の身体部位に着用されるハウジング(400)と、前記ハウジング(400)の内部に配置され、前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)、生体刺激用微細電流出力ユニットで前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)は、前記メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有し、前記基準波動微細電流及びメイン波動微細電流が満足させる前記第1の条件および第2の条件が周波数の大きさの順に対をなす微細電流の間で同一のパターンで満足させる多重重畳用微細電流が一つ以上生成される多重重畳波微細電流生成モジュール(120’)、をさらに含み、前記微細電流重畳モジュール(130)は、相互に対をなすメイン波動微細電流と多重重畳波微細電流、相互に対をなす多重重畳波を重畳させることができる。
【0014】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、人体及び動物の身体部位に着用されるハウジング(400)と、前記ハウジング(400)の内部に配置され、前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)、生体刺激用微細電流出力ユニット(200)及びコントローラ(300)がチップセットの形態で実装(mount)されているメイン基板(500)と、前記ハウジング(400)の表面に露出形成され、使用者の操作による制御信号を入力されて前記コントローラ(300)に伝達し、前記コントローラ(300)から情報を伝達されて出力するようになるコントロールパネル(600)と、をさらに含むことができる。
【0015】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置において、前記ハウジング(400)は、腕時計の本体形状に対応する設定厚さのブロック体形状からなり、生体と接触する底面の中央部位が交流電気刺激板(430a)からなるウォッチ型本体ブロック(410)と、前記ウォッチ型本体ブロック(410)の両側に連結されて、人体の手首部位に固定される連結バンド(420)と、を含む構成からなるが、
前記交流電気刺激板(430a)は、前記生体刺激用微細電流出力ユニット(200)に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達されるようになる。
【0016】
ここで、前記ハウジング(400)のウォッチ型本体ブロック(410)は、生体と接触する底面の縁部位に直流電気刺激用電極(430b)を追加的に形成し、前記直流電気刺激用電極(430b)は、前記ハウジング(400)の内部に配置される直流電源生成器(450)に連結されて、生体刺激用直流電源電流を伝達されるようになり得る。
【0017】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置において、前記連結バンド(420)は、ゲルマニウム、水晶を含む生体刺激性鉱物体(700)を生体と接触する部位に付着することができる。
【0018】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、前記生体刺激用微細電流生成ユニット(100)と生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とが具備されている微細電流出力端末器(1)と、腕時計の形状からなり、使用者の手首部位に着用され、前記コントローラ(300)が具備されている一方、前記生体刺激用微細電流の生成のための微細電流設定情報がデータベース化されたDB(2a)が具備されているスマートウォッチ(2)と、使用者が携帯して移動通信を行うようになり、前記コントローラ(300)と連動する微細電流出力制御アプリケーション(4)が設けられるが、前記微細電流出力制御アプリケーション(4)は、前記生体刺激用微細電流の生成のための微細電流設定情報がデータベース化されたDB(2a)を含む使用者携帯通信端末器(3)と、の群から選択されたいずれか1つ以上を備えるが、
前記スマートウォッチ(2)は、前記スマートウォッチ(2)と前記微細電流出力端末器(1)とが一体化されており、前記コントローラ(300)が内蔵され、前記微細電流出力端末器(1)に対する直接制御を行うようになる出力端末器一体型スマートウォッチと、前記微細電流出力端末器(1)と分離して別途具備され、通信ユニット(2b)が具備され、前記微細電流出力端末器(1)との有無線通信を通じて出力端末器の動作制御情報を前記微細電流出力端末器(1)に伝達する出力端末器分離型スマートウォッチと、から選択されたいずれかであり、
前記使用者携帯通信端末器(3)は、前記微細電流出力制御アプリケーション(4)より生成される出力端末器の動作制御情報を、前記スマートウォッチ(2)との無線通信を通じて前記スマートウォッチ(2)に伝達し、前記微細電流出力端末器(1)を間接制御する出力端末器間接制御型通信端末器と、前記微細電流出力制御アプリケーション(4)より生成される出力端末器の動作制御情報を前記微細電流出力端末器(1)との無線通信を通じて前記微細電流出力端末器(1)に伝達し、前記微細電流出力端末器(1)を直接制御する出力端末器直接制御型通信端末器と、から選択されたいずれかであることができる。
【0019】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置において、前記微細電流出力端末器(1)は、耳部位に着用される小型サウンド機器、目部位に着用されるめがね、頭部位に着用される帽子が含まれ得る使用者着用体と、ベッド、ベッドパッド、電気カーペットが含まれ得る使用者身体接触体と、に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達するようになり得る。
【0020】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置において、前記出力端末器一体型スマートウォッチは、前記スマートウォッチ(2)と前記微細電流出力端末器(1)とが着脱可能に結合される構造を有し、使用者の手首部位以外の生体部位に生体刺激用微細電流を出力する場合、前記微細電流出力端末器(1)が前記スマートウォッチ(2)から分離して当該生体部位に配置されるようにすることができる。
【0021】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置において、前記微細電流出力端末器(1)は、生体部位に配置されて、使用者の現在身体情報を検出するようになり、前記スマートウォッチ(2)と使用者携帯通信端末器(3)とから選択されたいずれかは、前記微細電流出力端末器(1)から使用者の現在身体情報を伝達されて、モニタリング情報を生成し出力するようになり得る。
【0022】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置において、前記スマートウォッチ(2)の表面に配置され、太陽光を照射されて電源を生産する太陽電池(5)と、前記スマートウォッチ(2)が配置された手首部位から伝達される体温より電源を生産する体温充電ユニット(6)と、前記スマートウォッチ(2)で受信されるワイファイ(登録商標)通信用電波、ブルートゥース(登録商標)通信用電波及びLTE通信用電波を含む無線電波より電源を生産する無線波動充電ユニット(7)と、前記スマートウォッチ(2)を振る動作より電源を生産する振動充電ユニット(8)と、の群から選択されたいずれか1つ以上が前記スマートウォッチ(2)に具備されることができる。
【0023】
このような本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置において、前記スマートウォッチ(2)と使用者携帯通信端末器(3)とから選択されたいずれかは、疾患の診断に用いられる身体部位の映像情報を生成するようになる身体映像情報検出器(9)と、使用者の虹彩特性情報を検出する虹彩認識センサ(10)と、使用者の静脈特性情報を検出する静脈認識センサ(11)と、の群から選択されたいずれか1つ以上を具備し、
前記スマートウォッチ(2)に具備される人体診断ユニット(12)と前記使用者携帯通信端末器(3)に具備される微細電流出力制御アプリケーション(4)とから選択されたいずれかは、身体映像情報検出器(9)と虹彩認識センサ(10)と静脈認識センサ(11)との群から選択されたいずれか1つ以上から入力される情報より使用者の疾患を推定するようになり、
前記スマートウォッチ(2)と微細電流出力制御アプリケーション(4)とは、推定した使用者の疾患に対応する微細電流設定情報を、前記DB(2a)から伝達されて出力端末器の動作制御情報を生成した後、前記微細電流出力端末器(1)に伝送するようになり得る。
【0024】
一方、人体及び動物に適用される本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、植物栽培領域に配置され、複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)が離隔して固定される固定フレーム(800)と、設定地点に設けられ、太陽光発電を行う太陽光パネル(900)と、前記太陽光パネル(900)から電源を伝達されて貯蔵する電源供給装置(1000)と、設定地点に設けられ、前記電源供給装置(1000)と公共電源供給装置とに連結されて電源を供給され、複数の生体刺激用微細電流生成ユニット(100)が集積配置される大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、前記大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とを連結する複数の連結ケーブル(1200)と、をさらに含むことができる。
【0025】
魚類に適用される本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、魚類養殖領域に配置され、一つ以上の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)が離隔して固定されるが、各生体刺激用微細電流出力ユニット(200)が魚類養殖領域の水槽(1300)と接するように設けられる固定フレーム(800)と、設定地点に設けられ、太陽光発電を行う太陽光パネル(900)と、前記太陽光パネル(900)から電源を伝達されて貯蔵する電源供給装置(1000)と、設定地点に設けられ、前記電源供給装置(1000)と公共電源供給装置とに連結されて電源を供給され、複数の生体刺激用微細電流生成ユニット(100)が集積配置される大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、前記大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と1つ以上の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とを連結する複数の連結ケーブル(1200)と、をさらに含むことができる。
【0026】
家畜及び家擒に適用される本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、家畜及び家擒の飼育が行われる動物飼育領域の設定地点に設けられ、太陽光発電を行う太陽光パネル(900)と、前記太陽光パネル(900)から電源を伝達されて貯蔵する電源供給装置(1000)と、設定地点に設けられ、前記電源供給装置(1000)と公共電源供給装置とに連結されて電源を供給され、複数の生体刺激用微細電流生成ユニット(100)が集積配置される大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、前記大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と動物飼育領域の飼育場ハウス(1400)とに取り付けられる複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)を連結する複数の連結ケーブル(1200)と、をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置によれば、3~30kHzの超長波(VLF)周波数の範囲を有しうる基準波動微細電流と、30kHz~300kHzの長波(LF)周波数の範囲を有しうるメイン波動微細電流とが設定パターンに重畳されるか、メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有する多重重畳波微細電流が追加的に重畳されながら、植物、魚類、家畜、家擒、人体及び動物などの生体へ印加されるので、生体刺激による各種の生理機能が活性化されるという効果がある。
【0028】
そして、本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置によれば、メイン波動微細電流を成す波動の山を繋ぐ軌跡が基準波動微細電流の波形となるように、基準波動微細電流とメイン波動微細電流とが生成され、三角波、矩形波、鋸歯状波、正弦波、階段波を含むDC波などの波形を有するように基準波動微細電流が生成されるので、効率的な生体刺激を通じて、高血圧、高脂血症などの疾病への対応及び予防の効果を得られる一方、ビニールハウス、温室などで栽培される植物、養殖場/水族館の魚類、飼育する動物であるウシ/ブタ/ニワトリ/カモなどの家畜及び家擒の場合にも、効率的な生体刺激を通じて飼育や栽培の効率を高めることもできる。特に、本発明の波動重畳型微細電流生体印加装置を養殖する動物に適用することで、抗生剤を代替したり、動物の傷を治療することに利用できる可能性が発生する。
【0029】
また、本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置によれば、微細電流出力器と一体化又は分離配置されるスマートウォッチやスマートフォンに設けられる微細電流出力制御アプリケーションにより微細電流出力器が駆動されるので、人体の手首部位を初めとする多様な身体部位に様々な構造及び方式により適用可能になり、これに伴い、活用性及び拡張性が増大されるという効果がある。
【0030】
これに加えて、本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置によれば、スマートウォッチやスマートフォンにより身体部位の映像情報、虹彩特性情報、静脈特性情報などが検出されて、使用者の疾患が推定された後、これに合わせた微細電流が生成されて出力される構造を提供するので、使用者の現在状態に最適化された生理機能の活性化が具現されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】(a)及び(b)は、本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置の構成ブロック図である。
図2】人体及び動物に適用される本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置の構成ブロック図である。
図3】交流電気刺激板のみを具備した本発明の実施例によるウォッチ型本体ブロックを示すための図である。
図4】(a)及び(b)は、直流電気刺激用電極を追加的に具備した本発明の実施例によるウォッチ型本体ブロックを示すための図である。
図5】本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置である。
図6】本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置である。
図7】本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置である。
図8】植物に適用される本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置を示すための図である。
図9】魚類に適用される本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置を示すための図である。
図10】家畜及び家擒に適用される本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置を示すための図である。
図11】(a)乃至(d)は、本発明の実施例による基準波動微細電流の波形の例示図である。
図12】本発明の実施例による基準波動微細電流とメイン波動微細電流との変位値関数の例示図である。
図13】本発明の実施例によるメイン波動微細電流生成モジュールにおいて、基準波動微細電流の波形に対応してメイン波動微細電流が生成されることを示すための図である。
図14】本発明の実施例による微細電流重畳モジュールにおける微細電流重畳の例示図である。
図15】本発明の実施例による微細電流重畳モジュールにおける微細電流重畳の例示図である。
図16】本発明の実施例による微細電流重畳モジュールにおける微細電流重畳の例示図である。
図17】本発明の実施例による微細電流重畳モジュールにおける微細電流重畳の例示図である。
図18】本発明の実施例による微細電流重畳モジュールにおける微細電流重畳の例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の実施例を添付の図1乃至図18に基づいて詳細に説明する。なお、図面及び詳細な説明において、一般的な微細電流、微細電流による生体刺激、波動の重畳、超長波(VLF)、長波(LF)、三角波、矩形波、鋸歯状波、階段波、チップセット、コントロールパネル、ゲルマニウム、水晶、生体刺激性鉱物体、太陽光パネル、電源供給装置、連結ケーブル、スマートウォッチ、アプリケーション、太陽電池、体温充電技術、無線波動充電技術、振動充電技術、虹彩認識技術、静脈認識技術などから、当該分野における従事者らが容易に分かる構成及び作用についての図示及び言及は簡略化又は省略した。特に、図面の図示及び詳細な説明において、本発明の技術的特徴と直接関連のない要素の具体的な技術的構成及び作用についての詳細な説明及び図示は省略し、本発明に関連した技術的構成のみを簡略に図示又は説明してある。
【0033】
本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、図1のように、生体刺激用微細電流生成ユニット(100)と、生体刺激用微細電流出力ユニット(200)と、コントローラ(300)と、を含む構成からなる。
【0034】
生体刺激用微細電流生成ユニット(100)は、基準波動微細電流とメイン波動微細電流とを重畳させた生体刺激用微細電流を生成するユニットである。
【0035】
ここで、本発明の実施例による微細電流生成ユニット(100)は、基準波動微細電流生成モジュール(110)と、メイン波動微細電流生成モジュール(120)と、微細電流重畳モジュール(130)と、を含む構成からなる。
【0036】
基準波動微細電流生成モジュール(110)は、3~30kHzの超長波(VLF)に設定された基準波動周波数の範囲に属する周波数の大きさ及び設定された生体刺激用微細電流値の範囲に属する電流値を持つ基準波動微細電流が生成されるモジュールである。基準波動微細電流は、図11の(a)乃至(d)のように、三角波、矩形波、鋸歯状波、正弦波、階段波を含むDC波などの波形を有するが、特に、本発明の実施例による基準波動微細電流生成モジュール(110)は、基準波動微細電流が正の波動変位値を持つ領域のみで生成されるようにする。
【0037】
メイン波動微細電流生成モジュール(120)は、基準波動微細電流の周波数の大きさよりも大きい30kHz~300kHzの長波(LF)に設定されるメイン波動微細電流周波数の範囲に属する周波数の大きさ及び設定された生体刺激用微細電流値の範囲に属する電流値を持つメイン波動微細電流が生成されるモジュールである。ここで、本発明の実施例によるメイン波動微細電流生成モジュール(120)は、メイン波動微細電流の時間別波動変位値が当該時間における基準波動微細電流の波動変位値を超えない第1の条件と、メイン波動微細電流の時間別波動変位値と当該時間における基準波動微細電流の波動変位値との符号が同一である第2の条件とを共に満足させる波形のメイン波動微細電流を生成するようになる(図12の基準波動微細電流とメイン波動微細電流との変位値関数を参照)。そして、本発明の実施例によるメイン波動微細電流生成モジュール(120)は、図13のように、メイン波動微細電流を成す波動の山を繋ぐ軌跡が基準波動微細電流の波形となるように、メイン波動微細電流を生成するようになる。
【0038】
微細電流重畳モジュール(130)は、基準波動微細電流とメイン波動微細電流とを重畳させるモジュールである。本発明の実施例による微細電流重畳モジュール(130)は、図14乃至図17のように、基準波動微細電流の波形内部でメイン波動微細電流が周期的に振動する構造であり、基準波動微細電流とメイン波動微細電流とを重畳させるようになる。
【0039】
一方、生体刺激用微細電流生成ユニット(100)は、図1の(b)のように、多重重畳波微細電流生成モジュール(120’)を追加的に具備することができるが、多重重畳波微細電流生成モジュール(120’)は、図18のように、メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有し、基準波動微細電流とメイン波動微細電流とが満足させる前記の第1の条件と第2の条件とが、周波数の大きさの順に対をなす微細電流の間で、同一のパターンで満足させる多重重畳用微細電流を一つ以上生成するモジュールである。
【0040】
これに対応して、微細電流重畳モジュール(130)は、相互に対をなすメイン波動微細電流と多重重畳波微細電流、相互に対をなす多重重畳波を重畳させるようになる。
【0041】
生体刺激用微細電流出力ユニット(200)は、生体刺激用微細電流生成ユニット(100)に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達されるようになり、外部領域へ生体刺激用微細電流を出力して、当該外部領域における対象体の生体を刺激するようになるユニットである。
【0042】
コントローラ(300)は、生体刺激用微細電流生成ユニット(100)及び生体刺激用微細電流出力ユニット(200)の動作を制御するようになる。
【0043】
ここで、本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、人体及び動物に適用され得るが、そのために、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、図2のように、ハウジング(400)と、メイン基板(500)と、コントロールパネル(600)とを具備することができる。
【0044】
ハウジング(400)は、人体及び動物の身体部位に着用されるが、特に人体の手首部位に着用され得るハウジング(400)は、図3及び図4のように、ウォッチ型本体ブロック(410)と、連結バンド(420)とを含む構成からなる。
【0045】
ウォッチ型本体ブロック(410)は、腕時計の本体形状に対応する設定厚さのブロック体形状からなるが、図3のように、生体と接触する底面の中央部位が交流電気刺激板(430a)からなり得る。また、ウォッチ型本体ブロック(410)は、図4のように、生体と接触する底面の縁部位に、直流電気刺激用電極(430b)を追加的に形成することができる。
【0046】
交流電気刺激板(430a)は、円形板状からなり得る。直流電気刺激用電極(430b)は、プラス(+)極とマイナス(―)極との一対で具現されることができる。ここで、交流電気刺激板(430a)は、生体刺激用微細電流出力ユニット(200)に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達されるようになり、直流電気刺激用電極(430b)は、ハウジング(400)の内部に配置される直流電源生成器(450)に連結されて、生体刺激用直流電源電流を伝達されるようになる。
【0047】
そして、直流電気刺激用電極(430b)は、図4の(a)のように、生体と接触するウォッチ型本体ブロック(410)の底面より突出形成され得るが、この場合、交流電気刺激機能/直流電気刺激機能の選択ミスにより使用者が意図せずに直流電気刺激機能を選択したとき、突然の直流電気刺激が受けられるようになる。これに対応して、直流電気刺激用電極(430b)は、図4の(b)のように、生体と接触するウォッチ型本体ブロック(410)の底面より凹んで形成され得る。直流電気刺激用電極(430b)がウォッチ型本体ブロック(410)の底面より凹んで形成される場合、別途に具備される直流電気刺激板(440)がウォッチ型本体ブロック(410)の底面に結合されて、直流電気刺激用電極(430b)に連結されることで、ウォッチ型本体ブロック(410)の底面に接触する生体へ直流電気刺激がスムーズに伝達されるようにすることができる。
【0048】
ここで、直流電気刺激板(440)は、電気刺激印加用突起(441)を外側表面に突出形成する一方、凹んで形成された直流電気刺激用電極(430b)に嵌まる電極連結突起(442)を内側表面に突出形成するようになる。
【0049】
連結バンド(420)は、ウォッチ型本体ブロック(410)の両側に連結されて、人体の手首部位に固定されることで、本発明の実施例による連結バンド(420)は、ゲルマニウム、水晶を含む生体刺激性鉱物体(700)を生体と接触する部位に付着して、生体刺激性鉱物体(700)による生体刺激が同時に行われるようにする。
【0050】
メイン基板(500)は、ハウジング(400)の内部に配置されるものであって、生体刺激用微細電流生成ユニットチップセット(100a)と、生体刺激用微細電流出力ユニットチップセット(200a)と、コントローラチップセット(300a)とが実装(mount)される。
【0051】
コントロールパネル(600)は、ハウジング(400)の表面に露出形成されるものであって、使用者の操作による制御信号を入力されてコントローラ(300)に伝達し、コントローラ(300)から情報を伝達されて出力するようになる。そのために、コントロールパネル(600)は、タッチスクリーン(600a)からなり得る。
【0052】
一方、人体に適用される本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、図5のように、微細電流出力端末器(1)を基本構成要素とし、スマートウォッチ(2)や使用者携帯通信端末器(3)を付加的な構成要素として具備することができる。
【0053】
微細電流出力端末器(1)は、生体刺激用微細電流生成ユニット(100)と生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とを備えるものであって、使用者の身体部位(手首部位、腕首部位、肩部位、首部位、目部位、顔部位、胴部位、脚部位、足部位など)に配置され、生体刺激用微細電流を当該身体部位へ印加する要素である。このような微細電流出力端末器(1)は、耳部位に着用される小型サウンド機器、目部位に着用されるめがね、頭部位に着用される帽子などからなり得る使用者着用体に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達するようになり得る。また、微細電流出力端末器(1)は、ベッド、ベッドパッド、電気カーペットなどからなり得る使用者身体接触体に連結されて、生体刺激用微細電流を伝達するようにもなり得る。
【0054】
スマートウォッチ(2)は、腕時計の形状からなり、使用者の手首部位に着用されるものであって、コントローラ(300)と、DB(2a)とを具備する。ここで、DB(2a)は、生体刺激用微細電流の生成のための微細電流設定情報がデータベース化されたものであって、微細電流設定情報は、使用者特性情報(性別、年齢など)に連動して設定されることができ、様々な種類の使用者の疾患に合わせて設定されることができる。
【0055】
使用者携帯通信端末器(3)は、使用者が携帯して移動通信を行うようになるものであって、コントローラ(300)と連動する微細電流出力制御アプリケーション(4)が設けられる。コントローラ(300)は、使用者携帯通信端末器(3)に設けられることができるが、これと異なり、スマートウォッチ(2)や微細電流出力端末器(1)にも設けられることができる。また、微細電流出力制御アプリケーション(4)には、生体刺激用微細電流の生成のための微細電流設定情報がデータベース化されたDB(2a)が含まれる。
【0056】
ここで、スマートウォッチ(2)は、図5の(a)のように、出力端末器一体型スマートウォッチで具現されたり、図5の(b)及び(c)のように、出力端末器分離型スマートウォッチで具現されることができる。
【0057】
出力端末器一体型スマートウォッチは、スマートウォッチ(2)と微細電流出力端末器(1)とが一体化されているものであって、スマートウォッチ(2)にコントローラ(300)が内蔵されて、微細電流出力端末器(1)に対する直接制御を行うようになる。このような出力端末器一体型スマートウォッチは、スマートウォッチ(2)と微細電流出力端末器(1)とが着脱可能に結合される構造を有し得るが、使用者の手首部位以外の生体部位(眼球、腕首部位、肩部位、首部位、顔部位、胴部位、脚部位、足部位など)へ生体刺激用微細電流を出力する場合、微細電流出力端末器(1)がスマートウォッチ(2)から分離して当該生体部位に配置されるようにすることができる。
【0058】
出力端末器分離型スマートウォッチは、微細電流出力端末器(1)と分離して別途具備されるものであって、この場合、スマートウォッチ(2)には通信ユニット(2b)が具備され、微細電流出力端末器(1)との有無線通信を通じて出力端末器の動作制御情報を微細電流出力端末器(1)に伝達するようになる。
【0059】
使用者携帯通信端末器(3)は、出力端末器間接制御型通信端末器で具現されたり、出力端末器直接制御型通信端末器で具現されることができる。
【0060】
出力端末器間接制御型通信端末器は、微細電流出力制御アプリケーション(4)より生成される出力端末器の動作制御情報を、スマートウォッチ(2)との無線通信を通じてスマートウォッチ(2)に伝達し、微細電流出力端末器(1)を間接制御するようになる。
【0061】
出力端末器直接制御型通信端末器は、微細電流出力制御アプリケーション(4)より生成される出力端末器の動作制御情報を、微細電流出力端末器(1)との無線通信を通じて微細電流出力端末器(1)に伝達し、微細電流出力端末器(1)を直接制御するようになる。
【0062】
一方、微細電流出力端末器(1)は、生体部位に配置されて、使用者の現在身体情報を検出することができ、これに対応して、スマートウォッチ(2)や使用者携帯通信端末器(3)は、微細電流出力端末器(1)から使用者の現在身体情報を伝達されて、モニタリング情報を生成し出力することができる。
【0063】
そして、スマートウォッチ(2)は、図6のように、太陽電池(5)と、体温充電ユニット(6)と、無線波動充電ユニット(7)と、振動充電ユニット(8)とを具備し、自体的な発電を介して電源を供給されることができる。ここで、太陽電池(5)は、スマートウォッチ(2)の表面に配置され、太陽光を照射されて電源を生産するようになる。体温充電ユニット(6)は、スマートウォッチ(2)が配置された手首部位から伝達される体温より電源を生産するようになる。無線波動充電ユニット(7)は、スマートウォッチ(2)で受信されるワイファイ(登録商標)通信用電波、ブルートゥース(登録商標)通信用電波、LTE通信用電波を含む無線電波より電源を生産するようになる。振動充電ユニット(8)は、スマートウォッチ(2)を振る動作より電源を生産するようになる。
【0064】
また、スマートウォッチ(2)や使用者携帯通信端末器(3)は、図6及び図7のように、身体映像情報検出器(9)と、虹彩認識センサ(10)と、静脈認識センサ(11)とを具備し、使用者の身体特性情報を検出して使用者の疾患を推定することもできる。
【0065】
身体映像情報検出器(9)は、疾患の診断に用いられる身体部位の映像情報を生成するようになるものであって、カメラ(9a)やビジョンセンサ(9b)からなり得る。このような身体映像情報検出器(9)は、眼球の網膜撮影を介して痴呆の診断が行われるようにしたり、頭部位の撮影を介して脱毛診断が行われるようにすることができ、その外の多様な身体部位の撮影を介して各種の疾患の診断が行われるようにすることができる。虹彩認識センサ(10)は、使用者の虹彩特性情報を検出するものであって、痴呆、パーキンソン病、糖尿病などの診断が行われるようにすることができる。静脈認識センサ(11)は、使用者の静脈特性情報を検出するものであって、下肢静脈瘤などの診断が行われるようにすることができる。
【0066】
ここで、スマートウォッチ(2)に具備される人体診断ユニット(12)と使用者携帯通信端末器(3)に具備される微細電流出力制御アプリケーション(4)とは、身体映像情報検出器(9)と虹彩認識センサ(10)と静脈認識センサ(11)とから入力される情報より、使用者の疾患を推定するようになり、スマートウォッチ(2)と微細電流出力制御アプリケーション(4)とは、推定した使用者の疾患に対応する微細電流設定情報をDB(2a)から伝達されて、出力端末器の動作制御情報を生成した後、微細電流出力端末器(1)へ伝送することができる。
【0067】
本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、植物に適用されることができるが、そのために、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、図8のように、固定フレーム(800)と、太陽光パネル(900)と、電源供給装置(1000)と、大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、複数の連結ケーブル(1200)と、を具備することができる。
【0068】
固定フレーム(800)は、植物栽培領域に配置されるものであって、複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)が離隔して固定される。
【0069】
太陽光パネル(900)は、設定地点に設けられ、太陽光発電を行うようになる。
【0070】
電源供給装置(1000)は、太陽光パネル(900)から電源を伝達されて貯蔵するようになる。
【0071】
大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)は、設定地点に設けられるものであって、電源供給装置(1000)と公共電源供給装置とに連結されて、電源を供給されるようになる。停電に備えて公共電源供給装置に連結されているので、安定して電源を供給され得るようになる。大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)には、複数の生体刺激用微細電流生成ユニット(100)が集積配置される。
【0072】
複数の連結ケーブル(1200)は、大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とを連結するケーブルである。
【0073】
本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、魚類に適用され得るが、そのために、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、図9のように、固定フレーム(800)と、太陽光パネル(900)と、電源供給装置(1000)と、大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、複数の連結ケーブル(1200)とを具備することができる。
【0074】
固定フレーム(800)は、魚類養殖領域に配置されるものであって、一つ以上の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)が離隔して固定されるが、各生体刺激用微細電流出力ユニット(200)は、魚類養殖領域の水槽(1300)と接するように設けられる。
【0075】
太陽光パネル(900)は、設定地点に設けられ、太陽光発電を行うようになる。
【0076】
電源供給装置(1000)は、太陽光パネル(900)から電源を伝達されて貯蔵するようになる。
【0077】
大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)は、設定地点に設けられるものであって、電源供給装置(1000)と公共電源供給装置とに連結されて、電源を供給されるようになる。停電に備えて公共電源供給装置に連結されているので、安定して電源を供給され得るようになる。大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)には、複数の生体刺激用微細電流生成ユニット(100)が集積配置される。
【0078】
複数の連結ケーブル(1200)は、大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、1つ以上の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とを連結するケーブルである。
【0079】
本発明による波動重畳型微細電流生体印加装置は、家畜及び家擒に適用され得るが、そのために、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、図10のように、太陽光パネル(900)と、電源供給装置(1000)と、大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、複数の連結ケーブル(1200)とを具備することができる。
【0080】
太陽光パネル(900)は、家畜及び家擒の飼育が行われる動物飼育領域の設定地点に設けられ、太陽光発電を行うものである。
【0081】
電源供給装置(1000)は、太陽光パネル(900)から電源を伝達されて貯蔵するようになる。
【0082】
大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)は、設定地点に設けられるものであって、電源供給装置(1000)と公共電源供給装置とに連結されて、電源を供給されるようになる。停電に備えて公共電源供給装置に連結されているので、安定して電源を供給され得るようになる。大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)には、複数の生体刺激用微細電流生成ユニット(100)が集積配置される。
【0083】
複数の連結ケーブル(1200)は、大容量の微細電流生成ユニット筐体(1100)と、動物飼育領域の飼育場ハウス(1400)に取り付けられる複数の生体刺激用微細電流出力ユニット(200)とを連結するケーブルである。ここで、飼育場ハウス(1400)は、電気を通す素材からなるか、電気を通す素材を含むものが好ましい。
【0084】
上記のように構成された本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、3~30kHzの超長波(VLF)周波数の範囲を有しうる基準波動微細電流と、30kHz~300kHzの長波(LF)周波数の範囲を有しうるメイン波動微細電流とが設定パターンに重畳されるか、メイン波動微細電流よりも順次大きい大きさの周波数を離散的に有する多重重畳波微細電流が追加的に重畳されながら、植物、魚類、家畜、家擒、人体及び動物などの生体へ印加されるようにするので、生体刺激による各種の生理機能の活性化が図れる。また、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、メイン波動微細電流を成す波動の山を繋ぐ軌跡が基準波動微細電流の波形となるように、基準波動微細電流とメイン波動微細電流とが生成され、基準波動微細電流が三角波、矩形波、鋸歯状波、正弦波、階段波を含むDC波などの波形を有する構造によって、効率的な生体刺激を通じて、高血圧、高脂血症などの疾病への対応及び予防の効果を得られる一方、ビニールハウス、温室などで栽培される植物、養殖場/水族館の魚類、飼育する動物であるウシ/ブタ/ニワトリ/カモなどの家畜及び家擒の場合にも、効率的な生体刺激を通じて飼育や栽培の効率を高めることもできる。そして、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、微細電流出力器と一体化又は分離配置されるスマートウォッチやスマートフォンに設けられる微細電流出力制御アプリケーションにより微細電流出力器が駆動される構造を提供するので、人体の手首部位を初めとする多様な身体部位に様々な構造及び方式により適用可能にして、活用性及び拡張性が増大され得る。これに加えて、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置は、スマートウォッチやスマートフォンにより身体部位の映像情報、虹彩特性情報、静脈特性情報などが検出されて、使用者の疾患が推定された後、これに合わせた微細電流が生成されて出力される構造を提供するので、使用者の現在状態に最適化された生理機能の活性化が具現されることができる。
【0085】
上述したような、本発明の実施例による波動重畳型微細電流生体印加装置を上記した説明及び図面に基づいて示してきたが、これは例を挙げて説明したものに過ぎず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の変化及び変更が可能であることは、当該分野における通常的な技術者であればよく理解できるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18