(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023086333
(43)【公開日】2023-06-22
(54)【発明の名称】通知システム、通知システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20230615BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021200774
(22)【出願日】2021-12-10
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】
【課題】管理者が保護者である第1ユーザー端末の連絡先情報および生徒である第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくす通知システムを提供する。
【解決手段】通知システム100は、第1ユーザー端末110と管理者端末130とサーバ150と第2ユーザー電子タグFCとタグリーダー端末140Aとを備えている。第1ユーザー端末が、入力された第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報に基づいて2次元コードCDを生成する。生成された2次元コードCDを第2ユーザー端末が取得する。管理者端末が、第2ユーザーによって提示された2次元コードを読み取るとともに、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンして、第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバのデータベース151に登録する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザー端末と管理者端末とサーバと第2ユーザー電子タグとタグリーダー端末とを備えタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたときに第1ユーザー端末へ通知する通知システムであって、
前記第1ユーザー端末において、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードを生成し、
生成された1次元または2次元のコードが印刷されて第2ユーザーに渡され、または、生成された1次元または2次元のコードを第2ユーザー端末が取得し、
前記管理者端末が、第2ユーザーによって提示された1次元または2次元のコードを読み取るとともに、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンして、第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバのデータベースに登録し、
登録後において、前記タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する構成であることを特徴とする通知システム。
【請求項2】
前記タグリーダー端末が複数あり、タグリーダー端末の設置場所情報が、データベースに登録され、
登録後において、前記タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が設置場所情報において第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する構成であることを特徴とする請求項1に記載の通知システム。
【請求項3】
前記タグリーダー端末が複数あり、
登録後において、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が、現在地情報を取得して現在地情報および第2ユーザー電子タグの識別情報をサーバへ送信し、タグリーダー端末が現在地情報において第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する構成であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通知システム。
【請求項4】
前記タグリーダー端末が複数あり、そのうち1つのタグリーダー端末がスクールバスに設置され、
前記データベースが、第2ユーザーのスクールへ行く際の乗車場所情報を有し、
前記タグリーダー端末の現在地情報が、第2ユーザーの乗車場所になっている場合、管理者端末が、データベースに基づいて、第2ユーザー名情報、および、乗車の際にタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたか否かのステータス情報を表示する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の通知システム。
【請求項5】
前記タグリーダー端末が複数あり、そのうち1つのタグリーダー端末がスクールバスに設置され、
前記データベースが、第2ユーザーのスクールから帰る際の降車場所情報を有し、
前記タグリーダー端末の現在地情報が、第2ユーザーの降車場所になっている場合、管理者端末が、データベースに基づいて、第2ユーザー名情報、および、降車の際にタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたか否かのステータス情報を表示する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の通知システム。
【請求項6】
前記管理者端末が、スクールバスの停車場所毎に乗車または降車する第2ユーザーの情報を表示し、
第1ユーザー端末から管理者端末へ第2ユーザーについての欠席の連絡を受けている場合、前記サーバが、欠席連絡のあった名前について、データベースにおいて欠席ステータスにし、
前記管理者端末が、停車場所毎に乗車予定者または降車予定者のうちの欠席連絡のあった名前について、データベースに基づいて欠席ステータスにして表示する構成であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の通知システム。
【請求項7】
前記タグリーダー端末が複数あり、そのうち1つのタグリーダー端末がスクールバスに設置され、
第2ユーザーが乗車の際、タグリーダー端末が、第2ユーザー電子タグをスキャンした場合、サーバが、予め設定された所定時間以内において、第2ユーザーが降車の際にタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたか否かを判定し、していないと判定した場合、スクールバス内の取り残され確認指示を管理者端末へ送信する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の通知システム。
【請求項8】
第1ユーザー端末と管理者端末とサーバと第2ユーザー電子タグとタグリーダー端末とを備えタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたときに第1ユーザー端末へ通知する通知システムのプログラムであって、
前記第1ユーザー端末において、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードを生成するコード生成ステップと、
前記第1ユーザー端末が、生成した1次元または2次元のコードを設定された第2ユーザー端末へ送信するコード送信ステップと、
前記管理者端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー端末の表示部に表示された1次元または2次元のコードを読み取るとともに、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンして、第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバのデータベースに登録する情報登録ステップと、
登録後において、前記タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する通知ステップとを具備していることを特徴とする通知システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1ユーザー端末と管理者端末とサーバと第2ユーザー電子タグとタグリーダー端末とを備えタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたときに第1ユーザー端末へ通知する通知システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、タグリーダーと、IDタグと、生徒の出退状況を保護者や親族等に通知するのに必要な通知情報が登録された通知情報データベースと、通知用コンピュータとを備えた出退管理システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】再公表特許2006-011557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の出退管理システムは、生徒の名前情報や電子メールアドレスなどの連絡先情報の入力の仕方について考慮されてなく、保護者が書類に記載した情報をスクールの職員がコンピュータ端末にキーボードを用いて打ち込む所謂、手入力する必要があったため、生徒が多い場合は膨大な量の入力作業が生じるという問題や、入力ミスが生じてしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、管理者が保護者である第1ユーザー端末の連絡先情報および生徒である第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒の確認を保護者へ通知することができる通知システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、第1ユーザー端末と管理者端末とサーバと第2ユーザー電子タグとタグリーダー端末とを備えタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたときに第1ユーザー端末へ通知する通知システムであって、前記第1ユーザー端末において、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードを生成し、生成された1次元または2次元のコードが印刷されて第2ユーザーに渡され、または、生成された1次元または2次元のコードを第2ユーザー端末が取得し、前記管理者端末が、第2ユーザーによって提示された1次元または2次元のコードを読み取るとともに、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンして、第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバのデータベースに登録し、登録後において、前記タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された通知システムの構成に加えて、前記タグリーダー端末が複数あり、タグリーダー端末の設置場所情報が、データベースに登録され、登録後において、前記タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が設置場所情報において第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された通知システムの構成に加えて、前記タグリーダー端末が複数あり、登録後において、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が、現在地情報を取得して現在地情報および第2ユーザー電子タグの識別情報をサーバへ送信し、タグリーダー端末が現在地情報において第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された通知システムの構成に加えて、前記タグリーダー端末が複数あり、そのうち1つのタグリーダー端末がスクールバスに設置され、前記データベースが、第2ユーザーのスクールへ行く際の乗車場所情報を有し、前記タグリーダー端末の現在地情報が、第2ユーザーの乗車場所になっている場合、管理者端末が、データベースに基づいて、第2ユーザー名情報、および、乗車の際にタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたか否かのステータス情報を表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載された通知システムの構成に加えて、前記タグリーダー端末が複数あり、そのうち1つのタグリーダー端末がスクールバスに設置され、前記データベースが、第2ユーザーのスクールから帰る際の降車場所情報を有し、前記タグリーダー端末の現在地情報が、第2ユーザーの降車場所になっている場合、管理者端末が、データベースに基づいて、第2ユーザー名情報、および、降車の際にタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたか否かのステータス情報を表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、請求項4または請求項5に記載された通知システムの構成に加えて、前記管理者端末が、スクールバスの停車場所毎に乗車または降車する第2ユーザーの情報を表示し、第1ユーザー端末から管理者端末へ第2ユーザーについての欠席の連絡を受けている場合、前記サーバが、欠席連絡のあった名前について、データベースにおいて欠席ステータスにし、前記管理者端末が、停車場所毎に乗車予定者または降車予定者のうちの欠席連絡のあった名前について、データベースに基づいて欠席ステータスにして表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0012】
本請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載された通知システムの構成に加えて、前記タグリーダー端末が複数あり、そのうち1つのタグリーダー端末がスクールバスに設置され、第2ユーザーが乗車の際、タグリーダー端末が、第2ユーザー電子タグをスキャンした場合、サーバが、予め設定された所定時間以内において、第2ユーザーが降車の際にタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたか否かを判定し、していないと判定した場合、スクールバス内の取り残され確認指示を管理者端末へ送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0013】
本請求項8に係る発明は、第1ユーザー端末と管理者端末とサーバと第2ユーザー電子タグとタグリーダー端末とを備えタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたときに第1ユーザー端末へ通知する通知システムのプログラムであって、前記第1ユーザー端末において、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードを生成するコード生成ステップと、前記第1ユーザー端末が、生成した1次元または2次元のコードを設定された第2ユーザー端末へ送信するコード送信ステップと、前記管理者端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー端末の表示部に表示された1次元または2次元のコードを読み取るとともに、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンして、第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバのデータベースに登録する情報登録ステップと、登録後において、前記タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する通知ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の通知システムは、第1ユーザー端末と、管理者端末と、サーバと、第2ユーザー電子タグと、タグリーダー端末とを備えていることにより、タグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンしたときにサーバが第1ユーザー端末へ通知することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0015】
本請求項1に係る発明の通知システムによれば、管理者端末がコードを読み取るとともにタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンすることによって第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とが関連付けられてデータベースに登録されるため、管理者が第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができる。
また、管理者は、第2ユーザーについての名簿を簡単に得ることができる。
さらに、例えば、第2ユーザーの保護者である第1ユーザーが、管理者端末のある第2ユーザーの利用する施設まで足を運ぶことなく第2ユーザーが施設まで足を運んでコードおよび第2ユーザー電子タグを提示するだけで登録が完了するため、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができる。
【0016】
本請求項2に係る発明の通知システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、どこに設置されたタグリーダー端末によって第2ユーザー電子タグがスキャンされたかの設置場所情報が第1ユーザー端末へ通知されるため、例えば、スクールバスなどの移動体に設けられたタグリーダー端末によってスキャンされた場合、第2ユーザーがスクールバスなどの移動体に設置されたタグリーダー端末に対して第2ユーザー電子タグをスキャンしたかを第1ユーザーは簡単に知ることができる。
【0017】
本請求項3に係る発明の通知システムによれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、第2ユーザー電子タグがどこでスキャンされたかの現在地情報が第1ユーザー端末へ通知されるため、例えば、スクールバスなどの移動体に設けられたタグリーダー端末によってスキャンされた場合、第2ユーザーがどこでスクールバスなどの移動体に乗ったときに第2ユーザー電子タグをスキャンしたか、または、どこで移動体から降りるときにスキャンしたかを第1ユーザーは簡単に知ることができる。
【0018】
本請求項4に係る発明の通知システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、スクールバスの停車場所毎に乗車予定者の名前情報が管理者端末に表示されるため、運転手や管理者はスクールバスの停車場所毎に管理者端末を視て、遅れている生徒である第2ユーザーの有無を簡単に確認することができる。
さらに、第2ユーザーが乗り遅れずに乗車してタグリーダー端末によって第2ユーザー電子タグがスキャンされて乗車した旨が第1ユーザー端末へ通知されるため、第2ユーザーが乗り遅れずに乗車した旨を第1ユーザーは知ることができる。
【0019】
本請求項5に係る発明の通知システムによれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、スクールバスの停車場所毎に降車予定者の名前情報が管理者端末に表示されるため、運転手や管理者はスクールバスの停車場所毎に管理者端末を視て、まだ降りていない生徒である第2ユーザーの有無を簡単に確認することができる。
例えば、スクールバスの中で寝ていて寝過ごしそうな生徒である第2ユーザーがいる場合、運転手や管理者は第2ユーザーを起こして第2ユーザーが降りる場所である旨を伝え、スクールバスに乗ったまま降車場所を通過してしまうリスクを回避できる。
さらに、第2ユーザーが降車する際にタグリーダー端末によって第2ユーザー電子タグがスキャンされて降車した旨が第1ユーザー端末へ通知されるため、第2ユーザーが乗ったまま降車場所を通過せずにきちんと降車した旨を第1ユーザーは知ることができる。
【0020】
本請求項6に係る発明の通知システムによれば、請求項4または請求項5に係る発明が奏する効果に加えて、その生徒である第2ユーザーが出席予定で遅れぎみで未乗車なのか、欠席なのかが表示されるため、運転手や添乗員である管理者はスクールバスの停車場所毎に管理者端末を視て、それ以上待つか、待たずに出発するかの判断を簡単に行うことができる。
【0021】
本請求項7に係る発明の通知システムによれば、請求項1乃至請求項6のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、乗車の際および降車の際に第2ユーザー電子タグをスキャンする取り決めがある場合、所定時間以内に目的地に到着して2回目のスキャンが行われるはずであり、所定時間経過したときにまだ2回目のスキャンがない場合は、第2ユーザーがスクールバス内に取り残された虞があり、直ちに、確認する指示が管理者端末に通知されるため、万が一、第2ユーザーがスクールバス内に取り残された場合であっても直ちに救出することができる。
【0022】
本請求項8に係る発明の通知システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、管理者端末がコードを読み取るとともにタグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンすることによって第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とが関連付けられてデータベースに登録されるため、管理者が第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができる。
また、管理者は、第2ユーザーについての名簿を簡単に得ることができる。
さらに、例えば、第2ユーザーの保護者である第1ユーザーが、管理者端末のある第2ユーザーの利用する施設まで足を運ぶことなく第2ユーザーが施設まで足を運んでコードおよび第2ユーザー電子タグを提示するだけで登録が完了するため、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施例である通知システムの概念を示す図。
【
図2】本発明の実施例である通知システムの動作例を示すチャート図。
【
図3】(A)(B)は本発明の実施例である通知システムにおいて第2ユーザーが乗車予定場所でスクールバスに乗車する際の様子を示す図および第2ユーザーが乗車予定場所でスクールバスに乗車した際の第1ユーザー端末の様子を示す図。
【
図4】(A)(B)は本発明の実施例である通知システムにおいて第2ユーザーが乗車予定場所で遅れてスクールバスに乗車する際の様子を示す図および第2ユーザーが乗車予定場所で遅れてスクールバスに乗車する際の管理者端末の様子を示す図。
【
図5】(A)(B)は本発明の実施例である通知システムにおいて第2ユーザーの降車予定場所にスクールバスが到着した際の様子を示す図および第2ユーザーの降車予定場所にスクールバスが到着した際の管理者端末の様子を示す図。
【
図6】(A)(B)は本発明の実施例である通知システムにおいてスクールバスがスクールに到着した後の様子を示す図およびスクールバスがスクールに到着した後の管理者端末の様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の通知システムは、第1ユーザー端末と管理者端末とサーバと第2ユーザー電子タグとタグリーダー端末とを備え、第1ユーザー端末において、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードを生成し、生成された1次元または2次元のコードが印刷されて第2ユーザーに渡され、または、生成された1次元または2次元のコードを第2ユーザー端末が取得し、管理者端末が、第2ユーザーによって提示された1次元または2次元のコードを読み取るとともに、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンして、第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバのデータベースに登録し、登録後において、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する構成であることにより、管理者が第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができ、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の通知システムのプログラムは、第1ユーザー端末において、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードを生成するコード生成ステップと、管理者端末が、第2ユーザーによって提示された1次元または2次元のコードを読み取るとともに、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンして、第2ユーザー電子タグの識別情報と、第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバのデータベースに登録する情報登録ステップと、登録後において、タグリーダー端末が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子タグをスキャンしたとき、タグリーダー端末が第2ユーザー電子タグをスキャンした旨のメッセージを、タグリーダー端末と通信自在なサーバが、第1ユーザー端末へ通知する通知ステップとを具備していることにより、管理者が第1ユーザー端末の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができ、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0025】
例えば、第1ユーザー端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末、腕時計型端末、眼鏡型端末など表示部と操作部とを備えて情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、第2ユーザー端末は、スマートフォン端末、タブレット端末、腕時計型端末、眼鏡型端末など表示部と操作部とを備えて携帯して持ち運び自在で、情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
さらに、サーバは、クラウド環境に作られたクラウドサーバでもよいし、サーバを構成する物理サーバの数は1つでも複数でもよい。
また、管理者端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末、腕時計型端末、眼鏡型端末など表示部と操作部とを備えて情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
さらに、第2ユーザー電子タグは、アンテナと集積回路(ICチップ)とを備えたものであれば、例えば、手首に巻くベルト付きの電子タグや、集積回路(ICチップ)を有して電子マネーとして使用できる電子カードなど、タグリーダー端末との間での接触型、非接触型問わず、如何なるものであっても構わない。
なお、ユーザーが使用するスマートフォン端末や腕時計型端末に電子タグ(電子カード)機能を持たせた場合、スマートフォン端末や腕時計型端末が電子タグ(電子カード)として機能するため、第2ユーザー電子タグの使用履歴情報には、スマートフォン端末や腕時計型端末における電子タグ機能の使用履歴が含まれる。
【実施例0026】
以下に、本発明の実施例である通知システム100について、
図1乃至
図6(B)に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である通知システム100の概念を示す図であり、
図2は、本発明の実施例である通知システム100の動作例を示すチャート図であり、
図3(A)は、本発明の実施例である通知システム100において第2ユーザーが乗車予定場所でスクールバスBSに乗車する際の様子を示す図であり、
図3(B)は、第2ユーザーが乗車予定場所でスクールバスBSに乗車した際の第1ユーザー端末110の様子を示す図であり、
図4(A)は、本発明の実施例である通知システム100において第2ユーザーが乗車予定場所で遅れてスクールバスBSに乗車する際の様子を示す図であり、
図4(B)は、第2ユーザーが乗車予定場所で遅れてスクールバスBSに乗車する際の管理者端末130の様子を示す図であり、
図5(A)は、本発明の実施例である通知システム100において第2ユーザーの降車予定場所にスクールバスBSが到着した際の様子を示す図であり、
図5(B)は、第2ユーザーの降車予定場所にスクールバスBSが到着した際の管理者端末130の様子を示す図であり、
図6(A)は、本発明の実施例である通知システム100においてスクールバスBSがスクールに到着した後の様子を示す図であり、
図6(B)は、スクールバスBSがスクールに到着した後の管理者端末130の様子を示す図である。
【0027】
本発明の実施例である通知システム100は、
図1に示すように、第1ユーザー端末110と、一例として第2ユーザー端末120と、管理者端末130と、サーバ150と、第2ユーザー電子タグの一例である第2ユーザー電子カードFCと、タグリーダー端末の一例であるカードリーダー端末としての第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bとを備えている。
ここで、第1ユーザーは、第2ユーザーの保護者である。
また、一例として、管理者端末130および第1カードリーダー端末140Aは、学校や習い事などのスクールに設置されている。
第2カードリーダー端末140Bは、学校や習い事などのスクールの送迎用のスクールバスBSに設置されている。
【0028】
そして、第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とをサーバ150のデータベース151に登録後において、第1カードリーダー端末140Aまたは第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたときに第1ユーザー端末110へ通知するように構成されている。
なお、第2ユーザー端末120は、通知システム100の必須の構成要素ではないが、一例として、通知システム100の構成要素として説明する。
また、カードリーダー端末は、1つでも発明は成立するが、第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの複数用いた例として説明する。
【0029】
本実施例では、先ず、第1ユーザー端末110において、第1ユーザーが操作して通知システム100のプログラムであるアプリケーションソフトウェアを事前にインストールしておく。
そして、例えば、第1ユーザーの自宅において、通知システム100のプログラムであるアプリケーションソフトウェアを起動する。
続いて、第1ユーザー端末110において、第1ユーザーが操作して、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を入力する。
両者が入力された際、第1ユーザー端末110が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードの一例として2次元コードCDを生成する。
つまり、第1ユーザーの子である第2ユーザーの名前情報を、保護者である第1ユーザーの第1ユーザー端末110において入力する。
【0030】
そして、生成された2次元コードCDを第2ユーザー端末120が取得する。
取得の仕方については、第1ユーザー端末110から第2ユーザー端末120へ2次元コードCDのデータを送信してもよいし、第1ユーザー端末110の表示部111に表示された2次元コードCDを、第2ユーザー端末120がカメラを用いて撮影することによって取得してもよい。
なお、生成された2次元コードCDが印刷されて第2ユーザーに渡されてもよい。
つまり、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報をコード化した2次元コードCDを、第1ユーザーから第1ユーザーの子である第2ユーザーに渡す。
【0031】
第2ユーザーは、学校や習い事などのスクールに通っていて、第2ユーザーが、2次元コードCDを持って、スクールに行く。
ここで、スクールには、管理者端末130が設置されている。
そして、第2ユーザーが、スクールに管理者に対して、2次元コードCDおよび第2ユーザー電子カードFCを提示する。
この際、一例として、2次元コードCDを表示部121に表示した第2ユーザー端末120および第2ユーザー電子カードFCを提示する。
なお、前述したように、第2ユーザー端末120の表示部121に表示された2次元コードCDに代えて、紙にプリントアウトした2次元コードCDでもよい。
【0032】
すると、管理者端末130が、第2ユーザーによって提示された2次元コードCDを読み取る。
これとともに、第1カードリーダー端末140Aが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンする。
そして、管理者端末130および第1カードリーダー端末140Aが協働して、第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバ150のデータベース151に登録する。
【0033】
登録後において、スクールの第1カードリーダー端末140AまたはスクールバスBSの第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、第1カードリーダー端末140Aまたは第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知するように構成されている。
【0034】
これにより、管理者端末130がコードを読み取るとともに第1カードリーダー端末140Aが第2ユーザー電子カードFCをスキャンすることによって第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とが関連付けられてデータベース151に登録される。
その結果、管理者が第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができる。
さらに、例えば、第2ユーザーの保護者である第1ユーザーが、管理者端末130のある第2ユーザーの利用するスクール施設まで足を運ぶことなく第2ユーザーがスクール施設まで足を運んで2次元コードCDおよび第2ユーザー電子カードFCを提示するだけで登録が完了する。
その結果、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができる。
【0035】
続いて、本発明の通知システム100の動作例について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、第1ユーザーが、例えば、自宅で、第1ユーザー端末110を操作して、通知システム100のプログラムであるアプリケーションソフトウェアを起動する。
そして、第1ユーザーが、入力操作をして、第1ユーザー端末110において、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を入力したとする。
すると、情報入力判定ステップとして、第1ユーザー端末110が、第1ユーザー端末110において、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力されたか否かを判定する。
入力されたと判定した場合はステップS2へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
【0036】
ステップS2では、コード生成ステップとして、第1ユーザー端末110が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードの一例として2次元コードCDを生成する。
なお、その後、コード送信ステップとして、第1ユーザー端末110が、生成した2次元コードCDを設定された第2ユーザー端末120へ送信するように構成してもよい。
2次元コードCDが、第1ユーザーから第2ユーザーの手に渡ればよい。
例えば、前述したように、生成された2次元コードCDが印刷されて第2ユーザーに渡されてもよい。
また、第1ユーザー端末110の表示部111に表示された2次元コードCDを、第2ユーザー端末120がカメラを用いて撮影することによって第2ユーザーの手に渡ってもよい。
【0037】
ステップS3では、第2ユーザーが、2次元コードCDおよび第2ユーザー電子カードFCを持参してスクールへ行く。
そして、2次元コード読み取り・電子カードスキャン有無判定ステップとして、管理者端末130が第2ユーザーによって提示された2次元コードCDを読み取ったか否か、および、第1カードリーダー端末140Aが第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かを判定する。
両者読み取り・スキャンしたと判定した場合はステップS4へ進み、他方、少なくとも一方はまだないと判定した場合はステップS3を繰り返す。
ステップS4では、情報登録ステップとして、管理者端末130および第1カードリーダー端末140Aが協働して、第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバ150のデータベース151に登録する。
【0038】
ステップS5では、
図3(A)に示すように、第2ユーザーが、例えば、スクールバスBSに乗車し、第2カードリーダー端末140Bに対して第2ユーザー電子カードFCをかざす。
そして、電子カードスキャン有無判定ステップとして、登録後において、第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かを判定する。
スキャンしたと判定した場合はステップS6へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS5を繰り返す。
ステップS6では、
図3(B)に示すように、通知ステップとして、第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知する。
【0039】
これにより、前述したように、管理者端末130がコードを読み取るとともに第1カードリーダー端末140Aが第2ユーザー電子カードFCをスキャンすることによって第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とが関連付けられてデータベース151に登録される。
その結果、管理者が第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができる。
さらに、例えば、第2ユーザーの保護者である第1ユーザーが、管理者端末130のある第2ユーザーの利用するスクール施設まで足を運ぶことなく第2ユーザーがスクール施設まで足を運んで2次元コードCDおよび第2ユーザー電子カードFCを提示するだけで登録が完了する。
その結果、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができる。
【0040】
さらに本実施例では、カードリーダー端末が、一例として第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの複数あり、第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの設置場所情報ATが、データベース151に登録されている。
例えば、第1カードリーダー端末140Aは、スクールの受付に設置され、第2カードリーダー端末140Bは、スクールバスBSの乗り降り口近傍に設置されている。
【0041】
登録後において、第1カードリーダー端末140Aまたは第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、第1カードリーダー端末140Aまたは第2カードリーダー端末140Bが設置場所情報ATにおいて第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知するように構成されている。
より具体的には、
図3(B)に示すように、スクールバスBSに設置された第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、「誰(誰の電子カード)が」、「どこで(設置場所情報AT)」の要素を含む情報の一例として「2021年12月10日AM8:10 鈴木えみさんがABCスクールバスに乗りました。」の旨が第1ユーザー端末110に通知されて表示部111に表示される。
【0042】
これにより、どこに設置されたカードリーダー端末によって第2ユーザー電子カードFCがスキャンされたかの設置場所情報ATが第1ユーザー端末110へ通知される。
その結果、例えば、スクールバスBSなどの移動体に設けられた第2カードリーダー端末140Bによってスキャンされた場合、第2ユーザーがスクールバスBSなどの移動体に設置された第2カードリーダー端末140Bに対して第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたかを第1ユーザーは簡単に知ることができる。
【0043】
また本実施例では、登録後において、第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、第2カードリーダー端末140Bが、現在地情報LCを取得して現在地情報LCおよび第2ユーザー電子カードFCの識別情報をサーバ150へ送信する。
そして、第2カードリーダー端末140Bが現在地情報LCにおいて第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知するように構成されている。
より具体的には、
図3(B)に示すように、スクールバスBSに設置された第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、「どこで(現在地情報LC)」の要素を含む情報の一例として「鈴木えみさんが東陽町1丁目2番でABCスクールバスに乗りました。」の旨が第1ユーザー端末110に通知されて表示部111に表示される。
【0044】
これにより、第2ユーザー電子カードFCがどこでスキャンされたかの現在地情報LCが第1ユーザー端末110へ通知される。
その結果、例えば、スクールバスBSなどの移動体に設けられた第2カードリーダー端末140Bによってスキャンされた場合、第2ユーザーがどこでスクールバスBSなどの移動体に乗ったときに第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか、または、どこで移動体から降りるときにスキャンしたかを第1ユーザーは簡単に知ることができる。
【0045】
さらに本実施例では、データベース151が、第2ユーザーのスクールへ行く際の乗車場所情報を有している。
また、複数あるうちの1つの管理者端末130が、スクールバスBSに持ち込まれている。
そして、
図4(A)に示すように、スクールバスBSに設置された第2カードリーダー端末140Bの現在地情報LCが、第2ユーザーの乗車場所になったとする。
この場合、
図4(B)に示すように、管理者端末130が、データベース151に基づいて、第2ユーザー名情報、および、乗車の際に第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かのステータス情報を表示するように構成されている。
【0046】
これにより、スクールバスBSの停車場所毎に乗車予定者の名前情報が管理者端末130に表示される。
その結果、運転手や添乗員である管理者はスクールバスBSの停車場所毎に管理者端末130を視て、遅れている生徒である第2ユーザーの有無を簡単に確認することができる。
さらに、第2ユーザーが乗り遅れずに乗車してカードリーダー端末によって第2ユーザー電子カードFCがスキャンされて乗車した旨が第1ユーザー端末110へ通知される。
その結果、第2ユーザーが乗り遅れずに乗車した旨を第1ユーザーは知ることができる。
【0047】
さらに、第1ユーザー端末110から管理者端末130へ第2ユーザーについての欠席の連絡を受けている場合、サーバ150は、停車場所毎に乗車予定者のうちの欠席連絡のあった名前について、データベース151において欠席ステータスにする。
そして、管理者端末130が、停車場所毎に乗車予定者のうちの欠席連絡のあった名前について、データベース151に基づいて「欠席」ステータスにして表示するように構成されている。
これにより、その生徒が出席予定で遅れぎみで未乗車なのか、欠席なのかが表示される。
その結果、運転手や添乗員である管理者はスクールバスBSの停車場所毎に管理者端末130を視て、それ以上待つか、待たずに出発するかの判断を簡単に行うことができる。
【0048】
また本実施例では、データベース151が、第2ユーザーのスクールから帰る際の降車場所情報を有している。
また、複数あるうちの1つの管理者端末130が、スクールバスBSに持ち込まれている。
そして、
図5(A)に示すように、スクールバスBSに設置された第2カードリーダー端末140Bの現在地情報LCが、第2ユーザーの降車場所になったとする。
この場合、
図5(B)に示すように、管理者端末130が、データベース151に基づいて、第2ユーザー名情報、および、降車の際に第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かのステータス情報を表示するように構成されている。
【0049】
なお、第1ユーザー端末110から管理者端末130へ第2ユーザーについての欠席の連絡を受けている場合、サーバ150は、停車場所毎に降車予定者のうちの欠席連絡のあった名前について、管理者端末130において「欠席」ステータスにして表示するように構成してもよい。
これにより、その生徒が何らかの事情で未降車なのか、欠席なのかが表示される。
その結果、運転手や添乗員である管理者はスクールバスBSの停車場所毎に管理者端末130を視て、それ以上待つか、待たずに出発するかの判断を簡単に行うことができる。
【0050】
さらに本実施例では、
図6(A)に示すように、第2ユーザーが乗車の際、第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザー電子カードFCをスキャンした場合、サーバ150が、予め設定された所定時間以内において、第2ユーザーが降車の際に第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かを判定する。
例えば、スクールバスBSの送迎ルートを考慮して乗車してから目的地の降車までの時間が、所要50分である場合、予め設定する所定時間を、所要時間より少し長い、例えば70分と設定する。
【0051】
この場合、70分以内に降車の際のスキャンがあったか否かを判定する。
そして、スキャンなしと判定した場合、
図6(B)に示すように、サーバ150が、スクールバスBS内の取り残され確認指示を管理者端末130へ送信するように構成されている。
スクールバスBS内の取り残され確認指示の一例として、「至急! バス内を確認! 降車時スキャンなし 1名 鈴木えみさん」の旨を管理者端末130に通知する。
【0052】
これにより、乗車の際および降車の際に第2ユーザー電子カードFCをスキャンする取り決めがある場合、所定時間以内に目的地に到着して2回目のスキャンが行われるはずであり、所定時間経過したときにまだ2回目のスキャンがない場合は、第2ユーザーがスクールバスBS内に取り残された虞があり、直ちに、確認する指示が管理者端末130に通知される。
その結果、万が一、第2ユーザーがスクールバスBS内に取り残された場合であっても直ちに救出することができる。
【0053】
なお、スクールバスBSに設置された第2カードリーダー端末140Bによる第2ユーザー電子カードFCのスキャンの例について説明したが、スクールの受付に設置された第1カードリーダー端末140Aによる第2ユーザー電子カードFCのスキャンによって、第2ユーザーがスクールに入った(スクールから出た)旨を第1ユーザー端末110に通知してもよい。
この場合、スキャンした時刻に応じて入ったか出たかを判定してもよいし、1回目を入った、2回目を出たと判定してもよい。
【0054】
また、第2ユーザーによって提示された2次元コードCDおよび第2ユーザー電子カードFCを読み込んで、第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバ150のデータベース151に登録し、登録後において、第2ユーザー電子カードFCのスキャンをトリガーとして、第1ユーザー端末110へ通知する構成について説明したが、第2ユーザー電子カードFCのスキャンに代えて、2次元コードCDの読み込み(スキャン)とトリガーとして第1ユーザー端末110へ通知する構成としてもよい。
この場合、カードリーダー端末としての第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bに代えて、管理者端末130がカメラを用いて2次元コードCDを読み込む。
【0055】
さらに、予め2次元コードCDと第2ユーザー端末120の識別情報とを関連付けてサーバ150のデータベース151に登録し、第2ユーザー端末120および管理者端末130の近距離通信をON設定にして、第2ユーザーがスクールバスBSに乗車・降車する際、第2ユーザーが携帯する第2ユーザー端末120が、スクールバスBSにある管理者端末130に接近して互いに通信することをトリガーとして第1ユーザー端末110へ通知する構成としてもよい。
また、スクールバスBSやスクールの受付にビーコン端末を設置し、第2ユーザーがスクールバスBSに乗車・降車する際やスクールの受付を通過する際、第2ユーザーが携帯する第2ユーザー端末120が、スクールバスBSや受付にあるビーコン端末に接近して通信することをトリガーとして第1ユーザー端末110へ通知する構成としてもよい。
さらに、カードリーダー端末が第2ユーザー電子カードFCをスキャンする構成としたが、電子タグリーダー端末が、第2ユーザーのICタグバンドをスキャンする構成としてもよい。
また、
図3(B)に示すカードリーダー端末(140A、140B)の設置場所情報ATを第1ユーザー端末110へ通知する構成、カードリーダー端末(140A、140B)の現在地情報LCを第1ユーザー端末110へ通知する構成、
図4(B)に示す乗車予定者情報、第2ユーザーのステータス情報、欠席ステータス情報を管理者端末130に表示する構成、
図5(B)に示す降車予定者情報、第2ユーザーのステータス情報、欠席ステータス情報を管理者端末130に表示する構成、
図6(B)に示すスクールバスBS内の取り残され確認指示を管理者端末130へ送信する構成については、第1ユーザー端末110における2次元コードCDの生成を前提としなくてもよい。
【0056】
このようにして得られた本発明の実施例である通知システム100は、第1ユーザー端末110と管理者端末130とサーバ150と第2ユーザー電子タグの一例である第2ユーザー電子カードFCとタグリーダー端末の一例であるカードリーダー端末としての第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bとを備え、第1ユーザー端末110において、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末110が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードの一例として2次元コードCDを生成し、生成された2次元コードCDが印刷されて第2ユーザーに渡され、または、生成された2次元コードCDを第2ユーザー端末120が取得し、管理者端末130が、第2ユーザーによって提示された2次元コードCDを読み取るとともに、第1カードリーダー端末140Aが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンして、第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバ150のデータベース151に登録し、登録後において、第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知する構成であることにより、管理者が第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができ、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができる。
【0057】
さらに、カードリーダー端末が第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの複数あり、第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの設置場所情報ATが、データベース151に登録され、登録後において、第1カードリーダー端末140Aまたは第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、第1カードリーダー端末140Aまたは第2カードリーダー端末140Bが設置場所情報ATにおいて第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知する構成であることにより、例えば、スクールバスBSなどの移動体に設けられた第2カードリーダー端末140Bによってスキャンされた場合、第2ユーザーがスクールバスBSなどの移動体に設置された第2カードリーダー端末140Bに対して第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたかを第1ユーザーは簡単に知ることができる。
【0058】
また、カードリーダー端末が第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの複数あり、登録後において、第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、第2カードリーダー端末140Bが、現在地情報LCを取得して現在地情報LCおよび第2ユーザー電子カードFCの識別情報をサーバ150へ送信し、第2カードリーダー端末140Bが現在地情報LCにおいて第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知する構成であることにより、例えば、スクールバスBSなどの移動体に設けられたカードリーダー端末によってスキャンされた場合、第2ユーザーがどこでスクールバスBSなどの移動体に乗ったときに第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか、または、どこで移動体から降りるときにスキャンしたかを第1ユーザーは簡単に知ることができる。
【0059】
さらに、カードリーダー端末が第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの複数あり、そのうち1つの第2カードリーダー端末140BがスクールバスBSに設置され、データベース151が、第2ユーザーのスクールへ行く際の乗車場所情報を有し、第2カードリーダー端末140Bの現在地情報LCが、第2ユーザーの乗車場所になっている場合、管理者端末130が、データベース151に基づいて、第2ユーザー名情報、および、乗車の際に第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かのステータス情報を表示する構成であることにより、運転手や管理者はスクールバスBSの停車場所毎に管理者端末130を視て、遅れている生徒である第2ユーザーの有無を簡単に確認することができ、第2ユーザーが乗り遅れずに乗車した旨を第1ユーザーは知ることができる。
【0060】
また、カードリーダー端末が第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの複数あり、そのうち1つの第2カードリーダー端末140BがスクールバスBSに設置され、データベース151が、第2ユーザーのスクールから帰る際の降車場所情報を有し、第2カードリーダー端末140Bの現在地情報LCが、第2ユーザーの降車場所になっている場合、管理者端末130が、データベース151に基づいて、第2ユーザー名情報、および、降車の際に第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かのステータス情報を表示する構成であることにより、運転手や管理者はスクールバスBSの停車場所毎に管理者端末130を視て、まだ降りていない生徒である第2ユーザーの有無を簡単に確認することができ、例えば、スクールバスBSの中で寝ていて寝過ごしそうな生徒である第2ユーザーがいる場合、運転手や管理者は第2ユーザーを起こして第2ユーザーが降りる場所である旨を伝え、スクールバスBSに乗ったまま降車場所を通過してしまうリスクを回避でき、第2ユーザーが乗ったまま降車場所を通過せずにきちんと降車した旨を第1ユーザーは知ることができる。
【0061】
さらに、管理者端末130が、スクールバスBSの停車場所毎に乗車または降車する第2ユーザーの情報を表示し、第1ユーザー端末110から管理者端末130へ第2ユーザーについての欠席の連絡を受けている場合、サーバ150が、欠席連絡のあった名前について、データベース151において欠席ステータスにし、管理者端末130が、停車場所毎に乗車予定者または降車予定者のうちの欠席連絡のあった名前について、データベース151に基づいて欠席ステータスにして表示する構成であることにより、運転手や添乗員である管理者はスクールバスBSの停車場所毎に管理者端末130を視て、それ以上待つか、待たずに出発するかの判断を簡単に行うことができる。
【0062】
また、カードリーダー端末が第1カードリーダー端末140Aおよび第2カードリーダー端末140Bの複数あり、そのうち1つの第2カードリーダー端末140BがスクールバスBSに設置され、第2ユーザーが乗車の際、第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザー電子カードFCをスキャンした場合、サーバ150が、予め設定された所定時間以内において、第2ユーザーが降車の際に第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたか否かを判定し、していないと判定した場合、スクールバスBS内の取り残され確認指示を管理者端末130へ送信する構成であることにより、万が一、第2ユーザーがスクールバスBS内に取り残された場合であっても直ちに救出することができる。
【0063】
さらに、本発明の実施例である通知システム100のプログラムは、第1ユーザー端末110において、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報が入力された際、第1ユーザー端末110が、入力された連絡先情報および名前情報に基づいて1次元または2次元のコードの一例として2次元コードCDを生成するコード生成ステップS2と、第1ユーザー端末110が、生成した2次元コードCDを設定された第2ユーザー端末120へ送信するコード送信ステップと、管理者端末130が、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー端末120の表示部121に表示された2次元コードCDを読み取るとともに、第1カードリーダー端末140Aが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンして、第2ユーザー電子カードFCの識別情報と、第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報とを関連付けてサーバ150のデータベース151に登録する情報登録ステップS4と、登録後において、第2カードリーダー端末140Bが、第2ユーザーによって提示された第2ユーザー電子カードFCをスキャンしたとき、第2カードリーダー端末140Bが第2ユーザー電子カードFCをスキャンした旨のメッセージを、第2カードリーダー端末140Bと通信自在なサーバ150が、第1ユーザー端末110へ通知する通知ステップS6とを具備していることにより、管理者が第1ユーザー端末110の連絡先情報および第2ユーザーの名前情報を手動で入力する手間をなくすとともに入力ミスをなくして生徒である第2ユーザーの確認を保護者である第1ユーザーへ通知することができ、第1ユーザーの煩わしさをなくすとともに第1ユーザーに対する感染予防策を講じることができるなど、その効果は甚大である。