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特開2023-86195日程調整システム、日程調整プログラム及び日程調整方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023086195
(43)【公開日】2023-06-22
(54)【発明の名称】日程調整システム、日程調整プログラム及び日程調整方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/1093 20230101AFI20230615BHJP
   H04L 51/02 20220101ALI20230615BHJP
【FI】
G06Q10/10 344
H04L51/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021200546
(22)【出願日】2021-12-10
(71)【出願人】
【識別番号】521541790
【氏名又は名称】LiTAER株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100195431
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 史樹
(72)【発明者】
【氏名】藤本 尚也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA13
(57)【要約】
【課題】利用者にとって利便性の高い日程調整ツールを提供すること。
【解決手段】制御部130は、複数のWeb上のカレンダーに表示される共通の空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整部131を備え、
前記日程調整部131は、選択されたメンバー間で候補日程の日程調整をすることが可能であるチーム機能と、
候補日程の中から投票することができる投票機能と、を有し、
前記日程調整部131が、日程調整された日程調整カレンダーをURL、コード又は二次元バーコードに変換することが可能である日程調整システムを提供する。
【選択図】図3


【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
複数のWeb上のカレンダーの間で日程調整を行うことが可能な制御部と、を含み、
前記制御部は、複数の前記カレンダーに表示される共通の空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整部を備え、
前記日程調整部は、選択されたメンバー間で候補日程の日程調整をすることが可能であるチーム機能と、
候補日程の中から投票することができる投票機能と、を有し、
前記日程調整部が、日程調整された日程調整カレンダーをURL、コード又は二次元バーコードに変換することが可能である日程調整システム。
【請求項2】
前記制御部は、メール配信機能を有するメール管理部を備え、
前記メール管理部が前記URL、コード又は前記二次元バーコードが張り付けられたメールを送信することができる請求項1記載の日程調整システム。
【請求項3】
前記制御部は、チャット機能を有するチャットボット管理部を備え、
前記チャットボット管理部では、回答メッセージに、日程調整カレンダーを表示するためのURLを含むリンク又はコードを張り付けることが可能である請求項1記載の日程調整システム。
【請求項4】
端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御部と、
前記第1端末の使用者がWebサイト上に候補日程が表示されたカレンダーを表示させることが可能なフォーム部と、を含み、
前記制御部は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整部を備え、
前記フォーム部は、前記候補日程が表示された前記カレンダーを前記第1端末の使用者が管理するWebサイト上にフォームとして表示させることが可能であり、
前記第2端末の使用者が、前記Webサイトにアクセスして所定の日時を選択し、メールアドレス及び名前を登録することにより、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記日程調整部が日程調整を行う日程調整システム。
【請求項5】
前記フォーム部で作成されたフォームは、複数のサービスの中から選択して予約が可能である請求項1記載の日程調整システム。
【請求項6】
前記日程調整部は、複数人が同じ時間帯の予約枠に予約することができるセミナー機能を有する請求項4又は5記載の日程調整システム。
【請求項7】
前記制御部は、メール配信機能を有するメール管理部を備え、
前記メール管理部では、前記日程調整部によって作成された候補日程のカレンダーを表示する日程調整カレンダー、前記カレンダーのURLを含むリンク又はコードをメールに張り付けることが可能である請求項4、5又は6記載の日程調整システム。
【請求項8】
端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御部と、を含み、
前記制御部は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整部を備え、
前記日程調整部は、複数人で候補日程の日程調整を行うチーム機能と、複数の日時から選択可能な投票機能と、を有し、
前記日程調整部は、チーム機能として前記第1端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、
前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整部が日程調整を行う日程調整システム。
【請求項9】
前記日程調整部は、チーム機能として前記第2端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整部が日程調整を行う請求項3記載の日程調整システム。
【請求項10】
端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御部と、を含み、
前記制御部は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整部と、
顧客情報を管理する顧客情報管理部と、
前記顧客情報に基づいてメール定型文を作成するメール管理部と、を備え、
前記メール管理部は、前記顧客情報に基づいて作成したメール文面によるメールの返信率を算出し、前記返信率が高いメール文面を採用してメール文面を更新し、前記日程調整部によって前記第1端末の使用者の候補日程の前記カレンダーと共に前記メール文面を第2端末に送信する日程調整システム。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日程調整システム、日程調整プログラム及び日程調整方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数人で会議や打ち合わせ等の日程調整をする場合、担当者がいくつか候補を挙げ、参加者はその候補日時の中から会議等の日時を選び、会議等の日程調整が行われていた。
【0003】
しかし、例えば、参加者によっては候補日時の中で調整するのが困難な場合もあり、その場合、再度担当者は日程調整をし直さなければならず、会議等の日程調整に時間がかかるという問題があった。
【0004】
特許文献1では、複数ユーザ間のスケジュール調整を支援する方法が開示されており、サーバ端末が、第1のユーザのスケジュール情報に基づき、アポイント情報を生成し、第2のユーザ端末からアクセス要求を受信し、アポイント情報と第2のユーザのスケジュール情報とに基づき、候補日時を決定し、第2のユーザ端末に、候補日時をカレンダー上に表示させ、第2のユーザ端末に、第2のユーザのスケジュール情報に基づき、第2のユーザの予定を、候補日時とともにカレンダー上に表示するという内容が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-93165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来は、候補日程を手動でピックアップする必要があるため、日程調整に時間がかかっていた。
【0007】
また、従来の日程調整では、複数人の日程調整は複数のカレンダーを見比べる必要があり、そのため同席者が増えるほど、日程を調整するのに手間がかかっていた。
【0008】
さらに、従来の日程調整ツールでは、他社のカレンダーと連携するためには・Google(登録商標)カレンダーのアイパスなどの個人情報・日程調整ツールのアカウントなどを作成、共有する必要があった。
【0009】
また、従来の日程調整ツールでは、メールやツール内のみでの通知しか行われないため、すぐに日程調整が完了したかを確認しづらい状態であった。
【0010】
また、従来の日程調整ツールでは、メールにて直接日程調整ページを作成することができないため、一度ツールを開いて日程調整ページを作成してからメールに貼り付ける必要があった。
【0011】
また、従来のメール配信ツールでは、メッセージごとの配信率などを設定できず、ABテストを自由に行うことができなかった。
【0012】
また、従来の日程調整ツールでは、日程調整する内容ごとにURLをコピーする必要があった。そのため、日程調整相手がメニュー(相談内容や時間など)を選択することができない状況であった。
【0013】
また、従来の日程調整ツールでは、日程調整相手側はカレンダーの予定を表示できず、不便な状態であった。さらに、複数人で参加する場合は、複数のカレンダーを見比べる必要があるため、ツールを使用するメリットがあまりない状態であった。
【0014】
また、従来の日程調整ツールでは、3社間以上での日程調整の際、自社社員が複数人いるケースに対応できないことが課題であった。
【0015】
また、従来の日程調整ツールでは、URLのコピーしかできない状況であったため、挨拶文などはユーザーが別途作成する必要があった。
【0016】
また、従来の日程調整ツールでは、日程を変更する際は再度URLを発行して日程調整を行う必要があった。
【0017】
また、従来の日程調整ツールやフォーム作成ツールでは、顧客管理を行うことができなかった。
【0018】
また、従来の日程調整ツールでは、カレンダー情報に基づいてマーケティングをおこなうなど、顧客情報を最適化できなかった。
【0019】
また、従来の日程調整ツールでは、社員のパフォーマンス管理機能がなかった。さらに、カレンダー情報に基づいてパフォーマンスを評価するようなツールもなかった。
【0020】
また、従来の日程調整ツールでは、移動時間を自動計算することができなかった。そのため、マップツールなどで随時検索する必要があった。
【0021】
また、従来の日程調整ツールでは、決済機能がなく支払いができなかった。
【0022】
また、従来は、日程調整ツールとフォームとをノーコードで作成できるツールがなかった。また、チーム単位での日程調整に対応しているフォーム作成ツールもなかった。
【0023】
また、従来の日程調整ツール(問い合わせフォーム)では、IP制限ができなかった。
【0024】
また、従来のチャットボットでは、日程調整ツールと連携していないため、日程調整を自動化することができなかった。
【0025】
本発明の目的は、利用者にとって利便性の高い日程調整ツールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明の第1の局面に係る日程調整システムは、端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
複数のWeb上のカレンダーの間で日程調整を行うことが可能な制御部と、を含み、
前記制御部は、複数の前記カレンダーに表示される共通の空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整部を備え、
前記日程調整部は、選択されたメンバー間で候補日程の日程調整をすることが可能であるチーム機能と、
候補日程の中から投票することができる投票機能と、を有し、
前記日程調整部が、日程調整された日程調整カレンダーをURL、コード又は二次元バーコードに変換することが可能である日程調整システムである。
【0027】
日程調整部がチーム機能と投票機能とを有することにより、チーム同士の日程調整、チームと個人の日程調整、個人とチームの日程調整をすることができる。
【0028】
本発明の第2の局面に係る日程調整システムは、第1の局面に係る日程調整システムであって、前記制御部は、メール配信機能を有するメール管理部を備え、
前記メール管理部が前記URL、コード又は前記二次元バーコードが張り付けられたメールを送信することができる日程調整システムである。
【0029】
メールを受け取った相手方は、URL等のリンクによって容易に日程調整カレンダーにアクセスすることができ、容易に日程調整することができる。
【0030】
本発明の第3の局面に係る日程調整システムは、第1の局面に係る日程調整システムであって、前記制御部は、チャット機能を有するチャットボット管理部を備え、
前記チャットボット管理部では、回答メッセージに前記カレンダーのURLを含むリンク又はコードを張り付けることが可能である日程調整システムである。
【0031】
チャットボットの利用者は、URL等のリンク又はコードによって容易に日程調整カレンダーにアクセスすることができ、容易に日程調整することができる。
【0032】
本発明の第4の局面に係る日程調整システムは、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御部と、
前記第1端末の使用者がWebサイト上に候補日程が表示されたカレンダーを表示させることが可能なフォーム部と、を含み、
前記制御部は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整部を備え、
前記フォーム部は、前記候補日程が表示された前記カレンダーを前記第1端末の使用者が管理するWebサイト上にフォームとして表示させることが可能であり、
前記第2端末の使用者が、前記Webサイトにアクセスして所定の日時を選択し、メールアドレス及び名前を登録することにより、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記日程調整部が日程調整を行う日程調整システムである。
【0033】
第1端末の使用者は、フォーム部によって簡単にWebサイト上にフォームとして、日程調整部が自動的に日程調整をするカレンダーを表示させることができ、利用者(第2端末の使用者)にとって利便性が高いという効果を有する。
【0034】
本発明の第5の局面に係る日程調整システムは、第4の局面に係る日程調整システムであって、
前記フォーム部で作成されたフォームは、複数のサービスの中から選択して予約が可能である日程調整システムである。
【0035】
例えば予約フォームであれば、一つのフォームで複数の異なる内容のサービスを選択して予約をすることが可能であり、利用者(第2端末の使用者)にとって非常に利便性が高い。
【0036】
本発明の第6の局面に係る日程調整システムは、第4の局面又は第5の局面に係る日程調整システムであって、
前記日程調整部は、複数人が同じ時間帯の予約枠に予約することができるセミナー機能を有する日程調整システムである。
【0037】
セミナーに参加したい利用者は、時間帯指定をすることができるため、セミナーに参加し易くなる。
【0038】
本発明の第7の局面に係る日程調整システムは、第4の局面、第5の局面又は第6の局面に係る日程調整システムであって、
前記制御部は、メール配信機能を有するメール管理部を備え、
前記メール管理部では、前記日程調整部によって作成された候補日程のカレンダーを表示する日程調整カレンダー、前記カレンダーのURLを含むリンク又は前記カレンダーのコードをメールに張り付けることが可能である日程調整システムである。
【0039】
メールを受け取った相手方は、URL等のリンクによって容易に日程調整カレンダーにアクセスすることができ、容易に日程調整することができる。
【0040】
本発明の第8の局面に係る日程調整システムは、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行う制御部と、を含み、
前記制御部は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整部を備え、
前記日程調整部は、複数人で候補日程の日程調整を行うチーム機能と、複数の日時から選択可能な投票機能と、を有し、
前記日程調整部は、チーム機能として前記第1端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、
前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整部が日程調整を行う日程調整システムである。
【0041】
投票機能を有することにより、第1端末の使用者側がチームの場合、まずチームで日程調整部が候補日程の日程調整を行い(チーム機能)、そしてその後、候補日程を第2端末の使用者との投票により日程調整をすることができるという利点がある。
【0042】
第2端末の使用者が複数の場合(例えば三社以上の場合)であっても日程調整部が自動的に日程調整を行うため、利用者の利便性は非常に高い。
【0043】
本発明の第9の局面に係る日程調整システムは、第3の局面に係る日程調整システムであって、
前記日程調整部は、チーム機能として前記第2端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整部が日程調整を行う日程調整システムである。
【0044】
第2端末の使用者側がチームの場合であっても、日程調整部は、チーム同士の日程調整を投票で行うことができ、利用者の利便性は非常に高い。
【0045】
本発明の第10の局面に係る日程調整システムは、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整システムであって、
前記サーバは、
前記端末と通信するための通信部と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶部と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御部と、を含み、
前記制御部は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整部と、
顧客情報を管理する顧客情報管理部と、
前記顧客情報に基づいてメール定型文を作成するメール管理部と、を備え、
前記メール管理部は、前記顧客情報に基づいて作成したメール文面によるメールの返信率を算出し、前記返信率が高いメール文面を採用してメール文面を更新し、前記日程調整部によって前記第1端末の使用者の候補日程の前記カレンダーと共に前記メール文面を第2端末に送信する日程調整システムである。
【0046】
第2端末の使用者からの返信率が高いメール文面を採用することにより、さらに第2端末の使用者から返信率が高くなるため、打合せ件数が上がり、契約に繋がる可能性が高くなるという利点がある。
【0047】
本発明の第11の局面に係る日程調整プログラムは、端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整プログラムであって、
前記端末と通信するための通信処理と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶処理と、
複数のWeb上のカレンダーの間で日程調整を行うことが可能な制御処理と、を実行し、
前記制御処理は、複数の前記カレンダーに表示される共通の空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整処理を備え、
前記日程調整処理は、選択されたメンバー間で候補日程の日程調整をすることが可能であるチーム機能と、
候補日程の中から投票することができる投票機能と、を有し、
前記日程調整部が、日程調整された日程調整カレンダーをURL、コード又は二次元バーコードに変換することが可能である日程調整プログラムある。
【0048】
このようなプログラムであれば、第1の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0049】
本発明の第12の局面に係る日程調整プログラムは、第11の局面に係る日程調整プログラムであって、前記制御処理は、メール配信機能を有するメール管理処理を備え、
前記メール管理処理が前記URL、コード又は前記二次元バーコードが張り付けられたメールを送信することができる日程調整プログラムである。
【0050】
このようなプログラムであれば、第2の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0051】
本発明の第13の局面に係る日程調整プログラムは、第11の局面に係る日程調整プログラムであって、前記制御処理は、チャット機能を有するチャットボット管理処理を備え、
前記チャットボット管理処理では、回答メッセージにURLを含むリンク又はコードを張り付けることが可能である日程調整プログラムである。
【0052】
このようなプログラムであれば、第3の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0053】
本発明の第14の局面に係る日程調整プログラムは、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整プログラムであって、
前記端末と通信するための通信処理と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶処理と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御処理と、
前記第1端末の使用者がWebサイト上に候補日程が表示されたカレンダーを表示させることが可能なフォーム処理と、を実行し、
前記制御処理は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整処理を実行し、
前記フォーム処理は、前記候補日程が表示された前記カレンダーを前記第1端末の使用者が管理するWebサイト上にフォームとして表示させることが可能であり、
前記第2端末の使用者が、前記Webサイトにアクセスして所定の日時を選択し、メールアドレス及び名前を登録することにより、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記日程調整処理が日程調整を実行する日程調整プログラムである。
【0054】
このような日程調整プログラムであれば、第4の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0055】
本発明の第15の局面に係る日程調整プログラムは、第14の局面に係る日程調整プログラムであって、
前記フォーム処理で作成されたフォームは、複数のサービスの中から選択して予約が可能である日程調整プログラムである。
【0056】
このような日程調整プログラムであれば、第5の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0057】
本発明の第16の局面に係る日程調整プログラムは、第14の局面又は第15の局面に係る日程調整プログラムであって、
前記日程調整処理は、複数人が同じ時間帯の予約枠に予約することができるセミナー機能を有する日程調整プログラムである。
【0058】
このような日程調整プログラムであれば、第6の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0059】
本発明の第17の局面に係る日程調整プログラムは、第14の局面、第15の局面又は第16の局面に係る日程調整プログラムであって、
前記制御処理は、メール配信機能を有するメール管理処理を備え、
前記メール管理処理では、前記日程調整処理によって作成された候補日程のカレンダーを表示する日程調整カレンダー、前記カレンダーのURLを含むリンク又は前記カレンダーのコードをメールに張り付けることが可能である日程調整プログラムである。
【0060】
このような日程調整プログラムであれば、第7の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0061】
本発明の第18の局面に係る日程調整プログラムは、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整プログラムであって、
前記端末と通信するための通信処理と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶処理と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行う制御処理と、を実行し、
前記制御処理は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整処理を実行し、
前記日程調整処理は、複数人で候補日程の日程調整を行うチーム機能と、複数の日時から選択可能な投票機能と、を有し、
前記日程調整処理は、チーム機能として前記第1端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、
前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整処理が日程調整を実行する日程調整プログラムである。
【0062】
このような日程調整プログラムであれば、第8の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0063】
本発明の第19の局面に係る日程調整プログラムは、第18の局面に係る日程調整プログラムであって、
前記日程調整処理は、チーム機能として前記第2端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整処理が日程調整を実行する日程調整プログラムである。
【0064】
このような日程調整プログラムであれば、第9の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0065】
本発明の第20の局面に係る日程調整プログラムは、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整プログラムであって、
前記端末と通信するための通信処理と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶処理と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行う制御処理と、を実行し、
前記制御処理は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整処理と、
顧客情報を管理する顧客情報管理処理と、
前記顧客情報に基づいてメール定型文を作成するメール管理処理と、を実行し、
前記メール管理処理は、前記顧客情報に基づいて作成したメール文面によるメールの返信率を算出し、前記返信率が高いメール文面を採用してメール文面を更新し、前記日程調整処理によって前記第1端末の使用者の候補日程の前記カレンダーと共に前記メール文面を第2端末に送信する日程調整プログラムである。
【0066】
このような日程調整プログラムであれば、第10の局面に係る日程調整システムと同様の効果を奏する。
【0067】
本発明の第21の局面に係る日程調整方法は、端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整方法であって、
前記端末と通信するための通信工程と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶工程と、
複数のWeb上のカレンダーの間で日程調整を行うことが可能な制御工程と、を含み、
前記制御工程は、複数の前記カレンダーに表示される共通の空いている時間帯を選択して日程調整を行うことが可能な日程調整工程を備え、
前記日程調整工程は、選択されたメンバー間で候補日程の日程調整をすることが可能であるチーム機能と、
候補日程の中から投票することができる投票機能と、を有し、
前記日程調整工程が、日程調整された日程調整カレンダーをURL、コード又は二次元バーコードに変換することが可能である日程調整方法ある。
【0068】
このような方法であれば、第1の局面及び第11の局面と同様の効果を奏する。
【0069】
本発明の第22の局面に係る日程調整方法は、第21の局面に係る日程調整方法であって、前記制御工程は、メール配信機能を有するメール管理工程を備え、
前記メール管理工程が前記URL、コード又は前記二次元バーコードが張り付けられたメールを送信することができる日程調整方法である。
【0070】
このような方法であれば、第2の局面及び第12の局面と同様の効果を奏する。
【0071】
本発明の第23の局面に係る日程調整方法は、第21の局面に係る日程調整方法であって、前記制御工程は、チャット機能を有するチャットボット管理工程を備え、
前記チャットボット管理工程では、回答メッセージにURLを含むリンク又はコードを張り付けることが可能である日程調整方法である。
【0072】
このような方法であれば、第3の局面及び第13の局面と同様の効果を奏する。
【0073】
本発明の第24の局面に係る日程調整方法は、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整方法であって、
前記端末と通信するための通信工程と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶工程と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御工程と、
前記第1端末の使用者がWebサイト上に候補日程が表示されたカレンダーを表示させることが可能なフォーム工程と、を含み、
前記制御工程は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整工程を備え、
前記フォーム工程は、前記候補日程が表示された前記カレンダーを前記第1端末の使用者が管理するWebサイト上にフォームとして表示させることが可能であり、
前記第2端末の使用者が、前記Webサイトにアクセスして所定の日時を選択し、メールアドレス及び名前を登録することにより、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記日程調整工程が日程調整を行う日程調整方法である。
【0074】
このような日程調整方法であれば、第4の局面及び第14の局面と同様の効果を奏する。
【0075】
本発明の第25の局面に係る日程調整方法は、第24の局面に係る日程調整方法であって、
前記フォーム工程で作成されたフォームは、複数のサービスの中から選択して予約が可能である日程調整方法である。
【0076】
このような日程調整方法であれば、第5の局面及び第15の局面と同様の効果を奏する。
【0077】
本発明の第26の局面に係る日程調整方法は、第24の局面又は第25の局面に係る日程調整方法であって、
前記日程調整工程は、複数人が同じ時間帯の予約枠に予約することができるセミナー機能を有する日程調整方法である。
【0078】
このような方法であれば、第6の局面及び第16の局面と同様の効果を奏する。
【0079】
本発明の第27の局面に係る日程調整方法は、第24の局面、第25の局面又は第26の局面に係る日程調整方法であって、
前記制御工程は、メール配信機能を有するメール管理処理を備え、
前記メール管理工程では、前記日程調整工程によって作成された候補日程のカレンダーを表示する日程調整カレンダー、前記カレンダーのURLを含むリンク又は前記カレンダーのコードをメールに張り付けることが可能である日程調整方法である。
【0080】
このような日程調整方法であれば、第7の局面及び第17の局面と同様の効果を奏する。
【0081】
本発明の第28の局面に係る日程調整方法は、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整方法であって、
前記端末と通信するための通信工程と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶工程と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御工程と、を含み、
前記制御工程は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整工程を備え、
前記日程調整工程は、複数人で候補日程の日程調整を行うチーム機能と、複数の日時から選択可能な投票機能と、を有し、
前記日程調整工程は、チーム機能として前記第1端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、
前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整工程が日程調整を行う日程調整方法である。
【0082】
このような日程調整方法であれば、第8の局面及び第18の局面と同様の効果を奏する。
【0083】
本発明の第29の局面に係る日程調整方法は、第28の局面に係る日程調整方法であって、
前記日程調整工程は、チーム機能として前記第2端末の使用者側の複数人で候補日程の日程調整を行った後、前記第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと前記第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で、前記投票機能により前記日程調整工程が日程調整を行う日程調整方法である。
【0084】
このような日程調整方法であれば、第9の局面及び第19の局面と同様の効果を奏する。
【0085】
本発明の第30の局面に係る日程調整方法は、端末である第1端末及び第2端末と通信するサーバを有し、日程調整を行う日程調整方法であって、
前記端末と通信するための通信工程と、
カレンダー情報を含むデータを記憶する記憶工程と、
第1端末の使用者のWeb上のカレンダーと、第2端末の使用者のWeb上のカレンダーとの間で日程調整を行うことが可能な制御工程と、を含み、
前記制御工程は、前記第1端末の前記カレンダーに表示される空いている時間帯を選択して日程調整を行う日程調整工程と、
顧客情報を管理する顧客情報管理工程と、
前記顧客情報に基づいてメール定型文を作成するメール管理工程と、を備え、
前記メール管理工程は、前記顧客情報に基づいて作成したメール文面によるメールの返信率を算出し、前記返信率が高いメール文面を採用してメール文面を更新し、前記日程調整工程によって前記第1端末の使用者の候補日程の前記カレンダーと共に前記メール文面を第2端末に送信する日程調整方法である。
【0086】
このような日程調整方法であれば、第10の局面及び第20の局面と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0087】
図1】本発明の一実施形態に係る日程調整システムのフローチャート。
図2】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図3】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される地図。
図4】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図5】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図6】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図7】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図8】同実施形態に係る日程調整システムの概念図。
図9】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図10】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図11】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図12】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
図13】同実施形態に係る日程調整システムの端末に表示される画面。
【発明を実施するための形態】
【0088】
以下、本発明の実施形態に関して図面を参照しながら説明する。
【0089】
<日程調整システム10による日程調整方法>
図1に示すように、本実施形態では、日程調整システム10の使用者は、Google(登録商標)又はMicrosoft(登録商標)のアカウントでログインする(ステップS11)。
【0090】
図2に示すように、ログイン画面は、第1端末200の第1表示部240に表示される。
【0091】
そして、ログインすると、日程調整ページ241が第1端末200の第1表示部240に表示される。
【0092】
日程調整ページ241は、後述する制御部130によって制御される。具体的には日程調整ページ241は、制御部130の日程調整部131によって制御される。
【0093】
図3に示すように、本実施形態では、日程調整ページ241には、ZOOM(登録商標)、GoogleMeet(登録商標)、訪問(移動あり)、来客(移動なし)、会食等の選択画面があり、使用者は、オン・オフを選択することができる。
【0094】
そして、当初は、ZOOM(登録商標)及びGoogleMeet(登録商標)は、30分の時間が設定されており、訪問及び来客は、60分で設定されているが、それぞれの画面を開くことにより時間の変更が可能である(図4参照)。
【0095】
また、日程調整ページ241に表示される内容は、設定によって変更可能である。
【0096】
使用者は、日程調整ページ241のZOOM(登録商標)、GoogleMeet(登録商標)、訪問(移動あり)、来客(移動なし)、会食等の選択画面から1つ選択する(ステップS12)。
【0097】
例えば、クライアントとの打合せをZOOM(登録商標)で行いたい場合、使用者は、ZOOM(登録商標)の選択画面を選択すると、図4の画面が表示される。
【0098】
そして、使用者は日程調整を行いたいメンバーをメンバー選択242から選択する(ステップS13)。
【0099】
メンバー選択242によって表示されているメンバーが追加された場合、追加されたメンバーのカレンダー(Google(登録商標)カレンダー等)に記載されている予定がカレンダー243に表示される。
【0100】
カレンダー243には、メンバー選択242によって選択されたメンバー全員の予定が表示される。
【0101】
選択されたメンバーをチームとするチーム機能を用いて、日程調整部131が会議等の日程調整をしてもよい。
【0102】
また、チーム機能を用いて日程調整部131によって候補日程の日程調整がされたカレンダー(日程調整カレンダー)243を、打合せ等をする相手方(第2端末300の使用者側)に通知することができる。
【0103】
なお、この場合、相手方がメンバー選択242のメンバーに入ることで、日程調整部131が日程調整を行ってもよく、また、投票251の機能を用いて日程調整部131がチームと相手方との日程調整を行ってもよい。
【0104】
カレンダー243では、日にちごとにオン/オフ(終日オフ)を選択できる選択ボタン244が曜日の下にあり、オンを選択すると、その日にちのメンバー全員の空いている時間帯が自動的に選択される(ステップS14)。
【0105】
つまり、日程調整部131では、日にちごとの「オン」及び「オフ」が選択可能であり、「オン」が選択されると日程調整部131は、選択されたメンバー全員のその日の空いている時間帯が選択される。
【0106】
なお、事前に営業時間帯及び昼食休憩時間帯の設定が可能であり、日程調整部131は、その時間帯以外で候補日程の日程調整を行う。
【0107】
Google(登録商標)カレンダーやMicrosoft365(登録商標)予定表と連携させることにより、すでにカレンダーに予定が入っている時間帯を避けて候補日程がピックアップされる。
【0108】
具体的には、制御部130の日程調整部131が、Google(登録商標)カレンダーやMicrosoft365(登録商標)予定表等のカレンダーにおいて、すでに予定が入っている時間帯を避けて候補日程をピックアップする。
【0109】
これにより、使用者は、候補日時を手動でピックアップする必要がなく、日程調整を容易に行うことができる。
【0110】
また、メンバー選択242により選択されたメンバーの予定もカレンダー243に表示される機能(チーム機能)があるため、同席者の予定も考慮して候補日程をピックアップすることができる。
【0111】
具体的には、制御部130の日程調整部131が、メンバー選択242により選択されたメンバーの予定をカレンダー243に表示し、候補日程をピックアップする。
【0112】
したがって、従来はメンバーが増えるほど、日程調整に手間がかかっていたが、本実施形態に係る日程調整システム10では、日程調整部131が自動的に候補日程をピックアップするため、メンバーが増えても日程調整が容易である。
【0113】
なお、日程調整部131では、候補日程を一括で削除することも可能である。
【0114】
これにより、一つ一つの予定を削除しなくてもよく、使用者の手間が省けるという効果を有する。
【0115】
また、日程調整部131では、「必須設定」、「または設定」及び「不参加設定」をすることが可能であり、「必須設定」では必須と設定したメンバーの予定の空いている時間帯が自動的に候補日程となる。
【0116】
つまり、「必須設定」にしたメンバーでは、メンバー全員が空いている時間帯が自動的に候補日程としてピックアップされる。
【0117】
「または設定」では、そのメンバーのうち少なくとも誰か1人だけでも参加できれば良いという設定であり、メンバーのうち誰かの予定が空いていれば、その空いている時間帯が自動的に候補日程としてピックアップされる。
【0118】
例えば、会議において営業部のうち誰か一人だけ参加できれば良いという場合に利用される。
【0119】
具体的には、制御部130の日程調整部131では「必須設定」、「または設定」及び「不参加設定」が可能であり、「必須設定」では、制御部130の日程調整部131は、メンバー選択242により選択された必須設定のメンバーの予定をカレンダー243に表示し、必須設定のメンバー全員の空いている時間帯が候補日程としてピックアップする。
【0120】
一方、「または設定」では、制御部130の日程調整部131は、メンバー選択242により選択された「または設定」のメンバーの予定をカレンダー243に表示し、「または設定」のメンバーのうち誰か一人でも空いている時間帯があれば、その空いている時間帯を候補日程としてピックアップする。
【0121】
「不参加設定」では、制御部130の日程調整部131は、メンバー選択242により選択された「不参加設定」メンバーの予定をカレンダー243から削除する。
【0122】
また、日程調整部131では、「代理人設定」をすることが可能であり、「代理人設定」では、第三者が日程調整をすることができる。
【0123】
つまり、「代理人設定」では、制御部130の日程調整部131は、メンバー選択242により選択された「代理人設定」されたメンバーの予定をカレンダー243に表示し、「代理人設定」されたメンバーの空いている時間帯を候補日程としてピックアップする。
【0124】
これにより、例えば秘書が社長の日程調整をすることができる。
【0125】
使用者は、カレンダー243に表示されている打合せ予定で良いかどうか確認し、問題なければ、画面を下にスクロールする。
【0126】
図5は、図4の画面を下にスクロールした画面である。例えば、図4に表示された日程(候補日程)で相手方に選択してもらう場合、設定245をクリック(選択)することにより、図6の画面が表示される(ステップS15)。
【0127】
図6に表示される画面で、URLをコピー247又は定型文をコピー248を選択し、クライアント等の相手方へのメール等に添付することにより(リクエストメールを送信することにより)、クライアント等の相手方に通知し、クライアント等の相手方に打合せ予定日時を選択してもらうことができる(ステップS16)。
【0128】
定型文をコピー248を選択すると、URLと同時に挨拶文等の定型文もコピーすることができ、メールやチャットボット等に張り付けることにより、簡単に日程調整の相手方にメール等の連絡をすることができる。
【0129】
なお、本実施形態ではURLを用いたが、例えば、コード又は二次元バーコードであってもよい。
【0130】
また、日程調整に係る二次元バーコードは、例えば名刺や広告に張り付けてもよい。
【0131】
つまり、日程調整部131は、候補日程が表示されたカレンダー243をURL化、コード化又は二次元バーコード化することができる。
【0132】
図7は、図5に示すプレビュー246を選択した場合の画面である。プレビュー246を選択することにより、日程調整の相手方(リクエストメールを送った相手方)に表示される画面が表示される(ステップS17)。
【0133】
なお、リクエストメールの機能を利用することにより、メールを受け取った相手方は、日程調整システム10に新規登録(アカウントの作成)をしなくても、日程調整部131は、相手方の許可を得ることにより、相手方のカレンダーの情報を連携させることができる。
【0134】
具体的には、メールを受け取った相手方が、名前とメールアドレスを入力することにより、日程調整部131は、相手方のWeb上のカレンダーを含めて日程調整を行う(ステップS18)。
【0135】
したがって、従来のように、例えばGoogle(登録商標)カレンダーのID及びパスワード等の個人情報や日程調整システム10のアカウントがなくても、リクエストメール機能により、相手方とカレンダー情報を共有することができる。
【0136】
なお、リクエストメールを受け取った相手方は、Google(登録商標)アカウントやMicrosoft(登録商標)アカウントによって、カレンダーを共有させてもよい。
【0137】
また、リクエストメールを受け取った相手方が、リクエストに承認した場合、日程調整部131は、相手方のメールアドレスをメンバー選択242に表示させることができる。
【0138】
日程調整部131は、日程調整が完了した場合、メールや日程調整システム10内だけでなく、SNSやチャットツールでプッシュ通知をすることができる(ステップS19)。
【0139】
なお、日程調整システム10は、会議や打ち合わせ等の日程調整だけでなく、例えばセミナーの日程調整にも利用することができる。
【0140】
したがって、日程調整システム10は、例えば2社以上が行う合同セミナーの日程調整にも利用することができる。
【0141】
<日程調整システム10>
図8に示すように、本実施形態に係る日程調整システム10は、端末と通信可能なサーバ100と、
サーバ100と通信可能であり、利用者の端末である第1端末200と、
サーバ100と通信可能であり、第1端末200からリクエストメールを受け取ること可能な端末である第2端末300と、含む。
【0142】
サーバ100、第1端末200及び第2端末300は、複数あってもよい。
【0143】
サーバ100は、インターネットを利用して無線又は有線で通信可能な通信部であるサーバ通信部110と、
データを記憶する記憶部であるサーバ記憶部120と、
第1端末200に表示されるカレンダー243を制御することが可能な制御部130と、
第1端末200の使用者がWebサイト上に容易にカレンダー243を表示させることができるフォーム部140と、を備える。
【0144】
サーバ100は、通常のサーバであってもよく、また、クラウドサーバであってもよい。
【0145】
サーバ通信部110は、第1端末200及び第2端末300と無線又は有線によって通信可能である。
【0146】
サーバ記憶部120は、データを記憶するところであり、地図情報、交通情報、顧客情報、カレンダー情報等を記憶する。
【0147】
制御部130は、第1端末200の表示部である第1表示部240にカレンダー243を表示させ、日程を調整する日程調整部131と、
第1端末200の使用者の情報である顧客情報を管理する顧客情報管理部132と、
メール内で日程調整ページを作成及び貼り付けをすることが可能なメール管理部133と、
カレンダー機能によって社員等の人材を評価できる評価部134と、
打合せ場所等への移動時間を算出する移動時間管理部135と、
広告を配信する広告配信部136と、
商品又はサービスを販売又は提供する販売部137と、
チャットボットの回答メッセージにおいて日程調整することができるチャットボット管理部138と、を含む。
【0148】
日程調整部131は、第1端末200の第1表示部240にカレンダー243を表示させ、日程調整を行う。
【0149】
日程調整部131は、複数人の日程調整が可能であるチーム機能と、候補日程の中から投票することができる投票機能と、同一の予約枠に複数人が予約することができるセミナー機能と、を有する。
【0150】
日程調整部131は、設定条件に合わせて、カレンダー243に表示される空いている時間帯を選択する。
【0151】
日程調整部131では、15分単位で時間帯を設定することが可能である。
【0152】
日程調整部131によって選択されたカレンダー243の時間帯は、色が変更され、第1端末200の使用者にとって、わかりやすくなっている。
【0153】
投票251は、候補日程が複数ある場合に、どこの日時を何人選択したかがわかる。
【0154】
これにより、例えば、投票が多い候補日程を会議の日時、打合せの日時又はセミナーの日時として設定することができる。
【0155】
投票251の機能(投票機能)は、三社間以上の日程調整に特に有効な機能である。つまり、自社メンバー全員の都合のよい日程をピックアップの上、投票251の候補日程が自動ピックアップされる。
【0156】
また、投票251の機能は、チーム同士の日程調整、チームと別会社の個人との日程調整(第1端末200の使用者側がチーム、第2端末300の使用者側が個人)、個人と別会社のチーム(第1端末200の使用者側が個人、第2端末300の使用者側がチーム)の場合も有効な機能である。
【0157】
具体的には、日程調整部131が、メンバー選択242で選択されたメンバー(チーム機能)で日程調整を行って候補日程のピックアップを行い、投票251の候補日程をピックアップする。
【0158】
リクエストメール(又は二次元バーコード)を受け取った相手方は、投票251に表示されている日程において、自らのカレンダーに予定が入っている場合は、背景色の色が変更される(本実施形態では、グレーに表示される。)。
【0159】
これにより、リクエストメールを受け取った相手方は、自らのカレンダーを開かなくても投票251に投票することができる。
【0160】
投票251の制御は、日程調整部131が行う。
【0161】
予約一覧252は、現在の予定又は過去の予定を閲覧することができる。
【0162】
予約一覧252に表示される内容は、サーバ記憶部120に記憶されている。
【0163】
予約一覧252では、「日時変更」を選択することにより、日程変更する際に再度URLを発行せずに日時のみ変更することができる。
【0164】
つまり、制御部130の日程調整部131は、日程変更する際に再度URLを発行せずに日時のみ変更することができる。
【0165】
カレンダー選択253は、すべてのユーザ又はチームのカレンダーを表示させることができる。
【0166】
テンプレート254では、よく利用する会議や打ち合わせ、セミナー等の設定をテンプレートとして保存することができる。
【0167】
具体的には、本実施形態では、テンプレート254において3パターンのテンプレートを保存することができ、ミーティング形式、ミーティング場所、ミーティング時間、移動時間の設定をすることができる。
【0168】
また、テンプレート254では、テンプレートとして、勤務時間、休憩時間、期間、受付開始時間、昼食休憩、予約日程の候補数を設定することができる。
【0169】
また、テンプレート254では、テンプレートとして、時間設定を何パターンか設定することができ(本実施形態では5パターン設定できる。)、また、メッセージの設定もすることができる。
【0170】
メッセージの設定は、日程調整開始時に表示するメッセージ、日程調整終了時に表示するメッセージをあらかじめ設定することができる。
【0171】
日程調整終了時に表示するメッセージは、制御部130によって、日程調整終了時にチャットツールやSNSにおいて日程調整完了のプッシュ通知が行われる。
【0172】
テンプレート254の内容は、サーバ記憶部120に記憶されている。
【0173】
セミナー機能は、同じ時間帯の予約を1枠だけでなく、複数枠に設定することができる。
【0174】
具体的には、図7に示すようなカレンダー243では、通常、打合せ等の予約が入れられると、その予約枠では予約をすることができなくなる。
【0175】
しかし、セミナー機能では、予約枠を10人(10枠)、30人(30枠)、100人(100枠)等の複数人(複数枠)に設定することが可能である。
【0176】
また、チーム機能及び投票機能(投票251の機能)を用いて、2社以上が開催する合同セミナーをすることができる。
【0177】
具体的には、例えば、A者、B社及びC社で合同セミナーを行う場合、A者、B社及びC社でチーム機能を用いてチームを作成する。
【0178】
そして、A者、B社及びC社のWebカレンダーのカレンダー情報に基づいて、日程調整部131が日程調整を行い、3社が都合の良い日程がピックアップされ、投票機能(投票251の機能)を用いて、参加者が投票を行い、合同セミナーを行う日時を決定することができる。
【0179】
顧客情報管理部132では、顧客情報を管理する。顧客情報はサーバ記憶部120に記憶されている。
【0180】
顧客情報とは、顧客又は顧客となり得る法人、個人、団体(法人格を有しないものも含む。)であって、それらの住所、名称、連絡先、FAX番号、メールアドレス、担当者等の情報である。
【0181】
本実施形態では、顧客情報は、名前、メールアドレス、電話番号、会社名、最終アクセス時間、初回アクセス時間、合計セッション数、ステータス、コンタクト担当者の情報である。
【0182】
「ステータス」とは、受注、失注、アポ獲得中、検討中、契約書送付等の状態を表す。
【0183】
顧客情報管理部132は、フォーム部140又は日程調整部131に入力された個人情報をサーバ記憶部120に記憶させる。
【0184】
また、顧客情報管理部132は、顧客情報登録時の流入経路を識別し、顧客管理画面に登録する。
【0185】
具体的には、例えば、Google(登録商標)広告からの流入か、Facebook(登録商標)広告からの流入か、Yahoo(登録商標)広告からの流入か、HPからの流入か、問い合わせフォームからの流入か、日程調整ページ241からの流入かを顧客情報管理部132がそれらの流入経路を判断し、顧客情報を登録する。
【0186】
メール管理部133では、メール配信機能を有し、顧客情報に基づいて日程調整やメール作成が可能である。
【0187】
メール管理部133は、登録されている顧客それぞれにメールしたときの返信率を算出する。
【0188】
メール管理部133によって算出された返信率は、サーバ記憶部120にそれぞれの顧客情報と紐づけされて記憶される。
【0189】
メール管理部133は、サーバ記憶部120に記憶されている顧客情報及び算出した返信率に基づいて、アポイントが取れそうなメール文面を作成する。
【0190】
具体的には、メール管理部133は、返信率が高いメール文面を採用するようにし、メール文面を更新していく。
【0191】
そのメール文面に基づいてアポイントが取れ、日程調整部131によってカレンダー243に日程調整された打合せ等が入力されると、第1端末200の使用者から第2端末300の使用者に課金されるようにしても良い。
【0192】
メール管理部133が、メールアプリを開いた画面に日程調整ページ241を作成及び張り付ける。
【0193】
図9は、日程調整ページ241(日程調整ページ241のリンク)が張り付けられた第1端末200の第1表示部240である。
【0194】
本実施形態では、メール管理部133は、Chrome拡張機能を利用してメールアプリを開いた画面に日程調整ページ241を作成及び張り付ける。
【0195】
例えば、図9では、法律相談又は税務相談の場合の例である。第1端末200の利用者は、A1~A4の選択肢から選び、決済することにより、日程調整をすることができる。
【0196】
メール管理部133では、「日程調整されなかった場合、再度リマインドする。」等、日程調整の状況に応じたメールの配信設定が可能である。
【0197】
メール管理部133では、メール一覧を見ることができ、配信結果をみることができる。
【0198】
具体的には、メール管理部133では、メールテンプレートごとの配信数、成功数、失敗数、開封率(メールの開封)、クリック率(日程調整ページ241のURLクリック数)、アポイントの獲得件数等を表示させることができる。
【0199】
評価部134は、日程調整部131に入力されている打ち合わせや会議、セミナー等の数や内容によって、従業員を評価するところである。
【0200】
具体的には、評価部134は、カレンダー243の情報や日程調整結果に基づいて従業員の評価を行う。
【0201】
例えば、アポイント件数が増加している場合、評価部134はその従業員の評価を高くする。
【0202】
また、評価部134は、従業員の作業時間に基づいて評価することができる。
【0203】
また、評価部134は、チーム単位での評価も行うことができ、チームの作業時間に基づいて評価することもできる。
【0204】
移動時間管理部135は、日程調整部131に入力された打ち合わせや会議、セミナー等の場所までの移動時間を算出する。
【0205】
具体的には、移動時間管理部135は、発着場所を登録すると、移動時間を算出する。
【0206】
移動事件管理部135では、歩き、自動車、電車、タクシーなど、移動手段を選択することができる。
【0207】
移動時間管理部135は、例えば移動手段として「電車」が選択された場合、最適な電車を選択し、乗り換えが必要な場合は乗り換え案内を行う。
【0208】
また、移動時間管理部135は、例えば移動手段として「タクシー」が選択された場合、タクシーでの移動時間を算出する。
【0209】
また、移動時間管理部135では、タクシーを予約することができる。
【0210】
広告配信部136は、カレンダー243の予定や顧客情報に基づいて広告配信を行う。
【0211】
また、広告配信部136は、顧客情報やカレンダー243に入力された情報に基づいて広告配信を行う。
【0212】
具体的には、広告配信部136は、顧客情報管理部135が識別した顧客情報の登録の流入経路及び入力された個人情報に基づいて広告配信を行うことができる。
【0213】
図10に示すように、フォーム部140は、タイトルB1、イメージバナーの貼り付けB2、サービス説明B3、使用するカレンダー243、カレンダーの色等を第1端末200の使用者がフォーム249を介して入力するところである。
【0214】
また、フォーム249では、新規会員登録にアクセスする部分の表示もされている。
【0215】
本実施形態では、フォーム249の内容とカレンダー243とをノーコードで作成及びカスタマイズすることができる。
【0216】
また、カレンダー243の内容が編集されると、フォーム249に表示されるカレンダー243も連動して変更される。
【0217】
つまり、日程調整部131がカレンダー243を修正した場合、フォーム249に表示されるカレンダー243も修正される。
【0218】
フォーム249が作成されるとコードが作成される。本実施形態に係る日程調整システム10の利用者は、このコードをHP等のWebサイトに張り付けることにより、Webサイトにふおーむ249及びカレンダー243を表示させることができる。
【0219】
フォーム部140は、同一IPから複数回回答があった場合、フォームの送信ができないようにすることができる。
【0220】
また、フォーム部140は、あらかじめ設定されたキーワードが回答に含まれる場合、キャンセル、アラート表示、又はメールでの警告通知を行うことができる。
【0221】
これにより、例えば営業メール等を排除することができる。
【0222】
フォーム部140で作成されたフォーム249では、異なる内容のサービスの予約が可能である。
【0223】
具体的には、図11に示すように、第2端末300の使用者が、候補日程を選択する場合に、サービス内容蘭249で使用するサービスを選択することができる。
【0224】
つまり、第2端末300の使用者は、一つのフォームで複数のサービスの中から選択して予約をすることができる。
【0225】
販売部137は、商品の販売又はサービスの提供を行う。
【0226】
具体的には、例えば、図10及び図12に示すようなフォーム249で作成された商品の販売フォームで、日程調整システム10の利用者である第1端末200の使用者は、オンライン接客の申込みをカレンダー243から行う。
【0227】
第1端末300の使用者によるオンラインでの接客後、販売部137は、第2端末300の第2表示部340に表示される画面を商品販売の画面に移行させる。
【0228】
販売部137は、第2端末300の第2表示部340に、商品画像、商品名、商品価格(サービスイメージ画像、サービス内容、サービス価格)を表示させる。
【0229】
第2端末300の使用者は、販売部137によって表示される画面から、商品の購入又はサービスの提供を受けることができる。
【0230】
チャットボット管理部138は、回答メッセージに日程調整カレンダーを表示すること、又は日程調整カレンダーのリンクを張り付けることができる。
【0231】
具体的には、図13に示すように、例えば、問い合わせ400があった場合、回答メッセージ410「何について知りたいですか?」といった表示をし、その選択肢として、「料金について」411、「レンタル方法について」412、「営業時間について」413、「審査方法について」414といった選択肢を設けることができる。
【0232】
選択肢は、「選択肢を追加する」というアイコンから選択肢を追加することができる。
【0233】
また、選択肢の内容は、編集500で編集することができる。
【0234】
具体的には、編集500の選択肢510のアイコンをクリック(選択)することにより、選択肢の内容を編集することができる。
【0235】
次に、回答メッセージ410の選択肢から例えば「料金について」411を選択した場合、回答メッセージ420「料金についてですね。料金は下記のサイトをご覧下さい。http://・・・・もう少し聞く。」といった表示をし、その選択肢として「月額料金について」421、「年間料金について」422といった選択肢を設けることができる。
【0236】
次に、回答メッセージ420の選択肢から例えば「月額料金について」421を選択した場合、回答メッセージ430「月額料金は1万円になります。解決しましたか?」といった表示をし、その選択肢として「解決した。」431、「解決していない。」432といった選択肢を設けることができる。
【0237】
次に、回答メッセージ430の選択肢から例えば「解決していない。」432を選択した場合、回答メッセージ440「担当者にご相談頂けます。下記より日時を選択して下さい。」といった表示をし、日程調整カレンダー450に移行する。
【0238】
日程調整カレンダー450は、図7に示すカレンダー243のような日程調整カレンダーが表示される。
【0239】
本実施形態では、日程調整カレンダー450では、日程調整カレンダー450にアクセスするコードが張り付けられている。
【0240】
なお、日程調整カレンダー450は、日程調整カレンダーにアクセスするURLや二次元バーコードが表示されていてもよい。
【0241】
チャットボットの利用者は、日程調整カレンダー450の中から都合の良い日時を選択することができる。
【0242】
日程調整カレンダー450は、編集500の日程調整カレンダー520をクリック(選択)することにより、日程調整カレンダーのユーザ、チーム、使用するカレンダーを選択することができる。
【0243】
本実施形態では、使用するカレンダー460として「フォーム1」が選択されている。
【0244】
日程調整カレンダー450により利用者が相談日時を選択した場合、回答メッセージ470に移行し、「ありがとうございました。当日は担当者にお気軽にご相談下さい。」といった表示がされる。
【0245】
本実施形態に係る編集500の表示には、選択肢を編集することが可能な選択肢510と、表示されるカレンダーを選択することができる日程調整カレンダー520と、チャットボットを提供する側の個人情報を入力する入力フォーム530と、がある。
【0246】
第1端末200は、サーバ100と通信可能である第1通信部210と、
データを記憶する記憶部である第1記憶部220と、
第1端末200を制御する制御部である第1制御部230と、
画面であり表示部である第1表示部240と、を含む。
【0247】
第1通信部210は、通信部であってインターネットにアクセス可能であり、サーバ100と通信することができる。
【0248】
第1記憶部220は、データを記憶する記憶部である。例えば、アクセスした履歴、ID、パスワードを記憶する。
【0249】
第1制御部230は、端末である第1端末200を制御する。
【0250】
第1表示部240は、表示部であって、Webサイト等を表示することが可能であり、例えば、図1図8に表示される内容の表示が可能である。
【0251】
第2端末300は、サーバ100と通信可能である第2通信部310と、
データを記憶する記憶部である第2記憶部320と、
第2端末300を制御する制御部である第2制御部330と、
画面であり表示部である第2表示部340と、を含む。
【0252】
第2通信部310は、通信部であってインターネットにアクセス可能であり、サーバ100と通信することができる。
【0253】
第2記憶部320は、データを記憶する記憶部である。例えば、アクセスした履歴、ID、パスワードを記憶する。
【0254】
第2制御部330は、端末である第2端末300を制御する。
【0255】
第2表示部340は、表示部であって、Webサイト等を表示することが可能である。
【0256】
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。
【符号の説明】
【0257】
10 日程調整システム
100 サーバ
120 サーバ記憶部
130 制御部
131 日程調整部
132 顧客情報管理部
133 メール管理部
134 評価部
135 移動時間管理部
140 フォーム部
200 第1端末
240 第1表示部
241 日程調整ページ
243 カレンダー
249 フォーム
251 投票
252 予約一覧
253 カレンダー選択
254 テンプレート
255 フォーム作成
300 第2端末

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13