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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023086642
(43)【公開日】2023-06-22
(54)【発明の名称】半導体光素子
(51)【国際特許分類】
   H01S 5/042 20060101AFI20230615BHJP
   G02F 1/025 20060101ALI20230615BHJP
【FI】
H01S5/042 612
G02F1/025
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022013154
(22)【出願日】2022-01-31
(31)【優先権主張番号】P 2021200995
(32)【優先日】2021-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】301005371
【氏名又は名称】日本ルメンタム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】弁理士法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】恩河 大
(72)【発明者】
【氏名】中島 崇之
【テーマコード(参考)】
2K102
5F173
【Fターム(参考)】
2K102AA20
2K102BA02
2K102BA11
2K102BB01
2K102BC04
2K102CA00
2K102DA05
2K102DA08
2K102DA11
2K102DD03
2K102EA02
2K102EA12
2K102EA16
5F173AA08
5F173AB13
5F173AH03
5F173AH12
5F173AK08
5F173AK21
5F173AP71
5F173AR74
(57)【要約】
【課題】半導体多層に生じる応力の分散を目的とする。
【解決手段】
最上層24は、Auからなる。最下層26は、半導体多層16との密着性がAuよりも高い材料から構成される。多段構造は、光導波路18にそれぞれ重なって光導波路18が延びる方向に隣り合って厚さが異なる3つ以上のセクションSからなる。3つ以上のセクションSの隣り合う一対は、半導体多層16の端面に近くて厚さが小さい一方と、半導体多層16の端面から離れて厚さが大きい他方からなる。3つ以上のセクションSは、少なくとも最下層26から構成されて厚さが最小の第1セクションS1と、少なくとも最下層26に加えてヤング率においてAu以下の材料からなる応力緩和層30から構成されて第1セクションS1に隣接する第2セクションS2と、最上層24から最下層26までの全層から構成されて厚さが最大の第3セクションS3と、を含む。
【選択図】図3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光導波路を含むように構成された半導体多層と、
前記半導体多層の上面に接触する、多層構造および多段構造の電極と、
を有し、
前記多層構造の最上層は、Auから構成され、
前記多層構造の最下層は、前記半導体多層との密着性がAuよりも高い材料から構成され、
前記多段構造は、前記光導波路にそれぞれ重なって前記光導波路が延びる方向に隣り合って厚さが異なる3つ以上のセクションから構成され、
前記3つ以上のセクションの隣り合う一対は、前記半導体多層の端面に近くて厚さが小さい一方と、前記半導体多層の前記端面から離れて厚さが大きい他方からなり、
前記3つ以上のセクションは、
少なくとも前記最下層から構成されて前記厚さが最小の第1セクションと、
少なくとも前記最下層に加えてヤング率においてAu以下の材料からなる応力緩和層から構成されて前記第1セクションに隣接する第2セクションと、
前記最上層から前記最下層までの全層から構成されて前記厚さが最大の第3セクションと、
を含む半導体光素子。
【請求項2】
請求項1に記載の半導体光素子であって、
前記第2セクションの前記応力緩和層は、前記最上層の一部である半導体光素子。
【請求項3】
請求項2に記載の半導体光素子であって、
前記第1セクションは、前記最上層の他の一部をさらに含む半導体光素子。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体光素子であって、
前記第1セクションに含まれる前記最上層の前記他の一部は、前記厚さにおいて、前記第2セクションに含まれる前記最上層の前記一部の半分以下である半導体光素子。
【請求項5】
請求項1に記載の半導体光素子であって、
前記第2セクションの前記応力緩和層は、前記最上層とは別の層である半導体光素子。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記第1セクションは、第1厚さを有し、
前記第2セクションが前記第1セクションを超える厚さは、第2厚さであり、
前記第3セクションが前記第2セクションを超える厚さは、第3厚さであり、
前記第1厚さおよび前記第2厚さの少なくとも一方は、前記第3厚さの半分以下である半導体光素子。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記多層構造は、前記最上層および前記最下層の間で、前記3つ以上のセクションの全体にわたって、金属拡散を防止する材料からなるバリア層を含む半導体光素子。
【請求項8】
請求項7に記載の半導体光素子であって、
前記バリア層は、前記最下層に接触する層である半導体光素子。
【請求項9】
請求項7又は8に記載の半導体光素子であって、
前記多層構造は、前記第1セクションを除いて少なくとも前記第3セクションに、金属拡散を防止する材料からなる部分バリア層を含む半導体光素子。
【請求項10】
請求項9に記載の半導体光素子であって、
前記部分バリア層は、前記第2セクションにも含まれる半導体光素子。
【請求項11】
請求項7から10のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記金属拡散を防止する前記材料は、Pt、W、Cr、PdまたはTaである半導体光素子。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記最下層は、TiまたはMoからなる半導体光素子。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記第2セクションの上表面を構成する層は、PtまたはTiからなる半導体光素子。
【請求項14】
請求項1から13のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記第1セクションを構成する層の端面は、前記半導体多層の側面に一致する半導体光素子。
【請求項15】
請求項1から13のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記第1セクションを構成する層の端面は、前記半導体多層の側面から離れている半導体光素子。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記半導体多層は、前記光導波路となるメサ構造を含む半導体光素子。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、
前記半導体多層は、前記光導波路の少なくとも一部を構成する活性層または光吸収層を含む半導体光素子。
【請求項18】
請求項17に記載の半導体光素子であって、
前記光導波路は、前記活性層または前記光吸収層よりもバンドギャップが大きい非吸収材料層を含み、
前記非吸収材料層は、前記活性層または前記光吸収層に、光導波方向に隣接し、
前記電極の、前記非吸収材料層の直上にある部分は、絶縁層を介して、前記半導体多層から絶縁されている半導体光素子。
【請求項19】
請求項16に記載の半導体光素子であって、
前記電極は、前記メサ構造の上面で、前記多段構造となっている、半導体光素子。
【請求項20】
請求項16に記載の半導体光素子であって、
前記電極は、前記メサ構造の側面で、前記多段構造となっている、半導体光素子。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体光素子に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体光素子の電極には、複数の金属の積層構造が適用されている。例えば、半導体多層から近い順にTi層、Pt層およびAu層の3層構造の電極構造が知られている(特許文献1)。最下層は半導体多層と電極との間のオーミック接触を形成することを目的とし、最上層は外部との電気的・熱的な導通や、はんだ材料と電極との混合を目的とし、中間層ははんだ材料と半導体多層の混合防止を目的としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-258370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電極と半導体多層は熱膨張係数に差があるため、半導体多層に応力が生じ、信頼性の低下を引き起こすことがある。その対策として、特許文献1には、最上層(Au層)が後退した2段構造の電極が開示されている。2段構造であるため、素子端面では半導体多層の応力を低減することができる。しかし、最上層(Au層)が後退したことにより、素子端面よりも内側では応力が増加してしまう。
【0005】
本開示は、半導体多層に生じる応力の分散を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
半導体光素子は、光導波路を含むように構成された半導体多層と、前記半導体多層の上面に接触する、多層構造および多段構造の電極と、を有し、前記多層構造の最上層は、Auから構成され、前記多層構造の最下層は、前記半導体多層との密着性がAuよりも高い材料から構成され、前記多段構造は、前記光導波路にそれぞれ重なって前記光導波路が延びる方向に隣り合って厚さが異なる3つ以上のセクションから構成され、前記3つ以上のセクションの隣り合う一対は、前記半導体多層の端面に近くて厚さが小さい一方と、前記半導体多層の前記端面から離れて厚さが大きい他方からなり、前記3つ以上のセクションは、少なくとも前記最下層から構成されて前記厚さが最小の第1セクションと、少なくとも前記最下層に加えてヤング率においてAu以下の材料からなる応力緩和層から構成されて前記第1セクションに隣接する第2セクションと、前記最上層から前記最下層までの全層から構成されて前記厚さが最大の第3セクションと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1の実施形態に係る半導体光素子の平面図である。
図2図1に示す半導体光素子のII-II線断面図である。
図3】電極の多段構造の拡大図である。
図4】比較例1に係る電極の断面図である。
図5】比較例2に係る電極の断面図である。
図6】比較例3に係る電極の断面図である。
図7】変形例1に係る電極の断面図である。
図8】変形例2に係る電極の断面図である。
図9】変形例3に係る電極の断面図である。
図10】変形例4に係る電極の断面図である。
図11】第2の実施形態に係る半導体光素子の平面図である。
図12図11に示す半導体光素子のXII-XII線断面図である。
図13図11に示す半導体光素子のXIII-XIII線断面図である。
図14図11に示す半導体光素子のXIV-XIV線断面図である。
図15】第3の実施形態に係る半導体光素子の平面図である。
図16図15に示す半導体光素子のXVI-XVI線断面図である。
図17図15に示す半導体光素子のXVII-XVII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を具体的かつ詳細に説明する。全図において同一の符号を付した部材は同一又は同等の機能を有するものであり、その繰り返しの説明を省略する。なお、図形の大きさは倍率に必ずしも一致するものではない。
【0009】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る半導体光素子の平面図である。図2は、図1に示す半導体光素子のII-II線断面図である。半導体光素子は、光を導波、放出、吸収または増幅する機能を有し、例えば、バルク導波路、レーザ、光変調器または光増幅器である。図2には端面発光レーザの、光軸に沿った断面が示され、光軸に直交する両端面の少なくとも一方より光が出力される。
【0010】
[半導体多層]
半導体光素子は、下クラッド層10、光機能層12および上クラッド層14が積層された半導体多層16を有する。光機能層12は、光導波路18の少なくとも一部を構成する。光機能層12は、例えば多重量子井戸層であり、レーザにおいては活性層(発光層)として機能する。あるいは、光機能層12はバルクの半導体層であっても構わない。下クラッド層10は、半導体基板であってもよく、半導体基板とは別の半導体層であっても構わない。コンタクト層や光閉じ込め層などの他の層が半導体多層16に含まれてもよい。
【0011】
[電極]
半導体光素子は、電極20と裏面電極22を備えている。電極20及び裏面電極22は、金属蒸着により形成される。裏面電極22を構成する金属は、例えばAuGe、Niを含む。半導体多層16の上面において、電極20以外の箇所は半導体表面であってもよいし、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法や熱CVD法で形成された絶縁体膜(例えば酸化シリコン)が形成されていてもよい。電極20は、半導体多層16の上面に接触している。
【0012】
[多層構造]
[最上層]
電極20は、多層構造を有する。多層構造の最上層24は、ワイヤボンディングをしたり、サブマントの搭載面と物理的にコンタクトしたりするために、他の層よりも厚くなっている(例えば600nm)。最上層24は、Auから構成されている。AuはInP等の半導体よりも熱膨張係数が大きいので、半導体多層16に生じる応力の原因となり得る。
【0013】
[最下層]
多層構造の最下層26は、半導体多層16との密着性がAuよりも高い材料(例えばTi、Mo)から構成されており、これにより、オーミック接触が可能になる。最下層26の厚さは例えば100nmである。
【0014】
[バリア層]
多層構造は、バリア層28を含む。バリア層28は、最上層24および最下層26の間で、電極20の全体にわたって、金属拡散を防止する材料からなる。金属拡散を防止する材料は、例えばPt、W、Cr、PdまたはTaである。バリア層28は、最下層26に接触する。バリア層28の厚さは例えば100nmである。
【0015】
[多段構造]
電極20は、多段構造を有する。多段構造は、3つ以上のセクションSから構成されている。3つ以上のセクションSは、光導波路18に重なって、光導波路18が延びる方向に隣り合って、厚さが異なっている。3つ以上のセクションSの隣り合う一対の一方は、半導体多層16の端面(素子端面)に近くて厚さが小さい。3つ以上のセクションSの隣り合う一対の他方は、半導体多層16の端面から離れて厚さが大きい。
【0016】
[第1セクション]
図3は、電極20の多段構造の拡大図である。3つ以上のセクションSは、第1セクションS1を含む。第1セクションS1は、少なくとも最下層26から構成されている。ここでは第1セクションS1は最下層26及びバリア層28を含む。第1セクションS1を構成する層の端面は、半導体多層16の側面(素子端面)に一致する。
【0017】
第1セクションS1は、第1厚さt1を有する。第1厚さt1は、3つ以上のセクションSの厚さのなかで最小である。第1セクションS1は、それが起因となる応力の影響を抑えるため、第1厚さt1は最上層24の厚さよりも小さい。第1厚さt1は、最上層24の厚さの半分以下であることが好ましい。
【0018】
[第2セクション]
3つ以上のセクションSは、第2セクションS2を含む。第2セクションS2は、第1セクションS1に隣接する。第2セクションS2が第1セクションS1を超える厚さは、第2厚さt2である。
【0019】
第2セクションS2は、少なくとも最下層26(例えば最下層26およびバリア層28)に加えて、ヤング率においてAu以下の材料からなる応力緩和層30から構成されている。応力緩和層30は、最上層24の一部(底面を構成する部分)である。応力緩和層30は、Auから構成されており、放熱性に優れている。応力緩和層30は、最上層24を構成するAuとヤング率において同じかそれ以下であるため、後述する第3セクションS3に含まれる最上層24の膨張または収縮が半導体層16へ伝わることを緩和する。
【0020】
応力緩和層30は、それが起因となる応力の影響を抑えるために、最上層24の全体的厚さより薄くなっている。応力緩和層30は、厚さにおいて、最上層24の半分以下であることが好ましい。応力緩和層30の第2厚さt2は例えば100nmである。
【0021】
第2セクションS2の先端と第1セクションS1の先端との距離は、例えば10μmである。第2セクションS2の先端は、半導体多層16の側面より内側に位置する。言い換えると、第2セクションS2の先端から半導体多層16の側面までの距離は、第1セクションS1の先端から半導体多層16の側面までの距離より大きい。
【0022】
[第3セクション]
3つ以上のセクションSは、第3セクションS3を含む。第3セクションS3は、最上層24から最下層26までの全層から構成されており、3つ以上のセクションSのなかで厚さが最大である。第3セクションS3が第2セクションS2を超える厚さは、第3厚さt3である。第1厚さt1および第2厚さt2の少なくとも一方は、第3厚さt3の半分以下である。
【0023】
第3セクションS3の先端は、第2セクションS2の先端よりも、半導体多層16の上面の内側に位置する。第3セクションS3の先端から半導体多層16の側面までの距離は、第2セクションS2の先端から半導体多層16の側面までの距離より大きい。第1セクションS1の先端と第3セクションS3の先端との距離は例えば20μmである。
【0024】
応力の観点では、第1セクションS1、第2セクションS2および第3セクションS3の先端間の距離は大きいほうが好ましい。しかし、電極20を構成する各層は、放熱層としての役割も担っており、面積(体積)が小さくなることは好ましくない。特に、第1セクションS1、第2セクションS2および第3セクションS3の先端付近では発熱量が大きい。放熱性の観点では、第2セクションS2および第3セクションS3は、半導体多層16の側面に近いことが好ましい。例えば、第1セクションS1の先端と第2セクションS2の先端との距離を5μm、第1セクションS1の先端と第3セクションS3の先端との距離を10μmとしてもよい。
【0025】
第1セクションS1の先端から、第2セクションS2の先端および第3セクションS3の先端をどの程度離すかは、応力と放熱性の観点から決定すればよい。最小距離としては、製造ばらつきの観点から、第1セクションS1の先端と第2セクションS2の先端との距離を2μm、第1セクションS1の先端と第3セクションS3の先端との距離を4μm以上とすることが好ましい。
【0026】
[比較例]
図4は、比較例1に係る電極の断面図である。比較例1では、最上層4、最下層6およびバリア層8の先端が、半導体多層2の側面に揃っている。そのため、半導体多層2の側面に応力が集中する。
【0027】
図5は、比較例2に係る電極の断面図である。比較例2では、最上層4の全体が第3セクションS3の範囲にある。つまり、最上層4が、半導体多層2の側面から離れている。そのため、半導体多層2の側面に生じる応力は低減する。しかし、最上層4の先端の直下では、比較例1よりも半導体多層2に生じる応力が大きくなる。
【0028】
図6は、比較例3に係る電極の断面図である。比較例3では、最上層4の端部が2段になっており薄い先端部が半導体多層2の側面に揃っているので、比較例1よりは半導体多層2の側面に生じる応力は小さい。しかし、最上層4の一部が半導体多層2の側面に揃っているので、比較例2よりも半導体多層2の側面に生じる応力が大きい。
【0029】
[効果]
本実施形態では、電極20が多段構造を有するので、半導体多層16に生じる応力を分散することができる。例えば、第2セクションS2および第3セクションS3の先端が、半導体多層16の側面(素子端面)に一致しない。特に、強い応力発生の起因となるAuからなる最上層24が側面と一致しない。したがって、側面に生じる応力を低減することができる。
【0030】
応力緩和層30が、Auと同等以下のヤング率を有する金属であるため、第3セクションS3の最上層24の膨張または収縮が半導体多層16に伝わることが緩和され、半導体多層16に及ぼす応力の影響を低減することができる。特に、第2セクションS2の先端と第3セクションS3の先端が一致していないために、第3セクションS3の先端の直下に及ぼす応力を低減し、素子内側に加わる応力を低減している。さらに、Au層である最上層24が側面と一致しないので、半導体多層16を切断するときにAu層を切断することがなくなり、劈開性において優れている。
【0031】
[製造方法]
電極20の多段構造は、量産性の観点から以下の手順で形成することができる。まず半導体多層16を形成後、最下層26から最上層24までの金属多層を、半導体多層16の上面全面に蒸着する。そして、電極20の全体的な平面形状を残すように金属多層をエッチングする。
【0032】
次に、第2セクションS2および第3セクションS3の平面形状を覆うエッチングマスクを、リソグラフィー法を適用して形成する。そして、最上層24に対してエッチングが進行するがその直下の層に対してのエッチング進行が遅い選択的エッチングを行う。これにより、最上層24は、第1セクションS1では除去され、第2セクションS2の先端が形成される。つまり、第1セクションS1と第2セクションS2との間の段が形成される。
【0033】
次に、第3セクションS3となる領域を覆うが第2セクションS2を覆わないエッチングマスクを介して、第2セクションS2で最上層24を再びエッチングする。ただし、エッチングレートやエッチング時間を制御して、最上層24の全部を除去せずにその一部を残す。これにより、第3セクションS3の先端が形成され、第2セクションS2と第3セクションS3との間の段が形成される。先に形成した段と合わせて多段構造が形成される。
【0034】
[変形例1]
図7は、変形例1に係る電極の断面図である。変形例1では、第2セクションS2の応力緩和層130は、最上層124とは別の層である。応力緩和層130は、最上層124を構成するAuよりもヤング率において小さい金属(例えばIn)で構成されている。応力緩和層130が、Auよりもヤング率において小さい金属からなるため、最上層124の膨張または収縮が半導体多層116に伝わることが緩和され、半導体多層116に生じる応力を低減することができる。
【0035】
[変形例2]
図8は、変形例2に係る電極の断面図である。変形例2では、第2セクションS2の応力緩和層230は、最上層224とは別の層(非接触層)であるが、最上層224と同じAuから構成されている。応力緩和層230の厚さは100nmである。応力緩和層230によって、第3セクションS3の膨張または収縮によってその先端が半導体多層216に及ぼす影響を低減することができる。
【0036】
電極220の多層構造は、第1セクションS1を除いて少なくとも第3セクションS3(例えば第2セクションS2および第3セクションS3)に、金属拡散を防止する材料からなる部分バリア層232を含む。部分バリア層232の厚さは100nmである。部分バリア層232は、第2セクションS2にも含まれる。金属拡散を防止する材料は、Pt、W、Cr、PdまたはTaである。
【0037】
第2セクションS2の上表面を構成する層は、部分バリア層232に限定されず他の層であっても構わない。例えばTi層であっても構わない。最上層224と応力緩和層230の間に、部分バリア層232およびTi層が積層されていてもよい。ただし、第2セクションS2は、その先端直下で半導体多層216に生じる応力が増加しないように、第2厚さt2を第3厚さt3の半分以下にすることが好ましい。
【0038】
第2変形例では、段形状を形成するプロセスが容易になる。まず、金属多層を、半導体多層216の上面全面に蒸着する。そして、金属多層から第1セクションS1で不要な部分を除去する。第2セクションS2および第3セクションS3では、金属多層の全層を残す。
【0039】
次に、第3セクションS3となる領域をマスクし、Auのみをエッチングする溶液でエッチングを行う。第2セクションS2の上表面を構成する層が、部分バリア層232(例えばPt)またはTiから構成されていれば、エッチングが進行しない。これにより、時間制御をしなくても、選択性エッチングが可能になり、第2セクションS2で不要な部分を除去することができ、大面積かつ効率的な製造が可能となる。
【0040】
[変形例3]
図9は、変形例3に係る電極の断面図である。変形例3では、バリア層328は薄く(例えば50nm)なっている。これにより、第1セクションS1の先端が半導体多層316の側面に及ぼす影響が小さくなっている。しかし、薄い膜厚の制御は難しく、薄くなりすぎたり、緻密に形成されない領域が発生したりする。その結果、半導体多層316までAuが拡散すると信頼性が低下する。
【0041】
そこで、変形例3では、多層構造は、第1セクションS1を除いて少なくとも第3セクションS3(例えば第3セクションS3のみ)に、部分バリア層332を含む。部分バリア層332は、金属拡散を防止する材料からなる。金属拡散を防止する材料は、Pt、W、Cr、PdまたはTaである。部分バリア層332の厚さは100nmである。部分バリア層332を設けることで、その上にある最上層324を構成するAuがその下の層に拡散することを防止する効果を高めることができる。これにより、最上層324を構成するAuの拡散を十分に抑制することができる。
【0042】
第3セクションS3では、最上層324の厚さは600nmであるが、部分バリア層332が追加されているために、第3厚さt3が増している。これにより、第3セクションS3の膨張または収縮によって及ぼされる影響が大きくなる。しかし、第2セクションS2の応力緩和層330によって、応力が分散され、半導体多層316に及ぼす影響が低減されている。第2セクションS2の応力緩和層330は、最上層324とは別の層である。
【0043】
[変形例4]
図10は、変形例4に係る電極の断面図である。変形例4では、第1セクションS1は、最上層424の一部を含む。第1セクションS1に含まれる最上層424の一部は、半導体多層416の側面およびその付近での放熱性を向上させ、特性を向上させる効果がある。すなわち、変形例4は、高い放熱性かつ信頼性を達成している。
【0044】
一方で、第1セクションS1に含まれる最上層424の一部が厚いと、応力の起因となって信頼性を劣化させる。そこで、第1セクションS1に含まれる最上層424の一部は、厚さにおいて、第2セクションS2に含まれる最上層424の一部の半分以下(例えば25nm)である。なお、最下層426およびバリア層428のそれぞれの厚さは100nmである。
【0045】
[第2の実施形態]
図11は、第2の実施形態に係る半導体光素子の平面図である。図12は、図11に示す半導体光素子のXII-XII線断面図である。図13は、図11に示す半導体光素子のXIII-XIII線断面図である。図14は、図11に示す半導体光素子のXIV-XIV線断面図である。
【0046】
半導体光素子は、リッジ導波路構造を有する分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)である。光導波路518の少なくとも一部を構成する光機能層512は、例えば多重量子井戸層で、活性層(発光層)として機能する。
【0047】
半導体多層516は、下クラッド層510、光機能層512および上クラッド層514を含む。下クラッド層510および上クラッド層514はInPであり、光機能層512はInGaAsPである。下クラッド層510は、半導体基板であってもよいし、半導体基板とは別の半導体層であっても構わない。光機能層512と下クラッド層510の間には、InGaAsPで構成した回折格子構造を有する回折格子層(図示せず)が配置されている。なお、回折格子層は光機能層512と上クラッド層514との間に配置されても構わない。
【0048】
光機能層512と回折格子層との間および光機能層512と上クラッド層514との間には、InGaAsPで構成した光閉じ込め層(図示せず)が配置されている。光機能層512や光閉じ込め層はInGaAsPに限定されず、InGaAlAsであってもよい。半導体多層516は、コンタクト層を含んでもよい。
【0049】
半導体多層516は、光導波路518となるメサ構造を含む。光導波路518は、リッジ導波路型のメサ構造(以下、リッジ構造という)を有している。リッジ構造は、上クラッド層514の一部を含み、光機能層512の一部を含んでもよく、さらに下クラッド層510の一部を含んでもよい。
【0050】
電極520は、光導波路518に沿って光導波路518の上方に配置された主電極534と、主電極534から引き出されたパッド電極536を含み、これらは、連続一体的になっている。パッド電極536には外部から電気信号を伝えるワイヤがボンディングされるようになっている。電極520および裏面電極522の間に電圧を印加することで、半導体光素子は素子端面よりレーザ光を出力するようになっている。
【0051】
電極520が配置されていない領域では、半導体多層516は絶縁層538で覆われている。絶縁層538は例えば酸化シリコンである。主電極534と半導体多層516との電気的接続部(光導波路518の直上)を除き、絶縁層538は電極520の一部の下方にも配置されている。
【0052】
主電極534は、リッジ構造の上面で、多段構造となっている。主電極534は、リッジ構造の側面またはリッジ構造の両側でも多段構造となっており、これらの領域でも、半導体多層516に生じる応力の集中を防止している。上述した実施形態で説明した多段構造の詳細が、ここに適用可能である。
【0053】
半導体光素子は、以下の方法で製造することができる。半導体基板に対し、有機金属化学気相成長法(MOCVD)や分子線エピタキシー法で結晶成長を行い、これにより、下クラッド層510、光機能層512および上クラッド層514をそれぞれ結晶成長する。その後、光導波路518(メサ構造)を覆うエッチングマスクを形成し、エッチング(ドライエッチング又はウェットエッチング)を行い、リッジ型の光導波路518を形成する。
【0054】
半導体多層516の表面保護のため、プラズマCVD法または熱CVD法で絶縁層538(例えば酸化シリコン)を表面全体に形成する。そして、光導波路518の直上領域(電気的接続部)に開口を有するエッチングマスクを介して、絶縁層538をエッチングする。続いて、金属多層を、半導体多層516に近い方から順番に、蒸着によって形成する。
【0055】
次に、第3セクションS3となる領域のみを覆うエッチングレジストを介して、エッチングを行い、第3セクションS3の表面形状を最上層524から形成する。ただし、第3セクションS3以外の領域を全部除去するのではなく、その領域はエッチバックによって薄くして残す。
【0056】
次に、第2セクションS2および第3セクションS3となる領域のみを覆うエッチングレジストを介して、エッチングを行い、第2セクションS2の表面形状(応力緩和層530)を最上層524から形成する。ただし、第2セクションS2および第3セクションS3以外の領域を全部除去するのではなく、その領域はエッチバックによって薄くして残す。
【0057】
次に、第1セクションS1、第2セクションS2および第3セクションS3となる領域のみを覆うエッチングレジストを介して、エッチングを行い、第1セクションS1の表面形状(最下層およびバリア層からなる層526)を形成する。ただし、エッチングは、層526の下の層(絶縁層538)に及ばないようにする。
【0058】
[第3の実施形態]
図15は、第3の実施形態に係る半導体光素子の平面図である。図16は、図15に示す半導体光素子のXVI-XVI線断面図である。図17は、図15に示す半導体光素子のXVII-XVII線断面図である。
【0059】
半導体光素子は、一方の端面から入力された連続光を変調光に変換するようになっている光変調器(例えば、電界吸収型変調器)である。光導波路618の少なくとも一部を構成する光機能層612は、例えば多重量子井戸層で、光吸収層として機能する。
【0060】
半導体多層616は、光導波路618となるメサ構造を含む。光導波路618はメサ構造を有している。図15では、メサ構造を破線で示している。メサ構造は、下クラッド層610の一部、光機能層612および上クラッド層614を含む。メサ構造の両側は半導体の埋め込み層642で埋め込まれている。下クラッド層610および上クラッド層614はInPであり、光機能層612はInGaAsPである。光機能層612と下クラッド層610との間および光機能層612と上クラッド層614との間には、InGaAsPで構成した光閉じ込め層(図示せず)が配置されている。
【0061】
光導波路618は、非吸収材料層640(窓構造)を含む。非吸収材料層640は、光出射端面での反射が光機能層612に戻ることを低減する効果がある。非吸収材料層640は、光機能層612よりもバンドギャップが大きい。非吸収材料層640は、光機能層612に、光導波方向に隣接している。非吸収材料層640は、半導体多層616の側面(素子端面)の一部を構成する。
【0062】
半導体光素子は、電極620と裏面電極622を備えている。電極620は、光導波路618に沿って光導波路618の上方に配置された主電極634と、主電極634から引き出されたパッド電極636を含み、これらは、連続一体的になっている。パッド電極636には外部から電気信号を伝えるワイヤがボンディングされるようになっている。電極620および裏面電極622の間に電圧を印加することで、半導体光素子は端面から入射する光を変調するようになっている。
【0063】
主電極634は、リッジ構造の上面で、多段構造を有する。上述した実施形態で説明した多段構造の詳細が、ここに適用可能である。非吸収材料層640には電気を入力する必要がないので、非吸収材料層640の上方では、電極620は半導体多層616の上面のエッジ(素子端面)に至らない。非吸収材料層640が配置されている側では、第1セクションS1の先端は、半導体多層616の側面より内側に位置している。第1セクションS1を構成する層の端面は、半導体多層616の側面から離れている。電極620の、非吸収材料層640の直上にある部分は、絶縁層638を介して、半導体多層616から絶縁されている。電極620の構成は一例に過ぎず、他の実施形態で示した構造であっても構わない。
【0064】
[実施形態の概要]
(1)半導体光素子は、光導波路18を含むように構成された半導体多層16と、半導体多層16の上面に接触する、多層構造および多段構造の電極20と、を有し、多層構造の最上層24は、Auから構成され、多層構造の最下層26は、半導体多層16との密着性がAuよりも高い材料から構成され、多段構造は、光導波路18にそれぞれ重なって光導波路18が延びる方向に隣り合って厚さが異なる3つ以上のセクションSから構成され、3つ以上のセクションSの隣り合う一対は、半導体多層16の端面に近くて厚さが小さい一方と、半導体多層16の端面から離れて厚さが大きい他方からなり、3つ以上のセクションSは、少なくとも最下層26から構成されて厚さが最小の第1セクションS1と、少なくとも最下層26に加えてヤング率においてAu以下の材料からなる応力緩和層30から構成されて第1セクションS1に隣接する第2セクションS2と、最上層24から最下層26までの全層から構成されて厚さが最大の第3セクションS3と、を含む。
【0065】
(2)(1)に記載の半導体光素子であって、第2セクションS2の応力緩和層30は、最上層24の一部であってもよい。
【0066】
(3)(2)に記載の半導体光素子であって、第1セクションS1は、最上層424の他の一部をさらに含んでもよい。
【0067】
(4)(3)に記載の半導体光素子であって、第1セクションS1に含まれる最上層424の他の一部は、厚さにおいて、第2セクションS2に含まれる最上層424の一部の半分以下であってもよい。
【0068】
(5)(1)に記載の半導体光素子であって、第2セクションS2の応力緩和層130は、最上層124とは別の層であってもよい。
【0069】
(6)(1)から(5)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、第1セクションS1は、第1厚さt1を有し、第2セクションS2が第1セクションS1を超える厚さは、第2厚さt2であり、第3セクションS3が第2セクションS2を超える厚さは、第3厚さt3であり、第1厚さt1および第2厚さt2の少なくとも一方は、第3厚さt3の半分以下であってもよい。
【0070】
(7)(1)から(6)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、多層構造は、最上層24および最下層26の間で、3つ以上のセクションSの全体にわたって、金属拡散を防止する材料からなるバリア層28を含んでもよい。
【0071】
(8)(7)に記載の半導体光素子であって、バリア層28は、最下層26に接触する層であってもよい。
【0072】
(9)(7)又は(8)に記載の半導体光素子であって、多層構造は、第1セクションS1を除いて少なくとも第3セクションS3に、金属拡散を防止する材料からなる部分バリア層232を含んでもよい。
【0073】
(10)(9)に記載の半導体光素子であって、部分バリア層232は、第2セクションS2にも含まれていてもよい。
【0074】
(11)(7)から(10)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、金属拡散を防止する材料は、Pt、W、Cr、PdまたはTaであってもよい。
【0075】
(12)(1)から(11)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、最下層26は、TiまたはMoからなるようにしてもよい。
【0076】
(13)(1)から(12)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、第2セクションS2の上表面を構成する層は、PtまたはTiからなるようにしてもよい。
【0077】
(14)(1)から(13)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、第1セクションS1を構成する層の端面は、半導体多層16の側面に一致してもよい。
【0078】
(15)(1)から(13)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、第1セクションS1を構成する層の端面は、半導体多層616の側面から離れていてもよい。
【0079】
(16)(1)から(15)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、半導体多層516は、光導波路518となるメサ構造を含んでもよい。
【0080】
(17)(1)から(16)のいずれか1項に記載の半導体光素子であって、半導体多層16は、光導波路18の少なくとも一部を構成する活性層または光吸収層を含んでもよい。
【0081】
(18)(17)に記載の半導体光素子であって、光導波路618は、活性層または光吸収層よりもバンドギャップが大きい非吸収材料層640を含み、非吸収材料層640は、活性層または光吸収層に、光導波方向に隣接し、電極620の、非吸収材料層640の直上にある部分は、絶縁層638を介して、半導体多層616から絶縁されていてもよい。
(19)(16)に記載の半導体光素子であって、前記電極520は、前記メサ構造の上面で、前記多段構造となっていてもよい。
(20)(16)に記載の半導体光素子であって、前記電極520は、前記メサ構造の側面で、前記多段構造となっていてもよい。
【0082】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態を説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
【符号の説明】
【0083】
2 半導体多層、4 最上層、6 最下層、8 バリア層、10 下クラッド層、12 光機能層、14 上クラッド層、16 半導体多層、18 光導波路、20 電極、22 裏面電極、24 最上層、26 最下層、28 バリア層、30 応力緩和層、116 半導体多層、124 最上層、130 応力緩和層、216 半導体多層、220 電極、224 最上層、230 応力緩和層、232 部分バリア層、316 半導体多層、324 最上層、328 バリア層、330 応力緩和層、332 部分バリア層、416 半導体多層、424 最上層、426 最下層、428 バリア層、510 下クラッド層、512 光機能層、514 上クラッド層、516 半導体多層、518 光導波路、520 電極、522 裏面電極、524 最上層、526 層、534 主電極、536 パッド電極、538 絶縁層、610 下クラッド層、612 光機能層、614 上クラッド層、616 半導体多層、618 光導波路、620 電極、622 裏面電極、634 主電極、636 パッド電極、638 絶縁層、640 非吸収材料層、642 埋め込み層、S セクション、S1 第1セクション、S2 第2セクション、S3 第3セクション。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17