(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023087057
(43)【公開日】2023-06-22
(54)【発明の名称】メディアアセットの再生に無関係である口頭コマンドに応答して、メディアアセットの再生を修正するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/439 20110101AFI20230615BHJP
H04N 21/442 20110101ALI20230615BHJP
G10L 25/51 20130101ALI20230615BHJP
【FI】
H04N21/439
H04N21/442
G10L25/51
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023076097
(22)【出願日】2023-05-02
(62)【分割の表示】P 2020531696の分割
【原出願日】2018-06-27
(31)【優先権主張番号】15/839,569
(32)【優先日】2017-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/839,540
(32)【優先日】2017-12-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】518345664
【氏名又は名称】ロヴィ ガイズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】グレン イー. ロー
(72)【発明者】
【氏名】マイケル マッカーティー
(72)【発明者】
【氏名】チャールズ ドーズ
(72)【発明者】
【氏名】ミラン パテル
(57)【要約】
【課題】メディアアセットの再生に無関係である口頭コマンドに応答して、メディアアセットの再生を修正するためのシステムおよび方法を提供すること
【解決手段】非再生コマンドを再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すためのシステムおよび方法が、説明される。メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを決定し得る。メディアガイドアプリケーションは、コマンドを、現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較し得る。メディアガイドアプリケーションは、コマンドが再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定し得る。コマンドがコマンドのセット内に含有されていないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザがコマンドの所望の結果を実行するかどうかを決定し得る。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアデバイスの外部の第1のデバイスによって生成された音声を検出することと、
前記メディアデバイスの1つ以上のセンサを使用して前記メディアデバイスの視聴環境内のユーザを検出することと、
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定することと、
前記ユーザのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記音声に関連付けられたアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、
前記可聴範囲内である前記音声を減衰させる音量を決定することと、
前記音声を減衰させる前記音量になるように、メディアアセットの再生に対応する音量を調節することと
を含む方法。
【請求項2】
前記方法は、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、前記ユーザが前記メディアアセットの再生を修正することを防止することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メディアアセットの再生を修正することを試みるユーザ入力を受信することをさらに含み、前記メディアアセットの前記再生を修正することは、前記ユーザ入力を受信することに応答して、依然として防止される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、第2のユーザが前記アクションを実施するための通知を生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のデバイスは、ドアベルであり、前記音声は、ドアベルが鳴ることである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のデバイスによって生成された前記音声をデータベースのエントリと比較することと、
前記音声の特性に基づいて、前記音声と前記データベースの前記エントリとの間の合致を決定することと、
前記合致を決定することに応答して、前記音声に関連付けられた前記アクションを決定することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記決定されたアクションは、ドアに応答することである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することに応答して、
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成することと、
前記音声に関連付けられた前記アクションを実施するように前記ユーザを促すようにメディアアセットの再生を修正することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記メディアデバイスの前記視聴環境内の前記ユーザを検出することは、
センサを使用して、前記視聴環境内の前記ユーザの存在を検出することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定することは、前記メディアデバイスのマイクロホンを介して受信されたオーディオ信号に基づいている、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
入出力回路であって、
メディアデバイスの外部の第1のデバイスによって生成された音声を検出することと、
前記メディアデバイスの視聴環境内のユーザを検出することと、
を行うように構成されている入出力回路と、
制御回路であって、
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定することと、
前記ユーザのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記音声に関連付けられたアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、
前記可聴範囲内である前記音声を減衰させる音量を決定することと、
前記音声を減衰させる前記音量になるように、メディアアセットの再生に対応する音量を調節することと
を行うように構成されている制御回路と
を備えるシステム。
【請求項12】
前記制御回路は、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、前記ユーザが前記メディアアセットの再生を修正することを防止するようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記制御回路は、
前記メディアアセットの再生を修正することを試みるユーザ入力を受信する
ようにさらに構成され、前記メディアアセットの前記再生を修正することは、前記ユーザ入力を受信することに応答して、依然として防止される、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記制御回路は、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、第2のユーザが前記アクションを実施するための通知を生成するようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項15】
前記第1のデバイスは、ドアベルであり、前記音声は、ドアベルが鳴ることである、請求項11に記載のシステム。
【請求項16】
前記制御回路は、
前記第1のデバイスによって生成された前記音声をデータベースのエントリと比較することと、
前記音声の特性に基づいて、前記音声と前記データベースの前記エントリとの間の合致を決定することと、
前記合致を決定することに応答して、前記音声に関連付けられた前記アクションを決定することと
を行うようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項17】
前記決定されたアクションは、ドアに応答することである、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記制御回路は、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することに応答して、
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成することと、
前記音声に関連付けられた前記アクションを実施するように前記ユーザを促すようにメディアアセットの再生を修正することと
を行うようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項19】
前記制御回路は、前記メディアデバイスの前記視聴環境内の前記ユーザを検出するときに、
センサを使用して、前記視聴環境内の前記ユーザの存在を検出する
ようにさらに構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項20】
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定することは、前記メディアデバイスのマイクロホンを介して受信されたオーディオ信号に基づいている、請求項11に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
口頭コマンドまたは検出された音声に応答して、メディアアセットの再生を修正することは、コマンドに基づいて、アクションを実施するようにコマンドの受信者を促すことに役立つために使用される技法である。関連技術は、再生に関連する口頭コマンドに基づいて、再生を修正する種々の方法を説明する。例えば、関連技術は、再生に関連する口頭コマンド(例えば、ユーザが「Alexa、映画を一時停止して」と発すること)を検出し、次いで、検出されたコマンドに基づいて再生を修正する、システムを説明する。典型的メディアアプリケーションは、ガイド動作に関するコマンドを探すが、非ガイドコマンドが受信されるときに動作する方法を考慮することができない。関連技術はまた、周囲音声を拾い、検出された音声に応答して再生動作を実施することもできる。しかしながら、関連技術は、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかに基づく、異なる動作モードを説明しない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
システムおよび方法が、再生に無関係であるコマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すために、本明細書で提供される。例えば、第1のユーザが映画を鑑賞しており、第2のユーザが第1のユーザに「夕食ができたよ!」と呼び掛ける場合、映画の再生は、映画の鑑賞を止めて夕食を食べに行くように第1のユーザを促すために一時停止されてもよい。
【0003】
この目的および他の目的のために、本開示のいくつかの側面では、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出してもよい。第1のユーザは、メディアアセットの再生を現在鑑賞していないユーザであってもよく、メディアアセットの視聴環境外の環境内にいてもよい。第2のユーザは、メディアアセットの視聴環境内でメディアアセットの再生を現在視聴しているユーザであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、知的パーソナルアシスタントデバイス(例えば、Amazon Echo)を使用して、第1のユーザから第2のユーザへの口頭コマンド(例えば、「夕食ができたから席について!」)を検出してもよい。
【0004】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出するとき、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザからの口頭入力を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、オーディオ検出センサを使用して、第1のユーザからの口頭入力(例えば、ユーザが「夕食ができたよ!」と発すること)を検出してもよい。
【0005】
メディアガイドアプリケーションは、口頭入力をコマンドのデータベースと比較してもよく、データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、口頭入力(例えば、ユーザが「夕食ができたよ!」と発すること)を、コマンド(例えば、夕食を食べる、ドアに応答する、掃除する、掃除機をかける等)を含有するデータベースと比較してもよい。
【0006】
メディアガイドアプリケーションは、比較から、第1のユーザからの口頭入力に対応するコマンドを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルから、入力とコマンドとの間のパターン認識を使用して、口頭入力(例えば、「夕食ができたよ!」)がコマンド(例えば、夕食を食べる)に対応することを決定してもよい。
【0007】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、比較から、第1のユーザからの口頭入力に対応するコマンドを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、口頭入力とコマンドのデータベースとの間の合致を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、口頭入力がコマンド内に含有されるキーワード(例えば、「夕食」)に合致するため、口頭入力(例えば、「夕食ができたよ!」)がコマンド(例えば、夕食を食べる)に対応することを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、合致に対応するコマンド(例えば、夕食を食べる)が、第1のユーザからの口頭入力に対応するコマンドであることを決定してもよい。
【0008】
メディアガイドアプリケーションは、コマンドを、第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンド(例えば、夕食を食べる)を、第2のユーザによって現在再生されているメディアアセット(例えば、映画)のための再生動作コマンドのセット(例えば、一時停止、早送り、ミュート等)と比較してもよい。
【0009】
比較に応答して、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンド(例えば、夕食を食べる)が再生動作コマンドのセット(例えば、一時停止、早送り、ミュート等)内に含有されていないことを決定してもよい。
【0010】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのユーザプロファイルおよび第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのユーザプロファイル(例えば、プロファイルは、第1のユーザが母親であることを記述し得る)および第2のユーザのユーザプロファイル(例えば、第2のプロファイルは、第2のユーザが母親のコマンドに従う母親の息子であることを記述し得る)に基づいて、コマンドの所望の結果(例えば、第2のユーザが映画の鑑賞を止めて夕食を食べる)を決定してもよい。
【0011】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザのユーザプロファイルおよび第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定しているとき、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドを属性のデータベースのエントリと比較することに基づいて、コマンドの属性(例えば、コマンドの発話者、コマンドの口調、コマンドの重大性等)を決定してもよい。
【0012】
メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性をコマンドの複数の結果の属性と比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性(例えば、コマンドの発話者、コマンドの口調、コマンドの重大性、コマンドの目的等)をコマンドの複数の結果の属性(例えば、コマンドが従われる場合の結果、コマンドが無視される場合の結果、コマンドに従うことの結論、コマンドに従わないことの結論等)と比較してもよい。
【0013】
メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンドの属性を含有する複数の結果の中の結果を、所望の結果であると決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンドの属性(例えば、コマンドの意図された結論)を含有する結果(例えば、ユーザが映画を一時停止して夕食を食べに行く)を、所望の結果であると決定してもよい。
【0014】
メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザによって実行されるアクションを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、カメラを介して、ユーザが、映画の再生が起こっている視聴環境から退出し、ダイニングルームに進入したことを検出してもよい。
【0015】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第2のユーザによって実行されるアクションを検出しているとき、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する第2のユーザを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、モーション検出センサを介して、第2のユーザが、ユーザが映画を鑑賞しているテレビの視聴環境から退出していることを検出してもよい。
【0016】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第2のユーザによって実行されるアクションを検出しているとき、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する第2のユーザを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、リモートコントロールデバイス上の入力コマンド、例えば、「一時停止」を押下し、ユーザが鑑賞している映画の再生を一時停止するユーザを検出してもよい。
【0017】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第2のユーザによって実行されるアクションを検出しているとき、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、第2のユーザがメディアアセットデバイスの視聴環境内に留まることを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ヒートマッピングセンサを使用して、第2のユーザが、ユーザが映画の再生を鑑賞している長椅子から離れていないことを検出してもよい。
【0018】
メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのアクションをコマンドの所望の結果と比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、アクション(例えば、第2のユーザが映画を鑑賞し続けること)をコマンドの所望の結果(例えば、第2のユーザが夕食を食べに行くこと)と比較してもよい。
【0019】
いくつかの実施形態では、第2のユーザの読み出された特性からの特性をコマンドと比較するとき、メディアガイドアプリケーションは、年齢、家庭内のランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から特性を選択してもよく、メディアガイドアプリケーションは、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群からコマンドを選択してもよい。
【0020】
メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンドが第2のユーザの特性を共有するかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンド(例えば、食事)が第2のユーザの特性(例えば、時刻)を共有するかどうかを決定してもよい。
【0021】
コマンドが特性を共有することを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正してもよい。例えば、コマンドが特性を共有することを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を一時停止してもよい。
【0022】
第2のユーザのアクションがコマンドの所望の結果に対応しないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのユーザプロファイルから第2のユーザの特性を読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのユーザプロファイルから特性(例えば、年齢、第1のユーザとの関係、家庭内のユーザランク等)を読み出してもよい。
【0023】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから検出されるコマンドおよび第2のユーザの読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから検出されるコマンド(例えば、夕食を食べる)および第2のユーザの特性(例えば、第2のユーザが、常に、第1のユーザからのコマンドに従わなければならない)に基づいて、メディアアセットの再生を修正する(例えば、一時停止、ミュート、巻き戻し、早送り、オフにする等)かどうかを決定してもよい。
【0024】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザから検出されるコマンドおよび第2のユーザの読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定しているとき、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのランクおよび第2のユーザのランクを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのランク(例えば、第1のユーザは、5人のユーザの中から第1にランク付けされる)および第2のユーザのランク(例えば、第2のユーザは、5人のユーザの中から第4にランク付けされる)を読み出してもよい。
【0025】
メディアガイドアプリケーションは、ランクから、第1のユーザが第2のユーザよりも高くランク付けされているかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザ(例えば、第1にランク付けされる)が第2のユーザ(例えば、第2にランク付けされる)よりも高くランク付けされていることを決定してもよい。
【0026】
第1のユーザが第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正してもよい。例えば、第1のユーザが第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正してもよい(例えば、現在再生している映画を一時停止する)。
【0027】
第2のユーザが第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットを再生し続けてもよい。例えば、第2のユーザが第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット(例えば、第2のユーザが鑑賞している映画)を再生し続けてもよい。
【0028】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンド(例えば、夕食を食べる)を検出してもよい。
【0029】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのユーザプロファイル、第2のユーザのユーザプロファイル、および第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定してもよい。
【0030】
メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザによって実行される第1のアクション(例えば、第2のユーザが映画の音量を上げる)および第3のユーザによって実行される第2のアクション(例えば、モーションセンサが、第3のユーザが視聴環境から退出して夕食を食べに行くことを検出すること)を検出してもよい。
【0031】
メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのアクションおよび第3のユーザのアクションをコマンドの所望の結果と比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのアクション(例えば、リモートを介して映画の音量を上げること)および第3のユーザのアクション(例えば、モーションセンサが視聴環境から退出する第3のユーザを検出すること)をコマンドの所望の結果(例えば、第2および第3のユーザが夕食を食べに行くこと)と比較してもよい。
【0032】
第2のユーザのアクションおよび第3のユーザのアクションがコマンドの所望の結果に対応しないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのユーザプロファイルから第2のユーザの特性を、第3のユーザのユーザプロファイルから第3のユーザの特性を読み出してもよい。
【0033】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから検出されるコマンドおよび第2のユーザの読み出された特性および第3のユーザの読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのランクが第2および第3のユーザのランクよりも上であるため、第1のユーザから検出されるコマンド(例えば、夕食を食べる)および第1のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)および第3のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)に基づいて、メディアアセットの再生を修正することを決定してもよい。別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、第3のユーザのランクがコマンドおよび第1のユーザのランクより上であるため、第1のユーザから検出されるコマンド(例えば、夕食を食べる)および第1のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)および第2および第3のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)に基づいて、メディアアセットの再生を修正しないことを決定してもよい。
【0034】
本開示のいくつかの側面では、システムおよび方法が、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するために、本明細書で提供される。例えば、鳴っているドアベルを検出するステップに応答して、ユーザは、ユーザが鑑賞している映画の再生を一時停止することを可能にされる場合とそうではない場合がある。ユーザが子供であり、家に独りでいる場合、ユーザは、家に独りでいるときにドアに応答しないようにユーザを促すために、映画の再生を一時停止することを可能にされ得ない。ユーザが子供であり、その親が家にいる場合、ユーザは、映画の再生を一時停止し、ドアに応答することを可能にされてもよい。
【0035】
この目的および他の目的のために、本開示のいくつかの側面では、メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)の外部の第1のデバイス(例えば、ドアベル)による音声(例えば、ドアベルが鳴ること)を検出してもよい。
【0036】
メディアガイドアプリケーションは、複数の目標の中の目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付ける、データベースを記憶してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、複数の目標(例えば、ドアに応答する、電話に応答する、家から退出する等)の中の目標(例えば、ドアに応答する)を、複数のアクション(例えば、メディアアセットの再生を一時停止してドアに応答する、メディアアセットの再生を鑑賞し続けてドアベルを無視する等)の中のアクションのセット(例えば、メディアアセットの再生を鑑賞し続けてドアベルを無視する)および複数の音声(例えば、ドアベルが鳴ること、電話が鳴ること、煙検出器のビープ音等)の中の音声(例えば、ドアベルが鳴ること)と関連付ける、データベースを記憶してもよい。
【0037】
メディアガイドアプリケーションは、第1のデバイスによって生成される音声をデータベースと比較し、音声と関連付けられる目標および目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のデバイスによって生成される音声(例えば、ドアベルが鳴ること)を、データベースと比較し、音声と関連付けられる目標(例えば、ドアに応答する)および目標と関連付けられる対応するアクションのセット(例えば、メディアアセットの再生を一時停止する、視聴環境から退出してドアに応答する等)を決定してもよい。
【0038】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスによって生成される音声をデータベースと比較し、音声と関連付けられる目標および目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、音声の特性に基づいて、音声とデータベース内のエントリとの間の合致を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、音声の特性(例えば、口調、音量、周波数等)を使用し、音声をデータベース内のその対応するエントリと合致させてもよい。
【0039】
メディアガイドアプリケーションは、エントリから、音声と関連付けられる目標を読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エントリから、音声(例えば、ドアベルが鳴ること)と関連付けられる目標(例えば、ドアに応答する)を読み出してもよい。
【0040】
メディアガイドアプリケーションは、エントリから、目標と関連付けられる対応するアクションのセットを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エントリから、目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられる対応するアクションのセット(例えば、メディアアセットの再生を一時停止する、メディアアセットの再生の音量をミュートする等)を読み出してもよい。
【0041】
メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、センサ(例えば、カメラ)を使用し、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)の視聴環境内のユーザを検出してもよい。
【0042】
いくつかの実施形態では、メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出するとき、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、視聴環境内のユーザの存在を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、赤外線センサを使用し、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)の視聴環境内のユーザを検出してもよい。
【0043】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザのユーザプロファイルから、ユーザが目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのプロファイル内の承認データベースから、ユーザが目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられる視聴環境から退出する権限を与えられているかどうかを決定してもよい。
【0044】
いくつかの実施形態では、ユーザのユーザプロファイルから、ユーザが目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルから、ユーザのためのランクを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのためのランク(例えば、10の中から8)を読み出してもよい。
【0045】
メディアガイドアプリケーションは、データベースから、アクションのためのランクを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、データベースから、アクション(例えば、視聴環境から退出する)のためのランク(例えば、10の中から5)を読み出してもよい。
【0046】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザのためのランクがアクションのためのランクを超えるかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのためのランク(例えば、10の中から8)がアクションのためのランク(例えば、10の中から5)を超えることを決定してもよい。
【0047】
ユーザのためのランクがアクションのためのランクを超えることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクションを実施する権限を与えられていることを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが視聴環境から退出する権限を与えられていることを決定してもよい。
【0048】
ユーザがアクションを実施する権限を与えられていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、検出された音声を示すユーザのための通知を生成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、音声通知(例えば、ドアベル音)を生成して、ユーザのためのメディアアセットの再生に勝るように再生し、検出された音声を示してもよい。
【0049】
いくつかの実施形態では、検出された音声を示すユーザのための通知を生成するとき、メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成してもよく、オーバーレイは、音声についてのユーザのための通知を含有する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイ(例えば、「ドアベルが鳴っています!」と発するオーバーレイ)を生成してもよい。
【0050】
メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正し、ユーザが目標と関連付けられるアクションを実施することを可能にしてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正し(例えば、ユーザが鑑賞している映画を一時停止する)、ユーザが目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられるアクションを実施する(例えば、視聴環境から退出する)ことを可能にしてもよい。
【0051】
いくつかの実施形態では、メディアアセットの再生を修正し、ユーザが目標と関連付けられるアクションを実施することを可能にするとき、メディアガイドアプリケーションは、データベースから、目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、データベースから、目標と関連付けられる再生修正のセット(例えば、一時停止、再生、早送り、巻き戻し、ミュート、オン/オフにする等)を読み出してもよい。
【0052】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザのための選好に基づいて、再生修正のセットから再生修正を選択してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのための選好(例えば、ユーザがドアに応答している間にいずれのコンテンツも見逃したくない)に基づいて、再生修正のセットから再生修正(例えば、一時停止)を選択してもよい。
【0053】
メディアガイドアプリケーションは、選択された再生修正に基づいて、メディアアセットの再生を修正してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、選択された再生修正(例えば、メディアアセットの再生を一時停止する)に基づいて、メディアアセットの再生を修正してもよい。
【0054】
ユーザがアクションを実施する権限を与えられていないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザがアクションを実施するための通知を生成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、アクション(例えば、ドアに応答する)を実施するための通知を生成してもよい(例えば、SMSメッセージを第2のユーザに送信する)。
【0055】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、音声が視聴環境の可聴範囲内であることを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、視聴環境内に含有されるセンサ(例えば、マイクロホン)を使用して、音声を検出してもよい。
【0056】
ユーザがアクションを実施する権限を与えられていないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアアセットの再生を修正することを防止してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアガイドアプリケーションの再生を修正することを防止してもよい(例えば、ユーザがメディアアセットの再生を一時停止することを可能にしない)。
【0057】
メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正し、ユーザが目標と関連付けられるアクションを実施することを防止してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生の音量を増加させ、ユーザの可聴範囲内の音声をかき消してもよい。
【0058】
いくつかの実施形態では、メディアアセットの再生を修正するとき、メディアガイドアプリケーションは、可聴範囲内である音声を減衰させる音量を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、可聴範囲内の音声の決定された音量と同等である、またはそれよりも高い音量を決定してもよい。
【0059】
メディアガイドアプリケーションは、音声を減衰させる音量であるように、メディアアセットの再生に対応する音量を調節してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、可聴範囲内の音声の検出された音量よりも高い音量であるように、メディアアセットの再生音量を調節してもよい。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、
第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを決定することと、
前記コマンドを、現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較することと、
前記比較することに応答して、前記コマンドが前記再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定することと、
前記コマンドが前記再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定することに応答して、前記第2のユーザが前記コマンドの所望の結果を実行するかどうかを決定することと、
前記第2のユーザが前記コマンドの所望の結果を実行しないことを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することと
を含む、方法。
(項目2)
無関係なコマンドを関連する再生修正に変換し、前記コマンドを実行するように前記コマンドの受信者を促すための方法であって、前記方法は、
第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出することと、
前記コマンドを、前記第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較することと、
前記比較することに応答して、前記コマンドが前記再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定することと、
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することと、
前記第2のユーザによって実行されるアクションを検出することと、
前記第2のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較することと、
前記第2のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を読み出すことと、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することと
を含む、方法。
(項目3)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することは、
前記第2のユーザの読み出された特性からの特性を前記コマンドと比較することであって、前記特性は、年齢、ランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から選択され、前記コマンドは、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群から選択される、ことと、
前記比較から、前記コマンドが前記第2のユーザの特性を共有するかどうかを決定することと、
前記コマンドが前記特性を共有することを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記第1のユーザから前記第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出することと、
前記第1のユーザのユーザプロファイル、前記第2のユーザのユーザプロファイル、および前記第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することと、
前記第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび前記第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出することと、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較することと、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を、前記第3のユーザのユーザプロファイルから前記第3のユーザの特性を読み出すことと、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性および前記第3のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することと
をさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目5)
前記第1のユーザからの前記コマンドを検出することは、
前記第1のユーザからの口頭入力を検出することと、
前記口頭入力をコマンドのデータベースと比較することであって、前記データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する、ことと、
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定することは、
前記口頭入力と前記口頭コマンドのデータベースとの間の合致を決定することと、
前記合致に対応するコマンドを、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応する前記コマンドであると決定することと
を含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することはさらに、
前記コマンドの属性を決定することと、
前記コマンドの属性を前記コマンドの複数の結果の属性と比較することと、
前記比較から、前記コマンドの属性を含有する前記複数の結果の中の結果を、前記所望の結果であると決定することと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目8)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出することは、センサを使用して、前記メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する前記第2のユーザを検出することを含む、項目2に記載の方法。
(項目9)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出することは、前記メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する前記第2のユーザを検出することを含む、項目2に記載の方法。
(項目10)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出することは、センサを使用して、前記第2のユーザがメディアアセットデバイスの前記視聴環境内に留まることを検出することを含む、項目2に記載の方法。
(項目11)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することは、
前記第1のユーザのランクおよび前記第2のユーザのランクを読み出すことと、
前記ランクから、前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされているかどうかを決定することと、
前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正することと、
前記第2のユーザが前記第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットを再生し続けることと
を含む、項目2に記載の方法。
(項目12)
無関係なコマンドを関連する再生修正に変換し、前記コマンドを実行するように前記コマンドの受信者を促すためのシステムであって、前記システムは、
制御回路であって、
第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出することと、
前記コマンドを、前記第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較することと、
前記比較することに応答して、前記コマンドが前記再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定することと、
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することと、
前記第2のユーザによって実行されるアクションを検出することと、
前記第2のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較することと、
前記第2のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を読み出すことと、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することと
を行うように構成される、制御回路
を備える、システム。
(項目13)
前記制御回路は、
前記第2のユーザの読み出された特性からの特性を前記コマンドと比較することであって、前記特性は、年齢、ランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から選択され、前記コマンドは、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群から選択される、ことと、
前記比較から、前記コマンドが前記第2のユーザの特性を共有するかどうかを決定することと、
前記コマンドが前記特性を共有することを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正することと
によって、前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目14)
前記制御回路はさらに、
前記第1のユーザから前記第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出することと、
前記第1のユーザのユーザプロファイル、前記第2のユーザのユーザプロファイル、および前記第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することと、
前記第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび前記第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出することと、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較することと、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を、前記第3のユーザのユーザプロファイルから前記第3のユーザの特性を読み出すことと、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性および前記第3のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することと
を行うように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目15)
前記制御回路は、
前記第1のユーザからの口頭入力を検出することと、
前記口頭入力をコマンドのデータベースと比較することであって、前記データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する、ことと、
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定することと
によって、前記第1のユーザからの前記コマンドを検出するように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目16)
前記制御回路は、
前記口頭入力と前記口頭コマンドのデータベースとの間の合致を決定することと、
前記合致に対応するコマンドを、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応する前記コマンドであると決定することと
によって、前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定するように構成される、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記制御回路はさらに、
前記コマンドの属性を決定することと、
前記コマンドの属性を前記コマンドの複数の結果の属性と比較することと、
前記比較から、前記コマンドの属性を含有する前記複数の結果の中の結果を、前記所望の結果であると決定することと
によって、前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定するように構成される、
項目12に記載のシステム。
(項目18)
前記制御回路は、センサを使用して、前記メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する前記第2のユーザを検出することによって、前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目19)
前記制御回路は、前記メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する前記第2のユーザを検出することによって、前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目20)
前記制御回路は、センサを使用して、前記第2のユーザがメディアアセットデバイスの前記視聴環境内に留まることを検出することによって、前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目21)
前記制御回路は、
前記第1のユーザのランクおよび前記第2のユーザのランクを読み出すことと、
前記ランクから、前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされているかどうかを決定することと、
前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正することと、
前記第2のユーザが前記第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットを再生し続けることと
によって、前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目22)
無関係なコマンドを関連する再生修正に変換し、前記コマンドを実行するように前記コマンドの受信者を促すための装置であって、前記装置は、
第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出するための手段と、
前記コマンドを、前記第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較するための手段と、
前記比較することに応答して、前記コマンドが前記再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定するための手段と、
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定するための手段と、
前記第2のユーザによって実行されるアクションを検出するための手段と、
前記第2のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較するための手段と、
前記第2のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を読み出すための手段と、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための手段と
を備える、装置。
(項目23)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための前記手段は、
前記第2のユーザの読み出された特性からの特性を前記コマンドと比較するための手段であって、前記特性は、年齢、ランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から選択され、前記コマンドは、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群から選択される、手段と、
前記比較から、前記コマンドが前記第2のユーザの特性を共有するかどうかを決定するための手段と、
前記コマンドが前記特性を共有することを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目24)
前記第1のユーザから前記第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出するための手段と、
前記第1のユーザのユーザプロファイル、前記第2のユーザのユーザプロファイル、および前記第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定するための手段と、
前記第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび前記第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出するための手段と、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較するための手段と、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を、前記第3のユーザのユーザプロファイルから前記第3のユーザの特性を読み出すための手段と、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性および前記第3のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための手段と
をさらに備える、項目22に記載の装置。
(項目25)
前記第1のユーザからの前記コマンドを検出するための前記手段は、
前記第1のユーザからの口頭入力を検出するための手段と、
前記口頭入力をコマンドのデータベースと比較するための手段であって、前記データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する、手段と、
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目26)
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定するための前記手段は、
前記口頭入力と前記口頭コマンドのデータベースとの間の合致を決定するための手段と、
前記合致に対応するコマンドを、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応する前記コマンドであると決定するための手段と
を備える、項目25に記載の装置。
(項目27)
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定するための前記手段はさらに、
前記コマンドの属性を決定するための手段と、
前記コマンドの属性を前記コマンドの複数の結果の属性と比較するための手段と、
前記比較から、前記コマンドの属性を含有する前記複数の結果の中の結果を、前記所望の結果であると決定するための手段と
を備える、項目22に記載の装置。
(項目28)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するための前記手段は、センサを使用して、前記メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する前記第2のユーザを検出するための手段を備える、項目22に記載の装置。(項目29)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するための前記手段は、前記メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する前記第2のユーザを検出するための手段を備える、項目22に記載の装置。
(項目30)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するための前記手段は、センサを使用して、前記第2のユーザがメディアアセットデバイスの前記視聴環境内に留まることを検出するための手段を備える、項目22に記載の装置。
(項目31)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための前記手段は、
前記第1のユーザのランクおよび前記第2のユーザのランクを読み出すための手段と、
前記ランクから、前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされているかどうかを決定するための手段と、
前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセット再生を修正するための手段と、
前記第2のユーザが前記第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットを再生し続けるための手段と
を含む、項目22に記載の装置。
(項目32)
非一過性のコンピュータ可読媒体であって、前記非一過性のコンピュータ可読媒体は、メモリを備え、前記メモリは、無関係なコマンドを関連する再生修正に変換し、前記コマンドを実行するように前記コマンドの受信者を促すための、前記メモリ上にエンコードされた非一過性のコンピュータ可読命令を有しており、前記命令は、
第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出するための命令と、
前記コマンドを、前記第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較するための命令と、
前記比較することに応答して、前記コマンドが前記再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定するための命令と、
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定するための命令と、
前記第2のユーザによって実行されるアクションを検出するための命令と、
前記第2のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較するための命令と、
前記第2のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を読み出すための命令と、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための命令と
を備える、非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目33)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための前記命令は、
前記第2のユーザの読み出された特性からの特性を前記コマンドと比較するための命令であって、前記特性は、年齢、ランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から選択され、前記コマンドは、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群から選択される、命令と、
前記比較から、前記コマンドが前記第2のユーザの特性を共有するかどうかを決定するための命令と、
前記コマンドが前記特性を共有することを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正するための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目34)
前記命令はさらに、
前記第1のユーザから前記第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出するための命令と、
前記第1のユーザのユーザプロファイル、前記第2のユーザのユーザプロファイル、および前記第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定するための命令と、
前記第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび前記第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出するための命令と、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較するための命令と、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を、前記第3のユーザのユーザプロファイルから前記第3のユーザの特性を読み出すための命令と、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性および前記第3のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目35)
前記第1のユーザからの前記コマンドを検出するための前記命令は、
前記第1のユーザからの口頭入力を検出するための命令と、
前記口頭入力をコマンドのデータベースと比較するための命令であって、前記データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する、命令と、
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定するための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目36)
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定するための前記命令は、
前記口頭入力と前記口頭コマンドのデータベースとの間の合致を決定するための命令と、
前記合致に対応するコマンドを、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応する前記コマンドであると決定するための命令と
を備える、項目35に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目37)
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定するための前記命令はさらに、
前記コマンドの属性を決定するための命令と、
前記コマンドの属性を前記コマンドの複数の結果の属性と比較するための命令と、
前記比較から、前記コマンドの属性を含有する前記複数の結果の中の結果を、前記所望の結果であると決定するための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目38)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するための前記命令は、センサを使用して、前記メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する前記第2のユーザを検出するための命令を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目39)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するための前記命令は、前記メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する前記第2のユーザを検出するための命令を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目40)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出するための前記命令は、センサを使用して、前記第2のユーザがメディアアセットデバイスの前記視聴環境内に留まることを検出するための命令を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目41)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定するための前記命令は、
前記第1のユーザのランクおよび前記第2のユーザのランクを読み出すための命令と、
前記ランクから、前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされているかどうかを決定するための命令と、
前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正するための命令と、
前記第2のユーザが前記第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットを再生し続けるための命令と
を備える、項目32に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目42)
無関係なコマンドを関連する再生修正に変換し、前記コマンドを実行するように前記コマンドの受信者を促すための方法であって、前記方法は、
制御回路を使用して、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出することと、
前記コマンドを、前記第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較することと、
前記比較することに応答して、前記コマンドが前記再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定することと、
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することと、
前記第2のユーザによって実行されるアクションを検出することと、
前記第2のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較することと、
前記第2のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を読み出すことと、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することと
を含む、方法。
(項目43)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することは、
前記第2のユーザの読み出された特性からの特性を前記コマンドと比較することであって、前記特性は、年齢、ランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から選択され、前記コマンドは、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群から選択される、ことと、
前記比較から、前記コマンドが前記第2のユーザの特性を共有するかどうかを決定することと、
前記コマンドが前記特性を共有することを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正することと
を含む、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記第1のユーザから前記第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出することと、
前記第1のユーザのユーザプロファイル、前記第2のユーザのユーザプロファイル、および前記第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することと、
前記第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび前記第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出することと、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションを前記コマンドの所望の結果と比較することと、
前記第2のユーザのアクションおよび前記第3のユーザのアクションが前記コマンドの所望の結果に対応しないことを決定することに応答して、前記第2のユーザのユーザプロファイルから前記第2のユーザの特性を、前記第3のユーザのユーザプロファイルから前記第3のユーザの特性を読み出すことと、
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性および前記第3のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することと
をさらに含む、項目42-43のいずれかに記載の方法。
(項目45)
前記第1のユーザからの前記コマンドを検出することは、
前記第1のユーザからの口頭入力を検出することと、
前記口頭入力をコマンドのデータベースと比較することであって、前記データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する、ことと、
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定することと
を含む、項目42-44のいずれかに記載の方法。
(項目46)
前記比較から、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応するコマンドを決定することは、
前記口頭入力と前記口頭コマンドのデータベースとの間の合致を決定することと、
前記合致に対応するコマンドを、前記第1のユーザからの前記口頭入力に対応する前記コマンドであると決定することと
を含む、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記第1のユーザのユーザプロファイルおよび前記第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、前記コマンドの複数の結果から前記コマンドの所望の結果を決定することはさらに、
前記コマンドの属性を決定することと、
前記コマンドの属性を前記コマンドの複数の結果の属性と比較することと、
前記比較から、前記コマンドの属性を含有する前記複数の結果の中の結果を、前記所望の結果であると決定することと
を含む、項目42-46のいずれかに記載の方法。
(項目48)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出することは、センサを使用して、前記メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する前記第2のユーザを検出することを含む、項目42-47のいずれかに記載の方法。
(項目49)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出することは、前記メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する前記第2のユーザを検出することを含む、項目42-48のいずれかに記載の方法。
(項目50)
前記第2のユーザによって実行される前記アクションを検出することは、センサを使用して、前記第2のユーザがメディアアセットデバイスの前記視聴環境内に留まることを検出することを含む、項目42-49のいずれかに記載の方法。
(項目51)
前記第1のユーザから検出される前記コマンドおよび前記第2のユーザの読み出された特性に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定することは、
前記第1のユーザのランクおよび前記第2のユーザのランクを読み出すことと、
前記ランクから、前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされているかどうかを決定することと、
前記第1のユーザが前記第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットの再生を修正することと、
前記第2のユーザが前記第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定することに応答して、前記メディアアセットを再生し続けることと
を含む、項目42-50のいずれかに記載の方法。
(項目52)
方法であって、
メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出することと、
ルックアップテーブルから、前記音声と関連付けられる既知の目標を読み出すことと、
視聴環境内のユーザを検出することと、
前記ユーザの身元を決定することと、
再生を修正し、前記ユーザの身元に基づいて、前記ユーザが前記既知の目標を達成することを促す、または妨げることと
を含む、方法。
(項目53)
ユーザが音声に対応する目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための方法であって、
メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出することと、
複数の目標の中の各目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付けるデータベースを記憶することと、
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を、前記データベース内のエントリの特性と比較し、前記音声に対応する目標および前記目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定することと、
前記メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出することと、
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することに応答して、
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成することと、
メディアアセットの再生を修正し、前記目標と関連付けられる前記アクションを実施するように前記ユーザを促すことと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、第2のユーザが前記アクションを実施するための通知を生成することと
を含む、方法。
(項目54)
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、前記ユーザが前記メディアアセットの再生を修正することを防止することと
をさらに含む、項目53に記載の方法。
(項目55)
前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを防止することをさらに含む、項目54に記載の方法。
(項目56)
前記メディアアセットの再生を修正することは、
前記可聴範囲内である前記音声を減衰させる音量を決定することと、
前記音声を減衰させる音量であるように、前記メディアアセットの再生に対応する音量を調節することと
を含む、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を前記データベースと比較し、前記音声と関連付けられる目標および前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを決定することは、
前記音声の特性に基づいて、前記音声と前記データベース内のエントリとの間の合致を決定することと、
前記エントリから、前記音声に対応する前記目標を読み出すことと、
前記エントリから、前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを読み出すことと
を含む、項目53に記載の方法。
(項目58)
前記メディアデバイスの視聴環境内の前記ユーザを検出することは、センサを使用して、前記視聴環境内の前記ユーザの存在を検出することを含む、項目53に記載の方法。
(項目59)
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成することは、前記メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成することを含み、前記オーバーレイは、前記音声についての前記ユーザのための通知を含有する、項目53に記載の方法。
(項目60)
前記音声は、ドアベルから検出される、項目53に記載の方法。
(項目61)
前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを可能にすることは、
前記データベースから、前記目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出すことと、
前記ユーザのための選好に基づいて、前記再生修正のセットから再生修正を選択することと、
前記選択された再生修正に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正することと
を含む、項目53に記載の方法。
(項目62)
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することは、
前記ユーザプロファイルから、前記ユーザのためのランクを読み出すことと、
データベースから、アクションのためのランクを読み出すことと、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えるかどうかを決定することと、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えることを決定することに応答して、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することと
を含む、項目53に記載の方法。
(項目63)
ユーザが音声に対応する目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するためのシステムであって、
制御回路であって、
メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出することと、
複数の目標の中の各目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付けるデータベースを記憶することと、
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を、前記データベース内のエントリの特性と比較し、前記音声に対応する目標および前記目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定することと、
前記メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出することと、
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することに応答して、
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成することと、
メディアアセットの再生を修正して、前記目標と関連付けられる前記アクションを実施するように前記ユーザを促すことと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、第2のユーザが前記アクションを実施するための通知を生成することと
を行うように構成される、制御回路
を備える、システム。
(項目64)
制御回路はさらに、
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、前記ユーザが前記メディアアセットの再生を修正することを防止することと
を行うように構成される、項目63に記載のシステム。
(項目65)
制御回路はさらに、前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを防止するように構成される、項目64に記載のシステム。
(項目66)
前記制御回路は、
前記可聴範囲内である前記音声を減衰させる音量を決定することと、
前記音声を減衰させる音量であるように、前記メディアアセットの再生に対応する音量を調節することと
によって、前記メディアアセットの再生を修正するように構成される、
項目65に記載のシステム。
(項目67)
前記制御回路は、
前記音声の特性に基づいて、前記音声と前記データベース内のエントリとの間の合致を決定することと、
前記エントリから、前記音声に対応する前記目標を読み出すことと、
前記エントリから、前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを読み出すことと
によって、前記第1のデバイスによって生成される前記音声を前記データベースと比較し、前記音声と関連付けられる目標および前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを決定するように構成される、項目63に記載のシステム。
(項目68)
前記制御回路は、センサを使用して、前記視聴環境内の前記ユーザの存在を検出することによって、前記メディアデバイスの視聴環境内の前記ユーザを検出するように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目69)
前記制御回路は、前記メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成することによって、前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成するように構成され、前記オーバーレイは、前記音声についての前記ユーザのための通知を含有する、項目63に記載のシステム。
(項目70)
前記音声は、ドアベルから検出される、項目63に記載のシステム。
(項目71)
前記制御回路は、
前記データベースから、前記目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出すことと、
前記ユーザのための選好に基づいて、前記再生修正のセットから再生修正を選択することと、
前記選択された再生修正に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正することと
によって、前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを可能にするように構成される、項目12に記載のシステム。
(項目72)
前記制御回路は、
前記ユーザプロファイルから、前記ユーザのためのランクを読み出すことと、
データベースから、アクションのためのランクを読み出すことと、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えるかどうかを決定することと、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えることを決定することに応答して、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することと
によって、前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するように構成される、項目63に記載のシステム。
(項目73)
ユーザが音声に対応する目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための装置であって、前記装置は、
メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出するための手段と、
複数の目標の中の各目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付けるデータベースを記憶するための手段と、
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を、前記データベース内のエントリの特性と比較し、前記音声に対応する目標および前記目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定するための手段と、
前記メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出するための手段と、
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための手段と、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することに応答して、
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成するための手段と、
メディアアセットの再生を修正し、前記目標と関連付けられる前記アクションを実施するように前記ユーザを促すための手段と、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、第2のユーザが前記アクションを実施するための通知を生成するための手段と
を備える、装置。
(項目74)
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定するための手段と、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、前記ユーザが前記メディアアセットの再生を修正することを防止するための手段と
をさらに備える、項目73に記載の装置。
(項目75)
前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを防止するための手段をさらに備える、項目74に記載の装置。(項目76)
前記メディアアセットの再生を修正するための前記手段は、
前記可聴範囲内である前記音声を減衰させる音量を決定するための手段と、
前記音声を減衰させる音量であるように、前記メディアアセットの再生に対応する音量を調節するための手段と
を備える、項目75に記載の装置。
(項目77)
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を前記データベースと比較し、前記音声と関連付けられる目標および前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを決定するための前記手段は、
前記音声の特性に基づいて、前記音声と前記データベース内のエントリとの間の合致を決定するための手段と、
前記エントリから、前記音声に対応する前記目標を読み出すための手段と、
前記エントリから、前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを読み出すための手段と
を備える、項目73に記載の装置。
(項目78)
前記メディアデバイスの視聴環境内の前記ユーザを検出するための前記手段は、センサを使用して、前記視聴環境内の前記ユーザの存在を検出するための手段を備える、項目73に記載の装置。
(項目79)
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成するための前記手段は、前記メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成するための手段を備え、前記オーバーレイは、前記音声についての前記ユーザのための通知を含有する、項目73に記載の装置。
(項目80)
前記音声は、ドアベルから検出される、項目73に記載の装置。
(項目81)
前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを可能にするための前記手段は、
前記データベースから、前記目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出すための手段と、
前記ユーザのための選好に基づいて、前記再生修正のセットから再生修正を選択するための手段と、
前記選択された再生修正に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するための手段と
を備える、項目73に記載の装置。
(項目82)
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための前記手段は、
前記ユーザプロファイルから、前記ユーザのためのランクを読み出すための手段と、
データベースから、アクションのためのランクを読み出すための手段と、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えるかどうかを決定するための手段と、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えることを決定することに応答して、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定するための手段と
を備える、項目73に記載の装置。
(項目83)
非一過性のコンピュータ可読媒体であって、前記非一過性のコンピュータ可読媒体は、ユーザが音声に対応する目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための、前記非一過性のコンピュータ可読媒体上にエンコードされた非一過性のコンピュータ可読命令を有しており、前記命令は、
メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出するための命令と、
複数の目標の中の各目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付けるデータベースを記憶するための命令と、
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を、前記データベース内のエントリの特性と比較し、前記音声に対応する目標および前記目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定するための命令と、
前記メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出するための命令と、
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための命令と、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することに応答して、
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成するための命令と、
メディアアセットの再生を修正し、前記目標と関連付けられる前記アクションを実施するように前記ユーザを促すための命令と、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、第2のユーザが前記アクションを実施するための通知を生成するための命令と
を備える、非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目84)
前記命令はさらに、
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定するための命令と、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、前記ユーザが前記メディアアセットの再生を修正することを防止するための命令と
を備える、項目83に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目85)
前記命令はさらに、前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを防止するための命令を備える、項目84に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目86)
前記メディアアセットの再生を修正するための前記命令は、
前記可聴範囲内である前記音声を減衰させる音量を決定するための命令と、
前記音声を減衰させる音量であるように、前記メディアアセットの再生に対応する音量を調節するための命令と
を備える、項目85に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目87)
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を前記データベースと比較し、前記音声と関連付けられる目標および前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを決定するための前記命令は、
前記音声の特性に基づいて、前記音声と前記データベース内のエントリとの間の合致を決定するための命令と、
前記エントリから、前記音声に対応する前記目標を読み出すための命令と、
前記エントリから、前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを読み出すための命令と
を備える、項目83に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目88)
前記メディアデバイスの視聴環境内の前記ユーザを検出するための前記命令は、センサを使用して、前記視聴環境内の前記ユーザの存在を検出するための命令を備える、項目83に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目89)
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成するための前記命令は、前記メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成するための命令を備え、前記オーバーレイは、前記音声についての前記ユーザのための通知を含有する、項目83に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目90)
前記音声は、ドアベルから検出される、項目83に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目91)
前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを可能にするための前記命令は、
前記データベースから、前記目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出すための命令と、
前記ユーザのための選好に基づいて、前記再生修正のセットから再生修正を選択するための命令と、
前記選択された再生修正に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正するための命令と
を備える、項目83に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目92)
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための前記命令は、
前記ユーザプロファイルから、前記ユーザのためのランクを読み出すための命令と、
データベースから、アクションのためのランクを読み出すための命令と、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えるかどうかを決定するための命令と、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えることを決定することに応答して、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定するための命令と
を備える、項目83に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
(項目93)
ユーザが音声に対応する目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するための方法であって、
制御回路を使用して、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出することと、
複数の目標の中の各目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付けるデータベースを記憶することと、
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を、前記データベース内のエントリの特性と比較し、前記音声に対応する目標および前記目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定することと、
前記メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出することと、
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することに応答して、
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成することと、
メディアアセットの再生を修正し、前記目標と関連付けられる前記アクションを実施するように前記ユーザを促すことと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、第2のユーザが前記アクションを実施するための通知を生成することと
を含む、方法。
(項目94)
前記音声が前記視聴環境の可聴範囲内であることを決定することと、
前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていないことを決定することに応答して、前記ユーザが前記メディアアセットの再生を修正することを防止することと
をさらに含む、項目93に記載の方法。
(項目95)
前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを防止することをさらに含む、項目94に記載の方法。
(項目96)
前記メディアアセットの再生を修正することは、
前記可聴範囲内である前記音声を減衰させる音量を決定することと、
前記音声を減衰させる音量であるように、前記メディアアセットの再生に対応する音量を調節することと
を含む、項目95に記載の方法。
(項目97)
前記第1のデバイスによって生成される前記音声を前記データベースと比較し、前記音声と関連付けられる目標および前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを決定することは、
前記音声の特性に基づいて、前記音声と前記データベース内のエントリとの間の合致を決定することと、
前記エントリから、前記音声に対応する前記目標を読み出すことと、
前記エントリから、前記目標と関連付けられる前記対応するアクションのセットを読み出すことと
を含む、項目93-96のいずれかに記載の方法。
(項目98)
前記メディアデバイスの視聴環境内の前記ユーザを検出することは、センサを使用して、前記視聴環境内の前記ユーザの存在を検出することを含む、項目93-97のいずれかに記載の方法。
(項目99)
前記検出された音声を示す前記ユーザのための通知を生成することは、前記メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成することを含み、前記オーバーレイは、前記音声についての前記ユーザのための通知を含有する、項目43-98のいずれかに記載の方法。
(項目100)
前記音声は、ドアベルから検出される、項目93-99のいずれかに記載の方法。
(項目101)
前記メディアアセットの再生を修正し、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記アクションを実施することを可能にすることは、
前記データベースから、前記目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出すことと、
前記ユーザのための選好に基づいて、前記再生修正のセットから再生修正を選択することと、
前記選択された再生修正に基づいて、前記メディアアセットの再生を修正することと
を含む、項目93-100のいずれかに記載の方法。
(項目102)
前記ユーザのためのユーザプロファイルから、前記ユーザが前記目標と関連付けられる前記決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することは、
前記ユーザプロファイルから、前記ユーザのためのランクを読み出すことと、
データベースから、アクションのためのランクを読み出すことと、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えるかどうかを決定することと、
前記ユーザのためのランクが前記アクションのためのランクを超えることを決定することに応答して、前記ユーザが前記アクションを実施する権限を与えられていることを決定することと
を含む、項目93-101のいずれかに記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0060】
本開示の下記および他の目的および利点は、同様の参照文字が全体を通して同様の部分を指す、添付の図面と併せて考慮される、以下の発明を実施するための形態の検討から明白となるであろう。
【0061】
【
図1】
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、無関係なコマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すことの例証的実施形態を示す。
【0062】
【
図2】
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーション一覧および他のメディアガイド情報を提供するために使用され得る、表示画面の例証的実施形態を示す。
【0063】
【
図3】
図3は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアガイドアプリケーション一覧を提供するために使用され得る、表示画面の別の例証的実施形態を示す。
【0064】
【
図4】
図4は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的ユーザ機器(UE)デバイスのブロック図である。
【0065】
【
図5】
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、例証的メディアシステムのブロック図である。
【0066】
【
図6】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、非再生コマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0067】
【
図7】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、非再生コマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すためのプロセスの別の例証的フローチャートを描写する。
【0068】
【
図8】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、第2のユーザの特性に基づいてコマンドを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0069】
【
図9】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、非再生コマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0070】
【
図10】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、第1のユーザの口頭入力に基づいてコマンドを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0071】
【
図11】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、コマンドの属性に基づいて結果を決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0072】
【
図12】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザがメディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴エリアから退出するかどうかを検出するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0073】
【
図13】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザのランクに基づいてメディアの再生を修正するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0074】
【
図14】
図14は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することの例証的実施形態を示す。
【0075】
【
図15】
図15は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0076】
【
図16】
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するためのプロセスの別の例証的フローチャートを描写する。
【0077】
【
図17】
図17は、本開示のいくつかの実施形態による、音声と関連付けられる目標を識別するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0078】
【
図18】
図18は、本開示のいくつかの実施形態による、視聴環境内のユーザの存在を検出するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0079】
【
図19】
図19は、本開示のいくつかの実施形態による、通知を含有するオーバーレイを生成するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0080】
【
図20】
図20は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアアセットの再生を修正するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【0081】
【
図21】
図21は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。
【発明を実施するための形態】
【0082】
システムおよび方法が、再生に無関係であるコマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すために、本明細書で提供される。メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドを、現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較してもよい。比較に応答して、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定してもよい。コマンドが再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザがコマンドの所望の結果を実行するかどうかを決定してもよい。そして、第2のユーザがコマンドの所望の結果を実行しないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定してもよい。
【0083】
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、無関係なコマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すことの例証的実施形態を示す。
図1は、任意のユーザ機器上でメディアガイドアプリケーションを実行する制御回路によって提示され得る、例証的表示100を描写する。ユーザ機器、制御回路、およびメディアガイドアプリケーションの機能性は、
図2-5に関してさらに詳細に説明される。
【0084】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザ102がコマンド104を発行したことを検出してもよい。コマンド104は、言葉または語句の口頭入力であってもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンド104が第2のユーザ106に向かって指向される(例えば、第1のユーザ102が第2のユーザ106に「夕食の時間ですよ!」と発し得る)ことを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット108を再生していてもよい。メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット108にわたってトリックプレイバー110を表示するために生成してもよく、トリックプレイバー110は、全てのトリックプレイ機能性(例えば、再生、一時停止、停止、巻き戻し、早送り等)を含有してもよい。メディアガイドアプリケーションは、トリックプレイバー110内で、メディアアセット108の現在の再生の場所に対応し得る、インジケータ112を表示するために生成してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンド114がメディアアセットに適用されるトリックプレイバーコマンド(例えば、再生、一時停止、停止、巻き戻し、早送り、音量を上げる、音量を下げる、オン/オフ等)に対応する(例えば、メディアアセットが一時停止される)ことを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、音量116がメディアアセット108の現在の再生の音量に対応し得ることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンド114に応答して、音量116を修正してもよい。
【0085】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出してもよい。第1のユーザは、メディアアセットの再生を現在鑑賞していないユーザであってもよく、メディアアセットの視聴環境外の環境内にいてもよい。第2のユーザは、メディアアセットの視聴環境内でメディアアセット108の再生を現在視聴しているユーザであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、家庭用娯楽システム(例えば、Amazon Echo)を使用して、第1のユーザから第2のユーザへの口頭コマンド(例えば、「夕食ができたから席について!」)を検出してもよい。
【0086】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出するとき、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザからの口頭入力を検出してもよい。口頭入力は、コマンドに対応する、第1のユーザからの話した言葉または語句であってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、オーディオ検出センサ(例えば、マイクロホン)を使用して、第1のユーザからの口頭入力(例えば、ユーザが「夕食ができたよ!」と発すること)を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、センサ(例えば、マイクロホン)によって検出されるオーディオ信号を、第1のユーザのプロファイルから読み出される、第1のユーザからの既知のオーディオサンプルと比較し、オーディオ信号が第1のユーザからの口頭入力であることを決定してもよい。
【0087】
別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、知的パーソナルアシスタント(IPA)(例えば、Amazon Echo、Siri等)を使用して、第1のユーザからの口頭入力を検出してもよく、IPAは、常に、IPAの周囲の環境内のオーディオ入力を聴取し、ユーザからの口頭入力を検出する。
【0088】
メディアガイドアプリケーションは、口頭入力をコマンドのデータベースと比較してもよく、データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する。メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのプロファイルからコマンドのデータベースを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのためのプロファイルからコマンドのデータベースを読み出し、口頭入力(例えば、ユーザが「夕食ができたよ!」と発すること)を、コマンド(例えば、夕食を食べる、ドアに応答する、掃除する、掃除機をかける等)を含有するデータベースと比較してもよい。
【0089】
メディアガイドアプリケーションは、比較から、第1のユーザからの口頭入力に対応するコマンドを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルから、入力とコマンドとの間のパターン認識を使用して、口頭入力(例えば、「夕食ができたよ!」)がコマンド(例えば、夕食を食べる)に対応することを決定してもよい。
【0090】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、比較から、第1のユーザからの口頭入力に対応するコマンドを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、口頭入力とコマンドのデータベースとの間の合致を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、キーワード合致を通して、口頭入力とコマンドのデータベースとの間の潜在的合致を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、口頭入力内のキーワード(例えば、「夕食」および「できた」)を検出してもよく、これらのキーワードをコマンドのデータベースと比較してもよい。コマンドのデータベース内の各コマンドは、それと関連付けられる複数のキーワードを有してもよい(例えば、コマンド「夕食を食べて」は、それと関連付けられるキーワード「夕食」、「食べ物」、「空腹」、「食べる」、「食事」等を有してもよい)。メディアガイドアプリケーションは、口頭入力からの単一または複数のキーワードが、コマンドのデータベース内のコマンドと関連付けられる単一または複数のキーワードに合致するときに、口頭入力がコマンドに合致することを決定してもよい。
【0091】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、口頭入力がコマンド内に含有されるキーワード(例えば、「夕食」)に合致するため、口頭入力(例えば、「夕食ができたよ!」)がコマンド(例えば、夕食を食べる)に対応することを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、合致に対応するコマンド(例えば、夕食を食べる)が、第1のユーザからの口頭入力に対応するコマンドであることを決定してもよい。
【0092】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、口頭入力とコマンドのデータベースとの間の複数の潜在的合致(例えば、口頭入力が複数の異なるコマンドに合致し得る)を決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、最も多くのキーワード合致を含有する潜在的合致内の合致に対応するコマンドが、第1のユーザからの口頭入力に対応するコマンドであることを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションが、口頭入力(例えば、「夕食を食べる時間ですよ!」)が複数のコマンド(例えば、夕食を食べる、昼食を食べる、タイマを設定する等)に合致することを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、合致(例えば、夕食を食べる)が最も多くのキーワード合致を含有し、したがって、口頭入力に対応するコマンドであることを決定してもよい。
【0093】
第1のユーザによって与えられるコマンドを決定した後、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの状況およびそれが再生動作に関連する方法を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドを、第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイル内のデータベースから再生動作コマンドのセットを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンド(例えば、夕食を食べる)を、第2のユーザによって現在再生されているメディアアセット(例えば、映画)のためのプロファイルから読み出される再生動作コマンドのセット(例えば、一時停止、早送り、ミュート等)と比較してもよい。
【0094】
比較に応答して、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンド(例えば、夕食を食べる)が再生動作コマンドのセット(例えば、一時停止、早送り、ミュート等)内に含有されていないことを決定してもよい。
【0095】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのユーザプロファイルおよび第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、下記に詳細に説明されるように、属性を使用し、所望の結果を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、下記に説明される方法を使用して、第1のユーザのユーザプロファイル(例えば、プロファイルは、第1のユーザが母親であることを記述し得る)および第2のユーザのユーザプロファイル(例えば、第2のプロファイルは、第2のユーザが母親のコマンドに従う母親の息子であることを記述し得る)に基づいて、コマンドの所望の結果(例えば、第2のユーザが映画の鑑賞を止めて夕食を食べる)を決定してもよい。
【0096】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性を決定することによって、コマンドの所望の結果を決定してもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザのユーザプロファイルおよび第2のユーザのユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定しているとき、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドを分析し、明確に異なる属性(例えば、コマンドの韻律(例えば、意味を決定するために発話の口調および調律を使用すること))を決定してもよい。
【0097】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドのオーディオ特性を分析し、明確に異なる属性を決定してもよい。いくつかの実施形態では、明確に異なる属性を決定するために、メディアガイドアプリケーションは、コマンドを複数のオーディオサンプルの中のオーディオサンプルと比較してもよく、各オーディオサンプルは、コマンドを話すユーザを決定するように、明確に異なるユーザと関連付けられる。メディアガイドアプリケーションは、発話処理を使用して、以下の属性、すなわち、声のピッチ(例えば、低と高との間で変動する)、音声の長さ(例えば、短と長との間で変動する)、音量(例えば、弱と強との間で変動する)、および音声の音色等の発話処理変数を使用して、発言の形態(例えば、声明、質問、またはコマンド)、皮肉またはアイロニーの存在、強調、コントラスト、焦点、および幼児向けの発話(例えば、赤ちゃん言葉)の存在を含む、属性を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドに対応するピッチ、音声の長さ、音量、および音色発話処理変数と発話処理を併用して、コマンドの属性(例えば、コマンドの発話者、コマンドの口調、コマンドの重大性等)を決定してもよい。コマンドの明確に異なる属性を決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性をコマンドの複数の結果の属性と比較し、所望の結果を決定してもよい。
【0098】
メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性をコマンドの複数の結果の属性と比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性(例えば、発言の形態、皮肉またはアイロニーの存在、強調、コントラスト、焦点、幼児向けの発話等)をコマンドの複数の結果の属性(例えば、コマンドが従われる場合の結果、コマンドが無視される場合の結果、コマンドに従うことの結論、コマンドに従わないことの結論等)と比較してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイル内のデータベースから複数の結果を読み出してもよい。
【0099】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、プロファイルからコマンドの複数の結果を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドのデータベース内の各コマンドが、該コマンドへの対応する結果のセットにリンクされることを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、データベース内のコマンドエントリから対応する結果のセットへのポインタを使用してもよい。該コマンドへの対応する結果は、エディタによって事前決定されてもよく、また、ユーザの学習された挙動に基づいて、メディアガイドアプリケーションによって更新され、それに追加されてもよい。
【0100】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、学習された挙動に基づいて、コマンドにリンクされるべき結果を追加してもよい。メディアガイドアプリケーションは、新しい結果を対応する結果のセットと比較し、2つのデータの間に重複がないことを決定することによって、コマンドが発行された後に第1のユーザと第2のユーザとの間で起こった新しい結果が、該コマンドへの対応する結果のセット内に含まれなかったことを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、比較から、新しい結果(例えば、第2のユーザがコマンドに応答してその電話に応答する)が対応する結果の現在のセット(例えば、食べる、映画を一時停止する、何もしない)に重複しないことを決定してもよい。
【0101】
メディアガイドアプリケーションは、プロファイル内の属性データベースから複数の結果の中の結果の属性を読み出してもよい。
【0102】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、結果に対応する、エディタによって決定される、事前設定された属性を含有する属性データベースから、結果の属性を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、下記に詳細に説明されるように、結果に対応する新しい属性を決定すること、または結果に対応する属性(例えば、もはや結果の正確な属性ではない)を除去することに応答して、属性データベースを更新してもよい。各属性は、対応する結果に指向されるデータベース内のポインタを有してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、結果(例えば、夕食を食べる)に対応する属性(例えば、ユーザが夕食を食べに行く、ユーザがダイニングルームに行く、ユーザが夕食のテーブルの上の皿から食べ物を食べる、ユーザが再生を一時停止し、部屋から退出してダイニングルームに行く等)を読み出してもよい。
【0103】
メディアガイドアプリケーションは、結果が起こったことを決定し(例えば、センサを使用してそれを検出し)、起こった結果を分析して結果の属性を決定することによって、新しい属性が結果に対応することを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、結果の物理的および聴覚成分に基づいて、結果の属性を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドの属性を決定することに関連して上記に説明されるものに類似する方法を使用して(例えば、コマンドの韻律を決定することによって)、起こった結果の聴覚成分に基づいて、属性を決定してもよい。
【0104】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、起こった結果の物理的成分に基づいて、結果の属性を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、結果に対応する物理的応答を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、カメラを使用し、メディアアセットの再生の視聴環境から物理的に退出する第2のユーザを検出してもよい。別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、赤外線センサを使用して、視聴環境のヒートマップを決定し、第1のユーザからのコマンドを聞くステップに応答して、第2のユーザが視聴環境内のその位置から移動していないことを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、検出された物理的応答が起こった結果の属性であることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、起こった結果の決定された属性を、結果に対応するデータベース内の属性と比較してもよく、結果に対応する属性の中になかった、起こった結果からの任意の属性を追加してもよい。
【0105】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、カメラを介して検出することから、結果(例えば、第2のユーザがメディアアセットの視聴環境から退出すること)が起こったことを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、起こった結果(例えば、第2のユーザが「お腹が空いていない!」と第1のユーザに叫んだ)を分析し、(例えば、起こった結果の聴覚および物理的成分に基づいて)結果の属性を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、(例えば、ユーザが叫ぶことおよびユーザの応答の状況に基づく)ユーザの否定的応答およびユーザが視聴エリアから退出できないことが、起こった結果(例えば、ユーザがコマンドに従わない)の属性であることを決定してもよい。
【0106】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、同一の結果が少なくとも閾値回数量で起こった後に、属性が対応する結果に存在しなかったことを決定するステップに応答して、結果に対応する属性を除去してもよい。メディアガイドアプリケーションは、複数のカウンタの中のカウンタを保ってもよく、各カウンタは、具体的結果の属性と関連付けられる。メディアガイドアプリケーションは、具体的結果が起こり、属性を含有した後に、具体的結果の属性のためのカウンタを更新してもよい(例えば、値をカウンタに追加する)。メディアガイドアプリケーションは、プロファイルから閾値回数量を読み出してもよく、閾値は、エディタによって事前設定されてもよく、ユーザ入力に基づいて更新されてもよい。メディアガイドアプリケーションは、具体的結果のためのカウンタを閾値と比較してもよく、カウンタが閾値を上回ることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、結果に対応する属性として属性を除去してもよい。
【0107】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、結果(例えば、第2のユーザが夕食を食べない)に対応する属性(例えば、第2のユーザがコマンドに応答して「いいえ」と叫ぶ)を除去してもよい。メディアガイドアプリケーションは、同一の結果が少なくとも閾値回数量(例えば、10回)起こった後に、属性が対応する結果に存在しなかったことを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイルからエディタ定義された閾値回数量(例えば、10回)を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、エディタ定義された閾値回数量を結果と関連付けられるカウンタと比較し、カウンタ(例えば、11回)が閾値量(例えば、10回)を上回ることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、結果(例えば、第2のユーザが夕食を食べない)に対応する属性(例えば、第2のユーザがコマンドに応答して「いいえ」と叫ぶ)を除去してもよい。
【0108】
メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンドの属性を含有する複数の結果の中の結果を、所望の結果であると決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ランキングシステムを使用し、比較から所望の結果を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンドの属性(例えば、コマンドの意図された結論)を含有する結果(例えば、ユーザが映画を一時停止して夕食を食べに行く)を、所望の結果であると決定してもよい。
【0109】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、複数の結果の中の結果のランクに基づいて、コマンドの属性を含有する複数の結果の中の結果を、所望の結果であると決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、結果がコマンドの属性と共通して有する属性の量(例えば、共通する属性の割合)に基づいて、複数の結果のうちの結果のランクを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ランクが共通する属性の割合と直接対応する(例えば、割合がより高いときに、ランクがより高い)ことを決定してもよい。
【0110】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、(例えば、結果の属性をコマンドの属性と比較することによって)結果がコマンドの属性と共通して属性の割合(例えば、20個の属性の中から18、または90%)有することを決定することによって、複数の結果の中の結果のランクを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、結果のランクが割合と直接対応する(例えば、100の中から90にランク付けされる)ことを決定してもよい。
【0111】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザの選好(例えば、第1のユーザが具体的コマンドに関する好ましい結果を有する)から、第1のユーザの好ましい結果に対応する結果を読み出してもよい。具体的コマンドに関する好ましい結果は、好ましい結果に対応する複数の結果の中の結果を、最高ランクの結果にさせてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザの選好から、第1のユーザの好ましい結果に対応する結果(例えば、第2のユーザが立ち上がって夕食を食べに行く)を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、好ましい結果が全ての複数の結果の中から最高のランクである(例えば、100の中から100のランクである)ことを決定してもよい。
【0112】
コマンドの所望の結果を決定した後、メディアガイドアプリケーションは、コマンドへの第2のユーザの反応を決定し、それが所望の結果を満たすかどうかを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザによって実行されるアクションを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、カメラを介して、ユーザが、映画の再生が起こっている視聴環境から退出し、ダイニングルームに進入したことを検出してもよい。
【0113】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第2のユーザによって実行されるアクションを検出しているとき、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する第2のユーザを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、モーション検出センサを介して、第2のユーザが、ユーザが映画を鑑賞しているテレビの視聴環境から退出していることを検出してもよい。
【0114】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第2のユーザによって実行されるアクションを検出しているとき、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する第2のユーザを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、リモートコントロールデバイス上の入力コマンドを押下し、ユーザが鑑賞している映画の再生を「一時停止する」ユーザを検出してもよい。
【0115】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第2のユーザによって実行されるアクションを検出しているとき、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、第2のユーザがメディアアセットデバイスの視聴環境内に留まることを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ヒートマッピングセンサを使用して、第2のユーザが、ユーザが映画の再生を鑑賞している長椅子から離れていないことを検出してもよい。
【0116】
メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのアクションをコマンドの所望の結果と比較してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、アクション(例えば、第2のユーザが映画を鑑賞し続けること)をコマンドの所望の結果(例えば、第2のユーザが夕食を食べに行くこと)と比較してもよい。
【0117】
第2のユーザのアクションがコマンドの所望の結果に対応しないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのユーザプロファイルから第2のユーザの特性を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイル内の特性データベースから第2のユーザの特性を読み出してもよい。データベース内に記憶された特性値は、ユーザ入力(例えば、ユーザがリモートコントローラ等のユーザ入力デバイスを介して情報を入力すること)に基づいて決定されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのユーザプロファイルから特性(例えば、年齢、第1のユーザとの関係、家庭内のユーザランク等)を読み出してもよい。
【0118】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザの読み出された特性からの特性をコマンドと比較してもよく、特性は、年齢、ランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から選択され、コマンドは、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群から選択される。
【0119】
メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンドが第2のユーザの特性を共有するかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、比較から、コマンド(例えば、食事)が第2のユーザの特性(例えば、時刻)を共有するかどうかを決定してもよい。
【0120】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが第2のユーザの「年齢」特性を共有するかどうかを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイルから、コマンドの年齢特性を読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドの年齢特性を読み出してもよい(例えば、本コマンドは、15歳未満の任意のユーザによって従われなければならず、15歳以上の任意のユーザによって無視されてもよい)。メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザの年齢(例えば、第2のユーザが10歳である)をコマンドの年齢特性と比較してもよく、コマンドが第2のユーザの年齢特性を共有する(例えば、第2のユーザの年齢が、コマンドに従わなければならないユーザの年齢範囲(15歳未満)内である)ことを決定してもよい。
【0121】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが第2のユーザの「他のユーザとの関係」特性を共有するかどうかを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイルから、他のユーザとの第2のユーザの関係(例えば、第2のユーザが第1のユーザの息子である)を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドの関係特性(例えば、コマンドを受信するユーザとのコマンドを与えるユーザの関係に基づく、コマンドに従わなければならない者の階級)を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、階級に基づいて、第2のユーザが第1のユーザのコマンドに従わなければならないかどうかを決定してもよい。「はい」、すなわち、第2のユーザが第1のユーザのコマンドに従わなければならないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが第2のユーザと「他のユーザとの関係」特性を共有することを決定してもよい。
【0122】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、コマンドが第2のユーザの「時刻」特性を共有するかどうかを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのプロファイルから、「時刻」特性(例えば、ユーザが毎日午後5:00~午後8:00の間に第1のユーザからのコマンドに従わなければならない)を読み出してもよい。時刻特性は、第1のユーザからの入力から第2のユーザのプロファイルの中に作成される、事前決定された値であってもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドが第1のユーザによって発行された時刻(例えば、午後7:02)を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、本時間を時刻特性と比較し、コマンドが発行された時間が時刻特性からの時間枠内に入るため、コマンドが第2のユーザと時刻特性を共有することを決定してもよい。
【0123】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションが、第1のユーザから検出されるコマンドおよび第2のユーザの読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定しているとき、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのランクおよび第2のユーザのランクを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイルから第1のユーザおよび第2のユーザのランクを読み出してもよく、ランクは、ユーザ入力に基づく事前設定された値である(例えば、第1のユーザは、ユーザアカウントを伴う全てのユーザのランキング順を選択する)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのランク(例えば、第1のユーザは、5人のユーザの中から第1にランク付けされる)および第2のユーザのランク(例えば、第2のユーザは、5人のユーザの中から第4にランク付けされる)を読み出してもよい。
【0124】
メディアガイドアプリケーションは、ランクから、第1のユーザが第2のユーザよりも高くランク付けされているかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザ(例えば、第1にランク付けされる)が第2のユーザ(例えば、第2にランク付けされる)よりも高くランク付けされていることを決定してもよい。
【0125】
第1のユーザが第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正してもよい。例えば、第1のユーザが第2のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正してもよい(例えば、現在再生している映画を一時停止する)。
【0126】
第2のユーザが第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットを再生し続けてもよい。例えば、第2のユーザが第1のユーザよりも高くランク付けされていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセット(例えば、第2のユーザが鑑賞している映画)を再生し続けてもよい。
【0127】
コマンドが特性を共有することを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正してもよい。例えば、コマンドが特性を共有することを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正してもよい(例えば、メディアアセットの再生を一時停止する)。
【0128】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのための選好に基づいて、具体的タイプの再生修正(例えば、一時停止、ミュート、巻き戻し、早送り、オフにする等)を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのプロファイル内の再生修正データベースから第1のユーザの選好を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、データベースからコマンドに対応する再生修正を読み出してもよい。各コマンドに対応する再生修正は、エディタによって、または第1のユーザからの入力によって、事前設定されてもよい。
【0129】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザの選好に基づいて、具体的タイプの再生修正を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのプロファイル内の再生修正データベースから第1のユーザの選好を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンド(例えば、夕食を食べる)に対応するデータベースから再生修正(例えば、メディアアセットの再生をオフにする)を読み出してもよい。
【0130】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンド(例えば、夕食を食べる)を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、上記に説明されるような類似方法を使用して、コマンドを検出してもよい。
【0131】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザのユーザプロファイル、第2のユーザのユーザプロファイル、および第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、上記に説明されるような類似方法を使用して、コマンドの所望の結果を決定してもよい。
【0132】
メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザによって実行される第1のアクション(例えば、第2のユーザが映画の音量を上げる)および第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出してもよい(例えば、モーションセンサは、第3のユーザが視聴環境から退出して夕食を食べに行くことを検出してもよい)。メディアガイドアプリケーションは、上記に説明されるようなアクションを検出するための類似方法を使用して、第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出してもよい。
【0133】
メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのアクションおよび第3のユーザのアクションを比較し、コマンドの所望の結果を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのアクション(例えば、リモートを介して映画の音量を上げること)および第3のユーザのアクション(例えば、モーションセンサが視聴環境から退出する第3のユーザを検出すること)を比較し、コマンドの所望の結果(例えば、第2および第3のユーザが夕食を食べに行くこと)を決定してもよい。
【0134】
第2のユーザのアクションおよび第3のユーザのアクションがコマンドの所望の結果に対応しないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザのユーザプロファイルから第2のユーザの特性を、第3のユーザのユーザプロファイルから第3のユーザの特性を読み出してもよい。
【0135】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザから検出されるコマンドおよび第2のユーザの読み出された特性および第3のユーザの読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、コマンドのランクが第2および第3のユーザのランクよりも上であるため、第1のユーザから検出されるコマンド(例えば、夕食を食べる)および第1のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)および第3のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)に基づいて、メディアアセットの再生を修正することを決定してもよい。別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、第2および第3のユーザのランクがコマンドおよび第1のユーザのランクより上であるため、第1のユーザから検出されるコマンド(例えば、夕食を食べる)および第1のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)および第3のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)に基づいて、メディアアセットの再生を修正しないことを決定してもよい。
【0136】
さらに別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、第3のユーザのみのランクがコマンドおよび第1のユーザのランクより上であるため、第1のユーザから検出されるコマンド(例えば、夕食を食べる)および第1のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)および第3のユーザの読み出された特性(例えば、ランク等)に基づいて、メディアアセットの再生を部分的に修正する(例えば、再生のオーディオをミュートするが、ユーザ3のためのBluetooth(登録商標)ヘッドフォンを介してオーディオを再生する)ことを決定してもよい。
【0137】
任意の所与のコンテンツ配信システムでユーザに利用可能なコンテンツの量が、膨大であり得る。その結果、多くのユーザは、ユーザがコンテンツの選択を効率的にナビゲートし、所望し得るコンテンツを容易に識別することを可能にする、インターフェースを通したメディアガイドの形態を所望している。そのようなガイドを提供するアプリケーションは、本明細書では、双方向メディアガイドアプリケーションと称されるが、時として、メディアガイドアプリケーションまたはガイドアプリケーションと称されることもある。
【0138】
双方向メディアガイドアプリケーションは、ガイドを提供するコンテンツに応じて、種々の形態をとってもよい。1つの典型的なタイプのメディアガイドアプリケーションは、双方向テレビ番組ガイドである。双方向テレビ番組ガイド(時として、電子番組ガイドと称される)は、とりわけ、ユーザが、多くのタイプのコンテンツまたはメディアアセット間をナビゲートし、それを特定することを可能にする、周知のガイドアプリケーションである。双方向メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定および選択することを可能にする、グラフィカルユーザインターフェース画面を生成してもよい。本明細書で参照されるように、用語「メディアアセット」および「コンテンツ」は、テレビ番組、および有料番組、オンデマンド番組(ビデオオンデマンド(VOD)システムにおけるような)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングコンテンツ、ダウンロード可能コンテンツ、ウェブキャスト等)、ビデオクリップ、オーディオ、コンテンツ情報、写真、回転画像、ドキュメント、再生一覧、ウェブサイト、記事、書籍、電子書籍、ブログ、チャットセッション、ソーシャルメディア、アプリケーション、ゲーム、および/または任意の他のメディアまたはマルチメディア、および/またはそれらの組み合わせ等の電子的に消費可能なユーザアセットを意味すると理解されたい。ガイドアプリケーションはまた、ユーザが、コンテンツ間をナビゲートし、それを特定することを可能にする。本明細書で参照されるように、用語「マルチメディア」は、上記に説明される少なくとも2つの異なるコンテンツ形態、例えば、テキスト、オーディオ、画像、ビデオ、または双方向コンテンツ形態を利用する、コンテンツを意味すると理解されたい。コンテンツは、ユーザ機器デバイスによって、録画、再生、表示、またはアクセスされてもよいが、また、ライブパーフォーマンスの一部であることもできる。
【0139】
本明細書に議論される実施形態のいずれかを実施するためのメディアガイドアプリケーションおよび/または任意の命令は、コンピュータ可読媒体上にエンコードされてもよい。コンピュータ可読媒体は、データを記憶することが可能な任意の媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、限定ではないが、電気または電磁信号の伝搬を含む、一過性であり得る、または限定ではないが、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、USBドライブ、DVD、CD、メディアカード、レジスタメモリ、プロセッサキャッシュ、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)等の揮発性および不揮発性コンピュータメモリまたは記憶デバイスを含む、非一過性であり得る。
【0140】
インターネット、モバイルコンピューティング、および高速無線ネットワークの出現に伴って、ユーザは、従来は使用しなかったユーザ機器デバイス上でメディアにアクセスするようになっている。本明細書で参照されるように、語句「ユーザ機器デバイス」、「ユーザ機器」、「ユーザデバイス」、「電子デバイス」、「電子機器」、「メディア機器デバイス」、または「メディアデバイス」は、テレビ、スマートTV、セットトップボックス、衛星テレビに対応するための統合型受信機デコーダ(IRD)、デジタル記憶デバイス、デジタルメディア受信機(DMR)、デジタルメディアアダプタ(DMA)、ストリーミングメディアデバイス、DVDプレーヤ、DVDレコーダ、接続型DVD、ローカルメディアサーバ、BLU-RAY(登録商標)プレーヤ、BLU-RAY(登録商標)レコーダ、パーソナルコンピュータ(PC)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェブTVボックス、パーソナルコンピュータテレビ(PC/TV)、PCメディアサーバ、PCメディアセンター、ハンドヘルドコンピュータ、固定電話、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ポータブルビデオプレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、ポータブルゲーム機、スマートフォン、または任意の他のテレビ機器、コンピューティング機器、または無線デバイス、および/またはそれらの組み合わせ等の上記に説明されるコンテンツにアクセスするための任意のデバイスを意味すると理解されたい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面画面および裏面画面、複数の正面画面、または複数の角度付き画面を有してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、正面カメラおよび/または裏面カメラを有してもよい。これらのユーザ機器デバイス上で、ユーザは、テレビを通して利用可能な同一のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定することが可能であり得る。その結果として、メディアガイドは、これらのデバイス上でも利用可能であり得る。提供されるガイドは、テレビのみを通して利用可能なコンテンツ、他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のもののみを通して利用可能なコンテンツ、またはテレビおよび他のタイプのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものの両方を通して利用可能なコンテンツのためのものであってもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上で、オンラインアプリケーション(すなわち、ウェブサイト上で提供される)として、または独立型アプリケーションまたはクライアントとして提供されてもよい。メディアガイドアプリケーションを実装し得る、種々のデバイスおよびプラットフォームは、下記により詳細に説明される。
【0141】
メディアガイドアプリケーションの機能のうちの1つは、メディアガイドデータをユーザに提供することである。本明細書で参照されるように、語句「メディアガイドデータ」または「ガイドデータ」は、コンテンツに関連する任意のデータまたはガイドアプリケーションを動作させる際に使用されるデータを意味すると理解されたい。例えば、ガイドデータは、番組情報、ガイドアプリケーション設定、ユーザ選好、ユーザプロファイル情報、メディア一覧、メディア関連情報(例えば、放送時間、放送チャネル、タイトル、内容、評価情報(例えば、ペアレンタルコントロール評価、批評家の評価等)、ジャンルまたはカテゴリ情報、俳優情報、放送会社またはプロバイダのロゴのロゴデータ等)、メディア形式(例えば、標準解像度、高解像度、3D等)、オンデマンド情報、ブログ、ウェブサイト、およびユーザが所望のコンテンツ選択間をナビゲートし、それを特定するために役立つ、任意の他のタイプのガイドデータを含んでもよい。
【0142】
図2-3は、メディアガイドデータを提供するために使用され得る、例証的表示画面を示す。
図2-3に示される表示画面は、任意の好適なユーザ機器デバイスまたはプラットフォーム上に実装されてもよい。
図2-3の表示は、フル画面表示として図示されているが、それらはまた、表示されているコンテンツ上に完全または部分的にオーバーレイされてもよい。ユーザは、表示画面に提供された選択可能なオプション(例えば、メニューオプション、一覧オプション、アイコン、ハイパーリンク等)を選択することによって、またはリモートコントロールまたは他のユーザ入力インターフェースまたはデバイス上の専用ボタン(例えば、「ガイド」ボタン)を押下することによって、コンテンツ情報にアクセスする要望を示してもよい。ユーザのインジケーションに応答して、メディアガイドアプリケーションは、グリッド内の時間およびチャネル別、時間別、チャネル別、ソース別、コンテンツタイプ別、カテゴリ別(例えば、映画、スポーツ、ニュース、子供向け、または他の番組カテゴリ)、または他の所定、ユーザ定義、または他の編成基準等のいくつかの方法のうちの1つにおいて編成されたメディアガイドデータを表示画面に提供してもよい。
【0143】
図2は、単一表示内の異なるタイプのコンテンツへのアクセスも可能にする、時間およびチャネル別に配列された番組一覧表示200の例証的グリッドを示す。表示200は、以下、すなわち、(1)各チャネル/コンテンツタイプ識別子(列内のセル)が利用可能な異なるチャネルまたはコンテンツのタイプを識別する、チャネル/コンテンツタイプ識別子204の列、および(2)各時間識別子(行内のセル)が番組の時間帯を識別する、時間識別子206の行を伴うグリッド202を含んでもよい。グリッド202はまた、番組一覧208等の番組一覧のセルも含み、各一覧は、一覧の関連チャネルおよび時間の上に提供される、番組のタイトルを提供する。ユーザ入力デバイスを用いて、ユーザは、ハイライト領域210を移動させることによって番組一覧を選択することができる。ハイライト領域210によって選択される番組一覧に関する情報が、番組情報領域212内に提供されてもよい。領域212は、例えば、番組タイトル、番組内容、番組が提供される時間(該当する場合)、番組が放送されるチャネル(該当する場合)、番組の評価、および他の所望の情報を含んでもよい。
【0144】
線形番組(例えば、所定の時間に複数のユーザ機器デバイスに伝送されるようにスケジュールされ、スケジュールに従って提供されるコンテンツ)にアクセスを提供することに加えて、メディアガイドアプリケーションはまた、非線形番組(例えば、任意の時間においてユーザ機器デバイスにアクセス可能であって、スケジュールに従って提供されない、コンテンツ)へのアクセスも提供する。非線形番組は、オンデマンドコンテンツ(例えば、VOD)、インターネットコンテンツ(例えば、ストリーミングメディア、ダウンロード可能メディア等)、ローカルで記憶されたコンテンツ(例えば、上記に説明される任意のユーザ機器デバイスまたは他の記憶デバイス上に記憶されたコンテンツ)、または時間的制約のない他のコンテンツを含む、異なるコンテンツソースからのコンテンツを含んでもよい。オンデマンドコンテンツは、映画または特定のコンテンツプロバイダ(例えば、「The Sopranos」や「Curb Your Enthusiasm」を提供するHBO On Demand)によって提供される映画または任意の他のコンテンツを含んでもよい。HBO ON DEMANDは、Time Warner Company L. P. et al.によって所有されるサービスマークであり、THE SOPRANOSおよびCURB YOUR ENTHUSIASMは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。インターネットコンテンツは、チャットセッションまたはウェブキャスト等のウェブイベント、またはインターネットウェブサイトまたは他のインターネットアクセス(例えば、FTP)を通して、ストリーミングコンテンツまたはダウンロード可能なコンテンツとしてオンデマンドで利用可能なコンテンツを含んでもよい。
【0145】
グリッド202は、オンデマンド一覧214、録画コンテンツ一覧216、およびインターネットコンテンツ一覧218を含む、非線形番組のメディアガイドデータを提供してもよい。異なるタイプのコンテンツソースからのコンテンツのためのメディアガイドデータを組み合わせる表示は、時として、「混合メディア」表示と称されることもある。表示200とは異なる、表示され得るメディアガイドデータのタイプの種々の順列は、ユーザ選択またはガイドアプリケーション定義に基づいてもよい(例えば、録画および放送一覧のみの表示、オンデマンドおよび放送一覧のみの表示等)。例証されるように、一覧214、216、および218は、これらの一覧の選択が、それぞれ、オンデマンド一覧、録画一覧、またはインターネット一覧専用の表示へのアクセスを提供し得ることを示すように、グリッド202内に表示される時間帯全体に及ぶものとして示されている。いくつかの実施形態では、これらのコンテンツタイプの一覧は、グリッド202に直接含まれてもよい。ユーザがナビゲーションアイコン220のうちの1つを選択することに応答して、付加的メディアガイドデータが表示されてもよい(ユーザ入力デバイス上の矢印キーを押下することは、ナビゲーションアイコン220を選択することと同様に表示に影響を及ぼし得る)。
【0146】
表示200はまた、ビデオ領域222およびオプション領域226を含んでもよい。ビデオ領域222は、ユーザが、ユーザに現在利用可能である、今後利用可能となる、または利用可能であった番組を視聴および/またはプレビューすることを可能にしてもよい。ビデオ領域222のコンテンツは、グリッド202に表示される一覧のうちの1つに対応する、またはそれから独立し得る。ビデオ領域を含むグリッド表示は、時として、ピクチャインガイド(PIG)表示と称されることもある。PIG表示およびそれらの機能性は、2003年5月13日に発行されたSatterfield et al.の米国特許第6,564,378号、および2001年5月29日に発行されたYuen et al.の米国特許第6,239,794号(それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)でより詳細に説明されている。PIG表示は、本明細書に説明される実施形態の他のメディアガイドアプリケーション表示画面に含まれてもよい。
【0147】
オプション領域226は、ユーザが、異なるタイプのコンテンツ、メディアガイドアプリケーション表示、および/またはメディアガイドアプリケーション特徴にアクセスすることを可能にしてもよい。オプション領域226は、表示200(および本明細書に説明される他の表示画面)の一部であってもよい、または画面上のオプションを選択すること、またはユーザ入力デバイス上の専用または割当可能ボタンを押下することによって、ユーザによって呼び出されてもよい。オプション領域226内の選択可能オプションは、グリッド202内の番組一覧に関連する特徴に関してもよい、またはメインメニュー表示から利用可能なオプションを含んでもよい。番組一覧に関連する特徴は、他の放送時間または番組の受信方法の検索、番組の録画、番組の連続録画の有効化、番組および/またはチャネルをお気に入りとして設定、番組の購入、または他の特徴を含んでもよい。メインメニュー表示から利用可能なオプションは、検索オプション、VODオプション、ペアレンタルコントロールオプション、インターネットオプション、クラウドベースのオプション、デバイス同期オプション、第2の画面デバイスオプション、種々のタイプのメディアガイドデータ表示にアクセスするオプション、プレミアムサービスをサブスクライブするオプション、ユーザのプロファイルを編集するオプション、ブラウザオーバーレイにアクセスするオプション、または他のオプションを含んでもよい。
【0148】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザの選好に基づいて個人化されてもよい。個人化されたメディアガイドアプリケーションは、ユーザが、メディアガイドアプリケーションを用いて個人化された「体験」を生成するように、表示および特徴をカスタマイズすることを可能にする。この個人化された体験は、ユーザがこれらのカスタマイズを入力することを可能にすることによって、および/または種々のユーザ選好を決定するようにメディアガイドアプリケーションがユーザアクティビティを監視することによって、生成されてもよい。ユーザは、ログインすることによって、または別様にガイドアプリケーションに対して自らを識別することによって、それらの個人化されたガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。メディアガイドアプリケーションのカスタマイズは、ユーザプロファイルに従って作成されてもよい。カスタマイズは、提示方式(例えば、表示の色方式、テキストのフォントサイズ等)、表示されるコンテンツ一覧の側面(例えば、HDTV番組のみまたは3D番組のみ、お気に入りチャネル選択に基づいたユーザ指定の放送チャネル、チャネルの表示の並び替え、推奨コンテンツ等)、所望の録画特徴(例えば、特定のユーザに対する録画または連続録画、録画品質等)、ペアレンタルコントロール設定、インターネットコンテンツのカスタマイズされた提示(例えば、ソーシャルメディアコンテンツ、電子メール、電子的に配信された記事等の提示)、および他の所望のカスタマイズを変更させるステップを含んでもよい。
【0149】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、ユーザプロファイル情報を提供することを可能にしてもよい、またはユーザプロファイル情報を自動的にコンパイルしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザがアクセスするコンテンツ、および/またはユーザがガイドアプリケーションと行い得る他の相互作用を監視してもよい。加えて、メディアガイドアプリケーションは、特定のユーザに関連する他のユーザプロファイルの全体または一部を取得し(例えば、www.Tivo.com等のユーザがアクセスするインターネット上の他のウェブサイトから、ユーザがアクセスする他のメディアガイドアプリケーションから、ユーザがアクセスする他の双方向アプリケーションから、ユーザの別のユーザ機器デバイスから等)、および/またはメディアガイドアプリケーションがアクセスし得る他のソースから、ユーザについての情報を取得してもよい。結果として、ユーザは、ユーザの異なるユーザ機器デバイスにわたって、統一されたガイドアプリケーション体験を提供されることができる。本タイプのユーザ体験は、
図5に関連して下記により詳細に説明される。付加的な個人化されたメディアガイドアプリケーション特徴は、2005年7月11日に出願されたEllis et al.の米国特許出願公開第2005/0251827号、2007年1月16日に発行されたBoyer et al.の米国特許第7,165,098号、および2002年2月21日に出願されたEllis et al.の米国特許出願公開第2002/0174430号(それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)でより詳細に説明されている。
【0150】
メディアガイドを提供するための別の表示配列が、
図3に示されている。ビデオモザイク表示300は、コンテンツのタイプ、ジャンル、および/または他の編成基準に基づいて編成されたコンテンツ情報のための選択可能オプション302を含む。表示300では、テレビ一覧オプション304が、選択され、したがって、一覧306、308、310、および312を放送番組一覧として提供する。表示300では、一覧は、カバーアート、コンテンツからの静止画像、ビデオクリップのプレビュー、コンテンツからのライブビデオ、または一覧中のメディアガイドデータによって記述されているコンテンツをユーザに示す他のタイプのコンテンツを含む、グラフィック画像を提供してもよい。グラフィック一覧はまた、それぞれ、一覧と関連付けられるコンテンツに関するさらなる情報を提供するように、テキストを伴ってもよい。例えば、一覧308は、メディア部分314およびテキスト部分316を含む、1つを上回る部分を含んでもよい。メディア部分314および/またはテキスト部分316は、コンテンツをフル画面で視聴するように、またはメディア部分314に表示されるコンテンツに関連する情報を閲覧するように(例えば、ビデオが表示されるチャネルの一覧を閲覧するように)、選択可能であり得る。
【0151】
表示300内の一覧は、異なるサイズである(すなわち、一覧306は、一覧308、310、および312より大きい)が、所望に応じて、全ての一覧が同一のサイズであってもよい。一覧は、コンテンツプロバイダの所望に応じて、またはユーザ選好に基づいて、ユーザの関心の程度を示すように、またはあるコンテンツを強調するように、異なるサイズであるか、またはグラフィック的に強調されてもよい。コンテンツ一覧をグラフィック的に強調するための種々のシステムおよび方法は、例えば、2009年11月12日に出願されたYatesの米国特許出願公開第2010/0153885号(その全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)に議論されている。
【0152】
ユーザは、そのユーザ機器デバイスのうちの1つ以上のものから、コンテンツおよびメディアガイドアプリケーション(および上記および下記に説明されるその表示画面)にアクセスしてもよい。
図4は、例証的ユーザ機器デバイス400の汎用実施形態を示す。ユーザ機器デバイスのより具体的な実装は、
図5に関連して下記に議論される。ユーザ機器デバイス400は、入出力(以下「I/O」)パス402を介して、コンテンツおよびデータを受信してもよい。I/Oパス402は、処理回路406および記憶装置408を含む制御回路404に、コンテンツ(例えば、放送番組、オンデマンド番組、インターネットコンテンツ、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を経由して利用可能なコンテンツ、および/または他のコンテンツ)およびデータを提供してもよい。制御回路404は、I/Oパス402を使用して、コマンド、要求、および他の好適なデータを送受信するために使用されてもよい。I/Oパス402は、制御回路404(具体的には、処理回路406)を1つ以上の通信パス(下記に説明される)に接続してもよい。I/O機能は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供されてもよいが、図面が複雑になり過ぎることを回避するため、
図4では単一パスとして示されている。
【0153】
制御回路404は、処理回路406等の任意の好適な処理回路に基づいてもよい。本明細書で参照されるように、処理回路とは、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)等に基づく回路を意味すると理解され、マルチコアプロセッサ(例えば、デュアルコア、クアドコア、ヘクサコア、または任意の好適な数のコア)またはスーパーコンピュータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路は、複数の別個のプロセッサまたは処理ユニット、例えば、複数の同一のタイプの処理ユニット(例えば、2つのIntel Core i7プロセッサ)または複数の異なるプロセッサ(例えば、Intel Core i5プロセッサおよびIntel Core i7プロセッサ)にわたって分散されてもよい。いくつかの実施形態では、制御回路404は、メモリ(すなわち、記憶装置408)に記憶されたメディアガイドアプリケーションに対する命令を実行する。具体的には、制御回路404は、メディアガイドアプリケーションによって、上記および下記に議論される機能を果たすように命令されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、制御回路404に、メディアガイド表示を生成するための命令を提供してもよい。いくつかの実装では、制御回路404によって実施される任意のアクションは、メディアガイドアプリケーションから受信される命令に基づいてもよい。
【0154】
クライアントサーバベースの実施形態では、制御回路404は、ガイドアプリケーションサーバまたは他のネットワークまたはサーバと通信するための好適な通信回路を含んでもよい。上記に述べられる機能性を実施するための命令は、ガイドアプリケーションサーバ上に記憶されてもよい。通信回路は、ケーブルモデム、総合デジタル通信網(ISDN)モデム、デジタルサブスクライバ回線(DSL)モデム、電話モデム、イーサネット(登録商標)カード、または他の機器との通信用の無線モデム、または任意の他の好適な通信回路を含んでもよい。そのような通信は、インターネットまたは任意の他の好適な通信ネットワークまたはパスを伴ってもよい(
図5に関連してより詳細に説明される)。加えて、通信回路は、ユーザ機器デバイスのピアツーピア通信、または相互から遠隔の場所にあるユーザ機器デバイスの通信を可能にする回路を含んでもよい(下記により詳細に説明される)。
【0155】
メモリは、制御回路404の一部である、記憶装置408として提供される、電子記憶デバイスであってもよい。本明細書で参照されるように、語句「電子記憶デバイス」または「記憶デバイス」とは、ランダムアクセスメモリ、読取専用メモリ、ハードドライブ、光学ドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)レコーダ、コンパクトディスク(CD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標)ディスク(BD)レコーダ、BLU-RAY(登録商標) 3Dディスクレコーダ、デジタルビデオレコーダ(DVR、または時として、パーソナルビデオレコーダまたはPVRと呼ばれる)、ソリッドステートデバイス、量子記憶デバイス、ゲームコンソール、ゲームメディア、または任意の他の好適な固定またはリムーバブル記憶デバイス、および/またはそれらの任意の組み合わせ等の電子データ、コンピュータソフトウェア、またはファームウェアを記憶するための任意のデバイスを意味すると理解されたい。記憶装置408は、本明細書に説明される種々のタイプのコンテンツ、および上記に説明されるメディアガイドデータを記憶するために使用されてもよい。不揮発性メモリもまた、(例えば、ブートアップルーチンおよび他の命令を起動するために)使用されてもよい。
図5に関連して説明されるクラウドベースの記憶装置が、記憶装置408を補完するために使用される、または記憶装置408の代わりに使用されてもよい。
【0156】
制御回路404は、1つ以上のアナログチューナ、1つ以上のMPEG-2デコーダ、または他のデジタルデコード回路、高解像度チューナ、または任意の他の好適な同調またはビデオ回路、またはそのような回路の組み合わせ等のビデオ生成回路および同調回路を含んでもよい。(例えば、記憶するために、無線、アナログ、またはデジタル信号をMPEG信号に変換するための)エンコード回路もまた、提供されてもよい。制御回路404はまた、コンテンツをユーザ機器400の好ましい出力形式に上方変換および下方変換するためのスケーリング回路を含んでもよい。回路404はまた、デジタル信号とアナログ信号との間で変換するためのデジタル/アナログ変換回路およびアナログ/デジタル変換回路を含んでもよい。同調およびエンコード回路は、コンテンツを受信して表示する、再生する、または録画するために、ユーザ機器デバイスによって使用されてもよい。同調およびエンコード回路はまた、ガイドデータを受信するために使用されてもよい。例えば、同調、ビデオ生成、エンコード、デコード、暗号化、解読、スケーリング、およびアナログ/デジタル回路を含む、本明細書に説明される回路は、1つ以上の汎用または特殊プロセッサ上で起動するソフトウェアを使用して実装されてもよい。複数のチューナが、同時同調機能(例えば、視聴および録画機能、ピクチャインピクチャ(PIP)機能、多重チューナ録画機能等)に対処するように提供されてもよい。記憶装置408が、ユーザ機器400とは別のデバイスとして提供される場合、同調およびエンコード回路(複数のチューナを含む)は、記憶装置408と関連付けられてもよい。
【0157】
ユーザは、ユーザ入力インターフェース410を使用して、命令を制御回路404に送信してもよい。ユーザ入力インターフェース410は、リモートコントロール、マウス、トラックボール、キーパッド、キーボード、タッチスクリーン、タッチパッド、スタイラス入力、ジョイスティック、音声認識インターフェース、または他のユーザ入力インターフェース等の任意の好適なユーザインターフェースであってもよい。ディスプレイ412は、独立型デバイスとして提供される、またはユーザ機器デバイス400の他の要素と統合されてもよい。例えば、ディスプレイ412は、タッチスクリーンまたはタッチセンサ式ディスプレイであってもよい。そのような状況では、ユーザ入力インターフェース410は、ディスプレイ412と統合される、または組み合わせられてもよい。ディスプレイ412は、モニタ、テレビ、モバイルデバイス用液晶ディスプレイ(LCD)、非晶質シリコンディスプレイ、低温ポリシリコンディスプレイ、電子インクディスプレイ、電気泳動ディスプレイ、アクティブマトリクスディスプレイ、エレクトロウェッティングディスプレイ、電気流体ディスプレイ、ブラウン管ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセントディスプレイ、プラズマディスプレイパネル、高性能アドレッシングディスプレイ、薄膜トランジスタディスプレイ、有機発光ダイオードディスプレイ、表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)、レーザテレビ、カーボンナノチューブ、量子ドットディスプレイ、干渉変調器ディスプレイ、または視覚的画像を表示するための任意の他の好適な機器のうちの1つ以上のものであってもよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ412は、HDTV対応型であり得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ412は、3Dディスプレイであってもよく、双方向メディアガイドアプリケーションおよび任意の好適なコンテンツは、3Dで表示されてもよい。ビデオカードまたはグラフィックカードは、ディスプレイ412への出力を生成してもよい。ビデオカードは、3Dシーンおよび2Dグラフィックのレンダリング加速、MPEG-2/MPEG-4デコード、TV出力、または複数のモニタを接続する能力等の種々の機能を提供し得る。ビデオカードは、制御回路404に関連する上記に説明される任意の処理回路であってもよい。ビデオカードは、制御回路404と統合されてもよい。スピーカ414は、ユーザ機器デバイス400の他の要素と統合されたものとして提供されてもよい、または独立型ユニットであってもよい。ディスプレイ412上に表示されるビデオおよび他のコンテンツのオーディオコンポーネントは、スピーカ414を通して再生されてもよい。いくつかの実施形態では、オーディオは、スピーカ414を介して音声を処理および出力する、受信機(図示せず)に配布されてもよい。
【0158】
ガイドアプリケーションは、任意の好適なアーキテクチャを使用して実装されてもよい。例えば、これは、ユーザ機器デバイス400上で完全に実装される、独立型アプリケーションであってもよい。そのようなアプローチでは、アプリケーションの命令は、ローカルで(例えば、記憶装置408内に)記憶され、アプリケーションによって使用するためのデータは、周期的にダウンロードされる(例えば、帯域外フィードから、インターネットリソースから、または別の好適なアプローチを使用して)。制御回路404は、記憶装置408からアプリケーションの命令を読み出し、本明細書に議論される表示のうちのいずれかを生成するための命令を処理してもよい。処理された命令に基づいて、制御回路404は、入力が入力インターフェース410から受信されるときに実施するアクションを決定してもよい。例えば、表示上のカーソルの上/下への移動は、入力インターフェース410が上/下ボタンが選択されたことを示すとき、処理された命令によって示されてもよい。
【0159】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアントサーバベースのアプリケーションである。ユーザ機器デバイス400上に実装される、シックまたはシンクライアントによって使用するためのデータは、ユーザ機器デバイス400の遠隔にあるサーバに要求を発行することによって、オンデマンドで読み出される。クライアントサーバベースのガイドアプリケーションの一実施例では、制御回路404は、遠隔サーバによって提供されるウェブページを解釈する、ウェブブラウザを起動する。例えば、遠隔サーバは、記憶デバイス内にアプリケーションのための命令を記憶してもよい。遠隔サーバは、回路(例えば、制御回路404)を使用して、記憶された命令を処理し、上記および下記に議論される表示を生成してもよい。クライアントデバイスは、遠隔サーバによって生成される表示を受信してもよく、表示のコンテンツを機器デバイス400上にローカルで表示してもよい。このように、命令の処理が、サーバによって遠隔で実施される一方、結果として生じる表示は、機器デバイス400上にローカルで提供される。機器デバイス400は、入力インターフェース410を介して、ユーザからの入力を受信し、対応する表示を処理および生成するために、それらの入力を遠隔サーバに伝送してもよい。例えば、機器デバイス400は、上/下ボタンが入力インターフェース410を介して選択されたことを示す通信を遠隔サーバに伝送してもよい。遠隔サーバは、その入力に従って命令を処理し、入力に対応するアプリケーションの表示を生成してもよい(例えば、カーソルを上/下に移動させる表示)。生成された表示は、次いで、ユーザへの提示のために、機器デバイス400に伝送される。
【0160】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、インタープリタまたは仮想マシン(制御回路404によって起動される)によって、ダウンロードされ、解釈または別様に起動される。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、ETVバイナリ交換形式(ETV Binary Interchange Format/EBIF)でエンコードされ、好適なフィードの一部として制御回路404によって受信され、制御回路404上で起動するユーザエージェントによって解釈されてもよい。例えば、ガイドアプリケーションは、EBIFアプリケーションであってもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、制御回路404によって実行されるローカル仮想マシンまたは他の好適なミドルウェアによって受信および起動される、一連のJAVA(登録商標)ベースのファイルによって定義されてもよい。そのような実施形態のうちのいくつか(例えば、MPEG-2または他のデジタルメディアエンコードスキームを採用するもの)では、ガイドアプリケーションは、例えば、番組のMPEGオーディオおよびビデオパケットを用いたMPEG-2オブジェクトカルーセルにおいてエンコードおよび伝送されてもよい。
【0161】
図4のユーザ機器デバイス400は、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、無線ユーザ通信デバイス506、または非ポータブルゲーム機等のコンテンツにアクセスするために好適な任意の他のタイプのユーザ機器として、
図5のシステム500に実装されることができる。簡単にするために、これらのデバイスは、本明細書では総称して、ユーザ機器またはユーザ機器デバイスと称されてもよく、上記に説明されるユーザ機器デバイスに実質的に類似し得る。メディアガイドアプリケーションが実装され得る、ユーザ機器デバイスは、独立型デバイスとして機能してもよい、またはデバイスのネットワークの一部であってもよい。デバイスの種々のネットワーク構成が実装されてもよく、下記により詳細に議論される。
【0162】
図4に関連して上記に説明されるシステム特徴のうちの少なくともいくつかを利用する、ユーザ機器デバイスは、単に、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、または無線ユーザ通信デバイス506として分類されなくてもよい。例えば、ユーザテレビ機器502は、いくつかのユーザコンピュータ機器504のように、インターネットコンテンツへのアクセスを可能にするインターネット対応型であり得る一方で、ユーザコンピュータ機器504は、あるテレビ機器502のように、テレビ番組へのアクセスを可能にするチューナを含んでもよい。メディアガイドアプリケーションはまた、種々の異なるタイプのユーザ機器上で同一レイアウトを有してもよい、またはユーザ機器の表示能力に合わせられてもよい。例えば、ユーザコンピュータ機器504上では、ガイドアプリケーションは、ウェブブラウザによってアクセスされるウェブサイトとして提供されてもよい。別の実施例では、ガイドアプリケーションは、無線ユーザ通信デバイス506用に縮小されてもよい。
【0163】
システム500では、典型的には、各タイプのユーザ機器デバイスが1つを上回って存在するが、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが
図5に示されている。加えて、各ユーザは、1つを上回るタイプのユーザ機器デバイスと、また、各タイプのユーザ機器デバイスのうちの1つを上回るものとを利用してもよい。
【0164】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス(例えば、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、無線ユーザ通信デバイス506)は、「第2の画面デバイス」と称されてもよい。例えば、第2の画面デバイスは、第1のユーザ機器デバイス上に提示されるコンテンツを補完してもよい。第2の画面デバイス上に提示されるコンテンツは、第1のデバイス上に提示されるコンテンツを補完する、任意の好適なコンテンツであってもよい。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、第1のデバイスの設定および表示選好を調節するためのインターフェースを提供する。いくつかの実施形態では、第2の画面デバイスは、他の第2の画面デバイスと相互作用する、またはソーシャルネットワークと相互作用するために構成される。第2の画面デバイスは、第1のデバイスと同一の部屋内に、第1のデバイスと異なる部屋であるが、同一の家または建物内に、または第1のデバイスと異なる建物内に位置することができる。
【0165】
ユーザはまた、家庭内デバイスおよび遠隔デバイスにわたって一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持するように、種々の設定を設定してもよい。設定は、本明細書に説明されるもの、およびお気に入りのチャネルおよび番組、番組を推奨するためにガイドアプリケーションが利用する番組選好、表示選好、および他の望ましいガイド設定を含む。例えば、ユーザが、そのオフィスのパーソナルコンピュータ上で、例えば、ウェブサイトwww.Tivo.comの上で、チャネルをお気に入りとして設定した場合、同一のチャネルが、ユーザの家庭内デバイス(例えば、ユーザテレビ機器およびユーザコンピュータ機器)上で、および所望に応じて、ユーザのモバイルデバイス上でお気に入りとして表示されるであろう。したがって、同一または異なるタイプのユーザ機器デバイスであるかどうかにかかわらず、1つのユーザ機器デバイス上で行われる変更は、別のユーザ機器デバイス上のガイド体験を変更することができる。加えて、行われる変更は、ユーザによって入力される設定、およびガイドアプリケーションによって監視されるユーザアクティビティに基づいてもよい。
【0166】
ユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク514に結合されてもよい。すなわち、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および無線ユーザ通信デバイス506は、それぞれ、通信パス508、510、および512を介して、通信ネットワーク514に結合される。通信ネットワーク514は、インターネット、携帯電話ネットワーク、モバイルボイスまたはデータネットワーク(例えば、4GまたはLTEネットワーク)、ケーブルネットワーク、公衆交換電話ネットワーク、または他のタイプの通信ネットワーク、または通信ネットワークの組み合わせを含む、1つ以上のネットワークであってもよい。パス508、510、および512は、別個または一緒に、衛星パス、光ファイバパス、ケーブルパス、インターネット通信をサポートするパス(例えば、IPTV)、フリースペース接続(例えば、放送または他の無線信号用)、または任意の他の好適な有線または無線通信パス、またはそのようなパスの組み合わせ等の1つ以上の通信パスを含んでもよい。パス512は、
図5に示される例示的実施形態では、無線パスであることを示すように破線で描かれ、パス508および510は、有線パスであることを示すように実線として描かれている(しかし、これらのパスは、所望に応じて、無線パスであってもよい)。ユーザ機器デバイスとの通信は、これらの通信パスのうちの1つ以上のものによって提供されてもよいが、
図5では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示されている。
【0167】
通信パスは、ユーザ機器デバイスの間には描かれていないが、これらのデバイスは、パス508、510、および512に関連して上記に説明されるもの、およびUSBケーブル、IEEE 1394ケーブル、無線パス(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、IEEE 802-11x等)等の他の短距離ポイントツーポイント通信パス、または有線または無線パスを介した他の短距離通信等の通信パスを介して、相互に直接通信してもよい。BLUETOOTH(登録商標)は、Bluetooth(登録商標) SIG, INC.によって所有される認証マークである。ユーザ機器デバイスはまた、通信ネットワーク514を介した間接パスを通して、相互に直接通信してもよい。
【0168】
システム500は、それぞれ、通信パス520および522を介して、通信ネットワーク514に結合される、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518を含む。パス520および522は、パス508、510、および512に関連して上記に説明される通信パスのうちのいずれかを含んでもよい。コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518との通信は、1つ以上の通信パスを介して交信されてもよいが、
図5では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、単一パスとして示される。加えて、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518のそれぞれが1つを上回って存在し得るが、
図5では、図面が複雑になり過ぎることを回避するように、それぞれ1つだけが示されている。(異なるタイプのこれらのソースのそれぞれが下記に議論される)。所望に応じて、コンテンツソース516およびメディアガイドデータソース518は、1つのソースデバイスとして統合されてもよい。ソース516および518と、ユーザ機器デバイス502、504、および506との間の通信は、通信ネットワーク514を通したものとして示されるが、いくつかの実施形態では、ソース516および518は、パス508、510、および512に関連して上記に説明されるもの等の通信パス(図示せず)を介して、ユーザ機器デバイス502、504、および506と直接通信してもよい。
【0169】
コンテンツソース516は、テレビ配信施設、ケーブルシステムヘッドエンド、衛星配信施設、番組ソース(例えば、NBC、ABC、HBO等のテレビ放送会社)、中間配信施設および/またはサーバ、インターネットプロバイダ、オンデマンドメディアサーバ、および他のコンテンツプロバイダを含む、1つ以上のタイプのコンテンツ配信機器を含んでもよい。NBCは、National Broadcasting Company, Inc.によって所有される商標であり、ABCは、American Broadcasting Company, INC.によって所有される商標であり、HBOは、Home Box Office, Inc.によって所有される商標である。コンテンツソース516は、コンテンツの発信元であってもよい(例えば、テレビ放送会社、ウェブキャストプロバイダ等)、またはコンテンツの発信元でなくてもよい(例えば、オンデマンドコンテンツプロバイダ、ダウンロード用放送番組のコンテンツのインターネットプロバイダ等)。コンテンツソース516は、ケーブルソース、衛星プロバイダ、オンデマンドプロバイダ、インターネットプロバイダ、オーバーザトップコンテンツプロバイダ、または他のコンテンツのプロバイダを含んでもよい。コンテンツソース516はまた、ユーザ機器デバイスのうちのいずれかから遠隔の場所にある、異なるタイプのコンテンツ(ユーザによって選択されるビデオコンテンツを含む)を記憶するために使用される、遠隔メディアサーバを含んでもよい。コンテンツの遠隔記憶のため、および遠隔に記憶されたコンテンツをユーザ機器に提供するためのシステムおよび方法は、2010年7月20日に発行されたEllis et al.の米国特許第7,761,892号(その全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)に関連して、より詳細に議論されている。
【0170】
メディアガイドデータソース518は、上記に説明されるメディアガイドデータ等のメディアガイドデータを提供してもよい。メディアガイドデータは、任意の好適なアプローチを使用して、ユーザ機器デバイスに提供されてもよい。いくつかの実施形態では、ガイドアプリケーションは、データフィード(例えば、継続フィードまたはトリクルフィード)を介して、番組ガイドデータを受信する、独立型双方向テレビ番組ガイドであってもよい。番組スケジュールデータおよび他のガイドデータは、テレビチャネルのサイドバンド上で、帯域内デジタル信号を使用して、帯域外デジタル信号を使用して、または任意の他の好適なデータ伝送技術によって、ユーザ機器に提供されてもよい。番組スケジュールデータおよび他のメディアガイドデータは、複数のアナログまたはデジタルテレビチャネル上でユーザ機器に提供されてもよい。
【0171】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータソース518からのガイドデータは、クライアントサーバアプローチを使用して、ユーザの機器に提供されてもよい。例えば、ユーザ機器デバイスは、メディアガイドデータをサーバからプルしてもよい、またはサーバは、メディアガイドデータをユーザ機器デバイスにプッシュしてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザの機器上に常駐するガイドアプリケーションクライアントは、必要に応じて、例えば、ガイドデータが古くなっているとき、またはユーザ機器デバイスが、データを受信する要求をユーザから受信するとき、ソース518とセッションを開始し、ガイドデータを取得してもよい。メディアガイドは、任意の好適な頻度で(例えば、継続的に、毎日、ユーザ規定期間で、システム規定期間で、ユーザ機器からの要求に応答して等)ユーザ機器に提供されてもよい。メディアガイドデータソース518は、ユーザ機器デバイス502、504、および506に、メディアガイドアプリケーション自体、またはメディアガイドアプリケーションのソフトウェア更新を提供してもよい。
【0172】
いくつかの実施形態では、メディアガイドデータは、視聴者データを含んでもよい。例えば、視聴者データは、現在および/または履歴ユーザアクティビティ情報(例えば、ユーザが典型的に鑑賞するコンテンツ、ユーザがコンテンツを鑑賞する時刻、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用するかどうか、ユーザがソーシャルネットワークと相互作用し、情報をポストする時間、ユーザが典型的に鑑賞するコンテンツのタイプ(例えば、有料TVまたは無料TV)、気分、脳の活動情報等)を含んでもよい。メディアガイドデータはまた、サブスクリプションデータを含んでもよい。例えば、サブスクリプションデータは、所与のユーザがサブスクライブするソースまたはサービスおよび/または所与のユーザが以前にサブスクライブしていたが、後にアクセスを打ち切ったソースまたはサービス(例えば、ユーザがプレミアムチャネルをサブスクライブしているかどうか、ユーザがプレミアムレベルのサービスを追加したかどうか、ユーザがインターネット速度を加速させたかどうか)を識別してもよい。いくつかの実施形態では、視聴者データおよび/またはサブスクリプションデータは、1年を上回る周期の間の所与のユーザのパターンを識別してもよい。メディアガイドデータは、所与のユーザがサービス/ソースへのアクセスを打ち切るであろう可能性を示すスコアを生成するために使用される、モデル(例えば、残存者モデル)を含んでもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、所与のユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろうかどうかの可能性を示す値またはスコアを生成するためのモデルを使用して、サブスクリプションデータとともに視聴者データを処理してもよい。特に、より高いスコアは、ユーザが特定のサービスまたはソースへのアクセスを打ち切るであろう、より高いレベルの信頼性を示し得る。スコアに基づいて、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクセスを打ち切る可能性が高いであろうものとしてスコアによって示される特定のサービスまたはソースをユーザが維持するように勧誘する宣伝を生成してもよい。
【0173】
メディアガイドアプリケーションは、例えば、ユーザ機器デバイス上に実装される独立型アプリケーションであってもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、記憶装置408内に記憶され、ユーザ機器デバイス400の制御回路404によって実行され得る、ソフトウェアまたは実行可能命令のセットとして実装されてもよい。いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、クライアント-サーバアプリケーションであってもよく、その場合、クライアントアプリケーションのみが、ユーザ機器デバイス上に常駐し、サーバアプリケーションは、遠隔サーバ上に常駐する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、部分的に、ユーザ機器デバイス400の制御回路404上のクライアントアプリケーションとして、および遠隔サーバの制御回路上で起動するサーバアプリケーション(例えば、メディアガイドデータソース518)として部分的に遠隔サーバ上で、実装されてもよい。遠隔サーバの制御回路(メディアガイドデータソース518等)によって実行されると、メディアガイドアプリケーションは、制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成し、生成された表示をユーザ機器デバイスに伝送するように命令してもよい。サーバアプリケーションは、メディアガイドデータソース518の制御回路に、ユーザ機器上での記憶のためのデータを伝送するように命令してもよい。クライアントアプリケーションは、受信用ユーザ機器の制御回路に、ガイドアプリケーション表示を生成するように命令してもよい。
【0174】
ユーザ機器デバイス502、504、および506に配信されるコンテンツおよび/またはメディアガイドデータは、オーバーザトップ(OTT)コンテンツであってもよい。OTTコンテンツ配信は、上記に説明される任意のユーザ機器デバイスを含む、インターネット対応型ユーザデバイスが、ケーブルまたは衛星接続を経由して受信されるコンテンツに加えて、上記に説明される任意のコンテンツを含む、インターネットを経由して転送されるコンテンツを受信することを可能にする。OTTコンテンツは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供されるインターネット接続を介して配信されるが、第三者も、コンテンツを配布する。ISPは、視聴能力、著作権、またはコンテンツの再配布に責任がない場合があり、OTTコンテンツプロバイダによって提供されるIPパケットのみを転送してもよい。OTTコンテンツプロバイダの実施例は、IPパケットを介してオーディオおよびビデオを提供する、YOUTUBE(登録商標)、NETFLIX、およびHULUを含む。Youtubeは、Google Inc.によって所有される商標であり、Netflixは、Netflix, Inc.によって所有される商標であり、Huluは、Hulu, LLC.によって所有される商標である。OTTコンテンツプロバイダは、加えて、または代替として、上記に説明されるメディアガイドデータを提供してもよい。コンテンツおよび/またはメディアガイドデータに加えて、OTTコンテンツのプロバイダは、メディアガイドアプリケーション(例えば、ウェブベースのアプリケーションまたはクラウドベースのアプリケーション)を配布することができる、またはコンテンツは、ユーザ機器デバイス上に記憶されたメディアガイドアプリケーションによって表示されることができる。
【0175】
メディアガイドシステム500は、いくつかのアプローチまたはネットワーク構成を例証することを意図しており、これによって、ユーザ機器デバイスおよびコンテンツおよびガイドデータのソースは、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを提供する目的のために、相互に通信してもよい。本明細書に説明される実施形態は、これらのアプローチのうちのいずれか1つまたは一部において、またはコンテンツを配信し、メディアガイドを提供するための他のアプローチを採用するシステムにおいて、適用されてもよい。以下の4つのアプローチは、
図5の汎用実施例の具体的例証を提供する。
【0176】
あるアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、ホームネットワーク内で相互に通信してもよい。ユーザ機器デバイスは、上記に説明される短距離ポイントツーポイント通信方式を介して、ホームネットワーク上に提供されるハブまたは他の類似デバイスを通した間接パスを介して、または通信ネットワーク514を介して、相互に直接通信することができる。1つの家庭内の複数の個人のそれぞれが、ホームネットワーク上の異なるユーザ機器デバイスを動作させてもよい。結果として、種々のメディアガイド情報または設定が、異なるユーザ機器デバイスの間で通信されることが望ましくあり得る。例えば、2005年7月11日に出願されたEllis et al.の米国特許公開第2005/0251827号でより詳細に説明されるように、ホームネットワーク内の異なるユーザ機器デバイス上で、ユーザが一貫したメディアガイドアプリケーション設定を維持することが望ましくあり得る。ホームネットワーク内の異なるタイプのユーザ機器デバイスもまた、相互に通信し、コンテンツを伝送してもよい。例えば、ユーザは、ユーザコンピュータ機器からポータブルビデオプレーヤまたはポータブル音楽プレーヤにコンテンツを伝送してもよい。
【0177】
第2のアプローチでは、ユーザは、複数のタイプのユーザ機器を有してもよく、これによって、コンテンツにアクセスし、メディアガイドを取得する。例えば、一部のユーザは、家庭内およびモバイルデバイスによってアクセスされる、ホームネットワークを有してもよい。ユーザは、遠隔デバイス上に実装されるメディアガイドアプリケーションを介して、家庭内デバイスを制御してもよい。例えば、ユーザは、そのオフィスのパーソナルコンピュータ、またはPDAまたはウェブ対応携帯電話等のモバイルデバイスを介して、ウェブサイト上のオンラインメディアガイドアプリケーションにアクセスしてもよい。ユーザは、オンラインガイドアプリケーション上で種々の設定(例えば、録画、リマインダ、または他の設定)を設定して、ユーザの家庭内機器を制御してもよい。オンラインガイドは、直接、またはユーザの家庭内機器上のメディアガイドアプリケーションと通信することによって、ユーザの機器を制御してもよい。ユーザ機器デバイスが相互から遠隔の場所にある、ユーザ機器デバイスの通信のための種々のシステムおよび方法は、例えば、Ellis et al.の2011年10月25日に発行された米国特許第8,046,801号(その全体を参照することによって本明細書に組み込まれる)に議論されている。
【0178】
第3のアプローチでは、家庭内外のユーザ機器デバイスのユーザは、コンテンツソース516と直接通信し、コンテンツにアクセスするために、そのメディアガイドアプリケーションを使用することができる。具体的には、家庭内では、ユーザテレビ機器502およびユーザコンピュータ機器504のユーザは、メディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。ユーザはまた、無線ユーザ通信デバイス506を使用して、家庭外のメディアガイドアプリケーションにアクセスし、所望のコンテンツ間をナビゲートし、それを特定してもよい。
【0179】
第4のアプローチでは、ユーザ機器デバイスは、クラウドコンピューティング環境内で動作し、クラウドサービスにアクセスしてもよい。クラウドコンピューティング環境では、コンテンツ共有、記憶、または配布のための種々のタイプのコンピューティングサービス(例えば、ビデオ共有サイトまたはソーシャルネットワーキングサイト)が、「クラウド」と称される、ネットワークアクセス可能コンピューティングおよび記憶リソースの集合によって提供される。例えば、クラウドは、通信ネットワーク514を介したインターネット等のネットワークを介して接続される、種々のタイプのユーザおよびデバイスにクラウドベースのサービスを提供する、中央にまたは分散場所に位置し得る、サーバコンピューティングデバイスの集合を含むことができる。これらのクラウドリソースは、1つ以上のコンテンツソース516および1つ以上のメディアガイドデータソース518を含んでもよい。加えて、または代替として、遠隔コンピューティングサイトは、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および無線ユーザ通信デバイス506等の他のユーザ機器デバイスを含んでもよい。例えば、他のユーザ機器デバイスは、ビデオの記憶されたコピーまたはストリーミングされたビデオへのアクセスを提供してもよい。そのような実施形態では、ユーザ機器デバイスは、中央サーバと通信することなく、ピアツーピア様式で動作してもよい。
【0180】
クラウドは、ユーザ機器デバイスのために、他の実施例の中でもとりわけ、コンテンツ記憶、コンテンツ共有、またはソーシャルネットワーキングサービス等のサービスへのアクセス、および上記に説明される任意のコンテンツへのアクセスを提供する。サービスは、クラウドコンピューティングサービスプロバイダを通して、またはオンラインサービスの他のプロバイダを通して、クラウド内で提供されることができる。例えば、クラウドベースのサービスは、コンテンツ記憶サービス、コンテンツ共有サイト、ソーシャルネットワーキングサイト、または他のサービスを含むことができ、それを介して、ユーザ供給コンテンツは、接続されたデバイス上で他者によって視聴するために配布される。これらのクラウドベースのサービスは、ユーザ機器デバイスが、コンテンツをローカルで記憶し、ローカルで記憶されたコンテンツにアクセスするのではなく、コンテンツをクラウドに記憶し、コンテンツをクラウドから受信することを可能にしてもよい。
【0181】
ユーザは、カムコーダ、ビデオモード付きデジタルカメラ、オーディオレコーダ、携帯電話、およびハンドヘルドコンピューティングデバイス等の種々のコンテンツ捕捉デバイスを使用して、コンテンツを録画してもよい。ユーザは、直接、例えば、ユーザコンピュータ機器504から、またはコンテンツ捕捉特徴を有する、無線ユーザ通信デバイス506からのいずれかにおいて、クラウド上のコンテンツ記憶サービスにコンテンツをアップロードすることができる。代替として、ユーザは、最初に、コンテンツをユーザコンピュータ機器504等のユーザ機器デバイスに転送することができる。コンテンツを記憶するユーザ機器デバイスは、通信ネットワーク514上のデータ伝送サービスを使用して、コンテンツをクラウドにアップロードする。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイス自体が、クラウドリソースであり、他のユーザ機器デバイスは、直接、ユーザがコンテンツを記憶したユーザ機器デバイスから、コンテンツにアクセスすることができる。
【0182】
クラウドリソースは、例えば、ウェブブラウザ、メディアガイドアプリケーション、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、および/またはそれらのアクセスアプリケーションの任意の組み合わせを使用して、ユーザ機器デバイスによってアクセスされてもよい。ユーザ機器デバイスは、アプリケーション配信のために、クラウドコンピューティングに依拠する、クラウドクライアントであってもよい、またはユーザ機器デバイスは、クラウドリソースにアクセスすることなく、ある機能性を有してもよい。例えば、ユーザ機器デバイス上で起動するいくつかのアプリケーションは、クラウドアプリケーション、すなわち、インターネットを経由して、サービスとして配信されるアプリケーションであってもよい一方で、他のアプリケーションは、ユーザ機器デバイス上に記憶され、起動されてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザデバイスは、コンテンツを複数のクラウドリソースから同時に受信してもよい。例えば、ユーザデバイスは、オーディオを1つのクラウドリソースからストリーミングする一方で、コンテンツを第2のクラウドリソースからダウンロードすることができる。または、ユーザデバイスは、より効率的なダウンロードのために、コンテンツを複数のクラウドリソースからダウンロードすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ機器デバイスは、
図4に関連して説明される処理回路によって実施される処理動作等の処理動作のために、クラウドリソースを使用することができる。
【0183】
本明細書で参照されるように、用語「~に応答して」は、「~の結果として開始される」ことを指す。例えば、第2のアクションに応答して実施されている第1のアクションは、第1のアクションと第2のアクションとの間に介在ステップを含んでもよい。本明細書で参照されるように、用語「~に直接応答して」は、「~によって引き起こされる」ことを指す。例えば、第2のアクションに直接応答して実施されている第1のアクションは、第1のアクションと第2のアクションとの間に介在ステップを含まなくてもよい。
【0184】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による、非再生コマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス600および以下のプロセスのうちのいずれかは、(例えば、メディアガイドアプリケーションによって制御回路404に命令される様式で)制御回路404によって実行されてもよい。制御回路404は、ユーザ機器(例えば、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または無線通信デバイス506の機能性のうちのいずれかまたは全てを有し得る、ユーザ機器100)、または通信ネットワーク514を介してユーザ機器から分離される遠隔サーバの一部である、または両方の組み合わせにわたって分散されてもよい。
【0185】
プロセス600は、制御回路404が、第1のユーザ102から第2のユーザ106へのコマンドを決定する、602から開始する。制御回路404は、センサ、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または無線ユーザ通信デバイス512を使用して、第1のユーザ102からのオーディオ出力104を検出することによって、第1のユーザ102から第2のユーザ106へのコマンドを決定する。例えば、制御回路404は、オーディオセンサを使用して、第1のユーザ102からの口頭出力(例えば、「夕食の時間ですよ!」)を検出することによって、第1のユーザ102から第2のユーザ106へのコマンド(例えば、夕食を食べる)を決定してもよい。
【0186】
604では、制御回路404は、コマンドを、現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較する。制御回路404は、記憶装置408から、または通信ネットワーク514を経由して、メディアアセットのための再生動作コマンドのセットを読み出す。制御回路404は、処理回路406を使用して、コマンドを読み出された再生動作のセットと比較する。例えば、制御回路404は、コマンド(例えば、「夕食を食べて」)を、現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセット(例えば、一時停止、再生、巻き戻し、早送り、停止、ミュート等)と比較する。
【0187】
606では、制御回路404は、コマンドが再生動作のセット内に含有されているかどうかを決定する。606において、制御回路404が、「はい」、すなわち、コマンドが再生動作のセット内に含有されていることを決定する場合には、プロセス606は、プロセス602に戻る。
【0188】
606において、制御回路404が、「いいえ」、すなわち、コマンドが再生動作のセット内に含有されていないことを決定する場合には、プロセス606は、プロセス608に続く。608では、制御回路404は、第2のユーザ106がコマンドの所望の結果を実行するかどうかを決定する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、第2のユーザ106がコマンドを実行するかどうかを決定する。例えば、制御回路404は、無線ユーザ通信デバイス506を使用し、第2のユーザ106が実行するアクションを検出してもよい(例えば、ユーザの電話を追跡し、ユーザが視聴環境から退出するかどうかを決定する)。
【0189】
610では、第2のユーザがコマンドの所望の結果を実行しないことを決定するステップに応答して、制御回路404は、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定する。例えば、制御回路404は、記憶装置408内に記憶された、または通信ネットワーク514を介して読み出された、ユーザのそれぞれのランクを読み出してもよい。制御回路404は、第1のユーザ102が第2のユーザ106よりも高いランクであるかどうかを決定してもよく、第1のユーザ102が第2のユーザ106よりも高いランクであることを決定するステップに応答して、制御回路404は、メディアアセットの再生を修正してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、スピーカ414を通したメディアアセット116の再生の音量をミュートしてもよい。別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、ディスプレイ412をオフにしてもよい。
【0190】
図7は、本開示のいくつかの実施形態による、非再生コマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス700は、制御回路404が、第1のユーザ104から第2のユーザ106へのコマンドを検出する、702から開始する。制御回路404は、センサ、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または無線ユーザ通信デバイス512を使用して、第1のユーザ102からのオーディオ出力104を検出することによって、第1のユーザ104から第2のユーザ106へのコマンドを検出する。例えば、制御回路404は、オーディオセンサを使用して、第1のユーザからの口頭出力を検出することによって、第1のユーザから第2のユーザへのコマンドを検出してもよい。
【0191】
704では、制御回路404は、コマンドを、第2のユーザによって現在再生されているメディアアセットのための再生動作コマンドのセットと比較する。制御回路404は、記憶装置408またはメディアガイドデータソース518から、または通信ネットワーク514を介して、メディアアセット108のための再生動作コマンドのセットを読み出す。制御回路404は、処理回路406を使用して、コマンドを読み出された再生動作のセットと比較する。例えば、制御回路404は、記憶装置408内のデータベースから再生動作コマンドのセット(例えば、一時停止、再生、巻き戻し、早送り、停止、ミュート等)を読み出してもよい。制御回路404は、コマンドを読み出された再生動作コマンドのセットと比較してもよい。
【0192】
706では、制御回路404は、コマンドが再生動作のセット内に含有されているかどうかを決定する。706において、制御回路404が、「はい」、すなわち、コマンドが再生動作のセット内に含有されていることを決定する場合には、プロセス706は、プロセス702に戻る。
【0193】
706において、制御回路404が、「いいえ」、すなわち、コマンドが再生動作のセット内に含有されていないことを決定する場合には、プロセス706は、プロセス708に進む。708では、制御回路404は、コマンドが再生動作コマンドのセット内に含有されていないことを決定する。例えば、制御回路404は、処理回路406を使用して、コマンド(例えば、夕食を食べる)が再生動作コマンドのセット(例えば、一時停止、再生、停止、巻き戻し、早送り等)内に含有されていないことを決定してもよい。
【0194】
710では、制御回路404は、第1のユーザ102のユーザプロファイルおよび第2のユーザ106のユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定する。制御回路404は、記憶装置408またはメディアガイドデータソース518から、または通信ネットワーク514を介して、第1のユーザ102のユーザプロファイルおよび第2のユーザ106のユーザプロファイルを読み出す。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、コマンドの所望の結果を決定する。
【0195】
712では、制御回路404は、第2のユーザ106によって実行されるアクションを検出する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、第2のユーザ106が実行するアクションを決定する。例えば、制御回路404は、無線ユーザ通信デバイス506(例えば、カメラ)を使用し、第2のユーザが実行するアクションを検出してもよい(例えば、ユーザの移動を追跡し、ユーザが視聴環境から退出するかどうかを決定する)。714では、制御回路404は、第2のユーザ106のアクションをコマンドの所望の結果と比較する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、第2のユーザのアクションをコマンドの所望の結果と比較する。例えば、制御回路404は、アクション(例えば、ユーザが長椅子から移動しないこと)を所望の結果(例えば、ユーザが夕食を食べに行くこと)と比較してもよい。
【0196】
716では、第2のユーザ106のアクションがコマンドの所望の結果に対応しないことを決定するステップに応答して、制御回路404は、第2のユーザ106のユーザプロファイルから第2のユーザ106の特性を読み出す。制御回路404は、ユーザプロファイルに対応する記憶装置408内のデータベースから、または通信ネットワーク514を介して、第2のユーザの特性を読み出す。例えば、制御回路404は、第2のユーザのプロファイルに対応する記憶装置408内のデータベースから、第2のユーザの特性(例えば、第2のユーザが10歳である)を読み出す。718では、制御回路404は、第1のユーザ102から検出されるコマンドおよび第2のユーザ106の読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、コマンドおよび読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定してもよい。例えば、制御回路404は、記憶装置408内のユーザプロファイルに対応するデータベースから読み出されるような、2人のユーザの間のランキングに基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定してもよい。
【0197】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、第2のユーザ106の特性に基づいてコマンドを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス800は、制御回路404が、第2のユーザの読み出された特性からの特性をコマンドと比較し、特性が、年齢、ランク、他のユーザとの関係、および時刻から成る特性の群から選択され、コマンドが、食事、掃除、勉強、調理、および睡眠から成るコマンドの群から選択される、802から開始する。制御回路404は、記憶装置408内のデータベースから特性を読み出す。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、特性をコマンドと比較する。例えば、制御回路404は、読み出された特性からの特性(例えば、年齢)をコマンド(例えば、食事)と比較してもよい。
【0198】
804では、制御回路404は、比較から、コマンドが第2のユーザ106の特性を共有するかどうかを決定する。制御回路404は、記憶装置408内のデータベースからコマンドの特性を読み出し、比較で使用する。例えば、制御回路404は、処理回路406を使用して、コマンド(例えば、食事)が第2のユーザ106の特性(例えば、時刻が夕食の時間に対応する)を共有することを決定してもよい。806では、コマンドが特性を共有することを決定するステップに応答して、制御回路404は、メディアアセットの再生を修正する。例えば、制御回路404は、ユーザテレビ機器502上のメディアアセットの再生を一時停止してもよい。別の実施例として、制御回路404は、スピーカ414を通したメディアアセットの再生の音声(例えば、音量116)をミュートしてもよい。さらに別の実施例として、制御回路404は、メディアアセットの再生を表示していたディスプレイ412の電源を切ってもよい。
【0199】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、非再生コマンドを関連する再生修正に変換し、コマンドを実行するようにコマンドの受信者を促すためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス900は、制御回路404が、第1のユーザ102から第2のユーザ106および第3のユーザへのコマンドを検出する、902から開始する。例えば、制御回路404は、オーディオセンサを使用して、第1のユーザからの口頭出力を検出することによって、第1のユーザから第2のユーザおよび第3のユーザへのコマンドを検出してもよい。
【0200】
904では、制御回路404は、第1のユーザ102のユーザプロファイル、第2のユーザ106のユーザプロファイル、および第3のユーザのユーザプロファイルに基づいて、コマンドの複数の結果からコマンドの所望の結果を決定する。例えば、制御回路404は、記憶装置408またはメディアガイドデータソース518内のデータベースから、または通信ネットワーク514を介して、コマンドの属性を読み出すことに基づいて、コマンドの所望の結果を決定してもよい。
【0201】
906では、制御回路404は、第2のユーザによって実行される第1のアクションおよび第3のユーザによって実行される第2のアクションを検出する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、第2のユーザが実行するアクションおよび第3のユーザが実行するアクションを決定する。例えば、制御回路404は、無線ユーザ通信デバイス506(例えば、カメラ)を使用し、第2のユーザおよび第3のユーザが実行するアクションを検出してもよい(例えば、ユーザの移動を追跡し、ユーザが視聴環境から退出するかどうかを決定する)。
【0202】
908では、制御回路404は、第2のユーザ106のアクションおよび第3のユーザのアクションをコマンドの所望の結果と比較する。例えば、制御回路404は、第2のユーザ106のアクション(例えば、依然としてメディアアセットを鑑賞していること)および第3のユーザのアクション(例えば、依然としてメディアアセットを鑑賞していること)をコマンドの所望の結果(例えば、夕食のテーブルに歩いて行くこと)と比較してもよい。
【0203】
910では、第2のユーザのアクションおよび第3のユーザのアクションがコマンドの所望の結果に対応しないことを決定するステップに応答して、制御回路404は、第2のユーザ106のユーザプロファイルから第2のユーザ106の特性を、第3のユーザのユーザプロファイルから第3のユーザの特性を読み出す。例えば、制御回路404は、第2のユーザのプロファイルに対応する記憶装置408内のデータベースから第2のユーザの特性を読み出してもよく、通信ネットワーク514を介して遠隔サーバ上に記憶された第3のユーザのプロファイルから第3のユーザの特性を読み出してもよい。
【0204】
912では、制御回路404は、第1のユーザ102から検出されるコマンドおよび第2のユーザ106の読み出された特性および第3のユーザの読み出された特性に基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定する。例えば、制御回路404は、各ユーザと関連付けられるランクに基づいて、メディアアセットの再生を修正するかどうかを決定する。
【0205】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、第1のユーザ102の口頭入力104に基づいてコマンドを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1000は、制御回路404が、第1のユーザ102からの口頭入力104を検出する、1002から開始する。例えば、制御回路404は、オーディオセンサを使用し、第1のユーザ102からの口頭入力104を検出してもよい。いくつかの事例では、オーディオセンサは、ユーザテレビ機器502、ユーザコンピュータ機器504、および/または無線ユーザ通信デバイス506内に含有されてもよい。
【0206】
1004では、制御回路404は、口頭入力104をコマンドのデータベースと比較し、データベースは、各口頭入力に対応するコマンドを含有する。制御回路404は、記憶装置408から、通信ネットワーク514を経由して、口頭コマンドのデータベースを読み出す。例えば、制御回路404は、口頭入力(例えば、「夕食ができたよ!」)を、記憶装置408から受信される口頭コマンドのデータベースと比較する。1006では、制御回路404は、ユーザのプロファイルから、第1のユーザ102からの口頭入力に対応するコマンドを決定する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、口頭入力に対応するコマンドを決定する。例えば、制御回路404は、処理回路406を使用し、キーワード合致に基づいて、口頭入力を口頭コマンドのデータベースと比較してもよい。
【0207】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、コマンドの属性に基づいて結果を決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1100は、制御回路404が、コマンドの属性を決定する、1102から開始する。例えば、制御回路404は、上記に説明されるように、コマンドと関連付けられるオーディオを分析することに基づいて、コマンドの属性を決定してもよい。1104では、制御回路404は、コマンドの属性をコマンドの複数の結果の属性と比較する。例えば、制御回路404は、コマンドの属性を、記憶装置408から読み出され得る、コマンドの複数の結果の属性と比較してもよい。
【0208】
1106では、制御回路404は、比較から、コマンドの属性を含有する複数の結果の中の結果を、所望の結果であると決定する。例えば、制御回路404は、最高ランクを伴う複数の結果の中の結果を、所望の結果であると決定してもよい。
【0209】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、第2のユーザ106がメディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴エリアから退出するかどうかを検出するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1200は、制御回路404が、メディアアセットの再生を修正するコマンドを実行する第2のユーザを検出する、1202から開始する。例えば、制御回路404は、メディアアセットの再生を修正する(例えば、メディアアセットを一時停止する)ユーザ入力コマンド(例えば、「一時停止」コマンド)をユーザ入力インターフェース410から受信してもよい。
【0210】
1204では、制御回路404は、ユーザがメディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出するかどうかを決定する。1204において、制御回路404が、「はい」、すなわち、第2のユーザ106がメディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出することを決定する場合、プロセス1204は、プロセス1206に進む。1206では、制御回路404は、センサを使用して、メディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出する第2のユーザを検出する。例えば、制御回路404は、無線ユーザ通信デバイス506(例えば、カメラ)を使用し、第2のユーザの移動を追跡して、第2のユーザがメディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出するときを検出してもよい。
【0211】
1204において、制御回路404が、「いいえ」、すなわち、ユーザがメディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出しないことを決定する場合、プロセス1204は、プロセス1208に進む。1208では、制御回路404は、センサを使用して、第2のユーザがメディアアセットデバイスの視聴環境内に留まることを検出する。例えば、制御回路404は、無線ユーザ通信デバイス506(例えば、第2のユーザの携帯電話)を使用し、GPSを通して第2のユーザの移動を追跡し、第2のユーザがメディアアセットを提示しているメディア機器デバイスの視聴環境から退出していないことを検出してもよい。
【0212】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザのランクに基づいてメディアの再生を修正するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1300は、制御回路404が、第1のユーザのランクおよび第2のユーザのランクを読み出す、1302から開始する。制御回路404は、記憶装置408内のユーザのためのプロファイルに対応するデータベーから、第1のユーザのランクおよび第2のユーザのランクを読み出す。いくつかの事例では、制御回路404は、通信ネットワーク514からランクを読み出す。例えば、制御回路404は、第1のユーザのランク(例えば、4の中から1のランク)および第2のユーザのランク(例えば、4の中から3のランク)を読み出してもよい。
【0213】
1304では、制御回路404は、第1のユーザ102のランクが第2のユーザ106のランクよりも高いかどうかを決定する。制御回路404は、処理回路406を使用し、第1のユーザのランクを第2のユーザのランクと比較する。1304において、制御回路404が、「はい」、すなわち、第1のユーザのランクが第2のユーザのランクよりも高いことを決定する場合には、プロセス1304は、プロセス1306に進む。1306では、制御回路404は、メディアアセットの再生を修正する。例えば、制御回路404は、ユーザテレビ機器502上のメディアアセットの再生を一時停止してもよい。別の実施例として、制御回路404は、スピーカ414を通したメディアアセットの再生の音声をミュートしてもよい。さらに別の実施例として、制御回路404は、メディアアセットの再生を表示していたディスプレイ412の電源を切ってもよい。
【0214】
1304において、制御回路404は、「いいえ」、すなわち、第1のユーザのランクが第2のユーザのランクよりも高くないことを決定する場合には、プロセス1304は、プロセス1308に進む。1308では、制御回路404は、メディアアセットを再生し続ける。
【0215】
システムおよび方法がまた、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するために、本明細書で提供される。メディアガイドアプリケーションが、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ルックアップテーブルから、音声と関連付けられる既知の目標を読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、視聴環境内のユーザを検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザの身元を決定してもよい。そして、メディアガイドアプリケーションは、再生を修正し、ユーザの身元に基づいて、ユーザが既知の目標を達成することを促す、または妨げてもよい。
【0216】
図14は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することの例証的実施形態を示す。
図14は、任意のユーザ機器上でメディアガイドアプリケーションを実行する制御回路によって提示され得る、例証的表示100を描写する。ユーザ機器、制御回路、およびメディアガイドアプリケーションの機能性は、
図2-5に関してさらに詳細に説明される。
【0217】
メディアガイドアプリケーションは、アクション1404を検出するステップに応答して、第1のデバイス1402から音声1406を出力してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、アクション1404(例えば、ユーザがドアベルを押下すること、煙警報器が煙を検出すること、携帯電話が鳴ること)を検出するステップに応答して、第1のデバイス1402(例えば、ドアベル、煙警報器、携帯電話等)から音声1406(例えば、ドアベルが鳴ること、煙警報、着信音等)を出力してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザ1408および第2のユーザ1410が、再生オーディオ1414を含み得る、メディアアセット1412の再生を鑑賞していることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザ1408および第2のユーザ1410が第1の物理的環境1416内でメディアアセット1412を鑑賞していることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、音声1406が、第1の環境1416と別個の環境であり得る、第2の物理的環境1418内で生じることを検出してもよい。
【0218】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)の外部の第1のデバイス(例えば、ドアベル)によって生成される音声(例えば、ドアベルが鳴ること)を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、上記に説明されるように、口頭入力を検出することと類似する方法を使用して、第1のデバイスによって生成される音声を検出してもよい。
【0219】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、知的パーソナルアシスタント(IPA)(例えば、Amazon Echo、Google Home、Siri等)を使用して、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声を検出してもよく、IPAは、常に、第1の物理的環境1416および第2の物理的環境1418内のオーディオ入力を聴取する。
【0220】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、接続されたIPAのネットワークが存在し、各接続されたIPAは、その独自の環境内に存在し、無線ネットワークを経由して他のIPAと通信することを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、接続されたIPAのネットワークが存在し(例えば、リビングルーム内のAmazon Echo、玄関ドアにおけるRingドアベルカメラ等)、無線ネットワークを経由して相互と通信することを決定してもよい。いくつかの事例では、ネットワークIPAは、スレーブ/マスタ設定で構成されてもよい。
【0221】
メディアガイドアプリケーションは、音声と関連付けられる目標(例えば、ドアベルが鳴ることに関して、関連付けられる目標は、ユーザがドアに応答することであり得る)および潜在的ユーザアクション(例えば、メディアアセット1412の再生を一時停止し、立ち上がってドアを開ける)を使用し、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定することに役立ち得る。本明細書で参照されるように、「音声と関連付けられる目標」は、音声を通知されることの結果としてユーザによって講じられる好ましいアクションであるように定義される。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ドアベルが鳴ることと関連付けられる目標が、ユーザがドアに応答することであり得ることを決定してもよい。別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、煙警報器のビープ音と関連付けられる目標が、ユーザが煙警報器を含有する家および/または環境から退出することであり得ることを決定してもよい。さらに別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、煙警報器のビープ音と関連付けられる別の目標が、ユーザが煙警報器内のバッテリを交換することであり得ることを決定してもよい。
【0222】
メディアガイドアプリケーションは、複数の目標の中の目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付ける、データベースを記憶してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイル内にデータベースを記憶してもよい。データベース内に記憶された値(例えば、目標、アクション、音声)は、エディタによって事前設定されてもよく、ユーザ入力によって編集されてもよい。
【0223】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、複数の目標(例えば、ドアに応答する、ドアに応答しない等)の中の目標(例えば、ドアに応答する)を、複数のアクション(例えば、メディアアセットの再生を一時停止してドアに応答する、メディアアセットの再生を鑑賞し続けてドアベルを無視する等)の中のアクションのセット(例えば、メディアアセットの再生を鑑賞し続けてドアベルを無視する)および複数の音声(例えば、ドアベルが鳴ること、電話が鳴ること、煙検出器のビープ音等)の中の音声(例えば、ドアベルが鳴ること)と関連付ける、データベースを記憶してもよい。
【0224】
メディアガイドアプリケーションは、第1のデバイス1402によって生成される音声の属性をデータベースのエントリと比較し、音声と関連付けられる目標および目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、第1のデバイス1402によって生成される音声1406(例えば、ドアベルが鳴ること)を、データベースのエントリと比較し、音声1406と関連付けられる目標(例えば、ドアに応答する)および目標と関連付けられる対応するアクションのセット(例えば、メディアアセットの再生を一時停止する、視聴環境1516から退出してドアに応答する等)を決定してもよい。
【0225】
いくつかの実施形態では、第1のデバイス1402によって生成される音声1406をデータベースと比較し、音声と関連付けられる目標および目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、音声1406の特性に基づいて、音声1406とデータベース内のエントリとの間の合致を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、音声1406の特性(例えば、口調、音量、周波数等)を使用し、音声をデータベース内のその対応するエントリと合致させてもよい。
【0226】
例えば、メディアガイドアプリケーションは、上記により詳細に説明されるように、音声処理技法を使用して、音声1406の特性(例えば、属性)を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、音声および複数のエントリの中のエントリが共通する特性の閾値量を有することを決定することによって、音声とエントリとの間に合致が存在するかどうかを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイルから閾値量を読み出してもよく、閾値量は、ユーザ入力に基づいて更新され得る、エディタによって事前設定されてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、音声1406(例えば、ドアベルが鳴ること)が複数のエントリ(例えば、ドアベル音、火災警報器音、電話が鳴ること等)の中のエントリ(例えば、ドアベル音)と共通する特性の閾値量(例えば、3つ以上の特性であり得る)を有することを決定してもよい。
【0227】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスによって生成される音声を、データベースと比較し、音声1406と関連付けられる目標および目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、音声1406の指紋に基づいて、音声1406とデータベース内のエントリとの間の合致を決定してもよい。本明細書で使用されるように、音声の「指紋」は、オーディオサンプルを識別するために使用され得る、オーディオ信号から決定的に生成される凝縮デジタル要約である。メディアガイドアプリケーションは、音声の指紋を、データベース内の各エントリと関連付けられるオーディオの指紋と比較してもよい。メディアガイドアプリケーションは、指紋が許容差範囲内で同一であるときに、指紋の間の合致を決定してもよく、許容差範囲は、プロファイル内に記憶され、エディタによって事前設定される。
【0228】
メディアガイドアプリケーションは、エントリから、音声と関連付けられる目標を読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エントリから、音声(例えば、ドアベルが鳴ること)と関連付けられる目標(例えば、ドアに応答する)を読み出してもよい。
【0229】
メディアガイドアプリケーションは、エントリから、目標と関連付けられる対応するアクションのセットを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エントリから、目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられる対応するアクションのセット(例えば、メディアアセットの再生を鑑賞する、メディアアセットの再生の音量を上げる等)を読み出してもよい。
【0230】
メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイスの視聴環境1416内のユーザを検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、センサ(例えば、カメラ)を使用し、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)の第1の視聴環境1416内のユーザを検出してもよい。
【0231】
いくつかの実施形態では、メディアデバイスの第1の視聴環境1416内のユーザを検出するとき、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用して、第1の視聴環境1416内の第1のユーザ1408の存在を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、赤外線センサを使用し、第1の視聴環境1416の熱マップを決定し、熱マップ内のユーザの熱シグネチャを検出することに基づいて、第1のユーザ1408がメディア機器デバイス(例えば、テレビ)の第1の視聴環境1416内にいることを検出してもよい。
【0232】
いくつかの実施形態では、メディアデバイスの第1の視聴環境1416内の第1のユーザ1408を検出するとき、メディアガイドアプリケーションは、カメラを使用して、視聴環境内のユーザの存在を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、カメラを使用し、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)の視聴環境内のユーザを検出してもよい。メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出するためのシステムおよび方法は、2016年7月1日に出願された、Panchaksharaiah et al.の米国出願第15/200,194号、2016年7月1日に出願された、Panchaksharaiah et al.の米国出願第15/200,216号、および2016年7月1日に出願された、Blake et al.の米国出願第15/200,638号(それらの全体として参照することによって本明細書に組み込まれる)で、より詳細に説明されている。
【0233】
いくつかの実施形態では、メディアデバイスの第1の視聴環境1416内の第1のユーザ1408を検出するとき、メディアガイドアプリケーションは、全地球測位システム(GPS)を使用して、第1の視聴環境1416内の第1のユーザ1408の存在を検出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザと関連付けられるユーザデバイス(例えば、ユーザの携帯電話、ウェアラブル技術(例えば、Apple Watch)等)と関連付けられるGPSを介して、ユーザの場所を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザの場所(例えば、GPS座標)から、視聴環境の既知の場所に基づいて、ユーザがメディアデバイスの視聴環境内にいるかどうかを決定してもよい。
【0234】
メディアガイドアプリケーションは、第1のユーザ1408のユーザプロファイルから、ユーザが目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのプロファイル内の承認データベースから、ユーザが目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられるアクションを実施する(例えば、視聴環境から退出する)権限を与えられているかどうかを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイル内の承認データベース内にユーザの承認ステータス(例えば、ユーザがアクションを実施する権限を与えられているか、またはいないかのいずれか)を記憶してもよく、承認ステータスは、下記に説明される方法を使用して決定される。
【0235】
いくつかの実施形態では、ユーザのユーザプロファイルから、ユーザが目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するとき、メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルから、ユーザのためのランクを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのためのランク(例えば、10の中から8)を読み出してもよい。
【0236】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、そのユーザのランクが動的であり、ユーザプロファイル内で頻繁に更新され得ることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザのランクが、視聴環境/家庭内の他のユーザの存在、ユーザの年齢等を含む、複数の要因に基づいて決定されることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、値が各要因に動的に割り当てられることを決定してもよい(例えば、値は、要因を値のルックアップテーブルと比較することによって割り当てられてもよく、ルックアップテーブル値は、エディタによって決定され、ユーザ入力に基づいて更新されてもよい)。例えば、メディアガイドアプリケーションは、より多くのユーザが視聴環境内に存在するとき、かつユーザの年齢が増加するにつれて、ユーザのランクがより高いことを決定してもよい。
【0237】
メディアガイドアプリケーションは、各要因に割り当てられた加重(例えば、0%~100%)を読み出すことによって、複数の要因からユーザのランクを計算してもよい。メディアガイドアプリケーションは、各要因に割り当てられた加重が事前決定され、エディタによって割り当てられ、それがユーザ入力に基づいて更新され得ることを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、次いで、要因毎の加重および要因毎の値を使用して(例えば、いくつかの要因に関して、要因毎に加重および値の積を合計することによって)、ユーザのためのランク(例えば、0~100)を計算してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、各要因の加重(例えば、ユーザの年齢加重=50%、視聴環境内の他のユーザの存在加重=50%)および要因毎の値(例えば、ユーザの年齢値=15、視聴環境内の他のユーザの存在=50)を使用して、ユーザのためのランク(例えば、100の中から0.5*15+0.5*50=32.5)を計算してもよい。
【0238】
メディアガイドアプリケーションは、データベースから、アクションのためのランクを読み出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、アクションのためのランクがエディタによって事前決定され、ユーザ入力から更新され得ることを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、データベースから、アクション(例えば、視聴環境から退出する)のためのランク(例えば、100の中から50)を読み出してもよい。
【0239】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、アクションのランクを動的に決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、視聴環境/家庭内に存在するユーザ、ユーザの年齢、危険性等の要因を使用し、ランクを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、センサを使用し、音声を検出した後に、任意の他のユーザが視聴環境または家庭内に存在するかどうかを決定してもよい。他のユーザが存在しないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクションを完了するべきではない状況(例えば、ユーザが独りで家にいる子供であり、したがって、見知らぬ人に対してドアに応答するべきではない)を示し得るため、アクションをより高くランク付けしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、上記に説明されるように、要因に基づいてユーザのランクを決定するときと類似する方法を使用して、要因に基づいてアクションのランクを決定してもよい。
【0240】
別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、アクションが提示する危険性に従ってアクションをランク付けしてもよい。メディアガイドアプリケーションは、アクションの散在的結果を分析することによって、危険性を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、カメラを使用して、ユーザデバイス(例えば、ドアベル)を使用して音声を生成する個人の身元を決定してもよい。メディアガイドアプリケーションが、(例えば、カメラによって生成される画像を使用して、個人の顔をユーザプロファイルからの既知のユーザと関連付けられる顔と比較し、個人の顔と既知のユーザの顔との間に合致がないことを決定することによって)個人が見知らぬ人であることを決定する場合、メディアガイドアプリケーションは、より高い危険性を有するため、アクションを高くランク付けしてもよい。メディアガイドアプリケーションが、(例えば、カメラを使用し、ユーザを、ユーザプロファイルを有する複数のユーザと比較することに基づいて、ユーザを識別することによって)個人が見知らぬ人ではないことを決定する場合、メディアガイドアプリケーションは、より低い危険性を有するため、アクションをより低くランク付けしてもよい。
【0241】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザのためのランクがアクションのためのランクを超えるかどうかを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのためのランク(例えば、10の中から8)がアクションのためのランク(例えば、10の中から5)を超えることを決定してもよい。
【0242】
ユーザのためのランクがアクションのためのランクを超えることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクションを実施する権限を与えられていることを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがアクションを実施する(例えば、視聴環境から退出する)権限を与えられていることを決定してもよい。
【0243】
ユーザがアクションを実施する権限を与えられていることを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、検出された音声を示すユーザのための通知を生成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのための音声通知(例えば、ドアベル音)を生成して、メディアアセットの再生に勝るように再生し、検出された音声を示してもよい。メディアガイドアプリケーションは、検出された音声(例えば、ドアベルが鳴ること、火災警報、電話の呼び出し)のクリップである音声通知を再生に勝るように再生し、検出された音源をユーザに可聴的に警告してもよい。
【0244】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、エディタによって決定されるような、またはユーザによって入力される、事前設定された時間量に対応する、設定された時間量(例えば、5秒)にわたって、音声通知を再生してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、エディタによって決定されるような事前設定された時間量(例えば、3秒)にわたって、メディアアセットの再生に勝るようにドアベルが鳴る音を再生してもよい。
【0245】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドアプリケーションがユーザからのアクションを検出する(例えば、ユーザが再生を一時停止する、ユーザが視聴環境から退出する等)まで、メディアアセットの再生に勝るように音声通知を再生してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアガイドアプリケーションがユーザからのアクションを検出する(例えば、メディアガイドアプリケーションが、カメラを介して、視聴環境から退出してドアに応答するユーザを検出する)まで、メディアアセットの再生に勝るように音声通知(例えば、ドアベルが鳴ること)を再生してもよい。
【0246】
いくつかの実施形態では、検出された音声を示すユーザのための通知を生成するとき、メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成してもよく、オーバーレイは、音声についてのユーザのための通知を含有する。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイ(例えば、「ドアベルが鳴っています!」と発するオーバーレイ)を表示するために生成してもよい。
【0247】
メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正し、ユーザが目標と関連付けられるアクションを実施することを可能にしてもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正し(例えば、ユーザが鑑賞している映画を一時停止する)、ユーザが目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられるアクションを実施する(例えば、視聴環境から退出する)ことを可能にしてもよい。
【0248】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが閾値時間量後に目標と関連付けられるアクションを実施していないことを決定した後に、メディアアセットの再生を修正することを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、プロファイル内のデータベースから閾値時間量を読み出してもよく、閾値時間量は、具体的目標毎にエディタによって事前設定される。メディアガイドアプリケーションは、ユーザ入力に基づいて、具体的目標毎に閾値時間量を編集してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが、プロファイル内のデータベースから読み出される閾値時間量(例えば、30秒)後に、目標と関連付けられるアクション(例えば、視聴環境から退出してドアに応答する)を実施していないことを決定した後に、メディアアセットの再生を修正することを決定してもよい。
【0249】
いくつかの実施形態では、メディアアセットの再生を修正し、ユーザが目標と関連付けられるアクションを実施することを可能にするとき、メディアガイドアプリケーションは、データベースから、目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、データベースから、目標と関連付けられる再生修正のセット(例えば、一時停止、再生、早送り、巻き戻し、ミュート、オン/オフにする等)を読み出してもよい。
【0250】
メディアガイドアプリケーションは、ユーザのための選好に基づいて、再生修正のセットから再生修正を選択してもよい。メディアガイドアプリケーションは、ユーザプロファイルからユーザのための選好を読み出してもよい。ユーザのための選好は、ユーザ入力に基づいて事前設定されてもよい、またはユーザ挙動に基づいて決定されてもよい、または両方の組み合わせである。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが音声(例えば、ドアベルが鳴ること)を聞くことに応答して、ユーザのコマンド履歴を追跡し、ユーザのお気に入りの再生コマンドを決定してもよい。メディアガイドアプリケーションは、コマンドのタイムスタンプを検出された音声のタイムスタンプと比較することに基づいて、ユーザが音声を聞いた後に実施されるコマンドを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザのための選好(例えば、ユーザは、常に、立ち上がってドアに応答する前にコンテンツを一時停止する)に基づいて、再生修正のセットから再生修正(例えば、一時停止)を選択してもよい。
【0251】
メディアガイドアプリケーションは、選択された再生修正に基づいて、メディアアセットの再生を修正してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、選択された再生修正(例えば、メディアアセットの再生を一時停止する)に基づいて、メディアアセットの再生を修正してもよい。別の実施例として、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生をミュートすること、メディアアセットの再生を停止すること、メディアアセットの再生をオフにすること、または任意の他の類似再生修正によって、選択された再生修正に基づいてメディアアセットの再生を修正してもよい。
【0252】
ユーザがアクションを実施する権限を与えられていないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、第2のユーザがアクションを実施するための通知を生成してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、アクション(例えば、ドアに応答する)を実施するための通知を生成してもよい(例えば、SMSメッセージを第2のユーザ1410に送信する、オーディオアラートを第2のユーザ1410の個人用デバイスに送信する、またはメディアアセットの上に表示されるべき第2のユーザ1410のための命令を伴うオーバーレイを生成する)。
【0253】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、ユーザが音声を聞き、したがって、音声に応答してアクションを実施する気にさせられ得るかどうかを決定してもよい。
【0254】
いくつかの実施形態では、メディアガイドアプリケーションは、音声が視聴環境の可聴範囲内であることを決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、視聴環境内に含有されるセンサ(例えば、マイクロホン)を使用して、音声を検出してもよい。メディアガイドアプリケーションは、検出された音声の音量を、音声が有し、依然として可聴範囲内であり得る最小音量値(プロファイルから読み出される)と比較してもよい。
【0255】
ユーザがアクションを実施する権限を与えられていないことを決定するステップに応答して、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアアセットの再生を修正することを防止してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、ユーザがメディアガイドアプリケーションの再生を修正することを防止してもよい(例えば、ユーザがメディアアセットの再生を一時停止することを可能にしない)。
【0256】
メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生を修正し、ユーザが目標と関連付けられるアクションを実施することを防止してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、メディアアセットの再生の音量を増加させ、ユーザの可聴範囲内の音声をかき消してもよい。
【0257】
いくつかの実施形態では、メディアアセットの再生を修正するとき、メディアガイドアプリケーションは、可聴範囲内である音声を減衰させる音量を決定してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、可聴範囲内の音声の決定された音量と同等である、またはそれよりも高い音量を決定してもよい。
【0258】
メディアガイドアプリケーションは、音声を減衰させる音量であるように、メディアアセットの再生に対応する音量を調節してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、可聴範囲内の音声の検出された音量よりも高い音量であるように、メディアアセットの再生音量を調節してもよい。
【0259】
図15は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザが音声の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1500は、制御回路404が、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイス102によって生成される音声106を検出する、1502から開始する。例えば、制御回路404は、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)の外部の第1のデバイス102(例えば、ドアベル)またはスピーカ414によって生成される音声106(例えば、ドアベルが鳴ること)を検出してもよい。
【0260】
1504では、制御回路404は、ルックアップテーブルから、音声と関連付けられる既知の目標を読み出す。制御回路404は、記憶装置408またはメディアガイドデータソース518内に記憶されたルックアップテーブルから既知の目標を読み出してもよい。制御回路404はまた、通信ネットワーク514から、ルックアップテーブルから既知の目標を読み出してもよい。例えば、制御回路404は、音声1406(例えば、ドアベルが鳴ること)と関連付けられる既知の目標(例えば、ドアに応答する)を読み出してもよい。1506では、制御回路404は、視聴環境内のユーザを検出する。例えば,制御回路404は、センサを使用して、視聴環境内のユーザを検出してもよい。1508では、制御回路404は、第1のユーザ1408の身元を決定する。制御回路404は、上記に説明される方法を使用して、ユーザの身元を決定してもよい。1510では、制御回路404は、再生を修正し、第1のユーザ1408の身元に基づいて、第1のユーザ1408が既知の目標を達成することを促す、または妨げる。例えば、制御回路404は、再生を修正し(例えば、再生を一時停止する)、第1のユーザ1408の身元(例えば、住宅所有者)に基づいて、既知の目標(例えば、ドアに応答する)を達成するように第1のユーザ1408を促してもよい。
【0261】
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザが音声1406の目標を満たすアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。1602では、制御回路404は、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイスによって生成される音声1406を検出する。例えば、制御回路404は、メディア機器デバイスの外部の第1のデバイス1402(例えば、ドアベル)によって生成される音声1406(例えば、ドアベルが鳴ること)を検出してもよい。1604では、制御回路404は、複数の目標の中の各目標を、複数のアクションの中のアクションのセットおよび複数の音声の中の音声と関連付ける、データベースを記憶する。制御回路404は、記憶装置408またはメディアガイドデータソース518内にデータベースを記憶する、または通信ネットワーク514を介してデータベースを読み出す。
【0262】
1606では、制御回路404は、第1のデバイスによって生成される音声1406を、データベースと比較し、音声1406と関連付けられる目標および目標と関連付けられる対応するアクションのセットを決定する。1608では、制御回路は、メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出する。例えば、制御回路404は、赤外線センサを使用し、メディア機器デバイスの視聴環境内のユーザを検出してもよい。1610では、制御回路404は、ユーザ1408のユーザプロファイルから、ユーザ1408が目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、ユーザがアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定する。
【0263】
1612では、制御回路404は、ユーザ1408が目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定する。1612において、制御回路404が、「はい」、すなわち、ユーザ1408が目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられていることを決定する場合には、プロセス1612は、プロセス1614に進む。1614では、制御回路404は、検出された音声1406を示すユーザのための通知を生成する。例えば、制御回路は、検出された音声を示すユーザのためのオーバーレイをディスプレイ412上に生成してもよい。1616では、制御回路404は、メディアアセットの再生を修正し、ユーザ1408が目標と関連付けられるアクションを実施することを可能にする。例えば、制御回路404は、メディアアセット1412の再生をミュートし、ユーザが目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられるアクション(例えば、視聴環境から退出する)を実施することを可能にしてもよい。
【0264】
1612において、制御回路404が、「いいえ」、すなわち、ユーザ1408が目標と関連付けられる決定されたアクションのセットの中のアクションを実施する権限を与えられていないことを決定する場合には、プロセス1612は、プロセス1618に進む。1618では、制御回路404は、第2のユーザ1410がアクションを実施するための通知を生成する。例えば、制御回路404は、第2のユーザ(例えば、家庭内の成人)がアクション(例えば、ドアに応答する)を実施するために、無線通信デバイス506へのSMSメッセージを生成してもよい。1620では、制御回路404は、音声が視聴環境の可聴範囲内であることを決定する。例えば、制御回路404は、上記に説明されるように、マイクロホンを使用し、音声が視聴環境の可聴範囲内であるかどうかを検出してもよい。1622では、制御回路404は、ユーザ1408がメディアアセットの再生を修正することを防止してもよい。例えば、制御回路404は、ユーザ入力インターフェース410を介してユーザによって入力されるユーザ1408コマンドに応答しない場合がある。
【0265】
1624では、制御回路404は、メディアアセットの再生を修正し、ユーザ1408が目標と関連付けられるアクションを実施することを防止する。1626では、制御回路404は、可聴範囲内である音声を減衰させる音量1406を決定する。制御回路404は、上記に説明されるような類似方法を使用して、音声を減衰させる音量を決定する。1628では、制御回路404は、ユーザ1408を減衰させる音量であるように、メディアアセットの再生(例えば、オーディオ再生1414)に対応する音量を調節する。
【0266】
図17は、本開示のいくつかの実施形態による、音声1406と関連付けられる目標を識別するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1700は、制御回路404が、音声の特性に基づいて、音声1406とデータベース内のエントリとの間の合致を決定する、1702から開始する。例えば、制御回路404は、音声の特性(例えば、口調、音量等)に基づいて、音声1406(例えば、ドアベルが鳴ること)とデータベース内のエントリとの間の合致を決定してもよい。1704では、制御回路404は、エントリから、音声1406と関連付けられる目標を読み出す。例えば、制御回路404は、エントリから、音声(例えば、ドアベルが鳴ること)と関連付けられる目標(例えば、ドアに応答する)を読み出してもよい。1706では、制御回路404は、エントリから、目標と関連付けられる対応するアクションのセットを読み出す。例えば、制御回路404は、エントリから、目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられる対応するアクションのセット(例えば、再生を一時停止する、ドアに応答する等)を読み出してもよい。
【0267】
図18は、本開示のいくつかの実施形態による、視聴環境内のユーザの存在を検出するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1800は、制御回路404が、センサを使用して、視聴環境内のユーザ1408の存在を検出する、1802から開始する。制御回路404は、通信ネットワーク514を介してセンサに接続してもよい。例えば、制御回路404は、赤外線センサを使用して、視聴環境内のユーザの存在を検出してもよい。
【0268】
図19は、本開示のいくつかの実施形態による、通知を含有するオーバーレイを生成するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス1900は、制御回路404が、メディア機器デバイス上に表示されるべきオーバーレイを生成し、オーバーレイが、音声1406についてのユーザ1408のための通知を含有する、1902から開始する。制御回路404は、ディスプレイ412上に表示されるべきオーバーレイを生成してもよい。例えば、制御回路404は、メディア機器デバイス(例えば、テレビ)上に表示されるべきオーバーレイを生成してもよく、オーバーレイは、音声についてのユーザのための通知を含有する(例えば、「ドアベルが鳴っています」と読めるテキストを伴うオーバーレイ)。
【0269】
図20は、本開示のいくつかの実施形態による、メディアアセットの再生を修正するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス2000は、制御回路404が、データベースから、目標と関連付けられる再生修正のセットを読み出す、2002から開始する。制御回路404は、記憶装置408またはメディアガイドデータソース518内に記憶されたデータベースから、または通信ネットワーク514を介して、再生修正のセットを読み出してもよい。例えば、制御回路404は、データベースから、目標(例えば、ドアに応答する)と関連付けられる再生修正のセット(例えば、再生を一時停止する、再生をミュートする等)を読み出してもよい。
【0270】
2004では、制御回路404は、ユーザ1408のための選好に基づいて、再生修正のセットから再生修正を選択する。例えば、制御回路404は、ユーザ1408のための選好(例えば、ユーザがドアに応答するときにコンテンツを見逃さないことを好む)に基づいて、再生修正(例えば、再生を一時停止する)を選択してもよい。2006では、制御回路404は、選択された再生修正に基づいて、メディアアセットの再生を修正する。例えば、制御回路404は、選択された再生修正(例えば、再生を一時停止する)に基づいて、メディアアセットの再生を一時停止してもよい。
【0271】
図21は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザ1408がアクションを実施する権限を与えられているかどうかを決定するためのプロセスの例証的フローチャートを描写する。プロセス2100は、制御回路404が、ユーザプロファイルから、ユーザ1408のためのランクを読み出す、2102から開始する。制御回路404は、記憶装置408またはメディアガイドデータソース518内に記憶されたユーザプロファイルから、または通信ネットワーク514を介して、ユーザ1408のためのランクを読み出してもよい。例えば、メディアガイドアプリケーションは、記憶装置408内のユーザプロファイルから、ユーザ1408のためのランク(例えば、10の中から8)を読み出してもよい。2104では、制御回路404は、データベースから、アクションのためのランクを読み出す。例えば、制御回路404は、記憶装置408内のデータベースから、アクションのためのランク(例えば、10の中から5)を読み出してもよい。
【0272】
2106では、制御回路404は、ユーザ1408のランクがアクションのためのランクを超えるかどうかを決定する。2106において、制御回路404が、「はい」、すなわち、ユーザのランクがアクションのランクを超えることを決定する場合、プロセス2106は、2108に進む。2108では、制御回路404は、ユーザ1408がアクションを実施する権限を与えられていることを決定する。2106において、制御回路404が、「いいえ」、すなわち、ユーザ1408のランクがアクションのランクを超えないことを決定する場合、プロセス2106は、2110に進む。2110では、制御回路404は、ユーザ1408がアクションを実施する権限を与えられていないことを決定する。
【0273】
プロセス600-1300および1400-2100またはその任意のステップは、
図1および4-5に示されるデバイスのうちのいずれかの上で実施される、またはそれによって提供され得ることに留意されたい。例えば、プロセス600-1300および1400-2100のいずれかは、ユーザ機器502、504、506(
図5)、および/または推奨を選択するためのユーザ機器デバイス上で実装される制御回路によって命令される通りに、制御回路404(
図4)によって実行されてもよい。加えて、プロセス600-1300および1400-2100の1つ以上のステップが、任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のステップに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0274】
図6-13および14-21のそれぞれのステップまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用され得ることが考慮される。加えて、
図6-13および14-21に関連して説明されるステップおよび説明は、本開示の目的を促すために、代替順序で、または並行して、行われてもよい。例えば、これらのステップはそれぞれ、システムまたは方法の遅延を低減させる、または速度を増加させるように、任意の順序で、または並行して、または実質的に同時に実施されてもよい。さらに、
図1および4-5に関連して議論されるデバイスまたは機器のうちのいずれかは、
図6-13および14-21のステップのうちの1つ以上のものを実施するために使用され得ることに留意されたい。
【0275】
本発明に関与する方法は、コンピュータ使用可能および/または可読媒体を含むコンピュータプログラム製品で具現化され得ることが、当業者に明白であろう。例えば、そのようなコンピュータ使用可能媒体は、CD-ROMディスクまたは従来のROMデバイス等の読取専用メモリデバイス、またはその上に記憶されたコンピュータ可読プログラムコードを有する、ハードドライブデバイスまたはコンピュータディスケット等のランダムアクセスメモリから成ってもよい。また、本開示に関与する方法、技法、およびプロセスは、処理回路を使用して実行され得ることも理解されたい。例えば、ユーザの位置を決定することは、例えば、
図4の処理回路406によって実施されてもよい。処理回路は、例えば、ユーザ機器400、メディアコンテンツソース516、またはメディアガイドデータソース518内の汎用プロセッサ、カスタマイズされた集積回路(例えば、ASIC)、またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であってもよい。例えば、本明細書に説明されるようなプロファイルは、
図4の記憶装置408または
図5のメディアガイドデータソース518内に記憶され、そこから読み出されてもよい。さらに、処理回路またはコンピュータプログラムは、
図4の記憶装置408または
図5のメディアガイドデータソース518内に記憶されたユーザ機器100の設定を更新してもよい。
【0276】
上記に議論されるプロセスは、限定的ではなく例証的であることを意図している。当業者は、本明細書に議論されるプロセスのステップが、本発明の範囲から逸脱することなく、省略される、修正される、組み合わせられる、および/または再配列されてもよく、任意の付加的ステップが、実施されてもよいことを理解するであろう。より一般的には、上記の開示は、例示的であって、限定を意図するものではない。続く請求項のみが、本発明が含むものに関する境界を設定することが意図される。さらに、いずれか1つの実施形態で説明される特徴および限定は、本明細書の任意の他の実施形態に適用され得、一実施形態に関するフローチャートまたは実施例は、好適な様式で任意の他の実施形態と組み合わせられる、異なる順序で行われる、または並行して行われ得ることに留意されたい。加えて、本明細書で説明されるシステムおよび方法は、リアルタイムで実施されてもよい。また、上記に説明されるシステムおよび/または方法は、他のシステムおよび/または方法に適用され得る、またはそれらに従って使用され得ることにも留意されたい。
【0277】
本開示のいくつかの部分は、「関連技術」または「慣例」を参照し得るが、任意のそのような参照は、文脈を本開示の発明に提供する目的のためにすぎず、最先端技術を構成するものに関していずれの承認も形成しない。