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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023008728
(43)【公開日】2023-01-19
(54)【発明の名称】マスクホルダー
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20230112BHJP
   A62B 25/00 20060101ALI20230112BHJP
   A47G 29/00 20060101ALI20230112BHJP
【FI】
A41D13/11 Z
A62B25/00
A47G29/00 A
A47G29/00 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021132082
(22)【出願日】2021-07-06
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ウェブサイトの掲載日 令和2年7月11日 ウェブサイトのアドレス https://www.youtube.com/watch?v=HOymiFhEt5k&t=6s
(71)【出願人】
【識別番号】521359634
【氏名又は名称】加藤 修
(72)【発明者】
【氏名】加藤 修
【テーマコード(参考)】
2E185
3K100
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185CC77
3K100AA13
3K100AC01
3K100AD01
3K100AG01
3K100AG03
3K100AG08
3K100AH30
3K100AJ04
(57)【要約】
【課題】使用中のマスクは汚染を前提としている為一時的に外す場合などに置き場所に困っていた。また使用時間が少ないなどで、使った後再使用をする場合煮沸などをしていたが劣化が激しかった。
【解決手段】始めの課題については、抗菌効果の有る銅板等に挟んで携帯などすることで置き場所に気を遣わずに済む。二番目の課題についてはどこの家庭にも有る鍋のフタの上に定置して鍋の中の湯を沸かして熱源とすることに依り、湯に浸さずに任意の時間加熱除菌することが可能となった。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
四角形又は5角形以上に形成した2枚の金属板か又は金網の、周囲のいずれかの一辺に折り曲げ可能な素材でなるヒンジの両端を固着して、その2枚の金属板又は金網を自在に開閉可能に構成したマスクホルダー。
【請求項2】
金属板に樹脂板で成る保護版を固着した請求項1のマスクホルダー
【請求項3】
金属板に銅板か真鍮板かのいずれかを、又は金網に銅か真鍮製を使用した請求項1又は2のいずれかのマスクホルダー。
【請求項4】
周囲をカバー生地で覆いその一部の任意の部位を保護版又は金属板に固着した請求項1,2又は3のいずれかのマスクホルダー。
【請求項5】
金属板の向かい合う表面をコーティング処理するかまたは塗装処理した請求項1,2,3又は4のいずれかのマスクホルダー。
【請求項6】
向かい合う金属板の外周の任意の辺か又は任意の辺を覆うカバー生地の上に片方は帯状のマグネット、向かい合うもう片方の辺に帯状の金属片を固着した請求項1,2,3,4又は5のいずれかのマスクホルダー。
【請求項7】
片方の金属板のヒンジ付近の任意の位置に、金属板、保護板、カバー生地を貫通させた複数の穴を設け該穴に綴じ紐を通して結んだ請求項1,2,3,4,5又は6のいずれかのマスクホルダー。
【請求項8】
両方の金属板の外周の一辺の任意の位置に、保護板、カバー生地を貫通させた複数の穴を設け該穴に綴じ紐を通して連結した2枚の金属板の間に、外周の一辺に紐を通すための複数の穴を設けた、金属板か又は間に保護板をサンドイッチ状に固着した2枚一組の金属板を一組か又は2組以上の複数組綴じて自在に開閉可能に構成したマスクホルダー。
【請求項9】
カバー生地にジーンズ生地を使用した請求項1,2,3,4,5,6,7又は8のいずれかのマスクホルダー。
【請求項10】
鍋の底部にツマミを外した鍋のフタの上部を固着したマスクホルダー。
【請求項11】
底部にツマミを外した鍋のフタの上部を固着した鍋と対の鍋のフタと、該鍋の底部に上部を固着したツマミを外した鍋のフタと対の鍋とで構成された請求項10のマスクホルダー。
【請求項12】
1枚以上の四角以上に形成された金属板又は金網のいずれかで成る中敷きを備えた請求項10又は請求項11のいずれかのマスクホルダー。
【請求項13】
金属板又は金網で成る中敷きに、銅,真鍮のいずれかを使用した請求項12のマスクホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマスクを保存するのに好適なマスクホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来はマスクを使用しない時は、ポケットに入れたり、周囲の卓上に置いたり、引き出しに入れていた。
【0003】
また、家庭で除菌する場合は煮沸していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポケットに入れたり、周囲の卓上に置いたり、引き出しに入れて保存すれば万一マスクに雑菌が付着していれば周囲の家具や備品、及び衣類に感染させることが危惧される。
【0005】
また車などを運転中に一時的にマスクを外す場合などで、周囲にマスクを置き風で飛んで所在不明になったりして不便である。
【0006】
従来は一度使用したマスクを家庭で除菌する場合は煮沸が広く知られているが、使い捨てマスクは不織布で構成されていることが多く、湯の中で煮る行為は劣化が激しく実用的では無かった。
【0007】
さらに、布マスクでも煮沸は劣化を促進する。
【0008】
本発明は使用中に、例えば食事で一時的に外したり(以下使用中と呼ぶ)、又は使用済みのマスクを保存又は一時保持する場合に、簡単に風で飛んだり、万一付着している雑菌を拡散することを少しでも防ぐことを可能にするマスクホルダーを提供することを目的とする。
【0009】
また、劣化を促進する煮沸に依らずにマスクを加熱除菌することの出来るマスクホルダーを提供することも目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そして、本発明は上記目的を達成するために銅や真鍮や他の金属の板、又は金網で使用中又は使用済みのマスクを挟み密着させて保持するものである。
【0011】
そして、公知の鍋のフタの上にマスクホルダーを定置させるように構成した。
【0012】
また、中で湯を沸騰させた鍋の上方に密閉した高温の空間をつくり使用済みのマスクを定置させるように構成した。
【発明の効果】
【0013】
銅板を使用した本発明のマスクホルダーにあっては、抗菌作用が有るとされている銅の板又は金網に使用中または使用済みのマスクを挟み密着させて保持することにより、マスクの減菌効果が期待出来る。
【0014】
また、軽いマスクを銅板または他の金属板や金網に挟み込んで保持することによりむやみに風で飛んだり、所在不明になることを防ぐ効果が有る。
【0015】
さらに実施例によっては、煮沸消毒に依らずに家庭での加熱除菌が可能になるので、マスクの劣化を最少に押さえて再使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】 本発明の実施形態を示す一実施例の斜視図である。
図2図1におけるAーA線の断面図である。
図3図1の一部を省略した斜視図である。
図4図1の一部を省略した斜視図である。
図5図1の実施例のマスクホルダーにマスクを収納した斜視図。
図6図5のマスクホルダーを公知の鍋のフタに取り付けた斜視図で有る。沸騰中の湯を入れた公知の鍋を省略している。
図7】 斜視図。
図8図7におけるBーB線の部分断面図。
図9】 斜視図。
図10】 斜視図。
図11図10におけるCーC線の部分断面図。
図12】 部分断面図。
図13】 部分断面図。
図14】 斜視図。
図15】 斜視図。
図16図14におけるDーD線の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
図1図16は一実施例であるが図1、2,3、4にあって2組の銅板1と保護板2は固着され、それぞれの保護板の一辺に折り曲げ可能なヒンジ3の両端を固着し連結している。
【00】
尚、保護板は本実施例では樹脂板を用いていて、柔らかい銅板に固着することで変形を防ぐ。
【0018】
また、図1,2にあって、カバー生地4は開閉可能に構成された銅板1と保護板2とヒンジ3の全体を覆い、2枚の銅板のヒンジ3の周辺部以外の3辺の周辺の部位を固着している。
【0019】
帯状のマグネット5を、片方の銅板1の周囲の任意の1辺のカバー生地4が固着された部位に固着し、向かい合うもう片方の銅板1のカバー生地4が固着された部位に帯状の金属片6を固着している。
【0020】
なお、帯状の金属片6は本実施例では鉄片を使用している。
【0021】
図5はマスクホルダーにマスク7を収納している状態を表している。
【0022】
図6の実施例は公知の鍋のフタ8のツマミ9を一度緩め、マスク7を収納したマスクホルダーをツマミ9と公知の鍋のフタ8の間に挟み、ツマミ9を再度締めて図5のマスクホルダーを公知の鍋のフタ8の上に定置した状態を示していてこのまま湯を沸騰中の公知の鍋18にフタをして沸騰を維持すれば公知の鍋のフタ8の熱がマスクホルダーの銅板1を介してマスク7に伝わり、マスク7を任意の時間湯浸しにせずに加熱除菌することが可能になる。
【0023】
尚、沸騰した湯は100℃を超えることは無く、弱火で沸騰を継続することにより安全に任意の時間マスクを70℃前後以上に保つことが可能である。
【0024】
図7図8は別の実施例で、マスクホルダーの片方の銅板1のヒンジ3の周辺部に保護板2とカバー生地4とヒンジ3を貫通した2箇所の穴10を設け、綴じ紐11を通して結んでいる。
【0025】
図9図7図8のマスクホルダーの綴じ紐10を一度ほぐしてツマミ9に引っかけてマスク7を公知の鍋のフタ8に定置したものである。
【0026】
図9のマスクホルダーは図6のマスクホルダーと同じく公知の鍋のフタ8に定置されるので加熱除菌が可能になる。
【0027】
図10図11は別の実施例で、マスクホルダーの両方の銅板1のヒンジ3の周辺部に保護板2とカバー生地4とヒンジ3を貫通したそれぞれで2箇所の穴11を設け、綴じ紐10を通して結んでいる。
【0028】
図12は別の実施例で、ヒンジ3の代わりに綴じ紐10で2組の銅板1を連結して自在に開閉可能にしている。
【0029】
尚、図12の実施例ではカバー生地4は連結部で分断され、それぞれの銅板の周辺に固着されている。
【0030】
図13の実施例では既述した2組の銅板(金属板)の間に複数枚(複数組)の銅板(金属板)を挿入することで2枚以上の複数枚のマスク7を同時に収納することを可能にする。
【0031】
図14の実施例は、鍋12の底部にツマミを外した鍋のフタ88の上部を固着して、鍋12の内部に1枚以上の中敷き15と使用済みのマスク7とを交互に置いてマスク7を保管する。
【0032】
前記の中敷き15に銅板又は真鍮板のいずれかをを使用することにより、常温での抗菌効果が期待出来るが鍋12の鍋底にツマミを外した上部を固着した鍋のフタ88を沸騰中の公知の鍋18の上に置くことにより鍋12の中に置かれたマスク7を加熱除菌する事が可能になる。
【0033】
さらに前期の実施例は、鍋12の内部を100℃を超えることの無いかつ水気の無い安定した高温状態に維持可能で、このような加熱器具は従来無かったので、調理器具としても低温調理の新しい調理法を開発せる可能性をも内包する。
【符号の説明】
【0034】
1 金属板
2 保護板
3 ヒンジ
4 カバー生地
5 帯状のマグネット
6 帯状の金属片
7 マスク
8 公知の鍋のフタ
9 ツマミ
10 綴じ紐
11 穴
12 鍋
13 スペーサー
14 リベット
15 中敷き
16 固着部位
17 湯面
18 公知の鍋
88 ツマミを外した鍋のフタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16