(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023087614
(43)【公開日】2023-06-23
(54)【発明の名称】AIテレビ
(51)【国際特許分類】
H04N 21/466 20110101AFI20230616BHJP
H04N 21/472 20110101ALI20230616BHJP
【FI】
H04N21/466
H04N21/472
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021215512
(22)【出願日】2021-12-13
(71)【出願人】
【識別番号】520237074
【氏名又は名称】水谷 誠
(72)【発明者】
【氏名】水谷 誠
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA17
5C164UB41S
5C164UC01P
5C164UD41P
5C164YA11
(57)【要約】
【課題】 テレビ(TV)にAIを付加することでPCをより身近にし、通信費無料(放送局の動向によっては変わる場合がある。)にする。
【解決手段】TVにAIを付加する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビ(TV)にAIを付加したもの。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は家庭用テレビに人工知能(AI)を合体させたもである。以降、この発明品を「AIテレビ」と称することにする。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭用テレビ(TV)とパーソナル・コンピュータ(PC)は別々のものであった。コンピュータの技術は進歩しAIに発展した。PCは身近なものになりつつある。通信費を抑えればさらに身近になる要因のひとつになる。
【先行技術文献】
【0003】
無し。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PCには、次のような欠点があった。
(イ)データを入力するさいキーボードやマウス、タッチパネルが必要。
(ロ)PCに関する専門知識や複雑な操作が必要。
(ハ)インターネットに接続するためには通信費を払わなければいけない。
本発明は、以上の欠点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明では、TVを利用し、マイクとカメラ、PCを合体させる。
AIテレビに話しかけるとAIテレビ内臓のマイク、カメラを通してAIがその情報を処理して、時刻、季節、GPSを使った地理的位置等に応じたデータをTV画面、スピーカーを使って表示、音声で知らせる。そのさい、周囲の音と区別するために初期設定でAIテレビに名前をつけておく。その名前で“話しかけられている。”とAIテレビが判断する。
具体的には、AIテレビに“エーアイタロウ”と初期設定で名前を付けておくとする。AIテレビに「エーアイタロウ、今日の天気は。」と話しかけると画面に気象情報をスピーカーは「今日の天気は晴れのち曇り、降水確率は10%、最高気温16℃のみこみです。」と知らせる。「エーアイタロウ、電車、今日の終電は?」とたずねると画面に電車の時刻表等の情報、「ツルクイ駅、上り名古屋方面23時59分、下り岡崎方面0時21分です。」とスピーカーで知らせる。セキュリティを強化するためにAIテレビに暗証番号と顔認証を設定する。
個人情報にかかわる案件や未成年者に有害な案件に関してはテレビ付属のリモコンで暗証番号を入力しないと情報を表示できないようにする。
クレジットカード、利用者の身分証明書等の登録のさいはセキュリティ強化のために暗証番号、顔認証を求める。また、クレジットカードの作成作業も銀行の通帳、身分証明書等をカメラとインターネットで認識し処理して行いクレジットカードの申し込みを簡素化する。そのさいのセキュリティ強化も同様にする。
アプリの購入は無料の場合は暗証番号、有料の場合はさらに顔認証を求めるようにする。
例えば、「エーアイタロウ、年賀状アプリ。」とたずねると画面にアプリ一覧が表示され、スピーカーで「年賀状作成アプリはご覧のとおりです。人気アプリは○○です。」と答える。リモコンでアプリを選び決定ボタンを押す。スピーカーで「暗証番号を入力してください。」、リモコン入力作業が終了するとセキュリティ、クレジットカードの確認作業をAIが開始し確認及び同意が終了すればダウンロード、インストールが始まる。この作業はすべてリモコンとカメラを使って行う。キーボード、マウスは使わない。
テレビ番組が観たいときは「エーアイタロウ、テレビ。」、「はい、テレビですね。」できりかわり、あとは現行のテレビとして使用できるようにする。現行のPCとして使いたいときは「エーアイタロウ、デスクトップ。」、「はい、ピーシーですね。」で、きりかえる。
インターネットへの接続、回線はテレビ放送のアンテナ線からデータ放送の回線を利用する。これが、TVとPCを合体させる理由である。これにより、利用者はインターネットの回線利用料を支払わなくて済む。そのかわり、放送局の方針しだいでは動向が変化する。今までのPCの感覚で使用できるようにキーボード、マウス、複合機等の周辺機器も認識、使用できるようにする。従来のアプリがキーボード、マウス等を必要とするからである。
現行のPCのシャットダウンにあたる作業は「エーアイタロウ、お休み。」で行う。「お疲れ様でした。」で使用が終了する。現行のPCの起動にあたる作業はリモコンの電源ボタンを使用する。季節、時刻、気象、GPS等のデータをAIが判断し、たとえば元旦ならば「おはようございます。あけましておめでとうございます。あいにく雨ですね。」といい起動する。TVを視聴の場合はリモコンの電源ボタンで電源を落とす。
【発明の効果】
【0006】
(イ)ボイスとリモコンでAIテレビを使いキーボード、マウスを必要としない。
(ロ)デジタル放送のデータ放送の電波を使用するので通信費は無料(今後、放送局の方針しだいでは変わることが考えられる。)。
(ハ)アンテナ線を接続して面倒であるがAIテレビの設定をしたあと、リモコンに電池をセットして使うだけである。