(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023008712
(43)【公開日】2023-01-19
(54)【発明の名称】開閉自在の穴付きれんげ
(51)【国際特許分類】
A47G 21/04 20060101AFI20230112BHJP
A47G 21/00 20060101ALI20230112BHJP
【FI】
A47G21/04 Z
A47G21/00 V
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021131803
(22)【出願日】2021-07-02
(71)【出願人】
【識別番号】521355474
【氏名又は名称】桑野 實
(72)【発明者】
【氏名】桑野 實
【テーマコード(参考)】
3B115
【Fターム(参考)】
3B115AA20
3B115BA02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】一つのれんげでラーメン、うどん、そば等のめん類や汁物のスープ又は汁だけを飲むことが出来、又、具材を食べたい時には具材だけを食べることが出来る道具を提供する。
【解決手段】れんげの底部の平らな部分に複数の開孔穴aを設け、その上に同一配置の開孔穴を設けたプレートを重ね、そのプレートを前後にずらす事でれんげ底部の開孔穴aを開閉する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平らな底部に複数の開孔穴が設けられている穴付きれんげにおいて、前記れんげの底部の下にスライド可能な薄板状のプレートが設けられ、前記プレートには前記れんげの底部に設けられている複数の開孔穴と同一の配置で開孔穴が設けられており、前記れんげの底部及び取っ手部には前記薄板状のプレートをスライドした時に軌道をガイドするプレート押さえ部を有し、また前記れんげの取っ手部には前記薄板状のプレートを前記れんげ本体から着脱したり、スライドさせる操作を可能にするグリップ部を有し、前記薄板状のプレートを前記グリップ部で操作する事によって、前記れんげの底部にある開孔穴を随時開閉及び調整可能とすることを特徴とする開閉自在の穴付きれんげ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はラーメン、うどん、そば等のめん類や汁物の中に入っている具材だけを随時掬う事が出来るれんげに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のれんげでは、ラーメン、うどん、そば等のめん類や汁物の具材だけを掬う事が大変難しく、スープや汁も一緒に掬ってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のれんげでは、ラーメン、うどん、そば等のめん類や汁物の具材だけを掬おうとしてもスープ又は汁も一緒に掬ってしまい、具材だけを食べたい時には大変不便であった。
【0005】
別に穴開きれんげと言うものもあるが、これは具材だけを食べるのには便利であるが、スープや汁を飲みたい時に穴から流れ落ちるので不便である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、
図2の様にれんげの平らな底部に複数の開口穴(a)を設け、前記開孔穴(a)と同一に配置された開孔穴(b)を設けたプレート(e)を重ねて二層構造とし、プレート(e)をずらす事でれんげの開口穴(a)を開閉する事が出来る構造とした。
本発明は以上の構成からなる開閉自在の穴付きれんげである。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、スープ又は汁だけを飲みたい時には
図4の様にれんげの開口穴(a)が塞がる様にプレート(e)を調節し、具材のみを食べたい時は
図5の様にプレート(e)をれんげの開口穴(a)が開く様に調節する事で、れんげ内の開口穴(a)からスープ又は汁が流出して具材だけを食べる事が出来る効果がある。
これらの動作は取っ手部(g)に配置のスライドグリップ(c)で随時操作可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】 本発明に係るれんげの側面図の一例である。
【
図3】 れんげ開口部の開口閉口を行うプレート正面図の一例である。
【
図6】 れんげ閉口時の断面図の一例である。(A―A’)
【
図7】 スライドグリップ断面図の一例である。(B-B’)
【
図8】 れんげ取っ手部断面図の一例である。(C-C’)
【符号の説明】
【0009】
a れんげの開口穴
b プレートの開孔穴
c スライドグリップ
d れんげ取っ手部(g)のプレート押さえ
e プレート
f れんげ本体
g れんげの取っ手部
h スライドグリップ(c)の突起(i)とプレート(e)を固定する穴
i スライドグリップ(c)とプレート(e)の連結用突起
j スライドグリップ(c)のスライド溝
k スライドグリップ(c)とプレート(e)を連結する突起(i)のれんげ取っ手部 (g)の通路穴
l プレートのガイド用溝
m れんげ底部のプレート押さえ
n プレート(e)の脱着方向(矢印)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明実施の形態を図面を参照して説明する。
れんげの平らな底部の外側にもう一枚のプレートを重ねて
図4の様に二層構造とし、前記れんげの底部に
図2の様に複数個の開口穴(a)を設け、その開口穴(a)と同一配置の開口穴(b)を配置した
図3のプレート(e)をれんげの底部に重ねる。開口穴は丸で無くても良く、又開口穴(a)と開口穴(b)は大きさ、形も同じでなくともよい。
穴付きプレート(e)は、れんげ取っ手部(g)に配置のスライドグリップ(c)と連結用突起(i)で連結しており、スライドグリップ(c)でずらす事が出来る。(
図7)
【0011】
プレート(e)はずらした際にれんげ本体からずれたり、軌道からはずれない様にプレート押さえ(d)(m)が付けてある。
又穴付きプレート(e)はスライド溝(j)によりスライドグリップ(c)のスライドが一定範囲に限定される為れんげ底部の開孔穴(a)を正確に開閉出来る。 (
図4.
図5参照)
【0012】
穴付きプレート(e)はスライドグリップ(c)を指で挟むようにつかむ事で、れんげ本体の矢印(n)方向から脱着出来るので常に清潔に使用できる。(
図4)
本発明は、以上のような構成からなっている。