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▶ 水谷 誠の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023086634
(43)【公開日】2023-06-22
(54)【発明の名称】電子線エアコン
(51)【国際特許分類】
   F24F 1/0097 20190101AFI20230615BHJP
【FI】
F24F1/0097
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021215196
(22)【出願日】2021-12-10
(71)【出願人】
【識別番号】520237074
【氏名又は名称】水谷 誠
(72)【発明者】
【氏名】水谷 誠
【テーマコード(参考)】
3L050
【Fターム(参考)】
3L050BC10
(57)【要約】
【課題】 エアコンを単体機にし工事不要、価格が安く、フロンガスに代表される環境に悪い冷媒体及び室外機が不要なエアコン(電子線エアコン)を提供する。
【解決手段】電子線管をエアコンに利用したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子線管にフィン及び水タンクを取り付けたエアコン(いわゆる電子線エアコン)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家庭用エアコンに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭用エアコンは室外機と冷媒体を必要とした。室外機を必要としないエアコンはなかった。以降、この発明品を「電子線エアコン」と称することにする。
【先行技術文献】
【0003】
無し。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
家庭用エアコンには、次のような欠点があった。
(イ)室外機をプロによる設置、工事が必要。
(ロ)室外機と室内機に別れていることでエアコンの部品点数が多くなり、構造が複雑となり製造現場の負担増、コスト増をまねいた。
(ハ)室外機から出る騒音、振動。
(ニ)冷媒体を必要とし、それは環境破壊の問題がある。
本発明は、以上の欠点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
エアコンの原理とは冷える部分と熱くなる部分を両方とも発生させる。
本発明では電子線管を使って両者を発生させる。
特殊な電子線管を用いる。片方の電極は電子線管の外にフィンを取り付けフィンに電極の熱が伝わりやすくする。もう片方の電極には電子線管の外に水タンクを取り付け水タンクの水に電極の熱が伝わりやすくする。これが特殊な理由である。
電子線管に高電圧をかけ電子線を発生させると、プラスの電極は電子が衝突するエネルギーで熱しだす。それとは反対にマイナスの電極は電子が飛び出すためのエネルギーとして熱を奪って電極から飛び出すので冷えだす。
先に述べた特殊な電子線管を用いた冷房のさいは、フィンがあるほうの電子線管の電極にマイナス、水タンクがあるほうの電極にプラスの高電圧をかけて電子線を発生させると、マイナス電極は冷えだす。プラス電極は熱せられる。そうして、マイナス電極に取り付けたフィンも冷えファンモーターで冷風を送り出す。プラス電極に発生した熱は、取り付けた水タンクの水が温まることで熱を逃がす(蓄える)。これが電子線エアコンの冷房である。
暖房のさいは、電極のプラスとマイナスを逆にすれば良い。プラス電極は暖まり同様に暖風を、マイナス電極の冷えは水タンクに逃がす(蓄える)。
本発明は、以上のような構成の「電子線エアコン」である。
【発明の効果】
【0006】
(イ)室外機が無いためプロによる設置、工事が不要。
(ロ)室外機、室内機と分かれていない室内単体機で構造も簡単なので、部品点数及び製造現場負担の大幅減に貢献できる。これによりエアコンの価格を大幅に安くできる。
(ハ)環境を破壊する冷媒体を必要としないので環境問題を解決できる。
(ニ)室外機が無いため室外機の騒音問題が解決できる。